日本マイクロソフトは24日、10.8インチタブレット「Surface 3(Wi-Fiモデル)」、「タイプカバー」、「Surfaceペン」をセットにした文教市場向けバンドルモデルを発表した。7月3日から発売する。Surface 3本体のスペックによって3種類を用意し、税別価格は71,514円から。文教市場向けSurface 3バンドルモデルは、Wi-FiモデルのSurface 3、ブラックのタイプカバー、シルバーのSurfaceペンがセットになっており、Surface 3本体のスペックに合わせて3モデルを展開する。それぞれ単体での価格と比較し、最大15%ほど安価に購入可能。Surface 3(LTEモデル)には適用されない。今回のバンドルモデル限定として、メモリ2GB、ストレージ32GBのSurface 3本体を用意した。この限定Surface 3を除いて、Surface 3本体の仕様は単体製品と同等。バンドルモデルを購入できるのは教育機関のみで、教職員、学生、生徒による個人での購入は不可。また、Microsoft Officeは付属されていないため、別途購入が必要。
2015年06月25日●通信関連の相談まで可能今日、6月19日はマイクロソフトのタブレットPCである「Surface 3」の発売日だ。このSurface 3はLTE機能を標準搭載したモデルで、世界に先駆けての日本国内での発売となる。このSurface 3の発売と時を同じくして、有楽町のビックカメラのWindowsスペースが刷新され、そのお披露目発表会が行われた。Surface 3の発売日だからと言って、Surface 3のスペースだけが刷新されたわけではないのだ。有楽町ビックカメラの5階、Windowsスペースはメーカーにかかわらず、同じスクウェアでシンプルなデザインの展示スペースとなっている。また、パソコン本体だけでなく、アクセサリ類も本体の近くに展示されているので、探しやすくなっている。また、Surface 3のようなLTEに対応したモデルでは、その通信関連の契約や相談なども、同スペースで行うことができる。ちなみにSurfaceのスペースには今回、発売になるSurface 3だけでなく12インチディスプレイのSurface 3 Proもおかれていた。この5階はWindowsパソコンの展示スペースとしては国内最大級ということで、マイクロソフト以外に、NEC、富士通、東芝などの国産パソコンも展示されているのだが、一部スペースを除けば、Windowsロゴも統一され、統一された同じデザインに仕上がっていた。ソリッドでクリーンな印象であり、客も立ち寄りやすそうなスペースだ。ちなみに、ビックカメラ有楽町店ではしばしばSurfaceのイベントが行われるのだが、その理由はなぜだろうか? と個人的に疑問に思っていたので、ビックカメラの広報担当者に聞いてみたところ、この場所が有楽町ということもあり、仕事向けのパソコンを買う人がかなり立ち寄るのだという。仕事帰りに来店するだけではない。ランチなどの際に立ち寄るのか、昼時の来店人数もかなり多いのだという。仕事向けということもあり、売れ筋も機能性が高い高機能パソコンとなる。このマイクロソフトのSurfaceシリーズもそういう意味で、客層とマッチしている可能性が高いのだという。●Surface 3をアピール○タブレットの軽さ、LTE通信の気軽さこの日は、このスペースのお披露目日ということで、スピーチも行われた。マイクロソフトの樋口泰行社長は「ビックカメラ有楽町のこの場所は日本で一番のショーケース。Surface 3が本日発売なのだが、完成度が非常に高く、Windows 10も視野に入れてアピールしていきたい。このSurfaceはタブレットではあるが、PCとしてのワークスタイルも持つ。タブレットの軽さでPCの機能を持っており、パソコンとタブレット、2つの仕事を1台でこなせる。しかもLTEを搭載しており、完成度も高い。予約もびっくりするほどで期待している。今日、発売日なので広告にもより力を入れていく」とのこと。さらにSurface 3のLTE通信部分を担当するY!Mobileのエリック・ガン氏(ソフトバンクモバイル専務)は、「Surface 3に提供しているLTEは通信料金がリーズナブルにやらせてもらっている。Surface 3はハードがよく、LTE対応でさらに魅力的になっている。今年の夏から全力投球していきたい。」とのこと。さらにビックカメラの有楽町店店長の佐藤壮史氏は、「このWindowsスペースは国内最大級に広い。ロゴを統一したことで統一感を演出している。また、本体だけでなくアクセサリも帰るなど、利便性も配慮している。Surface 3は非常に軽いので、女性に好評になるのではないかと思っている。親切に対応させていただきますのでよろしく」とのこと。さらにビックカメラソフトボール女子高崎のメンバーも4人駆けつけ、ピッチャーの上野由岐子さんは「Surface 3は軽くてバッテリ長持ちなのがいい。LTE通信も搭載しているので、遠征の多い私たちに便利そうだ」とのこと。質疑応答では、「今までの展示スペースとどう違う? Windows 10発売が近いが、これに向けてどう考えている?」というような質問が出た。これについてビックカメラは、Windowsパソコンの展開はメーカーによって異なっているが、それぞれの良さが体感できるような展示ができるように心がけているという。顧客との距離感を縮め、気軽に立ち寄ることができ、知りたい情報を知ることができるスペースを目指し、Windows 10のリリース後は、実際に顧客にWindows 10を使ってもらい、その良さが伝わるようにしたいとしている。Surface 3について、実際、手にとって確認したり、質問したい方は、一度、ビックカメラ有楽町店に立ち寄ってみてはいかがだろうか?
2015年06月19日2015年6月19日、日本マイクロソフトは、10.8型Windows 8.1タブレット「Surface 3」を発売した。日本マイクロソフト 代表執行役社長 樋口泰行氏は「売って売って売りまくる」とSurface 3のスタートダッシュに対する意気込みを語っている。○タブレットとPCの長所を併せ持つSurface 3「出しちゃいました」Surface 3は米国で2015年3月31日(現地時間)に発表し、同年5月5日に販売を開始したタブレット、もしくは2-in-1 PCである。追いかけるように日本国内でも、同年5月12日に発表、6月19日に発売することを明らかにしたのは記憶に新しい。そして発売日の当日、ビックカメラ有楽町店、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaにおいて、発売記念セレモニーを開催した。会場となったビックカメラ有楽町店では、ビックカメラ 代表取締役社長の宮嶋宏幸氏が「発表後に多くの予約を頂いて、本日の発売日を楽しみにしていた。有楽町店では、Windowsの世界をお客様に知ってもらうため、本日からフロアを刷新した」と挨拶し、Surface 3と同店舗に設置した"日本最大級のWindowsエリア"をアピールした。宮嶋氏は夏商戦に向けた起爆剤として、Surface 3に期待を寄せているという。日本マイクロソフトの樋口氏は、Windowsエリアを指して「東京で一番のショーケースといっても過言ではない」と評価しつつ、Surface 3や2015年7月29日にリリースするWindows 10の情報発信基地として「(Surface 3を)売って売って売りまくりたい」と挨拶した。また、「タブレットと同じ軽さと薄さ、PCの機能を兼ね備えたものが出ればいいな」というニーズが多かったことを述べながら、「出しちゃいました」と軽快にSurface 3の長所をアピールしていた。ビックカメラ有楽町店 店長の佐藤壮史氏も「WindowsエリアはSurfaceを中心に全15社、150アイテム(オーダーメードPCを含めると380アイテム)の展示販売で構成している。訪れたお客様に対して詳しい説明を行いつつ、催事スペースを活用して各メーカーのイベントを始めとする情報発信を行っていく予定」と、同エリアを紹介。さらにSurface 3が若者に焦点を当てたデバイスであることから、「女性ユーザーのニーズが高まるのでは」と期待を語った。興味深いのが、Windows 10発売後の展開である。日本マイクロソフト 執行役 コンシューマー&パートナーグループ ゼネラルマネージャーの高橋美波氏は、「他の店舗でも同様の"Windowsエリア"を展開したいと考えている。9月~10月ごろから、各PCメーカーからWindows 10搭載デバイスが登場する予定」と述べていた。このことから察するに、Windows 10は6月中にもRTM(製造工程版)に達し、7月中には各PCメーカーへのOEM版提供を開始する予定になりそうだ。○ヨドバシAkibaでは…場所は変わって秋葉原。ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでも発売セレモニーを開催した。ここでも登壇した樋口氏は、「張り切って(Surface 3ロゴの)Tシャツに着替えたが若干肌寒い」と。降りしきる雨の中でSurface 3をアピール。発言の多くはビックカメラ有楽町での内容と重複するため割愛するが、「Surface 3の背面にはMicrosoftのマークをプリントしている。既に見飽きた感はあるものの、我々はこのマークとともにマーケティングを展開していく」と述べていた。続いてスピーチしたのは、ソフトバンクモバイルのエリック・ガン氏。ソフトバンクモバイルと日本マイクロソフトはパートナーシップを結んでおり、Y!mobileのLTE回線およびSIMカードは、Surface 3との動作確認が行われている(Surface 3はSIMフリー端末なので、対応バンドが会えば他社製のSIMも使用可能。ただし動作検証は行われておらず、自己責任となる)。ガン氏は当日の天候を指して「雨は幸運を示す」と風水の意味を引用しつつ、Surface 3や自社のLTEサポートをアピール。ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店長の御代川忍氏は「注文の数に驚かされている。Surface 3に触れて軽さや通信速度を実感して欲しい」と述べた。実際に店内へ入ると、正面入り口付近にSurfaceのロゴや映像CMを流した展示が目に入る。店舗に訪れた一般のお客も、興味深そうにSurface 3を触っていた。既報のとおり樋口氏は、2015年7月1日付けで日本マイクロソフト 代表執行役 会長に就任するため、コンシューマー向けイベントは本日が最後の登壇となる。2008年4月1日付けだった日本マイクロソフト 代表執行役社長への就任から数えて7年と3カ月を振り返り、「クラウドを前提にした製品開発が一般的になり、PCを取り巻く環境が大きく変化したのが印象深い」と述べていた。会長就任後は「社内の人材育成・活用といった非ビジネス系はもちろん、重要なプロジェクトやパートナーとの提携や関係性を補完したい。(2015年7月1日から代表取締役社長に就任する)平野(拓也氏)のスタートアップをサポートする」という。あと半月足らずで日本マイクロソフトは社長交代を迎え、その約1カ月後にはWindows 10がリリースされる。Surface 3の発売と相まって日本マイクロソフトは、今後も多くの注目を集めるだろう。阿久津良和(Cactus)
2015年06月19日いよいよ6月19日に発売されるマイクロソフトのWindowsタブレット「Surface 3」。同端末のLTE対応モデルを販売するワイモバイルでは、回線契約とセットで予約するとプレゼントがもらえる先行予約特典や月額基本使用料が最大3カ月無料になる購入特典などのキャンペーンを実施中だ。そこで本稿では、「Surface 3がいくらで購入できるのか?」「月々の料金はどのくらいか?」といった気になるポイントをおさらいしたい。○4G LTEに対応したWindows 8.1搭載タブレット「Surface 3」Surface 3は、10.8型ディスプレイとWindows 8.1を搭載したタブレット。ワイモバイル提供するのは4G LTEに対応したモデルで、外出先でもいつでも高速なインターネットを利用できる。タブレットとして使えるのはもちろん、別売りのキーボード付きカバー「Type Cover」を用意することでノートPCのように使うことも可能。またOffice Home & Business Premium プラス Office 365サービス(1年間)を標準搭載するほか、7月29日リリース予定のWindows 10への無償アップグレードにも対応する。ワイモバイルショップおよびワイモバイル取扱店、ワイモバイルオンラインストア、家電量販店にて予約・購入が可能だ。○Surface 3の本体価格や月額料金をチェック!ワイモバイルが提供するSurface 3はSIMロックフリーモデルとなるため、回線契約は必須ではないが、ワイモバイルでは回線契約とセットで本体を購入可能。ワイモバイルで購入することで、端末代金を分割で支払ったり、先行予約特典をもらえるといったメリットがある。同端末の本体価格は、64GBモデルが81,800円(以下、金額は税別)、128GBモデルが91,800円。上位モデルの「Surface Pro 3」や一般的なノートPCなどと比べると割安だが、一括払いで購入するには少し躊躇する金額。だが、ワイモバイルであれば、回線契約とセットで購入することで、一括払いのほか、24回の分割払いを選択することが可能だ。24回払いを選択した場合、端末代金の分割支払金は64GBモデルが月々3,409円、128GBモデルが月々3,825円となり、この分割支払金に毎月の基本使用料を加えるだけで、ワイモバイルの通信サービスとともに利用することができる。また、ワイモバイルの料金プランとしては、スマートフォン向けの「スマホプランL」(月間データ通信量7GB)を選択でき、月額基本使用料はタブレット割引適用で月額3,696円(4年目以降は月額4,196円)となっている。なお、同端末の購入特典として、スマホプランLを選択した場合、月額基本使用料が最大3カ月無料となるキャンペーンも7月末まで実施される。さらに、同端末をより安価に利用したい人向けに、月間1GBのデータ通信量を月額980円(3年間)から利用できる「スタートキャンペーン」も実施している。このほか、スマートフォンを主回線、Surface 3を副回線として契約した場合、スマートフォンと月間のデータ通信量をシェアする「シェアプラン」での利用も可能だ。○ワイモバイルの先行予約特典は?Surface 3をワイモバイルの回線契約とセットで予約すると、先行予約特典として、スタイラスの「Surfaceペン」(5,980円相当)がプレゼントされる。Surfaceペンは、Surfaceシリーズ独自のスタイラスで、書き心地が滑らかであることが特長。なお、先行予約特典は数量がなくなり次第終了となる。Surfaceペンは本来、別売りとなっているため、Surface 3の購入を検討している方は、この機会にお得に特典をゲットしておくとよいだろう。
2015年06月16日日本マイクロソフトは12日、Surface Pro 3タイプカバー(シアン)、およびSurface 3タイプカバー(シアン)について、生産の遅れにより出荷を一時停止することを発表した。Surface 3タイプカバーはSurface 3専用、Saurface Pro 3タイプカバーはSurface Pro3専用の着脱式キーボード。ともに出荷の再開は未定となっており、決まり次第改めて告知される。Surface Pro 3タイプカバーは部材調達の遅れを理由に、4月6日から全色の出荷を停止し、その後、5月1日より黒のみ、5月29日より全色の出荷を再開していた。Surface 3タイプカバーは未発売の製品。6月19日に予定していた発売日を延期する。
2015年06月12日日本マイクロソフトは12日、今月19日発売予定のSurface 3タイプカバーのシアンについて、発売日が遅れるとアナウンスした。あわせて、Surface Pro 3タイプカバーのシアンも製品出荷を停止する。生産の遅れが原因。タイプカバーのシアンは、入荷、発売時期ともに未定。再出荷が決まり次第、改めて告知するという。
2015年06月12日6月5日、日本マイクロソフトの10.8型Windows 8.1タブレット「Surface 3」の店頭展示が始まった。大手量販店を中心に(全国75店舗からスタート)、Surface 3本体や周辺機器を実際に触って試せる。Surface 3の発売日は6月19日。展示されるのは基本的に、個人向けとなるLTEモデル。参考価格は、メモリ2GB/ストレージ64GBのモデルが税別81,800円、メモリ4GB/ストレージ128GBのモデルが税別91,800円となる。Surface 3の概要、発表会レポート、体験会レポート、LTE料金プランや周辺機器のまとめについては、別記事を参照いただきたい。
2015年06月05日●SIMフリー? 海外で使える? 発表後に多かった問い合わせ2015年6月19日の販売開始を控えるSurface 3だが、日本マイクロソフトは6月1日に報道関係者向けとして「Surface 3体験会」を開催した。Surface 3を購入するかどうか迷っている方の参考になれば幸いだ。なお、マイナビニュースではSurface 3のレビュー別途お届けする予定なので、こちらもご期待いただきたい。○実は自由度が高い個人向けSurface 3最初に登壇した日本マイクロソフト Surface&PCハードウェア戦略本部長の三野達也氏は、「発表後、弊社には多くの質問が寄せられたため、改めて(体験会を)設けた」とメディア向け体験会の趣旨を説明した。会場ではSurface 3のキーポイントを改めて説明したが、本体情報に関して重複するため、気になる方は以前寄稿した記事をご覧いただきたい。まず注目したいのは、Surface 3に関して寄せられた質問の数々だ。Surfaceデバイスのテクニカルセールスを担当する松平氏は、多くの一般消費者から寄せられたSIMロックに関する質問に対して、「日本国内で販売するSurface 3はSIMロックフリー」と回答している。Surface 3自体にSIMロックはかけていないと説明するが、今後展開する海外モデルは、市場背景や提携するキャリアに応じて、SIMロックを有効にする可能性を匂わせていた。Wi-Fi(無線LAN)に関しても改めて説明。松平氏によれば、個人/法人向けモデルのネットワーク関連機能に差は存在せず、SIMカードを挿せばLTEや3Gの使用、そのままでもテザリングや無線LANアクセスポイントへの接続は可能である。ここで下図をご覧いただきたい。こちらはSurface 3がサポートするLTE/3Gバンドの一覧だ。例えばLTEバンド1はNTTドコモやKDDI、ソフトバンクモバイルが対応し、バンド3ならNTTドコモの東名阪バンド、ソフトバンクモバイルとなる。バンド8はソフトバンクモバイルが対応する。興味深いのは、2.6GHzのバンド7や800MHzのバンド20をハードウェアレベルでサポートしている点だ。例えば前者は北欧や香港、中南米で使われる通称「拡張IMTバンド」、後者は欧州で主に使われる周波数である。松平氏によれば「海外で使えるか」がもっとも多かった質問だという。つまり国内でSurface 3を購入し、「前述した海外各国に関しては使用可能」である。契約キャリアのローミング機能や、現地SIMカードへ切り替えることで、LTE 1/3/7/8/20を使用する通信キャリアがある国では使用可能、と理解するのが正しいようだ。個人ユーザーが気になるのは「ワイモバイル(ソフトバンクモバイル)以外の回線は使用可能か」という点だろう。Surface 3は前述したネットワーク機能に関して技適マークを取得予定のため、別キャリアのSIMカードを利用しても罪に問われることはない。その点に関して松平氏は「(別キャリアのSIMカードは)テストしていない」とこれまでの公式発表と同じ回答を繰り返している。ただし「法的にも技術的にも(別キャリアの使用を)妨げるものはないので、個人責任で使用する分には問題がない」とも述べた。では、なぜ「ワイモバイル(ソフトバンクモバイル)のネットワークに最適化」という表現を用いたのだろうか。その理由として、Surface 3のテスト機が完成した頃からソフトバンクモバイルの研究所でネットワークテストを行い、多くのフィードバックを日本マイクロソフトがSurface 3に取り込んできたからだという。Surface 3のプリインストールOSと一般的なWindows 8.1との相違点についてはオープンにしていないと回答を避けたが、関係者によればワイモバイルのAPN(Access Point Name)データを内包し、簡易的なTCP/IP周りのチューニングを行っているようだ。●Cherry TrailことIntel Atom x7-Z8700を初搭載したSurface 3○Surface 3は"本当に使える"タブレットSurface 3はタブレット向けプロセッサであるIntel Atom x7-Z8700(1.60GHz、開発コードネーム:Cherry Trail)を搭載しているが、Surface 3が初搭載デバイスとなる。その関係から、インテル チャネル企画戦略室 室長の小澤剛氏も本体験会でプレゼンテーションを行った。インテルは以前からマイクロアーキテクチャの開発において微細化と機能向上を交互に繰り返す「チック・タック(Tick-Tock)モデル」を採用しているが、Atomに関しては製造プロセステクノロジーの微細化と機能向上を毎年同時に刷新している。その結果、製造プロセスを収縮させることで、空いたスペースにGPUのトランジスタを搭載するなど"アグレッシブな進化"を遂げてきた。小澤氏はAtom x7を搭載したSurface 3を指して、「本当に使えるWindowsタブレットが完成した」と自身の感想を述べている。続けて小澤氏は、Atomシリーズは「ネットブックなどに搭載するプロセッサという印象が強かったが、Bay Trail(開発コード名)の登場で悪いイメージは払拭(ふっしょく)できた」と過去を振り返りつつ、Atom x7の特徴として"GPU性能の向上"をアピールした。Cherry Trailは、Broadwell(第5世代Intel Coreプロセッサ)と同等の、第8世代と呼ばれるGPU「Intel HD Graphics」(Gen8)を実装している。DirectX 11.2やOpenCL 2.0へも対応し、小澤氏の言葉を借りれば「デスクトップPCと同等。PCゲームも十分楽しめる」プロセッサだ。ここで実機を用いたベンチマークを披露しよう。時間の都合で比較マシンを用意できなかった点はご容赦いただきたい。ひよひよ氏のCrystalDiskMark 4.0.3によれば、Surface 3のストレージがeMMCであることも作用してか、正直あまりよいストレージ性能とはいえない。とはいえ、約1時間という制限のなかで触れた限りは、数値で示したような遅さは体感していない。けっこうサクサクと動く。もう1つは、FuturemarkのPCMark 8(2.4.304)を用いて、タブレットやノート/デスクトップPC向けのHome Accelerated 3.0テストを実行。こちらのスコアは「1652」ポイントと想像以上の結果だ。小澤氏が説明したようにAtom x7のGPU性能向上が寄与した結果といえるだろう。ちなみにPCMark 8実行中でもSurface 3本体が過度に熱くなるような場面もなく、背面上部が"ほんのり"暖かくなる程度だった。前述のようにわずか1時間という短い間だが、筆者が気になったのは「Surface 3 Type Cover」の打鍵感である。筆者は初代Type Cover、Type Cover 2と個人的に購入してきたが(Surface Pro 3は未購入のため、同Type Coverは試用レベル)、それまでと比べて打鍵感が向上したように感じた。担当者は「タイプ時に発生した"しなり"を極力減らした」と説明し、全体的に強度が増したようである。また、冒頭で紹介した「Surface特別ブース」ではタッチ&トライだけではなく、法人向けリセラーに見積もり依頼を出すWindowsストアアプリもインストール済みだった。名刺をSurface 3などで撮影すると、連絡先を読み取るなどOffice Lensに似た機能を備え、本体やType Coverの配色、オプションも合わせて選択注文できるのは面白い。さて、日本マイクロソフトの説明によれば、6月第1週末から大型の量販店でSurface 3の実機展示を開始し、多くの方々が実際に試用できるようになるそうだ。前述のとおり、コンシューマーはLTEモデルが前提となるが、本体のみ購入することもできるため、"外出先でのネット接続が必須"な方や、"お手軽な2in1 PCがほしい"という方は、その手でSurface 3に触れてみていただきたい。阿久津良和(Cactus)
2015年06月01日プリンストンは22日、URBAN ARMOR GEAR製のSurface 3用ケース「UAG-SURF3」シリーズを発売した。ブラックとレッドの2色を用意。価格はオープンで、店頭予想価格(税別)は8,315円前後。ハニカム構造で耐衝撃性能の高いSurface 3専用ケース。不意の落下により画面が傷付くのを防ぐ「スクリーンサラウンド」や、衝撃を吸収する「ショック吸収バンパー」などを備える。耐衝撃性能は、米軍の採用選定に用いられる「MIL-STD-810G Method 516.6 Procedure IV」をクリアしている。ケースにはSurfaceペンを装着できるペンクリップを装備。裏面には3段階で調整できるスタンドも搭載。純正のタイプカバーと組み合わせることで、フォリオタイプのケースとして使用できる。持ち運ぶ際にカバーの開閉を防止するキーボードストッパーも用意されている。材質はバンパー部 / 裏面がTPU、スタンド部がアルミ、ロゴ部分がニッケルプレート。本体サイズはW201×20×H277mm、重量は約273g。
2015年05月22日日本マイクロソフトは19日、Windows 8.1を搭載した10.8インチタブレット「Surface 3」のLTEモデルを発表した。発売日は6月19日。ワイモバイルショップ、ワイモバイルオンラインストアで取扱う。価格は64GBモデルが税別(以下同)81,800円、128GBモデルが91,800円。本稿では端末のポイントを写真でチェックしていく。Surface 3のディスプレイサイズは10.8インチで解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。ボディサイズは高さ約187×幅約267×厚さ約8.7mmで重量は約641g(Wi-Fiモデルは約622g)。搭載されているキックスタンドは3段階で調節可能。CPUはIntel Atom x7(クアッドコア、1.6GHz)。RAM/ROMは、2GB/64GBもしくは、4GB/128GB。背面には800万画素、前面には350万画素のカメラを内蔵する。OSはWindows8.1 Update 64bit。Office Home & Bussiness Premium プラス Office 365(Word、PowerPoint、Excel、OneNote、Outlook)が付属。ワイヤレス機能は無線LANがIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0に対応。モバイル通信の対応周波数はLTEがバンド1(2.1GHz)、バンド3(1.7GHz)、バンド8(900MHz)、3Gがバンド1(2.1GHz)、バンド8(900MHz)に対応する。そのほかアクセサリとして、ディスプレイカバーにもなるタイプカバー、ドッキングステーション、デジタルペンなどが用意されている。
2015年05月21日日本マイクロソフトは5月19日、Surfaceシリーズの新モデル「Surface 3」を6月19日より発売すると発表した。同モデルより初めて投入されるLTE版だが、個人向けではこのモデルのみでWi-Fi版が提供されない。販売店はワイモバイルと家電量販店のみとなる。おおまかなスペックなどは過去記事(「Windows PhoneからSurface 3まで - 日本にはない米国のMicrosoft Storeとは?」、「米MicrosoftがSurface 3を電撃発表 - 10.8インチ液晶で非Win RT、LTE対応も」)を参照いただきたい。今回の発表で特に驚きを与えたのが、個人向け販売がソフトバンクモバイル独占だったことだ。Wi-Fi版の用意がなく、LTE版オンリーで、基本的にはワイモバイル販売店での購入のみ。LTE版のみというと「回線契約が必須なのか?」と少々腰が引けてしまうが、その点は「一括支払いの場合には回線を契約する必要はない」と、エリック・ガン氏が説明する。ただ同時に「ワイモバイルで2年契約をしていただくと様々な特典がついてくる」とアピールも。なお、Surface 3はSIMフリーとして提供されるため、他キャリアSIMを挿すことでそのまま利用できる。ただ、対応周波数が900MHzと1.7GHz、2.1GHzに限られるため、注意が必要だ。個人向けこそワイモバイルの販売だが、法人向けでは日本マイクロソフトとソフトバンクモバイルが「戦略的パートナーシップ」(日本マイクロソフト 代表執行役 社長 樋口 泰行氏)をもって販売を行う。法人向けではWi-Fi版も提供される予定で、これまでSurfaceシリーズを取り扱ってきた全国の販売パートナーの700社以上から引き続き販売するとしている。ただ、日本マイクロソフトの関係者によると、法人向けのSurface 3の販売についても「LTEの割合がWi-Fiを超えるのではないか」という見通しがあるのだという。実際に、販売前から導入を決めた三井住友銀行もLTE版が600台、Wi-Fi版が400台という導入台数になっている。こうした背景には、日本のセルラー網品質の高さにある。ワイモバイルに限らずLTE網の整備が諸外国に比べ行き届いており、通信速度が出てエリアも広い。こうした状況からLTE対応スマートフォンの浸透率も高く、「ユーザーがセルラーのモバイル環境に馴れ親しんでいる」(関係者)ことから、世界ではじめてとなるLTE版Surface 3の販売が決まったのだという。また、タブレット端末では先行するAppleのiPadについても同様の傾向が見られる。iPad自体は、世界の販売台数が2013年度から2014年度に減少してしまったものの、法人需要の開拓にAppleがかじを切っているとされる。これは、IBMとの提携からもわかることで、コンシューマーに比べてワンテンポ遅れてモバイル活用が進んでいる法人市場の需要が次なる成長の鍵となるわけだ。となると、この市場で負けていられないのがマイクロソフト。ご存知の通り、サーバーOSからAzure、Office 365、Dynamics CRMなど、様々なエンタープライズ製品を取り揃える同社にとって、お膝元では負けていられない。総合的なSI力や販売パートナーは、一朝一夕では培えない様々なナレッジを蓄えているマイクロソフトが真価を発揮できる場所でもある。その一方で、マイクロソフトでもOfficeやExchangeなどのシステム更新時期からのクラウド移行といった提案力は持っているものの、モバイル活用を進めていくという文脈のもとでの導入実績は乏しい。そこで、モバイルシステムの本流である携帯キャリアと組むことで「モバイル側のシステム更新やワークスタイル改革を進める文脈の企業への提案力」(関係者)をSurfaceに加えたかったようだ。調査によっては、iPadのLTE版販売比率は75%に達するなど、もはやセルラー前提の顧客が増えていることから「今後、企業ではモバイルWi-Fiルーターを別に持つことなく全てが入ってるタブレットにシフトする」(関係者)としており、2 in 1 PCでもセルラーモデルが売れ筋になるのも時間の問題かもしれない。また、樋口氏が会見中に「コンシューマーフォーカス、ビジネスフォーカスという片方だけではダメ」と語ったように、ビジネスの時間とパーソナルの時間は切り分けが難しくなりつつある。「両方にアドレスできるマイクロソフト」(樋口氏)という強みが最大限活かせるLTE版Surface 3の成功次第では、タブレット端末市場の勢力図が大きく変わることだろう。
2015年05月21日日本マイクロソフトは19日、10.8型Windows 8.1タブレット「Surface 3」を国内発表した。これに合わせ、同社の「Surface」紹介ページでは、質問項目にチェックすることで、「Surface 3」と「Surface Pro 3」のどちらが自分に適するかゲージでわかる製品比較ページが公開されている。「Surface 3」と「Surface Pro 3」の比較ページでは、「画面サイズと重さ、どちらがより重要でしょうか?」「Surface でどのような種類のソフトウェアを使用する予定ですか?」「同時に実行する必要があるプログラムの数はどれぐらいですか」など6の質問を通じ、「Surface 3」と「Surface Pro 3」のどちらが利用用途に合うか、ゲージでわかるようになっている。ほか、従来から公開されている、スペックによるSurface比較ページでも、新たにSurface 3が加えられている。「Surface 3」は2015年3月に米国で発表された、Microsoftの最新タブレット。日本では6月19日に発売し、5月20日より予約の受付を開始する。価格は、メモリ2GB/ストレージ64GBのモデルが税別81,800円、メモリ4GB/ストレージ128GBのモデルが税別91,800円。
2015年05月20日●エコシステムの構築を進めるマイクロソフト日本マイクロソフトは19日、10.8インチWindowsタブレット「Surface 3」LTEモデルの発表会を開催した。個人向けモデルの取扱いはY!mobileなどが行う。発表会で同社は「Surface 3」について「世界で最も美しいタブレット」などとアピールしていた。○今のマイクロソフトが目指すこと発表会の口火を切ったのは、日本マイクロソフトの代表執行役社長である樋口泰行氏だ。今回の発表会のテーマである「Surface 3」を片手に登場し、同日の午前中に開催されていたソフトバンクの発表会に自分が登壇したことに触れ、「戦略的提携をした」と切り出した。そして、話題は現在のマイクロソフトに移った。樋口氏は、「AppleやGoogleは独自の生態系を持っており、ユーザーの選択ポイントが製品からエコシステムに変わってきている」と指摘。また、「これまでのマイクロソフトは、OfficeやWindows、Surfaceなど製品がバラバラに存在していた」と振り返った。そこで、今後はエコシステムを構築し進化させていくと宣言した。こうしたビジョンを同社では、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more」と呼ぶという。直訳すれば「より多くを成し遂げるためにすべての人と組織に力を貸す」というような意味だろうか。樋口氏は「グローバルに、個人ユーザーの方も、企業の方も、より充実した楽しい生活、ビジネスにおいてはより生産性が高い、ビジネスライフを実現する」と説明した。コンシューマーだけにフォーカスするわけでもなく、企業ユーザーだけにフォーカスするのでもなく、両方にフォーカスし、仕事を頑張りながら、個人生活も充実させていくことをサポートしていくという。●Surfaceらしさが詰まった「3」○世界で最も美しいタブレット続いて、「Surface 3」の機能説明のため、米MicrosoftのSurface担当ジェネラルマネージャーであるブライアン・ホール氏に話はスイッチした。ブライアン氏は「Surface 3」を片手に登場するや「我々はエキサイティングな新製品Surface 3をリリースする」と英語で挨拶すると、重量、ディスプレイ、ディスプレイ解像度、スピーカー、カメラ、LTE回線に対応すること、などについて説明。また、「Surface 3はファンタスティックで、多くの人がそのSurface 3の基本性能が気に入るだろう」とアピールした。さらに「エントリーモデルのストレージは64GBだが、外部ストレージが使えるので、あまり不自由なく使えるだろう。価格的な魅力もある。Surfaceの基本的なポイントである、キックスタンドも搭載し3段階に調節できる」(同氏)と魅力を解説した。同氏は、Surfaceおなじみのタイプカバーについても触れ「Surface 3向けには美しい5色のキーボードを用意する。キータッチもパッド操作感もよくなっているし、安定性も増している」として、例のZ字に折り曲げて安定性を増す機構を実際に見せてくれた。そして、「Surface 3」の機能を強化してくれるデバイスとして、デジタルペンも紹介。デジタルペンがあれば、紙にメモするようにSurfaceでメモができるとして、手書きのメモを実演した。今回のSurface 3向けには白、赤、黒、青の4色のペンが用意されるという。最後に、マイクロソフトロゴが銀色の4つのステンレススチールのパネルでキックスタンドにあることを見せると、「Surface 3」は細部にもこだわっていると話し、“世界で最も美しいタブレット”だとして、話を終えた。●一般向けモデルにはWi-Fiモデル無し○一般向けは4G LTEのみそして、再び樋口氏が登場し、販売されるモデルについて解説を始めた。「Surface 3」には一般向けモデルと法人向けモデルがあり、一般向けは4G LTE対応で税別(以下同)81,800円から、法人向けはWi-Fiで68,800円から、4G LTEで78,800円から。一般向けは4G LTEモデルのみになる。タイプカバーは5色で15,680円になっている。発売日は6月19日。ここでソフトバンクモバイルの専務取締役であるエリック・ガン氏が登場し、同社の、Surface 3に対する取り組みが紹介された。エリック氏は、「うちの役割としては、戦略的なパートナーシップとして、4GLTEモデルを日本でまず発売してから、世界に売っていきたい。販売チャネルは2つあり、法人向けはソフトバンク、個人向けはY!mobileとなる。法人向け商品はマイクロソフトのOfficeと我々の高速LTEネットワーク、サポート、保守、レンタルの組み合わせに、個人向け商品は、エディオン、ケーズデンキ、コジマ、ジョーシン、ソフマップ、ビックカメラ、ヤマダ電気、ヨドバシカメラなどの家電量販店、そして、ワイモバイルショップ、オンラインストアで販売する」と紹介した。○LTE対応はどう受け入れられるか?タブレットのような持ち運べるデバイスがモバイル通信に対応するのは、もちろん便利なことではあるが、個人向けモデルをすべて4G LTE対応モデルにしてしまうというのは、大きな決断だと言える。この新しいSurfaceが日本で受け入れられるかは、今後のモバイルデバイスの生きる道にとっても大きな意味を持つのかも知れない。
2015年05月20日既報の通り、日本マイクロソフトは10.8型Windows 8.1タブレット「Surface 3」を発表した。ここでは発表イベント「New Surface Press Conference」でお披露目されたSurface 3の実機や、オプション関連、LTE対応モデルの料金プランをまとめる。Surface 3の概要は別記事『日本MSのWindowsタブレット「Surface 3」、個人向けはLTEモデルのみ提供』を参照いただきたい。まずはSurface 3の実機から。タッチ&トライの時間が一人5分に制限されていたため、あわてて撮った写真ということでご容赦いただきたい。○Surface 3のラインナップを整理続いてSurface 3のラインナップをまとめよう。一般向けとしては、4G LTE通信に対応したモデルのみ提供される。Surface 3本体の参考価格(税別)は、メモリ2GB・ストレージ64GBのモデルが81,800円、メモリ4G・ストレージ128GBの上位モデルが91,800円だ。販売チャネルは、全国の量販店グループに加えて、ワイモバイルショップ(または取扱店)でも購入できる。また、4G LTE通信を契約せず、Surface 3本体だけでも入手可能だ。気になる4G LTE通信については、Surface 3自体はSIMフリー端末だが、相互運用テスト済みなのはソフトバンクモバイル(ワイモバイル含む)のネットワークのみ。今回、日本マイクロソフトとワイモバイルがパートナーシップを結び、Surface 3+ワイモバイルのSIMカードという形態でも提供される。参考までにSurface 3の対応周波数は、4G LTEが2.1GHz(Band1) / 1.7GHz(Band3) / 900MHz(Band8)、3Gが2.1GHz(Band1) / 900MHz(Band8)。料金プランは(Surface 3本体の価格を除く)、3年間は月額3,696円、4年目以降は月額4,196円だ。これには、2年契約(いわゆる2年しばり)と、データ通信量として7GB/月という条件が付く。「スマホとシェア」の料金プランもある。月間データ通信量の7GBを、スマートフォンとシェアするプランだ。ワイモバイルの「スマホプランL」を利用し、月額5,980円となる(Surface 3本体の価格を除く)。Surface 3本体の代金に関しては、一括か割賦が選べる。一方、法人向けモデルは、4G LTE対応モデルに加えて、4G LTEに対応しないWi-Fiモデルを用意。計4モデルのラインナップとなる。プロセッサはすべてIntel Atom x7-Z8700(1.6GHz)で、OSはWindows 8.1 Pro Update 64bit版だ。参考価格(税別)は以下の通り。4G LTEモデル・メモリ4GB・ストレージ64GB : 78,800円4G LTEモデル・メモリ4GB・ストレージ128GB : 88,800円Wi-Fiモデル・メモリ4GB・ストレージ64GB : 68,800円Wi-Fiモデル・メモリ4GB・ストレージ128GB : 78,800円○オプション類は?オプション類については、Surface Pro 3では付属のスタイラス「Surfaceペン」が、オプションとなった。Surfaceペンの参考価格は5,980円で、シルバー、ブラック、ブルー、レッドの4色だ。Bluetoothキーボード+液晶面カバーの「Surface 3 タイプカバー」は、シアン、レッド、ブライトレッド、ブルー、ブラックの5色で展開する。参考価格は15,680円だ。そのほか、各種インタフェースを増設する「Surface 3 ドッキングステーション」(23,680円)、液晶保護フィルムの「Surface 3 スクリーンプロテクター」(5,980円)、ACアダプタ「13W電源アダプター」(4,780円)などが用意される。
2015年05月19日日本マイクロソフトは19日、Windows 8.1を搭載した10,8型タブレット「Surface 3」を日本国内で販売すると発表した。6月19日に発売し、5月20日より予約の受付を開始する。価格は、メモリ2GB/ストレージ64GBのモデルが税別81,800円、メモリ4GB/ストレージ128GBのモデルが税別91,800円。Surface 3は、10.8型ディスプレイや、Cherry Trail(開発コード名)世代のIntel Atom x7を搭載したタブレットPC。W267×D187×H8.7mmの本体サイズは、Surfaceシリーズ史上で最薄となる。米国では2015年3月に発表済みで、5月7日までに世界26の市場で発売している。日本市場では、5月20日より予約を開始し、6月19日の発売を予定する。海外と比べて発売が遅れた一方で、4G LTE対応モデルを世界に先駆けて投入。ソフトバンクモバイルとパートナーシップを結び、同社が提供するネットワークで、通信の検証を行っている。個人向けには4G LTE対応モデルのみ、法人向けには4G LTE対応モデル、およびWi-Fiモデルを提供する。個人向けモデルは家電量販店やMicrosoft Storeに加え、ワイモバイルショップ、ワイモバイル取り扱い店、ワイモバイルオンラインストアで販売する。デバイス自体はSIMロックフリーで、Microsoft Storeなどで購入する際には回線契約は必須としない予定だという。主な仕様は、SoCがIntel Atom x7 (4コア/1.6GHz)、メモリとストレージが2GB/64GB、あるいは4GB/128GB、ディスプレイが10点マルチタッチに対応した10.8型ClearType フルHD+(1,920 x 1,280ドット)液晶、OSがWindows 8.1 Update 64bit。また、個人向けモデルにはOffice Home & Business Premium プラス Office 365が付属する。インタフェースは、USB 3.0×1、Micro USB(充電/データ通信用)、Mini DisplayPort×1、前面カメラ(350万画素 / 1080p)、背面カメラ(800画素 / 1080p / オートフォーカス対応)、microSDメモリカードスロット、Nano-SIMカードスロットなど。無線機能はIEEE802.11 a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、4G LTE、3G。対応周波数は4G LTEが2.1GHz(Band1) / 1.7GHz(Band3) / 900MHz(Band8)、3Gが2.1GHz(Band1) / 900MHz(Band8)。バッテリ駆動時間は最大10時間。本体サイズはW267×D187×H8.7mm、重量は約622g(4G LTE対応モデル、Wi-Fiモデルは約622g)。スタイラスのSurfaceペンはオプションとなっている。
2015年05月19日ソフトバンクモバイルは19日、4G LTEに対応したWindows 8.1搭載の10.8インチタブレット「Surface 3」をY!mobileを通じて販売すると発表した。ワイモバイルショップおよび取扱店、ワイモバイルオンラインストアで5月20日から先行予約を受付、6月19日に発売する。販売価格は64GBモデルが81,800円、128GBモデルが91,800円。Surface 3は、厚さ8.7mm、重さ641gとSurfaceシリーズ最薄・最軽量を実現したタブレット。スペックは上位モデルの「Surface Pro 3」よりも見劣りするが、持ち運びのしやすさのほか、シリーズ初のGPS搭載、micro USBによる充電機能、USBによる給電機能なども備える。また、今夏リリース予定のWindows 10への無償アップグレードが可能なほか、Office Premium Home & BusinessプラスOffice 365 サービスを標準搭載する。同端末はSIMフリーモデルとなるため、Y!mobileとの回線契約が必須ではないが、先行予約特典・購入特典が付与される。先行予約特典として、Y!mobile回線契約(月間データ通信量は7GB)とセットで予約すると、タブレット上で筆記ができる「Surfaceペン」(5,980円相当)がプレゼントされる。購入特典として、月額基本使用料(3,696円相当)を最大3カ月無料とするキャンペーンが7月末まで行われる。同端末の主な仕様は以下のとおり。CPUはクアッドコアのIntel Atom X7-Z8700(1.6GHz)、ディスプレイは約10.8インチサイズで解像度は1920×1280ドット。カメラはメインが約800万画素、サブが約350万画素、RAMは個人向け2GB/4GBの2種あり、RAMが2GBの場合はROMが64GB、RAMが4GBの場合はROMが128GBとなる。Wi-FiはIEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetoothはバージョン4.0。国内対応の通信方式はW-CDMAが900Mhz/2.1GHz、FDD-LTEが900MHz、1.7GHz、2.1GHz。サイズ/重量は、約267×187×8.7㎜/約641g。
2015年05月19日日本マイクロソフトは19日、10.8型Windows 8.1タブレット「Surface 3」を発表した。米国では3月31日に発表済みで、5月5日に出荷を開始。5月7日までに世界の26市場で発売とされていたものの、その中に日本は含まれていなかった。日本での販売については、日本マイクロソフトからのアナウンス待ちという状態が続いていたが、19日には「New Surface Press Conference」が開催され、正式に日本への投入が発表された。カンファレンスでは、2015年7月に日本マイクロソフトの会長就任が決まっている現社長の樋口泰行氏が登場し、軽快なスピーチを披露。Surface 3の詳細やカンファレンスの模様については、追ってお届けする。
2015年05月19日日本にはない米Microsoftの小売店「Microsoft Store」で、日本では発売未定の「Surface 3」が展示されていた。今回、取材でボストンに訪れており、付近にあったストアに立ち寄る機会があったので、店舗全体のレポートと交えてお伝えする(関連記事:【LiveWorx 2015】「飛行機の搭乗券が使えたところで何なんだ」 - 米Apple共同創業者のスティーブ・ウォズニアックが語るApple Watch)。Microsoft Storeは、米国やカナダ、プエルトリコなど、北米のみで展開されているMicrosoftのリアル店舗だ。日本での存在感を考えると、日本でも1店舗くらいはあっても良さそうだが、北米限定というところからして、お膝元以外での展開は考えていないのだろう。店内には、ありとあらゆるマイクロソフト製品……といっても、基本的にはデバイスメーカーではないため、他社製PCを多く展示している。これは、Apple Storeと決定的な違いといってもいい(Apple Storeもサードパーティ製アクセサリは多く陳列している)。日本では、苦戦を強いられているXbox Oneはアメリカで健在。人気ゲーム「Halo」の同梱版が349ドルで売られていた点は気になるところだが……。ほかに、日本では全く売っていない製品も存在する。IS12T以来、国内で販売されていないWindows Phoneと、マイクロソフトのウェアラブルデバイス「Microsoft Band」だ。Windows PhoneはHTCや、日本ではお目にかかれないBLUの端末を展示。特にBLUはLTE端末が99ドル~と安価で、カラフルポップなデザインが際立っていた。なお、念のため補足すると、freetelとマウスコンピュータが日本国内での販売を予定している。Microsoft Bandは、スマートフォンの通知機能や心拍数モニタ、GPS機能などを備えるウェアラブルデバイス。筆者はApple Watch……ではなく、ソニーのSmart Watch 3(SW3)を利用しているが、同時に付けてみるとバンド側に心拍数を計る光学センサーが内蔵されているため、SW3よりも、やや分厚い印象を受けた。ただ、ウォッチ型ではなく、リスト型のデバイスであるため、見た目はほっそりとしている。充電端子も、キャップを外してMicroUSBを刺さなくてはならないSW3とは異なり、専用の充電端子をはめるだけなので、楽に充電できる。ほかにも、Microsoftのソフトウェア製品のライセンス販売が行われている。もちろん、日本でも家電量販店などで見る光景なのだが、目玉はWork&Playというライセンスセット。Office 365とXbox Live Gold、Skypeの無料Wi-Fiと世界無料通話、Web版マイクロソフトストアで使える60ドルのギフトカードがセットでたったの149ドルとなっている。このライセンスはアメリカのストア店頭限定販売。恐らく購入しても米国のMicrosoftアカウントでなければ利用できない仕組みになっていると思われる。○Surface 3の変更点は?では、本題のSurface 3の話に移ろう。Surface 3は3月に突如発表されたSurface Pro 3の小型機種でLTE版の販売も予定されている。店頭でプレオーダー受付をしていたSurface 3はLTE版を除くRAMメモリ 2GB、ストレージが64GBのモデルとRAMメモリ 4GB、ストレージが128GBのモデルの2点だ。前者が499ドル、後者が599ドルで販売される予定となっている。なお、日本での販売は現在未定なので、注意していただきたい。実際に触れてみたところ、製品の質感はほぼPro 3と同等で、ディスプレイこそ12インチ、2160×1440解像度のPro 3から10.8インチ、1920×1280の解像度へとスペックが、やや下がっているが、パッと見た限りでは表示品質に差はなかった。Surfaceといえばお馴染みのType Coverだが、こちらもキーピッチはPro 3と同等で、打感も差は感じられない。唯一明確にあった差は、充電端子が専用端子からMicroUSBに変更された点で、こちらは嬉しいブラッシュアップといえるだろう。また、ディスプレイを立てて使える"Kickstand"だが、こちらは多段階のポジション設定が3段階に減っていた。ただ、実用上に特段問題はないように感じた。
2015年05月07日米国などで5月5日に出荷開始されるMicrosoftの新しいWindows 8.1搭載2-in-1「Surface 3」。米国では4月からMicrosoft Storeで体験できるようになっているので早速、空いている平日の午前中に行って、気になっていたところをじっくりとチェックしてきた。Windows RTを搭載したタブレットだった「Surface RT」「Surface 2」の失敗、そしてWindows 8搭載2-in-1「Surface Pro 3」の成功を踏まえて、Surface Pro 3の小型モデルという位置付けで登場したのがSurface 3である。以下は、Surface Pro 3との主なスペックの比較だ(かっこ内がSurface Pro 3)。ディスプレイ: 10.8型 1920×1280 (12型 2160×1440)サイズ: 267×187×8.7ミリ、622グラム (292.1×201.4×9.1ミリ、800グラム)プロセッサ: Intel Atom x7 (Intel Core i3/i5/i7)メモリ: 2GB/4GB (4GB/8GB)ストレージ: eMMC 64GB/128GB (SSD 64GB/128GB/256GB/512GB)キックスタンド: 3段階調整 (無段階調整)価格: 499ドルから (799ドルから)Surface Pro 3のコンセプトを受け継ぎつつ、コンパクトかつ軽量に、そして安価になった。ただ、プロセッサがAtom x7であり、ストレージもeMMCになっていることから、パフォーマンスに不安を抱いている人が多い。実際ここ数日、Geekbench Browserに上がってくるベンチマーク結果を見ても、Surface Pro 3やMacBook Airとは大きな開きがあり、シングルコアスコアはiPad Air(iPad Air 2ではない)も下回っている。Surface Pro 3の良さの1つである快適な動作が損なわれているようで、Surface Pro 3の弟分とは呼びがたい。結論から言うと、そんな心配は無用だった。"体験"を訴えるようになった近年のMicrosoftの姿勢に偽りはなく、Surface 3はもっさり感をみじんも感じさせない。もちろん、Surface Pro 3と同等ではないが、知らずに触れていたら、おそらくAtomで動いていると思わなかったのではないか……というぐらいレスポンスよく動作する。これは表現に困るデバイスだ。Geekbench 3の結果で判断したら「非力」としか言いようがない。ところが、使ってみるときびきびと動作する。そんな時、私たちはとても便利なフレーズを使う。「Webページを閲覧したり、書類を扱ったりするには十分」。こう言っておけば、誤りではないが、Surface 3の体験を言い表せてはいない。例えば、長時間の動画をエンコーディングするような作業にSurface 3は向かない。だから「動画編集もできる」とは書きにくいのだが、簡単な動画編集なら可能である。むしろ撮影したビデオをそのまま整えてオンラインで共有するなら、とても使いやすそうなデバイスである。スペックを求めるPCユーザーにとってSurface 3のプロセッサは明らかに非力である。でも、スマホ/タブレット世代にとっては十分なパフォーマンスであり、むしろエネルギー効率に優れたプロセッサを採用することで実現したファンレスのスリムなデザインを歓迎するだろう。「モバイル優先、クラウド優先」を掲げるMicrosoftの関心がどちらを向いているかは明らかだ。その点において、Surface 3はパフォーマンス、デザイン、機能のバランスに優れている。Core Mを搭載した新しい「MacBook」もパフォーマンスが犠牲になっていると言われているが、問題はどのように使うかだ。従来のPCのように使うなら、MacBook Proや高性能なWindows PCを選ぶべきである。Surface 3とMacBookはスタイルが違えど、どちらもスマホ/タブレット世代のニーズ、スマホ/タブレット世代の利用スタイルに応えるデバイスである。個人的には、パフォーマンスよりも10.8型というサイズのほうが悩みどころになると思った。Surfaceシリーズの特長の1つであるSurfaceペンを活用する場合、ノートパッドのように使って手書きでOneNoteにメモするならコンパクトで使いやすいが、ペンの使い方によっては画面が狭く感じる時があった。例えば、イラストを描いたり、写真を加工したり、Surfaceペンを活用できる例として話題になったばかりの楽譜アプリ「StaffPad」を使ったりする時などもSurface Pro 3のほうが快適に作業できそうだ。2つのSurfaceを使い比べてみて、Surfaceペンを使ううえでSurface Pro 3の12型は、よく考えられたサイズだと改めて実感した。Surfaceペンに魅力を感じて、色んなことを試してみたいと思っているなら、Surface Pro 3が適したデバイスかもしれない。Surface 3は価格が499ドルからだが、64GB/2GBメモリでは余裕がないので、599ドル(128GB/4GBメモリ)を標準モデルと見なすべきだろう。それでも十分に魅力的であり、Surface Pro 3のコンセプトをマスに広げるモデルとして売れそうな予感がする。StaffPadの共同設立者のDavid William Hearn氏は「iPadは好きだが、このアプリに適したデバイスではなかった」と述べている。手書きの認識やパフォーマンスなど、手書きでデジタル楽譜を作成するのに十分な体験をiPadでは作り出せなかった。だから、Windowsアプリを選んだ。個人的には、SurfaceペンにSurfaceシリーズの魅力を感じている。ただ、Microsoftはユニバーサルアプリ戦略を進めており、Windows向けソフトの開発者の多くはWindowsプラットフォーム全体を1つの市場と見なしてWindows 10の登場に期待しているのが現状だ。手書きでも使えるアプリは多いが、StaffPadのようにデジタルインクで使うために作られたアプリは豊富とは言いがたい。でも、Surfaceを意識して開発されたアプリをSurfaceで使うのは楽しいし、それを必要としている人たちにとって特別なアプリになっている。Surfaceペンを活用するのに10.8型は小さいかもしれないという感想と矛盾するが、Surface 3が売れることでデジタルペンをフル活用できるアプリがもっと増えてほしいとも思っている。
2015年04月10日3月30日~4月5日までの1週間に発表された、PC関連の注目ニュースをダイジェストでお届けする。先週は米国時間31日、「史上最薄・最軽量のSurface」として、10.8型の新タブレット「Surface 3」が米Microsoftから突如発表された。本体サイズが267×187×8.7ミリ、重量が622g。価格は499ドルからとお手頃で、Surface Pro 3から"Pro"を取った廉価モデルと位置付けて良さそうだ。Windows 10へのアップグレードも予定されている。また、インテルからは2日、CES 2015で公開されたスティック型PC「インテル Compute Stick」の国内投入が明かされた。ドスパラやテックウインド、アイ・オー・データ機器などから、独自のセットモデルも含め販売がアナウンスされている。合わせてインテルは、Broadwellベースの第5世代Intel Core vProも発表。4年前のPCと比較してバッテリ駆動時間が最大2倍に向上し、さらに軽量薄型の2in1デバイスやクラムシェル型ノートPC、小型PCなどさまざまなフォームファクタで製品を提供できるようになったという。さて、今年も4月1日を迎え、各社のエイプリルフール企画がインターネット上を席巻した。パンダ型検索システム「Google Panda」や「Googleマップ」/Ingressとのパックマンコラボ、日本語入力にピロピロバージョンなど、今年も力が入ったGoogle各種サービスのネタ企画が特に注目される結果となった。
2015年04月06日既報の通り、3月31日深夜にSurfaceの新製品「Surface 3」が米Microsoftから発表された。Surface Pro 3から"Pro"を取った、下位モデル的な位置づけの「Surface 3」だが、周辺機器はどんなものが登場したのだろうか? Surface 3とともに登場した4つの周辺機器を紹介しよう。米MS「Surface 3」発表、シリーズ最薄・最軽量で499ドルから、日本発売は?10.8型の新「Surface 3」はどう進化した? Surface Pro 3とスペックを比較する○Surface 3 Type CoverSurface 3 Type Coverは、ブラック、ブルー、ブライトブルー、レッド、ブライトレッドの5色展開。トラックパッドが改良され、高速で正確な入力が可能とする。米国価格は129.99ドル(約15,600円)。薄さは5mm。バックライトも引き続き搭載。○Surface PenSurface Pro 3では同梱していたデジタイザペン「Surface Pen」は、シルバー、ブラック、ブルー、レッドの4色展開となり、Surface 3では別売に。米国価格は49.99ドル(約6,000円)。機能は従来通り、OneNoteとの連携機能や右クリック機能、消去ボタンなどを搭載。256段階の筆圧検知にも対応する。接続はBluetooth 4.0。電源はコイン型電池。StaffPad 2アプリと組み合わせると、手書き楽譜の認識も可能。○Surface 3 Docking StationSurface 3を「デスクトップPC」化できる専用ドッキングステーション。米国価格は199.99ドル(約24,000円)。搭載端子はGigabit対応Ethernetポート×1、MiniDisplayPort×1、USB 3.0×2、USB 2.0×2、3.5mmイヤホンジャック、セキュリティロック。Surface Pen収納スペースも備える。○Power SupplySurface 3に同梱される電源アダプタ。インタフェースはmicroUSB端子で、Surface Pro 3のマグネット式端子とは異なっている。このため、スマートフォンやタブレットなど、他のmicroUSB搭載デバイスも充電できるとする。
2015年04月02日既報の通り、3月31日深夜に米Microsoftから新しいSurfaceシリーズ「Surface 3」が発表された。日本で2014年6月に登場した「Surface Pro 3」はまだ新製品という印象もある中で、今回発表された「Surface 3」とは一体どういう位置づけのデバイスなのかを考えてみたい。国内版「Surface Pro 3」のスペックと比べた、気になる違いを見ていこう。○Surface 3(米国)のラインナップ※各モデルに4G LTE版が予定される(Coming soon)○Surface 3とSurface Pro 3のスペック「Surface 3」の大きな特徴として、最新のIntel Atomの搭載と、Surface史上最軽量・最薄となる形状が挙げられる。採用されているIntel Atom-Z8700は、MWC 2015(Mobile Wireless Congress)で正式発表されたAtomの最新CPU。Cherry Trailの開発コード名で知られるTablet/Notebook向けSoCで、シリーズ自体はAtom x3/x5/x7の3種類を揃えるが、「Surface 3」で搭載されるのは最上位のx7になる。前世代のAtomと比べると、グラフィックス性能が大幅に改善されていることが特徴だ。ただ、全体のパフォーマンスとしては「Surface Pro 3」で搭載するCore iシリーズの方が高いと想定されるほか、価格面を考慮しても、「Surface 3」は「Surface Pro 3」の下位モデルと位置づけられるだろう。本体サイズと重量は、267×187×8.7mm・622gと、シリーズ史上最軽量・最薄。画面サイズはSurface Pro 3の12インチから10.8インチへと縮小し(Surface Pro 2の画面サイズとほぼ同等)、薄さについては約4mm薄く、重量に至っては178g軽くなった。また、充電端子が独自のマグネット式端子から、汎用のmicroUSB端子に変わっていることも、地味に見逃せないポイントだ。米国での出荷開始は5月5日。日本マイクロソフトは「Surface 3」について「現在最適な形での投入を検討している」とし、国内投入に関しては改めて告知される見込みだ。
2015年04月01日米Microsoftは3月31日(現地時間)、Windows 8.1搭載タブレット「Surface 3」を発表した。好調な「Surface Pro 3」のデザインと機能を、10.8型のコンパクトな筐体にまとめ、499ドルからという手ごろな価格で提供する。5月5日に出荷を開始し、5月7日までに26市場で販売する。Surface 3は、本体サイズが267×187×8.7ミリ(幅×奥行き×高さ)、重量は622グラム。シリーズ史上で最薄・最軽量のSurfaceデバイスだ。機能的にはSurface Pro 3の下位モデルだが、Surface RTをフル機能版Windows 8.1搭載2-in-1に進化させたタブレットというようにも評価できる。昨年6月にSurface Pro 3を発表した時に、Microsoftは同製品をAppleの「MacBook Air」と比較したが、今回は「iPad Air 2」と比べてSurface 3の特長をアピールしている。特徴は2つ。まずプロセッサにAtom x7-Z8700(1.6GHz、クアッドコア)を採用している。これは今年3月にIntelがMWC 2015で発表した最新のモバイル向けプロセッサだ。発熱を抑えやすく、Surface 3はファンレスになっているが、x7はAtom xシリーズ(x3/x5/x7)の中で最もパフォーマンスを重視した設計になっている。もう1つの特徴は、12型のSurface Pro 3よりも一回り小さな10.8型のディスプレイだ。「タブレットとして使用した時の体験が素晴らしい」という。ClearType Full HD Plusディスプレイを採用、解像度は1,920×1,280。アスペクト比はSurface Pro 3と同じ3:2だ。10ポイントのマルチタッチをサポートし、256段階筆圧対応の「Surface Pen」による入力にも対応する。背面に8メガピクセルカメラ、前面に3.5メガピクセルカメラを搭載。ワイヤレス機能はWi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0。ポート類は、USB 3.0×1、Mini DisplayPort、microSDカードスロット、オーディオ出力、Coverポート、Micro USB充電ポートなど。環境光、近接、加速度、ジャイロスコープ、磁気などのセンサーを搭載する。背面にキックスタンドを備えるが、開閉は無段階調整ではなく3段階になっている。5月5日に出荷開始になるのは以下の2モデル。さらに4G LTE機能を加えたモデルが追加される予定。64GBストレージ/2GB RAM/Wi-Fi:499ドル128GBストレージ/4GB RAM/Wi-Fi:599ドル同梱物は電源アダプタとクイックガイドで、Surface Penは別売りになる。「Surface 3 Type Cover」、「Docking Station」といったアクセサリも用意される。5月7日までに販売開始になるのは下記の26市場。日本は含まれていない。日本における発売について日本マイクロソフトは「現在最適な形での投入を検討しており、改めてお知らせします」としている。オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、アイルランド、イタリア、韓国、ルクセンブルク、マレーシア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェイ、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、タイ、英国、米国
2015年04月01日米Microsoftは3月31日、最新のタブレット「Surface 3」を発表した。これまでで最も軽く薄いSurfaceタブレットで、位置付けは「Surface Pro 3」の廉価版。価格は499ドル。米国では5月5日に発売となり、同日予約受付を開始した。それ以外の25カ国では5月7日に発売する。現時点では日本は含まれていない。Surface 3は、64ビットWindows 8.1をベースとしたMicrosoftの最新のタブレット。2014年秋に発売したSurface Pro 3を継承しつつ、コストを下げた廉価版となり、同じデザインと素材を利用した。画面はSurface Pro 3の12インチより小さい10.8インチ(解像度は1920X1280、アスペクト比はSurface Pro 3と同じ3:2)を搭載し、重さは622グラム、厚さは8.7ミリメートル。これまでのSurfaceタブレットで最も軽く、薄いという。価格は、Surface Pro 3が発表時に799ドルだったのに対し、Surface 3は499ドルと、300ドル低くなっている。ノートPCの置き換えを狙ったSurface Pro 3と同様、64ビットWindows、「Office」を含むデスクトップアプリケーションが動く。また、スタイラスペン(別売りの「Surface Pen」)による快適な入力や操作などの特徴も引き継ぐ。もちろん、Surfaceシリーズおなじみのキックスタンドを持ち、キーボードを備えたカバー「Type Cover」、「Docking Station」などのアクセサリも利用できる。Surface Penは256段階筆圧対応で、シルバー、青、赤、黒の4色展開となる。スペックとしては、市場で最も高速なAtomプロセッサというクアッドコアAtom x7プロセッサを搭載し、省電力や発熱対策とファンレスを実現した。複雑な動画編集や3Dモデリングなど高い処理能力を必要とする作業、OfficeやWebサーフィンなど処理能力を多く要求しない作業と、タスクに応じて性能と省電力のバランスをとることができるとしている。カメラはフロントが3.5メガピクセル、メインが8メガピクセルで、ともに1080p動画の撮影が可能。バッテリー持続時間は10時間程度で、多くのスマホと同じMicro USBチャージャーを利用する。このほか、USB 3.0ポート、Mini DisplayPort、microSDカードスロットなども備える。RAM/ストレージはRAM 2GB/64GBまたはRAM 4GB/128GB。WiFiのみとLTE対応の2バージョンを用意する。Surface 3は、1年分の「Office 365」サブスクリプション、それにクラウドストレージ「OneDrive」1TB分をバンドルする。Windows 8.1は今年夏に発売予定の「Windows 10」の無償アップグレート対象となっており、Surface 3にも適用される。MicrosoftのSurface 3のページでは、学生などの教育用途、移動の多いビジネスマン向けに売り込んでいる。
2015年04月01日米Microsoftは3月31日(現地時間)、Surface 3を発表した。これまで、Surface Pro 3は提供されてきたものの、Windows RTを搭載した10インチ級のSurface RT、Surface 2の後継機は発表されていなかった。価格は最小構成で499ドル~となっている。Surface 3は本体サイズが267×187×8.7mmで、622gながらアスペクト比3:2の10.8インチ液晶(1920×1280ドット)を搭載している。350万画素のフロントカメラ、800万画素のメインカメラを採用しており、どちらでも1080pの動画撮影が可能となる。CPUには、クアッドコアのIntel Atom x7を採用しており、ストレージとメモリの組み合わせは64GB&2GBと128GB&4GB。バッテリー駆動時間はビデオ再生時で10時間で、充電端子通常の充電端子のほか、マイクロUSBも利用でき、高速充電オプションにも対応しているという。また、Surfaceとして初めてのモバイル通信(4G LTE)に対応した。Surface 3は、これまでのSurface RTやSurface 2と異なり、OSにWindows RTやWindows RT 8.1ではなく、64bit版Windows 8.1を採用。今夏に提供されるWindows 10への無償アップデートも予定している(他メーカー製品でも無償アップデートは予定されている)。Surfaceではお馴染みとなっている電子ペン「Surface Pen」には複数のペンカラー(青、赤、黒、シルバー)が用意されており、直販などで好みの色を選べるようになるようだ。感圧レベルはSurface Pro 3同等の256段階となっている。Surfaceは国内でも販売が好調で、法人需要も拡大している。Surface 3の導入について、エミレーツ航空の Alan Stealey, Divisional Senior Vice Presidentがプレスリリースでもコメント。小型化や待望のモバイルネットワーク対応により、販売拡大へ、さらに弾みがつきそうだ。なお、日本市場での展開や価格、販売体制などは現時点で発表されていない。
2015年03月31日エレコムは16日、SurfaceなどWindows対応タブレットに適したモデルや、スティック型デザインのモデル、マグネット内蔵でACアダプタ付きのモデルなど、4シリーズのUSBハブを発表した。1月上旬の発売で、価格は1,570~7,620円(いずれも税抜)。4シリーズとも、フロントが3ポート、サイドに1ポートを備えたデザインで、ケーブルは紛失の恐れがない直付タイプとなっている。○「U3H-A411B」シリーズ・「U2HS-A402B」シリーズUSB 3.0対応の「U3H-A411B」シリーズ(4,060円)と、USB 2.0対応の「U2HS-A402B」シリーズ(2,280円)は、いずれもWindows対応タブレットに適したケーブル長30cmの4ポートUSBハブ。U3H-A411Bシリーズはブラックとブルーの2色を用意。外形寸法はW70.0×D36.0×H13.5mm。重量は約44g。U2HS-A402Bシリーズはブラックとホワイトの2色で、コネクタ部が180度回転して、ケーブルが取り回しやすいスイングコネクタを採用している。外形寸法はW70.0×D36.0×H13.5mm。重量は約34g。○「U2H-SN4B」シリーズUSB 2.0対応の「U2H-SN4B」シリーズ(1,570円)はブラック、ブルー、グリーン、レッド、フェイス付きブラック、フェイス付きホワイトの6色のカラーバリエーションを揃えた、コンパクトなスティック型の4ポートハブ。ケーブル長は7cm。通信状態を確認できるLEDランプを備えている。外形寸法はW87.0×D22.0×H12.0mm。重量は約30g。○「U3H-T410S」シリーズUSB 3.0対応の「U3H-T410S」シリーズ(7,620円)は、バスパワーに加えて付属のACアダプタから電源を供給できるセルフパワーモードを搭載しており、消費電力の大きいポータブルHDDやDVDドライブでも安定動作で利用できる。ケーブル長は1m。底面に強力マグネットを備え、オフィスデスクの側面などスチール面にしっかり固定できる。また、ケーブル長を調節できるコードキーパーが付属する。カラーはブラックとホワイトの2色。外形寸法はW107.5×D26.5×H24.0mm。重量は約86g。
2014年12月16日日本マイクロソフトはこのほど、Surfaceに関する情報のアップデートを行った。Surface Pro 3が7月に発売されてからもうすぐ5カ月となるが、過去のSurfaceシリーズを上回る売れ行きを見せている。○スポーツ界でSurface人気?その理由はなんといっても法人需要。日本国内だけで2500社がすでに採用を行っている。Surface Pro 3では、これまでのシリーズとは一線を画すハイスペック端末に仕上がっており、Webデザイナーやクリエイターなどの「モバイルプロフェッショナル」層にウケているという。海外では、レアル・マドリードやNFLといったスポーツ界の採用が続々と決まっているほか(日本国内では横浜F・マリノスが採用)、航空業界でもデルタ航空やルフトハンザ航空などが導入している。航空会社に電子機器を導入する場合、米連邦航空局や欧州航空安全機関の認定を受ける必要があるが、Surface Pro 3は「電子フライトバッグ」として認定。これまですべて紙利用にとどまっていた機長のフライトデータが全てタブレット上で管理できるようになったという。国内でも、大手のみならず、地方自治体や農業協同組合(JA)などにも導入されている。「農家の皆さんのもとに出向いて農薬管理などの情報収集を行う作業を、これまで聞き取り調査という形で行ってきた。専門知識も必要で人手が足りなく、今までは3~4カ月の期間を要していたが、調査を最適化し、知識がなくても情報を流れに沿って入力できる専用アプリを作った結果、1週間程度で作業が完了できるようになった」(日本マイクロソフト Windows本部 本部長 三上 智子氏)○タブレットとPCをひとまとめ法人市場は、日本マイクロソフトにとって今が攻め時のようだ。タブレットデバイスの広がりは2010年頃のiPadリリースとともに始まったが、最初期に導入した企業がタブレットの更新を検討し始める時期に差し掛かっているのだという。「企業はこれまでの経験から、タブレットに業務を一本化できず、結局タブレットとPCの二台持ちになっている現状を把握している。そこで、二台持たずとも一台に集約できるWindowsタブレット、Surfaceのメリットを訴求している。北國銀行さまの例では、デスクトップPCも含めた『タブレット、ノートPC、デスクトップPC』の一元化、3 in 1も行っている」(日本マイクロソフト ビジネスプラットフォーム統括本部 デバイス&モビリティ本部 本部長 榊原 洋氏)こうした状況に合わせて、法人向けに期間限定でハードウェアキーボードを兼ねる「タイプ カバー」と、拡張端子が多数用意されている「ドッキング ステーション」をセットで提供する期間限定のバンドルモデルを12月31日まで提供。また、マイクロソフト ファイナンシングが優遇金利で法人顧客の状況にあった支払いプランを提供する「リース金利優遇キャンペーン」も、同じく12月31日まで提供する予定だ。ほかにも、法人向けの販売パートナーを拡大。認定リセラーは法人向けSurface提供開始以来、8社にとどまっていたが、これは法人販売市場の15%程度にしか過ぎないという。そこで日本マイクロソフトはパートナーを10月より拡大し、11月16日時点で約700社まで増加した。この拡大は、主に地方案件に対する対応の強化や、特定業界・業種への対応強化を目的としたもので、これまで直接リーチできていなかったこの層で「3倍の売上を目指す」(三上氏)としている。法人需要を取り込むためには細かいサポートも必要だが、マイクロソフトではOSなどのプレミアムサポート契約内でSurfaceのサポート対応を行っている。これにより、OSサポートとハードウェアの両面からマイクロソフトのサポートを一括で受けられるため「お客様から評価していただいている」(榊原氏)という。また、プレミアムサポートでは3年目までのサポート対応という弱点がある。電子機器類の減価償却期間は4年で、導入企業・教育機関の運用も4年~5年程度となっている。そこで、販売会社経由などで、4年目、5年目までの延長サポート対応も受け付けた。プレミアムサポートでの対応についても「お客様からの要望は非常に多い」(三上氏)とのことで、顧客需要がどれほど伸びるかによっては延長サポートが提供される可能性もあるだろう。○キモは「12インチ」マイクロソフトがここまで熱心に取り組む背景には、Surface Pro 3に対する高い需要があるからに他ならない。「接客業の方にはPOSやサイネージといった様々な需要がある。特に気に入られているのが『12インチ』という大きさ。10インチでは小さく、それ以上だと持ち運びが大変になる。また、高齢化社会で高齢な方に評判が良かったりします(笑)」(榊原氏)12インチというサイズは、2:3というアスペクト比とあわせてA4サイズの紙がそのままのサイズで投影できるというメリットもある。デジタイザーペンとの組み合わせでノート利用もデジタルデバイスでできるため、ユーザーからノートを捨てたという声も上がっているという。「タイプ カバーは多彩なカラーバリエーションも用意しているため、企業カラーにあわせた色を選べる。その企業にあった新しいワークスタイルを実現してほしい」(榊原氏)
2014年12月03日SURFACE解散から約1年、ミニ・アルバム『I』、1stフル・アルバム『RABBIT-MAN』と作品を連発し、兎年の年男ぶりを体現していた椎名慶治が、7月28日から初のワンマンツアーを敢行。ファイナルとなった東京・SHIBUYA O-EAST(7月31日)は、開演前から手拍子と歓声で沸き返っていた。椎名慶治の公演情報『RABBIT-MAN』冒頭の収録曲がSE(サウンド・エフェクト)として流れてくると、いよいよソロの椎名と対面かと誰もが一瞬身構えた。その瞬間始まったのは、なんと 『それじゃあバイバイ』。大ヒットとなったSURFACEのデビュー曲だ。裏をかくのが大好きな椎名らしいツカミ。後にMCで「やっぱ原点だなと思っ て」と1曲目に選んだ理由を語ったが、つまり彼は、“SURFACEがみんなに愛されていると今でも感じている。俺も愛している。あの時の俺もソロの俺もみんな同じ俺”ということを、まず示したかったのだろう。過去否定を少なからず懸念していた観客は、これで一気に安心し、屈託なく椎名慶治の世界になだれこんだ。とにかく生音が太くて、心地いい。山口寛雄(b)、友森昭一(g)、佐治宣英(d)、磯貝サイモン(k,g,cho)ら強者たちによる冴えたプレイ に、椎名もどんどん熱くなる。中盤『バレちゃいけない』『Pussy Cat』『CALL』の流れでは、大人の粋もアピール。特に新曲『Pussy~』は、アップめの4ビートで実にオシャレ。新たな魅力に満ちていた。後半には、互いにfeaturingしたり、されたりと交流が続いているZEROが登場。キレのいいラップにヒップホップ・マナーでからむ椎名が新鮮だった。支えてくれている人々への感謝をこめた本編ラスト『取り調べマイセルフ』では、駆け抜けてきた1年を思いホッとしたのか、気づけば椎名が男泣き。代わりに観客は大合唱でエールを送った。アンコール、震災への募金活動に触れた後、「頑張れなんていらないと思う。もうすでにみんな頑張ってるから。俺がそう認めるよ。だから、これまでと同じように暮らしていってください」と優しく語りかけた椎名。その思いをまんまこめた『よーいドン』で、初ソロ・ライブを力強く、爽快に締めくくった。歌声も感情もまさに全身全霊体当たり。その人間臭さに、また多くの人が魅了されたに違いない。ワンマンツアーが無事に終了した椎名は、8月25日(木)に神奈川・OTODAMA SEA STUDIOで行われる「逗子海岸三つ巴の巻」に出演する。チケットは発売中。なお、メモカぴあでは今ツアーの模様を当日のセットリストなどとともにメモリアルフォトカードとして届けるサービスを受付中。取材・文:藤井美保
2011年08月03日