英国の人気ドラマ『ダウントン・アビー』がスクリーンに登場。映画『ダウントン・アビー』として、2020年1月10日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。『ダウントン・アビー』とは?ドラマ『ダウントン・アビー』は、20世紀初頭を舞台に、イングランド郊外に佇む大邸宅“ダウントン・アビー”で暮らす貴族クローリー家とその使用人たちの生活を描いた人気作品。人間関係が絡み合う伯爵一家の内情だけでなく、タイタニック号沈没事件や政治の変動など、当時の社会背景もふんだんに盛り込んでいるのも特徴。2010年放送開始以来、ゴールデングローブ賞やエミー賞といった名立たる賞を受賞している。英国国王夫妻がダウントン・アビーに!映画版『ダウントン・アビー』は、TVシリーズ最終回から2年後の1927年が舞台。英国国王夫妻が、ダウントン・アビーに訪れるという一大事を描く。グランサム伯爵家の長女メアリーはかつての執事・カーソンと共に、パレードや豪勢な晩餐会の準備にあたり大忙し。しかしそんな中、一族やメイドたちのスキャンダルや、ロマンス、陰謀が次々と明るみになっていく。やがてメアリーは、重要な決断を迫られることになるのだが…。キャストキャストは、ヒュー・ボネヴィル、ジム・カーター、ミシェル・ドッカリー、エリザベス・マクガヴァーン、マギー・スミスなど、ドラマ版お馴染みのメンバーが勢ぞろい。またアカデミー賞受賞経験を持つイメルダ・スタウントンといった新キャストも参加する。こだわりの衣裳デザイン衣裳デザインを手掛けるのは、ドラマ版同様アンナ・メアリー・スコット・ロビンス。当時の衣裳を仕立てる為に、博物館に通い詰めたという彼女は、生地も拘り抜いたヴィンテージ品を使用。美しい刺繍入りのシルクやビーズのついたフランス製のモスリンなど、うっとりとするようなドレスの数々が披露されている。脚本にジュリアン・フェローズなお脚本は、ドラマに引き続きアカデミー賞脚本賞受賞のジュリアン・フェローズが担当。アメリカで公開された際には、全米初登場No.1を記録した。【詳細】公開日:2020年1月10日(金)監督:マイケル・エングラー脚本:ジュリアン・フェローズ出演:ヒュー・ボネヴィル、ジム・カーター、ミシェル・ドッカリ―、エリザベス・マクガヴァーン、マギー・スミス、イメルダ・スタウントン、ペネロープ・ウィルトン配給:東宝東和
2019年10月07日20世紀初頭を舞台に、大邸宅“ダウントン・アビー”で暮らすグランサム伯爵クローリー家とその使用人たちの悲喜こもごもの生活を描いた英国傑作ドラマの映画化『ダウントン・アビー』が、2020年1月10日(金)より公開決定。ポスターと予告編が解禁された。「ダウントン・アビー」は2010年9月の放送開始以来、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞に多数輝き、英国王室やハリウッドセレブたちを夢中にさせ、世界200以上の国と地域で大ヒットした傑作ドラマシリーズ。ファンが待ちに待った映画版は全米初登場1位を記録、配給のFOCUS作品歴代No.1オープニングという華々しい記録を打ち立て、米・映画批評サイト「RottenTomatoes」では批評家84%フレッシュ、観客95%フレッシュのハイスコア、「Cinemascore」では「A」を獲得するなど高い評価を得ている(2019年10月1日現在)。物語の舞台は、TVシリーズ最終回から2年後の1927年。英国国王夫妻の“ダウントン・アビー訪問”という一大事に、グランサム伯爵家の長女メアリー(ミシェル・ドッカリー)はかつての執事カーソン(ジム・カーター)と共に、パレードや豪勢な晩餐会の準備にあたる。そんな中、一族やメイドたちのスキャンダル、ロマンス、陰謀が次々と明るみに。メアリーは重要な決断を迫られることに…。この度解禁となったポスターは「皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。」のコピーとともに、イングランド北東部・ヨークシャーのダウントン村にある壮麗な大邸宅「ダウントン・アビー」に住むグランサム伯爵家、従事する使用人たちが一堂に会した迫力のあるビジュアル。予告編では、ロイヤルファミリーの滞在に沸き立つ「ダウントン・アビー」の懐かしい面々の姿が。煌びやかなお屋敷、衣装、目に入るもの全てが洗練された世界は、スクリーンでいっそう映えることになりそうだ。製作と脚本を手掛けるのはアカデミー賞脚本賞受賞のジュリアン・フェローズ。キャストは、先代グランサム伯爵夫人バイオレットを演じるマギー・スミスを筆頭に、お馴染みのヒュー・ボネヴィル、ジム・カーター、ミシェル・ドッカリー、エリザベス・マクガヴァーンほかファン待望の顔が勢ぞろい。そして映画版に初登場する、『ハリー・ポッター』シリーズや『ヴェラ・ドレイク』の名女優イメルダ・スタウントンは、マギー・スミスと丁々発止のやりとりを見せるという。『ダウントン・アビー』2020年1月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダウントン・アビー [海外TVドラマ]
2019年10月04日2014年に公開され、製作費の4倍以上の世界興行収入を記録した『マレフィセント』が、5年の時を経てスクリーンに帰ってくる。当初は2020年5月29日予定だった続編の公開日が、2019年10月18日と半年以上早まったことが明らかになった。タイトルは『Maleficent: Mistress of Evil』(悪の支配者の意)に決定。公式ツイッターがアンジェリーナ・ジョリー演じるマレフィセントの新ポスターを投稿し、公開日とタイトルを披露する形となった。アンジーは『カンフー・パンダ3』で声優、『最初に父が殺された』で監督やプロデューサーを務めたものの、映画に出演するのは元夫のブラッド・ピットと共演した2015年の『白い帽子の女』以来久々となる。『Maleficent: Mistress of Evil』には前作のキャストのエル・ファニング(オーロラ役)、ジュノー・テンプル(シスルウィット役)、イメルダ・スタウントン(ノットグラス役)、レスリー・マンヴィル(フリットル役)、サム・ライリー(ディアヴァル)らが引き続き出演。フィリップ王子役はブレントン・スウェイツが「TITANS/タイタンズ」出演のため降板し、ハリス・ディキンソン(『ブルックリンの片隅で』)が演じる。新たなキャストはミシェル・ファイファー(イングリス女王)、エド・スクライン(悪役)ら。(Hiromi Kaku)■関連作品:マレフィセント 2014年7月5日より全国にて公開© 2014 Disney Enterprises, Inc.
2019年03月07日ファンもドラマ版のキャストも待ちわびていた、「ダウントン・アビー」映画版の製作がまもなく開始となる。それに先駆け、製作会社の「フォーカス・フィーチャーズ」と「カーニバル・フィルムズ」が、新キャストとしてイメルダ・スタウントン、ジェラルディン・ジェームズ(『シャーロック・ホームズ』シリーズ)、サイモン・ジョーンズ(『デビル』)、デヴィッド・ヘイグ(『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』)、タペンス・ミドルトン(「Sense8」)、ケイト・フィリップス(「ザ・クラウン」)、スティーヴン・キャンベル・ムーア(『デビルクエスト』)の決定を発表した。「Deadline」などが伝えている。このうち、イメルダに関しては「Daily Mail」紙が「グランサム伯爵のいとこ役を演じる」と報じた。イメルダはドラマ版から引き続き今作に出演する、ジム・カーター(執事のカーソン役)と実生活では夫婦。ジムをはじめ、ドラマ版の主要オリジナルキャストは続投。監督のマイケル・エングラーはドラマ版の数話やクリスマス特番の監督経験がある。脚本はドラマ版のクリエイターで脚本も担当したジュリアン・フェローズが製作と兼任する。(Hiromi Kaku)■関連作品:ダウントン・アビー [海外TVドラマ]
2018年08月31日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。60歳を過ぎて、あなたは誰とどんな人生を過ごしていたいと思いますか?「シネマの時間」第36回は、『ニューヨーク、眺めのいい部屋売ります』で知られる72歳の名匠リチャード・ロンクレイン監督が贈るもっと豊かに生きるためのヒントが詰まった涙と笑いの人生賛歌、映画『輝ける人生』をご紹介させていただきます!本作は、イギリスで大ヒットした話題作で、ロンドン・ローマを舞台に35年間専業主婦だったサンドラが、夫の浮気をきっかけに人生を見つめ直すヒューマンドラマ。劇中、60代の主人公たちが楽しく繰り広げるダンスシーンや50年代から2018年までのダンスナンバーが、素敵な見どころになっています。ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツの「ロック・アラウンド・ザ・ロック」やビック・ポッパーの「シャンテリー・レース」をはじめ、主人公のサンドラとチャーリーが良い雰囲気になるJamie Josephの「Lucky 13’s」など新旧の人気ナンバーが目白押し。ローマのシーンでは、ザ・ピーナツや森山加代子が「月影のナポリ」としてカバーしたミーナの「Tintarella di luna」が異国情緒感たっぷりに盛り上げます。” 泣いて、笑って、恋をして。踊りましょう、幸せのステップで ”結婚していても、結婚しない人生でも、幸せの価値は人それぞれ、誰にでも新しいチャンスがあることを感じさせてくれる映画です。村上春樹さんの著書『ダンス・ダンス・ダンス』(講談社刊)をちょっと思い出しました。ぜひ、映画館でお楽しみください!■映画『輝ける人生』あらすじー60歳を過ぎて気づいた自分らしい生き方とは?中流階級の豪邸が多いイギリスのサリー州。専業主婦のサンドラは、35年も連れ添った夫のマイクが、州に警察部長を勤め上げた功績を認められてナイトの称号を授与され、幸せの絶頂でした。ひとり娘のニコラは、元気な男の子を育児中、サンドラはそんな家族や仲間に囲まれ順風満帆の人生のはずだったのです。ところが夫の定年還暦パーティーで、なんと夫と親友の浮気現場を目撃してしまいます。まさかの事態に傷心のサンドラは、10年も疎遠だったロンドンに住む姉のビフの団地に転がり込むことに。お金や名誉とは無縁のビフは、なんでも話せる親友のチャーリーやダンス教室の仲間に囲まれて、独身生活を心から謳歌していました。妹の窮地を心配する姉は、サンドラをダンス教室へ無理やり連れて行きます。ビフは結婚前の妹が、ダンサーの卵でダンスに夢中だったことを覚えていたのでした。ダンス教室には、最愛の妻を亡くしたばかりのテッドや5回の離婚歴を持つ美人弁護士ジャッキー、中古家具の修理職人のチャーリなどさまざまな事情を抱える人たちが参加していました。サンドラは、階級や過去の栄光に関係なく、生き生きとダンスをする彼らに衝撃を受けました。誰もが残りの人生を心から謳歌しているようなのです。はじめは戸惑うサンドラでしたが、チャーリに誘われ踊った後にダンスの楽しさを思い出し、身も心も癒され解放されるのを感じたのでした。寒い冬が近づいた頃、ジャッキーの提案で恵まれない人たちのために暖房費の寄付を募るゲリラライブを行うこととなりました。そんなある日、夫のマイクからサンドラの元へ離婚申請書が送られてきます。そのうち夫が浮気を謝って迎えにきてくれる、元の鞘に収まるはずだとタカをくくっていたサンドラは、泣く泣く離婚を受け入れるしかありませんでした。ピカデリーサーカスでのゲリラライブの日がやってきました。ダンスを披露する集団の中には、吹っ切れたように生き生きと仲間と踊るサンドラの姿もあり、ゲリラライブは大成功を収めます。その様子は動画サイトでニュースとなり、ローマ・ビエンナーレからなんとダンス教室へ出演の依頼も舞い込みます。最近、腰痛と喘息に悩み病院で検査を受けるビフでしたが一同は、一路ローマへ。姉妹の絆やダンスへの情熱を取り戻したサンドラは、恋の都ローマで新しい未来の予感を感じるのですが……!■映画『輝ける人生』作品紹介映画『輝ける人生』は、2018年8月25日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!公式HP:原題:FINDING YOUR FEET監督:リチャード・ロンクレイン脚本:メグ・レオナルド、ニック・モークラフトプロデューサー:アンドリュー・バーグ、ジョン・サッシュ、メグ・レオナルド、ニック・モアクロフト、ジェームズ・スプリング製作総指揮:ギデオン・ライオンズ、グレアム・ベッグ、レスリー・ワライアン・バーグ、リン・バーグ、アンドリュー・ボスウェル、サニー・ボラ、ポール・デウィンター、ボブ・ベントン、ジェイ・ファイアストーン、チャールズ・ロージョン・ステーブンス、アダム・トラッセル、リチャード・ウィーラン共同製作:リチャード・ホエラン編集:サラダ・マクデルモット撮影:ジョニー・デュークス美術:ジョン・バーデュー衣装:マイケル・J・マケヴォイ音楽:アシュレイ・ワレン、マーティン・バーグ音楽監修:マーティン・バーグ製作年/国:2017年/イギリス時間:111分/PG12配給:アルバトロス・フィルム字幕翻訳:松浦美奈©️Finding Your Feet Limited 2017■映画『輝ける人生』キャストイメルダ・スタウントン=サンドラティモシー・スポール=チャーリーセリア・イムリー=ビフデビッド・ヘイマン=テッドジョン・セッションズ=マイクジョアンナ・ラムレー=ジャッキー【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年08月10日イギリスのロイヤル・ナショナル・シアター(NT)により厳選された舞台作品を上映する「ナショナル・シアター・ライヴ」の2018年ラインアップが公開されました! その中でも、トニー賞にて3部門受賞した『エンジェルス・イン・アメリカ』のほかにも、シェイクスピアの悲劇を題材にしたものや、歴史上の事件に隠されたドラマを描いたもの、そして時代背景や現代社会を反映された舞台作品をご紹介します。 『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』2018/6/15(金)〜6/21(木)@吉祥寺オデヲンNTLive2018原題:Rosencrantz & Guildenstern Are Dead / 尺:2 時間 45 分(休憩 20 分含む)上演劇場:オールド・ヴィック劇場作:トム・ストッパード演出:デヴィッド・ルヴォー出演:ダニエル・ラドクリフ、ジョシュア・マグワイア、ルーク・マリンズ、デヴィッド・ヘイグ概要:「ハムレット」で端役の二人を主人公にした喜劇 『アマデウス』2018/7/6(金)〜7/12(木)@TOHOシネマズ日本橋ほかNTLive2018原題:Amadeus /尺:3時間15分(休憩20分含む)上演劇場:ナショナル・シアター オリヴィエ劇場作:ピーター・シェーファー演出:マイケル・ロングハースト出演:ルシアン・ムサマティ、アダム・ギレン概要:宮廷楽師のサリエリが若手音楽家モーツァルトの才能に 気づいてしまったことによる苦悩を描く。 『エンジェルス・イン・アメリカ 第一部 至福千年紀が近づく』『エンジェルス・イン・アメリカ 第二部 ペレストロイカ』2018/7/20(金)〜7/26(木)@シネ・リーブル池袋NTLive2018原題:Angels in America Part 1 : Millennium Approaches尺:3時間40分(休憩15分が2回)原題:Angels in America Part 2 : Perestroika尺:4時間20分(休憩15 分が2回)上演劇場:ナショナル・シアターリトルトン劇場作:トニー・クシュナー演出:マリアン・エリオット出演:アンドリュー・ガーフィールド、ネイサン・レイン、デニース・ゴフ、スーザン・ブラウン概要:エイズが同性愛者のがんと認識されていた80年代のNYを舞台に同性愛者とその周囲の人々を描く2部作。 『イェルマ』2018/9/28(金)〜10/4(木)@TOHOシネマズ日本橋ほかNTLive2018原題:Yerma / 尺:1 時間 40 分(休憩なし)上演劇場:ヤング・ヴィック劇場作:フェデリコ・ガルシア・ロルカ演出:サイモン・ストーン出演:ビリー・パイパー(2017年オリヴィエ賞最優秀主演女優賞を受賞)概要:子供が欲しいと切に願うが恵まれない女性イェルマの物語 『フォリーズ』2018/10/19(金)〜10/25(木)@TOHOシネマズ 日本橋ほかNTLive2018原題:Follies / 尺:2時間35 分(休憩なし)上演劇場:ナショナル・シアター オリヴィエ劇場脚本:ジェームズ・ゴールドマン音楽:スティーヴン・ソンドハイム演出:ドミニク・クック出演:イメルダ・スタウントン、トレイシー・ベネット、ジェイニー・ディー概要:取り壊し直前のワイズマン劇場に集まった、かつてこの舞台に出演していた人々たち。彼らの思いを馳せる世界を 描くミュージカル。
2018年06月18日アンドリュー・ガーフィールドがHIV患者を熱演し、イギリスでも絶賛を受けたナショナル・シアター・ライブ2018(NTLive)の日本公開第1弾「エンジェルス・イン・アメリカ第一部至福千年紀が近づく」から予告編が到着した。身近な映画館で極上の英国舞台を堪能できる機会として人気を博し、今年5年目を迎えるナショナル・シアター・ライブ。2018年度の新作ラインナップには、トニー・クシュナー作「エンジェルス・イン・アメリカ」の第一部・第二部、ダニエル・ラドクリフとジョシュア・マグワイア出演の「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」、ベン・ウィショー出演の「ジュリアス・シーザー」など8作が決定している。今回予告編が到着した「エンジェルス・イン・アメリカ第一部至福千年紀が近づく」は、80年代のNYを舞台に同性愛者を取り巻く人間模様を描いた物語。「エンジェルス・イン・アメリカ」は2003年にはアル・パチーノ、メリル・ストリープ、エマ・トンプソンらが出演し、アメリカでTVドラマ化もされた。演出は、「戦火の馬」や「夜中に犬に起こった奇妙な事件」など素晴らしい作品を手がけてきたマリアン・エリオット。アンドリューほか、ネイサン・レイン、デニース・ゴフ、スーザン・ブラウンらが出演し、上演時にイギリス業界紙で絶賛の嵐を巻き起こした。まずはアンドリューの新境地ともいえる熱演を、ここからチェックしてみて。<2018新作ラインナップ>■「エンジェルス・イン・アメリカ第一部 至福千年紀が近づく」2月2日(金)~2月8日(木)■「エンジェルス・イン・アメリカ第二部 ペレストロイカ」3月16日(金)~3月22日(木)■「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」5月25日(金)~5月31日(木)作:トム・ストッパード演出:デヴィッド・ルヴォー出演:ダニエル・ラドクリフ、ジョシュア・マグワイアほか■「アマデウス」7月6日(金)~7月12日(木)作:ピーター・シェーファー演出:マイケル・ロングハースト出演:ルシアン・ムサマティ、アダム・ギレン■「イェルマ」9月28日(金)~10月4日(木)作:フェデリコ・ガルシア・ロルカ演出:サイモン・ストーン出演:ビリー・パイパー(2017年オリヴィエ賞最優秀主演女優賞)■「フォーリーズ」10月19日(金)~10月25日(木)脚本:ジェームズ・ゴールドマン音楽:スティーヴン・ソンドハイム演出: ドミニク・クック出演:イメルダ・スタウントン、トレイシー・ベネット、ジェイニー・ディー■「ヤング・マルクス」11月23日(金・祝)~11月29日(木)作:リチャード・ビーン、クライヴ・コールマン演出:ニコラス・ハイトナー出演:ロリー・キニア、オリヴァー・クリス■『ジュリアス・シーザー』11月30日(金)~12月6日(木)作:ウィリアム・シェイクスピア演出:ニコラス・ハイトナー出演:ベン・ウィショー、ミシェル・フェアリー、デヴィッド・モリッシー、デヴィッド・カルダーナショナル・シアター・ライブ2018はTOHOシネマズ 日本橋、TOHOシネマズ 川崎ほかにて上映。(text:cinemacafe.net)
2018年01月23日4週連続で『ハリー・ポッター』4作をオンエアする「金曜ロードSHOW!」の“ハリー・ポッターの秋”。第3週となる11月3日(金・祝)今夜は2007年に公開されたシリーズ5作目となる『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』をお届けする。10月20日にシリーズ第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』が、10月27日には第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』が放送された“ハリー・ポッターの秋”だが、今夜は2003年に原作が発刊され2007年に映画化された「不死鳥の騎士団」がいよいよオンエアとなる。人間界に戻っていたハリー(ダニエル・ラドクリフ)は突然襲い掛かってきた吸魂鬼・ディメンターから従弟を守るために魔法を使ってしまったため、魔法省からホグワーツ退学を命じられてしまう。ダンブルドア(マイケル・ガンボン)のおかげでなんとか退学処分は撤回されホグワーツに戻ることになるハリーだが学校の雰囲気はどこか違っていた。闇の魔術に対する防衛術の新任教師・アンブリッジ(イメルダ・スタウントン)の暗躍でヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の復活は“なかったこと”になっており、危機の訴えも届かずハリーは孤独を深めていく。実戦で役立つ魔法を教える気配のないアンブリッジに危機感を覚えたハーマイオニー(エマ・ワトソン)とロン(ルパート・グリント)は、ハリーから独自に防衛術を学ぼうと提案し、学校内の有志が集う「ダンブルドア軍団」を結成。魔法の修業を重ねるなかでハリーはチョウ・チャン(ケイティー・ラング)と距離を縮めていく…。本作以降シリーズの後半を支え新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』も手がけたデヴィッド・イェーツ監督がメガホンを取った本作。前作に続き青春時代に突入したハリーたちのラブストーリーと共に、前作でついに姿を現した宿敵・ヴォルデモートとの壮絶な戦いへと物語が突入するなかで、ハリーとヴォルデモートの“秘密”も明らかに。あどけなさが残る少年だったハリーも、幾多の戦いと決断のなかで大人への第一歩を踏み出していく。その成長ぶりを目に焼き付けて来週の第4週に備えて。「金曜ロードSHOW!」公式ホームページの「金曜ロードシネマクラブ」では豪華ロンドン旅行、ハリー・ポッターグッズなどが当たる特別企画も実施しているのでこちらもチェック。金曜ロードSHOW!『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は11月3日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年11月03日先日行われた第87回アカデミー賞で「主演男優賞」を受賞した『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメイン、同賞初ノミネートを果たした『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のベネディクト・カンバーバッチら、英国出身の俳優たちは今年も大活躍。ダニエル・グレイグが主演するシリーズ最新作『007 スペクター』も何かと話題を振り巻いており、英国の一般女性が書いた世界的ベストセラー小説の映画化『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナンや、物語の世界から飛び出してきたかのようなディズニー実写版『シンデレラ』の王子役リチャード・マッデンなど、新鋭の英国男子も多くの日本女性を虜にしている。そんな中、現在、2012年の『最強のふたり』や昨年の『チョコレートドーナツ』のようにミニシアター界を席巻しているのが、英国映画『おみおくりの作法』だ。名バイプレイヤーのエディ・サーマンが、自分の仕事に誇りと責任を持つ真面目で几帳面な市役所員を好演。孤独死を通して人生やいのちについて考えさせてくれながら、感涙必至の奇跡のラストに絶賛の声が寄せられている。実は今年は、こうした人間味あふれるドラマと英国文化の伝統と風情がにじむ珠玉の作品が続々と登場する。まず、4月公開の『パレードへようこそ』は、名作『リトル・ダンサー』『ブラス!』のように80年代サッチャー政権下の炭鉱町が舞台。苦境にあえぐウェールズのとある炭鉱の労働者たちを支援するのは、ロンドンのゲイ&レズビアンの活動家(LGSM)たち。当初、全く相容れないように見えた両者がやがて胸アツの友情を育んでいく、実話をもとにした物語だ。出演は、『アバウト・タイム愛しい時間について』の名優ビル・ナイや、『ヴェラ・ドレイク』『ハリー・ポッター』シリーズのイメルダ・スタウントン。さらに、大ヒットドラマ「SHERLOCK/シャーロック」のモリアーティ役でブレイク、社会派の巨匠ケン・ローチ監督の最新作『ジミー、野を駆ける伝説』や『007 スペクター』にも抜擢されたアンドリュー・スコット、『わたしは生きていける』『サンシャイン 歌声が響く街』で注目されたジョージ・マッケイなど、若手からベテランまで気になるキャストが勢揃い。ゴールデン・グローブ賞コメディ/ミュージカル部門「作品賞」にノミネートされ、英国アカデミー賞「脚本賞」「最優秀デビュー賞」、ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード「作品賞」「助演女優賞」「助演男優賞」を受賞するなど、高い評価を受けている。また、「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド」「カルチャー・クラブ」「ブロンスキ・ビート」「ザ・スミス」など80年代を彩った音楽にあふれていることにも注目だ。音楽といえば、『JIMI:栄光への軌跡』(公開:4月11日)は、ロックに詳しくない人でも一度はその名を耳にしたことがあるだろう伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの黄金期を描く物語。メガホンをとるのは、昨年度アカデミー賞の「作品賞」『それでも夜は明ける』の脚本を手がけたジョン・リドリー。長編監督2作目となる本作では、5年ものリサーチ期間を経て、60年代後半のロンドンファッションとともに、伝説のギタリストがスターダムへと駆け上っていく2年間を再現する。ヒップホップデュオ「アウトキャスト」のアンドレ3000ことアンドレ・ベンジャミンが演じるジミのドレスセンスや、彼をスターへと導いた2人の女性(イモージェン・プーツ&ヘイリー・アトウェル)が着こなす、“スウィンギング・ロンドン”と呼ばれるレトロ&キュートなファッションは必見だ。そして、音楽&レトロファッションといえば、『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』(公開:8月)にも注目。こちらは、今年の夏フェスにも登場予定のスコットランドを代表するバンド「ベル・アンド・セバスチャン」のフロントマン、スチュアート・マードックが、自身のソロ・アルバムから着想を得て脚本&監督を務めたミュージカル映画。マードックは、スコットランド・グラスゴーのとある街を舞台に、孤独な入院生活を抜け出し、恋に落ちる拒食症の少女イヴ(『エンジェル・ウォーズ』『ポンペイ』のエミリー・ブラウニング)を通じて、ポップでレトロな世界観を創り出していく。やがてイヴの音楽仲間となり、密かに恋心を抱く少年ジェームズを演じるのは、人気バンド「イヤーズ&イヤーズ」のフロントマン、オリー・アレクサンデルだ。さらに、『007 スペクター』に再び“Q”役で出演するベン・ウィショーが、英国期待の新人監督ホン・カウとタッグを組んだ『追憶と、踊りながら』(公開:5月23日)も見逃せない。ロンドンの介護ホームで暮らす中国人女性(『グリーン・ディスティニー』のチェン・ペイペイ)と、彼女の息子の友人である英国人青年。言葉も文化も生き方も違う2人を結びつける“愛する者を失った痛み”が、新人監督ならではの繊細な演出で描かれていく。2014年サンダンス映画祭で「最優秀撮影賞」を受賞。“Q”とはまた違った姿を見せるウィショーの、“憂い”を含んだ演技に期待が高まる。受賞といえば、2014年第67回カンヌ国際映画祭で「主演男優賞」「芸術貢献賞」を獲得し、米アカデミー賞でも「撮影賞」など4部門にノミネートされたのが『ターナー光に愛をもとめて』。モネなどの印象派にも大きな影響を与えた19世紀の画家ターナーの人生を、『秘密と嘘』でカンヌの「パルム・ドール」、『ヴェラ・ドレイク』でヴェネチアの「金獅子賞」という栄誉を得た名匠マイク・リーが10年の構想を経て描いたドラマ。ターナーに扮するのは、『ハリー・ポッター』シリーズでピーター・ペティグリュー役を演じていたティモシー・スポールだ。“光の画家”と称され、旅好きで自由人だったターナーの作風への追求を熱演したスポールと、見事に再現されたターナーの“光の世界”は、カンヌを始め世界の映画賞を席巻。日本では、青葉まぶしい初夏に劇場公開される。いずれも新進気鋭から巨匠まで、英国を代表する“顔”が集結する作品ばかり。この中から、あなたのお気に入りを見つけてみては?(text:cinemacafe.net)
2015年03月06日イギリス生まれの映画『パレードへようこそ』。先日行われたゴールデン・グローブ賞「コメディ/ミュージカル」部門の「作品賞」にノミネートされたほか、世界各国で観客や批評家が絶賛!オスカー候補の期待もかかる本作から、80年代のUKポップスに彩られた友情と感動の予告編が公開となった。時代は1984年、サッチャー政権下のイギリス。ロンドンに住む青年は、炭鉱労働者たちのストライキに心を動かされ、支援するために募金活動を開始する。しかし、彼らがゲイ&レズビアンの活動家(LGSM)であると知った炭鉱労働者たちからは、寄付の申し出を断られてしまう。そこに、ある勘違いから唯一、申し出を受けて入れてくれる炭鉱組合が現れた。彼らは意気揚々とウェールズ奥地の炭鉱町へ向かうが…。『フル・モンティ』『リトル・ダンサー』『ブラス!』などを生んだイギリスから、また新たな感動作が誕生したといわれている本作。出演は、『アバウト・タイム愛しい時間について』、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の名優ビル・ナイや、『ハリー・ポッター』シリーズの意地悪なアンブリッジ先生でもお馴染みのイメルダ・スタウントン。そして、大ヒットドラマ「SHERLOCK/シャーロック」の宿敵モリアーティ役で、日本でもじわじわ人気上昇中のアンドリュー・スコットが、LGSMのメンバーとして登場する。ゴールデン・グローブ賞「コメディ/ミュージカル」部門にノミネートされ、英国アカデミー賞でも「英国映画賞」「英国デビュー賞」(脚本家・プロデューサー)「助演女優賞」(イメルダ・スタウントン)にノミネート。ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードでは「作品賞」「助演女優賞」「助演男優賞」(アンドリュー・スコット)の3部門を受賞するなど、高い注目を集めている。今回公開された予告編では、まったく接点のなかったロンドンのゲイ&レズビアンの若者たちと、ウェールズの炭鉱夫とその家族たちが出会い、ちっぽけな偏見を乗り越えて、真の友情を築いていく、という胸がアツくなる映像が展開。トニー賞受賞のマシュー・ウォーチャス監督が、知られざる実話を軽快かつドラマティックに描いている。また、注目したいのは80年代の名曲たち。「カルチャー・クラブ」の「カーマは気まぐれ」、「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド」の「RELAX」、若手女優リリー・コリンズの父フィル・コリンズの「恋はあせらず」を始め、「ブロンスキ・ビート」「ザ・スミス」「ソフト・セル」など、懐かしのディスコミュージックが満載だ。世代も境遇も超えた友情が、奇跡を起こした真実の物語。公開する春を待ちわびながら、まず予告編でほっこり心を温めてみて。『パレードへようこそ』は4月よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月14日