どの時代も、ファッションにはその時々の流行があるもの。ファッションの変化を描いた、さといも屋(@petit_flare)さんのイラストがX(Twitter)で話題になっています。以前、さといもさんは『2017年と2007年の女子高生を比較した絵』を投稿し、多くの人から共感の声が寄せられました。『今のJK』と『昔のJK』はどれだけ違う?比較した絵に「めちゃくちゃ分かる!」さといもさんが新たに描いたのは、女性のファッションの変化。2020年と2010年に流行した女性のファッションの特徴を見事にとらえた、1枚のイラストをご覧ください!クリックすると画像を拡大します2010年ごろはスカートを短くして足を出したり、ウエストを高く見せたりすることで、脚が長く見える効果を期待したファッションが流行していました。また、全体的に彩度の高いものや、派手な柄などの華やかな服を着ることがオシャレとされていましたよね。さといもさんは最近の流行ファッションを見ていると、「10代とアラフォーの主婦が似たような服装をしていて、ファッションに年齢の垣根がなくなってきている」と感じるそうです。2020年のファッションは落ち着いた色合いで露出が少なく、体型をカバーするファッションが好まれているように見えます。投稿は拡散され、性別問わず多くの人から共感する声が寄せられました。・2010年頃は『森ガール』って言葉をよく聞いたような。・右のファッションが流行ってからもう10年も経ってることにビックリだよ…。・華やかな右のファッションもいいけど、シンプルで深みのある左のファッションも好きだな。「流行は繰り返す」というのは、よく聞く言葉。それはファッションも同様です。実際、2020年ごろのファッションは1990年代のリバイバルといわれています。2020年ですら、すでに約4年前。もしかしたら、2010年のファッションが数十年後にまた当たり前になる時代が来るのかもしれませんね。grape HIT(グレイプ ヒット)ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。[文・構成/grape編集部]
2024年02月24日ソフトクリームを、落としてしまった!そんなハプニングは、数ある『日常的な悲劇』のうちの1つに挙げられるでしょう。持って走っていたり、食べるうちに溶けてバランスが崩れたりすると起こりやすいですよね。子供も大人も関係なく、落としてしまった時のショックや悲しみは、なかなかつらいものでしょう。そんな状況を、misato.(@misato08280)さんは少し切り口を変えて、イラストに描きました。X(Twitter)に投稿された、こちらの作品をご覧ください。題して、『落ちちゃったソフトクリームのおばけ』。床にべちゃっと落ちてしまったソフトクリームのアイス部分に、かわいらしい顔がひょっこり現れ、そのままふわふわと飛んでいってしまいました…!落ち込んでいた心を、ほんのりと癒してくれそうなmisato.さんの『おばけ』には、さまざまなコメントが寄せられました。・素敵な発想で、好きすぎる!・かわいいですね!「あれ?落ちちゃった〜」という声が、聞こえてきそうです。・見た目がぷるん、にょーんとしている!このおばけ、とんでもなく好き!・落としてしまったソフトクリームが、こんなふうに『成仏』してくれるなら こちらも救われそうですね。『日常的な悲劇』が、こんなかわいいお化けに変身して、現れたら…。そんなふうに思ってしまう、かわいいイラストですね![文・構成/grape編集部]
2023年10月06日ポスターやチラシ、あるいは標識など、日常生活の中でイラストを見かける機会は多いのではないでしょうか。かわいらしくデフォルメされたものや、写実的なタッチで描かれたものまで、幅広い作品があります。そんな中、イラストレーターの徳田有希(@yuukitokuda)さんが、『本物にしか見えないイラスト』を描き、X(Twitter)に投稿しました。徳田さんが描いたのは、こちら。質感が本物そっくりな、タコの足!まるで本物を見ているかのような感覚になりますね。SNSではこうしたイラストがしばしば見られますが、徳田さんの場合は完成品だけでなく、描いている過程も一緒に公開しました。完成まで、順に追っていくと…。白い画用紙に下絵を描いて、徐々に塗り重ねていったと思ったら…3枚目で、いきなり解像度が急にアップ!細かい線を描き込んで、みずみずしさを表現するなど、テクニックが感じられる工程ですね。最後は、影を描いて完成!でき上がった徳田さんのイラストには、クオリティの高さに驚くコメントが数々寄せられました。・ツヤ感がすごすぎます…本物のタコにしか見えない!・すごすぎる!立体感って、色合いで表現できるんですね。・3枚目で「えっ」となった。画用紙に、本物のタコの足を置いたのかと…!・本物のタコの足を、紙の上に置いているんだよね?そうとしか見えないほどの画力!完成品だけでなく過程も楽しめる、徳田さんの投稿。普段見かけるイラストも、このように制作されているのでしょうね…![文・構成/grape編集部]
2023年10月02日ボールペンで幻想的なイラストを描いている、ヨコイジュウ(@4kuda5rana1)さんは、ある写真をX(Twitter)に投稿しました。投稿には、12万件を超える『いいね』がつき、多くの注目を集めています。写真にうつっているのは、絵ではなく、ボールペンで書かれた無数の線。しかし、ただの線ではありません。思わず目を疑ってしまうような、実際の写真をご覧ください。横に並ぶ線は、隣同士の間隔が極端に狭く、バーコードのように密集しています!人の手で書かれたとは思えない、機械のような精密さですね。どこを見ても、隣の線と接触している箇所は見当たりません。「やっぱり俺って、自分を人間だと思っているプリンターかもしれない」ヨコイジュウさんは、自身が書いた線を見て、思わずこう思ったのだとか。写真を見た人からも「前世はプリンターだろ」などといった、困惑する声が続出しました。・すごすぎて、理解が追いつかなかったです…。・見ていてめっちゃ気持ちいい!・器用さレベル100ですね。ミルクレープの理想の断面みたい。フリーハンドでここまで正確な線が引けるのであれば、今後、ヨコイジュウさんが定規を使うことはないかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年09月22日スーパーマーケット(以下、スーパー)などの売り場を飾るPOPは、販促ツールの1つ。目立つ文字や絵などで、来客に商品の魅力を伝えます。メーカー側が商品とともに提供するPOPのほか、店側が独自に用意をする場合もあるようです。スーパー店内で発見!『手書き』の魅力に大反響「このスーパー、絵がめちゃくちゃうまい人がいる」三重県亀山市にあるスーパーマーケット『フレッシュマーケットベーシック』亀山店を訪れた、川北すピ子(@su_pico)さんが、そんなコメントとともに店内の様子をSNSに投稿しました。自身もイラストを描いている、クリエイターの川北さんが感銘を受けた、イラストの数々がこちらです!豪勢なオードブルや寿司、カレーなどが、おいしそうに描かれていますね!店内に貼られた、パートやアルバイトの募集、『お客様へのお願い』にまで描かれた手書きのイラストからは、温もりが感じられます。POPには6万件を超える『いいね』とともに、「これはガッツリと売り上げに貢献していますね!」「才能がすごい」などのコメントが寄せられました。・『職人技』ですね!絵を見るためにスーパーに行きたい!・全部手書きなんだ。高クオリティですね。・お店のポップを見るのが大好きです。描ける人に憧れるなぁ~!・これ!私が求めている店内の光景は、手書きであふれた、これなんですよ!・お客様へのお願いをかわいいキャラクターで描いているのっていいよね。フリーのイラストなどを活用し、ある程度簡単にPOPを量産できるようになった昨今。便利になった一方、『手書きにしか出せない魅力』を見たい人からすると、プリントされたPOPばかりの店内になると、一抹のさびしさが感じられるといいます。店の個性にもつながる手書きPOPは、ファンが新作のお披露目を毎度楽しみにしていることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年08月20日晩ご飯の時間帯に外を歩いていて、どこからともなく、おいしそうなにおいが漂ってきたことはありませんか。どんな料理が振舞われているのか、ちょっぴり想像してしまいますよね。ご飯時に、もしもこんな『突撃』をされたら…毛玉(@touhou0514)さんがSNSに投稿したイラストが話題になっています。突撃!お前が晩ごはんそう書かれた、大きなしゃもじを持っているのは…クマ!テレビのワイドショー番組などで、一般家庭の晩ご飯を突撃取材するコーナーを思わせますが、クマがそのしゃもじを持っていたら、さすがにシャレにならないですね…。毛玉さんのスリル満点なイラストには、数々のコメントが寄せられました。・えっ、俺が晩ご飯だったの!?・負けたほうが晩ご飯になる、熾烈(しれつ)な戦いじゃん…。・笑いすぎて、腹筋が1分間おかしくなってしまった!・「スタッフ『を』おいしくいただきました」ってか。こうしたコメントのほかにも、毛玉さんのインパクト抜群なイラストに「Tシャツにしてほしい」などのコメントも。ちなみに、クマはどう猛な性格をしているイメージがありますが、実際はその反対で、人間との接触を避けようとするのだとか。万が一、クマと遭遇してしまった場合は、後ずさりをするようにして、その場を離れるのが有効といわれています。しゃもじを持っていても、そうでなくても、クマと遭遇した時のために覚えておきたいですね…![文・構成/grape編集部]
2023年08月09日はじめての言葉に触れたり、感性を刺激してくれたり、子どもの世界をぐんと広げる「絵本」は、子育てに欠かせないツールのひとつです。でも、絵本の対象年齢に合っているのか、成長のためになっているのかなど、ふと疑問になることも。そんなときに出会ったのが、指先をトコトコと動かしながら年齢問わず遊べる絵本「ゆびさんぽ」(KADOKAWA 刊)。以前ウーマンエキサイトで「 ズボラ母のゆるゆる育児 」の連載をしていた、瀬戸内海在住の人気イラストレーター まつざきしおりさんの絵本デビュー作です。絵本を指先でたどりながらものがたりが進んでいくのですが、はじめての感覚で、子どもはもちろん大人でも楽しい! しかも、自然とさまざまな動かし方が身につくので、手指と密接な関係がある脳の発達もうながすのだそう。企画から1年以上を費やしたというまつざきさん、どんな想いで制作されたのでしょうか? 先般おこなわれた「道づくりワークショップ」の様子とともにご紹介します。■探し絵要素も! 遊び心をギュッとひとつに絵本の主人公は、赤と青のとんがり頭巾をかぶった2人のこびと。子どもたちはこびとと一緒に森のみんなとピクニックをするために、“ぐらぐらいっぽんばし” “ふわふわたんぽぽのみち”など、13のステージを進んで行きます。そこに、まつざきさんならではのキュートでやさしいタッチの絵のうさぎやヒヨコ、キノコやおばけなど、子どもの興味をさそうキャラクターがたくさん登場するので、ページを開くたびに新鮮なワクワク感があふれてきます。さらに、細かく見ていくと“こんなところにこんな子が!”という探し絵の要素もちりばめられていて、繰り返し見ても楽しめる工夫がされているんです。「最終的に指でさんぽをするという案に落ち着くまでに、本当にさまざまなアイデアを出したのですが、それもボツにするのではなく作中に活かしています。たとえば、川のぐらぐらいっぽんばしのステージでは、“ザ〜〜〜”という擬音をテキストで川に描いているのですが、これはオノマトペの絵本にしたら? というアイデアを取り入れたもの。モグラのページにある“宝石ゼリー”はお菓子がたくさん出てくるものがたり絵本という発想から。完成に至るまでにセリフが足されたりと作品自体がさまざまに変化して、最終的に私らしい絵本ができたのではと思います」(まつざきさん)担当編集さんいわく、リクエストするとアイデアを10倍にも100倍にも膨らませて返ってくるのだとか。そんな遊び心にあふれたまつざきさんのアイデア1つひとつがリレーのようにつながって、一番おいしいところをギュッと集めたデビュー作に仕上がりました。■指先以外でも遊べる! 成長とともに育っていく絵本そんな自由な発想から生まれた絵本だからこそ、自由に遊ぶ余白があるので、指でさまざまな遊びが生まれていきます。実際に筆者の子どもたちも年の離れた兄妹同士で違った指先の使い方をするだけでなく、ミニカーを走らせたりお気に入りのフィギュアでごっこ遊びをしたりと、毎回違う遊び方で夢中になって楽しんでいました。「それぞれご家庭ごとに違う遊びをしてもらえたらと思っていたので、うれしいですね。絵本ってアルバム的な存在だと考えていて。最初は親が読み聞かせをして、そのうちにいっしょに声に出して読んで、最終的に1人で読むようになって…。そうやって子どもの成長とともに育っていくような絵本がつくりたいと思っていたんです。この絵本をきっかけに、ご家庭ごとの思い出をたくさんつくって欲しいですね。あと、親御さんはお子さんが小さな手でテクテクしているかわいい姿を見てニヤニヤして欲しいです(笑)」(まつざきさん)■「余白」が自由な発想を刺激する絵本の出版を記念しておこなわれた「道づくりワークショップ」では、子どもの自由な発想にまさしく親の私がニヤニヤしてしまいました。用意されていたのは、スタート地点とゴール地点だけが描かれた紙。このあいだにオリジナルのゆびさんぽ道を描いていこうというもの。クレヨンやカラーペン、シールやカラフルな毛糸などを使いながら、個性的な作品が次々とできあがっていきます。最後に参加者の作品をつなげて長くなった道をみんなでテクテク。みんな夢中でゴールまでたどっていく姿に、余白を与えることで子どもの主体性や可能性がぐんと広がることを実感しました。■最後にまつざきさんから絵本はもちろん、まつざきさんご自身も明るく前向きなエネルギーでいっぱい。しかし、産後はバセドウ病で心身ともに思うようにいかない日々も過ごしました。最近は症状も落ち着き、12年目になった直島での暮らしを小学4年生になった娘さんのみーたんと旦那さんの協力のもと、楽しんでいます。「12年経ちましたがいまだに慣れないこともあります。日々悩みもあるし、もともとメンタルがゆし豆腐(※やわらかいおぼろ状の豆腐)なので、ちょっとしたことで悩んだり考えすぎちゃったり…。落ちるときは深海レベルまで沈んでしまいます(苦笑)。ときはしばらく地面と一体化してぼーっとしたり、娘を抱っこしてぬくもりを感じながらじっくりエネルギー回復させています。好きなことを生業にしているというのもそれしかできないくらい不器用だからで、毎日アワアワしているし…。ちなみに今朝も寝坊して学校まで車で送りました(笑)。お母さんってみんな毎日すごくがんばっていて、本当にえらいなぁと思っています。みなさん、本当にお疲れさまです!」(まつざきさん)取材中もじんわりと温かく柔らかなオーラで私たちを包んでくれたまつざきさん。そんなまつざきさんの一歩一歩自分らしく前に進んでいく様子は絵本からも感じ取ることができます。新しい親子のコミュニケーションのひとつとして、ぜひ手にとってみて欲しい絵本です。 「ゆびさんぽ」作・絵:まつざきしおり (KADOKAWA) ※試し読みもあり
2023年08月08日スマホやパソコンなど、デジタル機器を活用してノートやメモを管理する人も増えた今だからこそ、自分自身の手で書く手帳やノートにこだわりを持つ人も多いでしょう。そういった手書きだからこそ、気軽に楽しめるのが「イラスト」です。自分で使う手帳やノートはもちろん、人に渡すちょっとしたメッセージカードなどにも、かわいいイラストを添えることができると嬉しいですよね。しかし、「絵は好きなんだけどうまく描けない…」という人も多いもの。そこで、絵心に自信がない人でも簡単に描ける「花・植物」のイラストを、老舗文具店和気文具の公式Instagram「文具文房具手帳和気文具(wakibungu)」の投稿から紹介します。縦スペースを埋めるのにおすすめイラストまずは縦のスペースを埋める植物イラストの描き方から。ノートやメモの余白に大体の位置を決めたら、植物の茎となる線を描き入れてください。先端を左右に散らすことで、動きを出せるでしょう。茎に小さな葉っぱを多数描き入れたら、色を付けてデコレーションします。葉っぱは小さめに。両葉にしても、片葉ずつ交互にしてもおすすめです。茎に近い部分をきゅっと絞ることで、バランスよく仕上がります。横スペースを埋めるのにおすすめイラスト続いては、横に大きく空いたスペースを埋めるイラストです。まずは下書きから。横に1本線を引き、その上に茎を伸ばします。左右に大きく揺らすことで、バランスよく仕上がるでしょう。葉っぱも大きめに描き入れてください。続いては色付けに移ります。太めのマーカーで下のラインを引きます。これは、最初に引いた横1本のラインを下書きにしてなぞるとよいでしょう。次に、やや細めのペンで茎と葉っぱを色付けします。アクセントになるカラーで、所どころに小花を散らせば、より華やかな印象になるでしょう。下のラインのデザインに工夫すれば、バリエーションも豊富になります。ほかにも、大きく空間の開いた点線のようなイメージで横線を引き、その空間部分に花のイラストを入れるのもおすすめです。横線に茎と葉っぱを描き入れれば、かわいらしい印象に仕上がるでしょう。ぽっかり空いたスペースを埋めるのにおすすめイラストぽっかりと空いたスペースには、アジサイのイラストを入れてみてはいかがでしょうか。スペースの中心部分に、淡い色合いのマーカーでくるくると円を描きましょう。ここが花の部分となります。葉っぱも太枠部分だけ、マーカーで描き入れておきます。先ほど円で作った鼻の部分には、チョウを描くように、ボールペンで小花をたくさん描いてください。葉っぱの模様を入れれば、より完成度がアップします。アジサイのイラストは、複数を組み合わせるのもおすすめです。縦に並べたり、横に並べたりと、ぜひあれこれと楽しんでみてください。さらに円を描くマーカーを2色使いにすれば、まるでグラデーションのような華やかな仕上がりに。パープルや水色など、パステルカラーの寒色系を使うと、よりアジサイらしくなるでしょう。手帳やノートにオリジナルイラストがあれば、予定やメモを書き入れるのもより楽しくなりそうです。簡単に描けてかわいらしく彩るテクニックを、ぜひ身に付けてみてください。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 文具 文房具 手帳 和気文具(@wakibungu)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2023年07月20日文字を入力すると、人工知能によってイラストを自動生成する、画像生成AI。人が手描きで作成するよりも、はるかに短い時間で高クオリティな画像を簡単に作成できるとして、近年注目をされています。アーティストの『手描きの作品』に反響「だから、AIじゃないって!」映像作品の背景イラストなどを手掛ける、コンセプトアーティストのayaru(@ayaru49397559)さんは、そんなコメントとともに、Twitterに自身の作品を投稿。ayaruさんが、半年ほどかけて、悩みながら完成させたという、渾身の1枚をご覧ください。まるで本当にこの世界が実在しているかのような精密さで、細部まで描き込まれており、息をのむほどの美しさです。これを、AIでなく人が描いたという事実に、驚かされますね。AIによる技術が今後どれだけ発達しようとも、けして揺らぐことのない、人の手が創り出すものの価値を感じることができます。投稿には、作品を見た多くの人から感動の声が上がっていました。・画像を拡大して、影の部分を見てほしい。どこを見ても、濃密な世界が広がっている。・本当に、細かいところまで丁寧だし、美しい。・逆にAIだといってほしいくらい。人間の技だなんてすごすぎる。・本当に素晴らしい作品。いつも長い期間かけて描いているのを見守っています。人々がイメージしたものを簡単にビジュアル化できるようになりつつある、現代の社会。しかし、新たなイマジネーションを創るきっかけは、人の手で時間をかけて紡ぎ出したものによって、もたらされるのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年07月20日みなさんは、『絶景』と聞くと、どのような景色を思い浮かべるでしょうか。雄大な大自然や、大きなビルが建ち並ぶ街並みだけでなく、日常的な風景がふいに印象的なものになることもあります。男女でアート作品を制作しているアートユニット『sara』の2人が、Twitterアカウント(@sara2626_if)に投稿した『絶景』をご覧ください。民家の上に細長く伸びた雲が、まるで深海魚のリュウグウノツカイのような形に…!写真に写った雲の形をなぞるようにしてイラストが描かれており、いっそうイメージがわきやすくなっています。夕焼けと夜空のグラデーションを割って泳いでいるかのごとく、神秘的な光景が広がる空を収めた写真には、さまざまなコメントが寄せられました。・グラデーションの空も、すごくきれい!イラストの竜も、まるで家路を急いでるようです。・スタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』に登場する、ハクにも見えますね!・新海誠さんのアニメ映画『天気の子』を地でいくとこうなるのかなぁ。ふと見上げた空が、吸い込まれそうなほど美しい景色だったとしたら、思わず感動してしまいそうですね…![文・構成/grape編集部]
2023年07月18日誰にでもあるものといえば、子ども時代の忘れられない思い出。そこで今回ご紹介するオススメの最新作は、50年以上前にフランスで誕生し、世界中の子どもたちから愛されている児童書を初めてアニメーション化した注目作です。『プチ・ニコラ パリがくれた幸せ』【映画、ときどき私】 vol. 584パリの街並みを望む小さなアトリエにいるのは、イラストレーターのサンペと作家のゴシニ。2人は試行錯誤しながら、いたずら好きのやんちゃな男の子のキャラクター・ニコラに命を吹き込んでいた。そこには、大好きなママのおやつ、校庭での仲間たちとの喧嘩、先生もお手上げの臨海学校の大騒ぎといった数々のエピソードが並ぶ。サンペは、ニコラを描くことで望んでも得られなかった幸せな子ども時代を追体験していた。そして、ある悲劇を胸に秘めるゴシニは、物語に最高の楽しさを与えていくことに。児童書『プチ・ニコラ』の心躍らせる世界を創造しながら、激動の人生を振り返る2人。いつしかニコラの存在は、そんな彼らの友情を永遠のものにしていくのだった…。世界最古にして最大規模のアニメ映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭」で、最高賞となるクリスタル賞を昨年受賞した本作。国内外で高い評価を得ているなか、こちらの方々にお話をうかがってきました。バンジャマン・マスブル監督 & アマンディーヌ・フルドン監督監督を務めたのは、美術を学んだあとアニメーション業界に入り、テレビアニメシリーズのディレクターとして活躍してきたフルドン監督(写真・右)。そして、アカデミー賞にノミネートされた『失くした体』をはじめ数々の映画賞を受賞した作品に編集として携わり、本作で監督デビューを飾ったマスブル監督(左)の2人です。そこで、原作が愛される理由や制作秘話、そして現在の日本のアニメ界について語っていただきました。―『プチ・ニコラ』はフランスでは国民的な児童書ですが、どういったところがそれだけの人気を博した理由だと思われていますか?マスブル監督まず、この作品がいまもこれだけ愛されている大きな理由のひとつは、子どもの視点で描かれているところ。1950年代のフランス社会をはじめ、すべてをニコラの目を通して描いていますが、そうすることで詩的な部分やコミカルな要素が生まれるのです。そして、それにサンペの無邪気な子どもたちのイラストが相まって普遍的な作品になったのではないかなと。あとは、戦後のフランスが復興に向けて活気のあった時代の雰囲気を体現しているというのも要因だと思います。フルドン監督それから、作家であるゴシニが人物造形と合わせて人間関係をきちんと描いているのも大きいのではないでしょうか。ニコラという子どもには両親と祖父母がいて、さらに友人や教師もいるので、そういう普遍的な人間関係が共感を得ているように感じています。2人だったからこそ、野心的な作品にできた―『プチ・ニコラ』はサンペとゴシニの2人が組んだからこそ生まれた作品ですが、初のアニメーション化を実現したおふたりも、2人だったからこそできた部分もあったのではないかなと。マスブル監督そうですね。実は僕たちも彼らのように、似ているようで全然違うところがある2人なんです。たとえば、彼女はアート学校でちゃんとイラストを学んできたバックグラウンドがありますが、僕はどちらかというと映画の編集や脚本を学んできたタイプ。なので、彼女がサンペで僕がゴシニっぽいと言えるのかもしれませんね。そんなふうに僕たちは自分にはないものを相手が持っているので、お互いに補い合う関係。だからこそ、ストーリーテリングにしてもアートディレクションにしても、違う方向から持ち寄って作っていけたので、おかげですごく豊かなものになりました。しかも、男性と女性両方の視点を入れられたのもよかったと思います。フルドン監督確かに、だからこそ創作においてこれだけ野心的な作品にできたのかもしれません。なぜなら、この作品では『プチ・ニコラ』をアニメにするだけでなく、実在する2人の作者の世界と融合させることに挑んでいるからです。幸いにも私たちは同じ方向性に向いていたので、問題なく進めることができました。制作の前に本人と会えたことは、本当にラッキーだった―制作の過程では実際にサンペさんと会われたそうですが、印象的なやりとりやインスピレーションをもらった部分はありましたか?フルドン監督映画を作る前にご本人とお会いすることができたことは、本当にラッキーなことでした。実際に私たちが作った景色やキャラクターを見てもらい、彼からの承認を得たうえで作業に入れたので、そのおかげで絆も生まれたと感じています。彼からのOKサインをもらえたからこそ制作を進めることができたので、私たちは彼にオマージュを捧げる作品にしたいと強く思うようになりました。マスブル監督サンペは「僕のデッサンは音楽なんだ」と言っていたので、そこは映画にも生かしたいと考えました。アマチュアではありますが、彼もピアノを弾いていましたし、ジャズやクラシック音楽が大好きな人でしたから。そういう彼のスピリットを大切にしたかったので、音楽担当と相談をして劇中にジャズ・オーケストラの場面をあえて作ったりしています。―そのあたりのこだわりも、ぜひ注目してもらいたいですね。では、来日をされてみて日本に対してどのような印象をお持ちかを教えてください。フルドン監督私は今回が初めてということもあって、来る前からワクワクしていました。特に日本の文化はフランスの文化とまったく違うので、いろんな発見や体験からインスピレーションをもらっています。マスブル監督僕は15年前に観光で15日間滞在したことがあり、東京、大阪、広島を訪れました。小さい頃から思春期、青年期まで『AKIRA』や今敏監督の作品をはじめとする日本のアニメをずっと見ていたので、その本拠地である日本にまた戻って来れたというのは非常に感動的なことです。あとは、細田守監督が大好きで、『おおかみこどもの雨と雪』や『未来のミライ』などに夢中になって見ていました。日本のアニメ界も、次の世代にちゃんと受け継がれている―ちなみに、いまの日本のアニメ界はどのようにご覧になっていますか?マスブル監督アメリカのコミックスが席巻しているようにも見えますが、映画業界においては日本のアニメ作品が非常に大きな部分を占めていると言えるのではないでしょうか。いまの日本のアニメ界は、本当にバラエティ豊かで、優秀な作家たちが多く存在していると思っています。一時は、「スタジオジブリの宮崎駿監督のあとがいないのではないか」と危惧したこともありましたが、なんてことはない。すでに新しい世代にちゃんと受け継がれているんだなと感じます。―日本の作品で影響を受けているものはありますか?フルドン監督アニメではないのですが、私は河瀨直美監督の『あん』。日本特有の感性というか、まるで時間が止まっているかのような独特な時間軸があっていいなと感じています。幸せは待っていて手に入るものではない―原題には、「幸せになるために何を待っている?」という副題が付けられていますが、おふたりが幸せになるためにしていることがあればお聞かせください。マスブル監督僕は「幸せというのは待っていて手に入るものではない」と考えているので、幸せは探しに行けなければいけないし、そうなるように努力も必要だと思っています。そして、重要なのはさまざまな経験をしたあとに、それを人とシェアすること。本作でもトラウマ的な幼少期を過ごしたサンペが見事に回復した様子を描いていますが、その経験を共有することでそこに幸せが生まれるのです。そういう部分がユニバーサルなメッセージとなって人々に届けばいいなと考えています。フルドン監督サンペとゴシニの2人は、紛れもなく天才的なアーティストでしたが、その裏には本当に膨大な努力と忍耐があったと感じています。だからこそ、彼らが勝ち取った幸せというのは、彼らにふさわしいものなのです。言い換えれば、「いまがつらくてもそれを乗り越えさえすれば幸せに到達できるんだ」ということ。いまは私もそんなふうに思っています。―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。フルドン監督この作品には悲しい部分も少しありますが、それよりも気持ちが明るくなるはずなので、映画館を出たときに笑顔になっていただけたらいいなと。きっといい時間を過ごしていただけると思うので、映画のなかで聴いた音楽を口ずさんだり、陽気な気分を味わったりしていただきたいです。マスブル監督観客のみなさんには、ぜひポジティブなところを感じてもらいたいなと願っています。特に、いまはコロナ禍がようやく明けてきたところで、改めて人のありがたみを実感しているところではないかなと思うので。私たちは、太陽のような温かさと輝きを届けたいと考えていたので、みなさんにはそれを受け取っていただき、心が温かくなるのを感じていただけたらうれしいです。子どもから大人まで、誰もが好きにならずにいられない!思わず笑みがこぼれる『プチ・ニコラ』の世界観に没頭できるとともに、作家たちの隠された苦悩にも心が動かされる本作。繊細で優しいタッチにぬくもりを感じながら、懐かしさも込み上げてくる珠玉の1本です。取材、文・志村昌美温かさに包まれた予告編はこちら!作品情報『プチ・ニコラ パリがくれた幸せ』6月9日(金) 新宿武蔵野館、ユーロスペース他全国順次公開配給:オープンセサミ、フルモテルモ️(C)2022 Onyx Films – Bidibul Productions – Rectangle Productions – Chapter 2
2023年06月08日みなさんは、色鉛筆で絵を描いたことはありますか。白い画用紙にめいっぱい絵を描いたり、余白を取って1つのものを丁寧に描き込んだりと、人によってさまざまでしょう。篠(shino__0215)さんが披露したのは、ジャパンフリトレー株式会社が販売しているスナック菓子『ドリトス』の絵。とても丁寧に描かれており、本物と見間違う人が続出している、こちらの作品をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 篠(@shino__0215)がシェアした投稿 目を見張る、圧倒的なクオリティ…!『ドリトス』の袋を開けて、中身がチラッと見えるような構図で、立体的に描かれています。「紙の上に、本物の『ドリトス』の袋を置いたのでは…」と思った人もいるのでしょう。そんな人たちのためか、篠さんは袋の口を覗きこんだり、色鉛筆を転がしたりして、平面の絵であることを証明しました。驚異的なリアルさに、ネット上では、称賛のコメントが続出しています。・何回繰り返して見てもゾワゾワします…!『ドリトス』の香りを感じる!・素敵!原画を家に飾って、ずっと眺めていたいです。・袋のツヤ感がすごい!うっかり手が伸びてしまいそう…!・描いている最中から、美味しそう!こんな才能が欲しかった。テーブルの上にこの絵があったら、つい袋を取るしぐさをしてしまいそうですね…![文・構成/grape編集部]
2023年05月28日町中を歩いていると目にする、さまざまな種類の、交通関係の目印。支柱に付けられているものもあれば、道路に直接示されているものもあります。中央線沿いの住宅地で遭遇した、意外な標示とはある日、イラストレーターの火詩(@hiuta_illust)さんは、JR中央線沿いの住宅地を歩いていました。すると、ちょっぴり意外で、かわいらしい路面標示を見つけました。「人生で一番かわいい『とまれ』に出会ってしまった…」『とまれ』という文字の上に、ワニの絵が描かれていたのです…!細長い体に、鋭くてギザギザな歯と、特徴もしっかり押さえています。「これはいい!」「通っていた高校の近くにあった」「えっ、これって全国的にあるものじゃなかったの!?」など、さまざまなコメントが寄せられました。ワニのほかにも…東京・杉並区で目撃情報杉並区が運営しているウェブサイト『すぎなみ学倶楽部』によると、この路面標示は、1970年以降に東京都杉並区の路上で描かれたもので、児童の飛び出し防止を目的としていたようです。ほかにも、火詩さんがパンダを見かけたり、ほかのユーザーからクジラの目撃情報も。火詩さんは、「みなさんの思い出もいろいろ聞けて、とても和みました」と、イメージイラストを公開しました。火詩さんによるイメージイラスト『とまれワニ』のように、ファンシーな標示があったら、つい足を止めてしまいそうですね…![文・構成/grape編集部]
2023年05月22日子どもに絵の描き方を聞かれ、ちょっとしたコツを教えた話です。■絵描き冥利に尽きます※わたしも絵の描き方習ったわけじゃないので、この漫画は参考にしないでね(汗)。十字線だけで終わるお絵描き教室。でも初めて絵の描き方きいてくれたのが嬉しかったよ。とはいえ、タブレットに指で描いてるこまめのほうが何倍もすごいと思ってるんだけど。よく描けるよなぁ。ちなみにブログの絵は十字線は描いてないっす。もう10年以上も同じ子を描いてると、さすがに慣れるよねぇ(汗)。
2023年05月20日一日をエネルギッシュに過ごすためにも、朝食は毎日とりたいもの。しかし、時間に追われがちな朝は、準備や片付けが面倒に感じてしまいますよね。イラストレーターの、でるらご(@monokurocat1211)さんがTwitterに投稿した、ある『アイディア』が話題になっています。でるらごさんが注目したのは、牛乳やヨーグルトなどをかけて食べる、シリアル食品。本来は、シリアルを入れる食器、スプーン、牛乳などをそれぞれ用意しなければなりませんが…。こんなのあったら面白いかもっていうらくがき pic.twitter.com/hLJbYdKSPb — でるらご絵仕事募集中 (@monokurocat1211) April 2, 2023 必要なものを1つのパッケージにまとめることで、食事から片付けまでが、サッと済ませられるように!でるらごさんの投稿には、「すごく便利そう」「天才的」「自動販売機で買えたら最高ですね!」などのコメントが寄せられました。パッケージのイラストを見て、イメージが膨らんだ人もいるのではないでしょうか。実際に発売されたら、慌ただしい朝の時間を、より有効活用できそうですね![文・構成/grape編集部]
2023年04月04日芸能人の似顔絵などを描いている、イラストレーターのTom(@tom_naoji)さんが描いた作品が、Twitterで話題になっています。2023年3月8日、Tomさんは、『あるスポーツ選手』のイラストを、自身のTwitterアカウントで公開しました。しかし、Tomさんが描いたのは、似顔絵ではなく…。 #作画カロリーの低い作品を上げようぜ 羽生結弦 pic.twitter.com/64oFe49iIu — Tom (@tom_naoji) March 8, 2023 ぐるぐると巻いた線のみで表現されているのは、フィギュアスケーターで、2022年にプロ転向した羽生結弦さん。絶妙な線のバランスと、足元に散る氷などが、軽やかで美しいジャンプを披露する羽生さんのイメージと、確かに重なりますね…!Tomさんの作品には、15万件を超える『いいね』と、多数のコメントが寄せられました。・抽象画の天才!2千回転くらいしていそう。・いわれてみれば…ってなるのが不思議すぎる。まさに芸術。・将来、美術の教科書に載りそう。・吹き出してしまった!どうしてなのか、羽生さんだと理解できてしまう。ちなみに、Tomさんは、同じくフィギュアスケートで活躍する浅田真央さんをイメージしたイラストも投稿しました。羽生さんと同様に、浅田さんの美しい空中姿勢が、抽象的なイメージで見事に描かれています。顔や衣装など、外見的な特徴は描かれていないものの、フィギュアスケートのパフォーマンスを抽象化して描いた、Tomさん。シンプルな構図からイメージを膨らませられるのは、まさにアートですね…![文・構成/grape編集部]
2023年03月10日・意外と苦戦しました。そんなところに隠れているとは。・昨日からずっと探しているんだけど、どこにもいない…。・い、いたぁ!!20秒くらいで見つかった!1枚の絵でネット上を盛り上げたのはイラストや絵本を制作している、作家のshimizu(@shiroiinu432)さん。みんなが何を探しているかというと、イラストの中に隠れているクマです。かわいらしいクマは、隠れるのが得意なようで、すぐには見つからない場所に身を潜めていました。1日かけても見つからない人がいる一方、たった数十秒で見つける人もいたようです。12種類のトーストには、おいしそうな具材がのっています。さぁ、その中からクマを見つけてみてください!クリックすると画像を拡大しますかくれくま pic.twitter.com/RS54z5bMqy — shimizu (@shiroiinu432) February 4, 2023 ヒントは、上から3列目の真ん中にあるパンです。クマは必ずしも茶色ではありませんよ!さぁ、見つかりましたか…。クマはどこにいる?正解は…拡大しても見つからなかった人もいるかもしれません。左端のレタスをよく見てみると…かわいいクマがこちらを向いていますね。あなたはどのくらいで見つけることができたでしょうか。一度見つけたら、「なんで気付かなかったのだろう」と不思議に思うかもしれません。shimizuさんは、ほかにもクマを探すイラストを投稿していますよ。こちらの問題にもチャレンジしてみてくださいね!「どこかにクマがいます」多くの大人が惑わされたイラストに反響「疑ってしまった、ごめんなさい」[文・構成/grape編集部]
2023年02月20日「普段目にしているものの見方を少し変えたら、まったく違って見えた…」このような経験がある人もいるのではないでしょうか。美術家の、ゆり(@sugiura16738120)さんが作り出した『アート』は、まさにそんなきっかけから生まれたものでした。『アート作品』にコメント続々「革命的!」「センスありすぎ」ゆりさんは、2023年2月8日に、制作した作品をTwitterに投稿。7万件もの『いいね』が寄せられた、ゆりさんの『アート作品』はこちらです。風呂の浴槽に張り付いた髪の毛で絵を描いたもの pic.twitter.com/FImKbR6sfI — 洗顔ものまね☁️ゆり (@sugiura16738120) February 8, 2023 ゆりさんが制作したのは、『入浴している女性』のイラスト。やさしいタッチのイラストですが、なんとペンで描かれたものではなく、髪の毛で作られた『髪の毛アート』なのです!ゆりさんの作品には、たくさんのコメントが寄せられました。・革命的!これはマネできない!・上手すぎ!その才能が欲しいです!・センスありすぎ。すごいや。・これはなかなか面白い発想だな。『髪絵師』ってか。2023年に『再注目』作品制作の裏側とは着眼点が素敵なゆりさんの作品が話題になったのは、2023年2月8日に投稿されたツイートでした。ですが、実は、この作品は2014年に制作されたものの1つだったのです。当時も話題になり、制作から9年の時を経て、再び注目を集めた『髪の毛アート』は、どのような経緯で生まれたのでしょうか。制作の様子や反響について、ゆりさんに話をうかがいました。――着想のきっかけは。制作当時、髪の毛が傷んでおり、抜け毛や切れ毛が多くありました。普段からお風呂で考え事をするのが習慣になっていたのですが、ある日長風呂をしながら浴槽に張り付いた抜けた髪の毛を指で動かして遊んでいたら、それで絵が描けることに気がつきました。それから、その日に抜けた髪の毛で、その日考えたことの絵を描くことにしました。――制作時、苦労した点は。浴槽の水滴で髪の毛がくっついているため、浴槽が乾くと髪の毛が落ちてしまいます。また、時間とともに毛のうねり方も変化するため早く仕上げねばならないことが大変でした。――2014年の発表当時と、2023年のTwitterでの公開、それぞれの反響は。2014年の制作当時、私は大学生でこの作品は卒業制作で発表したものでした。それから展覧会に出展したり、テレビなどのメディアで扱っていただく機会もあったため、当時から面白く思っていただけている実感はありました。ただ9年経って、今こうして自身のSNSで発信して、改めて多くの方に見ていただき、よりたくさんのご感想をいただいたことに大変驚き、感動いたしました。今後もまた、いつ見ても面白いと思っていただける作品を作れるように邁進いたします。日常の習慣から1歩離れて、見つめなおした先に新たな世界を見た、ゆりさん。少し視点を変えてみれば、みなさんの日常からも、『アート』が生まれるきっかけが見つかるかもしれませんね…![文・構成/grape編集部]
2023年02月20日Twitterに投稿された1枚の画像に、ネット上がざわついています。投稿されたのは、タコが写る写真。あなたは、この写真に隠された真相に気付けますか。タコの絵です✏️本物に見えたら嬉しい...!!! pic.twitter.com/32uvmxtmMT — ARIA✏️ (@aririria_art) December 2, 2022 こちらの写真、実は…色鉛筆画家のARIA(@aririria_art)さんが描いた絵なのです!ヌメヌメするタコがライトを照り返しているような描写や、一方向に進もうとしているような8本の脚が見事に再現されていますね。今にも動き出しそうなタコのイラストに、多くの人が驚きの声を上げています。・ここまでリアルに描けるなんて、本当にすごい!・え!?本物を置いているだけですよね?そうだといってください…!・めちゃくちゃ上手ですね…!タコを置いているのではと疑うほどにうまいです!あまりにもリアルな絵のため、「本物のタコを撮影しているだけでは?」と疑う声も多かった様子。ARIAさんが撮影したこちらの動画を見れば、本当にイラストだということが分かるでしょう。タコ置いてるだけ!!って言われたので動画撮りました...!! pic.twitter.com/LB756MVFGm — ARIA✏️ (@aririria_art) December 2, 2022 ほかにも、セキセイインコやダイヤモンドなど、リアルさを追求したあらゆる作品を公開しているARIAさん。「脳がバグる」混乱する人が続出した、1枚の画像がこちら!色鉛筆で描かれたダイヤモンドに、15万人がため息ARIAさんが今後、色鉛筆でどのような作品を生み出していくのか、目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2022年12月03日イラストや絵本を制作している、作家のshimizu(@shiroiinu432)さんがTwitterに投稿した、1枚のイラストをご紹介します。shimizuさんが描いたのは、おいしそうな鍋のイラストです。そのイラストの中には、かわいらしいクマが、どこかに隠れているといいます!一体どこにいるのか、あなたは見つけられるでしょうか…。かくれくま pic.twitter.com/J3FOjjOCqy — shimizu (@shiroiinu432) November 20, 2022 目を凝らしても見つけられなかった人がいるかもしれません。かわいいクマは、一番左の長ネギの中にいます!この投稿には3万人以上が『いいね』を寄せ、「分からなかった!」「難易度が高い」などの声が寄せられました。・全然見つけられなかった。「本当にいるのか?」と疑ってしまった、ごめんなさい!・見つけられなくて、「肉がクマの肉」「つみれの柄がクマ」とかそういうことかと思ってしまった。ちゃんとクマがいる!・なんとか自力で見つけ出しました!嬉しい!・難易度が高くて、見つけられた時は快感!たまにはこうして、童心に戻って遊ぶのも楽しいですね![文・構成/grape編集部]
2022年11月25日絵を描く練習法として、何かを見て忠実に再現をする『模写』という方法があります。実際に人やもの、景色などの『三次元』を参考にすることもあれば、写真や画像などの『二次元』を参考にすることも。なめきみほ(@namekimiho)さんの、6歳の息子さんは、ウェブ上の画像を参考に模写をしました。細かいところまで再現された絵ですが、大人は描きそうもない『あるもの』まで忠実に再現されています。子供らしい純粋な表現が、クスッと笑える作品をどうぞご覧ください!息子(6)がウェブ上の画像を参考に描いたクワガタの絵が、PIXTAの透かし入りだった件。 pic.twitter.com/RfwIPGVclH — なめきみほ|イラストレーター (@namekimiho) October 31, 2022 のびのびと描かれた2匹のクワガタと、紙いっぱいに広がる背景。なんとその上から大きくバツがつけられ、中央部には『PIXTA』の文字が…!PIXTAとは、イラストや画像、動画などを販売しているマーケットプレイス。これら1つ1つの画像や動画に、不正なコピーから保護するための『透かし』が入っています。なめきみほさんの息子さんは、クワガタや背景だけでなく、著作権保護のための『透かし』まで忠実に描き写していたのです!「なんて素直なアーティスト」「将来有望!」とのコメントを集めたこの作品。大人が同じ参考画像で模写をしても、透かしはないものとして描くでしょう。純粋な心でものを見ることを、忘れないでいてほしいと思わされる作品でした![文・構成/grape編集部]
2022年11月08日2人の娘を育てる父親で、SNSにて日常漫画を発信している、ゆーぱぱ(@too6mi)さん。ゆーぱぱさんが描いた1枚のイラストが話題となっています。『街で見かけると幸せな気持ちになれるやつ』『新装版 はじめてパパになる本』より抜粋街で見かけると幸せな気持ちになれるやつ pic.twitter.com/N8Ud0bsq4h — ゆーぱぱ (@too6mi) September 6, 2022 ゆーぱぱさんは『街で見かけると幸せな気持ちになれるやつ』という文言を添えて、園児たちが大型のカートに乗って、先生と散歩をしている光景をイラストにしました。園児たちがカートに乗って移動している様子を、街で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。このカートは『お散歩カー』『避難車』などと呼ばれている大型のベビーカーで、街で園児たちを安全に移動させるために、保育園や幼稚園で使用されているのだとか。1つのカートに乗った園児たちが、笑顔で移動している光景は、なんとも平和で愛らしいですよね。イラストには、「確かに幸せになれる」という共感の声がたくさん寄せられています。【ネットの声】・確かに癒される。・世界で一番幸せな光景。・見かけると手を振りたくなる。・保育士ですが、実はこれ、かなり重労働なんですよ。かわいいんですけどね!・先生たち、いつもお疲れ様です。また、保育士さんからは「実は重労働なんです」といった声も上がっており、園児たちを引率する先生たちに対する労いの言葉も、たくさんありました。カートで移動する園児たちの姿を見て、穏やかな気持ちになれたという人も多いはず。ささやかな日常の光景を切り取ったイラストに、心が和みます!ゆーぱぱさんのイラスト満載!書籍『新装版 はじめてパパになる本』が発売予定ゆーぱぱさんがイラストを担当した、書籍『新装版 はじめてパパになる本』が2022年9月30日に発売予定です。巻末には、ゆーぱぱさんが描きおろした子育てコミックエッセイも収録。今回ご紹介したイラストも、こちらの書籍に収録されています!【ご報告】このたび、9月30日発売(予定)の「新装版 はじめてパパになる本」のイラストを担当させて頂きました!出産準備から子供との関わり方についてなど子育てに欠かせない情報満載の一冊です。現在、Amazonにてご予約受付中です! pic.twitter.com/0HNCiVK9jJ — ゆーぱぱ (@too6mi) August 26, 2022 [文・構成/grape編集部]
2022年09月16日MVや小説のイラスト、ゲームキャラクターのデザインなど、各分野での活躍が注目を集めている望月けいさん。自身の作品から、いま変革期を迎えていると分析する絵師界への想いも伺いました。先駆者・望月けいさんが語る、絵師の今までとこれからのこと。人の人生を変える絵が描きたかった。「メイド」子供の頃から絵を描くことが好きだったという望月けいさん。イラストレーターになりたいという明確な想いを抱いたのは中学3年生頃。友達との貸し借りで出合った漫画がきっかけだった。「初めて漫画を読んでこんなに絵が上手い人たちがいるんだと知り、自分もかっこいい絵が描きたいと感じて描き始めました。Gペン特有の液だまりや線が少しずつ細くなるなど、当時に心惹かれたアナログ特有の表現は、今の私の絵にも残っています。また音楽が好きなのですが、学生時代にBUMP OF CHICKENのライブに行き、彼らが“短い時間”で人を感動させている様を目の当たりにしたことが漫画ではなく、イラストを描き始めた大きなきっかけ。漫画などストーリーのあるものではなく、自分も“短い時間”で人を感動させられるもの=一枚絵のイラストを描きたいと思うようになったんです。当時から、絵には世の中に対する怒り、理不尽さや生きづらさみたいなものを込めています」媚びることなく表現したいものを貫く。「ゴシック」「愛と正義ちゃん」高校2年の時、絵を投稿するSNS「pixiv」にアップした絵を見た人から初めての仕事のオファーをもらった。「今はどんどん絵に触れる年齢が下がり、高校生で仕事をしている人も少なくないのですが、当時は今ほどにイラスト的な文化が広がっていなかったので、珍しかったと思います。見つけてくださったことが嬉しいという想いはもちろんですが、自分の絵に自信があったので、“私の絵、いいもんな”という気持ちも正直あって(笑)。絵を描く時のアプローチとしては、まず、見た人にどういう想いを抱いてほしいかということを考えて、そのためにどういうエスプリにしようかと掘り下げていく。まず目に入るであろう色を最初に決めていくことが多いですね。ただ、私は、自分の描きたい絵があって、それを使いたいと思うクライアントさんに使っていただくという気持ちでいるので、お仕事の時も趣味の時と変わらないテンションで、自分の良さみたいなものは絶対に変えずに向き合っています。見てくださる人たちに刺さるようにと意識はしますが、媚びた感じで描くと、それが透けて見えてしまう。自分が訴えたいものや描きたい絵を重視することが、いいと思ってもらえる要因になっているのかなと感じています。これまでに、同業の方から良かったと言っていただいた『魔法少女は団地で待ちぼうける』という作品は、自分が人物だけでなく背景も描けることを見せたくて描いたもので、それまでの作品と一線を画すものでした。反響があると感じるのは一貫して、新しいことに挑戦した作品です」「魔法少女は団地で待ちぼうける」アーティストのような存在になっていきたい。「バイク」今、「絵師の界隈はどんどん広がっていき、変革の時期を迎えている」と、自身が身を置く世界を見つめる望月さん。「絵の需要が高まり、絵を描く人が増えたことで、これまでと同じアプローチではいけないと思っている方もいらっしゃるし、もっと流行に乗ったりするべきなのだろうかと悩む方も多そうだなと感じています。ただ、私はイラストレーターも、音楽をやっている方々などに負けず、アーティストと呼ばれる存在になっていくのだろうと感じていて。そのためには私が絵を頑張って、まず“望月けいってかっこいいよね”と思われることが大事。だから妥協せず、かっこいい部分を見てほしいという想いに恥じない活動をしていくのみだと思っています。その一方で、自分が好きな音楽やファッションなどのカルチャーとのコラボレーションもできればいいなって。音楽でいうとMVやジャケットに使っていただくなど、コラボがしやすいものだと思うし、そういうところでイラストの世界や絵師と呼ばれる人たちの活躍が広がっていったらいいなと感じています」KEI’S HISTORY2012年:同人活動や歌ってみた動画のサムネイルなどの仕事を始める。2015年:短大卒業後、フリーのイラストレーターとして活動を開始。れをる『極彩色』のCDジャケットのイラストが大きな話題に。2016年:アーケードゲーム『CHUNITHM AIR』のキャラクターデザインを手がける。2019年:個展「愛の形としてくれ」を開催。2021年:初の画集『人間よ強欲であれ』を発売。もちづき・けいツイッターフォロワーは62万人以上、絵師界のトップを走り続けるクリエイター。イラストレーター。『Project:;COLD』のキャラクターデザインや『LOOPERS‐ルーパーズ‐』のアートワークを担当。※『anan』2022年6月22日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2022年06月18日今、多くの分野で活躍する絵師の存在。世界で注目を浴びる理由は?絵師の未来は?注目絵師100人がイラストを展示する「絵師100人展」のプロデューサー・石坂太一さんに伺いました。初音ミクの登場やSNSの普及が転機に。そもそも、漫画やアニメ、ゲーム、ライトノベルの表紙や挿絵などを手掛けるイラストレーターや漫画家たちを“絵師”と呼ぶようになった起源は…?「もともと絵師とは浮世絵の下絵を描く専門的な職人に対して使われていた呼称ですが、25年ぐらい前からファンの間で自然発生的に使われ始めました。当時は美少女ゲーム全盛期で、そのゲームなどでイラストを描く人たちのことを敬意を込めて“絵師”と、2ちゃんねるなどで呼んだのが始まりだと思います」絵師がフィーチャーされる大きなきっかけとして「初音ミク」の存在を挙げる。「美少女ゲームは一部のファンの人たちが楽しむ狭い世界だったと思いますが、初音ミクが登場したことで、イラストを描く文化が広く周知されていった。さらに、キズナアイなどのVチューバーの登場も認知度を高めた要因だと思います」現在の活躍ぶりや歴史を語る上で外せない絵師は存在するのだろうか。「『絵師100人展』にも出てもらっていますが、初音ミクのキャラクターデザインを手がけたKEIさんは代表的な存在だと思います。ただ、誰か一人のクリエイターがこの文化を牽引しているのではなく、一人一人の力が合わさって、この盛り上がりを作っていった気がします。例えば、初音ミクを見て自分も描いてみたいという人たちが真似して描き、それをpixivなどに上げる。SNSの普及により、気軽に発信することができるようになったのも、今のムーブメントを作っている大きな要因ですね」優れた作品に国境はない。まさにボーダレス!毎年、GW時期に開催される「絵師100人展」の立ち上げから参加し、絵師の活動を追い続けてきた石坂さんが、いま注目している絵師は誰なのだろうか。「まずは、藤ちょこさん。彼女の絵を見たら、世代・性別問わず、“美しい”“楽しい”と感じる。平面の絵だと思わせない奥行きのある世界を描き、卓越した表現力を感じます。2人目は高野音彦さん。長年活躍されている方で、神秘的かつ不思議な情景を描かれるのが特長。物語の一瞬を写真で切り取ったような場面を描かれる荻poteさんも他の作家さんにはない独自性を有していて注目です」藤ちょこ「狐の嫁入り」初出:「絵師100人展 12」(2022年4月)©産経新聞社/藤ちょこ高野音彦「まよいみち」初出:「絵師100人展 12」(2022年4月)©産経新聞社/高野音彦「絵師100人展」には韓国や中国など、海外のファンも来場。「人々を魅了する作品に国境はない」と石坂さんは話す。「絵を見て感じる“かわいい”“キレイ”“かっこいい”といった感情は世界共通。だからこそ、海外の人にも受け入れられ、その人たちが『もっとこうしよう』と工夫して、逆に日本に影響を及ぼしてくる。例えば昔の日本のキャラクターは、頭が大きくて体が小さいややアンバランスな構図のものが多かったと思いますが、海外のイラストレーターさんはより人間に近い体の構造で描く傾向が強い。それを日本の絵師さんたちも取り入れ、さらに進化してきたのだと思います。今後もこういった交流は広がっていくはず」絵師の活躍が認められるようになった背景には、こうした文化への偏見がなくなってきたことも作用しているよう。「『絵師100人展』では中学生以下の入場者も年々増加。訪れた人の中には『先生のファンで自分も描き始めました』みたいな若者も多い。いわゆるデジタルネイティブ世代の子供たちは生まれた時からこうした絵に触れているので、偏見もなければ、カルチャーへの優劣もない。今後はこうした世代が発信していく時代になるので、ますます盛り上がっていくと思っています」一大ブームを巻き起こしたブームの火付け役。Art by KEI ©Crypton Future Media, INC.歌詞とメロディを入力して、誰でも歌わせることができる「ソフトウェア」初音ミク。大勢のクリエイターが「初音ミク」で音楽を作り、インターネット上に投稿したことで一躍ムーブメントに。お話を伺った方・石坂太一さん絵師100人がテーマにそった作品を出展する産経新聞社主催の「絵師100人展」。今年で12回を数えた同展の第1回からプロデュースを務める。歴史を語る上でハズせない!VOCALOIDと絵師の関係性。ボカロ楽曲を世に送り出す上で欠かせないのが、曲の魅力を視覚的に伝えるMVイラスト。「音声合成ソフトとイラストは親和性が高く、2007年の初音ミク登場時から描かれている。ボカロと絵師は切っても切れない間柄ですね」と話すのは、ニコニコ超会議の「超絵師展 Powered by The VOCALOID Collection」を手掛けるドワンゴの脇本拓弥さん。両者の関係性や絵師の傾向の変遷なども伺ってみた。「大きな変化といえば、初音ミクのようなキャラクターそのものを描くのではなく、曲の歌詞や世界観を表現する絵に変わったことですね。ボカロP・柊キライさんの『ボッカデラベリタ』という曲のイラストは人気絵師のWOOMAさんが担当されていて、それ以降、似たようなエッジの利いた絵が増えた気がします。また、Adoさんの『うっせぇわ』のヒット以降は、毒吐き系のロックナンバーには狂気的な女性が真ん中にいるような尖ったイラストが定番に。こちらもWOOMAさん作で、絵師界においてWOOMAさんの影響は大きいと個人的に感じています」お話を伺った方・脇本拓弥さんドワンゴ主催のニコニコ超会議内で行われたボカロ楽曲のイラスト/MV作品展「超絵師展 Powered by The VOCALOID Collection」を担当。※『anan』2022年6月22日号より。取材、文・関川直子(by anan編集部)
2022年06月18日写真家のAraiさんと、イラストレーターのsakoさんによる2人組アーティスト、sara(@sara2626_if)。Araiさんが撮影した写真に、sakoさんがイラストを描き加えることで、想像がかき立てられる、味わい深い作品を数多く生み出しています。2022年5月8日、無人島で撮影したという1枚がTwitterに投稿され、反響を呼びました。イラストが書き加えられたことによって、あのアニメ作品のような世界が浮かび上がったのです!小さな無人島にジブリのようなトンネルがありました pic.twitter.com/8rawcXwMIy — sara (@sara2626_if) May 8, 2022 まるで異世界に通じているかのような雰囲気があるトンネル。イラストとして描かれているのは、スタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』の主人公である千尋がトンネルを駆け抜けていく姿。よく見ると、奥のほうにはカオナシもうっすらと描かれていることが分かります。イラストが描き足されたことによって、一気に同作の世界観に引きずり込まれてしまいますね!この作品には2万件を超える『いいね』と、多くのコメントが寄せられていました。・奥にカオナシがいるの、最高です!・異世界への入り口感がすごい!・『千と千尋の神隠し』のキャッチコピー『トンネルのむこうは、不思議の町でした。』を思い出す。写真が撮影されたのは、東京湾に浮かぶ無人島である『猿島(さるしま)』。旧日本軍により作られた要塞の跡が残っており、このような趣のある光景が見られることでも有名です。スタジオジブリのような世界観を味わいたい人は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2022年05月10日画家の晴夏(@_harenatsu)さんが投稿した3枚の写真に46万件以上もの『いいね』が寄せられました。その写真に映るのは、晴夏さんが描いた動物のイラスト。早速、描かれた動物たちをご覧ください。カラフルに彩られた、たくさんの動物をよく見ると、ノートの罫線(けいせん)を活用し、まるで遊んでいるかのようです。なぜ、この投稿に46万件以上もの『いいね』が付いたのかというと…。元となった投稿がこちらです。私は 2年程前にTwitterの企画で 動物を22000匹描く事になった女です。未だに描き続けていて、現在の記録は2802匹です。 pic.twitter.com/M2TWeFVLH1 — 晴夏 (@_harenatsu) February 3, 2022 Twitterには、自身のフォロワーに他人の投稿をシェアする、『リツイート(RT)』という機能が備わっています。2020年4月に『リツイートの数だけ、ノートの罫線で遊ぶ動物を描きます』と投稿した、晴夏さん。晴夏さんの投稿は拡散され、2万2千回もリツイートされました。そのため、晴夏さんは、ノートの罫線で遊ぶ動物を、2万2千匹描かなくてはならなくなったのです。ネット上での約束は、破ろうと思えば簡単に破れてしまうもの。しかし、晴夏さんは企画を真摯に遂行し、2年経過した現在、ようやく2千8百匹ほど、描くことができたといいます。【ネットの声】・2年前に、リツイートした企画だ…!まだ実行されているなんて感動。・イラスト一つひとつが、まったく手を抜かれていない。見ていて楽しい!・諦めず、投げ出さずに描き続けられるのがすごい。本当に尊敬する。・このノートを穴が開くほど見たいな!いつか本にして出版してほしい。ちなみに、晴夏さんによると、「自分のペースで続けていくため、いつ完遂できるかは分からない」とのこと。また、「自分でも気に入っているシリーズであり、みなさんからもご好評をいただいているので、きっと一生描き続けます。必ず、2万2千匹を達成します」と、意気込みを語っています。晴夏さんの素敵なイラストや、真摯に取り組む姿勢は、多くの人の感動を与えました。完成したあかつきには、多くの人が称賛の言葉を送ることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年02月09日湊谷鈴(@siratamairipafe)さんは、SNSなどで作品を公開しているイラストレーター。2021年12月6日に、Twitterへ投稿したイラストが「かわいい」と話題です。湊谷さんが「今年一番お気に入りの作品」というイラストを、ご覧ください!今年一番お気に入りの作品みて pic.twitter.com/ZIRZbMfqaI — 湊谷 鈴お仕事募集中 (@siratamairipafe) December 6, 2021 尻をカットされてしまった、鳥のキーウィ。よく見ると、尻の部分は果物のキウイになっています!一見、かわいそうにも思えますが、キーウィ自身は平らな面ができて座りやすくなった模様。キーウィが「ペタン」と座る動きが容易に想像できますね。やわらかなタッチと色合いが、ほんわかとした気持ちにしてくれます。前向きすぎる思考のキーウィのイラストには、20万件以上の『いいね』と、たくさんのコメントが集まりました。・ポジティブ…。前向キウイ!・かわいい~。ぬいぐるみを作ってください!・「立てない。助けて…」っていう3コマ目を想像しちゃいました。湊谷さんは、オリジナルキャラクターを多数描き、Twitterなどで紹介しています。かわいらしいキャラたちを見れば、癒されること間違いなしですよ![文・構成/grape編集部]
2021年12月15日2021年10月11日に放送された、バラエティ番組『有吉クイズ』(テレビ朝日系)に、漫画家の蛭子能収さんがゲスト出演しました。タレントの有吉弘行さんと、認知症を公表している蛭子さんが再会するのは久しぶり。番組内で冗談をいい合う2人の姿は、多くの視聴者の心を和ませました。番組が放送された翌日である12日に、有吉さんはInstagramを更新。「えびちゃんありがとう」というコメントとともに、蛭子さんとのツーショット写真を公開し、話題となっています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram 有吉弘行(@ariyoshihiroiki)がシェアした投稿 笑顔を見せる有吉さんが手に持っていたのは、蛭子さんが描いてくれた1枚のイラストでした。それは、2021年4月に結婚した有吉さんと、同年9月に芸能界を引退した、妻の夏目三久元アナウンサーの似顔絵。番組内で、蛭子さんから結婚祝いとしてイラストを受け取った有吉さんは、「嬉しい!下書きも消さずに!下書きくらい消してくださいよ」とツッコミを入れつつも、満面の笑みを浮かべていました。視聴者からは、有吉さんと蛭子さんの久しぶりの再会を喜ぶ声が続出しています。【ネットの声】・泣いた…愛を感じる。素敵な夫婦のイラストですね。・有吉さんの優しさが伝わってきて、感動した。有吉さん夫婦のイラスト、顔が似てる。・蛭子さんが元気そうでよかったです!また2人の共演を楽しみにしています。蛭子さんが心を込めて描いたイラストは、有吉さんにとって大切な宝物になったことでしょう。自宅に飾ったイラストの前で、楽しそうに笑い合う有吉さん夫婦の姿が、目に浮かぶようですね。[文・構成/grape編集部]
2021年10月15日生まれたばかりでやんちゃ盛りな頃から、歳を取り、やがてのんびりとした動作が目立つようになる日まで、ペットは飼い主にさまざまな姿を見せてくれます。犬専門のイラストレーターである、いぬころ(@inukokoroblog)さん。犬の成長過程をイラストで描いたところ、Twitterで「めちゃくちゃ分かる!」「まさにその通り」といった反響を呼びました。成長過程とともに、飼い主が抱く『それぞれの好きなポイント』とは…。こちらをご覧ください!犬の成長過程とそれぞれの好きなところをまとめました飼い主さんはきっとわかってくれるはず!結論:どのときも犬は最高にかわいい pic.twitter.com/fdfiDA3fdh — いぬころ犬専門イラストレーター (@inukokoroblog) February 9, 2021 そう…結局のところ、犬はいつだって、かわいいのです!天使かと思いきや、時には破壊神、そしてアイドルと、犬はその時々で異なる魅力を見せます。日々を重ね、心の中に蓄積されていくペットへの愛情は、増えることはあっても減ることはないでしょう。愛しいペットの成長を、毎日見続けられる喜びをかみしめつつ、大切にしていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月09日多くのスーパーマーケットには、お得情報の書かれたチラシが置いてあります。買い物を安く効率的に済ませるために、チェックしておくと便利ですよね。sakura_fukushima(@Sssacraaaaa3)さんは、とあるチラシを見た時、あることが気になってしまったといいます。「余白が多くてなんだかさびしい…」シンプルなチラシを見て、そう思ったsakura_fukushimaさんは、余白に絵を描いてTwitterに投稿。すると多くの反響が上がりました。ネット上で話題になった、ユーモアあふれる作品をご覧ください。クリックすると画像を拡大しますスーパーのチラシの余白が寂しかったので想像して描き出しておきました。 pic.twitter.com/tKo5xuqfCn — sakura_fukushima (@Sssacraaaaa3) January 31, 2021 『うさぎ切り餅 一切れパック』は、輪切りにされたウサギ、『かけるチーズ』は足が生えたチーズが走っている絵など、商品名から想像した秀逸なイラストが描かれています!実際に、こんなチラシがあったら、ついつい見てしまうでしょうね。イラストを見た人たちからは、称賛の声が寄せられました。・このイラスト見たさに、チラシを保管する人が現れてもおかしくない。・すごい!チラシの会社は、急いでこの人を社員にするべき。・何度も見てニヤニヤしています。こんな素敵なチラシだったら買いに行っちゃう!・『うさぎ切り餅』と『五目ちらし』で吹き出しました。とんちが効いてて好きです!身近なチラシを使った作品に、多くの人が笑顔になりました。[文・構成/grape編集部]
2021年02月04日