『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』で監督と主演を務めているケネス・ブラナーの、本シリーズにおけるこだわりについて、ケネス自身やスタッフが明かしている。ケネス・ブラナーは、ポアロ役に初挑戦した『オリエント急行殺人事件』で、共演者に「彼はカメラが回った瞬間にポアロに切り替わる」と言われるほどの名演技を魅せてきた。『ナイル殺人事件』ではケネス自身も「この役は監督の仕事に刺激を与える」と語っていたが、本作では製作陣も「彼の異常なこだわりはまるでポアロ」と、カメラが回っていない時にさえポアロらしさが滲み出ているといい、演じる度にケネスの“ポアロ化”が加速しているようだ。アガサ・クリスティが作り出した「名探偵ポアロ」は、自身を“世界一有名な探偵”と称するほどの自信家であり、容疑者の感情の機微も見逃さず、数々の難事件を華麗に解決してきた名探偵。推理外でも細やかなところに目が行き届く観察眼で、衣装の乱れにも人一倍敏感、曲がっているものがあればまっすぐに直さずにはいられないという性格の持ち主でもある。そんなポアロを演じるケネスについて、『オリエント急行殺人事件』で共演したデレコ・ジャコビは「彼は、とてつもない能力を持っていて、監督もやっているのにカメラが回った瞬間にポアロ役に切り替わることができるんだ」と語っていたが、“サー”の称号を持つシェイクスピア俳優として知られるケネスは、アカデミー賞に6度のノミネート歴を誇るその演技力をいかんなく発揮し“世界一の名探偵”を演じ上げた。2作目の『ナイル殺人事件』では、ケネス自身が「容疑者を尋問する時にポアロは、真実を引き出すために普段とは違う側面を見せるが、監督という仕事もまた役者に合わせて、様々な側面を見せて指示を出すので私との共通点でもあり、この役は仕事にも刺激を与えてくれる」とポアロを演じることが自身の監督業にも影響を与え始めていることを明かしていた。プロダクション・デザイナーのジョン・ポール・ケリーはケネスについて「本作のストーリーテリングや、この特殊な設定への彼のこだわりが信じられないほど細やかなのです」と語る。さらに「非常に興味深いと思うのは、ポアロというキャラクターもまた同様に、テーブルの上のカトラリーの位置に異常にこだわるように自分の世界を、細部にわたってとことん観察しています」と、ケネスのポアロらしさが製作現場などあらゆる部分に及んでいたと解説。ケネス自身も「アートワーク、壁の処理、水による影響、ミステリアスなボートハウス、ゴンドラ、仮面、マント、衣装などすべてにおいて、我々は極めて強烈なテイストに合わせて作っていくのを楽しんでいました。まさに“神は細部に宿る”というわけです」と、ベネチアの街を訪れ、細部まで徹底的に観察したと語っている。美しくも、事件の始まりを予感させる不穏な雰囲気が立ち込める水上都市を見事に映し出し、ケネスの“ポアロ級”のこだわりが詰まった映像美も必見だ。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月20日ケネス・ブラナー監督・製作・主演の“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』より本編映像が解禁された。本作の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロ(演:ケネス・ブラナー)は、ハロウィーンの夜、霊能者レイノルズ(演:ミシェル・ヨー)の“超常現象”を見破るため、子どもの亡霊が出現するという屋敷での降霊会に参加することに。そこで様々な超常現象が起こり、招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害される…。解禁された映像は、世にも恐ろしい殺人事件が起こる間際の、ポアロとレイノルズが初めて相まみえるシーン。“亡霊は存在しない”と主張するポアロは、真逆の思想のレイノルズに対し、「あなたのような人に興味はない」「弱い者を食い物にしている」と言い放つ。しかしレイノルズも負けずに「魂は永遠だと信じないのね」と、ポアロの顔を見ることすらせず冷静に応戦。ポアロは「亡霊がいるなら魂がある、魂があるなら神がいる、神がいるなら意味 秩序 正義がある。しかし私は多くの犯罪と2つの戦争を見た。人の無関心による“悪”をね。だから言える。神も亡霊も、彼らと話す霊媒師もいない…」と、聡明にまくしたてる。この舌戦はポアロに分があると思われた次の瞬間、巨大なシャンデリアが轟音とともに“ありえないタイミング”で落下!ポアロは言葉が出ず立ち尽くす一方、レイノルズは“こんなことは起きて当然”と言わんばかりの冷静な表情で、「何のお話でした?」と話を続けるのだった…。そして、本作の公開日となる9月15日(金)は原作者、アガサ・クリスティの誕生日。クリスティを敬愛する作家陣から、公開を祝すコメントも到着。「犯人に告ぐ」「検察側の罪人」「望み」等の代表作で知られる雫井脩介は、「クリスティの作品は真相が明かされるときの緊張感がたまりません」とクリスティ作品の魅力を語り、「池袋ウエストゲートパーク」で知られる石田衣良は「探偵も犯人も揺るぎない常識人で、サイコパスなどでなく穏やかな大人であるのが、古風で魅力的です」と作風についてコメント。クリスティの隠れた名作「ハロウィーン・パーティ」を基に描く本作へ、“ミステリーの女王”を敬愛する、ミステリー界の実力者たちも期待を寄せている。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月15日ケネス・ブラナーによる“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の特別先行上映会が9月14日(木)、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、俳優の船越英一郎がポアロ風の衣装で登場。作品の魅力や“船越版ポアロ”の構想を語った。『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続くシリーズ第3弾。前2作と同じく、ブラナーがメガホンをとり、アガサ・クリスティの生んだ名探偵エルキュール・ポアロ役も続投。ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチアを舞台に、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件の真相に挑む。サスペンスドラマの帝王として名高い船越さんは、「映画を一足先に拝見し、優越感に浸っている。崖の上で仕事をしてきた甲斐があった。まずは、皆さんに犯人をお教えしましょう(笑)」と上機嫌。「誤解を恐れずに言うと…」と前置きし、「ケネス・ブラナーさんが手がけたシリーズ3作品のなかで、今回が一番面白い。重層的で重厚な人間ドラマに、ホラーという新たな魅力が加わった」と大絶賛し、「ケネス・ブラナーが、アガサ・クリスティの“亡霊”と手を組んで、私たちを大人のホーンテッドマンションに招待してくれた」と魅力を熱弁した。「最近私生活で起こった難事件は?」と問われると、「長いこと生業にしてきた2時間ドラマは昨今、どんどん減っている。毎週、新作を作るということは、ほとんどなくなった」と嘆き節。「これは世界に誇れる日本の文化。この“難事件”をサスペンス好きの皆さんの声で、何とか解決できれば」と存続を訴えた。また、もしも自身が名探偵ポアロを演じることができれば、「私にとっては役者冥利に尽きる」と語り、「絶海の孤島を舞台に、容疑者全員を崖に集めたい」と船越さんならではのアイデアを披露していた。<あらすじ>流浪の日々を送る世界一の名探偵エルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)は、「私は死者の声を話せます」と断言する霊能者(ミシェル・ヨー)による“超常現象”のトリックを見破るために、子どもの霊が出現するという屋敷での降霊会に参加することに。そこで招待客のひとりが、人間には不可能な方法で殺害される事件と遭遇してしまう。犯人が実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑うポアロを、説明不可能な現象が次々と襲いかかる。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は、アガサ・クリスティの誕生日にあたる9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月14日ケネス・ブラナー監督・製作・主演による最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』。この度、“亡霊も悪魔も存在しない”と主張するポアロが、ミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズによる“超常現象”に挑む本編映像が解禁となった。最新作で世界一の名探偵ポアロが挑むのは、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件。死者との会話を試みる降霊会の様子が描かれており、恐怖に満ちた事件の幕開けに相応しいミシェル・ヨーの怪演は注目だ。解禁された映像では、ポアロが疑惑の目を向ける中、事件のキーパーソンである霊能者レイノルズが、死者との会話を試みる降霊会の一部が描かれる。元オペラ歌手ロウィーナの亡き娘アリシアに「声を見つけて」と話しかけるレイノルズ。その周りを招待客が囲むなか、ポアロは一歩引いた場所から彼らの様子を伺っている。「誰かいるの?」と問いかけたレイノルズが空中で指を曲げると、誰も文字盤に触れていないにもかかわらず、鈍い音と共に「Y(イエス)」の文字がタイプライターに打たれる。周囲は一斉にどよめき、ロウィーナの家政婦オルガは「こんなのよくない」とうろたえ、アリシアの元婚約者マキシムは「気づかないだけ」とそれぞれに苦悶とも驚愕とも区別のできない表情を浮かべる。招待客たちが恐怖に支配されていく中、レイノルズがさらに「誰かに苦しめられた?」と聞くと、再び「Y」の文字がタイプライターに打ち込まれる――。今年『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞主演女優賞を獲得したミシェル・ヨーは、死者の霊に向けた「聞いています」という印象的な囁き声が耳に残る、エキセントリックなレイノルズという役柄に挑戦している。脚本に惹かれて本作の出演を決めたというミシェルは「脚本には恐怖があり、あらゆる影の背後に何かが潜んでいるような感覚があります。ポアロが自分の正気を疑い始める、そこが脚本の最も巧妙な部分でした」と語っており、百戦錬磨のポアロにとっても不可解な殺人事件が待ち受けていることをほのめかしている。ケネスが「レイノルズは死者と会話できると信じている霊能者。作品に大きな重み をもたらすんです。それは代償を伴うものであり、彼女はそれがどのようなものであるかを見事に表現してくれました」と絶賛するように、 ポアロすらも脅かすレイノルズを演じたミシェルに注目だ。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月12日『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』のケネス・ブラナーとプロダクション・デザイナーが、本作のセットにおけるこだわりについて明かした。前二作でも、美しく壮大な物語に観客を没入させるために、実際に列車や豪華客船を建設し撮影を行ったケネス。本作でも“本物”への徹底的なこだわりを見せ、不穏さが漂う水上都市ベネチアの空気感を再現するために、事件現場の館、ベネチアの街の縮尺セット、運河の建設など、“本物”とも遜色ない規模のセットを用意していたことが分かった。事件現場となる館は、ベネチアの街並みを参考に実際に建物を建設するなど、極限まで“本物”に近い環境での撮影にこだわったという。本作でプロダクション・デザイナーを務めるジョン・ポール・ケリーは、「大嵐や荒れ狂う波のシーンが登場するので、実際にベネチアで撮影するのは流石に困難だと判明し、ベネチアのあるエリアの巨大な縮尺セットを作りました。おそらくテニスコート2面分もの大きさでした」とCGに頼るのではなく、実際の街の一区画をセットで作るという規格外な撮影の裏側を語る。さらに「リアルを追求するために実物大のゴンドラをベネチアから取り寄せ、屋内、屋外に運河を建設しなければなりませんでした」とも語っており、もはや“本物”と言えるような水上都市を再現したという。ケネスは「我々が目指したのは、怪しげなベネチアへ訪れているかのような気分を観客に味わってもらうだけでなく、壮大かつ恐ろしく、朽ち果てた館の中に連れて行かれたかのような感覚をも与えることです」と没入感のある作品に仕上げるための妥協が一切ないことを明かしている。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月10日“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』よりケネス・ブラナーやミシェル・ヨーらへのインタビュー含む特別映像が解禁された。この度解禁されたのは、脚本賞受賞以外にも5度ものオスカーノミネート歴を持つケネスや、今年悲願のオスカー受賞を果たしたミシェル・ヨーら“レジェンド級の映画人”が、予測不能なミステリーの世界へと誘う特別映像。事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子どもの亡霊が出現するという、謎めいた屋敷での降霊会に参加する。そこで様々な超常現象が起こり、招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害されてしまう…。映像では、“サー”の称号を持つシェイクスピア俳優でもある“英国の至宝”ケネスや、「エブエブ」こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェルらの口から、本作の予測不能さや上質さが次々語られていく。ケネスは、「過去の作品では復讐や強欲さを扱ったが、本作では人間の理解を超えた存在が重要になる。疑い深いポアロでさえ恐怖に陥れられる」と解説。本作はこれまでの作品とは異なり、犯人が“人間”か“亡霊”かすら分からないし異色の本格ミステリー。超常現象の存在を信じないポアロと、死者の声を話せると豪語し彼の前に立ちはだかる、ミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズの対決の行方にも注目したい。ミシェルは本作について、「巧妙なストーリー」と言葉少なに自信を覗かせている。そして今回の事件では、“世界一の名探偵”ポアロすらも翻弄され、遂には彼の命までも狙われてしまう。この手に汗握る展開について、ケネスも「誰もが身を乗り出して見たくなる」「結末は予測不能」と熱を込めた。さらに映像ではケネスが、この誰にも予測できない物語の質をより高めるべく、「何が起こるかは誰にも教えなかった。光や風、ドアの開き方も」と手法を明かす。一部演出をキャストにすら明かさないことで、閉ざされた屋敷の中で起こる混沌と恐怖を増幅させたと語っている。犯人候補のひとりである“秘密を抱えた医師”ドクター・フェリエを演じるジェイミー・ドーナン(「フィフティ・シェイズ」シリーズ、『ハート・オブ・ストーン』)も、「ベネチアが幻想と闇を現実のものにした。セットには驚いた」と撮影をふり返り、「信ぴょう性があるから本気で驚いてもらえるはず」と力説している。さらに、公開日でもあるクリスティの誕生日の前夜9月14日(木)に、TOHOシネマズ 新宿(18:30開映)、TOHOシネマズ 梅田(19:00開映)にて特別先行上映が行われることが決定。チケット発売情報などは後日公式サイト等で発表される。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月06日『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』のケネス・ブラナーによる“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』より特別映像が解禁された。アガサ・クリスティが手掛けた“名探偵ポアロ”シリーズの中でも人気の高い「ハロウィーン・パーティ」を映画化した本作では、数々の難事件を解決してきた名探偵が、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な殺人事件に挑む。この度解禁されたのは、ケネス・ブラナーが本作で描かれる謎について語る特別映像。映像の中でポアロが「今夜は皆、恐れている」と語るように、今回の謎は世界一の名探偵さえも恐怖と混沌へ陥れるものだ。事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。アカデミー賞脚本賞受賞のほか5度のノミネート歴を誇る“英国の至宝”ケネスによる「ミステリー・ファンの皆さん、ケネス・ブラナーです。あの名探偵が再び難事件に挑みます」との“ご挨拶”から始まる映像では、彼のナビゲートで観る者を謎だらけのミステリー世界へと誘っていく。『オリエント急行殺人事件』では“復讐”、『ナイル殺人事件』では“強欲”を扱ってきたが、「今回の殺人事件は超常現象も謎のひとつです」と本作のミステリーについて語るケネス。流浪の日々を送るポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子どもの亡霊が出現するという降霊会に参加することから物語が始まる。ポアロの前に立ちはだかるのは、“エブエブ”こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズ。彼女の降霊会で起きる様々な超常現象、そしてその招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害されはじめる…。ケネスが「ポアロにとって初めての経験だ」「一夜の事件がポアロの常識を変えてしまう」と語るように、犯人が本当に実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、“合理的な答えがある”と信じて真相に迫っていくポアロ。しかし、“超常現象”は容赦なく襲い掛かり、遂にはポアロの命すらも狙われてしまう…。ケネスが「すべてに裏がある」と断言するこの難解な殺人事件の犯人は、果たして“人間”か“亡霊”か…?映像の最後は、「あなたはこの謎を映画館で解き明かせるか?」というケネスの挑戦的でミステリアスな一言で締めくくられている。『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』を成功に導いてきたケネス・ブラナーが満を持して贈る、“予測不能”な迷宮ミステリーの衝撃と結末に期待が高まる。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年09月01日2011年に起きた悲劇的事件を基に、無実の黒人が白人警官に殺害されるまでの90分間をリアルタイムで描いた『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』から、主演フランキー・フェイソンの熱演に引き込まれる本編映像が解禁された。2011年11月19日。双極性障害を患うケネス・チェンバレンは就寝中に医療用通報装置を誤作動させてしまう。安否確認で3人の白人警官が到着すると、ケネスはドア越しに通報は間違いであると伝えるが聞き入れてもらえず、入室を頑なに拒むケネスに警官たちは高圧的になっていく。今回解禁された本編映像は2シーン。前半のシーンでは、主人公のケネス・チェンバレンが心配した家族からの電話に落ち着いて話し、父親や祖父としての顔をみせていたが、電話を切ると同時に表情が一変、過去の海兵隊時代の記憶が蘇り、鏡に向かって独り言を呟き始める。また、後半のシーンでは、警官がピストルを持ったまま強くドアを叩いたことで、補聴器をつけたケネスは混乱し、パニック状態に陥る。なんとか気を落ち着かせて医療警報センターに助けを求めたものの、警官が部屋に入るまで帰らないことを聞いたケンスは、人が変わったかのように、「ダメだ!彼らは私の部屋には入れない!」と強い口調を見せる。この2シーンだけでも双極性障害を持つケネスの複雑な感情の変化を、主演のフランキー・フェイソンが熱演していることが分かり、ゴッサム賞の主演男優賞を受賞したことがうなずける。彼のキャスティングについて、デビッド・ミデル監督は「彼の大ファンで、脇役で素晴らしいキャリアを築いた彼に主演として最初から最後まで感情的な演技をしてほしかった」と話し、撮影現場でも「彼はプロフェッショナルで、キャラクターに深く入り込み、一緒に仕事をして素晴らしい俳優で、チェンバレン一家とも素晴らしい関係を築き、その関係は今も続いている」と絶賛を贈っている。『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』は9月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月24日ケネス・ブラナーによるシリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』よりキャラクターポスターと各キャストの解説コメントが解禁された。いまもなお全世界で愛される“名探偵ポアロ”シリーズの中でも隠れた名作とされる「ハロウィーン・パーティ」を映画化した本作。事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子どもの亡霊が出現するという降霊会に参加することに。そこで様々な超常現象が起こり、招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害される…。この難事件に挑む“世界一の名探偵”ポアロを演じるケネス・ブラナーは「ポアロの信念を覆す現象を目撃して、それが現実なのかどうかを探っていく物語です。その過程では常に自己観察も行われ、彼も恐怖に怯えるので、とてもエキサイティングなのです」と解説。鋭い眼差しでこちらを見つめるポスターからは、華麗な推理力で“必ず事件を解決する”と言わんばかりの強い意志を感じさせる。しかし今回の事件はそんな彼ですら翻弄され、遂には彼の命までも狙われてしまう。ポスターでも、何らかの“思惑”を抱く降霊会の参加者たちの怪しい表情が切り取られている。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨーが演じるのは、“謎めいた霊能者”レイノルズ。世界最高の霊能者だという彼女は、“死者の声を話せる”と断言しポアロの前に立ちはだかる。ミシェルは、「ポアロは超常現象を一切信じていません。彼はレイノルズが本当はペテン師で、この世に幽霊など存在せず、すべては科学や事実によって証明できることを皆に示したいんです」と話す。ブラナーも「レイノルズは我々にあらゆる疑問を抱かせます。彼女自身が歩く謎です」と、レイノルズが物語をかき乱すキーパーソンであることをほのめかした。ティナ・フェイ(『ソウルフル・ワールド』)演じる、“ポアロの旧友の作家”オリヴァは、世界で最も売れている推理作家。本の執筆のために謎を追求し、事件の犯人は亡霊だと主張する。ティナは「彼女は長年ポアロを観察し、彼をモデルにしたキャラクターを登場させた作品が彼女の成功の核となりました。だけど、過去3冊の本はヒットしていない。彼女はポアロから離れようとしたが、彼なしでは良いものが書けませんでした。オリヴァにはヒット作が必要です」と意味深に語っている。今回の事件と彼女の“苦悩”は繋がっているのだろうか…。そして、ケリー・ライリー(「シャーロック・ホームズ」シリーズ)演じる、“娘を無くした母親”ロウィーナ。元オペラ歌手で、最愛の娘アリシアを亡くしている。もう一度娘の声を聞きたいと願う彼女は、降霊会へ参加。ケリーは「彼女は娘のことを信じられないほど愛していて、姉妹のように特別で美しい関係でした」と言及。未だに娘の死から立ち直れていない彼女の強い“思い”は、この恐ろしい事件にどう影響を及ぼすのか?ジェイミー・ドーナン(「フィフティ・シェイズ」シリーズ、『ハート・オブ・ストーン』)が演じているのは、“秘密を抱えた医師”ドクター・フェリエ。以前は優秀な医師だったが、戦争で軍医として従軍した経験から精神的に不安定に。ジェイミーは「彼はかなり傷ついた男。苦しんでいて自信がなく、自暴自棄のようなところがあるんだ」と言葉少なに語っており、何やら“闇”を抱えている様子だが…。果たして彼らの中に犯人はいるのか、或いは別にいるのか…?これまで華麗な推理力で真相を解き明かしてきた“世界一の名探偵”さえも追い詰める状況下で解き明かすのは、“人間”による殺人事件か、それとも“亡霊”による超常現象か。衝撃の結末が待ち受ける迷宮ミステリーに、期待が高まる。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊 2023年9月15日より全国にて公開Ⓒ2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年08月23日全世界で20億冊以上出版され、「世界一売れた作家」として認定された“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続けた“名探偵ポアロ”シリーズ。その伝説的シリーズの中でも隠れた名作とされる「ハロウィーン・パーティ」を、ケネス・ブラナーが監督・製作・主演を務め映画化した最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』が9月15日(金)より公開される。最新作で世界一の名探偵ポアロが挑むのは、亡霊の仕業としか説明のできない、“人間には不可能”な超常現象に隠された殺人事件。固定観念にとらわれない“柔軟さ”と、トリックだけでなく人間の感情の動きすら見逃さない“観察眼”が光る名探偵ポアロ。これまで『オリエント急行殺人事件』(17)や『ナイル殺人事件』(22)で難事件を解決してきたポアロの華麗な活躍をふり返る。※以下、『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』のネタバレを含みます。『オリエント急行殺人事件』ジョニー・デップ&ジュディ・デンチらが乗客に俳優として、近年では『ダンケルク』『TENET テネット』『オッペンハイマー』(原題)などクリストファー・ノーラン監督作への出演で知られるほか、『シンデレラ』『ベルファスト』などの監督を手掛けてきたケネス・ブラナーによる“名探偵ポアロ”シリーズ。『オリエント急行殺人事件』 (c)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved. ディズニープラスで配信中『オリエント急行殺人事件』では、ポアロが偶然乗り合わせた豪華寝台列車オリエント急行で富豪・ラチェット(ジョニー・デップ)の刺殺事件が発生。刺し傷が12か所もあり、怨恨による殺害だと思われたが、犯人候補の乗客全員にアリバイがあった…。『オリエント急行殺人事件』 (c)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved. ディズニープラスで配信中一時は暗礁に乗り上げながらも、ポアロはラチェットが過去に起きた事件の“殺人犯”であることを突き止める。そして、その過去に列車内での事件が絡んでいるとにらみ、乗客12人全員が過去の殺人事件に由縁があり、それぞれラチェットに恨みを持っていたという事実に辿り着く。“犯人は単独”と決めつけない柔軟な発想力を発揮し、“乗客全員が共犯”という衝撃の真実を見抜いた。『ナイル殺人事件』ガル・ガドット演じる大富豪が襲われる…「ナイルに死す」を原作にした神秘の国エジプトのナイル川を往く豪華客船が舞台の『ナイル殺人事件』では、大富豪リネット(ガル・ガドット)が新婚旅行中に船内で殺害され、ポアロが事件解決へ挑む。『ナイル殺人事件』(c)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.ディズニープラスで配信中乗客のほとんどがリネットに嫉妬や憎悪などの感情を抱いていたことまでは明らかになるも、肝心の犯人は分からぬまま。さらに真実を追う最中にも、犯行を目撃していた乗客が口封じで殺害されるなど、事件は凄惨さを増していく。『ナイル殺人事件』(c)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.ディズニープラスで配信中一時は激昂したポアロだったが、冷静な判断力は惑わされることなく、乗客の感情の機微すらも読み取り、それぞれの思惑と愛憎渦巻く人間関係を解き明かす。そして、リネットを愛するフリをして財産を手にしようとしていた夫とその元恋人…ではなく、実は繋がっていた女性が2人で企てた計画的な犯行だったことを見事に見抜いた。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』ミシェル・ヨー&ジェイミー・ドーナンら共演柔軟な頭脳と観察眼を駆使し謎を解き明かしてきたポアロが次に挑むのは、亡霊の仕業としか説明のできない“人間には不可能”な超常現象に隠された殺人事件。ポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子どもの亡霊が出現するという降霊会に参加することに。「亡霊も悪魔も存在しない」と断言する彼に立ちはだかるのは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズ夫人。「私は死者の声を話せます」という彼女の降霊会で起きる様々な超常現象、やがてその招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害され始め、ついにはポアロの命までも狙われてしまう…。ケネスは本作について、「長い一夜を通して起きるハロウィーン・パーティと降霊会の出来事がポアロと来客たちの世界を変え、生き延びる者もいれば、そうでない者もいる。背筋の凍るような物語です」と自信を覗かせている。『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』、そして満を持してケネスが贈る、“殺人事件”か“超常現象”かさえも分からない迷宮ミステリーに期待が高まる。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』はディズニープラスにて配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:オリエント急行殺人事件(2017) 2017年12月8日より全国にて公開© 2017Twentieth Century Fox Film Corporationナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2023年08月16日ケネス・ブラナーが“名探偵ポアロ”を演じるシリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』より最新ポスタービジュアルが解禁された。本作は、アガサ・クリスティが手掛けた“名探偵ポアロ”シリーズを映画化した『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続くシリーズ最新作。今回はシリーズの中でも隠れた名作とされる「ハロウィーン・パーティ」を映像化した。解禁されたビジュアルに立ち並ぶのはミシェル・ヨーが演じるレイノルズ夫人をはじめ、本の執筆のために謎を追求し、事件の犯人は亡霊だと主張するポアロの知人のオリヴァ(演:ティナ・フェイ)、死んだ娘の声を聞くために、事件の発端となる降霊会の開催を依頼するロウィーナ(演:ケリー・ライリー)、未だ謎に包まれた精悍で怪しい目つきをした男(演:ジェイミー・ドーナン)など、全員が何らかの“思惑”を抱き怪しい表情を浮かべる降霊会の参加者たち。真実を突き止めるべく鋭い眼差しのポアロが彼らに背後を取られていることが象徴するように、本作ではポアロの命すらも狙われている。これまで華麗な推理力で真相を解き明かしてきた“世界一の名探偵”が、追い詰められるような状況下で解き明かすのは、“人間”による殺人事件か?それとも“亡霊”による超常現象か…?ケネス・ブラナーが「ベネチアという美しい謎の中にポアロを閉じ込めることで、彼を常識が通用しない超常現象ミステリーの世界に突入させる物語にすることができた」と自信を語る本作。満を持してケネスが贈る、“殺人事件”か“超常現象”かさえも分からない迷宮ミステリーの衝撃と結末を劇場で体験してほしい。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月10日モーガン・フリーマン製作総指揮の『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』より、予告編と場面写真が解禁された。本作は、2011年に起きた悲劇的事件を基に、無実の黒人が白人警官に殺害されるまでの90分間を実際の事件とほぼ同時間で描くリアルタイム進行形サスペンス。企画に感銘を受けたハリウッド俳優のモーガン・フリーマンが、『インビクタス』のプロデューサー、ロリ・マクレアリーとタッグを組み、製作総指揮を担った。モーガンは、「この映画は、警官がいかに間違った対処をしているかを真にドラマチックに描いたものです。そして、この事実を広めることが私たちにできる最善の方法だと思います」と語っている。主演のフランキー・フェイソンは手に汗握る熱演で、アカデミー賞の前哨戦であるゴッサム賞で最優秀主演男優賞を受賞。衝撃的な内容が様々な議論を呼び起こし、各国の映画祭で圧倒的な存在感を残した。さらに、映画批評サイト「ロッテントマト」では驚異の満足度97%を記録するほどの評価を獲得し、映画ファンも注目の一作だ。この度解禁された日本版予告では、不穏なBGMの中、11月19日朝5:30、医療警報装置を誤作動させたまま寝ていた黒人の男が、警官にいきなりドアをノックされ、その眠りがさえぎられるところから始まる。最初は冷静に対応をしていた両者だったが、ドアを開けようとしない男に不信感を募らせた警官らは、徐々に横暴となり、男と激しく衝突する。部屋に侵入しようとする警官らに対し、ナイフを持ち出し自分の身を守ろうとする主人公…。最後には、「あなたはこの緊張に耐えられるか?」という言葉が投げかけられ、主人公の男とともに体感することになるリアルタイムの緊張感が本編を覆っていることがうかがえる。併せて、場面写真も解禁。不安げにドアから外をうかがう男の姿や乱暴にドアを破壊しようとする警官の様子など、緊迫の一部始終が切り取られている。『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』は9月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月02日映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の日本版本予告とUS版ポスターが公開された。全世界で20億冊以上出版され、“世界一売れた作家”として認定された“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続けた『名探偵ポアロ』シリーズ。本作では、シリーズの中でも隠れた名作とされる『ハロウィーン・パーティ』が、アカデミー賞脚本賞受賞歴を誇るケネス・ブラナー(監督・製作・主演)によって描かれる。事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送る世界一の名探偵エルキュール・ポアロは、「私は死者の声を話せます」と断言する霊能者による“超常現象”の謎を解き明かすために、子どもの霊が出現するという屋敷での降霊会に参加することになる。公開された映像では、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー演じる霊能者の不気味な存在感が不穏さを引き立てる。招待客のひとりが“人間には不可能”な方法で殺害され、ポアロと観る者をこれまでにない邪悪な迷宮へと誘っていく。異常事態に怯える一方で、何かを隠しているかのような表情の容疑者たちや、数々の難事件を解決してきたポアロが命を狙われてしまうシーンを見ることができる。映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』日本版本予告<作品情報>映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』9月15日(金) 公開公式サイト: 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年08月02日ケネス・ブラナー監督、主演の“名探偵ポアロ”シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』から、日本版予告とUS版ポスターが解禁。アカデミー賞受賞ミシェル・ヨーが演じる霊能者が開いた降霊会に、名探偵ポアロが参加する。アガサ・クリスティのシリーズの中でも隠れた名作とされる「ハロウィーン・パーティ」を、アカデミー賞脚本賞受賞歴を誇るケネス・ブラナーが監督・製作・主演で蘇らせる本作。流浪の日々を送る世界一の名探偵エルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)は、「私は死者の声を話せます」と断言する霊能者(ミシェル・ヨー)による“超常現象”の謎を解き明かすために、子どもの霊が出現するという屋敷での降霊会に参加することに――。解禁された予告では、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨー演じる霊能者の不気味な存在感が不穏さを引き立てる中、招待客のひとりが“人間には不可能”な方法で殺害され、ポアロと観る者をこれまでにない邪悪な迷宮へと誘っていく。異常事態に怯える一方で、何かを隠しているかのような表情の容疑者たち。ついには、数々の難事件を解決してきたポアロまでも命を狙われてしまう。犯人が本当に実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、「合理的な答えが必ずある」「殺人犯はこの中にいる」と解決へ向け果敢に挑んでいくポアロ。しかし、超常現象は容赦なく襲いかかる。出会った少女に「ずっと隠れてたんだね」と話しかけるポアロだったが、付近の女性は「誰と話してるの?」と怪訝な顔。次の瞬間、少女は元々存在していなかったように忽然と姿を消してしまう…。ケネスが「ベネチアという美しい謎の中にポアロを閉じ込めることで、彼を常識が通用しない超常現象ミステリーの世界に突入させる物語にすることができたのです」と自信を語るとおり、極上の一品を予感させている。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月02日「名探偵エルキュール・ポアロシリーズ」の第3弾となる映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』が2023年9月15日(金)に公開される。監督・主演はケネス・ブラナー。アガサ・クリスティの傑作ミステリー“名探偵ポアロ”の映画第3弾映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続けた傑作ミステリー小説“名探偵ポアロ”シリーズを原作とする謎解きミステリー映画だ。3作目となる今回は、1969年に発表された『ハロウィーン・パーティ』を原作に映像化する。ベネチアを舞台に名探偵ポアロが“超常現象の謎”に挑むハロウィンの日に子供の霊が現れるという屋敷での降霊会に参加するポアロ。悩みや秘密を抱えたような人々が集まる中、やがて天候が悪化。屋敷から身動きができなくなるなか、様々な超常現象が発生。人間には不可能な方法で招待客のひとりが殺される。名探偵ポアロにとって、ここまで不可解な殺人事件は初めてだった...アポロは“超常現象の謎”を解明できるのか?監督・主演はケネス・ブラナー、再びエルキュール・ポアロに映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の監督・主演を務めるのは、『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続き、ケネス・ブラナー。半自伝的映画『ベルファスト』でアカデミー賞脚本賞を受賞したことも記憶に新しいケネス・ブラナーが、再び名探偵エルキュール・ポアロを演じる。エルキュール・ポアロ…ケネス・ブラナー世界一の名探偵。整えられた口ひげがトレードマーク。何事も左右対称でないと気が済まない変わり者。線を退き、ベネチアで流浪の日々を送っている。犯人が本当に実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、「合理的な答えが必ずある」「殺人犯はこの中にいる」と解決へ向け果敢に挑んでいく。劇中では、出会った少女に「ずっと隠れてたんだね」と話しかけるも、付近の女性に「誰と話してるの?」と怪訝な顔をされ、次の瞬間、少女は元々存在していなかったように忽然と姿を消す場面も。レイノルズ夫人…ミシェル・ヨー「私は死者の声を話せます」「自分が世界最高の霊能者」と断言する霊能者。元従軍看護婦。ハロウィンの夜に死んだ女性の声を聞き出す降霊会を開催するのだが、その降霊会で様々な超常現象が起きる。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したミシェル・ヨーがレイノルズ夫人を演じる。オリヴァ…ティナ・フェイ世界で最も売れている推理作家。本の執筆のために謎を追求し、事件の犯人は亡霊だと主張するポアロの知人。ロウィーナ…ケリー・ライリー元オペラ歌手で、最愛の娘アリシアを亡くしている。死んだ娘の声を聞くために、事件の発端となる降霊会の開催を依頼する。ドクター・フェリエ…ジェイミー・ドーナン秘密を抱えた医師。謎に包まれた精悍で怪しい目つきをした男。以前は優秀な医師だったが、戦争で軍医として従軍した経験から精神的に不安定に。どうも“闇”を抱えているようだが…いったい。「ハロウィーン・パーティ」について1969年に発表された推理小説『ハロウィーン・パーティ』を原作とするストーリーについて、ケネス・ブラナーは「登場人物が列車や豪華客船で、美しい風景をバックに移動して行くという壮大な旅行記の後は、ポアロや登場人物を一か所に閉じ込めるのが面白いのではと感じたんだ」とコメント。また、共演を果たしたミシェル・ヨーについては、「彼女は、スクリーン上で類いまれな存在感を放っていました。威厳に満ちていて、見事な表現力があり、そして人を惹きつける力がある。茶目っ気があり、楽しい。観客に本当に信じてもらうよう説得力を持たせるには、ミシェルが作品にもたらす深み、知性、そして静寂さが不可欠なのです」と語っている。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』あらすじ物語の舞台は、第二次世界大戦後のハロウィーンを迎えた不気味なベネチア。一線を退き、ベネチアで流浪の日々を送るポアロは、朽ち果てた大邸宅で行われる降霊会にいやいや参加することに。そこで来賓の1人が“人間には不可能”な方法で殺害され、ポアロは影と秘密をはらんだ邪悪な世界へと足を踏み入れてしまう。世界一の名探偵ポアロは、水上の迷宮都市ベネチアで起きた、常識を超えた“超常現象の謎”を解き明かすことができるのか?【作品詳細】映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』公開日:2023年9月15日(金)監督:ケネス・ブラナー脚本:マイケル・グリーン出演:ケネス・ブラナー、ミシェル・ヨー、ティナ・フェイ、ジュード・ヒル、ジェイミー・ドーナン、カイル・アレン、カミーユ・コッタン、リッカルド・スカマルチョ製作:ケネス・ブラナー、リドリー・スコット音楽:ヒドゥル・グドナドッティル原題:A Haunting in Venice
2023年06月18日アガサ・クリスティの傑作ミステリーを映画化した人気シリーズ最新作『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』(原題:A Haunting in Venice)の公開が、クリスティの誕生日である9月15日(金)に決定。特報と場面写真が解禁された。本作は、『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続くケネス・ブラナーによる名探偵ポアロ・シリーズ第3弾。1969年に発表された「ハロウィーン・パーティ」を原作に、舞台をイギリスから第二次世界大戦後のハロウィーンを迎えた不気味なベネチアに移して描かれる。一線を退き、ベネチアで流浪の日々を送るポアロは、朽ち果てた大邸宅で行われる降霊会にいやいやながら参加することに。そこで来賓の1人が殺害され、ポアロは影と秘密をはらんだ邪悪な世界へと足を踏み入れてしまう…。監督・主演を務めるのは、半自伝的映画『ベルファスト』でアカデミー賞脚本賞を受賞したことも記憶に新しいケネス・ブラナー。『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』に続き再びエルキュール・ポアロを演じる。豪華キャストのアンサンブルも話題の本シリーズだが、今回は、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞主演女優賞を獲得したミシェル・ヨーに加え、『ベルファスト』で親子役を演じたジェイミー・ドーナンとジュード・ヒルが本作で再共演を果たすほか、ゴールデングローブ賞の司会を務めたこともある女優でコメディアンのティナ・フェイが出演する。ほかにも、カイル・アレン(『ウエスト・サイド・ストーリー』)、カミーユ・コッタン(『スティルウォーター』)、リッカルド・スカマルチョ(『ジョン・ウィック:チャプター2』)ら実力派キャスト陣が名を連ねる。ケネスは「ハロウィーン・パーティ」を基にしたことについて、「登場人物が列車や豪華客船で、美しい風景をバックに移動して行くという壮大な旅行記の後は、ポアロや登場人物を一か所に閉じ込めるのが面白いのではと感じたんだ」と映画化のきっかけを明かした。また、アカデミー賞女優、ミシェル・ヨーとの共演については、「彼女との仕事はとても楽しかったよ。最高に幸せだった」と話し、さらに「彼女は、スクリーン上で類いまれな存在感を放っていました。威厳に満ちていて、見事な表現力があり、そして人を惹きつける力がある。茶目っ気があり、楽しい。観客に本当に信じてもらうよう説得力を持たせるには、ミシェルが作品にもたらす深み、知性、そして静寂さが不可欠なのです」と大絶賛。ミシェルが今年度アカデミー賞主演女優賞を受賞したことについても「この当然与えられるべき輝かしい成功を収めたことを心から嬉しく思っています」と賛辞を送っている。この度解禁された特報映像では、美しいベネチアの運河を一望する絶景から一転して、ミシェル・ヨー演じる謎の霊媒師による降霊会の様子が描かれる。誰が事件の犠牲者になるのか、そして“ベネチアの亡霊”の正体とは何なのか...?不穏でミステリアスな雰囲気が漂う特報となっている。また併せて険しい表情のポアロと、霊媒師の姿を捉えた場面写真も解禁。引退を控えたポワロと、彼を取り巻く人々のドラマにも注目したい。映画界最高峰のアンサンブルで贈る本格派ミステリーに期待が高まる。『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は9月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月15日Appleとスカイダンスの長編アクション・アドベンチャー映画に、ライアン・レイノルズとケネス・ブラナーが主演するという。Apple TV+が発表した。ライアンは製作陣にも名を連ねている。タイトルは『Mayday(原題)』。『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』の監督と脚本を務めたジョナサン・ゴールドスタインとジョン・フランシス・デイリーのデュオが、今作でも監督と脚本を担当。現在、全米脚本家組合によるストライキが行われているが、今作の脚本はストライキ前に完成しているとのこと。2人は『スパイダーマン:ホームカミング』の脚本執筆に参加したことでも知られる。映画ファンはゴールドスタイン&デイリーデュオの『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』を高く評価している人たちが多く、「2人が撮る映画ならすごく楽しみだ」「いいね。でも『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の続編もぜひ撮って!」などの声を上げている。今回のプロジェクトは、スカイダンスがAppleと締結したファーストルック契約の一環で、両社は4月にクリス・エヴァンス&アナ・デ・アルマス主演の『ゴーステッド』、今後Apple TV+で配信されるマーク・ウォールバーグ主演の『The Family Plan(原題)』、アニャ・テイラー=ジョイ&マイルズ・テラー主演の『The Gorge(原題)』も製作した。(賀来比呂美)
2023年06月09日第94回アカデミー賞脚本賞を受賞した『ベルファスト』では自ら監督・脚本を手掛けるなど、マルチに活躍するケネス・ブラナーが主演するHuluプレミア「This イングランド~ボリス・ジョンソンの軌跡~」。今回、特殊メイクでボリス・ジョンソン英首相を演じ切ったブラナーのインタビューコメントが到着、撮影風景を捉えたメイキング写真と新たな場面写真も解禁となった。コロナ禍初期におけるボリス・ジョンソン英首相の激動に満ちた数か月を基に、パンデミックの第1波が英国に与えた影響をたどる本作。ジョンソン首相(ケネス・ブラナー)のコロナ禍とイギリスのEU離脱=ブレグジットに対する取り組みとともに、物議を醸した公私における行動に着目して権力の中枢に切り込む。ウイルス解明のために時間と戦う専門家や科学者、ウイルスを封じ込めて克服しようと勇敢に働き続ける最前線の医師、看護師、介護施設職員、そして混乱の渦に放り込まれた国民の物語が政府内の出来事と織り交ぜて描かれていく。劇中で見事にボリス・ジョンソン英首相に成りきったブラナーは、まず身体を大きくするスーツに着替え、それから様々な身体パーツを装着するのに毎日3時間ほど費やしていたという。特に首まわりのパーツは人工皮膚をなじませて、つなぎ目が分からないようにするのに時間がかかったそう。そんな特殊メイクでの撮影について、「ボリスの上唇はかなり厚みがあるので、新しい唇をあつらえてもらった。とても見事な出来栄えだったが、それを付けている間の食事はスープだけだった。あのパーツは、“咀嚼可能な世界”にいさせてくれなかったんだ」と苦労をふり返る。また、撮影現場では本物のジョンソン英首相と勘違いしてしまったスタッフもいたらしく、「例えば、現場に新人のスタッフがいたとき、トイレから出てきた私をボリスだと思って口をあんぐり開けていた。その瞬間、“ああ、自分はボリスだった”と気付かされるんだ」とリアルすぎたエピソードを明かす。「ボリスの格好をしていないときに、誰にも会わなかった気がする。だから、誰とも世間話はしなかったね。いったん撮影が始まったら、その日はボリス・ジョンソンとして過ごした。誰よりも早く現場にいて、誰よりも遅く帰っていたよ」と語るブラナー。本作ではその見事な変貌ぶり、完成度の高さも堪能できる。本作において「さまざまな社会層が織り交ぜて描かれていることにとても心を引かれた。特に、介護施設や医療従事者、パンデミックによって強烈な体験をした人々の話は、いかに真摯にリサーチしたかが伝わってきた」とブラナー。「私には、この作品が『危機の瞬間におけるわが国のクロニクル』のように思えた」という。「パンデミック中に何が起きたかを描こうとしていた」という脚本の焦点は、「大量の情報、ウイルスの猛烈な拡散スピード、パンデミックの間に生まれた新たな生活様式に対し、人々がどう対処したかにある。そのほとんどは後れを取っていた。私たちはこのドラマの中で、猛スピードで襲いかかってくるものに対処しようとする人々の姿を正確に描こうとした」と話している。Huluプレミア「Thisイングランド ~ボリス・ジョンソンの軌跡~」(字・吹)は3月31日(金)より毎週金曜日に2話ずつ追加配信予定(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2023年04月02日アカデミー賞作品賞、監督賞、助演女優賞、助演男優賞、脚本賞、主題歌賞、音響賞の7部門でノミネートされた、ケネス・ブラナー監督の自伝的作品『ベルファスト』より特別映像が解禁された。激動の時代にゆれる故郷ベルファストの厳しさと愛情深さを力強いモノクロ映像で描き出した本作。抗うことのできない時代の変化に俯くことなく、ユーモアと笑顔と共に懸命に生きる人々を描いた心揺さぶる物語だ。この度、解禁されたのは、本作のメイキング風景や本編映像がふんだんに盛り込まれ、ブラナー監督やバディ一家を演じた英国・アイルランドの名優たちが勢揃いした豪華特別映像。映像内では、ケネス・ブラナー、ジュディ・デンチ、ジェイミー・ドーナン、カトリーナ・バルフ、キアラン・ハインズらの実力派俳優陣が集結し、愛に溢れた人々と家族のような暖かさが感じられたベルファストについて語る中、暴動に巻き込まれ変化していく街の様子を描いた本編シーンが差しはさまれていく。一方で、恋する女の子と結婚を夢見るバディに対し、ハインズ演じる祖父のポップとデンチ演じる祖母のグラニーとで会話の掛け合いが楽しい一コマや、「ばあちゃんと結婚して50年だが今も言葉が通じない」と冗談交じりで語る祖父の言葉など、チャーミングでユーモア溢れる本編シーンも切り取られている。そして「お前なら大丈夫だ。自信を持て。近所の人も皆、友達だし母さんも父さんも皆お前の味方だ。お前がどこに行こうと一生変わらん」とのポップの言葉には、思わず熱いものが込み上げてくる。また映像内では、ブラナー本人の貴重な幼少期の画像も映し出され、本作が監督にとっていかに大切な作品であるかがうかがえる特別映像となっている。『ベルファスト』は3月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年03月23日ケネス・ブラナーの自伝的作品『ベルファスト』より、少年バディの父親を演じたジェイミー・ドーナンのインタビュー映像が解禁。作品の舞台となる、出身地ベルファストへの思いや役作りなどについて語っている。『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の若き大富豪クリスチャン・グレイ役で一躍注目を集めたジェイミー・ドーナン。彼が本作で演じるのは、監督・製作・脚本を担当したブラナーが自身を投影したという少年・バディの父親役。税金のことでちょっとしたトラブルを起こし、金にだらしない一面もありながら、家族のために単身イギリスへと出稼ぎに赴く大黒柱だ。1~2週間に1度、愛する家族の元に戻ると子煩悩な父親へと変身し、子どもたちと遊び、学校へ送り出し、映画館に連れて行く。家族を愛し、愛される良き父親だ。出稼ぎで家を空けがちだからこそ、ベルファストを襲う危険を正確に理解し、大切な家族を何としても守り抜こうとする父親役を、ジェイミーは強い意思を感じさせる演技で体現している。ジェイミー自身もベルファスト生まれのベルファスト育ち。そんな彼は本作の役作りについて「このキャラクターの中には僕が過去に出会った人々の性格が少しずつ入っている。すぐにこの役に入れたんだ」とケネス同様、自身のルーツとなる故郷の物語にすんなり入り込めたそう。オファーを受けた当初も、脚本を読み、タイトルを見た瞬間に「“いいぞ”と思った」と言い、「すぐこのキャラクターに感情移入できたし、監督にとってどれだけ大事な物語か理解できた。ベルファスト出身というのは僕自身も誇りに思っていることだ。それを表現できるのはありがたい」と出演を決めたと語っている。また、「ケネスは本当に素晴らしい方法で故郷の人々の善良さを表現してくれた」とケネスとの撮影をふり返りながら、「アイルランドでは何世紀も過酷な状況が続き、人々は苦しみ、そしてお互いを傷つけ合ってきた。だからユーモアで乗り切るしかなかったんだ。ケネスはそのユーモアをうまく引き出してくれたよ。喜びに満ちた脚本を書いてくれた」とも明かしており、過酷な状況においても、未来を見据え、ユーモアと笑顔を忘れずに生きた人々を描いた本作に想いを馳せている。『ベルファスト』は3月25日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年03月02日ケネス・ブラナーが名探偵ポアロを演じ、監督を務める『ナイル殺人事件』で事件のカギを握る重要人物ジャクリーンを演じたのは、大人気Netflixシリーズ「セックス・エデュケーション」で知られるエマ・マッキー。この度、彼女の役作りの秘話が明らかになった。本作は、ナイル川をゆく豪華客船内で起きる殺人事件を巡る、愛と嫉妬、そして欲望が絡み合うトライアングル・ミステリー。新婚旅行中の美しき大富豪リネットが何者かによって殺されてしまうことで端を発する事件は、リネットの夫サイモンや、リネットの親友であるジャクリーンを巻き込みながら謎を深めていく。物語の重要人物の1人であるジャクリーンを演じたエマは、本作の三角関係について「ガル(・ガドット)とアーミー(・ハマー)が演じるキャラクターとの関係性はとても重要なので、それぞれの関係性をきちんと確認しました」と明かす。「例えば、リネットとジャクリーンは、どれぐらいの頻度で会っているのか、サイモンとジャクリーンは、婚約してどれくらい経ったのか、といったバックストーリーを細かく作っていました。こんな風にキャラクターを模索できるのは、私にとって新鮮な経験でした」と語り、自身のキャラクターを深掘りするために物語の核となるリネット、サイモン、ジャクリーンの3人の関係性を深く考察したという。エマといえば、イギリス発の「セックス・エデュケーション」の主要キャラクター・メイブ役で人気を博している注目俳優。名著「嵐が丘」の著者エミリー・ブロンテの伝記映画『Emily』(原題)の主演が決定するなど、出演作が続いている。快進撃を続けるエマについて、本作の監督を務めるケネス・ブラナーは「エマは、感情をはっきりと表に出すキャラクターを見事に演じられる役者です。彼女は、情緒不安定、弱さや嫉妬などの感情をしっかりと演じ分けていました。そのおかげで、ガルとアーミー、3人が一緒になると、素晴らしい化学反応が起きました」と語り、複雑なキャラクターを見事に演じきったエマの演技に太鼓判を押している。『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年02月26日2月25日(金)についに公開される『ナイル殺人事件』。この度、ケネス・ブラナー監督が、本作の特徴である圧倒的な没入感と映像美に関しての想いを明らかにした。原作は、今もなお全世界で愛されるアガサ・クリスティの“名探偵ポアロ”シリーズの中でも、アガサ自身が“旅行物のミステリーで史上最高傑作”と称する『ナイルに死す』。これを前作『オリエント急行殺人事件』に続き、ケネス・ブラナー監督が映画化した。“世界一の名探偵”ポアロが挑む、エジプトの神秘ナイル川をめぐる極上のミステリー・クルーズ。大富豪の美しき娘の新婚旅行中に、クルーズ船内で殺人事件が起こる。容疑者は、結婚を祝うために集まった乗客全員……。豪華客船という密室で、誰が何のために殺したのか?そして、ポアロの人生を大きく変えた「衝撃の真相」とは?愛と嫉妬と欲望が複雑に絡み合う、禁断のトライアングル・ミステリーの幕が開く。本作の撮影には65ミリのフィルムが用いられ、スクリーンいっぱいに広がる豪華客船やエジプトを舞台に、没入感と旅情感溢れるミステリー・クルーズが完成した。監督を務めたケネス・ブラナーは、本作について「しばらくの間、実際に旅することが叶わない観客に、素晴らしいシネマチックな旅とエキゾチックなロケ地の映像美を楽しんでもらい、現実逃避してほしかったのです。以前と異なる世界の状況の中で、私にとって重要なのは、映画製作で最善を尽くし、人々に娯楽を提供し続けたいと思っています」と語り、世界的に自粛を求められている中でも、観客に映画を通してまるで世界を旅しているかのような疑似体験ができる機会を作りたいという強い想いがあったことを明かした。また、「エジプトが舞台であるだけに、その歴史について意識せざるを得ないものです。クレオパトラやナポレオンなどこの国につきまとう幻影に思いを馳せないわけにはいきません。観客はナイル川を下る旅をして、エジプトの荘厳な輝きに飛び込み、心から楽しめることができると思っています」と語り、本作が単なるミステリーに留まらず、没入感たっぷりの旅情感豊かな体感型ムービーに仕上がっていることを明かした。さらに本作には、エジプトの観光地としても有名なアブ・シンベル神殿が登場するが、なんとこのセットは実物大で建設されたという。40人に及ぶ彫刻師が4か月かけて高さ約21.3メートル、幅約30.5メートルという圧巻のサイズで神殿を再現。本作で豪華客船に乗り合わせた歌手の養女でありマネージャーであるロザリーを演じたレティーシャ・ライトは、撮影について「グリーンスクリーンで処理してそこにいるふりをするだけではなく、セットまで徹底して創り上げられていて実際に感じることができました。実際にその場にいてこの世界がよくわかり信じることができるのは全然違うものであり、本当に見事なものでした。解体されないとよいと思うほどです(笑)」と語り、ブラナーの創り上げたゴージャスな世界に感嘆していた。アブ・シンベル神殿の前にそびえたつのはラムセス2世の巨像。ラムセス2世は、王妃ネフェルタリを深く愛し、この神殿を捧げたとされている。本作では、第一被害者となるリネット(ガル・ガドット)と夫のサイモン(アーミー・ハマー)、そしてジャクリーン(エマ・マッキー)の愛と欲望にまみれたトライアングル・ミステリーが描かれるが、エジプトの歴史に刻まれた二人が、劇中の情熱的な愛のドラマをさらに趣深いものにしている。『ナイル殺人事件』2月25日(金)全国ロードショー
2022年02月25日ケネス・ブラナーの自伝的作品『ベルファスト』より、監督を務めるブラナーが作品への想いとキャスティングへのこだわりを明かしたインタビュー映像が解禁となった。本作は、北アイルランド・ベルファスト出身のブラナー自身が監督・製作・脚本を努め上げた自伝的作品。第94回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、助演女優賞、助演男優賞、脚本賞、主題歌賞、音響賞の7部門でノミネートされており、いまオスカーに一番近い作品の一つとして注目を集めている。この度解禁されたブラナー監督のインタビュー映像では、いまこの時代に、故郷であるベルファストを舞台に自伝的作品を作り上げた想いや、こだわりのキャスティング秘話、そして、自分自身を投影させた役柄を託した子役ジュード・ヒルへの絶大な信頼といった撮影エピソードを明かしている。「ベルファストは物語に事欠かない街だ。特に1960年代の後半のベルファストは街の歴史上最も過酷な激動の日々だった」と語り始めるブラナー。「あの日々はずっと僕の頭にあって"僕らが故郷で過ごしたあの時代の物語をいつか脚本にしようと思っていた」と長年、自身の幼少期の思い出を映画にしようしていたことを明かした。そんな中、コロナ渦というパンデミックが起こり、過激さは違えども、世界中の人が一瞬で世界が変わっていく様を目の当たりにしていると感じ、最初のロックダウンが始まった2020年頃に脚本を書き始めたという。故郷と自身の幼少期の想いを込めた本作を手掛けるにあたり、アイルランド出身のキャスティングにこだわったと語るブラナー。「あの国と縁が深いキャストだ。ジェイミー・ドーナンはベルファストの出身でホーリーウッドという街に住んでいた。祖父役のキアラン・ハインズは僕の実家からたった1キロ半の場所に住んでいたんだ」と驚きの事実も。カトリーナ・バルフやジュディ・デンチもアイルランドの血が流れている。「この映画では出演した俳優たちがとても前向きなエネルギーを加えてくれたと思う。彼らは“家族”だったね」との言葉からは役者陣へ絶大な信頼を寄せていたことが分かる。特に、自身を投影させた少年バディを演じたジュード・ヒルに対しては「すばらしい仕事をしてくれた。僕らがジュードを見つけ出した瞬間、彼の才能はまさに開花したんだ」と絶賛。ブラナーは、「この作品を観て、頑張る彼らの姿に力をもらってほしい」とも語っており、本作の、過酷な時代の変化に苦悩しながらも未来へと突き進んでいく家族の物語に、多くの人が感動とエネルギーをもらえることだろう。笑顔とユーモアを持ってたくましく生き抜く人々の力強さを描いた本作。ブラナーの熱い思いをうかがい知ることのできるインタビュー映像となっている。『ベルファスト』は3月25日(金)よりTOHO シネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年02月24日“ミステリーの女王”アガサ・クリスティの傑作ミステリーを、ケネス・ブラナー監督が『オリエント急行殺人事件』に続いて映画化する『ナイル殺人事件』。この度、ケネス・ブラナーが創り出す唯一無二の世界観の秘密が明らかとなった。これまで、ディズニーの名作アニメーションを実写化した『シンデレラ』やマーベル作品『マイティ・ソー』、シェイクスピア俳優の真髄を魅せた『ヘンリー五世』『から騒ぎ』『ハムレット』、1818年に出版されたゴシック小説を忠実に映像化した『フランケンシュタイン』など、幾多の世界を描き出してきたケネス。本作でも、ミステリーの女王として文豪史に名を刻む作家アガサ・クリスティが1937年に発表した推理小説「ナイルに死す」の世界を、見事に再現した。ケネスは「セットのスペクタクルや豪華さに加えて、本作のようなミステリーの核となるのは人の心です。ですから、本作のゴールはアガサ・クリスティの世界の中でなるべく自由な演技を取り入れることだと思いました。そのことをクルー全員が理解し、大切にしながら、助け、支えていきました」と、ゴージャスなセットの中で、キャストや製作陣に自由な表現を与える環境づくりを何よりも大切にしたことを明かす。本作で最初に殺害されてしまう美しき大富豪の娘リネットを演じたガル・ガドットは、「ケネスとの仕事は私にとって驚異的に素晴らしい経験でした。彼は準備を整え秩序立っているから、彼がミスを犯す余地なんて少しも残されていませんでした。と同時に演者がやりたいと思ったことを何でも試させてくれる自由をくれるのです」と語り、ケネスの自由な演技へのこだわりを証明する。また、容疑者の1人で、リネットとかつて婚約していた医師ライナスを演じたラッセル・ブランドは、「ケネスはとても優雅に僕らをリードするんです。現場に創造性をもたらし、集中しやすい雰囲気を作りあげながら、とても陽気に振る舞ってくれるんですよ」と語り、監督への絶対的な安心感を明かした。一方ケネスは、本作の世界観を創り上げたキャスト陣について「俳優陣はみな心から素晴らしいと思う役者たちです。彼らと共演したいという思いが実現して、とても光栄です」と絶賛する。監督とキャストたちの信頼関係は、撮影の現場に良い空気を作り、それが作品の世界観にも影響を及ぼす。セットや美術へのこだわりに留まらない、総合的な演出がケネスならではの高い世界観の再現に繋がっているようだ。『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年02月21日俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続けるケネス・ブラナーが、自身の幼少期を投影した自伝的作品である『ベルファスト』より、予告映像とビジュアルが解禁された。アカデミー賞前哨戦と言われる第27回放送映画批評家協会賞では、最多11部門ノミネート、第79回ゴールデングローブ賞では脚本賞を受賞している本作。先日行われた本年度アカデミー賞ノミネート発表では、作品賞、監督賞、助演女優賞、助演男優賞、脚本賞、主題歌賞、音響賞の7部門でノミネートを果たし、オスカー獲得へ期待が高まっている。この度解禁された予告映像の冒頭では、牧歌的で愛に溢れ平和な時間が流れるベルファストの街が、一転して暴徒が押し寄せる街へと変貌していく様子が切り取られている。不穏な空気が蔓延し、怯える人々。その一方で、過酷な現実に立ち向かい、笑顔とユーモアを忘れずに未来へと向かう家族の姿も描かれており、過酷な状況の中でも一縷の希望を感じさせる予告映像に仕上がっている。自身の幼少期を投影し、自伝的作品として本作を描いたブラナーは「その時の光景は、まさに私が記憶していたまま描かれている。あの午後、スローモーションのように世界がひっくり返る瞬間を見た。その瞬間から、世界は永遠に変わってしまったんだ」と当時をふり返っている。また「過激さは違えども、世界中の人が同じような転換期を経験しているはずだと思ったんだ」と明かしており、コロナ禍で世界に変革がもたらされているこの時代にこそ、必要な物語であることがうかがえる。併せて到着したビジュアルは、躍動感溢れるバディの姿と「明日に向かって笑え!」というコピーが目を引くエネルギッシュなデザインになっており、未来への希望を感じさせてくれる。『ベルファスト』は3月25日(金)TOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年02月14日2月11日から13日にかけての週末、北米のボックスオフィスで首位を獲得したのは、この週末にデビューしたケネス・ブラナー監督の『ナイル殺人事件』だった。しかし、数字はわずか1280万ドル。コロナの中、大人の女性がまだ映画館を敬遠していること、今週末はスーパーボウルでただでさえ映画館に足を運ぶ人が少ないことなどが影響していると思われる。2位は、先週1位だった『Jackass Forever』。3位はこの週末デビューしたジェニファー・ロペス主演のロマンチックコメディ『マリー・ミー』。4位は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、5位はこの週末デビューのリーアム・ニーソン主演作『Blacklight』だった。次の週末は、マーク・ウォルバーグ、トム・ホランド主演の『アンチャーテッド』が公開される。文=猿渡由紀
2022年02月14日ケネス・ブラナー監督最新作『ベルファスト』の日本公開日が3月25日(金)に決定した。『ダンケルク』や『TENET テネット』などに出演し、ポアロ役を務め監督も兼任する『ナイル殺人事件』が公開を間近に控えるケネス・ブラナー。製作・監督・脚本を務めた本作は、自身の幼少期を過ごしたベルファストを舞台に、9歳の少年バディの目線を通し、時代に翻弄され様変わりしていく故郷の厳しい現実と、家族とともにそこで過ごした愛と笑顔と興奮に満ちた日々を力強いモノクロ映像で描きだした人間ドラマ。ブラナー監督の自伝的作品となっている。また本作は、第46回トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞。第94回アカデミー賞では、作品賞と監督賞をはじめ、助演男優賞(キアラン・ハインズ)、助演女優賞(ジュディ・デンチ)、脚本賞(ケネス・ブラナー)、主題歌賞(DOWN TO JOY)、録音賞の7部門ノミネートを果たし、本年度アカデミー賞最有力候補として名乗りをあげた。ブラナー監督は、これまでに5回アカデミー賞にノミネートされているが、今回で初のオスカーを手にするかに期待が高まっており、そして、助演女優賞にノミネートされたジュディは今回で8回のノミネートとなり、『恋におちたシェイクスピア』での最優秀助演女優賞に続き、2度目のオスカーを手にするかも注目だ。『ベルファスト』は3月25日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年02月09日アガサ・クリスティ自身が“旅行物のミステリーで史上最高傑作”と称するミステリー小説を、ケネス・ブラナーが監督・主演を再び務めて映画化する『ナイル殺人事件』。この度、本作のゴージャスで魅惑的なミステリー・クルーズを彩る豪華な日本版声優が解禁となった。数々の難事件を解決してきた世界一の名探偵ポアロは、ナイル川を往く豪華客船で起きる難解な密室殺人事件に挑む。主人公の名探偵ポアロの声を担当するのは、「劇団四季」出身で数々の映画やドラマ、洋画の吹替声優を務めるなど幅広く活躍している広瀬彰勇。愛と欲望が絡み合う複雑な難事件を描く本作について広瀬さんは「前作、『オリエント急行殺人事件』に引き続きケネス・ブラナー氏自らの監督による本作はエジプトの美しい背景を舞台に愛 憎渦巻くサスペンスが展開し、人間の愛と欲望を深く掘り下げた脚本が見事です。『私は知っています......愛のために......人は...人を殺す。』ポアロの言葉が21世紀の現代を生きる我々にも突き刺さる気がします」と見どころを明かす。また、前作に引き続き登場するポアロの友人ブーク役には、マーベル作品や洋画をはじめ、人気アニメ作品のキャラクターを数多く演じている中村悠一が続投。「前作ではいいポジション取りをしていたブーク。彼が今作また登場できると聞いて、今度は一体どんな役割なんだろ?と思っていましたが...?! 驚きのドラマの連続でドキドキワクワクしていただけること間違いなしだと思います!お楽しみに」と想像を超える驚きの真相が待っていることを伝える。そして莫大な資産を相続した大富豪の娘リネットの声を担当するのは、これまでもガル・ガドットの声優を務めている甲斐田裕子。リネットは夫サイモンとクルーズ船の新婚旅行に訪れるが、ある晩何者かに殺されてしまい、第一の殺人事件の被害者となる。甲斐田さんは、「ガル・ガドット演じるリネットは芯があり賢く優しさも持ち合わせています。ただ資産家ゆえに人を信じられない恐怖と弱さを隠し持つ。その辺りを損なわないように演じようと心掛けました」とコメント、「原作とは設定が少しずつ変化しているので、話を知っている人にも楽しんでもらえると思います」と、原作との違いを楽しんでもらいたいと語る。リネットの夫サイモンの声を担当するのは、魅力的な低音ボイスで絶大な人気を誇る津田健次郎。サイモン役として参加できたことを光栄と語る津田さんは、「エジプトの壮大な景色の中で繰り広げられる華やかで残酷な名作ミステリー、どうぞお楽しみに」と難解なミステリーの魅力に言及。さらに、リネットの親友でサイモンの元婚約者の“謎めいた恋人”ジャクリーンを演じるのは、数々のアニメや洋画の吹き替えを担当している森千晃。森さんは「私の中で、現実では関わり合いたくない人、作中No.1はジャクリーンです。心底悪い人間では無いと思うのですが、何をするかわからなくて恐ろしい...」と語り、「だからこそ映画の中ではとっても魅力的で、目が離せない存在になっています」とそのジャクリーンの魅力を明かした。そのほか事件に関わる重要人物たちには、敏腕マネージャーのロザリーを早見沙織、結婚式でパフォーマンスするために雇われた華麗なるシンガー・サロメを桜井ひとみ、ブークの過保護な母親ユーフェミアを榊原良子、リネットの名付け親であり後見人でもあるスカイラーを小宮和枝、スカイラーの看護師で株の大暴落で資産を失った過去を持つバワーズを一龍斎春水、リネットの友人として結婚式に出席する医師ドクター・ウィンドルシャムを川島得愛、リネットの財産管理人アンドリューを内田岳志、リネットのメイドで自身も上流階級の仲間入りをしたいと強く願うルイーズを潘めぐみが演じ、豪華声優陣が集結した。『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年01月28日俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続け、世界中から絶大な評価を得るケネス・ブラナーが、自身の幼少期を投影した自伝的作品として監督・製作・脚本を務めた『ベルファスト』。第46回トロント国際映画祭にて最高賞にあたる観客賞を受賞して以降、すでに世界中の55の映画祭・映画賞で33の賞を獲得、195ノミネートを誇る本作から、北アイルランド・ベルファストに暮らす家族をとらえた場面写真が一挙に解禁された。本作の舞台は、1969年の北アイルランド ベルファスト。9歳の少年バディは、住民全てが顔なじみで、まるでひとつの家族のような暖かさに包まれるこの街で、愛に溢れた完璧な日々を送っていた。しかし、突如、プロテスタントの暴徒が、街のカトリック住民への攻撃を始め、大規模な暴動が発生する――。本作に自身の幼少期を投影したというブラナーは、新星ジュード・ヒルが演じる9歳の少年バディの目線を通し、時代に翻弄され様変わりしていく故郷の厳しい現実と、家族とともにそこで過ごした愛と笑顔と興奮に満ちた日々を力強いモノクロ映像で描きだした。今回解禁された場面写真では、バディらが家族揃って映画を楽しむ美しい一瞬が切り取られた1枚や、父と母を演じたジェイミー・ドーナン、カトリーナ・バルフが笑顔でダンスを披露する幸せな日常を切り取った1枚。キアラン・ハインズ、ジュディ・デンチという名優たちが演じる祖父・祖母と共にはちきれんばかりの大きな笑顔を見せるバディを切り取った1枚。さらに、激怒する母から必死で逃げ切ろうとするバディの姿を切り取った、思わずくすっと笑ってしまう場面写真も到着した。ブラナーは、困難な状況におかれながらも、少しずつ成長していく1人の少年とその家族の愛と絆を、モノクロ映像でパワフルに魅せ世界中の批評家を魅了。ルーツ(故郷)への郷愁とリスペクト、そして移り行く時代を前に、決して変わることのない人間の気高さを、笑いあり涙ありの人生讃歌へと昇華させている。『ベルファスト』は3月、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月、全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年01月26日“ミステリーの女王”の異名を持つ作家アガサ・クリスティの“名探偵ポアロ”シリーズの傑作ミステリーを、ケネス・ブラナー監督が映画化する『ナイル殺人事件』。この度、本作の鍵を握る重要人物たちのキャラクタービジュアルが解禁となった。『ナイル殺人事件』の舞台は神秘の国エジプトのナイル川を往く豪華客船。数々の難事件を解決してきた世界一の名探偵ポアロは、豪華客船で起きる密室殺人事件に挑む。今回公開されたビジュアルには、名探偵ポアロと物語のカギを握る人物たちが描かれる。まず、“世界一の名探偵”ポアロ(演:ケネス・ブラナー/中央上)は、トレードマークの独特な口ヒゲはそのままに、彼の眼光はいつになく険しい。明晰な頭脳と鋭い洞察力を持ち、数々の難事件を解決してきたが、ポアロ自身が今回の難事件について「多くの事件を解決してきたが、これは私の人生を変えた」と語っている通り、本作の事件が彼の今後に大きな影響を与えることに疑いはない。続いて、“美しき花嫁”リネット(演:ガル・ガドット/左上)。彼女は莫大な資産を相続した大富豪の娘で、夫サイモンとクルーズ船の新婚旅行に訪れる。その美貌と巨万の富から、多くの意味で人目を惹く存在であったリネットは、ある晩何者かに殺されてしまい、第一の殺人事件の被害者となる。そしてリネットの親友でサイモンの元婚約者の“謎めいた恋人”ジャクリーン(演:エマ・マッキー/中央下)。親友に婚約者を奪われた彼女からは、嫉妬とも妬みともとれる複雑な表情がみてとれる。真っ先に犯人と疑われてもおかしくないはずだが、彼女には決定的なアリバイがあった…。このほかに、ポアロの盟友で『オリエント急行殺人事件』に続き出演する“探偵の友人”ブーク(演:トム・ベイトマン/右下)、名高き画家でありブークの“過保護な母親”ユーフェミア(演:アネット・ベニング/右上)、結婚式でパフォーマンスするために雇われた華麗なるシンガー・サロメの姪で“敏腕マネージャー”ロザリー(演:レティーシャ・ライト/左下)も描かれている。果たして、この中にリネットを殺害した真犯人はいるのか?ほかにもクルーズ船に乗り込むのは、リネットの財産管理人アンドリュー(アリ・ファザル)、リネットのメイドで自身も上流階級の仲間入りをしたいと強く願うルイーズ(ローズ・レスリー)、リネットの友人として結婚式に出席する医師ドクター・ウィンドルシャム(ラッセル・ブランド)、そしてリネットの名付け親であり後見人でもあるスカイラー(ジェニファー・ソーンダース)、スカイラーの看護師で株の大暴落で資産を失った過去を持つバワーズ(ドーン・フレンチ)。皆それぞれにリネット殺害の動機があり、誰が過ちを犯してもおかしくはない危うさを持ち、11人の容疑者たちの欲望を載せてさらに激しく絡み合う。監督と主演を務めるケネスは、「ある女性が別の女性の男を奪ったことにより、“宿命”が生まれ、そこから感情の爆発が起こる。つまりドツボにハマったこの三角関係こそが、死を呼ぶ休暇の中心据えられた腐った果実なのです」と語り、男女の三角関係こそがこのミステリーの核になっていることを明かしている。『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年01月20日