『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督による音楽ドキュメンタリー『モリコーネ 映画が恋した音楽家』より本編特別映像が解禁された。2020年7月に亡くなった、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ。本作は、500作品以上の映画とTVの音楽を手掛けた伝説のマエストロの栄光に隠された真実の姿に迫るドキュメンタリー。6度にわたるアカデミー賞ノミネーションを経て、モリコーネに遂に<初受賞>をもたらした『ヘイトフル・エイト』(2015)。生粋の“マカロニウエスタン”、そして“モリコーネ”のファンとして知られるクエンティン・タランティーノ監督が、念願叶ってオリジナル作曲を手掛けてもらった作品だ。解禁された本編映像で、タランティーノ監督は「エンニオ・モリコーネは大好きな作曲家だ」「映画音楽、作曲家のレベルを超えている」「彼はモーツァルトであり、ベートーヴェンであり、シューベルトなのだ」と、授賞式の壇上でその喜びを爆発させる。一方、作曲家のA・デ・ローザからは「タランティーノは(マカロニウエスタンの巨匠)レオーネ映画の大ファン。違う音楽を期待したはず」と裏話も。マカロニウエスタンといえば、その世界的ブームの引き金となった『荒野の用心棒』(1964)では“口笛”をフューチャーした楽曲、『続・夕陽のガンマン』(1966)では“コヨーテの遠吠え”に似せたテーマ曲を作曲するなど、およそそれまでの映画音楽では見られなかったモリコーネによる斬新な作曲が特徴であり、タランティーノも当初同様の音楽をイメージしていたはずだと言う。しかし『ヘイトフル・エイト』でモリコーネは、その予想に反してストラヴィンスキーの<詩篇交響曲>フーガの冒頭など<本物の交響曲>であるクラシックを採用している。「ウエスタンに復讐する気分だった」「つまり過去との決別だ」と述べるように、モリコーネを一躍有名にしながらも長きに渡って彼を囚えていた<エンターテイメントの作曲家>というラベリングから自分で自分を解放、「新たな地平が開けた」(タランティーノ監督)という評価を獲得することになる記念碑的作品でもあったことが明かされる。そのほか、アカデミー賞受賞式の壇上で熱すぎるモリコーネ愛を語るタランティーノ監督に対してレオナルド・ディカプリオやエディ・レッドメインなど錚々たるハリウッドスターたちが、笑顔で暖かく見守る様子も必見の本編映像となっている。『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は1月13日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モリコーネ 映画が恋した音楽家 2023年1月13日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開©2021 Piano b produzioni, gaga, potemkino, terras
2023年01月14日『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督による音楽ドキュメンタリー『モリコーネ 映画が恋した音楽家』より本編映像が解禁された。本作は、2020年7月に亡くなった伝説の映画音楽家、エンニオ・モリコーネの栄光と功績を、弟子であり友でもあるジュゼッペ・トルナトーレ監督が密着してとらえた音楽ドキュメンタリー。映像は、モリコーネがトルナトーレ監督と初めてタッグを組んだ『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)の1シーンから始まる。本作をきっかけに2人は初めて出会い、友情が生まれ、以降、トルナトーレ監督が手掛ける全ての作品の音楽をモリコーネが担当することになった記念碑的作品でもあるが、実は、最初の作曲オファーは“モリコーネから断っていた”と言う。しかし「もう一度電話があって“とにかく脚本を読め”“感想を知らせろ”」とプロデューサーから言われたモリコーネが脚本を気に入り、トルナトーレ監督に「会いたい」と電話したことから、運命が動き出す。「興奮して会いに行った」「彼は新人の私を対等に扱ってくれた」とトルナトーレ監督はふり返り、この作品から以降全ての作品でタッグを組むことになる。シチリアの小さな村を舞台に映写技師と少年の交流を描き、美しさと同時に切なさも感じさせるメロディとともに世界中にファンを持つ不朽の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』。映画に魅了された少年トトが映写技師アルフレードとともにフィルムをセットする様子や、トトが大人になってからアルフレードとともに過ごした映画館を訪ねる場面など、同作から切り取られた珠玉の映像も必見だ。『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は2023年1月13日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モリコーネ 映画が恋した音楽家 2023年1月13日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開©2021 Piano b produzioni, gaga, potemkino, terras
2022年12月27日『ニューシネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督が、故・エンニオ・モリコーネの葛藤と栄光に迫る音楽ドキュメンタリー『ENNIO(原題)』が『モリコーネ 映画が恋した音楽家』の邦題で来年1月より公開されることが決定した。さらに、第35回東京国際映画祭 ガラ・セレクションにて特別上映されることも決定した。2020年7月に逝去した音楽家エンニオ・モリコーネ。享年91歳。1961年以来、500作品以上という驚異的な数の映画とTV作品の音楽を手掛けた。なかでも日本でも超ロングランヒットを記録、アカデミー賞外国語映画賞にも輝き、人生の喜怒哀楽を表すかのような旋律で情感豊かな映像とともに人々の心に永遠に刻まれた『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)を始め、ジュゼッペ・トルナトーレが監督するほぼ全ての映画音楽を手掛けた。本作は、そんな師弟関係とも呼べる<最後のタッグ>を組んでいたトルナトーレ監督だからこそ引き出せた、モリコーネ自身の真の姿に迫っていくドキュメンタリー。『ニュー・シネマ・パラダイス』はもちろん、『荒野の用心棒』(64)、『アンタッチャブル』(87)、『ヘイトフル・エイト』(15)など、エンニオが音で命を吹き込んだ45作品にも及ぶ数々の傑作の名場面と、最高の音響環境で再現された日本公演を含むワールドコンサートツアーの演奏で、巨匠の伝説を紐解いていく。さらに、クエンティン・タランティーノを始め、クリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ、オリバー・ストーンなど70人以上の監督やプロデューサー、音楽家たちのインタビューにより<どうやってエンニオは偉業を成し遂げたのか>という秘密を解き明かしていく。また、エンニオのプライベートライフとコメント、初公開となるアーカイブ映像によって、愛すべき天才のチャーミングな人柄を浮き彫りにする。唯一無二の旋律であらゆる映画に愛と命を吹き込んだ天才音楽家の真実の姿を映し出す、圧巻の音楽ドキュメンタリーとなっている。なお、モリコーネが生前から計画をしていたオフィシャル・トリビュート・コンサートが、11月5日(土)と6日(日)の2日間に渡って、東京国際フォーラムで開催されることも決定。ワールド・プレミアともなる本コンサートは、エンニオの次男でもあるアンドレア・モリコーネが指揮を務め、オーケストラの演奏によって奏でられるモリコーネの珠玉の名曲を映画の名シーンやここでしか見られない秘蔵映像とともに楽しめるコンサートとなっている。『モリコーネ 映画が恋した音楽家』は2023年1月、TOHOシネマズシャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モリコーネ 映画が恋した音楽家 2023年1月、TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開©2021 Piano b produzioni, gaga, potemkino, terras
2022年09月13日映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネに、ジュゼッペ・トルナトーレ監督が迫るドキュメンタリー映画『ENNIO(原題)』が公開される。尚、公開延期につき公開時期は未定。映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネに迫るエンニオ・モリコーネは、1961年のデビュー以来、500作品以上の映画・TVの⾳楽を⼿掛けてきた巨匠。アカデミー賞外国語映画賞に輝き、⽇本でもロングランヒットを記録した『ニュー・シネマ・パラダイス』では、情感豊かな映像と共に、⼈⽣の喜怒哀楽のすべてを表すような旋律で⼈々を魅了した。盟友ジュゼッペ・トルナトーレと最後のタッグエンニオ・モリコーネの真実に迫るのは、『ニュー・シネマ・パラダイス』をはじめ、自身の作品のほとんど全ての⾳楽をエンニオに託してきたジュゼッペ・トルナトーレ監督。映画『ENNIO(原題)』は、2020年7⽉に91歳で惜しまれながらこの世を去ったエンニオと、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の最後のタッグとなる。エンニオが生み出した音楽と人生を辿るドキュメンタリーの内容は、『ニュー・シネマ・パラダイス』『⽤⼼棒』『アンタッチャブル』『ヘイトフルエイト』など、エンニオが⾳で命を吹き込んだ45作品にも及ぶ傑作の名場⾯やワールドコンサートツアーの演奏と共に、彼が生み出してきた伝説を紐解くもの。エンニオの⾳楽と⽣き⽅を知ることにより、20世紀から今⽇までの映画史をドラマティックに辿ることができる。さらに、エンニオのプライベートライフや初公開となるアーカイブ映像も登場し、愛すべき奇才のチャーミングな⼈間性が浮き彫りに。なぜ彼の生み出す旋律は、60年もの間、人々の心を揺さぶり続けたのか?そして、映画音楽に人生を捧げたエンニオ・モリコーネが、カメラの前で最後に語ったこととは?豪華クリエイターが登場70⼈以上の監督やプロデューサー、⾳楽家たちのインタビューも見どころ。クエンティン・タランティーノやクリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ、オリバー・ストーンといった面々が「どのようにエンニオは偉業を成し遂げたのか」といった秘密を明かす。<劇中に登場するクリエイター(映画監督、音楽家、プロデューサーほか)>クエンティン・タランティーノ、クリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ、オリバー・ストーン、ハンス・ジマー、バリー・レヴィンソン、ジョン・ウィリアムス、ダリオ・アルジェント、ジョゼッペ・トルナトーレ、テレンス・マリック、ブルース・スプリングスティーン、ベルナルド・ベルトルッチ、ジェイムズ・ヘットフィールド、クインシー・ジョーンズ、ローランド・ジョフィ、リナ・ウェルトミューラー、フィル・ジョアノー ほか【詳細】映画『ENNIO(原題)』公開時期:未定※当初2022年3月公開予定だったが延期となった。新たな公開時期が決定次第公式ホームページなどにて告知。監督:ジュゼッペ・トルナトーレ原題:Ennio/150分/イタリア映画/カラー/ヴィスタ/5.1ch デジタル/字幕翻訳:松浦美奈
2022年01月07日2020年、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)によって、私たちの生活は大きく変化しました。国によっては感染の広がりを抑えるため人々の移動を制限し、屋外での活動を禁止する『ロックダウン』が長期間続いています。イタリア5歳の男の子が首相に手紙イタリアでは、同年11月上旬から再び外出制限を開始。そんな中、特に規制の厳しいロンバルディア州に住む5歳のトンマーゾくんには、どうしても心配なことがありました。それは「クリスマスにサンタクロースが家に来れないかもしれない」ということ。そこで、トンマーゾくんはイタリアのジュゼッペ・コンテ首相に手紙を書いてサンタクロースの『移動許可』を嘆願しました。アメリカのメディア『Forbes』がその手紙の内容を報じています。トンマーゾくんは「今朝、僕はサンタさんが来れるか心配だったので、クリスマスまであと何日残っているかママに聞きました」と書いています。彼の家族は、ロンバルディア州の街に住んでいて、そこは現在『レッドゾーン』に分類されたもっとも厳しいコロナウイルス規制の下にあります。彼はこう続けています。「サンタさんが世界中のすべての子供たちにプレゼントを届けられるように、特別な証明書を作成してもらえませんか。サンタさんはお年寄りなので家に入るのは危険だと知っています。でも彼は自分を守るために必ずフェイスマスクを着けると思います」Forbesーより引用(和訳)さらに、トンマーゾくんはサンタクロースを心配してツリーの下に、クッキーと温かいミルクに加え、消毒液を置くことも提案していたそうです。ジュゼッペ・コンテ首相は、この手紙に対する回答をFacebookに投稿。そこにはこんな言葉がつづられていました。サンタさんはすでに国際的な移動許可証を持っていますよ。彼はどこにでも飛んで行って、世界中のすべての子どもたちにプレゼントを配ることができます。彼は常にマスクをするし、自分自身とすべての出会う人たちを守るため距離を取ると約束してくれました。Giuseppe Conteーより引用(和訳)首相の回答は、トンマーゾくんはじめ同じくサンタクロースの来訪を楽しみにしているイタリア中の子供たちを安心させたことでしょう。ネット上では、投稿に対し多くの称賛の声が寄せられました。・かわいらしいなぁ。ほほ笑ましい気持ちになりました。・なんていいニュースだろう。首相の発言も粋だけど、5歳児の優しさにうるっとした。・子供の心に寄り添った素敵な回答。こういうユーモアは癒されます。また、首相はトンマーゾくんにこんな温かなひと言も付け加えています。あなたは、もうサンタさんへの手紙で「今年はいい子だった」と報告する必要はないですよ。私がちゃんと伝えておきましたからね。Giuseppe Conteーより引用(和訳)この1年近く、コロナウイルス禍で一生懸命日々を過ごしてきた世界中の子供たちに、素敵なクリスマスが訪れるといいですね![文・構成/grape編集部]
2020年11月16日日本劇場公開から20年の時を経て、色鮮やかな4Kデジタル修復版と、当時日本では公開されることのなかったイタリア完全版が公開される『海の上のピアニスト』。この度、イタリア完全版の本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。本作は、『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ、海の上で生まれ、生涯一度も船を下りなかったピアニストの伝説を描く不朽の感動作。公開されるイタリア完全版(HDリマスター)では、インターナショナル版としてカットされた40分以上のシーンが復活、トルナトーレ監督が本当にやりたかった全てを描き切った170分にも及ぶ映像となっており、タイトルやクレジットロールもイタリア語で演出されている。またイタリア完全版では、主人公1900(ナインティーン・ハンドレッド)の幼少期のパートも長く、ピアニストとして成長していく音楽的なバックボーンが丁重に描かれており、その分演奏シーンも増えている。今回到着した映像はそんなシーンのひとつ、1900を探す親友マックスがヴァージニアン号の船内にいる場面からスタート。そして、当時の豪華絢爛な船内の回想シーンへと変わり、1900とマックスが所属していたアトランティック・ジャズ・バンドの演奏シーンが映し出される。フロントマンでバイオリンのフィルがそれぞれメンバーを陽気に紹介していき、そして最後に1900を紹介すると、それを待ってましたと言わんばかりに、1900が超絶テクニックで応える姿を確認することができる。『海の上のピアニスト』4Kデジタル修復版は8月21日(金)より、イタリア完全版は9月4日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。※9月4日以降は両作品を併映する可能性あり(cinemacafe.net)
2020年08月17日『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と先日亡くなった映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ『海の上のピアニスト』が日本劇場公開から20年の時を経て、8月21日(金)より色鮮やかな4Kデジタル修復版でスクリーンに蘇る。また、9月4日(金)からは当時日本では公開されなかった、170分にも及ぶイタリア完全版(HDリマスター)も待望の日本初公開に。現在、新型コロナウイルスの影響で、『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』といったジブリ作品、ブルース・リーの『死亡遊戯』、そして『ニュー・シネマ・パラダイス』までも、通常なら劇場では観られない名作中の名作が続々とスクリーンに戻ってきている。その中から、この夏見逃せない名監督の3作品をピックアップした。愛くるしい少女のつぶらな瞳とさみしげな顔が目に浮かぶ『ポネット』誰もが味わう、大切な人を亡くすことの悲しみ。痛ましい出来事に向きあう4歳の少女の純粋な姿を通し、「死」という人間の本質的で普遍的なテーマに迫る本作は、初公開から20年以上の時が過ぎたいまも決して古びることはない。主演したヴィクトワール・ティヴィソルが、1996年のヴェネチア映画祭で女優賞を史上最年少で受賞。監督は名匠ジャック・ドワイヨン。日本での劇場初公開は23年前の1997年で、東京の公開館では33週間のロングランを記録する異例の大ヒットとなった。映画史に輝く美しき傑作が、4Kレストアの高精細デジタルリマスター版で蘇る。―――ユーロスペースにて公開中。実在の人物の半生を描くデヴィッド・リンチ監督作『エレファント・マン4K修復版』19世紀のイギリス・ロンドンを舞台に、特異な容姿から「エレファント・マン」として見世物小屋に立つジョゼフ・メリック(ジョン・ハート)の生涯と、彼を研究対象として病院で預かるトリーヴズ医師(アンソニー・ホプキンス)や彼を取り巻く人々の交流を、実話をもとにモノクロ映像で描いた作品。日本では1981年に公開され、同年の公開作品の中で1位の配給収入(当時)を記録し、第53回アカデミー賞にて作品賞を含む8部門にノミネート。いまなお、私たちの心に突き刺さるデヴィッド・リンチ流の詩的な問題作。―――新宿ピカデリーほか7月10日(金)より公開。海の上で生まれ、生涯一度も船を下りなかったピアニストの伝説『海の上のピアニスト』『ニュー・シネマ・パラダイス』のトルナトーレ監督とモリコーネがタッグを組んだ不朽の感動作。煌びやかな豪華客船の内部や、青く透き通るような海など、これまで表現しきれなかった細部まで4Kデジタル修復版で色彩豊かに蘇る。また、トルナトーレ監督が本当にやりたかった全てを描き切った170分にも及ぶイタリア完全版(HDリマスター)も待望の日本初公開。インターナショナル版としてカットされた40分以上のシーンが復活、タイトルやクレジットロールもイタリア語で演出されるなど、本作のファンが長く待ち望んでいた内容が盛り込まれている。―――8月21日(金)~4Kデジタル修復版はYEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町ほか、9月4日(金)~イタリア完全版順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年07月12日『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ不朽の感動作『海の上のピアニスト』が、4Kデジタル修復版&イタリア完全版で公開。この度、イタリア完全版より場面写真がいち早くシネマカフェに到着した。大西洋を巡る豪華客船の中で、生後間もない赤ん坊が見つかった。彼の名は1900=ナインティーン・ハンドレッド。世紀の変わり目を告げる1900年に因んで名付けられた。彼は船内のダンスホールでピアノを演奏し、類稀な即興曲を次々と作り出していった。そんなある日、彼は船内で出会った美しい少女に心を奪われてしまう。彼女が船を去った後、断ち切れない彼女への想いから、人生で初めて船を下りることを決心する…。1999年に日本で公開された『海の上のピアニスト』が、約20年の時を経て、4Kデジタル修復版、イタリア完全版として再び劇場公開。4Kデジタル修復版では、トルナトーレ監督本人の監修のもと、『ライフ・イズ・ビューティフル』なども手掛けたカラースーパーバイザーのパスクアーレ・クズポリと共に、イタリア ルーチェ・ チネチッタ・ラボにおいて完全修復。オリジナル35mmネガを4Kスキャンし、これまで表現しきれなかった細部まで色彩豊かに蘇る。一方、イタリア完全版(HDリマスター)は日本初公開。インターナショナル版としてカットされた40分以上のシーンが復活し、タイトルやクレジットロールもイタリア語で演出されるなど、トルナトーレ監督が本当にやりたかった全てを描き切っている。この完全版では、主人公1900の幼少期のパートも長く、伝説のピアニストとして成長していく彼の音楽的なバックボーンが丁重に描かれている。到着した場面写真では、船医に生意気なことを言ってみたり、船長に盾突いたり、幼い1900の可愛い姿などが切り取られている。今回の公開を実現させた配給会社シンカは、本国イタリア版のディレクターズカットの存在を知ってから、イタリア版の権利の行方をずっと追いかけてきたそうで「ようやく20年の時を経て、トルナトーレ監督が描きたかった想いの全てが詰まったディレクターズカットとも言える170分のイタリア完全版を、日本でも配給できることになりました」と今回の上映は念願だったと明かす。また「本作のハイライトとなる有名な“ピアノ対決”のシーンでは、なぜ船を降りたことが無い1900がジャズを生み出したと称する有名ジャズピアニストに勝つことができたのか?インターナショナル版では知り得なかった1900のバックボーンが明らかになるイタリア完全版をご覧いただくと、その勝利の“謎”もわかるかもしれません」と語っている。『海の上のピアニスト』4Kデジタル修復版は8月21日(金)より、イタリア完全版は9月4日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。※9月4日(金)以降は両作品を併映する可能性あり。(cinemacafe.net)
2020年06月28日映画『海の上のピアニスト』の4K デジタル修復版が、2020年8月21日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺にて上映。また9月4日(金)からは、170分に及ぶイタリア完全版が公開される。『ニュー・シネマ・パラダイス』の監督が贈る、“海の上”の感動作『海の上のピアニスト』は、『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ不朽の感動作。豪華客船の上で生まれ、生涯一度も船を下りることなく“ピアニスト”としての運命を貫いた男の物語は、1999年日本公開された当時、多くの映画ファンを魅了した。4K デジタル修復版で、あの感動をもう一度あれから20年―。今回4K デジタル修復版として再上映されることになった『海の上のピアニスト』は、トルナトーレ監督本人の監修のもと、映画『ライフ・イズ・ビューティ フル』を手掛けたカラースーパーバイザーのパスクアーレ・クズポリと共に、完全修復作業が行われた。スクリーンに蘇るのは、当時の技術では表現しきれなかった、豪華客船の煌びやかな内部や、青く透き通るような海…。映画の醍醐味である美しいピアノの旋律に、うっとりとするような映像美が重なることで、これまでとは一味違う感動の映像体験を楽しむことができそうだ。“全て”詰め込んだイタリア完全版も一方「イタリア完全版」(HD リマスター)では、インターナショナル版としてカットされた40分以上のシーンが復活するほか、タイトルやクレジットロールもイタリア語で演出されるなど、ファン待望の内容が盛り沢山。映画ファンの人は是非双方の仕上がりを、シアターで楽しんでみてはいかがだろう。作品詳細映画『海の上のピアニスト』公開日:<4K デジタル修復版>2020年8月21日(金)YEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺<イタリア完全版>9月4日(金)※9/4以降は「4K デジタル修復版」と「イタリア完全版」との両作品を併映する可能性有り。詳細は各劇場のHPを確認。監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ音楽:エンニオ・モリコーネ原作:アレッサンドロ・バリッコ出演:ティム・ロス/プルイット・テイラー・ヴィンス/メラニー・ティエリー/ビル・ナン/ピーター・ ヴォーン/クラレンス・ウィリアムズ三世配給:シンカ■ムビチケ情報発売日:2020年7月3日(金)<ストーリー>一枚のレコードに秘められた、たった一度の恋。大西洋を巡る豪華客船の中で、生後間もない赤ん坊が見つかった。彼の名は1900=ナインティーン・ハンドレッド。世紀の変わり目を告げる1900年に因んで名付けられた。彼は船内のダンスホールでピアノを演奏し、類稀な即興曲を次々と作り出していった。そんなある日、彼は船内で出会った美しい少女に心を奪われてしまう。彼女が船を去った後、断ち切れない彼女への想いから人生で初めて船を下りることを決心する…。
2020年06月21日6月17日(水)のテレビ東京「午後のロードショー」枠では、『007 慰めの報酬』『ある天文学者の恋文』のオルガ・キュリレンコが主演を務めるアクションムービー『その女諜報員 アレックス』を放送する。8秒で銃を分解できるまで銃器に関する訓練を積んで出演した『007 慰めの報酬』や、ベン・アフレックと共演したテレンス・マリック監督作『トゥ・ザ・ワンダー』、トム・クルーズが地球にたったひとり残された男を演じた『オブリビオン』に、ジュゼッペ・トルナトーレ監督による『ある天文学者の恋文』といった作品で知られるオルガ・キュリレンコ演じる主人公、アレックスが国家の陰謀に巻き込まれ、襲撃者たちと壮絶な戦いを繰り広げる本作。『ミリオンダラー・ベイビー』『インビクタス/負けざる者たち』『エンド・オブ・ステイツ』などの作品で重厚な存在感をみせる名優、モーガン・フリーマンらが共演する。アレックスはかつて恋人だったケビン・フラー(コリン・モス)に誘われ、銀行強盗のチームに参加。ダイヤを首尾よく盗んだものの、メンバーの不始末で顔をさらしてしまう。彼女は手際よくそのメンバーと証拠品を始末しフラーと行動をともにする。その後、この件を依頼した人物とホテルで会うことになっていたフラーが何者かに襲撃され、アレックスは間一髪姿を隠すも、襲撃者はフラーを拷問にかけダイヤと一緒に盗んだUSBメモリのありかを聞きだそうとする。襲撃者はワシントン(ジェームズ・ピュアフォイ)と名乗る男をリーダーに、クリントン、ジェファーソンなど歴代大統領の名をコードネームにしていた。フラーは拷問の末に殺されるが、最期までアレックスのことは口にしなかった。襲撃者たちの隙をついて逃げ出したアレックスだったが、その姿を敵に見られてしまう。襲撃者たちが次に狙うのは、フラーの妻と息子だと知ったアレックスは、危険を知らせるためフラーの妻のもとに向かうというストーリー。午後のロードショー『その女諜報員 アレックス』は6月17日(水)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年06月17日4月6日(月)深夜の日本テレビ「映画天国」枠では『海の上のピアニスト』『ニュー・シネマ・パラダイス』などのジュゼッペ・トルナトーレ監督作『ある天文学者の恋文』を放送する。著名な天文学者エドと彼の教え子エイミーは、皆には秘密の恋を謳歌していた。しかし、突然エイミーの元に届いたエドの訃報。現実を受け入れられないエイミーだが、彼女の元にはその後もエドからの優しさとユーモアにあふれた手紙やメールや贈り物が届き続ける。エドの遺した謎を解き明かそうと、エイミーは彼が暮らしていたスコットランド・エジンバラや、かつて2人で時間を過ごしたイタリア・サンジュリオ島を訪ね、そこで彼女が誰にも言えずに封印してきた過去を、エドが密かに調べていたことを知る――。急逝したある天文学者が恋人に遺した謎にまつわるミステリアスなラブ・ストーリーとなる本作。エドには『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』や『ジャスティス・リーグ』でバットマン=ブルース・ウェインの執事、アルフレッド・ペニーワースを演じているジェレミー・アイアンズ。エイミーには『007 慰めの報酬』やトム・クルーズ主演『オブリビオン』、先日公開された『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』などのオルガ・キュリレンコ。またいくつものジュゼッペ監督作の劇伴を手掛けたほか『ヘイトフル・エイト』では第88回アカデミー賞作曲賞を受賞。大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」のサントラでも知られるエンニオ・モリコーネが音楽を担当。亡くなったエドから届くメッセージに込められた想い。そこから明かされていくエイミーの秘密とは!?映画天国『ある天文学者の恋文』は4月6日(月)深夜25時59分~日本テレビで放送。(笠緒)
2020年04月06日ジュゼッペ・ザノッティ(GIUSEPPE ZANOTTI)と歌手で女優のリタ・オラ(Rita Ora)が共同制作した新作カプセルコレクション‘Giuseppe for Rita Ora’ が登場。2019年1月に発売される。長年にわたり世界の著名アーティストたちのシューズ制作を手掛けてきたイタリアのファッションデザイナー、ジュゼッペ・ザノッティ。過去にはレディー・ガガや、アリアナ・グランデ、リアーナのためにワールドツアーの靴を制作し、カーディ・Bやビヨンセとはアルバムジャケットでコラボレーションを行った。2017年は、ジェニファー・ロペスやゼイン・マリクとコラボレーションしたシューズも発売している。今回タッグを組むリタ・オラも、過去にイギリスツアーでジュゼッペ・ザノッティのカスタムシューズを着用。長年に渡り親交を深めてきた2人がタッグを組んだコレクションの全貌はまだ明らかになっていないが、イタリアンのクラフトマンシップと、ストリートへの理解、そしてフェミニンパワーを掛け合わせた、大胆で魅惑的なコレクションに仕上がっているとのこと。ジュゼッペ・ザノッティはコレクションについて「グラマー・エフォートレス・クールのリタの3つの側⾯を表現するコレクションを制作したいと考えていました」と語っている。【詳細】‘Giuseppe for Rita Ora’発売時期:2019年1月【問い合わせ先】ジュゼッペ ザノッティ ジャパンTEL:03-6894-7510
2019年01月13日映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のイタリア公開30周年を記念したシネマ・コンサートが、2018年9月15日(土)・16日(日)に東京・有楽町の東京国際フォーラムで、17日(月・祝)に大阪・オリックス劇場で開催される。映画のセリフや効果音はそのままに、オーケストラが音楽パートを本編上映に合わせて生演奏するシネマ・コンサート。今回はジュゼッペ・トルナトーレ監督が1988年にイタリアで公開した『ニュー・シネマ・パラダイス』を題材に、映画本編の上映とオーケストラ生演奏の贅沢なコラボレーションが楽しめる。シチリアの小さな映画館“新パラダイス座”を舞台に、トト少年と老映写技師・アルフレードの交流を描く物語を彩るのは、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネによる、美しく感動的な音楽。そんなモリコーネの名曲の数々を、国内屈指の名門オーケストラである東京フィルハーモニー交響楽団が演奏する。【開催概要】『ニュー・シネマ・パラダイス』シネマ・コンサート開催日:■東京公演開催日時:2018年9月15日(土) 開場16:00/開演17:009月16日(日) 開場12:00/開演13:00会場:東京国際フォーラム ホールA■大阪公演開催日時:9月17日(月/祝) 開場16:00/開演17:00会場:オリックス劇場チケット価格(全席指定):S席 9,800円(税込) / A席 7,800円(税込) ※3歳未満入場不可指揮:ティアゴ・ティべリオ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団©1989 CristaldiFilm
2018年09月07日最近、映画及びクラシック音楽ファンの間で話題になっているのが『シネマ・コンサート』。今夏から秋にかけては『スター・ウォーズ in コンサート』、『ニュー・シネマ・パラダイスシネマ・コンサート』の上演が控える。その魅力を、本企画の仕掛人のふたりに直撃。『ラ・ラ・ランド』など数多くのシネマ・コンサートを企画・制作してきた株式会社プロマックスの飯島則充プロデューサーと、数々のシネマコンサートのオーケストラを担当している東京フィルハーモニー交響楽団事業部企画制作課の岩崎井織氏に聞いた。【チケット情報はこちら】ともすると、映画の名場面のダイジェストをバックに、映画音楽を演奏するものと混同されがちだが、実は『シネマ・コンサート』の内容はかなり違う。『シネマ・コンサート』は、映画のセリフや効果音はそのままに、劇中に流れる音楽をフルオーケストラが生演奏するエンターテインメント。つまり大スクリーンでフルで映画を上映をしながら、音楽はフルオーケストラの生演奏という、贅沢な映画上映かつコンサート公演になる。まず、ふたりは『シネマ・コンサート』の魅力をこう語る。「はじめてみたシネマ・コンサートはシカゴでの『ゴッドファーザー』の公演。普通に映画館で映画を観る感覚とはまったく違う感動がありました。例えば、感動的な場面だったら、生演奏ならではの臨場感とスタジオ録音ではない生の音楽が心にダイレクトに伝わってくるようで感動がより深まる。もちろんスクリーンも映画館と遜色ない大スクリーンで映画の醍醐味も味わえる。それですぐに“これを日本でもやりたい”と思ったんです」(飯島)「通常のオーケストラの公演とは違うスタイル。ただ、飯島さんからお話をいただいたとき、私自身はオーケストラの演奏をもっと身近に感じてもらえる、すばらしい機会になるのではないかと思いました。実際、従来のクラシック音楽と映画の双方のファンからご好評をいただいている。また、昔は映画の中から劇伴の音楽だけを抜くのは難しかった。それが映像技術の進歩でたやすくなり、可能になったのが「シネマ・コンサート」。そういう意味で、新しいエンターテインメントといっていい。新しい映画体験、新しい音楽体験をご提供できている手ごたえを感じています」(岩崎)今夏は「スター・ウォーズ」の公演がスタート。こちらはシネマ・コンサート史上、最大規模のジャパン・ツアーで7都市14公演を巡る。「20世紀FOXファンファーレも生演奏。その時点から胸が高鳴ると思います(笑)」(飯島)「ジョン・ウィリアムズの生み出した歴史的音楽を生の演奏でとことん体感しながら、映画を味わう。すばらしいい機会になると思います」(岩崎)「スター・ウォーズ」の公演に続き、世界に先駆けてジュゼッペ・トルナトーレ監督の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』の上演。映画ファンもクラシック音楽ファンもきっと新たな感動体験がまっている。未体験の方はぜひ会場へ!
2018年07月23日往年の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』のイタリア公開30周年を記念して、この度、9月に東京と大阪でシネマ・コンサートが開催されることが決定。『ニュー・シネマ・パラダイス』のシネマ・コンサートは、全世界に先がけて日本で初上演となる。シネマ・コンサートとは、映画のセリフや効果音はそのままに、音楽パートをオーケストラが本編上映に合わせて生演奏するもので、映画をライブ感覚で楽しめるエンターテインメントだ。イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、若干29歳のときにメガホンを取った感動作『ニュー・シネマ・パラダイス』は、1988年にイタリアで公開、日本では翌1989年12月に東京・シネスイッチ銀座で単館ロードショーがスタート。シチリアの小さな映画館“新パラダイス座”を舞台に、トト少年(サルヴァトーレ・カシオ)と老映写技師・アルフレード(フィリップ・ノワレ)の温かい交流に感動の声が続出し、同館で40週に及ぶ異例のロングラン上映となる大ヒットを記録。また、日本国内における単一映画館での興行成績では、未だ破られていない最大動員数を誇っている。そんな本作が絶大な支持を集める理由として、ひとつに数々の映画音楽を手がけた巨匠エンニオ・モリコーネの作った美しい劇中音楽が挙げられる。今回、日本で世界初演されるこのシネマ・コンサートでは、昨年末に日本で開催された「ラブ・アクチュアリー in コンサート」でもタクトを振ったティアゴ・ティべリオが指揮を、演奏は国内屈指の名門オーケストラ「東京フィルハーモニー交響楽団」が担当。さらなる感動がコンサートで甦る。本公演のチケットは、7月21日(土)の一般発売に先駆け、すでに先着受付が開始されている。『ニュー・シネマ・パラダイス』シネマ・コンサート東京公演は9月15日(土)、16日(日)東京国際フォーラム ホールAにて、大阪公演は17日(月・祝)オリックス劇場にて上演。(cinemacafe.net)■関連作品:ニュー・シネマ・パラダイス© 1989 CristaldiFilm
2018年07月01日ジュゼッペ・ザノッティ(GIUSEPPE ZANOTTI)より新作カプセルコレクション「Starry night」が登場する。「Starry night」のモチーフとなるのは、その名に冠する通り"スター"。それぞれのアイテムに施されるメタルスターと、ブランドの持つラグジュアリーさが絶妙にマッチしたコレクションに仕上がった。コレクションは、ブランドのアイコン的アイテムであるシューズを中心にラインナップ。中でも"ANYA STAR"は光沢感のあるミラーシルバーのレザーを使用したリュクスな雰囲気の一足。星座のように装飾された様々な大きさのスターモチーフは、コレクションのテーマを表現するとともに、デザインのアクセントとなり存在感を発揮する。また、コレクションの中から、マルチカラーのスターが施されたヒールサンダル、フラットサンダルの"SNEAKER SINGLEG"は、2018年2月28日(水)から3月6日にかけて伊勢丹新宿店で開催される期間限定ショップにて先行発売。是非店頭に足を運んで、最新アイテムをチェックしてみて。【詳細】■ジュゼッペ・ザノッティ カプセルコレクション「Starry night」アイテム例:HEELD SANDAL COLINE 150,000円+税SNEAKER SINGLEG 150,000円+税FLAT SANDAL NUVOROCK 89,000円+税CHAINED CLUTCH BAG 109,000円+税■期間限定ショップ「Starry Popup Shop」開催期間:2018年2月28日(水)~3月6日(火)開催店舗:伊勢丹新宿店本館2階 婦人靴 プロモーションスペース住所:東京都新宿区新宿3-14-1内容:コレクションアイテムの販売、"SNEAKER SINGLEG"の先行販売
2018年02月26日イタリアのラグジュアリーシューズブランド、ジュゼッペ・ザノッティ(Giuseppe Zanotti)が2月15日、世界の歌姫であるジェニファー・ロペスとのコラボレーションによるフットウエアの新作カプセルコレクション「Giuseppe for Jennifer Lopez」を先行発売した。ジュゼッペ・ザノッティと、長年ジュゼッペ・ザノッティのシューズを愛用しているというジェニファー・ロペスが共同で製作した同コレクション。スエード、サテン、プリントレザー、オールオーバークリスタルといった高級素材を用い、グレーやトープ、ネイビーブルーなどのモダンなカラー使いで全6モデルが新たに生まれた。今回、伊勢丹新宿店2階の婦人靴/特設テーブルで2月28日まで展開されるのは、サンダルの「ジェン(JEN)」、「レスリー(LESLIE)」、「エメ・ハイ(EMME HIGH)」と、スニーカーの「ティアーナ(TIANA)」。「ジェン」は、コルセットをイメージしたスエード素材のアンクルブーツ。アッパー部分にストラップを通したデザインとなっており、カラーはタンブラウンとネイビーブルーで展開される。「レスリー」は、足首に巻き付けたストラップが印象的なサンダル。ネイビーの他、ターコイズブルーレザーにパイソン型押しレザーのストラップを組み合わせたモデルが登場する。「レスリー」と同カラーで展開される「エメ・ハイ」は、くるぶしから膝までストラップを巻き上げたユニークなスタイルのグラディエーターサンダル。「ティアーナ」は、ウェッジソールとサイドジッパーが特徴のミッドトップスニーカー。クリスタルをあしらったジュゼッペ・ザノッティのロゴ入りバーバックルも印象的なシューズとなっており、グレーのスエードにライトグレーのレザーをあしらったモデルが展開される。同コレクションについてロペスは、「他の多くの女性と同様に、私は美しい靴が大好きです。レッドカーペットを歩くときも、ステージで歌う時も、オフの日の友人たちとのランチでも、素敵な靴を履いたとたんに全体のルックがお洒落にまとまり、身も心も上向きになります。超モダンでフェミニンな仕上がりで、ご期待通り、キラキラ感が満載のコレクションとなりました」と語っている。
2017年02月15日奇想の画家とも呼ばれるジュゼッペ・アルチンボルド(Giuseppe Arcimboldo)作品を集めた「アルチンボルド展」が、6月20日から9月24日まで東京・上野の国立西洋美術館で開催される。ジュゼッペ・アルチンボルドは、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した画家。果物や野菜、魚や書物といったモチーフを思いがけないかたちで組み合わせた、寓意的な肖像画を多く手掛け、自然科学に深い関心を示したマクシミリアン2世や、稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世といった神聖ローマ皇帝たちにも寵愛されていた。今回開催される「アルチンボルド展」では、世界各地の主要美術館が所蔵するアルチンボルドの油彩約10点を中心に、アルチンボルドのイメージ世界の生成の秘密に迫る。
2017年01月17日今年、ジェレミー・アイアンズの活躍が目を引きます。なぜ今?とも思うのですが、彼の芸達者ぶりを考えれば、理由はどうあれ映画ファンには嬉しい限り。しかも、『ハイ・ライズ』『栄光のランナー/1936ベルリン』『奇蹟がくれた数式』など話題作ばかり。なかでも、最もロマンティックとも思える作品が『ある天文学者の恋文』。『ニュー・シネマ・パラダイス』で知られる名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作で、急逝したある天文学者が恋人に遺した謎にまつわるミステリアスなラブ・ストーリーです。これまで、ちょっと個性的だったり、エキセントリックだったり、ひと癖ある役柄を多く演じてきた彼が、ここのところ、穏やかな役を多く演じていることに興味津々という方も少なくないでしょう。今回も愛に満ち溢れた穏やかな男性を好演しています。そこで、多忙なジェレミーをやっとのことで捕まえて、役についてたずねてみました。愛のカタチは人それぞれ。表現の仕方もひとそれぞれです。個人的には、「愛してる」とか、さも“これが私の愛の証だ”などとこれみよがしに示されるのは苦手なのですが、そんな私でも、こんな愛情表現もあるのだな、こんなに愛されるって女冥利に尽きるなと、しみじみ感じさせられたのが『ある天文学者の恋文』。内容は、タイトルそのまま。ある高名な天文学者であるエドワードが、道ならぬ愛を貫く相手エイミーに、自らが死んだ後も恋文を送り続けるお話。でも、その恋文が一風変わっているのです。かつて恋文と言えば、紙に直筆で書かれたもののみだったわけですが、今では、パソコンでしたためられて紙に印刷されたものだったり、E-mailで送られてくる文書だったり、メッセージアプリで送られてくるものだったり。恋文も時代とともに姿をかえているわけです。本作は大人のラブ・ストーリーではありますが、時代を感じるコミュニケーションや恋文が登場しています。最初にこのプロジェクトについて聞いたとき、エドの計画について「とても興味をそそられた」と話すジェレミー。「僕が映画を選ぶ基準は話が僕にとって興味深いかどうかだ。そしてその役が前にやったことのない役かどうか。僕の選択は僕の興味を反映しているかもしれないし、年が経つにつれてその興味は変わっていくと思うな」。個性的な役も多く演じていますが、ここのところ、柔らかさと穏やかさのある役が続いている印象。それは、彼の興味の移り変わりが表出しているというわけなのです。ということは、役をみれば、彼の心情が読み取れると言えるのかもしれません。そんな彼がエドのように、愛するものに遺したいものとは。「幸せな思い出。僕が彼らを愛したという変えがたい事実だね」。あくまでも物質的なものではなく、いつまでも色あせない想いというものが、一番の宝物なのですね。本作で亡きエドワードがエイミーに恋文を送り続ける際、時代性を色濃く反映するかのように、現代的なツールが大活躍します。かつては言葉のみだった愛の告白が、紙という大発明によりラブレターとなり、電話、メール、オンライン通話などと、手法の選択肢を広げていったことを考えると、世の中の進化も実感。そこには、愛するという感情は変わらなくても、時代によって表現方法や届ける手段は変わっても、そこに乗せられる感情は、古代から変わることが無いという監督の熱い想いが込められているようにも思えるのです。「エドは今できる方法でコミュニケーションをとっている。それが彼に与えられた唯一の手段だったんだ。この映画はコミュニケーションとは何か、それが、僕が生まれてから現在に至るまでの間にどのように変化したかについての映画でもあると思うよ」。今、この時代だからできる愛の告白。今という時代が、この作品のロマンチシズムを大いに盛り上げ、この物語を作り上げているといっても過言ではありません。名匠が描く、壮大なラブ・ミステリー。大事なあの人と、ぜひご一緒に。(text:June Makiguchi)
2016年09月25日『ニュー・シネマ・パラダイス』『鑑定士と顔のない依頼人』などで知られるジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作で、英国“渋メン”代表ジェレミー・アイアンズと『オブリビオン』のオルガ・キュリレンコが共演する感動ミステリー『ある天文学者の恋文』。このほど、トルナトーレ監督に絶賛されたオルガの、さまざまな表情を集めた場面写真が一挙にシネマカフェに到着した。天文学者エド(ジェレミー・アイアンズ)の突然の訃報に愕然とする、彼の教え子で恋人のエイミー(オルガ・キュリレンコ)。しかし彼女の元には、彼からの手紙や贈り物が届き続けた――。本作は、1人の天文学者が恋人に遺した“謎”をめぐる物語。アカデミー賞作曲家のエンニオ・モリコーネの心のひだに触れる優美な旋律にのせて描かれるのは、次第に明かされていくエドの本当の想いと、エイミーの過去の秘密。天文学者が仕掛けた“謎”がすべて解き明かされるとき、極上のミステリーは美しくも切ない“永遠の愛”の物語へとなっていく。今回、最愛の恋人の突然の訃報に戸惑いつつも、彼からの手紙やビデオメッセージに導かれ、彼との思い出の地を旅しながら、彼が残した本当の想いを解き明かしていくヒロイン、エイミーを演じたウクライナ出身のオルガ。2008年、『007/慰めの報酬』でボンドガールに大抜擢され、世界中にその名を知られて以来、奇才テレンス・マリック監督の『トゥ・ザ・ワンダー』ではメディアからも高く評価された。そのエキゾチックな美貌と演技力、そして6か国語を操る才媛ぶりで、映画出演が後を絶たず常に注目される存在に。今後も、テリー・ギリアム監督、アダム・ドライバー共演の『The Man Who Killed Don Quixote』(’17)の公開も控え、まさに映画界の名匠に愛される女優の1人だ。そんなオルガに対し、トルナトーレ監督も、「本作でのエイミーは難しい役柄。すべてが彼女の目線で語られ、常にスクリーンに映っているからね。キャスティングも時間をかけた。そしてオルガに出会って、まさに探していた人を見つけたと分かった」と明かし、「オルガは驚くべき魅惑的な女性だ。15歳のときにデビューして以来、ずっと内に秘めたエネルギーを持ち続けている。しかも彼女はとても賢い女性なんだよ」と賛辞を惜しまない。また、本作でオルガ演じるエイミーは、天文物理学を学ぶ学生である一方、ある理由から危険なスタントマンの仕事も引き受けるという役どころ。愛する者を失った悲しみを憂いを帯びた表情で表現する一方、カースタントや炎につつまれるシーンも演じ切っており、今回解禁となった場面写真からもその “強さ”の一端を垣間見ることができる。『ある天文学者の恋文』は9月22日(木・祝)はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月09日トム・ヒドルストン主演『ハイ・ライズ』を皮切りに、この夏秋は、英国が生んだアカデミー賞受賞の名優ジェレミー・アイアンズの出演作が目白押し。DCコミックの映画『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』では、バットマンことブルース・ウェイン(ベン・アフレック)の執事アルフレッドを演じ、映画ファンに強烈なインパクトを与えたばかり。2016年、怒涛の公開ラッシュを迎える“ジェレミー・アイアンズ祭り”に迫った。「SHERLOCK/シャーロック」で世界的スーパースターに躍り出たベネディクト・カンバーバッチをはじめ、いまだ英国俳優ブームは真っ盛り。日に日に新たな新星も登場する中、長年、世代を越えて支持を集めるアイアンズ。1984年に「リアル・シング」でトニ―賞、1990年に『運命の逆転』でアカデミー賞、2005年に「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~」でエミー賞を受賞し、難関といわれる舞台、映画、TVの3冠を果たした名優中の名優。さらに、科学的に“最も理想的で心地よい声”と証明されたイギリスの研究結果もあるという、独特なバリトンの声も大きな魅力となっている。そんなジェレミーは、8月から10月にかけ、出演作がなんと一挙4本も連続で公開される。まず、巨匠J・G・バラードの名作SF小説をトム・ヒドルストン主演で完全映画化した『ハイ・ライズ』(公開中)で演じるのは、物語の舞台であるセレブ向け高層マンション“ハイ・ライズ”を設計し、最上階で庭園や動物たちに囲まれて優雅に暮らす高名な建築家ロイヤル。この仕事を通じて、さまざまな人が集い暮らす、“変化のるつぼ”を作りたいという壮大なビジョンを持つ図らずも支配者となる男を、ミステリアスかつ威厳たっぷりに演じている。また、ヒトラー政権下のベルリンオリンピックに挑んだ実在の4冠メダリストとコーチの知られざる絆を描く『栄光のランナー/1936ベルリン』(8月11日公開)では、政治的状況を理由にボイコットの声が挙がる中、スポーツマンシップに重きを置き、アメリカのベルリンオリンピック出場を訴える人物、ブランデージを演じる。後にIOC(国際オリンピック委員会)会長となる彼は、政治とスポーツの分離を唱える一方で、ナチス側とドイツ大使館建設の裏取引にからむなど、どこかきな臭いところもある男。リオオリンピック開催中のいま、実にタイムリーな1本だ。さらに、イタリアの巨匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督作『ある天文学者の恋文』(9月22日公開)で演じるのは、著名な天文学者エド。彼は突然命を落とすが、教え子であった恋人の元には、その後もエドからの優しさとユーモアにあふれた手紙やメールや贈り物が届き続けるという愛にあふれたミステリーとなっている。アカデミー賞作曲家のエンニオ・モリコーネの心の琴線に触れる優美な旋律にのせ、究極の愛が描かれていく。そして、英国、米国でミニシアター規模ながらスマッシュヒットを記録、その後もヨーロッパ、アジアと世界中で涙と喝采の輪を広げ続けている『奇蹟がくれた数式』(10月22日公開)も控えている。ケンブリッジ大学の英国人数学者と、インドの名もなき事務員、生まれも境遇も全く違う2人の天才が出会い、世界を変える奇蹟を起こした実話を描く本作。インドの事務員ラマヌジャンから届いた手紙でその天賦の素質を見抜き、遠く英国まで呼び寄せる著名な数学者G・H・ハーディを演じている。ハーディは、アインシュタインと並ぶ無限の天才といわれるラマヌジャンを見出し、共同研究に人生を懸けながら、彼との交流を通じてその心の氷を溶かしていく英国紳士で、エレガントさと優しさを持ち合わせた人物だ。4作ともジャンルや時代背景、役柄はそれぞれだが、どのキャラクターも説得力をもって演じ分けているジェレミー。これらの作品で、彼の渋い魅力に触れてみては!『奇蹟がくれた数式』は10月22日(土)より角川シネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ、角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月09日イタリアのラグジュアリーシューズブランド、ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン(Giuseppe Zanotti Design)から、ブランド初となるキッズライン 「ジュゼッペ・ジュニア(Giuseppe Junior)」が誕生。2016年7月15日(金)から、表参道ヒルズ店にて先行発売される。展開されるスニーカーは、子ども向けシューズのアレンジを大いに楽しみ、素材と色の絶妙なコンビネーションが特徴。ナッパレザー、ベルベット、クロコ型押しラミネートによるメタリックエナメルコーティングなど様々な素材を採用した。またブランドの特徴的なモチーフである、ゴールドやラインストーンプレートなどの要素も織り交ぜた。サイズ展開は、ベビー用のファーストシューズから、小学生向けのキッズサイズまで幅広く取り揃えている。【詳細】ジュゼッペ・ジュニア発売日:2016年7月15日(金) ※表参道ヒルズ店にて先行発売価格帯:39,000〜75,000円※サイズによって価格が異なる【問い合わせ先】ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン 表参道店TEL:03-6432-9442
2016年07月15日イタリアのラグジュアリーシューズブランド・ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン(Giuseppe Zanotti Design)が3月18日、表参道ヒルズ本館1階に日本最大級のラインナップを誇る初の旗艦店をオープンした。ジュゼッペ・ザノッティ・デザインは、世界中のセレブリティやアーティストから絶大な指示を得るシューズブランド。2月27日にオープンした阪急メンズ東京店に続く同店では、メンズ、ウィメンズのシューズやバッグに加えて、他店舗では取り扱いのなかったアクセサリーやウエアラインも一堂に展開される。限定アイテムとして、ウィメンズからは「プリントウッドヒールサンダル」(14万円)が、メンズからは「ブラウンスエード ビーズエンブロイダリーオペラシューズ」(21万1,000円)が発売された。
2016年03月21日“イタリアの至宝”ともいわれる、女優モニカ・ベルッチ。ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを務めるシリーズ最新作『007 スペクター』において“最年長ボンドガール”に抜擢され、マーティン・スコセッシとイラン出身の名匠バフマン・ゴバディがタッグを組んだ『サイの季節』が7 月11 日(土)より公開されるなど、話題作への出演が相次いでいる。50 歳にして衰えを知らない美貌を放つ、その魅力と女優力に迫った。イスラム革命時、ある男の企みによって不当に逮捕された詩人サヘル(ベヘルーズ・ヴォスギー)。30 年後に釈放され、生き別れとなった最愛の妻ミナ(モニカ・ベルッチ)の行方を捜し始めるが、政府の嘘によって彼はすでに「死んだ」ことにされていた。そして、夫の死を信じ込まされ、悲嘆にくれるミナには、ある男の影がまとわりつく。その人物こそ、サヘルを監獄送りにし、ミナとの間を引き裂いた男アクバル(ユルマズ・エルドガン)だった…。『ペルシャ猫を誰も知らない』などで知られるバフマン・ゴバディ監督が、マーティン・スコセッシの後押しで手がけた最新作『サイの季節』。モニカは、本作で初めてイラン系クルド人女性を演じ、劇中ではペルシャ語も披露する。「才能あるゴバディ監督とは以前から仕事をしたいと思っていたの。オファーをもらい、脚本も読んで、ぜひトライしたいキャラクターだと思った。すぐに、引き受けさせてほしいと返事をしたわ」と、その出演を決めたときのことをこう語るモニカ。だが、そうはいっても、彼女は生粋のイタリア人。自身のルーツとは全く異なる役柄に違和感はなかったのだろうか。彼女のキャスティングについて、ゴバディ監督は「ミナという役にふさわしい女優をキャスティングするために何度もオーディションを繰り返した。でも、なかなかピンとこなくてね。そこで以前から知り合いだったモニカにオファーしたんだ。彼女は容姿だけでなく、内面的にも非常に美しく、女優としてのキャリアも素晴らしい。世界的に人気もあって、彼女が出演することでこの映画を観てくれる人が増えるしね(笑)モニカはすぐにOK の返事をくれたよ」と明かす。「そのときすでに、撮影に入る1 週間前だった。もちろん、彼女はイタリア出身の女優だけれど、つややかな黒髪に彫刻のような顔立ちはクルド人女性を演じてもらうのに違和感はなかったね。ベールをかぶると、まして現地の女性そのものだったよ」と語り、このチャレンジ精神あふれる世界的女優を称えた。革命の影響で愛する夫と生き別れ、悲しみを抱えたまま生きる妻ミナの30 年間という長い月日の流れを、老けメイクも辞さずに、艶やかに体当たりで見事に演じきったモニカ。そのエピソードについて、「若い頃のミナ役は、年相応の別の女優をキャスティングするつもりだった。しかし、モニカでカメラチェックをしたとき全く問題がなかったので、別の女優なんて必要なかったよ」と、その美貌にはゴバディ監督も感服した様子だ。モニカは、フランシス・フォード・コッポラの『ドラキュラ』(’92)でハリウッド進出を果たし、イタリア、フランス、アメリカで活躍。その美しいボディを活かした大胆な露出もいとわぬ女優魂で第一線を走り続け、ジュゼッペ・トルナトーレ、ギャスパー・ノエ、ウォシャウスキー姉弟、メル・ギブソン、テリー・ギリアムなど、世界的名匠たちにも愛されてきた。イタリアでもっとも世界的に成功を収めた女優のひとりと言っても、過言ではないだろう。そんな彼女も、もう50 歳。2 人の子を持つ母親としての顔も持つ。年を重ねても、増えていくシワさえも受け入れながら、あくまでも“ありのままで”今もなお美貌を保ち続けることのできる彼女は、まさに世界最強の美魔女!?サム・メンデス監督『007スペクター』では、フランスが生んだ29歳の若手実力派レア・セドゥと肩を並べて“ボンドガール”にを務め、2016 年には『アンダーグラウンド』のエミール・クストリッツアの最新作に主演することが決定しているモニカ。いっそう耀きを増す大人の魅力を、これからも存分に発揮してくれそうだ。『サイの季節』は7月11日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月03日賞レースで火花を散らしたベネディクト・カンバーバッチやエディ・レッドメイン、官能映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナン、ディズニー実写版『シンデレラ』の“王子”リチャード・マッデン、さらには実写版『美女と野獣』の野獣役に抜擢されたダン・スティーヴンスなど、雑誌やTVでもこぞって取り上げられている最近の英国俳優たち。だが何も、ホットな英国俳優は彼らだけではない。英国の“至宝”アンソニー・ホプキンスが実在のビール王を演じる本格サスペンス・ミステリー『ハイネケン誘拐の代償』に出演するジム・スタージェスも、彼らに負けず劣らずの“知る人ぞ知る”実力派のイケメン英国俳優。数々の話題作でも輝きを魅せる彼に注目した。本作は、1983年に実際に起きた大ビール企業「ハイネケン」の経営者誘拐事件の真相を追った、エミー賞受賞の犯罪ジャーナリスト、ピーター・R・デ・ヴリーズのベストセラー本を映画化。世界屈指の大富豪フレディ・ハイネケンが犯罪経験もない幼なじみの5人組に誘拐され、巨額の身代金が要求されるものの、次第に人質であるハイネケンに誘拐を犯した若者たちが翻弄され、歯車を狂わせていく様が描かれる。大富豪ハイネケンを演じるのは、『羊たちの沈黙』で殺人鬼ハンニバル・レクターを演じ、米アカデミー賞「主演男優賞」を受賞した英国のベテラン、アンソニー・ホプキンス。そして、大胆な誘拐計画を立案したグループのリーダー、コルを演じるのが、ジム・スタージェスだ。ロンドン生まれで現在、36歳のジム。1994年に映画デビューを果たし、ビートルズで綴るミュージカル映画『アクロス・ザ・ユニバース』(’07)では甘い歌声を披露、青春サスペンス『ラスベガスをぶっつぶせ』(’08)では数学の天才学生を好演し、将来有望な若手俳優としてその名を知られるようになった。また、アン・ハサウェイと23年に及ぶ愛の軌跡を追った『ワン・ディ23年のラブストーリー』(’11)や、キルスティン・ダンストと異色のSFラブ・ストーリーに挑んだ『アップサイドダウン 重力の恋人』(’12)、さらにトム・ハンクス、ハル・ベリーなど豪華キャストが出演した『クラウド アトラス』(’12)、『ニュー・シネマ・パラダイス』の名匠ジュゼッペ・トルナトーレがメガホンをとった『鑑定士と顔のない依頼人』(’13)など話題作に相次いで出演。プライベートでは、『クラウド・アトラス』で共演した韓国トップ女優ペ・ドゥナとの交際が噂され(現在は破局した模様)、熱愛発覚時には世界中から大きな注目を浴びた。本作で、妊娠中の愛妻がいるも事業に失敗し、大富豪のハイネケン誘拐を企てたコルを演じたことについてジムは、「実在の人物を演じるときは、バランスが大切なんだと思う。演技ではあるけど、実在の人物だからリアルさが大切。僕が面白いと思ったのは、犯人たちはどこにでもいる労働階級の若者ということ。彼らの若さをいつも念頭に置いていたよ」と語る。「ごく普通の若者が考えられないことをしたんだ、しかも、うまくいくと本気で信じて…。一体どれだけの度胸が必要だったのかを考えてみたら、それを実行した彼らにある意味、敬意を抱いたよ」と明かし、誘拐犯たちの心情に思いを馳せた。名優ホプキンスと共演したことについては、「劇中での話題の中心はハイネケン。だから犯人グループの頭の中はハイネケンでいっぱいだったんだ。それは演じる僕らも同じ状態だったよ。だからアンソニーが現場に現れたとき、僕ら全員が感激してしまったよ!ハイネケンを見た気分になったしね。アンソニー演じるハイネケンを誘拐して監禁するなんてとても貴重で刺激的だったよ!」とふり返り、キュートな一面も覗かせるジム。ハリウッド切っての大物俳優との共演は、彼の俳優人生に大きなインパクトを与えたはず。そんなジムや、『アバター』のサム・ワーシントンら若手実力派たちが演じた誘拐犯が、名優演じるハイネケンにいかにして翻弄されていくのか、ますます期待が高まる。『ハイネケン誘拐の代償』は6月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハイネケン誘拐の代償 2015年6月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014 Informant Europe SPRL, Heineken Finance, LLC
2015年04月23日気が付いたら、最近あまりテレビを見ていない。なぜだろうか。「見れる時間帯に家にいない」「録画しても家で見る時間がない」「在宅中にテレビをつけても見たい番組がやっていない」、このあたりに原因がありそうだ。ではもし、通勤・帰宅の移動時間に、外出中のちょっとした空き時間に、あるいは家でくつろいでいる時間に、風呂に入ってのんびりしている時間に、パッと見たい番組が試聴できたら? テレビの見方が変わるかも知れない。そんなわがままを叶えてくれそうな製品が、NTTドコモから発売される。「dTVターミナル」と呼ばれる製品だ。ドコモでは、定額制動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」を刷新し、新サービス「dTV(ディーティービー)」として、4月22日より提供を開始する。これにあわせて、あらたに提供するのが、dTVターミナルだ。dTVターミナルは、dTVの開始にあわせて発売される製品。自宅のテレビに接続すれば、dTVの約120,000作品、dアニメストアの約1,200作品(約20,000話)の中から、話題の注目作品を自宅のテレビで視聴可能になる。例えば、外出中にスマホやタブレットで見ていた作品の続きを、帰宅後に自宅の大型テレビで視聴。続きを風呂で防水スマホを使って視聴し、風呂上がりにもう一度テレビで続きを視聴、なんて使い方もできる。加えて、キャリアフリーのサービスであることもポイントで、ドコモ以外の利用者でも契約できる。本体価格は、一括購入の場合は7,538円。分割払いも可能で、その場合は月額314円 /月となる。このほかdTVの契約費が月額525円かかる。なお、dTVターミナルを購入しdTVでデバイス登録をした利用者の中から先着30万名にdTV専用のレンタルクーポンを毎月1枚(500円相当)最大14かカ月提供する「dTV×dTVターミナルスタートキャンペーン」を実施する。同キャンペーンを利用すれば、実質314円 /月でdTVが利用できることになる。主な仕様は、次の通り。サイズは約100×100×22mm、重さは約214g。CPUは1.5GHz・デュアルコアの「Hi3719C」、内蔵メモリは4GB/1GB(ROM/RAM)。OSはAndroid 4.2を搭載する。通信機能は、IEEE802.11b/g/n(2.4GHzのみ)のWi-Fi、10/100 Base-T Ethernetの有線LANをサポート。対応テレビはHDMI端子搭載のテレビ(HDMI1.4推奨)。このほか、Miracast、マイメディア、お手軽プレイヤー(For YouTube)などのアプリケーションを搭載する。さて、同製品を使って楽しめるdTVについて、もう少し詳しく紹介しておきたい。dTVは、国内外の映画やドラマ、BeeTVの番組など、約12万作品を月額540円(税込、以下同)で視聴できるサービス。スマートフォンやタブレットで視聴できるので、いつでもどこでも気軽に映像コンテンツを楽しむことが可能。dTVの特徴は大きく3つある。まず、アプリを立ち上げるとすぐに映画やドラマの予告編が自動再生される「ザッピングUI」を採用した点。これにより利用者はテレビのチャンネルを変えるようにコンテンツを選択できるようになる。続いて、先に触れたdTVターミナルにより、実現した自宅のテレビでの視聴。最後はdTVでしか視聴できないプレミアム作品の配信だ。イタリアの巨匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督らのdTVオリジナル作品を提供するほか、実写版「進撃の巨人」のdTVオリジナルドラマも制作するという。詳しくはマイナビニュースの別稿で確認いただきたい。***本稿で紹介したdTVターミナルは4月22日より、全ドコモ取扱店・ドコモオンラインショップで購入可能。すでに全国のドコモショップにて事前予約が開始されている。先述のdTV×dTVターミナルスタートキャンペーンは先着30万名に限られるので、気になる人は早めにドコモショップでチェックしてみると良いだろう。
2015年04月08日2015年8月1日に公開される映画、実写版『進撃の巨人』(前後篇2部作)と連動した実写ドラマ『進撃の巨人』の制作が発表され、2015年8月より定額制映像配信サービス「dTV」で配信されることが明らかになった。実写ドラマ『進撃の巨人』は、石原さとみ演じるハンジを主人公とした物語となり、映画では描かききれなかった、「立体機動装置」などの開発のエピソードやハンジの「巨人研究」が明かされるという。制作スタッフは、樋口真嗣監督をはじめとした映画のスタッフが手がけ、4月22日にリニューアルする「dTV」で配信。2日の制作発表会には、ハンジ役の石原さとみ、サシャ役の桜庭ななみ、フクシ役の渡部秀、リル役の武田梨奈、ヒアナ役の水崎綾女、イズル役の平岡祐太が登壇した。撮影は2014年4月から始まりちょうど1年でクランクアップ。この1年間ハンジを演じてきた石原は「とても長い時間、ハンジというキャラクターを演じることができる幸せを感じるとともに、愛おしく思えるキャラクターになりました。『進撃の巨人』について、初めて公の場所で話ができるので緊張しております」とハンジへの思い入れを吐露。また、映画版よりもハンジの内面を描いているドラマ版の演技は難しく、石原はアニメ版でハンジ役を担当した声優の朴ロ美に相談していたという。ドラマ版では、主要キャラクターとなるサシャ役の桜庭は「ドラマではサシャの過去を描いているので、緊迫したシーンでもマイペースを崩さない部分など特徴をしっかりと演じ切ることができました」と充実の表情。オリジナルキャラクターのフクシを演じた渡部は「優等生なキャラクターです」と紹介し、同じくオリジナルキャクターのリルを演じる武田は、格闘技の黒帯を持っているだけにアクションシーンに自信。「全身あざになるくらい本気で当てて、臨場感あふれる映像にこだわりました。今までにないアクションシーンになったのではないかと思っています」と語った。ヒアナ役の水崎は「映画本編では大人しい感じですが、ドラマではアドバイスを送ったりしています」と見どころを伝えつつ、「母性を出したり、いろいろなところを露出するセクシーな要素もあって『dTV』のdはドキドキのdでした」と表現。「dTV」版オリジナルキャラクター・イズル役の平岡は「セットが本当にすごくて世界観そのままなんです。『dTV』はすごいバジェット持っている。新しい配信メディアによって、新しい世界が広がっているんだなと感じました」と驚いていた。また、編集室にこもる樋口監督より「正直、実写版映画の制作発表より早く、ドラマの発表があるとは驚きました。映画との連動企画として映像配信サービスを使ったことに21世紀、未来感じます。新しい角度から見せるキャラクターの魅力を感じていただければと思います」というメッセージも。最後に石原は「わくわくするような内容になっています。映画本編とともに見ていただければ楽しんでいただけると思います」とアピールしていた。これまでスマートフォンとPC向けの動画配信サービスとして展開されてきた「dビデオ」は、「dTV」へのリニューアルに伴い、テレビ向けサービスを提供することも発表。テレビ向けの専用の受信機「dTVターミナル」の発売も予定している。サービスの刷新にあわせて、海外ドラマシリーズのコンテンツを充実化を図り、320作品をラインナップなるほか、アニメやスポーツ、ドキュメンタリー、音楽に漫画など、月額500円で楽しめるコンテンツの数は12万作品以上を予定している。ユーザーインターフェースもチャンネルが次々と切り替わる「ザッピングUI」への変更や過去の視聴履歴などからオススメの作品を提供するレコメンド機能などが強化される。コンテンツ周りでは、オリジナルコンテンツへの拡充も行う予定で、この日は名画『ニュー・シネマ・パラダイス』を手がけた巨匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督や映画監督の紀里谷和明によるオリジナル作品の制作も発表されている。
2015年04月04日エイベックス・グループ・ホールディングスは4月2日、「dビデオ powered by BeeTV」を「dTV」としてリニューアルすると発表した。4月22日にサービスを開始する。リニューアルに伴い、インタフェースの変更やオリジナルコンテンツの拡充などサービス強化を行う。「dビデオ」は、エイベックス通信放送が運営しNTTドコモが提供する定額制映像配信サービス。このたび、「dTV」という名称へ変更するとともにサービスもリニューアルすることを発表した。ドコモユーザー以外でもスマートフォンやタブレット、パソコン、テレビから利用できる。月額利用料金は500円(税別)。サービス開始当初は洋画、邦画、アニメなど全12チャンネルを用意し、約12万の映像作品を配信する。dTVで進化したのは主に3つ。一つは新たなユーザーインタフェース「ザッピングUI」の採用。画面上部に追加されたチャンネルバーを左右にフリックすることで、邦画や洋画などのジャンルをすばやく切り替えられる。アプリの起動時に映画やドラマの予告編を自動再生する機能も追加。また、ユーザーの過去の視聴履歴をもとにオススメ作品を表示するレコメンド機能「あなたにオススメ」チャンネルを新たに搭載される。もう一つは視聴デバイスの拡充だ。専用のセットトップボックス「dTVターミナル」を導入することで、dTVのコンテンツをテレビなどに映して楽しめる。dTVターミナルはドコモショップなどで4月22日に発売される。ドコモオンラインショップでの価格は税込7,538円だ。最後はオリジナルコンテンツの拡充だ。紀里谷和明氏やジュゼッペ・トルナトーレ氏などの映画監督を起用してオリジナル作品を制作する。そのほか、「進撃の巨人」のオリジナルドラマを女優・石原さとみ主演で制作。オリジナルコンテンツだけでなく、アーティストのライブ映像独占配信などdTVでしか見られないコンテンツを多数配信していく予定だ。
2015年04月02日『戦場のピアニスト』でアカデミー監督賞を受賞したロマン・ポランスキー監督が26日、アメリカで起こした32年前のわいせつ罪で、スイス当局に拘束されたが、この措置をめぐって、ヨーロッパを中心に映画人たちの間から抗議の声が上がっている。ポランスキーは開催中のチューリヒ映画祭で功労賞を受賞し、27日に行われる授与式に出席するため、チューリヒ空港に降り立ったところで身柄を拘束された。ロサンゼルス郡検察当局の報道官はポランスキーの渡航情報を事前に入手し、スイス警察当局に逮捕状を送っていたと明らかにしている。ポランスキーは1977年に、自身の監督作『チャイナタウン』に主演したジャック・ニコルソンのハリウッドの邸宅で当時13歳だったモデルの少女に薬物とアルコールを摂取させ淫行したとして逮捕された。翌78年に訴追されたが判決前に出国し、その後フランスに拠点を置いた。米国に入国すると逮捕されるため、アカデミー監督賞を受賞した際も訪米はせず、米国と犯罪人引き渡し条約を結んでいる国への渡航も控えていたポランスキーは罪状取り下げを請求していたが、ロサンゼルス地裁は棄却した。76歳のポランスキーはフランスとポーランドの二重国籍であり、両国はスイス当局に対して、ポランスキー釈放を求めている。また、フランスでは「国際的かつ文化的な場で現代の最も偉大な映画作家の1人を表彰しようとした夕べが、警察によって利用された」という内容の抗議文が作られ、コスタ・ガヴラス、ウォン・カーウァイ、モニカ・ベルッチ、ジュゼッペ・トルナトーレなど、ヨーロッパを中心に世界の映画人たちが署名。ポーランドのアンジェイ・ワイダ監督も、ポランスキー釈放を求める声明を発表した。少女との関係は同意の上、と主張してきたポランスキーは、ロサンゼルス郡検察への身柄引き渡しに対して徹底抗戦する構えだと、彼の代理人は語っている。ハリウッドでのキャリアが絶たれたことを贖罪とみなすか、それとも罪は償われないままと判断されるのか。今後の展開が気になる。(text:Yuki Tominaga)写真は昨年、イタリアのTV番組に出演した際のポランスキー監督。© Rex Features/AFLO
2009年09月29日