国立大学法人東京大学(総長:藤井 輝夫、以下「東京大学」)とダイキン工業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長兼CEO:十河政則、以下「ダイキン工業」)、日本ペイントホールディングス株式会社(本社:東京都中央区代表執行役共同社長:若月 雄一郎、ウィー・シューキム、以下「日本ペイント」)は共同で、厚生労働省をはじめ政府・行政機関などから発出された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などの呼吸器感染症の感染リスク低減対策に対応する室内環境の整備方法に関して、学校などの教育施設の管理責任者向けの参考資料として、工学的実証に基づく具体的な対策案をまとめた参考ガイドを策定しました。東京大学と企業が組織対組織で連携し、未来社会ビジョンを共有し、学術の発展と社会還元を進める産学協創東京大学は、世界の公共性に奉仕する本学の使命を踏まえ、地球と人類社会の未来への貢献に向けた協創を効果的に推進するために、全学的組織として未来社会協創推進本部(FSI)を設置し、様々な活動を展開しています。産学協創とは、FSIのガバナンスのもとで、東京大学とパートナー企業双方の経営層による合意形成の上、組織対組織で連携して未来社会ビジョンを共有し、その実現に向けて共に活動し、学術の一層の発展とその社会還元を推進する活動です。ダイキン工業とは2018年12月から「空気の価値化」に関する産学協創(※1)を進め、日本ペイントとは2020年5月から「革新的コーティング技術の創生」に関する産学協創(※2)を進めています。三者共同の産学協創によるはじめての成果今回、東京大学とダイキン工業との産学協創において進めてきた空気感染・エアロゾル感染(※3)対策に関する研究成果と、東京大学と日本ペイントとの産学協創において進めてきた接触感染対策に関する研究成果を束ねることにより、三者共同で、将来を担う児童生徒や学生が日々を過ごす学校などの教育施設の室内環境整備への早期導入を見据えた具体的な対策案をまとめた参考ガイドを策定いたしました。この成果は、感染対策という同一の目的を持つ二つの産学協創から発展して生まれた、三者共同の産学協創による初めての成果となります。厚生労働省をはじめ政府・行政機関などから発出された感染リスク低減対策に対応して、工学的、実践的対策案を学術的に検討昨年来の我が国における新型コロナウイルス感染症の流行により、社会は大きな行動変容を迫られました。厚生労働省をはじめとして政府・行政機関は感染防止の基本的な対策として「マスクの着用」「手洗い」「3密(密接・密集・密閉)回避」の徹底を呼びかけるとともに、窓開け換気や機械換気による必要換気量の確保による空気感染・エアロゾル感染対策、マスクの着用や十分な対人距離の確保、衝立の使用などによる飛沫感染対策、手指消毒や不特定多数が高頻度で接触する部位であるドアノブや什器などの消毒・除菌による接触感染対策などを推奨しています。本参考ガイドは、これらの中で室内環境の整備に関わる対策に関して、策定しています。オフィスや商業施設を中心に感染対策が進む中、学校などの教育施設においても感染対策の推進が課題となっています。しかしながら、学校などの教育施設では多くの児童生徒や学生がひとつの教室に長時間滞在するのが一般的で、十分な対人距離を保つことは困難です。また、教室を換気する際には窓を開けたり換気扇をつけたりして対応する場合が多く、特に夏期・冬期など、室内外の環境や湿度の差が大きい期間には、暑く湿った空気や冷たく乾いた空気の流入が増加することで、室内環境の快適性が損なわれ、学習効果の低下や在室者の体調不良につながることも懸念されます。さらに、通常清掃をより丁寧に行う以上の対策として、児童生徒や学生が高頻度で接触する机や椅子、手すりや扉の取手などの定期的な消毒にも、膨大な時間と労力がかかり、実施が困難です。本参考ガイドは、産学協創の活動の一環として行われ、学校現場におけるフィールド実験やシミュレーション等の学術的検討を通して得られた成果に基づき、具体的な対策案をまとめたものです。換気による空気感染・エアロゾル感染リスク低減対策と抗ウイルス・抗菌コーティングによる接触感染リスク低減対策の2部構成本参考ガイドは2部構成となっています。第1部は、空気感染・エアロゾル感染対策としての「教育現場における換気による空気感染・エアロゾル感染リスク低減対策の参考ガイド」であり、第2部は、接触感染対策としての「教育現場における抗ウイルス・抗菌コーティングによる接触感染リスク低減対策の参考ガイド」です。第1部は、この換気に関して実践的な対策方法を記載しています。第2部は、人が高頻度で接触し、感染性の病原が広範囲に拡散する可能性を秘めるドアノブや扉表面や、感染性飛沫が長時間、残存する可能性のある壁や床等の抗ウイルス・抗菌コーティングに関して、実践的な対策方法を記載しています。既存の教育施設でも比較的早期に導入可能な対策案を具体的に提示しており、空気感染・エアロゾル感染対策と接触感染リスク低減に対して、個別にも同時にも参考にしていただける構成となっています。この参考ガイドが広く実施されれば、より安全・安心かつ快適な教育環境の構築に資するものと考えています。呼吸器感染症の感染リスク低減対策のための教育現場向け参考ガイド 参考ガイドの概要「第1部:教育現場における換気による空気感染・エアロゾル感染リスク低減対策の参考ガイド」の主な記載内容について厚生労働省は、基本的な感染対策として一人あたり毎時30㎥の換気量を満たすことを推奨しています。第1部では、40人の生徒が在室することを想定した約190㎥の教室における熱交換型換気機器を用いた換気量の実測調査、飛沫に包まれて浮遊するウイルスに見立てた粉塵に対する空気清浄機による除去効果の実測調査、気流と浮遊粉塵の挙動シミュレーションに基づき、教室内の温熱環境を適正に保ちながら必要換気量を確保するためのポイントや注意点を提案しています。換気量確保のための定期的な窓開け換気では、夏場の暑く湿った空気や冬場の冷たく乾いた空気の流入によって教室の快適性が損なわれ、教育効果が低下したり体調を崩したりする可能性が考えられます。室内の温度や湿度の変動を抑えながら換気できる熱交換型換気機器を使用することで、室内の温熱快適性の著しい低下を防ぐことができます。ただし、熱交換型換気機器に搭載された熱交換エレメントやフィルターは、長期間使用しホコリなどが蓄積し通気抵抗が上がると、換気量が低下することもあるため、定期的な清掃や交換が重要となります。フィルターによる濾過式で風量が毎分7㎥の空気清浄機1台を教室の後方に設置することで、約12人分の相当換気量(※4)が得られることも確認されました。運転音が学習の妨げにならない範囲で、できるだけ風量の大きな空気清浄機を使うことが効果は高いといえます。また、熱交換型換気機器と同様、フィルターの定期的な清掃や交換が重要となります。なお、風向を人に向けた場合に風下の感染リスクが高まる可能性があることから、極力人に向けて風を当てないことが望ましいと考えられます。「第2部:教育現場における抗ウイルス・抗菌コーティングによる接触感染リスク低減対策の参考ガイド」の主な記載内容について接触感染リスクをできる限り低減するための1つの手段として、身の回りのモノへの消毒、手洗い、手指の消毒等の対策に加えて、壁や床、扉等への抗ウイルス・抗菌コーティングの抗ウイルス性・抗菌性の効果を検証し、その選定における考え方を提案しています。実際の教育現場において、接触機会が多い物質表面に、抗ウイルス・抗菌コーティングおよび比較となる一般コーティングを施工し、抗ウイルス・抗菌効果について、持続性や耐久性の観点から検証しました。その結果、抗ウイルス・抗菌コーティングによる接触表面の抗ウイルス化・抗菌化効果を確認することができました。また、教育現場で抗ウイルス・抗菌機能を有する塗料およびコーティングを選定する際に、製品を比較検討するために[ 図3 ]に示すような製品選定案内書を付属しています。製品選定案内書は、製品性能としてのデータだけでなく、持続耐久性試験後の性能データ、およびその試験方法、さらには日々のメンテナンスや再塗装時期についても確認することができます。注釈※1:2018年12月17日に東京大学とダイキン工業とで交わされた「産学協創協定」に基づく。この産学協創協定は、年間10億円を目途とする予算規模で10年間の継続が予定されている。 この協定による東京大学における社会連携講座 の設置は2021年8月1日現在で15講座となり、ダイキン工業より賄われる講座設置費用(契約ベース)は、総額43億8千万円である。ただし、上記、産学協創協定に基づかない過去の設置等は、算入していない。 ※2:2020年10月1日より、5年間の予定で設置される社会連携講座に基づく。日本ペイントホールディングスより賄われる講座設置費用(契約ベース)は、総額11億円である。 ※3:エアロゾル感染:感染者から放出される細菌やウイルスなどを含む飛沫の水分が蒸発して、小粒径の飛沫核となる過程に生じる比較的小粒径の浮遊微粒子を呼吸により吸入して生じる感染。※4:空気清浄機の業界規格である日本電機工業会規格 JEM1467のP値から算出した相当換気量今回の発表及び参考ガイドに関する一般的な質問と答えについては、こちらをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月12日夏場のクーラー、電気代も馬鹿になりません。そこで、エアコンの冷房のコスパの良い使い方を、ダイキン工業の広報さんに聞いてきました。これで今年の夏は経済的に快適な生活がおくれそうです!エアコンの仕組み、抑えていますか?ダイキン工業 コーポレートコミュニケーション室の垣永大輔さん(広報担当)夏場の冷房って、電気代がかさみますよね。でも、エアコンの仕組みをしっかり理解しておけば、電気代は最小限に抑えることができます。むやみやたらに設定温度を下げるのはご法度!いったいどうすれば良いのか、空調機の世界的メーカーであるダイキン工業の広報さんに詳しいお話を聞いてきました。たった1℃が命取り!?まず設定温度に注意しよう冷房をお得に使うために最も重要なこと、それは「設定温度」に注意することです。実は、設定温度を1℃高くすると、約10%の節電になります。冷房をガンガンに効かせたい、という理由から極端に低い温度を設定する人もいるかもしれませんが、経済的にはNGなんです。いちいち考えるのが面倒くさい人も安心風量設定はどうすれば良いのでしょうか。「風量」には「自動」設定がありますよね。実は、ボタン一つで運転状況に応じて最適な風量に調節してくれる機能が、この「風量自動」なんです。「風量自動」は、お部屋が冷えるまでは「強風」で、その後は「微風」という具合に、風量調整を行ってくれます。これならば、お部屋が冷えすぎて、余計な電力を消費することも防ぎやすいです。ここからが本題!設定温度は下げずに、涼しくするために現在の設定温度では暑くて耐え難く、設定温度を下げるしかないと思われる場面が出てきます。そんなときに注目したいのが、「風量」です。もし、「微風」や「弱風」でお部屋がなかなか冷えないときは、思い切って風量を強くしてみましょう。お部屋が冷えるまでの時間が長いと、結果的に余分な電気を使うことになってしまいます。もちろん、風量を強くすると消費電力は増えますが、それは少しだけです。むしろ、設定温度を下げてしまうほうが、電力を大きく消費してしまいます。風を作って体感温度を下げよう!「風量」を意識するだけでは事が足りないとき、ほかにも工夫できることがいっぱいあります。よく、冷房の風向を自分の方に向けて、直接風に当たるようにする人がいますよね。あれはもちろん理に適っていて、体感温度が下がることは確かなんです。でも、直接風に当たるのが嫌だという人もいるかとは思います。その場合は、間接気流を利用しましょう。その際には、扇風機などサーキュレーターを上手く使い、壁や天井に当てて跳ね返えさせることで、風がやわらかくなります。風向きルーバーは水平・上向きになっていますか?体感温度を下げるために、「風向」に注目しましたが、部屋全体を冷やすための風向設定には、別の注意が必要です。風向きルーバーは水平・上向きになっていますか?冷たい空気は下へたまりやすいので、もし、下向きだった場合、部屋の中の床付近は冷え、天井付近は熱いという状態になってしまいます。そうすると、エアコンは「設定温度になっていない」と勘違いをして、必要以上に部屋を冷やし、余分な電気を使うことがあるのです。ほかにも工夫できることがいっぱいほかにも、エアコンを動かす前にできることとして、フィルターの掃除や冷却フィンの清掃、帰宅時の換気や室外機の日除けなどがあります。気づかぬうちに、無駄な電気を消費しているかもしれません。こうしたエアコンや空調についての仕組みをしっかりと抑えて、経済的に快適な夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。ショールームでは小学生の自由研究向けイベントも開催ちなみに今回、取材のために訪れたのは、ダイキンソリューションプラザ「フーハ東京」です。ダイキン工業の国内初のショールームとして、最新ルームエアコンや体験型装置などが展示されています。今年の夏休みには、「エアコン分解」をテーマにした小学生向けの体験型イベントの実施が予定されるなど(※)、「空気」を身近に感じられる空間となっています。お子様連れで一度足を運んでみるのも楽しそうです。※対象は小学3〜6年生。日程など詳しくは「フーハ東京」のWebページをチェック!●取材協力垣永大輔ダイキン工業コーポレートコミュニケーション室エアコンや空気清浄機などダイキンの製品情報や上手な使い方など、空気にまつわる生活情報を発信する。普段あまり意識することのない「空気」に対して、多くの人に関心を持ってもらうことをめざしている。〔ダイキン工業〕HP「フーハ東京」Webページ
2018年07月18日来年3月、〔ダイキン工業〕からデザインと機能性を追求したエアコン《risora》が発売されます。同社の最上位機種と同等の機能を採用しつつ、インテリアと調和を重視したデザインで、『空気と空間の“心地よさ”』を実現しています。機能性だけでなくデザインにもこだわったエアコン〔ダイキン工業〕から、機能性とデザイン性に優れた新たなエアコン《risora(リソラ)》が発売されます。(仮)《risora》のコンセプトは「理想の空間の一部になり、心地よさを届ける」。最近のインテリア意識の高まりを受け、機能性だけでなく形状や素材の質感といったデザイン性も追求しています。圧迫感をなくすため、奥行きは業界最薄に抑えられ、前面パネルには5層の表面加飾を重ね合わせる加工により、木目やツヤなど深みのある多彩な質感を表現しています。パネルは全7種類で、大手家電量販向け・住宅設備向けとしてはラインホワイト・グレイッシュブラウンメタリックの2種類、住宅設備向けとしては、ファブリックホワイト・ブラックウッド・ツイルゴールド・ソライロ・フォレストグリーンの5種類が用意されており、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。では、そんな《risora》のラインアップを見ていきましょう。こちらは、清潔感のあるラインホワイト。シンプルでどんな部屋にもマッチしてくれそうです。写真のようにグリーンとの相性も抜群。こちらは、グレイッシュブラウンメタリックです。深みのあるブラウンで木目のインテリアとの相性もよく、和室に設置しても違和感がありませんね。ファブリックホワイトは、インテリアに自然に馴染んでくれます。ラインホワイトと比べると、少し暗めの青みのある部屋との相性が良いです。黒い本体に木のリアルな質感を表現したブラックウッド。北欧インテリアややモダンインテリアとの相性が良い色合いです。ツイルゴールドは綾織りの質感になっており、ゴールドながらも落ち着きのある雰囲気になっています。間接照明などと合わせれば、一層質感が引き立ちますよ。落ち着いていて優しい色合いのソライロは、ナチュラル系のインテリアによく馴染みます。リビングはもちろん、子ども部屋にもぴったりです。観葉植物を思わせるフォレストグリーンは、エアコンにしては珍しい色合いです。見ていると気持ちも穏やかになりそうです。最上位機種の技術を取り入れ「空気の心地よさ」を実現機能面では、新たに開発された多連結ソウエッジクロスフローファンを採用することで、コンパクトさと静音を両立。さらに、最上位機種である《うるさら7》で培われた気流技術を採用し「空気の心地よさ」を実現するなど、《risora》ではデザイン性だけでなく機能性も重視されています。まとめ普段何気なく使っているエアコンですが、お部屋に目を向けてみると意外に存在感があるもの。《risora》で、インテリアと合わせたデザインにこだわってみては?今から要チェックです!【商品情報】●商品名:壁掛形ルームエアコン《risora(リソラ)》●発売日:2018年3月30日
2017年12月11日ダイキン工業は9月10日、HFC-32単独冷媒を用いた空調機の製造や販売に関する93件の特許を先進国はじめ全世界に同日から無償開放することを決定したと発表した。同社は2011年に、新興国において同特許を無償開放しており、先進国でも一定の条件下で金銭の支払いが無くても利用できるようにしていた。HFC-32冷媒は高エネルギー効率、安価、再生が容易といった特長をもつ。また、一般的に使用されているR-410A冷媒に比べて、地球温暖化係数(GWP)が3分の1であるため、R-410Aを全てHFC-32へ置き換えれば、転換しなかった場合と比較して、2030年におけるHFCによる温暖化影響をCO2換算値で最大24%削減することができるという。同社は、「本特許を全世界で無償開放することで、HFC-32空調機の普及を後押しし、空調市場の成長・拡大を促すと同時に、地球温暖化抑制にも貢献したいと考えています。」とコメントしている。
2015年09月11日ダイキン工業は、複数階の建物全体の設備図を3Dで確認・編集できる3次元設備CAD「FILDER Cube」を1月30日より発売すると発表した。また、電気設備図の作成に特化した電気設備業者向けCAD「FILDER Cube 電気」も同日に発売する。「FILDER CUBE」は空調・給排水衛生・電気設備業者向け3D設備CAD。BIMに対応しており、鋼材や吊り金具、ボルトなどの部材も3Dで表現され、各階の配管同士の干渉箇所なども3Dで確認しながら変更することができる。3Dの設備図上で編集した内容は、平面図に即座に反映される。平面図においても、設備部品の形状や向きなど細部までリアリティを追求することで、図面の見誤りを防止する。また、CADで作成された建築図のPDFデータを読み込んで、直接作図・編集することが可能。リニューアル物件などで紙の図面しかない場合でも、スキャナーで取り込んでPDFデータ化し、CADに読み込ませることで編集可能な建築図として活用することができる。距離と角度を補正し、不要箇所は消しゴム機能で削除することができるため、建築図を一から作成することなく設備図の作成・編集が可能となった。このほかにも、積算見積もりソフト「PLANEST Bitz」「PLANEST ef」(コスモ・ソフト製)とデータ連動することで見積書作成にかかる時間を短縮するなど、業務効率向上のためにさまざまな工夫がなされている。価格は「FILDER Cube」が1ライセンスあたり145万8000円、「FILDER Cube 電気」が1ライセンスあたり97万2000円となる。
2015年01月15日空調総合メーカーであるダイキン工業は、小学生を対象にエアコンの節電方法を実践的に学んでもらうイベント「目指せ空気博士! 体験学習イベント」を7月21日(土)~9月2日(日)の土日に都内で開催している。イベントでは、小学生たちが本物のエアコンを分解したり、節電対策を実際に学び体感してもらうプログラムが用意された。イベントでは、小学生たちが白衣を着て「空気博士」になりきり、実際にエアコンを分解した。エアコンは、外枠のほか、空気中のほこりなどを除去するためのフィルター、エアコンを動かすための装置である電装品箱、空気を冷やしたり暖めたりする熱交換器、送風のためのファンの5つに分解することができる。ダイキン工業の社員たちのサポートのもと、子供たちが実際にエアコンのパーツを一つずつ外していった。およそ15分で分解が完了。会場では、「意外と簡単にできた!」や、「ネジを回すのが大変だった」といった子供たちの声が上がった。また、イベントでは節電の実践的な方法が子供たちにレクチャーされた。例えば、ホコリのないきれいなフィルターのエアコンと、ホコリがつまったフィルターのエアコンを同時に運転し、どちらのほうが冷たい風が出るかを比較した実験や、室外機の前に物を置き、熱が部屋の中に逆流してしまう現象を観察するなど、どうすればエアコンを効果的に使うことができるのかを、参加した子供たちは学んでいた。他にも、フィルターや室外機の回りの掃除法など、簡単にできる節電方法も同社社員によってレクチャーされた。この「目指せ空気博士! 体験学習イベント」の日時、場所などの詳細は下記の通り。■期間7月21日(土)~9月2日(日)までの土日■時間11時から/14時から(一時間程度)■場所ダイキンソリューションプラザ「フーハ東京」■費用無料■定員各回12名(お子さまの人数)(ただし、好評のためすでに全ての回で満席とのこと)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月30日6日、空調総合メーカーのダイキン工業は、「エアコンの節電対策実証試験」でエアコンの消費電力を15%カットする方法を、新宿にて発表した。同社が主婦100名を対象に行った調査によると、昨年に引き続き各家庭の節電意識は高いという。東京では「昨年の夏以上に節電をする」という家庭が85.4%、大阪では90.9%と多く、それぞれ28.29%、25.10%の使用電力の削減を目指していることがわかった。また、節電対象は75.5%の家庭が「リビング・ダイニング」と回答。家族が集まる場所であるため、消費電力量の高いエアコンを長時間稼働させなければならないことが背景にあるようだ。具体的に各家庭で行われているエアコンの節電方法は、「使用時間を短くする」、「設定温度を高めにする」などがトップに。しかし、こうした方法は「暑さを我慢しすぎて体調を崩す」といったトラブルを巻き起こしたり、また「高齢者や小さな子どもがいるので、そもそもエアコンの使用を控えることができなかった」といった問題があるという。そこで、ダイキン工業では、涼しさを保ちながら無理なく節電する方法を提案。今回は三軒の家庭協力のもと、「フィルター掃除」、「室外機対策」、「日射遮蔽」、「2℃高め」の4つの節電対策によって、どれほど消費電力を抑えることができるか、10日間の実験を行った。■フィルターをこまめに掃除して風量アップ同社が提案する一つ目の節電対策は、エアコンフィルターの掃除である。2週間に一度掃除するだけで約5%の消費電力量の削減につながるという。また、フィルターに付着したホコリなどがなくなるため、風量も1.5倍に。■室外機の周りにはモノを置いてはいけない二つ目の節電対策は、室外機の周りにモノをおかないこと。室外機は部屋の中の熱を外に出す働きをするため、この周りにモノがあると効率よく熱を排出できないばかりか、熱が部屋の中に逆流してしまうため、注意が必要だという。■カーテン、遮熱フィルムで部屋を涼しく!また、カーテンで日差しを遮ることも、部屋の温度を涼しく保つためには有効であるという。室内の明るさを保ちたい場合は、外が透けて見える遮熱フィルムも効果的で、そのほか”よしず”を立て掛けたり、ゴーヤをベランダで育て、葉っぱで日差しを遮ったりするのもオススメだ。■エアコンの設定温度は28℃にまた、涼しさと節電を両立させるためにエアコンの設定温度を28℃にすることが推奨されている。エアコンの設定温度は、1℃上げる度に消費電力を約10%削減することが可能。ただし、体調を崩している時は熱中症になる可能性があるため、無理せずに設定温度を下げることが望ましいという。今回ダイキン工業が行った節電実験の結果、エアコンを10時から16時までの6時間稼動させた場合の一日の消費電力量を、2.6kwhから2.2kwhへ約15%削減することに成功したという。今年の夏、暑さを我慢しない節電方法を試してみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月12日