展覧会「デミタスカップの愉しみ」が、大分県立美術館にて、2023年4月1日(土)から5月28日(日)まで開催される。ジャポニスムからアール・ヌーヴォーまでデミタスカップとは、エスプレッソなどの濃いコーヒーを飲むための小さなコーヒーカップのこと。様々な素材やデザインで作られており、その種類は多岐にわたる。展覧会「デミタスカップの愉しみ」では、2,000点以上ものデミタスカップを所有する村上和美のコレクションより、約380点を厳選。2部構成で展示する。ジャポニスムの受容とデミタスカップのデザインの変遷第1部では、19〜20世紀にヨーロッパの名窯が産んだジャポニスム、アール・ヌーヴォーやアール・デコまで、時代ごとに生まれたデミタスカップのデザインの変遷を紹介。加えて関連資料なども展示し、西洋の人々が身近なテーブルウェアで楽しんだジャポニズムの受容を知ることができる。形態&装飾から見る機能美や意匠続く第2部では、デミタスカップの形態や装飾にフォーカス。カップとしての機能だけでなく、小さなデミタスカップならではの凝縮された技術美や大胆な意匠など、華やかで煌びやか、それでいて繊細なカップの魅力を紹介する。【詳細】展覧会「デミタスカップの愉しみ」会期:2023年4月1日(土)~5月28日(日)会場:大分県立美術館 3階 展示室B住所:大分県大分市寿町2-1時間:10:00~19:00(金・土曜日は20:00まで)※入場はいずれも閉館30分前まで休展日:なし観覧料:一般 900円(700円)、高校・大学生 700円(500円)、中学生以下無料※( )内は前売および有料入場20名以上の団体料金※大分県芸術文化友の会びびKOTOBUKI無料(同伴者1名半額)、TAKASAGO無料、UME団体料金※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳提示者とその付添者1名は無料※学生は入場時に学生証を提示※「デミタスカップの愉しみ」の会期中に限り、本展の半券提示でコレクション展を無料で観覧可【問い合わせ先】大分県立美術館TEL:097-533-4500
2023年03月05日「デミタス(demitasse)」とは、フランス語で「小さなカップ」のこと。濃いめのコーヒーを楽しむためのデミタスは、ヨーロッパのコーヒー・カフェ文化の浸透を背景に生み出された。この多様なデミタスカップを紹介する『デミタスカップの愉しみ』が、9月17日(土)より、八王子市夢美術館で開催される。18世紀半ば、王侯貴族がたしなんだチョコレート飲料の携帯用カップが、その原型に近いとされるデミタスは、そのコンパクトなサイズ感や高級感から、最も小さな陶磁器として、上流階級の間で高い人気を博していった。そのため当初は、窯元が技巧をこらした1点ものとして作られることが普通であったが、産業革命により陶磁器の大量生産が可能になると、デミタスを楽しむ層は中産階級にまで広がっていく。同じ頃、開国後間もない日本から輸出された欧州人好みのデミタスは、すでに流行していたジャポニスム(日本趣味)に相まって実用性と観賞性をあわせもつテーブルウエアとして人々に愛され、アール・ヌーヴォーやアール・デコのデザインへと発展した。同展では、これら多彩なデミタスを、アンティーク・デミタスのコレクターとして知られる村上和美のコレクションを中心に、約340点で紹介する。ドイツのマイセンや、チェコのピルケンハンマー、イギリスのロイヤルウースター、京都の老舗・錦光山と、ヨーロッパや日本の名窯が生んだ選りすぐりのデミタスを見ることができる。驚きの超絶技巧や、繊細で華麗なデザイン、色鮮やかな絵付けなど、あらゆる技術がつまったデミタスカップの世界に、目を見張ることだろう。アダレイ《金彩薔薇図カップ&ソーサー》1886-1905年カミーユ・ノド《プリカジュール草花文カップ&ソーサー》1900年頃ピルケンハンマー《金彩花鳥文角形カップ&ソーサー》1887-1918年ロイヤルウースター《金彩ジュール透かし彫りカップ&ソーサー》1880年頃【開催概要】『デミタスカップの愉しみ』会期:2022年9月17日(土)〜11月27日(日)会場:八王子市夢美術館時間:10:00〜19:00(入館は18:30まで)休館日:月曜(祝日の場合開館翌日休)料金:一般900円、大高・65歳以上450円美術館公式サイト:
2022年09月06日展覧会「デミタスカップの愉しみ」が、東京の渋谷区立松濤美術館にて、2021年8月24日(火)から10月10日(日)まで開催される。“デミタスカップ”の装飾世界デミタスとは、濃いコーヒーを飲むために使用される小さなコーヒーカップだ。中産階級が勃興した19世紀ヨーロッパでは、コーヒー文化が浸透し、焙煎・抽出技術が発達。エスプレッソに代表される多彩な楽しみ方が広がり、デミタスの需要も増え、多種多様なデザインが作られた。その一方で19世紀中頃、万国博覧会への日本美術・工芸品の出品を契機に、欧米ではジャポニスムと呼ばれる日本趣味が流行。デミタスにも日本的なモチーフやデザインが取り入れられることに。そして優雅な曲線を特徴とする世紀末のアール・ヌーヴォー様式、20世紀のアール・デコ様式も、デミタスの技巧的な装飾に影響を与えた。ジャポニスムをはじめ多彩なデザインのデミタスを展示展覧会「デミタスカップの愉しみ」では、19世紀後半にジャポニスムのデザインを取り入れたカップ&ソーサーや、その影響を受けたアール・ヌーヴォー、アール・デコのデミタスを中心に紹介。市井の流行を反映したものから繊細優美なデザインまで、小さなサイズに技巧を凝らした陶磁器など約380点を、2部構成で展示する。デミタスカップのデザインの変遷第1部では、17世紀に始まるシノワズリの流行から、19〜20世紀にヨーロッパの名窯が産んだ、ジャポニスム、アール・ヌーヴォーやアール・デコまで、時代ごとのデミタスカップのデザインの変遷を紹介。加えて、ノリタケをはじめ、明治以降の日本製のデミタスカップもあわせて目にすることができる。多彩なデザイン一方で第2部では、デミタスカップの装飾方法や形状、機能など、デザイン面に着目。清涼感のあるガラス製のデミタスや、ユーモアあふれる大胆な形、そして超絶技巧ともいえる繊細華麗な装飾を施したものなど、多彩なデザインのデミタスカップを紹介する。展覧会概要展覧会「デミタスカップの愉しみ」会期:2021年8月24日(火)~10月10日(日)会場:渋谷区立松濤美術館住所:東京都渋谷区松濤2-14-14開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日(9月20日(月・祝)は開館)、9月21日(火)・24日(金)入館料:一般 800円(640円)、大学生 640円(510円)、高校生・60歳以上 400円(320円)、 小中学生 100円(80円)※( )内は渋谷区民の入館料※土・日曜日、祝休日、および夏休み期間中は小中学生無料※毎週金曜日は渋谷区民無料※障がい者および付添者1名は無料※土・日曜日、祝日および10月5日(火)以降の最終週は「日時指定制」を予定(詳細は美術館ホームページにて告知)※会期や開館時間、イベントなどは変更となる場合あり(来館時には最新情報を確認のこと)■終了した会場・美術館「えき」KYOTO会期:2020年11月28日(土)〜12月25日(金)住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接・群馬県立近代美術館会期:2021年4月17日(土)〜6月27日(日)住所:群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内【問い合わせ先】渋谷区立松濤美術TEL:03-3465-9421
2020年08月08日優雅なコーヒータイム、特にエスプレッソなど濃厚で量がやや少なめのコーヒーを楽しむ際に欠かせないのが「デミタスカップ」です。「お気に入りのデミタスカップを1つは持っておきたい」と考えるコーヒー好きの方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、おすすめのデミタスカップ10選をご紹介します。購入前に、デミタスカップについて知っておこうデミタスカップとは、レギュラーカップの半分ほどのサイズをしたカップのことを指します。エスプレッソコーヒーやトルココーヒーを飲む際によく使用されているのが特徴。デミタスとはフランス語で「半分のカップ」という意味があり、従来のカップよりも小さいカップであることがわかります。陶器製のシンプルなものから、美しい装飾が施されたものまでデザインもさまざまですよ。デミタスカップにはこんなメリットが上述した通り、デミタスカップは従来のカップと比べるとやや小ぶりです。エスプレッソなど、量がやや少なめで濃厚なコーヒーの味を逃がさず、そのまま楽しむことができます。また、サイズによってはホットチョコレートやスイーツ系のコーヒーなど、デザートドリンクに使用できるものもありますよ。コーヒードリンクの種類に合わせて使い分けできるので、ひとつあると便利です。淡いクリーム色が目を引く、ほっこりデミタスカップ上品で優しいクリーム色のデミタスカップです。シンプルでかわいらしいサイズなので、淹れたてのコーヒーをアツアツなままで飲みたいときにおすすめ。コンパクトなサイズで、食器洗浄機での使用も可能なのでお手入れも簡単ですよ。エスプレッソやトルココーヒーなど、濃厚なコーヒーを楽しむときのお供にしてみてはいかがでしょうか?レトロなデザインがおしゃれなデミタスカップレトロでどこか懐かしい色合いが目を引く、和食器風のデミタスカップです。角張ったかわいらしいデザインをしているのもポイント。コースターなどと合わせて、テーブルコーディネートをしてみてはいかがでしょうか?コーヒーを淹れて楽しむのはもちろんのこと、紅茶や緑茶などを淹れるのもおすすめです。普段使いをはじめ、ちょっとした来客があった際に出すカップとしても使用できますよ。キュートなキャラクターがあしらわれたデミタスカップ世界中から愛されているキャラクター、ミッフィーがあしらわれたデミタスカップです。カラーはイエローをはじめ、ブルーとホワイトの全3種類がそろっています。ご自宅で普段使いするのはもちろん、ちょっとしたプレゼントにも最適ですよ。キュートなミッフィーと花柄マークがあしらわれたデミタスカップで、いつものコーヒータイムをちょっとかわいく演出してみませんか?真っ赤なチェリーがポイントのデミタスカップこちらは、イタリア製の輸入雑貨。イタリアらしい真っ赤な大ぶりのチェリーがあしらわれた、陶器製のデミタスカップです。大胆かつ上品なデザインで、コーヒータイムをパッと華やかに演出してくれるアイテムです。2個セットのアイテムなので、普段使いと来客用どちらの用途でも活用することができますよ。デミタスカップのほか、トレーもついてきます。青×白の色彩が美しいデミタスカップ白を基調に、爽やかで上品な青のアクセントが施されたデミタスカップです。ソーサーは青×白のチェック模様で、涼しげで清潔感あるデザイン。加えて、黒い取っ手が全体を引き締めてくれるアクセントとなっています。エスプレッソやトルココーヒー、紅茶などを淹れるほか、お花やフェイクグリーンを飾る容器としても活用することもできます。エキゾチックな気分を盛り上げてくれるデミタスカップ白地にゴールドの縁取り、鮮やかなターコイズブルーが組み合わさったデザインのデミタスカップです。どこかオリエンタルなモチーフがあしらわれて、コーヒータイムの異国情緒を盛り上げてくれる一品。カップやソーサーにあしらわれている柄は「金閣湾柄」と呼ばれ、優雅で曲線的な草花をモチーフとしているのが特徴です。一味違う、エキゾチックで高級感あふれるコーヒータイムをお過ごしください。デミタスカップにあしらわれた美しいステンドグラス世界的童話作家・アンデルセンの作品をモチーフにしたデミタスカップです。黒地のカップにゴールドの縁取り、ステンドグラス模様が施されたデザイン性の高いアイテム。アンデルセンが紡いだ魅力的な物語の世界が、小さなデミタスカップに再現されています。異国の美しい教会に思いを馳せながら、リラックスタイムを過ごされてはいかがでしょうか?上品な伝統陶器のデミタスカップタイの伝統的な陶磁器、「青白陶器」でできたデミタスカップとソーサーです。爽やかで清潔感があるデザインが特徴的。上品でエキゾチックな気分を味わうことができますよ。エスプレッソコーヒーのほか、紅茶などを淹れても絵になるのでテーブルを華やかに彩ってくれます。主張が強すぎないデザインなので、幅広いテーブルウェアと組み合わせることができるのもポイントです。ヴィンテージの味わいがあるデミタスカップこちらは、1960年に製作されたヴィンテージアイテム。手のひらに収まるコンパクトなデミタスカップで、ハンドメイドならではの味わいが楽しめます。また、使い込まれた風合いも新品にはない味わいを添えてくれています。濃紺と白の組み合わせが、シックで上品です。デミタスカップに加えてソーサーもつくので、コーヒータイムをシックかつキュートに演出することもできますよ。有田焼の味わいが生きているデミタスカップ絢爛豪華な朱色と白が基調の、有田焼デミタスカップです。この模様は「赤濃金彩唐草」と呼ばれ、明治初期に編み出された伝統的な陶器のスタイル。ハッと目を引く鮮やかな朱色と透明感のある白色が、洗練された雰囲気と温かみを演出してくれています。明治初期の職人によって生み出された伝統美が、コーヒーを優しく彩ってくれます。お気に入りのデミタスカップが、すぐそばにある生活エスプレッソコーヒーやトルココーヒーなど、濃厚なコーヒーを淹れるのに役立つデミタスカップ。色、形、サイズなどお気に入りのデミタスカップを見つければ、いつものリラックスタイムがもう少しだけ楽しくなること間違いなしです。この機会に、自分だけのお気に入りを探してみてくださいね。生活雑貨のアイデアをもっと見る
2017年11月17日