“オネエキャラ”で、一世を風靡した双子タレントの「おすぎとピーコ」。4月中旬、兄にあたるピーコ(78)が「行方不明になった」と報じられ、騒然となったことは記憶に新しい。エアコンやテレビもつけっぱなしで姿を消してしまったため、近所の人は不安をあらわにしていた。その後、ピーコは昨年から認知症を発症し、スーパーで万引を繰り返した結果、今年3月25日に逮捕・書類送検されていたことが明らかになった。現在は、高齢者施設に入所しているという。状況を知らない近所の人から見れば“行方不明”状態だったわけだが、認知症の人の徘徊・失踪は珍しいことではない。「ピーコさんの症状はわかりませんが、一般的に認知症患者の場合、家にいながら〈家に帰りたい〉などと思って外に出て徘徊し、迷子になってしまうケースがよくあります」そう話すのは、認知症に詳しいメモリークリニックお茶の水理事長の朝田隆さん。「徘徊に出た先で、事故に巻き込まれたり、夏は熱中症に、冬は低体温症などになったりして亡くなるケースもあるので注意が必要です」朝田さんは、約40年間、認知症患者の診察をしてきたが、これまで4人の患者が徘徊先で亡くなっているという。警視庁が’22年に発表した統計によると、’21年の1年間で認知症やその疑いで行方不明になった人の数は過去最多の1万7千636人に。統計を開始した’12年以降9年連続で増加しているのだ。認知症患者が年々増える昨今、人ごとではない行方不明や失踪。今回は、徘徊から親の命を守る方法を専門家に教えてもらった。【1】まず話を聞き、気分転換させる「家族が突然、徘徊を始めると、ショックのあまり怒ったり監視を強めたりしがちです。しかし、それは本人の不安を強めてしまい、かえって逆効果です」と指摘するのは認知症の人と家族の会の副代表理事・花俣ふみ代さんだ。「徘徊には、〈以前の家に帰りたい〉〈会社に行こうとしている〉など、本人なりの理由があります。まずは、理由を聞き寄り添ってあげることが大事です」(花俣さん)さらに、時間に余裕があるときには、「本人が歩きたい場所をいっしょに散歩する」「家事を手伝ってもらう」など、適度に体を動かしつつ気分転換を図るのも、徘徊を防ぐのに有効だそう。【2】鍵を二重にしておく玄関ドアから、すんなり外に出られない工夫も大切だ。「赤外線センサーで人を感知し、ブザーなどで知らせるチャイムをドア付近に設置したり、鍵を2つ付けておくだけでも徘徊を防げる確率は上がります。認知症の方にとって2つ同時に鍵を開けることは難しいからです」(朝田さん)【3】近所に協力を求めておくただし、あらゆる工夫をしていても、「目を離した一瞬の隙に出ていってしまうこともある」と花俣さん。そんな場合に備えて“安心して徘徊できるご近所づくり”をしておくことが大事だという。「具体的には、前もってご近所さんや近くの警察署に〈家族に認知症患者がいる〉ことを伝えておくこと。そうすれば、徘徊しているのを見つけた人が知らせてくれる可能性が高まります」(花俣さん)【4】自治体のSOSネットワークに登録する徘徊などで行方不明になったときに、警察のみならず、地元の支援団体や商店などが協力し、迅速に捜索するネットワークを構築している自治体も多い。そうしたところに事前登録しておくのもよいという。【5】靴などにGPSを付けるグッズの力も借りてみよう。「おすすめは、徘徊しても居場所がわかるGPSを身に着けさせること。靴に付けるタイプや携帯に付けるものなどさまざまな種類があります。“これはお守りだよ”と袋に入れて常に首から下げてもらうようにしたり、その方が日ごろ持ち歩いているものなどに付けておきましょう。貸し出しをしている自治体もあります」(朝田さん)【6】全身写真を撮っておくいなくなったことに気づいたら、すぐに近所の警察署に届け出をしよう。警察や近所の人に知らせる際、役立つのが本人の写真だが、撮り方にひと工夫が必要だ。「顔だけでなく、靴まで含めた全身の写真を撮っておくこと。見知らぬ人が見てもピンとくるように、背中や腰が曲がっているとか、ご本人の特徴がわかるような写真を見せることで、見つけてもらいやすくなります」(朝田さん)【7】靴に名前・連絡先を書いておくせっかく保護されたのに「身元がわからない」ということにならないための備えもしておきたい。「名前は言えても、住所がわからないという認知症の方は多いです。いつも履いている靴や、持ち歩いているカバン、携帯などに名前と緊急時の連絡先を書いておきましょう」(朝田さん)上着などと違い、靴は決まったものを履くことが多いため、まずは靴に記入するのがおすすめだ。突然起こることが多い徘徊だが、朝田さんによると、外へ出たそうに出口をうかがったりするのは、前兆の場合があるという。より注意して見守ろう。度重なる徘徊の不安に家族は疲れてしまいそうになるが、朝田さんによると「徘徊する期間はだいたい半年程度で終わる」という。加えて花俣さんは、「私たち一人ひとりが、徘徊している高齢者に気づくことも重要です」と話す。「迷っている認知症高齢者を見分けるポイントは、〈険しい表情やボーっとした顔をしてコンビニなどの前に立っている〉や〈季節はずれの服装をしている〉〈脇目もふらずに歩いている〉などがあります。おかしいな、と思ったら声かけする勇気を持ちましょう」親の命を守るには、日ごろの備えと、助け合いの精神が必要だ。
2023年04月26日万引きで逮捕されていたと4月19日に「NEWSポストセブン」によって報じられたピーコ(78)。もともと10日配信の「週刊女性Prime」によって、自宅マンションからいなくなり、失踪していることが報じられていたが、「NEWSポストセブン」の記事によると、3月下旬に買い物に訪れた店でピーコは万引きをしたとして逮捕。ピーコは「カードで支払った」と説明したが、クレジットカードは使用停止となっており、また、ピーコは万引きを繰り返していて、買い物した店とは別の自宅周辺の複数の店が警察に相談していたという。ここ数年、ピーコは双子の弟であるおすぎ(78)との“老老介護”も取り沙汰されてきた。おすぎに’21年夏頃から認知症の症状がみられるようになったことで、ピーコとおすぎは同居を開始。ピーコがおすぎを老老介護していたが、次第にピーコにも認知症の兆しが見えるようになったため、おすぎは施設へと移り、ピーコは一人暮らしに戻った、と報じられている。そんななかで起こった今回の一件。4月16日放送の『サンデージャポン』(TBS系)で、ピーコはおすぎとは別の高齢者施設に入り、無事であることを関係者が報告。万引きで逮捕された後に釈放され、施設に入ったことも「NEWSポストセブン」は伝えている。本誌は‘15年に、当時70歳のピーコを直撃取材したことがある。当時、ピーコが30代ほどの濃い顔立ちのイケメン男性に手を引かれて、嬉しそうに歩いていたところを目撃したのだ。“恋人つなぎ”で指を絡め、恥ずかしそうにうつむいているピーコの様子が印象的だった。2人は手をつないだまま、ピーコが住む自宅マンションの前まで行き、玄関ロビーで熱い抱擁を交わすと、また固く手を握り合った。最後は、男性が「バイバーイ!」と手を振りながら去っていき、ピーコは彼の後ろ姿を、いつまでも見送っていた――。後日、自宅から出てきたピーコを直撃したのだが、以下は、当時の記者とピーコのやりとりだ。――あの素敵なイケメンが、いまのピーコさんの彼氏なんでしょうか。「記者さんが期待しているような、あやしい関係じゃありませんよ、残念ながら(笑)。私も70歳になって、1人でご飯を食べるのもつまらないでしょう。だから、そういうお友達を1人くらいは作っておきたくて。彼は私よりずうっと年下で、35歳と若いですからね。もう、介護みたいなもんなのよ!(笑)」あくまで友達と言いつつ、説明するピーコは始終笑顔で、「たぶん、これからも私たちの手つなぎデート現場は、みなさんお見かけになると思うのね。でも、気にしないでくださいね」とも話していた。あれから8年。「NEWSポストセブン」の報道によると、ピーコの施設入所は、「ひとり暮らしはもう難しい状態で、身寄りもなく頼れる人もいない」と、行政の担当者が代理人弁護士と話し合って決めたという。思い描いた形ではなかったであろうピーコの老後。人生100年時代、多くの人にとって他人事ではない話ではないだろうか。
2023年04月20日4月19日、「おすぎとピーコ」のピーコ(78)について、衝撃的な近況が報じられた。3月下旬、万引きで逮捕されていたというのだ。4月10日、「週刊女性PRIME」は、ピーコが自宅マンションから姿を消し、警察が捜査に乗り出す事態にまで発展していたと報じていたが――。「『NEWSポストセブン』によると、ピーコさんは3月25日に買い物に訪れた店で万引きをし、逮捕されていたそうです。ピーコさんは『カードで支払った』と説明したそうですが、カードは使用停止の状態。このとき以外にも万引きを繰り返していたようで、自宅周辺の複数の店が警察に相談していたといいます」(スポーツ紙記者)逮捕後、釈放されて高齢者施設に入ったというピーコ。双子の弟・おすぎもまた、別の高齢者施設で生活しているという。「ピーコさんは神奈川県横浜市内のマンションで一人暮らし、九州地方での仕事が多かったおすぎさんは福岡を拠点に生活していましたが、21年夏ごろからおすぎさんに認知症の兆候が見え始めました。そこで、横浜のピーコさんの自宅で同居することになりましたが、次第にピーコさんにも認知症の症状が。記憶力が低下したり感情の起伏が激しくなったりと、2人での生活は難しい状態になったため、おすぎさんは施設に入居。横浜の自宅で一人暮らしを続けるピーコさんのもとには定期的に行政の方が見回りに来ていたといいます」(前出・スポーツ紙記者)その結果、ピーコは万引きで逮捕、2人は異なる施設へ――。ショッキングな結末となったが、かつては兄弟愛を見せたこともあって……。「ピーコさんは89年に左眼球の摘出手術を受けていますが、その間仕事ができないピーコさんのために飛び回ったのがおすぎさんです。ピーコさんがいつ戻ってきてもいいようにとほとんどの仕事をおすぎさんが代わりに受け、1年間まったく休みがなかったそうです」(前出・スポーツ紙記者)このときの思いを、ピーコもインタビューで明かしている。《おすぎはね、“お金のことなら心配しなくていいからね”って、私が安心して療養できるようにと、もう休みを取らずに働くといって、スケジュール帳を真っ黒にして……》(「女性セブン」99年10月14日)若かりし頃は取っ組み合いのケンカになったこともあったというおすぎとピーコ。それでも肉親として、互いを思いやる気持ちはあっただろう。今は別々の施設で暮らしているというが、穏やかに過ごせていることを祈るばかりだ。
2023年04月20日4月19日、「おすぎとピーコ」でお馴染みのピーコ(78)が万引きで逮捕されていたと「NEWSポストセブン」が報じた。4月10日、「週刊女性Prime」によって自宅マンションからいなくなり、失踪していることが報じられていたピーコ。記事によると、3月25日に買い物に訪れた店でピーコは万引きをしたとして逮捕。ピーコは「カードで支払った」と説明したが、カードは使用停止となっていた。また、ピーコは万引きを繰り返しており、買い物した店とは別の自宅周辺の複数のお店が警察に相談していたという。ここ数年、ピーコをめぐっては、双子の弟であるおすぎ(78)との“老老介護”の様子が取り沙汰されていた。「おすぎさんに21年夏ごろから認知症の症状がみられるようになったことで、ピーコさんとの同居を開始し、ピーコさんがおすぎさんを老老介護していました。しかし、次第にピーコさんにも認知症の兆しが見え始め、同居を解消しおすぎさんは施設へ。昨年4月に『女性セブン』の直撃を受けた際、ピーコさんはおすぎさんについて『おすぎはもう死にました』とコメントし、心配を集めていました。その後ピーコさんは独り暮らしを続けていたようですが、3月下旬にピーコさんは家のエアコンとテレビをつけたまま行方不明に。ポストには新聞が溜まっており、警察も捜査に乗り出していたそうです」(スポーツ紙記者)4月16日放送の『サンデージャポン』(TBS系)で、ピーコはおすぎとは別の高齢者施設に入り、無事であることを関係者が報告。万引きで逮捕された後に釈放され、施設に入ったことも「ポストセブン」は伝えている。かつて歯に衣着せぬ毒舌と唯一無二のキャラクターで弟のおすぎとともに、メディアに引っ張りだこだったピーコ。しかし、2021年夏に個人事務所「オフィスおすぎとピーコ」を閉鎖し、自身も同年12月に出演した『5時に夢中!』(TOKYO MX)を最後に表舞台からは姿を消していた。それからは、弟を老々介護するも、自身にも認知症の症状があらわれ、万引きで逮捕されることに。老若男女から愛されたピーコに報じられたショッキングな現在に、ネットでは絶句する人々が。《これはしんどいな・・》《おすぎとピーコの記事は元気だった頃をテレビで見てただけに悲しくなるね。。》《ここ数ヶ月で割と一番ションボリした》《ものすごく切ない…。》
2023年04月19日元乃木坂46で女優の生駒里奈と俳優の池田純矢がW主演する舞台『-4D-imetor』の公演詳細が28日、発表された。本作は、池田が作・演出を手がける『エン*ゲキ』シリーズの第5弾。三次元の肉体を持ちながら、四次元世界に干渉できるよう進化した新人類“4Dimetor”をめぐって起こる奇怪な事件を描いた謎解きミステリーだ。当初は、昨年5月の上演を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた。東京公演(紀伊国屋ホール)は、8月5日~15日。大阪公演(COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール)は、8月28日~29日。チケット最速先行発売は、きょう28日正午~5月9日、一般発売は7月3日10時~となっている。共演キャストには、村田充、松島庄汰、田村心、新子景視、藤澤アニキ、北村海、町田尚規、松本城太郎、前田りょうが、春本ヒロ、阿南健治が決まった。作・演出・主演の池田は「昨年の公演中止から一年が経ち、私たちを取り巻く環境は大きく変わりました。未だ先の見えない荒波の中ではありますが、演劇が生まれて数百年…きっと今以上の危機があったのだと思います。それでも脈々と受け継がれてきた意思は、これから先も繋がっていくのだと思います。先人達が遺してくれた想いを次の世代へと繋げていく。それが我々の意思であり、願いです。舞台演劇の性質上、お客様には決して安くはないチケット代を頂き、その日その時その場所に足を運んで頂かなければならない。それは簡単な事ではないと改めて感じます。だからこそ、意味がある時間を、人生において大切な瞬間を過ごして頂く為、持ちうる全ての力でおもてなしする事を約束します。どんな暗闇からでも光を見出すことはできる。演劇には、人間には、そんな力があると信じています。様々な物が変わりゆくこの時代ですが、演劇を続けていく覚悟と信念は変わりません。どうか、共に紡いで下さい。皆様のお力をお貸し下さい。今夏、笑顔でお会いできますように」とコメントした。28日にカンテレで放送される『ピーコ&兵動のピーチケパーチケ』(25:25~)には、池田がリモート出演し、コロナ禍による公演中止&延期の発表から約1年を経て、さらにブラッシュアップした作品の見どころを解説。番組のMC兵動大樹を「純矢くんは、何しゃべっても魅力的やなぁ!」と圧倒させる池田節トークが全開となっている。
2021年04月28日関西を拠点に活動する人気演劇集団・劇団Patchとカンテレがタッグを組み、関西から全国に向けて演劇ムーブメントを発信するプロジェクトが誕生。第一弾として、12月に大阪・サンケイホールブリーゼ、2021年1月に東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて、『音楽朗読劇「マインド・リマインド~I am…~」』を上演することが発表された。“演劇で大阪を元気にしたい!”という大きな志のもと、2012年に結成された劇団Patch。関西を拠点にさまざまなエンタテインメントを発信し続けている彼らが、「コロナ禍でもなんとか作品を届けたい」と、できる限りの安全性を追求し、最大限の感染防止策を行ったうえで上演する。脚本は『ハゲタカ』『ウロボロス-この愛こそ、正義-』など数々の人気ドラマを手掛けた古家和尚が、演出はドラマ『幽かな彼女』『37歳で医者になった僕』、舞台『それいゆ』『はい!丸尾不動産です。』シリーズなどで演出を手掛けた木村淳が務める。『マインド・リマインド~I am…~』は、近未来を舞台にしたラブ・サスペンス。ある特定の香りから、それにまつわる記憶が呼び起こされる‟プルースト現象”。本作品では“音にまつわるプルースト現象”をきっかけに、恋人に疑惑を持った男が現実と空想が交錯する世界に迷い込み、そこで衝撃の“事実”に辿り着く…。美しい音楽と歌声で、より一層幻想的な空間を創り出す音楽朗読劇だ。演出・プロデュースを担当する木村淳(カンテレ)は、劇団Patchの魅力について「“渇いていて、足掻いていて、ふぞろい”。しっかりとした表現力と、卓越した身体能力を有しているにもかかわらず劇団Patchは、未だ覚醒せず。逆に言えば、彼らにはまだまだ“伸びしろ”しかない。そんな彼らのポテンシャルに惹かれて、その能力を開花させたいと思いました」とコメント。また、劇団Patchのメンバー・中山義紘は「縁が深いカンテレさんと一緒に作品作りを行えることをとても嬉しく思います!劇団Patchの強みは、0から1を生み出せる人と、1を100にできる人が揃っているところ。コロナ禍において、動きたくても動けずに悶々と日々を過ごし、ある種今回、猛獣の様な爆発力を持っている劇団Patchを縛り付けている鎖を壊し“行っておいで”と暴れるチャンスをいただけたような感覚で心が踊ります。無限大に末広がる未来を一緒に楽しみましょう!」と意気込みを見せている。今後、毎週水曜深夜に放送中のイベント情報番組『ピーコ&兵動のピーチケパーチケ』(25:25~25:55OA・関西ローカル)など、カンテレ番組にメンバーが出演する他、舞台が出来上がっていくまでのプロセスに完全密着する動画配信などもスタートする。『音楽朗読劇「マインド・リマインド~I am…~」』の大阪公演は12月26日(土)・27日(日)にサンケイホールブリーゼ、東京公演は2021年1月28日(木)~31日(日)に紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演予定。一般発売は10月予定。
2020年08月13日カンテレと関西に拠点を置く演劇集団・劇団Patchがタッグを組み、関西から全国に向けて演劇ムーブメントを発信するプロジェクトが始動する。今年12月に大阪、来年1月に東京でオリジナルの音楽朗読劇『マインド・リマインド~I am…~』を上演する。当初は3月に情報公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受けて一旦見送り、できる限りの安全性を追求し、コロナ禍でも何とか作品を届けるべく、舞台の内容をオリジナルストレートプレイから朗読劇に変更。最大限の感染防止対策を行い、観客数を半分にして上演できるよう調整し、今回の発表となった。劇団Patchは、ワタナベエンターテインメントが関西版D-BOYSを誕生させようと12年4月、3,000人を超える応募者からオーディションを経て選ばれた1期生で結成。メンバーは、中山義紘(30)、井上拓哉(24)、松井勇歩(28)、竹下健人(27)、三好大貴(28)、星璃(26)、吉本考志(28)、近藤頌利(26)、田中亨(21)、納谷健(25)、尾形大吾(23)、藤戸佑飛(26)の12人で、全員が関西出身だ。プロジェクト第1弾の音楽朗読劇『マインド・リマインド~I am…~』は、脚本・古家和尚氏、演出・木村淳氏(カンテレ)のタッグで制作。近未来を舞台にしたラブ・サスペンスで、プロデュースも担当する木村氏は「“エンタメコンテンツの地産地消”。本当の意味で関西発のエンタメコンテンツの発信をしたいと思いました。関西弁を話す役者でなく、ここに生きている役者たちと組みたかったのが協働を決めた理由です」と狙いを語り、劇団Patchの魅力について、「“渇いていて、足掻いていて、ふぞろい”。しっかりとした表現力と、卓越した身体能力を有しているにもかかわらず劇団Patchは、いまだ覚醒せず。逆に言えば、彼らにはまだまだ“伸びしろ”しかない。そんな彼らのポテンシャルに惹かれて、その能力を開花させたいと思いました」と話している。大阪公演は20年12月26日・27日にサンケイホールブリーゼで3公演、東京公演は21年1月28日~31日に紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで6公演を予定。チケットの一般発売は10月を予定している。今後、カンテレのイベント情報番組『ピーコ&兵動のピーチケパーチケ』(毎週水曜25:25~ ※関西ローカル)など、同局の番組に劇団Patchのメンバーが出演するほか、始動から舞台が出来上がっていくまでのプロセスに完全密着する動画配信などもスタート。きょう8月8日夜8時8分には、イベント公式HP()でメンバーが始動日の8月8日に撮影する動画メッセージが発信される予定となっている。メンバーのコメントは、以下のとおり。■中山義紘縁が深いカンテレさんと劇団Patchの8(パッチ)周年に一緒に作品作りを行えることをとても嬉しく思います!劇団Patchの強みは、0から1を生み出せる人と、1を100に出来る人が揃っているところ。コロナ禍において、動きたくても動けずに悶々と日々を過ごし、ある種今回、猛獣の様な爆発力を持っている劇団Patchを縛り付けている鎖を壊し“行っておいで”と暴れるチャンスを頂けたような感覚で心が踊ります。8だらけの快進撃が始まります。無限大に末広がる未来を一緒に楽しみましょう!■井上拓哉これまでの8年間、泥臭い事を無我夢中でやってきました。偉そうですが言わせてください…やっと、世間の皆様が劇団Patchに気付いてくれる。そう、言い切れる程熱いパッションを持っている劇団Patchです。一度ハマると抜けられない沼に、常に泥臭い我々劇団Patchが導くので、楽しみにしていてください!■松井勇歩今までメンバー内での考えでいろんなことに挑戦してきたので、僕たちの発想とは違った、カンテレさんから見た劇団Patchの新しい一面が出てくるようなことがしてみたいです。デビュー当時からお世話になっているカンテレの皆さんと力を合わせて、必ず関西から演劇で日本を元気にしてみせます!■竹下健人8つながりですね。結成してからの劇団としての夢が、こうして実現する形となり、とても光栄です。正直、まだ夢じゃないかと思っています。関西を愛し、関西の素晴らしさを全国、いえ世界に発信していくという目標を掲げ、一緒に“おもろいもん”を“必死のパッチ”で作っていきたいです。これから先、僕たちの個性や強みはよりカラフルになっていく、そう信じています■三好大貴何をやっても上手くいかない。頑張りたくても頑張れない。未来が不安。そんな方々の支えになりたくて表現者を志しました。カンテレさんと劇団Patchが手を取り合い、高い熱量をもってお届けする当企画。少しでも誰かの力になれますように■星璃純粋にとても楽しみです!劇団結成8年を迎えてここから!という時にコロナ禍になり、正直とても残念でした。追い討ちをかけるように演劇がやり辛い状況にもなってきています。でもそんな時でも、そんな時だからこそ、皆さんに演劇やエンタメを届ける意味と方法はあると思います。カンテレさんとのコラボがその追い風になると確信しています!■吉本考志演劇はまだまだ世間や若者には認知が低いものだと思います。20代10代の子たちに“演劇という面白いものがあるんだよ”というのを教えてあげたい。そんな掛け橋になれる存在にしていきたいです■近藤頌利将来的に“大阪出身の俳優”といえば“近藤頌利”と言われるぐらい、大阪を代表する俳優になりたい!カンテレさんよろしくお願いします(笑)。冗談っぽく書いていますが、めちゃくちゃ本気です!■田中亨僕たち劇団Patchの1つのスローガンとして“明日も頑張ろうと思える作品づくり”というのがあります。今年は特に新型コロナウイルスの他にも、辛いことや苦しいことがたくさんあって、それでも前を向いて頑張って働いている人たちがいて、そういう人たちの後押しができるような応援団でありたいと思います。芸術の力を借り、カンテレさんとのコラボを通して、今まで頑張ってきて良かった、乗り切って良かったと思えるようなエンタメを長い時間をかけてお届けしたいと思っています■納谷健“関西・8・エンタメ”…考えられるだけでも、3つの大きな軸で結びつき、カンテレさんとPatch、エンタメ界に留まらず、社会に貢献出来る試みだと確信しました。それは、地域・業界を巻き込んで展開するエンタメづくりになり得ると思うし、大きな公演を打つことも一つのステップとして、お客さんを含め深い関係を築きたいです!■尾形大吾カンテレさんを通じて、劇団Patchをよりたくさんの人に愛してもらいたいです!愛してもらうからには、全力で、“必死のパッチ”で関西から全国へ演劇をお届けします!次はあなたの番ですよ!■藤戸佑飛悲しいニュースや、大変な時期を乗り越えて、劇団Patchが耐えに耐え、溜めに溜め続けたパワーをどのように爆発させるのか、ぜひ楽しみにしていてください!!
2020年08月08日元乃木坂46で女優の生駒里奈と俳優の池田純矢が主演する舞台『-4D-imetor』が、来年8月に東京と大阪で上演されることが決まった。当初は、今年5月の上演を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で1年3カ月の延期となった。本作は、池田が作・演出を手がける『エン*ゲキ』シリーズの第5弾。三次元の肉体を持ちながら、四次元世界に干渉できるよう進化した新人類“4Dimetor”をめぐって起こる奇怪な事件を描いた謎解きミステリーだ。生駒は「この作品はいつか必ず届けたいとずっと思い続けていました。今、様々な日常が形を変えています。仕事の仕方、食事の仕方、街に出て楽しむ仕方。演劇はこれからどの様な形になるのだろうとたくさん考えていますが、変わらずありたいのはお客さまに感動を届けるということ。上演の日を充電満タンで迎えられるよう精進して参ります!! 皆さまも、ぜひ楽しみに待っていてください!!」と呼びかけた。池田も「数カ月前…中止を決断した瞬間は、我が子のように育ててきた作品の命を自らの手で刈り取らなければならない実情に直面し、もう二度と立ち上がれないかもしれない、信じて進んできた道程は行き止まりだったのかも知れない、そんな絶望感に苛(さいな)まれました。それでも、もう一度前を向く勇気をくれたのは、作品に関わるスタッフ・キャストの想いと、何より上演を心待ちにしていて下さる皆さまからの声でした。望んでくれる人がいる、待っていてくれる人がいる、その事実が今回の再始動に結びついたのだと強く感じます」と話している。池田は、きょう1日にカンテレで放送される『ピーコ&兵動のピーチケパーチケ』(25:25~ ※関西ローカル)に出演。再始動が決まっての心境をはじめ、いったん公演中止を決定した時の葛藤、自粛期間中に行っていた創作活動、そして今、改めて強くしたエンタメへの想いなどを語っている。
2020年07月01日タレントで映画評論家のおすぎさん(72)が元SMAPの中居正広さん(44)に対して苦言を呈したことが話題となっています。2017年6月19日に放送された『PAO~N(パオ~ン)』(KBCラジオ)の中で、元SMAPのメンバー3人がジャニーズ事務所を退所することに触れた際、おすぎさんは言葉を濁しながらも中居さんのことを批判しました。香取慎吾さん(40)や草なぎ剛さん(42)、稲垣吾郎さん(43)らとともに事務所を退所することが予想されていた中居さんが残留を決めたことに対し、『いつもそっち(3人の)の味方みたいな形に立ちながら、自分のことだけいつもキチッと……』と中居さんの“したたかさ”を指摘。また、『私は中居くんのイヤなとこさんざん見てきちゃったから』と話し、過去に放送されていた『笑っていいとも!』(フジテレビ系)では、共演していた中居さんの自分勝手な部分に嫌気がさして出演曜日を変えたことを告白しました。この衝撃的な暴露をしたおすぎさんに対し、ネットでは多くの批判の声が上がっています。●中居を批判したおすぎに、ネットでは怒りの声中居さんを批判したおすぎさんに対し、ネット上では、『面と向かって言わずにラジオで言うのが大人げないね』『この発言で好感度下がったのはおすぎの方』『仮に本当だとしても結構前の話じゃないの?そんな昔の話を持ち出す方が自分勝手でしょ』『共演者が嫌いだから曜日を変えたって、自分が一番自分勝手じゃんw』『昔仲良さそうだったからビックリ!たとえ嫌いでも共演してた人の陰口言うのはどうかと思う』『ピーコのほうは中居君好きなのにね。おすぎも表面上は仲良さそうだったけど腹黒いんだね』『いろいろ思うところはあったんだろうけど、このタイミングで言っちゃうのは卑怯だよね』『アイドルを批判せずに大人しく映画評論だけしてればいいのに』などの批判の声が多く上がっています。元SMAPメンバーとは仲の良いイメージのあったおすぎさんですが、心の中では中居さんに対して不満を抱えていたようです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年06月28日在任期間中に何が何でも!ーーという安倍総理の鼻息が聞こえてきそうな憲法改正議論。とくにそのターゲットとなっているのが“9条”だが、何がそんなに問題なのか。きちんと理解しておこう! 「自民党が掲げている『日本国憲法改正草案』は野党だった’12年に“ヒマで、勢いでつくっちゃった”くらいのものだと思っていたのです。ただ、『憲法改正したい』と表明している首相が総裁を務める党の、現在唯一の『改憲案』ですので、内容は把握・吟味しておくべきですね」 こう話すのは、大阪国際大学准教授で、フェイスブック上のグループ・全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さん。最新刊にピーコさん、佐高信さんとの共著『お笑い自民党改憲案』(金曜日刊)がある。あきれながらも、警戒心を持って谷口さんが解説してくれたのは、その改憲草案9条だ。 「現行憲法と比べてみてください。まず章のタイトルで、いちばん根幹となる『誓い』が削除されて言い換えられているんです……」 言われてみて、ビックリ!現行憲法の9条は「第2章戦争の放棄」として始まるのだが、改憲案ではそれがなんと削除され、「安全保障(平和主義)」と上書きされているのだ!そしてまず、1項では−−。 「現行憲法では『武力の行使は……永久にこれを放棄する』と誓っているはずなのに、これが『……用いない』に換えられている。『使わないけれど、放棄はしないよ』という意思でしょうね。そして2項で現行憲法が『……戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない』と重ねて誓っているものが、改憲案では全面的に書き換えられ『前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない』としている。これまで条文を変えずに“解釈”で『合憲』としてきた自衛隊や自衛権を、明文化しようとしているわけです」 さらに驚愕なのが、改憲案で新設されている9条の2。「国防軍」という言葉が突如として登場している! 「『自衛隊』を明記するどころか、『国防軍を保持する』と、かなり飛躍しています。続く5項で『国防軍に審判所を置く』とあるのは、いわゆる『軍事裁判所』の性質を持つものでしょう。いまの自衛隊にはそれがなく、国際法上は『軍隊』とみなされないことから、明記したいのでしょうね」 そして谷口さんが、「私たち国民に直接関わってくる」と警鐘を鳴らすのが、次の「9条の3」の記述。 「ここには『国は主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない』とあります。まず『領土、領海』や『資源』とは、尖閣諸島や天然ガスなどを意識しているのかと思います。そしてそれを『国民と協力して……確保しなければならない』というのが、彼らが言いたいことでしょう。これは『徴兵制』を彷彿とさせる性質のものです……」 谷口さんが眉間にしわを寄せながら続ける。 「解釈改憲などで『もはや有名無実化しているじゃないか』と言われたりもしますが、私は“9条があること”=“仮面夫婦のような状態”と考えています。ここでいう仮面夫婦は、『法律婚』という契約に意味があると考えて、それをなんとか維持している状態。それと似たようなもので、9条にもいろいろあるけれど、なんとか変えずに続けていることが、『恒久の平和』を維持することに、つながっているともいえませんか」 秘密保護法、集団的自衛権、共謀罪……日本が「軍隊を持つ国家」になるために、いまは周りを着々と固められてきている状態か……。 「そんな権力の暴走時代にはもう、いまの『憲法』しか、歯止めにならへんのです」
2017年06月16日在任期間中に何が何でも!ーーという安倍総理の鼻息が聞こえてきそうな憲法改正議論。とくにそのターゲットとなっているのが“9条”だが、何がそんなに問題なのか。きちんと理解しておこう! 「現行の日本国憲法は、世界で類を見ない“平和憲法”といわれています。とくに第9条で書かれているのは『戦争を永久に放棄する』『戦争する権利も認めない』という誓い。これは『日本国民は、恒久の平和を念願し……』という前文と直結する、最も重要で、有名な条文のひとつであるといえるのです」 こう話すのは、大阪国際大学准教授で、フェイスブック上のグループ・全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さん。最新刊にピーコさん、佐高信さんとの共著『お笑い自民党改憲案』(金曜日刊)がある谷口さんに、9条に書かれている内容を詳しく説明してもらった。 「9条は、全11章103条ある日本国憲法のなかの第2章『戦争の放棄』の最初の条文で、『1項』と『2項』に分かれています。1項は、わかりやすくいうと、次のようになります。『私たち国民は、国や政府が権限をふりかざして戦争を始めたり、武力を使うことを、永久に棄てました』。つづいて2項は、『戦争放棄という目的を達するために、軍隊や戦力は持ちません。国が戦争する権利も認めません』となります」 そしてこの9条のポイントを、次のように説く。 「ここで大事なのは、『永久に放棄する』のみならず『軍隊や戦力を持たない』『国が戦争する権利も認めない』と誓ったこと。この部分こそが、世界で類を見ない“平和憲法”といわれるゆえんなのです」 今年5月3日で「施行70年」を迎えた日本国憲法。「その条文を熟読するのと同じくらい重要なのは、『どうやってできたのか』を知ることです」と谷口さん。 「第二次世界大戦で日本の敗戦が濃厚だった’45年7月、連合国から日本の降伏条件を示す『ポツダム宣言』が発表されました。それは『天皇制の廃止』に加え、『民主主義や基本的人権の尊重』『平和的政府の樹立』=『軍隊の解散』を要求する内容でした。日本政府はこれをすぐに受け入れず、広島、長崎に原爆が投下されたのです。そして、昭和天皇に近い中枢部が宣言の受け入れを決定し、8月15日に『敗戦』となりました」 天皇制を残し、国民が主権者となる日本国憲法は、GHQに『機会を与えてもらった』ものなのだとつづける。 「『軍隊の解散』を要求されたポツダム宣言から、日本の“現代”は始まったのです。そして成立した『国民主権』『基本的人権の尊重』『平和主義』という三大原理が書かれた日本国憲法は、現代の一部の政治家や思想家たちが主張するような『押しつけられた』ものでは決してありません。子どもや孫を兵隊に取られ、戦後『自分たちは政府に情報をコントロールされ、だまされていた』と気づいた国民が『軍隊はイヤだ』と願い、『こんな人たちに支配されるのはイヤだ』と判断した結果にほかならないと、私は思います。それは国民の『祈り』に近いもの。70年もの間、1文字も憲法が変わっていないのは、条文の理想を変えたくない、守っていきたいという人が多いからではないでしょうか」
2017年06月16日在任期間中に何が何でも!ーーという安倍総理の鼻息が聞こえてきそうな憲法改正議論。とくにそのターゲットとなっているのが“9条”だが、何がそんなに問題なのか。きちんと理解しておこう! 「国民の“祈り”と“願い”により、一度も変わっていない日本国憲法ですが、とくに議論が別れるのが、9条の解釈について。そのときどきの政府によって、何度も“解釈”を変えられてきたという歴史があるのです」 こう話すのは、大阪国際大学准教授で、フェイスブック上のグループ・全日本おばちゃん党代表代行の谷口真由美さん。最新刊にピーコさん、佐高信さんとの共著『お笑い自民党改憲案』(金曜日刊)がある谷口さんに、憲法学の観点から9条を読み解いてもらった。 「9条は1項は『武力の行使は……永久にこれを放棄する』というものですが、その『……』部分に入っている『国際紛争を解決する手段としては』という一節を巡って、2つの学説があります。1つは『自衛のための戦争は放棄していない』と捉える『限定放棄説』。もう1つが『いかなる戦争も放棄する』と捉える『全面放棄説』です」 しかし、2項の内容を吟味すれば、憲法学者のあいだでは、「おおむねひとつの解釈にまとめられる」という。 「2項では、『……戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない』の前提に『前項の目的を達成するため』とされていますので、『全面的な戦力不保持』を定めたものだという解釈が妥当です。それにより『自衛のための戦争』を『不可能』としている。さらに別の解釈もありますが、議論を重ねたうえで、憲法学者の多くが、『自衛隊は違憲である』という考えです」 では、9条の条文にある「武力行使」「戦力」についての政府による解釈は、どのように変わってきたのだろう? ’50年、警察予備隊の発足において、「政府解釈」で最初に変更になったという。 「このとき吉田茂首相は『武力によらざる自衛権は持つ』と発言し、『軍隊以外の形での国家の自衛権』の存在が共有されることになりました。その後、警察予備隊が保安隊となり軍隊の要素を備え始めると、吉田内閣は’52年、『憲法で禁じられた戦力とは、近代戦争遂行能力だ』という解釈を持ち出した。『近代戦に至らないものは戦力ではない』という方便に聞こえます。『近代戦かどうか』の区別なんか、どこにあるっちゅうねん!」 これが「無理のある解釈の始まり」だと谷口さんは話す。そして’54年に自衛隊設置。 「自衛隊法では『わが国を防衛するため、必要な武力を行使することができる』と定めています。これが『個別的自衛権』の考え方ですが、憲法では『自衛権を放棄』していると、当初、政府も解釈していたはず。そこで、鳩山一郎内閣が『日本に対して武力攻撃された場合、国土を防衛する手段として武力を行使することは、憲法に違反しない』という趣旨の統一見解を発表し『国家には固有の自衛権がある』という前提から、『戦力』に至らない『必要最小限の自衛力』は持てると導きだしている。憲法を変えずに『自衛隊は合憲』と解釈したのです」 さらに’57年、岸信介首相は国会で「自衛のための核兵器の保有は合憲」という趣旨の発言をしている。この一連の「憲法を変えずに軍備化、武力行使可能」という政府解釈は、最近になってもまかり通っている。 「’14年に安倍晋三首相が従来の政府解釈を変更し、『集団的自衛権による武力行使も現行憲法下で可能』として、安保法案を可決させ、『解釈改憲』といわれましたよね」 政治家たちの“解釈”の歴史から見えるものについて、谷口さんが嘆きの表情で言う。 「岸信介は安倍首相の、吉田茂は麻生太郎副首相のおじいちゃん。つまり、現政権のツートップの先祖が解釈で自衛隊を『合憲』としてきて、いま、孫たちがとうとう『憲法改正を』と言いだしている。手を替え品を替え、亡霊のように名前も看板も変えて、憲法を変えようとしている“権力者たち”。ほんまにしつこいなあって思います」
2017年06月16日漫画家・羽海野チカによる大ヒット漫画『3月のライオン』。将棋界を舞台に、プロ棋士である1人の高校生・桐山零が、壮絶な過去を持ちながらも周囲の人間との関係を深め、成長していく。個性豊かなプロ棋士達、零と交流を深める下町の川本家の姉妹たち、零の育ての親である棋士・幸田家の家族など、それぞれのキャラクターの背景や思惑がより合わさった人間ドラマが2部作として映画化され、すでに前編が3月より上映中、後編も4月22日より公開となる。今回は後編公開に合わせて、主演の神木隆之介、メガホンをとった大友啓史監督、アスミック・エースの谷島正之プロデューサー、3人それぞれの視点から同作を語ってもらった内容を、2週間にわたり掲載。自身も子役として幼い頃から活躍する主演・神木隆之介との共通点は。○お芝居という居場所を守りたい――『3月のライオン』を観ていると、幼い頃からプロとして活動されてる神木さんの姿が重なるようでした。神木さん自身はこれまでに葛藤や苦悩はありましたか?僕は、目の前のお仕事を着実に頑張っていければいいという考えですし、気楽な性格ということもあり、ずっと楽しかったです。とても苦しんだことは、あまりないかもしれないです。もちろん、中学生の時に舞台挨拶についてすごくダメ出しされたり、バラエティー番組で何を言おうかといったことには、苦しんでいました(笑)。それは役者なら誰でも通る道ではあると思うので、特殊なことではないと思います。お芝居が好きなので、お芝居ができることが幸せです。――ちなみに、先日は初のお渡し会もされたとお聞きしまして。俳優さんってファンの方と会ったりする機会が少ないのかなと思っていたのですが、いかがでしたか。楽しかったです。舞台挨拶でも、ファンの方と直接コミュニケーションを取れることはあまりないんです。昨年末に「HANDSOME FESTIVAL 2016」を行ったのですが、ステージと客席とでは聞けなかった一人一人の声を、お渡し会の時に聞くことが出来て、嬉しかったです。――そこで何かユニークな質問などはありましたか?「写真集おめでとうございます! おすぎさんとピーコさん、どっちが好きですか!?」と聞かれて、「ここで!?」とびっくりしました(笑)。「どちらもお会いしたことはないですが、映画でお世話になっているから、おすぎさんでしょうか……」と答えたら、「わかりました!」と答えてくださったりと、楽しかったです(笑)。――お芝居を好きだという神木さんですが、自分は何かのために働いている、闘っているということはありますか?お芝居しかしたことがなく、居場所がここにしかないと思っているので、頑張らないといけないなと思います(笑)。お芝居が好きなので、なんとかお芝居ができたらな、という想いで自分の居場所を守るために闘っている、というのはあるかもしれません。(C)2017映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月19日『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケル監督が贈る、今月末日本公開予定の最新作『素晴らしきかな、人生』。この度、一足先に本作を鑑賞した各界著名人から絶賛のコメントが到着。ニューヨークの広告代理店で成功を収めていたハワード。しかし彼は最愛の人を失い、深い喪失感に見舞われ、プライベートも仕事もやる気なし。会社も危ない。同僚たちもそんなハワードと会社を心配していた。そんなある日、人生ドン底のハワードの前に3人の奇妙な舞台俳優が突然現れた。不可思議な言動をハワードに投げかける年代も性別も異なる3人。しかし、その出会いによってハワードに徐々に変化が…。本作は、すべての大人たちに、人生の試練から再び歩き出す力を与えてくれる物語。キャストには、主人公の“人生ドン底男”ハワード役のウィル・スミスを始め、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンら、アカデミー賞受賞&ノミネート俳優が結集していることでも話題だ。そんな中、公開を控えた本作を一足先に鑑賞した著名人たちから絶賛の声が上がっている。本作のテーマでもある“人とのつながり”に深く共鳴した小堺一機は、「へこんだときに、自分にこんなことがもし、起こったら…と考えたら何だか幸福な気持ちになった。誰も一人じゃないって人生は素晴しい!」とコメントし、NYに暮らし、「ニューヨークの魔法」シリーズなどNYに関する著書も多く出版している作家・エッセイストの岡田光世は、「試練を乗り越えた人は、自分に拍手を送りたくなる。最中にいる人は、立ち上がる勇気が湧いてくる。一年で最も美しい冬のNYで、人は人に癒される。人生は“魔法”に満ちている」とNYの魅力も絡めて語る。またファッション評論家であるピーコは、「ケイト・ウィンスレット、ヘレン・ミレンら豪華女優陣のファッションも楽しめ、演技力の凄さを満喫しました」と独自の目線で絶賛。映画コメンテーターのLiLiCoは、「つらい問題と本気で向き合ったときこそ、人の心は大きくなって幸せが舞い込む。悩みを解決させる素敵な言葉を信じれば、幸せへの近道がみつかるかも!」と人生を輝かせるヒントが作品に詰まっていると話している。『素晴らしきかな、人生』は2月25日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:素晴らしきかな、人生 2017年2月25日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT, LLC
2017年02月06日2016年、世界で最もヒットしたラブストーリー『世界一キライなあなたに』。このほど、「世界で最も美しい顔」にも選ばれたエミリア・クラーク演じる主人公が、不慮の事故に遭った超ハンサムな大富豪ウィル(サム・クラフリン)とコンサートデートをすることになり、勝負ドレスを選ぶ本編シーンが到着。さらに、いち早く本作を鑑賞した著名人たちから、絶賛のコメントが到着した。主人公のルイーザ・クラーク、通称“ルー”は、とても快活ではあれど、将来の展望が全く見えず、26歳にして失業中。これまで “自分探し”など一度も考えないようにしてきた彼女が、ようやくありついたアルバイトは、不慮の事故で生きる希望を失い、心を閉ざした青年ウィルの身の回りの世話、兼話し相手をすること。2人は運命的な恋に落ち、ルーは人生の本当の楽しみ方を教えてもらうが、彼の決めた“生きる時間”があと半年しかないことを知ってしまう…。今回、そんな本作から解禁となったのは、愛をつかむ“勝負デートに挑む極意!”が詰まった本編映像。すでに付き合っている彼とのデートでも、憧れの彼とのデートでも、ちょっとおめかしして出かけなければいけないシチュエーションで、まず悩むのが洋服選び。魅力をアピールしたいけれど、彼に伝わるか心配…そんな悩めるあなたに、等身大女子ルーがその極意を体現する。クラシックのコンサートは生まれて初めてのルー。映像は、遠くに住む妹トリーナに、スカイプでファッションショーをしながら相談するシーンから始まる。「これでコンサートはおかしい?」というルーに、「『メタリカ』はダメ。ニール・ダイヤモンドなら」と辛辣にひと言を放つトリーナ。さらに胸の露出を気にするルーに、「出し過ぎ!!天下のウィルとデートでしょ?赤のドレスを」とアドバイスを送る。そして、ルーは真紅のドレスにピンクのショールを巻いてウィルの前に登場。普段は周りがびっくりするほど独創的なセンスを放ち、カジュアル一辺倒なルーが、意を決して選んだドレス姿を見たウィルは驚きを隠せない様子で…?その後のウィルの言葉で、庶民的な女の子から一瞬で美しい女性にランクアップしたルー。“自信を持って服を着こなす”ということが、何よりも自分自身を美しくみせる大事なポイントだということを、ウィルが教えてくれるシーンだ。そんな彼に「女のドレスに注文をつけたのはあなただけ」と言い返しながらも、自信に満ちあふれたルーの笑顔も印象的だ。自信をもって、自分らしく生きていくことの大切さを教えてくれる本作。このコンサートでぐっと距離を縮めた2人に待つ運命に、著名人たちから続々とコメントが到着している。<著名人コメント>■ピーコ(ファッション評論家・シャンソン歌手)観ている内知らぬ間に泣いてしまいました。ラストでは、ずっと泣き続けて、観た後も涙が止まらず、初めての体験でした!■LiLiCo(映画コメンテーター)キュートな主人公の素直で一生懸命なところに心を鷲掴みされました! 女性が喜ぶ要素が満載。一緒に楽しく恋しましょ!■よしひろまさみち(sweet/otona MUSE カルチャーページ担当映画ライター)ポジティブ女子がネガティブ男子を前向きに。すがすがしい展開にホッコリ共感しつつ、ラストは大泣き。■はあちゅう(ブロガー・作家)胸が張り裂けそうになった。だけど、より良く生きたい全ての人が絶対に見るべき映画だと思う。■伊藤さとり (映画パーソナリティ)あんなに憎たらしかったのにこんなに愛おしくなるなんて。リアルなのにロマンティックだから涙が止まらない。■アンジュルム 中西香菜(アイドル)感情をいろんなところに旅させてくれて、大号泣しました。これから人生フル活用しようと思います。『世界一キライなあなたに』は10月1日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月31日いつでも一緒。ペンギンのつがいお店の一番奥に設置された水槽の中、4匹のケープペンギンがお出迎えしてくれます。15歳のペンタとピーコ、5歳のテッペイとトラちゃんのつがい。いつも2匹一緒に行動していて、本当にかわいい!水中では、すいすいと縦横無尽に泳ぎ回り、陸にあがると短い脚でよたよた歩き。好き勝手に遊びまわったり、眠くなったらどこでも寝てしまったりするというペンギンたちは、人間の赤ちゃんみたいで、ずっと見ていても飽きません。水槽から出てくることはありませんが、1日1回餌やりもできるということで、かなり間近でペンギンを見ることができるのも魅力のひとつ。毎日19時の餌やり体験で近くで触れ合えます餌やりは、毎日19時くらいから始まるそうなので、体験したい方はこの時間が狙い目。(ペンギンの体調によっては、中止になることもあるので事前に確認してください。)水族館では味わえない距離感で触れ合うことができます!水槽にいるペンギンの他にも、店内ではペンギンの物語がTVで流れていたり、壁やカウンターのいたるところにペンギンがいたり、コースターやおしぼりまでもペンギンと、本当にペンギンだらけ。簡単に非日常の世界へ連れて行ってくれるペンギンのいるBARで、日常の嫌なことを全部忘れちゃいましょう。スポット情報スポット名:ペンギンのいるBAR住所:東京都豊島区池袋2-38-2COSMY1階電話番号:050-5890-1098
2016年08月22日数々の恋愛映画の名作を生み出した小説家ニコラス・スパークスが贈る最新作『きみがくれた物語』。このほど、記録的大ヒット中の『ズートピア』の主題歌「トライ・エヴリシング」をシャキーラと手がけた“覆面”シンガー、シーアや、『007 スペクター』の主題歌「ライティングズ・オン・ザ・ウォール」でアカデミー賞を受賞したサム・スミスの楽曲が彩る特別予告編が解禁。また、本作をいち早く鑑賞した若手俳優やモデルたちから共感のコメントが到着した。ノースカロライナの小さな海沿いの町で出会い、運命的な恋に落ちたトラヴィス(ベンジャミン・ウォーカー)とギャビー(テリーサ・パーマー)。ふたりは永遠の愛を誓い合うが、やがてギャビーが交通事故により昏睡状態になってしまう。目を覚まさないギャビーを前に「最愛の人のためにどこまでできるのか」と何度も自問するトラヴィス。そんな日々のなか、トラヴィスはある選択を迫られることになる――。人を愛することで得られる力と、愛するからこそ選択を惑ってしまう気持ち。「もしも自分だったら?」という“究極の決断”を、観る者にも問いかけてくる本作。恋愛小説家ニコラス・スパークスによる原作を映画化し、スパークス自身があの名作『きみに読む物語』を超えたとも評している運命のラブストーリーだ。そんな本作から海外版予告映像が到着。映像では、サム・スミスが中盤に流れる「Like I Can」(ライク・アイ・キャン)を、シーアが終盤の「Fire Meet Gasoline」(ファイア・ミート・ガソリン)を提供、トラヴィスとギャビーの燃え上がる恋物語を盛り上げている。「Like I Can」を提供したサム・スミスは、『007 スペクター』の主題歌がUKチャートで第1位を獲得、アルバム「In the Lonely Hour」が69週連続でUKチャートトップ10にランクインし、ギネス世界記録に認定されたばかり。そして、「Fire Meet Gasoline」を提供したシーアは、大ヒット中の映画『ズートピア』を手がけたほか、日本映画『秘密 THE TOP SECRET』の主題歌に「アライヴ」が、ディズニー/ピクサー『ファインディング・ドリー』のエンディングテーマに「アンフォゲッタブル」が起用されることが決定しており、ビッグアーティストが夢の共演を果たしている。また、超豪華な著名人からも本作のラブストーリーに共感し、涙したコメントが続々到着している。<著名人コメント>■ピーコ(ファッション評論家)王道のラブストーリーに身を委ねる心地良さ! その上美しいノースカロライナの風景が涙を倍増。後味の良い結末にまた涙が!■LiLiCo(映画コメンテーター)しばらく恋愛感情にならなかったあなたでも人を抱きしめたくなります。愛される素晴らしさに幸せを感じて、滝のように泣きました。■鈴木おさむ(放送作家)観たあと、ちょっと早く家に帰り、いつも一番近くにいてくれている人に、もう一度、丁寧に「愛してるよ」と言いたくなる。■滝藤賢一(俳優)今年40歳のオッサンになるのに、こんなにも胸が締め付けられるとは…油断してたぜ!当たり前の日常がいかに幸せなことか気付かされる、とっても素敵なラブストーリー!■田中美保(モデル)とにかく泣きました。人を愛するということ、大切にすること、こんな状況になったら自分ならどうするのか、改めて考えることのできた作品。愛は色んな意味で深い。切なくて胸がキュッとなるけど愛のつまったLOVE STORYでした。■藤本美貴(タレント)気持ちがすごくキュンキュンして、あらためて恋をしたい気持ちになりました。見終わったあと、旦那さんや大好きな人に会いたくなる映画です。■青山テルマ(アーティスト)どうしても頭で考える様になってしまう世の中だからこそ、素直に心で感じる大切さ、自分の心を信じる大切さをこの映画を見て感じました。「愛」は生き甲斐であり、「未来」はきっと自分そのものなんだろう。■山田裕貴(俳優)景色や人や動物、全てが2人を巡り合わせたかのようで、美しい。人生においても恋愛においても、よりタイミングというモノが嫌いになった。人が作るのか、運命が作るのか、大切な人にムカつくという感情を与えてしまったとしても“気持ちを伝える”ことを諦めない人間でいたい。奇跡も同じで諦めてはいけないと思えた。■西川瑞希(モデル)この映画を観て愛する人のために自分はどこまで出来るのかとても考えさせられました。自分が選んだ選択によって未来が変わっていく…私はその時の自分の気持ちを大切に選択していきたいなと思いました。凄く感動させられました。■mim(モデル)人生は一度きり。そんな人生を幸せに愛する人と生きるために、どんな困難な試練や事があったとしても諦めずに、お互いや自分を信じる2人の姿が本当に真っ直ぐで、芯のある愛を感じました。素直に自分の心の本当の気持ちに従って伝えなければ、相手には何も伝わらないんだなって思いました。■mam(モデル)2人とも不器用で、どちらかが折れないと素直になれない。駆け引きみたいな恋にときめきました。本当の愛を知ったその先の不安や試練、決断のとき、何を考え誰を想うのか。揺れる心情に切なくなりました。■中田みのり(モデル)温かくてとても綺麗な映画でした。なにより登場する2匹の犬が可愛くてその演技力にも驚きました。個人的にはお互いの犬で手紙のやり取りをするシーンが好きです。■池田エライザ(モデル・女優)2人が選択を迫られた時、素敵な言葉達が美しく時に時に激しく連なり、私の心の深いところまで満たしていくのを感じました。それぞれのまっすぐな愛が展開する物語、そして風景に自分が流せる全ての涙を流した気がします。観終わった後、大好きな人たちに会いたくなりました。■紗蘭(モデル)大切な人のために、こんなにも誠意を見せたりするトラヴィスがかっこよかったです。ギャビーもトラヴィスもぶつかり合うこともあったけど、お互いの愛が強いと、お互い彼氏彼女もいたのに今目の前にいる人を選び、結婚して子どもも生まれて素敵な家族を築けるんだなと感動しました。■山本舞香(女優)恋人が昏睡状態に陥ったとき、究極の選択を迫られたとき、私だったらどうしていたんだろう…大切な人と一緒に見てほしい作品です。見終わったときにはきっと素敵な涙を流せる恋物語です。■平祐奈(女優)人生を左右する大きな道の一つの選択、とても大事なこと、そして信じるのは、月と星と自分が偉大な何かの一部だということ…胸に迫るワクワク感や温かさ、まさに「きみがくれた物語」です。■よしひろまさみち(映画ライター)米国南部男ってホント強引! と、ヒロインに共感しながらも、ジワジワと忍び寄る恋の魔法にときめく物語。ニコラス・スパークス好きにはテッパンのロマンスよ。■新谷里映(ライター)ニコラス・スパークスの描く物語はいつだってロマンティックで、運命の出会いや永遠の愛があると信じさせてくれる。さらに今回は、自分の心に逆らわずに選択することが幸せにつながると教えられ――またひとつ恋愛の教科書が増えた。『きみがくれた物語』は8月13日(土)より渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月08日アン・ハサウェイが熱望し、名優ロバート・デ・ニーロと初共演を果たすことで話題の映画『マイ・インターン』。公開2日にして、観客動員数130,717人、興行収入178,082,900円を記録し洋画作品ナンバー1になったことが明らかとなった。ファッションサイトの社長ジュールズ(アン・ハサウェイ)のもとに、会社の福祉事業としてシニア・インターンのベン(ロバート・デ・ニーロ)が雇われることから始まる。仕事と家庭の両立に奮闘するジュールズにとって、最初は40歳も年上の部下ベンは迷惑な存在だが、ベンの“経験豊かな知識”によるアドバイスによって、次第にジュールズに変化が訪れる…。監督は『ホリデイ』『恋愛適齢期』などで日本でも大ヒットを連発し、ハリウッドでは数少ない女性ヒットメーカー監督として名を馳せているナンシー・マイヤーズ監督だが、そんなマイヤーズ監督が本作でさらに日本での公開開始2日間オープニング成績の記録を塗りかえ、マイヤーズ監督史上最高のオープニング数字で大ヒットスタートを切った。さらに12日(月)を含めると観客動員数199,000人、興行収入268,607,200円となり、アン・ハサウェイの代表作『プラダを着た悪魔』の先行公開分とオープニング3日間の興行数字2.33億を超え、『プラダを着た悪魔』を大きく引き離すこととなる。公開前から注目を集めていた本作。客層は20代~60代と幅広く、映画の設定と同様に若い世代とシニア世代まで幅広い客層が劇場に押し寄せ、老若男女楽しめる映画となっている。また、公開とともに20代~30代の女性中心に高評価の口コミが増幅中で、ジュールズのオシャレなリアルクローズに憧れながら、一生懸命働くその姿に共感し、「泣いた、笑えた」「もう一回見る」との声が数多く上がっている。<著名人からのコメント>■LiLiCo(映画コメンテーター)超爽やかなエネルギーを注入された!気分は最高!いただいた元気はこれからの生きる原動力になります。■ピーコ(ファッション評論家)ロバート・デ・ニーロって凄い上手い!70歳のシニア・インターンを微笑ましく、お茶目に演じていて、威厳を持って問題に対処する演技にも魅了されました。アン・ハサウェイの衣装もブランドをさり気なくミックスしていて、いい感じ!!■スザンヌ(タレント)観終わってすぐ思ったこと。あーっなんかモヤモヤがぜーんぶ吹き飛んですっきりしたー!観終わってすぐ言ったこと。ふぁー良かったー!アン・ハサウェイ演じるジュールズの喜びや葛藤には、映画館でこんなうんうんって頷いたことはないくらいに、共感できて、ロバート・デ・ニーロにベンの大きな愛情にほろっと涙が出て、ベンと仲間の友情とハプニングにゲラゲラ笑って、ジュールズの悩みに一緒に泣いて。おしゃれで可愛いお洋服にテンションもあがるし、最後は、心が優しさで満ちていく、もうほんっとに素敵な映画でした。■舞川あいく(モデル)女性が働く今の時代にすごくリアルな映画で観終わった後、とても心がスッキリしました!「仕事と愛」の両立は難しいかもしれないけれど、ジュールズみたいに優しく、素直で、誠意をもって生きていたら、必ず幸せは訪れる。すべての女性の背中を押してくれる素敵な映画でした。ぜひ次は父と観に行きたいです。■小島慶子(タレント、エッセイスト)山積みの書類、ママ友の視線、夫とのすれ違い…働く女性のしんどさも、頑張る彼女を支える夫の葛藤も、思い当たることばかり。そしてああ、もしもベンみたいな素敵な人がそばにいてくれたら…笑って泣いて、見終わるとなぜか心が軽くなっていた。すべての頑張る女性に贈る、感動のデトックスムービー。『プラダを着た悪魔』に次ぐ新たなる女性のバイブルとなりそう。『マイ・インターン』は新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:マイ・インターン 10月10日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国(C) 2015 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2015年10月13日西田敏行や愛川欽也などがパーソナリティを務めた、人気深夜ラジオ番組「パック・イン・ミュージック」のオフィシャルブック『パック・イン・ミュージック』(2,500円)が、9月18日に発売される。1967年から15年間に渡り放送された「パック・イン・ミュージック」は、“ラジオブームの元祖”とも言われる伝説の深夜ラジオ番組。歴代パーソナリティは、西田敏行、愛川欽也、小島一慶、久米宏、吉田拓郎、南こうせつ、近田春男、おすぎとピーコ、山本コウタロー、野沢那智などの豪華メンバーが務め、番組終了時には終了に反対するリスナーの抗議デモが起こるほどの人気を集めていた。中でも放送開始から終了まで改編されることのなかった「金曜ナチチャコ・パック」の傑作選を4枚のCDに収録した「金曜ナチチャコ・パック 今、よみがえる伝説のスター投稿者・傑作選」も発売されている。今回発売される『パック・イン・ミュージック』は、今年の4月までTBSラジオの取締役を務めていた伊藤友治が手掛けたもの。番組の制作関係者や出演者への取材、調査を基に、「パック・イン・ミュージック」と“ラジオが最も熱く、若者が熱狂していた時代”が蘇る。また9月24日には、東京・神保町の書泉グランデにてトークイベントも開催される予定だ。【書籍情報】『パック・イン・ミュージック』著者:伊藤友治、TBSラジオ出版社:DU BOOKS言語:日本語並製/512ページ/四六判発行:9月18日価格:2,500円
2015年09月01日甲斐バンドの書籍『甲斐バンド40周年~嵐の季節~』が7月11日(金)にぴあより発売される。同作は甲斐バンドが今年でデビュー40周年を迎える事を記念して発売。巻頭カラーページは、秘蔵ライブ写真やツアーパンフレット、チラシ、チケットなどの貴重な資料を掲載。そのほか、歴代マネージャー、コンサートスタッフ、さらに甲斐バンドの衣装デザインを務めたことがあるピーコ、アルバム『虜-TORIKO-』のジャケットに登場した余貴美子など、甲斐バンドに関わった多くの人々の証言集や、甲斐よしひろと博多時代の級友である小林よしのりとの特別対談などを収録。ファンにはたまらない作品に仕上がっている。なお、現在、「BOOKぴあ」で同作を予約・購入すると特製しおりがついてくるので、気になる方はご確認を。甲斐バンドは7月6日(日)愛知 愛知県芸術劇場を皮切りに全国ツアーを開催。同作はツアー会場でも発売が予定されている。■書籍『甲斐バンド40周年~嵐の季節~』発売日:7月11日(金)著者:石田伸也価格:1,800円ぴあ(株)刊■甲斐バンド 40th Annversary tour 20147月6日(日)愛知県芸術劇場大ホール(愛知県)7月12日(土)戸田市文化会館(埼玉県)7月18日(金) 関内ホール大ホール(神奈川県)7月21日(月・祝)新潟市民芸術文化会館劇場(新潟県)7月26日(土)静岡市民文化会館中ホール(静岡県)8月2日(土)仙台市民会館大ホール(宮城県)8月3日(日)高崎市文化会館(群馬県)8月9日(土)オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)(大阪府)8月10日(日)オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)(大阪府)8月16日(土)福岡市民会館大ホール(福岡県)8月24日(日)三重 クラギ文化ホール(松阪市民文化会館)8月30日(土)日比谷野外大音楽堂(東京都)
2014年07月04日株式会社IBJが20~40代の女性343人に「合コン中の女性への褒め言葉」について調査したところ、女性の80%が「褒められたことがきっかけで恋に落ちたことがある」と回答したそうです。人は好き嫌いに思っている気持ちがどことなく相手にも伝わるもの。「褒められた」という好意が恋に直結するのも、なんとなく分かる気がしますよね。今回はそんな褒め言葉のなかでも、思わず引いてしまった褒め言葉や、言われて嬉しかった褒め言葉など、女子が良くも悪くも印象に残っている褒められ方をリサーチ。そこから見える彼の恋愛傾向について、ご紹介します。■1.猫を遮ってのべた褒め「彼氏紹介も兼ねて、女友達数人とご飯を食べていたとき。途中、女友達のひとりが最近ペットを飼い始めたみたいで、『可愛いでしょ?』と猫の写真を私たちに見せてくれたんです。ところが何を思ったのか。突然彼が『◯◯ちゃんの方が可愛いよ』と言ってくるので、私を含めみんながドン引きでした」(25歳/広告)それだけ彼女を溺愛しているのでしょうが、その分周りが見えていないのかも。悪意があって言っているわけではないので、気になることはその都度ハッキリと口にしてあげた方が良さそうです。彼がこの先恋愛依存にならないためにも、同じようなタイプと付き合っている女子は気をつけて。■2.体型カバーできてるじゃん「付き合っている彼から『その服いいじゃん。体型カバーされてるし』と言われた瞬間、軽いモンゴリアンチョップをかましてやりました。彼以外に体型をいじられたら、それこそ縛り首ですけど(笑)。本音を言い合える仲ということで、私はむしろ褒め言葉として捉えています」(27歳/製造)彼はきっと、彼女のそんな体型も含めて好きなんですよね。言葉の裏に相手を思いやる愛情がちゃんと伝わってくるので、憎まれ口を叩く彼と付き合っている場合は言葉をそのまま受け入れるのではなく、彼の言葉の真意を汲み取ってあげるようにしましょう。■3.服装を事細かにチェック「私がデート先に行くと、彼が決まって『今日の服装いいじゃん』『あ、髪型変えたんだね』と指摘してくれるんです。ただ服装がいつもと同じだと、ちょっと複雑そうな顔をするので、毎度毎度のデートが大変です・・・・・・」(24歳/事務)一見嬉しい褒め言葉ですが、毎回のデートがピーコのファッションチェックみたい。相手もファッションに気を配っているのかもしれませんが、言い換えれば細かいことを気にしやすい男性とも言えそうです。同棲を検討している女子は一緒に暮らせる範囲内かどうか、この手の言動からチェックしてみては?■4.油っこい料理にでも感謝してくれる彼「初めて同棲した彼に、料理を作ってあげたことがあったんです。料理は彼の担当なんですが、仕事に空きができたので腕によりをかけて。料理は上手くできたんだけど、全部炒めものだったのであいにく油っこくて・・・・・・。でも、彼は『美味しかったよ、また作ってね』と優しく言ってくれて嬉しかった」(28歳/販売)普段性格がキツイ男性も、こういうとき褒めてくれる人はちゃんと愛情を持ってくれているはず。あなたが彼に愛されているかどうか不安に感じているなら、真面目に料理に失敗しちゃったとき、仕事で失敗したとき、あなたに対する彼の態度を見てみて。■おわりにどうやら褒め言葉には、男性のあなたに対する評価がありありと反映されるよう。彼がどんな価値観を持っているかも垣間見れそうなので、付き合い当初は彼がどんな褒め方をしてくれるか。少し注意深くチェックしてみてはいかがでしょうか。(柚木深つばさ/ハウコレ)【参考】女性の80%が「褒めてくれた男性を好きになったことがある」と回答。(株式会社IBJ)
2014年06月21日「東京に行ったら芸能人に会える」なんてウワサを聞いたことありませんか?東京にはテレビ局や撮影スタジオなども多く、芸能人が多くいることは事実ですが、本当に東京にいれば芸能人に会えることがあるのでしょうか。そこで、マイナビニュース会員1,000人に、「東京で出会った芸能人・有名人」について聞いてみました。調査期間: 2012/10/9~2012/10/13アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:1,000件Q.東京で芸能人・有名人にあったことありますか?はい……27.0%(270人)いいえ……73.0%(730人)東京には芸能人が多くいるからといっても、出会える確率はそう高くはないようです。そのなかでも、芸能人・有名人に出会えたラッキーな人も少数ですがいらっしゃいました。果たしてその人たちはどんな有名人にであったのでしょうか。・ドン小西さんが東京駅の地下でキャリーバッグを引きながら、大変そうに歩いていました(長野県・46歳/男性)・香取慎吾くんが東京駅前でロケをしているのを見ました(東京都・30歳/女性)東京駅は多くの有名人が利用しているので出会えるのかもしれませんね。ロケ現場に遭遇なんて、まさに東京って感じ!・銀座でおすぎさんを見かけたことがある(埼玉県・31歳/女性)ファッションチェックしてもらいました?……ってそれはピーコさんでした。見分けはついたのでしょうか(笑)。・チュートリアルの徳井さん。握手してくださいって言ったら、快く握手してくれた(東京都・26歳/女性)握手にこたえてくれたなんてステキ!いい思い出になりますね。・六本木ヒルズで顔がちっちゃいスタイルのいい女の子がいるなぁと思っていたら、安室奈美恵さんでした(東京・37歳/男性)やっぱり顔が小さいんですね。・石田純一さんを六本木で見た。やはりはだしで靴を履いていた(千葉県・29歳/女性)靴下はTVの通り、履いていないんですね(笑)。普段からそういうところもチェックされちゃうって、芸能人って大変です。・志茂田景樹さん。山手線に乗ったらいすに座っていた。髪ですぐわかった(神奈川県・22歳/女性)服装などが特徴的ですし、目立ちますよね。今回のアンケートで目撃率ナンバー1だった志茂田さん。もしかしたら、あなたも出会えるかもしれませんよ。・デビ夫人。フジテレビに観光に行った際に、たまたまインタビューを受けており、その時に近くにいた私たちに気が付いて握手をしてくれた(沖縄県・31歳/女性)もし芸能人に会いたいと思う人は、テレビ局が狙い目なのかも。ちゃんと握手までしてくれるなんていい人ですね。・黒木メイサさん。舞台を見に行ったとき、お客さんとしてきていた(東京都・30歳/男性)同じ客席にいると思うだけでドキドキしそう!・渋谷の交差点でデーブ・スペクターさんが人に囲まれていた(千葉県・29歳/女性)特徴がある方とはいえ、あんなに人の多い渋谷の交差点で発見できたことがすごいです!六本木や表参道など、ちょっと高級なお店が集まる場所で芸能人の目撃情報が多いかもしれません。でも、そこに行ったからといって有名人に会えるかどうかは…あなたの運かもしれませんね。(文/こうのゆみこ)
2012年10月27日クリスティーナ・アギレラ、シェールという音楽界におけるスターが、その圧倒的な歌声とパフォーマンスで魅せる映画『バーレスク』。だが、注目はこの2人だけにあらず。絶妙なスパイスを持ったサブキャラクターたちが確かな存在感と共に物語に、ステージに、緩急と彩りを与えてくれている。中でも注目は、海外ドラマファンにはおなじみのこの人、クリスティン・ベル。ドラマ「ヴェロニカ・マーズ」でタイトルロールを射止め日本でも多くの人の知るところとなり、その後も「HEROES/ヒーローズ」に出演。そしていま、最も熱い「ゴシップガール」ではナレーションを担当するなどその評価と人気はうなぎのぼり!そんな彼女が本作では、主人公のアリを目の敵にする先輩ダンサーとして底意地の悪い女の子を好演している。クリスティン自身、ビジュアルも含め今回の役柄をかなり楽しんだようで…。「“悪い子”の要素は誰しも持っているもの。私にも?もちろんあるわ!」アギレラ演じるアリが田舎から一念発起して都会にやって来て夢を掴もうと奮闘するのに対し、クリスティン演じるニッキは典型的ないじめっ子先輩キャラでおまけにアルコール中毒。役柄へのアプローチを彼女はこう説明する。「“悪い子”の要素というのは誰しも持ってるものだと思うわ。だから、こういう役を演じるときに考えるのは、どうやってその部分を引き出し、引き立てていくかということ。ニッキみたいなタイプは、ただ悪いというよりは不安を抱えているタイプ。きっと周りと見渡せば、幼稚園や公園の砂場で同じようなタイプの子がいたはずよ。みんなの注目を集めたくて“良い子”として頑張っているけど、一度おもちゃを取り上げられると癇癪を起こしてギャアっと本性を出す子。ニッキーってそういう幼稚さを持った女の子なのね。その点を強調していったわ」。「誰しも」という言葉が出たが、生き馬の目を抜くような激しいハリウッドの世界で女優として活動する中で、、クリスティン自身にもそういう要素が?「その通り(笑)!この仕事はいつも誰かと比べられながら競争しているようなものだもの、私にもそういう要素はあるわね。でも、それをどういう形で出すかってことが大事なの。この世界で生きる中で“自己愛”というのは確実に必要なものだと思う。周りには綺麗な子、才能のある子はいっぱいいて、あっちにも、こっちにも…って不安になるものだしね。でもそこで、ニッキがストレートに生身の自分を出すのに対して、私自身はなるべく周囲との軋轢を生まない形で競争に身を置くことができていると思うわ」。その言葉は謙虚さからだけでなく、確実に自分の中にある“何か”にしっかりと自信を持っているからこそ発せられるようにも感じられる。今回の役柄自体は決して観ている人に好かれるタイプはないが、クリスティン自身は演じることを楽しんでるようにも見えたが…。「そりゃ、すごく楽しかったわよ(笑)!こういう破滅型の人間というのは通常の自分にないものをたくさん持ち合わせているから、やりがいがあるの。これまでにない新しい自分の一面を発見できたというのもあるわ。最初にこのニッキという役をもらったとき、少し私が演じるには官能的過ぎるような気がしたの。これまでの役は――素の自分も含めてそうなんだけど、どちらかというと正統的で、露出もあまり多くなくて、“女”の部分をあまり前面に出すことがなかったし。でも実際にやってみたら、内面に隠されていた“悪徳”の部分が自分でもすごく気に入ったわ。胸を強調する衣裳も含めてすごく楽しくて、一歩新しい道を踏み出した感じよ」。クリスティーナ・アギレラは…「異星人の肺を持った女!」今回の役を演じるに当たって、ヴェロニカ・マーズという正統派の主人公の役柄のイメージを覆そうという意識もあったのでは?「そこまで思いつめるほど、『ヴェロニカ・マーズ』は大ヒットしてないわよ(苦笑)。でも、あの作品もヴェロニカという役も私にとっては本当に本当に大好きで、大切なものなの。いまでもあの役を演じ続けていたいって思うくらいにね。加えてヴェロニカというのは、素の自分にもかなり近かった。いまじゃ取材のためにこんな風に着飾ってるけど、普段はあんな感じよ(笑)。そういう意味で、ヴェロニカのイメージを壊そうとして葛藤する、というよりも自分の本質とは全く違うタイプの役を演じるという意味での苦労はあったわね」。ちなみにクリスティンも、アギレラも1980年生まれで今年30歳。クリスティーナ・アギレラという、稀有な歌の才能を持った同世代の人物を彼女はこれまでどのように見ていたのだろう?そして、同じ作品に出演しての感想は?「ひとつ言えるのは、彼女は異星人の肺を持つ女だってこと(笑)!とにかく信じられない才能と肺活量で、常に同じ世代の人たちの中でも先頭を切って走っている人として見てきたわ。そんな彼女と共演するってことに初めはすごくドキドキしてたのよ。ただ、彼女にとっても演じることは初めての経験で不安に思っている部分も多かったみたいで…。だから、演じることに関しては私が“先生”のような役割で、逆に歌の部分に関しては彼女に教えてもらう、ということで良い関係が築けたの。レコーディングを彼女の家にあるスタジオで行ったときは興奮したわ。『あぁ、ここであの魔法のような音が作られるんだわ…』って(笑)。彼女が『こうやってマイクを使って』とか教えてくれたりして、心臓が飛び出しそうなくらいドキドキしながら夢のような時間を過ごせたわ。演技と音楽という面で、ひとつの車に同乗して、2人で代わる代わる運転席に座ってアクセルを踏むような感覚だった。違う世界にいるけれど、共通項を感じながら楽しく仕事ができたわ」。官能的で退廃的、舞台上で輝き、色褪せ、アルコールと共に堕ちてゆく――そんな“悪女”の魅力をたっぷりと感じてほしい。■関連作品:ヴェロニカ・マーズ [海外TVドラマ]TM & © Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reservedバーレスク 2010年12月18日より丸の内ルーブルほか全国にて公開■関連記事:クリスティーナ・アギレラ インタビュー「節目での決断と挑戦でいまの私があるの」マツコ・デラックスvsおすぎとピーコの毒舌ガチンコ対決実現!結末は…?ジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表クリスティーナ・アギレラ、初主演映画の見どころはイケメン俳優の「お尻」クリスティーナ・アギレラ3年半ぶり来日!劇中の役柄と同様の驚きの体験を告白
2010年12月25日圧倒的な歌唱力と際立った存在感で見る者を惹きつけてやまない歌姫クリスティーナ・アギレラ。全世界でのトータルセールスは3,000万枚を超え、グラミー賞では5部門を受賞。そんな彼女がついにスクリーンへ!ゴールデン・グローブ賞で作品賞にノミネートされた『バーレスク』において、魅惑のステージ、そしてドラマで“女優”として新たな魅力を余すところなく見せつけているクリスティーナ。映画公開を前に彼女が語ってくれた、その飽くなき情熱の真実とは――?女優、歌手、音楽監修…「ここまで仕事をしたのは初めてね」「今回のプロジェクトの全てがチャレンジだった」とクリスティーナ。映画の製作に主演女優として携わる中で、あらゆる部分で刺激を受けたという。「まず何より演技の面がありダンスもある。楽曲も書いたし、音楽の部分で私が監修したところもあるし、プロデュースにまで携わってるんだから、大げさじゃなく全てが私にとっては大きな挑戦だったわ。やっぱり私は歌手。本当の意味で演技をするのはこれが初めてだったけど、“パフォーマー”としての自分を捨てて、キャラクターになりきる、全てをアリという役柄の視点で見るというのは、これまでとは全く違う感覚なの。シェールや、スタンリー・トゥッチといったベテランの素晴らしい先輩と一緒に仕事をすることができて、彼らからいろんなことを吸収できたっていうのは大きかったわね。それから、さっきも言ったような音楽の部分やプロデューサーとしての部分、そういったいくつかの役割のバランスをとるというのもすごく大変なことだった。ここまで仕事したのは初めてじゃないかってくらい打ち込んだわ(笑)。だから、全てが終わってより強く、賢くなったって感じてるの」。アイオワの田舎から、身ひとつでロサンゼルスへやって来て、自分の力を何とか認めさせようと奮闘し成功の階段を上っていくアリ。ひとつひとつの決断と行動が彼女の人生を変えていく――これはクリスティーナ自身の人生と重なっているように思える。「確かに私の人生でも、オーディションを含め、いろんな決断や挑戦があったわ。人生で初めての大きなオーディションは“ザ・ニュー・ミッキー・マウス・クラブ”。ここでの経験が次のステップに繋がったし、才能にあふれる若い人たちと一緒にやれたことが、自分にとってもすごく大きなことだった。最初にレコードの契約を取ったときのことも忘れられないわ。プロデューサーに、部屋の中で急に歌えって言われて彼の前で歌ったの。そういう節目での挑戦があったからいまの自分があると言えるわね」。カオスに満ちた幼少期その頃の感情が彼女の活動の全ての源に…劇中、圧巻のステージシーンはもちろんだが、アリという、ひとりの女の子のドラマの部分でも、やはり彼女の感情表現のひとつひとつから、思わず目が離せなくなるような強い“何か”が伝わってくる。彼女はその秘密をこう説明する。「私自身、かなりカオスに満ちた幼少時代を送っていて、その経験が私のバネになっているというのは確かね。常に野心的で、何かを達成したいという思いを持ち続けていて、誰よりも自分自身に対して厳しいという面もあるわ。プロになってからもその気持ちは変わらないし、常にハングリー精神を持って全力投球してきたの。今回の現場に関しては私は全くの新人だったけど、これまでの自分の経験や自分の中にある感情を発掘して掴むというのがアリというキャラクターを作りあげていく上での作業だったわ。自分の内にあるエモーションを使い切ってアリを演じたの」。最後に、自分で演じてみて最も心に残っているシーンを尋ねてみた。「ひとつを選ぶなら…テス(シェール)が私にメイクをしてくれるシーンね。カメラが回っているときでもそうでないときも、ずっと“ガールズトーク”状態だったの(笑)。愛について、人間関係について、いろんなことを話したわ。シェールはとにかく強くて個性的で、“サバイバルな”女ね(笑)。私は彼女と一緒にいるのが大好きなの。物語の上でもそうだけど、個人的にもあのシーンで絆が深まったと思うわ」。■関連作品:バーレスク 2010年12月18日より丸の内ルーブルほか全国にて公開■関連記事:マツコ・デラックスvsおすぎとピーコの毒舌ガチンコ対決実現!結末は…?ジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表クリスティーナ・アギレラ、初主演映画の見どころはイケメン俳優の「お尻」クリスティーナ・アギレラ3年半ぶり来日!劇中の役柄と同様の驚きの体験を告白オスカー有力『キングズ・スピーチ』が全米で1館あたりの平均今年No.1のスタート
2010年12月16日本業のコラムニストでの活躍はもちろん、今年、タレントとして“破格”のブレイクを遂げたマツコ・デラックスが12月15日(水)、東京・スペースFS汐留で行われた映画『バーレスク』の公開記念イベントに出席し、おすぎとピーコと共に本作の魅力を語った。本作はクリスティーナ・アギレラとシェールの新旧歌姫共演が実現したゴージャスな一作。果たして、マツコvsおすピーのガチンコ対決の結末は?マツコさんといえば、歯に衣着せぬ毒舌がトレードマーク。とはいえこの日は大先輩の2人が相手とあって、少々緊張気味!?そのスキにおすぎさんは「今年の顔と言えばマツコ」と“持ち上げ攻撃”を仕掛け、ピーコさんも「あなたはスターよ。私たちなんてダスターなんだから」とまるで劇中のシェールのような(?)自虐的コメント。これにはさすがのマツコさんも「ホント、意地悪でしょ、意地悪な双子よ」と返すのがやっとだった。ここで反撃に出るかに思えたマツコさんだが、「映画界とファッション界はお2人が専門。だからそういう仕事は断っているし、お二人が亡くなるまではその場を汚すつもりはない」と謙虚な姿勢。実際、マツコさんはこれまで映画関連のイベントにほとんど出演していないそうで「今日はお二人が揃ってると聞いて、出ないわけにはいかないじゃない」。この日の対決はおすぎさん、ピーコさんの圧勝に終わった。その後は丁々発止のやりとりで、会場は爆笑の渦に。おすぎさんが「本当に楽しい映画。観ているうちに思わず微笑んじゃう。アギレラは『ドリームガールズ』のビヨンセなんかより全然いい!」と映画的視点で本作を絶賛し、おすぎさんは「1920年代から60年代、そしていまに至るステージドレスやお化粧が本当に素敵」とファッション目線で解説。マツコさんも負けじと「この作品を機にアギレラには正当な評価を得てほしい。いっつも、いいところでブリトニー(・スピアーズ)とかビヨンセとかレディ・ガガに持っていかれて、常に惜しいのよ」とクリスティーナにエールを送っていた。歌手になる夢を実現させるため、大都会ロサンゼルスにやってきたアリ(クリスティーナ)が、伝説のスターであるテス(シュール)が経営する「バーレスク・クラブ」で天性の才能を開花させる絢爛豪華なサクセスストーリー。第68回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)、主題歌賞の2部門3ノミネートを果たした。『バーレスク』は12月18日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:バーレスク 2010年12月18日より丸の内ルーブルほか全国にて公開■関連記事:ジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表クリスティーナ・アギレラ、初主演映画の見どころはイケメン俳優の「お尻」クリスティーナ・アギレラ3年半ぶり来日!劇中の役柄と同様の驚きの体験を告白オスカー有力『キングズ・スピーチ』が全米で1館あたりの平均今年No.1のスタート「X JAPAN」YOSHIKI『バーレスク』ワールド・プレミアに出席
2010年12月15日「以前と比べると経費削減のせいか、こだわってるなと思えるCMが減った」(22歳/自動車関連/営業)という意見を筆頭に、「最近のテレビCMは、どちらかというとつまらない」と答えた20代男性は、258人中58%。一方残りの42%は、「見たいと思うCMがあり、以前のような番組の休憩時間ではない」(23歳/建築/営業事務)という意見を筆頭に、最近のテレビCMを支持しました。そんな20代男性たちから今最も関心を集めているCMを発信している企業は、やはりあそこでした……。Q、あなたの好きなCMを流している企業は?1位ソフトバンク19%2位サントリー7%3位日本コカ・コーラ5%4位ロッテ4%5位大塚製薬・大塚ベバレジ3%■ソフトバンクのCMが好きな理由・ホワイトプラン「お父さん犬が何とも可愛らしい」(25歳/アパレル/販売)・ホワイトプラン「ストーリー性があり続きを見たいと感じるから」(23歳/精密機器/営業)・ホワイトプラン「上戸彩が出ているから」(28歳/IT/エンジニア)・ホワイトプラン「大滝秀治の驚きようがいい」(22歳/マスコミ/営業)■サントリーのCMが好きな理由・伊右衛門「構成も雰囲気も音楽も、世界観として日本的な感じで綺麗です」(25歳/ソフトウェア/SE)・プロテインウォーター「出演者たちのインパクトが強い。ほのぼのした音楽なので頭に残りやすい」(29歳/団体/企画開発)・金麦「檀れいのナチュラルな演技にひかれてついつい買ってしまう」(25歳/医療/営業)・BOSS「トミー・リー・ジョーンズが好きだから」(25歳/IT/SE)■コカコーラのCMが好きな理由・ファンタ「奇抜でくだらなくて意味がないところ」(25歳/自動車関連/研究開発)・アクエリアス「石川遼のファンだから」(27歳/小売/営業)■ロッテのCMが好きな理由・フィッツ「CMで流れている『フィッツダンス』は面白いし、あのメロディも脳裏に焼きつけられるため」(29歳/食品/エンジニア)・フィッツ「意味のわからない歌詞とテンポが耳に良く残り、聞き心地がいい」(25歳/紙パルプ/営業)■大塚製薬・大塚ベバレジのCMが好きな理由・オロナミンC「元気が出る」(26歳/自動車関連/営業)・MATCH「南明奈とピーコの絡みが面白い」(28歳/小売/販売)■その他、この会社のCMが好き・カルピス/カルピス「ヒロインの表情がよい」(25歳/運輸/研究開発)・アップル/iPod「いつも斬新な映像と音楽で楽しませてくれるから」(29歳/その他/営業)・au/携帯電話「嵐のメンバーが出ているから。特に大野君のCMが面白い」(22歳/委託給食/専門職)・ソニー/ブラビア「矢沢永吉さんがカッコイイ」(22歳/IT/プログラマー)・NTTドコモ/携帯電話サービス「多様な需要に対応したサービス、料金プラン、製品ラインナップなどを、微笑ましいストーリーを通して伝えている」(25歳/電気/設計)・キリン/ストロングセブン「伊藤英明の濃い顔と背景の夜景が、味の濃いビールをうまく表現していて飲みたくなる」(21歳/通信/営業)完全版(画像などあり)を見る
2009年08月04日