女性たちを主人公に様々な冒険譚をつくりあげてきたフランスの巨匠ジャック・リヴェットが描く冒険ミステリーの傑作3本が、デジタルリマスター版でスクリーンに蘇る「ジャック・リヴェット傑作選2024」が4月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷より順次公開。予告編が到着した。ジャン=リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーらと並んでヌーヴェルヴァーグの中心的人物であり、1991年には『美しき諍い女』で第44回カンヌ国際映画祭審査員グランプリを受賞するなど精力的に活動を続けていたジャック・リヴェット。今年2月のセザール賞授賞式で、フランス映画界の性加害を告発してきたジュディット・ゴドレーシュがスピーチの最後に、リヴェット監督の『セリーヌとジュリーは舟でゆく』の台詞を引用したことも記憶に新しく、いまも世界中のアーティストや映画ファンたちから絶大な支持を得ている。『地に堕ちた愛 完全版』© 1983 LA CECILIA © 2018 Les Films du Veilleur今回は、2022年に開催した「ジャック・リヴェット映画祭」に続き、貴重な3作品『地に堕ちた愛 完全版』『彼女たちの舞台』『パリでかくれんぼ 完全版』を全作品4Kデジタルリマスターによる修復版で公開決定。『地に堕ちた愛』は昨年惜しまれつつもこの世を去った女優で永遠のファッション・アイコン、ジェーン・バーキンと、チャールズ・チャップリンの娘でヨーロッパ、ハリウッド作品にも多く出演する実力派、ジェラルディン・チャップリンが主演をつとめた心理劇。限られた空間を縦横無尽に駆け回るカメラワークの美しさと、主演2人の洒脱なスタイルも魅力。『地に堕ちた愛 完全版』ジェーン・バーキン© 1983 LA CECILIA © 2018 Les Films du Veilleur日本で初めて公開されたリヴェット作品である記念すべき映画『彼女たちの舞台』は、とある演劇学校に通う女性たちが巻き込まれる事件を描いたもので、現実と虚構が溶け合うミステリーでありながら、若手女優たちの鮮やかな個性が弾ける、青春映画としての一面も持つ。『彼女たちの舞台』© 1988 PIERRE GRISE PRODUCTIONS © 2017 Les Films du Veilleur3人の女性がパリを舞台に冒険に繰り出す『パリでかくれんぼ』は生き生きとしたミュージカル。ジャン=リュック・ゴダール作品をはじめ、ヌーヴェル・ヴァーグのミューズとして輝いたアンナ・カリーナが友情出演し、歌声を披露しているのも見どころ。そのほか、【ジャック・リヴェット映画祭】で上映された煌びやかなファンタジー『デュエル』と、世代を超えて愛される、色褪せることのない人気作『セリーヌとジュリーは舟でゆく』も特別に上映。女性たちが物語をつむぎ、遊び心たっぷりに、永遠の謎と終わることのない冒険を刻みつけたジャック・リヴェットの世界には多彩なエネルギーが満ちている。また、フランス文学者・中条省平(学習院大学教授)からも「あらゆる細部が、純粋な映画の快楽で私たちを魅了する」とのコメントが到着している。◆上映作品◆『地に堕ちた愛 完全版』1984年ある戯曲を改作して上演していた女優のシャルロットとエミリーは、その戯曲の作者クレマンに呼ばれ、彼の邸宅で新作を演じることを提案される。しかしラストは決まっておらず、女性の役はひとつしかない。訳の分からぬまま1週間後の本番に向けて稽古を始めるふたりだったが、屋敷のいわくありげな住人たちと生活を共にするうち、演目と現実がリンクしていることに気づき始める…。いくつもの謎が散りばめられ、役割やパートナーは絶えず入れ替わり、リアルと虚構は曖昧になる。リヴェットの遊び心と実験精神満載の愛憎劇。『彼女たちの舞台』1988年女子だけの演劇学校に通うアンナ、クロード、ジョイス、ルシアの4人組は、パリ郊外の屋敷で共同生活をおくっている。ある日、同じ演劇学校の生徒で、わけありの恋人がいるというセシルが不可解な犯罪に巻き込まれたとの噂が。同じころ、4人の彼女たちに謎めいた男がつきまとうようになって――。名キャメラマン、カロリーヌ・シャンプティエがとらえる官能的な色彩のコントラストに加え、等身大でキュートな彼女たちの衣装にインテリアと、様々なディティールも楽しく心踊る1作。演劇学校の先生役には、リヴェット作品に欠かせない名優ビュル・オジェ。『パリでかくれんぼ 完全版』1995年荷物に貼られる「こわれもの注意」の原題をもつ本作は、3人のヒロインが図書館へ、公園へ、クラブへ動きまわって、あるときはローラースケートで滑り、歌い、生き生きと舞うミュージカル。パワフルな不良少女ニノン、5年間の昏睡状態から目覚めたルイーズ、「本当の母親」を探しているイダ。そして、彼女らを結びつけるひとりの男…。『パリでかくれんぼ 完全版』アンナ・カリーナ© Pierre Grise Productions, 1995. © 2019 Les Films du Veilleur音楽も主役のひとりである本作には、クラブ歌手役でシャンソン歌手エンゾ・エンゾ、そして『修道女』以来20年ぶりのリヴェット映画への出演となる、ヌーヴェル・ヴァーグの女神アンナ・カリーナも特別出演。『セリーヌとジュリーは舟でゆく』1974年公園のベンチで魔術の本を読んでいた司書のジュリーが魔術師セリーヌと出会ったことからはじまる奇妙な冒険、そしてある殺人事件のにおい。「不思議の国のアリス」的迷宮を思わせる冒頭から始まる本作は、セリーヌ役のジュリエット・ベルトとジュリー役のドミニク・ラブリエが書き始めた台本から出発し構成された。幻想と現実の境界線を軽やかに飛び越えて自由に入れ替わる主人公たちのユーモラスなやりとりや70年代を象徴するサイケデリックな衣装も楽しく、遊び心に溢れたファンタジーの傑作にしてリヴェットの人気作。『デュエル』1976年現代のパリを舞台に、地上での生を受けるため魔法の石をめぐって太陽の女王と月の女王が対決するファンタジー。リヴェットはジェラール・ド・ネルヴァルの小説に着想を得て、ラブストーリー、犯罪劇、西部劇、ミュージカル・コメディといった内容のと称した4部作を構想し、本作はその“犯罪劇”にあたる。奇想天外なおとぎ話のような題材を挑戦的なフィルム・ノワールの要素を盛り込んで表現し、超現実的で詩的な美しさを達成した。「ジャック・リヴェット傑作選 2024」は4月19日(金)~5月9日(木)、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:セリーヌとジュリーは舟でゆく 2024年4月19日から5月9日までヒューマントラストシネマ渋⾕「ジャック・リヴェット傑作選 2024」にて公開©1974 Les Films du Losange地に堕ちた愛 完全版 2024年4月19日から5月9日までヒューマントラストシネマ渋⾕「ジャック・リヴェット傑作選 2024」にて公開© 1983 LA CECILIA © 2018 Les Films du Veilleur彼女たちの舞台 2024年4月19日から5月9日までヒューマントラストシネマ渋⾕「ジャック・リヴェット傑作選 2024」にて公開© 1988 PIERRE GRISE PRODUCTIONS © 2017 Les Films du Veilleurパリでかくれんぼ 完全版 2024年4月19日から5月9日までヒューマントラストシネマ渋⾕「ジャック・リヴェット傑作選 2024」にて公開© Pierre Grise Productions, 1995. © 2019 Les Films du Veilleurデュエル 2024年4月19日から5月9日までヒューマントラストシネマ渋⾕「ジャック・リヴェット傑作選 2024」にて公開©1976 SUNSHINE / INA.Tous droits réservés.
2024年03月25日お金が落ちれば、“持続可能な町”になれるはずです」■「ホント『恋し浜』だ、ここは」女性タレントも驚いた劇的プロポーズ小石浜漁港の最寄り駅は、三陸鉄道リアス線「恋し浜駅」。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で名を馳せた三鉄のトンネルの合間に同駅が誕生したのは’85年。当初は「小石浜駅」だった。しかしその後、町の人口は減少し、高齢化や後継者不足の問題に直面。そこでサラリーマンだった佐々木淳さん(52)が20代で父のホタテ漁を継ぎ、若手漁業者らと町の活性化を進めてきたのである。淳さんが言う。「小石浜は小さな港ですから、なんでも自分たちでアイデアを出していかなければいけません。まず’04年に養殖ホタテを『恋し浜ホタテ』としてPRを開始、’09年には三陸鉄道さんと協力して、駅名を『恋し浜駅』に改称したのです」隣で聞いていたイザベルさんが、話を引き取る。「駅に設置されているポストは『幸せを呼ぶ恋し浜ポスト』としてピンク色に塗装しました。駅に咲くバラも『恋し浜』と命名された品種です。恋し浜駅は“恋愛運アップ”や“縁結び”のパワースポットとして知られるようになり、いまでは観光スポットとして途中下車するお客さんが増えました」実は、イザベルさんも恋し浜のパワーを受けた一人なのだ。2人の出会いは大震災直後。淳さんが振り返る。「近隣に犠牲者こそ出ませんでしたが、3・11の大津波で作業場は全部流され、育てていたホタテもロープも流されて全滅状態でした。小さな漁港なので国や県の援助を待っていたら、いつまでたっても順番が回ってこないと、世界規模の民間団体に支援をお願いしました」そこで賛同してくれたのが「オールハンズ」、イザベルさんがボランティアに協力した団体だった。「オールハンズのアジア代表理事が集めてくれた寄付は個人からのものもありましたので、私は東京のイベントに出席して、現状を説明しました。それが’12年5月。イザベルもオールハンズのスタッフとして、その説明会に参加していました」その初対面の場では、イザベルさんにとって淳さんは「特に印象に残らなかった」という。彼女の中で淳さんの存在がハッキリと認識されたのは’16年、アメリカのドキュメンタリーチャンネルの記者が淳さんを取材するため、イザベルさんが通訳についた際のことだった。「その記者はろくに予習もせず、被災者の淳に失礼な質問ばかりしました。『震災から5年、被災地はもう忘れられています』とか。そんな質問に彼は嫌な顔ひとつせず、真摯に答えていました。全部をいい意味に解釈して、ポジティブに答える。それで『この人、カッコイイな』って……」だが当時、イザベルさんは東京に職場があり、淳さんは大船渡。つかず離れずのまま時間が過ぎていった。2人の関係が進展するようになったのはイザベルさんが大船渡に移住してから。地元のPRが仕事になったため、ひんぱんに淳さんと顔を合わせるように。’19年夏に放送されたテレビ番組の収録にも2人は参加した。「私が淳のお母さんといっしょにウニ剝きをする場面も撮影されました。ところが引っ越したばかりでテレビが映らなかったので、フェイスブックで《今日オンエアされるのに、テレビが入らない……》と書き込みました」そこに《いまから俺が直しに行く!》とコメントしたのが、淳さんだったのだ。「イザ(イザベルさんの愛称)が大船渡に来てから、テレビ収録の話なんかも、俺を選んで持ってきてくれている気がして。『もしかして俺に気があるんじゃないか?』と……いや確信はなかったけど。漁師の勘?まあね(笑)」そこで《いまから行く!》と駆けつけた淳さんだが、結局テレビは映らずじまい。「映らないね……」「ガッカリだね……」そのままイザベルさん宅で、2人でお酒を飲み始め、それがじつに楽しかったのだという。淳さんの母・たか子さん(76)が、こう振り返る。「イザの最初の印象は、“熱心なボランティアのガイジンさん”でした。それがそのうち淳がイザの新居に通うようになったのさ。親戚が『イザベルさんの家の前に、淳の車がよく停まってるぞ』って教えてくれてね……『なんだ、そうなってたのか!?』ってね」プロポーズはサプライズだった。’20年11月に収録したNHK『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』(放送は’21年2月)の小石浜ロケでのこと。淳さんは、出演者のタレント・大久保佳代子(52)と赤木野々花アナ(33)に頼んで、浜で淳さんとイザベルさんが語らうシーンの撮影をセッティングしてもらった。そして……。「いまは、ホタテ漁はイマイチで、コロナもあるけれど、これ以上悪くはならないはず。だからこれから、ずっと一緒にいてください!」目を白黒させるイザベルさんに、「エプズモア(結婚してください)!」。突然の求婚に彼女は「お願いします!」、日本語でハッキリと答えたのだ。そんなシーンを見届けた大久保は「追い込み漁ですね」とツッコミを入れた後、ポツリ。「ホント『恋し浜』だ、ここは」■「私の居場所はここだったんです!大船渡への移住に一切後悔はない」「淳がロープを巻き上げ、ホタテが上がってきます。こうして吊るす方法を『耳吊り』と呼んでいます」淳さんの船「権現丸」のデッキで夫婦はホタテ養殖クルーズの様子を再現してくれた。イザベルさんが運営している「恋し浜ピクニッククルーズ」は、所要時間90分、ホタテの試食も込みで料金は4千円。イザベルさんは、ほかにもさまざまな地域復興のための活動を手掛けてきた。まず’19年、移住して最初に行ったのが空手道場の立ち上げ。’22年5月には日本空手協会大船渡支部として正式に認可された。’20年にはホタテの耳吊りロープのおもり代わりに、フランス産ワインを海中で貯蔵する試みを開始。今年6月には三陸駅の駅舎を借りて、観光交流施設「ニューオキライ」をオープンした。さらに7月、“愛のパワースポット”恋し浜駅や小石浜漁港などで、婚活イベント「恋し浜♡うみコン」を初開催。「男女10人ずつが参加してくれて、なんと7組もカップルができました。まずは大船渡に興味を持ってもらい、次に来てもらって、好きになってもらって、将来は移住してもらえたら……。私もそうしたようにね」その直後の今年8月、福島第一原発の処理水放出を受け、中国の税関当局は日本産海産物の輸入の全面停止を発表。全国の漁業関係者が受ける経済的打撃が心配されているがーー。「中国による輸入停止は、日本の漁業関係者にとって大きな問題です。しかし幸いなことに、私たちの『恋し浜ホタテ』は、ほとんどすべて国内で消費されています。検査も受けていますし、間違いないものをつくっているので、これまでどおり安心して食べていただけると思います」結婚してますますアクティブになったイザベルさんを、淳さんはいま、こんなふうに思っている。「イザは、一人でも生きていける女性だと思う。だけどそんな強さがある人でも誰かは必要で、それが俺だと思います。それに俺をよくサポートしてくれるんです」忙しい夫婦にとって食卓を囲むことは大事だが、「料理は99%、イザの担当」と淳さん。「いつもフランス料理を食べています……なんて、冗談ですよ。みんなに聞かれるんで、そう答えるようにしてるんです」そんな発言からも、けっこうな亭主関白かと思いきや、地元のカフェでの取材中、そっとイザベルさんにお冷やを差し出すのは、淳さんの役割だったりする。イザベルさんの目が甘えているので、それを指摘すると、「甘える姿を見せるのは、この人だけ!」、堂々とノロけてみせた。これまでの人生最大の決断は? そう聞くと居住まいを正す。「大船渡に移住したことですね。一切後悔はない。本当に、人生でいちばんいい決断でした」それは、なぜですか?「大都会でキャリアは積んでいたけど、それがいちばんの幸せじゃないと思っていた。地域おこしをどこまでできるかわからないけれど、自然の中でリラックスできて食事もおいしい。心は落ち着くし、健康状態も、すごくいい」そんな状態を母国フランスでは「ケーキの上のチェリー」と呼ぶ。「望んでいた以上のものが、手に入るという意味の言葉です。私の居場所は、ここだったんです!」まっすぐ見つめて話す青い目は、どこまでも透き通っていた。恋し浜の海のようにーー。(取材・文:鈴木利宗)
2023年11月05日国によって異なる文化や価値観は、その違いが面白い点であると同時に、難しい点でもあります。日本在住のフランス人であるオレリアン(@bebechan_france)さんがSNSに投稿したのは、文化の違いにまつわる自身の失敗談でした。フランス人が『日本で勘違いしてしまった行動』日本人の妻と出会い、恋人として付き合い始めた当初、オレリアンさんはデートの日に贈り物をすることにしたといいます。プレゼントとして選んだのは、花束。待ち合わせ場所で『愛しの彼女』に出会った際、あふれんばかりの愛を込めた花を贈ることにしたのです。道中で、オレリアンさんは美しい色合いの花束を購入。しかし、いざ花束を渡すと、妻の表情は引きつっていたのだとか。そんな相手のリアクションを受け、「花束は演出過剰だったかな?」と思ったオレリアンさん。しかし、7年経ってから、その意味に気付きました。妻「すごく嬉しい、ありがとう!…でも、ほかの人にはあげないほうがいいかも」「相手の心を傷付けたくない」という思いから、感謝しつつもなぜか顔が引きつっていた妻。それも無理はありません。オレリアンさんが購入した『花束』は仏花だったのですから…!当時はその表情と言葉の理由が分からず、オレリアンさんは「過剰演出だったかな?」「嫉妬から『ほかの人にあげないで』といっているのかな?」と思っていたのだとか。日本での生活が長くなり、この国の文化を知るとともに、自分の行動のどこが間違っていたのかを理解するようになったといいます。投稿は拡散され、オレリアンさんの失敗談に笑う人が続出。また、同様の勘違いをした外国人は少なくないようで、『仏花をもらった側の日本人』から共感する声も上がっています。・うちの夫も外国人なので、同じ勘違いをしてた!普通の花束だと思っちゃうよね。・昔、外国人の恋人が白い菊の花束を渡してきて、つい大爆笑したのを思い出した!・自分は、仏花でプロポーズをされました。快く受け取りました!「仏花を渡してしまいました。仏人だけに」とジョークを交えて失敗談を披露した、オレリアンさん。ハートフルでかわいらしいエピソードは、ネットを通して多くの人を笑顔にしてくれました![文・構成/grape編集部]
2023年08月28日7月31日、実業家の“ホリエモン”こと堀江貴文氏(50)が、自身のYouTubeチャンネルを更新。自民党女性局のフランス研修に寄せられている批判に関する私見を明かした。女性局長の松川るい参院議員(52)や今井絵理子参院議員(39)など自民党の女性局員38人は、7月下旬からフランスを訪問。今井議員のX(元Twitter)によると、今回の訪問の目的は《フランスの少子化対策や子育て支援などの視察や意見交換》だという。しかし、松井議員がX(元Twitter)上にエッフェル塔の前でポーズをとった写真をアップしたことや、広瀬めぐみ参議院議員(57)が食べた料理などを投稿していたため、「浮かれすぎ」「38人も必要?」「修学旅行」「遊びに行っただけ」などの批判が相次いでいた。堀江氏は動画内で、今回の研修に対して、“フランスの少子化対策などについては、リモートやネットで調べればよく、わざわざ現地を訪れる必要はないのでは?”との指摘があがっていると紹介。この点については、「僕は最近食のビジネスをたくさん手掛けていて、海外良くいったりとかしてますけど、やっぱり行くのと机上で勉強するのは全然違いますね」と、現地を訪れることの意味を肯定した。くわえて、「そんな大人数で行く必要ねえんじゃねぇかというお話もありましたけど、僕は行くこと自体は非常にポジティブだし、そういった人たちと会う事、外国人の人、普段触れ合わない人達と触れ合うこと自体は大きな成果だと思いますので、行くこと自体は全然否定しない」と、海外研修を責めることに対し懐疑的な姿勢を示した。さらに堀江氏は、“わかりやすい形でレポートを出せ”、“成果を国民に示せ”という意見が上がっていることについて「僕みたいに毎日毎日アウトプットしているわけではない人たちがいきなりアウトプットしろ、国民全員が納得するようなレポートをすぐに出せ!っていうのも変な話だと思う」とコメント。「これからの国政、政治活動のなかでそういったものをアウトプットしていけばいいと思う。“フランスまで行ったのに全然ダメじゃねぇかこの議員っていったら、次選挙で落とせばいいわけだし。そこまで、文句言う話ではないんじゃないかなと思ったんです」と、今回の研修の成果はこれらからの国政で示すものだとの認識を示した。そのうえで、今回の炎上について「国民感情に配慮しろとか、また貧乏くさいことをいっているわけですよ。そりゃあ、みんな貧しくなっていると。そういうなかで、何だお前外遊かよ、フランスかよ、みたいな。なんかもう単なる嫉妬なんだよこれ」とばっさり。「別に嫉妬をするなとは言わないですけど、黙って文句言っていればいいんじゃないの、次の選挙で落とせばいいんじゃないの。SNSでいちいち写真晒してこのバカ女性議員がっていうのはそれはちょっと違う話かなと思います」とSNS上での炎上を批判した。また、堀江氏はこのような炎上が将来の国政に及ぼす影響も懸念しているという。「議員の活動が委縮するという話にもなりかねないし、僕はそれよりもなによりもこんなことくらいで批判されて炎上されてつるし上げられるのかとおもって”あ~やっぱり議員なんかなりたくないな”と思った人すごい多いと思うんですよ。特に若い女性とかで、がんばって政治活動やろうと思っている人たちがこんなことでつるし上げられるんだったら、議員になったらSNSで個人的にハワイ旅行行くだけでも書かれるのかなとか思っちゃうじゃん?」
2023年07月31日フランスで10週連続トップ10入りのロングランヒット、240万人を動員し2022年国内映画の年間興行成績No.1の記録を打ち立てた映画『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』。本作で描かれるのは、女性の権利のために闘い続け、フランス人に最も敬愛された女性政治家シモーヌ・ヴェイユ。その功績は劇中でも語られている。新聞の人気ランキングでは俳優やコメディアンに並んで上位ランキング入り、亡くなった際には国中がその死を悲しみ、国葬が執り行われ、偉人たちの眠るパンテオンへ合祀されたシモーヌ・ヴェイユ。なぜ、彼女はそれほどまでにフランス国民に敬われ愛されたのか。本作ではシモーヌがひとつひとつ勝ち取った闘いと功績の数々が描かれている。■「大切なのは尊厳を守ること」1957年、シモーヌが刑務所の管理を担う司法官のとき。「女性は刑務所内に連れていけない」と所長らに妨害されても、不衛生な環境の改善、診療所や図書館の設置に奔走し、囚人たちの精神と健康を守った。また、当時フランス領だったアルジェリアの独立運動で収容された女性テロリストたちを、人間扱いされず拷問を受けている極悪なアルジェリアの刑務所からパリの刑務所に移送した。■「喜んで中絶する女性はいません。中絶が悲劇だと確信するには、女性に聞けば十分です」最も知られているのが、1974年、保健大臣として実現した人工妊娠中絶の合法化。合法化される以前は中絶は犯罪とされ、国外や闇での違法手術による被害者は年間30万人にも及んだ。男性ばかりの国会では反対意見が大半を占め、アウシュヴィッツの生存者であるシモーヌには「人体解剖を行ったナチスの医師と同じだ」などと酷い言葉を投げた者も。シモーヌは怯まず、レイプによる被害者や若いシングルマザーの窮状を訴え、情勢をひっくり返し、後に彼女の名前を冠してヴェイユ法と呼ばれる中絶法を勝ち取った。■「皆 選挙に勝つことに必死になりすぎて当選すると目的を忘れる。私は違うわ。政治家じゃないもの」1979年、欧州議会選挙に出馬し、女性初の欧州議会議長に就任。理事部の大半が男性で、猛反対を浴びるも「女性の権利委員会」の設置を実現。■「人類にとって苦難の世紀だからこそ、エイズは人道的に対応すべきです」1994年、再び保健大臣に任命されたシモーヌは、訪れたブルッセ病院で周囲の反対を押し切り、エイズ患者と2人きりで話して彼らの不遇な扱いを知りショックを受け、その後、国連でのエイズサミット開催にこぎつけた。また、映画では描かれていないが、シモーヌは再び保健大臣に就任した際、無痛分娩を含む出産費用を無償にし、女性の妊娠による経済的負担を軽減。1990年代に本格的に少子化問題に取り組んだフランスは出生率の低下を反転し、EU内で最も高い出生率を誇る。『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』は7月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月09日2022年フランス国内映画年間興行成績1位の話題作『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』が、7月28日(金)より公開されることが決定。日本版ビジュアルと予告編が解禁された。1974年パリ、カトリック人口が多数を占め、さらに男性議員ばかりのフランス国会で、シモーヌ・ヴェイユ(エルザ・ジルベルスタイン)はレイプによる悲劇や違法な中絶手術の危険性、若いシングルマザーの現状を提示して「喜んで中絶する女性はいません。中絶が悲劇だと確信するには、女性に聞けば十分です」と圧倒的反対意見をはねのけ、後に彼女の名前を冠してヴェイユ法と呼ばれる中絶法を勝ち取った。1979年には女性初の欧州議会議長に選出され、大半が男性である理事たちの猛反対の中で、「女性の権利委員会」の設置を実現。女性だけではなく、移民やエイズ患者、刑務所の囚人など弱き者たちの人権のために奮闘。「フランス人に最も敬愛された女性政治家」と呼ばれた彼女のその信念を貫く不屈の意志は、かつてアウシュビッツ収容所に送られ、“死の行進”、両親と兄の死を経て、それでも生き抜いた壮絶な体験に培われたものだった…。『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』に続き世紀の女性を描く3部作の渾身のラストとしてオリヴィエ・ダアン監督が完成させた本作は、公開初週No.1に躍り出た後10週連続トップ10入りのロングランヒット、240万人を動員し2022年フランス国内映画の年間興行成績No.1の記録を樹立した。シモーヌが2017年に89歳でその生涯を閉じた際には、国中が死去のニュース一色に。国葬が執り行われ、シモーヌはキュリー夫人などの偉人たちが眠るパンテオンに5人目の女性として合祀された。本作のヒットによって、彼女がいまも国民に敬愛されている存在であることが証明された。解禁された予告編では、家庭に入り学業を断念した母が幼いシモーヌに「勉強して自立しなさい。女性も働かないと」と言い聞かせる場面から始まり、16歳で家族とともにアウシュビッツ強制収容所に送られ壮絶な体験を強いられた記憶が描かれている。生き延びたシモーヌは結婚し子育てをしながらパリ政治学院を卒業し、周囲に反対されながら、男性優位社会の中でキャリアを積んで司法官となり、劣悪な刑務所内の環境や囚人たちの待遇の改善に奔走する。やがて政界入りし保健大臣となった彼女が、反対派多数の中、中絶法成立のために闘う姿、欧州議会で弁舌を振るう姿が次々と映し出され、シモーヌの誇り高き不屈の人生が垣間見える予告編となっている。主演のエルザ・ジルベルスタインはシモーヌを演じるにあたり、8kg増量して本作に臨んだ。その威厳ある演技はもちろん、ファッションも愛したというシモーヌ・ヴェイユのスタイリッシュな衣装も見逃せない。当時を再現した豪華な美術にも注目だ。併せて解禁となったビジュアルは、シモーヌがフランスから強制収容されたユダヤ人の名前が刻まれた「Wall of Names」を見つめる姿を切り取った場面写真からデザインされた。トリコロールの色調がシモーヌを包み込み、「世界を変えた、崇高なる不屈の魂」というキャッチコピーが添えられている。『シモーヌ フランスに最も愛された政治家』は7月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2023年04月25日しばひろ(@hirokokokoron)さんは、フランス人のパートナーであるガイックさんと、2人の間に生まれた息子さんと、フランスで生活をしています。ある日、息子さんを抱っこして外出をした際、前からベビーカーに乗った子供とその母親がやってきたそうです。子供は、息子さんに気付くと…。先輩べべ pic.twitter.com/li90F0JTla — しばひろ (@hirokokokoron) February 26, 2023 子供は興奮した様子で、息子さんを指差しし、「彼は赤ちゃん!」とフランス語でいっていたそうです。その子供も、息子さんよりは大きいものの、ベビーカーに乗るくらいまだ幼い『赤ちゃん』であることは変わりありません。心の中で思わず「あなたも、赤ちゃん」とつぶやいた、しばひろさんなのでした。投稿には共感の声が相次いでいます。・分かる~!うちの子もいろんな子を指差して「赤ちゃん」っていってます。・8歳児がうちの子に「やっぱり子供はかわいい」っていっていて、「あなたもかわいいよ」と思いました。・尊いです。『君も赤ちゃんだよ現象』は全世界共通なんですね。自分自身もまだ幼いのに、自分よりも小さな子供を「かわいい」と感じる純心な気持ちが、なんともほほ笑ましいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月28日国や地域によって、食文化は異なるもの。海外を訪れると、ほとんどの人が食事の時にその違いを実感します。だからこそ、人は生まれ育った地域の食文化を『ふるさとの味』と呼ぶのでしょう。しばひろ(@hirokokokoron)さんは、フランス人のパートナーであるガイックさんと、その子供とともにフランスで生活しています。『美食の国』と呼ばれるほどグルメに定評のあるフランスに住むしばひろさんですが、日本のある食べ物で涙を流すほどの感動を覚えたのだとか。もっと大切に食べてよ pic.twitter.com/2RLnROXDRo — しばひろ (@hirokokokoron) January 20, 2023 しばひろさんが感動したのは、日本から送ってもらった、煎餅の『歌舞伎揚』!株式会社天乃屋が販売する『歌舞伎揚』は、日本では有名な歴史あるお菓子ですが、海外ではなかなか手に入れることができません。『ふるさとの味』を口にして感動するしばひろさん…を横目に、ガイックさんは「ふーん、おいしいじゃん」というかのように、遠慮なく口に放り込むのでした…!しばひろさんとガイックさんのやり取りに対し、海外で暮らした経験のある人を中心に、共感する声が続々と寄せられました。・海外で暮らしていた時、本当に日本の味が恋しいと思ったなあ。・分かる!我が家は奪われないように隠しています…!・我が家かな?夫に「もっと味をかみしめるように食べろ!」って思うもん。『歌舞伎揚』のおいしさをよく知っている日本人からは、「ガイックさん、やみつきになるから気を付けろ!」と忠告する声も。今後、しばひろさんの元に『歌舞伎揚』が届いたら、2人の間で奪い合いが発生してしまうかもしれません…![文・構成/grape編集部]
2023年01月22日■冷えた体を温める「ヴァン・ショー(Vin chaud)」寒い冬でもパリのカフェはテラス席が人気。ストーブが置かれていて暖かく、他の季節とは異なる気分を味わえます。しっとりと流れるような時間の中で、パリジェンヌたちのおしゃべりは尽きません。テーブルの上には、たっぷりのカフェクレームやショコラ・ショー、そしてヴァン・ショーなど。特にヴァン・ショーは、体を温めてくれる冬の人気メニュー。カフェによって入っているものは若干異なるものの、基本的にはオレンジやリンゴを加えて、スパイスを効かせたものが多いように思います。家庭でも作られることが多いヴァン・ショーですが、私の友人はマルシェのスタンドや、スキー場で飲むこともあるそう。確かに寒い日に屋台で飲むヴァン・ショーは格別。ワインの入った大きな鍋からは、フルーツとスパイスの香りが漂います。透明のプラスティック製のカップに注がれた1杯は、熱すぎるくらいなのですが、両手で抱えて甘く香る湯気を吸い込むと幸せな気分に。■美容にも⁉ 体にうれしいスパイスたちヴァン・ショーに入っているスパイスは、健康や美容はもちろん、風邪予防にも効果的です。・シナモン:血流促進作用、抗菌・防腐作用、むくみを予防する(※1)・アニス:高血圧の予防、便秘解消、疲労回復(※2)・黒粒こしょう:冷えの改善、栄養の吸収促進、食欲増進(※3)・クローブ:胃の健康を保つ、口臭を予防する(※4)などがあります。今回は、家庭で簡単に作ることができるヴァン・ショーのレシピをお届けします。■ヴァン・ショーの作り方材料(6杯分)・赤ワイン 750ml・砂糖 125g・オレンジ 2個・黒粒こしょう 10粒・シナモンスティック 2本・クローブ 3個・スターアニス 1個作り方1.鍋に赤ワインを注ぎ、スターアニスを加えて火にかけます2.オレンジは皮をむいておきます(皮を使用)3.1に砂糖・シナモンスティック・クローブ・黒粒こしょう・オレンジの皮を加えます4.弱火で約20分火にかけ、ざるで濾したらできあがりオレンジの輪切りを加えると、よりフルーティな味わいを楽しめます。カフェでいただくヴァン・ショーも良いですが、部屋でくつろぎながら飲むひとときも最高。風邪気味で喉に違和感があるときは、ハチミツを適量加えるのがおすすめです。寝る前に飲むと、体が温まるので安眠にもつながりますよ。■白ワインでつくるヴァン・ショーヴァン・ショーといえば赤ワインが定番ですが、フランスのアルザス地方では、白ワインの生産量が全体の約9割を占めるため、「ヴァン・ショー・ブラン(白のホットワイン)」が有名です。フルーティで甘みが強く、飲むとほっこりとした気分になります。材料(6杯分)・白ワイン(甘口)750ml・水 150cc・砂糖 80g・オレンジ 1/3個・レモン 1/3個・スターアニス 1個・クローブ 1個・シナモンスティック 1本・ナツメグ 適量作り方1.レモンとオレンジは皮をむき、薄切りに2.鍋に白ワインと水を注ぎ、レモン・オレンジ・スパイスを加えます3.沸騰させないように注意しながら、約10分間、火にかけます4.砂糖を加えて、さらに5分ほど火にかけたらできあがり■リーズナブルなワインもヴァン・ショーでおいしくなるリーズナブルなワインで作ってもおいしく仕上がるヴァン・ショー。赤ワインに含まれるポリフェノールは、シミやシワに働きかけてくれますし、白ワインにはカリウムが豊富に含まれているので、むくみ解消効果が期待できます。冬の夜はヴァン・ショーを片手に、心も体も十分に温めてくださいね。※ この記事は2018年2月21日に公開されたものです。
2022年11月11日重厚感とモダンさを兼ね備えた上質な空間日本とフランスの食材が見事に融合落ち着いた個室で極上のワインを重厚感とモダンさを兼ね備えた上質な空間【フランス料理 レ セゾン】は帝国ホテルが誇るメインダイニングJR有楽町駅から徒歩5分の地に立つ、帝国ホテル。超一流のレストランが集うホテル内で、随一の品格を誇るメインダイニングが【フランス料理 レ セゾン】です。フランスの伝統に日本らしさを取り入れた、現代のフランス料理が味わえる至福の空間。大切な人との語らいや、素敵な思い出を紡ぐ場にふさわしいお店です。さまざまなシーンを華やかに演出するモダンな店内2005年にフランソワ・ル・グリによって内装が一新され、上品な華やかさが光る洗練された空間に。重厚感とモダンさを兼ね備えながらもリラックスできる雰囲気は、接待や記念日など、どんなシーンでも間違いなく特別な時間を演出してくれます。日本とフランスの食材が見事に融合フランス・シャンパーニュ地方の三つ星レストラン【レ クレイエール】で料理長を務めたティエリー・ヴォワザン氏が来日し、2005年から【フランス料理 レ セゾン】のシェフに就任。クラシックなレシピをもとに、日本ならではの季節感や食材を融合させ、ここでしか味わえない新しいフランス料理を生み出しています。その中から、【フランス料理 レ セゾン】を代表する3品をご紹介します!『鱧とジロール すだち』日本の食材・ハモを使った新感覚の一皿『鱧とジロール すだち』フランス料理のクラシックな組み合わせ“魚ときのこ”を、日本ならではの食材・ハモで表現した一皿。ハモは日本料理同様に骨切りし、皮目から焼いてふっくらと仕上げています。ハモときのこのだしをベースに、すだちの果汁を加えたほどよい酸味のソースとのハーモニーも絶妙です。(※季節により提供のない時期があります)『トリュフのパイ包み焼き』ナイフを入れた瞬間立ち上る香りがたまらない『トリュフのパイ包み焼き』シェフのヴォワザン氏が師事したフランスの三つ星シェフ、ジェラール・ボワイエ氏直伝の贅沢な一品。フォアグラを塗ったトリュフを丸ごとパイで包み、軽く焼き上げています。黒トリュフをたっぷり加えたソースペリグーとともにいただくと、さらに幸せな気分になれるでしょう。ぜひ、アラカルトでご注文を。『マスのアラミニッツ』富士のマスを使ったオリジナルメニュー『マスのアラミニッツ』フランス・シャンパーニュ地方の三つ星レストラン【レ クレイエール】のスペシャリテ、『スモークサーモンのアラミニッツ』を日本風にアレンジ。サーモンを富士のマスに置き換え、1分ほどさっと燻してスモークし、キャビアクリーム、みかんのチャツネ、クミンのビネグレッドを添えました。(※季節により提供のない時期があります)落ち着いた個室で極上のワインを13カ国600種類のワインを最高の状態で提供600種のワインのうち、422種がフランス産。なかでも87銘柄から選べる、シャンパーニュの品揃えは圧巻です。ワインに詳しくなくても、ソムリエが料理や好みに合うワインを提案してくれるのでご安心を。グラス一杯から頼めるので、気軽に相談してください。どんなシーンでも安心して使える個室も完備より落ち着いて食事を楽しめるよう、2~12人まで利用できる個室を完備。通常のコースメニューはもちろん、杉本東京料理長が一日一組をもてなすオートクチュールコース「アンティミテ」も開催されます。家族のお祝い事や、大切な接待などにもオススメです。店名が示す通り、季節感を大切にしている【フランス料理 レ セゾン】。季節ごとの素材がもつおいしさを最大限に引き出すため、トリュフなどフランスから取り寄せるものもあれば、日本ならではの食材を用いることも。600種類を超えるワインと合わせ、これぞフランス料理という極上の味を、存分に堪能してください。料理人プロフィール:ティエリー・ヴォワザンさんフランス・シャンパーニュ地方の名店【ボワイエ・レ・クレイエール】のオーナー、ジェラール・ボワイエ氏に師事し、その後【レ クレイエール】のシェフに就任。2005年1月より、帝国ホテル 東京【フランス料理 レセゾン】のシェフを務める。食材の四季を大切にし、卓越したセンスで織り成す料理は高い評価を得ている。フランス料理レセゾン【エリア】新橋/汐留【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】8500円【ディナー平均予算】21000円【アクセス】有楽町駅 徒歩5分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2022年04月14日グルメイベント「2022 伊勢丹フランス展」が、2022年4月6日(水)から4月11日(月)まで、伊勢丹新宿店 本館6階 催物場にて限定開催される。フランスのおいしいグルメ集結「伊勢丹フランス展」「伊勢丹フランス展」は、フランスのおいしいパンやスイーツが勢ぞろいするグルメイベント。産地の個性が楽しめるワインや、手土産にもぴったりな焼き菓子、自宅ごはんをレベルアップさせてくれる調味料など、フランスの魅力がいっぱい詰まったアイテムが展開される。イートインで味わう出来立てスイーツ中でもイチオシは、会場でしか味わえないイートインの出来立てグルメ。イートインコーナーには、<ラボラトワール ローブ ショウコ ヒラセ><エンメ><スフレ コウジ オオサワ><セイスト>の店舗が参加し、各店自慢のデザートを提案する。<ラボラトワールローブ ショウコ ヒラセ>の「柑橘とハーブのバシュラン」は、ハーブソルベと軽やかな味わいのクレームダンジュを合わせたデザート。さまざまな柑橘を散りばめることで、風味豊かに仕上げている。<スフレ コウジ オオサワ>からは、山椒でアクセントを効かせた「山椒とショコラのスフ」が登場。ショコラのソースや実山椒のエスプーマなどを添えているので、自分好みに“味変”して楽しめる。日本初上陸<ミトロンベーカリー>のレモンパネトーネまた、販売コーナーでは、日本初上陸スイーツを含む、こだわりのメニューを展開。ミシュラン3つ星のレストラン「ミラズール」が手掛ける、ミトロンベーカリーの「レモンパネトーネ」は、中でも日本初登場の注目品。上質なレモンピールを贅沢に練り込んで焼き上げた、“しっとりふわふわ”の焼き菓子・パネトーネは、一度味わうとやみつきに。店舗を持たない<セイスト>のクッキー缶店舗を持たないチョコレートブランドと知られる<セイスト>からは、アマゾンカカオ、フランス産小麦、マダガスカル産のバニラなど、厳選食材を使用した「クッキー缶」が数量限定で発売される。他にも、<レ・ジニシエ>のパンやフランス菓子、<セイスト>と日本酒ブランド・鷹の目(TAKANOME)がコラボレーションしたボンボンショコラや和テイストパフェなどがラインナップする。【詳細】「2022 伊勢丹フランス展」開催期間:2022年4月6日(水)~4月11日(月) 10:00~20:00※イートイン営業時間:10:30~、イートインラストオーダー 各⽇終了30分前。※最終日18:00終了。会場:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場住所:東京都新宿区新宿3-14-1<メニュー例>■イートイン「サロン・デュ・デセール」・<ラボラトワールローブ ショウコ ヒラセ>柑橘とハーブのバシュラン 各日30点限り1,870円・<スフレ コウジ オオサワ>山椒とショコラのスフレ 各日40点限り2,420円※4月6日(水)〜4月8日(金)・<セイスト×鷹の目>苺とTAKANOME 4,400円※2022年4月9日(土)~11日(月)■販売アイテム・<ミトロンベーカリー>レモンパネトーネ 100点限り 9,396円・<セイスト>Journey 200点限り 3,240円※4月6日(水)〜4月8日(金)
2022年04月04日フランス人の男子大学生とLINEでやり取りをしている、うえはらけいた(@ueharakeita)さん。うえはらさんは、この大学生と日本語でやりとりを行っています。大学生は、日本語の勉強に熱心なようで、礼儀正しい言葉を使い、うえはらさんと会話をしていました。ある日、この大学生から「日本語をもっと勉強したいので、日常的な言葉でもいいですか」と提案が。うえはらさんが、「いいよ!」と提案を快諾すると…。フランス人の男子大学生(フランス在住)と日本語でLINEしてるんだけど「日本語の勉強したいので、もう少し日常的な話し言葉でもいいですか」って言われて「いいよ!」って返したら、それ以降めちゃフランクになった pic.twitter.com/aYnXEl4VsY — うえはらけいた|漫画家 (@ueharakeita) March 30, 2022 大学生は、「うえはら、元気?」と、親友に声をかけるような言葉で、話しかけてくれたのです!その後も、大学生はフランクな言葉で会話を続けてくれているとのこと。クスッと笑ってしまう、大学生のメッセージにさまざまな声が寄せられています。・なんか、心をわしづかみにされた!すごく嬉しいですね!・日本語って、敬語から友達同士の会話まで、かなり細かいグラデーションがあるんだなと改めて思った!・笑った!『友達』と『知り合い』の間の微妙なニュアンスって、確かに難しいよな。・漢字も正しく使っていて、純粋にすごいわ。勉強する姿勢に尊敬!ちなみに、その後「けいたでいいよ!」と伝えた、うえはらさん。大学生は「けいた」と名前で呼んでくれるようになったそうです。うえはらさんとのやりとりによって、大学生の日本語力はメキメキと上がっていくでしょうね![文・構成/grape編集部]
2022年04月01日4月6日~4月11日 、「2022 伊勢丹フランス展」を開催します。パティシエによるアシェットデセールの競演。世界で活躍する日本人によるフレンチやパン。ご自宅での食事やおやつの時間を格上げしてくれる惣菜や食材、調味料、お菓子、産地の個性が楽しめるワイン。そしてお洒落な生活雑貨たち。この春もフランスの魅力がいっぱいの一週間がやってきます。「2022 伊勢丹フランス展」一般会期:4月6日(水)~4月11日(月) 各日午前10時~午後8時[最終日午後6時終了]イートイン営業時間:午前10時30分~ イートインラストオーダー:各日終了30分前会場:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場目の前で作られる芸術的皿盛りデザート「アシェットデセール」を愉しめる大型集合イートイン「サロン・デュ・デセール」<ラボラトワール ローブ ショウコ ヒラセ>、<エンメ>、<スフレ コウジ オオサワ>(4月6日(水)~4月8日(金))、<セイスト>(4月9日(土)~4月11日(月))、大人気の4店のアシェットデセールやパフェが競演する集合イートインが初登場。フルオープンキッチンでのパティシエたちの技にも魅了されます。■<ラボラトワール ローブ ショウコ ヒラセ>【イートイン】<ラボラトワールローブ ショウコ ヒラセ>柑橘とハーブのバシュラン 各日30点限り 1,870円(1人前/日本製)メレンゲのカップの中には、清々しく豊かな香りのハーブソルベと、軽やかな味わいのクレームダンジュを合わせました。オレンジワインの2種類のジュレと、旬のさまざまな柑橘を散りばめた、爽やかな味わいの一品です。■4月6日(水)~4月8日(金)限定<スフレ コウジ オオサワ>【イートイン】<スフレ コウジ オオサワ>山椒とショコラのスフレ 各日40点限り 2,420円(1人前/日本製)ショコラのスフレに山椒を加え、アクセントのある味に仕上げました。ショコラのソースやアングレーズソース、実山椒のエスプーマで、いろいろな味の変化を。花わさびのアイスとともに。フランス・ボルドーで活躍する実力派シェフの技が光るイートイン<レクスキ>ボルドーワインとともに、和の要素を取り入れたフランス料理と、世界に誇る日本のサービス「おもてなし」を提供している<レクスキ>のイートインが登場します。【イートイン】<レクスキ>「ボルドーの春を味わう」レクスキシェフおすすめコース 5,500円(前菜:白アスパラとコンテチーズのパートブリック包み、メイン:バザス牛サーロインステーキ フリットメゾン/1人前/日本製)フランス・ボルドーで活躍する実力派シェフの技が光るスペシャルコース。ボルドーの豊かな食材の魅力を余すところなく引き出した料理を会場で再現。本場ボルドーの味をご堪能いただけます。フランスで活躍するパティシエールとブーランジェのパンやフランス伝統菓子 <レ・ジニシエ>品田麻衣×<Mei Narusawa>成澤芽衣フランスで活躍するパティシエ・品田麻衣氏とブーランジェ・成澤芽衣氏が、フランスで出会ったことをきっかけに誕生した<レ・ジニシエ>。2017年、フランスで最も権威のあるバゲットトラディションコンクールで、日本人として、また女性として、初優勝を飾った成澤氏のレシピを忠実に再現し、品田氏がていねいに粉から仕込み、焼き上げています。<レ・ジニシエ>×<Mei Narusawa>上:バゲットトラディション 各日200点限り 371円(1個/日本製)左:クロワッサン・オ・ブール 各日100点限り 368円(1個/日本製)右:サンドイッチ・ジャンボン・カマンベール・アブリコ 各日30点限り 1,210円(1個/日本製)2017年フランスのバゲットトラディションコンクールで優勝したレシピそのままに、小麦・塩・水などのすべての材料をフランス産にこだわり、伝統的な製法で作っている「バゲットトラディション」に、ノルマンディ製の香り高いバターをたっぷり使用し、幾重にも折り込んだ「クロワッサン・オ・ブール」。フランス産小麦100%使用のバゲットに、カマンベールチーズ、御茶ノ水のワインビストロ「レピック」の佐藤紘子シェフ特製ロースハムを挟み、アクセントにドライアプリコットを入れて、優しい味に仕上げた「サンドイッチ・ジャンボン・カマンベール・アブリコ」。品田氏と成澤氏のお互いを信頼し、深いリスペクトから生まれた美味しさです。<ミトロンベーカリー>の日本初上陸のレモンパネトーネイタリアとフランスの国境に位置する、レモンが名産のコートダジュールの小さな町マントンにあるレストラン「Mirazur(ミラズール)」。世界各国のガストロノミストたちが世界最高峰と称賛するレストランで、フランス版「ミシュラン2019」で三つ星、2019年版「世界のベストレストラン50」で1位、2020年版「世界のベストシェフ100」で1位と、世界のガストロノミー界の三冠を獲得。2019年~2020年に行われた「COOK JAPAN PROJECT」にも参加。<ミトロンベーカリー>は、その「ミラズール」が2020年にオープンしたベーカリーです。<ミトロンベーカリー>レモンパネトーネ 100点限り 9,396円(500g/フランス製)<ミトロンベーカリー>のシェフブーランジェ・福田大輔氏が、2021年フランスパネトーネ選手権クリエイティブ部門で優勝した際の受賞作品。新鮮で上質なレモンピールを贅沢に使用した、爽やかな味わいのレモンコンフィをふんだんに練り込んだ、しっとりふわふわのパネトーネです。店舗を持たないチョコレートブランド<セイスト>のクッキー缶世界大会優勝ショコラティエで、アルノーラエール日本初出展店舗のシェフを務めた瀧島誠士氏が2021年に立ち上げた店舗を持たないブランド<セイスト>。日本の食材にフォーカスした風味豊かなショコラをお届けしています。<セイスト>Journey 200点限り 3,240円(日本製) ※4月6日(水)~4月8日(金)限りの販売※4月9日(土)~4月11日(月)はイートイン出店になります。奇をてらわずに美味しさを突き詰めたクッキーは、静岡の朝霧乳業で大切に作られたバターをはじめ、風味豊かなアマゾンカカオ、フランス産小麦、マダガスカル産のバニラなど、選びぬいた食材を使い、丁寧に作りあげています。会場では、ワイン銘醸地の多彩なワインも豊富にご紹介いたします。また、ソムリエによるワインセミナー(有料/予約制)や 毎日異なるテーマで楽しめるバーカウンターご用意。日替わりで地方ごとのワインが楽しめる有料試飲バーで、産地ごとの個性を存分に味わっていただけます。特設サイトで詳細をチェック!※価格はすべて税込です。※イベントの内容は、都合により変更または中止となる場合がございます。予めご了承ください。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年03月31日企画上映「フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡」が2022年3月15日(火)から3月27日(日)まで東京・国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZUにて開催される。120年以上にわたるフランス女性監督の歴史を辿る上映イベント企画上映「フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡」は、28作品(14プログラム)で120年以上にわたるフランス女性監督の歴史を辿る上映イベント。映画最初期の監督であるアリス・ギイが発表した『催眠術師の家で』や、ジャクリーヌ・オードリーが女性の同性愛を正面から描いた『オリヴィア』、ヌーヴェルヴァーグの先駆となったアニエス・ヴァルダの代表作『冬の旅』、『燃ゆる女の肖像』などで知られる注目監督のひとりセリーヌ・シアマの『ガールフッド』、ソフィー・ルトゥルヌールによる『奥様は妊娠中』などが上映される。また、フランス・サイレント映画期を代表する“スター”ミュジドラが監督・主演した『ドン・カルロスのために』や『太陽と影』、フランソワ・トリュフォーによる映画など数多くの作品で主演を務めたジャンヌ・モローの監督作『ジャンヌ・モローの思春期』など、スターとしても活躍した女性監督たちの作品も登場。シューベルトの有名歌曲『魔王』を映画化した作品もさらに、ゲーテの詩をもとにしたシューベルトの有名歌曲『魔王』を、マリー=ルイズ・イリブが映画化した『魔王』など、魅力的な音楽が彩りを添えるフランス映画も鑑賞できる。サイレント映画の生伴奏付上映やトークも開催なお、期間中は、サイレント映画の生伴奏付上映やトークも開催。シネマテーク・フランセーズが復元したサイレント映画『スペインの祭』と『太陽と影』では、湯浅ジョウイチと鈴木真紀子による生伴奏を楽しめる。【詳細】企画上映「フランス映画を作った女性監督たち――放浪と抵抗の軌跡」開催期間:2022年3月15日(火)~3月27日(日)会期中の休館日:月曜日会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU[2階]住所:東京都中央区京橋3-7-6■前売指定席券発売日:2022年3月8日(火)以降、毎週火曜日10:00より、チケットぴあにて翌週(火~日)上映回の前売指定席券(全席指定席)を販売。[Pコード:551-949]料金:一般 520円、高校・大学生・65歳以上 310円、小・中学生 100円、障害者(付添者は原則1名まで)・国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ・未就学児 無料料金(生伴奏付上映):一般 1,050円、高校・大学生・65歳以上 840円、小・中学生 600円、障害者(付添者は原則1名まで)・未就学児 無料(※手数料のみかかる)、キャンパスメンバーズ 教職員 500円、キャンパスメンバーズ 学生 400円※前売指定席券のみ販売。会場でのチケットの販売はなし。※障害者(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズも入場には前売指定席券が必要。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年03月17日フランス女性、パリジェンヌの髪型を見ていて素敵だなと感じるのはその無造作感。それは朝起きて、手ぐしでサッととかしただけのようなスタイルです。ボサボサといってしまえばそれまでなのですが、それが魅力的に見えてしまうのは不思議ですよね。日本人は基本的にきちんとセットする人が多いですが、最近ではフランス女性のようなニュアンスヘアにする方法を紹介する記事も見かけますし、ヘアサロンではそれを叶えてくれることも。ほぼ何もしていないといえる無造作ヘアでさえ、憧れの髪型となっているのです。■フランス女性、パリジェンヌの髪のいたわり方とは?「フランス人はあまり髪を洗わない」と聞いたことはありませんか? 実際多くの女性が週に2~3回の洗髪です。理由は「硬水」にあり。この水で毎日髪を洗っていると、頭皮や髪にダメージを与えてしまうことに。また、空気が乾燥していることも、髪に悪影響を及ぼす原因となります。そのため、髪を洗ったときもドライヤーをかけることはなく、タオルドライをして自然乾燥というパターンが多いようですね。私がフランスで過ごすときは、ほぼ2日に1度の洗髪です。しかし、汗をかきやすい夏は毎日のように洗いますし、必ずドライヤーで髪を乾かします。髪にごわつきを感じたときは、肌や髪を保護してくれる美容オイルを馴染ませます。フランスではファーマシーで気軽に買えるニュクスの「プロディジュー オイル」が人気。さらりとしたテクスチャーで香りが良く、髪もきれいにまとまるのでおすすめです。■若いフランス女性の髪型はシニヨンが旬!若いフランス女性の間でよく見かける髪型といえば「シニヨンヘア」。10年ほど前はセンターパートや、ヘアクリップで無造作にまとめたようなスタイルにフランスらしさを感じ、よく真似たものでした。昨年フランスでバスに乗っていると、隣にセミロングヘアの学生らしき女性が座っていました。しばらくすると彼女は手首にはめていたヘアゴムひとつで、くるりとシニヨンヘアを作ったのです。あまりにも手早く簡単に仕上げていくので、思わず見惚れてしまったほど。そして、そのヘアゴムがピンク色だったのも印象的でした。それ以来、ヘアゴムの色にも注目するようになりました。若い女性たちはカラフルな色のゴムを使用していることが多く、それがさりげなくヘアスタイルのアクセントに。日本のヘアアレンジでは「ゴムを見えないようにする方法」が取り上げられることが多いですが、それをしないシンプルさもおしゃれだなと思うのです。ヘアメイクとして活躍する友人は「彼女たちの髪は細くてやわらかく、クセもあるためシニヨンヘアが作りやすい」と教えてくれました。洗髪頻度が少ないこともあり、しっとり感のあるまとめやすいコンディションになっているのも、ひとつの理由かもしれませんね。私たちがおしゃれなフランス女性のようにシニヨンを作りたい場合は、コテで髪を巻いたりワックスを使ったりすることが上手く仕上げるコツだそう。■30~50代、フランス女性それぞれの髪型もう少し上の世代の、30~40代のフランス女性はゆるやかなウェービーヘアというのが私の印象。髪の長さはセミロングやボブで、ダウンスタイルやシンプルに束ねている姿をよく見かけます。私がよく訪れるビストロのマダムはやわらかなウェービーヘア。夏はゴムやヘアクリップでルーズにまとめておりアンニュイな雰囲気です。もちろんアクセサリーはシックな色が定番。作り方のポイントはコテで髪を巻いた後、ワックスをつけてマットな質感を出すのだそう。そうするとクリップひとつでこなれたまとめ髪が完成。髪をコテで巻くのが苦手な方は、ゆるくパーマをかけてもいいですね。さらに50代女性はショートヘアのイメージ。前髪はかきあげたようにセットされているなど、上品さが漂います。また眼鏡をかけることで知的っぽさを演出できます。そして最後はフランスのおばあちゃん。ショートヘアでふんわりパーマをかけていることが多く、気品が漂います。いつもキレイにセットされているので、カーラーやブラシを使用しているのでしょう。また、決して女性っぽさを忘れていない装いにも注目。そうフランス女性の「エレガンス」は永遠なのです。■フランス女性は髪型に自分らしさのエッセンスも加えているこのようにフランス女性の髪型に着目してみると、それぞれの年代に相応しいスタイルがあるのだと気づかせてくれます。そしてそれは彼女たちをより魅力的に映しているはず。しかし同時にいえるのは――髪型は服とのバランスが大切だけど、自分自身とのバランスも重要だということ。作り方や見せ方だけでなく、「自分らしさ」というエッセンスを加えることも、忘れずにいたいものですね。
2021年05月21日2018年からフランスへ移住した私は、フランスの生理用品の選び方や種類にびっくり! 日本だとナプキン派が多く、種類も品質も選べるほどですが、フランスではナプキンの種類も少なく似たようなものしかありません。「なんでこんなに少ないの?」と私がびっくりした、フランス人が選ぶ生理用品やその使用方法を紹介します。 タンポン派が多いスーパーなどでは、極薄タイプから夜用タイプまでナプキンが一応揃っているのですが、日本に比べて選べるほどなく、徳用パックは存在しません。1パック14個入りが主流のようです。 それに比べて、タンポンの種類はナプキンよりも揃っていて、自分に合ったタイプを選ぶことができます。フランスでは「装着している違和感がなく動きやすい」との理由から、圧倒的にタンポン派が多いように思います。 月経カップ使用者が多いフランス移住当初、私が一番びっくりしたフランスで売られている生理用品は「月経カップ」。月経カップとは医療用シリコンや天然ゴムで作られたカップのことで、腟の中に直接入れて装着し、経血が溜まったら(最長12時間)カップを取り出して洗います。 使用後に煮沸消毒をおこなうことで、何度でも使用できて経済的。フランスではナチュラル志向やエコへの関心が高いため、月経カップがとても普及しているようで、スーパーに3,000円前後で売られていました。 生理用ショーツは存在しない日本だと防水加工された生理用ショーツは当たり前のように売られていますが、私が知る限りフランスには存在しません。私の周りのフランス女性たちは生理中でもTバックやおしゃれなレース物など、普段使っているショーツを使用する人がほとんど。私は「生理中にTバックなんて経血漏れが心配で無理!」とフランスの友人に言うと、「タンポン使えば漏れないよ」と答えるくらい経血漏れなんて気にしないで過ごしている方が多いです。 日本ではナプキンが主流でナプキン使用中の快適さを求められるのに対し、フランスでは「生理中でも普段と変わらない動きやすさを重視」という意識が強め。また経済的で手軽さも求められているように思います。月経カップは長時間交換することなく使用できて、夜間の経血漏れの心配が少ないのでいつか試してみたいと考えています。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO著者:岩見エリ
2021年04月08日ミス・フランスになることを夢見る主人公をモデル、アレクサンドル・ヴェテールが演じる『MISS ミス・フランスになりたい!』。この度、幼なじみにミスコン出場を告白する本編映像が解禁となった。この度到着したのは、自分自身も忘れかけていた「ミス・フランスになる」という夢にチャレンジすることを、大事な幼なじみエリアスに告白するシーンの本編映像。映像は、主人公アレックスが、幼なじみでボクサーとして成功しているエリアス(クエンティン・フォーレ)に再会、久々に2人で食事をすることになるシーンから始まる。待ち合わせのレストランに現れたのは、美しい女性の姿。「(君は)アレックス?」というエリアスの問いかけに、「アレクサンドラ」と優雅に答えている。エリアスは「何があった?」と問いかけるが、アレックス/アレクサンドラは「ミス・イル・ド・フランスとして全国大会に出る」と冷静に返答する。しかし、それを聞いてエリアスはさらに混乱。「ミス・イル・ド・フランス…君が?」「嘘だろ」「どうやって?」。そんなエリアスに、ミスコン出場者として自身の写真が掲載されたスマホのニュース画面に映し出された記事を提示、そして「女でいると強くなれる」とその想いを告白する。「ミスコンで優勝するために手を借りたい」「要るのは努力と勝者の考え方」「今は他の子に負けてる」と頼み込むアレクサンドラ。そして、なぜボクサーである自分にそんなことを頼んでくるのかが理由が分からず返答に困ったエリアスに対して、実は「それだけじゃない」「(エリアスに)再会して昔を思い出した、輝いてた頃を」「優勝したい」と、いまの自分があるのはエリアスに再会したことがきっかけだったと、本音を全てぶちまける。やがて“アレクサンドラ”の真剣な気持ちに打たれたエリアスは「明日ジムに来い」と、その夢に協力を申し出る。自分の本音を曝け出すことで、周囲もどんどん幸せに巻き込んでいく魅力を切り取った瞬間となっている。ドラァグ・クイーンのローラやインド人のお針子など個性的な仲間たちに助けられ、挑戦を始めるアレックス。ローラに紹介された地区を仕切る“女王陛下”と呼ばれるボスからは「24時間、寝る時もコルセットを着けて、靴のサイズは普段より小さめの25.5センチ。ペタンコ靴は禁止、普段は12センチヒール、疲れたら8センチ(のヒール)。つけまつげと、谷間メイク。水着用に膨らみを隠す技も学んで」と厳しい指導を受ける。そして、ボクシング選手のエリアスからは精神面を鍛えるアドバイスをもらい、めきめきと美しさと自信を増していくことに。地区大会でも過酷な競争を乗り越え、夢が少しずつ現実になっていく。その中でも“真の美しさ”“本当の自分”を見つけようと、もがいていくアレックス。その運命を変える瞬間は見逃せない。『MISS ミス・フランスになりたい!』は2月26日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MISS ミス・フランスになりたい! 2021年2月26日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2020 ZAZI FILMS ‒ CHAPKA FILMS ‒ FRANCE 2 CINEMA ‒ MARVELOUS PRODUCTIONS
2021年02月18日パリでジェンダーレスモデルとして活躍するアレクサンドル ・ヴェテールの主演映画『MISS ミス・フランスになりたい!』から、ミス・フランスの審査会場に挑むシーンを切り取った本編特別映像が解禁された。生物学的には男性であることを隠して、ミス・フランスの審査会場に初めて“女性”として入るアレックス。緊張の面持ちで佇むアレックスに審査員は「ミス・フランスになりたい?」と質問、「何者かに」と率直にその想いを答えるが、その様子を見ていたミス・フランスのディレクター、アマンダ(パスカル・アルビロ)はアレックスに対して、ほかの参加者とは違う“何か”を感じ取る。その後、アマンダからミス・フランスで勝ち抜くためには「インスタのアカウントの開設」が大切と指導を受け、早速下宿先の仲間たちと一緒に“インスタ映えしそうな写真”を撮ってアップロード、加えて「視聴者が見るのは気品と物腰、そして女性らしさ」というアドバイスの通りに、マスカラやヘアメイクなどで自らを少しずつ魅力的にアピールしていく。「孤児の教育に力を注ぎたいです」と、ミスコン定番の“質疑応答”の練習にも真面目に取り組むアレックス。しかし「(人気サッカー選手の)“エムバペ”は?」「“子アザラシ”も入れろ」と仲間たちからの横やりも…。「支離滅裂になる」「だから何だ?」「人気ワードで票が集まる」と、アレックスを応援するあまり本筋からずれていってしまうという仲間たちとのやりとりもユニークなシーン映像となっている。主人公アレックスを演じたアレクサンドル・ヴェテールは、2016年当時、男女両性の特徴を持つアンドロジナス的スタイルを提案することでも知られるジャン=ポール・ゴルチエのウィメンズのショーに出たことをきっかけに一気に注目を集めたモデル。日本でも大人気となったNetflixオリジナルドラマ「エミリー、パリへ行く」にも、短いシーンながらゲスト出演している。『MISS ミス・フランスになりたい!』は2月26日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MISS ミス・フランスになりたい! 2021年2月26日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2020 ZAZI FILMS ‒ CHAPKA FILMS ‒ FRANCE 2 CINEMA ‒ MARVELOUS PRODUCTIONS
2021年02月05日今年10月、本国フランスで公開されてすぐに再ロックダウンになり1週間しか劇場公開されなかったにも関わらず好成績を残し、「フランス映画祭2020 横浜」でも上映された『MISS』(原題)が『MISS ミス・フランスになりたい!』として2021年2月下旬に日本公開されることが決定した。9歳のアレックス(アレクサンドル・ヴェテール)の将来の夢は「ミス・フランスになること」。しかし、自分を愛してくれていた両親を事故で失って以降、自分を取り戻せないまま24歳になった。そんな中、大好きだった幼なじみのエリアス(クエンティン・フォーレ)と偶然再会、彼が努力の末に小さな頃からの夢を叶えたことを知り、自分も忘れかけていた“夢”ミス・フランスコンテストにもう一度向き合うことを決意する。その後、下宿先で全てを明かしたアレックスは、母のような存在である家主のヨランダ(イザベル・ナンティ)をはじめ、ドラァグ・クイーンのローラ(ティボール・ド・モンタレンベール)など、多国籍でボーターレスな下宿の個性的な面々に助けられながら、過酷な“ミスコン”競争の審査を一歩ずつ突破、夢が少しずつ現実に近づいていくが…。主演を務めるのは、“ジェンダーにとらわれないモデル”として活躍中のアレクサンドル・ヴェテール。近年では話題のNetflixオリジナルドラマ「エミリー、パリへ行く」やAmazonプライムオリジナルドラマ「マーベラス・ミセス・メイゼル」などにゲスト出演。映画では本作が初主演となり、端正な瞳の奥にチャーミングな光を宿すと同時に、劇中では悩める若者の感情の機微をフレッシュに表現した。原案・監督はTVドラマを中心に多くの作品を手掛けるルーベン・アウヴェス。前作のコメディ『The Gilded Cage』(13/仏題:La cage doree)は「Rotten Tomatoes」でも88%Freshの高評価を獲得、本作が劇場公開長編2作目。俳優としても『イヴ・サンローラン』や『あしたは最高のはじまり』に出演、今後も活躍が大いに期待されている。コンテストの厳しい戦いの中、夢だった美しく華やいだ衣装を纏いながら“真の美しさ”や“本当の自分”と向き合い、自分だけの生き方をもがきながらも見つけようとするアレックスのまっすぐな姿は共感を呼ぶことになるだろう。『MISS ミス・フランスになりたい!』は2021年2月下旬、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MISS ミス・フランスになりたい! 2021年2月下旬、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2020 ZAZI FILMS ‒ CHAPKA FILMS ‒ FRANCE 2 CINEMA ‒ MARVELOUS PRODUCTIONS
2020年12月17日じゃがいも一つでも、料理人の腕で一流の皿にできる。そんなフランス料理の力に魅了されました「美術の教師だった母は帰りが遅く、おなかがすいてもつくってくれる人は誰もいない。自分で料理するしかなかったんです。 物心ついた頃にはもう台所に立っていました」。あっけらかんとそう語るのは田中いずみさん。赤坂のフランス料理店【タンモア】のオーナーシェフだ。住宅街の地下1階にある秘密の空間小学生の頃から料理番組を見ては献立を考え、キャべツ一個をどう使い切るかなどを算段するのが楽しかったという田中シェフ。それも食いしん坊なればこそ。「今も、鴨一羽を胸、モモ、内臓など、各部位を違う料理法で提供するのが好き」だそうだから、そのスピリットは既に幼い頃から芽生えていたようだ。『ハモのバリグール風』テーブルに置かれた瞬間、鼻先をくすぐるハーブの香りが素晴らしい。南仏の定番料理に今が旬のハモを、軽く炙って合わせた一皿。卒業時に調理師免許が取れる高校を出た後、調理師学校に進み20歳で就職と同時に結婚。横浜や鎌倉のレストランで修業後、彼女曰く「旦那をほったらかして」渡仏。一つ星レストランやパリ郊外のビストロなどで3年半腕を磨いた。結婚生活を続けながらのフランス修業はご主人の理解あってこそだろう。『エゾ鹿内もも肉2種仕立て』は、ローストしたモモ肉にかぶ・すももを添えた一品と、同じ鹿肉を生ハムにし、かぶ・すももと共にサラダ仕立てにしたもの。コースは8,000円~。「フランス料理は、料理人の腕1つでただのじゃがいもも一流のお皿に昇華できる。そこに魅力を感じました」。帰国後、2年前にオープンした同店では、好きなジビエや海と山の幸を共に盛り込んだ一皿をスペシャリテとして提供。仔鹿や仔山羊なら一頭仕入れて自ら解体することも厭わないガッツな精神の持ち主だ。が、仕事を続けていく中でさまざまな壁にぶつかったことは想像に難くない。「人間、コンプレックスを持っていた方が頑張れる」。この一言がすべてを物語っている。タンモア【エリア】赤坂【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】乃木坂駅 徒歩6分
2020年09月13日フランスを感じるベビーギフト株式会社バケーションは、オンラインストアおよび実店舗にて、出産祝いのプレゼントにぴったりの「フランスブーケ」の販売を開始しました。中にはフランス発の肌に優しい”おくるみ”と、天然ゴムと食用塗料でできた、”きりんのソフィー歯固め”がセットに。フランスカラーに包まれたおむつも添えられ、まるでブーケのようなラッピングが可愛いギフトです。赤ちゃんにとことん優しいアイテムフランス生まれのおくるみは、イラストレーター・マティアス・アドルフソン氏による様々なデザインが注目を集めるブランド「AtelierChoux(アトリエシュウ)」のもの。GOTS(Global Organic Textile Standard)認証を受けたオーガニックコットン100%で、赤ちゃんを優しくくるんでくれます。またフランスで長年愛される歯固め「きりんのソフィー」も、天然ゴムと食用塗料のみから作られる、安心安全なベビーアイテムです。赤ちゃんにも環境にも配慮したベビーギフトはいかがでしょうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社バケーションのプレスリリース※商品詳細
2019年12月30日アッシュ・ペー・フランス ビジュー(H.P.FRANCE BIJOUX)が、ザ・プリンス パークタワー東京および東京プリンスホテルの女性ホテリエプロジェクト「トーキョー ハニー プロジェクト(TOKYO HONEY PROJECT)」とコラボレートしたクリスマスケーキ「ペルル ビジュー(Perle Bijoux)」が登場。2019年12月19日(木)まで予約を受け付ける。「ペルル ビジュー」は、アッシュ・ペー・フランス ビジューを代表するブランド「スイートピー(Sweet Pea)」の繊細なジュエリーのきらめきをイメージしたケーキだ。パールをイメージしたシルバー色のアラザンや、ジュエリーを思わせる優雅なラインをホワイトチョコレートで表現。さらにピンクのリボンをあしらい、ロマンティックなムードを演出した。華やかなデコレーションの中には、甘酸っぱいイチゴと紅茶の香るスポンジのショートケーキに、爽やかなレアチーズケーキを重ねている。【詳細】クリスマスケーキ 2019 -ペルル ビジュー- 7,000円+税〈30台限定〉■予約予約受付期間:2019年11月15日(金)10:00〜12月19日(木)19:00場所:・ザ・プリンス パークタワー東京住所:東京都港区芝公園4丁目8-1TEL:03-5400-1170(10:00〜19:00)・東京プリンスホテル住所:東京都港区芝公園3丁目3-1TEL:03-3432-1144(10:00〜19:00)〈予約チケット配布〉日程:2019年11月22日(金)場所:アッシュ・ペー・フランス ビジュー 丸の内店・銀座店・表参道店予約・問い合わせTEL:03-5778-2022■受渡受渡期間:2019年12月21日(土)〜25日(水)時間:11:30〜20:00場所:ザ・プリンス パークタワー東京 1F「THE SHOP at the Park」、東京プリンスホテル 1F「ティーサロン ピカケ」※アッシュ・ペー・フランス ビジュー各店舗にて予約チケットを受け取った場合も、上記の2店舗での受け取り
2019年11月21日フランス女性のスキンケアはファッションと同じで、とてもシンプルそうだとイメージしている人は多いのではないでしょうか。使用しているアイテムを見ると確かにそうともいえますが、ケアの仕方をリサーチするとシンプルという言葉だけでは語れないような気がします。ナチュラルな美しさをキープし続けている大人のフランス人女性は、朝晩どのようなスキンケアを行っているのでしょうか?■フランス女性は水であまり洗顔しない私が30代前半の頃、パリジェンヌを真似て、ファーマシーで購入した化粧水と乳液でお手入れしていたことがあります。どちらも敏感肌用のものだったのですが、潤いが足りなくて肌が乾燥して、ザラザラになってしまったことがありました。彼女たちが好むブランドの同アイテムで、お手入れをしているということだけに満足し、肌トラブルを起こしてしまうという結果に。その土地の外的環境や、自分の肌質に合ったアイテムを使用することの大切さを実感しました。よく耳にするのが、「フランス女性は水であまり顔を洗わない」ということ。これは硬水が肌荒れを引き起こす原因となるからです。重度の乾燥肌や敏感肌の女性は特に徹底しているように思えます。メイクを落とすときは、ふき取りタイプのクレンジングローションやミルクを使用し、化粧水と保湿クリームで仕上げるのが一般的でしょう。■フランス流、肌タイプ別のスキンケア方法フランス流のスキンケア方法といっても、肌質は人それぞれですから、当然お手入れの仕方にも違いがあります。ではどのように異なるのでしょうか?フランス在住女性の、朝晩のケア方法に注目してみました。敏感&乾燥肌の女性はオーガニック系アイテムでお手入れフランスで暮らす友人(日本人女性)は、もともと敏感肌気味だったようですが、移住したばかりの頃は、乾燥がひどくなり、つらい思いをしたそうです。肌のお手入れには敏感肌用のアイテムを使用していたものの、状態が良くならずオーガニック系のスキンケア商品に切り替えることに。結果、乾燥による肌荒れなどは落ち着いたようですが、冬場は油断できないといいます。そんな彼女のスキンケア方法は――。【朝のスキンケア方法】1.寝ている間に肌に付着した埃や、目・口のまわりの汚れを洗い流す程度に洗顔します2.スプレータイプのローズウォーターを顔全体に吹きかけます3.日中用の保湿クリームとアイクリームを重ねます硬水での肌荒れを防ぐためには「洗い流す程度」の洗顔がポイントになるといえそうですね。【夜のスキンケア方法】1.水を軽く湿らせたコットンにクレンジングミルクを適量とり、肌に馴染ませます2.ローズウォーターを含ませたコットンで、ふき取ります3.アルガンオイルもしくはナイトクリームを塗布し、さらにアイクリームを重ねます乾燥しやすい冬は、オイルとクリームの両方を使用することもあるそうです。敏感肌の女性は洗顔直後のケアに重点を置く敏感肌でときどき部分的にできるニキビに悩む友人(フランス人女性)は、敏感肌用のスキンケアアイテムを用いてシンプルなケアをしているそうです。その中に、なるほどなと思うことがいくつかありました。【朝のスキンケア方法】1.敏感肌用のソープで顔を洗います2.タオルで顔を軽く叩くようにして水分をある程度ふき取り、そのあとティッシュで押さえます3.保湿クリームもしくは日焼けクリームを塗ります洗顔後、タオルで一気に水分を拭うことは、肌を乾燥させる原因になるといわれています。また同時に摩擦によって、敏感な肌に悪影響を与えてしまうこともあるそうです。彼女は適切な方法でケアしていることがわかりますよね。【夜のスキンケア方法】1.円形状のパフにクレンジングミルクを適量とって肌に馴染ませ、メイクを落とします2.敏感肌用のソープで顔を洗い、朝と同じ方法で水分をふき取ります3.保湿クリームを塗布します彼女が愛用している円形状のパフは、「ディスクデマキラン(フランス語ではDisque démaquillant)」というものです。洗うと繰り返し使えるのでとても経済的なのだそう。他に使い捨てのコットンタイプもありますよ。■フランス女性は試行錯誤して、ベストなスキンケア方法を手に入れているフランス女性は、試行錯誤を重ねて自分にベストなお手入れ方法を見つけているのでしょう。だからこそ、ファーマシーでも商品を迷うことなく手に取り、カゴに入れているような気がするのです。新商品にはすぐ飛びつかず、いつものアイテムできちんと丁寧にケアする彼女たちから学ぶことは、まだまだたくさんありそうですね。2017年8月21日公開2019年10月23日更新
2019年10月23日日本橋三越本店では、フランスの“美味しい”“可愛い”が集まる「三越フランス展」を10月9日から14日まで、本館7階 催物会場にて開催する。リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 右上:「パン リベルテ」(1/4 税込994円)、右:「バゲット」(税込335円)、中央:「ミュスリ」(1/4 税込778円)、中央下:「クロワッサン」(税込357円)、左下:「クロワッサン リンツァー」(税込443円)香ばしい香りがたまらないバゲットやバターの風味豊かなクロワッサン、マロンクリームの濃厚なおいしさが際立つスイーツなど、この季節だからこそのおいしさが楽しめる「フランス展」。ケーキ作りの繊細さをパン作りに生かした、素朴な見た目と飽きのこない優しい味わいが特徴のリベルテ・パティスリー・ブーランジェリーからは、「パン リベルテ」(1/4 税込994円)や「クロワッサン」(税込357円)などが登場。ミシュラン二ツ星・レフェルヴェソンスの生江シェフと、 大阪の人気パン屋ル・シュクレクールの岩永との絆によって生まれたブリコラージュ ブレッド アンド カンパニーは、「パン オ レザン」(税込381円)や「すき焼きサンド」(税込1,501円)などを販売する。ティルプス「富士山カヌレ」(5個入 税込1,944円)パティスリー サンニコラのオリジナル商品として地元で親しまれている「クレムレ」からは、「カヌレ クレムレ モンブランカシス」(1個 税込389円)と「カヌレ クレムレ ヴァニラキャラメル」(1個 税込389円)が各日200点限り登場。ボルドー伝統菓子カヌレをくりぬいてクリームを詰め、色鮮やかにトッピングをしている。また、入手困難スイーツとして話題の、ティルプスの「富士山カヌレ」(5個入 税込1,944円)が限定復活し、フランス展に初登場。松本酒造の酒粕と黒木本店の焼酎を練りこんだジャパニーズカヌレは見逃せない。メツゲライクスダ「パテ・パンタン カナール・エピナール」(100gあたり 税込1,728円)近年のシャルキュトリブームの流れから、今注目が集まっているパテ・クルートも登場。メツゲライクスダの5kg限りで販売する「パテ・パンタン カナール・エピナール」(100gあたり 税込1,728円)は、鴨肉と豚肉のバランスの良さにほうれん草がアクセントになった、クルート型を使用しないタイプのパイ包み。パイとの組み合わせが食べやすく、さまざまな素材を使った味の個性はもちろん、断面や上部のデコレーションの美しさにも注目。ファームキュー「熊本・天草産ホロホロ鳥のパテ・クルート」(100gあたり 税込1,944円)会期中は、日替わりのパテ・クルートも登場。10月9日から11日までは、パシフィック カレンツの「ホロホロ鳥のパテ・アンクルート モリーユと黄桃風味」、10月9日から13日までは品川プリンスホテルの「フォレスティエール」、10月12日から14日までは、ファームキューの「熊本・天草産ホロホロ鳥のパテ・クルート」が、それぞれ各日4kg限り、100gあたり税込1,944円で登場する。この他、フランスのエスプリが感じられる、ボタンや手芸材料、インテリアアイテム、可憐な色使いで愛らしいモチーフがあしらわれたフランスの雑貨などが並ぶ。詳細は公式サイトにて。また、インスタグラムではキャンペーンを実施中。「@mitsukoshi_nihombashi」をフォローし、投稿本文に「#三越フランス展」のハッシュタグ、および「@mitsukoshi_nihombashi」を記載し、「私の好きなフランス」に関する写真を自身のインスタグラムで投稿すると、抽選で1名に「総額10万円相当!!シャルキュトリセット」がプレゼントされる。詳しくは、キャンペーンサイトをチェック。【イベント情報】三越フランス展会期:10月9日~10月14日会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場
2019年10月07日フランスのランジェリーは、地味だというのを目にしたことがあります。しかし、それはショップやブランドにもよるといえそう。まず、パリでよく行く大型スーパーの衣料品コーナーには、比較的シンプルなものが並びます。例えば、日本で人気のシームレスタイプや、肌にやさしいオーガニックコットンのものなど。また無地のレースタイプや、花の刺繍が施されているものもあり、それらは私たちが日本の下着売り場で目にするものと変わりません。一方、百貨店に行くと品揃えが豊富で、目移りするほどです。上品で繊細なレース使いのものがあれば、シルクやサテン素材の官能的なデザインのものも。身につけるだけでラグジュアリーな気持ちになれそうなものから、魅せるための下着といえそうなものまでさまざまです。■フランス女性はどんなランジェリーを好む?では実際、フランス女性はどのようなランジェリーを好むのでしょうか。ここにも日本人が選ぶものとの違いがありそうです。ショーツ人気上位はTバック数年前、パリにある小さなランジェリー専門店を訪れたときのこと。素敵なレースのショーツがあったので眺めていると、スタッフが「これなんてどう?」と白のストリング(Tバック)を棚の上に広げました。その瞬間、やはりこのタイプがおすすめなのね……と思ったのです。というのも、フランス女性はストリングを好むから。私の友人(フランス人)も、まず選ぶのはストリング、次にタンガ(どちらもTバック)だといいます。理由は、パンツを穿いたときにショーツラインが響かないからだそう。こういうとき、日本の女性ならラインが響かないように作られている、機能的なショーツを選ぶことの方が多いのではないでしょうか。さらにパンツが白であれば、ベージュを選ぶ傾向にあると思うのです。色は黒と白!ベージュは不人気同時に私としては「白」を勧められたのは、とても意外に感じました。清楚な色より、魅惑的なダークカラーを真っ先に勧めてくる印象があったから。しかし、後にフランス女性は白や黒のランジェリーを好む傾向にあるのだと知ったのです。もちろん好きな色は人それぞれ。人気のランジェリーブランドにもコーラルピンクやイエローといった鮮やかなものが揃いますよ。それでも、全体を見ると日本人に人気のあるベージュだけは、不人気のような気がしてなりません。現にお店のスタッフも私に一度もベージュのアイテムを勧めませんでしたから。さらに、フランス女性はランジェリー1枚の姿になったときでも、美しく見えるかどうかを大切にしていると聞いたことがあります。そうであるなら、そこには男性の存在もあるように思えてきますよね。では、セクシーなランジェリーを身につけるのは、男性を意識しているからでもあるのでしょうか?■フランス女性は「自分のために」ランジェリーを選ぶフランス人の友人に、ランジェリー選びで大切なのは何かと訪ねてみたところ、返ってきた答えはこのようなものでした。「まずは自分自身が気に入ったものを選ぶことが重要よ。そのうえで彼が気に入ってくれるのなら、言うことないわね。美しいランジェリーを身につけることは、女性であることを強く感じさせてくれるの。それは脱毛したり、ネイルをきれいに塗ったりする作業と同じように思えるわ」さらに続けて、「ランジェリーは服の下につけるもの。外側からは見えないからこそセクシーであり、どのようなものを身につけているかを想像させることがエレガントなのよ。だから洋服から見えすぎているのは、とても下品だと感じるわ」つまり、フランス女性は自分のためにランジェリーを選んでいるのです。私たちにとっては、官能的にも思えるデザインも、彼女たちにとっては美しいアイテム。そしてそれを身につけることは、女としての喜びであり自身を高めてくれるもの。エレガントであることを常に心に留めている、フランス女性らしい美意識だと感じるのです。2017年9月11日公開2019年8月1日更新
2019年08月01日パリ在住の私が久々に日本へ帰省すると「結婚は? 子供は? 彼氏いないの!? 」と、フランスでは一切聞かれることのない質問が飛んでくる。29歳という年齢もあってか、同世代の独身の女友達は何かと「結婚」のワードを口にする。まるで結婚が人生の幸福を左右するすべてかのように話で進んでいくことにどうも違和感しかない…。たった数年前までは「結婚よりも仕事! 」と一緒に夢に向かって切磋琢磨していた女友達でさえ変わってしまい、どこか寂しい気持ちになった。人生を共有する相手がいることや、愛する人と支え合える生き方はロマンティックだと思うけれど、形式的な“結婚”という戸籍上での契約には何の魅力も感じない私。日本では少数派かもしれないけれど、恋愛大国フランスではそのような考え方を持つ女性はかなり多い。「愛し合っているならそれだけでいいじゃない。どうして世の中に宣言し、契約を交わす必要があるの? 」とパリジェンヌのファニーは笑いながら結婚観について話す。「幸せになるための結婚なんて存在するのかしら。そんな幻想から早く抜け出した方が、ずっと幸せになれると思う」。彼女は8年間ワインの勉強をして、いくつかのバーで働いた後、1年半前パリにバー「ラ・ドゥモワゼル(La Demoiselle)」をオープンさせ、ほぼ一人で店を切り盛りする35歳のビジネスウーマンだ。ちなみに店名はフランス語で「未婚女性」を意味する。今は1年付き合っているパートナーと同棲中で、その前は6年という長い期間付き合った彼氏がいたそう。「結婚をしたいと思ったことはない、必要性を感じないから。感情を共有し、苦しい時支えになり、ともに愛を育んでいける相手に、それ以上何かを求めようと思わないわ。紙切れよりも、心の繋がりの方がもっと大切」と話せば話すほど説得力があるファニー。同世代でも結婚をしていない人はとても多く、家族や親戚に結婚しないことを咎められることは一切ないそう。「結婚歴・離婚歴・子供の有無によってその人への見方が変わったりはしない。“個人主義”なフランスでは、そんな表面上のことはあまり気にしないのだと思う。そんなことよりも、仕事やプライベートどんなシチュエーションでも、相手を知っていく中で、自分が相手をどのように感じるかの方が重要だから、未婚か既婚かなんて大したことじゃない」。フランス女性が持つ恋愛観を語るうえで、“個人主義”というワードを外すことはできない。それは決して一匹狼のような孤独を意味するものではなく、自分の意見を持ち、自分の足でしっかりと自立した生活を送ることが出来るといった、独立心と責任感を持った考え方に基づく。「精神的、金銭的に自立した二人の大人がパートナーしての意思を持ち、助け合って生きていくというのはとても現実的だと思う。永遠の愛を誓ったとしても、絶対的に将来に保証があるわけではない。先は何があるか分からないけれど、“今”をともに生きることの方がずっとロマンを感じるの」。同棲中のパートナーとは、収入の差にかかわらず対等な関係を築くために、家賃や生活費すべて五分五分だという。フランスに事実婚、離婚夫婦、晩婚が多い背景には、フランスで女性の社会進出が進んだことが要因にあるとファニーは説明する。「祖母の世代(80代以上)は、女性は学業よりも、家庭と子育てに専念することが当たり前とされていた。母の世代(50代)から女性も学業を修め、社会に出られるよう変化していった。現在では、フランスは社会的に男女同権、むしろ女性の方が男性よりも優れていると認められている分野もたくさんあるわ。祖母は私を含め10人孫がいるけれど、誰一人として結婚していないことに不満のようだけれど、“個人主義”や仕事第一の考え方には同感みたい」。ファニーは自立したたくましい女性だが、乙女のような一面も見せる。「女性なら誰だって、心の奥底に夢を持っているものよ。愛する男性に愛の言葉を囁かれるのは嬉しいことだし、ウェディングパーティーを開くことはとても素敵で憧れるわ。恋愛大国として知られるフランスは、他国以上に恋愛に対してロマンを持ち、人生においての優先順位は高いと思う。ただ必ずしもそれが、社会的に結婚という形で契約を交わす必要はないと考えているだけ」。子供についての考えを聞くと「今パートナーと話し合っているところ。遠くない未来に、良い報告が出来るといいわ」と微笑んでいた。社会的背景や税制など、フランスと日本では条件が異なる点は多々あるが、賢明で現実的な考え方を持つファニーの話を聞くとやはり、結婚神話に対して疑問が募るばかり。愛の形は十人十色。何かに縛られることなく、二人にしか築くことのできないかけがえのない関係を育んでいくことを“幸せ”と呼びたい。「世間の目を気にしても、世間はあなたを幸せにはしてくれない。気に掛けるべきは、自分の心の声じゃないかしら」。>>フランスは恋愛に年齢制限なし! 月日を重ねてこそ見出せる“異なる愛の形”【プロフィール】ELIE INOUEパリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける。主な寄稿媒体はFASHION HEADLINE、WWD Japan、ELLE Japan等。
2019年02月07日原美術館で19年前に開催し大きな反響を呼んだ、世界的に注目されるフランスの女性現代美術作家・ソフィ カル(Sophie Calle)の個展「限局性激痛」を、フルスケールで展示する再現展『「ソフィ カル―限局性激痛」 原美術館コレクションより』を、2019年1月5日から3月28日まで、原美術館にて開催する。Sophie Calle Exquisite Pain, 1984-2003 © Sophie Calle / ADAGP, Paris 2018 and JASPAR, Tokyo, 2018同展は日本の美術館におけるカルの初個展として開催され、会期終了後、全出品作品がコレクションに加えられた。「限局性激痛」とは、医学用語で身体部位を襲う限局性(狭い範囲)の鋭い痛みや苦しみを意味し、カル自身の失恋体験による痛みとその治癒を、写真と文章で作品化したもの。人生最悪の日までの出来事を、最愛の人への手紙や写真で綴った第一部と、不幸話を他人に語り、代わりに相手の最も辛い経験を聞くことで自身の心の傷を少しずつ癒していく様子を美しい写真と刺繍で綴った第二部で構成されている。Photo : Jean-Baptiste Mondino見知らぬ人々を自宅へ招き、自分のベッドで眠る様子を撮影したものにインタビューを加えた「眠る人々」(1979年)や、ヴェネツィアのホテルでメイドをしながら、宿泊客の部屋の様子を撮影した「ホテル」(1981年)、拾ったアドレス帳に載っていた人物にその持ち主についてのインタビューを行い、日刊紙リベラシオンに連載した「アドレス帳」(1983年)など、常に論争を巻き起こしている彼女の作品。90年代の「本当の話」や「ヴェネツィア組曲」などの初期の代表作を制作する一方で、「盲目の人々」(1986年)から始まった盲人に焦点を当てたシリーズにおいて、美術の根幹に関わる視覚・認識についての深い考察を行っている。また、カルの生き方に感銘を受けたポール オースター(Paul Auster)が、彼女を小説「リヴァイアサン」の登場人物マリア ターナーのモデルとしたことをきっかけに、逆にカルがターナーを演じた作品「ダブル・ゲーム」(1998年)を発表するなど、その活動は現代美術の枠組みを超えて広く注目を集めている。「ソフィ カル―限局性激痛」1999-2000年 原美術館での展示© Sophie Calle / ADAGP, Paris 2018 and JASPAR, Tokyo, 2018日本滞在が契機となって誕生した作品「限局性激痛」は、日本で最初に発表したいという作家の希望を受けて1999年の原美術館での展覧会のためにまず日本語版が制作され、その後フランス語や英語版も世界各国で発表された。フランス語版は、ポンピドゥー国立近代美術館での大個展(2003 - 2004年)に出品された後、同館コレクションに加わった。「限局性激痛」第二部で特徴的なのは、テキストが全て刺繍でつづられている点。「見本と寸分違わず刺繍できる凄腕の職人がフランスにいる」という作家の情報を受けて、当初、日本語のテキストをフランスで手刺繍してもらう予定だったが、新潟にある刺繍工場の方と偶然にも幸福な出会いがあり、まずは膨大な量の日本語版の機械刺繍が完成した。生地は作家こだわりの麻布をベルギーから取り寄せ、作家も出来栄えに大いに満足。その結果、フランス語版と英語版も新潟で制作。ソフィ作品の命ともいえるテキストは、コピーライターの竹内桃子が、原文にあるニュアンスを取り込みながら日本語版テキストを完成させた。「ソフィ カル―限局性激痛」1999-2000年 原美術館での展示© Sophie Calle / ADAGP, Paris 2018 and JASPAR, Tokyo, 2018また15年間封印されていた思い出の品々、例えば行動を記録した手書きのメモ、地図、ポラロイドやコンタクトプリント、(中国の)紙幣、そしてあってはいけない某ホテルの鍵など、全てひとまとめにしまわれていた第一部で被写体となった品々は、作品制作を決めた作家がこれを開封し、メモや記憶をたよりに必要に応じてその地を再訪するなどして、数年をかけてこのシリーズ作品が完成。第二部で、自らの最もつらい体験をカルの失恋体験と交換した相手の中には、哲学者やアーティストもおり、同館にて2012年に個展を開催したフランスの現代美術作家、ジャン=ミシェル オトニエル(Jean-Michel Othoniel)も実はその一人だ。会期中の2月1日には、原美術館のザ・ホールにて、アーティスト・トーク(作家来日予定)が開催。詳細は決まり次第、原美術館ウェブサイトにて掲載。日曜日と祝日には、学芸員によるギャラリーガイドを実施。ザ・ミュージアムショップでは、フランス語版『Douleur Exquise』を、ショップ限定の和訳テキストを付録として販売する。また、緑ゆたかな庭に展示された作品を眺めながら、季節感あふれる菓子や食事、ドリンクを楽しめる館内のカフェ ダールでは、開催中の展覧会にあわせた「イメージケーキ」(755円)を提供する。会期中、都内2箇所でもソフィ カルの個展を同時開催。2019年2月2日から3月5日にギャラリー小柳にて「ソフィ カル «Parce Que »(なぜなら)」が、2月2日から3月11日にはペロタン東京にて「ソフィ カル «Ma mère, mon chat, mon père, dans cet ordre. »(私の母、私の猫、私の父、この順に。)」が開催され、作家も来日する予定。自身の人生をさらけ出し、他人の人生に向き合うカルの制作に触れてみては。【展覧会情報】「ソフィ カル―限局性激痛」 原美術館コレクションより会期:2019年1月5日〜3月28日会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25休館日:月曜日(1月14日、2月11日は開館)、1月15日、2月12日時間:11:00〜17:00(水曜日は20:00まで、入館は閉館時刻の30分前まで)料金:一般1,100円、大高生700円、小中生500円※原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料、20名以上の団体は1人100円引
2018年12月06日フランスの名優、ジェラール・ドパルデュー(69)にレイプと性的暴行を受けたとして、22歳の女性が警察に被害届を提出。検察庁が捜査を開始したという。ニュース局「BFM」などが報じた。「BFM」によれば、この22歳の女性はジェラールが教鞭をとる演劇学校の学生で、事件は8月7日と13日、ジェラール宅で劇のリハーサル中に起きたとのことだ。ジェラールの弁護士は、メディアに「ジェラール・ドパルデューと長い時間、話し合いを行いました。私は彼が完全に無実であることを確信しましたし、証明できるでしょう」と語った。ジェラールは1978年に「Film Comment」誌のインタビューで「数えきれないほどのレイプ事件があった」という内容のコメントをしており、1991年に「TIME」誌がこの件について「自分がレイプをしたということか?」と尋ねると肯定。「ああいう環境では完全に普通のことだった。私の子ども時代はね」と答えたという。しかし、後にジェラールは「レイプなんて決してしたことがない。私は女性に敬意を持って接している」と否定し、激怒。「性体験が早かった、レイプ事件を目撃した」とフランス語で言ったことが、英語に翻訳される過程で間違いが生じたに違いないと結論づけた。(Hiromi Kaku)
2018年08月31日6月21日(木)~24(日)まで、13年ぶりに横浜にもどり開催された「フランス映画祭2018」が好評のうちに閉幕。観客の声から選ばれる「エールフランス観客賞」は、結婚式でのドタバタ人間模様を描いた『セラヴィ!』が受賞した。横浜・みなとみらいホールで行われたオープニングセレモニーでは、フランス映画祭団長の名女優ナタリー・バイと、横浜出身でフェスティバル・ミューズを務めた常盤貴子が開会を宣言。『万引き家族』でカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた是枝裕和監督、本映画祭の特別協賛である日産自動車のカルロス・ゴーン会長も駆けつけていた。そして、満員となったオープニング作品『セラヴィ!』の上映を皮切りに、日本未公開のフランス映画、長編14本と短編1本が上映。上映会場となったイオンシネマみなとみらいには多くの観客が詰めかけ、会期中には『セラヴィ!』ほか、鬼才フランソワ・オゾン監督が登壇した『2重螺旋(らせん)の恋人』、『夜明けの祈り』『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ監督がLGBTをテーマにした『マルヴィン、あるいは素晴らしい教育』など6作品が満員御礼!会場は連日、フランス映画ファンの熱気でいっぱいとなった。上映後に行われた各回の来日ゲストによるQ&Aやサイン会も大盛況。今年は、会場での一般客の撮影を規制せず、サイン会に移動する前のロビーでは各回のゲストの撮影時間がとられるなど、観客とフランス代表団の交流の場を設ける形に。13年前の横浜時代を彷彿とさせる、横浜ならではのアットホームな映画祭が実現した。また、若い世代にフランス映画と接する場を作るべく、オープニングセレモニーのみ、横浜市民は500円で鑑賞できる割引サービスを実施。横浜市立大学、東京藝術大学、早稲田大学にて授業の一環として学生を対象としたマスタークラスも開催され、フランス映画の作り手と日本の学生たちが接する場が設けられた。横浜市立大学の学生たちは、ボランティアスタッフとして映画祭の各会場にて活躍したという。そんな中、上映時に配布したアンケートによって選ばれる「エールフランス観客賞」を、オープニング作品の『セラヴィ!』が受賞。日本でも大ヒットした『最強のふたり』の監督コンビによる、ベテラン・ウェディングプランナーをとりまく結婚式での人間模様を描いたコメディが観客の心をつかんだ様子だ。『セラヴィ!』は7月6日(金)より渋谷・シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年06月27日子どもを持つフランス女性の多くは、仕事を持っているといわれています。それは、働く母に優しい環境づくりがなされているからなのです。働く女性が憧れる素敵な暮らしは、フランスにあるのかもしれません。フランス女性を取り巻く優しい環境とは?出典:byBirthフランスでは、子育てをしながら働く女性が大半を占めています。日本でも、現在は多くの女性が子育てと仕事を両立しています。しかし、保育所や幼稚園問題、産休・育休制度への理解など、まだまだ問題は山積みです。そこで今回は、子育てと仕事をそつなくこなすフランス女性を取り巻く暮らしについてご紹介します。働く母に優しい環境とは、どのような仕組みなのでしょうか?1. 就業規則が徹底して管理されている出典:byBirthフランスでは、週の労働時間が“35時間”と定められています。そして、この規則が徹底して守られているのです。もちろん、日本と同じく残業をすることもありますが、ほとんどの場合が定時退社。定時に帰ることを後ろめたく思う必要はなく、きちんと管理された就業規則に従って帰宅することができるのです。これは、女性に限った話ではありません。男性も同じく、大抵は決められた時間に帰ります。このように、就業時間や休暇がしっかり守られていることで、仕事と育児を両立することができるのです。仕事を取るか、家庭を取るかではなく、どちらも取ることができる環境だなんて素敵ですよね。2. 子どもの預け先に困らない出典:byBirth日本では、預け先が見つからないがために仕事を諦める女性が少なくありません。一方、フランスでは子どもの預け先に困るということは、まずないようです。フランスでも日本と同じように、幼い子どもは保育園に預けるのが一般的です。そして、その他にも9名まで受け入れ可能な小規模保育園や、保育ママ(ヌヌーと呼ばれる)などの保育サービスが充実しているのです。また、ときには住み込みで人を雇い、自宅で子どもの面倒を見てもらうこともあるそうです。日本でも、ベビーシッターさんを雇うことはできます。しかし、料金がかなり高額なためなかなか依頼することはできません…。その点も、フランスなら補助金でまかなうことができるのです。3. 育児に協力的な男性が多い出典:byBirthどれだけ優しい環境が整っていても、女性ひとりで仕事も、家事も、育児もこなすことは難しいでしょう。日本で“育メン”という言葉が流行るずっと前から、フランスでは男性が育児に協力するのは当たり前だとされてきたようです。フランスでは、子どもが小学校を卒業するまでは、保護者が通学に付き添わなくてはなりません。毎日の送り迎えは、決して楽なものではありませんよね。このようなとき、基本的には母親が送るのが当たり前だという古い考えを持つのは、日本で暮らす私たち特有のものなのかもしれません。フランスでは、当たり前のようにスーツ姿の父親が送り迎えを担当しているのだとか。そもそも、育児に協力的だという考え方自体が間違っているのかもしれません。自分たちの子どもなのだから、2人で育てる。それ以上でも、以下でもないのかもしれませんね。4. 女性が働くことに対して理解がある出典:byBirth日本では、働く女性を支援するとは言っても、まだまだ産休・育休について理解が進んでいないように思えます。企業によりますが、これらの制度を認めようとせず、女性を退社に追い込む企業も少ないとは言えないでしょう。その点、フランスでは働く女性について理解があるため、手厚い補助が受けられます。さらに、復職後は“以前と同等の地位を保障する”と法律で定められているので、安心して職場復帰することができるのです。日本では、復職したはよいものの周囲の理解を得られず、気まずい思いを抱えたまま仕事をしている女性もいるのではないでしょうか?フランスのように、女性が働く権利を主張できる世の中にしなければなりませんね。フランスは“働く母”を受け入れる体制が整っている!出典:byBirthフランス女性が仕事と子育てを両立できる理由は、働く母親を受け入れる体制が整っているからだと分かりました。周囲の理解がなければ、それらの両立は叶わないのです。私たちにできることは、あるのでしょうか?1つだけ確かなことは、日本の現状を嘆くばかりではいけないのだということです。社会の在り方を変えられるのは、私たち当事者だけなのだから。働く女性に優しい環境は、男性にとっても子どもにとっても、誰にも優しい環境なのでしょう。フランス女性の素敵な暮らしは、たくさんの人の協力で成り立っているのですね!
2018年06月01日