手塚治虫の作品「ミッドナイト」を初実写化したショートフィルムが公開。監督は三池崇史が務めた。本作は全編iPhone 15 Proで撮影されている。舞台は夜の東京。もぐりのタクシードライバー「ミッドナイト」は、若い女性トラック運転手「カエデ」と出会う。カエデがとある事情で命を狙われていることを知ったミッドナイトは、「第5の車輪」を持つ改造タクシーで彼女の逃亡に手を貸すことに…。ネオン煌く東京で繰り広げられる一夜限りのカーチェイスをiPhone 15 Proのカメラが捉えていく。本作は、iPhoneのみを使って写真や映像を撮影するキャンペーン「iPhoneで撮影 ー Shot on iPhone 」の一環として制作されたもので、全編iPhone 15 Proを使って撮影した19分のショートフィルム。“マンガの神様”手塚治虫の隠れた名作「ミッドナイト」を実写化した。三池崇史が監督を務め、主演の賀来賢人をはじめ、小澤征悦、加藤小夏ら実力派の俳優陣が揃った。また、Apple TVでは、「ミッドナイト」のショートフィルムと「ミッドナイトの舞台裏」を無料で配信。撮影の舞台裏動画では、iPhone 15 Pro Maxを使って、人物から人物へフォーカスを自動で切り替えたり、離れた場所からでも迫真のクローズアップをしたり、手持ちでカメラが揺れても映像はなめらかになったり、わずかな光でも際立つディテールを映し出したり、ぶれを自動で補正していつも安定した映像にするなど、様々な機能が紹介されている。また、三池監督が手掛けたほかの様々な作品も紹介し、「巨匠」と呼ばれる三池監督の世界観を存分に楽しむことができる。Appleワールドワイドプロダクトマーケティング担当副社長ボブ・ボーチャーズはこの作品について「iPhone 15 Proのビデオ撮影機能は、プロのカメラシステムと比べても別格です。初心者でもiPhoneを手に取れば、直感的に使うことができ、素晴らしい映像を撮影することができます。本作品『ミッドナイト』は、三池崇史監督のような一流のクリエイターが、iPhoneにインスパイアされ、誰もがポケットに入れて持ち歩くデバイスで、力強いストーリーを伝えられること実証しています」とコメント。三池監督は手塚作品をiPhoneだけで実写化するという挑戦について、「先生の作品を『iPhoneだけで実写化する』という大冒険、とても幸せに思っています」と語り、また「映画のカメラじゃできないようなことを可能にする力を、iPhoneは持っている」とそのポテンシャルを高く評価した。三池崇史監督コメント手塚先生は、エンターテインメントを志す者にとって神のような存在です。先生の作品を「iPhoneだけで実写化する」という大冒険、とても幸せに思っています。企画をいただいた時、「iPhoneだけで映画が出来るのだろうか?」という不安もありましたが、その機能をテストする中で不安は消し飛ばされ、撮影が始まる頃には「iPhoneだからこそ生み出せる映画になる」と確信していました。撮影が始まるとスタッフ全員がiPhoneの表現力に魅了され、クリエイターとして楽しく充実した時間を楽しみました。そして、映画のカメラじゃできないようなことを可能にする力を、iPhoneは持っていると感じました。皆さんもiPhoneの機能をフルに引き出して、日常をクリエイティブな世界にして下さい。アクションモードは、躍動する者の表情を的確に捉え、心を映し出すモードです。例えば、カエデが父親の不吉な知らせを聞いて駆け付けるというシーン。激走する少女。その全力で走る姿にiPhoneは彼女の「驚きと不安」、「嘘であってほしい」という感情を映し出しました。通常のスタビライザーの機能を超えた優れた表現力です。しかも画質の劣化も感じさせない。魔法のようなモードです。シネマティックモードは、ルックを映画的にする機能なのですが、それよりも撮影後にフォーカスを調整できる機能に感動しました。撮影後に自分の好きな所に、好きなタイミングでピントを合わせることができる。このような通常の撮影機材では不可能な機能がどんどん追加され、映画人の常識を打ち破ってくれることを期待しています。多くの人にとってiPhoneはいつでもどこでも一緒にいる存在、だから、日常生活の中の何気ないことでも、今にしか撮れない奇跡的な瞬間を記録することができるわけですよね。それはきっとすごく価値のあることだと思うし、そういういつでも撮れるカメラって他にないじゃないですか、そこが一番iPhoneらしいと思います。(シネマカフェ編集部)
2024年03月06日「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」や「九尾狐伝」シリーズなどで絶大な人気を誇るイ・ドンウクと、三池崇史監督の「コネクト」に出演したキム・ヘジュンが共演するクライムスリラー「殺し屋たちの店」がディズニープラス スターにて1月17日(水)より独占配信開始。日本語版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。唯一の保護者だった叔父ジンマンが残した“危険な遺産”である、殺し屋御用達の兵器販売店を譲り受けた大学生の主人公チョ・ジアン。謎の殺し屋たちから自らの命と店を守るため、サバイバルバトルを繰り広げる、スリリングなクライムスリラー。大学に入学したばかりのチョン・ジアンは、警察から叔父ジンマンが自殺したとの知らせを受ける。両親が亡くなってからはジアンにとって親のような存在だった叔父は、静かで謎めいた存在ではあったが、自殺を図るような人物ではなかった。葬儀を終えた後、突然叔父の携帯に超高額振込の連絡が入る。不信に思ったジアンは叔父が新しく立ち上げたというウェブサイトにアクセスするが、それは表向きのオンラインショップで、幼なじみのジョンミンの力を借りてソースコードを辿っていくと、違法サイト“マーダーヘルプ”を発見することに。そこには大量の武器が売られていた。危険を察知したジアンはオンラインショップを閉店しようとするが、「次はお前だ、ジアン」というメッセージが届く…。すると、悲しみに浸る間もなく、ジアンは謎の殺し屋集団から命を狙われ始め、周囲で轟く銃声や、飛び交う殺人ドローンが彼女を襲うことに。叔父が住んでいた家に監禁状態となったジアンは、彼女の命を脅かす存在から身を隠して過ごすことになるが、幼少期に叔父から受けていた訓練を思い出し、生き残るために困難と立ち向かう。叔父の隠された過去とは?残されたジアンは、果たして彼らを相手に“危険な遺産”と自分の命を守り抜けるのか――?大学生チョン・ジアン役を演じるのは、「コネクト」や「キングダム」などで存在感を発揮してきた実力派キム・ヘジュン。また、ジアンの叔父チョン・ジンマン役に俳優業はもちろん、モデル・MCなど、韓国のみならず世界で絶大な人気を誇るイ・ドンウク。「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」で切ない恋心を抱く死神役を好演し、視聴者を虜にしたが、今回は冷静沈着で謎めいたキャラクターに挑戦する。脚本は、「時間が止まるその時」を手掛けたチ・ホジン、そして映画『ドアロック』のイ・グォンが脚本と監督を務める。この度解禁されたポスタービジュアルは、怪しげなアイテムが陳列された棚を背景に、銃を構えたジアンと姪を守るように立つ叔父ジンマンが映り戦闘モード全開。また、緊迫感あふれる予告編は、冒頭でジンマンの遺影が映し出され、喪服姿のジアンがその写真を見つめる衝撃的なシーンから幕開け。時間は遡り、何もない荒地でジンマンはジアンに銃を渡してみせ、彼女への訓練を始めている。「弱い者がほえる。強いものはほえない」というジンマンの言葉が響く中、謎のスナイパーや殺し屋が次々とジアンを追い詰めていく。そして、携帯に届いた“残高187億ウォン”という口座に残された莫大な金額を示す数字、銃が売り出されたオンラインサイトが映し出され、ジンマンが運営していた武器の販売サイトの秘密に迫る重要なシーンも!銃撃戦、爆破シーンなどが次々と繰り広げられる中、「すべての選択には責任が伴う」「お前の選択に任せる」というジンマンの言葉、そして最後にはジアンの怒りがあふれるその眼差しから、彼女が立ち向かう困難が尋常ではないものであることが垣間見える映像となっている。「殺し屋たちの店」は1月17日(水)より毎週水曜日2話ずつディズニープラス スターにて独占配信開始(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2024年01月10日映画『怪物の木こり』クリスマス直前! 公開後舞台挨拶が13日に都内で行われ、亀梨和也、菜々緒、三池崇史監督が登場した。同作は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。○■映画『怪物の木こり』イベントに登場した菜々緒美谷間とスレンダーボディが際立つ真っ赤なドレスで観客を魅了した菜々緒。「三池監督とまた一緒にやるならどんな役柄がいいか」という質問を受けて、「以前スタジオで、『三池さんが隣で撮影しているよ』と言われてご挨拶に行った時に、美少女戦士みたいな作品撮ってませんでした?」と尋ねる。ガールズ×戦士シリーズを手がけていた三池監督が「3歳〜6歳の女の子向けのテレビ番組やってたんです。それが本当の……(自分の作風)」と答えると、菜々緒は「私はけっこう衝撃だったんですよ。『あ、こういうのも撮られるんだ』と。じゃあ私も次もしかしたら」と期待。「この前、吉岡(里帆)さんのラジオにさせていただいた時に『きゅるきゅるな役もやってもらいたい』と。今までそんな役やったことないし、ちょっとタッグを組んで、私にきゅるきゅるな役を演じさせてほしい」と希望していた。
2023年12月13日映画『怪物の木こり』クリスマス直前! 公開後舞台挨拶が13日に都内で行われ、亀梨和也、菜々緒、三池崇史監督が登場した。同作は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。○■映画『怪物の木こり』イベントに登場した亀梨和也「三池監督作品にまた出演するとしたらどんな役がいいか」という質問に、亀梨は「僕、ちょうど京都の太秦で撮影をしてるんですけれど、スタッフの方たちが三池さんの話をしてくださって、『監督からご飯屋さんを聞いた方がいい』いみたいな話をしていただいたりするんですよ。なのでぜひそういう時代もの」と希望する。「僕も(今の撮影が)初めてなので、今回しっかりと馴染んで呼んでもらえるようになったらいいな」と期待した。三池監督は「俺は個人的にはお二人で、是枝(裕和)監督が撮るような……」と言い出し、「カンヌ行ってレッドカーペット歩いて」と会場を笑わせる。亀梨も「カンヌはぜひ」と言いつつ、「ワンシーンだけで呼ばれると一緒に行けないから」と心配する。三池監督から「ワンシーンじゃ来ないって!」とつっこまれると、「僕、全然オッケーですよ。契約も色々変わると思うので。僕が判断できるものも増えるかもしれませんので」と今後の変化も仄めかした。また「クリスマスの過ごし方は?」という質問に、菜々緒が「私はあったかいところに逃げたいなと思ってます」と答えると、亀梨は「海外? すごいのよ。いつでも夏だから! 海とビーチと温泉を求めてる」と、菜々緒がInstagramで撮るポーズを真似するなど、楽しそうな様子を見せる。菜々緒は「亀梨さんが見ていると思って、いい写真をアップできるように頑張りたいと思います」と苦笑していた。2023年を振り返ると、亀梨は「今年は本当に急に様々な顔を持ちました。まだ発表になっていないものを含めて、映像作品だけでも4作品撮影しましたし、この映画のプロモーション公開もあったり、KAT-TUNのライブ活動があったり、Instagramを始めたり、YouTubeを始めたり。あと『Inside 23』というプロジェクトも立ち上げて、制作としても全部自分で動いたりするので、これにはこれぐらいのお金がかかって、どれぐらいの人数が必要で、この日の撮影はお弁当が何個必要で、と本当に色々な顔を持ち合わせております」と明かす。「サポートしてもらいながらやってはいるんですけど、『お弁当をどのくらいの値段にしましょうか?』という相談で、『これぐらいの方がみんな喜ぶんじゃない?』とか、そんなことをやってます」と会場を驚かた。今作への出演で「テレビももちろん素晴らしいんですけど、改めて時間を作って劇場に足を運んでくださる、その全部の時間も含めて、本当にやっぱ素晴らしいエンターテイメント」と映画への熱い言葉も。「映画を頑張りたい」と決意を新たにしていた。
2023年12月13日アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也が主演を務める、映画『怪物の木こり』(公開中)のオフィシャルインタビューが8日、公開された。映画の公開を記念し、サイコパス監修を務めた中野信子氏と三池崇史監督のスペシャル対談が実現し、オフィシャルインタビューが届いた。中野氏は脳や心理学をテーマに研究を行い、著書『サイコパス』を出版するなど、脳科学研究の第一人者としても知られる。サイコパスの定義とは、共感性を持たず、自他問わず痛みに対する感受性が低いことだという。登場人物全員がサイコパスという衝撃の本作をどのように観たのか、キャラクター設定から、映画のために用意された原作とは異なる衝撃のラストシーンまで、ネタバレギリギリで映画の見どころを三池監督と語った。さらに、二宮(亀梨和也)が自身の感情に揺さぶられる表情を切り取ったカットや、中野が一押しのキャラクターとしてピックアップした戸城嵐子(菜々緒)、二宮の婚約者の映美(吉岡里帆)が不安げな表情を浮かべるカット、剣持(中村獅童)、乾(渋川清彦)ら、中野氏と三池監督が見どころなどを存分に語った個性豊かなキャラクターたちの新たな場面写真も一挙公開された。○■中野信子×三池崇史監督 対談インタビュー>・様々なパターンのサイコパスが登場しますが、それぞれを差別化しキャラクターを作り上げる上で、特にこだわった点などはありますか?三池:二宮を演じた亀梨くんは、僕が思う俳優という範疇ではサイコパスに近い人(笑)。人に危害を加えたりはしないけど、結局本当の自分を一瞬も見せないで生き続けてきた人間で、何となくですが多分彼自身がもう虚像に乗っ取られているんじゃないかって。まあ乗っ取られるわけはないんだけど、でもどこかで本人も意識しないうちにそういう所があって、本当の自分は彼と本当に近くにいる人だけで……でもその人たちにも見せていないかもしれないですけどね。(中村)獅童さんも歌舞伎という世界と映画俳優という、アイドルとは違うけれども同じく“虚像”を演じているわけですよね。その事に真っ直ぐな人達だから、読んだ(台本の)感覚や役の受け取り方というのは僕らと微妙に違うと思うんですよ。それを出来るだけ壊さないようにして、それぞれの個性をそのままにどう読んで、どう演じるかを基本自分で考えていってもらった上で作ったという感じですね。中野:これまでのサイコパスの映画として作られてきたのは、ステレオタイプで“スーパーダークヒーロー”のようなサイコパス像というのがあったと思うんです。でも本作では、サイコパシーが高くても人間で、それぞれキャラクター付けがあって「こういうところが逸脱するタイプ」、「こういうところは危機管理出来るタイプ」という描き分けがあったと思います。そこに面白みがありますし、サイコパスがどこか遠い怖い存在というよりも、人間としてこういう人がいますというリアリティを見て感じることができると思います。三池:映画の中のサイコパスは大体が犯罪を犯しますが、犯罪を犯さないサイコパスもいるだろうし、“人を殺して暴力的だ”という意味とは限らない。サイコパスは、知能が高くて社会的にあるレベルの地位に居て、みんな非常に優秀じゃないですか。だからもっと身近にいる感じが出せればなと思いました。僕らの日常の中にもいるんだ、ということを言葉ではない方法で観る人に身近に感じてもらい、特別な映画ではない、と受け取ってもらうことが必要だというのは思っていたんです。中野:例えば、乾刑事(渋川)は職務に忠実である立派な職業人ですが、それが行き過ぎてしまう所に実はこの人の本性が表れている。一見普通に見える人でもどこか普通ではない描き方で、とても魅力的に描かれていますよね。菜々緒さんが演じている戸城も、自分のことを普通だと思っているものの、職業倫理としては許されない事を躊躇なくやってみせたりするシーンもあり、とても面白く見どころではあったと思います。・戸城が特にお気に入りのキャラクターですか?中野:他が派手なのでもしかしたら暴走してるようには見えないかもしれないですけど、暴走しているシーンが挟まれていて、とても面白かったですね。菜々緒さんはクールビューティで、この人どっちなのかなって感じさせる表情を上手にされているように感じました。完全に“正義”という描き方じゃないのが凄く良いなと。戸城というキャラクターはプロファイラーで、私の仕事に一番近い感じでもあるのでついつい彼女の視点を気にして見てしまう部分はありましたね。三池:例えば、刑事と一言で言っても、一人一人がなぜ刑事になって何をしようとしているのかという理由は皆バラバラですよね。戸城の場合はものすごく勉強をしているのですが、頑張ってこられたのは、やはり子供の頃のトラウマの影響。自身の兄の敵だった「共感能力を持たない人間」、「暴力的な人間」はとにかく許さないという個人の強い怒りみたいなものがあって、そこに取り憑かれている感じが菜々緒さんは自然に出ていましたね。・吉岡さん演じる映美がある行動を起こすことで、原作とは異なるラストが描かれます。三池:どうやってこの物語を終わらせるかと考えた時に、この物語をしっかりと完結させたかったので、そのために最後にほんの少し、二宮には罪滅ぼしをしてもらいました。これは普通に言うと悲劇ですが、二宮にとってはこれ以上の状況は無かったんじゃないかなと思っています。・本作の見所について中野:冒頭のシーンからサイコパスらしい姿を亀梨さんは演じていますが、最後のシーンでどう変容するのかというのを対比で見ていくと面白いかもしれませんね。苦闘の後が見られるんじゃないでしょうか。最初のサイコパスらしさは非常に良いシーンでしたね。三池:「何で泣いてるの?」って言いますからね。泣くだろう普通!(笑)中野:分かっていて聞いている風な演じ方に、サイコパスみが強く感じられてとても良かったですね。・サイコパスをテーマにした作品が近年多く世に出ていますが、人々が魅了される理由はなんだとお考えですか。中野:多くの人が自分とは関わりのない所にサイコパスがいると、とても魅力を感じる一つの理由として、自分に出来ない事をやってのけるからという点があります。痛みを感じにくいとか、困難に勇敢に挑むとか、そういったものに憧れを感じてそういうものを見たいのだと思います。要するに、自分もサイコパスになりたいんですね。人ができないことをやれる自分でありたい、恐れ知らずの自分でありたい、人から恐れられて何か支配性を身につけている一角の人物として見られたいというような欲求が、サイコパスへの憧れとして機能している感じがあります。一定数の観客は、自分がそうでありたいと感情移入して見ているというのはあるのかなと思います。三池:僕もそう思いますね。サイコパスに対して一番魅力感じるのは、やっぱり映画の中で描かれているサイコパスは自分らしく正直に生きている。僕らは生きていくために色々自分にブレーキをかけているけど、そのストレスが映画の中の彼らを見ると発散されるんじゃないかという気はします。要は、映画は大衆文化なので、多くの人の中に潜んでいる本音。それを隠して、闇の中で恋人と一緒に映画を見るわけですよね(笑)中野:より本音が言いづらい世の中だから、より刺激を求めて映画館に行く。それもあるかもしれないです。【編集部MEMO】映画『怪物の木こり』(12月1日公開)は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。(C)2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年12月08日アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也が、映画『怪物の木こり』(12月1日公開)の公開記念舞台挨拶に菜々緒、吉岡里帆、三池崇史監督とともに登場した。同作は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。○■映画『怪物の木こり』公開記念舞台挨拶に登場した亀梨和也「サイコパスな人と付き合えるか」という質問では、亀梨が「好きになった方がもしサイコパスだったら、もうしょうがないなって感じ」と答え、吉岡は「男前ですね〜! こういうところなんだ、亀梨さん」と感心。亀梨は「だって好きなんだもん。どうにか成立させたいじゃない」と応じる。菜々緒は「好きになった後にサイコパスってわかったってことですか?」と前提を確認し、亀梨は「最初からサイコパスだったら、わかんないけど、『おうおう』と思うんじゃない?」と器の広い反応。「人って、付き合いとかいろいろして時間が経過してきて、見えてくるものもあるじゃん。逆に最初から100%見えてお付き合いすることってありますか? まず人のある面が見えて素敵だなと思ってお付き合いとかして、時間を重ねて相性とかいろいろ変化もしていくじゃない。なので、付き合ってサイコパスだったらどうにかしますよ」と豪語し、菜々緒が「ですって。みなさん、聞きました?」と観客に尋ねると、拍手が起こっていた。一方、吉岡が「私はNO」と言うと、菜々緒も「私もNO」と同意する。菜々緒は「私は一緒にいる人と同調しちゃう感じがあるんですよ。だから、たぶん私もサイコパスになってっちゃう」と答える。相手によってファッションが変化するかという話題では、亀梨が「俺は、基本変わらないです。相手が変わるケースはあるかもしれないけれど」と明かす。吉岡が「変えさせちゃうんだ」と驚くと、「まあね」と乗っかりつつ、「変えさせるわけじゃないけど」と照れた様子を見せた。吉岡は「違和感を感じて、いろんなことが疑心暗鬼になっていきそうで、上手にお付き合いできないと思いますね。全部安心できないと思う。怪しいとか、変な臭いがしたら近寄らないタイプなんで」と回答。「メッセージ性を感じやすい」という吉岡は「嫌なこととか起こったときに、私はメッセージ性を感じてプラスに変換するという技を持ってて。例えば綺麗な服着てそれが破れたら『何かメッセージがあるな』『私に命の危険が迫っているから気をつけた方がいいというメッセージなんじゃないかな?』と思うみたいな」と持論を展開する。対して亀梨が「それはリズムですよ」と指摘すると、会場からは拍手が。「ちょっと後で説明しますけど、“亀梨ってる”ということです。この間、プロモーション出た番組で僕の“リズム論”を語らせてもらって……」と、その場で内容までは語らなかったものの、独自の理論を垣間見せた。また、この日は主題歌「深海魚」を手がけたSEKAI NO OWARIのSaoriからのコメントも読み上げられた。○■Saori コメント今回主題歌を作らせて頂けることになり、とても光栄に思っております。サイコパスな登場人物ばかり出てくる今作品は、目を離せない展開が魅力ですが、特に亀梨さんの瞳の動きは誘い込まれるような恐ろしさがあり、映画館で見たらより一層怖いだろうなあ……と思います。提供させて頂いた新曲「深海魚」では、サイコパスな登場人物たちの境遇を想像して、歌詞やアレンジを施してみました。背後から迫りくるようなゾクゾク感を、本編最後に楽しんでいただけたら幸いです。SEKAI NO OWARI / Saori
2023年12月02日三池崇史監督映画『怪物の木こり』より、亀梨和也と染谷将太が演じる、狂気のサイコパスと真性のサイコパスの2ショット場面写真が公開された。いよいよ公開を明日に控えた本作は、第17回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した小説の実写映画化。登場人物が全員サイコパスというぶっ飛んだ設定でありながら、キャスト一同が「人の温もりってなんだろうな、とすごく考えさせられる」、「こんな感じになるの!?と鳥肌でした」、「何度も何度も裏切られる」、「まさかの感動が来る。サイコパスに泣かされるとは」と口を揃えてその驚愕の結末に自信を覗かせる、まさに先読み不可能なストーリーとなっている超刺激サスペンス。今回公開された場面写真には、亀梨さんが演じる目的のためには手段を選ばず、殺人すらいとわない“狂気のサイコパス”弁護士・二宮彰と、その協力者である染谷さん演じるサイコパス外科医・杉谷九朗が登場。3ピースのスーツに身を包む弁護士と、白衣を着こなした医者という、それぞれの表の顔を持ち、一見スマートでスタイリッシュな印象を世間に与える2人だが、裏の顔を突き合わせるシーンでの2人が魅せる独特のバディ感は、どこか不気味で新鮮な、ひと時も目の離せない魅力が漂っている。三池組常連の染谷さんについて亀梨さんは、「現場にも、風の如くといいますか、ふわっと居るんですよ。そして、『切り替え!』ということが無くそのまま本番もその流れで撮影に臨まれていたんです。自然体で、流れの中で『お芝居するぞ!』とか『魅せなきゃ!』ということもなく、表現出来る、魅了出来る。人にある種“掴ませない”、でもすごいものを残して帰られいていました」とコメント。また、染谷さんの撮影日数は、実質2日間ほどしかなかったそうだが、「なのにとても存在感があってすごかったです。この才能はずるい」と絶賛。一方の染谷さんは「亀梨さんはすごくリラックスして現場にいらっしゃるんですが、一方でずっと集中もしているんです。常にアイドリング状態というか、一緒に演じていてすごく心地よかったですね」とふり返る。「僕は裏の二宮しか見ていなかったので、表向きの弁護士としての表情や、外の人と接している二宮を撮影中は見たことがなかったんです。それを完成した本編で初めて見て、その見事な多面性に驚きました。『裏の二宮が怖いな』とずっと現場で思っていたんですが、あの爽やかな、人を優しく包み込むような表の顔の二宮を見た時に『うわ、すごいな』と、思わず劇場で鳥肌が立ちました」と刺激を受けたそう。今回の場面写真の一枚にもある、杉谷が働く病院の中庭でのバスケットボールのゴールを前にしたとあるシーンでは、亀梨さんの身体能力にも驚愕したそうで、「かっこいいなと思いました。すごいです!」と注目ポイントのひとつとしてアピールした。『怪物の木こり』は12月1日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物の木こり 2023年12月1日より公開©2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年11月30日三池崇史監督が、映画『怪物の木こり』(12月1日公開)の大ヒット祈願イベントに亀梨和也(KAT-TUN)、菜々緒とともに登壇した。同作は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。○■三池崇史監督、亀梨和也ファンからの空気「ひしひしと感じる」「監督は立場上、いないといけないですけど、あまりコメントも長く話すとお2人の時間がなくなってしまいますから」と控えめな発言で笑わせた三池監督。舞台挨拶でもそういった空気を感じるそうで「ファンの人から『このおじさん話長いな』と思われているなと、ひしひしと感じるんです」と明かしていた。今作で亀梨と初タッグを組んだことについて聞かれると「スーパースターとは縁が遠い……どちらかというとアウトサイダーが多いので、自分もがんばってきたなという思いです」と話し、笑いを誘う。改めて「今回の役がすごいぴったり。サイコパスといっても1人の人間で、そういう多面性を持っているという点では、アイドルというもう1人の自分を25年作り上げてきた人間だからこそ、僕らとは違う台本の見え方をしている」と亀梨を絶賛した。一方、過去に三池作品への出演経験もある菜々緒についても「いつも出ていただくときは、コスチュームがすごい露出度。ただ、今回は刑事ということでスーツでシンプルなんですがやはり美しい。女優としてそこに立っている姿に、『この人やっぱり本物なんだな』と感じました」と称賛の言葉を送っていた。また、「今作での収穫」について聞かれた亀梨は「三池監督との出会い」と回答。「ご縁をいただけたということに感謝しています。今回も菜々緒さんなどこれまで監督の作品に何作も出られている方とご一緒させていただいたんですが、僕も今後呼んでいただけるように、いつでも露出できるようにしっかりケアしていきたい(笑)」と菜々緒の露出度高め衣装に絡めて話した。
2023年11月22日KAT-TUNの亀梨和也が、映画『怪物の木こり』(12月1日公開)の大ヒット祈願イベントに菜々緒、三池崇史監督とともに登壇。自身の願い事を明かした。同作は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。○■亀梨和也、『怪物の木こり』大ヒット祈願イベントに登場公開を控え、プロモーション活動を精力的に行ってきた亀梨は「映画をご覧いただいている方たちから、本当にいい言葉をたくさんいただいていて、自信につながります。僕自身も改めてこの作品の持つメッセージの力強さというのを非常に感じているので、早くお客様の方に届いてほしいなと思います」と確かな手応えを語った。また、明日23日が勤労感謝の日ということにちなみ、「感謝したいこと」についてトークが進むと、亀梨は「日々感謝で何をやるにも1人じゃ成立しないことだらけ」と回答。「たくさんの方に協力していただきながら、支えてもらっていることで自分自身の活動が成立しています。この作品でもスタッフの皆さんの思い、温もりの中で過ごさせていただいています」と周囲への感謝を口にした。イベント中盤には、自身の願いを絵馬風パネルに書いて発表するコーナーも実施。亀梨は「映画『怪物の木こり』大ヒットでたくさんの方と結ばれますように」と発表。「この映画も“人と人との繋がり”は大きなテーマでもありますし、僕自身もこれまで結ばれてきたもの、今後結んでいくものについて非常に考えている今日この頃。この“繋がり”“結びつき”“結ばれ方”というものが、僕の人生において大きな分岐点に来ている」と語った。
2023年11月22日映画『怪物の木こり』(12月1日公開)の大ヒット祈願イベントが22日に都内で行われ、亀梨和也(KAT-TUN)、菜々緒、三池崇史監督が登壇した。同作は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。○■亀梨和也、『怪物の木こり』大ヒットを願い力強い餅つき明日23日が、1年の収穫に感謝し豊穣を願う新嘗祭ということにちなみ、神社で開催された今回のイベント。終盤には、亀梨らによる餅つきが行われた。作中に登場する怪物の木こりも登壇すると、亀梨らは“斧風”木槌を持ちながらフォトセッションに参加。その後、“斧風”木槌を杵に持ち替えた亀梨は、怪物の木こりとともに、「よいしょ!」という掛け声で力強く餅をつき、会場を盛り上げた。餅つきを終えた亀梨は「母方のおじいちゃんおばあちゃんが農家さんだったので、子供の頃に田舎で育てたお米でやっていたり、大人になっても行かせてもらってるお洋服屋さんのお餅つきがあって参加させてもらったりしている」と明かす。また、怪物の木こりとの共同作業について聞かれると、「正直言っていいですか……」と切り出し、「あまり見えていなかったと思うんですが、(木こりが餅を返しても)ギュンってすぐに戻ってきてしまっていて、1カ所しか叩けていない(笑)。でもすごいやる気で、気持ちは見えました」とフォローしつつ、笑いを誘った。
2023年11月22日アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也が主演を務める、映画『怪物の木こり』(12月1日公開)のスペシャルインタビュー動画とメイキングスチールが7日、公開された。今回公開されたのは、亀梨と三池崇史監督が撮影を振り返る特別対談とメイキング映像を交えたスペシャルインタビュー動画。現場では「自分の感性の赴くままに自由に演じてほしい」とだけ伝えたという三池監督だが、その理由を「(亀梨さんは)僕の印象としては独特の孤独感を持っている人。僕にとっては二宮という役のイメージは亀梨さん本人そのものなので、出来るだけ自然に、心が揺れないで人を殺していく。それだけでいいのかなと。(二宮役に)ぴったり」と語っている。撮影現場での亀梨自身についても「すごく普通の人間の感覚も当然持っていて、なおかつ周りのスタッフに対して“この映画を一緒に作っているんだ”ということを、ポーズではなく自然に感じているんだろうな(という人)。初めて仕事をしたんだけど、昔から知っている仲間と仕事をしている感じがしました」と座長としての在り方を絶賛した。一方の亀梨は、俳優の自主性を重んじた三池の撮影スタイルや完成した作品に全く違和感のようなものが無く受け入れられたといい、「ふわっと魔法にかけてもらえたような時間でした」と振り返る。さらに「監督がスタートの段階で、大きく、チーム全体としてこの作品を包んでくださっていたので、すごくスムーズに飛び込むことができました」と、現場の雰囲気の良さが垣間見えるコメントで、サイコパス役の誕生秘話を明かしている。解禁された特別動画ではその他、車が山道を転がっていくド派手なアクションシーンのメイキングを興奮気味に振り返る様子も収められた。【編集部MEMO】映画『怪物の木こり』(12月1日公開)は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。(C)2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年11月07日KAT-TUNの亀梨和也と女優の菜々緒が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに三池崇史監督とともに登場した。ガラ・セレクション部門で上映される映画『怪物の木こり』(12月1日公開)で主演を務めた亀梨は「本日はこのような場に参加させていただけることを非常に光栄に思っています。この期間、映画を通じて皆さんにとっても素敵な時間が流れることを心より願っています。我々もしっかり楽しんで帰らせていただきたいと思います」と挨拶した。レッドカーペットには、劇場に登場する“怪物”も登場。亀梨は「映画の撮影をしていたときよりも若干小さくなったかなという印象です。怪物さん視界が悪いと思いますから、言ってください、しっかりエスコートしますので」と優しく言葉をかけていた。また、レッドカーペットで怪物も一緒に自撮りをする場面も。亀梨も菜々緒も監督も、笑顔が弾けていた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日映画『怪物の木こり』(12月1日公開)で主演を務める亀梨和也と三池崇史監督が、「第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」への参加のためにスペイン・シッチェスを訪問。オフショットが公開された。同作は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。10月5日~10月15日にスペイン・シッチェスで開催された「第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」。同作は、スリラー・サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされる ORBITA(オービタ)部門と、アジアの新作のショーケースであるFocus Asia部門の2部門に出品された。現地時間の13日に行われた同作のプレミアイベントには約1,200人の観客が集結し熱狂。レッドカーペットを歩き現地のファンと交流した亀梨は、「スペインに着いた当日のホテルのロビーや取材の合間でも、温かく出迎えてくれている感じがして、三池監督の作品を愛してやまない方たちの熱量の高さはもちろんですが、自分のことを知って来てくれる方たちもいてくださって、すごくありがたいですね」と笑顔で語っていた。13日のワールドプレミアを前に、取材の合間を縫って亀梨は三池監督と共にシッチェスの街中を訪れスペインの空気を堪能。この度、2人が映画祭期間を満喫する様子がわかる現場レポートが到着した。○■亀梨和也&崇史監督、「第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」に参加ホテルを出た亀梨と三池監督は、映画祭の会場ともほど近い旧市街や海岸沿いを散策。今回スペインを訪れるのがはじめてだった亀梨は、「僕はバルセロナに到着して、衣装がロストバゲージになるというところからはじまりまして(笑)」と到着早々に起こったまさかのトラブルを告白した。この日の取材では三池監督とシッチェスの街を歩きながら、「どこを見ても絵になりますね。ワクワクします!」と終始笑顔を見せていた。これまで数々の国際映画祭に参加し、久しぶりのシッチェス訪問となった三池監督は、今回亀梨と共に訪問したことについて「シッチェスという街を、身をもって体験してもらいたいし、また何かの機会に、他の映画祭に行った時に、ここ独特の気配というのを感じてもらえたらと。どこに行ってもその映画祭、映画祭の個性があるし。そこはもう素直に体験してもらって、楽しんでもらえたらいいなと思っています」とコメント。さらに亀梨に楽しんでもらいたいポイントとして、「日中は日差しが暖かくて、みんなフレンドリーで、人間の強さやおおらかさを感じるので。にもかわらずホラーやスプラッター、ファンタ映画をみんなで観るっていう、このギャップというのが楽しいですよね。夜の劇場はまた全然違う部分があります(笑)。そういう感じを亀梨くんにも味わってもらえたらと」と翌日に控えるワールドプレミアを前にこの映画祭の魅力を語った。翌13日にはワールドプレミアを前に、映画祭主催のフォトコールと記者会見に臨んだ亀梨と三池監督。到着日にロストバゲージとなった衣装が無事見つかり、この日亀梨は、フォトコールと記者会見にはそれぞれ事前に準備した衣装で、そしてワールドプレミアにはスペインで用意した衣装で参加した。フォトコールは海をバックにした絶好のロケーションで写真撮影が行われ、撮影後にはサインや記念撮影を求める現地の映画ファンが2人の元へ殺到。2人は終始笑顔で応じ、ファンとの交流を楽しんでいた。その後に行われた記者会見で、「初めての三池監督との仕事はいかがでしたか?」という記者からの質問に亀梨は、「今回の作品にはもちろん血もたくさん出てきますし、壮絶な現場になるのかなと思いきや、非常に穏やかな現場でした。笑顔が素敵な監督でいらして、現場は作風とはまったく逆で、非常に楽しく過ごさせていただきました。作品についても、絵の強さはもちろんのこと、人間ドラマがしっかりと描かれていて僕も大好きな映画の1本になりました。次回またご一緒させていただける機会があるのであれば、さらに激しい、このシッチェスの皆さんが好きなものを存分に詰め込んだ作品でまた戻ってこられたら光栄です。そのためにしっかり準備したいと思います。『ハアーッ!』って(笑)」と笑いながら答えると、記者たちからも笑いが。また、「サイコパス役をどのように自分の中に注入していったか」という役へのアプローチ方法を問われると、「派手にサイコパスというころを意識しないということを心がけていました」とした上で、「二宮というキャラクターの変化という点では、目の使い方、首の動かし方、目線の送り方というのは、僕なりに細かくこだわって演じました」と自身のこだわりを明かした。また、「なぜこのストーリーを選ばれたのでしょう、どういったところに惹きつけられましたか?」という質問に対して三池監督は、「サイコパスという、映画の中で度々描かれてきたキャラクターが主人公です。ただ、その中で主人公が今まで描かれてこなかった変化を見せる。そこがこの作品の一番の、今までに作られてきたサイコパス映画とはまったく違う物語。人間の物語だというところに興味を持って、そこをできるだけきちんと表現できるように撮りました」と本作がこれまでのサイコパス映画とは一味違う作品であると話した。そしてワールドプレミアでは上映前の盛り上がりはもちろんのこと、上映中にも血しぶきの出る描写や衝撃的なシーンでは拍手や歓声が何度も起こるなど観客は熱狂、海外ならではの盛り上がりを見せた。上映終了後、三池監督も思わず「血に飢えているんですかね。スペインの人って(笑)」と笑いながらコメント。亀梨も「皆さんから満足だというようなリアクションがいただけたので、すごく安心しましたね」と安堵の表情を見せ、最後には「スペイン自体が本当に初めてだったので時間がない中ですけれど、いろいろ見ることができたのはよかったです。最後も皆さんがいい熱量でいてくださって、いい言葉もいただけて、ヨーロッパはもちろん、色々な場所から来てくれている方たちもいらっしゃったので、すごく嬉しかったです。シッチェスで感じたお客さんの熱量をエネルギーに、公開まではもちろん、公開後も駆け抜けていきたいなと思います」と今後に向けた意気込みを語った。(C)2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年10月19日「第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」で上映された映画『怪物の木こり』から、主演の亀梨和也と監督の三池崇史がスペインに上陸。映画祭を楽しむ2人のスチールが公開された。現地時間の10月13日、オービタ部門のクロージング作品として上映された本作のプレミアイベントには、約1,200人の観客が集まり、大熱狂。亀梨さんと三池監督は、レッドカーペットを歩いた。「スペインに着いた当日のホテルのロビーや取材の合間でも、温かく出迎えてくれている感じがして、三池監督の作品を愛してやまない方たちの熱量の高さはもちろんですが、自分のことを知って来てくれる方たちもいてくださって、すごくありがたいですね」と確かな手応えを感じていた様子。その夜に控えるワールドプレミアを前に、取材の合間を縫って亀梨さんと三池監督はシッチェスの街中を訪れ、スペインの空気を存分に堪能、そして映画祭オフィシャルフォトコール&記者会見にも参加した。12日、ホテルを出て、映画祭の会場ともほど近い旧市街や海岸沿いを散策。過ごしやすい気候に恵まれ、雲一つない空と海、絶好の環境の中で迎える映画祭に2人のテンションも自然と上昇し、今回が人生初のスペインとなった亀梨さんは、「僕はバルセロナに到着して、衣装がロストバゲージになるというところからはじまりまして(笑)」と到着早々に起こったまさかのトラブルを告白。またこの日の取材では、街を歩きながら「どこを見ても絵になりますね。ワクワクします!」と終始笑顔だった。そして翌日のワールドプレミアを前に、映画祭主催のフォトコールと記者会見に臨んだ2人。ロストバゲージとなった衣装が無事見つかり、亀梨さんはフォトコールと記者会見にはそれぞれ事前に準備した衣装で、ワールドプレミアにはスペインで用意した衣装で参加。フォトコールは海をバックにした絶好のロケーションで写真撮影が行われ、撮影後にはサインや記念撮影を求める現地の映画ファンが殺到。2人とも終始笑顔で応じ、ファンとの交流を楽しんだ。その後の記者会見では、「初めての三池監督との仕事はいかがでしたか」という記者からの問いに、「今回の作品にはもちろん血もたくさん出てきますし、壮絶な現場になるのかなと思いきや、非常に穏やかな現場でした。笑顔が素敵な監督でいらして、現場は作風とはまったく逆で、非常に楽しく過ごさせていただきました。作品についても、絵の強さはもちろんのこと、人間ドラマがしっかりと描かれていて僕も大好きな映画の1本になりました。次回またご一緒させていただける機会があるのであれば、さらに激しい、このシッチェスの皆さんが好きなものを存分に詰め込んだ作品でまた戻ってこられたら光栄です」と亀梨さん。続いて、「サイコパス役をどのように自分の中に注入していったか」という、役へのアプローチ方法についての質問には、「派手にサイコパスというころを意識しないということを心がけていました」とした上で、「二宮というキャラクターの変化という点では、目の使い方、首の動かし方、目線の送り方というのは、僕なりに細かくこだわって演じました」とこだわりを明かした。夕刻より行われたワールドプレミアでは、血しぶきの出る描写や衝撃的なシーンでは拍手や歓声が何度も起こるなど、観客は熱狂。上映後、三池監督は思わず「血に飢えているんですかね。スペインの人って(笑)」と笑い、亀梨さんも「皆さんから満足だというようなリアクションがいただけたので、すごく安心しましたね」と安堵の表情を見せた。なお本作は、「第36回東京国際映画祭」ガラ・セレクション部門(Gala Selection)での特別招待上映も決定している。『怪物の木こり』は12月1日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物の木こり 2023年12月1日より公開©2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年10月19日「このミステリーがすごい!」大賞受賞小説を三池崇史監督が映画化した『怪物の木こり』が、スペインで開催された「第5回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」にてワールドプレミア上映。現地時間10月13日19時より、サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされるÒRBITA(オービタ)部門を締め括るクロージングイベントが開催され、主演の亀梨和也と三池監督が登場した。シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭は、ベルギー・ブリュッセル、ポルトガル・ポルトと並ぶ世界三大ファンタスティック映画祭の1つとして知られ、毎年10月に開催を続け、今回で56回目の開催となる歴史ある映画祭。過去には『十三人の刺客』がヴェネチア国際映画祭、『一命』『藁の楯 わらのたて』『無限の住人』がカンヌ国際映画祭に出品されるなど世界にその名を轟かせる三池監督の最新作というだけあり、本作上映のチケットは事前の発売後、即完売。会場には1,200人の観客が集結した。三池監督「映画ファンが集まる映画祭だからハードルは高い」ワールドプレミア前には現地メディアによるフォトセッションと記者会見に臨んだ亀梨さんと三池監督。取材前にはシッチェスの街並みを散策するなど、街の空気を感じた亀梨さん。「この『怪物の木こり』という作品と三池監督にせっかく連れてきていただいた舞台なので、しっかりとたくさんの方たちの印象に残れるように過ごしていきたいです」と意気込みを語った。その後、レッドカーペットには、亀梨さんは光沢のある鮮やかな黒いスーツで三池監督とともに登場。拍手と歓声を受けながら、「日本は12月1日に公開なので、ひと足先にワールドプレミアという形で、初めて関係者以外の方たち、それも世界の方のリアクションを感じられるというのは本当に貴重ですね。ドキドキしますし、ちょっとそわそわもします」とコメント。三池監督も「映画ファンが集まる映画祭だからハードルは高いんですけど、でもエンターテイメントですから。みんな『これはどういうもんだ』っていう点数つけに来てるわけじゃないので。どうやってこの映画を見て楽しもうかという、そういう人たちなので、きっとそういう人たちに楽しんでもらえる映画だと思います」と、久々のシッチェスの地を噛みしめるように、映画祭の魅力を語った。その後、亀梨さんと三池監督は上映前のステージに大歓声を受けながら登壇。スペイン語で自己紹介した亀梨さんは「今回三池監督と共に、『怪物の木こり』という作品でこのシッチェス映画祭に来られたこと、本当に光栄に思っています」と満員の会場を見渡し、喜びを噛みしめた様子。三池監督も「シッチェスでは毎年のように僕の映画を上映していただいて本当に感謝しています。自分の最新作をここでワールドプレミア、世界で一番最初にシッチェスの観客の皆さんに観てもらえることを本当に幸せに感じています」と感謝を込めて挨拶した。上映が始まると、血しぶきが飛ぶシーンでは歓声があがるなど、世界最大のファンタスティック映画祭にふさわしい盛り上がり。終了後は拍手喝采となった。観客と一緒に本編を鑑賞していた亀梨さんと三池監督は、上映終了後、「すごく緊張しましたね。上映中に一つ一つリアクションがあり、この作品は物語の展開をしっかり集中して観ていただくことによって、さらに楽しめる作品だと思うので、みなさん本当に集中して観てくださっていたのかなと思います」と興奮冷めやらぬなかコメント。さらに上映中の観客のリアクションに対して亀梨さんは「最後の方は本当にネタバレなので言えないですけれど、一番最後、この物語がずっと積んできたもののクライマックスのようなところは、ぶわっと沸いてくれていたので。あそこは鳥肌が立ちました」と感無量。三池監督も「シッチェスのお客さんってお祭りみたいに、ストーリーとかそんなことよりも楽しめるところでワイワイやるっていう感じなんだけれど、今回は真剣に見ていて。こんなにスペインの人も真剣に映画を見てくれるんだっていう感じがあって(笑)。最後に起こった拍手も、楽しんだというより、いい物語を観た、いい映画を観たっていう、あったかい拍手で。普段とは違うリアクションだったんですよね」と確かな手応えを感じていた。ワールドプレミア後には、本作を鑑賞した批評家や観客から「三池崇史は『怪物の木こり』で私たちに新しいスリラーを見せてくれる」「最高のスリラー!テンポもよくあらゆるタイプの観客に強くお勧めします!」「機敏な脚本のひねりでサイコパスを探求しており、全編を通じて私たちを魅了します」といった絶賛の声が早くもXに溢れている。なお、本作は10月下旬、東京国際映画祭「ガラ・セレクション部門(Gala Selection)」での特別招待上映にてジャパンプレミアが開催される。『怪物の木こり』は12月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物の木こり 2023年12月1日より公開©2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年10月16日映画『怪物の木こり』(12月1日公開)が「第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」でワールドプレミアを迎え、亀梨和也、三池崇史監督が登場した。同作は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。10月5日~10月15日にスペイン・シッチェスで開催された「第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」。同作は、スリラー・サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされる ÒRBITA(オービタ)部門と、アジアの新作のショーケースであるFocus Asia部門の2部門に出品された。この度、現地時間の10月13日19時より、ÒRBITA部門を締め括るクロージングイベントが開催され、ワールドプレミアに主演の亀梨和也と三池崇史監督が登場。現地からオフィシャルレポートが届いた。○亀梨和也、スペイン語で挨拶シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭は、ベルギー・ブリュッセル、ポルトガル・ポルトと並ぶ世界三大ファンタスティック映画祭の一つとして知られ、毎年10月に開催を続け、今回で56回目の開催となる歴史ある映画祭。過去には『十三人の刺客』 (10)がヴェネチア国際映画祭、『一命』(11)、『藁の楯 わらのたて』 (13)、『無限の住人』 (17)がカンヌ国際映画祭に出品されるなど世界にその名を轟かせる三池監督の最新作というだけあり、本作の上映のチケットは事前の発売後、即完売!上映会場には1,200人の観客が集結。期待に胸を高鳴らせ、2人が登場する前から会場周辺は熱気に包まれ大きな盛り上がりを見せていた。ワールドプレミア前には現地メディアによるフォトセッションと記者会見に臨んだ亀梨と三池監督。取材前にはシッチェスの街並みを散策するなど、街の空気を感じた亀梨は「この滞在期間、シッチェス映画祭の空気感を存分に感じたいと思います。自分としても、この『怪物の木こり』という作品と三池監督にせっかく連れてきていただいた舞台なので、しっかりとたくさんの方たちの印象に残れるように過ごしていきたいです。ここ最近、結構激しめのスケジュールの中で生きているので、そんな刺激的な時間の中で、ときにはこうやって街の空気を感じられる時間がすごくご褒美だと思っているので、贅沢に楽しみたいなと思います。いま細胞、うずいています。しっかり目覚めましたから。」と意気込みをコメント。初めてのシッチェス映画祭への参加に期待を高鳴らせていた。そしていよいよレッドカーペットの時間となり、亀梨は光沢のある鮮やかな黒いスーツで三池崇史監督とともに登場。実は今回、事前に用意していた亀梨の衣装が空港にてロストバゲージとなり、映画祭前に衣装を急遽現地で用意することになるハプニングも発生。スペインの地で、自身で選んだ衣装に身を包み、レッドカーペットに登場した亀梨は、拍手と歓声を受け、「日本は12月1日に公開なので、ひと足先にワールドプレミアという形で、初めて関係者以外の方たち、それも世界の方のリアクションを感じられるというのは本当に貴重ですね。ドキドキしますし、ちょっとそわそわもします。」とコメントし、詰め掛けたファンとの交流を楽しんだ。三池監督も「映画ファンが集まる映画祭だからハードルは高いんですけど、でもエンターテイメントですから。みんな『これはどういうもんだ』っていう点数つけに来てるわけじゃないので。どうやってこの映画を見て楽しもうかという、そういう人たちなので、きっとそういう人たちに楽しんでもらえる映画だと思います。」と、久々のシッチェスの地を噛みしめるように、映画祭の魅力を語った。その後、亀梨と三池監督は上映前のステージに大歓声を受けながら登壇、亀梨が笑顔で、「Buenos días! Mucho gusto. Me llamo Kazuya Kamenashi(こんにちは!はじめまして。私は亀梨和也です。)」とスペイン語で挨拶すると会場からは歓声があがった。亀梨は「今回三池監督と共に、『怪物の木こり』という作品でこのシッチェス映画祭に来られたこと、本当に光栄に思っています。」と満員の会場を見渡し、シッチェスのファンを前に喜びを噛みしめた。三池監督は、「シッチェスでは毎年のように僕の映画を上映していただいて本当に感謝しています。自分の最新作をここでワールドプレミア、世界で一番最初にシッチェスの観客の皆さんに観てもらえることを本当に幸せに感じています。楽しんでいただけるように願っています。」と挨拶。それぞれの挨拶で会場はさらなる熱気に包まれた。亀梨は「監督が作り上げてくださった素敵で豊かな映像の中に、それぞれのキャラクターの心情の変化、生きるとは何か、人とは何か、自分とは何か、観ていただいた後に、皆さんに何かを持って帰っていただける映画になっていると思います。こうしてワールドプレミアで、この場に立たせていただいていることを本当に光栄に思います。皆さんぜひ楽しんでください!Gracias!(ありがとう!)」と上映を心待ちにする多くの観客に対してコメントし、上映がスタート。血しぶきが飛ぶシーンでは歓声があがるなど、世界最大のファンタスティック映画祭にふさわしい盛り上がりを見せる上映となり、終了後は拍手喝采となった。上映終了後、観客と一緒に本編を鑑賞していた亀梨と三池監督は、シッチェス映画祭の圧巻の景色に「すごく緊張しましたね。上映中に一つ一つリアクションがあり、この作品は物語の展開をしっかり集中して観ていただくことによって、さらに楽しめる作品だと思うので、みなさん本当に集中して観てくださっていたのかなと思います。」と興奮冷めやらぬ中コメント。さらに上映中の観客のリアクションに対して亀梨は「最後の方は本当にネタバレなので言えないですけれど、一番最後、この物語がずっと積んできたもののクライマックスのようなところは、ぶわっと沸いてくれていたので。あそこは鳥肌が立ちました。」と感無量。三池監督も「シッチェスのお客さんってお祭りみたいに、ストーリーとかそんなことよりも楽しめるところでワイワイやるっていう感じなんだけれど、今回は真剣に見ていて。こんなにスペインの人も真剣に映画を見てくれるんだっていう感じがあって(笑)。最後に起こった拍手も、楽しんだというより、いい物語を観た、いい映画を観たっていう、あったかい拍手で。普段とは違うリアクションだったんですよね。」と確かな手応えを感じていた。最後に、日本での公開を待つファンに向けて、三池監督は「ちゃんと作品を届けられて、受け取ってくれる人たちもいたので、自分の仕事としてはこれで半分は終わって。12月1日から皆さんに日本の皆さんにできるだけたくさんの方に観ていただきたいです。これはビジネス的なところではなくて、いい物語なので。良い芝居もしているし、みんな素晴らしいので。物語もいいし。是非それは心から味わっていただきたい、と心から思っています。」とコメント。亀梨は「とにかく本当に劇場でぜひ楽しんでいただきたい作品になっております。映画を観終わった後に、観た方同士でお話をしてもらえるような作品になっていると思いますし、何か感じ取ってもらえることもたくさんある作品に仕上がっております。ぜひご覧ください。お願いします。」と力強くコメントし、スペイン・シッチェス・カタロニア国際映画ファンタスティック映画祭でのワールドプレミアは大熱狂の中、幕を閉じた。ワールドプレミア後には、本作を鑑賞した批評家や観客から、「三池崇史は『怪物の木こり』で私たちに新しいスリラーを見せてくれる。」「最高のスリラー! テンポもよくあらゆるタイプの観客に強くお勧めします!」「機敏な脚本のひねりでサイコパスを探求しており、全編を通じて私たちを魅了します。とてもクールでキャスト全員が大好きです!」といった絶賛の声が早くもXに溢れている!(C)2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年10月16日アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也が主演を務める、映画『怪物の木こり』(12月1日公開)の場面写真が11日、公開された。同作は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。○亀梨和也について三池崇史監督、菜々緒、吉岡里帆がコメントこの度公開されたのは、亀梨が演じる二宮彰の二面性が垣間見えるカットや、恋人の映美とにこやかにすごすカットなど新たな場面写真。金を基調とした仕事道具が整然と置かれ、綺麗に整理された重厚感あふれるデスクに座る弁護士然とした”表の顔”と、ラフな服装で何かを睨みつけるようだが、前髪がかかり表情が読み取れない”裏の顔”が切り取られ、連続猟奇殺人事件の捜査の過程で二宮と知り合った戸城は、次第に二宮に”何か”を感じ取り始める。今作のメガホンを取った三池崇史監督は「二宮役は演じる本人の中にも二面性が求められるが、彼はいくつもの顔を持っています。経験豊富なアーティストであり、俳優であり、そしてイメージを売るアイドルという仕事をしていて、外に出れば街を歩いていても買い物をしていても“亀梨くん”でいないといけない。実際にそうやって生きてきた彼の強さが、今回の役柄に自然に発揮されている」と、二宮という役と亀梨の親和性を語る。そして警視庁のプロファイラーとして事件を追う戸城嵐子を演じた菜々緒は、亀梨と度々の共演となるが、本作の撮影では初日から”ゾクゾクしたものを感じた”という。「亀梨さん(演じる二宮)のサイコパスな雰囲気が私の中でのイメージにぴったりハマって鳥肌が立つような感覚がしたのを覚えていて、『亀梨さんとこういう風にお芝居が出来て嬉しいな』と思いながらクランクインの撮影を終えました」とスタートを振り返る。一方で「お話しさせていただくとチャーミングでかわいらしい一面もある」という印象も持つといい、「そのような人柄を知っているからこそ、安心してお芝居でぶつかっていける、安心して委ねられる、という部分もありました。今回このような作品で、お芝居でぶつかっていける、サイコパスの役が亀梨さんで本当に良かったなと思います」と、亀梨の人柄にも芝居にも絶対的な信頼を寄せている。戸城と同じく二宮を取り巻くキャラクターの1人で、二宮の本性を知らずに彼を愛する婚約者・荷見映美を演じた吉岡里帆も「亀梨さんは本当に難しい役をされていたと思います。ただ、亀梨さんが座長であったおかげで和やかな現場でした。いつもフラットにコミュニケーションを取ってくださっていたので、楽しい会話をしながら、変に肩に力を入れすぎずに正しい場所に集中して力を入れていくことができました。そういう現場になったのは亀梨さんが座長だったからこそだと感じています」と現場での亀梨の存在感を絶賛している。(C)2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年10月11日三池崇史監督×主演・亀梨和也(KAT-TUN)のタッグで贈る超刺激サスペンス『怪物の木こり』の主題歌を「SEKAI NO OWARI」が担当することが決定。本予告映像&本ビジュアルも完成した。「第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」のÒRBITA(オービタ)部門とFocus Asia部門の2部門で出品され、「第36回東京国際映画祭」では「ガラ・セレクション部門(Gala Selection)」での特別招待上映も決定し、世界で注目の作品となっている本作。今回、「SEKAI NO OWARI」が本作のために手掛けたのは、独特の旋律とあくの強いワードが印象的な書き下ろし新曲「深海魚」。「化け物になれ」「生きるために」「暗闇で灯すんだ」と、本作のストーリーとシンクロするかのような意味深な歌詞が印象的だ。楽曲について亀梨さんは「初めて聴いた時、怪しさ満点で、この映画の複雑さとリンクしているような印象を受けました。この楽曲が映画と合わさるとどのようになるのか、とても楽しみです」とコメントを寄せ、三池監督も「天才だね。物語や登場人物の心と共鳴し増幅、心地よく深海へと導いてくれた」と絶賛している。本予告編では、助けを求める男性に「大丈夫?」と声を掛けながらも、男性の首をかっ切るという、冒頭から主人公・二宮のサイコパスな人物像が露わに。そして二宮の前に現れたのは、不気味な顔と獣のような容姿をしたシリアルキラー「怪物の木こり」。突如、襲われた二宮は、「絶対に殺してやる」と強い怒りをぶつける。また、絵本の怪物のマスクを被り、斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件を追う心理捜査官・戸城嵐子(菜々緒)を中心に、警視庁の刑事たちも本格的に捜査へと乗り出していく。また、婚約者・荷見映美(吉岡里帆)、協力者であり死を弄ぶサイコパス外科医・杉谷九朗(染谷将太)、過去の殺人事件の容疑者である剣持武士(中村獅童)、刑事・乾登人(渋川清彦)など、様々な人物が複雑に絡み合い、物語は予想外の展開へと進んでいく。ラストには、二宮が映美の首元にナイフを突き付ける衝撃のシーンも見られる。なお、10月6日(金)よりムビチケカードが上映予定劇場にて発売(※一部除く)。Loppiでは、@Loppi限定〈マルチポーチ〉付ムビチケコンビニ券も取扱いも決定し、10月13日(金)10時以降に詳細が発表される。『怪物の木こり』は12月1日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物の木こり 2023年12月1日より公開©2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年09月29日「このミス大賞」受賞作を映画化した『怪物の木こり』より場面写真が解禁。さらにシッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭への出品も決定した。鬼才・三池崇史監督が亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆らを迎えて贈る本作は、凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件の犯人と狂気のサイコパス弁護士、そして警察が三つ巴の攻防を繰り広げる、先読み不可能な“超刺激”サスペンス。三池監督作品初参加で主演を務めた亀梨さんは「非常に難しいなと思いましたが、すごく良い意味でやりがいがありました。非常に特殊で、序盤から中盤に向けてのストーリーの構築や、”サイコパス”という変わった設定の部分が大きい一方、本質的な人間の心の動きも丁寧に描かれていたので、そこは大切に演じきりたいなと思いました」と語る。事件の真相を追う刑事でありながら自身もどこか怪しげで独特のオーラを纏う戸城嵐子を演じた菜々緒さんは「怒涛の展開の連続で、あっという間に読み終わってしまいました。嵐子自身がサイコパスな一面を見せるような描かれ方がされている部分もあり、そういったところをどのように演じていくかを考えながら、台本を読ませていただきました」とふり返っている。その本性を知らずに二宮に優しく寄り添う婚約者、映美を演じた吉岡さんは「主人公があまり見たことのないタイプのキャラクターですごく面白いなと思いましたし、同時に常に切なさが同居しているように感じました。”怪物”と一言で言ってしまうと恐ろしくて怖いものというイメージがありますが、怪物の悲しさみたいなものがこの台本の魅力だなと感じました」と役柄同様に二宮のキャラクターに寄り添うようにコメント。三池監督作品には度々出演している染谷さんも「ドキドキしました。ミステリー要素が強く、どうなっていくのか?犯人は一体誰なんだ?何が起きているんだ?と、どんどん読み進めていってしまいました。」と本作のストーリー展開には衝撃を隠し切れない様子だった。この度解禁された場面写真は6点。血を流しながら深刻な表情を浮かべる“サイコパス弁護士・二宮”や事件の真相を追いかける刑事・戸城、物憂げな表情を浮かべる映美など、個性豊かなキャラクターたちが切り取られている。中には二宮が戸城の眉間にナイフを突きつけるシーンや、遠くに佇む不気味な“怪物の木こり”の姿を捉えた一枚も。そしてこの度、本作が、第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭で、世界中から選りすぐりのスリラー・サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされるÒRBITA(オービタ)部門と、アジアの新作のショーケースであるFocus Asia部門、2部門で出品されることが決定。ÒRBITA部門ではクロージング作品としての上映を予定している。三池監督作品としては観客賞、最優秀美術賞を受賞した『十三人の刺客』(10)以来、13年ぶりの受賞の可能性に期待が高まる。また今回、主演の亀梨さんと三池監督がスペインへ渡航、本映画祭のレッドカーペット&プレミア上映に参加することも決定。スペインの観客の前での登壇に向け、亀梨さんと三池監督からコメントが到着した。亀梨和也 コメント『怪物の木こり』という作品を通して三池監督と繋がれた事。そしてこの作品と共に海を渡れる事。非常に光栄です。国を超えて沢山の方々に楽しんで頂ける事を願っています。初スペイン、初シッチェス映画祭。自分の細胞レベルでしっかり感じて来たいと思います。三池崇史監督 コメント欧州のファンタ野郎が大集合な歴史ある映画祭。シッチェス万歳!ビーチに美食と亀梨和也。『怪物の木こり』と共に最高の時を過ごせそうだ。『怪物の木こり』は12月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物の木こり 2023年12月1日より公開©2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年09月21日亀梨和也主演、三池崇史監督作『怪物の木こり』より、60秒予告と場面写真が解禁された。「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した倉井眉介の同名小説を映画化した本作は、凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人鬼と、その次のターゲットとして狙われたサイコパスな弁護士・二宮(亀梨和也)が攻防を繰り広げる、予測不能のサスペンス。この度解禁された映像は、山道で激しく横転し大破する車を映し出す大迫力のカーアクションから始まる。 この大破した車に追われていた二宮は、救急車を呼んでほしいと懇願する運転手に冷たい目で歩み寄ると、一瞬の躊躇もなく割れたガラスの破片を運転手の首元へ…という衝撃のシーンで物語は幕を開ける。“絵本「怪物の木こり」”の面を被り、凶器の斧で人を襲い脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生する中、二宮は突然現れた犯人に襲われる。弁護士として高く評価されながらも、本性は他者への共感能力が欠如したサイコパス・二宮。犯人の新たなターゲットとなった二宮は、この謎に包まれたシリアルキラー“怪物の木こり”に復讐を強く誓う。そして、二宮をマークする警視庁の天才プロファイラー戸城(菜々緒)をはじめ、二宮の婚約者の映美(吉岡里帆)、二宮の協力者であるサイコパス外科医・杉谷(染谷将太)、過去の殺人事件の容疑者・剣持(中村獅童)らの思惑が複雑に絡み合っていく…。映像の最後には、二宮が婚約者である映美にナイフを突き立て「愛する人に殺されるなんて、ロマンチックじゃないか」と、衝撃の一言を放つ場面も映し出され、予測不可能な物語を予感させる。併せて、大破した車を背に狂気に満ちた表情を浮かべるサイコパス弁護士・二宮を捉えた場面写真も解禁。これまでの自身のイメージを打ち破る難役を怪演し、激しいアクションにも果敢に挑戦した亀梨さん。バイオレンスの巨匠・三池監督の最強タッグと豪華キャストの競演にも期待が高まる。『怪物の木こり』は12月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物の木こり 2023年12月1日より公開©2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年09月12日『クローズZERO』シリーズや『十三人の刺客』などジャンルを問わず精力的に映像制作を続ける映画監督・三池崇史によるショート動画コンテスト「26秒のカーニバル」の開催が決定した。本コンテストは、プロアマ問わずすべての映像表現者を対象としており、自身が撮影した26秒間のショート動画を応募することが可能。コンテストの企画テーマは“26秒で奇跡を起こし、人生を豊かにしよう”で、各開催回ごとに厳選したテーマで募集する。すべての作品は三池自身が審査し、選ばれた10作品以上にはそれぞれ賞金10万円が授与される。また、受賞作品は公式ウェブサイト上で1年間掲載され、三池からのメッセージも添えられる。近年、映像技術の進歩でだれでも簡単に映像を作ることができるようになったが、一方で映像制作の本質が軽視される懸念も生じている。また、ショート動画アプリの登場により、再生回数の追求が一部で盛んになっている現象を目の当たりにしてきたという三池監督。そんな中、映像の品質や、視聴者に対する意識、制作に関わる仲間への感謝の気持ち、自分の作品で稼ぐという経験など、映像制作の本質について再考する機会を提供したいという想いが今回の取り組みにつながったという。第一回目は、“フルスイング!”をテーマに2023年8月1日から9月30日に募集し、審査発表は10月下旬を予定している。なお、本コンテスト開催決定に寄せられた三池崇史監督からのメッセージと募集概要は以下の通り。【三池崇史監督からのメッセージ】26秒で人生を変えることができるのか?その答えを求めて、この企画を立ち上げました。26秒の映画祭です。『レザボア・ドッグス』を撮ったタランティーノのように。それを目撃した観客のように。映画は、創る者、観る者の人生を変えてきた。ならば、あなたにも出来るかも知れない。しかも、それを26秒でやってのける圧倒的な才能に出会いたい。「なぜ26秒?」経済的リスクと労力を最低限に抑えて、自分の明日を次のステージに進めていただきたい、と思ったからです。素敵じゃないですか、たった26秒で人生を変えることができるなんて。「そんな奇跡が起こるものか」と笑うなかれ。馬鹿げた夢をみる勇気。そして動き出す元気。楽しみながら夢をみる。そんなチャレンジこそが、今を生きる私たちに必要なのではないでしょうか。さて、夢のカーニバルの始まりです。皆さんの26秒をお待ちしています。映画監督三池崇史【募集概要】■応募対象者:プロアマ問わずすべての映像表現者※各開催回で、1人あたり1応募のみ(複数応募は不可)■応募方法ステップ1ショート動画の撮影ステップ2自分自身のYouTubeに限定公開でアップロードステップ3応募フォームに、限定公開したYouTube URLなどを記載し申込み※応募フォームは 公式サイト() より■応募動画作品時間:26秒以内企画テーマ:“26秒で奇跡を起こし、人生を豊かにしよう”※ 各開催回ごとに厳選したテーマで募集■注意事項動画は未公開であること(選考後は自身による他媒体への利用可)他人の権利を侵害していないこと撮影方法や編集有無などは自由■受賞対象数:10本以上賞金:受賞作品1本あたり10万円副賞:当ウェブサイト上に、受賞作品と受賞者情報の掲載(1年間のみ)■選考の流れ【第一回開催】テーマ:フルスイング!募集期間:2023年8月1日~9月30日 23:59審査:10月審査発表:10月下旬【第二回開催】テーマ:(未定、10月中に関連サイトとSNSにて告知します。)募集期間:2023年10月1日~11月30日 23:59審査:12月審査発表:12月下旬※審査過程は非公開とさせていただきます。受賞候補者には事務局から応募者への問い合わせがある場合がございます。
2023年08月01日生田斗真と三池崇史監督がタッグを組んだ「警部補ダイマジン」の第3話が、7月28日(金)の23時15分からテレビ朝日系列で放送される。「警部補ダイマジン」は、悪をもって悪を制すをテーマにしたダークヒーローが活躍するサスペンスドラマ。法で裁けない犯人に制裁を下すダークヒーロー・台場陣を生田斗真、台場の秘密を知り対策班に異動させた室長の平安才門を向井理、以前台場が殺した「44」の一員・天羽大を宅麻伸、警視庁公安部の理事官・百鬼行人を高橋克典、台場が天羽殺しの犯人だと確信する刑事・七夕夕夏を土屋太鳳が演じている。ヒット作「クロコーチ」を生み出したリチャード・ウー(原作)とコウノコウジ(作画)コンビの最新作である、同名漫画を原作としている本作。「翔んで埼玉」の徳永友一の脚本を、三池崇史監督がどのように演出するのか、今後の展開にも期待が高まる。第3話あらすじ警視庁特命捜査対策班の室長・平安才門(向井理)の捜査で、対策班の命を狙う秘密結社「44」の殺し屋・市川孝蔵(矢柴俊博)が、かつて元国会議員・桜庭紘一の秘書をし、現在も議員会館に出入りしていることが判明。台場陣(生田斗真)たちは「44」が政権中枢にまで食い込んでいることに衝撃を受ける。そんな中、警視庁公安部の理事官・百鬼行人(高橋克典)が平安に接近。平安は公安が握っている「44」の情報と交換で天羽大(宅麻伸)を殺害した犯人が知りたいと言う百鬼に疑念くが、ひとまず殺人犯は台場だと教え百鬼の動きを見ることに。また台場を天羽殺しの犯人だと疑い、密かに捜査している刑事・七夕夕夏(土屋太鳳)は、証拠を押さえるべく台場を尾行するが――。「警部補ダイマジン」は毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年07月28日ダークヒーローが巨悪に立ち向かっていくドラマ「警部補ダイマジン」が7月7日(金)より放送スタート。この度、本作の主演を務める生田斗真と、監督の三池崇史が対談した映像「警部補ダイマジン Special Interview」が、本日7月5日(水) ひる12時からテレビ朝日公式YouTubeチャンネル、「テラサ」、「TVer」にて公開されることが分かった。主人公は、正義感の強い警視庁捜査一課のエース警部補、“ダイマジン”こと台場陣(生田さん)。台場がある弱みを握られたことで、未解決事件専門の特命捜査対策班に異動。自分を召使いのようにこき使う特命捜査対策班の室長で警視正の平安才門(向井理)や、自分を殺人犯と疑って急接近してくる刑事・七夕夕夏(土屋太鳳)らと共に、法で裁けない悪党に剛腕を振りかざし、悪をもって悪を制していく、斬新かつ超刺激的な作品。『土竜の唄』シリーズ3作でタッグを組んだ生田さんと三池監督だが、TVドラマでは初タッグ。対談では、生田さんが「人生の分岐点を作ってくれた大きな存在である三池監督と、テレビドラマに舞台を変えて暴れられることにワクワクして、充実した日々を送りました」とふり返り、三池監督も「強烈なキャラクターを演じる生田斗真、こういう生田斗真が見てみたいと思っていたものが撮れて楽しかったです」と、絶大な信頼関係があるからこそ言える話が次から次へと飛び出す。また、主題歌を担当する「関ジャニ∞」や、生田さんがファンを公言するオープニングテーマ担当の「新しい学校のリーダーズ」への思いも語られる。「警部補ダイマジン」は7月7日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送(※一部地域で放送時間が異なる)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月05日今週金曜日から放送がスタートする、生田斗真主演新ドラマ「警部補ダイマジン」の冒頭映像が先行公開された。三池崇史監督が手掛ける本作は、リチャード・ウー(原作)&コウノコウジ(作画)による、ピカレスク・サスペンスとして話題の同名漫画のドラマ化。強い正義感をもつ警視庁捜査一課のエースが、法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし、“悪をもって悪を制す”ダークヒーローが巨悪に挑む。生田さんが、警視庁捜査一課のエース・台場陣という、暗い秘密をもつ究極のダークヒーローを演じるほか、生田さんと13年ぶりの共演となる向井理、土屋太鳳、小澤征悦、シシド・カフカ、浜野謙太、桐山漣、成海璃子らが出演する。この度、人形が椅子に座っている不気味なシーンから始まる第1話の冒頭が、ノーカットで公開。台場が人形をひねり潰したり、元警察庁の重鎮を自殺に見せかけて殺害したり、衝撃の幕開けとなっている。なお本映像は、7月4日(火)昼12時より「テラサ」、「TVer」でも配信される。「警部補ダイマジン」は7月7日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送(※一部地域で放送時間が異なる)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月03日映画『怪物の木こり』が12月1日(金) に公開されることが決定した。『怪物の木こり』は、2019年に『このミステリーがすごい!大賞』を受賞した同名小説の実写映画。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして弁護士・二宮彰が狙われてしまう。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパス。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンス作品となっている。二宮役を演じるのは亀梨和也。目的のためには手段を選ばず、殺人すらいとわない狂気のサイコパス役に挑戦した。亀梨は役作りについて「監督・プロデューサーさん・スタッフの皆さんと台本についてお話をさせていただく機会があり、今までに無いような表現・キャラクターの特徴をどう出していくか相談させていただき、演じる方向性を決めさせていただきました。“サイコパス”というワードは印象が強いのですが、過度に強い表現をしてしまわないよう、欲望を抑えながら演じました」と語る。監督を務めるのは三池崇史。三池監督は撮影前に亀梨に「自分の感性の赴くままに自由に演じてほしい、とだけ伝えました」という。さらに「無垢で繊細な剥き出しの亀梨和也をご賞味ください。きっと、夢に出ますよ」と亀梨の演技に手ごたえを感じていた。また、捜査本部で孤立しながらも連続殺人事件を追う警視庁のプロファイラー・戸城嵐子役を菜々緒、父親の不審死にふさぎ込む二宮の婚約者・荷見映美役を吉岡里帆がそれぞれ演じる。亀梨と菜々緒は2017年4月放送のドラマ『ボク、運命の人です』で共演しており、亀梨は「あうんの呼吸で素敵な撮影が出来たと思います」と信頼を寄せる。また菜々緒も「亀梨さんの持つ目力と役に入った時の雰囲気が、私が原作を読んだ時の彰そのもので、対面で芝居した時に体が震える感覚があったのを今でも覚えています。セットチェンジなどの待ちの時などには優しく声をかけてくださり、役に入っている時とのギャップに少し怖さも感じたほどでした」と語る。一方、今回初共演となる吉岡について亀梨は「全身全霊で作品やキャラクターにエネルギーを向けてくださる方だったので、僕自身も彼女のエネルギーを感じながら、うまく融合して撮影させていただくことができたと思います」とコメント。吉岡も亀梨の演技を「亀梨さんが演じた二宮は色っぽさも儚さもあり、ただ単に憎むことのできない不思議な魅力がありました」と語っている。そのほか、二宮の協力者のサイコパス医師・杉谷九郎役で染谷将太、過去の殺人事件の容疑者・剣持武士役で中村獅童が出演する。併せて、狂気に満ちた予告編&ポスタービジュアルが公開された。■亀梨和也 コメント・役作りについて撮影前に監督・プロデューサーさん・スタッフの皆さんと台本についてお話をさせていただく機会があり、今までに無いような表現・キャラクターの特徴をどう出していくか相談させていただき、演じる方向性を決めさせていただきました。実際に演じる時には、細かい表情や目の使い方を意識しました。サイコパスの二宮のキャラクターを作るうえで、表情や目の表現は重要なのではないかと考えて。「サイコパス」というワードは印象が強いのですが、過度に強い表現をしてしまわないよう、欲望を抑えながら演じました。・三池監督との初タッグについて三池監督のお写真や作品を拝見させていただいている中で、僕自身の勝手なイメージですが、ものすごくストイックで硬派な方なのではという印象を持っていました。顔合わせで初めてお会いする時はものすごく緊張していたのですが、実際にお会いしてお話をさせていただくと、すごく笑顔が素敵な方で、物腰も柔らかく、ふわっとした淡い優しいオーラを監督から感じました。撮影現場は、もちろんシーンによってはストイックに突き詰めていくところもあるのですが、監督をはじめ、スタッフの皆さんの作ってくださった温かみに溢れた愛情ある現場にすごく感動しました。・菜々緒さん・吉岡さんとの共演について菜々緒さんとは以前も共演させていただいていたので撮影にはすごく入りやすかったです。役柄の関係性としては、緊張感のある設定だったのですが、撮影を楽しみながらあうんの呼吸で素敵な撮影が出来たと思います。吉岡さんとご一緒するのは今回が初めてでした。吉岡さんとは共演初日から凄くヘビーなシーンの撮影だったのですが、本当に全身全霊で作品やキャラクターにエネルギーを向けてくださる方だったので、僕自身も彼女のエネルギーを感じながら、うまく融合して撮影させていただくことができたと思います。・映画『怪物の木こり』はどんな作品に?それぞれのキャラクターを通して、人間の心の美しい部分と、そうではない部分をどちらも映像としても切り取ってもらえていると思います。また、音楽を含めて、三池監督がこの作品をどういう風に仕上げてくださるのか非常に楽しみです。作品のテーマを、映画を見てくださった皆さんに考えていただきつつ、何かを感じてもらいながら、最後にはハッとしていただける結末でもあるので、存分に楽しめる作品になるだろうと、非常に期待しております。■菜々緒 コメント・役作りについて三池監督からはプロファイラー捜査員として、サイコパスな要素も取り入れて欲しいという要望があったので、現場検証や捜査シーンの時など、事件や証拠に執着する様子を意識しながら演じさせていただきました。原作とは少し違った戸城嵐子になっていると思います。・亀梨和也さんとの共演について亀梨さんの持つ目力と役に入った時の雰囲気が、私が原作を読んだ時の彰そのもので、対面で芝居した時に体が震える感覚があったのを今でも覚えています。セットチェンジなどの待ちの時などには優しく声をかけてくださり、役に入っている時とのギャップに少し怖さも感じたほどでした。・映画『怪物の木こり』はどんな作品に?サイコパス対サイコパスのサイコスリラーというだけではなく、人間とは、人の心とはなんなのかということを考えさせられる作品だと感じました。■吉岡里帆 コメント・役作りについて私が演じた映見という女性は、ピュアな想いと、影を背負いながらも前向きに生きていく精神力を持っている善良な人間です。そんな彼女ですが、亀梨さん演じる狂気を孕む男性に恋をしてそれが少しずつ歪んでいく…どんなに美しい精神を持った人でも彼の前では脆く無惨に散っていく、そんな様を意識して演じました。・亀梨和也さんとの初共演について亀梨さんの演じるサイコパスな二宮は色っぽく、儚さもあり、ただ単に憎むことのできない不思議な魅力があるように感じました。皆様もきっと二宮に翻弄されることかと思います。・映画『怪物の木こり』はどんな作品に?人を狂わせていく二宮の危うさと翻弄されていく人達の切なさが三池さんの手によって激しくロマンチックに描かれていくところが見どころの作品になるのかなと思います。ドキドキしながら見て頂けると嬉しいです。■三池崇史監督 コメント法では裁けぬ男と女の物語。あなたはすべての登場人物を赦し、愛することでしょう。これは暴力と癒しの映画です。・この異色の原作を映画化するにあたって、どのようなお気持ちでしたか?リスペクト。原作を愛し、スタッフ、キャストの才能を愛する。そこから生まれるバイオレンスを、心の底から楽しんでいただきたい。そんな思いで撮影に臨みました。・亀梨和也との初タッグについて「自分の感性の赴くままに自由に演じてほしい」と伝えました。無垢で繊細な剥き出しの亀梨和也をご賞味ください。きっと、夢に出ますよ。映画『怪物の木こり』予告編<作品情報>映画『怪物の木こり』12月1日(金) 公開(C)2023「怪物の木こり」製作委員会関連リンク公式サイト::
2023年06月07日生田斗真と三池崇史監督がテレビ初タッグ、テレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠にてダークヒーローが巨悪に挑む「警部補ダイマジン」がドラマ化されることになった。原作は、ヒット作「クロコーチ」を生み出したリチャード・ウー(原作)&コウノコウジ(作画)コンビの最新作であり、ピカレスク・サスペンスとして話題の同名人気漫画(「週刊漫画ゴラク」連載中、日本文芸社 刊)。強い正義感をもつ警視庁捜査一課のエースが、法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし、“悪をもって悪を制す”ダークヒーローが巨悪に挑む物語。生田斗真が暗い秘密をもつ究極のダークヒーローに!「獣のような男」を熱く体現映画『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(2014年)、『土竜の唄 香港狂騒曲』(2016年)、『土竜の唄FINAL』(2021年)と、アクション・コメディ作として根強い人気を誇る“土竜の唄シリーズ”を世に送り出した生田&三池コンビが、今回初めてテレビでタッグを組む。本作の主人公は、警視庁捜査一課のエース・台場陣(だいば・じん)。その名をもじって「ダイマジン」と呼ばれるほどの剛腕の持ち主だ。強い正義感を胸に、誰よりも早く現場に駆けつける熱血漢なのだが、彼には暗い秘密が…。それは、法では決して裁けない犯人に自ら手を下して殺害してしまったこと。そのことを頭脳明晰で冷淡な警視正・平安才門(ひらやす・さいもん)に知られてしまい、平安率いる特命捜査対策班に異動し、彼の指示で警察がとても手を出せない犯人を“秘密裏に始末”することになる台場だが、決して触れてはならない警察組織や国家の暗部に踏み込んでしまい…!?そんな究極のダークヒーロー・台場陣を演じる生田さん。ドラマ「俺の話は長い」「書けないッ!?~脚本家吉丸圭佑の筋書きのない生活~」ほか、公開を控える映画『湯道』(2月23日公開)、『渇水』(2023年公開)など話題作に多数主演。シリアスからコメディまで、どんなキャラクターをも体現するその実力で評価され続けている生田さんが、本作では巨悪に挑むダイマジンに!ダークヒーローを演じるにあたり、「平安という“飼い主”の元にいながらも、鎖を引きちぎって飛び出して行ってしまいそうな獰猛さというか、抑制されたエネルギーと、そして何より《悪を許せない正義感の強い男》というところを伝えていきたい」と語った生田さんが、「獣のような男」と称する台場を全身全霊で演じる。「危険な作品」巨匠・三池崇史×日本アカデミー賞受賞脚本家・徳永友一、最強の布陣が集結本作の監督は、日本映画界が誇る巨匠・三池崇史。ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出された『十三人の刺客』(2010年)、カンヌ国際映画祭・コンペティション部門に選出された『藁の楯 わらのたて』(2013年)をはじめ、『クローズZERO』シリーズ(2007、2009年)、『殺し屋1』(2001年)など代表作も多く、熱狂的な支持を得ている三池監督は、最近では韓国ドラマ「コネクト」(2022年)も手がけるなど、さらに世界中から注目を集めている。そんな三池さんは本作で監督を務めるにあたり、「すべての登場人物がまともじゃなく魅力的で、危険な作品。ドラマ化には気合が必要です」と言いつつも、「視聴スタイルの多様化が進む今、誰がどのように観ても楽しめるエッジの効いたエンタメに挑戦しようという覚悟と勇気をいただきました。精一杯暴れます!」とコメント。また、演出プランを尋ねた際、「無心。すべては脚本の導くままに…」と答えた三池監督の期待を一身に受け、本作の脚本を手掛けるのは、大ヒット映画『翔んで埼玉』(2019年)で「第43回日本アカデミー賞」最優秀脚本賞を受賞した徳永友一。ドラマ「ルパンの娘」(2019年)、映画『ライアー×ライアー』(2021年)をはじめ、コメディ、サスペンス、ホームドラマなど、ジャンルを問わず幅広い作品を多数手掛ける徳永さんが、過激でありながらもウィットに富んだ、見ごたえタップリの刺激的な物語を紡ぐ。≪悪を持って悪を制す≫――新感覚ダークストーリーでテレビの限界に挑む!テレビ朝日の金曜ナイトドラマといえば、「トリック」シリーズ(2000年~)、「時効警察」シリーズ(2006年~)など、斬新なストーリー展開や、個性あふれるキャラクターで人気を博した伝説のドラマを輩出した枠。2023年夏には、警察組織に属しながらも秘密裏に悪を始末する台場陣の暗躍を過激に描く本作が大きな嵐を巻き起こし、金曜ナイトドラマ枠の歴史に新たな名を刻むことに。主演の生田さんが「『テレビでこんなことやっていいんだ!』『これがテレビで見れちゃうんだ!』というドラマになると思う」と言い、「とんでもない作品を生み出そうと、三池崇史監督をはじめ、キャスト・スタッフと日々奮闘しております。ぜひ、震えながら待っていてください」と語ったとおり、まさにテレビの限界に挑む意欲作となりそうだ。金曜ナイトドラマ「警部補ダイマジン」は7月、毎週金曜23時15分~テレビ朝日系24局にて放送。(※一部地域で放送時間が異なります)(text:cinemacafe.net)
2023年02月12日“韓流ドラマ”の代名詞「冬のソナタ」が日本に上陸して早20年。2022年は日本の是枝裕和監督や三池崇史監督らが韓国制作陣とタッグを組み、スクリーンや配信サービスで話題を振りまいた。Kコンテンツが世界的に流通・浸透し、『新感染 ファイナル・エクスプレス』や「愛の不時着」などのハリウッドリメイクも予定されている中、韓国から日本へ、日本から韓国へ、期待のリメイク作品も相次いでいる。韓国大ヒットドラマのリメイクは日本から元祖“韓流俳優”ペ・ヨンジュンの「冬のソナタ」と並ぶ代表作を日本でリメイクした「ホテリアー」(07)、チャン・グンソクをスターにした「美男<イケメン>ですね」(11)から、「銭の戦争」「ミセンー未生ー」「シグナル」「ボイス」「知ってるワイフ」「彼女はキレイだった」といった数々のドラマ、『猟奇的な彼女』『私の頭の中の消しゴム』『サニー 永遠の仲間たち』『怪しい彼女』『ミッドナイト・ランナー』などの大ヒット映画も、これまで多くの韓国作品が日本でリメイクされてきた。その一方、「花より男子-Boys Over Flowers」や「マザー~無償の愛~」「空から降る一億の星」、『ゴールデンスランバー』『リトル・フォレスト 春夏秋冬』『ジョゼと虎と魚たち』など、日本のヒットドラマやヒット映画も韓国リメイクで成功を収め、逆輸入されている。2022年は、福士蒼汰と山本美月共演による「星から来たあなた」がAmazon Prime Videoにて独占配信された。元になったのは「サイコだけど大丈夫」のキム・スヒョンと「青い海の伝説」『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンの共演で、2013年当時の最高視聴率33.2%を記録しアジア中で旋風を巻き起こした同名ドラマ。地球で400年も暮らしてきた“宇宙人”とワガママだけど憎めない“トップ女優”の恋という設定は斬新で、その原作ドラマを知らずに日本版を楽しんだ人も多かった模様。「星から来たあなた」また、7月期テレビ朝日系で放送された竹内涼真主演「六本木クラス」は、2020年に大ヒットした「梨泰院クラス」の漫画原作を、舞台を日本に変えて翻案した同名漫画が原作。原作者であり脚本を担当したチョ・グァンジンや演出のキム・ソンユン監督、「梨泰院クラス」の制作会社、原作漫画の版元であるカカオエンターテインメントなどが協力した日韓合同のプロジェクトとなった。キム・ダミが演じたイソにあたる葵役は、チョ・グァンジンが平手友梨奈を「原作の葵にピッタリ」と推薦したという。ちなみに、平手さんが出演した「ドラゴン桜」の前シーズン(05)は「ドラゴン桜(勉強の神)」として2010年に韓国リメイク。平手さんは「BTS」が所属する事務所の日本法人HYBE Japanの新レーベル「NAECO」に所属することが発表されており、今後活動の場が広がりそうだ。なお、2022年を代表する韓国ドラマの1つ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」も、日本やアメリカ、中国など各国からリメイクのオファーを受けたと聯合ニュースなどで報道されている。そこで、日本でいま観られるオススメのリメイク作品や2023年に控えている注目“交流”作品を紹介しておこう。コミック誌からウェブ漫画の編集部に!「今日のウェブトゥーン」黒木華の連続ドラマ初主演作で、松田奈緒子の大人気コミックをドラマ化した「重版出来!」(2016/TBS系)。脚本・野木亜紀子、演出・土井裕泰ら「逃げるは恥だが役に立つ」などのヒット作を送りだした製作陣が手がけた。漫画「重版出来!」 - (C) 松田奈緒子/小学館その韓国リメイクドラマ「今日のウェブトゥーン」は、舞台を“週刊コミック誌”から“ウェブトゥーン”(韓国で主流のスクロールする縦読み漫画)の編集部へ変更。柔道選手だったオン・マウムがケガで柔道をやめ、憧れのウェブトゥーン編集部に契約社員として就職。エリート新入社員の同期ク・ジュニョン(ナム・ユンス)、副編集長のソク・ジヒョン(チェ・ダニエル)や、クセ強の作家たちと関わりながら成長していく様が描かれる。主演は「社内お見合い」で大人気となったキム・セジョンで、ウェブトゥーンに真っすぐな愛と情熱を捧ぎ、真心で物事に対処していく主人公・黒沢心にあたるオン・マウム役を好演。「恋慕」のナム・ユンスが小泉(坂口健太郎)、「私だけに見える探偵」のチェ・ダニエルが五百旗頭(オダギリジョー)にあたる役柄となる。「女神降臨」のヤオンイ、「外見至上主義」のT.Junと日本でもお馴染みの原作者がカメオ出演し、ウェブトゥーン編集部のお仕事も覗ける。脚本はチョ・イェランとイ・ジェウンという新鋭で、放送局の報道を舞台にした「ピノキオ」のチョ・スウォン、「僕のヤバイ妻」のリメイク版を手がけたキム・ヨンファンが演出を担当。Amazon Prime Videoにて先行配信中。大ヒットウェブトゥーンが原作の「正しい恋の始めかた」韓国発の大人気ウェブトゥーンで、日本国内での累計閲覧数が1290万view(2022年12月6日時点)、世界での閲覧数は8億を誇る話題作「正しい恋の始めかた」が日本でドラマ化。テレビ朝日とTELASA連動のスペシャルドラマとして「おっさんずラブ」をはじめ、話題作を生み出してきた年末年始の恋愛ドラマ枠で放送される。1日の予定は分刻み、スケジュールをきっちり守るのが好きな大学生・尾崎真心(大友花恋)が、唯一うまくいかないのが“恋愛”。一向に発展しない“恋愛ステータス”を変えるべく真心はサークルに入ることを決心する。そこで出会ったのは、ポーカーフェイスな先輩・清水瑛太(豊田裕大)と王子様系先輩・桜井優馬(本田響矢)。優馬に憧れていた真心だったが、瑛太との距離も縮まり始めていく。地上波版では真心×瑛太のラブストーリー、TELASA版では真心×優馬のラブストーリーを描いていくという。主演は「永遠の昨日」「あなたの番です」ほか「星から来たあなた」にも出演していた大友花恋、「MEN'S NON-NO」専属モデルで「推しが武道館いってくれたら死ぬ」で注目の豊田裕大、「ANIMALS-アニマルズ-」のカメラマン役で注目を集めた本田響矢というネクストブレイク有望の若手俳優が共演する。地上波「正しい恋の始めかた」は2023年1月1日(日)深夜0時25分~テレビ朝日にて(関東ローカル)。TELASA「正しい恋の始めかた~ほろあま?ほろにが?デート編~」は2022年12月31日(土)午前11時~先行配信。「俺はまだ本気出していないだけ」が「夫婦の世界」の“あの俳優”でドラマ化堤真一主演で2013年に映画化された青野春秋の人気コミック「俺はまだ本気出していないだけ」が原作。韓国ドラマ「夫婦の世界」でキム・ヒエ演じる妻がありながら、ハン・ソヒ演じる年下の女性と不倫する夫テオ役でブレイクし、「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」や映画『非常宣言』などにも出演してきたパク・ヘジュンが主演。医療用品を扱う企業で営業をしているナム・グムピルは、ひょんなことから10年勤めた会社を辞めてしまう。40歳を過ぎてシングルファーザーのニートとなった彼はある日、ウェブ漫画家という夢を見つけ、公募展に応募しようと漫画を描き始めるが…。日本での映画化の際も、それまで渋い演技派のイメージのあった堤さんがボサボサ頭に無精ヒゲの主人公を演じて話題を呼んだ今作。だらしがなくて情けないものの、楽天家で心優しく、絶賛自分探しの途中のグムピルに扮するパク・ヘジュンもまた意外にハマって見えてくる!?そんな父の姿をときに冷ややかに、ときに温かく見つめる高校生の娘サンア(日本版では橋本愛が演じた)役の新星パク・ジョンヨンは、今後飛躍していきそうな輝きを放つ。グムピルの父親役は「今日のウェブトゥーン」でベテラン漫画家を演じているキム・ガプス。ちなみに「夫婦の世界」も、英国BBCの「女医フォスター 夫の情事、私の決断」の韓国リメイクだ。「俺はまだ本気出していないだけ」はU-NEXTにて配信中。岡田准一×綾野剛×藤井道人監督で『最後まで行く』岡田准一と『ヴィレッジ』「インフォーマ」が控える藤井道人監督が初タッグを組んだ映画『最後まで行く』は、ひき逃げを隠蔽しようとした汚職刑事がその目撃者と名乗る男によって極限まで追い詰められていくクライムサスペンス。刑事でありながら、ひき逃げをまさかの方法で隠蔽しようとする“マズい男”を岡田さん、彼を執拗に追い詰める“ヤバい男”を綾野剛が演じ、本格共演を果たす。元になった2014年の同名映画は、『パラサイト 半地下の家族』「マイ・ディア・ミスター」イ・ソンギュンと『警官の血』『毒戦 BELIEVER』のチョ・ジヌンという韓国ファン垂涎の共演によるもの。“パク社長”が印象深いイ・ソンギュンが慌てふためき動揺しまくる姿と、その一方で、何を考えているのかまるで読めない不気味なチョ・ジヌンは記憶に残る名演。警官役で新人時代のパク・ボゴムも出演している。『最後まで行く』(C)APOLLO監督は映画『トンネル闇に鎖された男』や世界的ヒットとなったNetflixシリーズのKゾンビ時代劇「キングダム」のキム・ソンフンが務めた。第67回カンヌ国際映画祭の監督週間招待作品に選出、大韓賞監督賞ほか青龍映画賞や百想芸術大賞で評価され、韓国で5週連続No.1、観客動員345万人の大ヒットとなって愛された作品だ。中国、フランス、フィリピンでリメイクされ、満を持しての日本リメイクに藤井監督は「1秒も飽きることない、ノンストップエンターテイメントに仕上がっている」「新境地の岡田准一さん、綾野剛さんが撮れた」と手応えを持ってコメントしている。『最後まで行く』は2023年5月19日(金)より全国にて公開。『スマホを落としただけなのに』が韓国流でどう変わる!?「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した志駕晃による同名小説を原作に、主演・北川景子、監督・中田秀夫で2018年に映画化された『スマホを落としただけなのに』。あらゆる個人情報が詰まったスマホを落としたことをきっかけに日常が脅かされ、やがて連続殺人事件に巻き込まれていく現代のSNSミステリーとして、フィッシング詐欺やネットストーキング、“なりすまし”なども交えて描き、大ヒットを記録した。チョン・ウヒ韓国版に出演するのは、現在『死を告げる女』が公開中、「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」や『雨とあなたの物語』でも知られるチョン・ウヒと、映画『非常宣言』や「それでも僕らは走り続ける」など日本でも高い人気を誇るイム・シワン。さらに、『名もなき野良犬の輪舞』でイム・シワンと共演したキム・ヒウォン。それぞれスマホを落とした会社員、スマホの修理屋、刑事を演じる。イム・シワンすでにクランクアップしており、新鋭監督キム・テギュンが日本を凌駕するIT/SNS社会を舞台にどう描くのか、続報に注目。大ヒットドラマ「愛していると言ってくれ」「アンナチュラル」もリメイクへTBS系で1995年7月期に放送された北川悦吏子脚本によるラブストーリー「愛していると言ってくれ」もリメイク決定。俳優のみならず、最近では「イカゲーム」イ・ジョンジェと設立した製作会社でプロデューサーとしても活躍するチョン・ウソンが、豊川悦司が演じた聴覚障がいのある新進画家役を演じる。彼の本格ドラマ出演はおよそ10年ぶり、同作の韓国リメイクを長年熱望していたという。チョン・ウソン常盤貴子が演じた劇団で演技の勉強を続ける女優の卵役は、「賢い医師生活」シリーズで人気を博し、ソン・ジュンギ主演「財閥家の末息子」(原題)にも出演していたシン・ヒョンビン。シン・ヒョンビンまた、2018年1月期に放送された「重版出来!」野木さん脚本・塚原あゆ子演出による「アンナチュラル」は、石原さとみ演じる法医解剖医の三澄ミコトが、“不自然な死”として「不自然死究明研究所(UDIラボ)」に運び込まれた死体に向き合い、“死”の裏側にある謎や事件をスリリングに解明する法医学ミステリー。オリジナル版の韓国放送時は、現地でも人気となった。韓国ならではの企画力・制作力でどんな「アンナチュラル」に生まれ変わるのか。現在、脚本やキャスティングが進められているという。さらに、2022年の韓国で観客動員1200万人超えるメガヒットとなった『犯罪都市 THE ROUNDUP』の前作『犯罪都市』(原題:The Outlaws)の日本版リメイクも制作進行中とされている。『犯罪都市』双方のノウハウをどれだけ活用できるのか、自国向けに何をどうアレンジするのか、何をあえて残すのかが見どころとなるリメイク作品。それぞれの作品に関わる制作陣の手腕に期待したい。(上原礼子)■関連作品:最後まで行く(2023) 2023年5月19日より全国にて公開©2023映画「最後まで行く」製作委員会
2023年01月04日“コネクト”。自らの力で身体の傷を治してしまう力を持つ者のことを言うらしい。ディズニープラスにて配信中の韓国ドラマ「コネクト」。日本のホラー・サスペンスの巨匠である三池崇史監督と「愛の不時着」「二十五、二十一」などを手掛けた韓国のスタジオドラゴンがタッグを組んだ、ウェブマンガ原作のドラマだ。主人公のドンスが、ある日誘拐され臓器を取られそうになるが、自らの力で再生を遂げるところからストーリーは始まる。この力を持つものは、都市伝説では“コネクト”と呼ばれていた。しかし、自分に戻し忘れた右目が誰かに移植されてしまったことで、“その誰かが見るもの”がドンスの無いはずの右目に見えるようになってしまう。やがて移植した相手が異常な連続殺人犯と分かり、右目を取り戻すためにも事件を解決に導いていく、という物語。主演には、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「D.P. -脱走兵追跡官-」に出演した“国民の年下彼氏”チョン・へインが抜擢された。共演は、ドンスを助ける謎の女性イランを演じる「キングダム」のキム・ヘジュンと、怪しい会社員ジンソプを演じる「月水金火木土」のコ・ギョンピョ。コ・ギョンピョとチョン・ヘインは「D.P. -脱走兵追跡官-」で、先輩後輩という関係だった。それが今回、対等に睨み合う仲となったのだ。シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで行われた「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」にて日韓合作プロジェクトドラマ「コネクト」の記者会見が開かれた際、俳優たちとイベントに登壇した三池監督は、「表面的にはハラハラドキドキするスリラーものですが、主人公の“人とは違う”というコンプレックスや個性のようなものから来る孤独との戦い、主人公が自分の能力を生かして前向きに生きていく姿を見せる人間ドラマという側面もあります」「自分としてはそういう人間ドラマに重点を置いて撮ったつもりです」と想いを語った。チョン・ヘインは、「僕は、監督と現場で"コネクト"できていたのではないかと思います」とコメント。作品に対する想いは国境を越えるものなのだと改めて実感させられた。作中では、ドンスがたくさん怪我をすることになる。痛々しい。それでも、歩きながら再生していく演技は本当に“化け物”を見ているようだった。そんな“コネクト”を特別な能力として、お金にしたいという人が大勢いる。コネクト、ヤクザ、連続殺人犯、刑事の鬼ごっこのように、それぞれが相手を探して駆け回る。さらには、自らの能力を使って世界を支配したいと思う者まで現れる。「X-MEN」でいうマグニートーのような、優れた人類がこの世を支配するのは当然と思う人たち。それでもいままで孤独に、目立たないように生きてきたドンスには、仲間という希望に見えたのではないだろうか。自作の歌が世間で有名になり、「地獄みたいな世の中でもいいことがあるんですね」そう話すドンス。どんなに最悪な状況にあっても、嬉しいと思うことに素直に喜べる心を持っている。韓国での本作の人気も上々だ。「コネクト」が公開されるや否やディズニープラスのユーザーが大幅に増加した。モバイルデータ分析プラットフォーム「モバイルインデックス」によると、一日で約4万6000人ものユーザーが増えたとのことだ。ユーザーの使用時間も一日最大4万5000時間増加した。これから世界はコネクトに支配されていくのだろうか。ジンソプ、イラン、ドンスを取り巻く環境の未来にも目が離せない。想像のはるか上を行く物語であり、この先の展開の予測が難しいが、期待して続報を待ちたいところだ。(伊藤万弥乃)
2022年12月20日三池崇史が監督を務め、人気俳優チョン・ヘインら韓国オールスターキャスト&スタッフによる韓国ドラマ「コネクト」がディズニープラス スターにて全話独占配信中。この度、主人公を演じたチョン・ヘイン、コ・ギョンピョ、キム・へジュンらと三池監督の撮影裏に迫ったメイキング特別映像が解禁された。本作は、不死身の新人類“コネクト”として生まれてきた主人公ドンスが、突然、臓器売買組織に誘拐され、眼を奪われてしまうところから物語が始まる。ドンスは眼を移植された人物の視覚をもつようになるが、その相手は猟奇殺人犯だった…。眼を取り戻すため、そして殺人鬼を止めるため、熾烈の追撃戦が繰り広げられていく。メイキング映像は、キャスト・監督らが口をそろえて、「衝撃的」「新鮮」「予測不可能」というワードで本作の印象を表現するところから始まる。撮影現場では、実際に体を動かして演技指導をする三池監督と、それにスムーズに応えて撮影をするキャストたちの貴重な様子もうかがえる。「監督は体を動かすのがうまいです。視線のディレクションを明確に指示を出してくれるので監督を信頼して、安心して演技ができました」と、殺人鬼ジンソプ役のコ・ギョンピョは語る。「言葉が通じなくても、目つきだけで通ずるものがある。シーンを撮影するという同じ方向性を見ているので、監督が求めているのはこれかとわかったりする」と話すのはチョン・ヘイン。三池監督も「思っているイメージを言葉で伝えるのは、言葉が通じても大変じゃないですか。なのでいつもより少し丁寧に、分量を多くコンテを書いた」と海外作品だからこそ意識した点を明かしている。スタッフのインタビューでは、舞台であるソウルの地に“未視感”を与えるため、ファンタジー要素とリアリティのバランスを大事にしたと語る場面も。撮影監督キム・ジヨンは「監督は海外から来た方なので、空間に対する見方が違う傾向がある」と話し、「これをどのように生かして、撮影に取り入れるかたくさん工夫をした」と明かす。また、劇中でジンソプが設計する「死体アート」は、古典的美学が際立つ彫刻を再解釈して作られたそう。その姿はおぞましくも芸術的でもあり、本作の見どころの1つ。美術監督キム・ソヨンは「3カ月あったプリプロダクションの中でも一番時間を費やした」と製作時の苦労を語っている。そのほか、アクションシーンの撮影やCGの裏側だけでなく、本作ならではの度肝を抜くような美術の制作過程を覗ける貴重なメイキング映像となっている。「コネクト」はディズニープラス「スター」にて独占配信中(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2022年12月15日12月1日、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで行われた「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」にて日韓合作プロジェクトドラマ「コネクト」の記者会見が開かれ、三池崇史監督、主演を務めるチョン・ヘイン、コ・ギョンピョ、キム・ヘジュンの4人が登壇。その模様が到着した。三池監督は、「自分の作品が世界に配信されるというのは、初めての経験。さらにディズニープラスという自分とは最も遠いと思っていた世界で(笑)」と話しながら、助監督になりたての頃にタイムスリップできたら、"お前は大丈夫だ。そのまま自分を信じてやればいい。ディズニープラスで配信してもらえる作品をとることになるよ”と教えてあげたいです」と感慨深げに挨拶。「スノードロップ」に続き、これが2作目のディズニープラス配信作品への参加となったチョン・ヘインは、「多くの人に作品を観ていただけるというのは本当に幸せなことです。本当に僕は運がいいと思います」と謙遜。ディズニープラス作品初参加のコ・ギョンピョは、「僕はいい時代に生まれたな、と思いました」とウィットに富んだ発言で、笑いを誘った。三池監督「韓国の俳優は、役者にとって大事なパッションを持っている」本作は、自己治癒力を持つ新人類“コネクト”のハ・ドンス(チョン・ヘイン)が、自分と“目”でつながる連続殺人鬼を追うクライムSFスリラー。そのテーマについて問われた三池監督は、「表面的にはハラハラドキドキするスリラーものですが、主人公の“人とは違う”というコンプレックスや個性のようなものから来る孤独との戦い、主人公が自分の能力を生かして前向きに生きていく姿を見せる人間ドラマという側面もあります」と語り、「自分としてはそういう人間ドラマに重点を置いて撮ったつもりです」と説明した。もともと韓国作品のファンだという三池監督は、初めて韓国俳優とタッグを組んだ感想を聞かれ、「今回の作品は、”日本の俳優と何が違うのか”を確かめる場でもありました」と明かしながら、「韓国の俳優は、生きていくエネルギーの強さや、役者にとって大事なパッションを持っていると感じました」と評価した。主人公は「ただ"ヒーローになりたい"という希望を持っているキャラクター」一方、チョン・ヘインは、「僕は、監督と現場で"コネクト"できていたのではないかと思います」とタイトルにかけて語り、「作品の中では、ジンソプ(コ・ギョンピョ)と繋がっていましたが、現場では監督とシンパシーを感じていました。同じものを望み、同じ方向に向かっていると感じる場面が多くありました」とコメント。MCに「今後も三池監督と作品を作る気持ちはあるのか」と聞かれると、「声がかかれば、いつでも準備はできています!」とアピールもした。また、“新人類”を演じるあたっての役作りについて、チョン・ヘインは「初めてドンスという役に接した時、孤独を感じました。自分の能力を自覚し、能力に向かい合い、その力を正しいところに使うべく行動する。そういう部分を大切にしながら役作りをしました」と語る。「ドンスの姿にダークヒーローだと感じる場面もあるかもしれませんが、僕自身は、ドンスがヒーローだと思ったことはありません。ただ"ヒーローになりたい"という希望を持っているキャラクターだと感じました」と自身が演じたドンスを分析した。サイコキラーを演じたコ・ギョンピョは「愛すべき、尊敬すべき俳優」今回、サイコパスの殺人鬼を演じることとなったコ・ギョンピョは、「これまで演じてきたキャラクターとは随分違う役なので、表現の仕方を変えました。観る方々も新鮮味を感じるのではないかと思います」と期待感を煽る。監督はそんなコ・ギョンピョ流サイコパスについて「普通サイコパスというと冷徹な感じ、脂肪がなく痩せた姿を想像すると思いますが、彼の選択は、“ちょっとプクッとしたサイコパス”でした」と説明。“俳優コ・ギョンピョ”については「普段はとてもチャーミングですが、カメラが回ればすぐにその役に没入するという、非常に愛すべき、尊敬すべき俳優でした」と言及。それを聞いたコ・ギョンピョは、苦笑いしながらペコリとお辞儀し、「ダイエットに失敗したお詫びとともにお話ししますが」と前置きをし、「監督はとても思いやりと情熱にあふれた方でした。可愛がっていただいて感謝していますし、恩返しのためにも役にはまろうと頑張りました」と語った。CG撮影は難しい!?「マーベルヒーローたちはすごい」本作で“コネクト”の秘密を知るミステリアスな人物イランを演じるキム・ヘジュンは、「アクションやCG撮影など初めて尽くしの作品でした。アクションシーンについて苦戦していると三池監督が実際に見本を見せてくださいました。監督と同じようにやりたいのに、自分の体がついていかず、監督の動きの半分もできなかったのは残念でした」と撮影の苦労を吐露した。リアリティのあるCGは、本作の見どころの1つでもある。今回が初めてのSF作品だというチョン・ヘインは、「CG撮影が本当に多くて大変でした。マーベルヒーローたちはすごい人だなと改めて感じましたね」と打ち明ける。そんなチョン・ヘインの撮影現場を見守っていたというキム・へジュンは、「CGの場面を撮影しているヘインさんのことをよくからかっていたのですが、いざ自分がやってみると、本当に難しくて。"ああ、こういう気持ちで演技をしていたんだ"と申し訳ない気持ちになりました」と反省の弁。チョン・ヘインが「僕が真剣にCG撮影をしていると、モニターの裏側からクスッと誰かの笑う声がよく聞こえたんです」と言うと、慌てて「私じゃありません!」と否定するひと幕もあった。チョン・ヘインとコ・ギョンピョは、「D.P. -脱走兵追跡官-」に続いて2作目の共演。チョン・ヘインが彼を推薦して再共演が叶ったらしく、「推薦したと言うと大袈裟ですが、前回、短い共演シーンの中でもいいエネルギーを受けることができたので、もっと長く一緒に演技をしたいと思ったんです。思った以上にいい影響を与え合うことができたと思います」と明かすチョン・ヘイン。ラブコールを受けた側のコ・ギョンピョも、「僕もまた共演したいと思っていました。今回の作品でも“やっぱり息が合うな、相性があうな”と感じました」と笑顔、2人で顔を見合わせ、サムズアップをして応じていた。「コネクト」はディズニープラス スターにて独占配信中(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2022年12月08日