俳優の中尾明慶と女優の仲里依紗夫妻が、19日までに互いのInstagramを更新。結婚11周年を迎えたことを報告し、祝福の声が殺到している。○結婚11周年でツーショットを大量に撮影仲は「2024.4.18 結婚11年記念日でした」と題し、夫である中尾との仲睦まじい2ショットや妻目線のオフショットを投稿。2人は2013年に電撃結婚を果たし、同年に第一子となる男児が誕生。その後もYouTubeやSNSで家庭の様子を度々発信するなど、お茶の間を楽しませている。結婚11周年を迎え、仲は「今日は久しぶりに2人で食事に行きました」と夫婦水入らずで過ごしたことを明かし、「そしてはじめてじゃん? ってくらいツーショットを大量に撮りました」とぶっちゃけ。中尾に対しては、「人生って楽しい事だけじゃないしたくさん困難にぶち当たる時もあるけどいつもしれっといい事? 言ってなるほどをたくさんもらえてる気がします ありがとうございます」と日頃の感謝の気持ちを伝えた。一方、中尾は「結婚11周年 今日は顔のしみを数えられました。20個あるそうです。。。」と夫婦のやりとりを明かしながら、「それだけ月日を共にしたということで」とポスト。夫婦で密着した2ショットを披露しながら、「最近は一緒にCMも出させていただいて、調子にのってますが、今後とも応援よろしくお願い致します。いつもありがとう」と妻である仲に感謝の意を表し、「スマホの待ち受けに俺も出るようにしてください、、、」と結んだ。しかし、仲は夫からのこの“お願い”に対し、「でもまだあなたを待ち受けに出すのはちょっと恥ずかしいです」。最後は「これからも喧嘩しながらですが楽しく生きましょう よろしくお願いします」と添えて、ハッシュタグで「#日付変わっちゃったけど」「#weddinganniversary でした」「#いつも投稿先越されるの次はどうにか阻止したい」とつづっていた。こうした投稿にファンからは、「最高の夫婦。記念日おめでとう!」「こんな夫婦を目指します」「結婚記念日おめでとうございます」「激アツ夫婦!BIGLOVE」「末長くお幸せに」「永久に推し続けます」「本当に可愛い夫婦だね」「こっちまでニヤニヤしてしまうよ」「素敵すぎて泣いた」「最高のパートナーですね」「里依紗ちゃん良い顔してる」「ハッシュタグのセンス良すぎ」「11年経っても夫婦でありながら、戦友みたいに見えて素敵です!」「何これハッピーオーラしか伝わらない」など、仲には2000件、中尾には700件を超える祝福コメントが相次いで寄せられた。
2024年04月24日「諭吉をこの世に驚くほど放ってしまいました」仲里依紗(34)が4月6日、自身のYouTubeチャンネルで“爆買い動画”を投稿した。「仲さんが購入したブランドは『クロムハーツ』『Acne Studios』『バレンシアガ』。『前代未聞の額を放ってしまいまして』と商品を紹介しながら、“諭吉”単位で金額も発表。サングラスは『諭吉が…19人!』で約19万円、バッグは『小学校の1クラス分ぐらいの値段しました。24人です』で約24万円。別のバッグは『友達150人できるかな』、すなわち約150万円でした。この回だけでも、紹介した購入品の合計額は約264万円。それに加えて最近、約100万円の85型テレビも買ったそうです」(スポーツ紙記者)“爆買い動画”は仲のYouTubeチャンネルの大人気企画だ。「爆買いしてるやつ」という再生リストまで作成している。「リストには、’20年5月から’23年9月までの約3年間分、計50本の動画が含まれています。頻度としては、月1本以上。それ以降にも“爆買い動画”があるので、かなりの買い物好きでしょう。実際、仲さんの買い物好きエピソードは数知れず。雑誌のインタビューでは『お金がいくらあっても足りない』と答えていましたし、仕事の空き時間のたった30分で、『バレンシアガ』の商品を大量に購入したことも。以前には、カードの使い過ぎで、磁気がすり切れて使えなくなったと語っていました」(前出・スポーツ紙記者)本誌は、これまでのすべての“爆買い動画”から、仲の使った合計金額を計算してみることに。対象となったのは、リスト以外の動画も含めて計59本。値段不明な商品は大まかな金額で計算した。“爆買い動画”が始まった’20年は5本。『コストコ』や『ユニクロ』などを購入する回や、『シャネル』のバッグ等もあり、計約250万円。’21年は12本で約560万円。この年は日本に2点しかないという、約61万円の宇宙服を購入。’22年は17本で約800万円で、1回の動画で250万円以上使っていることも。’23年は20本で、約790万円。今年はまだ5本ながら、4月6日の動画の影響もあり、既に430万円を超えていた。その合計額は……約2840万円!今回はあくまで、紹介されたものだけの合計額だ。普段の消費を合わせたらどんな額に膨れ上がるのだろうか――。
2024年04月20日俳優の仲里依紗(34)が18日、自身のインスタグラムを更新し、夫で俳優の中尾明慶(35)との2ショットを公開。結婚11周年を祝った。仲は「結婚11年記念日でした」とつづり、自然体な夫婦ショットを複数枚投稿。「今日は久しぶりに2人で食事に行きました そしてはじめてじゃん?ってくらいツーショットを大量に撮りました 珍しすぎた事をしたせいかなぜだか今クシャミが止まりません」とユーモアを交えて伝えた。そして「人生って楽しい事だけじゃないしたくさん困難にぶち当たる時もあるけどいつもしれっといい事?言ってなるほどをたくさんもらえてる気がします ありがとうございます」と感謝。「これからも喧嘩しながらですが楽しく生きましょう よろしくお願いします」とした。一方、中尾の「スマホの待ち受けに俺も出るようにしてください」というお願いには「でもまだあなたを待ち受けに出すのはちょっと恥ずかしいです」と答えている。この投稿には「結婚記念日、おめでとうございます!」「こんな2人目指します」「理想の夫婦」「何となく似ている気がする」「私まで幸せ」といった声が寄せられている。
2024年04月19日俳優の中尾明慶(35)が18日、自身のインスタグラムを更新し、妻で俳優の仲里依紗(34)との2ショットを公開。結婚11周年を祝った。中尾は「結婚11周年 今日は顔のしみを数えられました。20個あるそうです。。。それだけ月日を共にしたということで」とつづり、祝福メッセージ入りのデザートプレートを手に顔を寄せ合う夫婦ショットを投稿。「最近は一緒にCMも出させていただいて、調子にのってますが、今後とも応援よろしくお願い致します」と伝えた。そして、「いつもありがとう」と感謝した上で「スマホの待ち受けに俺も出るようにしてください」とお願いした。仲からは「いつでもシミ取り付き合います」とリプライが送られている。この投稿には「憧れご夫婦です!」「おめでとうございます!」「すてきな夫婦」「これからも幸せのおすそ分けたくさんしてください!」「かわいすぎる!」といった声が寄せられている。
2024年04月19日●仲は“Uber Eats博士”「ずっとCMに出演したかった」4月16日より放送されるUber Eatsの新テレビCM「やっぱり Uber Eats で、いーんじゃない?」で4年ぶりに夫婦共演を果たした俳優の中尾明慶と仲里依紗にインタビュー。普段からUber Eatsのヘビーユーザーで、CM出演に大喜びしたという2人に、撮影の感想や日々の食生活などについて話を聞いた。――Uber EatsのCM出演の話を聞いた時の心境をお聞かせください。中尾:普段からすごく利用させてもらっているので純粋にうれしかったです。夫婦共演で照れもありますが、なかなかない機会なので、一緒に楽しもうねという感じでした。仲:私はずっとUber EatsのCMに出演したくて仕方がなくて、(日本に)上陸した時から使っていますし、全国、世界各国で使っているんです。Uber Eatsに助けられてここまで来たという感じです。以前は、一度にひとつのお店からしか頼めなかったのが、同時にふたつのお店から頼めるようになった瞬間も知っていて、Uber Eats博士だよね!?中尾:すごい! ロサンゼルスに家族旅行に行った時に、どこに食べに行こうかと悩んでいたら、Uber Eatsを頼んでくれて。海外ですし、あれは感動しました。○4年ぶり夫婦共演中尾「ドキドキ」 仲「家って感じ」――4年ぶりの夫婦共演となりましたが、いかがでしたか?中尾:やっぱりちょっと恥ずかしいです。ちゃんと目を見たりできない。カメラの前だし、スタッフさんもいっぱいいたので、「2人で見合ってください」とか言われましたが、なんか照れちゃって(笑)。緊張しちゃうんだよな。仲:本当に!? 全然恥ずかしくないですし、全然照れないです。家って感じで。1人で緊張してたんだ!中尾:ドキドキしてた(笑)仲:昨日パックしていたもんね! いつもしないのに私のパックを奪ってしていました(笑)。気合を入れて。――中尾さんは、普段のおひとりでの仕事とだいぶ心境が違ったようですね。中尾:そうですね。ほぼ素なので、仕上がりとしてはリラックスした雰囲気が出ると思いますが、照れくさいのはどうしてもあります。(仲も)一緒に緊張しているだろうなと思っていたので、全く気にしないんだというのが意外でした(笑)。仲:むしろ安心して、家にいるようにリラックスして今もインタビューをさせていただいているので、いつもこれぐらいしゃべると口の中が乾燥するんですけど、全然乾燥しない! 潤っています。――中尾さんのおかげでより自然体に。仲:マイナスイオンみたいな癒やしの何かが出ていますね。中尾:歩くパワースポットです!(笑)――逆に中尾さんにとって仲さんはどういう存在ですか?中尾:どこかやっぱり、かっこつけたいというのがあるんでしょうね。いいところを見せたいというのがあって、緊張してしまうのだと思います(笑)。仲:(緊張しているとは)全然わからなかったです。いつものようにおしゃべりで、サービストークもすごいなと思っていました。○「Uber Eatsで、いーんじゃない?」セリフを練習――撮影に関して事前にお二人で相談などされたのでしょうか?中尾:そういうのはしていません。仲:でも、昨日も「Uber Eatsで、いーんじゃない?」というセリフを口ずさんで練習していましたよ。デパートで。意気込みがすごかったです!中尾:恥ずかしいから言わないでよ~(笑)。エスカレーターで練習したんですけど、全然リアクションしてくれないんですよ~。仲:練習しているのかギャグなのかわからなくて。いつも子供みたいにしゃべってくるので、たまに聞かないようにしているんです(笑)――仲さんは撮影に向けて中尾さんのように練習したり、こだわった部分はありますか?仲:「やっぱ作るわ」というシーンがあるんですけど、私は普段「Uber Eatsで、いーんじゃない?」側なので、心を鬼にして言うように。役者魂でお芝居を頑張りました!――CMの見どころもお聞かせください。仲:いろんなパターンをやらせていただいて、どれも面白いですが、スプリンクラーで水浸しになるところが楽しかったです。なかなかお芝居でもびしょびしょになることはないので。中尾:うん。本番1回勝負だったし、面白かったです。●家で食事をする時間が増え「家族の笑顔も増えた」――Uber Eatsを普段から利用しているということですが、どのように利用されているか教えてください。中尾:行くと混んでいるお店がけっこうあって、行きたいけど並ぶのは嫌だというときにUber Eatsで頼むとすぐ来てくれて、それが本当にありがたいです。人気店を調べて頼んだりしています。仲:エリアごとに頼めるものが変わるので、私はいつもロケ先に行ったときはUber Eatsの住所を変えて調べています。芸能界一、Uber Eatsを利用している自信があります!中尾:そうだと思う! ほぼ毎日(利用している)。仲:買い忘れたものもUber Eatsで頼むんです。調味料とか。本当に便利で助かっているので、なくなったら困ります。頼んでいる間に家事を済ませられますし、本当にありがたいです。――自分で作らずデリバリーで食事を用意することにためらっている方もいらっしゃると思いますが、そういう方たちへアドバイスがありましたらお願いします。中尾:そこの罪悪感みたいなものはないでしょ?仲:ない! 逆に味付けなど勉強になることがありますし、流行っているお店のおかずを頼んだりすることで、自分で作る料理の幅を広げられると思います。すごく楽しいですし、気持ちが楽になるというか、やっぱりお母さんお父さんが笑っている幸せな家庭のほうが子供には絶対いいと思うので、皆さんにUber Eatsを取り入れてほしいです。中尾:お母さんたちが笑顔でストレスなく生活しているほうがいいんですよ、特にうちの場合は(笑)――Uber Eatsを活用するようになってからの食生活の変化についてお聞かせください。仲:私たちは撮影があったり不規則な生活をしているので、ご飯を短い時間で食べなきゃいけなかったり、お弁当になってしまったり、野菜が足りなかったりするんです。だからUber Eatsでサラダだけ頼んだりしていて、そのおかげで健康的なバランスがいい食事がとれるようになりました。中尾:家族3人で家でご飯を食べる時間は増えました。外より家で話すほうが気が楽で話がいっぱいできるというのもありますし、家で食べる時間が増えて家族の笑顔も増えました。○『ふてほど』『プチブランチ』互いの出演番組を称賛――それぞれご活躍されているお二人。仲さんは最近だと『不適切にもほどがある!』(TBS)が話題になりましたが、中尾さんは御覧になっていましたか?中尾:見ました! 「最高だね。面白いね」と!――中尾さんは『プチブランチ』(中尾)のMCを務められて1年半。笑顔も素敵でとても安心感がありますよね。中尾:本当ですか!? (『プチブランチ』は仲も)移動中に見てくれたり。仲:ヘアメイク中についていたりするので、「出てる!」って。みんなで「旦那さんじゃん!」って(笑)。さわやかですよね。安心します。今日も(話を)回していただいてありがとうございます。――今回念願のUber EatsのCMにご出演されましたが、次に叶えたいことを教えてください。中尾:僕らが出演させていただく前にいろんなところでUber Eatsの広告を見ていたので、ここに僕たちが映るのが今、一番楽しみです!仲:そう! バス停のところとか。すごく楽しみです。中尾:駅の柱が全部俺たちになるのかなとか。仲:あと、携帯を開くと(Uber Eatsの)広告がいっぱい出てくるので。恥ずかしいね!中尾:僕はいっぱい出たいのでうれしいです!――息子さんはお二人の広告を見て何かおっしゃると思いますか?仲:絶対言うと思います。電車に乗っていますし。――今回の共演の話はされましたか?中尾:しました! でも、「へ~そうなんだ」という感じで(笑)。今日はお留守番しています。仲:お友達とお出かけするのが楽しい年頃になってきました。■中尾明慶2001年にドラマ『3年B組金八先生』に出演し、注目される。近年の主な出演作は、ドラマ『六本木クラス』『PICU 小児集中治療室』(22)、『ばらかもん』『ハイエナ』(23)、映画『そして僕は途方に暮れる』(23)、舞台『斑鳩の王子 戯史-聖徳太子伝-』(24)など。また、月~木曜に放送中の『プチブランチ』(TBS)ではMCを務めている。WEB「LEON」にて『中尾明慶の「モテる 100切りゴルファー」への道』不定期連載中。YouTube公式チャンネル「中尾明慶のきつねさーん」は登録者数77万人を超える。■仲里依紗ドラマ、映画に出演する他、ファッション誌ではモデルとして活躍。また、自身のインスタグラムでは、家族との私生活が垣間見える投稿やファッショニスタとして人気を集める。2020年4月よりYouTubeチャンネルも開設。近年の主な出演作は、ドラマ『大奥』(23)、『不適切にもほどがある!』(24)、Netflix『離婚しようよ』(23)など。2024年秋から放送のNHK連続テレビ小説『おむすび』ではヒロインの姉役を演じる。
2024年04月15日俳優の橋本環奈が主演を務める、2024年後期放送予定のNHK連続テレビ小説『おむすび』の記者会見が4日、福岡・糸島市役所で行われ、橋本、仲里依紗、宮崎美子、松平健、宇佐川隆史氏(制作統括)が参加した。今作は、“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、目には見えない大切なもの(縁・人・時代)を次々とむすんでいく、平成青春グラフィティー。橋本演じる結の姉で、地元・福岡で“伝説のギャル”と称される歩を演じる仲は「撮影に入って日が浅いのですが、糸島に初めて来られてうれしいです。私は九州出身なので、糸島の存在はすごく知っていたのですが、実際に自然にふれてみて、なんとすごくステキな場所なんだと感じています。実の妹から『糸島って。ギャルの間で映えるよ』というウワサを聞いていたので(笑)。おしゃれなカフェがあったり、ここは若者にバズるなという感じがありました」と笑わせた。役を担当するにあたっての心がけについては「私はとにかく(母役の)麻生久美子さんから生まれたっていうことを意識して演じています(笑)。ちょっと意識しないと忘れてしまいそうで(笑)『自分は麻生さんの子どもなんだ』と、一生懸命考えながら演じました。はたから見ると、すごく楽しい家族だと思います。全員でそろうシーンが楽しみです」と笑顔を見せていた。
2024年04月04日俳優の橋本環奈が主演を務める、2024年後期放送予定のNHK連続テレビ小説『おむすび』の記者会見が4日、福岡・糸島市役所で行われ、橋本、仲里依紗、宮崎美子、松平健、宇佐川隆史氏(制作統括)が参加した。今作は、“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、目には見えない大切なもの(縁・人・時代)を次々とむすんでいく、平成青春グラフィティー。地元・福岡での撮影について、橋本は「純粋にうれしいです。私も福岡で、高校生までずっと育ったのですが(今でも)時間があればすぐに帰ってくるんですよ。けっこう両親にも会っていて(笑)。空港から街も近いし、飛行機の時間もそんなに長くないですし、高校生の時、東京と行ったり来たりしていたので、慣れているというのもあって。撮影期間、ずっとここに滞在していて幸せです。実家にもすぐ帰れますし」と笑顔で明かした。撮影中には「ギャルのファッションをやりました」と打ち明けると「けっこうなギャルでした」とにっこり。「長い爪をつけてパラパラを踊ったんですけど、ちょっと不自由というか、本当に爪が長いんですよ(笑)。靴下もスタッフさんにはかせてもらったり(爪が長いと)何もできないなと思いつつ『でも、映えだね』と(共演者と)言いあっていました」と語っていた。
2024年04月04日俳優の橋本環奈が主演を務める、2024年後期放送予定のNHK連続テレビ小説『おむすび』の記者会見が4日、福岡・糸島市役所で行われ、橋本、仲里依紗、宮崎美子、松平健、宇佐川隆史氏(制作統括)が参加した。今作は、“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、目には見えない大切なもの(縁・人・時代)を次々とむすんでいく、平成青春グラフィティー。ふるさと福岡での撮影について、橋本は「家族のシーンでは畑に囲まれて、大自然のステキな空気を感じています。ギャルのパラパラを踊ったイベントでは、糸島のみなさんがエキストラとして集まってくださって。3日間にかけてやったので、放送の中でも大ボリュームなシーンになっているんじゃないかなと思います。撮影をしていても、みなさんがすごく温かく、おかえりと言ってくれたりするのがうれしいです」と声を弾ませた。自身が演じる結の心情について「私自身も共感することばかりです。私も福岡出身なのですが、結が、博多弁でせりふをしゃべるんです。すでに撮ったシーンとかでいうと、いつもチャリをこいでいて、田んぼ道を爆走したりとかするんですけど、本当に景色がきれいで。結にとっては当たり前になっている世界で、糸島の街が大好きだし、海も山も畑もっていう、すべてが結にとって大切な宝物みたいな場所なんだろうなと思いながら演じさせていただいています。『糸島のことが好いとう』っていうせりふがあるくらい、ずっとここにいたいって思うくらい、大切な大好きな街なんだろうなと思います」と言葉に力を込めていた。
2024年04月04日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2024年1月スタートのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。物語の最後に、恒例の不適切なお詫びテロップが2024年と表記されて出てきたとき、「やられた!」と思わず唸ってしまった。柔らかく、ねっちりと細かく、時に目詰まりを起こす令和の対人関係。ドラマの序盤から「話し合いましょう」と歌いあげ、SNSとの向き合い方を何度も考え、そして「寛容になりましょう」と歌い、息苦しさを横に広げて風通しをよくする方法を今作は提示してきた。そして最後に、今この2024年さえも変化していく時代のごく一部にすぎないと、縦の広がりを見せる。鮮やかで、目からうろこが落ちるようだった。いかにも昭和的な価値観の男が令和にタイムスリップする。そこで経験する騒動を通して、令和と昭和の対比をコメディとして描き、大好評を博した『不適切にもほどがある!』(TBS系金曜日22時)。最終回では小川市郎(阿部サダヲ)は昭和に、向坂サカエ(吉田羊)とキヨシ(坂元愛登)は令和にとそれぞれの時代に帰った。純子(河合優実)は大学に合格し、パワハラの冤罪で休職していた渚(仲里依紗)は昭和で元気を取り戻して復職し、失恋で落ち込んでいた秋津真彦(磯村勇斗)と新しい恋をする。元の場所に戻りながら、皆それぞれにアップデートして少しだけ幸せになった。同時に、小川市郎が知ってしまった自分と娘の寿命については、解決も変化もしない。回収しなかった部分は、脚本家・宮藤官九郎と作り手が、人の生死とりわけ災害死を描くにあたって尽くした誠意なのだろうと思う。一方で、最終回の回収は、キヨシが昭和で仲良くしていた不登校の友人・佐高(昭和パート榎本司・令和パート成田昭次)のその後である。令和の少年らしい柔らかさでキヨシは佐高に寄り添って、いつも部屋でゆるゆるとゲームをしていた。別れ際、キヨシは「学校なんてさ。自分と気の合わないやつがこの世界には存在するってことを勉強する場所だけどさ…」と、佐高に淡々と話し始める。1人か2人、友達が見つかれば、他は死ぬまで会わなくていい奴らなんだから。俺は佐高くんにあえて良かったし。それは学校のおかげだし。気が合う奴とは繋がれて、合わない奴とは関わらなくてすむ…便利なもの、もうちょっと辛抱すれば沢山出来るからさ。キヨシが令和に帰った後、佐高はキヨシのいない学校に登校するようになり、中学を卒業する。ただ1人でも、真心で思ってくれる誰かがいて言葉が届けば、小さくても一歩を踏み出せる。若い日の母親と出会い、人間関係の悩みを聞いてもらって、子供のように唇についたナポリタンを拭いてもらった渚が、それで元気を取り戻して仕事に戻っていったように。佐高や井上(昭和パート中田理智・令和パート三宅弘城)の卒業式、小川は「お前らの未来は面白いから!」と言って、ヒップホップとともに生徒を送り出す。本ドラマの主題歌『二度寝』を担当する、『Creepy Nuts』の二人が昭和に来て居残りしているという粋な展開であった。爆笑して『二度寝』を聞きながら、胸が熱くなった。旅立ちにあたって、未来は楽しいぞ、良いものだぞと灯火のように明言してくれる誰かがいるというのは本当に幸せなことだ。一見万事に細やかで配慮の行き届いた令和の世の中だけれども、いま、若い世代に未来はいいものになると確信と共に語れる大人は少ないように思う。改めて自分もまた、昔話よりも未来を語れる大人でありたいと思う最終回だった。笑いと悲しみ、華やかな騒々しさと沁みるような感動。様々な混沌を包み込んだこの作品において、阿部サダヲはまさにクドカン作品そのものを体現するような見事な演技を見せてくれた。そして、娘の純子を演じた河合優実は、しなやかな自我と思春期の淡い揺らぎを鮮やかに演じきって、私たちを魅了した。これからのキャリアが非常に楽しみな俳優である。最後に、いつか10年・20年が過ぎた後に、2020年代はどんな時代として語られるんだろうかと思う。あんな面倒くさい社会なのか、あんな効率の悪い社会なのか、あの頃は良かったなのか。そうして遠く俯瞰できるようになった頃に、このドラマをふと思い出すだろうし、その未来でも宮藤官九郎が辺境に立ち続けて書く作品を見て、笑ったり泣いたり出来ていたらいいなと思う。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2024年04月01日「トイレットペーパーすら変えられない旦那にイライラ」に共感⁉仲里依紗さんは、妹のまりあさん・れいなさんとともに視聴者から寄せられた恋愛相談に回答。姉妹といえども、恋愛に関しては「3人違う感覚を持ってる」そうです。「33歳と56歳の年の差恋愛はあり?」という相談には、満場一致で「あり」。年齢が違っても好きなものや趣味が合い、交際に至るのは素敵なことだといいます。また、「忘れられない人を乗り越えたい」という相談に仲さんは「(忘れられない人は)いない」「未練とかヨリを戻すとか人生で一度もない」とコメント。サバサバとした性格の仲さんですが、恋愛においてもそのスタンスは変わらないようです。その上で、忘れられない人を乗り越えるためには「忙しくする」「脳まで疲れさせる」「独り身じゃないとできないことをめっちゃ楽しむ」などして、とにかく「自分のために時間を使う」のが近道ではと提案。なお、れいなさんは「猫」「動物には癒されますよ」とアドバイスしました。「好きだったのに冷めちゃう言動は?」という相談もピックアップ。このところ、SNS上などでも、好きな相手が自分に好意を持っていることがわかったり、ささいな言動がきっかけになったりして急速に愛情が冷める「蛙化現象」が話題になっていますよね。それに対して仲さんは「旦那になっちゃったら冷めるっていうか呆れる」と既婚者ならではの現実的な回答。まりあさんが、そもそも蛙化現象が起こるのは「(相手に)期待してるから」であり、最初から期待していなければ冷めることもないと分析すると、「あ~だから蛙化しないのか。期待なんかしてないもんな~」とバッサリです。振られた元彼が「好き」と言ってくることにモヤモヤしているという相談者に、仲さんが「スッゲー怖い人と付き合って(元彼に会わせて)痛い目に遭ってもらう」という方法を勧めると、まりあさんが「アニキ(中尾明慶さん)、その役似合いそう」。中尾さんはこれまで俳優としてヤンキー役などを演じてきましたし、確かに適役かもしれません!ひょんなところで頼りになりそうな中尾さんですが、仲さんは「トイレットペーパーすら替えられない旦那にイライラ」するというお悩みに共感。自宅のトイレでも、トイレットペーパーホルダーが空になっているにもかかわらず、なぜかストックしてある方のトイレットペーパーを使われている……という現象が起こるそうで、それが息子のトカゲくんの仕業なのか、それとも中尾さんの仕業なのかわからないといいます。そうしたささいな事柄をはじめ、仲さんは日々の生活の中で中尾さんに対して不満を感じることが少なからずあるそう。ただ、れいなさんによれば、仲さんがアメリカに行っていて久々に帰国した際、中尾さんがまるで忠犬のように「おかえり!」と出迎えており、「仲良いんだな」と感じたそう。とはいえ、仲さんは中尾さんに対し、素直に喜びを表現することだけでなく、日頃の家事など「人間ができることをやってほしい」と感じているようです。また、「夫が職場の後輩から好意を寄せられていたらどうする?」というお悩みに、「探偵ごっこのように楽しんじゃう」と回答していた仲さん。ここ数年、ドラマなどの出演作品で不倫される妻役を演じる機会が多いといい、「やりすぎちゃって、そういう(不倫される)役を」と正直飽きているのか、実際に夫婦関係のトラブルが発生しても職業病が出てしまいそうだと明かしていました。ちなみに、今回寄せられた恋愛相談の中で多かったのが「好きな人ができない」「男性不信です」「推し活にハマって恋愛できない」という、何らかの理由で恋愛ができないという内容だったそう。これについては、恋愛がすべてではないとして「(好きな人がいないからといって)どうしたらいい?って思わなくていい」「明日になったら違ってるかもしれない」「好きな人がいないなら、いないでいいんです」と、三姉妹で意見が一致していました。(マイナビ子育て編集部)
2024年04月01日TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』(毎週金曜後10:00)の最終回(29日)の放送を直前に控え、犬島渚役・仲里依紗のクランクアップコメントが到着した。宮藤官九郎氏が書き下ろす、意識低い系タイムスリップコメディー。1986年から2024年の現代へタイムスリップした“昭和のおじさん”小川市郎が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくストーリー。<犬島渚役・仲里依紗>みなさんありがとうございました!ドラマがとても話題になっていてすごくうれしいです。周りのみんなからもすごく反響があって、私はただ素晴らしい脚本を読んでいるだけなんですけど、“すごい”って言われて私までうれしくなりました(笑)。本当にこの素晴らしい作品に出られてすごくうれしかったです。ありがとうございました。■最終回のあらすじタイムマシンバスが運行できるのも残り1往復。遂に昭和に戻る決心をした市郎(阿部サダヲ)は、令和での身辺整理を着々と進めていた。最後のタイムスリップは落ち込んでいる渚(仲里依紗)のために使おうと決めた市郎は、秋津(磯村勇斗)やゆずる(古田新太)、井上(三宅弘城)らに別れを告げ、渚と共にバスに乗り込み昭和へ向かうのだった。昭和に戻り、すっかり真面目な受験生となった純子(河合優実)に再会した市郎。だが、変わったのは純子だけではなく、令和に馴染んだ市郎の内面もまたアップデートしていた。昭和マインド全開の中学校の在り様に疑問を持ちつつ、これから起こる自分たちの未来について思いをめぐらした市郎は…!?
2024年03月29日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2024年1月スタートのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。決して多数派ではないSNSでの意見が、ネットの記事がきっかけで不自然にクローズアップされ、それがSNSにフィードバックされて本格的に火の手が上がる。一度燃えたら、不自然な着火かどうかはもう関係がない。焼け野原になるまで悪評は燃え続けるし、何なら燃え尽きても数年後にまた火がつくこともある。そんな現代の悪意の錬金術を、毒とブラックコメディを散りばめて見事に描きだした『不適切にもほどがある!』第8話だった。時は昭和61年。中学の体育教師、小川市郎(阿部サダヲ)は妻と早くに死に別れ、娘と二人で暮らしている。お節介で心根は熱いが、いかにも昭和の男らしく、配慮やリテラシーはない。そんな小川が偶然令和にタイムスリップしてしまう。昭和とは価値観の違う社会で騒動を起こしつつ、その明快な言動が面白がられたりもしている。しかし小川は、令和で知り合った犬島渚(仲里依紗)が自分の孫であること、そして自分と愛娘の純子(河合優実)が、阪神淡路大震災で死ぬことを知ってしまう。一方、小川とは逆に令和から昭和にやってきた向坂サカエ(吉田羊)と息子のキヨシ(坂元愛登)もまた、昭和に居場所を得つつあった。今回のエピソードは、スキャンダルと世間について。一度でも反社会的なスキャンダルで糾弾されたタレントは、二度と元の場所で働くことは許されないのかという問いかけである。一度だけの「魔が差した」不倫で、地位を失った7年目のアナウンサー・倉持を小関裕太が好演している。「なるほどこれは魔が差して流されたなー」という優しい風情で、過去を悔やみ、悩み、詫び続ける普通の感覚の男性である。倉持の表舞台への復帰に最後まで反対する栗田(山本耕史)が、実は自身も不倫の経験者で、妻の知人達から17年も過去の不倫を糾弾され続けていると明かされる。その場面の薄ら寒さ、気味悪さと、そして小川の絶妙なタイミングの「気持ち悪っ」の一言で、全てに合点がいく感覚は何とも言いがたい。その衝撃の食事会の後、倉持は迷いを捨てて表舞台に復帰する。誰に何を償って、どう家族としての時間を生きるか。倉持のようにイバラの道を選んでタフになるか、栗田のように時折攻撃されるのを甘んじて受けて生きるか、それぞれの道なのだろうと思う。ただ、他人からの糾弾にどう向き合うかはそれぞれとして、これは不倫そのものを肯定するエピソードではない。たとえ20年近く経っても、家族にも、属するコミュニティにも噂と傷は残る。おそらくその先も、数十年も残り続ける。なかなかにゾッとする描き方ではあった。過去の宮藤官九郎による作品を演じた名優たちが、ゲストとして次から次に登場するのも今作の大きな楽しみだが、今回ついに『クドカン作品のミューズ』、キョンキョンこと小泉今日子が本人役で登場している。昭和のシーンでは衣装のみ。ちらりと映る赤いチェックのワンピースに、『木枯しに抱かれて』を歌っていた頃かなと懐かしく思った。令和では58歳の小泉今日子として、年齢を重ねた美しさと、茶目っ気をもっての登場だった。思えばキョンキョンはどの年齢の時も、彼女自身を誤魔化そうとしなかった。58歳の今も、ちゃんと年相応に美しくて、素敵だ。おそらく若い世代が見て、年齢を重ねていくのが怖くならない、人生が楽しみになる生き方のお手本のひとりだと思う。そして最後に、ドラマの癒し枠・ムッチ先輩(磯村勇斗)は、依然無垢でおバカな癒し枠のまま令和から昭和に帰っていった。昭和に青春の輝きを放っていたムッチ先輩は令和の今、随分と恰幅のいいおっさん(彦摩呂)になっていた。キョンキョンが素敵なおばさんになって、錦戸亮が古田新太になって、磯村勇斗が彦摩呂になるらしい38年間という時間だけれど、でも生きていたらとりあえずそれでいいよね、と笑い泣きしながら思ってしまう。よくタイムリープの物語では、悪い未来を変えるために過去で奮闘するけれど、小川市郎は過去の自分達の人生が報われる未来であってほしいと願って未来で闘っている。昭和生まれとして時に理解できない今の時代を嘆くより前に、次の世代の為に、そして自分たちの為に、よりよい社会になるようもっと足掻かなくちゃなと、ふと思った。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2024年03月18日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2024年1月スタートのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。勿体ないと思うこと。宮藤官九郎の連続ドラマは、視聴者の評価が高まれば高まるほど、完結に向けて視聴者の輪が閉じる。もちろん作り手としてそんなことは決して意図していないはずだが、緻密な構成が知られているために、未見の視聴者の間に「後から見てもちゃんと分からないでしょ」という空気が醸成されてしまう。面白いと言えば言うほど輪が広がらないもどかしさはファンにもあるが、何より一番もどかしいのは作り手だろう。『不適切にもほどがある!』7話はそんなもどかしさと、視聴者にとっての面白さとは何かについて深く考えさせられる回だった。小川市郎(阿部サダヲ)は昭和の中学の体育教師。『地獄のオガワ』というあだ名の通り、デリカシーも配慮もないが、情に厚い男である。妻とは早くに死に別れ、娘の純子(河合優実)と二人で暮らしている。その小川が偶然、令和にタイムスリップしてしまい、その明快かつ大胆な言動が意外と有り難がられてテレビ局のアドバイザーに。しかし、令和で知り合った犬島渚(仲里依紗)が純子の娘、つまり自身の孫だと知り、更に小川は9年後に自分と純子が阪神大震災で死ぬことを知ってしまう。その事実を純子に言えないまま、小川は純子を令和に連れてきて渚と純子の夫・ゆずる(古田新太)に会わせる。小川の中でも、知ってしまった娘の寿命をどう捉えたらいいのか答えはまだ出ない。一方、令和から昭和へやってきた、向坂サカエ(吉田羊)と息子のキヨシ(坂元愛登)はマイペースに昭和での生活を楽しんでいる。キヨシは不登校の同級生、佐高(榎本司)とラジオを通した縁でようやく会えるようになっていた。先週に引き続き、小川は大御所とオワコンの境界線上のベテラン脚本家・エモケン(池田成志)の、新作ドラマの立ち上げに絡んでいる。始まる前から制作側が前評判に神経を尖らせる様子は、いかにも令和のドラマの現場という感じである。SNSでリアルタイムにドラマの感想をポストする人々に対する小川の「そいつら見てねえな!」というツッコミや、「大事なお客さんだし。この人達の承認欲求はここで満たされてるわけですから」という羽村由喜(ファーストサマーウイカ)のセリフが、非常に耳が痛い。SNSと切っても切り離せぬ令和のテレビ制作・視聴を描くこのエピソードで、とりわけ印象深かったのは、純子をデートに連れ出したナオキ(岡田将生)が淡々と語った『好きなドラマ』の評価だった。「ぼく、ドラマって全部通して見たことないんですよね。たまたまテレビつけたらやってて。6話とか7話だけ見て。その回が好きならぼくにとってそれは、好きなドラマです」おそらく今この国で一番巧妙に伏線を張り、ストーリーの美しい多面体を構築する脚本家・宮藤官九郎が書き上げたこのセリフ、複雑な余韻の言葉を噛みしめてみる。本来は一つのフィクションを楽しむのに、初回から画面の隅から隅まで注視してSNSで語りあう楽しみ方も、あるいは言葉として語らず胸の中で噛みしめる楽しみ方も、ナオキのような偶然の断片的な楽しみ方も、正誤も上下もないはずである。楽しみ方に『べき』はない、好きに見てくれればいいというなんとも風通しのいい、力の抜けたセリフ。同時に、どこから入ってもらっても構わないという意味で、プロとしての矜持を感じさせる言葉でもあった。今後、テレビで放送されるドラマがどんな流行を辿るかはともかく、当面はSNSで多くの人々が感想を共有しあう流れは変わらないだろうし、作り手もそれを前提にしてドラマ制作やプロモーションをすることになるのだろう。まるでクドカン本人が来し方行く末を棚卸したかのような今回のエピソードを見て、ドラマのファンとしては語る言葉の有無に関係なく、作品を好きだと思う純度は大切にしたいと思うのだった。そして、この20年、毀誉褒貶(きよほうへん)と視聴率の容赦ない荒波をもがきながら泳ぎ続けるクドカンという脚本家が、やっぱり好きだと思った。令和で純子とナオキは何を見つけに行ったのか、不登校が結んだ少年二人の縁はどこに着地するのか、昭和で始まってしまいそうなサカエの恋愛はどうなるのか、そして知ってしまった娘の寿命を小川はどう見届けるのか。伏線を回収してほしいというより、笑顔と希望のあるラストだといいなと願う。さて、次回はここまでどんなシリアスな展開にも、その天真爛漫さで我々視聴者の笑いの癒し枠だったムッチ先輩がついに令和に降り立つ。その無垢さゆえに、小川市郎以上に危険な不適切の嵐が吹き荒れるかもしれない。楽しみで仕方がない。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2024年03月12日「あと10年で20歳」「思い出をもっと作らなきゃいけない」仲里依紗さんは、このごろ反抗期の息子・トカゲくん(愛称)との久々のデートに出かけたと動画で報告。仲さん自身も「まだまだ反抗期が終わってないお母さん」であるため、母子で喧嘩しがちだそう。この日のデートでは仲さんが「温泉」、トカゲくんが「ゲームセンター」に行きたかったため、両方行くことに。しかし仲さんが「温泉だけにしたい」「お休みの日に人が多いところに行きたくない」とこぼすと、トカゲくんは「じゃあ行かないでいいよ」と塩対応です。そんなトカゲくんに、仲さんは「まじキツネさんに似てる」と、夫の中尾明慶さんそっくりだと言っていました。まずはトカゲくんが行きたいゲームセンターへ。移動中の車内では、最近SNS上でバズっている「猫ミーム」の話題で盛り上がっていました。クレーンゲームでぬいぐるみなどをゲットし、ランチに回転寿司も堪能。続いて仲さんが楽しみにしていた温泉に向かいます。2人が訪れたのは、休憩できる個室付きで貸切の家族風呂が楽しめる日帰り温泉。トカゲくんは現在10歳なので当然ママと一緒に女湯に入るわけにはいかず、「家族風呂に来ないと一緒に入れない」と、2人で温泉を楽しむ機会は貴重なよう。個室では食事などがオーダーできるのですが、トカゲくんが率先してスタッフに電話をし、仲さんが食べたいと言ったデザートを注文してくれました。反抗期で塩対応が増えているといっても、なんだかんだママにやさしいんですよね。帰り際、寂しくなったのか少しぐずり出したトカゲくん。久々のママとのデートが楽しかったようです。帰宅してトカゲくんが寝た後、仲さんは家事をしながらこの日のデートについて振り返り。実はゲームセンターで、クレーンゲームで狙っていた商品が取れないことでトカゲくんが不機嫌になり、仲さんが「そんなイライラしてるんだったら帰るよ!」とブチ切れてしまったといいます。なんとか大喧嘩にならずに済んだそうですが、仲さんは自身が忙しく「普通よりは一緒にいられない家庭」だからこそ、たまに親子で過ごす時間は「思う存分甘やかしてあげたい」と思いつつ、「(トカゲくんに)イラッとされるとこっちもイラッとしちゃう」と複雑な思いを吐露。母親も人間ですから、そうなってしまうのも仕方がないですよね。トカゲくんはあと10年で20歳、親と過ごす時間は限られているので「思い出をもっと作らなきゃいけない」と仲さん。仕事が大変だと思うことも年々増えているそうですが「トカゲくんがいなかったらやめてるかも」と、息子の存在によって頑張れることを明かしていました。
2024年03月10日紗栄子さんが常備する実用的な防災グッズ被災地支援活動などを行うために設立した一般社団法人「Think The DAY」の代表理事を務める紗栄子さん。今年1月に発災した能登半島地震では、支援金募集や現地での支援物資配布、炊き出しなどを継続して行っています。2~3月も各地で震度4レベルの地震が観測され、まもなく「3.11」東日本大震災から13年を迎えることもあり、いっそう防災意識が高まっている人も多いでしょう。紗栄子さんは「Think The DAY」で取り扱っている防災リュックの中身を紹介しました。まずは食品関係として、定番のお水、お湯を入れるだけで食べられるご飯、缶パン、湯せんで食べられる吉野家の牛缶、卵不使用のライスクッキーなどを紹介。缶パンは賞味期限5年で長持ちし、子どもでも食べやすいストロベリー味などがあるそう。また、発熱剤とレトルト食品を入れて食品を温めることができるモーリアンヒートパックもあると便利だと話していました。続いて日用品関係。給水車から水を支給してもらう際に使えるウォーターバッグ、停電中でもラジオが聞けて手回しで充電できる多機能ダイナモラジオライト、除菌スプレー、カイロ、マスク、体拭きシート、ドライシャンプー、歯磨きティッシュ、救急セット、ランタンなどのほか、避難所生活ではストレスが溜まりやすいため、香りで癒されるロールオンタイプのフレグランスも入れておくのがおすすめだそう。さらに「必ずみんなに持ち歩いてほしい」というのが携帯用トイレ。避難所ではトイレを我慢して体調不良になる人が珍しくなく、また出先で被災する可能性もあるため、防災リュックにはもちろん、普段使っているバッグの中にも入れておくと安心だそう。携帯用トイレの中には水や凝固剤が不要で、かつトイレ中の音を軽減してくれるタイプもあるので、プライバシーが気になる人でも安心ですね。避難所生活では固く冷たくて固い床で寝なければならない場合もあるので、コンパクトタイプのエアマットがあると腰への負担が軽減。呼子笛は救助を求める際に使えるだけでなく、避難所でトラブルなどに巻き込まれた際に助けを呼ぶ際にも役に立ちます。避難所で女性や子どもが性被害に遭うパターンもあるので、身につけておくと安心です。ポンチョタイプのレインコートは防寒のほか、着替える際にも利用できます。紗栄子さんが実際に避難所を訪れた際、中学生女子から「避難所内には個室が少なく着替え場所に困っている」と相談を受け、ポンチョタイプのレインコートが必須だと感じたとか。レスキューシートは視認性の高い黄色で、上空のヘリコプターに救助を求めるのに役立つほか、体温で暖まるので包まっているだけでも防寒に。また、内側からは外が見え、外側からは中が見えないという仕様のため、個室の数が限られる避難所で自分だけの空間を作りたいときにも使えるといいます。「実はいろいろ使える」というのがゴミ袋。ゴミ袋としてはもちろん、もらった物資や着替えを入れたり、雨風をしのいだりするのにも使えます。また、避難所では寝つきが悪くなる人が多いので、アイマスクと耳栓もあると便利。また、生理用品、常備薬、コンタクトレンズ、保険証のコピーなども入れておきましょう。そのほか、紗栄子さんがおすすめなのは「3COINS」の圧縮ソックス&ショーツ、「ダイソー」の不織布コンパクトバスタオル。これならコンパクトなので防災リュックに入れてもかさばりません。地域によって想定される被害の種類はさまざまであり「自分の住んでいる場所に合ったアイテムをそろえる」ことが大切だとも話していました。防災グッズは事前に使い勝手をチェックして最近ではホームセンターなどでさまざま防災グッズが販売されていますが、ただ防災用リュックに入れておくだけではなく、実際に非常食や携帯トイレなどを食べてみる・使ってみるのも大事。事前に使い勝手などを知っておくことで、いざ防災グッズを使うタイミングになったときに慌てずに済みます。避難しなければならない状況を想定し、自分達が1番使いやすいものを用意しておくことが大切です。また、子どもがいる家庭では、使わなくなった子どものオムツを防災グッズとしてとっておくのもおすすめ。ゴミ袋の中に入れて使えば吸収剤の代わりになるので、サイズアウトしたからもう使わないと手放してしまうより、非常用として置いておくのもひとつの方法です。
2024年03月07日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2024年1月スタートのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。本人にはとても話せない、さしさわりだらけの未来の話題で、小川市郎(阿部サダヲ)が娘に語ったのは、三原じゅん子が国会議員になった話と、加藤茶が年の差婚をしたことと、萩本欽一が老齢で大学に入ったこと。浮き足立つその場が、それで一旦落ち着いた。現実にも気まずい会話の場で時々そういうことはあるから、改めて芸能というものが人々の人生に果たす機能について考えた。このドラマで、クドカンは昭和と令和のテレビを描きながら、時代を超える芸能そのものの役割についても描こうとしているように見える。昭和61年を生きる小川は『地獄のオガワ』とあだ名をつけられる中学の体育教師。妻を早くに亡くし、高校生の娘の純子(河合優実)と暮らしている。昭和の男の典型のごとく、心根は熱いがデリカシーもリテラシーもない。その小川が偶然令和にタイムスリップしてしまう。不適切な言動で騒動を起こしつつ、その明快さが逆に受けてテレビ局でアドバイザーを務めることになる。そんな中で、小川は自身の孫にあたる犬島渚(仲里依紗)と出会い、自分と純子が9年後、阪神淡路大震災で死亡していることを知ってしまうのだった。一方、小川とは逆に、令和の社会学者・向坂サカエ(吉田羊)と息子のキヨシ(坂元愛登)は、昭和にやってきて小川の部屋に滞在している。キヨシは不登校でまだ出会ったことのない同級生・佐高を気に掛けていた。前回、小川本人と純子の寿命が明らかになってしまうという衝撃の展開とともにドラマは折り返しを迎えた。それを受けて、6話ではいずれ来ることが分かっている悲しみにどう向き合うか、解決できない問題をどう受け止めるかということが、悲喜こもごも交えながら描かれていた。とりわけ印象深いのは、「どうなるか分かってる人生なんて、やる意味あるのか」と、娘の運命を嘆いた小川の言葉と、それに応えた「今考えてもその時考えても分からないなら、今の日々を楽しく、好きなように生きたらどうだろう?」というサカエの言葉だった。そこにはなぜ生きていくのかという、人生そのものへの問いかけがあり、解決できない不条理や痛みを抱えて生きる人に対し、極力誠実であろうとする返答がある。それにしても、小川とサカエのひそひそ話の最中に寝ぼけて現れた純子は何も聞かなかったのだろうか。純子は、令和で娘の天命を知ってもしばらく知らないふりを通した、小川市郎の娘である。気っぷのよさも愛情深さも、それを素直に言えないところも、小川から受け継いだ娘である。本当に小川とサカエの態度から何も察しなかったのかは、この先に向けて気になるところだ。知ってしまった娘の寿命に親としてどう向き合うか。胸に迫る展開ではあったが、宮藤官九郎らしく容赦ない笑いと心が緩むような優しいエピソードも随所に散りばめられている。令和で制服姿の純子を見て「あばずれてる!」と感極まって泣くゆずる(古田新太)の姿にはもう錦戸亮が重なって見えるし、半ばオワコン化しつつあるベテラン脚本家の代表作に、ギャングが暗躍する公園が舞台のドラマを自虐気味に挙げるところも容赦ない。そして、自分が母の寿命を縮めたのではないかという不安と、シングルマザーの道を選んだのは正しかったのかという迷いに揺れる孫の渚が、純子の率直な言葉に救いを得るラストの3分は、思わず目頭が熱くなった。張りめぐらした伏線の鮮やかな回収もクドカンだけれども、不意打ちでこういう優しさを仕掛けてくるのもまた、クドカン作品の魅力である。目下、このドラマでは柔らかいがどこか息苦しい令和の世を、昭和の明快さで解決する展開が目立つ。けれども令和の柔らかさが、昭和の野蛮さで傷つく誰かを包んで救うことだってあるはずだと思う。見た目は昭和のヤンキーだけど、心は令和の柔軟さを持ったままのキヨシは、学校から弾かれた同級生とどんなやりとりを交わすのか。チェーンロックを外した向こうには、何があるだろうか。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2024年03月04日阿部サダヲ主演の金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」の第7話に岡田将生が出演することが分かった。第5話では、市郎(阿部サダヲ)と渚(仲里依紗)の血縁関係が発覚。さらに、市郎と純子(河合優実)を待ち受ける未来が明かされるなど、回を重ねるごとに大きな反響を呼んでいる本作。このたび、今夜の第6話放送に先駆け、次週第7話のゲストとして岡田将生の出演が発表された。岡田さんが演じるのは、純子のヘアカットを担当する美容師・ナオキ。第7話の物語を動かすキーパーソンとなる。宮藤官九郎脚本の作品には、「ゆとりですがなにか」シリーズや『1秒先の彼』(2023年)などに出演し、主演の阿部さんとも宮藤脚本の映画『謝罪の王様』(2013年)や舞台でも共演経験がある。ちなみに金曜ドラマへの出演は本作が初となる。実は今回のゲスト出演は、岡田さん自身が主演・阿部サダヲとの共演を脚本・宮藤官九郎に熱望したことがきっかけで実現したという。「あまりこのようなことを普段言わないので自分自身もびっくりしたのですが、ワンシーンだけではなく、7話のゲストで出させていただくことになりました!」と語るなど、岡田さんにとっても異例のかたちでの出演となった。そんな岡田さん演じるナオキが、市郎とどのように絡んでいくのか注目だ。<岡田将生コメント>去年、宮藤さんとお話しをしていたところ、このドラマの話を聞きました。僕はすぐさま「ワンシーンだけでも出させてもらえないでしょうか?」と言っていました。あまりこのようなことを普段言わないので自分自身もびっくりしたのですが、ワンシーンだけではなく、7話のゲストで出させていただくことになりました! ありがとうございます。大変緊張しながら参加させていただきましたが、少しでもこのドラマに彩りを添えられるよう一生懸命やらせてもらいました。<阿部サダヲコメント>岡田将生くんが7話ゲスト? 岡田将生・・・は、昭和じゃないだろう・・・いや、でも5話の錦戸くんの例もある・・・逆に? 未来人? CMでもクネクネ踊ってるし・・・と色々想像してましたが・・・そうきましたか岡田将生。あんな、どこにもいなそうなルックスで、どこにでもいそうな人も出来ちゃう岡田将生はステキです!! どんな役なんでしょうか? お楽しみに。金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」は毎週金曜22時~TBS系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年03月01日2021年にWOWOWが開局30周年を記念して始めたプロジェクト『アクターズ・ショート・フィルム』。予算や撮影日数など同条件のもと、個性豊かな俳優たちがオリジナルのショートフィルムを制作する人気の企画です。今回は、第4弾で監督と主演としてタッグを組んだこちらの方々にお話をうかがってきました。仲里依紗さん & 秋山竜次さん【映画、ときどき私】 vol. 638『撮影/鏑木真一』で映画監督に初挑戦したのは、俳優からYouTube配信まで幅広い活動を続けている仲里依紗さん。主演には、大河ドラマの演技でも大きな反響を呼んでいるお笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次さんを指名しています。本作の主人公となるのは、有名人たちを執拗に追いかける週刊誌カメラマンの鏑木真一。あるスキャンダルを暴露し、女優を死に追いやってしまった鏑木の身に起きる恐怖体験を描いています。そこで、撮影の秘話や初めて出会った日のこと、そしておふたりが心がけていることなどについて語っていただきました。「秋山さん主演で撮れるならやりたい」と思った―仲さんは、もともと監督をしてみたいと思っていたのでしょうか。仲さんというよりも、「秋山さん主演で撮れるならやりたい」のほうですね。秋山さんこんなにうれしいことはないですよ。ただ、仲さんの初監督作ということでプレッシャーもありましたし、いざ挑んでみたらセリフがないのでびっくりしました。仲さん秋山さんはお忙しいので、断られないためにどうしたらいいかを考えたときに、やっぱりセリフを覚えるのが大変かなと思いまして。秋山さん長崎で一緒にやっているバラエティ番組での食事会で、「大河も入っているし、ご負担をかけないように作戦を立てています」とは聞いていましたけど、まさかこんなことを考えていたとは…。というか、大河のことまで気遣ってくれる監督なんていないですよね!―実際、挑戦されてみていかがでしたか?秋山さんセリフがないから楽かなと考えていたのにすべてを表情だけで出さないといけないので、思っていた以上にやることが多い。そもそもお芝居とコントではギアがまったく違いますが、「お芝居ってどんだけ難しいんだ!」と思いました。―しかも、ホラーということでお笑いの要素を封印するのも大変だったのではないかなと。秋山さんそうですね。これまではどんな場もコメディフェイスでくぐり抜けてきましたけど、今回は恐怖の隣にいるような状況。普段はあまり怖い顔をしないようにしていることもあって、そこも難しかったです。そんななか、仲さんが表情の演技指導を直接してくださったのでわかりやすくて助かりました。この作品の僕は、仲さんを完コピしているだけです(笑)。仲さんあははは!初めてのジャンルで新境地を切り開くことができた―やはりそれは俳優ならではの演出方法ということなのでしょうか。仲さんというよりも、うまく説明できなかったので、表情で伝えたらいいかなと思って。秋山さんは本当に飲み込みが早いし、人を見る力が長けているのですごかったです。秋山さん普段から人のことはめちゃくちゃ見ていて、人を見るために街を歩いているくらいですからね(笑)。―原案から考えたというストーリーも攻めた内容だと思いましたが、どういったきっかけで生まれたのか教えてください。仲さんもともとホラーとかサスペンスが大好きなので、ただ自分が好きなものを詰め込んだだけです。秋山さんもっとポップな感じで変な表情とかを求められると思っていたので、まさかのこっち系で驚きました。けっこう切り込んでいて面白いですが、めちゃくちゃ怖かったので、「仲さんこんなこと考えてたの!?」とはなりましたけど(笑)。僕にとってはいままでに挑戦したことのないジャンルということもあり、新境地を切り開いた気がしています。―演じるうえで、これまでに出会った週刊誌のカメラマンさんを参考にしたようなこともありましたか?秋山さん僕は特に追い回されるようなことはないのでそれはなかったですが、多くの芸能人はこういう状況と隣り合わせにいるんですよね…。この作品はぜひ撮っている側の人にも観てもらいたいなと思っています。いまや誰もが同じことをしてしまう可能性がある―仲さんも撮られる側ですが、そういう経験を反映している部分もあったのでしょうか。仲さんこういう話になったのは、ホラーやサスペンスが好きだからというのが一番ですが、「こちらはこんな気持ちだけど、撮っている人はどうなんだろう」というのは前から考えていました。秋山さんそれは僕も思っていました。仲さんしかも、最近はSNSでの拡散によって一般の方も同じようなことをしている場合もありますからね。なので、誰もが同じことをしてしまうかもしれないというのを心に置いてほしい気持ちはあります。―普段から撮られることが多いと思いますが、何か対処法などはありますか?秋山さん一般の方はこっちにバレていないと思ってスマホを向けてくることが大半ですが、表情でバレバレ(笑)。やっぱりプロではない方のお芝居には限界があるんだなと。撮影中のときはわざと番組以上のテンションで向かっていくこともあるんですけど、そうすると逆に向こうが「やめてください」みたいにドン引きしちゃうので、それを楽しんでいます(笑)。ただ、家族といるときとかに撮られるのはやっぱり嫌ですね。学生時代は秋山さんの話題から一日が始まっていた―おふたりが初めて会われたのは7年前ですが、秋山さんのファンでもある仲さんは「いつか共演したい」「100年分の勇気を振り絞って写真を撮ってもらった」とSNSに書かれていたので、現在の関係性には感慨深いところもあるのではないかなと。秋山さんそんなこと言ってくれていたんですか!?僕もあの日のことは忘れていませんよ。バラエティ番組で芸人グループとドラマに出演されている俳優さんたちはまったく別なのに、いきなり仲さんが「前からファンなので写真撮ってください」って来てくれたんですよね。仲さん私の世代にとって、“レジェンド”ですから。学生時代は秋山さんが出ていた番組の話題から学校生活が始まっていたくらいです。秋山さんいやいや。僕も仲さんには感謝しかないんですけど、それはなぜかというと、どんなに小さいイベントでも、声をかけると毎回引き受けてくださるからです。「女優さんとかでお知り合いはいませんか?」とよく聞かれますが、申し訳ないことに仲さんしかいなくて(笑)。シャーペンの芯が入った消しゴムの手術をしたりする誰も見ていないようなロバートのどうしようもない番組でも来てくれますからね。仲さんそういうところが大好きなんですよ。最高です!大問題になりそうな企画を次回も一緒にしたい―監督と主演という形で一緒に映画を作る未来は想像されていましたか?仲さん秋山さんを主演にできた喜びはすごいですよ。本当にしつこく言い続けてよかったです。秋山さん僕もめちゃくちゃうれしいですよ。仲さんそのために「負担をなくせー!」と叫んでセリフをなくしたくらいですから(笑)。秋山さんセリフがあったとしても絶対に出させていただきますよ。仲さんでも、もし覚える時間がなかったら、今度はカンペ出しますね(笑)。秋山さんあははは!てか、全方向にカンペを置く企画も面白そうですね。タイトルは『KANPE』にして、演者全員がカンペを見て演技をするとか。仲さんいいですね!カンペありバージョンと覚えてきたバージョンを比べて審査するのもいいかも。もし、カンペの作品が賞を獲ったらどうします?秋山さん大問題になりますね(笑)。 ぜひ、次の企画でやりましょう。エネルギーを使い切る毎日にしてほしい―おふたりとも自分のしたいことを口にして着実に形にされていますが、どんなに忙しくてもフットワークの軽さを維持できている秘訣は?仲さん私はじっとできないタイプなんですよ。最近もやりたいことがいろいろありすぎて、寝る時間もないくらいです。秋山さん仲さんはドラマに出ながら動画の編集もするし、バラエティにも出るし、バイタリティがすごいですよね。以前、ドラマ『黒い十人の秋山』に出演をお願いしたときも、映画とドラマに入っているのにそれでもオッケーしてくださって。仲さんでも、あの作品はセリフが多かったですよね…。もちろんカンペなしでやりましたけど!秋山さん(笑)。いやー、あのときにカンペのシステムを思いついていればよかったですね。僕もただ好きなことをしているだけで、それをさせていただける場所を渡り歩いているだけ。プライベートでもつい仕事のことを考えてしまいますけど、好きなのであまりストレスも感じていません。―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。仲さん省エネは環境にはいいですが、自分的にはよくないと思うので、ぜひエネルギーを使い切る毎日にしてほしいですね。私は気絶レベルで寝ている感じですが、それくらい「やり切った!」と思えるような日々を送っていただけたらいいなと思います。秋山さんめちゃくちゃいいですね。というか、僕もまったく同じです!布団に入ったら記憶がないくらいの早さで寝ちゃいますし、朝は「さあ寝よう」みたいな顔のままで起きているくらいですから(笑)。でも、それくらいフルで動いたほうがいいですし、疲れ切ったほうがよく寝れますよね。仲さんそうなんですよ!一日一日がもったいないので、みなさんもぜひ。インタビューを終えてみて…。息のあったテンポのいいやりとりを繰り広げていた仲さんと秋山さん。これまでに数々の取材を行なってきましたが、エネルギッシュで頭の回転が早いおふたりということもあり、撮影中も取材中もこんなに笑い続けた取材はなかったのではないかと感じたほど楽しませていただきました。今回の作品では、そんなおふたりが見せるギャップと渾身の表情にも注目です。独自の世界観へと引き込まれるいい意味で期待を裏切られるような、仲さんと秋山さんの新たな一面を堪能することができる本作。そのほかにも、豪華俳優陣が手掛けたオリジナリティあふれる作品が揃っているので、あわせてお楽しみください。写真・大内カオリ(仲里依紗、秋山竜次)取材、文・志村昌美仲里依紗 スタイリスト・黒瀬結以 ヘアメイク・本岡明浩ジャケット¥86,240(メゾン ジー シモーヌ/ハイシックスティーファイブ )、中に着たトップス¥49,500(ディーゼル/ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)、メガネ¥36,300(ジェントルモンスター)、イヤリング¥17,600、リボンネックレス¥14,300、チョーカー¥17,600、両手人差し指リング[2本セットで]¥15,400、右手薬指リング¥9,900、右手小指リング[2本セットで]¥11,000(以上ビジュー アール・アイ 03-3770-6809)、左手薬指リング¥16,500(モイラエックスメル/イノメント info@innoment-tokyo.com)秋山竜次 スタイリスト・古澤愛ストーリー週刊誌のカメラマンとして有名人を追い回してきた鏑木。あるとき、自身が暴露したスキャンダルが原因で女優を死に追いやってしまう。その出来事をきっかけにスランプに陥った鏑木は、上司や同僚に再起を誓うが、思うようにいかない。そんなある日、鏑木は追いかけていたアイドルの情報をタレコミする発信元不明のメッセージを受け取るのだった…。裏側が垣間見れるメイキング映像はこちら!作品情報『アクターズ・ショート・フィルム4』3月1日(金)午前0:00 WOWOWオンデマンドで全作配信開始!WOWOWオンデマンド:3月8日(金)より毎週1本ずつ放送! WOWOWプライム・3月8日 (金) 午後11:30~ 千葉雄大監督作・3月15日(金) 午後11:30~ 仲里依紗監督作・3月22日(金) 午後11:30~ 福士蒼汰監督作・3月29日(金) 午後11:30~ 森崎ウィン監督作監督:千葉雄大、仲里依紗、福士蒼汰、森崎ウィン(※五十音順)主演:一ノ瀬颯・秋山竜次・清水尋也・芋生悠・中尾ミエ・鈴木伸之(※監督の五十音順)製作著作:WOWOW写真・大内カオリ(仲里依紗、秋山竜次)
2024年02月29日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2024年1月スタートのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。最初に小さなひっかかりがあった。2話の最後、「今日、正人くんどうしたの」という質問に「お父さんが見ててくれるから大丈夫」と答えた犬島渚(仲里依紗)の言葉。渚の親の世代で、一人で乳幼児をきちんと預かることが出来る老父は珍しいんじゃないかと思った。その小さなひっかかりの答えを、今回知ることになった。1986年に生きる小川市郎(阿部サダヲ)は、生徒に『地獄のオガワ』とあだ名される中学の体育教師。あだ名の通りハートは熱いがガサツ。ジェンダー、パワハラ配慮なし。そんな小川市郎が、令和の現代にタイムスリップしてしまう。令和の世にはあり得ない雑な言動で騒ぎを引き起こすものの、その破天荒さがうけてしまい、テレビ局でアドバイザーを務めることに。小川はテレビ局で働くシングルマザーの渚と意気投合し、いい雰囲気になりかけるが、小川の娘・純子(河合優実)の名前から、渚は小川の孫だと判明する。しかし渚が会ってほしいと連れてきたのは、渚の父親で『ゆずる』と名乗る男(令和・古田新太昭和・錦戸亮)だけだった。二人の話によると純子は離婚して海外に行ったというが、どうも様子が怪しい。そして小川と逆に、令和から昭和へタイムスリップしている向坂サカエ(吉田羊)と息子のキヨシ(坂元愛登)は、不登校でまだ出会ったことのない同級生の存在を知る。クドカンドラマの中に潜むのは…ドラマ全体の折り返しに、宮藤官九郎がアクセルを踏み込んできた。怒濤の笑いと胸にせまる悲しみがごちゃ混ぜになって、それをエピソードとしてまとめあげる。その腕は宮藤官九郎ならではだ。そもそも古田新太の若い頃が錦戸亮という無理筋を、前半は『覇者』『肩パッド』『許しを請うダンス』で大笑いさせておいて、それでも最後には見る者を思わず泣かせてしまうのである。クドカンの頭の中では、笑いと哀しみの境界線でどんな化学変化が起きているのかと改めて不思議に思う。軽薄に見えて実は誠実で愛情深かった婿が、最初に作りたいと願ったのが義父の背広なのも、純子が父を東京まで迎えに行ったのも、採寸が上手くいかなかったのも、飲食店で朝まで語り明かしたのも、何もかもそれぞれの愛情ゆえだった。その互いの愛情のベクトルが父と娘をこの世から連れて行ってしまう残酷さに、ただただ胸が詰まる。『あまちゃん』(NHK)『いだてん』(NHK)『俺の家の話』(TBS系)そして今作。クドカンが描くドラマには、ありふれた愛おしい日々の中に影のように災害や死の不条理が潜んでいる。だがその理不尽と同じくらい、そこから日常に立ち戻る人々の営みも丁寧に描かれる。真実を告げ、深々と詫びて頭を下げたゆずるに、小川が「で?背広は?」と力強く促した言葉は、それでもきっとお前はあの背広を縫い上げただろう、絶望の中で仕事を全うしただろうという確信あってのものだった。そして、最後に背広姿の小川を見て、渚が誇らしげに「当たり前だよ!父さんが仕立てたんだから!」と言ったその言葉一つで、父と娘で寄り添って生きた年月が分かって胸が熱くなる。ゆずるが縫い上げたそれは、まさしく『父の背広』であった。スーツでもジャケットでもなく背広。裏地に漢字で名前が縫われた背広。背広を着てタバコを取り出し、火をつける小川市郎は実に格好よかった。タフな昭和のお父さんの格好よさだった。そして、それは令和の今は通用しない失われた格好よさであるからこそ、尚更素敵に見えた。ちなみに宮藤官九郎は、その作品の中で美形を美形に見せなくする名人である。数多くの時代をときめくイケメンたちがクドカンの手にかかると「残念な愛すべきポンコツ」になってしまうのである。錦戸亮は、そんなクドカンの魔力で大いに輝く俳優である。今回も顔は良いのに何だかなあ、な男に見事にハマっていた。やっぱりクドカン作品の錦戸亮は、とてもいい。今回は切ない令和パートではあったが、昭和ではキヨシが見知らぬ不登校の同級生と繋がろうとするエピソードが始まった。このドラマの中で、マスメディアの主流として描かれるテレビとは対照的な魅力を持つメディアとして、ラジオがピックアップされようとしている。そして、仮に自分自身の天命を受け入れたとしても、果たして小川は愛娘の死を黙認できるのだろうか。少しでも光がさす展開になるといいなと思う。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2024年02月27日3月20日(水・祝) に公開される『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』の“ひな祭りイベント”が、2月21日(水) に東京・新宿バルト9で開催。ゲストキャラクター・スイセンの声を担当した仲里依紗とキャンペーンソング「ODYSSEY」を担当するNEMOPHILA(mayu、SAKI、葉月、ハラグチサン、むらたたむ)が登壇した。ステージ上には『おしりたんてい』のメインキャラクターはもちろん、仲が声優を担当したスイセンやNEMOPHILAのメンバーを模した「久月」製作による、可愛らしいオリジナルのひな人形を配置。そんな中、おしりたんていのかつての相棒・スイセンの声を務めた仲は、スイセンのイメージカラーである緑色を頭髪に加えたカラフルでアバンギャルドな着物姿で登場し「『おしりたんてい』は絵本を息子に読み聞かせしていた思い出深い作品です。今回のゲスト出演が決まって本当に嬉しかったです」と笑顔を見せた。今回の出演には自身の家族も反応したそうで「共有スケジュールに“おしり”と入れたら“これはお尻のトレーニングのことなの?それともアフレコのことなの?どっちのおしりなの?”」と聞かれたという。また「台本の表紙に『おしりたんてい』のイラストが描いてあったので息子が絵本と思ったらしく、ページを開いていたけれど活字だらけだったのでそっと閉じていました」と息子の無邪気なエピソードも飛び出した。さらに完成した作品については「泣ける!」と感涙を報告し「これは大人も楽しめる作品だと思った。アニメは子どもに付き合って観るようなイメージがあったけれど、これは大人だけでも楽しめる『おしりたんてい』になっています」と絶賛。演じたスイセンについては「過去と現在で二面性があって“何があったの!?”レベルで違う。そこが面白い。女の人って変わるんだなと思った」と印象を述べて「私もデビュー当時と今ではファッションが全然違うので、この20年で何があったの!?と思われるかもしれませんが……これが普通です」と自身の変化と重ねていた。お気に入りのキャラクターの話題になると、仲はマルチーズしょちょうを選んで「小さくて名前も声も可愛いのに、見た目とのギャップが凄い」と理由を明かし「私は“人生ギャップ”で生きてきたので、ギャップっていいよなと思う」とシンパシーを感じていたようだ。一方、完成した作品についてmayuは「アーティストとして共感ができる場面もあって内容が深くて濃い作品」、SAKIは「お子さんにもわかりやすい言葉で描かれているし、大人でもストーリーラインにドキドキできる」、葉月は「母親になった時にもう一度子どもと観てみたいと思った」、ハラグチサンは「お子さんも観て楽しめて感動できる映画」、むらたたむは「3歳の娘も私も夢中で観てしまうほど、母子で楽しんだ」と感想を口にしていた。キャンペーンソング「ODYSSEY」についてmayuは「恋愛ソングでありながら、親子愛ともとれる歌詞。ラブソングではなく、もっと大きな愛をテーマにしたいと思った。今回の映画も色々な愛が描かれているので、ピッタリな曲。普段の私たちは地獄サウンドですが、今回はゆるふわで壮大な曲に仕上がりました」と胸を張った。これに対して仲は「普段とはガラッと変わって、この映画に寄り添うゆるふわな曲調でビックリ。曲を聴いたときは“なんでもできる方々なんだな”とビックリしました。私は普段のハード目な感じも好きです」とその才能を讃えていた。ステージには豪華なオリジナルひな壇が設置されていることもあり、ひな祭りの思い出トークも展開。温暖な地域である長崎出身の仲は「これは田舎あるあるですが、ひな人形とともにゴキブリが必ずいた。菱餅にくっついていたりして、どこかに潜んでいた。それを見つけてはママに駆除してもらった」と衝撃的エピソードを語り「これって現実。食べ物を置いているとゴキブリは来ます。でもゴキブリとしてはいい気分だと思う。だってレッドカーペットですからね」とゴキブリの気持ちを代弁して会場を沸かした。そんなゴキブリ情報のあとにSAKIが「父親が過保護で、お嫁に行ってほしくないという事で4月くらいまでひな人形を飾っていました」と明かすと、すかさず仲は「ゴキブリが来ていたと思いますよ」と指摘し、会場の笑いを誘っていた。最後は仲の「おしりくん!」という呼び掛けで、おしりたんていの着ぐるみが登場。ひな飾りを囲んで写真撮影を行った。そして仲は劇場公開に向けて「台本を読んだ段階で“私、舐めてました”と謝りたくなるくらい、素晴らしいクオリティの物語でした。悪役も出てくるけれど、双方の気持ちがわかるような深いストーリーになっています。家族でもいいし、年齢に関係なくオールジャンルで楽しんで観ていただける『おしりたんてい』になっています」とアピールし、イベントは幕を閉じた。<作品情報>『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』3月20日(水・祝) 公開公式サイト:トロル・ポプラ社/2024「映画おしりたんてい」製作委員会
2024年02月21日3月20日公開の映画『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』のひな祭りイベントが21日、都内で行われ、ゲスト声優の仲里依紗、キャンペーンソング「ODYSSEY」を歌ったNEMOPHILAのmayu、葉月、SAKI、むらたたむ、ハラグチサンが登場した。シリーズ累計発行部数1,000万部を超えたトロル原作の大ヒット児童書シリーズ『おしりたんてい』。2018年12月からNHK Eテレでテレビアニメ放送がレギュラー化され、個性豊かなキャラクターや謎解き、「しつれいこかせていただきます」の決めゼリフと共に犯⼈を追い詰める必殺技、一度見たら病みつきになる要素が満点で人気を呼んでいる。本作は昨年の『映画おしりたんてい シリアーティ』に続く劇場版長編第2弾で、ゲストキャスター・スイセンの声を仲里依紗が担当。また、キャンペーンソング「ODYSSEY」をガールズヘヴィメタルバンドのNEMOPHILAが担当している。劇中でスイセンの声を担当した仲は「『おしりたんてい』はうちの息子に読み聞かせたりして思い出があるので、今回のゲストに決まってすごくうれしかったです」と長男はもちろん夫・中尾明慶とともに出演を喜んだという。演じたスイセンというキャラクターについては「過去のスイセンと現在のスイセンという二面性があって、それがまた何があってそうなった? というレベルで違うんです。女の人って変わるんだなっていうところが面白かったです」と感想を述べながら「私も多分そう見られてるんでしょう? デビュー当時と全然違うから、この20年で何があったんだろうなって。これが普通なんですけどね(笑)」と語った。本作で初めて映画とコラボレーションしたをNEMOPHILA。ボーカルを担当するmayuは「この楽曲を自分たちなりに自分らしく演奏しようとした時に、大きなテーマが愛だと思いました。今回の映画は色んな愛が大事だと思ったのでピッタリだと思いました」と満足げで、「(普段は)地獄ソングが多いんですが、"ゆるふわ"な壮大な曲が出来上がったと思います」といつもの彼女たちとはイメージが異なる作品も出来栄えには自信も見せた。彼女たちの音楽を聴いているという仲は「"ゆるふわ"だと改めて感じましたし、何でも出来て皆さんすごいな~と思いました。でも、私はハードめなのが好みなんです。先程DVDをもらったので、テレビをちょうど買ったし楽しみます」と笑顔を見せた。一足早いひな祭りのイベントということで、思い出に残るひな祭りのエピソードを問われた仲は「私は三姉妹で、実家では結構立派な雛人形を飾っていました」と明かし、「出身が長崎なので暖かいんです。そこでゴキブリがよくいたんですね。雛人形とともに。本当に田舎あるあるで、絶対にいるんですよ。見つけては『ママーーー!』と言って全部駆除してもらいました。その思い出ぐらいですね」とぶっちゃけトーク。続けて「本当にいるんですよね。レッドカーペットだからゴキブリもイイ気分でしょうね。映えますよ」と笑いを誘っていた。『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒おしりよ』は、3月20日より全国ロードショー。
2024年02月21日子どものことは「全部親の責任」中尾さんは2013年に俳優の仲里依紗さんと結婚し、長男のトカゲくん(愛称)は現在、小学4年生に。自身のYouTubeチャンネルで子育てに関する質問に回答した中尾さんですが、初っ端から「子育てをする上で親の責任だと思うこと」という難しい質問に答え、「いや全部だよ。すべて子どもがやることっていうのは親の責任」と断言。たとえばトカゲくんがYouTubeの視聴者から食べ方のマナーに関する指摘を受けることがあり、「完全に親の責任」と反省するそう。一方で、撮影する時に「変に構えさせたくない」という気持ちもあり、難しいと明かしていました。中尾家には厳密なルールや約束事はありませんが、仲里依紗さんがトカゲくんの学校の準備などに対して「全力サポート型」であるのに対し、中尾さんは「自分でやれよ!」タイプ。こうした部分でパパ・ママの違いがハッキリしていますが、挨拶の大切さだけはきっちり教えており、飲食店を出る際には必ず「ごちそうさまでした」と言うよう伝えているそうです。多くの保護者が悩みがちなゲームや動画を見る時間については、「(ルールを)決めようと思って何度も叱った」ものの、「ずっと一緒にいることは不可能なので難しい」「決めたくても決められない」のが現状で、中尾さんもまた悩んでいるようです。息子をどうサポートするかだけでなく、習い事や学校のことで仲さんと意見がぶつかることはしょっちゅう。ただ、「自分の子どものことをいい加減に考えている親はいない」ので、真剣に考えるからこそぶつかり合うんですよね。そう理解しているからこそ、お互い冷静になって話し合いをすることで解決し、トカゲくん本人の意見も大事にするようにしているといいます。厳しく叱ることもあるという中尾さんですが、「厳しくしたあとめっちゃ凹む。自分の機嫌で叱ってることもあるしね」と、しょっちゅう反省もしているそう。これまでで「一番叱ったこと」は、ケンカなどで相手にひどいことを言ったときと、嘘をついたとき。「人間だから嘘をつくこともある」と認めつつ、他に誰かが叱ってくれるわけでもないので、親として叱らなければならないと考えているといいます。ただし、仲さんが叱っているときに一緒になって叱ることは「まずない」。そういうときは後からトカゲくんの話を聞いてあげ、叱られて悔しい気持ちに寄り添いつつ、ママがなぜ叱ったのかも説明してあげるようにしているそうです。叱るより褒めるほうが伝わりやすいこともある子どもの叱り方は多くの保護者にとって悩みの種ですが、叱る際にいくつか覚えておきたいことがあります。一番大事なのは、子どもの人格を否定するような言い方をしないようにすること。子どもを否定するような叱り方は、子どもにとって深い傷を残しかねません。感情に任せて怒らず、こんなときどのような言葉をかけられたいのか、何と言われれば納得できるかを、子どもの心になって考える努力をしてみましょう。また、しつけとして叩いたりすることは絶対にNG。子どもに恐怖心や反抗心だけを与えるだけで、親が本当に伝えたいことも伝わりません。そして、「悪いことをしたときに叱る」のならば、同じように「マナーを守れたときや良いことをしたときは褒める」も必要でしょう。叱るよりも褒めてあげた方が伝わりやすいこともあります。叱る場面もあれば褒めるところもあると、子どもは親が愛情をもって叱っていることを理解するようになります。参照:【医師監修】子供のしつけはいつから?月齢・シーン別の怒り方
2024年02月20日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2024年1月スタートのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。確かに昭和歌謡は強烈だった。歌姫テレサ・テンの歌の多くは婚外恋愛を前提にした歌詞だし、黒沢年雄の名曲『時には娼婦のように』を子供の頃に歌番組で聴いて、親に「娼婦ってなに?」と無邪気に聞いてしまった昭和世代も多いことだろう。『不適切にもほどがある!』(TBS系金曜22時)の4話の中では、秋元康プロデュースの代表曲として『セーラー服を脱がさないで』が出ていたけれども、同じ時期の他の秋元康プロデュースのヒット曲のタイトルは『バナナの涙』『象さんのすきゃんてぃ』などである。タイトルからパンチが効きすぎである。現代の感覚だとこれはないなと感じるけれども、そう感じる変化の一線がどこかに明確にあったわけではない。徐々に徐々に、昭和から令和へと私たちの感じる基準は変わっていったのである。1986年、中学の体育教師・小川市郎(阿部サダヲ)は『地獄のオガワ』と呼ばれるゴリゴリの昭和の教師である。ハートは熱いが、体罰ありセクハラあり配慮なし。妻を早くに亡くし、娘の純子と暮らしている。その小川が、偶然令和の現代にタイムスリップしてしまう。昭和の価値観で令和の世で騒動を引き起こすが、その破天荒さが逆に令和では受けたりもしている。好青年の秋津真彦(磯村勇斗)や、テレビ局で働くシングルマザー犬島渚(仲里依紗)といった、小川を助けてくれる人もいる。そして渚とは妙にいい雰囲気になっている。一方、小川とは反対に令和から昭和に、ひと組の親子がタイムスリップしていた。社会学者の向坂サカエ(吉田羊)と息子のキヨシ(坂元愛登)である。フィールドワークとしてやってきたサカエは昭和で小川の家に居候しているが、息子のキヨシと中学生の頃の夫・井上昌和(中田理智・三宅弘城)が気づかずに仲良くなることに困惑していた。今回のメインは、SNSとの距離感。昭和のオヤジならずとも耳の痛いテーマである。令和でスマートフォンの使い方に慣れてきた小川は、仕事のグループチャットで同僚に絡みまくった挙げ句に既読スルーされて怒りだしてしまう。その様子と対照的に、昭和ではキヨシが授業中に飛び交う折りたたまれたメモに翻弄され、純子との待ち合わせを忘れて会えないままになってしまう。どんな時代であっても、行き交うメモなりSNSなりで小さなコミュニケーションが人を夢中にさせるのは変わらないのと同時に、モバイルがない時代の『人が外で会う』ということの心許なさを描く巧みさが印象に残った。モバイルがない時代の恋愛は、相手と連絡が取りづらいその分、現実にその場に居合わせたかどうか、偶然の要素が今よりもずっと大きく、その分だけ危うかった。モバイルの普及は、恋にせよ仕事にせよそういう『人と会う』ことの不確定要素を小さくしてきたけれども、その分現代の私たちを息苦しくしているのは言うまでもない。だからこそ、純子を部屋から連れ出したキヨシが言った「スマホないのに、純子見つけられた!雨の夜、スマホ使わずに純子に会えた!」という、言葉に詰め込まれた驚きと喜びがストレートに胸に響く。結局のところ、SNSで交わされる小さなやりとりの大半は、昭和の授業中に飛び交ったメモと同じように、楽しかったり気をもんだり悲しかったりもするけれど、後で考えたら漫然として覚えていないようなものかもしれないと思うのだった。そして、現代の私たちはSNSを通じた人間関係の難しさに時折ため息をつくけれども、もしかしたら30年、50年後には「なんであんな息苦しい関係性をみんな我慢していたのだろう?」と不思議に思う日が来るかもしれない。パンチの効いた昭和の歌の歌詞を、「どうしてこれで大丈夫だったんだろう」と今、不思議に思うのと同じように。ここまでに小川市郎と渚が良い雰囲気になりつつも、どうやら血縁なのではないかと匂わせる描写はいくつもあったが、今回のラストで少しだけその答えが提示された。クドカン作品のキーマンを演じてきた古田新太の登場とともに。明らかに闘病中の姿で現れた古田新太演じる男は、渚の父と名乗り、更に小川市郎を『おとうさん』と呼ぶ。あまり幸せそうには見えない様子と、なぜこの場に純子は来ないのかという疑問が不穏に渦巻く。楽天的な昭和の終わりから、バブルの終焉を経て、長い停滞の平成へ。昭和を生きた人々が何を背負ってきたか、何を捨ててきたか、宮藤官九郎は描こうとしている。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2024年02月19日阿部サダヲが主演を務める「不適切にもほどがある!」第4話が2月16日に放送され、ラストシーンに「パニック」「どういうこと」という声が上がっている。本作は、阿部さん演じる妻を亡くした小川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップするタイムスリップコメディ。宮藤官九郎が脚本を務め、市郎とそのひとり娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描く、ヒューマンコメディとしての要素も持つ完全オリジナルストーリーとなっている。市郎の一人娘・純子を河合優実、純子が密かに想いを寄せる相手“ムッチ先輩”こと秋津睦実を磯村勇斗、令和で出会うシングルマザー・犬島渚を仲里依紗、市郎とは逆に2024年から1986年に息子と共にタイムスリップする、社会学者の向坂サカエ役に吉田羊が出演。さらに、山本耕史、古田新太、三宅弘城、袴田吉彦、中島歩ら個性豊かなキャストが集結している。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。キスをしようとした瞬間、ビリビリッと弾け飛んだ市郎(阿部サダヲ)と渚(仲里依紗)。渚は井上(三宅弘城)に言われた「過去を改ざんすると未来が変わってしまう」という言葉の通り、2人の間に何かの障壁があることに気づく。後日、喫茶「SCANDAL」では、井上がようやく恩師である市郎と再会する。市郎は井上の協力の元、キヨシ(坂元愛登)のスマホを自分名義に変え、メッセージアプリをダウンロードしてはしゃぎ倒していた。…というのが第4話のストーリー。ある日、市郎はドラマの制作についての相談を受けることに。現代では不適切とされる発言を連発する市郎の下にお断り表示がテロップとして流れ、SNSでは「今日は注釈がテロップとしてでてきたwww」「新しいテロップの出し方来た」と新しい注釈に盛り上がりを見せた。さらに、栗田(山本耕史)からお父さん世代の懐メロについての相談を受けた市郎は、秋津や渚らと「SCANDAL」でカラオケをすることに。ここで、秋津が近藤真彦のハイティーン・ブギを選曲し、「親父の十八番」と言ったことがキッカケで市郎は秋津の父親について問い詰める。ここで昭和の“ムッチ先輩”が秋津の父親であることが明かされ、SNSでは「やっぱりムッチ先輩の息子」「やっぱ秋津くんムッチ先輩の息子」という声が上がった。一方、秋津の母親を純子だと勘違いした市郎が「純子」と名前を出した瞬間の渚の表情に、「渚ちゃんのお母さんなんじゃない?」「渚は純子の娘か?」「いろいろ繋がってきた」という声も…。ラストでは、スマホ依存症になってしまった市郎が、グループチャットで既読がついたのに返信がないことや、やっときた返信が「承知しました」だけであることやグループチャットを退会されたことに不満を抱き、携帯ショップの若井に愚痴を言いに行く。ここでミュージカルシーンが始まり、SNSは「ミュージカルタイム」「ミュージカルターンきた」と盛り上がる。しかし、ミュージカルシーンが終わると華やかなシーンから一転し、渚が真剣な表情で「父に会って欲しい」と市郎に告げる。後日、市郎が渚の父に会いに行くと、古田新太が市郎の前に姿を現し「おとうさん…」と涙を見せる。さらに渚から届いたと思われる写真が秋津のスマホに映し出され、「どういうこと?」「パニック」「古田新太が純子の旦那?」と困惑する声が上がった。予告では、第5話で登場する錦戸亮の姿も映し出され「楽しみ」「待ち遠しい」という声も上がっている。第5話あらすじ「父親に会ってほしい」と渚(仲里依紗)に連れられた市郎(阿部サダヲ)は、ホテルのラウンジで犬島ゆずる(古田新太)と対面していた。なぜか市郎のことを「おとうさん」と呼ぶゆずるに対し、“おとうさん”はそっちだとイライラする市郎。そのやり取りを見ていた渚は、市郎にある写真を見せるのだった。一方、昭和では、サカエ(吉田羊)がひょんなことからキヨシ(坂元愛登)のクラスに不登校の生徒がいることを知る。キヨシも令和では不登校だったと知った純子(河合優実)は、「その子の話し相手になってあげれば」と提案。SNSのない時代にどう連絡を取ったらいいものかと頭を抱えるキヨシだが、昭和ならではの“ある連絡手段”を思いつき…。「不適切にもほどがある!」は毎週金曜22時~TBS系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年02月17日千葉雄大、仲里依紗、福士蒼汰、森崎ウィンが監督を務める「アクターズ・ショート・フィルム4」の主要キャストとポスタービジュアルが公開された。予算・撮影日数など、同条件で俳優たちが25分以内のショートフィルムを製作し、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指す企画「アクターズ・ショート・フィルム」。第4弾となった今回は、千葉監督作『ハルモニア』に、一ノ瀬颯演じる俳優・よしあきの誕生日会に集まる仲間たちとして工藤遥、ヒコロヒー、山崎樹範。仲監督作『撮影/鏑木真一』は秋山竜次(ロバート)演じるカメラマンの上司・同僚役として、杉本哲太と寛一郎。福士監督作『イツキトミワ』は、清水尋也と芋生悠がW主演を務め、一樹(清水尋也)の職場の先輩役として小澤征悦と木村了、三羽(芋生悠)の友人役として伊澤彩織が出演。森崎監督作『せん』は、シリーズ初のミュージカル映画となっており、中尾ミエと鈴木伸之が出演。また、おばあさん(中尾さん)の家で流れるラジオの音声として、津田健次郎が登場。脚本・作詞は、数々のミュージカル作品を手掛ける上田一豪が担当した。▼各作品のあらすじ『ハルモニア』俳優のよしあき(一ノ瀬颯)の誕生日、気の置けない仲間たち(工藤遥、ヒコロヒー、山崎樹範)が集まってくる。それぞれ違う人生を歩みながら、わかりあえる最良の関係。その帰り道、仲間のひとりに哀しい知らせが飛び込んでくる。『撮影/鏑木真一』週刊誌のカメラマン鏑木(秋山竜次)は、特ダネを連発した過去をもつが、スキャンダルを暴露し女優を死に追いこんでしまう。スランプに陥った鏑木は、上司や同僚(杉本哲太、寛 一 郎)に再起を誓うが、ある日、追いかけていたアイドルの情報をタレコミする発信元不明のメッセージを受け取る。『イツキトミワ』肉体労働で家計を支え、かつて美大進学を目指していた一葵(清水尋也)は、ギャラリーで自分の作品を見つめる三羽(芋生悠)と出会う。徐々に親密になる二人だが、それでもとけない壁がある。満月の夜に二人は、一歩踏み込んだ話を始めるが――。『せん』田舎暮らしをするおばあさん(中尾ミエ)のいつもの一日が始まる。ちゃぶ台で役場の若者(鈴木伸之)と朝食をとり、縁側で配達員とお茶飲み話をする。そんないつもと変わらない日常に、微細な不協和音が聞こえてくる。「アクターズ・ショート・フィルム4」は3月1日(金)0時~WOWOWオンデマンドにて全作配信開始、3月8日(金)23時30分~WOWOWプライムにて毎週1本ずつ放送。(シネマカフェ編集部)
2024年02月07日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2024年1月スタートのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。幼児二人を育児中の知人が、「あのドラマを見ていたら、子供たちがチョメチョメとかニャンニャンとか覚えてしまって。意味も分からず面白がって連呼するの。あれはチビたちのいないところで見なきゃ」とため息をつくのであった。「なるほどねえ」と頷きつつ、幼児の心を捉える昭和の流行語が持つ破壊力や生命力に感心する。そして、その生命力をあのドラマは鮮やかに映し出している。言うまでもなく、あのドラマとは昭和と令和の世を描くタイムスリップコメディ『不適切にもほどがある!』(TBS系金曜22時)である。昭和61年を生きる中学校の体育教師・小川市郎(阿部サダヲ)。生徒からつけられたあだ名は『地獄のオガワ』。そのあだ名そのままにガサツで粗暴な男である。性別・マイノリティへの配慮は皆無、だが男気と昔気質の優しさはある。妻と5年前に死別し、高校生の一人娘・純子(河合優実)を育てている。そんな小川市郎が偶然現代にタイムスリップしてしまう。配慮のない小川の言動は現代で騒動を引き起こすが、時に膠着(こうちゃく)している現代の問題を解決する。一方、小川とは逆に令和から昭和にタイムスリップしている親子がいた。社会学者の向坂サカエ(吉田羊)とその息子のキヨシ(坂元愛登)である。研究の一環でやってきたらしいサカエだが、親子が現代に帰る間際、純子に一目惚れしたキヨシが帰りたくないと熱望して残ることになってしまう。それぞれの時代で違う価値観に困惑しつつ、小川と向坂親子は様々な人々に出会う。今週のメインテーマは、働き方改革は本当に人々を幸福にしているのか、である。令和で小川が出会ったのはシングルマザーの犬島渚(仲里依紗)。テレビのバラエティ番組のアシスタントプロデューサーで育休から復帰したばかりである。育児は大変だが、仕事への意欲は高い。そんな彼女を働き方改革による上司・部下との断絶と、その分の仕事のしわ寄せが悩ませる。配慮されているはずなのに、なぜか苦しさばかりが増える。意欲を持って仕事をしたくても、意欲を受け止めてくれる相手がいない。脚本家・宮藤官九郎の鋭い聴覚は、働き方改革の狭間に落ちた人たちの、言葉にならない深いため息を捉えたのだと思う。象徴的なのが「独りで抱え込まないでね」「出来ることがあったらなんでも言ってね」といった、よくある親切かつ配慮に満ちた言葉である。そう、親切だしありがたいが、現実にはあまり問題を解決しない不思議な言葉である。その「役に立たない」言葉を、クドカンは小川の一つのセリフできちんと機能させる。「あんたが今、してほしいことが俺に出来ることだよ!」独りで抱え込む人は希望をうまく言葉に出来ないのだとしたら、それを言葉にさせる為にスイッチを切り替える。そして他人に配慮のない、距離感の近すぎる昭和の男がそのスイッチになった。最終的に「働き方なんて自分で決めさせろ」という結論、排すべきは同調圧力という展開は実に鮮やかで胸熱だった。初回で驚かされたミュージカルの場面も、2話目になって、不思議と「きたきた!」という感じで楽しみになってきた。今回は渚の元夫・谷口を演じた柿澤勇人がメインで朗々と歌い踊り、突然ミュージカルが始まる違和感も粉々に吹き飛ばす豪華さだった。このミュージカルのシーンは、公式HPにまとめてアップしてあり、作り手の力の入れようが伝わってくる。おそらくこの調子で、回を追うごとにミュージカルの場面は楽しみになっていくだろう。もう一つ、2話目で興味深く思ったのが、令和から昭和にやってきた少年・キヨシが意外なほどに昭和を楽しんでいる描写である。純子への想いを賭けてムッチ先輩(磯村勇斗)とタイマンを張り、ダチとして認められ、短ランを譲り受けてイケてるヤンキーにクラスチェンジ。愉快なムッチ先輩を演じる磯村勇斗は、こんなにコメディにハマるのかと驚くほどの快演である。それは、SNSなんかまだどこにもない、人の悪意も善意も単純で野蛮な昭和時代。でもその単純で野蛮な時代が変わっていく必要があったから、今の社会があるはずである。そして昭和よりずっと柔らかで優しいはずの令和でも、人々の多くは幸福に見えない。宮藤官九郎の優しいけれども容赦ない目は、笑いと涙の物語の中でその一端を暴くだろう。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2024年02月05日「3学期は一緒に勉強がんばろうって約束したの」中尾さんは2013年に俳優の仲里依紗さんと結婚し、トカゲくんこと長男は現在小学4年生。仲さんは2024年1月期のドラマに出演中で撮影が続き、中尾さんも舞台公演中と、この冬は夫婦ともに多忙なようです。ただ、この日は中尾さんが舞台の休演日で久しぶりに他の仕事も入っておらず、久しぶりに長男と過ごす休日となったといいます。学校から帰ってくるトカゲくんをリビングで待ちながら、「宿題もやらせないと」とパパの顔を覗かせる中尾さん。「ただいま」と帰宅したトカゲくんが着替えてソファに座ると、すかさず「漢字テストどうだった?」と尋ねます。トカゲくんは「80点は確定」と頼もしい返答。中尾さんいわく、「3学期は一緒に勉強がんばろうって約束した」のだそうで、「高校行かないんだもんね? それまでに高校よりも楽しいやりがいのあることを見つけるんだって。だからあと何年かは学校がんばるって」と、視聴者に向けて説明。トカゲくんは今の時点においては「高校には行かない」と決めているといい、「高校よりも楽しいやりがいのあることを見つける」という目標があるよう。中尾さんはそんな息子の意思を尊重しているようです。親子の会話は社会のテストについても広がり、東京都と神奈川県の有名な場所について、トカゲくんが「東京スカイツリーと東京タワーと伊勢丹と……」と話すと、中尾さんは「影響受けすぎだろ、家庭内に(笑)」と盛大なツッコミ。東京の名所として「伊勢丹」が思い浮かぶのは、明らかに爆買い大好きなファッショニスタ・仲里依紗さんの影響なのだとか。ちなみに神奈川県については「ランドマークタワーと中華街、横浜市青葉区」と言うトカゲくんに、中尾さんが「ママが好きなのは神奈川そごう(そごう横浜店)です」と補足していました。パパだけでなく仲さんのYouTubeにもたびたび登場しているトカゲくんですが、「ママのYouTubeのときはテンションちょっと上げるらしい」と中尾さんが暴露すると、「だってあの人たちのテンションに追いつけない」と本音を漏らし、子どもながらに状況に合わせたテンションを意識しているようです。まだあどけなさの残る小学生ながら、しっかりしていますね。
2024年01月31日女優の仲里依紗が、今冬に初のファンイベント『RIISA FES(仮)』を開催することが31日、わかった。1月にデビュー20周年を迎えた仲。今年2024年はデビュー20周年イヤーと題し、俳優としての活動はもちろん、様々な取り組みを通じてファンに感謝を伝えていく。デビュー20周年イヤーの大きな活動として、NHK連続テレビ小説『おむすび』(2024年秋放送予定)への出演が決定。平成時代を生きるヒロインの姉役として、ヒロインの生き方に大きな影響を与える“伝説のギャル”を演じる。また、仲がパーソナリティを務める新たなレギュラーラジオ番組や、約6年ぶりとなるオリジナルブックなどの製作が進行中のほか、本日からスタッフによる公式SNSもスタートしている。ファンと共にデビュー20周年イヤーの喜びを分かち合う場所として、初のファンイベントとなる『RIISA FES(仮)』を今冬に開催。イベントの詳細は後日オフィシャルサイトや公式SNSで発表される。コメントは以下の通り。○■仲里依紗デビュー20周年……口にしてみるとすごく長い時間のようですが、私にとってはどの日々も光景も昨日のことのように思い出せます。そう振り返られるのは、スタッフさんや家族、そして、いつも私を元気にしてくださるファンの方々がずっと隣を歩いてきてくださったからだと思っています。デビューしたばかりの頃はつくってもらった仲里依紗、今は自分がしたいことをやっている仲里依紗、どちらも正真正銘の私で、どちらも大切な時間を生きてきた私です。今度はこの20周年という節目に挑戦できる様々な活動を通して、これまでとこれからの私が織り成す、“最新の仲里依紗”をお見せできればと思っています。そして何よりも、いつも応援してくださる方、これから出会える方、私を忘れてしまった方(笑)、この1年の中で繋がれるすべての方に、私なりのたくさんの「ありがとう」をお伝えしていきます。みんなに笑顔を届けること、みんなの背中を押すこと支えること、みんなと楽しめることを見つけること、それが私の務めなのかなと。デビュー20周年もその先もみんなと一緒に笑顔で歩んでいけますように。仲里依紗でした!【編集部MEMO】仲里依紗は、1989年10月18日生まれ。長崎出身。ドラマ、映画に出演するほか、ファッション誌ではモデルとしても活躍している。近年では、NHKドラマ10『大奥』、Netflixシリーズ『離婚しようよ』に出演。現在放送中のドラマ『不適切にもほどがある!』に出演中。さらに初監督作品となる『撮影/鏑木真一』が、3月1日よりWOWOWオンデマンドにて配信される。
2024年01月31日俳優・仲里依紗初のファンイベントとなる「RIISA FES(仮)」の開催が決定した。2004年にデビューし、1月にデビュー20周年を迎えた仲さん。『土竜の唄』「TOKYO MER~走る緊急救命室~」シリーズなどに出演し、現在は「不適切にもほどがある!」に出演中、今後は、初監督作品「撮影/鏑木真一」の配信、朝ドラ「おむすび」の放送などが控えている。デビュー20周年イヤーと題し、20年分の感謝を伝えていくという2024年の今年。その大きな活動として「おむすび」でのヒロインの姉役、また仲さんがパーソナリティを務める新レギュラーラジオ番組や、約6年ぶりとなるオリジナルブックの制作が進行中。そして、スタッフによる公式SNSがスタートした。そんなデビュー20周年イヤーを通して歩む先、ファンと共に喜びを分かち合う場所として、初のファンイベントを開催する。イベントの詳細は後日、オフィシャルサイトや公式SNSで発表される。「私にとってはどの日々も光景も昨日のことのように思い出せます」とふり返った仲さんは、「何よりも、いつも応援してくださる方、これから出会える方、私を忘れてしまった方(笑)、この1年の中で繋がれるすべての方に、私なりのたくさんの『ありがとう』をお伝えしていきます。みんなに笑顔を届けること、みんなの背中を押すこと支えること、みんなと楽しめることを見つけること、それが私の務めなのかなと。デビュー20周年もその先もみんなと一緒に笑顔で歩んでいけますように」とコメントしている。「RIISA FES(仮)」は今冬開催予定。(シネマカフェ編集部)
2024年01月31日仲里依紗が2024年度後期連続テレビ小説「おむすび」に出演することが分かった。橋本環奈主演で贈る本作は、平成時代、ギャル文化と出会った主人公が、やがて栄養士となり、“目には見えない大切なもの(縁・時代・人)”を次々と結んでいく物語。現在放送中の「不適切にもほどがある!」に出演する仲さんが演じるのは、主人公・結の姉であり、地元・福岡で伝説のギャルとして知られた米田歩。結の8つ上である歩は、安室奈美恵に憧れたコギャル世代で、パワフルな姉の存在は、結の生き方に大きな影響を与える。奔放な振る舞いで米田家に大きな波乱を巻き起こすが、ギャルになったのにはある秘密があるようだ。仲さんは「あの時代に息づいていた絆や人を思い合う気持ち、そして不屈のギャルマインドを、もう一度拾い直して、置き忘れてきてしまった方々にそっと届けられたら」と話し、「令和を生きる私が、今一度、平成を振り返りながら歩いていきます。どうぞご期待下さい」とメッセージを寄せている。連続テレビ小説「おむすび」は2024年度後期放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年01月30日