野田秀樹が、舞台芸術分野における世界的な組織であるISPA(International Society for the Performing Arts)において、「Distinguished Artist Award」を日本人として初受賞した。この賞は、各国プロデューサーたちの推薦により選出され、舞台芸術界において、その才能、芸術性、献身をもって傑出した貢献を果たしたアーティストに贈られる。過去には、舞台芸術界からピーター・ブルック、ロベール・ルパージュ、ピナ・バウシュ、ディエゴ・ルナ、マルセル・マルソー、ピーター・セラーズ、スティーブン・ソンドハイム、ミハイル・バリシニコフ、音楽界からは、ベニー・グッドマン、ルービンシュタイン、オスカー・ピーターソン、エリオット・カーターなど錚々たる表現者たちが受賞をしている。今回の受賞は、2022年9月のNODA・MAPロンドン公演『A Night At The Kabuki』(Sadler’s Wells Theatre)の成功、そしてこれまでの長きにわたる海外公演への挑戦、キャサリン・ハンターやウィル・シャープらをはじめとした海外のアーティストとの意欲的な創作活動の功績を評価されての受賞となった。<ISPA(International Society for the Performing Arts)とは>世界中の舞台芸術分野の様々な分野を代表する50以上の地域から500名以上のプロデューサー、制作者、劇場が参加する国境を超えたつながりを構築する70年以上の歴史を持つ世界的な組織。毎年1月にニューヨーク、6月に加盟国のいずれかで総会が開かれ、世界中の舞台芸術界のリーダーが集まり、新たなツアー候補作品のプレゼンやアイデアの共有、関係の強化、交流をする総会を開催している。ISPA公式サイト:・MAP公式ホームページ:
2023年01月21日「『終わらない夜』をこのまま埋もれさせたくなかった。秀樹さんがご自分の意思で録音しておこうと言った曲なので、いつか世に出そうと思っていたはずですから……」’18年5月に63歳で亡くなった西城秀樹さん。その死から4年。今年10月5日に彼の“最後の新曲”が発売される。未発表だったその曲『終わらない夜』は、’06年のコンサートのオープニング曲として書き下ろされ、一度だけ披露された楽曲。作曲者であり、今回プロデュースをした宅見将典さん(43)は、参加アルバムがグラミー賞にノミネートされたこともある音楽家で、秀樹さんの甥でもある。「秀樹さんは、子供のころの僕にとってたまに現れる“レアキャラ”のような存在でした。僕が3〜4歳くらいのころでしょうか。熱を出したときにピンクパンサーのぬいぐるみを持って秀樹さんが来てくれたそうです。僕は当時ビデオで秀樹さんの映像ばかり見ていたらしいんですが、目の前に本人がいるから『テレビの中の人がいる!』と混乱して。お見舞いに来てくれたんだと思います。すごく優しい人でしたよ」秀樹さんの影響で音楽に興味を持っていった宅見さん。’97年に秀樹さんはYOSHIKIのプロデュースでシングル『moment』をリリースしているが、そのレコーディングの場に、当時18歳だった宅見さんは立ち会ったという。「僕がX JAPANが大好きで、秀樹さんが家に来るたびに『すごいから聴いて』と話していたんです。それで、じゃあYOSHIKIさんに頼んでみよう、と思ったみたいです。僕は音大に入学したころで、秀樹さんは『プロデュースワークを学べ』とレコーディングに連れていってくださって。YOSHIKIさんが『もっとこう歌ってほしい』と言うと、秀樹さんも『何回でもやる』と、もうすごい回数を歌うんです。YOSHIKIさんも丁寧に、先輩である秀樹さんを敬いながらプロデュースされるんですが、YOSHIKIさんはボーカルのレコーディングを非常に重要視しますから、やり直す回数がとても多かったんです。でも秀樹さんは、YOSHIKIさんに身をゆだねて『やってみるか』って。僕は見ていて、秀樹さんのあまりに一生懸命な諦めない姿に、涙が出てきて。“ここまでやるんだ、プロは”と勉強させられました」宅見さんは20代前半にバンドでデビューしたが、のちに解散。路頭に迷っていたときに秀樹さんから「うちのバンドで勉強しろよ」と声をかけてもらい、その後、ミュージシャンとしても秀樹さんのそばにいることになった。いわば“愛弟子”として身近で見たその素顔はというとーー。「大スターの自覚がないんです。昔からそうらしいんですが、変装もせず、どこでも行く。あまりに気にしないので、かえって、そっくりさんだと思われるくらいです。たとえば、ツアーの移動の飛行機でも、秀樹さんはファーストクラスですがじっとしていられなくて、エコノミークラスの僕らのところに来て立っていたりするんです。それで周りも『あっ、西城秀樹だ!』って気づいたり。気取らないし、変なプライドもない。誰でも同じように接する。本当のスターって、こうなんだなというのを見せてもらいました」宅見さんいわく「おちゃめで天然、好奇心の塊」だった秀樹さん。「もう、表に出ていない面白い話がいっぱいあるんですよ。たとえば、僕が電話していると、『誰と話してるの?誰?誰?』とずっと聞いてくるんです。『ちょっと待ってください。仕事の電話をしているので』と言ってもずっと聞いてくる(笑)。生まれたての赤ちゃんのように、すべてのことに興味がある人なんですよね。初めて行った現場でも、道がわからないのにいちばん先頭を歩いていくんですって。それで『ああ秀樹さん、そっちじゃないです』と言われる(笑)。これも聞いた話ですが、秀樹さんが車で迷って、当時はナビも携帯もない時代だったので、マネージャーさんに電話をかけてきて。『いま、俺はどこだ?』って言っていた、と(笑)。機材のボタンも、わからないのにためらいもなく全部押していくんです。『これか?じゃあ、これじゃないか?』とかいって(笑)。わからずとも、とにかく進んでいく人です。ですから亡くなった日もリハビリをしていましたし……。過去を振り返ることもしなくて、いつも未来のプロジェクトについて話をしていました。本当に“道なき道”を行く人でした」■最後の未発表曲も、ヒデキは終わらず!’18年の年頭からロサンゼルスに住んでいた宅見さんが同年たまたま帰国した翌日、秀樹さんが倒れたと連絡があったという。その3週間後、帰らぬ人となった。「葬儀のあと、ロサンゼルスに戻ってつらい日々を過ごしていました。’19年のあるとき、車でフリーウェイを走ってたら“あれっ?”って思って。『YOUNG MAN』のジャケット写真に写っているビルは、ロサンゼルスだとは聞いてたんですが、それらしきビルが見えてきて。見に行ったらやっぱりそうだったんです。“ああ、秀樹さんはここで撮ったんだ”と。それでいろんなことを思い出していたんですが、“そういえばあの曲どうなったんだろう”と思い出したのが『終わらない夜』でした。秀樹さんはコンサートの1曲目はファンの方への最初のインパクトということで情熱をかけていらっしゃって、’06年に“オープニングにこういう曲が欲しい”と言われて作ったのがこの曲でした。『かっこいいじゃん、やろうよ!』と言ってくれて翌年録音しました。そのときの歌声のデータが残っていたので、秀樹さんが大好きだった、世界最高峰のミュージシャンの演奏を新たにレコーディングして出せたら、自分にしかできない恩返しになると考えたんです」この曲以外に未発表曲は残っておらず、本当の“最後”。しかしくしくも、曲は「終わらない」という歌詞で締めくくられる。「アーティストは亡くなっても、作品が残り、人々の心の中で生き続ける。僕は、秀樹さんからの『俺は終わってないよ』というメッセージのように受け取りました」最後に宅見さんに、天国の秀樹さんへのメッセージを聞いた。「『終わらない夜』、発売するよ。たくさんの人が秀樹さんの歌を楽しみにしてくださっているよ」「次、何をやろうか?」ーーいつも前を向いていた秀樹さんなら、そう笑顔で応えることだろう。
2022年09月08日発表する作品が常に“演劇的事件”となる、野田秀樹さんによるNODA・MAPの舞台。2019年に上演した話題作『Q』:A Night At The Kabukiがこの夏、奇跡の再演を果たす。初演と同じ豪華出演陣、しかもロンドン&台北公演も実現。主要キャストの広瀬すずさんにインタビューしました。頭では理解できていなくても、やっていてすごく心地よかった。本作『Q』:A Night At The Kabukiで初舞台を踏んだ広瀬すずさん。セリフに言葉遊びを用いた重層的で一筋縄ではいかない戯曲に、舞台を駆け回り俳優の肉体を駆使する演出。さぞや苦労を…と思ったら、「野田(秀樹)さんがおっしゃることに違和感が全然なくて、初舞台がここでよかったです」と笑顔で前回を振り返った。「野田さんのホンは読むだけじゃわからない部分がいっぱいあって、これを簡単に理解しようなんて無理だと思い、最初から頭で考えることを諦めていました(笑)。稽古場で動きながら…共演の方々の顔を見て、声を聞いて、お芝居を見て、どさくさに紛れて動いていると、なんとなくですが自分の居方が見えてくる。野田さんは動きや声のことくらいで、細かいことはあまりおっしゃらないんですが、稽古を重ねながら間を丁寧に埋めていく感じもあって。全部を理解できたわけじゃないのに、やっていてとても心地よかったです」ロミオとジュリエットが生きていたら…を綴った物語の中で、若き日の“源の愁里愛(じゅりえ)”を演じた広瀬さん。同役の“それからの愁里愛”を松たか子さんが演じたが、「終始ずっと松さんという存在に圧倒されていた」とか。「松さんの愁里愛は、強くて揺るがないものを持ちながらも、ふとした瞬間フニャッてなる…それは弱さじゃなく、過去と接して一瞬迷ったりする。その姿がすごく好きでした。全部が全部すごいのにご本人はとてもフラットで、そこもかっこいいんですよね」愁里愛の強さと憂い、舞台に立つ際の淡々とした大胆さは、広瀬さんにも通じるもの。「仲良くさせていただいている大原櫻子ちゃんの舞台を観に行ったとき、感情をパンパンになるまで溜め込んで、なにかの瞬間、蓋が開いて心が開放されていく感じにやられたんです。やる側は大変だけど観ていてすごく気持ちよくて。この作品での愁里愛の感情の出し方に、すごく参考にさせてもらいました」今回の再演では、なんと海外ツアーも。「さすがNODA・MAP(笑)。私はもはや“これが初舞台”くらいの顔で、野田さんと松さんについていけばいいやという心持ちです。ただ前回、『めちゃくちゃ早口だったよ』と言われたので、滑舌だけはよくしようと」舞台でも映像でも、その場その瞬間に生まれてくる感情や感覚が好きだと言う。「無条件に楽しいんですよね。私たちがやっているのは作りものの世界だけれど、ふとしたときに、ものすごく意味があるように思えたり、本当だと信じられたりする瞬間があるんです。それがすごく面白いんですよね」NODA・MAP 第25回公演『Q』:A Night At The Kabuki初演時には第27回読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞。今回オリジナルキャスト10名全員が再結集。7月29日(金)~9月11日(日)東京芸術劇場プレイハウス、10月7日(金)~16日(日)大阪・新歌舞伎座にて上演。NODA・MAP TEL:03・6802・6681撮影・篠山紀信(写真は2019年初演の舞台から)ひろせ・すず1998年6月19日生まれ、静岡県出身。2012年にデビューし、数々のドラマや映画で活躍。初演『Q』で初舞台ながら紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。近作にドラマ『津田梅子』、映画『流浪の月』など。衣装協力・JOTARO SAITO(ジョウタロウ サイトウ/JOTARO SAITO GINZA SIX店 TEL:03・6263・9909)※『anan』2022年7月13日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)着付け・大竹恵理子ヘア&メイク・奥平正芳取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年07月10日毎回、驚きを交えた美しく斬新な演出、重層的で深淵なセリフや物語で、観客の想像力を強烈に刺激してくる野田秀樹さんによるNODA・MAPの舞台。2019年に発表した『Q』:A Night At The Kabukiは、QUEENの傑作との呼び声の高いアルバム『オペラ座の夜』の楽曲を使い、『ロミオとジュリエット』のふたつの家の対立を源氏と平家の戦いに置き換え、恋人たちのその後を描いた作品。今作について野田さんに話を聞いた。QUEENの楽曲を聴いたら、ロミジュリと結びついたんです。「ロミオとジュリエットって、出会って5日間で死ぬところまでいく。その時間の濃密さに若い頃から注目していて、もし自分がやるならば、ふたりが生き延びていたらという後日談はどうだろう、そんな構想が以前からあったんです。その“後日談”というキーワードから頭に浮かんだのが、戦争の“後日談”、シベリア抑留でした。戦後も語られることが非常に少なく、徐々に記憶から消されつつある歴史をロミジュリに繋げられたらなと」そんな野田さんの元に、ある日、予期せぬオファーが。それは、QUEENの関係者から、アルバム『オペラ座の夜』の楽曲で日本を舞台にした演劇ができないかというもの。「とにかく驚いた。いったん預からせてくださいと引き取って、アルバムを聴いて歌詞を読み込んだら、ロミオとジュリエットと結びついたんですよね。〈Love Of My Life〉はまさにですし、〈ボヘミアン・ラプソディ〉は思いもよらず人を殺してしまった少年の歌で、ロミオに近い世界が描けるなと。最終的に決め手になったのは、ふたりの家の対立を源氏と平家に重ねるという思いつきでした。これはひとつの作品にまとめられると思い、ワークショップを始めたんです」このワークショップとは、新作に向けてさまざまな俳優とアイデアを出し合い試していく実験的な場。ここに参加していたのが、若き日のロミオとジュリエットならぬ瑯壬生(ろうみお)と愁里愛(じゅりえ)を演じた志尊淳さんと広瀬すずさん。「以前から、声が舞台向きだと思っていてワークショップに来てもらったんですけれど、ふたりとも素晴らしい役者さんですよね。まっすぐで、ひたむきで若い。若いってこんなにいいことなんだって、ふたりを見て気付かされたくらい若さに説得力がありました。しかもひたすら美しい。この世のものではないくらい。ワークショップ中も、美しいふたりに自然と他の役者の視線も吸い寄せられていたから、お客さんもこうなるだろうなと」また、生き残ったその後の瑯壬生と愁里愛を演じたのが上川隆也さんと松たか子さん。「上川さんとは以前からいつか一緒に仕事をしようねと言っていて、ようやくタイミングが合ったんです。そして3人がNODA・MAP初参加ということもあり、何度も一緒にやって全幅の信頼を寄せている松さんにもお願いしました。僕のためのキャスティングです。松さんにセリフを渡すと、しっかりしゃべってくれる。だから彼女にいつも長いセリフを書いちゃう。あと、声にならない叫びみたいなものを出せる俳優さんなので、つい彼女には、このセリフで高い音をちょうだいなんて注文しちゃう。他の人には言わないのに」その豪華キャストが見事にハマり、3年前の初演は大きな話題を呼んだ。そして今回、初演のキャストが全員集結しての再演。さらにロンドンと台北での海外公演も決定した。「ウクライナで戦争が起きて、劇中の“戦争”という言葉の受け止められ方が、3年前とは大きく変わってくるでしょう。初演より遥かに戦争の場面が身近なものとして感じられる今、リアリティというか…ただの嘘に見えないように。観客に届く演出をしないとダメだろうなと思います。シェイクスピアの国である英国で、ロミオとジュリエットが頭を殴られて気絶する場面もどう受け入れられるか不安半分、ちょっとにやにやしています」NODA・MAP 第25回公演『Q』:A Night At The Kabuki初演時には第27回読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞。今回オリジナルキャスト10名全員が再結集。7月29日(金)~9月11日(日)東京芸術劇場プレイハウス、10月7日(金)~16日(日)大阪・新歌舞伎座にて上演。NODA・MAP TEL:03・6802・6681撮影・篠山紀信(写真は2019年初演の舞台から)のだ・ひでき1955年生まれ、長崎県出身。大学在学中に立ち上げた劇団 夢の遊眠社で注目され、解散後、英国留学を経てNODA・MAPを設立。2008年より東京芸術劇場の芸術監督に就任。’11年には紫綬褒章を受章した。※『anan』2022年7月13日号より。取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年07月10日「他人に会ったら挨拶をする」といった初歩的なものから、ビジネス上の決まりまで、世の中にはいろいろなマナーが存在しています。しかし、中にはあまりにも細かすぎるものや、真偽が疑わしいマナーも。ネット上では、たびたびマナーについて議論になります。マナーも行きすぎれば、人々を苦しめる制約になってしまうのです。マナー講師の指摘に、東儀秀樹がズバリ2022年5月21日に放送されたバラエティ番組『チコちゃんに叱られる!』(NHK)での内容が、ネットで物議をかもしています。この日、番組では食事をとろうとするスタッフに対し、マナー講師が横から指導を行うコーナーを放送していました。「いただきます」と手を合わせながら発したスタッフに、「人と一緒の時は『頂戴いたします』っていうねん!」というなど、ズバズバと厳しい指導を行ったマナー講師。その結果、視聴者からは「あまりにも厳しすぎるし、指導が理不尽だ」といった批判の声が続出したのです。東儀秀樹のひと言に「説得力がすごい」の声同月29日放送の情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、今回の批判について特集。マナー講師の「人と一緒の時は『頂戴いたします』が正しい」という指導に対し、コメンテーターとして出演する、雅楽演奏家の東儀秀樹さんはこういいました。皇室の方と関りがあって、よく交流があったりするんだけど、一緒に食べる時に「いただきます」ってみんないってるんですよ。「頂戴いたします」ってのは、あんまり聞いたことがないですね。ワイドナショーーより引用マナー講師がそういったキャラクターで出演していることをフォローした上で、意見を述べた東儀さんら出演者。皇室の方々はマナーをしっかりと身に着けているため、仮に「人と一緒の時は『頂戴いたします』が正しい」のであれば、「頂戴いたします」を使うことでしょう。マナー講師の態度そのものは問題がなかったとしても、「頂戴いたします」についての真偽は疑わしいようです。番組を見た人からは、東儀さんのひと言に反響が上がりました。・あまりにも説得力が強すぎる…。これは反論できない。・ぐうの音も出ないやつだ…。東儀さんが申し訳なさそうな表情で否定されていて、ありがたかった。・皇族に限らず、どんなに品のある人でも食前に「頂戴いたします」をいうのは見たことがないな。マナーが存在するのは、他人の気分を害さないようにするためでもあるでしょう。しかし、度が過ぎればマナーによって人を苦しめたり、トラブルの元になったりしてしまうかもしれません。最低限の礼儀や相手を尊重する気持ちを大切にしつつ、多くの人が過ごしやすい社会を保っていけるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年05月29日今年でデビュー30周年を迎える歌手 瀬戸つよし(所属:株式会社オフィスユアスマイル)は、「西城秀樹 降臨動画」でヒデキファンをはじめ多くの人の注目を集め、TikTokでは数時間で8万回再生されるなど話題となっております。TikTok 瀬戸つよし「西城秀樹 降臨動画」【西城秀樹 デビュー50周年 終わらないヒデキロス】歌手 西城秀樹さんが、2018年5月、脳梗塞が原因で、63歳でこの世を去ったニュースにファンのみならず、日本中が衝撃を受けました。3年以上の時が過ぎてもなお、ヒデキロス~西城秀樹さんを忘れられない熱烈なファンは減ることを知りません。3月25日で西城秀樹さんはデビュー50周年を迎えましたが、デビュー50周年企画として今年開設されたばかりの西城秀樹LINE公式の登録者はすでに1万人に届く勢いです。また、訃報のニュースをきっかけに西城秀樹さんの歌への需要が増え、訃報直後からひと月で、西城秀樹さんのCD『ゴールデン☆ベスト西城秀樹 シングルコレクション』は、売上2万枚を超えました。今、西城秀樹さん関連の動画・楽曲などに触れたい方々の声に応えるように、雑誌での特集記事掲載、CSチャンネルでの特集番組など、各メディアでも「ヒデキフィーバー」が起こっています。【TikTok「西城秀樹 降臨動画」が8万回越え】歌手 瀬戸つよし(株式会社オフィスユアスマイル所属)が、「西城秀樹さんの一万光年の愛」をモノマネではなく、ご本人になってしまう降臨動画をTikTokにUPしたところ、数時間で8万回再生をたたき出しました。コメント欄には、「これほどそっくりの歌を聞いたことがない」「目をつぶって聴くともはや本人」など、驚きの声が数多く寄せられています。瀬戸はデビュー当時から西城秀樹さんに声が似ていると言われてきており、西城秀樹 降臨歌唱にもより一層磨きがかかっています。西城秀樹さんの楽曲を歌う際、以前から西城秀樹さんをシンガーとしてリスペクトしている瀬戸に、まるでご本人が憑依しているかのようです。【本格派歌手の瀬戸つよし】瀬戸つよしは、1992年にテレビ朝日系新春大型時代劇スペシャル~戦国最後の勝利者~「徳川家康」主題歌にてデビューし、今年30周年を迎えます。その後も京本政樹さんプロデュースのもと「必殺仕事人V・激闘編」主題歌「女は海」をカバーしリリースするなど、本格派歌手として活動しています。幼少期を西城秀樹さんと同郷(広島市)で過ごした経験もある瀬戸は、持ち歌を聞いてもらえるのはもちろん嬉しいが、西城秀樹さんの降臨歌唱でヒデキロスの方々へ愛を届けたいと意欲に燃えています。■数時間で8万回再生以上を記録した動画TikTok 瀬戸つよし リスペクト降臨 西城秀樹「一万光年の愛」 ■瀬戸つよしYouTube ■会社概要会社名: 株式会社オフィスユアスマイル代表 : 瀬藤正則本社 : 〒556-0011 大阪市浪速区難波中3丁目12-3-1003URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月28日西城秀樹のデビュー50周年を記念したスペシャルコンサート『HIDEKI SAIJO CONCERT 2022 THE 50』が、4月3日に神奈川・神奈川県民ホール、4月14日に大阪・オリックス劇場で開催されることが決定した。2018年に旅立ってしまって以降、日本の音楽界に与えたインパクトや功績が改めて注目され、2019年にシングル集『HIDEKI UNFORGETTABLE~HIDEKI SAIJO ALL TIME SINGLES SINCE1972』、2020年にDVD BOX『西城秀樹in夜のヒットスタジオ』が発売。2021年6月からは西城が残したオリジナルアルバムやライブアルバムの復刻発売も開始され、1972年のデビュー以降いまも輝きを放ち続けている。実に5年ぶりのコンサートとなる本公演は、往年の西城の映像に2017年に行われたコンサート『THE 45+1』のバンドメンバーと全スタッフが集結し実現する。チケットはオフィシャルファンクラブ「PLANETS OF EARTH」会員を対象としたFC限定受付が1月14日より行われる。また、デビュー50周年を迎える3月25日に発売される、TBSの『ザ・ベストテン』『8時だョ!全員集合』などに西城が出演した際の映像をまとめたDVD BOX『THE 50 HIDEKI SAIJO song of memories』の新たなダイジェスト映像が公開された。『THE 50 HIDEKI SAIJO song of memories』ダイジェスト<公演情報>HIDEKI SAIJO CONCERT 2022 THE 504月3日(日) 神奈川・神奈川県民ホール開場 16:00 / 開演 17:004月14日(木) 大阪・オリックス劇場開場 17:00 / 開演 18:00【チケット料金】全席指定:7,000円(税込)『HIDEKI SAIJO CONCERT 2022 THE 50』特設サイト:<リリース情報>西城秀樹 DVD BOX『THE 50 HIDEKI SAIJO song of memories』2022年3月25日(金) リリース価格:33,000円(税込)西城秀樹『THE 50 HIDEKI SAIJO song of memories』ジャケット西城秀樹『THE 50 HIDEKI SAIJO song of memories』展開画像※DVD7枚組※収録分数:450分※写真集ブックレット付属、豪華三方背BOX付Sony Music Direct 『otonano』特設サイト:
2022年01月07日「東儀秀樹×N響メンバーによる弦楽アンサンブル」が、12月3日(金)に愛知・三井住友海上しらかわホール、12月6日(月)に東京・紀尾井ホールで開催されることが決定した。本公演は雅楽師・東儀秀樹のデビュー25周年記念の一環となる。東儀と共に出演するのは、N響メンバーによる弦楽アンサンブル(コンサートマスター降旗貴雄)、Keiko(ピアノ)、スペシャルゲストにはヴァイオリニスト・川井郁子(東京公演)、和楽器バンド・神永大輔(名古屋公演)を迎える。東儀家は、奈良時代から1300年間、雅楽を世襲してきた楽家。幼少期から海外で暮らしていた東儀秀樹は19歳の時に雅楽を始め、天賦の音楽的才能を発揮。宮内庁楽部で活躍していた、あふれる個性で楽団外での活動も活発化させ、独立することになる。古典だけでなく現代音楽も奏で、雅楽を身近なものにしたことや、篳篥(ひちりき)や笙の存在を知らしめ、天上から降りてくるような神々しい音色を教えた東儀は今年デビュー25周年を迎えた。12月6日(月)に行われる、N響メンバーによる弦楽アンサンブルと、ヴァイオリニストの川井郁子との共演は、東儀にとって初の組み合わせ。東儀は川井のヴァイオリンを「スカッとする力強さと優美さを兼ね備えていて、とても表現の幅が広い」と評する。クラシックの枠を超えて、ラテンやタンゴも得意とする川井。演奏曲に「リベルタンゴ」も予定されていることから、情熱的なヴァイオリンが聴けそうだ。さらに今回のセットリストは多岐に渡り、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の主題歌「炎」(LiSA)をはじめ、幅広い世代が耳にしている楽曲も披露される予定だ。■名古屋公演日時:2021年12月3日(金) 開場18:00/開演18:45会場:三井住友海上しらかわホール (愛知)出演:東儀秀樹(雅楽師) / N響メンバーによる弦楽アンサンブル/Keiko(ピアノ)[ゲスト]神永大輔(尺八奏者/和楽器バンド)■東京公演日時:2021年12月6日(月) 開場12:30/開演13:30会場:紀尾井ホール (東京)出演:東儀秀樹(雅楽師) / N響メンバーによる弦楽アンサンブル/Keiko(ピアノ)[ゲスト]川井郁子(ヴァイオリン)
2021年11月17日野田秀樹が2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件に触発され、書き下ろした英語戯曲「THE BEE」が2021年秋、阿部サダヲ、長澤まさみ、河内大和、川平慈英という新キャストを迎えて新たに上演されることになった。家路を急ぐ平凡なサラリーマン[井戸]が我が家の前で遭遇したのは警察とマスコミの喧騒だった。脱獄囚[小古呂]が井戸の妻子を人質にとり、井戸宅に立てこもっていたのだ。[井戸]は妻子を救出しようと、どこか頼りない警察と共に行動を起こすが、事態は思わぬ展開へ…。野田氏が筒井康隆の小説「毟りあい」を題材に、ロンドンで現地演劇人とワークショップを積み重ねた今作。初演は2006年のロンドン。2007年には東京で日本語版が初演され、本作はこれまでにニューヨーク、香港、エルサレム、パリなど10か国14都市で上演、各地で称賛されてきた、野田氏の代表作にして最大の衝撃作。新キャストに名を連ねるのは、阿部サダヲ、長澤まさみ、河内大和、川平慈英といういずれ劣らぬ実力派4人が集結。そして、これまで「THE BEE」全公演に出演してきた野田氏は、今回初めて演出に専念する。9.11に象徴される“報復=暴力の連鎖”は、いつの時代、いかなる国や地域でも絶えず蔓延り、繰り返され、今日も止む気配はない。そこに「THE BEE」が世界の観客から支持された理由がある。この秋に登場する新生「THE BEE」に注目だ。NODA・MAP番外公演「THE BEE」【東京公演】11月1日(月)~12月12日(日)東京芸術劇場シアターイーストにて、【大阪公演】12月16日(木)~12月26日(日)ナレッジシアター(グランフロント大阪北館4階)にて上演。(text:cinemacafe.net)
2021年09月07日満島真之介が、「ドクターX~外科医・大門未知子~」にて勝村政信演じる外科医・加地秀樹を主人公にしたドラマスペシャル「ドクターY~外科医・加地秀樹~」の最新作に出演することが分かった。最新作では、老いが本格化してしまった加地が、まさかの手術ミス&失恋でどん底のロケットスタートを切る…。腹腔鏡の魔術師・加地に、戦力外通告の危機が到来か…!?加地秀樹のここ一番の苦闘の物語を描く。腹腔鏡オペでもミスを連発し、離島にある分院の病院長ポスト打診を受けてしまう加地の前に現れるのが、満島さん演じる莫大な資産を持つ余命6か月の起業家・六車航平。最期までやり残したことをまっとうすべく入院を拒否し、なぜか加地を付き添いの主治医に指名するキーパーソンだ。「ドクターX」第2シリーズでは、研修医・鮎川司として出演した満島さん。今回の出演に「勝村(政信)さんとここまで2人でお芝居をできるのが本当にうれしかったんです!」「僕の成長した姿を見せたいという気持ちはもちろん、そろそろ老いてきている勝村さんにちょっとエネルギーを注ぎたいな、と(笑)。実際の撮影現場では、ずっと2人でいろんな話をして、たくさんのことを吸収できました。お互いにおしゃべり好きですし、僕の父親と勝村さんが同じ誕生日だったりもするし、実は最高のコンビなんじゃないかなって思ってます(笑)」と勝村さんについて語る。一方勝村さんは「満島くんは僕と顔も似てるし、同じおばちゃん体質なので、息子みたいに思っている存在なんですよ。しかしまぁ、8年前に舞台で初めて共演しましたが、あのときと比べて大人になりましたね。8年って、0歳の子が小学生になる年月ですから。そう考えると、ものすごい時間ですし、何と言っても若い子たちの伸びしろはスゴい!彼らは彼らで、先輩たちが積み重ねてきた歴史や発する一言の重さ、顔の表情やシワの一つ一つを見て、何かしら影響を受けていると思うんです。でも、年齢と共に緩やかに落ちてきている僕らからすると(笑)、もう若い人たちのエネルギーの強さに当てられっぱなし!今回も、満島くんから刺激をたくさんもらいましたし、スゴい化学反応が起きていると思います」と自信を見せた。ほかにも、舞台となる帝都医科大学付属横浜分院の病院長秘書で加地の彼女だが、さっさと見切りをつけ、六車に乗り換える江頭早苗を武田玲奈。帝都医科大学付属横浜分院の病院長・植地正人を手塚とおる。かつて六車に会社を潰され、恨みを募らせる成瀬秀成を小林隆。成瀬の妻であり、謎の女性・鮎子を風吹ジュンが演じることも決定。武田さんは「台本からして面白いんですけど、現場では台本にプラスしてさらに面白くなるんです。勝村さんをはじめ、皆さんがいろんな要素をプラスαで足されていくので、『こうやって面白いシーンが作られていくんだな!』って思いました」と撮影現場の印象を明かし、「最終的にどう編集されるのか、私自身も楽しみですし、視聴者の皆さんにもぜひ見てただきたいです」とメッセージを寄せた。ドラマスペシャル「ドクターY~外科医・加地秀樹~」は10月7日(木)20時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2021年09月07日東京芸術劇場芸術監督・野田秀樹の戯曲に、国内外の演出家が挑むシリーズ企画。その第5弾は、2000年にNODA・MAPで初演された『カノン』を野上絹代の演出で上演。新型コロナウイルスの影響で昨年は公演中止、そして今年も初日延期となったが、いよいよ8月25日(水)にシアターイーストにて開幕する。野上絹代は、社会性とポップなユーモアを併せ持つ作品をアップデートする劇団「快快(ファイファイ)」のメンバーで、2015年に「演劇系大学共同制作Vol.3」で『カノン』を演出。これを目にした野田が「冴え渡った演出に吃驚し、再演をすれば、更に磨きがかかるのではないか」と、その才能を見込み再演を希望。そこから企画が動き出し、今回、野上演出での『カノン』再演が実現することに。物語は、牢番の太郎が囚われの身の沙金に心奪われ、牢から逃してしまうことから始まる。その罪の放免の為に、太郎は権力者・天麩羅判官に沙金率いる盗賊団のアジトで“ある事”を探る密偵を命じられる。窃盗に対して弱腰の太郎だったが、思想犯で捕らえられた弟・次郎を助けるために人を殺め、罪を重ね、更に沙金への想いを募らせていき……。太郎を演じるのは、舞台出演は今回が2度目となる中島広稀。「1年以上前に一度稽古を終えた『カノン』ですが、お披露目をせずに今回もう一度稽古から始まる事に少し戸惑いがあるのは事実です。しかし、キャストの皆様のお顔、稽古風景を思い浮かべると戸惑いよりも期待感を強く抱いています」と明かしていたが、新たな稽古を経てどんな太郎を体現してくれるのかに注目。そして沙金役のさとうほなみは「“前へ行くよ、前へ”。わたしが演じさせて頂く沙金の作中での台詞です。このひとことにわたしはすごく心を動かされました。ただ前向きなだけの言葉でもなく、後ろ向きな言葉でもない。すごく強い意志を感じました。また前に進める機会を頂けたこと、心より感謝しております」とコメント。「ゲスの極み乙女。」のドラマ―としての活躍ほか、演技でも注目される彼女の新たな魅力にも期待だ。また、天麩羅判官役は野田作品にも多く出演してきた渡辺いっけいが務める。役者たちが縦横無尽に舞台上を走りまわり、その疾走感がスペクタクルに昇華する名作『カノン』。野上絹代の演出と新たなキャスト陣でどのように再構築されるのか注目を。文:伊藤由紀子『カノン』作:野田秀樹演出:野上絹代出演:中島広稀 / さとうほなみ名児耶ゆり / 永島敬三 / 大村わたる / 山本栄司 / 長南洸生 / 緒形敦 / 川原田樹手代木花野 / 佐々木美奈 / 前原麻希 / 本多遼 / 湯川拓哉 / 小田龍哉 / 村田天翔 / 竹内蓮 / 田坂歩木津誠之 / 家納ジュンコ / 佐藤正宏渡辺いっけい2021年8月25日(水)~2021年9月5日(日)会場:東京芸術劇場 シアターイースト※公演関係者の新型コロナウイルス感染により、8月25日(水)~8月28日(土)公演が中止となりました。最新の公演情報は公演公式サイトよりご確認ください。
2021年08月25日作・野田秀樹、演出・野上絹代の舞台『カノン』が、8月19日(木)〜9月5日(日)に東京芸術劇場シアターイーストにて上演される。2009年、野田の芸術監督就任以来、次世代の演劇界を牽引する若い才能を紹介する「芸劇eyes」シリーズを上演している東京芸術劇場。今回の『カノン』は、野田の戯曲に国内外の演出家が挑むシリーズ企画。きっかけとなったのは2015年、演劇系大学共同制作Vol.3で上演された本作『カノン』に遡る。野上演出の舞台を目にした野田が「再演をすれば、さらに磨きがかかるのではないか」と言葉を残し、さらなる進化を遂げた『カノン』の熱気をシアターイーストに蘇らせる本企画へと至った。しかし、新型コロナウィルスの影響で本番直前に中止が決定。この度、1年半を経て、野上演出版2021年『カノン』がシアターイーストの舞台に戻ってくる。『カノン』の物語は、牢番の太郎(中島広稀)が、囚われの身の沙金(さとうほなみ)に心奪われ牢から逃すことから始まる。その罪から放免されるため、太郎は沙金率いる盗賊団のアジトに潜り込んで探ることを、都の権力者・天麩羅判官(渡辺いっけい)に命じられる。太郎役の中島広稀は、「時を経てご覧になっていただけること、才能溢れるキャストとまた時間をともにできることを嬉しく思っています。1年以上前に一度稽古を終えた『カノン』ですが、お披露目をせずに、もう一度稽古から始まることに少し戸惑いがあるのは事実です。しかし、キャストの顔、稽古風景を思い浮かべると戸惑いよりも期待感を強く抱いています」とコメント。また、沙金役のさとうほなみは、「“前へ行くよ、前へ”。私が演じさせて頂く"沙金"の作中での台詞です。このひとことに私はすごく心を動かされました。ただ前向きなだけの言葉でもなく、後ろ向きな言葉でもない。すごく強い意志を感じました。また前に進める機会をいただけたこと、心より感謝しております」と語った。チケットは7⽉17⽇(⼟)10:00から発売。『カノン』2021年8月19日(木)~9月5日(日)東京芸術劇場シアターイースト作・野田秀樹、演出・野上絹代出演:中島広稀、さとうほなみ、名児耶ゆり、永島敬三、大村わたる、山本栄司、長南洸生、緒形敦、川原田樹、手代木花野、佐々木美奈、前原麻希、本多遼、湯川拓哉、小田龍哉、村田天翔、木津誠之、家納ジュンコ、佐藤正宏、渡辺いっけい
2021年07月13日2015年、「人と人が交わるところに新しい文化が生まれる」をコンセプトに旅する文化ムーブメントとして、東京・駒沢公園でその幕を開けた「東京キャラバン」。野田秀樹総監修のもと、言語や国境、表現ジャンルを超えた多種多様なアーティストたちが集い、これまで、東京、リオデジャネイロ、東北、京都、熊本など、国内外16カ所を巡り、その土地の歴史や文化を学びながら、伝統芸能や文化の担い手らと唯一無二のパフォーマンスを創出する旅を続けてきた。そんな「東京キャラバン」が、2021年8月21日(土)、22日(日)に、旅の始まりの地である駒沢オリンピック公園にて、17カ所目の開催となる『東京キャラバン in 駒沢 2021』を開催する。全国を旅し続けて出会った、日本各地の伝統文化を担う表現者たちや、コンセプトに共鳴し創作に参加した彩り豊かなアーティストが、この夏、ふたたび駒沢に結集。「東京キャラバン」ならではの豪華メンバーによる、ここでしか見ることのできない貴重なパフォーマンスを、是非体験してみてほしい。参加アーティスト:松たか子/東京スカパラダイスオーケストラ/木村カエラ/津村禮次郎/沢則行/青柳美扇/宇治野宗輝/Daisy Balloon/和太鼓 Atoa. /“東京キャラバン” アンサンブル/琉球舞踊(立方:嘉数道彦、大浜暢明、玉城匠、上原崇弘 地謡:玉城和樹、和田信一)/秋田市竿燈会/村田製作所 チアリーディング部 /公益社団法人 北海道アイヌ協会/ライリー大仁/小山豊・小山会青年部/真船勝博/徳澤青弦 ほか参加クリエイター:服部基/名和晃平/原摩利彦/ひびのこづえ/赤松絵利/篠山紀信/奥秀太郎/青木兼治総監修:野田秀樹東京キャラバン in 六本木(2016年)撮影:篠山紀信東京キャラバン in 京都・二条城(2017年)撮影:井上嘉和東京キャラバン in 秋田(2019年) 撮影:コンドウダイスケ東京キャラバン in 北海道(2020年) 撮影:篠山紀信【開催概要】日時:2021年8月21日(土)13:00〜/18:00〜2021年8月22日(日)13:00〜/18:00〜会場:駒沢オリンピック公園総合運動場・体育館 (東京都世田谷区駒沢公園1-1)※事前申込制(7月12日締切)・応募者多数の場合は抽選※申込についてはこちら( )公式サイト( )
2021年06月15日米倉涼子が“異色・孤高・反骨の天才外科医”大門未知子を演じる人気シリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第7弾がこの秋、放送されることが決定した。本作は、病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進む大門未知子の姿を描いた医療ドラマ。2012年に第1シリーズが放送され、今年ついにシリーズ誕生から通算10年目に突入。今回の第7シリーズの舞台は、100年に1度のパンデミックによって世界中で医療崩壊が起こる中、新局面を迎えた日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」。いまや感染治療と内科を最優先し、不要不急の外科手術は延期する方針を採用。かつて花形だった外科は別棟の分院へ追いやられ、メスを使わない「ケミカルサージェリー」を推進する内科が台頭の兆しを見せていた。そんな中舞い戻った未知子は、疲弊しきった医療現場でも怯むことなく、目の前の命を救うべく邁進するのだが、彼女の前にまた “新たな敵”が立ちはだかる…。シリーズを通して未知子役を演じてきた米倉さんは、この長い年月をふり返り「『ドクターX』が始まると最初に聞いたのは、初めてブロードウェイでミュージカル『CHICAGO』に出演するため、ニューヨークに滞在していたときだったんです。そのタイミングを含めて考えると、この10年は自分自身の歴史をものすごく振り返られる時間。まさか大門未知子という1人の女性の歴史が10年続くなんて…! 私の人生設計になかったことなので、ありがたい限りです」としみじみ。新シリーズに関しては「原点に戻って、少し落ち着きを取り戻したいな、と。この10年の経験を経て、もっと自信を持って、大人になって帰ってきた未知子でありたいな、と思っています」と明かし、「セリフ、覚えられるかな(笑)?オペのシーンも視力が最近落ちたので、手元がちゃんと見えるか心配(笑)!でも、コロナ禍でおうち時間が増え、『ドクターX』を動画配信などで見返してくださった方もたくさんいらっしゃったようで、『面白かったです』と言ってもらえて、すごくうれしかったんです。今回は見てくださっている方々同様、私たち『ドクターX』ファミリーのみんなが『ぜひもう一度やりたい』と願い、実現した最新シリーズ。そのパワーが皆さんに届いたらいいな、と思います」とコメントしている。さらに、未知子のほかにも「神原名医紹介所」の仲間、内田有紀演じる城之内博美や岸部一徳演じる神原晶をはじめ、海老名敬(遠藤憲一)、加地秀樹(勝村政信)、原守(鈴木浩介)、さらに前作ラストで東帝大の院長の座を奪われた蛭間重勝(西田敏行)ら、唯一無二の常連メンバーも再結集する。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月、毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年05月19日「ワーイ、エム、シーエー!」今も全世代で歌われる『YOUNG MAN』に限らず、ファンとの掛け合いを日本に定着させた西城秀樹さん(享年63)。没後3年でも声援の大きさは変わらない。そこで本誌読者1,000人にアンケートを実施。最も多く寄せられたのは、熱いライブのヒデキが見たい!という思いだった。そこで、本誌秘蔵写真で熱いヒデキを振り返る−−題して「ファンの声で作る西城秀樹アルバム」♪【’75年】ドラマ『寺内貫太郎一家2』の名物だったけんかの場面で、全治1カ月の負傷を負った秀樹さん。【’77年】武道館でデビュー5周年記念コンサートを。ワイルドでsexyな情熱の嵐を見せた。【’78年】日比谷野音コンサート。「秀樹!」の掛け声をスタンドマイクで拾うパフォーマンスを。【’78年】後楽園球場ライブ。ド派手な演出と目の前まで近づいてのファンサービスに大興奮。【’79年】『YOUNG MAN』が大流行。子どもから大人までみな「YMCA」ポーズを踊っていた。【ヌードを披露】身長181センチ、股下81センチという長くてきれいな脚も魅力のひとつ。■ヒデキの思い出ランキング(西城秀樹さんで思い出されるもの、作品やキーワードの中で好きなものは?※複数回答可)第1位:『傷だらけのローラ』=788票第2位:バーモントカレー=779票第3位:『寺内貫太郎一家』=741票第4位:スタジアム・コンサート=719票第5位:『YOUNG MAN』=656票第6位:洋楽カバー=646票第7位:『ザ・ベストテン』=637票第8位:日本武道館=608票第9位:『愛と誠』=570票第10位:「青年(成年、盛年)の3部作」(『君よ抱かれて熱くなれ』『ジャガー』『若き獅子たち』)=542票■あなたが特に好きな西城秀樹さんは?《紅白初出場であの素敵な快傑ゾロの『傷だらけのローラ』が素晴らしいです。オーガンジーの仮面をあのきれいな手でとり、帽子で顔を隠してそこから一気に帽子を投げて顔出し!あのフィギュアのような抜群のスタイルで、熱唱し、日本初のスモークが流れる、私が小学校のときに恋に落ちた瞬間の秀樹です》《主催者側のミスでコンサート会場に人が集まらなかったとき、バラバラに座っている観客に“みんな前に集まって!”と声をかけて歌われた秀樹さんが素敵です》■あなたの西城秀樹さんエピソードを教えて!《うちの母は、西城秀樹ファンでしたが、母の姉は、郷ひろみファンでした。どっちがすごいか言い合いになり、どっちも譲らず、1年姉妹げんかで口をきかなかったエピソードが好きです》《子どものころハウスのバーモントカレーをいくつか買ったらコンサートチケットが当たる!のうたい文句で、嫌な顔をする母にたくさん買ってもらいました(笑)。応募しましたが見事にハズレでした(笑)》西城秀樹さんとの別れから3年……参加型ライブの元祖に、いまも熱い声援がやまず!「女性自身」2021年5月4日号 掲載
2021年04月25日現在放送中のドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」も話題の高橋一生が、野田秀樹1年半ぶりの最新作、NODA・MAP第24回「フェイクスピア」に主演することが分かった。“偽物”、“でたらめな”、“ごまかし”を指すフェイク。いまやSNSから現実世界にまで蔓延る“フェイク”な「コトバ」。50年近く劇作という仕事に携わり、その「コトバ」を生業にしてきた野田さんが、世界中を“フェイク”が跋扈する時代に、「コトバ」というものに正面から向き合ってみようという思いで新作に挑む。NODA・MAP初参加の高橋さんをはじめ、本作には川平慈英、大倉孝二、前田敦子、村岡希美、白石加代子、橋爪功、そして野田さんらが出演決定。東京と大阪で公演が予定されており、東京公演は4月、大阪公演は6月にチケットが発売される。NODA・MAP第24回「フェイクスピア」東京公演は5月24日(月)~7月11日(日)東京芸術劇場プレイハウス、大阪公演は7月15日(木)~7月25日(日)新歌舞伎座にて上演。(cinemacafe.net)
2021年03月04日近年は『翔んで埼玉』の実写映画化がヒットし話題にもなっている漫画家・魔夜峰央氏による名作ギャグ漫画『パタリロ!』の、舞台「パタリロ!」~霧のロンドンエアポート~が、2021年1月21日〜31日、東京・天王洲 銀河劇場で上演される。「Mr.パタリロ」と名高い加藤諒主演によるシリーズは2016年より上演され映画化もされたが、キャストを一新し、メインキャラであるバンコランの過去に迫る原作でも屈指の人気エピソードを舞台化することとなる。今回は、マリネラ王国の若き国王・パタリロ役を続投する加藤諒と、MI6所属のエージェントであるバンコラン役を演じる宇野結也(男劇団 青山表参道X)にインタビュー。作品の面白さや、キャストを一新した舞台についての思いを聞いた。○■「自分が引っ張るぞ」という気合い――お二人はすでに共演経験があるとのことですが、互いにどんな印象でしたか?加藤:宇野くんとはNHKの『民謡魂 ふるさとの唄』という番組で、”長州ファイブ”という歌とお芝居を1回やったんです。でもそのあとビジュアル撮影であったら、すぐバンコランになってました! 早かった。宇野:それは嬉しいな。加藤:何の心配もしてなかった。長州ファイブをやってる時に、本人から「バンコラン役やります」って知らされたんですよ。演出の(小林)顕作さんからオーディションをやってるというのは聞いてて、「芝居のうまさとかは関係なくて、人柄を見たい」と言っていたから、バンコラン役に決めたってことは、「おかしい人なんだな」って。宇野:(爆笑)――"人柄"ってそういう意味なんですか!?加藤:面白い子が来るんだな、と(笑)。宇野:逆にプレッシャーですけどね!(笑)――宇野さんは『パタリロ!』はご存知だったんですか?宇野:知ってました! 見た目でバンコランが好きだったんです。ただ、推しはマライヒなんですよ! だから、バンコラン役で良かったと思いました(笑)。でも最近、パタリロとバンコランの関係について愛おしく思えてきて。加藤:あ〜、だんだんパタリロとバンコランとマライヒが家族みたいに思えてくるんですよね。ほっこりします。――キャスト一新となりましたが、舞台『パタリロ!』の第一人者である加藤さんはどんな心境でしょうか?加藤:第一人者!?宇野:そう思う! アニメや漫画を見ても、ずっと諒くんで再生されちゃう。加藤:うそ~! 本当に!? でもそうですね、「なんで自分だけ残るの!?」とは思いました(笑)。あとはキャストを見た時に、ミュージカル『テニスの王子様』出身の子が多くて。実を言うと、『テニミュ』の振り付けをやっていた本山新之助さんが、僕の小学校の時のダンスの先生なんです。宇野:新之助さん!? そうなんだ!加藤:だからダンスの基礎は一緒なんです。新之助先生ってめちゃくちゃ厳しいから、そこで鍛え上げられた人たちが来るのは楽しみです。みんな年下だから、お兄さんにならなきゃってすごく思う! 今までは中堅くらいだったから不安ですけど、「自分が引っ張るぞ」という気合いでやりたいです。――『テニミュ』出身の方が多いとのことですが、宇野さんはもう皆さんと共演もされてるんですか?宇野:ほぼ知ってますし、マライヒ役の後藤(大)に関しては、はちゃめちゃに共演しています(笑)。『パタリロ!』の前の舞台『HELI-X』でも共演するし、連続しています。今回のマライヒとデミアン(川上将大)はプライベートでも愛し愛されなので(笑)。タマネギ部隊の皆は、共演はしてないですが同じ青学(せいがく:ミュージカル『テニスの王子様』青春学園中等部)の後輩が多いですね。(原嶋)元久君は同い年の先輩です。――『テニミュ』で手塚を演じていた宇野さんからすると、青学キャストは学校の後輩みたいな感覚なんですか?宇野:本当に、そんな感覚があります。不思議ですね。加藤:『テニミュ』ならではですね。○■絶対に本当にキスしてもらいたい――改めて『パタリロ!』についてですが、子供の頃は何も考えずにギャグ漫画として読んでたけど、今読むと結構濃厚で驚く内容で。加藤:アニメを見ていても、結構過激で、これを子供たちが喜んでたと思うと、すごいなと思いますよね(笑)。宇野:80年代に同性愛を描いているのが先駆けだと思うし、それが2020年になっても続いていて、改めてすごい。加藤:ミーちゃん先生(魔夜峰央)に聞いたら、女性の絵が描けないから、マライヒとバンコランが恋愛関係に発展したんだって。宇野:女性が描けないんですか!? それにしては美しすぎますけど!加藤:マライヒも、もう、妊娠してますからね(笑)。マライヒの妊娠、舞台で見たいな〜! 前回伏線を張って終わってるから、いつかやってほしいです。でも、今回もまだ脚本がどうなるかわからないから、来るかも? 大体1つの大きなお話に色んなエピソードが入ってきたりするので、もしかしたら入ってくるかもしれないです。――宇野さんはマライヒ推しとのことですが、どんなところが魅力なんですか?宇野:もう、かわいい! あんな風に愛されたら、本当に好きになっちゃう!加藤:原作の「霧のロンドンエアポート」でも、最初にバンコランの髪の毛を三つ編みしてるマライヒがめっちゃかわいい!宇野:地毛でやって欲しい! 自分の髪の毛を結われる感覚を味わいたい!(笑) 本当にかわいいんですよね。ビジュアル撮影で後藤のマライヒにも会ったけど、かわいかった。スタイルがいいんですよ。加藤:どっちが背高かった?宇野:ほぼ一緒なんです。加藤:だったら、キスはしやすいよね。『パタリロ!』では、絶対に本当にキスしてもらいたいと思っているんです。前回のバンコラン(青木玄徳)とマライヒ(佐奈宏紀)にもそう言ったら、どんどんキスシーンが長くなっていって、音もすごく聞こえてきて。でも、2作目の時にキスシーンが減っちゃったら、ファンの方からのアンケートに「バンコランとマライヒはちゃんと愛し合ってなきゃダメだ」という意見があったので、大阪公演から増えたんです。僕も『パタリロ!』に偽物のキスはいらないと思うので、本物の愛を示してください!宇野:任せてください! 1度、ワークショップで男性との恋愛を演じた時に「愛せる!」と思ったんです。それまでは考えたことがなかったけど、役として、愛せる! 今のこの状況だからこそ、『パタリロ!』みたいな作品に笑いを届けて欲しいし、その中でよりリアルな世界観、作品で出来る限りの限界を届けたいなと思います。加藤:本当に、ニュースを見てるとけっこうしんどくなる。こういうご時世だからこそ、『パタリロ!』を観て笑ってほしいと思います。今、世界に笑いが足りない。笑顔になってもらいたい!――笑いという点ではやはり『パタリロ!』ですよね。今回は若い頃のバンコランも出てくると思いますが…。宇野:そこが「霧のロンドンエアポート」の1番面白いところでもあると思います。あのバンコランが、デミアンの前ではメロメロで、乙女みたいになっちゃう。加藤:そこを楽しみにしている人は絶対いっぱいいる!――今回、加藤さんが楽しみにしてるのはどんなところですか?加藤:まずは、このメンバーで舞台『パタリロ!』をやるとなった時に、自分はどう演じたらいいかなというところがすごく楽しみです。メンバーが替わったから違う感じにしたいとは言っていたんですけど、結果「一緒になっちゃった」ということでもいいと思うし。宇野くんと後藤くんも楽しみ! 佐奈くんのマライヒは、クレイジーボーイだったので……(笑)。宇野:佐奈とはとても仲良いですけど、すごいですからね(笑)。でも、後藤もなかなかですよ!加藤:後藤くんはかわいいマライヒでいてほしい!(笑) ビジュアルもすごく綺麗だし。佐奈ちゃんは本当にクレイジーで、自らきわどいポーズしたりとか、とにかくすごかった。○■こういう時代だからこそ笑ってほしい――ちなみに『パタリロ!』は少女漫画ですが、人生の中で好きだった少女漫画はありますか?宇野:えっ、ないかも! でも『カードキャプターさくら』が好きでした。少女漫画かな?加藤:僕も『カードキャプターさくら』大好きです。六本木の原画展も1人で行ったし、コラボカフェも行ったし、さっきも楽屋でスタイリストさんと「一番チャーム」の話題で盛り上がってました(笑)。青春時代には少女漫画の実写化も多くて、『ハチミツとクローバー』にハマって多摩美(多摩美術大学)に入ったんだけど、学長から「『ハチミツとクローバー』みたいなことを期待して入学した人は、諦めてください」と言われて(笑)。でも、『ハチクロ』好きな子が多かったから、「ハチクローゼ」というサークルを作って皆で遊んでいました。『花とゆめ』の『フルーツバスケット』も好きで、小学生の時にアニメ化されたけど静岡で放送してなかったから、ビデオを親戚に送ってもらっていました。あとは矢沢あいさんの『NANA』『パラキス』(『Paradise Kiss』)も!宇野:『NANA』も少女漫画に入るんだ!?加藤:もしかして、知らないだけだったんじゃない?宇野:『ハチクロ』も『NANA』も読んでました!加藤:高校のクラスには男子が3人しかいなかったから、女子たちとみんなで映画館に『NANA』見に行ったりしてましたね。宇野:めっちゃいい! 青春! 俺なんて、部活終わりに食べ切れないラーメンを食べに行っていました。加藤:それもいいじゃん! 憧れるよ!――それでは、最後に作品を楽しみにしている方にメッセージをいただけたら。宇野:『パタリロ!』は今も原作が続いていて、ファンの方やミーちゃん先生の熱い思いがあるし、諒くんをはじめとしたこれまでのキャストの方が築いてくれた土台があるからこそ、今回の舞台があると思います。リスペクトを込めて全力でいただいたキャラクターを演じて、新生舞台『パタリロ!』の座組みを盛り上げていきたいです。こういう時代だからこそ、みなさんと大笑いして楽しい作品を届けていけたらと思います。加藤:すご~い! しっかりしてる~! 僕は、今回キャストが変わっている中で、初演から演じているのが自分しかいないので、前作の魂を伝えつつ、新しいキャストには、彼らにしかできない役を演じて欲しいと思います。前作のファンの方たちが楽しめる要素は僕が担いますので、みなさんがそれぞれのオリジナリティを活かして自由にやってくれたら嬉しいな。新しいパタリロをぜひ楽しみにしていただきたいです。1月の公演なので、初笑いしに来てください!■加藤諒1990年2月13日生まれ、静岡県出身。2000年に『あっぱれさんま大先生』にて芸能界デビューして以来、様々な作品・バラエティで活躍。特に2016年からの舞台『パタリロ!』シリーズは当たり役として話題となる。近年の出演作にドラマ『アシガール』シリーズ(17年)、『ルパンの娘』(19年〜)、ドラマ「僕は歌が歌いたい」(20年)、映画『ギャングース』 (18年)、『翔んで埼玉』『パタリロ!』(19年)、『一度死んでみた』『事故物件 恐い間取り』『とんかつDJアゲ太郎』(20年)などがある。公開待機作に映画『老後の資金がありません!』(2021年公開) 、ドラマ『バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間〜』など。■宇野結也1992年5月21日生まれ、岐阜県出身。男劇団 青山表参道Xのメンバー。2016年にミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 手塚国光役でデビューし、その後様々な作品で活躍する。主な出演作にドラマ『ドクターY 外科医・加地秀樹』(18年)、『真・三國無双 赤壁の戦い』(19年)、舞台『仮面ライダー斬月』-鎧武外伝-(19年)、ミュージカル「陰陽師」~大江山編~中国14都市にて(19〜20年)、主演舞台『あいまいばかりの世界』(20年)、舞台『HELI-X』(20年)など。ヘアメイク:伊熊美砂 スタイリスト:東正晃(加藤諒)
2020年12月17日秘書たちが悪を討つ「七人の秘書」が12月10日の放送で最終回を迎えた。岩下志麻演じる“大物秘書”と勝村政信演じる“加地秀樹”の登場に視聴者が沸くなか、早速続編希望の声もSNSに数多く投稿されている。東都銀行の派遣秘書をしている望月千代に木村文乃、同じく東都銀行の秘書で、1話で千代らに助けられたことで秘書軍団の仲間となる照井七菜に広瀬アリス、捜査一課から異動そ警視庁で秘書をしている長谷不二子に菜々緒、病院の秘書で天才ハッカーとしての腕も持ち合わせているパク・サランにシム・ウンギョン、ホテルオーナーの令嬢で都知事秘書の風間三和に大島優子、夫の死をきっかけに政治家の私設秘書から情報屋となった鰐淵五月に室井滋、財務大臣・粟田口十三の秘書をしていたが罪を被せられたラーメン店「萬」店主の萬敬太郎に江口洋介。千代の兄で萬の幼馴染の望月一男にマキタスポーツ、彼らの“宿敵”となる財務大臣の粟田口十三に岸部一徳といった俳優陣が出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。サランが粟田口の手下のフリーライター・黒木瞬介(坂口拓)に階段から突き落とされ負傷。さらに不二子、三和が秘書をクビになる。続いて千代もクビになる。どうも三和の父親が栗田口に秘書軍団の情報を流したらしい。そのうえ一男が粟田口襲撃の罪で留置場に。面会しに行った千代と萬は事件の真相を聞かされ、改めて栗田口への怒りに燃える。クビを免れた照井以外の秘書たちは職探しのため裏稼業の解散を決意するが、それは表向きのことで彼女たちは栗田口の不正の情報を集めていた。集めた証拠を持ち萬は栗田口の大臣執務室へ乗り込み、栗田口の裏の顔をネットに流したとウソをついて、釈明会見に追い込む…というのが今回のストーリー。栗田口は結局辞任。後任人事を考える総理に、総理秘書の鈴木六都美が「ご心配なく、後任は私が決めますので」と答える。そして「そもそもこの世を動かしているのは誰ですか…」と続ける。オープニングで毎回流れるナレーションを担当してきた岩下さんが六都美役で出演。このサプライズに「最後にナレーション担当の岩下志麻さんが出るんじゃないか?って予想してた人いたよね」「ナレーションだけなのか、どこかで出てくるのかと楽しみにしてたのだが、いや、真打ちは最後に出てくるを地で行く」など喜びの声が上がる。また毎回オープニングで“悪を成敗”するエピソードが挿入されるのだが、今回はそれがラストに。照井がネットで知り合って結婚するという相手が実は結婚詐欺師なのだが、なんと演じているのが勝村さん。こちらにも「最終回に加地秀樹結婚詐欺ver.が出たのが笑えた」「最後、加地先生出てきたのは嬉しかった」「岩下志麻と加地先生...ゲストの癖強い」などの反応が。「なんか続編ありそうな感じ」「現代版必殺仕事人と言われるだけありました!!これは続編を期待して待ち続けます」「ドラマSPでも続編でもいいです!帰ってきてほしい」など、続編希望の声も数多く投稿されている。(笠緒)
2020年12月10日「5年前より良くなっていると、はっきり書いてくれていい」そう手応えを語るのは指揮者の井上道義。総監督を務める、野田秀樹演出のモーツァルト《フィガロの結婚》の再演ツアーが始まっている(東京公演は10月30日&11月1日・東京芸術劇場)。2015年の初演時に大きな話題を呼んだ衝撃的な《フィガロ》だ。理屈抜きに、とにかく楽しい。「前回は僕も病み上がりだったけど(編注:2014年に咽頭がんの治療のため半年間休養した)、今度は元気。それに野田さんが真にオペラを愛するようになった。斜に構えたところがなくなったから、僕も楽になって、お互いの良いところが出ていると思う」物語の舞台を幕末の長崎に設定しているのがこの野田版の一番のポイント。伯爵夫妻とケルビーノは海を渡ってやってきた外国人で、その使用人たちが日本人の「フィガ郎」や「スザ女」たちなのだ。庶民と貴族の対立構造を、幕末の日本人と外国人の関係に落とし込んでいてわかりやすいし、設定に合わせて原語のイタリア語と日本語混在で演じられるのも特色だ。その演出プランをリアルなものにするために、外国人役には外国人歌手を配役することが前提だった。しかしコロナ禍により海外からの入国が不能に。一時は舞台裏で歌う歌手に外国人俳優が口パクで当てぶりする方法も真剣に検討されたというが、最終的には伯爵にヴィタリ・ユシュマノフ、伯爵夫人にドルニオク綾乃という、日本在住の外国人とハーフの歌手を起用した。とくにドルニオクは、抜擢と言っていい。「新しいスターが出てきたことを喜んでほしい。初演からのメンバーは前回みっちり稽古を重ねたので自由自在。新しく入ったメンバーもそれに合わせることができる。とくに大山大輔君(フィガ郎)と小林沙羅さん(スザ女)が中心にいることで、野田さんも安心していた。この二人がいなかったらできなかった」もう一つ、野田の「言葉」へのこだわりも大きなポイント。歌詞や台詞はもちろん、字幕まですべての日本語訳が野田の書き下ろし。単純な直訳ではないから面白い。しかも表面的なウケ狙いでなく、そこにはダ・ポンテの台本を深く読み込んだ結果が反映されているのだという。その野田=ダ・ポンテの世界にモーツァルトの音楽を吹き込むのが指揮者・井上道義の役割。話題が演出に集中しがちなことをどう感じているのだろうか。「構わない。とくに記事にするときにはそれが勝つと思うけど、野田さん自身も『オペラの中心は音楽でしょ』と言っている。オペラの感動は演出ではなく音楽で起きる。それは良い歌手たちとの、その場その場のほんの一瞬の積み重ねでしかできないこと。演出が良いぶん、こっちも頑張らなきゃ」手直しが重ねられ、どんどんパワーアップしているという再演の舞台。初見の人はもちろん、リピーターの人にも思わぬ驚きが待っているはずだ。マエストロも「見ないと取り残されるよ(笑)」と誘う。必見。(取材・文:宮本明)
2020年10月21日ユニークな言葉遊びを散りばめた独創的な世界観で、国内のみならず海外の観客も魅了している野田秀樹。その劇作は、オリジナル戯曲から翻案作品、歌舞伎作品と、ジャンルにとらわれない多彩なものだが、10月15日(木)に東京芸術劇場 プレイハウスにて開幕する『真夏の夜の夢』は、野田がシェイクスピアの名作を大胆に翻案した作品だ。1992年に野田の潤色・演出で『野田秀樹の真夏の夜の夢』と題して初演されると、瞬く間に大きな話題となった本作。シェイクスピアの原作では、アテネの森を舞台に貴族たちの恋の物語が展開するが、野田版では日本の割烹料理屋「ハナキン」の人々が、富士のふもとの「知られざる森」を舞台に展開。その冒頭を少し紹介すると、創業130年の割烹料理屋「ハナキン」の娘・ときたまご(原作ではハーミア。以下同)には、板前のデミ(デミトリアス)という許婚がいたが、彼女は恋心を寄せる板前のライ(ライサンダー)と富士のふもとの「知られざる森」(アーデンの森)へ駆け落ちする。デミは、彼に恋している娘・そぼろ(ヘレナ)と共にふたりを追いかけ……というもの。さらに、その後の物語には、別作品『ファウスト』のキャラクターである悪魔・メフィストフェレスが乱入し、本来重要な役回りの妖精・パックの役目を盗み取り、原作ではあまり表現されていない嫉妬や憎悪といった負の感情表現も盛り込んだ破天荒な翻案に仕上げられている。今回、この舞台を演出するのは、ルーマニア演劇界を代表する演出家のひとりシルヴィウ・プルカレーテ。彼の演出は、水張りのプールや炎の吹き荒れる野外劇、150人超の出演者が観客を導いて移動しながらパフォーマンスするなど、観る者を圧倒する大胆なパワーに溢れていることで知られている。野田とプルカレーテは、お互いの国で上演を行う度に親交を深めており、今回、ついに初タッグが実現するのも注目だ。野田の真骨頂である言葉遊びと重層的な物語に浸っているうちに、切なく美しい喜劇へと集束していく本作。キャストには、鈴木杏、北乃きい、加治将樹、矢崎広、今井朋彦、加藤諒、手塚とおる、壤晴彦らが集結。日本とルーマニアが誇る鬼才の融合、そしてその世界観を体現するにふさわしい実力派たちによる刺激的な舞台を堪能してほしい。東京芸術祭2020 芸劇オータムセレクション東京芸術劇場30周年記念公演『真夏の夜の夢』原作:ウィリアム・シェイクスピア小田島雄志訳「夏の夜の夢」より潤色:野田秀樹演出:シルヴィウ・プルカレーテ10月15日(木)~11月1日(日)会場:東京芸術劇場 プレイハウス11月7日(土)・8日(日)新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場11月15日(日)長野・まつもと市民芸術館 主ホール11月20日(金)~22日(日)兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール に巡回文:伊藤由紀子
2020年10月15日女優の米倉涼子(45)が2021年配信予定のNetflixオリジナルシリーズ『新聞記者』で主演を務めると、9月15日に発表された。『新聞記者』は東京新聞・望月衣塑子記者の著書を原案として製作され、昨年6月に映画版が公開された。近年の政治事件やスキャンダルに正面から切り込んだ内容が話題を呼び、「第43回日本アカデミー賞」では最優秀作品賞など主要3部門の最優秀賞を獲得。ほかにも多くの映画賞を受賞した。今回、米倉は“業界の異端児”と呼ばれる東都新聞の社会部記者・松田杏奈を演じる。映画版と同じ藤井道人監督が手掛けるものの、違ったアプローチだという。「映画版はシム・ウンギョンさんと松坂桃李さんがW主演。2人でコンビを組んでいましたが、米倉は単独主演なので原案に近い作品になりそうです。また菅義偉新首相が誕生したタイミングもあり、より現状の政界を反映させた忖度ない衝撃的ストーリーが描かれるのではないでしょうか。政界関係者からも期待が高まっています」(政治部記者)米倉といえば、今年3月31日付で27年間所属した前所属事務所「オスカープロモーション」を退社。4月に個人事務所を立ち上げた。そして独立後の初ドラマとして、今秋放送のテレビ朝日系スペシャルドラマ『ドクターY~外科医・加地秀樹~』に出演することが発表されていた。同作は『ドクターX~外科医・大門未知子~』スピンオフシリーズの第5弾。ドラマ出演発表の際、米倉は各スポーツ紙に「気がついたら『ドクターY』も5回目。そろそろ『ドクターX』が追い抜かされそう。『ドクターX』もやりたいね」とコメントを寄せていたというが……。「以前から米倉さんは『ドクターX』のキャラが固まるのを良しとせず、新作への挑戦へ意欲をみせていました。18年10月期にはテレ朝で『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』に主演をつとめ、こちらも人気を博しています。そして、次回作は『新聞記者』。設定的にも米倉さんのキャラと見事にハマっているため、ヒットが予想されるでしょう。そのため、“このままだと『ドクターX』の続編はさらに遠のくことになりそうだ”といった声も上がっています……」(テレ朝関係者)米倉が敏腕記者役をどう演じるのか、各方面から注目が集まりそうだ。
2020年09月16日東京芸術劇場の芸術監督・野田秀樹によって、1996年に初演された代表作『赤鬼』が7月24日(金・祝)に開幕する。1700人以上にのぼる応募者の中から野田によって選び抜かれ、錚々たるアーティストたちとワークショップを重ねてきた「東京演劇道場」の道場生たちによる初舞台だ。新型コロナウイルスの感染防止を期して臨時休館していた東京芸術劇場。満を持して上演される自主事業公演第一弾がこの作品だ。言葉が通じず得体の知れない男が、小さな漁村に現れるところから物語は始まる。その男とのコミュニケーションを模索する者があり、それを遠巻きに覗き見る者があり、徹底的な駆逐や排除を望む者もある。人が、突然「異物」に出くわしてしまった場合の、あらゆる反応が描きこまれた問題作である。日本の人気俳優陣をはじめ、海外でもイギリス・タイ・韓国で上演を重ねてきた本作に、今回挑戦するのは「東京演劇道場」の面々だ。野田秀樹の指揮のもと、2019年より始動。国内外から野田が招いた講師によるワークショップを行い、芝居の自由な交流の場を目指して訓練を重ねてきた彼らが、4つのチームを形成し、物語世界を縦横無尽に行き交う。折しも現在、世界中が、目に見えない脅威を恐れている。その様を、野田はこの物語に重ねる。「ひとたび、見えないものを怖がり出すと、見えないだけに、その“恐怖心”はなかなか拭い去れない。(中略)その“見えないもの”に耐えきれず、時に“精神”は暴発する。向かう先は、“他者”である」と野田はコメント。責めるべきものを見つけるやいなや、寄ってたかって大炎上する昨今の風潮は、まさにその縮図である。「この時節だからこそ、やる価値も見る価値もある作品に仕上がってしまった。そう信じて疑わない。“表現”は、恐怖心とはまた別の、人間が誇るべき“精神の暴発”だからである」と野田。SNSにあふれる不健全なエネルギーにお疲れの向きは、じかに触れて、目に焼き付けるべき舞台だ。公演は8月16日(日)まで東京芸術劇場シアターイーストにて。文:小川志津子
2020年07月24日3月1日、劇作家で演出家の野田秀樹(64)が新型コロナウイルス感染症による劇場公演中止に警鐘を鳴らした。野田は「公演中止で本当に良いのか」と題し、ウェブサイト「NODAMAP」上で意見書を発表。「感染症の専門家と協議して考えられる対策を十全に施し、観客の理解を得ることを前提とした上で、予定される公演は実施されるべき」と意見を述べた。さらに野田は、劇場の閉鎖により再開が困難になることを「演劇の死」という言葉で表現。“演劇は観客の存在により成立するもので、劇場が閉鎖されるという前例を作るべきではない“と主張した。実際に流行する新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの公演が中止を余儀なくされている。倉科カナ(32)主演の舞台『お勢、断行』は2月28日に初日を迎える予定だったが、地方公演を含め全公演が中止となった。野田の意見書を受け、ネットでは様々な意見が上がっている。劇作家で演出家の平田オリザ(57)はツイッターで意見書に対し、《私も連帯を表明します。》と支持。同じく劇作家で演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(57)も、ツイッター上で《俺だって連帯を表明します。》とした。脳科学者の茂木健一郎(57)も意見書に賛同。《さまざまな手段、工夫は尽くした上で、公演中止は最後の選択肢であるべきでしょう》と述べた。しかしSNS上では、感染症予防という点に重きを置いた批判の声も多い。《もし公演をして感染が広がったら、そのせいで劇場の評判が落ちるかもしれない》《命を守ることの方が大事だと思う》《感染が広がって観客がいなくなれば、それこそ「演劇の死」では?》公演を行うべきか、中止すべきか。難しい問題に議論は続きそうだ。
2020年03月02日米倉涼子主演、扮する外科医・大門未知子を主人公にした人気ドラマシリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第6シリーズが10月17日放送開始。テレビ朝日開局60周年記念となる今シーズンの記念すべき第1話に視聴者から様々な声が上がっている。「私、失敗しないので」のセリフでおなじみ大門未知子が病院のなかで騒動を巻き起こしながらも、一切の妥協を許さず医師として突き進む姿を描いた医療ドラマである本作。一昨年放送された第5シーズンも好評のうちに終了。2年ぶりに今回の第6シリーズが放送開始となった。大門を米倉さんが演じ、経営破たんの危機に瀕した「東帝大学病院」にファンドの出資を受け入れる院長の蛭間重勝に西田敏行、蛭間らにひたすら尽くす海老名敬に遠藤憲一、「東帝大学病院」の次世代超低侵襲外科治療担当部長となる加地秀樹に勝村政信。フリーランスの麻酔科医・城之内博美に内田有紀。次世代インテリジェンス手術担当外科部長の潮一摩にユースケ・サンタマリア、次世代がんゲノム・腫瘍内科部長の浜地真理に清水ミチコ、蛭間派の医師役で鈴木浩介、戸塚純貴ら。丹下派の外科医で藤森慎吾。病院長秘書の伊倉瑠璃に河北麻友子。新人看護師の大間正子に今田美桜。そして蛭間が「東帝大学病院」を再生させるために招聘したファンドの投資家・ニコラス丹下に市村正親、その使用人で「東帝大学病院」の新事務長に就任する鮫島有に武田真治。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。人里離れた山奥で大門はニコラス丹下という日系二世のブラジル人と出会う。丹下の料理を食べながら意気投合していると、丹下の使用人・鮫島有が落石に腕を挟まれてしまう。このままでは腕が壊死すると判断した大門は鮫島の腕を切り落とすと告げる…。その頃、「東帝大学病院」を経営破たんから救うため蛭間は海外医療ファンドからの300億円出資を受け入れ、投資ファンドのマネージャーを副院長に招聘することを決める。その男こそ医師免許も持つ海外投資ファンドのマネージャー・丹下だった。丹下は「今世紀最大のコストカッター」と呼ばれ恐れられている人物で、さっそく附属病院の統廃合、医師・スタッフのリストラを断行、業務の合理化を推進する新部門を設立する。そんななか食堂のおばちゃん・岩田一子(松坂慶子)が突然胸の痛みを訴える。丹下が導入したAIは肺塞栓症と診断、手術を受けるがその5日後、一子が再びかっ血で倒れる…というのが第1話のストーリー。これまでのシリーズも印象深いキャラクターが多かった本作だが、今シーズンから参加となった市村さん、鮫島さん、ユースケさん、清水さんら新キャスト陣も“濃い”面々視聴者からは「今回のドクターXは出演者が濃いなぁwww」「出だしから諸々濃いw」「また濃いなぁ。濃いよぉ」「ニコたんサイドのキャラ濃いなぁ」などの声が上がる。またAIの指示を無視して手術を続行、患者の血圧が危機的状況まで低下するなかで「私、失敗しないので」と言い切る大門に「きました!名言」「名セリフきたー!やっぱ大門先生すごい」など、大門の復活を待ちわびた視聴者からの歓声にも近い喜びのツイートが寄せられている。(笠緒)
2019年10月17日野田秀樹の最新作、NODA・MAP第23回公演『Q:A Night At The Kabuki』の初日を控え、10月6日にゲネプロが行われ、報道陣に公開された。映画『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットによるリバイバルが記憶に新しい英国のロックバンドQUEENのアルバム『オペラ座の夜(A Night At The Opera)』を舞台化できないか? というオファーを受け、約2年前に始動したという本作。以前から野田が構想していた『ロミオとジュリエット』の“その後”の物語を組み合わせ、ワークショップを重ねて完成した。12世紀の日本の源平合戦に設定を置き換え、広瀬すず演じる「源の愁里愛(じゅりえ)」と志尊淳による「平の瑯壬生(ろうみお)」に加えて、松たか子&上川隆也による“それからの”愁里愛と瑯壬生という、現在と未来の2組のロミジュリが登場。未来を生きる2人は、自分たちの身に降りかかった悲劇的な運命の先回りをし、なんとか食い止めようとするのだが……。やはり注目は、朝ドラ『なつぞら』を終え、本作で舞台初出演を果たす広瀬。初日を前に「足を引っ張らないように努力します!」というコメントを寄せたが、色とりどりの着物から、死装束ともウェディングドレスともとれる純白のドレスまで、様々な衣裳に身を包み、縦横無尽に舞台を駆け回り、足を引っ張るどころか、強烈な輝きを放ち、物語をグイグイと引っ張っていく。志尊演じる瑯壬生とのラブシーンを含め、時に可憐に、時に力強く、恋する乙女の顔を見せたかと思えば、松や野田(源の乳母役)といった百戦錬磨の先輩俳優陣を相手にも全く臆することなくコミカルな掛け合いを披露するなど、堂々たる演技を見せている。広瀬と志尊のロミジュリが、若さと勢いゆえの盲目の恋の“輝ける日々”とその悲劇の結末を軽やかに刹那的に表現する一方で、松と上川による「それからの」ロミジュリは、その背中に長く、重くのしかかる過酷な運命を見事なまでの存在感、圧倒的な演技力で重厚に表現している。さらに、20年ぶりのNODA・MAP出演となる羽野晶紀、NODA・MAP初出演の竹中直人をはじめ、個性あふれる濃すぎる面々がガッチリと脇を固め、源氏と平家の両陣で演技合戦を繰り広げる。そしてやはり、本作のもうひとつの主役と言えるのがQUEENの音楽。『ボヘミアン・ラプソディ』、『Love Of My Life』など、アルバム『オペラ座の夜』に収められている全12曲が原盤で惜しみなく使用されているが、「ここで『Love Of My Life』?」「このシーンにあえてこの曲を?」という驚きも感じさせつつ、フレディ・マーキュリー(とブライアン・メイ&ロジャー・テイラー)の歌声と野田の多彩な演出、瑯壬生と愁里愛の運命の“掛け算”が観る者に高揚と快感をもたらしてくれる。特に、秘密の婚礼を挙げた瑯壬生と愁里愛が愛をかわすシーンの美しさは圧巻!「この世から戦(いくさ)が消える日に」再び結ばれることを約束したはずの2人の運命はなぜ引き裂かれたのか……?NODA・MAP第23回公演『Q:A Night At The Kabuki』は10月8日から15日まで東京芸術劇場 プレイハウス、10月19日から27日まで大阪・新歌舞伎座、10月31日から11月4日まで北九州芸術劇場 大ホールで上演され、11月9日から12月11日までふたたび東京芸術劇場 プレイハウスにて上演される。取材・文:黒豆直樹
2019年10月07日「ひとたびスイッチが入ると、“西城秀樹”になりますが、オフのときはとても優しくて、人間味のある人でした」昨年亡くなった西城秀樹さん(享年63)に、35年間マネージャーとして付き添った片方秀幸さんは、その人柄を振り返りこう語った。逝去から1年4カ月。西城さんの若かりしころの写真を集めた写真集『HIDEKI FOREVER blue』(集英社インターナショナル)が9月26日に発売された。「写真を眺めていると、男の悲しみとか内に秘めた感情を、目だけで表現できる人だったんだなと改めて思います。西城さんはどんな現場でも、カメラマンさんが求めていることを瞬時に理解して表現できるんです。当時、フィルムを使い切らずにOKがかかるのは西城くらいだったという話もよく聞きました」(片方さん・以下同)まさに生まれついてのスターだった西城さん。その片鱗は亡くなった今でも垣間見えるのだという。「一周忌のフィルムコンサートのとき、昔からのファンのみなさんが、学生時代に戻ったかのように楽しんでくれているのが印象的でした。そして実は、10代や20代のファンの方々も増えているんですよ。多くの人たちに西城の魅力を再発見してもらえたら、こんなにうれしいことはありません」写真集には、超レアな未公開カットも多数収録。10月1~14日には、池袋西武にてパネル展も開催される。
2019年09月27日「ドクターX~外科医・大門未知子~」第6弾となる待望の新シリーズが9月上旬にクランクインし、主演・米倉涼子が撮影スタートした感想を語った。2年ぶりの待望の新シリーズとなる本作は、失敗しない天才フリーランス外科医・大門未知子が、再び日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」に登場。市村正親、ユースケ・サンタマリア、清水ミチコら新キャストも出演する。未知子役の米倉さんがクランクインを迎えたのは、都内から遠く離れた山の中。第1話の冒頭、未知子が山奥をさまよい歩いた後に見つける一軒家での撮影で、ニコラス丹下役の市村さんや、丹下の使用人・鮫島有役の武田真治、そしてシリーズお馴染みの加地秀樹役・勝村政信の4人でクランクインした。山奥で、足場の悪い急斜面での撮影だったため、演技以外にも気を使わなくてはならなかったキャストたち。撮影を終えた米倉さんは「ヌメヌメしたところでバランスをとりながらお芝居をしているのが、意外と大変だった」と言い、「次の日腕が上がらなかったり、脚を引きずって歩いていたり、と後遺症が残っていました」と過酷な撮影だったとふり返っている。また、「バーベキューしてくれたり、かき氷を作ってくれたり…スタッフの皆さんのおかげで遠いところでのロケも頑張れました(笑)」と撮影の合間を楽しんだようだ。さらに、この数日後には、スタジオで「東帝大学病院」外科医局のシーンの撮影もスタート。遠藤憲一や鈴木浩介らお馴染みレギュラーキャストと再会し、新たなレギュラーメンバーのユースケさんらと初共演も果たした。そんな撮影について、米倉さんは「帰ってきたなー、という懐かしい気持ちもあったのですが、それ以上にものすごく緊張してしまいました…。人前で医療用語を使いながら説明することのプレッシャーと苦しみを久々に思い出して、『ああ、「ドクターX」ってこうだったな』とあらためて感じています」と明かす。そして「『ドクターX』は、人の命がかかっているお話。それだけ緊張感がありますし、身を引き締めながら撮影をしています。それだけのハードルを与えてくれているドラマなので、きっとご覧になる皆さんもその緊張感を楽しみながら見ていただけるのではないかと思っています。ぜひ楽しんでいただけたら、と思います」と放送を楽しみに待つ視聴者へメッセージを寄せている。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月17日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2019年09月19日10月から始まる米倉涼子主演「ドクターX~外科医・大門未知子~」に、市村正親、ユースケ・サンタマリア、武田真治、清水ミチコ、藤森慎吾、戸塚純貴がレギュラー出演することが分かった。2年ぶりに第6弾となる待望の新シリーズをスタートさせる本作は、米倉さん演じる失敗しない天才フリーランス外科医・大門未知子が、再び日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」に現れる!かつてない大赤字に見舞われた大学病院は倒産寸前。そこに現れた投資家、世界でも指折りの企業再生のプロであるニコラス丹下が打ち出す再生プランとともに、経営再建の道を歩み始めることに。これまでよりさらにAIとの共存や内科的治療の推進を強固なものにするべく、海外から次世代型の医師たちがここに呼び寄せられるところから本作はスタートする。■市村正親が米倉涼子と初共演! 東帝大学病院再生へまず市村さんが演じるのは、“今世紀最大のコストカッター”と呼ばれる海外ファンドの投資家で日系2世のブラジル人・ニコラス丹下。未曾有の財政難に陥った「東帝大学病院」を再生すべく、蛭間病院長(西田敏行)が招聘した企業再生のプロ。「東帝大学病院」にやってきた丹下は、副院長に就任し、冷徹なまでのコストカットを断行。未知子とはとある山奥で偶然出会い、意気投合。その出会いが、未知子に大きな変化をもたらすことに。「正直びっくり」と今回の参加について明かす市村さんは「今回は、中園ミホさんが“ニコラス丹下”という、とても面白いキャラクターを作ってくださいました。僕に充てて書いたのではないかと思ってしまうような役なので、昔から僕のお芝居を見てくれていた中園さんのためにも、期待に応えられるよう演じ切りたいと思っています」としっくりくる役どころのようだ。また「陰と陽の両極を併せ持つ男です。これまでにも『ドクターX』に“大門未知子の敵”という立場で加入された方は数々いらっしゃいましたが、そのどなたとも違うキャラクターであることは間違いありません」とキャラクターについて説明し、「楽しみなことが多く、今、ワクワクしています」と期待している。■ユースケ・サンタマリア、未知子と真っ向から対立!またユースケさんは、丹下がボストンから呼び寄せる外科医・潮一摩役で出演。次世代インテリジェンス手術担当外科部長に就任し、丹下が導入したAIシステムによるオペで、徹底的なコストダウンを図ろうとする。また、未知子とは当然意見を対立させることになる潮。2人のやり取りにも注目。ユースケさんは「今回は“AI”というこれまでにない要素が組み込まれており、その部分を担う医師が、僕であったり、清水ミチコさんであったり、藤森慎吾くんであったり…。このメンツを聞いただけでもワクワクしますよね!僕らが入ったことによって、『ドクターX』という作品の世界観をかき回せたらいいなと思います」と意気込み、「大先輩ばかりで緊張もしましたが、どこか安心感もあって、なんだかうれしくなったんです。米倉涼子さんとは昔一度共演した以来…。まったく変わらない米倉さんにも安心しました」と加わった感想を明かしている。■ほかにも新キャラクター続々さらに、武田さんがニコラス丹下の使用人で「東帝大学病院」の新事務長に就任する鮫島有。清水さんが権威や権力を何よりも重んじる内科医・浜地真理。藤森さんが次世代型の外科医・村崎公彦。そして、戸塚さんが「東帝大学病院」の若き外科医・多古幸平を演じる。いまテレビに引っ張りだこ、「凪のお暇」への出演も話題の武田さんは、本シリーズにゲスト出演しており、そのときをふり返り「耳の聞こえないピアニスト役でゲスト出演させていただきました。今回はまったく違う役で出演ということでとても驚いています。『ドクターX』シリーズにレギュラーキャストとして加入するというのは、幕末で言えば“新選組”に入るようなもの。それくらいすごいチームに参加することになるので、非常に光栄に思っております」と喜びのコメントを寄せている。「これまでずっと楽しみに見てきたドラマ」と本シリーズについて明かす清水さんは「出演が決まったときはうれしかったのと同時に、まさか自分が配役されると思わなかったので、びっくりもしました」とオファー時の心境を明かす。そして藤森さんも「こんな人気ドラマの最新シリーズに参加させてもらえるなんて、この上なく光栄です!」と喜び、役柄については「日本人なんだけど海外でも鳴らしてきたイケイケのドクター・村崎」「白衣の下に着ているスーツも派手で、ネクタイも派手、髪も巻いちゃってるような、ちょっと軽い見た目なのですが、最先端の技術を駆使して医療の新時代を築こうとしている外科医です。そしてモテるのかはわからないですが、女性はかなり好きみたいで、すぐ英語で口説いちゃう(笑)」と説明。今回の参加に嬉しさと怖さがあると語る戸塚さんは「新キャストとしてしっかりと自分の役割を担い、前作にはなかった色を出しかなければいけないと思うので、そういう意味でのプレッシャーはしっかりと感じていますが、キャストの方々、監督をはじめスタッフ皆さんの新シリーズを作るという想いや熱量を受けて、絶やすことなく情熱を持って思いっきり楽しみたいと思います」と意気込んでいる。■主演・米倉涼子、新メンバーに「とても楽しみ」『ドクターX』はレギュラーキャストもたくさんいる分、お互いに頼り合っている部分も多いのですが、新キャストの方々もいらっしゃるので、私たちもちゃんとしないと、って思っています。新しく入る皆さんが緊張されている感じも伝わってきますし、その気持ちもすごくよくわかるので…。市村正親さんは、今回ポルトガル語のセリフを覚えなくてはいけないので大変そうです。でもそれを違和感なくできてしまうのは、市村さんのすごいところですよね!私も実はポルトガル語のセリフがあるのですが、いくらやっても覚えられなくて、正直医療用語よりキツいかも…!医局でのシーンなどは医療用語の応酬。いくら練習しても間違えるときは間違えちゃうし、「よし、絶対大丈夫!」ということはないんですよね…。一人のときにはできていたセリフも、人の前に立つと出てこなくなってしまったり…。新キャストの皆さんともそれが早速共有できているような気がします(笑)。そうやって皆さんと、この新しいシリーズを作っていくのがとても楽しみです。第1話あらすじ人里離れた山奥にポツンと建つ一軒家。道に迷い、お腹を空かせて山を歩き回っていたフリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)は、そこでニコラス丹下(市村正親)という日系二世のブラジル人と出会う。ニコラス丹下の手料理を食べながら意気投合。その頃、蛭間重勝(西田敏行)率いる「東帝大学病院」は空前の財政危機に瀕していた。苦境を脱するため、蛭間が打ち出した秘策は「海外医療ファンドからの300億円出資」。「東帝大学病院」が誇る最新医療に投資するファンドのマネージャーを招聘することを決定する。2か月後――。蛭間たちが迎え出る車から降りてきた男は、なんと丹下!実はニコラス丹下の正体は医師免許も持つ海外投資ファンドのマネージャー。さっそくニコラス丹下は「東帝大学病院リバースプラン2020」を提示。附属病院の統廃合、医師・スタッフのリストラ断行に加え、業務の合理化を推進する新部門を設立し、そこに次世代インテリジェンス手術担当外科部長として潮一摩(ユースケ・サンタマリア)、次世代がんゲノム・腫瘍内科部長として浜地真理(清水ミチコ)を呼び寄せ、次世代超低侵襲外科治療担当部長に加地秀樹(勝村政信)を昇格させることを発表する。さらに、その場に未知子も現れたことで、蛭間や海老名敬(遠藤憲一)ら「東帝大学病院」の医師たちは騒然。そんな中、病院の食堂のおばちゃん・岩田一子が突然胸の痛みを訴え――。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月17日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2019年09月12日米倉涼子がフリーランスの外科医・大門未知子に扮する人気ドラマシリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」が、2年ぶりに復活決定。第6シリーズとして10月に放送開始する。本シリーズは、大門未知子が病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進む姿を描いた医療ドラマ。2012年に第1シリーズが放送され、2013年の第2シリーズから2017年の第5シリーズまでは全て平均視聴率20%以上を記録する大ヒットシリーズだ。第5シリーズのラストでは、未知子が後腹膜肉腫で余命3か月と診断されたももの、そこから奇跡の生還を遂げ、スピンオフドラマ「ドクターY~外科医・加地秀樹~」では、キューバで元気に過ごしている姿を見せた。今回放送が決定した最新シリーズでは、未知子がついに日本に帰国し、第4&5シリーズで未知子が派遣されていた国内最高峰「東帝大学病院」が再び舞台に。かつてないほどの大赤字に見舞われていた「東帝大学病院」。倒産寸前の白い巨塔にやってきたのは、「ハゲタカ」の異名を持つ投資家のニコラス・丹下。世界でも指折りの企業再生のプロである丹下が打ち出す再生プランとともに、「東帝大学病院」は経営再建の道を歩み始める。しかし、それは一方で“医療の合理化”を迫られるということでもあり、病院はリストラやコストカットという現実にも直面。命のやりとりをする医療現場は、ビジネス最優先となり、ますます政治と権力争いの場へと変貌を遂げていく。そんな中、丹下に呼ばれてやってきた未知子が、新たな権力争いが激化するこの場所で、またも孤高の戦いに挑む!「最近では街中などでも、『米倉涼子だ』と言われるよりも『大門未知子だ』と言われることのほうが多くなりました」と語る米倉さんは、「この2年間、1か月に20回くらいはいろいろな方に『ドクターX』やらないの?って聞かれたりしていましたが、私自身もそろそろ(『ドクターX』のメンバー)みんなと会いたいなって思っていたので、うれしいです!」と放送決定を喜ぶ。しかし「ただ、なにせ2年ぶりなので腕が鈍っていないかだけが心配です(笑)。私、加地先生役の勝村政信さんよりブランクがあるんですよ!彼は、昨年『ドクターY』をやっているので…。だから加地先生には負けないようにしなきゃって思っています(笑)」と不安を語りつつ意気込み。「2年ぶりの『ドクターX』――ちょっと緊張していますが、自由で力強い大門未知子で帰ってきたいと思います。『令和も私、失敗しないので!』」とコメントしている。もちろん未知子だけでなく、お馴染みメンバーも再集結!神原名医紹介所の仲間、内田有紀(城之内博美役)、岸部一徳(神原晶役)をはじめ、遠藤憲一(海老名敬役)、勝村政信(加地秀樹役)、鈴木浩介(原守役)、前作ラストで収賄疑惑をかけられ東京地検特捜部に逮捕された蛭間重勝(西田敏行)も登場する。さらに、群れを好み、金を愛し、腹腔鏡のスキルと要領の良さだけを武器に突き進む外科医・加地秀樹を主人公にしたスピンオフドラマシリーズ「ドクターY~外科医・加地秀樹~」が、第4シリーズにしてついにゴールデン帯に進出することも決定。この秋、全国ネットの日曜プライム枠で2時間ドラマとして放送される。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月、毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年06月11日テレビ朝日の加地倫三プロデューサーが、29日に放送されるニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水曜 27:00~)に出演することが決定した。テレビ朝日、テレビ東京の両プロデューサーが、ニッポン放送でトークしていくという放送局の垣根を超えた企画。これは加地氏とプライベートで交流がある佐久間氏が、直接オファーをし、ブッキングしたもの。加地氏が担当する『アメトーーク!』『ロンドンハーツ』の裏話や一緒に仕事をしている芸人達の話、現在のテレビバラエティの魅力と課題などについても話し合われる予定だ。佐久間氏は「加地さんとは、一年に一度くらいお会いしてお笑いやテレビの話をする仲です。尊敬する先輩なので、深夜3時に来てもらえるのは感激です!」と話し、「相談したいことも、聞き出したいこともたくさんあるので、これに乗じてドンドンぶつけたいです!」とコメントした。
2019年05月24日