俳優・モデルの大友花恋(24)が、あす25日放送の読売テレビ・日本テレビ系『ダウンタウンDX』(毎週木曜後10:00)に出演する。今回は「知られざる苦労!芸能人の上京ストーリー!」と題し、ゲストが浜田雅功に対して自身の波乱万丈な上京ストーリーを披露。ゲストの大友は、高校卒業後の超極貧生活を明かす。中学時代は地元の群馬から東京に通っていた大友は、高校サッカー選手権の応援マネージャーの仕事をきっかけに芸能界に専念し上京することを決意した。浜田が「当時お世話になった人とかいるの?」と聞くと、大友は「最初についてくださったマネージャー。私にとっては東京のお姉ちゃんみたいな存在」と答える。そんな恩人からのボイスメッセージが届き、大友は号泣することになる。また大友は上京直後、母親が金銭管理しており「お金の使い方が芸能界に染まらないように朝300円、昼500円、夜500円と1日1300円で暮らしてました」と話す。その際、ゆでたキャベツに麺つゆをかけた節約料理を食べていたと解説する。■出演ダウンタウン浜田雅功■ゲストアインシュタイン(稲田直樹、河井ゆずる)、大友花恋、菊地亜美、せいや(霜降り明星)、新納慎也、西川貴教、ビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)、松田迅(INI)、らぶおじさん
2024年04月24日HOUNDDOGのボーカル・大友康平が19日に自身のアメブロを更新。お別れの会で浮いてしまった自身の服装についてつづった。この日、2023年11月に肝内胆管がんのため亡くなった作家の伊集院静さんのお別れの会に出席した大友は「各界から著名人が出席し祭壇に花を手向けられていました」とお別れの会の様子を説明。「その錚々たる出席者の方々を前にすっかり気後れしてしまいました」とコメントした。続けて「おまけに、案内状に“平服でお越しください”とあったので、革ジャンにデニムという出立ちで出席してしまい浮きまくってしまってました」と明かし「そんな中、『阿川佐和子』さんが気さくに話しかけてくれて本当に助かりました、救われました!」とつづった。また「お別れの会のエンディングに伊集院さんと共作した『ハガネのように 花のように』が流れました」と述べ「伊集院さんとの思い出が瞬時に頭の中を駆け巡りあぶなく号泣するところでした」とコメント。「もっと一緒に飲みたかったです もっと叱られたかったです もっと教えて欲しかったです」と伊集院さんへの思いをつづり「ゆっくりと休んでください。合掌」と追悼し、ブログを締めくくった。
2024年03月20日HOUNDDOGのボーカル・大友康平が18日に自身のアメブロを更新。腎臓に腫瘍が発見されたことを公表し心境を吐露した。この日、大友は「ファンの皆様へ」というタイトルでブログを更新し「この度は、ご心配をおかけして本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と検査入院で自身の腎臓に腫瘍が確認されたことについて言及。「何よりライヴをキャンセルせざるを得なくなってしまい楽しみに待っていてくれたファンの皆さんには心からお詫び申し上げます」と謝罪した。続けて「日頃より体調にはいつも注意して来た」といい「なんで俺なの?・・そんな思いに苛まれて、かなり凹んでしまいました」と告白。「しかし、運命は受け入れなくてはなりません」とつづり「幸い、発見も早く、知人の紹介で優秀な先生にも出会えました」と明かした。また「ライヴは一旦キャンセルになってしまいますが」と申し訳なさそうに述べつつ「しばし治療と静養に充てるお時間をいただきましてまた改めてみんなに会える機会を心より楽しみにしています」とコメント。最後に「人生はロックンロールだ!山あり谷ありの“波乱万丈!”こそ生き様だぜ!」「俺は不死身なのだ!」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「絶対にステージに帰ってきてください」「待ってます」「ずっと応援してます」「1日も早く良くなることを祈っています」などのコメントが寄せられている。
2024年01月19日HOUNDDOGのボーカル・大友康平が10日に自身のアメブロを更新。突然の訃報に悲痛な胸中を吐露した。この日、大友は「もう一度逢いたい・・」というタイトルでブログを更新。「夕方のニュースで、また突然の訃報が入った。八代亜紀さんが、昨年12月30日に急速進行性間質性肺炎のため死去していました」と2023年12月30日に急速進行性間質性肺炎のため亡くなった演歌歌手の八代亜紀さんの訃報について言及し「73歳でした、早過ぎます・・」とつづった。続けて「また、“昭和の輝く星”が天に召されてしまいました」と述べ「数々のヒット曲は全て口ずさむことができるほど名曲揃いです」と説明。「数年前、BS11『八代亜紀のいい歌いい話』という番組に出演させていただきました」と回想し「MC時はまるで少女のように無邪気で明るく いざ歌を歌えば一曲で勝負をつけてしまうほどの存在感のある歌唱力に魅了されたのをはっきり覚えています」とつづった。また「番組内では、“ff”と“もう一度逢いたい”をデュエットさせてもらいました」と明かし「一生の宝物です!!」とコメント。「高倉健さんと倍賞千恵子さんが寄り添いながら“紅白歌合戦”を見ているシーンで流れていた『舟唄』は本当に心に沁みました」と述べ「心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼した。
2024年01月11日「大友克洋全集 AKIRAセル画展」が、2023年10月6日(金)から10月24日(火)まで大阪・心斎橋パルコの「スペース14(SPACE14)」にて開催される。大友克洋の『AKIRA』とは?漫画家、 映像監督をはじめ 、 多彩なジャンルで作品を生み出し続ける作家・大友克洋。そんな大友が1982年から1990年にかけて『週刊ヤングマガジン』にて連載していた『AKIRA』は、SF漫画の金字塔とも言える作品だ。新型爆弾によって消滅した東京に変わる日本の新首都「ネオ東京」を舞台に、自称“健康優良不良少年”の主人公・金田と、事故をきっかけに超能力に目覚めたもう1人の主人公・鉄雄、そして物語の核となる超能力者の少年・アキラを中心に壮大なストーリーが繰り広げられる。1988年には、これを原作に大友自らが監督し、劇場版アニメーション映画『AKIRA』を作り上げた。大友私蔵のセル画など貴重資料を公開今回の展覧会「大友克洋全集 AKIRAセル画展」は、大友自らが企画・プロデュースを手掛けた刊行中の「大友克洋全集」の中で、「絵コンテ集」も含め複数回にわたって刊行された関連書籍の中から、劇場版アニメーション映画『AKIRA』のセル画を展示。「原画・レイアウト集」にも収録した大友私蔵のセル画や直筆レイアウト約650点超の中から大友自身が厳選した貴重な作品も目にすることができる。なお、すでに東京では開催され、全日チケット完売の大反響を得た。シーンを分けてセル画を展示セル画展示は「NEO TOKYO」「NIGHT MARE」「CATASTROPHE」といった具合にシーンを分けて行われ、映画の設計も垣間見ることができる。鉄雄の悪夢「ナイト・ベア」シーンの再現フォトスポットまた、撮影可能なフォトスポットでは 、名シーンのひとつである鉄雄の悪夢「ナイト・ベア」のシーンを再現。さらに全集を実際に手にとって見ることができるコーナーも設けている。会場BGMは芸能山城組『Symphonic Suite AKIRA』のリミックス版『AKIRA』と言えば劇中の音楽も魅力のひとつ。会場BGMは、芸能山城組『Symphonic Suite AKIRA』のリミックス・バージョンがBGMとして採用される。限定グッズの販売も会場では限定グッズも販売。Tシャツ、トートバッグ、クリアファイルに加えて、「大友克洋全集」も販売する。【詳細】大友克洋全集 AKIRAセル画展会期:2023年10月6日(金)~10月24日(火)営業時間:10:00〜20:00※入場は閉場時間の30分前まで。最終日は18:00閉場会場:心斎橋 PARCO 14F SPACE14住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-8-3入場料:1,500円入場特典:全集印刷時のゲラ刷り1枚(なくなり次第終了予定)※未就学児は保護者同伴に限り入場可(入場無料)※入場は事前予約制。■チケット情報事前予約販売スタート日:2023年9月15日(金)18:00~プレイガイド:イープラスⒸ2023 MASH・ROOMⒸ1988 マッシュルーム/アキラ製作委員会
2023年09月04日話題沸騰の北欧サイキックスリラー『イノセンツ』よりエスキル・フォクト監督のコメントが到着。大友克洋のSF漫画「童夢」に影響を受けたシーンについて語っている。さらに場面写真とオマージュを感じさせる漫画のワンシーンも公開された。7月28日公開週末から満席が続出するなど、すでに映画ファンから大きな注目を集めている本作。エスキル・フォクト監督は本作について、大友克洋の漫画「童夢」からインスピレーションを得たと公言しているが、「大友克洋の童夢への北欧からの完璧なアンサー」、「これは童夢実写かと言っても過言でなはい」、「童夢への深い愛情を感じる最高に美しい演出の数々」など、大友ファンからも絶賛と興奮の声が相次いでいる。「童夢」は1983年に発行された大友克洋の傑作漫画で、日本の郊外のマンモス団地で起こる連続不審死事件を巡るモダンホラー。この度、クライマックスの重要シーンである、超能力を持つ悦子がブランコに乗るカットが到着。一方、ノルウェー郊外の団地が舞台のサイキック・スリラーである本作からは、団地の前に立つ主人公イーダと姉のアナの場面写真が解禁。イーダたち少年少女4人が団地のブランコに乗るシーンも登場し、「童夢」からの多大なる影響を感じさせる。フォクト監督は、同じく大友克洋の漫画原作のアニメーション映画『AKIRA』を観て、大友氏が描いたほかの漫画の英訳版がないかを探し、90年代に「童夢」にたどり着いたと話す。そして、ヨアキム・トリアーと共同脚本を手掛けた『テルマ』を製作する際、子どもが生まれていたフォクト監督は「童夢」を読み直し、当時よりもさらに大きな衝撃を受けたという。子どもには大人には分からない秘密の世界があり、そんな大人には分からない子どもだけの世界で起こる物語を映画にしてみたいと思ったそうだ。フォクト監督は、特に「童夢」の最後のクライマックスシーンが素晴らしいと語る。本作でも参考にしたと明かしており、「誰にも気づかれないだろうと思ったのですが、日本公開で皆にバレてしまいますね。日本の皆さんが気に入ってくれることを願います」と本作への多大な影響を語った。「超能力」というモチーフをまったく新しい視点で捉え、子ども、団地という共有のキーワードを「童夢」から受け継いだ本作は、北欧特有の澄み切った夏の陽射し、風のざわめき、水面の波紋などを取り込んだスタイリッシュな映像美も見どころだ。『イノセンツ』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月02日舞台『HUNTER×HUNTER』THE STAGEの公開ゲネプロが12日に東京・天王洲 銀河劇場にて行われ、ゴン役:大友至恩、キルア役:阿久津仁愛、クラピカ役:小越勇輝、レオリオ役:近藤頌利、イルミ役:上田堪大、ヒソカ役:丘山晴己、演出:山崎彬が取材に応じた。同作は冨樫義博による同名コミックの舞台化作。父に会うため、父と同じハンターを目指すべく過酷な試練に立ち向かう主人公・ゴン(大友至恩)と、その仲間となるキルア(阿久津仁愛)・クラピカ(小越勇輝)・レオリオ(近藤頌利)の熱い想いや行動を唯一無二の世界観で描く。ほか上田堪大(イルミ役)、丘山晴己(ヒソカ役)、北村圭吾(シルバ役)、椎名鯛造(ゼノ役)、皇希(ミルキ役)、田鶴翔吾(ゴトー役)、川崎優作(ハンゾー役 ※崎はたつさき)、大高洋夫(ネテロ役)らが出演する。主演で15歳の大友が「これまで4月から稽古が始まってみんな怪我なく初日を迎えられたこと、とても嬉しく思います。安全に千秋楽を迎えられるように楽しく皆さんにお届けできたらなと思います」とコメントすると、周囲のキャストは「かわいい」と親目線を見せる。また丘山は「ヒソカ丘山の丘山晴己です、りんごちゃんたち元気? いい子にしてた? やっと会えるのを楽しみにしています」と自己紹介。「キャストがとても毎日ワクワクドキドキとこの作品に挑ませていただいて、山崎さんも素晴らしいディレクションをくださって、スタッフさんにも支えられてここまでこれて、むう勝ちだなと思います。掴み取ったぞ、ハンティング! って思います。それくらいの気持ちでとにかく毎日過ごしていって、日々前進していって、舞台の魅力は毎回違うということなので、千秋楽までどれだけ僕たちが進化できて、輝けるか、そしてこのストーリーをどれだけ皆さんに届けられるか、ワクワク!」とハッピーな挨拶でキャスト陣も拍手する。稽古中の様子について聞かれると、演出の山崎は「大友くんがオーディションで選ばれた15歳で、オーディションの時からもうとにかく目がゴンだな、素晴らしいなという思いがあって、出ていただくことになったんですけど、舞台自体は経験がなくてゴンが成長していく様を、クラピカ、キルア、レオリオで盛り上げていってという稽古がとにかく印象深かった」と振り返る。大友は「稽古や舞台の経験がないんですけど、その中でもこうしたらいいよとか、こうじゃないかなというのを話しかけていただいたのが嬉しかったし勉強になったし、生かせるなと思います」と自信を持った様子。一方で、丘山が常に「客席を見る」というアドバイスをした日があったというが、山崎は「それは違った」とつっこんでいた。大友については近藤も「週刊少年ジャンプの友情・努力・勝利を体現してるかなと思いました。稽古を積み重ねていく至恩とマッチする部分があるのかな」と表し、阿久津は「瞳が本当に綺麗で、奥底から素直な気持ちのお芝居を提示してくれるので、キルア的には熱い気持ちになれて最高ですね」と絶賛。小越は「僕は何かをアドバイスみたいなことより、プライベート的な部分を探っていければと思って。けっこう動いたりもしてるので、『大丈夫? 疲れてる?』と聞いても、『何がですか?』と、全然ケロッとしたところがゴンっぽい。あっけらかんとしている部分はゴンだなと思いました」と役と重ねていた。丘山は同作について「稽古自体がハンター試験」と表し、近藤も「こんなしんどいと思ってませんでしたね」と苦笑。さまざまな役をキャストが兼ねて演じている部分もあり、上田は「キャストで1番、僕がメイク部屋にいるんじゃないですかね。楽しいですよ、違う目線でこの4人を見たりするのが。イルミだけで作品として見るものと、他の役で見るのと違うし、僕は3役やらせていただくんですけど、3回分皆さんより得している部分でラッキーですね」と語った。公演は東京・天王洲 銀河劇場にて2023年5月12日~28日。撮影:泉山美代子
2023年05月12日映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の学生向けティーチインイベントが4日に都内で行われ、宮沢氷魚、大友啓史監督、井元隆佑プロデューサーが登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。オファーをもらった時の感想について、宮沢は「これまで若い人が明智光秀を演じた作品がなかったので、ハードルがあった」という一方で、「大友監督の作品ということもあり、新しい解釈がされて、素晴らしい明智になるのではと前向きな気持ちになりました」と振り返る。自身の身長が184cmあることから「時代劇に出られるとは思っていなかった」という宮沢に、大友監督も「リアルに再現しようと思うとできないことが多い」と同意しつつ、「“温故知新”、真似をするのではなく、取り入れたものを違うものとして吐き出すことが大事」「“見目麗しい光秀”という脚本を読んだ時に、宮沢さんしか思い浮かばなかった」と、熱烈なオファーだったことを明かした。イベントは「新しい時代劇を若い人にも届けたい」「これからの映像業界の未来を担う若い世代と映画の話がしたい」という大友の強い思いから実現に至ったそうで、客席には多くの学生が集まった。専門学生からは「日本の映画は国内向けに作られることが多いのが現状だが、今後海外に向けて作品を発信する意味で、どのように働きかけていきたいか」という質問が上がり、宮沢は「クリエイションをしている身としては、日本だけではなく世界的に伝わるものを常に作りたいと思っている」という一方で、「遠い人に気を向けていると、一番近い人に届かない」「いいものを作るだけ」と自身の志を述べる。また「配役を決める上で一番重視している点」を聞かれると、「自分を純化できる俳優が好き」と大友監督。「他人の人生を生きることは大変」「役に対する献身さ」を重視すると説明した。そしてこの日、客席には、映画を鑑賞しイベントに参加しに来ていた俳優・鈴木福の姿も。「“温故知新”という言葉の通り、色々な名作を勉強しつつ、これから新しい俳優になっていかないといけないということは常に感じています。新しいものを作る上で、取捨選択とその判断基準を教えてください」という俳優ならではの質問が投げられた。井元プロデューサーは「やったことのないことに対して、怖いけど向かって行くというのが大事」、大友監督は「他人からどう見られるのではなく、自分がどう思うかが大事」「今の時代に目を向けて、自分に正直になること」、宮沢は「その瞬間瞬間をその役として生きていれば、自然と評価が追いついてくる」と、それぞれの立場から回答した。そして最後の質問として「映画館で映画を観ることのメリット」というテーマが飛び出すと、「同じ空間で一つの物を体験できることは映画館でしかしえない、それも思い出として残る」と井元プロデューサー。宮沢は、「自分と作品の繋がりだけを楽しむことができるのが映画館」と述べ、大友監督は「映画が一番人間の感情が見えるメディア。まだ見ぬ感情を大スクリーンを通して“追体験”できるし、訴求力が強い」と、映画館という場所の強みをそれぞれアピールした。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年03月04日映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の「殿!大ヒットおめでとうございます」舞台挨拶が20日に都内で行われ、市川染五郎、音尾琢真、大友啓史監督が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。公開24日間で152 万人を動員し、累計興行収入19.7 億円を突破している同作。周りからの反響について聞かれると、染五郎は「周りの友達も見てくれたのですが、自分も3日前に映画館に観に行きました。それまで試写室でしか観ていなかったのですが、実際の大きなスクリーンで観ると迫力が違いました。平日だったのですが、沢山お客さんも入って頂いていて、嬉しかったです」と答える。同じく今日映画館で作品を鑑賞してから舞台挨拶に臨んだという音尾は、「この映画は迫力が凄いですね。音にも相当気を使って作られているので、その効果が発揮されるのがやはり映画館だなと思いました。私も色々な方から観たと言われるのですが『見たよー! 出てたんだね!』と言われるんですよ。あれ、知らないで観てる?という事が多くて。それはそうだよな…ポスター木村さんと綾瀬さんメインだからな、とちょっと寂しい気持ちになりました」と冗談交じりに話すと、すかさず大友監督も「今度ちゃんと大きくいれるよ!(笑)」と返した。さらに音尾より、ご家族が観たかを聞かれた染五郎は、「父はたぶんまだ観ていないですね。観に行きたいとは言っているんですけど。自分が出ているものはあんまり観てほしくはないですね(笑)」と、少し照れながら答えた。本作でもし、別のキャラクターを演じるとしたらどの役がやってみたいか聞かれると、染五郎は「信長という人物はもちろん格好いいなと思います。光秀は前から好きな人で、歌舞伎にも出てきますし、歌舞伎でも歌舞伎じゃないところでもやってみたい役ですね」、音尾は「人には分相応不相応がありますので……僕は蘭丸かな(笑)。絶対できない役です。信長様は恐れ多いですよ。この信長をみてしまったら、中々やりたいですとは言えないです」と答えた。主役として作品を引っ張ってきた殿、木村へのメッセージを求められると、市川は「共演させて頂いて、チームの芯に立つということを間近で勉強させて頂きました。沢山の方にこの作品を観て頂いて、蘭丸として出させて頂いた自分としても嬉しいですし、芯に立たれていた木村さんもその気持ちはとても大きいと思います」と感謝。音尾は「映画の冒頭で櫓を一気に駆け上がるシーンがあるのですが、これ何回やったんだろうと思うんです。映像に若かりし頃の信長を届けたいと思い全力疾走する姿を見ることが出来て、色んな意味で冒頭から感動しました。殿! さすがです! 一生ついていきたいです! と思える魅力がある方です」と、コメントした。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年02月20日WOWOWで独占生中継される「第95回アカデミー賞授賞式」のスタジオゲストとして、映画監督&演出家の大友啓史の出演が決定した。番組案内役にジョン・カビラと宇垣美里、スペシャルゲストに中島健人(Sexy Zone)が出演する本番組。1月24日に発表されたノミネーションでは、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が最多となる10部門11ノミネート、『トップガン マーヴェリック』は6部門にノミネートし注目が集まっている。昨年のアカデミー賞授賞式では、『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞し日本作品が評価されたが、今年も『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でミシェル・ヨーが主演女優賞にノミネートされ、アジアへの評価が高まっている。番組のスタジオゲストとして出演が決定した大友監督は、『るろうに剣心』シリーズや『3月のライオン』などを手掛け、現在は木村拓哉&綾瀬はるか共演の時代劇『レジェンド&バタフライ』が公開中だ。さらに、中島さんがMCを務め、生放送・ライブ配信でオスカーの行方を徹底予想する事前番組「第95回アカデミー賞直前総予想」のゲストとして、『モテキ』『バクマン。』「エルピス-希望、あるいは災い-」の大根仁監督が登場。そのほか、海外のエンターテインメントにも造詣が深いタレントの関根麻里、映画評論家・町山智浩、宮下兼史鷹(宮下草薙)も参加する。「第95回アカデミー賞授賞式」は3月13日(月)7時30分~WOWOWにて生中継・ライブ配信(※日本時間)。「第95回アカデミー賞直前総予想」は2月26日(日)20時~WOWOWにて生放送・ライブ配信。(cinemacafe.net)
2023年02月16日現在大ヒット公開中の『レジェンド&バタフライ』のオンライン・ファンセッションが15日(水)に開催され、主演の木村拓哉と大友啓史監督が出席。都道府県ごとの期待・感想投稿キャンペーンで選ばれた74名の“宣伝大名”たちと映画について語り尽くした。本作は、総製作費20億円の壮大なスケールで、誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長と、謎に包まれたその正室・濃姫(別名“帰蝶”)の知られざる物語を描いた作品。信長役を木村拓哉、信長の正室・濃姫役を綾瀬はるかが務め、共演に宮沢氷魚、市川染五郎、音尾琢真、斎藤 工、北大路欣也、伊藤英明、中谷美紀といった豪華俳優陣が顔を揃える。木村拓哉も全国から集まった“宣伝大名”とじっくり映画の感想を話せる機会を楽しみにしていたようで、「こうした機会は初めてです。東映さんに『是非やらせてくれ!』と監督と僕から直訴したんですよ(笑)」と今回のファンセッションはふたりの直談判から実現した企画であることを明かし、「これまで各地に舞台挨拶でお邪魔させていただいても、皆さんマスクをされていますので、実際に映画をご覧になった皆さんの感想を直に聞くことができなかったんですよ。なので、このような機会があれば嬉しいなと思っていたところで実現しました」と笑顔を見せた。“宣伝大名”たちとのトークでは、まず最初に劇中豊臣秀吉を演じた音尾琢真の故郷でもある“北海道の宣伝大名”が登場。「歴女として信長さまと濃姫さまは、幼き頃より好いておりましたが、これほど可愛く勇ましい身近に感じるお二方はいません!大好きです!」という歴史好きからの熱い感想に木村は「凄いね……。歴史を好きな方からはいろんな意見を聞いているのですが、歴史好きな人ほど『戦のシーンが観たかった、斬り合いとか観たい』といった意見をいただいております。これもひとつの意見かもしれないけど、北海道宣伝大名さんみたいにポジティブに意見をくれるとすごい嬉しい」とコメントし、大友監督も「桶狭間の戦いがなくても信長と濃姫のストーリーということが伝わるんですよね」と作品へ込めたメッセージがしっかりと伝わっていることに安堵を見せた。さらに、“千葉県の宣伝大名”からは「新時代の時代劇となる、伝説的な作品になると思います!」と熱の入った感想が伝えられると、木村は「鳥肌が立ちました。こういう方たちが観てくれるから、現場は全力で出来るんだなと思いますね。やりがいを彼が提示してくれた」と感無量の様子で感謝を述べた。そして、“大切な方”と鑑賞したと語る“大分県の宣伝大名”は、劇中の信長と濃姫の姿と自分たちの姿を重ねたそうで、木村は「おふたりで観ていただけたというのが、僕も公開前に舞台挨拶で『身近な大切な人とご覧になってください』と何度か言わせてもらっていたので、実際にご夫婦で観てくださって嬉しいです」と願いが日本中に届いていることに喜びを語った。また、“和歌山県の宣伝大名”からは「木村さんと大友監督が次作品を作る機会があった場合どのような作品を作りたいですか?」という質問が飛び出し、木村は「監督とはタッグを組みたいと思っているので、その時はまた後ろ盾をください(笑)。色々と『こんなものがあったら面白くないですか?』と監督と話したりはしてますよ」とまさかの裏話を披露する一幕も。これには大友監督も「生ものですからね、俳優・木村拓哉は。この作品の上映が落ち着いてから、じっくり考えたいと思っています。ご縁があれば是非よろしくお願いします」と笑顔で応えた。『レジェンド&バタフライ』全国公開中(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年02月16日映画『レジェンド&バタフライ』のオンライン・ファンセッションが15日に都内で行われ、木村拓哉、大友啓史監督が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。この日は同作が行なっている「天下布武キャンペーン」に参加している“宣伝大名”74名がオンラインで参加し、2人と直接話すことに。歴史好きの女子=歴女だという北海道の女性が「信長様と濃姫様を幼い頃よりとても好いておりました」と語りはじめると、木村が「すみません、歴女の語って、ふだんの会話もそういう感じになるんですか!?」と驚くなど、交流を深めていた。また、信長と濃姫が初夜のはずなのに取っ組み合うことになってしまうシーンのメイキングが流れると、撮った映像をチェックして爆笑する綾瀬の姿に、監督も「姫、高笑い」と笑顔を見せる。木村が同シーンについて「監督がカットをかけない人なので、自分達は声がかかるまでとにかく続ける」と苦笑すると、大友監督は「俺がカットかけようとすると、まだおもしろいこと続いてるんだもん。カッ……! カッ! カッ! って、なかなか言えない」と反論。さらに大友監督は「信長が濃姫や各務野(中谷美紀)に蹴っ飛ばされるなんて見たことないからいちいち新鮮で、新しい信長の物語のヒントを見つけ出せる瞬間もあるという感じなんです。そのシーンでは使わないにしても、違うシーンで繰り広げられる展開につながっていくんじゃないかと探っている時がある」と弁解していた。木村は「目の前にいる相手の方を120%で感じるだけなので、自分がどう思ったということよりも目の前の人がどんな表情をしてどんな力で自分を引っ張るかに対する反射だったりもする」と綾瀬と相対するシーンを振り返る。「初夜のシーンに関しては、各務野さんのワイヤレスマイクの送信機が外側に落ちるくらい」と激しさを明かした。
2023年02月15日映画『レジェンド&バタフライ』のオンライン・ファンセッションが15日に都内で行われ、木村拓哉、大友啓史監督が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。イベント冒頭には、14日に死去が発表された東映 代表取締役社長 手塚治氏に木村を含めた全員で黙祷。木村は「自分が京都太秦の撮影所でお世話になって後にする時に、本音半分、冗談半分というか、別れの挨拶をするのが照れ臭く恥ずかしくて『次、戻ってくる時は信長として戻って来たいです』と伝えさせていただいたら、今回この作品で(社長が)叶えてくださったので、本当に黙祷しながらも、改めてありがとうございましたと思っていました」と語った。故・手塚社長は同作の企画発表会見にも登場し、「この作品、総事業費20億円でございます。私も稟議に判を捺す時、少し手が震えました」と会場を沸かせる一幕も。「東映が本気でございますということを、申し上げておきたいと思います。今仕上げにかかっておりますが、素晴らしい作品になっていますので、ぜひご覧いただければと思います」と作品への思い入れを語っていた。
2023年02月15日映画『レジェンド&バタフライ』の大ヒット御礼舞台挨拶が5日に都内で行われ、木村拓哉、伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。中谷は木村と信長について「天下統一のためにという大義のために、多くの人命を犠牲にしなければならない信長の孤独と、木村拓哉さんという、これから日本にはなかなか出てこない大スターでいることの孤独が重なって見えます」と表す。25年前に木村が信長、中谷が濃姫を演じていたが、中谷は「25年を経て、より強く感じられます。きっと25年前はヒマラヤのK2に登ってらっしゃって、今回はエベレストの冬季南西壁単独無酸素登頂。アルピニストなんですよ。命を賭して木村拓哉というスターを演じていらっしゃるんです」と登山に喩え、「その孤独って、きっと私たち普通の人間には理解できない孤独なんですよね。きっとご自分との戦いなんだと思います。誰か他人との比較ではなくて、本当に厳しい険しい道を進んでいらっしゃるんだなあと、ちょっと泣きそう」と熱く語った。しかし中谷の絶賛に伊藤が「ありがとう」と答えたことから、中谷は「あなたに言ってません!」とツッコむ。木村が伊藤を真ん中に連れて行くと、中谷は伊藤を突き飛ばし場内は爆笑。伊藤は「違うんです。僕、いつも話が長くて、自分の思いを伝えたいんだけど、話が長すぎて伝わってない部分があって。『ありがとう』は僕もそういうふうに木村さんについて言いたかったなと思って、代弁してくれたみたいな。決して僕があの言葉を受け取ったわけではない」と弁解していた。また、この日は登壇しなかった綾瀬について聞かれると、中谷は「本当にかわいくてかわいくて」と愛情を注ぎ込んでいる様子。「本当にあの笑顔の裏で、ものすごい努力を重ねているんです。我が姫。もう我が姫も殿と同じように単独無酸素登頂」と喩え、「水泳のトレーニングしてたんです、同時に。皆さんには決して努力は見せませんけれど、常に朗らかで、現場を明るくしてくださいました。我が姫はそうしてお客様にお仕えするために身を削って努力をして濃姫を演じてくださいました」と瞳を潤ませた。
2023年02月05日映画『レジェンド&バタフライ』の大ヒット御礼舞台挨拶が5日に都内で行われ、木村拓哉、伊藤英明、中谷美紀、大友啓史監督が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。同作は公開から9日間で興行収入10億円のヒットに。マスクをしての声出しがOKとなったため、サプライズで客席から登場した木村に、観客は歓声を上げる。伊藤の話の長さが度々話題となっていたが、木村は「今日は皆さん声が出せるということなので、ヒデが迷ってもみんながちゃんと笑ってくれてるから大丈夫」と安心する。さらに「今日来てくださってるライターの方たちが、途中からパソコンのキーボードを叩くのをやめてました」と、伊藤の話に反応するライターの様子も再現していた。伊藤は木村との思い出について「公開される以前に僕らは一足先に観させていただいたんですけど、その次の日に木村さんと岐阜城に行って。夜だったんですけど、映画の中にも信長公が岐阜城と命名する場所で、その時に木村さんが岐阜の街を破壊見ながら目頭を熱くされてされて『彼らにはもっと生きていてもらいたかったな』とおっしゃって」と明かす。「そのとき、僕もちょっと泣きそうで木村さんの顔が見れなかったんだけど、自分の役を通しての自然な気持ちを聞くことができて、共有できたのがすごく嬉しいし、そういう思いをもって何度でも見ていただきたいなと思っています」と観客に語りかけた。
2023年02月05日東映創立70周年を記念する映画『レジェンド&バタフライ』が公開され、大ヒットスタートを切っている。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)が、最悪の出会いから次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく姿を描いた同作。監督を大友啓史氏、脚本を古沢良太氏が務めた今作で話題になっているのが、いわゆる「本能寺の変」のシーンから続く結末の描き方だ。最後のシーンに込めた思いについて、大友監督に話を聞いた。※この記事には作品の重要部分のネタバレを含みます○■2人の人生をどうとらえるのか――今回の結末として、2人が外国へ逃れられるんじゃないか、というところから一転しての…という展開が印象に残っています。「こう来るか」という二転三転の驚きもあり、どういった思いであの結末にされたんでしょうか?どういう結末を迎えるか、そのアイディアは脚本の古沢さんがまず提示しててくれて。信長が死の間際にいわゆる走馬灯のように見たイメージがあり、分かりやすくいうとそれは、「2人が一緒だったら最強だよね」ということだと思うんですね。試写を観た方には、「あの夢で終わって欲しかったけど、大友監督が撮ってるんだから、そうはいかないですよね」と言われました。僕は今回のように2人の最期まで描いた方が、実はハッピーエンディングだと思っているんですね。2人の関係性をリアルに考えていくと、結局は信長も濃姫も時代の駒として使われてしまっていたのではないかと思うんです。でも、裏側の感情、やり取りがどうだったかという真実の姿は誰にもわからない。古沢さんがその辺をうまく掘り当ててくれたのですが、濃姫が斎藤道三の娘であったことを考えると、男に生まれていたら天下を取った器かもしれないと想像できます。信長も、先駆性のある人物だったと言われていますし、今作では2人が当時の人たちが考えられなかった新しい未来を夢見ていて、あの時代にすでに個人主義的な考えも持ち、「自由」という概念に連なるような思想を持っていたとしたら? という描き方をしています。南蛮船で大海原に2人が旅立つシーンでは、短い尺の中で、「人生の何十年かで体感するであろう喜怒哀楽」を、端的に凝縮して詰め込みました。山あり谷ありの人生の機微を、余分なものを剥ぎ取って共にするということが2人の夢だったし、そんなことをあの時代に夢見ることができたということ自体が2人の先駆性の証左でもある、というのが僕なりの一つの仮説です。死ぬ直前まで同じビジョンを共有できる夫婦がリアルにどのくらい存在するのかと考えると、悲劇的に見える2人の人生も見え方が変わってくる。男として女として、そして夫婦として、ある種互いの人生に添い遂げるように、同じ刻に生を終えた2人の人生を、僕はハッピーエンドの一つの形と捉えて撮っていましたね。――「こうあってほしい」と思いながらのラストという、切なさも強く感じました。エンドロールにも主題歌などを入れなかったのは、観た方にすぐに現実に戻ってほしくないという思いがあったからです。信長と濃姫の人生をしっかり受け止めていただく時間というか、その余韻を作りたかった。キャスト・スタッフのクレジットと共に「これはフィクションでした」と目が覚めてほしくはない。しばらくは映画の中で起きた出来事に思いを馳せてほしい。二人を手向ける時間になってほしい。エンドクレジット内の音の構成も、まずは崩壊する本能寺の音の中から、もう一度南蛮音楽が立ちあがってくる。二人の蜜月の頃の姿が、きっと脳裏に思い浮かぶはずです。そして最後は、まさに「最強の二人」という言葉が相応しい、1番勢いのある2人が思い浮かぶような、佐藤直紀さんの壮大な劇伴で終わっています。エンドクレジットの最期の瞬間まで、物語は繋がっています。信長と濃姫は僕らの心に永遠に生き続ける。席を立たずに、そこまでしっかり見届けてもらえると嬉しいですね。■大友啓史監督1966年生まれ。岩手県出身。慶應義塾大学法学部卒業。1990年にNHKに入局し、連続テレビ小説『ちゅらさん』シリーズ(01~04年)、『ハゲタカ』(07年)、『白洲次郎』(09年)、大河ドラマ『龍馬伝』(10年)などを演出。イタリア賞始め国内外の賞を多数受賞する。2009年『ハゲタカ』で映画監督デビュー。2011年5月に独立し、『るろうに剣心』(12年)、『プラチナデータ』(13年)、『るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編』(14年)の2部作を手がける。その後も『秘密THE TOP SECRET』『ミュージアム』(16年)、『3月のライオン前編/後編』(17年)、『億男』(18年)、『影裏』(20年)と話題作を次々と世に送り出し、2021年には映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』と2部作で興収65億円を突破するヒットとなった。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年02月05日東映創立70周年を記念する映画『レジェンド&バタフライ』が公開され、大ヒットスタートを切っている。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)が、最悪の出会いから次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく姿を描いた同作。製作発表会見では東映の手塚治社長が「この作品、総事業費20億円でございます。私も稟議に判を捺す時、少し手が震えました」と発言し話題ともなった。今回は大友啓史監督にインタビューし、同作が大切にしたものや、主演の木村拓哉の印象についても話を聞いた。○■ハリウッドでは普通に3〜4倍の見積もりが…――今作は東映創立70周年を記念する映画であり「総事業費20億円」ということも話題となっていました。邦画としては、耳慣れない思い切った金額ですよね。でも僕的には、その後に手塚社長が言った「この映画は映画の神様に祝福されている」という言葉が心に残っています。僕の経験値から想像すると、海外の方は「このクオリティーがそのバジェットでできるの!?」とびっくりすると思いますね。とりわけ衣装やメイクに時間も手間もかかる時代物ですし、実際、僕の海外マネージメントの方は画を見て驚いて、「マジか」と、もちろん英語で(笑)、そういう言葉をずっとつぶやいていましたから。人件費や機材費等も含め、ハリウッドでは普通に3〜4倍の見積もりが出てくると思います。プロダクションバリューとして、それくらい価値のあるものができたのではないかと自負しています。まずは京都という地の利はありますよね。東映にはずっと京都の太秦撮影所があり、時代劇のノウハウを持つスタッフが存在していて、日頃から古寺名刹との深い関係性もある。その蓄積から、今回は国宝級の場所を撮影で使用させていただくことができた。それだけでプロダクションバリューはめちゃくちゃ高い。普段はテレビ時代劇が中心で、このくらい大規模な映画は十数年振りということでしたから、苦労したことも少なからずありましたが、それでも、結果として京都が持っている力を存分に活かすことができたのではないでしょうか。――それだけあっての今回の映像だったんですね。もちろんそれだけではなく、関わったスタッフたちの目に見えない大変な努力・地道な創意工夫があってのことですけどね。今回オファーいただいたプロデュースチームからは、僕に対して「劇薬になってください」という言葉がありました。「『龍馬伝』で大河ドラマを変えたように、『るろうに剣心』で邦画アクションを刷新したように、今回は新しい時代劇を京都撮影所で作っていただけませんか?」というオファーで。時代劇というジャンルは、生き残りにかなり苦戦していますからね。そんな中、東映70周年の新しい門出として、次の時代につながるきっかけになるような時代劇作品、それを創るためのいわばカンフル剤になってほしいというのがその趣旨でした。京都には職人的な技術が残っているし、木村さんも「宮本武蔵」で仕事をして以来、もう1度京都太秦の職人たちと一緒に仕事をしたいという強い意向があった。それから7〜8年ほど経ちますが、彼らの技術を十二分に発揮できる機会が日常的に今の撮影所にあるかというと、準備に時間をかけられるような、職人たちが十分に創意工夫を尽くせるような、そういう規模の大作時代劇がどんどん少なくなっているのは確かです。どの仕事でもそうかと思いますが、腕を磨く機会が十分あれば、技術や思考も自然とシフトチェンジして行くと思うんだけど、そうでないと、どうしても錆びついてしまったり、忘れ去られてしまったり、ということもある。撮影所というのは「撮影する」という行為が日常になっている場所ですから、良くも悪くもルーティンになっている部分があって、新しい何かをやりましょうという時に難しい壁もたくさんあります。そんな中で、多くの名作を生み出してきた京都撮影所が新たな時代に入るために、外からの力を注ぎ込んで、職人たちの技量を充分に活かしながら、ある意味荒療治というのかな、そういう役割を期待されたのが僕だったのかなと。『るろうに剣心』の時にも京都撮影所を使っていたので、リソースについては大友組のプロデュースチームや演出部で繋がりのある人間もいて、今回大友組と京都撮影所でうまくコラボレーションして掛け算になっていくといいなと思って、撮影に臨んでいました。新しい時代劇と言っても、今回は、例えばデジタルで新しいことをやる、といったこととはまたちょっと違うんです。むしろ今まで大友が築いてきたキャリアやノウハウを、すべて注ぎ込むという感じでしたね。ちょうど準備から撮影期間にかけて、コロナ禍で堂々とロケもできない、場所も借りることができないという状況が常態化していました。その間苦境を脱すべく多くをグリーンバックで撮ってしまうという発想もあって。もしかしたら今後、多くのスタッフ・キャストが現場に足を運んで撮影するということができなくなってしまうんじゃないか、と。それで今回は、そういう撮影ができるのもこれが最後かもしれないという思いで、よりアナログな作り方に傾倒していったという感じです。もともと僕はアナログな作り方の中にこそ実は映画の原初的なパワーがあると思っていて、CGで1万人出すより、エキストラを300人集めた方が、現場で大きなグルーブやエネルギーが生まれると信じているんですね。そして実はそれは、東映さんがずっとやってきたことでもあって。東映70周年記念作ということで、京都太秦で作られた作品をクランクイン前に200本程ランダムに観たのですが、とにかく昔の太秦では、浅草の祭りや花魁道中を再現したり、人手をかけた、数の力で、荒っぽいむちゃくちゃなことをやっています(笑)。そしてそこにものすごい創作のエネルギーが生まれている。映像はどんどん新しい技術を取り入れ進歩していかなければいけないけど、今回は、東映さんの“古き良き”アイデンティティと、我々大友組のここ10年の経験値を合わせて、なにか新しいものが生まれるのではないかと。こういう手法としては、映画で見せられる最後の“祭り”になるんじゃないかと、覚悟を決めて撮影に臨んでいた感じです。果たしてどう受け入れられるかはお客様次第だけど、こういう映画の作り方が、今の時代にどれだけ効果的か、僕的にはもう一度確認しておきたかったんですね。「みんなが配信に向かうから、僕は映画の原点・京都に向かいます」とプロデューサーに伝えていましたが、何が京都を映画の都たらしめたのか、僕なりにネクストに向かう前にその歴史を少しでも体感しておきたかった。撮影所の方たちも初号試写で完成作品を観終わって、「こんなものができちゃうんだ」とびっくりしていました。その顔を見て、劇薬としての僕の役割が少しは果たせたんじゃないかと、少しホッとしましたね。まあ、小さな一歩ですが、この作品が次の時代に少しでもつながっていけばうれしいですね。○■かつての“映画スター”を彷彿とさせる木村拓哉――そういう枠組みの作品の主演を務められるのが、スターの生まれにくい時代の大スターとも言える木村拓哉さんというのが、またぴったりだったのでしょうか?僕も、そんな気はしているんです。東映さんはスター主義で生きていた時代もあるから、木村さんが撮影に集中できるコンディションを作れる、そういうプロデューサーがいるんですよ。撮影中も何人もプロデューサーがいて、その中の役割分担もはっきりしていて、そこはやっぱり撮影所文化の強い東映さんならではの空気が残っているのかなと思いました。僕も会社を辞めて一発目、『るろうに剣心』を撮るときに、まず「そうだ、京都に行こう」と思ったんだけど、京都はノイズから離れられる場所ですよね。東京だと他にやることも増えてしまうし余計なことを考えちゃうけど、京都に行ったら映画を撮ることに専心できますから。住んでいる方々も含めて、映画とともに歩んできたような街だから、我々に向ける視線もあたたかいし、映画人に対して非常に懐が深い。木村さんも「受け入れてくれるよね」という話をしていました。木村さんは、今回信長だっていうこともあるんだろうけど、撮影に臨む時のスタンスや集中力が尋常じゃない。こんな生き方をずっとしてきているんだろうかと驚かされましたし、もちろんテレビでも活躍されていますけど、京都を闊歩していたかつての“映画スター”たちはきっとこうだったんだろうなと思わせるような、痺れるような迫力を感じましたね。それが僕にはたまらない快感でした。本当に気持ちよかった。そんな現場の空気が作品にも現れていると思います。■大友啓史監督1966年生まれ。岩手県出身。慶應義塾大学法学部卒業。1990年にNHKに入局し、連続テレビ小説『ちゅらさん』シリーズ(01~04年)、『ハゲタカ』(07年)、『白洲次郎』(09年)、大河ドラマ『龍馬伝』(10年)などを演出。イタリア賞始め国内外の賞を多数受賞する。2009年『ハゲタカ』で映画監督デビュー。2011年5月に独立し、『るろうに剣心』(12年)、『プラチナデータ』(13年)、『るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編』(14年)の2部作を手がける。その後も『秘密THE TOP SECRET』『ミュージアム』(16年)、『3月のライオン前編/後編』(17年)、『億男』(18年)、『影裏』(20年)と話題作を次々と世に送り出し、2021年には映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』と2部作で興収65億円を突破するヒットとなった。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年02月04日木村拓哉、綾瀬はるかが出演する超大作映画『レジェンド&バタフライ』が公開されている。本作は誰もが知る武将・織田信長とその妻・濃姫の物語を描いた作品で、大河ドラマ『龍馬伝』や『るろうに剣心』シリーズの大友啓史が監督を務めた。信長はこれまで数々の小説や映画、ドラマに登場し、時に勇ましく、時に冷酷な人物として描かれてきたが、大友監督は「この映画のテーマがあるとしたら、信長の“弱さ”だと思う」と語る。本作は映画史に名を残す名作、ヒット作を数多く生み出してきた東映の70周年記念作品。『コンフィデンスマン』シリーズや大河ドラマ『どうする家康』の古沢良太が脚本を、日本だけでなく海外作品でも活躍する芦澤明子が撮影を手がけるなど豪華メンバーが集結した。大友監督は「最初に東映さんから本作の企画について話を伺った時に、すごく良い座組だと思ったんですけど、『なんで今、信長なの?』と正直思ったんですよね」と笑みを見せる。「というのも、信長の話はすでに何度も映像化され、ほぼ描かれ尽くされているのでつけいる隙がないというか、描き方も決まってしまうんじゃないかと。その一方で少し時間が経つと、ふと別の考えも思い浮かんできました。古沢さんの当初のプロットにあったのですが、濃姫という存在を信長の隣に置くことで、固定化された信長像を突破できるんじゃないかと」舞台は戦国の世。尾張の国で暮らす格好ばかりの織田信長(木村拓哉)と、濃姫(綾瀬はるか)は政略結婚で結ばれた。ふたりの性格は水と油で、顔を合わせても敵対するばかり。しかし、濃姫の父が命を落とした時に彼女を救ったのは信長で、信長が窮地に陥った際、彼を鼓舞したのは濃姫だった。ふたりは時間をかけて“夫婦”になっていき、やがて信長は濃姫の抱いていた“天下統一”の夢に向かってひた走る。しかし、戦さに次ぐ戦さの中で信長は変貌していき、人々から“魔王”と恐れられるようになっていく。「これまで信長は“男が憧れる武将”として描かれていて、会社でいうなら大企業のトップ、政治の世界なら一国の首相のような立場になった人なわけですよね。だから、部下だったり、ライバル企業から見た信長像というものはあったと思うんです。でも、家庭内の信長を描いたもので、ここまで濃密なものはなかった。濃姫は史実的にはどういう人なのかわからない部分も多いし、『信長公記』(信長旧臣の太田牛一が記した信長の一代記)にも一行ぐらいしか記述がない。創作の余地が大いに残っている濃姫の視点を生かすことで、まだ何者でもない尾張のうつけ者だった未熟な信長と、男まさりで武芸もできてチャーミングなのに、まだ自分の魅力に気づいていない未熟な濃姫……つまり、男として女として未熟者同士の二人が出会って、人生を共にしていく中で、いつしか愛が生まれ、その愛が成熟し、その愛がどこに向かっていくのか? そんな物語にできるんじゃないかと思ったんです。とは言え、これは日本史上随一のカリスマでもある信長の話なわけで、普通のラブストーリーにはならない。お互いが成長していく中で様々なものを背負っていくことになる。つまり、戦国時代という特異な舞台で、シンプルで骨太なラブストーリーを描けるんじゃないかと考えたわけです」本作は単なる戦国時代ドラマではなく、信長と濃姫がお互いに人生に影響を与えながら、ふたりの絆が深まり、またふたりの間に距離ができる瞬間も描いている。片一方が一方を追ったり、守るのではなく、お互いが対等に渡り合い、ふたりの人生を作り出していく過程が描かれる。「そうですね。普通、この時代の物語を描くのであれば“男の夢を女が支える”ってことになるんですけど、この映画では“女の夢を男が実現する”になっているんですよね。濃姫が“父と夢に描いた天下布武をあなたがやるべきだ”って信長に仕掛け、信長はそこでスイッチが入り、二人で天下統一を目指していく。濃姫は信長に出会った当初は夫に対して愛を抱いていませんし、愛するということ、それ自体の意味すら理解していないのかもしれない。ですが、ある段階で自分が夫を愛していることに気づく。これもこれまでの時代劇によくある“愛を知らない男が女と出会って愛を知る”の逆になっているんですよね。そこが面白いところだし、時代を超えた一片の真実というか普遍性があるのかなと。シンプルに“同じ時を過ごす中で生まれてくるものがある”ということですよね。政略結婚で始まり、そこに恋愛感情はない。ところが長い時間を共有することで、二人の間に確かに生まれてくる感情がある。物語の最後にはふたりが“同じ夢”を抱きながら最後の刻を迎えています。一見するとメロドラマというか悲劇的ではありますが、僕的にはハッピーエンディングだという解釈も成り立つのかなと思っていて。だって、二人はそれぞれに対して全く同じ思い、同じビジョンを抱きながら人生を終えていくのですからね」木村さんは圧倒的に集中力が高くて、とにかく献身的な人しかし、そこに至るふたりの道のりは多難だ。天下統一を追う中で信長は殺戮を繰り返し、その非情さは際立ってくる。これまで大友監督は数々の作品で、追いつめられ、極限状態になった人間が“闇”に落ちるのか、それとも元の場所に戻ってくるのか選択を迫られるキャラクターを描いてきた。『るろうに剣心』の志々雄真実、『3月のライオン』の桐山零……恐ろしく見える者の奥底には迷いが、恐怖が、そして弱さがあることが描かれてきた。そして本作の信長もまた、これまでの大友作品につながるキャラクターとして描かれている。「歴史上のヒーローやヒロインを神棚にあげるようなものは作りたくないと思っていますし、誤解を恐れずにいうと『スピルバーグも同じ人間なわけだから、スピルバーグができたことをなんで僕ができないんだろう?』と思うわけです。だから誰もが龍馬になれるかもしれないし、誰もが信長になってしまうかもしれない。歴史上の偉人たちは、確かにすごいことを成し遂げたんだけど、決して特別ではなくて、自分と同じ人間なんじゃないかと。それはつまり、ひとことで言うなら“弱さ”だと思うんです。誰も“強く”なんかないんですよ。信長はある時点から自分は“第六天の魔王”だと宣言したけど、そこから彼の孤独は始まるわけです。そういう人の側には誰かがついていなきゃいけないんだけど、誰も彼に近寄れなくなってしまって、“わかったふり”をした、いわゆる忖度だらけの取り巻きだけになってしまう。だから、信長はこの時期からどんどんキリスト教に傾倒して、安土城下にセミナリオ(カトリック小神学校)を建てる。この映画では意図的に仏像を映したカットをいくつか入れていますけど、当時の信仰の対象であった仏像さえも信長は焼き尽くしてしまう。信長には仏教的教養も当然あったわけですけど、天下統一のため魔王になると覚悟した後は、仏を焼き尽くし、ある意味暴君と化し、最後には濃姫しかすがるべき存在がいなくなってしまう。そんな状況に信長は耐えられたんだろうか? あの時代は争いや戦が日常だったわけですけど、あれだけの数の死に向き合って耐えられる人間と耐えられない人間がいるはずです。この映画では信長のキャラクターをやや後者に寄せて、あれだけ人を殺めたことに人知れず震え、必死に孤独に耐えながら魔王たらんと迷い、心をさまよわせる姿を垣間見せています。だから、この映画のテーマがあるとしたら、それは信長の“弱さ”だと思う」孤独で、弱くて、心休まる瞬間が訪れないのに、周囲には“魔王”として振る舞わなければならない信長と、そんな彼が唯一、心の中を曝け出すことのできる濃姫。これまで映画や小説で描かれてきた織田信長とは違った描写が本作のポイントだが、木村拓哉はそんな信長の“弱さ”を容赦ないまでに徹底的に演じ切っている。「木村さんは圧倒的に集中力が高くて、とにかく献身的な人です。信長という役に真直ぐに向き合っているし、そこにある緊張感が僕には本当に心地よかった。この役に対して自分がどういう風に向き合っているのか、その姿を隠すことなく曝け出す。その姿勢をキープし続けていることは本当に驚きでした。自分が“どう見られるか”なんてまったく気にしていなくて、役に対して本能的に向き合っている。そのことに専心している。『この場面で自分がどうやって信長として存在するのか?』ということだけを考えているんだと思うんです。一方で、役を離れれば自分の弱みだったり、他人が持つ弱さをも、きっと肌感覚で感じていると思うんですね。だからですかね、演じる中で、弱みだったりを見せることも厭わないというか。それでこそ人間だからね、というスタンスというか。現場での芝居に対するその姿勢は驚愕するものがありましたね」信長と濃姫は長い時間をかけて相手と向き合い、葛藤や混乱、お互いの弱さも共にして前へと進んでいく。やがてふたりは誰もが知る“本能寺の変”へと突き進んでいくことになるが、ふたりが共に見た夢は決して色褪せることはないだろう。大友監督が「これ以上ないハッピーエンディング」と力強く語る結末をスクリーンで見届けてほしい。『レジェンド&バタフライ』公開中(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年01月30日映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の全国キャンペーンが行われ、23日に木村拓哉、綾瀬はるか、大友啓史監督が京都に登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。木村と綾瀬は和装で映画館に登場し、木村は「京都という事で、劇中衣装を着付けてくれたスタッフの方が、今日再び着付けてくださりました。今日のためだけに作られた着物で、非常に感傷に浸っております」、綾瀬は「1年前に京都で撮影をし、また今日こうして戻ってこれて、いよいよ皆さんに観て頂ける日が近づいてきていることを感じて、とても嬉しく思っています」と喜びを表す。時代劇への想いについて聞かれた綾瀬は「京都太秦では、私が生まれる前から名だたる作品に携わってきた方が着付けをしてくださったり、歴史を感じながら、先輩方と一緒にお仕事をさせて頂きました。セットも時代劇ならではで、今ではもうないようなものが沢山作られています。セットや着物、かつらだったり、そこに行くと急に戦国時代にワープしたような感覚にさせてもらえるようなところが、私が時代劇を大好きだなと思う部分です」と、時代劇について、そして京都の撮影所についての想いを語った。現地メディアからの質疑応答に入り、世界遺産の仁和寺をはじめ、京都にある多くの国宝や重要文化財での撮影の感想を聞かれると、綾瀬は「中々普段入れない場所で撮影させて頂いたのですが、メイクをしてお着物を着た状態で足を踏み入れると、グッとしまった空気感の中で、実際に生きていた人生の大先輩を演じさせてもらうことへの緊張感を良い意味で味わえる貴重な経験でした」と明かす。また、本作で“魔王”という異名を持つ織田信長と、“帰蝶”とよばれる濃姫を演じたことにちなみ、お互いの呼び名を聞かれると、咄嗟に綾瀬が「レジェタク」と答え、会場中は笑いに包まれた。その後、劇場で作品を観終えたばかりの観客へ、3人はサプライズ登場。木村は「ようやくこの劇場で皆さんに手渡しすることが出来て嬉しく思っています」、綾瀬は「一足先に皆さんに見て頂けて嬉しいです。ありがとうございます。会場があったかいですね……熱い。熱気を感じます。何か皆さまの心に届くものがあったら嬉しいなと思います」と、公開を今週に迎えた今の想いを語った。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年01月24日映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の全国キャンペーンが行われ、21日に木村拓哉、伊藤英明、大友啓史監督が愛知・岐阜、22日に木村、和田正人、レイニ、大友監督が福岡、23日に木村、綾瀬はるか、大友監督が京都に登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。そしてこの度、主演の木村拓哉をはじめとしたキャスト陣と大友啓史監督が3日間4都市(名古屋・岐阜・福岡・京都)を巡り、それぞれの会場でサプライズ登場。オフィシャルレポートが到着した。○1月21日:名古屋&岐阜今週27日(金)に全国公開を迎える映画『レジェンド&バタフライ』で主演を務めた木村拓哉、共演の伊藤英明、大友啓史監督は愛知県・熱田神宮を訪れ、映画の大ヒットを祈願した。「(映画の)公開前にお邪魔させていただき、役を演じるだけではない嬉しさがあります」と感謝を伝えた木村。この日参拝した熱田神宮は織田信長が桶狭間の戦いの前に戦勝を祈願したことでも有名で、戦に勝利を収めた信長が奉納したとされている【信長塀】を見学した木村は「その当時からある空間に監督と共演者とともに参拝できたことは、非常に清められた感じがして、すごくありがたかったです」と感慨深く語り、学生の頃、合格祈願のため熱田神宮を参拝したことがあると振り返った伊藤は「僕自身も信長ファンで熱田神宮にも特別な思いもあって、その神社に映画のヒット祈願を兼ねて、敬愛する木村拓哉さんと大友監督と参拝できて本当に良い思い出になりました」と笑顔を滲ませた。大友監督も「撮影前に信長という存在を実際に感じたくて、信長に関わる場所をいくつか訪ねて回らせていただいたのですが、ここは来られなかったので公開前のタイミングで信長様の良い霊気に触れたというのか、心が澄んだ気持ちになりましたね」とコメントを残した。大安の土曜日で多くの参拝客が訪れていた熱田神宮。突如現れた木村たちに参拝客は熱狂した!熱田神宮を後にした一行は昨年11月「ぎふ信長まつり」で日本中のトレンドを席捲したことでも記憶に新しい岐阜の地に凱旋。お祭りの成功を支えた関係者・スタッフたちが参加した試写会にサプライズ登場!突然目の前に現れた木村、伊藤、大友監督の姿に客席は昨年のお祭りを彷彿とさせる盛り上がりを見せ、これには木村も「去年、信長まつりでは皆さんのお力添え本当にありがとうございました」と御礼を伝えると、大友監督も「二人の騎馬武者行列を見ていて、岐阜の皆さんのバックアップに感動しました。この映画は岐阜の皆さんの支援がなければ成功はしないと思いますし、皆さんにこの作品を応援していただいて沢山の方に愛してもらえたらと思います」と感謝と作品への思いを話すと客席からは温かい拍手が送られた。岐阜県出身の伊藤は「お祭りの前日に木村さんと岐阜城に一緒に行ったのですが、木村さんが岐阜城から岐阜の町を見た時に、『信長と濃姫にはもう少し生きていて欲しかったな』と仰っていて、それが凄く刺さって、岐阜人としてその景色がある所に生まれ育って良かったと思いました。岐阜の皆さんにはこの映画をご覧になっていただいて、信長と濃姫に思いを馳せながら岐阜の町の良さを感じて欲しいなと思いました」と木村と岐阜城を訪れた際のことを思い入れたっぷりに振り返った。そして、客席には運営に携わった市役所職員、一緒にパレードを歩いた学生や、応援団、吹奏楽部の方々、沿道に「木村拓哉さん ちょ、待てよ」という垂れ幕を掲げお祭りを盛り上げてくれた岐阜女子大学・書道部の皆さんと交流する一幕も。和気あいあいとした舞台挨拶の終盤、伊藤から岐阜の良いところを聞かれた木村は「去年(ぎふ信長まつり)の経験をさせていただいたので、他県という感覚がない。肉眼で岐阜城を確認できた時に『あ、帰ってきたな』という感覚はありますね」と話すと、大きな拍手が湧き上がり、伊藤も「ご自宅ですものね…?」と返すと、木村も「そうですね。あんまり大きい声で言えないけど」と即答し客席からは笑い声がこぼれる軽快なやり取りも披露し、和やかな雰囲気のまま“ぎふ信長まつり大成功御礼舞台挨拶”は終了した。そして、岐阜での舞台挨拶を終えた木村、伊藤、大友監督は再び名古屋に向かい、一般のお客さん向けに開催されていた試写会にもサプライズで訪れることに。映画を鑑賞したばかりで余韻が冷めやらぬ観客を前に姿を現した木村、伊藤、大友監督は割れんばかりの拍手の中迎えられ21日(土)最後の舞台挨拶が始まった。午前中に熱田神宮を訪れていたことについて木村は「今日は熱田神宮でヒット祈願をさせていただきました。(信長と)関係の深い神社にお邪魔させていただき、自分を招いてくれたという形でしたので非常に嬉しかったです。その当時から今日に至るまで同じ場所に同じものが存在してくれているということにも感動しました。あの神社の中に足を踏み入れた瞬間に空気が違うなと感じましたので、あそこにはきっといらっしゃると思います」と舞台挨拶の前に信長とゆかりのある熱田神宮を参拝できたことに改めて感謝を示した。続けて伊藤も「監督と木村さんの後ろを歩いていたんですけど、木村さんが歩かれると参拝のお客様がわっと分かれて幸せそうな顔で見てらっしゃるんですよ。信長も戦場へ向かう前、こうして兵の士気を高め勝利を掴みとったって、その時の僕自身の捉え方ですけど、信長は民や兵の士気を高めて一つの目標に向かっていくんだなって。いつもの参拝とは違う雰囲気を感じながら公開も間近ですし、いよいよ始まるんだっていう緊張感と高揚感を味わっていました」と慣れ親しんだ雰囲気とはまた一味違った参拝となったことに頬を緩ませていた。撮影中の木村の印象を聞かれた大友監督は「途中から僕の中では木村拓哉と織田信長が一致していましたね。これは演出する上でとても大事なことで。信長だから“これは”やってはいけないという考えになると、せっかくの面白いアイデアが出来なくなってくる。ある段階から目の前にいる木村拓哉がイコール織田信長になりましたね」と木村が表現した信長に自信を覗かせて名古屋での舞台挨拶は幕を閉じた。○1月22日:福岡そして、2日目に訪れたのは博多。当日の朝6時に公式SNSで、さらに午前9時30分からは博多駅前で号外が発行され、博多駅前に現れることがサプライズ発表されると、JR博多駅前のアミュプラザ博多には、木村たちを一目見ようと地面が見えなくなる程の、7000人が当日の告知にも関わらず集まった。福岡のイベントには、前日に続き木村拓哉と大友啓史監督、そして若いころから信長に仕え続けた小姓、前田犬千代役の和田正人と長谷川橋介役のレイニが参加した。木村が右手を天に掲げてさっそうと現れると、会場には割れんばかりの歓声が上がり、木村も「最高ばい!」と力強く言葉を返した。続いて、「こんなに沢山の人に集まっていただき、本当に嬉しか。1月27日をもちまして、みなさんの手元に渡る『レジェンド&バタフライ』。是非受け取ってください」と博多弁を交えて挨拶した。今回の会場へは、初めて足を運んだという木村。集まった観客に対して、「みなさんが温かく受け入れてくださっていることが伝わってきて、本当に嬉しかったです」と感謝の想いを述べた。続く和田も、「ビビってます(笑)岐阜城の天守閣さながらのこの景色を眺められることが、夢のようです」と感極まった様子。レイニは、「こういったステージに立つこと自体が初めてなので、来てくださった方にも、(沢山の方を)集めてくださった木村さんにも感謝しています」と笑顔で語った。本作では、16歳から49歳という幅広い年齢の信長を、木村が全て演じているのだが、監督は「若い頃を演じる時は、とにかくはっちゃけてもらいたかった」と言い、「和田くんとレイニくんが頑張ってくれたことによって、思春期の高校生みたいな雰囲気が出たと思います。」と、現場での三人の関係性を共有した。木村も「撮影だけど部活動的な空気がありました。」と言葉を添えた。一方で、和田は木村について、「瞳の奥にハートしか見えないような、頼りがいのある兄貴という感じでした(笑)」と語った。さらにその後、博多の映画館で予定されていた一般のかた向けの試写会にも、上映前にサプライズゲストとして登場した木村ら4人。興奮冷めやらぬ観客に、木村は「ひょっとすると、先程(JR博多駅前で)お会いできた方も中にはいるかもしれませんが、上映までの間、僕らと時間を過ごしていただければと思います」と声を掛けた。続いて、和田は「この作品に出会えたことが嬉しく、誇りに思います。そして、今隣に木村さんが立っていて、一緒に舞台挨拶に臨んでいることが信じられない気持ちです」と嬉しさを露わにし、「私は、(劇中で)殿に“犬”と呼ばれていたので、みなさんもこれから私のことを、“犬”と呼んでください。」とユニークに挨拶。レイニは、「殿は小さい頃から憧れの存在なので、今回初めて一緒の現場で演じることができて、感無量でした。良ければ、今日僕のことを覚えて帰ってください。」と謙虚にお願いし、監督は「この映画は、木村さんと綾瀬さんを中心に、和田くん、レイニくん、キャスト・スタッフが頑張って作りました。自信作になっています!令和にふさわしい、新しい信長の物語を是非、みなさんに持ち帰っていただきたいと思います!」とアピールした。木村の冒頭の挨拶で、イベント会場から駆けつけた方がいるかもしれないという話があったが、改めてMCから観客に問いかけると、多くの手が上がった。それには木村も、「思ったよりも多くてびっくりしました。」と驚きの表情を見せた。そして、最後に木村は「2時間48分後、このスクリーンが真っ暗になって音だけになる瞬間があるんですけど、その時に、みなさんに愛しい人や大切な方をイメージしていただくことができたら、本作は成功なのかなと思っています。なので、是非、その瞬間を体感してほしいと思います。」と、強くアピールをした。博多駅前と映画館、2か所のサプライズを無事に成功させ、2日目のイベントも無事に終了した。○1月23日:京都名古屋、岐阜、福岡と各地でサプライズを成功させた木村が、最後に向かったのは本作の撮影の拠点となった東映京都撮影所がある京都の地。織田信長を象徴し、織田家の家紋でもある【織田木瓜】の大きな旗や本作をイメージした豪華な装飾、実際に映画でされた衣装など、『レジェンド&バタフライ』の世界観一色に染め上げられた映画館に木村と共に訪れたのは、信長の妻・濃姫を演じた綾瀬はるかと監督の2人。豪華に彩られた劇場内に、木村と綾瀬が和装で登場すると、まるで信長と濃姫が京都に戻ってきたかのような雰囲気を醸し出していた。公開を目前にし、京都凱旋となった気持ちを聞かれた木村は「京都という事で、劇中衣装を着付けてくれたスタッフの方が、今日再び着付けてくださりました。今日のためだけに作られた着物で、非常に感傷に浸っております」と、綾瀬は「1年前に京都で撮影をし、また今日こうして戻ってこれて、いよいよ皆さんに観て頂ける日が近づいてきていることを感じて、とても嬉しく思っています」と答えた。この3日間、日本中をまわり宣伝活動を行ってきた木村と監督。3日間を振り返った木村は「非常に濃厚な時間を過ごしました。大友監督が全国を飛び回ってくださっているのを知っていたので、ようやく名古屋、岐阜、福岡、そして京都と参加することが出来ました。昨日の夜は、公開後にも観てくださった方たちと共に過ごせる時間を持ちたいよねという話を、監督として盛り上がっておりました」とコメント。監督は「特に今回の作品は、観た方々の熱量を凄く感じました。僕らが出てきても「まだ出てこなくていいよ。浸らせてくれよ」みたいな空気を感じました。(笑)」とコメント。それに対して木村もすかさず、「映画を観終わった皆さんの、「もうちょっと、あの余韻を散らかさないでください」みたいな雰囲気をひしひし感じました」と、共感をしながら、作品の余韻に浸ってもらえる喜びを語った。さらに、時代劇とのゆかりの深い京都から、また新たな時代劇として誕生した本作。時代劇への想いについて聞かれた綾瀬は、「京都太秦では、私が生まれる前から名だたる作品に携わってきた方が着付けをしてくださったり、歴史を感じながら、先輩方と一緒にお仕事をさせて頂きました。セットも時代劇ならではで、今ではもうないようなものが沢山作られています。セットや着物、かつらだったり、そこに行くと急に戦国時代にワープしたような感覚にさせてもらえるようなところが、私が時代劇を大好きだなと思う部分です」と、時代劇について、そして京都の撮影所についての想いを語った。現地メディアからの質疑応答に入り、世界遺産の仁和寺をはじめ、京都にある多くの国宝や重要文化財での撮影の感想を聞かれると、綾瀬は「中々普段入れない場所で撮影させて頂いたのですが、メイクをしてお着物を着た状態で足を踏み入れると、グッとしまった空気感の中で、実際に生きていた人生の大先輩を演じさせてもらうことへの緊張感を良い意味で味わえる貴重な経験でした」と、さらに木村は「その時間をずっと過ごしてきたもの自体に勝る説得力はないですし、その当時から続いている歴史をもった京都の重要文化財や国宝を歩かせて頂くことによって、フィクションの現場にノンフィクションのエッセンスを与えてもらえたなと思います」と、京都の様々な国宝や重要文化財での撮影が、さらに作品に深みを与えたことを明かした。また、本作で“魔王”という異名を持つ織田信長と、“帰蝶”とよばれる濃姫を演じたことにちなみ、お互いの呼び名を聞かれると、咄嗟に綾瀬が「レジェタク」と答え、会場中はどっと温かい笑いに包まれる一面も見せた。そしてその後、劇場で作品を観終えたばかりの観客へ、サプライズ登場をした3人。作品への感動と、サプライズへの驚きで会場中から割れんばかりの拍手が舞い上がる中登場をすると、木村は「ようやくこの劇場で皆さんに手渡しすることが出来て嬉しく思っています」と、綾瀬は「一足先に皆さんに見て頂けて嬉しいです。ありがとうございます。会場があったかいですね…熱い。熱気を感じます。何か皆さまの心に届くものがあったら嬉しいなと思います」と、公開を今週に迎えた今の想いを語った。「ここ京都を中心に撮影をし、半年ぐらいかけて作り上げました。我々の目的は戦国時代を駆け抜けた信長と濃姫の生き方を皆さんに届けることでした」と、京都での舞台挨拶への想いを感慨深げに話した。そして舞台挨拶の中盤では、京都ならではのハプニングが。木村から「皆さんに是非ご紹介したいので、時間を頂いて宜しいですか?」と切り出すと、「現場で共に作業をしてくださっていた『レジェンド&バタフライ』の軍勢が客席に紛れ込んでいたので、皆さんにも是非ご紹介させて頂いて、作品を観てくださった皆さんからスタッフに、今一度拍手を頂けたらなと思います」と、客席にいる作品のスタッフを見つけ、急遽観客への紹介を始めた木村。「装飾の極並さんと、嶋さんです。このお二人が僕に甲冑を着せてくださり、すべての美術部が作り上げたセットに飾り付けをしていただいている方です。本当にありがとうございました」「続いて、この作品の闇に光を当ててくださいました、照明部のチーフの永田さん。そして、濃姫が敦盛を披露するシーンの所作をはじめ、劇中の登場人物の動きを統括してくださった所作指導の峰さんです。そして監督の指示を現場に伝えてくださった、助監督の柏木さん」と、次々とスタッフを紹介し始めると、綾瀬と監督も久しぶりに戦友に会えた喜びを噛みしめるように優しい笑顔をみせ、また紹介されたスタッフも照れながらも嬉しそうに挨拶をし、会場内には大きな拍手が沸き上がり、温かい空気に包まれた。続けて木村は、「他にも本当に沢山、紹介したいスタッフがいるのですが、僕らはこうやって現場で一つになって作り上げた映画です」と、誇らしくコメントした。そして最後に、綾瀬は「少しでも皆さんの心を動かす何かが届いていたら嬉しいです」と、木村は「沢山のスタッフに支えられて、共演者と一緒に監督のもと作り上げた作品です。公開日をもって皆さんのものになります。」との強い想いを伝え、イベントは終了した。21日(土)~23日(月)の3日間、名古屋・岐阜・福岡・京都でのサプライズを、すべて無事大成功を納め、全国各地に笑顔と“レジェバタ旋風”を巻き起こした木村たち。公開はとうとう今週金曜日の1月27日。是非、本作の公開を楽しみにしていただきたい。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年01月24日俳優の木村拓哉が主演を務める、映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の場面写真が2日、公開された。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。今回公開されたのは、信長の正室として強い覚悟と信念を持ち、家臣の前を堂々と歩く濃姫と、物語で重要な役割を担う南蛮の楽器リュートを抱えながら思いを馳せる濃姫という、対照的な表情を見せる2枚の写真。若くして政略結婚により信長の正室となった濃姫。正反対の性格の2人は水と油のような関係であったが、時間を共有していくに連れお互いに惹かれあい、そして「天下統一」という夢へ向かい突き進んでゆく。しかし誰もが知る織田信長とは違い、濃姫には文献がほとんどないという。大友啓史監督は濃姫について「歴史上の記録が少ない。少ないという事は、フィクションとして作品を広げてくれる役でもある」と逆に勝機を見出し、古沢は戦国の世でイメージするような男性の脇に控えているだけでない、自由意志をもち、現代の女性がもつ強さに通ずるような自立した女性を脚本に描いた。大友監督は、この濃姫の存在が出来上がることで「戦国という時代に、男女を超えたパートナーシップを築いた。愛が生まれる物語であり、愛が成熟していく物語」になったと語っている。濃姫を演じた綾瀬は、木村とは約12年振りの共演となり、乗馬、殺陣、舞い、弓といった技術を身に着ける所から役の準備を始めた。蝶のように優雅で気高く、そして奔放で力強い濃姫を見事に体現し、自らが演じた濃姫と信長について「2人は政略結婚でしたが、夫婦のかたちや感情は今も昔も変わらないもの。時代が大きく変わったとしても、信長も濃姫も私と同じなのだと思いました」とコメント。信長と対等に接し、彼に深い愛情を抱いていくという、繊細な感情を演じきった綾瀬に対し、大友監督は「受けの達人」であり「底なし沼」であると表現している。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2023年01月02日ロックバンド・HOUND DOGの大友康平が出演する、日本マクドナルド・ビーフシチューパイの新CM「パイがすべてさ」編が、6日より放送される。新CMでは、公園のベンチで同商品を食べようとする女性の前に、赤いジャケットを羽織った大友が現れる。驚く女性をよそに、同商品をマイク代わりにして、「パイがすべてさ~」と名曲「ff(フォルティシモ)」の替え歌を熱唱する。
2022年12月01日ビルボードジャパン(株式会社阪神コンテンツリンク)は、指揮者の大友直人とともに、沖縄を拠点に活動するオーケストラ、琉球交響楽団を支援するプロジェクト「Symphonic Seeds Project for Okinawa」に取り組んでいく。琉球交響楽団は沖縄唯一のプロオーケストラとして創設され、現在40名余りの楽団員を抱えているが、発足から20年経過した今なお慢性的な資金・人材不足に悩まされており、新たなファンと若い演奏家を育てていく取組みが急務となっている。本プロジェクトは、これまで数々のポップスアーティストと国内のオーケストラとともに、音楽の垣根を越えた新しい音楽体験を創造してきたビルボードクラシックスが、その黎明期より参画している指揮者・大友直人と、大友が音楽監督を務める琉球交響楽団とともに、沖縄の音楽シーンをより豊かにすることを目的として発足された。プロジェクトは、ジャンルの垣根を超えた音楽ファンに琉球交響楽団の演奏、活動を広く知ってもらい、楽団のファンや支援者を増やすことがねらい。全国で開催されるビルボードクラシックス公演会場でのブース展開や、沖縄県内メディアとのタイアップキャンペーンなどで広く周知をはかることが予定されており、23年始めからはプロジェクト立ち上げのキャンペーンとして、県内ラジオのレギュラー番組の開始も予定されている。詳しい情報はビルボードクラシックスWebサイト内に開設された特集ページに順次掲載予定となっている( )。プロジェクトの第1弾として、同じく本日発表された玉置浩二×オーケストラ公演ツアーの新シリーズ【billboard classics玉置浩二 LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2023 “Navigatoria”】の沖縄公演の開催が決定している。沖縄公演のみ独自のチケット先行販売「琉響特別先行」の実施が発表されており、琉球交響楽団の定期会員、サポート会員に入会することで申し込むことができる。【公演情報】■公演名:billboard classics玉置浩二 LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2023 “Navigatoria” 沖縄公演(読み)ビルボードクラシックス タマキコウジ レジェンダリー シンフォニック コンサート ニセンニジュウサン “ナビガトリア”■開催日時・会場:(1)2023年6月2日(金)那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場 開場17:00/開演18:00(2)2023年6月3日(土)沖縄コンベンションセンター 劇場棟 開場16:00/開演17:00■出演:玉置浩二■管弦楽:琉球交響楽団 ■指揮:大友直人■主催:ビルボードジャパン(阪神コンテンツリンク)■企画制作:ビルボードジャパン(阪神コンテンツリンク)■協力:株式会社阪急交通社、ローソントラベル■後援:米国ビルボード、沖縄県、那覇市(6/2)、宜野湾市(6/3)■特別協賛:株式会社日建ハウジング■公演公式サイト: 【チケット情報】■チケット価格:13,000円(全席指定・税込)※特製ブックレット付 ※未就学児入場不可■チケット販売スケジュール ※お一人様1公演につき2枚まで◎玉置浩二・安全地帯オフィシャルFC「cherry」会員先行(抽選):2022年12月1日(木)15:00 ~ 2022年12月7日(水)23:59◎ビルボードライブ法人会員先行(抽選):2022年12月8日(木)15:00 ~ 2022年12月13日(火)23:59◎ビルボードライブ「Club BBL」会員先行(抽選):2022年12月9日(金)15:00 ~ 2022年12月13日(火)23:59◎ローソンチケット先行(抽選):2022年12月15日(木)15:00 ~ 2022年12月20日(火)23:59◎琉響会員先行(抽選):2022年12月9日(金)15:00~2023年1月15日(日)23:59※車椅子をご利用のお客様は、各公演のお問合せ先までお電話にてお問合せください。※チケットはおひとり様1枚必要となります。チケットを紛失された方、または当日お忘れになった方はご入場できません。※チケット購入の際は、必ず公式サイトに掲載している注意事項をご確認の上、チケットをお求めください。<ご来場のお客様へのお願い: >■コンサートに関するお問い合わせPMエージェンシー 098-898-1331(月~木11:00~14:00/金土日祝休)ビルボードクラシックスロック・ポップス界の実力派ボーカリストとクラシックス音楽界のマエストロが指揮する管弦楽団がコラボレーションするオーケストラコンサート。2012年2月にスタートして今年で10周年の節目を迎え、全国の音楽専用ホール等でこれまでに300公演以上開催している。公式サイト 出演者プロフィール玉置浩二1958年生まれ。北海道出身のシンガーソングライター。1982年バンド「安全地帯」としてデビュー。「ワインレッドの心」、「恋の予感」、「悲しみにさよなら」など80年代の音楽シーンを席巻。ソロ活動で作詞も手がけ始め、「田園」「メロディー」をはじめとする多くのヒットを生み出す。2012年には、オリジナルレーベル「SALTMODERATE」を発足。安全地帯とソロの活動を並行して行いながら、2014年、7年ぶりとなるオリジナル・ソロ・アルバム『GOLD』、そして同じ時代を共有してきたアーティストの名曲を歌ったアルバム『群像の星』をリリース。2015年・2016年、国内外の主要オーケストラと共演するビルボードクラシックス公演を実施。2016年6月、バルカン特別編成交響楽団に管弦楽作品「歓喜の歌」を謹呈。2017年、ソロデビュー30周年そして安全地帯デビュー35周年というダブルアニバーサリーイヤーでは、日本武道館で開催した安全地帯35周年記念ライブでは2日間で2万5000人の動員を記録した。2018年・2019年もオーケストラ公演、ソロツアーと精力的に活動。2019年11月安全地帯として約30年ぶりのスタジアムライブ「安全地帯 IN 甲子園球場 さよならゲーム」を敢行、3万8000人を動員し、圧倒的なボーカル力で観客へ感動をもたらした。2020年12月、6年ぶりとなるニューアルバム『Chocolate cosmos』リリース。第71回NHK紅白歌合戦に24年ぶりの出場を果たし、オーケストラとともに披露した「田園」は、熱い感動とともに全国で大きな反響を呼んだ。2021年、1月より再開されたオーケストラ公演「PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2021『THE EURASIAN RENAISSANCE “ОТТЕПЕЛЬ(オーチェペリ)”』」(4都市6公演)、続いて6月より開催の“КАПЕЛЬ(カペーリ)”(7都市8公演)公演では、各地で大喝采を巻き起こした。同年9月からはバンド編成による「玉置浩二Concert Tour 2021 故郷楽団~Chocolate cosmos」を全国24都市/27会場にて敢行。2022年にはソロデビュー35周年そして安全地帯デビュー40周年を迎える。オフィシャルサイト 大友直人(指揮)桐朋学園大学在学中にNHK交響楽団を指揮してデビュー以来、日本の音楽界をリードし続けている。これまでに日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団専属指揮者、東京交響楽団常任指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、群馬交響楽団音楽監督を歴任。現在は東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団音楽監督、高崎芸術劇場芸術監督。東京文化会館の初代音楽監督として東京音楽コンクールの基盤を築いたほか、海外オーケストラからも度々招かれており、ハワイ交響楽団には20年以上にわたり定期的に招かれている。小澤征爾、森正、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘らに学ぶ。NHK交響楽団指揮研究員時代にはW.サヴァリッシュ、G.ヴァント、F.ライトナー、H.ブロムシュテット、H.シュタインらに学び、タングルウッド・ミュージックセンターではL.バーンスタイン、A.プレヴィン、I.マルケヴィチからも指導を受けた。大阪芸術大学教授。京都市立芸術大学、洗足学園大学各客員教授。琉球交響楽団NHK交響楽団で首席トランペット奏者を務めた祖堅方正が1990年に沖縄県立芸術大学教授に就任し、郷里で教鞭をとることになったことからはじまる。沖縄では実力の高い奏者でもプロとして活動するための受け皿がなく、卒業後は他の都道府県に出ていかざるを得ないことを憂いた祖堅は、沖縄にプロのオーケストラを立ち上げたいという思いを募らせ、2001年に琉球交響楽団が創設された。定期演奏会ほか、小中高校での音楽鑑賞会や世界のウチナーンチュ大会、沖縄本土復帰記念事業など、演奏の機会は多岐にわたる。2021年にはサントリーホールにて初の東京公演を、翌2022年にはシンフォニーホールで初の大阪公演を開催した。県民に親しみ愛され、国際色豊かな沖縄県の顔となる交響楽団を目指し活動している。オフィシャル・ホームページ ビルボードジャパン リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月30日シリーズ日本劇場公開20周年記念として日本初IMAX上映される『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』より、最新予告が解禁された。大友啓史監督や神山健治監督らより絶賛のコメントも到着した。ピーター・ジャクソン督監によって4Kリマスターされたシリーズ3部作がIMAX上映されることが決定した「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ。1作目『ロード・オブ・ザ・リング』は9月16日(金)、2作目『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』は10月7日(金)、3作目『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』は10月28日(金)に公開する。この度到着したのは、2作目『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の新たに紡がれた予告編と新カット交えた場面写真。 再び編集された新予告映像は様々なシーンが追加され、新たに紡がれた映像に仕上がっている。併せて4Kリマスターで蘇った映像から切り取られた新場面写真も到着。引きのカットが多く含まれており、細部まで綺麗に映る雄大な景色にも注目したい。また、一足先に鑑賞した大友啓史監督や神山健治監督たちよりコメントも到着。大友監督は「『ロード・オブ・ザ・リング』IMAX(R)版は、ピーター・ジャクソンの情熱と執念と共に、映画の新たな息吹と生命力を饒舌に語りかける。今だからこそ。必見の再公開!!」、神山監督は「見返すほど面白い、随所に発見がある。こんな映画はそうそうない。今回はあの九人に同行し、スタッフのクエストも想像できた」とそれぞれコメントしており、様々な作品を生み出す監督らを唸らせるほどの、“不朽の名作”であることが伺える。■大友啓史(映画監督)リアルとファンタジーの壁をぶち壊す、別次元への創造の可能性。当時を超える驚きが新鮮な感動と共に蘇る。『ロード・オブ・ザ・リング』IMAX(R)版は、ピーター・ジャクソンの情熱と執念と共に、映画の新たな息吹と生命力を饒舌に語りかける。今だからこそ。必見の再公開!!■神山健治(映画監督)見返すほど面白い、随所に発見がある。こんな映画はそうそうない。今回はあの九人に同行し、スタッフのクエストも想像できた。■ジョセフ・チョウ(The War of the Rohirrim プロデューサー)20年前の衝撃をIMAX®の迫力で再度味わうことが出来ました。大画面のテレビでは伝わらないこの感動、今時映画館に足を運ぶ理由を痛感させられました。スタッフ一同、我々はこの傑作映画の新章に参加しているのだと、熱く燃え上がらせて頂きました。『ロード・オブ・ザ・リング』は9月16日(金)、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』は10月7日(金)、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』は10月28日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 2022年10月7日より全国にて公開©2022 WBPI TM & © The Saul Zaentz Co.
2022年09月16日映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の企画発表会見が21日に都内で行われ、木村拓哉、綾瀬はるか、古沢良太(脚本)、大友啓史監督、東映 代表取締役社長 手塚治氏が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。今回夫婦役となる2人だが、綾瀬は木村に「初めてフジテレビのSPドラマでご一緒させていただいたのがすごく昔で、そのあと何度か共演させていただいてるんですけど、夫婦役は今回初めてだったので。なんというか、楽しかったですよね」と話しかける。綾瀬が「アクションシーンとかもあって、やっぱり(木村は)運動神経もよくいらっしゃるんで……」と言うと、木村は「それ、自分でしょ?」とツッコミ。木村はさらに「本当はアクションシーンはない予定で。現場で綾瀬さんとお互いアイデアを出し合って作業をさせていただきましたし、皆さんご存知だと思いますけど、見た目はおっとりした感じに思われるのに動いたら半端じゃないので、これは難しいんじゃないかというような監督からの要望にも普通に笑って答える出演者なので、ぶつかり合うシーンも慰め合うシーンも見つめ合うシーンも非常に……」と綾瀬のすごさを表す。そして「互いがその場に同時にいないようなシーンでも、撮影する時には濃姫の存在を非常に大きく自分の中に置いて撮影はしていたので、綾瀬さんで助かりました」と感謝する木村。逆に「木村のことを考えて演じていたか?」と聞かれると、綾瀬は「もちろんです」と答えるが、木村がオフマイクで「食べ物のこと考えてたんじゃないの?」と尋ね、綾瀬は「ほんとですよ! 食べ物のことばっか考えてないです」と苦笑する。「木村さんの信長さんというか、そこのたたずまいと木村さんが同一化して、私の中での存在感になってました。何をやっても絶対に受け止めてもらえるっていう、安心感のもとでやらせていただきました」と改めて語った。また、互いのすごいと思うところについて聞かれると、木村は「京都をメインに撮影させていただいたんですが、東の撮影所ではこういう状況ってあまりないかなと個人的に思うのが、本当にベテランの79歳の衣装さんなんかが、現場に実在するんですよ。そういう方達も、若い出演者も、スタッフから大先輩のスタッフ共演者の方達まで、一瞬にして虜にしてます。独特の佇まいなのか人柄なのか、みんな虜になってますね。そこは敵いません」と明かす。一方、綾瀬は木村について「モチベーションの高さ。1mmも負ける要素を感じさせない気力のパワーみたいなのがいつもあって、『不安だな』と思っても、そのすごいパワーで現場に立ってらっしゃるから、見てるだけで安心、大丈夫だと思える感じがあって。気迫というか、全力を超えたエネルギーでいつもいるのが本当にすごいなと、今回も感じました」と語っていた。
2022年06月21日映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の企画発表会見が21日に都内で行われ、木村拓哉、綾瀬はるか、古沢良太(脚本)、大友啓史監督、東映 代表取締役社長 手塚治氏が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。織田信長に思い入れがあるという木村は「自分は特に織田信長さんに惹かれる部分が多いというか。たまたま木村家の家紋と織田家の家紋が全く同じ『五瓜に唐花』で、幼少期の時に時代劇を後ろから覗き見していた時に『なんでうちのマークが映っているんだろう?』と思ってたんですけど、歴史を学んで『同じ家紋なんだ』というのがありまして」と意外な共通点を明かす。木村は「中には残虐な行為もありますけど、根源にあるものだったりいろんなものの記述に目を通したりして知っていくうちに、どんどん魅力を感じていたので、今回こういった大作で彼を演じさせていただけるということはすごい名誉なことであったし、今の世の中に生きる僕たちが当時実際に生きていた人たちを演じるということになるんですけど、その作業をする上で、共演の綾瀬さんとも監督の大友さんとも現場のスタッフの皆さん、キャストの皆さん、古沢さんももちろんそうだけど、当時の方達に失礼のないような作品にしたいですねというモチベーションは常にあった」と振り返った。信長像については、「時代の流れに逆行したような幼少期を過ごしていますし、親からの偏った愛情も受けていると思いますし、人が純粋に愛し合って結ばれるような世の中ではきっとなかったので、今では想像もできないようなストレスにさいなまれているような瞬間もあったと思います。今よりも死と隣り合わせの世界にいたと思いますし。風習やしきたりだったりの中で、平和に見える世の中に疑問を抱いて、結果悲しい終わり方をしているかもしれませんけど、疑問を感じていたものに対して高らかに声を上げた人、上げた声に自分の行動をもって責任を果たした人と自分は解釈しています」と分析する。さらに木村は今作における信長像について「そばに濃姫という存在がいてくれたことによって、そういう決断だったり、判断だったりがあったり、もしくは彼しか抱くことのなかった愛情があったりしたんだろうなと思っています」と語った。(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
2022年06月21日映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の企画発表会見が21日に都内で行われ、木村拓哉、綾瀬はるか、古沢良太(脚本)、大友啓史監督が登場した。同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。東映 代表取締役社長 手塚治氏は「この作品、総事業費20億円でございます。私も稟議に判を捺す時、少し手が震えました」と苦笑する。「東映が本気でございますということを、申し上げておきたいと思います。今仕上げにかかっておりますが、素晴らしい作品になっていますので、ぜひご覧いただければと思います」と自信を見せた。6月21日は本能寺の変で信長が討たれた日だとされており、さらに木村は撮影中に信長の享年である49歳を迎えたということで、「もちろん本能寺の変も劇中にはあるので、撮影をしている最中に監督がまじまじと見ているので『どうしたんですか?』と聞いたら、『同い年の時に同じ状況になったんだね』と何度も現場でおっしゃっていただいたので、感慨深いところが多いです」としみじみ。「ご報告できる今日という日も、実際に(本能寺の変が)あったんではないかと言われている日」と噛み締めていた。古沢は「3年前くらいですけど、東映さんから『木村拓哉さんで信長の映画を作るというのが、東映の悲願なのだ』と熱っぽく語っていただいて、素晴らしいと思いつつもどういう切り口がいいんだろうかと考えた中で、もともと戦国時代の政略結婚に興味があって描いてみたいと思っていたので、信長と濃姫の夫婦の物語として描けば、いわゆるカリスマのみんながイメージする信長と、その裏側の人間・信長を描けるのではないかと、モチベーションを持って書かせていただきました」と振り返る。大友監督は「歴史上の人物をやるのは、キャラクター化していくことと真逆だと思うんですよね。生身で生きてきた先人の足跡をそのまま現場で手繰り寄せていく作業で。フィクション化されやすい、大袈裟にキャラクター化されやすい信長と濃姫を、しっかりと地に足をつけた名前のついた喜怒哀楽のある人間に落とし込もうといろんなところで話してて。できるだけ自由に感じたり演じてもらえたりする場所を用意したい、そういう思いでスタッフに駆けずり回ってもらった」と明かした。
2022年06月21日NPO法人インビジブル(本社:東京中央区、理事長:山本曉甫)は新型コロナウイルス感染拡大のため開催が延期されていた「大友良英スペシャルビッグバンド with 子どもたちコンサート」を、2022年5月8日(日)富岡町文化交流センター学びの森 大ホールで開催いたします。大友良英スペシャルビッグバンド with 子どもたち コンサート 大友氏は2020年よりPinSプロジェクト(※1)に参加し、その活動の一環として2022年4月に開校する「富岡町立富岡小学校」「富岡町立富岡中学校」の新校歌を制作しました。新校歌は、大友氏と児童生徒ならびに卒業生が、校歌の意義や富岡町の未来を考えながら議論を重ね、その中で出てきた言葉から生まれています。今回開催するコンサートでは「大友良英スペシャルビッグバンド」の演奏だけでなく、富岡町立小中学校の児童生徒や卒業生と共に完成した校歌の演奏などを行う予定です。新たな小中学校の門出を祝う1日限りのコンサートをぜひお楽しみください。富岡校の児童らと楽器を触る大友良英※1 PinSプロジェクトとは 2018年にスタートしたプロフェッショナル・イン・スクール プロジェクト(通称:PinSプロジェクト)は、富岡町立小中学校を舞台に、アーティスト、建築家、音楽家、職人などクリエイティブな職種のプロフェッショナルが、「転校生」として、教室を仕事場としながら子どもたちと学校生活を共にする活動です。■大友良英音楽家 ギタリスト、ターンテーブル奏者 プロデューサー1959年生まれ。映画やテレビの音楽を山のように作りつつ、ノイズや即興の現場がホームの音楽家。ギタリスト、ターンテーブル奏者。活動は日本のみならず欧米、アジアと多方面にわたる。美術と音楽の中間領域のような展示作品や一般参加のプロジェクトやプロデュースワークも多数。震災後は故郷の福島でプロジェクトFUKUSHIMA!を立ち上げ、現在に至るまで様々な活動を継続中。2013年「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞を受賞。2014年よりアンサンブルズ・アジアのディレクターとしてアジア各国の音楽家のネットワークづくりに奔走。2017年札幌国際芸術祭の芸術監督。2019年NHK大河ドラマ「いだてん」の音楽を担当。また福島市を代表する夏祭り「わらじまつり」改革のディレクターも務めた。大友良英■大友良英スペシャルビッグバンド2013年4月から9月まで放送されたNHK連続ドラマ小説「あまちゃん」のサウンドトラックを演奏したメンバーたちによる大友良英&「あまちゃん」スペシャルビッグバンドがその名前を変えて活動しているグループ。メンバーはクラシックやジャズ、ポップスやロック、実験的な音楽等様々なジャンルで活動する精鋭たち。「プロジェクトFUKUSHIMA!」で始まった盆踊りの企画や、新宿PIT INNでの定期ライブのほか、2019年には大河ドラマ「いだてん」のサウンドトラックも手掛けるなど、その活動は多岐にわたります。大友良英スペシャルビッグバンド 撮影:土居政則【イベント詳細】大友良英スペシャルビッグバンド with 子どもたち コンサート日時:2022年5月8日(日)14:00-16:00(開場:13:30)定員:250名(全席指定)出演:大友良英(ギター、コンダクト)、江藤直子(ピアノ)、近藤達郎(キーボード)、斉藤寛(フルート)、井上梨江(クラリネット)、鈴木広志(サックス)、江川良子(サックス)、東 凉太(サックス)、佐藤秀徳(トランペット)、今込治(トロンボーン)、木村仁哉(チューバ)、大口俊輔(アコーディオン)、かわいしのぶ(ベース)、小林武文(ドラムス)、上原なな江(パーカッション)、イトケン(パーカッション)、Sachiko M(サインウェイブス)、富岡町立小中学校児童生徒、卒業生料金:富岡町民(前売り:3,000円 当日:3,500円)、一般(前売り:4,000円 当日:4,500円)高校生/大学生(前売り:2,000円 当日:2,500円)※中学生以下無料※学生料金でご入場の方は、当日学生証のご呈示をお願いいたします。チケット予約開始日3月15日(火)9:00 富岡町民4月1日(金) 9:00 一般チケット予約お電話またはオンラインよりご予約ください。オンライン: 電話 : 富岡町生涯学習課 生涯学習係0240-22-2626(9:00-17:00 ※土日祝日休み。但し4月1日より土日可)主催:大友良英スペシャルビッグバンド with 子どもたち コンサート実行委員会、NPO法人インビジブル共催:富岡町、富岡町教育委員会後援:福島民報社、福島民友新聞社、(株)いんふぉ.会場 : 富岡町文化交流センター「学びの森」大ホール(福島県双葉郡富岡町大字本岡字王塚622-1) アクセス: 常磐自動車道 常磐富岡ICから車で10分(6.1km)駐車場 : 170台車椅子席、聴覚障がい者支援設備、幼児と一緒に観賞できる親子室、授乳スペース 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月14日●就活している友人たちから刺激「気持ちを入れ直したい」12歳で女優デビューし、芸能活動10年目を迎える大友花恋。2021年は、雑誌『Seventeen』専属モデルを卒業した一方で、8~9月の2カ月間は『ラヴィット!』(TBS)でシーズンレギュラーとして出演、『王様のブランチ』(TBS)に期間限定の隔週ゲストとして再登場、数多くのドラマや映画に精力的に出演している。さらに、チャット型小説サービス「プリ小説」のオーディオドラマ『クールな先輩とハツコイ模様』では、声の芝居にも挑戦するなど、大きく動いた年だった。「いま自分のなかで仕事に対する意識が大きく変わっている過渡期です」と語った大友が率直な胸の内を明かした。2020年初頭から世界中に広がった新型コロナウイルス感染症の猛威。大友は「生活様式も大きく変わった1年でしたが、私のなかでは、来るべき日のためにしっかりと自分の中身を高める時間でした」と振り返る。そんななか迎えた2021年。「『Seventeen』の卒業など寂しさを感じることもありましたが、環境が変わったことで、いろいろな媒体で新しいチャレンジもできました」と笑顔を見せる。大友の言葉通り、モデルとしての活動や、バラエティ番組・情報番組などのタレント業、そしてドラマや映画などの女優としての顔など、さまざまなジャンルでの活躍が目立つ。そんななかでも「私の最初のお仕事はお芝居でした」と話すように、大友にとって“演じる”という仕事は特別なよう。「お芝居があるからこそ、ほかの仕事も自分らしくできる。お芝居を通していろいろな感情を伝えたいという軸は変わらないです」と強い視線で語る。デビューした中学生のときは「もっとお仕事の量を増やしたいという気持ちが強く、どちらかというと自分のためにお仕事があった気がしています」と振り返るが、高校を卒業したころから「私がやっているお仕事は、自分のためだけじゃなく、作品のために生きる職業なんだ」と徐々に意識が変わってきたという。今年、大友は22歳になり、その思いはさらに強くなった。「ちょうど大学に行った友人たちが、就職活動をしているんです。みんな自分の目標に向かってすごく頑張っている。私はずっとこのお仕事をさせてもらっていたため『この日からパキっと人生が変わります』みたいな分かりやすい境目がなかったので、夢に向かって頑張っている人を見て、自分も受け身ではなく、もっと能動的に取り組まなければと危機感を持ちました。一つ意識が高まるというか、もう一度気持ちを入れ直したいと思っています」。これまでは撮影現場でも、監督から言われたことを、しっかりやることが大切だと思っていたというが、「いまは監督がなぜこうして欲しいのか……と自分のなかでしっかり考え、ときには監督に相談しながら作品に参加できるように取り組んでいます」と変化を述べる。そんなタイミングで出会った「プリ小説」オーディオドラマ『クールな先輩とハツコイ模様』。大友は本作で、大好きな先輩に告白し、両想いになっていく女子高生・佐々木茉夕を演じる。大友にとっては初となる声だけの演技だ。「台本を読んでいて『あー』って言いたくなっちゃうほど、甘酸っぱいお話でした」と照れ笑いを浮かべると「いただいた台本を読んでいるときは頬が緩んでしまって楽しい気持ちになるのですが、いざ口に出して練習すると、全身の血行が良くなったのかなと思うぐらい、カーッと赤くなってしまうんです」というぐらいキュンキュンするシチュエーションのオンパレードだという。●オーディオドラマで多くの学び「大きな転機の一つになるだろうな」声だけで成立させるオーディオドラマ。アニメ声優の経験もなかった大友にとって「どうやってアプローチしたらいいのか……」とかなり悩んだという。自宅で何度も練習したものの、どうしてもつかめなかった大友は、これまでの生身の芝居で学んだことに立ち戻った。「どんな形式でも、相手に気持ちを伝えるときに核になる思いは変わらないと思ったので、普段のお芝居と同じく、相手を思って言葉を紡ぎました」。アフレコ時、茉夕が思いを寄せる先輩・安藤叶多を演じた矢部昌暉は、別ブースでの収録だった。「映像がなくても、目の前で掛け合いをすることで、空気感は共有できると思うのですが、それもなかったので」とさらなる不安に苛まれたというが「本当に相手の声だけが頼りなので、神経を研ぎ澄まして臨みました。普段はカメラの場所とか、どう動くかまで意識してお芝居をするのですが、そういったことがなかったので、逆に相手の声や吐息などの大切さを実感でき、セリフを相手に届ける距離感を意識できました」と学ぶことが多かった現場だったという。またオーディオドラマのなかで、大友は茉夕のセリフ、モノローグ、ナレーションという3役をこなした。普段はやらないという台本へのマーキングも行ったことで、見えてきたものも多かった。「間とか呼吸という、台本の行間に書かれているものを、より強く意識できたと思います」。2012年にドラマ『結婚同窓会 ~SEASIDE LOVE~』で女優デビューを果たした大友。キャリアは10年近くになるが「オーディオドラマに挑戦できたことは、これまでの女優生活のなかでも、大きな転機の一つになるだろうな」という予感があるというほど、得られるものは多かった。出来上がったオーディオドラマに「やっぱり自分の声だと恥ずかしいですね」と苦笑いを浮かべていたが「皆さんが憧れるようなシチュエーションがすべて詰まったような作品になっています。このドラマを聴きながら、茉夕ちゃんと一緒に甘酸っぱい1年間を過ごしていただけたら」と作品をアピールしていた。『クールな先輩とハツコイ模様』は、GMOインターネットグループのGMOメディアが提供するチャット型小説サービス「プリ小説」の4周年を記念したオーディオドラマ。Spotify限定で無料配信中(11月5日より毎週金曜日に最新話を配信。全10話)。■大友花恋1999年10月9日生まれ、群馬県出身。2012年に女優デビュー。2013年に「ミスセブンティーン」でグランプリに輝き、『Seventeen』の専属モデルに就任し、2021年8月1日発売の9月号で卒業。近年の出演作は、映画『君の膵臓をたべたい』(2017)、ドラマ『チア☆ダン』(TBS/2018)、『新米姉妹のふたりごはん』(TX/2019)、『初情事まであと1時間」第8話(MBS/2021)、現在放送中の『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ)、映画『劇場版あなたの番です』の公開も控える。また、2017年4月から2021年3月まで『王様のブランチ』(TBS)にレギュラー出演し、9月から再び、産休入りした横澤夏子の代役として出演している。
2021年11月12日モデルで女優の大友花恋が、ファッション誌『Seventeen』9月号(集英社 8月1日発売)と恒例イベント「Seventeen夏の学園祭2021」(8月18日オンライン開催)をもって同誌専属モデルを卒業し、9月号の両面表紙を飾ることが16日、あわせて発表された。同イベントの開催は2年ぶりで、今回は初のオンライン開催。これまで榮倉奈々・桐谷美玲・武井咲・広瀬すずなどがこの夏の学園祭イベントで専属モデル卒業を発表し、今もなお第一線で活躍し続ける女優たちの花道と言える一大イベントである。大友は「ミスセブンティーン2013」でグランプリを受賞して以来、約8年間専属モデルを務めあげ、セブンティーンモデルとしては歴代最長記録を更新。同誌では卒業モデルの永野芽郁・横田真悠と「かれまゆめい」の愛称で親しまれ、今もなお3人の再会を熱望する声が多くある。また連載では、持ち前の表現力を生かした短編小説を約2年半にわたり執筆し、多くの反響を呼んだ。真面目で品のある佇まいに、時折見せるチャーミングな姿は多くの読者に愛され、今ではドラマや映画のみならず、バラエティ番組出演など、多方面での活躍につながっている。16年には若手女優の登竜門と言われる「第95回全国高等学校サッカー選手権大会」の第12代目応援マネージャーに就任。その後はテレビドラマ『チア☆ダン』(TBS系/18年)、『あなたの番です』(日本テレビ系/19年)、『35歳の少女』(日本テレビ系/20年)、『マイルノビッチ』(Hulu/21年)や、映画『君の膵臓をたべたい』(17年)、映画『あなたの番です 劇場版』(12月10日全国公開)など、数々の話題作に出演。ドラマ『新米姉妹のふたりごはん』(テレビ東京系/19年)では山田杏奈とW主演、『妖怪人間ベラ〜Episode0〜』(Amazon prime/20年)では主演を務めるなど、着々とキャリアを重ね、9月にはドラマ特区で放送予定の究極の恋愛オムニバスドラマ『初情事まであと1時間』第8話「鍋の中」(MBS/21年)にヒロインでの出演を控えている。○■大友花恋コメント8年間私を育ててくださった『Seventeen』を卒業することになりました。今の私があるのは『Seventeen』のおかげです。大好きで心安らぐ場所から離れることへの淋しさはひとしおですが、『Seventeen』の名前に恥じないよう、勇気を持って一歩を踏み出します。STモ(『Seventeen』専属モデル)の私を見守ってくださった皆さん、本当にありがとうございました! 9月号や「Seventeen夏の学園祭2021」などのSTモとしての最後の時間。今まで『Seventeen』に教えていただいたことを存分に発揮できるよう、噛みしめながら楽しみます!
2021年07月16日