俳優の仲里依紗(34)が18日、自身のインスタグラムを更新し、夫で俳優の中尾明慶(35)との2ショットを公開。結婚11周年を祝った。仲は「結婚11年記念日でした」とつづり、自然体な夫婦ショットを複数枚投稿。「今日は久しぶりに2人で食事に行きました そしてはじめてじゃん?ってくらいツーショットを大量に撮りました 珍しすぎた事をしたせいかなぜだか今クシャミが止まりません」とユーモアを交えて伝えた。そして「人生って楽しい事だけじゃないしたくさん困難にぶち当たる時もあるけどいつもしれっといい事?言ってなるほどをたくさんもらえてる気がします ありがとうございます」と感謝。「これからも喧嘩しながらですが楽しく生きましょう よろしくお願いします」とした。一方、中尾の「スマホの待ち受けに俺も出るようにしてください」というお願いには「でもまだあなたを待ち受けに出すのはちょっと恥ずかしいです」と答えている。この投稿には「結婚記念日、おめでとうございます!」「こんな2人目指します」「理想の夫婦」「何となく似ている気がする」「私まで幸せ」といった声が寄せられている。
2024年04月19日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、3年片思いしていた会社の同僚と晴れて恋人同士になったという21歳女性。ところが、初デートで彼のある行動が気になり…。恋人に対して急に冷めてしまう「蛙化現象」が起きてしまったときの対処法について、三松先生が教えてくれます!美穂(21歳)、これって蛙化?ハンカチレス男に1000日の恋も冷めてしまう【レスなひとびと】vol. 238マッチョ好きの美穂は、同じ会社に勤めるたくましい上腕をもつ剛に片思いして早3年。同僚には「ちょいゴリラ系だよね」って言われてる彼だけど、美穂にとってはそこがいいのだ。この春、歓送迎会の帰りに思い切って告白。まさかのOK。週末は初デート。桜がキレイな山にプチ登山することになった。「あー、服、迷う! っていうか、土曜ってどのくらいの気温なんだろ」調べると、山にしては結構気温が上がるみたいだった。剛にも伝えようと思ってLINEする。「土曜日は結構気温が上がるみたい。温度調整しやすい服で来てね。楽しみにしてるよ」気遣いができるところを見せたくて、丁寧に伝えた。そして、当日。よく晴れて、気持ちのいいお天気だ。剛が車で迎えに来てくれて、山の麓まで。そのあと車を停めて登山道を歩いていく。普段からバスケや筋トレをしている剛は、足取りが軽い。上着を脱いで、半袖から覗く上腕二頭筋にキュン。「あー、あの腕に腕枕してもらいたい」と、ついつい妄想してしまう。胸筋も広くてこんもり盛り上がってていい感じ。「さすがにこんだけ歩くと暑いね」初デートなのに汗だくで引かれないかな? と思いながら、美穂はハンカチで汗を拭う。「だね。ちょっと俺にもそれ貸して」「あ、うん」なんの気なしにタオルハンカチを渡すと、剛はゴシゴシと顔とうなじの汗を拭いはじめた。(えっ…?)せめて、ぽんぽんと押して拭きとる程度かと思っていたのに。皮脂までたっぷりつくくらい、しっかり拭く。アスリート系なのに自分のタオルとかハンカチ持ってないの?固まる美穂。一昨日「結構気温が上がるよ」って言ったはずなのに。服装のことに加えて「ハンカチもタオルも水筒も忘れずにね」って言わないといけなかった?それって、まるで遠足の前日のお母さんみたいでいやだよ。ハンカチを受け取ると、汗が染み込んだところを内側にして畳む。汗くさっ…。ああ、お気に入りのフェイラーのゴリラ柄ハンカチが…。「うお〜! 桜、満開じゃん」頂上近くの、桜が綺麗なエリアまでやってきた。剛はテンション高めだ。でも美穂は、さっきのことでモヤモヤ。心から楽しみきれない。「美穂、どうした?」「ううん」帰りは、車で美穂の家まで送ってくれた。そのまま帰すのもそっけないかなと思い「コーヒーでも飲んでく?」と聞いてみた。「お、いいねえ」うれしそうについてくる剛。ずっと待ち望んでいたはずの瞬間。それなのに、覆いかぶさる剛の髪から、美穂のカラダに降ってくる男臭の汗が気になる。やっぱり…なんか違うかも。【三松さんからのコメント】2023年の流行語トップ10にも選出された「蛙化現象」。もともとはグリム童話『かえるの王さま』が由来で「好きな相手に好意を向けられた途端、嫌いになってしまう現象」を指します。一方、Z世代のあいだでは、「好きなはずの相手のイヤな面を見て、急に冷めてしまう現象」として使われているようですね。蛙化のきっかけは、近づいたときの鼻息の荒さや鼻毛、店員さんへの横柄な態度などとさまざま。鼻息が荒いのはもう、どうしようもないですが。話を聞いていると、理想高めの人や完璧主義者に起こりやすいようです。 美穂さんも、片思いの期間が3年と長かったので、どうしても剛さんへの期待がふくらんでしまったのではないかなと。仲が深まるうちに、「もー! ちょっと、やめてよ!」と笑い飛ばせるようになればいいですが。ずっと憧れていた相手だからこそ、初デートではからかいづらかったのかもしれません。とはいえ、汗がイヤなのは大丈夫か?夫婦仲相談所に来られる妻の方々から「衛生的にズボラな夫とはまったく合わない」「あの汚さは生理的に無理」という言葉が出ます。今後、結婚するとしたらますますニオイと体液に触れるシーンは増えていく。一生続く結婚生活。そのたびに眉をヒソメていられない。そう考えると、蛙化の直感は正しいのかもしれません。「ハンカチ王子ではなくハンカチレス汚男子(おダンシ)。衛生概念の温度差は結婚後、冷めるファクターになる!よーく考えてから付き合ってね」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©BullRun/Adobe Stock文・三松真由美
2024年04月18日夫婦が【離婚を決意するきっかけ】って?たとえ仲がよい夫婦でも、ひとつのきっかけで離婚を検討し始めるかもしれません。今回は夫婦が離婚を決意するきっかけについて紹介します。魅力の喪失感相互に魅力を感じ合うことは関係を継続させる上で不可欠です。お互いに魅力が薄れてしまうと満足感を失くし、結果として別れを考慮するかもしれないと見られています。自分磨きを怠らず、また相手に対する愛情の言葉を惜しまないことで、このピンチを乗り越えられそうです。将来が描けない二人の将来について話し合う中で、彼が数十年先を想像できない状況が原因で、別れを考えることもあるようです。自己成長やキャリア形成にも力を入れ、価値観の共有にも努めることが、二人の未来を守る鍵とされます。お礼を言わない「夫のために毎日お弁当を作っていますが、いつもお礼を言ってくれません。完食してくれるので文句はないと思っていました。しかしある日の夫婦喧嘩で夫から弁当についてネチネチ文句を言われ…。あまりにもひどい発言で離婚を真剣に検討しました」(40代女性)相手がなにかしてくれることを当たり前だと思わないようにしましょう。「ありがとう」が夫婦関係を平和に続ける秘訣になるかもしれません。別れを避けるために別れを避けるためには、お互いに相手を思いやる気持ちが大切ですよ。(Grapps編集部)
2024年04月15日●仲は“Uber Eats博士”「ずっとCMに出演したかった」4月16日より放送されるUber Eatsの新テレビCM「やっぱり Uber Eats で、いーんじゃない?」で4年ぶりに夫婦共演を果たした俳優の中尾明慶と仲里依紗にインタビュー。普段からUber Eatsのヘビーユーザーで、CM出演に大喜びしたという2人に、撮影の感想や日々の食生活などについて話を聞いた。――Uber EatsのCM出演の話を聞いた時の心境をお聞かせください。中尾:普段からすごく利用させてもらっているので純粋にうれしかったです。夫婦共演で照れもありますが、なかなかない機会なので、一緒に楽しもうねという感じでした。仲:私はずっとUber EatsのCMに出演したくて仕方がなくて、(日本に)上陸した時から使っていますし、全国、世界各国で使っているんです。Uber Eatsに助けられてここまで来たという感じです。以前は、一度にひとつのお店からしか頼めなかったのが、同時にふたつのお店から頼めるようになった瞬間も知っていて、Uber Eats博士だよね!?中尾:すごい! ロサンゼルスに家族旅行に行った時に、どこに食べに行こうかと悩んでいたら、Uber Eatsを頼んでくれて。海外ですし、あれは感動しました。○4年ぶり夫婦共演中尾「ドキドキ」 仲「家って感じ」――4年ぶりの夫婦共演となりましたが、いかがでしたか?中尾:やっぱりちょっと恥ずかしいです。ちゃんと目を見たりできない。カメラの前だし、スタッフさんもいっぱいいたので、「2人で見合ってください」とか言われましたが、なんか照れちゃって(笑)。緊張しちゃうんだよな。仲:本当に!? 全然恥ずかしくないですし、全然照れないです。家って感じで。1人で緊張してたんだ!中尾:ドキドキしてた(笑)仲:昨日パックしていたもんね! いつもしないのに私のパックを奪ってしていました(笑)。気合を入れて。――中尾さんは、普段のおひとりでの仕事とだいぶ心境が違ったようですね。中尾:そうですね。ほぼ素なので、仕上がりとしてはリラックスした雰囲気が出ると思いますが、照れくさいのはどうしてもあります。(仲も)一緒に緊張しているだろうなと思っていたので、全く気にしないんだというのが意外でした(笑)。仲:むしろ安心して、家にいるようにリラックスして今もインタビューをさせていただいているので、いつもこれぐらいしゃべると口の中が乾燥するんですけど、全然乾燥しない! 潤っています。――中尾さんのおかげでより自然体に。仲:マイナスイオンみたいな癒やしの何かが出ていますね。中尾:歩くパワースポットです!(笑)――逆に中尾さんにとって仲さんはどういう存在ですか?中尾:どこかやっぱり、かっこつけたいというのがあるんでしょうね。いいところを見せたいというのがあって、緊張してしまうのだと思います(笑)。仲:(緊張しているとは)全然わからなかったです。いつものようにおしゃべりで、サービストークもすごいなと思っていました。○「Uber Eatsで、いーんじゃない?」セリフを練習――撮影に関して事前にお二人で相談などされたのでしょうか?中尾:そういうのはしていません。仲:でも、昨日も「Uber Eatsで、いーんじゃない?」というセリフを口ずさんで練習していましたよ。デパートで。意気込みがすごかったです!中尾:恥ずかしいから言わないでよ~(笑)。エスカレーターで練習したんですけど、全然リアクションしてくれないんですよ~。仲:練習しているのかギャグなのかわからなくて。いつも子供みたいにしゃべってくるので、たまに聞かないようにしているんです(笑)――仲さんは撮影に向けて中尾さんのように練習したり、こだわった部分はありますか?仲:「やっぱ作るわ」というシーンがあるんですけど、私は普段「Uber Eatsで、いーんじゃない?」側なので、心を鬼にして言うように。役者魂でお芝居を頑張りました!――CMの見どころもお聞かせください。仲:いろんなパターンをやらせていただいて、どれも面白いですが、スプリンクラーで水浸しになるところが楽しかったです。なかなかお芝居でもびしょびしょになることはないので。中尾:うん。本番1回勝負だったし、面白かったです。●家で食事をする時間が増え「家族の笑顔も増えた」――Uber Eatsを普段から利用しているということですが、どのように利用されているか教えてください。中尾:行くと混んでいるお店がけっこうあって、行きたいけど並ぶのは嫌だというときにUber Eatsで頼むとすぐ来てくれて、それが本当にありがたいです。人気店を調べて頼んだりしています。仲:エリアごとに頼めるものが変わるので、私はいつもロケ先に行ったときはUber Eatsの住所を変えて調べています。芸能界一、Uber Eatsを利用している自信があります!中尾:そうだと思う! ほぼ毎日(利用している)。仲:買い忘れたものもUber Eatsで頼むんです。調味料とか。本当に便利で助かっているので、なくなったら困ります。頼んでいる間に家事を済ませられますし、本当にありがたいです。――自分で作らずデリバリーで食事を用意することにためらっている方もいらっしゃると思いますが、そういう方たちへアドバイスがありましたらお願いします。中尾:そこの罪悪感みたいなものはないでしょ?仲:ない! 逆に味付けなど勉強になることがありますし、流行っているお店のおかずを頼んだりすることで、自分で作る料理の幅を広げられると思います。すごく楽しいですし、気持ちが楽になるというか、やっぱりお母さんお父さんが笑っている幸せな家庭のほうが子供には絶対いいと思うので、皆さんにUber Eatsを取り入れてほしいです。中尾:お母さんたちが笑顔でストレスなく生活しているほうがいいんですよ、特にうちの場合は(笑)――Uber Eatsを活用するようになってからの食生活の変化についてお聞かせください。仲:私たちは撮影があったり不規則な生活をしているので、ご飯を短い時間で食べなきゃいけなかったり、お弁当になってしまったり、野菜が足りなかったりするんです。だからUber Eatsでサラダだけ頼んだりしていて、そのおかげで健康的なバランスがいい食事がとれるようになりました。中尾:家族3人で家でご飯を食べる時間は増えました。外より家で話すほうが気が楽で話がいっぱいできるというのもありますし、家で食べる時間が増えて家族の笑顔も増えました。○『ふてほど』『プチブランチ』互いの出演番組を称賛――それぞれご活躍されているお二人。仲さんは最近だと『不適切にもほどがある!』(TBS)が話題になりましたが、中尾さんは御覧になっていましたか?中尾:見ました! 「最高だね。面白いね」と!――中尾さんは『プチブランチ』(中尾)のMCを務められて1年半。笑顔も素敵でとても安心感がありますよね。中尾:本当ですか!? (『プチブランチ』は仲も)移動中に見てくれたり。仲:ヘアメイク中についていたりするので、「出てる!」って。みんなで「旦那さんじゃん!」って(笑)。さわやかですよね。安心します。今日も(話を)回していただいてありがとうございます。――今回念願のUber EatsのCMにご出演されましたが、次に叶えたいことを教えてください。中尾:僕らが出演させていただく前にいろんなところでUber Eatsの広告を見ていたので、ここに僕たちが映るのが今、一番楽しみです!仲:そう! バス停のところとか。すごく楽しみです。中尾:駅の柱が全部俺たちになるのかなとか。仲:あと、携帯を開くと(Uber Eatsの)広告がいっぱい出てくるので。恥ずかしいね!中尾:僕はいっぱい出たいのでうれしいです!――息子さんはお二人の広告を見て何かおっしゃると思いますか?仲:絶対言うと思います。電車に乗っていますし。――今回の共演の話はされましたか?中尾:しました! でも、「へ~そうなんだ」という感じで(笑)。今日はお留守番しています。仲:お友達とお出かけするのが楽しい年頃になってきました。■中尾明慶2001年にドラマ『3年B組金八先生』に出演し、注目される。近年の主な出演作は、ドラマ『六本木クラス』『PICU 小児集中治療室』(22)、『ばらかもん』『ハイエナ』(23)、映画『そして僕は途方に暮れる』(23)、舞台『斑鳩の王子 戯史-聖徳太子伝-』(24)など。また、月~木曜に放送中の『プチブランチ』(TBS)ではMCを務めている。WEB「LEON」にて『中尾明慶の「モテる 100切りゴルファー」への道』不定期連載中。YouTube公式チャンネル「中尾明慶のきつねさーん」は登録者数77万人を超える。■仲里依紗ドラマ、映画に出演する他、ファッション誌ではモデルとして活躍。また、自身のインスタグラムでは、家族との私生活が垣間見える投稿やファッショニスタとして人気を集める。2020年4月よりYouTubeチャンネルも開設。近年の主な出演作は、ドラマ『大奥』(23)、『不適切にもほどがある!』(24)、Netflix『離婚しようよ』(23)など。2024年秋から放送のNHK連続テレビ小説『おむすび』ではヒロインの姉役を演じる。
2024年04月15日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、大学院生の彼氏との金銭感覚の違いに悩む24歳会社員女性。彼女は彼氏に給与水準の高い会社へ就職してもらいたいと思っているけれど、彼氏はバイト三昧で…。ふたりがこれからも長く一緒にいるためにできることを三松先生が教えてくれます!葵(24歳)、計画性レスの彼氏の奨学金が400万円。将来、二人で払うのは嫌かも【レスなひとびと】vol. 237葵は、丸の内のIT企業で働く会社員。もうすぐ3年目。華やかな暮らしが好きな葵は、とにかく給料重視で就活の荒波を乗り切った。よって年収は同世代の1.7倍。やりきった感で何度もママとねえちゃんと乾杯した。星空を見上げて彼氏の正人に電話。「お疲れ〜!」華金、同期飲みの帰り道。ギリ会社徒歩圏内に家を借りているので帰りは徒歩。「正人、今日は何してたの?」「バイト。いやー、今日も忙しかった」「えっ、今日は合説じゃなかったの?」「いや、バイトリーダーに急遽入れないかって言われちゃって。2割増でバイト代出すって言われたから、行ってきた」「ふーん」「葵は? 遅かったね」「同期と飲み会だよん。 超―いい店だったんだよ。写真送るね」写真は、東京駅の駅舎がバックに映る、夜景が綺麗なテラス席。葵の隣には、ほっぺがくっつきそうなくらい近くに男性の同僚がいて、楽しそうにピース。正人は大学院生。今年が就活の年だ。でも、葵と違って家庭に余裕がなく、仕送りなしの一人暮らし。だから、就活よりもバイトを優先させている。すでに奨学金を合計400万円借りているのに。葵は思う。正人にはなんとしてでも、葵みたいに給与水準の高い会社に入ってもらわないと。年収も家事もフィフティで依存しない結婚が夢。本音を言えば、将来、結婚したとして400万円を肩代わりしたくない。「そんなふうに計画性ゼロじゃ、いい会社入れないよ」「でも、バイトしないと今の生活が立ちゆかないしさ」正人は無駄遣いするほうではない。どちらかといえば倹約家。バイトを休む余裕はないのだろう。「就活中くらい、親に頼れないの?」「無理だよ。葵みたいに学費も生活費も出してもらえる家の人にはわからないって。住んでる世界が違うんさ」「……」何も返せない。週末、正人とのお花見デート。シートを敷いて、パン屋で調達したサンドイッチと缶ワイン。正人は、あれからずっと、葵の同僚との飲み会のことが気になって焦っていた。あのピース野郎は葵を狙ってんじゃないかと。こんなシートデートでいいのかよ。華やかな場が好きな葵だ。もっともっとバイトしてお金を稼いで、いい店に連れていかないと。ってことで、月末にがんばった。「えっ、お店予約してくれたの? ありがと」桜が見えるテラス席。春らしいパステルツイードのワンピースに身を包んだ葵が、にっこり微笑む。ちょっと無理してでも連れてきてよかった。そう思った正人だったけれど…。食事のあと葵に聞かれた。「ねえ、正人、お金ないんじゃないの?」ちょっと機嫌が悪そうだ。いい店で喜んでくれてると思ったのに。「いや、葵が同期とすげーいい店行ってただろ。それ見て俺、焦っちゃって。だから最近、バイトがんばってた」「頑張るとこ違ってない?いい会社に就職しないと奨学金も返せないよ。金銭感覚一緒でないとやっていけない」せっかくのスプリングデートが台無しだ。【三松さんからのコメント】就活、大変なのはよくわかります。自分に一致する理念と待遇の板挟み。でもわがまま言ってたらどっこも内定取れない。そんな時代なのですよね。高給、福利厚生安定の会社に就職したいなら、葵さんの言う通り計画性をもって動くことが重要。就活の辛さを知っている葵さんが、焦る気持ちもわかります。ただ、日本学生支援機構の調査によると、奨学金を借りている学生は、全体の5割。葵さんはそのことをご存知でしたかね。親に学費や生活費を出してもらえることは、あたりまえではないのです。どうしても正人さんの時間を捻出したいのなら、一緒に住んで生活費を軽減してあげてもいいのかもしれません。しかし結婚確定のわけではないし、時間があれば高給会社に入れるわけでもない。葵さんがいつも奢るのもおかしいし。悩みどころですね。ならば、会社選定と就活のノウハウをみっちり伝授することはできるのでは。バイトだって、立派なガクチカとして語れます。生活費を稼ぐため、一生懸命働いていたのなら、そのなかで工夫したことや体験談もあるのではないかと。それらを二人で洗い出す。葵さんは正人さんと将来も一緒にいたいゆえに、奨学金のことを心配している。正人さんは、将来より現在を心配している。ピース野郎に寝取られたくないから。「そこは安心して。あなたしか愛していない」と伝えるのも大事。葵さんを喜ばせたいためにバイトをがんばっているってことを認めて、受け止めましょう。二人が一緒にいられるようにするのに、まだまだできることがありそうです。「計画性レス彼氏、ひどいやつはいっぱいいる。給与全部ギャンブル…とかね。お金ないのに高いゴハン食べる彼ってのもアルアルでしょ!気になったら、目標設定シートをあなたが作ってあげればいいのよ。目標達成ごとにご褒美を出すってことで、やってみよ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©simona/Adobe Stock文・三松真由美
2024年04月11日お笑いコンビ・2丁拳銃の川谷修士(49)の妻で、放送作家・タレントの野々村友紀子(49)が11日、自身のインスタグラムを更新。仲むつまじい“夫婦デート”の写真を公開した。「桜が散る前に夫婦で先日お散歩しました 夕暮れ前で、空も綺麗で気持ちよかった!」と、夫とのデートを報告。「通りがかりのお店で、修士くんがかわいいイチゴのお酒を買ってくれたので乾杯」をした様子など、計6枚の写真で紹介した。2人の娘がいるが「下の娘も今年から高校生」になるそうで、「子どもたちも自分たちの時間が大切になり、少しずつ、いつか羽ばたくための準備をしているみたい」としみじみ。「これからは、寂しいけど嬉しいこの気持ちを分かち合える夫婦でいっぱいデートしたいです。それもまた楽しみ!」と、夫への愛情をのぞかせながら思いをつづった。この投稿に対してファンからは「仲がおよろしいようで何より」「いいね」といった声が寄せられている。
2024年04月11日「トイレットペーパーすら変えられない旦那にイライラ」に共感⁉仲里依紗さんは、妹のまりあさん・れいなさんとともに視聴者から寄せられた恋愛相談に回答。姉妹といえども、恋愛に関しては「3人違う感覚を持ってる」そうです。「33歳と56歳の年の差恋愛はあり?」という相談には、満場一致で「あり」。年齢が違っても好きなものや趣味が合い、交際に至るのは素敵なことだといいます。また、「忘れられない人を乗り越えたい」という相談に仲さんは「(忘れられない人は)いない」「未練とかヨリを戻すとか人生で一度もない」とコメント。サバサバとした性格の仲さんですが、恋愛においてもそのスタンスは変わらないようです。その上で、忘れられない人を乗り越えるためには「忙しくする」「脳まで疲れさせる」「独り身じゃないとできないことをめっちゃ楽しむ」などして、とにかく「自分のために時間を使う」のが近道ではと提案。なお、れいなさんは「猫」「動物には癒されますよ」とアドバイスしました。「好きだったのに冷めちゃう言動は?」という相談もピックアップ。このところ、SNS上などでも、好きな相手が自分に好意を持っていることがわかったり、ささいな言動がきっかけになったりして急速に愛情が冷める「蛙化現象」が話題になっていますよね。それに対して仲さんは「旦那になっちゃったら冷めるっていうか呆れる」と既婚者ならではの現実的な回答。まりあさんが、そもそも蛙化現象が起こるのは「(相手に)期待してるから」であり、最初から期待していなければ冷めることもないと分析すると、「あ~だから蛙化しないのか。期待なんかしてないもんな~」とバッサリです。振られた元彼が「好き」と言ってくることにモヤモヤしているという相談者に、仲さんが「スッゲー怖い人と付き合って(元彼に会わせて)痛い目に遭ってもらう」という方法を勧めると、まりあさんが「アニキ(中尾明慶さん)、その役似合いそう」。中尾さんはこれまで俳優としてヤンキー役などを演じてきましたし、確かに適役かもしれません!ひょんなところで頼りになりそうな中尾さんですが、仲さんは「トイレットペーパーすら替えられない旦那にイライラ」するというお悩みに共感。自宅のトイレでも、トイレットペーパーホルダーが空になっているにもかかわらず、なぜかストックしてある方のトイレットペーパーを使われている……という現象が起こるそうで、それが息子のトカゲくんの仕業なのか、それとも中尾さんの仕業なのかわからないといいます。そうしたささいな事柄をはじめ、仲さんは日々の生活の中で中尾さんに対して不満を感じることが少なからずあるそう。ただ、れいなさんによれば、仲さんがアメリカに行っていて久々に帰国した際、中尾さんがまるで忠犬のように「おかえり!」と出迎えており、「仲良いんだな」と感じたそう。とはいえ、仲さんは中尾さんに対し、素直に喜びを表現することだけでなく、日頃の家事など「人間ができることをやってほしい」と感じているようです。また、「夫が職場の後輩から好意を寄せられていたらどうする?」というお悩みに、「探偵ごっこのように楽しんじゃう」と回答していた仲さん。ここ数年、ドラマなどの出演作品で不倫される妻役を演じる機会が多いといい、「やりすぎちゃって、そういう(不倫される)役を」と正直飽きているのか、実際に夫婦関係のトラブルが発生しても職業病が出てしまいそうだと明かしていました。ちなみに、今回寄せられた恋愛相談の中で多かったのが「好きな人ができない」「男性不信です」「推し活にハマって恋愛できない」という、何らかの理由で恋愛ができないという内容だったそう。これについては、恋愛がすべてではないとして「(好きな人がいないからといって)どうしたらいい?って思わなくていい」「明日になったら違ってるかもしれない」「好きな人がいないなら、いないでいいんです」と、三姉妹で意見が一致していました。(マイナビ子育て編集部)
2024年04月01日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、4年付き合った彼氏に旅行先でフラれてしまった26歳女性。自信を回復するために彼女がとった行動とは…。恋愛でも人生でも、一発逆転するために必要な心掛けを三松先生が教えてくれます!舞(26歳)、奮発した旅行先で、まさかの彼氏レスになったが挽回したよ【レスなひとびと】vol. 236オーシャンフロントの客室。テラスに出た舞は、ミルキーブルーの海を眺めながら「わあ、気持ちいい」とワントーン高い声をあげる。彼氏の友哉と付き合って4年の記念日。奮発して沖縄旅行にやってきた。最近ちょっと友哉とのイチャイチャが足りてない。この旅行では存分にくっつく予定だった。夜、サンセットを眺めながらグリル料理を楽しんだあと。いよいよイチャイチャタイム。なのに、いつまでも部屋のソファでスマホをいじる友哉。舞はしびれを切らして抱きつく。「さみしいよ」そう言って、友哉のシャツのボタンを外していく。すると。「そういうのやめろよ」いつになく語気の強い友哉に、ビクッとして離れる舞。何よりハグを拒否されたことがショックだった。「ここ1年くらい、舞と一緒にいてもそういう気になれない」「それって」「今日は無理して旅行来たけど、俺たち、これ以上うまくいく気がしない」別れ話?沖縄で?最近、うっすらそんな気はしていた。だからこそ今回の旅行で挽回しようと思ってたのに、ここで言う?結婚式のための貯金だって、ずいぶん前から2人でしてたのに。結局、沖縄旅行を早々に切り上げることに。共同貯金をはんぶんこして友哉とは別れた。舞は思う。わたしって魅力ないのかな。SNSフォロワーは男性多いんだけどな。考えれば考えるほど自信がなくなり、将来への不安が募っていく。ある日の会社帰り。駅ナカの書店で一冊の本が舞の目に留まった。手にとって少し読んでみると「フラれた女は海外留学へ行け!」という趣旨のエッセイ本だった。本に書かれたカナダでの生活に思いが飛んでゆく。高校時代、ホームステイをする友達を見て羨ましかったことも思い出す。結婚の予定もなくなったわけだし、式のために貯めていたお金で海外行ってもいいかも。カナダ留学に向けて舞は準備を始めた。まず、英語の勉強と試験。それから、学校の手続きやビザ申請。さらに、英会話ができるマッチングアプリを駆使して、コミュ力も磨く。働きながらの留学準備は忙しい。だんだんと友哉のことを考える時間も減っていった。そして、いよいよ退職。カナダへと旅立った。半年後。舞は新しい彼、アランと同棲していた。「I’m going(いってきます)」アランは、舞が外出しようとするたびキスしてくれる。帰ってきたら、必ず抱きしめてくれる。もう、絶対友哉じゃ満足できないな。元彼と比較するのもなんだが、アランと付き合えたのは元彼が振ってくれたおかげだと思っている。【三松さんからのコメント】留学に行く理由は、語学研修とか、視野を広げるだけじゃない。恋人探しだっていう人も実は結構いるのです。舞さん、友哉さんにフラれた後、他の男性で自信を回復しようとしなかったのがえらかった。フラレ女性は、次の彼氏を秒で探すぞのアグレッシブ系と「傷ついた私」におぼれるメンポヨ(メンタルポヨポヨのよわっちさん)系と分かれますね。語学学習をして、勇気出して異国での生活を始める。ライフスタイルを大幅チェンジするというハードルが高いことに挑戦するって立派です。集中してがんばったので自信が回復したのでは?そんな舞さんだからこそ、アランのようなセクシー彼氏ができたのでしょう。法律を破ったり、誰かに迷惑をかけなければ地球上のどこにいったっていい。だって人生一度キリですもん。自信をなくしたとき、行き詰まったとき、もう手立てはないと思ってしまいがち。実はいくらでも選択肢はある。舞さんのようにグワっと視野を広げるだけで、世界が変わることもあるのです。「彼氏レスになった時こそ、勝負に出るんだ。人生一発逆転のいいきっかけになる!」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©peach100/Adobe Stock文・三松真由美
2024年03月28日夫婦円満の秘訣って?【既婚男性に聞いた】「妻を選んでよかった」と思うとき結婚したらパートナーとずっと仲睦まじく暮らしたいですよね。そこで、今回は既婚男性が感じた「妻と結婚してよかったと思ったとき」について紹介します。いつもと違うメイクに心動かされたとき「妻が同窓会の準備をしていて『そろそろ出かけるね』と言って顔を見せたんです。その姿がすごく華やかで…。いつもは落ち着いたナチュラルメイクなのに、その日はどこか違った雰囲気で、びっくりすると同時に素敵な女性と結婚できてよかったなと思いました」(36歳/男性)結婚生活が長くなると、毎日の化粧もナチュラルなものになっていくことが多いですよね。だからこそ、たまに見せる違った一面に夫はドキッとさせられるのかもしれません。涙を流す姿を見たとき「夫婦で家族のドキュメンタリー番組を見ていたとき、妻が感動して泣いていました。家庭環境が複雑だった妻は、自身の状況と重ね合わせているのだと感じました。それを見て、結婚したから自分が妻を守れるのだと思い、改めて妻の支えにならねばと強く意識しました」(38歳/男性)大切な人が泣いているとドキッとしてしまいますよね。そして、結婚したからこそ、家族としてパートナーを守ることができると実感するのかもしれません。子どものように楽しそうなとき「大型ショッピングモールで買い物をしていたとき、妻がペットショップで子犬に夢中になっていました。『かわいい~』とはしゃいでいる妻はまるで子どものようで、それがとても魅力的だと感じました」(33歳/男性)大人になると無邪気さを失いがちだからこそ、子どものように楽しんでいる姿に心を動かされることがあります。そして、そのような姿を見せてくれるパートナーと一緒にいられることに喜びを感じるでしょう。細やかな気配りを感じたとき「仕事で試験勉強をしていて深夜まで頑張っていたとき、妻が気を遣って夜食を作ってくれました。すでに寝ていると思っていたので驚きましたし、とても励まされ、結婚してよかったなと思いました」(36歳/男性)パートナーが自分のことを気遣ってくれるとうれしいですよね。大切にされていると実感することで、よりパートナーを大切にしようと思うでしょう。一緒にいられる喜びパートナーが大切だと改めて感じたときに、結婚してよかったと思うことが多いようです。互いに寄り添い、一緒にいられる喜びを感じて日々をすごせるといいですね。(愛カツ編集部)
2024年03月27日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、書店員として働く23歳女性。副業でフードデリバリーの配達員をはじめたら、なんと胸キュンの出会いが…。素敵な出会いをするための秘訣を三松先生が教えてくれます!紬(23歳)、大好きな書店仕事だけど貯金レス。始めたフードデリバリーのバイトで…【レスなひとびと】vol. 235紬は書店員として働く23歳。物心ついた頃から本好き。本に関わる仕事はずっと夢だった。しかし。「今月も全然貯金できなかった〜!」紬の手取りは月15万円前後。家賃7万円、光熱費1.5万円、食費3万円。毎月ギリギリ。でも本の仕事が大好きなので転職はしたくない。ジムに行くお金はないので、運動を兼ねつつできる副業はないかと考えた。フードデリバリーの配達員だ!最初のうちは、慣れない大きなリュックによろめいた。ただ、ふだんとは違って屋外で働く開放感がいい感じ。「え、これどこから入るの?」転機が訪れたのは、ある雨の晩。目的地に着いたものの、タワマンの入り口には「入居者専用」の看板が。配達員は、配達専用裏口まで回らないといけないっぽい。あわてて自転車でターンしようとすると、ズベッと滑って転んでしまった!「うそっ、中身が」幸いハンバーガーだったからギリセーフ。ただコーヒーが少しこぼれてしまった。「味は劣るかもだけど…」エントランスの自販機で、ひとまずコーヒーを買い直して修復。オートロックの自動ドアを2回もくぐって、やっとエレベーターで29階へ。チャイムを鳴らすと、同い年くらいのスウェット姿の男性が出てくる。「すみません、さっき転んでしまって、コーヒーが少しこぼれてしまって。別のもので申し訳ないのですが、よかったら」怒られちゃうかも、とびくびくしながらハンバーガーの袋とコーヒーを差し出す。彼は受け取ると「こんな雨の日にすみません。ちょっと待ってて」と言い、タオルを持って戻ってきた。「返さなくていいから」そう言って、紬にタオルを渡してドアを閉めた。数日後、配達のバイトの日。「あっ」再び、あのタワマン29階の彼からオーダーが入った。洗って畳んでおいたタオルを一緒に持って出る。そして彼に桜フラペチーノの袋と、タオルの入った紙袋を渡すと。「え!あのときの…。ありがとう」驚きながらお礼を言われた。彼の左手には読みかけの小説が。最近紬も読んだ小説だ。「あ、その小説、いい展開しますよね、奇想天外っていうか」思わずポロッと感想が出てしまう。すると、彼が初めて笑った。「本、お好きなんですか」「はあ、いつもは書店員しててこっちは副業で」「そうなんですか…あの…」彼から名刺を渡される。誰でも知ってる外資系のIT企業だ。「ツカサっていいます。よかったら、今度ごはん行きませんか。小説の話したいな」「…!」久しぶりに、なんだかドキドキ。好きなものがきっかけになるって、いいな。【三松さんからのコメント】好きなものへの気持ちを貫く紬さん、かっこいいですね。今の時代、「仕事に不満がある」=「転職しなければならない」わけではない。お金をむっちゃかけて運動している社会人が多いなか、お金をもらいながら運動しちゃおうというポジティブさが推せます。フードデリバリーのバイトが出会いにつながったのは、紬さんの他者を気遣う人間性のたまもの。困難な状況でも投げやりにならず、ごかまさず、最大限の気遣いをしたから。趣味が合ったのもGOOD。趣味はもっておいて損はないと思ったでしょ!好きじゃないものをムリやり摂取する必要はありませんが、人との共通点が作れれば作れるほど、いい出会いの確率って上がります。趣味をもつって大切。読書、動画、料理、スポーツ、あ、大谷翔平選手だってスポーツが取り持ったご縁じゃないですか!少しでも「おもしろいかも」と思ったら深掘りチェックしてみて。もしかしたら、それがきっかけで話が弾むことだってある。紬さんにはマネー貯金はなくても、いい出会いのための「経験貯金」があったのです。彼と一緒に桜フラペチーノを持って、御苑の桜の木の下でふたりで読書。ドラマのような楽しいデートができるといいですね!「貯金レスでも卑屈にならず、経験貯金をしとこう。趣味や好きなことを突き詰めとくとタワマンに住むことができるかもしれない。あ、人間性も磨くのは忘れずに」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©aerogondo/Adobe Stock文・三松真由美
2024年03月21日このお話は作者ポケットさんに寄せられたエピソードをもとに再構成し漫画化しています。 ■これまでのあらすじ幼稚園に通う息子のゆうたと、無職で借金が発覚した夫と暮らすさくらは、夜勤もこなすワーキングママ。ある日帰宅すると、いるはずのゆうたと夫の姿がなく、夫からは身に覚えのないさくらの非を責めるメールが…。すぐに警察署に行き経緯を話すと、夫の言葉を信じたようでさくらは疑われてしまう。この人に話してもムダだと思ったさくらは警察署を出ることにするが、児童相談所の職員から電話がかかってきて…。■もしかして夫が…!?通報した人に、ひとりだけ心当たりがありました。しかし、児童相談所の担当者によると、通報者のことは伝えられないとのこと。そして驚愕の事実が…。ゆうたの頬が腫れている…!?■絶対に許さない…!児童相談所の職員によると、息子は通報者に抱かれて寝ており話はできなかったと…。ただ、頬が腫れており虐待を疑ったとのことでした。そんな痕、最後に見た時はなかった。まさか夫が私の非を捏造するためにゆうたを…!? 子どもが夫に傷つけられたかと思うと、怒りで、悲しみで、我を忘れて叫んでいました。絶対に許さない…!一刻も早く息子の無事を確認したい。赤ちゃんのときから今まで1日たりとも私から離れて夜を過ごしたことがない息子。寂しくて泣いているかもしれない。怖くて泣いているかもしれない。痛くて泣いているかもしれない…。私は弁護士の力を借り、児童相談所へ再度説明と相談、事実確認をすることにしました。 それが、息子を保護できる最短の道だと信じて…。次回に続く「配偶者に子どもを連れていかれた話」(全26話)は12時更新!
2024年03月09日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、自分との時間より趣味を優先する彼氏に不満を感じている26歳女性。将来の生活にも不安を感じているとのことですが…。長続きカップルになるためにはどうしたらいいか、結婚前に必ずしておくべきことを三松先生が教えてくれます!翔子(26歳)、趣味の時間を大事にする彼。趣味レスなわたしってつまんない女か【レスなひとびと】vol. 233「じゃ、行ってくるわ」朝5時前。同棲中の彼氏、陽平はベッドを抜け出し、スノボに出かけていった。最近はいつもこうだ。「もうすぐシーズンが終わるから」って毎週のようにスノボに出かけていくんだもん。翔子も一度だけ、一緒に行ったことはある。ふだんは着ないような派手色のウェアとゴーグルとニット帽を買って。陽平は「かわいいじゃん」ってほめてくれたけど…。「ぜんっぜん滑れないーー」サラサラとロングヘアをなびかせて、真横を滑走していく女性を見ると翔子は腰が引けてしまった。リフトを降りたばかりで、先はものすごく長いのにどうやって下まで行こう。「しょーがねぇなぁ、ゆっくりでいいから」と笑いながら、最初は手取り足取り優しく教えてくれていたものの、そりゃ教えてばかりじゃつまんないよね。彼は思いきり滑りたくなったのか、1時間だけ別行動することに。寒くて、寂しくて、孤独で、一体何のために冬山に来たんだ!?あれ以来、翔子はスノボには同行していない。一緒に住むまではそれでよかった。翔子は大きな病院で看護師をしていて、ランダムシフト。土日に毎週休めるわけじゃない。土日はアウトドア派の陽平がむしろ都合いいくらいだ。行動がわかってるので浮気の心配もしなくていいし。その考えは一緒に住み始めて一転した。「え、今週も行くの?」の繰り返し。毎週末に出かける陽平。仕事か趣味かで、家のことはまったくやらない。「わりぃ、また友達と約束してるんだ。エッチはまたね。翔子はどっか行きたいとこがあるんだっけ?」「んー、特にあるってわけじゃないけど、最近一緒にゆっくりできてないなって」「そかそか。じゃあ、やりたいことできたら教えて!」陽平はまず趣味優先。翔子のことはその次。しかも、チラッと見えてしまった。陽平のスマホに、サークル掲示板のアプリが入っているのを。ためしに翔子もアプリをダウンロードしてみる。掲示板には「お茶できる20〜30代募集」といった簡単なものから「1泊でスノボ行く人募集」といったものまでいろいろある。スノボサークルの参加者を探すと「よーちゃん」がいた。アイコンはずいぶん前にふたりで行ったカフェデートで、翔子が撮った写真。そのサークルには、もちろん女性もいる。今頃、陽平は上級者の男女でスノボを楽しんでいるのだろうか。全然家のこともやらずに、春夏はサーフィンやキャンプ、秋冬はスノボ。(わたしも何か、趣味を作ればいいのかなあ)もやもやして、二度寝もできなくなってしまう。このままじゃ、結婚しても一緒に子育てできる気がしない。【三松さんからのコメント】なるほど趣味や友達付き合いを優先する彼氏に不満な日々ですね。結婚前に不安や不満はすり合わせしておかないと、「結婚したら直るだろう」ってことは一切ありません。家のことを翔子さんに任せていつまでも子ども気分。自由気ままな彼氏。お互い働いているのにフェアじゃない。まずは、家事の分担を決めるところからです。「趣味に時間使う前に、生活の基本は二人でシェアしよう」が第一声です。陽平さんはなにか明確な目的がないと、行動を起こさないタイプ。「この日はしよう」とあらかじめ計画をしてみて。は家事だけでなく、映画、ゲーム、ドライブ、カフェデート、エッチなど二人で共にする行動。それでも自分の趣味と付き合いを優先するようならば、別れるかどうかを真剣に検討したほうがよかろうかと。趣味は必ずしも同じじゃなくていい。パートナーの趣味を受け入れ、自分は全然違うことをする。でも二人でする何かのときにはコミットして充実タイムを過ごす。そんな関係が健全です。趣味がないならば無理して探す必要はありません。「パートナーとなんもせずまったり過ごすのが好き」という人だっていくらでもいます。問題は彼が翔子さんのその気持ちを察するかどうかです。察することが苦手な彼なら、バチッと言葉で伝えないとわからない。結婚できるかどうか、今のうちに模索してみてくださいね。「趣味レス女性でもぜんぜんOK。でも彼が“趣味>二人時間”ってタイプなら結婚後、確実にレスになります!いいのか。それで。寂しいぞう」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©KRIS/Adobe Stock文・三松真由美
2024年02月29日結婚相談所マリーミー(東京都渋谷区、代表:植草 美幸)は、当社で婚活中の3名に密着して放送された、フジテレビ系ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション」(2月4日・11日放送「結婚したい彼と彼女の場合~令和の婚活漂流記2024~前編・後編」※関東ローカル)に、現在も大きな反響をいただいています。いただいた反響や現在の婚活現場の実態を踏まえ、植草 美幸が最新の婚活事情を発表いたします。結婚相談所マリーミー代表 植草 美幸【結婚相談所マリーミー】 ■番組放送後の反響今回の密着撮影は2023年に行われましたが、コロナ禍を経て当社に入会される方に最も顕著に見られたのは、「人とのコミュニケーションがうまく取れない方が増えた」ということです。職種によっては、「コロナの約3年は、仕事もメールで食事も宅配し、人と話すことがほぼなかった」という方や、「入社以来リモートワークで、電車にも本当に久しぶりに乗った」という方もあり、社会人としての基本的なマナーや礼儀などからお伝えしなくてはいけない場面が多くなりました。また、今回の放送でも大きな反響があったポイントですが、「自分がどう見られているかを意識できていない」「自分の言動で、相手がどういう気持ちになるかを想像しきれていない」という方も増えています。ですが、これは社会背景に基づく部分も大きいため、本人達をただ責めるのはあまりにも気の毒です。相手の立場に立ってものを考えることや相手ときちんと意思疎通を図ることは、婚活に限らず、友人を作ることや職場でも必要なことですが、そこについてはどうしても実際に人と会って、時には失敗しながら努力することが必要です。私達婚活アドバイザーも、日々問題を指摘したり、励ましたり、一緒に落ち込んだりしながら、二人三脚で歩んでいます。特に今回の密着で、顔を出して悩んだり苦しんだりする姿をありのままに見せてくれた男性2人の勇気と努力には、ご覧になった方からも応援の声を沢山いただきました。■コロナ禍を経て「結婚相手に求める要素」も変化またコロナ禍でもう1つ見えた大きな変化として、「男女それぞれに求めるものが変わってきた」ということがあります。例えば男性は、以前は女性に対して「若い」「可愛い」を求める方が圧倒的多数でしたが、現在は「何があるかわからないので、しっかり働いて自立している女性がいい」という方が増えています。番組でも、高学歴女性や経営者女性がお相手になるケースがありましたが、コロナ禍を経て「頼りがいのある女性」という希望がすごく増えました。逆に女性は、以前は男性に「経済力」を求める方が圧倒的多数でしたが、現在は「共働きになるので、家事能力が高い人がいい」という希望や、「外見の美しさ」を求める人が増えています。番組でも脱毛の話題が出ましたが、外見についても、コロナ禍で動画配信サービス等の視聴時間が増えたことと無関係ではないように見受けられます。そういった関門を乗り越え、デートを重ねたり真剣な交際に入っても、家族の問題など「結婚」を目指すからこその課題もあります。番組を見られた方の中にも、「婚活は大変そうで、自分にはちょっと難しいかも。。。」と思う方がいらっしゃったかもしれませんが、パートナーは、かけがえのない人生のベストフレンドです。結婚相手は、「困ったときは応援するよ」「支えるよ」と言ってくれる一番の理解者であり、当社が全力でサポートするのは、「結婚によって誰かがそばにいてくれるという精神的な安定や、毎日大切にされていることを実感する喜びを知ってもらいたい」という想いからです。自分を磨けば絶対にチャンスはあります。今回の放送でも、「最初の頃と最後の頃では、婚活者の立ち振る舞いや言動も全然変わっていて驚いた」という反響を多くいただきました。今後も結婚相談所マリーミーは、一生懸命に婚活をする方々のサポートを全力で行って参ります。◆結婚相談所マリーミー代表:植草 美幸(うえくさ・みゆき)経歴恋愛・婚活アドバイザー、株式会社エムエスピー代表取締役。1995年、アパレル業界に特化した人材派遣会社・株式会社エムエスピーを創業。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。以後15年間にわたり、ラジオも含めて年間約2,000人にアドバイスを行い、業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の成婚率(※)を誇る。著書は『ワガママな女におなりなさい(講談社)』『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること(諏内えみ氏との共著、青春出版社)』など。(※) 成婚退会者数÷全体退会者数で算出。●結婚相談所 マリーミー ●植草 美幸オフィシャルブログ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月26日■前回のあらすじ奈美と正也は仲の良いカップルだったが、入籍後から正也が奈美を気遣わなくなり、すれ違うようになっていった。叱られた後はしばらくは努力するものの、すぐに気遣いのない言動に戻ってしまう正也。正也の頼みで義実家の飼い犬の介護をした時は、育児との同時進行で奈美が疲れ切り産後クライシスに。正也のことが生理的にも無理だと感じるようになっていく。そんなモヤモヤを抱えたまま1年が過ぎ、夫のいとこの結婚式に参加するため沖縄へ行くことになった。 >>1話目を見る 正也の弟夫婦は沖縄に移住しているため、会うのは久しぶりでした。相変わらずの仲良し夫婦で、美穂さんのお腹にはふたり目のお子さんもいるそうです。ずっとモヤモヤした日々を過ごしていた私に取っては、羨ましい限りでした。それに比べて、うちは…。親戚の前で私へのダメ出しをし続ける正也。今その話題を出す意味があるのかと、思いやりのない言葉にイラッとしました。「よそはよそ、うちはうち」と割り切れたら楽なんでしょうが、弟夫婦の仲睦まじい様子を目の当たりにして、比べずにはいられませんでした…。※この漫画は実話を元に編集しています次回に続く!毎日更新!
2024年02月19日女優の遠野なぎこが18日に自身のアメブロを更新。以前から悩まされていて医師に相談した症状の原因についてつづった。この日、遠野は「『“過活動膀胱”』」と切り出し「次から次へと。色んな症状が、私を襲って来る」とコメント。「だいぶ前から悩んでいて。前回のクリニックでの診察で本格的に先生に相談」したといい「お薬を出して頂いて。飲み始めてから、今のところ1度も生活に支障をきたしてないから…相性が良かったのかも」とつづった。続けて、症状の原因ついて「ストレスや、緊張や、アルコールも関係するらしい」と述べ「どうにか改善出来る所と、改善し難い点と両極だわ」とコメント。最後に「今週、また診察の日」と自身の予定を明かし「栄養補助ドリンクも追加して頂いて、血液検査の結果も伺って。また一歩進めるようにしたいな」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年02月19日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、推し一筋でリアルな恋愛に縁がなかった22歳女性。バイト先の男性に突然告白され、驚きつつデートするもトラブルに遭遇してしまい…。「いい彼氏」になれるのはどんな男性なのか、三松先生が教えてくれます!風花(22歳)、ぬい撮り中に「非常識ね」と指摘され動揺。私って常識レスなの??【レスなひとびと】vol. 231風花には推しがいる。お出かけの時は、いつだって推しぬいと一緒。ぬい活は、風花の暮らしのなかの欠かせないルーティンだ。そして、同じグループを推してる子とのお出かけが、一番気楽だった。推し仲間はすべてを分かち合える。だから、バイト先の竜崎くんに誘われたときは心底驚いた。「間宮さん、この通り沿いにパフェ専門店がオープンしたの知ってる?僕、甘党なんだ。男一人だと行きづらいから、付き合ってくんない?や、もちろん興味なかったら全然断ってくれていんだけど」「えっ!エミリーパフェのことかな。ま、まぁいいけど…」高さのある盛り付けがキレイなそのパフェ店は、SNSでも話題になっていた。今月限定のいちごパフェは、推しのメンカラの赤と同じだから、写真を撮ったらすごく映えそうで、正直ひとりでも行こうと思ってた。だから、勢いでOKしちゃった。「あの、うち、推しがいて。カフェとか行くと、いっつも推しのぬい…あ、小さいぬいぐるみなんだけど…と写真撮ってるんだよね。竜崎くんはそういうの、恥ずかしくない?」「え、全然。てゆうか知ってるよ、間宮さんがよく、休憩中にぬいと写真撮ってるの」(み、見られてたのかあ)思わぬ発言に、顔がホワンと赤くなる。「ごめん、やっぱ言う。男一人だから入れないんじゃなくて、間宮さんが気になってるから一緒に行きたいの」(って、どういう展開?…)突然の告白。これまで推しにしか恋愛感情がなかった風花は心臓が飛び出そうになる。とはいえ、同時に思う。なかなかうちの推し活を理解するのは難しいだろうな、と。悶々。(パフェ店でのうちを見て、竜崎くん、常識ないやつって、きっと引くんだろうな)1週間後、竜崎くんが予約してくれたパフェ店に行った。予定通り、いちごパフェの隣にぬいを置いて撮影タイム。絶対映える。ウキウキだ。意外にも竜崎くんはそれを楽しそうに見ている。と、そのとき。「あっ、汚〜い」こちらに向かって、すぐ隣のテーブルの女性が大きな声を出した。目がつり上がって怖い顔。驚いて固まっていると、こう言った。「あなた、不衛生じゃない?洗濯もできない汚れたぬいぐるみを食べ物のそばに置いて。隣の席にいる私達のことも考えてよ。子どもじゃあるまいし。非常識よ」店にいるみんなが、こちらを見ている。不意打ちすぎて、言葉が出ず、ぬいをテーブル下に隠してうつむいてしまう。涙がこぼれそう。(やっぱ、常識はずれかあ。竜崎くん、きっと、こんなうちといるのは嫌だろうな)「そんなふうに指摘してくるほうがずっと非常識です。僕たちは、予約のとき、お店の方に人形と写真を撮っていいかの確認を取ってますよ」(え…?)竜崎くんの言葉に顔を上げる。すると、説教女は「うるさいわね!気分悪いわ。ここで食べるの嫌になったわ」と言ってレジへと立ち去っていった。(竜崎くん、そんなことまで確認しておいてくれたんだ)「さ、撮って!いつも楽しそうに推し活してる間宮さんのこと、いいなと思ってたんだよ。一生懸命でいい感じだなって」ほんと、竜崎くんには、ドキッとさせられっぱなしだ。【三松さんからのコメント】今や、20代の半数は推しがいるとも言われています。実際にフル推し活をしている人の割合はもう少し低いかもしれませんが、それでも「ぬい撮り=周囲に引かれること」というふうに考えて、自分から身を引く必要はないない。勇気を出してデート、行ってみてよかったですね!それにしても、急に怒鳴られたのは災難でした。ぬいを置いているのは、風花さんのパフェの隣。その説教女のパフェではないですし、同席しているわけでもない。自分のなかの常識を振りかざし、個人を怒鳴り、公の場で辱める。そのひとこそ非常識な行動だわあと感じました。思わぬアクシデントが起きた時の咄嗟対応って、性格が出ます。さっと動いて、かばってくれた竜崎くん、ナイスです。きっと、風花さんが心から楽しめるように事前準備してくれていたのですね。気遣い度抜群。これからのおふたりの進展が、楽しみです。「常識レスかなと感じてるあなた。空気を読む力があれば大丈夫。時と場所を考えて気遣いを。それを補ってくれる彼氏をゲッチュできれば幸せ者です」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©hakase420/Adobe Stock文・三松真由美
2024年02月15日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、オンラインゲームで知り合った男性に「会わない?」と誘われた26歳女性。彼には同棲中の彼女がいるらしいのですが…。彼女がまず考えるべきことは何か、三松先生が教えてくれます!ユキ(26歳)、冷静さレス。「4年付き合っている彼女よりユキのほうがかわいい」って言われて舞い上がる【レスなひとびと】vol. 230仕事の日は、帰宅するとひとまずNintendo Switchの電源を入れる。「あ、コウさんいるじゃん」モフモフ部屋着に着替えながら画面を確認すると、気になっている彼がいるのが見えた。ユキはショッピングモールの雑貨店で働く26歳。立ち仕事なので、帰宅後はもう、一歩も動きたくない。とはいえ、ひとりの部屋はさみしい。そんなユキに、オンラインプレイができるゲームはぴったりだったのだ。ユキの気になる相手コウさんは、フリーのコンピュータエンジニア。30歳。彼女と同棲中らしい。それなのに、ボイスチャットをしながら一緒にプレイするうちに「ユキちゃんって声、かわいいよね」「正直、彼女よりも気が合う」「あー、ユキちゃんみたいな子が彼女だったらなぁ。ノリもいいし」とノリノリで言ってきたのだ。最初は驚いたけど、悪い気はしなかった。だって、4年も付き合っている彼女よりも、ユキが上だと言っている。今まで好きな人はいたことがあるけれど、恋が実ったことはない。モテたこともない。だから、コウさんの言葉を聞くと、「わたしって、ほんとはすごく魅力的なのかもしれない」と優越感が湧き上がる。「調子いいなあ」と最初は聞き流していたけど、毎日のように褒められて、だんだん彼が気になってきてしまっている。仕事でくたくたの夜に「今日はユキちゃんといっぱいプレイできたから疲れ取れたわ」なんて言われると、なんだかこっちもそんなような気がしてきてしまう。だから、ついに聞いてみた。「コウさん、彼女さんと一緒に住んでるのに、そんなこと言っていいんですか?聞かれたらまずくないですか」「いや、自分の部屋だし平気だよ。彼女もオレっちのゲームのことなんか興味ないと思うし」「え、そうなんですか?あんまり仲良くないとか…」「そうそう。友達って感じ。だからさあ、今度、ユキちゃん会わない?ちょっと遠いけど、新幹線ならすぐっしょ」突然の誘いに驚いてしまう。でも、コウさんとは気が合うし、趣味も同じだし、いい人だし。会ってみたい。(もしかしたら、彼女と別れて、わたしと付き合うことになるかも?)そう思ったものの、まだちょっと怖くて渋ってしまう。「新幹線代は、会ってから払うからさ。来月こっちおいでよ、どこかの部屋にSwitch持ち込んで、一緒にプレイしたらめっちゃ楽しそうじゃない?」ぐいぐい来るコウさんに、すぐ返事ができない。「え、ユキちゃん思ってたよりノリよくないな。仕事忙しいとかかな」ああ、ノリが悪いってマイナス評価がついちゃった。早く決断しなくちゃいけないけど、どうしたらいいかわからない。【三松さんからのコメント】オンラインゲームで出会って結婚、何組か話を聞いたことがあります。スプラ婚とか言うんですね。ブキを持ってウエディングフォトを撮ったり、ウェルカムボードにイカのぬいぐるみを飾ったり、楽しそうでした。趣味をきっかけにして出会うと、一緒に楽しめることが多くてとってもよしです。お相手の性格も把握しやすいし。ユキさんが「会ってみたい」と思うのなら止めませんが、コウさんは彼女に不義理な男性ってことはわかりますよね。未婚とはいえ浮気に当てはまります。ほかにも気になるのは、コウさんが、ユキさんのペースを尊重していないところ。「会おう」と言われて即決できないのは、決して悪いことではありません。それをすぐ「ノリが悪い」と指摘してくるのは、自分の都合しか考えていないゆえの行動ではないか。本当にユキさんのことが気になっていて、大切にしたいと思っているのなら、待てるはず。彼女とのことをまずは整理してから誘うのが「まっとうな恋愛」です。ユキさんも毎回「可愛い」と言われて舞い上がっているだけなのか、それとも本当にコウさんが気になっているのか、冷静に自分対話してみて。冷静さレスで焦って会いに行っても、望むような未来にはつながりません。「恋と結婚は勢いが勝負という噂もありますが、1回目デートでパンツは脱ぐな」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Suthida/Adobe Stock文・三松真由美
2024年02月08日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、AGA治療のクリニックで働く24歳女性。患者のアラフォー男性から誘われ「想定外」と思っていたものの…。三松先生が、よい恋愛をするために、ルックスより重視すべきことを教えてくれます!ツグミ(24歳)13歳年上頭髪レス男に言い寄られるがアリか?【レスなひとびと】vol. 229駅や電車でよく見かけるAGA治療のクリニック。ツグミは新橋のクリニックで受付事務の仕事をしている。患者さんの対応、管理だけでなく、空き時間にはヘアサイクルのイラストを描いたり、毛髪診断士さんと勉強会をしたりと充実の職場。毎日仕事に行くのが楽しくてしょうがない。患者さんは、たしかに年齢の割に薄い人が多い。元通りの髪型に戻りたいと一生懸命な様子を見ていると、心から応援したくなる。恥ずかしそうに目を合わせぬよう処方箋を受け取るひともいれば「今夜ゴハンどう?」のグイグイ系患者さんもいて、男性観察ができる。学びの多い職場だ。土曜出勤のシフトで、仕事終わりに銀座でゴハンでもしようかと思っていた日。クリニックを出ると、患者の藤川さんが背後から声をかけてきた。「あのう、この前、NewJeansが好きって立ち話してるのを聞いたので、よかったらこれ使いませんか。妹が間違えて2つ購入したって…」手のひらサイズの公式雑貨。「わあ、かわいい。私、どこでそんなこと言ってました?」「昼休みに、受付カウンターでナースさんと。僕、診察が長引いたんで、待合ロビーにいたんです」長く通院してる患者さんの嬉しい気遣い。快く受け取った。すると藤川さんは名刺を差し出し、早口で言う。「もしお茶お付き合いくださるなら、いつでもメールください」いやあ、ないない。頭頂部のヘアがないアラフォー男性。想定外です。と思いながらも失礼にならぬよう名刺はいただいた。名のあるIT会社だ。カルテ見たら37歳。にしてはツルルン。ツグミに不運な事件が起きたのはその数日後。マッチングアプリでマッチした男性と初めてのデートの日。そいつが最低ゲス野郎で、食事の後、無理やりツグミとラブホ街を通り、ホテルに連れ込もうとしたのだ。恐怖を味わい、思い切りバッグで殴ってダッシュして逃げた。自宅付近の駅に着いたのは24時25分。マンションまでの道は徒歩14分。人気がなく薄暗い。怖い。あんなことをされた後の夜道は臆病になる。交番のおまわりさんは外勤なのか、無人…。小さな駅なのでタクシー乗り場はない。思わず名刺を取り出す。藤川さんの携帯番号をプッシュ。遅い時間なのにすぐに出てくれた。理由を話して、家まで送ってくれないかと頼むツグミ。駅中で待っていると、藤川さんは、タクシーを飛ばして来てくれた。なんだかホッとする。無事家に着いた。「ありがとうございます。今度お礼にケーキをごちそうします」と思わずお礼を。ってことで、休日にカフェで藤川さんとお礼のケーキタイム。これがまた、とんでもなく楽しかったのだ。お仕事でAIを使ってることをわかりやすく教えてくれたり、趣味の自転車街巡りの話を聞いたり。NewJeansについてもなんとなく話が合う。頭頂部のことがまったく気にならなくなった。あまりに、会話が楽しくて、また会いたくなったではないか。髪型はうちのクリニック通院できっとフサフサになるはず。それを待たずに、今のうちに付き合ってみてもいいかも。脳内で、藤川さんにカツラをかぶせる想像をしてみる。「アリかも!!!」思わず叫ぶツグミを、藤川さんが不思議そうに見つめる。どうなる、この恋。【三松さんからのコメント】ツグミさん、その恋、アリですよアリ。NewJeansの立ち話を聞いたときに彼は「チャンス」と思ったんでしょうね。ネットに頼らず、現実世界でツグミさんにアプローチした行動力がすばらしいです。その心意気、評価できます。リアルガチで告って玉砕するのを避けがちな令和男性。彼は頭頂部コンプレックスがあるので、振られる覚悟で話しかけたはず。恋愛開始は第一印象、見た目に左右されやすいのですが、ルックスより、そのひとの醸し出す雰囲気、受け答えの心地よさを深掘りすると、より上等の恋に発展します。この恋、進めてみましょう。「頭髪レスの男性、第一印象にとらわれず、じっくり話してみて。心地よければ付き合ってよし!今のAGA治療はすごいんだから」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©japolia/Adobe Stock文・三松真由美
2024年01月25日「夫婦のセックスレスに関する実態調査」(レゾンデートル株式会社)では、全国の20~50代の既婚者4,000人を対象にした大規模な調査結果を見ることができます。本記事では、その調査の中から、セックスレスの夫婦は今どのくらいにのぼるのか、また、夫婦仲との関係はどうなのかをご紹介します。※日本性科学会の定義(1994年)では「性的接触が1か月以上ないカップル」をセックスレスとしていますが、仕事や育児などで疲れていたり、体調が思わしくなかったりすれば、1か月以上性的接触(挿入を伴わない性的コンタクトを含む)がないケースも珍しくないと考えられるため、本調査ではこの定義によらず、本人の認識を重視して実施されています。セックスレス傾向の夫婦は約7割「配偶者とセックスレス状態にありますか?」という質問に対し、「セックスレス状態にある」と回答した既婚者が43.9%、「セックスレス状態にややある」と回答した既婚者が24.3%となりました。これらを合わせた68.2%、つまり約7割がセックスレス傾向にあるといえます。やはり、夫婦のセックスレスは珍しくないようです。セックスレスだと夫婦仲は悪い?セックスはコミュニケーションの一つとも言われます。では、セックスレス傾向にある夫婦は仲が悪いのでしょうか?まずは既婚者全体に夫婦仲を尋ねた結果をみると、「良い」が41.9%、「やや良い」が18.2%となり、合わせて60.1%でした。全体で見た場合、夫婦仲が良い人が多いことがわかります。次に、「セックスレスでない既婚者」と「セックスレス傾向の既婚者」に分けたデータを見てみます。すると、「セックスレスではない既婚者」で夫婦仲が「良い」または「やや良い」人の割合は66.0%でした。それに対し、「セックスレス傾向の既婚者」で夫婦仲が「良い」または「やや良い」人の割合は57.2%となり、約10ポイント低いことがわかりました。では、「悪い」または「やや悪い」の数字を比べると、どうでしょうか。「セックスレスでない既婚者」は11.4%、「セックスレス傾向の既婚者」は14.5%。その差は約3ポイントで、あまり大きな差は見られません。セックスレスでない人のほうがセックスレス傾向にある人よりも、夫婦仲は良い傾向にありますが、セックスレスか否かが夫婦仲に大きな影響を与えるとまでは言えないようです。まとめ今回の調査では、20~50代の既婚者のうち、約7割がセックスレス傾向にあるということがわかりました。一方、セックスレスの夫婦は仲が悪いという傾向は見られませんでした。セックスレス傾向だと回答した人のうち、約6割は夫婦仲は良い(やや良い)と考えており、セックスレスでも良い夫婦関係を築いている人は意外にも多いようですね。(マイナビ子育て編集部)<調査概要>■夫婦のセックスレスに関する実態調査 / レゾンデートル株式会社調査期間:2023年10月23日~25日調査対象者:20~59歳の既婚男女4,000人(男性2,000人、女性2,000人)調査方法:インターネットエリア:全国
2024年01月23日多くのカップルが直面する、デリケートな問題であるレス。とくに、この状況になってしまったときの心のもやもやや不安は、言葉にしにくく周りにも相談しづらい一面も。そこで今回のMOREDOORでは、レスになった方々へ当時の状況や今振り返って思うことを聞いてみました。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。夫婦仲はよいけれど……長い間、一緒にいて……結婚8年目くらいからレス気味なりました。夫婦仲はよく、何も変わらないんですが、夜の営みだけがなくなりました。長い時間を一緒にいることによって、夫婦という男女の関係より、家族としての愛情になってしまってる気がします。今更どうこうなる問題ではないと、半ば諦めてしまっている自分がいます。(35歳/専業主婦)こんな場合も4人目の子どもが生まれてから、ずっと子どもたちに付きっきりで夫婦生活の時間が取れなくなってしまっていました。子どもたちを寝かしつけている最中に自分も疲れきって寝落ちしていることが多く、夫とのコミュニケーションがなくなり寂しかったです。悩んでいましたが、「時間がなくレス気味だ」と夫に直球で相談しました。その後、夫にも寝かしつけを手伝ってもらい、子どもを早く寝かせるように努力し、解決しました。悩んでいた当時の私へ、「ひとりで抱え込まないで」とアドバイスしたいですね。(32歳/専業主婦)関係を見つめ直す機会にレスを経験したことで、相手とのコミュニケーションの重要性や、お互いの感情を理解することの大切さを認識するきっかけになるのではないでしょうか。「自分の言動の背景を伝えること」「相手の言動の背景を理解しようとすること」この意識を持つことが、関係の改善に繋がる第一歩となるかもしれません。イラスト:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2024年01月20日■これまでのあらすじ周囲から理想的な夫婦だと思われながらも、実際にはもう何年も会話すらない仮面夫婦だった明日香と聡。聡にも18年関係を続けている彼女がおり、明日香にも最近気になる人ができていた。娘が大学進学するタイミングで家を出ることになり、単身赴任していた聡が東京に戻ってくることに。これを機に夫婦としてやり直したかった聡とは違い、明日香は離婚の意思を固めていたようで、聡のもとには明日香から「離婚してください。あとは弁護士へ」と端的な連絡のみが送れられてきた。聡が困惑しながら東京の家に帰ると、そこはもぬけの殻で…。がらんとした家の中には、明日香のものはひとつもありませんでした。そしてカウンターの上に置かれていたのは、1枚の離婚届。明日香の分は記入済みでした。こんな風に何も言わずに、この十何年の夫婦関係が終わってしまうのでしょうか?どうにかして明日香と話したくても、電話は繋がることはなく…俺は夏希に連絡を取りました。明日香も、夏希とは連絡を取るはず。夏希に取り次いでもらえないか…そう思ったのですが…。次回に続く。毎日更新!
2024年01月19日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、憧れのお店で働くことにやりがいを感じている21歳女性。仕事を応援してくれていたはずの彼氏がある日不満を言い出し…。三松先生が、恋、仕事、結婚に悩む女性に大切なアドバイスをしてくれます!真希(21歳)、念願の正社員で休日レス。休みが合わずに彼が不満を言い出した【レスなひとびと】vol. 228「よしっ、これで今日は売り切ったね!」真希は表参道の人気ケーキ店で働く21歳。3年目の今年、「正社員にならないか」と打診されラッキー!正社員になったばかりではりきっている。アルバイトのときとは責任の重さが違うけれど、憧れの夢の世界のようなお店で社員として働いて、お客さんの笑顔にたくさん触れて、だんだん自信もついてきた。収入もアップしたから、いいことだらけ。彼への誕生日プレゼントに奮発してジル・サンダーのマフラーを買ったぞ。陽平とは付き合いはじめて1年半。陽平は高校時代に入っていたバド部の先輩。卒業したあと、何度か集まるうちに告白された。今年の陽平の誕生日は日曜日で、真希はお店に出るシフト。デートはできない。でも、仕事が終わったら陽平の家に行って、マフラーを渡すのを楽しみにしていた。いよいよ誕生日当日。お店を閉めたのは22時すぎ。なんとか日付が変わる前に、陽平の家につけそうだ。「おかえり!」陽平はまだ起きて待っていてくれていた。いつも通り、甘い缶のカクテルを飲みながら、陽平の膝の間に座ってイチャイチャ。おっぱい撫でられたり、うなじにキスされたり。真希も、陽平の耳たぶを甘噛みしてベッド行こうとささやく。短い時間だったとしても、こうしてくっつける時間が最高に幸せだ。ベッドに寝っ転がると、空気が一転。「ねえ、真希」「ん」陽平が突然、真剣な顔で名前を呼ぶから、ドキッとする。「真希、むちゃ仕事してるよね。不規則な仕事。俺、誕生日とかクリスマス、年末年始とかのイベントごと、ほぼひとりで過ごさなきゃいけないのかな」「…?」「ときどき思うんだよ。もっと普通の仕事をしてる子と付き合ってたらなって。土日とか会える子」え、急にどうした。普通の仕事って、何?しかも、他の子と付き合う選択肢もあったみたいな言い方…。一気に胸が苦しくなる。確かに、土日休みの会社員をしている陽平とは、休みがまったく合わない。さらに去年から、新年に食べるフランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」の販売を始めて、年末年始も前より忙しくなった。陽平は私のかわいい口元も、とぼける顔も、栗色ヘアも、オムレツ作るのが上手なとこも、仕事に全集中するとこも全部含めて好きって言ってくれてた。「どうしてそんなこと言うの。陽平、わたしの仕事応援してくれるって言ってたよね?」「そうだけどさ。だって、どうするの、子どもとかできたら。イベントごとのお祝いはできないってこと。土日もないしさ。変じゃない?」せっかく憧れのお店で働いて、どんどん仕事を任せてもらえるようになってきたのに。これからも続けていきたいって、思ってるのに。これって、おかしいことかな。今の仕事をしながらだと、恋をしたり、家庭をもったりはあきらめなくちゃいけないの?あんなに渡すのが楽しみだったマフラー、どうしたらいいかわからない。【三松さんからのコメント】真希さん、全然おかしくないです。私達は土日祝日に買いものをしたり、レジャーを楽しんだり、病院で急患で診てもらえたり、さまざまなことをしてもらえますよね。それは当然、そのとき働いている人がいるからです。そういう社会の構造を知ろうとせず、自分の休みに合わないという事実のみで大切な人を傷つけてしまう陽平さん、年齢のわりに子どもっぽい!!陽平さんは、どうしても休日にずーっと真希さんといたいのでしょうか。ぼっちが苦手なタイプか。もし、友達や趣味が少なく、ひとりで過ごすのが苦なのであれば、陽平さんが平日休みの会社に転職する方法もある。イベント日だって、別にその日に何かしなければいけないわけじゃない。1日遅れのクリスマスでも楽しめるはず。できるときに、できるやり方で楽しめばいい。臨機応変な対応ができる彼氏のほうが、この先一緒にいて安心ですよ。マイナスをプラスに変える力をもつ彼氏。そして丸一日一緒じゃなかったとしても、限られた時間を密度濃く過ごすことができる彼氏。今、彼の不満が浮かび上がったので、真希さんはそんな彼氏に育ててあげるほうが早いですね。憧れの職場で生き生きと働く真希さんは、間違いなくステキです。そういう仕事には、なかなか巡り合えるものではないので今の環境を大切にね。あ!仕事をがんばるうちに、そんな真希さんにアプローチしてくる人がいて、真希さんのほうに違う“選択肢”ができるかもしれません。人生はどう転ぶかわからない。彼の不満を解消すべく育て上げるか、今の仕事を応援してくれるひとの出現を待つか。「休日レスで、文句言う彼氏なら一緒にいる時間を濃厚にする方法を編み出そう。そんでもブーブー言うなら別れてよし」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©millenius/Adobe Stock文・三松真由美
2024年01月18日「いまだに生活感の不一致はあるけど、全部なくすのは難しい」2013年に俳優の仲里依紗さんと結婚し、現在小学5年生となる長男を育てている中尾さんのもとに集まったお悩みは、夫婦関係や育児についてリアルなエピソードばかり。中尾さんは自身の夫婦関係についてまず、「俺はいっぱい衝突してきたし、こないだも里依紗のインスタに靴下が放置されてる、みたいなのが上がってるぐらいだからいまだに生活感の不一致はある」「全部なくすのは難しい。お互い主張するとキツイよね俺はあんまりこだわりがないから」と明かします。ただ、実際生活する中でどんな衝突があったか聞かれると、何があったか思い出せないといい「だからやっぱ俺、(仲さんから言われていることが)響いてないんだと思う。俺が気を付けたほうがいいな」と苦笑していました。「パートナーが他の女の子と遊びに行くのが嫌だ」という女性のお悩みには、「別れちゃえばいいよ。彼女がいて他の女の子と遊びに行くなんてさ」と即断で直球ボールを投げる中尾さん。次に、学生のうちに出産し親元でお子さんを育てている女性から、自分は育児と仕事で忙しく友達とも会えないのに、彼氏は飲み会でオールすることもあり、これから籍を入れて2人一緒に子育てしていくことが不安……と言う相談が寄せられました。すると中尾さんは「夫婦2人で子育てしていくことは、ずっと不安だと思う。俺も不安と言えば不安だった」「親である以上は(不安がつきまとうことは)しょうがないよね」。一方で、飲みに出かけることについては、「わたくしもしてました」と懺悔しました。「父親になったという実感が湧くのが遅かったね、わたしは。でもそれが不安だったら、言ったほうがいい。わたしもうちの人(仲さん)から言われたし」と経験をもとにアドバイスしました。また、「旦那がありがとうって言ってくれない。家事とか全般のやる気が失せちゃう。どうしたら自然に言ってくれるか」というお悩みを打ち明けた女性には、「でもありがとう言えよって空気がでちゃったら、それはそれで男はムキになっちゃう部分があるかもしれない」と男性側の気持ちを推測。中尾さん自身は普段から仲さんには口頭やLINEで「ありがとう」と伝えるようにしているそうですが、「逆に嘘くさく伝えてみたら?何かあったときにハリウッドザコシショウみたいに(誇張しまくる)」と話し、ありがとうと言われる気持ちよさが相手に伝われば、逆に相手も言わなきゃと思う可能性があるとアドバイスしました。
2024年01月18日レスは、多くのカップルが直面する、デリケートな問題です。とくに、この状況になってしまったときの心のもやもやや不安は、言葉にしにくく周りにも相談しづらい一面も。そこで今回のMOREDOORでは、レスになった方々へ当時の状況や今振り返って思うことを聞いてみました。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。夫婦仲はよいけれど……2人目を考えたときに……結婚して1年で子どもを授かりました。そのあと、全くと言っていいほど夜の方は全くなく寂しい毎日でした。しかし私も慣れない育児と寝不足でそれどころではなく……。その気も起きなかったので、まあいいかなと思っていました。冗談を言い合うこともあるほど、とても仲よかったのでレスでも気にしてませんでした。ですが上の子が大きくなるにつれて2人目が欲しくなり、「このままで本当にいいのか……」と悩み始めました。なので「そろそろ2人目が欲しい」と相談したところ、「それじゃあ……」という感じで対応してくれました。その後、2人目を授かりました。そのときは子作りのためという感じだったので、今はレスです。ですが、とっても楽しい毎日を過ごしています。(32歳/専業主婦)こんな場合も上の子どもが幼稚園に入園したころ。今までは夜泣きするくらいで、夜通し寝ていた子どもが、1人でトイレに行けるようになり、夜中にトイレに行きたくて起きたりするようになりました。万が一、見つかることを考えると、もう家で子ども達がいるときには出来ないためレスに。夫に相談したところ、同じ考えだったので、平日有給を取るなどして夫婦の時間を作るように工夫しています。(35歳/会社員)関係を見つめ直す機会にレスを経験したことで、相手とのコミュニケーションの重要性や、お互いの状況を理解することの大切さを認識するきっかけになるのではないでしょうか。「自分の言動の背景を伝えること」「相手の言動の背景を理解しようとすること」この意識を持つことが、関係の改善に繋がる第一歩となるかもしれません。イラスト:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2024年01月15日事務員として働く梨子さんは、友だちに連れられて参加した街コンで出会った2歳年上の弘人と結婚。心配していた義両親との仲も良好で、結婚してからも2人は月に1度一緒に出かけるなど、絵にかいたような新婚生活を送っていました。結婚してから半年経ち、弘人はスマホのゲームにハマります。弘人は次第にゲームを優先させて梨子さんをぞんざいに扱うように……。そして、梨子さんは弘人の態度に孤独を感じるようになりました。弘人は食事中もゲームを続け、さらにはイベントがあるからとせっかく用意した食事も途中で切り上げる始末で……。そうか!その手があったか!ゲームを続ける弘人を注意しますが、返ってくるのはいつもの「このメッセージを返したら」という言葉ばかり。 これ以上言っても気まずくなると思い、私は話題を変えますが……? 弘人に衝撃の行動をとられた翌日、梨子さんは約束していたランチへやってきました。弘人のことを友人に相談すると、同じゲームをすることで会話ができるかもしれないとアドバイスを受けた梨子さん。ゲームは苦手だったものの、夫との仲を解決する糸口になるのなら!とチャレンジしてみることにしたのでした。 第三者へ相談すると、悩みを解決できそうな糸口が案外簡単に見つかるものです。友だちの実体験というお墨付きであればなおのこと名案ではないでしょうか。このアドバイスを実践して、梨子さんと弘人の夫婦関係が元に戻ると良いですね。 作画:べにたけ著者:ライター 梨子
2024年01月15日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、おうちデートしかしない彼氏に不満の24歳女性のお悩み。さらに誕生日前に金欠アピールされて…。三松先生が、彼氏の本質をずばりジャッジします!百々子(24歳)誕生日にまさかのプレゼントレス!?彼氏の金欠アピールの意味ってなんだ【レスなひとびと】vol. 228百々子は仙台の小さな不動産会社で派遣社員として働いている。仕事は17時ぴったりに終わるけど、収入も少なめ。だから、週に2日、20時から24時のあいだ、ガールズバーで副業。ユキトとの出会いは、1か月前。百々子が勤めるガルバに、お客さんとしてやってきた。ラップみたいなリズムを取りながらユキトが話しかけてくる。「レ・ン・ラ・ク・サ・キ、お・し・え・て・ベイビ」ドキュンお砂糖たっぷりミルクティみたいに甘くて、ホッと落ちつくユキトの声。ふざけるとこも好みだ。直球の好み。他のお客さんには「えー!もうちょっと仲良くなってからじゃないと教えない」って返してた。「お見送りの時に渡します」小さな声でそう答えた。「ふーん、本名は百々子っていうんだ。可愛いね」連絡先を交換してからは新幹線並みに早かった。モーニングコールや、おやすみの通話を数日続けたあと、「うち遊びに来ない?」と誘われた。ユキトの家は、百々子の家から高速使って40分くらい。けっこう遠いが胸を高鳴らせて、高速を走った。とびきり甘い音楽をかけて、気分はドラマのヒロインだ。ユキトの部屋のインテリアはごくシンプル。暖房器具はエアコンしかなくてちょっと寒い。「ベッドでくっつけばあったかいよ」と手を引かれて。「ユ、ユキトッ!え、もう?早くない?まだ出会って2週間だよ」「こんな可愛い子が、彼女で超うれしい。ねぇ百々子、ダメ?」耳元で大好きなミルクティーボイスが囁く。細くてサラサラの栗色に染めた前髪にそそられる。つい「ダメじゃないけど」と言ってしまう。会って2週間で一線、越えてしまった。「別に付き合ってるんだし、何の問題もないよね。大人同士だし」百々子はそう思っていたが。「今日もうち来ない?」ユキトから来るのは、家へのお誘いばかり。百々子の家に来たり、どこかにお出かけしたりが全然ない。高速代もバカにならないし、と思って、勇気を出して伝えてみた。「毎回の高速代が、結構響いてて」「週に2〜3日うちにいるのに、百々子は家賃とか光熱費、払ってないよね。そのぶんだと思えばよくないか」「え」「てゆうか、俺、金欠やばくて。あ、いや、金貸してとは言わないよ。そんなんかっこ悪いから。でも、バイクのローンとか部屋の更新料とか重なって、ほんと金ないんだ」百々子の誕生日がもうすぐだと、話した矢先のことだった。これって「プレゼントは渡せないから期待しないでね」ってこと?ブランドものが欲しいわけじゃないけど、これまで全くお金をかけてくれないのは寂しかった。「付き合いはじめたばかりだし、気を遣わないでね」って、言うべきか。【三松さんからのコメント】百々子さん、もっといい人がいるのではないですか。百々子さんはいわゆるダメンズ引きの性質ですかね。相手の本質を見抜かないと。「高速代がかかっても、ユキトさんと過ごす時間はプライスレス」そう思って通ってるかもしれません。でも彼のほうはどうでしょう。そこまで大切に思ってくれているのか。百々子さんとの時間に、お金を出そうとはしない。光熱費と高速代を等価と考える。しかも、やることはやる。そして、誕生日の直前にお金ない宣言。お付き合いして初めての誕生日なのに、彼女に夢を見せてくれないタイプ。金欠なのは、百歩譲ってしょうがない。我が国の平均収入は上がらないのに、物価はどんどん上がってますし。とは言え、少しでも彼女をお祝いしたい気持ちがあるのなら、「お金はないけど当日は一緒にいたいから、手料理を振舞わせてほしい」など、愛ある言葉を一緒に伝えるべきですよね。「お金ない」だけ伝えて、相手に「プレゼントはいいよ」と言ってもらうのを期待するなんてダメ男の要素あり。光熱費を要求されるのは時間の問題。せっかくのガルバのバイト代が高速代に、思いやり欠如の男性に消えてしまうなんてもったいない!バイト代で好きな服を買って、別の出会いの場に飛び込んだほうがいいと私はジャッジしました。「バースデーのプレゼントレス問題。プレゼントってケイト・スペードやサマタバのバッグじゃなくても手料理でもいいよね。そういう思考をもつ彼氏を見つけよう」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Krakenimages.com/Adobe Stock文・三松真由美
2024年01月11日妻以外の誰かに、セックスレスについて相談したことはありますか「妻に拒否される」「自分が衰えた」など、男性側から見たレスの原因やそれに伴う悩みは人それぞれということがわかりました。だからこそ、妻以外の第三者に話を聞いてもらいたいと思うこともあるかもしれません。友人や同僚など、誰かに夫婦生活について相談したことはあるか、また具体的な相談内容について、パパたち231人に聞いてみました。アンケートの結果は、同じ内容で女性に聞いた場合とほぼ同様となり、「ある」は4.5%、「誰かに相談したいが、したことはない」が15.2%、「相談の必要性を感じない」が80.5%という結果に。女性に比べ、「相談したいがして(できて)いない」の回答が少しだけ多くなりました。セックスレスについて相談した相手は?続いて「レスについて妻以外に相談したことがある」と答えた男性に、誰にどんな内容を相談したのか尋ねてみました。同性の友達や同僚に相談●親友に話しましたが、「楽しめないなら別れた方がいい」と言われてしまいました。(40代/妻40代、長女16歳/結婚して20年以上)●仲の良い同性に相談したが、(彼も)似たような境遇であまり良い結論は得られなかった。(40代/妻40代、長女20歳、長男17歳、次男16歳/結婚して16~20年)●会社の同僚に、レスになった時の原因とかについて話しました。理由は大事かと思います。(40代/妻30代、長男8歳/結婚して6~10年)男性が「実際に相談した」という数少ない相手は、やはり同性の友人や職場の同僚といった気の置けない関係の方のようでした。ただし、一般的に女性よりも“共感力”に欠けるとされる男性同士の相談では、あまり良い結果は得られなかったという意見が目立ちました。相談できない理由次に、冒頭のアンケートで「誰かに相談したいが、したことはない」と回答した男性に、相談するとしたら誰にしたいか、また相談したいと思っているのにこれまでできなかった理由について尋ねました。カウンセラーなどの専門家に聞いてみたいけど……●専門家に相談したいと思いますが、どこに行けば専門家がいるのか、どういった相談をしたら良いのかわからない。(40代/妻30代、長女6歳/結婚して6~10年)●カウンセラーに相談したいが、回答が出る事で追い詰められそうな気がするのでしていない。(40代/妻30代、長男6歳、長女1歳/結婚して6~10年)●夫婦カウンセリングそのものを、妻にどう話せば良いのかがわからない。(30代/妻30代、長女3歳/結婚して2~5年)特に多く見られたのが、「カウンセラーなどの専門家に相談したい」という意見です。結論が出ない仲間内での相談よりも、建設的なアドバイスがもらえそうなカウンセリングなどを好む男性が多いようですが、「相談することでかえって追い詰められそう」と感じてしまう方も。またそもそもどこに行けば専門家がいるのか、どうやって妻に切り出すかなど、スタートからつまずいてしまいがちな実情も浮き彫りになりました。相談をためらう理由は、さまざま●同じ悩みを持っている人に相談したいが、今の夫婦関係を変えようとして悪化してしまうのかもしれないと、心配になります。(40代/妻40代、長男12歳/結婚して11~15年)●どうやって行為に誘えばいいか友人に相談したいが、どこも円満そうに見えるので切り出しにくい。(30代/妻30代、長男5歳、長女2歳/結婚して6~10年)●「こんなプレイがしたい」とか「あんな事がしたい」とか話してみたくなるが、夫婦のプライバシーを誰かに話すのは、マナー違反だと思う。(30代/妻30代、長男7歳/結婚して6~10年)「誰かに相談することで、今の夫婦関係がさらにこじれないか」と心配する人。「友人に聞きたいけど、レスなのは我が家だけなのでは」とためらう人。「そもそも夫婦の性生活について、他人に話すのはマナー違反」だと感じる人……。本当にさまざまな理由から、パパたちが相談を諦めている様子が伺えます。まとめ男同士の飲みの席で、ともすれば性の話題で盛り上がったのも若かりし頃の話。子どもがいるパパたちは、おいそれとレスの相談などできない環境にあるようです。これまで複数回にわたって、「夫婦のセックスレス」に関する調査の結果をご報告してきました。あなた自身の夫婦関係について、参考になれば幸いです。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年4月28日~5月11日調査人数:231人(20~40代のパパ)(マイナビ子育て編集部)
2024年01月08日結婚すると、パートナーへ不満を抱くこともありますよね。”体のつながり”で悩み、すれ違っていく夫婦も多いようで……。そこで今回は、MOREDOORの大人気TikTokより、オリジナル漫画「近くて遠い、ふたり。」をご紹介します。本作品は、夫婦間の悩みをテーマに描かれたフィクション漫画です。少しでも多くの方に、このことについて考えるキッカケづくり目指して制作されました。漫画のあらすじ結婚して3年、仲睦まじく生活を共にする2人。順調に見える一方で“からだの繋がり”だけがなく、「女を忘れてしまうのでは」と悩む妻。私たち夫婦に愛が無いわけではないのに、一体なぜ……?一方夫は職場で同僚の愚痴を聞いていて……夫も実は悩んでいた同僚から夫婦仲について質問されるも、気まずい反応をした夫。夫は妻に誘いを拒まれたことで「怖い」と感じ、その後ずっと声をかけられなくなっていました……。レス状態に悩んでいた2人は、お互いの想いをぶつけ合い、一度は喧嘩しあわや離婚の危機になりますが、言動の背景を伝え合い、壁を乗り越えていくのでした。パートナーとの関係に悩んでいるとき、相手が大切にしている価値観を聞いてみることが大切なのかもしれません。※この物語はフィクションです。■脚本:長月よーこ■作画:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2024年01月07日私と夫は結婚15年目の夫婦で、3年前にセックスレスになりました。セックスレスになってしまったきっかけや、セックスレスで感じていたモヤモヤを解消するために、私がおこなったことをお話しします。うつ病になった夫夫は責任感が強く真面目な性格です。普段はやさしい夫ですが、仕事が忙しいときは、怒りっぽくなることが度々ありました。私はそんな夫の様子に耐えかねて、3年前、心療内科へ連れていきました。すると、医師からうつ病であることを告げられました。それから夫はしっかりと体と心の疲れを取るために早く眠るようになり、それがセックスレスのきっかけとなりました。「したい」と思う私私は結婚してから性欲が強くなり、定期的に「したい」と思っていました。仕事が忙しいときは夫に断られることもあり、そういったすれ違いもセックスレスの原因だったのかもしれません。うつ病を克服しようと頑張る夫へセックスレスの不満をぶつけるわけにもいかず、私は諦めることにしました。違うことをして楽しむセックスレスの現実を受け入れた私は、違うことで夫に楽しんでもらおうと考えました。おいしい物を食べに出掛けたり、「今度、旅行へ行こう」と計画すると、夫の笑顔がたくさん見られるようになりました。私はずっと自分の気持ちを押し付けるばかりで、夫の本当の気持ちに気付いてあげられなかったのだと思います。まとめセックスレスを解消するために、具体的なことは何もしていません。お互いに一緒にいるだけで楽しいと思えるのなら、セックスレスでもいいと思います。この先もいろいろなことがあると思いますが、お互いを思いやることで乗り越えて、ずっと仲良く暮らしていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/福良よしみイラスト/マキノ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年01月03日些細なことから……●お互いに譲れない価値観の違いから、脱いだものを戻さなかったり共用部の片づけができていなかったりすると、なんで今片づけないのかということで口論になった(私は後で片づける予定だった)。実家に帰って1泊して戻ってきたら、「感情的になりすぎた」と謝罪され、その後は気をつけるようになった。(36歳/小売店/営業職)●テレビの前に洗濯物があって、「見えないからどけてほしい」と言ったら、「自分でどけろ」と言われ、なぜかわからないがそこから口論に。そこから普段の悪口を言い合い、離婚するぞというところまでいって、とりあえず就寝。翌朝に仲直り。(31歳/金融・証券/営業職)男性が「人生最大の夫婦喧嘩」と認識している喧嘩の原因はさまざま。きっかけは些細なことですが、大きな喧嘩になってしまったことには、それなりの理由がありそうです。気になるのは、回答のなかの「なぜだかわからないが」「突然」などという言葉。当事者の男性のなかには、理由もわからずいきなり喧嘩に巻き込まれたと感じている人が多いのではないでしょうか。おそらく、妻のほうは日ごろの小さな不満や鬱憤が積もり積もって爆発しています。そのあたりを理解していないと、ふたたび大きな喧嘩になりそうなので要注意です。家事育児の分担が原因●奥さんばかりに家事、育児を任せっきりになっており、それがストレスとなり奥さんの怒りが爆発した。離婚の危機までなったが、今は自分も家事育児に協力するようになり離婚の危機は去った。(34歳/医薬品・化粧品/技術職)●妻が「アイロンぐらいかけてよ!」と突然キレた。確かに自分が家事をきちんとやっていないことを反省し、その後、洗濯、アイロンがけ、ごみ捨て、週末の料理をやるようになった。(48歳/金融・証券/営業職)●子どもの面倒を見ずにスマホばかり触っていたら、家から閉め出されました。妻には「何が原因か考えて」と言われ、玄関を開けてもらえず、一日外で過ごしました。今では子どもが起きているときは全力で面倒を見ています。(28歳/通信/事務系専門職)●子どもが生まれ、妻が仕事復帰したが妻は朝も早く仕事から帰ってきてからも子どもの世話。そういった苦労もわからず私は自分のことや仕事から帰ってきて疲れていたので家のことをあまりせず、とうとう妻の堪忍袋が破裂して家を飛び出して行きました。子どもと一緒に追いかけ妻の苦労も知らずに自分勝手な行動を謝り、今では夫婦間ルールがたくさんです(笑)。(39歳/サービス業/販売職・サービス系)家事育児の分担に関する不満が原因になり、喧嘩に発展するケースが多々あります。日ごろから家事育児にまったく関わっていないという人は、いますぐ態度を改善する必要があるでしょう。人生最大のケンカをしたあとは、みなさん家事育児に積極的に関わるように自己改革を行っています。許したようでいて、実は常に夫の変化が本物かどうか観察しているのが妻というもの。円満な夫婦仲を維持するために気を抜かず、がんばりましょう。売り言葉に買い言葉●妻が仕事から帰ってくる時間が遅い日が続き、家事をほったらかしていたので「仕事より家庭を大事にしろ」と言ったら、妻が「お前の稼ぎが少ないからやろ」と言って、言い合いの大喧嘩になりました。翌日、お互い言いすぎたと仲直りしました。(38歳/建設・土木/事務系専門職)●妻が車に擦り傷をつけてしまい、修理代が高額になると思い「なにやってんだ」と言ったら、「修理代は出すわよ」と開き直られた。誰が支払うにしても家計からの出費になるので懸念していた。とりあえず修理代の見積もりを取ったら十数万だったので、それならばと数千円の補修セットを購入して自分で補修したところ、どこを直したかわからないぐらいうまくいってホッとした。妻からは感謝され仲直りした。(46歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)●妻が短気ですぐ怒るので、私はいつもなだめてましたが、つい私も言い返したら妻がすねてしまい、1ヶ月話をしなかった。でも、子どもの行事などで話すようになり自然に戻った。(43歳/小売店/販売職・サービス系)喧嘩のきっかけは、売り言葉に買い言葉。喧嘩を売られても、買わなければ喧嘩には発展しないのです。ちょっとした嫌味を言われても聞き流す、キツイ言い方をされても穏やかに返事をする、といった対応ができれば、問題はおきません。もちろん、言われた意味を理解して態度を改めないと、くすぶり続けた喧嘩の火種がいつか発火することになるのですが……。ただ、売り言葉も買い言葉も、口に出した瞬間に後悔している場合が多いもの。こうした喧嘩は派手に見えても案外長引きません。みなさん、無事に仲直りできているようです。ひどい仕打ちに傷ついた●仕事が終わって家に帰ったら誰もおらず、荷物も自分のものしかなかった。日常的に喧嘩はしていたが、あまりに急だった。それよりも食器類や日用品までも持ち出しており、怒りしかなかった。その後、話し合いの末、もとの鞘には戻ったが、それから10年以上たっても相手のことは心の底では信用していない。(40歳/建設・土木/技術職)●仕事から帰ってきて「ただいま」と言ったのに、理不尽に無視された。とても疲れた日だったので、より腹が立ち、その後は自分も無視し続けた。よくよく考えてみれば自分が仕事からの帰りが遅くなり、その間子どもの面倒をひとりで見ていたことを考えるとしょうがなかったかもしれないなと感じ、徐々に無視することをやめた。(34歳/医療・福祉/専門職)●私が休みの日に妻が朝から掃除機をかけていて、私がご飯を食べているときにわざとリビングの前でかけたので、モラルハラスメントだと思いさすがに堪忍袋の緒が切れて喧嘩になりました。(35歳/金融・証券/専門職)「もしかしたら自分にも悪いところがあったのではないか」と思っていても、「さすがにこれはない!」という仕打ちを受けて喧嘩になった人もいます。ずっと無視されたり、いきなり家を出て行かれたりすれば、反省するより先に怒りがこみあげてきても不思議ではありませんね。驚くような仕打ちを受けても、結局は元通りの関係になったということですが、心の傷は深く残っているようです。日ごろから、不平や不満はなるべく小さなうちに相手に伝えるようにしておいたほうが、大きなケンカを避けられるのかもしれません。とにかく謝った!●価値観の相違で別居するとかなんとかの話になって、写真とかも全部外して出ていかれそうになったが、土下座して許してもらった。(36歳/商社・卸/営業職)●嫁は姑(俺の母)の悪口を俺に平気で言うくせに、俺が義父の悪口を言うと速攻でキレられた。でも、俺が折れるしかないと悟ったので心にもないが謝り事なきを得た。(35歳/運輸・倉庫/ドライバー)●妻に隠れて11歳年下の女性とLINEでやり取りしていることがバレてしまい、夜中にいきなり起こされて「私が必要ないなら出て行く」とキレられました。土下座を何度もして許してもらいましたが、ときどき嫌味を言われます。(37歳/医療・福祉/専門職)喧嘩をおさめるには、とにかく謝るしかありません。最終手段「土下座(どげざ)」を発動している男性が数人見られました。土下座は最大級の謝罪スタイル。普段の生活ではめったにお目にかかれない分、本気度が伝わってきます。「本当は悪いと思っていないけれど謝る」という態度は、見透かされてしまうもの。謝るときは本気で謝ることが大事ですよ。まとめ人生最大の夫婦喧嘩の原因と結末・男性編をご紹介しました。このほかに、喧嘩の原因として自身の借金や浮気など、洒落にならないような深刻な問題もあげられています。心当たりのある方は、大事になる前に態度を改めるよう、検討してください。ほとんどのご夫婦は、冷静になって話し合いを行い、お互いに反省してもとの鞘に収まっています。ご夫婦にとって、喧嘩がより深い絆を結ぶきっかけになりますように。マイナビ子育て調べ調査日時:2023年2月6日~11日調査人数:118人(22歳~40代までのパパ)(マイナビ子育て編集部)<関連リンク>✅夫の「ひとり暮らしのほうがいいもん食ってた」発言にブチ切れ! ママたちに聞いた「人生最大の夫婦喧嘩」の原因と結末✅【夫の本音】……いい加減にしろっ! 我慢の限界を迎えた夫が離婚を考えた瞬間✅ブチ切れ確定! 今でも忘れられない、産後の夫の「冷たい言動」に妻たちの怒り心頭!
2023年12月31日