Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、6月14日(金) に公開される映画『ブルー きみは大丈夫』で実写洋画吹替に初挑戦することが発表された。本作は、『クワイエット・プレイス』で知られるジョン・クラシンスキー監督の最新作で、「子供のとき、おままごとやヒーローごっこを一緒に遊んだ空想の友達が、もしも大人になった今でもそばで見守ってくれているとしたら……」という独創的な発想から生まれた、孤独な少女と、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの物語だ。『ブルー きみは大丈夫』(C)2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.芸能界屈指のアニメ好きとして知られる宮田は、これまでにテレビアニメで3作(『デリシャスパーティ♡プリキュア』『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』『カードファイト!!ヴァンガード Divinez』)、そして映画では『劇場版 BEM~BECOME HUMAN~』のバージェス役と、アニメ作品の声優を多く務めてきた。今回、ハリウッド作品でメインキャラクターとなるブルー役のオファーを受けた宮田は、「吹替をやってみたいと思っていたので、嬉しかったです」とその喜びを語る。宮田演じるブルーは大きくてもふもふ、一生懸命だけどいつも空回り気味の不憫でかわいいキャラクター。そんなブルーの魅力は「そりゃもちろん、もふもふのわがままボディですよね!」と即答。そして、「一生懸命だけどちょっと足りないところが僕は好きです。不憫なんだけど、すごく前向きなところがあるので、ブルーみたいになりたいなって思わせてくれます」とブルーの心温まる推しポイントを熱く語った。また、「ただ可愛いだけではないドラマがあります。セリフの一つひとつがとても深いので、色々考えながら観られるのも楽しみ方のひとつだと思います」と、ブルーと“空想の友達”の存在が見える少女の絆を描く物語の中でたくさんの発見があったと明かした。さらに、オリジナルステッカー付ムビチケ前売券(カード)が、4月26日(金) より数量限定で発売されることが決定した。<作品情報>『ブルー きみは大丈夫』6月14日(金) 公開■『ブルー きみは大丈夫』 ムビチケ前売券(カード)価格:1,600円(税込)※前売り特典はチケット1枚につき1枚プレゼントいたします。※数に限りがあります。なくなり次第終了となります。オリジナルステッカー公式サイト: Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2024年04月15日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、映画『ブルー きみは大丈夫』(6月14日公開)で実写洋画の声優に初挑戦することが15日、発表された。ハリウッドの新進気鋭クリエイター、ジョン・クラシンスキーの最新作となる本作は、「子供のとき、おままごとやヒーローごっこを一緒に遊んだ空想の友達が、もしも大人になった今でも、そばであなたを見守ってくれているとしたら……という独創的な発想から生まれた、孤独な少女と、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの物語。この度、本作の中心キャラクターである、パープルブルーで大きなもふもふ・ブルーの声を宮田俊哉が演じることが決定した。芸能界屈指のアニメ好きでも知られる宮田はこれまでにテレビアニメでは3作(『デリシャスパーティ プリキュア』『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』『カードファイト!!ヴァンガード Divinez』)、そして映画では『劇場版 BEM~BECOME HUMAN~』のバージェス役と、アニメ作品の声優を多く務めてきた。本作でハリウッド作品でメインキャラクターであり、物語の中心であるブルー役のオファーを受けた宮田は、「吹替をやってみたいと思っていたので、うれしかったです」とその喜びを語る。宮田演じるブルーは、大きくてもふもふ、一生懸命だけどいつも空回り気味の不憫かわいいキャラクターで、子供にしか見えない“空想の友達”。そんなブルーの魅力は「そりゃもちろん、もふもふのわがままボディですよね!」と即答。そして、「一生懸命だけどちょっと足りないところが僕は好きです。不憫なんだけど、すごく前向きなところがあるので、ブルーみたいになりたいなって思わせてくれます」とブルーの心温まる推しポイントを熱く語った。本作の見どころはそれだけに留まらないといい、宮田は「ただ可愛いだけではないドラマがあります。セリフの一つひとつがとても深いので、色々考えながら観られるのも楽しみ方の一つだと思います」と紹介。本作ではビーが大人だけどブルーたちが見えるビーの隣人(ライアン・レイノルズ)とともに、子供に忘れられることで消えゆく運命にある彼らを助けようと大冒険を繰り広げるが、果たしてブルーとビーたちに、どんな奇跡が待ち受けるのか。【編集部MEMO】本作は、『デッドプール』シリーズや、『フリー・ガイ』(21)をはじめ、キレキレのユーモア溢れるキャラで世界中を虜にしてきたライアン・レイノルズと、『ウォーキング・デッド』シリーズのジュディス役で注目を集めた天才子役ケイリー・フレミングが主演。ブルーのことが見える少女ビーをケイリー・フレミング、ビーを助ける、同じマンションの住人であり、大人だけどブルーの事が見える隣人をライアン・レイノルズが演じる。(C)2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2024年04月15日6人組グループ・Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、6月14日に公開される『ブルー きみは大丈夫』で吹き替え声優として実写洋画に初挑戦することがわかった。“想像力豊かな子どもにだけ見える不思議な存在”で物語の中心キャラクターである、パープルブルーで大きなもふもふ”ブルー“の声を担当する。子供のとき、おままごとやヒーローごっこを一緒に遊んだ空想の友達が、もしも大人になった今でも、そばであなたを見守ってくれているとしたら…。ハリウッドの新進気鋭クリエイター、ジョン・クラシンスキーが贈るのは、そんな独創的な発想から生まれた、孤独な少女と、子供にしか見えない“もふもふ”ブルーの物語。芸能界屈指のアニメ好きでも知られる宮田は、これまでにテレビアニメや映画で声優を務めてきたが、満を持してのハリウッド作品でメインキャラクターに起用された。オファーを受けた宮田は、「吹替をやってみたいと思っていたので、うれしかったです」と喜びを語る。宮田演じるブルーは、大きくてもふもふ、一生懸命だけどいつも空回り気味の、不びんかわいいキャラクター。そんなブルーの魅力は「そりゃもちろん、もふもふのわがままボディですよね!」と即答した。そして、「一生懸命だけどちょっと足りないところが僕は好きです。不びんなんだけど、すごく前向きなところがあるので、ブルーみたいになりたいなって思わせてくれます」と愛さずにはいられない、ブルーの心温まる推しポイントを熱く語った。見どころはそれだけに留まらず、宮田は「ただかわいいだけではないドラマがあります。セリフの一つひとつがとても深いので、いろいろ考えながら観られるのも楽しみ方の一つだと思います」と、ブルーとブルーたち“空想の友達”の存在が見える少女ビー(ケイリー・フレミング)の絆を描く物語の中で、たくさんの発見があったと語る。今作ではビーが大人だけどブルーたちが見えるビーの隣人(ライアン・レイノルズ)とともに、子どもに忘れられることで消えゆく運命にある彼らを助けようと大冒険を繰り広げるが、果たしてブルーとビーたちに、どんな奇跡が待ち受けるのか。さらに、もふもふブルーと個性豊かな仲間たちが大集合したオリジナルステッカー付ムビチケ前売券(カード)の発売が26日日から数量限定で発売される。
2024年04月15日映画『ブルー きみは大丈夫』に登場する中心キャラクター、ブルーの声を「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉が演じることが分かった。子どものとき、おままごとやヒーローごっこを一緒に遊んだ空想の友達が、もしも大人になったいまでも側で見守ってくれているとしたら――。本作は、孤独な少女と子どもにしか見えない“もふもふ”ブルーの物語。これまで宮田さんは、TVアニメでは3作品に参加、そして『劇場版BEM~BECOME HUMAN~』ではバージェスの声優を担当したが、実写洋画の声優は本作が初挑戦。パープルブルーで大きなもふもふ”ブルー“の声を担当することとなった宮田さんは、「吹替をやってみたいと思っていたので、嬉しかったです」と喜ぶ。ブルーは一生懸命だけどいつも空回り気味の、不憫かわいいキャラクター。魅力について「そりゃもちろん、もふもふのわがままボディですよね!」と即答し、「一生懸命だけどちょっと足りないところが僕は好きです。不憫なんだけど、すごく前向きなところがあるので、ブルーみたいになりたいなって思わせてくれます」と熱く語った。また、「ただ可愛いだけではないドラマがあります。セリフの一つひとつがとても深いので、色々考えながら観られるのも楽しみ方の一つだと思います」と、ブルーとブルーたち“空想の友達”の存在が見える少女ビー(ケイリー・フレミング)の絆を描く物語の中でたくさんの発見があったとコメントしている。『ブルー きみは大丈夫』は6月14日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ブルー きみは大丈夫 2024年6月14日より全国にて公開©2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2024年04月15日青森県弘前市を舞台に、親しみを込めて“バカ塗り”とも呼ばれる津軽塗の職人の道に進もうとする女性・美也子を主人公にした映画『バカ塗りの娘』が公開された。主演を務めた堀田真由と、本作で共演した宮田俊哉(Kis-My-Ft2)が作品を振り返った。本作は、日本ならではの伝統工芸品が生まれていく様を、青森の豊かな土地をバックに丁寧に映し出しながら、家族のドラマを乗せて描く。堀田と宮田に、作品を振り返ってもらうとともに、自身の家族への思いを聞いた。また美也子が父や祖父から影響を受けてきたことにちなみ、仕事で影響を受けた先輩とそのエピソードについて尋ねると、堀田は富田靖子、宮田は中居正広と、それぞれの先輩の名を挙げた。○■「宮田さんは久しぶりに会っても変わらない」「堀田さんもちゃんと若者」――お芝居では初共演ですね。共演される前の印象と、共演されてみて変化した部分などはありますか?堀田:宮田さんはご一緒させていただく前と後とで、印象が変わりません。どんな方に対しても同じ距離感でいてくださって、今日も久しぶりにお会いしたのですが、そう感じさせない方。本編でも、私たち家族と、宮田さん演じる尚人さんも家族の一員として一緒にお酒を飲むシーンがありましたけど、みんなと家族のような感じで。もともとテレビでお見掛けしていた印象もそうでしたし、実際にお会いしたときの印象も、本当に気さくで、宮田さんは誰に対しても変わらずそこにいてくださいます。宮田:堀田さんとは、キスマイの番組にゲストで来てくださったときにもお会いしました。そのとき、すごく穏やかでゆっくりとお話される方だなと思ったんです。でも裏では意外とゲラゲラ笑っている姿を見たりして、「あ、堀田さんもちゃんと若者だ!」って、ちょっと安心しました(笑)堀田:番組のときは、番宣で「女優」って感じで猫かぶってたんですかね(笑)宮田:番組は「女優さんは女優さんって感じで来てくれ」って求めるんですよ(笑)堀田:たぶん緊張していたんです。普段とは違う場所に行かせていただくので。映画の撮影現場では安心して、さらにゲラゲラ笑っていたと思います。宮田:今回は僕が緊張してました。お芝居の現場は自分のフィールドではないので。堀田さんをはじめ、本当に素敵な役者さんやスタッフさんたちの、このチームの中に自分が入るということにはすごく緊張もしましたけど、楽しみでしたし、嬉しかったです。○■堀田は方言と津軽塗に挑戦、宮田は新宿二丁目のバーに――今回、堀田さんは津軽塗の職人として実際に漆に触りながらお芝居を、宮田さんは堀田さんの兄・ユウ(坂東龍汰)の恋人・尚人を演じました。それぞれに挑戦、苦労された点などはありましたか?堀田:方言と、やっぱり漆ですね。挑戦が詰まった作品でしたし、役柄としても、私は今までこうした内気なキャラクターはあまりありませんでした。勝ち気だったり芯が通った人物を演じることが多くて。関西出身なので、東北の言葉にも馴染みがなくて、頭で理解はしてもなかなか言えませんでした。年齢によって方言も違ってくるので、私と小林薫さんと、それぞれに先生が付いてくださったのですが、ちょっとでも違うと先生がすぐに走ってくるので、ふたりで「わー、来ないでー!」と叫びながらやってました。宮田:あはは!堀田:津軽塗職人で美也子のお父さん役の小林薫さんも「やめてくれ~」って。それぐらいふたりともいっぱいいっぱいでした。津軽塗は、職人さんに実際にご指導いただいて、ホテルに帰ってからもずっと練習していました。――宮田さんは、本作での挑戦はいかがでしたか。宮田:堀田さんと比べたらそんなに挑戦といったこともないんですけど、ピアノを弾くシーンが少しだけあったので、家で練習はしました。ユウの恋人ということに関しては、それが当たり前という役どころだったので、特別に立てることもなく。ただ、ちょっとお話を聞きたいなと新宿二丁目のバーのママに会いに行ったら、楽しくて通っちゃいました。ただただ愉快なママで、役の参考になったかは分かりません(笑)○■キャリアを積んでいくうえで影響を与えてくれた先輩――津軽での撮影でよく覚えていることはありますか?堀田:廃校で撮影しているときの空が本当にキレイでした。夕日も星もとてもキレイで。やっぱり空気が澄んでるなと思いましたね。あとは、私は自転車を漕ぐシーンが好きです。すごくのどかな場所でのびのびと撮影させていただいて。自分の地元にもちょっと近い感じがして、ほっとできた撮影期間でした。宮田:あの自転車を漕いでいるシーンはめちゃくちゃ気持ちよさそうでしたね! 僕は期間中に何軒かご飯屋さんに行ったんですけど、お店に入ると、「みんな友達なの?」って感じの距離感なんです。一度、店員さんから「キスマイの宮田さんですよね」と言われて、冗談めかして「シー! ナイショですよ」ってやったんです。そしたら、すぐあとに店の人が全員知ってて、「ナイショって言ったじゃん」と言ったら「みんな家族みたいなものなんで」と。「なんかいいな」って思いました。――美也子は職人の父や祖父の仕事を間近に見て、影響を受けてきました。お二人が今のお仕事で影響を与えられた方を教えてください。堀田:助言をいただいた先輩で浮かぶのは同じ事務所の富田靖子さんです。ご一緒させていただいたとき(『超高速! 参勤交代リターンズ』)、母と娘の役だったのですが、当時、泣く芝居にプレッシャーを感じていて、全然できなかったんです。そしたら富田さんが「泣けないときは泣けないんだよ。いいんだよ」と言ってくださって。絶対こうしなきゃいけないんだ! みたいな考えを覆してくださった。影響を与えてくださった先輩です。宮田:僕はいろんな話をしてくださった中居正広さんです。僕らは7人でデビューしたグループなのですが、「7人いるからって7分の1じゃなくて、ちゃんと全部1分の1できなきゃダメだ」と教えてくださったんです。確かにそうだなって。グループ活動していくうえで、今でも自分の心にある言葉です。○■芸能界に進もうとしたとき、それぞれの家族の反応は?――本作は、家族の物語でもあります。美也子の父は、娘が津軽塗の家業を継ぐことに難色を示しますが、お二人のご家族は、芸能界に入ろうとされたときどんな反応でしたか?堀田:祖母が、宝塚を大好きで、幼少期からよく観に行かせてもらっていました。母の兄である伯父も、舞台に出たりしていて、日本を離れてニューヨークに住んでいた人だったので、表舞台に立つことに対して家族に否定的な感覚はなく、私が芸能界に入りたいと言ったときも誰も否定しませんでした。むしろ「忙しくて帰ってこられないくらいになれ」と背中を押してもらいました。宮田:僕は母がKinKi Kidsの大ファンで、小さい頃から「硝子の少年」を聴きながら育ったので、母から「ジャニーズ事務所のオーディションに行くよ」と言われたときには、「ついにこの日が来たか」という感じでした。母は、自分が中学生の頃から「息子ができたらジャニーズに入れる」と周りに言っていたらしく、父もその頃から母を知っていたので、「母ちゃんはすごいんだ」と言ってます。――すごいですね。本作からは、“離れていても繋がっている”といった家族の形が伝わってきますが、では、お二人の場合は。堀田:私は休みの日でも家族に自分から電話して、3時間くらい喋っています。家族は絶対的な支えであり、見守ってくれる人なので、全部喋りますね。特に母には仕事のことはもちろん、友達関係のことも、恋愛のこともなんでも。ビデオ通話で話してます。母のほうは面倒くさそうですけど(笑)宮田:僕は母が近くに住んでいるのでよく会っています。他愛もない話をするのがいい時間だなと思っています。母も退職して、楽しそうにしていますが、デビューしたばかりの頃は、仕事で遅くなったりしてもご飯を作って待ってくれていたので、今は逆に僕のほうが母に何かしてあげたい気持ちになってきています。○■本編でも語られる、仕事を“続けていくこと”への思い――美也子のおじいちゃんが、“バカ塗り”は「面白くて、やればやるほどやめられなくなる」と思いを口にします。お二人は、現在のお仕事を“続けていくこと”にどんな思いがありますか?堀田:あのシーンはすごく好きです。美也子としてもとても心に残った言葉だと思いますが、私自身も一緒にそこで聞いている感覚がありました。「やり続けることか」と。お芝居を含め、お仕事って本当に摩訶不思議で、やればやるほどやめられなくなる。私自身もうすぐ8年になります。もちろん楽しいことだけでなくつらいこともありますけど、少しずついい意味で楽にもなってきて、自分らしくいられるようになってきたと感じています。宮田:続けることってすごく覚悟がいることだと思いますし、やめることも覚悟がいることだと思うんです。どっちを選んでも覚悟が必要だし、そう考えると、続けるというのは、覚悟し続けなきゃいけないことなんだと思うし、それってステキなことだと思います。僕自身はエンターテインメントを作ったり表現するのが好きなので、この映画を通して、改めて僕も続けようと思いました。――最後にひと言ずつお願いします。堀田:新しいものが周りにあふれていて、いろんなものが自動化したり機械化したりしています。手作業でものを作ることがどんどん減っているなか、こういった題材の作品に携わらせていただくという、私自身とても貴重な経験をさせていただきました。たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。宮田:すごくゆっくりと時間の流れる、本当にいい映画です。胸を張ってそう言える作品に出演させていただいて、この映画をいろんな人に伝えることのできる、今の環境をすごく幸せに感じています。ぜひいろんな方に観ていただいて日本の伝統を知ってもらって、もし行ってみたいと思ったら、青森に行ってみるというのも映画の楽しみのひとつかなと思います。聖地巡礼も楽しいと思います。ぜひ全部込み込み、増し増しで楽しんでください。■堀田真由1998年4月2日生まれ、滋賀県出身。2015年WOWOW『テミスの求刑』でデビュー。2016年NHK連続テレビ小説『わろてんか』で注目を集める。主な出演作にドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(19年)、映画『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』(21年)シリーズなど。2022年、『鎌倉殿の13人』でNHK大河ドラマ初出演。2023年は、ドラマ10『大奥』(NHK)で3代将軍・徳川家光を演じて高い評価を受け、その後もフジテレビ月9『風間公親-教場0-』をはじめ、話題作への出演が続いている。■宮田俊哉1988年9月14日生まれ、神奈川県出身。2011年にKis-My-Ft2のメンバーとしてCDデビュー。12年に、ドラマ『私立バカレア高校』、映画『劇場版 私立バカレア高校』でドラマ・映画ともに初出演を果たす。13年にはKis-My-Ft2の派生グループである舞祭組としてもCDデビューを果たす。歌手、俳優、タレント、声優などマルチに活躍。主な出演作に、ドラマ『華麗なる一族』(21年)、『ドクターホワイト』(22年)、アニメ『デリシャスパーティ プリキュア』(22年)、映画『劇場版 BEM 〜BECOME HUMAN〜』(20年)など。(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年09月03日映画 『バカ塗りの娘』(9月1日公開)の完成披露試写会が9日に都内で行われ、堀田真由、小林薫、坂東龍汰、宮田俊哉、鶴岡慧子監督が登場した。同作は青森の伝統工芸・津軽塗をテーマに、津軽塗職人を目指す娘・美也子(堀田真由)と寡黙な父・清史郎(小林薫)が、漆や家族と真摯に向き合う姿を、四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理、そこに生きる人々の魅力を織り交ぜ描く。この度は、映画の完成披露試写会が行われ、オフィシャルレポートが到着した。○映画 『バカ塗りの娘』完成披露試写会オフィシャルレポート本作の主人公で津軽塗職人を目指す青木美也子を演じた堀田。先週末には青森県弘前市の舞台挨拶にも参加したが「地元の方が作品を観ていただくことに緊張はしましたが、皆さん優しく微笑んでくださって、とても暖かい雰囲気の中での舞台挨拶でした」と凱旋を報告。鶴岡監督も「舞台挨拶前日にねぶた祭があって『バカ塗りの娘』のねぶたを引かせていただき、感動しました」と撮影地の全面協力に感謝しきりだった。また堀田は役柄について「内気な役で等身大の女の子をイメージしました。セリフの少ない受け身の役でもあったので、しぐさや表情、動きに本質が見えると思い工夫をしました」と紹介。学校でのシーンを挙げて「宮田さんがカッコよく塀を乗り越えていますが、美也子は運動が苦手だと思うのでその違いも出せたらと思いました」と明かすと、当の宮田は「もしかしてイジっている? あれはあれでどうやろうか悩んだ結果です」と大テレで、堀田や坂東から「いや、最高でした!」と労われていた。美也子の父で津軽塗職人・清史郎役の小林。「津軽弁は大変なので、事前にセリフを削ってもらいました」とニヤリとするも「この親子関係として寡黙で不器用な人であった方がいいと思いました」とその狙いを解説。堀田から「今回は父娘として距離の縮まった濃密な時間を過ごせると思いました。弘前での3週間の撮影ではとても勉強になりました」とリスペクトされると、小林も「堀田さんは佇まいのいい人で、自然な演技をされる。僕もお父さんとして自然と向き合うことが出来ました」と返礼していた。青木家の長男で美也子の兄・ユウ役の坂東は「初めて髪の毛をド派手に染めました」とこだわりの役作りを報告しながら「堀田さんとは3度目の共演で3年おきにお会いしている気がする。普段からしっかりとされているので年上かと思ったら、さっき僕の方が1つ年上であることを知りました!」とまさかの事実にビックリ。美也子が一目ぼれする花屋の青年でユウのパートナー・鈴木尚人役の宮田は「演じる上では、一目ぼれされる男ってどんなんだ!? 難しくないか!?と考えました」と打ち明けるも、司会から一目ぼれ経験を聞かれると「うーん、NOじゃないですね!」と高笑いで場を盛り上げていた。○「バカ塗り」にちなんだトーク何度も塗り重ねて「バカ丁寧に作られる」という意味を込めて「バカ塗り」ともいわれる「津軽塗」。インパクト大の本作のタイトルについて鶴岡監督は「効率など関係なく、色々な工程をへて愚直にやらないと辿り着かないのが漆塗り。その素晴らしさを見習いたいと思うとともに、自分もそのような映画を作りたいと思いました」と命名理由を明かした。そんなタイトルにちなんで「バカみたいに続けていること」をそれぞれ発表。鶴岡監督は「映画館通い」といい、かなりのアニメ好きで知られる宮田は「アニメ鑑賞」と答えて「僕にとってアニメは生活の一部。歯を磨くのと同じような感覚で観ています。ギャップありました?」とイメージ通りの返答をしていた。多趣味という坂東は「あそび」と答えながら、どんな「あそび」なのかは「内緒です」。すると小林から「まさか女遊びじゃないだろうね!?」と鋭いツッコミを受けて「違います! カメラとか絵とか…あ、言ってしまった」と頭をかいていた。一方、小林は「仕事」といい「歳を重ねるとベテランと言われることが多くなったけれど、それは本人的には面白くない。初心を忘れず、ただひたすらにひた向きにやっていきたいと思います」と初心貫徹の構え。そして堀田は「母と電話」といい「やり続けているというより、やり続けちゃっている感じ? お母さんが友達みたいな感覚でほぼ毎日電話。休みの時は3,4時間くらいテレビ電話。二人でリモートカフェをしています」と照れながら打ち明けて、「可愛い~!」との声を掛けられていた。最後に主演の堀田は「この作品は津軽塗がテーマの作品で、津軽塗の魅力が最大限に出されている作品です。撮影させていただいた弘前の四季折々の風景や青森の食、出ていただいた青森の人々の笑顔などたくさんの魅力が詰まった作品です。静かな作品ではありますが、観終わった後に心地よかったと思える映画になりました」と胸を張ってアピールしていた。(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年08月10日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、『ヒプノシスマイク』伊弉冉一二三による歌唱曲「ポジティブ my life」の作詞を手がけたことが4日、明らかになった。「ポジティブ my life」は8月23日に発売が決定しているヒプノシスマイク初の2タイトル同時発売EP『The Block Party -HOMIEs-』と『The Block Party -HOODs-』から、『The Block Party -HOODs-』に収録される伊弉冉一二三による歌唱曲。同EPはソロやディビジョンの垣根を超えた歌唱キャラクター組み合わせに発売前から注目が集まっており、今回の「ポジティブ my life」は作詞を宮田が手がけ、作曲・編曲を音楽クリエイターギルドバンドの月蝕會議が手がけた。
2023年08月04日堀田真由主演映画『バカ塗りの娘』より、キーパーソンとなる「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉が演じる花屋の青年・尚人の場面写真が公開された。つらいとき、楽しいときを塗り重ねるように日々を生きる父娘が、津軽塗を通して家族の絆を繋いでいく本作。宮田さんが演じる尚人は、漆塗りによってバラバラになってしまった主人公・美也子(堀田さん)の家族を繋ぎ、美也子が変わるきっかけのひとつになるキーパーソンだ。スーパーで働く美也子が、いつも自転車で通る際に見かける花屋の青年・尚人。今回は、津軽塗職人の父・清史郎(小林薫)の仕事を手伝う美也子が、父の手伝いで訪れた結婚式場で尚人と出会うシーンと、花屋で働く尚人が切り取られている。結婚式場で話すシーンは、美也子と尚人との交流が始まるきっかけとなる場面で、尚人のやわらかく爽やかな笑顔から、彼の明るく誰からも好かれる雰囲気が伝わってくる。本作について「普段忙しなく生きている僕にとってはとても緩やかな良い時間を過ごすことが出来ました。そして何より優しい気持ちになれる作品だと思いました。初めての挑戦が沢山あってやり甲斐を凄く感じ、とても幸せでした」と語る宮田さん。以前、「キスマイ超BUSAIKU!?」で堀田さんと共演しているが、そのときの印象とは異なり、堀田さんの持つ空気感がこの作品にとてもマッチしていたと感じたという。一方の堀田さんは、バラエティ番組や音楽番組で見ていた宮田さんと芝居をすることがとても新鮮で不思議だったと話しつつ、宮田さんが演じる尚人はまるで当て書きかのようなハマりっぷりだったと明かす。尚人に密かに元気づけられていた美也子は、尚人に淡い想いを抱くが、実は尚人は美也子の兄・ユウ(坂東龍汰)のパートナー。そのことを知った美也子にとって、尚人は次第に良き相談相手へと変わっていく。そして美也子に対し、「漆、継がないんですか?」とさりげなく背中を押し、変わるきっかけをつくることに。2人について原作者の高森美由紀は「伝統工芸が持つ『敷居が高い』『古い』『とっつきにくい』『重厚』『かたい』などの一般的なイメージとは対比で『とっつきやすい』『新しい』『軽やか』『やわらかい』をユウと尚人は体現しています。伝統工芸が持つイメージのその先を見せてくれそうな瑞々しさを持っていると思いました」とコメントしている。『バカ塗りの娘』は9月1日(金)より全国にて公開。※8月25日(金)青森県先行(シネマカフェ編集部)■関連作品:バカ塗りの娘 2023年9月1日より全国にて公開※青森県先行あり(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年07月28日●アイドルになって広がった世界 「変わってるんだ私」と発見も今年1月にアイドルグループ・日向坂46を卒業し、2月末に初の書籍『きらきらし』を刊行した宮田愛萌にインタビュー。5年半のアイドル人生を振り返るとともに、執筆業への思い、そして今後の活動について話を聞いた。――日向坂46を卒業されて心境の変化はいかがですか。アイドルだった頃もすごく楽しかったですが、アイドルではなくなってもあまり私は変わらず毎日楽しいです。――アイドルとしての5年半はどんな経験に?かけがえのない仲間に出会えて、ファンの方も老若男女、海外からも来てくださって、いろいろな経験をさせていただきました。その中で、こういう考え方もあるんだなと気づけたり、自分の中の世界を広げてもらったり、本当に大切な経験になりました。――考え方や自分の世界がどう広がったのでしょうか。私は狭いコミュニティで生活してきて、常識だと思っていたことが常識じゃなかったということがたくさんあってびっくりしました。例えば「LK」。『ライオンキング』のことで、私の周りの友達は「LK」で伝わるんですけど、一般的な略称ではないのだと知りました。『美女と野獣』は「BB」と呼んでいて、これも一般的ではないみたいで。そういうことがたくさんあって、ファンの方から「変わってるね」と言われて、「変わってるんだ私」って思いました(笑)――アイドル活動を経て成長できたなと感じていることも教えてください。少し社交的になったと思います。もともと人見知りはしないほうですが、あまり人と関わらないタイプだと親から言われていて。人と関わってみようと思って外の世界を見るようになったのは成長だと思いますし、それとは反対に自分の中で譲れないものも見えるようになりました。――譲れないものとは?人から「こうしたほうがいいよ」と言われたときに、自分も納得したことは取り入れるけど、違うなと思うことは言われても気にしないとか、自分の中で線引きをきっちりするようになりました。――外の世界を見るようになったということですが、どんな世界に踏み出したのでしょうか。自己啓発本を読むようになりました。あと哲学や心理学の本も読むように。――読んで何か変わりましたか?「なんでこの人はこういうことを書こうと思ったんだろう」「これを読んでどうして人は影響を受けるんだろう」と考えてしまって、自分にまではあまり手が回らなかったです(笑)――自分をしっかり持っているからでしょうか。そうですね。すごく頑固ではあると思います。●「学校司書を受けて落ちた」 履歴書には“日向坂46”記載せず――そして、卒業してすぐのタイミングで初の書籍『きらきらし』が発売に。素直にうれしかったです。もともとすごく書きたいと思っていたので、書かせていただけてうれしかったです。――2018年に短編小説集『最低な出会い、最高の恋』に参加されたこともありました。アイドルになってからブログを書いたり、テレビの企画「書き出し王」で小説の書き出しっぽいところを書いていたら、すごく褒められるようになって、もっと書きたいと思うようになりました。そして、書いて完成させるというだけで満足していましたが、『最低な出会い、最高の恋』で感想をもらったことで学びがあり、また小説を書いて出してみたいと思うようになりました。――今後の活動についてはどう思い描いていますか?書くことは続けたいなと思っています。それ以外だと、もっとたくさんの人に本を読んでほしいと思っていて、日本文学についてもっと知ってもらいたいという思いもあるので、その助けになるようなことができたらと思っています。――就職活動もされていると聞きました。そうなんです! 転職サイトに登録していろいろ見ていて、すでに学校司書を受けて落ちました。――履歴書の職歴には「日向坂46」と書かれているのでしょうか。職歴のところに「Seed & Flower合同会社 契約」と書き、「日向坂46」とは書かなかったです。職歴にアイドルって書くのも恥ずかしいなと思いましたし、ふざけていると思われそうでまだ書いていません(笑)――今後も就職活動を継続されるのでしょうか。私に合いそうないい会社があれば受けていきたいなと思っています。――司書など、本に関わる仕事を?本に関わる仕事ができたらいいなと思っています。教科書を作る会社も面白そうだなと思っていて、教育関係にも興味があります。まだ先のことは全然わからないので、いろいろな可能性を考えていけたらなと。でも無職になるので、働かないといけないと思い、バイトと派遣のサイトも登録しました。――バイト経験は?あります。大学生のときに半年間だけ、パン屋とピザ屋と塾講師を並行してやっていました。毎週末バイトしていて遊ぶ時間はゼロでした。――正式な就職先が決まるまでバイトを?やってみたいことをやっていきたいと思っていて、楽しそうなバイトあったらやりたいです。バイトに限らず、楽しそうなことは何でもやってみたいです!――どんなバイトに興味がありますか?本屋さんで働いてみたくて。あとは出版社さんとかいいなと思っています。でも、髪の色とネイルは派手にしたいので、髪の色・ネイル・服装は自由なところがいいです(笑)●「書くことは続けたい」 タレント業は「お声がかかったら…」――タレントとしても活動されていくのでしょうか。わからないです。どうなるんですかね。今、すごく宙ぶらりんで、お声がかかったら考えてみようかなという感じです。――書くことは続けたいということですので、出版社から話があれば今後も前向きに?そうですね。また書かせていただけるのであれば書きたいです。――歌やテレビ出演なども、お声がかかったらその都度考えるというスタンスでしょうか。歌は大丈夫です(笑)。テレビもそんなに興味があるわけではないのですが、本の紹介をさせてもらえるのであれば出演したいです!――興味のある仕事であれば、ということですね。そうですね。本に関わることだったり、私がやりたいと思うことはやっていけたらと思います。――将来的にはどんな未来を思い描いていますか?将来的には大型犬を飼いたいなと思っています。自分の生活もちゃんとできて、その上で犬を1匹ちゃんと養えるだけのお金を持っていられるように。大型犬のほうがお金がかかるので、目標として大型犬にしていますが、本当はダックスでもいいです。――執筆に関することで実現したいことがありましたら教えてください。恋愛小説も書いてみたいですし、エッセイも書いてみたいですし、いろいろ書けたらうれしいです。――文学賞を受賞したいという夢は?それは読んだ方が判断することなので、意識することではないのかなと思っていて、皆さんに刺さらなくても、誰か1人にでもめちゃめちゃ刺さったらいいなと思っています。■宮田愛萌(みやた・まなも)1998年4月28日生まれ、東京都出身。2017年、けやき坂46追加メンバー募集オーディションに合格し、けやき坂46の2期生としてデビュー。2019年2月の日向坂46へのグループ改名後も精力的に活動を続け、2022年9月にグループから卒業することを発表。2023年1月いっぱいで活動を終了した。
2023年03月26日●初の書籍刊行に喜び「すごく書きたいと思っていた」今年1月にアイドルグループ・日向坂46を卒業した宮田愛萌が、2月末に初の書籍『きらきらし』(新潮社)を刊行した。大好きな『万葉集』をモチーフとした連作短編小説集で、その小説を元に、『万葉集』の舞台・奈良を旅する様子も撮影。無邪気に喜ぶ笑顔から、大人びた表情まで、さまざまな表情を見せている。宮田にインタビューし、同書や『万葉集』の魅力、執筆に対する思いを聞いた。――初となる書籍の発売が決定したときの心境からお聞かせください。素直にうれしかったですし、新潮社さんの本は昔からたくさん読んでいたので、それもすごくうれしかったです。――2018年に短編小説集『最低な出会い、最高の恋』に参加されましたが、また書きたいという思いがあったそうですね。そうなんです。すごく書きたいと思っていて「書きたい」と言っていたら、書かせていただける機会をいただけてうれしかったです。――最初から『万葉集』をテーマにしようと決めていたのでしょうか。何を書くかは全然決まっていませんでした。出版が決まって、打ち合わせをしていく中で、『万葉集』をもとに書いたら面白いのではないかと思いつきました。――タイトル『きらきらし』に込めた思いも教えてください。短編集でいろんな主人公が登場するのですが、どの主人公の人生もきらきらしていて素敵だという意味を込めています。そして、人生はどれもきらきらしていて、『万葉集』の歌人にもきらきらした人生があるということも重ねました。――同書で特にこだわったことは?どのお話もちょっとだけリアリティがあるようにすることはすごく心がけて、現実とリンクするような、「この感情知っている!」というようなものを入れ込みました。――『万葉集』の歌から想像を膨らませて書いたということですが、頭の中でどんどんストーリーが浮かんでくるのでしょうか。そうですね。この歌だったらこういうシチュエーションも考えられるかもしれないと、全部「かもしれない」という妄想で膨らませていきました。――昔から『万葉集』をそのような読み方で楽しんでいましたか?もともと行間を読むことが好きで、ここはこういう風にとれるかもしれないと考えていたので、そういう経験が生きているのかもしれません。――絞り出して小説を生み出すのではなく、どんどんアイデアが膨らんでいく?そうですね。いろいろ思い浮かべている時間が楽しいです。ずっと書いていったら(アイデアが尽きて)苦しむかもしれませんが、まだ初めてなので。――今回の小説集には、ご自身の実体験も入っているのでしょうか。例えば、「紅梅色」の大学でのレジュメ作りのエピソードは私の経験からです。ほかにも、図書館で本を選ぶところなど、私がやっていることも合わせて入れました。基本的には想像ですが、私が考えている主人公なので似ているのではないかなと思います。●『万葉集』の魅力は「妄想し放題」 出会いも明かす――「つなぐ」では『万葉集』好きの叔母さんが登場します。ご自身と『万葉集』の出会いの話なのかなと思ったのですが、いかがでしょうか?けっこう似ています。私が最初に『万葉集』と出会ったのが大学のオープンキャンパスの授業だったのですが、そういうちょっとしたことがきっかけでハマるというのは重なっていると思います。――オープンキャンパスでの『万葉集』との出会いとは?私の母校なのですが、高校生のときに大学のオープンキャンパスに行って土佐(秀里)先生の体験授業を受けて、そこで『万葉集』って面白いと思い、この先生の授業をもっと受けたいと思って絶対にこの大学に入ると決めました。そして実際、土佐先生のクラスに入って『万葉集』を勉強していました。――卒論も『万葉集』について書きましたか?それが、4年生のときに土佐先生が国内留学してしまって、別れが突然……。なので、4年目は『万葉集』ではなく、『雨月物語』の授業を受けました。江戸時代の文学で、『万葉集』と関わりもあったので。――宮田さんがそこまでハマった『万葉集』の魅力とは?読み方が自由でいろんな解釈があって、正解がないんです。文章作品はどれも書き手の手を離れたら読み手に委ねられる部分が多いと思いますが、その中でも『万葉集』は古い時代のものなので自由な部分が多いですし、古い時代なのに同じ感情があって、そういうリンクを探したり、こうだったのかもしれないと考えを巡らせられるのが魅力だなと感じています。――正解がないからこそ自由に。はい。妄想し放題です!――『きらきらし』での現代語訳も宮田さんが担当されたそうですが、人によっては違う解釈もできるわけですね。全然あると思います。私はこういう解釈をしたというだけなので、皆さんも自分だけの解釈を見つけてほしいなと思います。――『万葉集』に影響を受けて変わったことはありますか?梅の花が好きになりました。『万葉集』で花といったら梅みたいなところがあるので、梅の花が咲いていると「梅だ!」という気持ちになります。●執筆の喜びや楽しさ実感! 読者の感想から学びも――ちなみに、書くことは昔から好きだったのでしょうか。好きというか、適当に選んだ単語3つを入れて物語を作るという遊びをずっとやっていたんです。中学・高校がメインですが、小学生のときもやっていて。45分でルーズリーフ1枚と決めて、休み時間に友達から単語を3つもらったり、辞書で3つピックアップして、物語を作って遊んでいました。その頃は書くことが好きとは思っていませんでしたが、アイドルになってブログを書いたり、テレビの企画「書き出し王」で小説の書き出しっぽいものを書いていたら、すごく褒められるようになって、もっと書きたいと思うようになりました。――3つの単語を使って物語を作る遊びをしていたという時点で、もともと書くことがお好きなんだろうなと感じました。昔、小説でそういう遊びが出てきて、面白そうだなと思ってやるようになりました。――短編小説集『最低な出会い、最高の恋』に参加したことは、どんな経験になりましたか?それまでは書いて完成させるだけで満足していましたが、発表して感想をもらったことで、「次はこういうのを書いてみたい」「こういう風にしたらよかったかな」「ここはこういう風に伝わるんだな」という学びもあり、また小説を書いて出したいなと思いました。――『きらきらし』も皆さんの感想を聞いて、より喜びを感じそうですね。そうですね。皆さんがこれを読んでどんな感想を抱くのか気になりますし、『万葉集』を好きになってもらえるのか、そういうところも楽しみにしています。――書くこと自体にも喜びや楽しさを感じていますか?自分の頭の中だけだったものが、実際に手元の紙に生まれるというのがすごく面白いです。人と共有することもできるし、もう1回読み返すと粗も見えて、そこからもっとブラッシュアップすることもできて、そこがいいなと思います。●恋愛小説に意欲「すべて妄想となってしまうのですが」――『万葉集』の舞台・奈良で撮影した写真もたっぷり掲載されていますが、奈良での撮影はいかがでしたか?すっごく楽しくて、幸せな時間でした。どの景色もきれいで、神社や古書店などに行きましたが、全部が楽しくてもう1回行きたいです!――お気に入りのカットは?全部お気に入りですが、部屋着でホテルの部屋で撮ったカットは、私の体が柔らかすぎて上半身と下半身のつながりがよくわからないと言われて、体の柔らかさが出たカットになっています。袴を着たカットもすごく気に入っています。実際に卒業式や成人式で着た袴をここで残せたらなと思って着させていただきました。――場所でよかったところは?朝早くに橿原神宮に行ったのですが、朝だったというのもあってすごく静かで空気が澄んでいて、神社を浴びたという感じがしてすごく楽しかったです。鴨とかもいて「かわいい!」って思いました。――今回訪れた場所は初めての場所ばかりでしたか?初めてばかりですね。奈良は中学の修学旅行で行きましたが、あまり覚えていなくて、それ以来2度目の奈良でした。すっごく楽しかったのでまた行きたいです!――次はどんな本を出したいですか?まだ全然考えていませんでしたが、恋愛小説とか書いてみたいです。――ご自身の経験も入れて書かれるのでしょうか。経験値がゼロなのですべて妄想となってしまうのですが、それでもよければ恋愛小説を書かせていただけたら(笑)。『きらきらし』も恋愛の話がありますが、友達に聞いたエピソードを入れたりしながら、ゼロから絞り出しました。■宮田愛萌(みやた・まなも)1998年4月28日生まれ、東京都出身。2017年、けやき坂46追加メンバー募集オーディションに合格し、けやき坂46の2期生としてデビュー。2019年2月の日向坂46へのグループ改名後も精力的に活動を続け、2022年9月にグループから卒業することを発表。2023年1月いっぱいで活動を終了した。
2023年03月24日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の宮田俊哉が出演する、スマートフォン向けゲーム「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」の新CM「熱中する宮田さん」編が、3月10日より放送される。新CMには、“バンドリの日”である28日にCMキャラクターに就任した宮田が登場。楽屋で出番を待つ宮田が、6周年を迎える同ゲームを体験し、ドキドキのライブ感、キラキラなステージ、豊かな表情に圧倒され、「実際すげーわ……」と感嘆する。TVアニメ『バンドリ!』第1期からのファンだという宮田。一足早く新モードのプレイ映像を視聴すると、「すごっ!」「この曲泣けるんですよね~」と撮影開始を前に早くもテンションが上がっている様子だった。撮影がスタートすると、「“宮田俊哉”のオタクの部分をグッと抑え、(オタク度)80%くらいで行かないと……」と自らに言い聞かせていた宮田だが、監督は「リアルな表情をいただきたいです」とリクエスト。それを聞いた宮田は吹っ切れたような生き生きとした表情を見せ、「“宮田俊哉”を120%出しちゃいました!」と仕上がりに自信をのぞかせた。また、同ゲームの魅力を聞かれると、「まず、リズムゲームとしてすごくクオリティが高くておもしろいんです。“オモテ”のリズムとか“ウラ”のリズムとか、ガルパをプレイすることで自分自身にリズム感が身につく。音楽を聴く耳が変わるというのが、音楽的にもおもしろいと思う」と力説。その後も止まらない様子で、ストーリーの魅力、キャラクターの魅力など、次々と独自の“推し”ポイントを紹介するも、「あれ? よくしゃべるなと思ってます?」と我に返り、笑いを誘った。
2023年02月28日アイドルグループ・日向坂46が18日、東京・有明アリーナでクリスマスライブ「ひなくり2022」を開催。グループからの卒業を発表している宮田愛萌が、ファンに向けて自身の思いを語った。けやき坂46時代から毎年クリスマスの時期に開催され、今回で5回目となる同ライブ。白とベージュを基調とした新衣装で登場し、最新シングルの表題曲「月と星が踊るMidnight」からライブがスタート。続く「青春の馬」では、長らく同曲のパフォーマンスに参加していなかった小坂菜緒がセンターポジションに復帰し、見事なパフォーマンスを見せた。MCパートでは、キャプテンの佐々木久美が「おひさまのみなさん、メリーひなクリスマスー!」と会場を盛り上げ、2期生の松田好花を中心にトークを展開。3期生の高橋未来虹は、同ライブを休演している影山優佳と楽屋で交流したことを明かし、影山の健在ぶりをファンに報告した。また、初のクリスマスライブ参加となる4期生の藤嶌果歩は、「おひさまのみなさんとクリスマスを過ごせるっていうほんとに素敵な時間を過ごさせていただいて、ほんとに幸せで、ありがとうございます。四期生一同、今日のためにいっぱい準備してきたので、今日はどうぞよろしくお願いします」と同期を代表して、ファンに向けて挨拶をした。その後、ユニット曲「ママのドレス」、2期生曲「世界にはThank you! が溢れている」、3期生曲「Right?」をクリスマスらしい演出で披露。最新シングルでセンターを務める齊藤京子は、ソロ曲「孤独な瞬間」を肩を大胆に露出した真っ黒なドレス姿で、パフォーマンスし、会場を沸かせた。1~3期生がステージに集合し、「一生一度の夏」をライブ初披露すると、再度MCコーナーに。昨日のライブで来年2月に「おもてなし会」の開催が発表された4期生を代表し、宮地すみれが「四期生の個性や新たな魅力をたくさんお見せしたいと思います。ぜひ会いに来てください。よろしくお願いします」と意気込む。これを聞いた佐々木も、「この数か月で四期生の伸びがほんとにすごくて。でもまたおもてなし会でいろんな壁にぶつかったりすると思うんですけど、先輩たちもできるだけ協力して、素敵なおもてなし会にできたらいいなと思います。頑張ってね!」とエールを送った。後半戦は「HEY! OHISAMA!」からスタートし、「君しか勝たん」「ドレミソラシド」とシングル曲を立て続けにパフォーマンス。さらに、ライブ定番曲「誰よりも高く跳べ! 2020」「キツネ」で会場を盛り上げた。本編ラストでは、久美の「みなさんへの今年の、今までの感謝を込めて、おひさまを思って、歌わせていただきます」という曲振りから、「知らないうちに愛されていた」を歌唱。会場に集まったファンと一緒に手を振り、一体感に包まれながら幕を閉じた。アンコールでは、佐々木の「今日はまだここに出ていないメンバーがいますね」という振りから、グループからの卒業を発表している宮田が、黒の大人っぽいドレスでステージに登場。「ひなくりの最後でこうやってご挨拶をできて、みんなの前に出れたのがすごいうれしい」と語り、ステージに立てる喜びを表現した。「私、加入して、大変なこともいっぱいあったなって。めっちゃつらいこといっぱいあったんですよ。大学と両立とかぜんぜんできないと思って」と自身の活動を振り返った宮田。「芽実さん(卒業生の柿崎芽実)とぶりっ子を2人でやらせていただいたときに、芽実さんが『疲れたね』って何気なく言ったんですよ。それが私すごいうれしくて。そのときほんとに両立とかで悩んでたから、そういう風に声をかけてもらって嬉しかった」と柿崎とのエピソードを語り、同じく卒業生の井口眞緒、現メンバー、スタッフに感謝を伝えた。また、自身のサイリウムカラーである赤とピンクに染まった会場を見て、「みんなありがとうね。配信のみんなもほんとに見てくれてありがとう。みんなのことほんっとうに大好きで、大切で、たぶん一生忘れないし。みんなに何か私のかけらがちょっとでも残ったらいいなってことは、すっごく思います。どうかね、残せたかね」とファンに問いかけると、会場からは大きな拍手が起こる。そして、「私は何があってもメンバーの味方でいるって思うし、絶対にメンバーがこれからすごい楽しかった、日向坂で良かったって卒業するようなグループになってくれたらいいなってほんとに思ってます。そのためにもおひさまのみんなの力がすごい必要だし、みんなが支えてくれればもっともっと良いグループになるって信じてるので、これからもよろしくお願いしします」とメッセージを送った。宮田の呼びかけで、同期の2期生がステージに登場すると、宮田を囲んで涙ながらに「君のため何ができるだろう」をアカペラで歌唱。その後、メンバーが再登場して最後の曲「JOYFUL LOVE」を披露し、ひとりステージ残った宮田は、「日向坂になって良かったかもしれない」と深々と頭を下げてステージを後にした。■日向坂46「ひなくり 2022」セットリストM1:月と星が踊るMidnightM2:青春の馬M3:ときめき草M4:アディショナルタイムM5:ママのドレスM6:My godM7:世界にはThank you! が溢れているM8:Right?M9:孤独な瞬間M10:ブルーベリー&ラズベリーM11:一生一度の夏M12:HEY! OHISAMA!M13:君しか勝たんM14:ドレミソラシドM15:誰よりも高く跳べ!2020M16:キツネM17:知らないうちに愛されていたEN1:キュンEN2:JOYFUL LOVE
2022年12月19日扉の先には、ゲームの世界のような異空間が広がっていた。鏡張りの柱がそびえ、観葉植物がその姿を増殖させている。ここは慶應義塾大学医学部にある、宮田裕章さんの研究室。イノベーションを生む場となるよう自ら改装を施したという。出迎えてくれた宮田さんの出で立ちは、シルバーの髪に〈セリーヌ〉のジャケットとジャージーパンツ。一般的な教授像とはかけ離れているが、“データサイエンティスト”という肩書がしっくりとくる。数々のプロジェクトを手掛け、現在2024年開校のCo-Innovation University(旧仮称 飛騨高山大学)の学長候補に選ばれ、2025年開催の大阪・関西万博のプロデューサー陣にも名を連ねている。――宮田さんが専門とされている“データサイエンス”とは、一体どういう分野になるんでしょうか。大まかに言うと、私たちが進む方向を決める道標となり得るものです。例えばコロナ禍では、感染者数や発症者数など様々なデータが蓄積され、それに基づいた施策がとられていますが、このようにデータを重ね合わせ、寄り添っていくのがデータサイエンスです。――私たちが日々触れているデータにはどんなものがありますか?皆さんが使っているSNSこそデータの塊です。インスタグラムのフィードでは、ユーザーが発信する情報に基づいておすすめの写真が表示され、世界が広がっていく。自分で選んでいるようで、実はデータに基づいた提案です。ネットフリックスもデータの恩恵を受けているサービスですね。これまでは映画館を満員にするために、ハリウッド作品なら平均的な視聴者層である「白人・若者・男性」に向けてアプローチするのが常でした。しかしネットフリックスでは、ユーザーがどの場面で感動し、どこで視聴を止めたか、世界中からデータを集められて、一人ひとりが胸を打つ作品を製作しやすくなっている。データによって、エンターテインメントの作り方自体が変わってきています。――我々の暮らしにも密接なんですね。ちなみに普段はどんなお仕事を手掛けているんですか?私は医学部に在籍していますが、医師ではありません。活動の軸は、データや科学を使って“世の中をより良くする”こと。「社会が今よりも良い状況になるように」「誰かの役に立つように」という想いを基本コンセプトに、医師や介護現場などの医療分野からグーグルのような企業まで、様々な組織と連携して研究を行っています。――例えば、どのように一日を過ごされているんでしょうか。日によって全く違います。マネージメントしたり、デベロップ的な交渉をしたり…。今も100個以上のプロジェクトが動いていて、個々のチームの様子を横目で見つつ、自分のリソースをどう使うかを常に考えています。大学に行くことができない日もあります。――そんな多忙な毎日の中で、気をつけていることはありますか?「忙しい」とは思っていないんです。いや、実際は忙しいんですけど(笑)。「忙しい」に呑まれてしまうと、未来に繋がらないんですよね。例えば長時間の会議は充足感もありますが、すぐに物事が発展するとは限らない。創造はゆとりがあるからこそ生まれる部分があります。忙しさに溺れそうな時はストレッチをするように深呼吸をして、考える時間を作る。私はこれを「深く潜る」と呼んでいます。「熟慮する時間を作ることに妥協してはならない」ということは、先輩の教えでもあります。――宮田さんは高校生の頃から「社会をより良く」と考えてらっしゃったそうですが、その意識はどう育まれたと思われますか。幼稚園時代は英語圏である発展途上国のブルネイにいて、帰国後の岐阜では友だちと葉っぱで遊びながら畦道を通学しました。その後郊外へ移り、高校以降は都心へ。様々なコミュニティを体験したことが、社会を違う視点で見るきっかけになったのかもしれません。――部活はされていたんですか?やっていましたよ。中学は剣道です。武道を通して自分自身と向き合う体験は興味深かったです。「後の先」という考え方には影響を受けました。高校はチームスポーツをやってみようと思って、グランドホッケー部に入りました。――スポーツ少年だったんですね。勉強はお好きでしたか?いま振り返るといわゆる詰め込み勉強は好きではなかったですね。中学の頃に影響を受けた数学は数分で問題を解くものではなく、一日中考え続ける「高校への数学」でした。高校生になると科学と哲学の本を読み漁るようになり「社会はどういうふうにできているんだろう」と疑問を探索し、自分で問いを立てていました。――そうした多感な時期に、衝撃を受けた出来事はありますか?「モナ・リザ」を観たことですね。二十歳の頃に鑑賞して、ものすごく影響を受けました。「『モナ・リザ』は何なのか」という問いの答えは残されてないんですが、ここ数十年の研究でいろいろと明らかになっています。描かれた人物は、当時の美の基準でも決して美人ではなく、神でも聖女でもなければ、性別すら曖昧である。人となりはわからないけれど、でも確実にそこにいて、こちらに向かって微笑んでいる。“万能の天才”と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチが、医学や建築などの学問に精通していたのは、結局「モナ・リザ」を描くため。超遠近法で臨場感を持たせ、輪郭をぼやかせるスフマート加工で立体的な陰影を生み出し、死体の解剖で得た知見で筋肉の構造を把握し、あの微笑みを描いた。そこには静止画とは違う、笑いかけてくるような時間があるんです。今でいうiPhoneのライブフォト(画像の前後1.5秒ずつの映像を記録する機能)のような感じでしょうか。――時間を閉じ込める感じですね。そうです。その鑑賞体験は、「モナ・リザ」と微笑みを交わした時に初めて完成する。長い人類の歴史において本質的に大事なのは、「他者と肯定的に関わること」じゃないかとハッとしました。生を受け、他者とポジティブな感情で結ばれることで、文化やコミュニティが形成されていく。その根源を、「美」という形で表現したことに衝撃を受けました。自分もそういった本質に繋がる仕事がしたいなと。――そこで絵画の道ではなく、科学へと進むのが興味深いです。油彩画というのは当時の技術の頂点。その時代における最高峰の表現方法を使って生み出したのが、あの作品です。もしダ・ヴィンチが今の時代に生きていたら、「モナ・リザ」は描かなかったでしょう。翻って、現代に生きる私が何かを生み出すなら、多くの人たちと協力し合うべきだと考えました。それがデジタルデータを扱う分野だったというわけです。みやた・ひろあき1978年生まれ、岐阜県出身。東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。2015年5月より慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授。データサイエンスを専門とし5000の病院が参加するNational Clinical Database、LINEと厚労省の新型コロナ全国調査など多岐に活躍。※『anan』2022年10月5日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)インタビュー、文・飯田ネオ(by anan編集部)
2022年10月02日株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022 年8月15日に『おっさん社会が生きづらい』(小島慶子 著/税込 1,188 円)を発売しました。小島慶子氏は、アナウンサーをしていた頃から“若くて可愛い女性に価値がある”といった「おっさん的感性」に疑問を感じていました。本書は、独善的で想像力に欠けコミュニケーションが一方的で、ハラスメントに無自覚な“おっさん性”が染みついた日本社会についての考察です。「おっさんは、私だった」と自覚した著者が、さまざまな立場から日本のジェンダーギャップ問題に警鐘を鳴らしている識者5人との対談を通して、脱おっさん社会のヒントを探ります。著者近影写真:鈴木愛子自分の内なる“おっさん性”に気づいた衝撃著者はもともと、年長の男性に権限や権力が集中する、構造的な問題を指摘したいと考えていました。その思いは、前出の超辛口な“おっさん性”の定義にもあらわれています。しかし皮肉なことに、おっさん社会の問題点と向き合う中で、「稼いでいる者が偉い」という意識を持ち、仕事をもたない夫を見下している自分に気づいてしまったのです。忌み嫌ってきたはずの“おっさん性”を自覚して衝撃を受け、危機感を覚えたことが、本書執筆の強い動機となりました。上野千鶴子、平野啓一郎氏らと対談性別や年齢を問わず、権力を振りかざす者が陥るのが“おっさん社会”です。5人の識者との対談には、おっさん社会に染まらないヒントが満載。ある時はそれぞれの専門分野から新たな視点を得ながら、またある時は自身の夫との関係を赤裸々に告白しながら、気炎を上げています。清田隆之さん(恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表)多賀太さん(男性学を研究する関西大学教授)熊谷普一郎さん(小児科医)平野啓一郎さん(小説家)上野千鶴子さん(東京大学名誉教授)独善的で想像力に欠けた一部の人間がハラスメントや差別を繰り返す“おっさん社会”をやり続けるのか、人々が皆、無理に強がることなく多様な弱さを認め合い、支え合うことで繫栄する社会に変わるのか、日本は今まさにその岐路を迎えているのだ。(本文より)『おっさん社会が生きづらい』について【著者】小島慶子(コジマケイコ]1972年、オーストラリア生まれ。エッセイスト、タレント。東京大学大学院情報学環客員研究員、昭和女子大学現代ビジネス研究所特別研究員。学習院大学卒業後、TBSに入社。アナウンサーとしてテレビ、ラジオに出演。2010年に独立後は、各メディア出演、講演、執筆など幅広く活動。2014年、オーストラリアに移住。自身は日本で働きながら、夫と二人の息子が暮らすオーストラリアとを行き来する生活を送る。著書に『解縛』(新潮文庫)、『不自由な男たち』(田中俊之氏との共著、祥伝社新書)など。『おっさん社会が生きづらい』書影【書誌情報】タイトル:おっさん社会が生きづらい著:小島慶子判型:新書判並製レーベル:PHP新書定価:1,188円(税込)発売日:2022年8月15日ISBN:978-4-569-84856-3発売元:株式会社PHP研究所 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月26日“宇宙生物駆除”専門の中小企業・宮田バスターズ(株)の奮闘を描く『帰ってきた宮田バスターズ(株)』が、8月20日(土)より、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開される。その予告編とポスタービジュアルが公開された。昨年11月、池袋シネマ・ロサで公開されると、低予算映画の枠を超えたものづくりへのこだわりと熱い企業ドラマに口コミが広がり、2度の延長上映を記録。その後、注目作としてTOHOシネマズ ピックアップ・シネマ第3弾に選出されると、上映は満席に。さらに、今年の沖縄国際映画祭で招待作品に選ばれるなど、勢いが止まらない本作。監督・脚本は、本作の元となった短編作『宮田バスターズ(株)』でカナザワ映画祭2019「期待の新人監督」に選出された坂田敦哉。主演はぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2016グランプリ受賞作『食卓』の渡部直也、ヒロインに『春原さんのうた』の大須みづほ、共演に東大卒YouTuberの山本愛生、さらに宮崎美子が特別出演している。本作はオフィスや社用車など、多くのセットをすべてホームセンターで手に入る材料で手作りした“DIY”映画であることも話題を呼んだ。それゆえ、壁を破り、車が突っ込み、巨大ロボット大暴れ!?通常の セットでは叶わないような派手でリアルな特撮映像も楽しめる。「宮⽥バスターズ(株)にお任せください︕」。宇宙⽣物の⾶来により事故や怪我の被害が多発。そんな世の中を救うのが、 電話⼀本で駆けつける“宇宙⽣物駆除”専⾨の中⼩企業・宮⽥バスターズ(株)。 社⻑・ミヤタを中⼼とする総勢5⼈の社員たちは⽇々、業務に明け暮れていた。かつて多くの⼈々を救い、ヒーローのように崇められた宮⽥バスターズ(株)だったが、近年は駆除作業に伴う器物破損により苦情が殺到。追い討ちをかけるかのように、素⼈でも簡単に宇宙⽣物を駆除できる「光線銃」が発売され仕事も激減し、会社は廃業の危機に陥る。頭を抱えるミヤタ社⻑のもとへ颯爽と現れたコンサル会社の男が提案する起死回⽣の⼀⼿とは。バラバラになってしまった社員たちの⼼はもう⼀度⼀つになれるのか?それとも時代の波に飲まれてしまうのか。宮⽥バスターズ(株)の社運やいかに̶̶今回の劇場公開に伴い、宮田バスターズ(株)の人気マスコット“タンクくん”の誕生を描く宮田バスターズ外伝『タンクくん誕生!』も同時上映決定。リニューアルされたポスタービジュアルには、壁をぶち破り飛び出してくる宮田社長とタンクくんの姿が描かれている。【上映劇場・スケジュール】池袋シネマ・ロサ:8⽉20⽇(土)〜9⽉2⽇(金)⼤阪第七芸術劇場:9⽉公開予定名古屋・⼤須シネマ:8⽉29⽇(月)〜9⽉11⽇(日)『帰ってきた宮田バスターズ(株)』8月20日(土)より公開
2022年07月04日舞台『ようこそ、ミナト先生』のフォトコールが4日に東京・新国立劇場 中劇場で行われ、相葉雅紀、松平健、金子ありさ(脚本)、宮田慶子(演出)が取材に応じた。同作は脚本・金子ありさと演出・宮田慶子によるオリジナルストーリー。山あいの町・日永町を1年前に観光客として訪れた湊孝成(相葉雅紀)は、この町で非常勤の教師となって、高齢化社会や過疎化など、町の様々な問題に日々奔走していた。人々にも慕われ、町の中心人物となりつつあったが、実はある秘密を抱えていた。町や人生の “再生” をテーマにした心温まる物語となる。相葉のほか秋元才加、忍成修吾、濱田龍臣、須藤理彩、 青木さやか、中山祐一朗、松平健らが出演する。「定期的にやっていきたい」と舞台にも意欲を見せる相葉は、「自分がやりたいと思っていた舞台をこんなに素敵な皆さんに囲まれてできることを幸せに思いながら、毎日吸収できることを吸収しようという思いで、1カ月稽古を続けて、ようやく今日が来ました」としみじみ。「楽しんでいただけるように精一杯やるというのは大前提なんですけど、個人的にずっとお客様の前に立ちたくて。無観客の状態でやることが多かったので、少し緊張はしてるんですけど、楽しんでやりたいと思います」と意気込んだ。12年ぶりの舞台稽古について、相葉は「長かったです。結構しごいていただいたので、本当に吸収できることは吸収して。12年間空いたというのもあるんですけど、12年分のダメ出しが来るので、ハードな期間でした。今日を迎えられて本当に光栄です」と振り返る。「たまに(脚本の)金子さんが見に来られて、その時は本当に褒めてくれるのですごい嬉しかったです」と周囲を笑わせた。演出の宮田は「稽古の途中で『ごめんね、12年分のダメ出ししてるよね、それは消化できないよね』と言ったくらい」と同意。相葉について改めて「12年間本当にたくさんの成長をなさって、12年分ものすごく素敵な大人の男性になって中身が充実なさったのを実感しまして」と褒めつつ、「真摯にきちんと重ねていかないといけない役柄なので、きちんと向かい合ってる時に、大人になって中身が充実しちゃった分、どう受け止めてどう表現したらいいんだろうということを、日々探しながら深めていきました。ハードだけどここが楽しいと思って欲しいと思いながらも、しごいてました」と明かす。出会った頃について聞かれると、宮田は「16年くらい前、(相葉が)20代で舞台ほとんどやってなかったくらいで、もう追っかけまわしてダメ出ししてました。また、逃げるんですよ!」と暴露する。一方で、「そういうことがあったなあというのを懐かしく思い出すくらい、すごい大人になった」と相葉のことを称賛した。脚本の金子は「お二人の師弟関係がすごく信頼してお預けしただけなんですけど、相葉さんはかっこよくなったな、男前だなと頼もしく思って。それから12年前と同じチームなんですが、松平さんを迎えられることが光栄です」と喜ぶ。「私の持っていた相葉さんのイメージに、ファンタジーとリアリティの融合というのがありまして、身近に感じるんだけど存在しないような。そこをすごく意識して、ドラマや映画ではできない舞台ならではの役柄、表現方法を」と意図を説明した。相葉への舞台のアドバイスを求められた松平は「アドバイスなんてもう、すごい努力家なので」と恐縮。また俳優の風間俊介も舞台『恭しき娼婦』の初日を迎えることについて聞かれると、相葉は「風間くんも今日初日なので、さっきLINEしました。返って来ませんでした」と苦笑する。嵐のメンバーの反応について「松本くんは来ると言ってくれるんですけど、みんな忙しいので……ねえ?」と気遣う。「櫻井くんも二宮くんも連絡とって、ごはんに行こうという話をしてるし、けっこうみんなつながりありますよ」と語った。東京公演は新国立劇場 中劇場にて6月4日~19日、 大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて 6月29日~7月3日。
2022年06月04日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の宮田俊哉が、30日(15:00~)に『キスマイ宮田のニコ生やったって it’s Alright!』をニコニコ生放送で配信する。宮田の冠番組となる同配信は、23日~30日に行われる「ニコニコ超会議2022」内のオンライン企画として開催。ニコニコ生放送の象徴である流れるコメント機能を使い、ユーザーと宮田が双方向のリアルタイムコミュニケーションを楽しむ。また、番組内では宮田から重大発表も行なう予定だ。
2022年04月20日浜辺美波主演の医療ドラマ「ドクターホワイト」特別編が3月27日オンエア。宮田俊哉演じる淳平の“その後”に「実ってよかった!」などの声が上がるとともに、高橋文哉演じる新平との共演にも「ガッツリ絡んでる」など喜びの声が集まっている。医療知識だけを知って育った雪村白夜が「それ、誤診です!」と病名を覆して患者の命を救っていく新感覚医療ミステリードラマとして放送されてきた本作。臓器移植用のクローンとして育てられたが、自由を得て医者になることを目指している雪村白夜を浜辺さんが演じ、最終回で白夜から“告白”された「月刊メディカルサーチ」の記者・狩岡将貴に柄本佑。白夜も参加する診断に特化した協議チーム(CDT)の高森麻里亜には瀧本美織。将貴の妹で脳動脈瘤の難手術が成功した狩岡晴汝に岡崎紗絵。将貴、麻里亜とは中学時代の同級生で将貴と白夜の正体を探った刑事の奥村淳平に宮田さん。CDTの皮膚科医でプレイボーイで女好きな夏樹拓実に勝地涼。恩師の死を乗り越え精神的にも成長したCDT若手研修医の佐久間新平に高橋さん。人間観察が趣味で好奇心の塊でもある精神科医の西島耕助に片桐仁。CDTの脳神経外科医で硬派で責任感が強く熱い男でもある仙道直樹に高橋努。高森総合病院の外科部長から院長になった真壁仁に小手伸也。麻里亜の兄で白夜を生み出した組織を追う高森勇気に毎熊克哉。高森総合病院の元院長・高森巌に石坂浩二といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。自由の身となった白夜はCDTで働きながら、亡くなった前院長の巌(石坂浩二)との約束を果たすべく、医者を目指して勉強に励んでいた。しかし医療の知識はあれだけ豊富な白夜だが、受験勉強となるとそうもいかず、このままでは非常に厳しい状況。そこで夏樹、仙道、西島らは翌日に大学共通テストを控えた白夜に最後の特訓を行うことに。そんななか勇気によって命を救われ再び看護学校に通い始めた晴汝が、胸の痛みを訴える淳平を連れてやって来て、佐久間が診察する…というのが特別編の展開。実は晴汝と淳平は交際をはじめていたが、将貴にはそのことを隠しており、そのストレスから淳平は帯状疱疹による肋間神経痛になっていた。この事態に「交際を隠してるのが結構ストレスだったとか…」「付き合ってるの秘密にしてたからか…」「淳平わりとストレスに弱そうだもんな…」などの反応が上がるとともに「淳平さんの恋が実ってよかった!ニコニコ、ラブラブで見てて嬉しくなった」「淳平さん晴汝ちゃんのカップル感」など、晴汝と付き合いはじめたことを祝福する声も。また「佐久間先生と淳平さんがガッツリ絡んでる」「激レアな佐久間先生と淳平さんツーショットつよい」「佐久間先生と淳平さんの共演シーンも最高だった」「佐久間先生頑張れ!淳平のことよろしく頼むよ!」など、淳平を演じる宮田さんと佐久間を演じる高橋さんの共演にも喜びの声が上がっている。(笠緒)
2022年03月29日嵐の相葉雅紀が、舞台『ようこそ、ミナト先生』の主演を務めることが3日、明らかになった。同作は脚本・金子ありさと演出・宮田慶子によるオリジナルストーリー。山あいの町・日永町を1年前に観光客として訪れた湊孝成(相葉雅紀)は、この町で非常勤の教師となって、高齢化社会や過疎化など、町の様々な問題に日々奔走していた。人々にも慕われ、町の中心人物となりつつあったが、実はある秘密を抱えていた。町や人生の “再生” をテーマにした心温まる物語となる。相葉は12年ぶりに舞台に出演。『恋はつづくよどこまでも』『着飾る恋には理由があって』などを手掛ける脚本家の金子と、多種多様な作品を手掛け緻密な演出で評価の高い宮田、嵐の活動休止以来ドラマ『和田家の男たち』主演や様々なバラエティ番組のMCなどテレビを中心に活躍している相葉が、12年前に相葉主演で上演した『君と見る千の夢』以来再集結した。東京公演は新国立劇場 中劇場にて6月4日~19日、 大阪公演は梅田芸術劇場メインホールにて 6月29日~7月3日。○相葉雅紀 コメント12年振りに舞台をやらせて頂くことになりました。そして、12年前にもお世話になった演出の宮田慶子さん、脚本の金子ありささんと再びご一緒できること、大変光栄に思っております。皆様に楽しんで貰えるよう、全身全霊をかけて向き合っていきます。楽しみに待っていただけたら嬉しいです。○金子ありさ コメントその人の本当の心の奥はわからない。そんな物語を書いてみたいと思いました。そしてどんな人の心の奥を覗いてみたいかと思った時に、相葉さんのような、はっきりとした『陽』の輪郭のある方こそ、その奥の『陰』が描けるのではないかと思いました。その町一番の人気者、ミナト先生。みんな、太陽のようなその人に照らされて日々の暮らしが明るくなります。ですが彼には、 秘密がありました。彼がひそかに抱えるある事情を、町の人々は知っていく事となります。前回、舞台『君と見る千の夢』でご一緒した相葉さん、宮田先生とのチーム再結成です。あれから12年、私達も、世の中も、そしておそらく相葉さんご自身も、大きな変化があったかと思います。その時の重なりを 実感しながら、またとない機会に感謝しながら、来てくださる全てのお客様に何かを届けられたらと願っております。○宮田慶子 コメント2010年に上演した『君と見る千の夢』以来、12年ぶりに相葉さんとのタッグが実現します。大きな飛躍と変化を重ねてきた相葉さんとの待ちに待った再会は、きっとまたお互いに、発見と進化の道のりになると思います。脚本は『君と見る千の夢』に引き続き、最も信頼する金子ありささんとの再タッグです。リアルで重量感のある脚本に向かいながら、じっくり時間をかけて練り上げる舞台作りの中でまた新たな顔を引き出せたらと、ワクワクしています。
2022年03月03日『恋はつづくよどこまでも』(TBS系・2020)、『着飾る恋には理由があって』(TBS系・2021)など、近年の人気ドラマの脚本を手掛け、数々の大ヒット作を生み出してきた脚本家の金子ありさが手掛ける舞台『ようこそ、ミナト先生』が、2022年6月、相葉雅紀を主演に迎え上演される。嵐の活動休止以来、テレビ朝日系連続ドラマ『和田家の男たち』での主演、また、様々なバラエティ番組のMCなど、テレビを中心に活躍している相葉が舞台に出演するのは実に12年ぶり。演出は青年座公演のほか、翻訳劇・古典・ミュージカルやオペラなど多種多様な作品を手掛け、緻密な演出で評価の高い宮田慶子が務める。金子ありさ×宮田慶子×相葉雅紀という、2010年の相葉主演舞台『君と見る千の夢』でタッグを組んだ3人が、再び集結することになった。12年ぶりの舞台出演に際し、相葉は「12年前にもお世話になった演出の宮田慶子さん、脚本の金子ありささんと再びご一緒できること、大変光栄に思っております。皆様に楽しんで貰えるよう、全身全霊をかけて向き合っていきます。」とコメントを寄せた。物語の舞台はとある山あいの町・日永(ひなが)町。1年前に観光客として訪れた湊孝成(みなとたかなり/相葉雅紀)は、この町で非常勤の教師となって、高齢化社会や過疎化など、町の様々な問題に日々奔走していた。人々にも慕われ、町の中心人物となりつつあったが、実はある秘密を抱えていて……。上演は6月4日(土)~6月19日(日)東京・新国立劇場 中劇場、6月29日(水)~7月3日(日)に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて。【相葉雅紀コメント】12年振りに舞台をやらせて頂くことになりました。そして、12年前にもお世話になった演出の宮田慶子さん、脚本の金子ありささんと再びご一緒できること、大変光栄に思っております。皆様に楽しんで貰えるよう、全身全霊をかけて向き合っていきます。楽しみに待っていただけたら嬉しいです。【金子ありさ(脚本)コメント】その人の本当の心の奥はわからない。そんな物語を書いてみたいと思いました。そしてどんな人の心の奥を覗いてみたいかと思った時に、相葉さんのような、はっきりとした『陽』の輪郭のある方こそ、その奥の『陰』が描けるのではないかと思いました。その町一番の人気者、ミナト先生。みんな、太陽のようなその人に照らされて日々の暮らしが明るくなります。ですが彼には、 秘密がありました。彼がひそかに抱えるある事情を、町の人々は知っていく事となります。前回、舞台『君と見る千の夢』でご一緒した相葉さん、宮田先生とのチーム再結成です。あれから12年、私達も、世の中も、そしておそらく相葉さんご自身も、大きな変化があったかと思います。その時の重なりを実感しながら、またとない機会に感謝しながら、来てくださる全てのお客様に何かを届けられたらと願っております。【宮田慶子(演出)コメント】2010年に上演した『君と見る千の夢』以来、12年ぶりに相葉さんとのタッグが実現します。大きな飛躍と変化を重ねてきた相葉さんとの待ちに待った再会は、きっとまたお互いに、発見と進化の道のりになると思います。脚本は『君と見る千の夢』に引き続き、最も信頼する金子ありささんとの再タッグです。リアルで重量感のある脚本に向かいながら、じっくり時間をかけて練り上げる舞台作りの中でまた新たな顔を引き出せたらと、ワクワクしています。公演概要『ようこそ、ミナト先生』脚本:金子ありさ演出:宮田慶子主演:相葉雅紀【東京公演】2022年6月4日(土)~6月19日(日)新国立劇場 中劇場【大阪公演】2022年6月29日(水)~7月3日(日)梅田芸術劇場メインホール【問合せ先】東京公演:東京グローブ座 TEL:03-3366-4065大阪公演:キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888 (11:00〜16:00 ※日祝休業)公式サイト: 記事公開時、公式サイトのアドレスが誤っておりました。訂正してお詫び申し上げます。
2022年03月03日アイドルグループ・日向坂46の宮田愛萌と声優の石原夏織が、29日(18:00~)に放送される文化放送『文化放送サタデープレミアム まなもの部屋with石原夏織』でパーソナリティを務める。初の直接共演となる2人は、約10年前から石原のファンであると公言している宮田のもとに石原がサイン入りアルバムCDを届けたり、石原のYouTube配信で宮田からの手紙が読まれたり、間接的な交流を続けてきた。今回はタッグを組み、ラジオ特番でパーソナリティを務める。同番組では、宮田の名前からもじった「まなもの部屋」に石原が遊びに来る設定のもと、石原がいるからこそ見える宮田の姿や、一方で宮田が聞くからこそ見えてくる石原の姿を引き出していく。また、日向坂46レギュラーラジオの文化放送『日向坂46の「ひ」』(毎週日曜18:30~)のスタッフが集結し、番組内の人気コーナー「ワザトカワイイ」を実施。日向坂46随一の“ぶりっこキャラ”で“宮田プロ”と呼ばれる宮田と、プロの声優である石原が“あざとかわいさ”を披露し合う。
2022年01月14日俳優の浜辺美波さんを主演に迎えた、関西テレビ・フジテレビ系の新ドラマ『ドクターホワイト』に、アイドルグループ『Kis-My-Ft2』の宮田俊哉さんが出演することが発表されました。『ドクターホワイト』あらすじ豊富な医療知識があるものの医師ではない、正体不明の主人公・雪村白夜が、「それ、誤診です!」と病名をくつがえして患者の命を救っていく、新感覚の医療ミステリードラマである同作。原作は樹林伸氏の小説『ドクター・ホワイト千里眼のカルテ』『ドクター・ホワイト神の診断』で、医療ドラマとしての見ごたえはもちろん、クスッと笑えるエンタメ感もたっぷりだといいます。また、主演の浜辺さんのほか、わきを固めるのは豪華俳優陣。俳優の柄本佑さん、瀧本美織さん、勝地涼さん、片桐仁さんら、個性豊かな俳優陣が集結します。『ドクターホワイト』での宮田俊哉の役どころは?今回、追加キャストとして発表された宮田さんが同作で演じるのは、捜査二課の刑事・奥村淳平。刑事としては優秀ではあるものの、不器用で二課の『はぐれ者』的な存在という役どころです。宮田さんは出演決定にあたり、動画でコメントを寄せています。 #宮田俊哉 さんスペシャルな✨コメント動画いただいてます♀️ので…みなさまに、お届けします!いつも、ありがとうございます♪ #ドクターホワイト #1月17日スタート #15分拡大 #浜辺美波 #柄本佑 #瀧本美織 #岡崎紗絵 #勝地涼 #片桐仁 #高橋努 #高橋文哉 #宮田俊哉 #小手伸也 #石坂浩二 pic.twitter.com/OAMfXjfUdY — 『ドクターホワイト』公式 (@dr_white2022) December 8, 2021 個性豊かな俳優たちが織り成す、新感覚医療ドラマ『ドクターホワイト』は、2022年1月放送開始予定です。[文・構成/grape編集部]
2021年12月10日日本のチェロ界を牽引するトップランナー宮田大が11月、今年生誕100年(来年没後30年)のタンゴの巨匠アストル・ピアソラの作品集『Piazzolla』をリリースした。「ピアソラを弾くのはバルトークを弾くときと同じような気持ち。土地の言葉や風景、香り…。民族の音楽を弾く感覚です。ジャズのように即興を交えることもありますが、ピアソラはちゃんと楽譜があるので、たとえばベートーヴェンのmpを、mfの表現で弾いてみようかというのと同じような解釈です。今回のアルバムも、クラシックの演奏会を聴くように聴いていただけると思います」ピアソラの音楽は演奏家自身を投影すると話す。「誰が聴いてもピアソラとわかる個性があるけれども、すごくシンプルなメロディ。演奏家がどう弾くかにかかっているので、今の自分が感じていること、自分がどういう音楽家なのかということが投影されると思います。バッハの無伴奏を弾くのと似ています」グループとしてはピアソラ初挑戦というウェールズ弦楽四重奏団のキレキレの共演にも注目。「弦楽器奏者にしか感じられない解釈をお伝えできたらなと思いました。メンバーのうち三人は桐朋の同級生。気心知れた仲間で音楽作りができましたし、彼らにしか出せないウェールズの音があります」三浦一馬のバンドネオンも加わって一気にタンゴの気分を醸し出すアンサンブルの編曲とピアノは、赤丸急上昇中の山中惇史。「彼はヴァイオリンも少し演奏するので、やはり弦を知っている編曲だなと感じます。今回は山中惇史の作品集でもあると言えるぐらいの立役者です」2月には東京と大阪でCDと同じメンバーによる発売記念コンサートも[25日(金)東京オペラシティ/26日(土)ザ・シンフォニーホール]。収録曲の抜粋に〈リベルタンゴ〉の無伴奏版(小林幸太郎編曲)を加えたピアソラ集と、トルコのピアニスト・作曲家ファジル・サイのチェロ・ソナタ。「ピアソラの晩年とサイの若手時代は重なります。同じ時代の空気を吸った二人の作曲家。ピアソラはアルゼンチンの、サイはトルコの、民族の音楽を大切にしているという共通点もあります。あとは、山中くんと大作のソナタを弾きたいというのも大きな理由です。すごく愛着が湧いているアルバム。録音中に蓄えた多くのアイディアもあります。コンサートは、それを生かして、またみんなと音楽で対話しながら作っていきたいと思います」(取材・文:宮本明)
2021年12月01日Kis-My-Ft2の宮田俊哉が出演する、アデランス「N-LED Sonic KAMIGA」の新CM「うるつや髪でいってらっしゃい」編、「どっちか迷う」編が、26日より放送される。あわせて「KAMIGA」公式サイトにてWEB動画「KAMIGA 実証 CHALLENGE!!」編も公開。髪がパサついてまとまらない彼女へ、宮田が語りかけるように商品の特長を紹介する今回のCM。「うるつや髪でいってらっしゃい」編では、「うるつや髪でいってらっしゃい」と笑顔で彼女を見送り、「どっちか迷う」編では、 イタリアンレッドとミッドナイトブラック2種類のKAMIGAを両手に持ち、「どっちか迷う〜」とお茶目におどけてみせている。CM撮影中、「カメラを彼女だと思って」「もっと優しく」と監督から出されるリクエストに、「はい。わかりました」と丁寧に応じた宮田。撮影終了後に感想を聞くと「(カメラを彼女に見立ててセリフを言うのは)正直、恥ずかしかったです。カメラを彼女だと思って語りかけてくださいというオーダーはたまにあるのですが、何年やっていても慣れないので、恥ずかしかったです」と率直な感想を述べながら、「でも、KAMIGAを買ってくださる方を僕の彼女だと思って、全力で彼氏を演じました」と話した。監督から、セリフまわしや身のこなしを「アイドルっぽくお願いします」というリクエストがあったことに関しては、「僕、20年アイドルをやっているんですよ。20年間アイドルをやっていると“アイドルっぽい”というのがどういうことなのか分からなくなってきて……」と、はにかむ宮田。「普段(ファンの方々から)優しいと言われることが多いのですが、今回はさらに一つ上の優しさを出せたらいいなって思いながら演じました」と、撮影に臨む上で意識していたことを明かした。また今年体験した「うるつや」エピソードを聞いてみると、宮田は「今年はCDデビュー10周年を迎えたのですが、(Kis-My-Ft2のメンバー)7人で歌って、ステージに立っている時は、ちょっと“うる”っとしちゃいました。これからも7人でずっと歌って踊っていけたらいいな、なんて強く感じた1年でした」と感慨深げ。さらに「きっと会えなかった期間で、ファンのみなさんがより“つや”っぽくなってるんじゃないかなって思ってます」と続けた。
2021年11月26日舞台『葵上』『弱法師』 -「近代能楽集」より-の公開ゲネプロが8日に東京・東京グローブ座にて行われ、神宮寺勇太、中山美穂、宮田慶子が取材に応じた。同舞台では全8編の短編戯曲からなる三島由紀夫の代表作「近代能楽集」の2編を連続上演。「源氏物語」を原典にした『葵上』は、深夜の病院の一室を舞台に、美貌の青年・若林光(神宮寺)が入院する妻・葵の元を訪ねると、かつて光と恋仲であった六条康子(中山)の生霊が現れる、という物語で、神宮寺と中山は切なくも幻想的なやりとりを繰り広げる。さらに佐藤みゆき、金井菜々が出演する。『弱法師』は家庭裁判所の一室を舞台に、育ての親、生みの親という2組の夫婦が盲目の青年・俊徳(神宮寺)の親権を争うことから物語が始まる。後半には神宮寺による台本3ページ分、約5分間の1人語りも行われた。こちらには、2人の他、篠塚勝、木村靖司、加藤忍、渋谷はるかが出演した。演出の宮田と、戯曲に描かれていないサブストーリーまで話し合っていたという神宮寺。宮田に言われて印象的だった言葉として「『役をまとう』みたいなの、よく言うじゃないですか。そうじゃなくて、『役を食べちゃう』と言っていただいたのが、新しくて印象的でした。自分の中に落とし込んで発する言葉なんだと、改めて思いました」と明かす。宮田は神宮寺について「とにかく吸収が良い。いろんなツッコミを入れてみると、ことごとく返ってきて、次第に底なしのポテンシャルを持っているなと思って、いろんなことを投げて投げて投げて来ました」と表し、「難しい戯曲に対して非常に知的に論理的に模索をしつつ、いざ演じていく時には動物的な勘も全部使ってくれるので、毎日楽しいです、日々『アップデート』『更新しながらいこうね』と言ってます。掘れば掘るほどいろんなものが出てきます」と絶賛。「初対面からすごい集中力で、ちょっとやったら『いろんな顔が隠れている』とすぐわかったので、一つひとつひっぱりながら。ゆっくりお稽古させていただいたので、寄り道も経験して、枝葉が違ったねと戻る余裕もありながらここまできたような気がします」と振り返った。さらに宮田は「2作品を同じキャストでやったの、初めてかもしれない。立て続けにヘビーな役を2つって、なんてことをお願いしたんだと悩みましたけど、この2人なら大丈夫」と神宮寺と中山に太鼓判。そんな言葉に対して神宮寺は「最初の頃は、夜も寝れなかったです。本当に自分に(台詞が)覚えられるのかというのも思いました。でもたくさん稽古を重ねていただいて、色々なものを自分の中に落とし込む作業が絵きたので、助かりました」と答える。台詞の覚え方については「読む。これに尽きます。声に出してひたすら読んでという感じです」と語り、「(他の)現場ではやらないです。家じゃないとできないです。誰かがいると集中力が減っちゃうんです。夜も寝れなかったです」と苦労話も。神宮寺はKing & Princeのメンバーに対しても「あんまり僕はそういうのメンバーには聞かないけど、改めて『どうやって台詞を覚える?』と聞いたり」と明かし、「『リズムで覚えちゃいな』とか『俺は家で覚えてる』とか言ってもらって。岸(優太)くんは『大丈夫、お前ならできる』と。細かいことじゃなくて『神宮寺ならできる』と言ってくれました。本当にその言葉は心強かったですね。そういう言葉を胸に、今立っています」と感謝。舞台についても「絶対、観に来ると思います」と自信を見せた。東京公演は東京グローブ座にて11月8日~28日、大阪公演は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて12月1日~5日。
2021年11月08日情報が頭の中で書き変わる、集中している対象以外の情報が脳に届かないUpload By 発達ナビ編集部牟田暁子LITALICO発達ナビ編集長(以下――)小島さんはご自身にADHDの特性があると公にされていますが、ご自身の特性を感じるエピソードについて教えていただけますか。小島慶子さん(以下、小島):今日も、リアルの取材だってわかっていたのに、家で原稿を書いているうちに、オンライン取材だと頭の中で予定が書き変わっていたんです。昼過ぎにマネージャーから「15時から中目黒での取材、頑張ってくださいね」と連絡が入って、「あ!リアル取材だった!」と思い出してあわてて支度するという。スケジュール管理が難しくて、何重にもリマインダーを用意しておかないと、こんな風に情報が書き変わったり、抜け落ちたりするんです。――それは子どものころからですか。小島:そうです。なんで間に合わないんだろう、どうして勘違いしたんだろう、これは魔法?と思うくらい。情報がすぐ書き変わってしまうのはもしかしたら、ワーキングメモリーが弱いからかもしれません。そして、過集中になっているときには、集中している対象以外のことについて横から何か言われても、脳に届かない状態なんです。ただ、過集中のときも、私はどうやらリアクションは普通らしくて、何か言われると「わかりましたー!」と返事をしている。それで相手はこれで伝わったと思っているけれど、私の頭には入っていないという具合です。見たもの聞いたものが目と耳で止まっていて、脳まで届いていない感覚です。――今はスマホなどでさまざまなリマインダーがありますが、子ども時代や学生時代はどうされていましたか。小島:大事なことは紙に書いて壁に貼ったり手に書いたりしていましたけど、それでもうまくいかないこともありました。私が子どもだった1970年代から80年代当時、まだ発達障害はほとんど知られていなかったので、とにかく困った子どもだと思われていました。面白そうなことを見つけると、後先考えずにそっちに行ってしまったり、不用意な発言で友達を傷つけたり、場がシーンとなっちゃったり。いわゆる空気が読めない子どもだったから、いじめのターゲットになったこともありました。もちろん、いじめは発達障害の特性があったからというだけでなく、転校生だったことや背が高いことなど、複合的な要因によるものだと思いますが。そうした経験があって、「どうやら、思いついたことをそのまま言ってはいけないらしい」などと、うまくやっていくための工夫を、傷だらけになりながら学習してきました。「助けて」と言えない環境だった子ども時代――そんな小島さんは、家庭の中でどんなふうに育てられたのでしょうか。小島:私の親は1930年代生まれで、子育てしていたのは1960~90年代。発達障害のことなんて知られていないし、私みたいな子どもを育てるのはほんとに大変だったろうと思います。だけど、あとから思うと、子どもが発達障害であろうとなかろうと、「なんで普通にできないの?」と聞かれるのはかなり重たいことでした。私は、“わがままでひねくれていて、すぐご機嫌ななめになってしまう子ども”。母は、「どうして慶子はこんなに育てにくいのかしら」と悩んだのでしょう。よく「なんで普通にできないの」と言っていました。母も苦しかったでしょうし、両親を責めることはできませんが、適切な言葉がけではなかったと思います。子どもの私にしてみたら話を聞いてほしいのに、「ひねくれている」といわれて話を聞いてすらもらえなくて、ますます機嫌が悪くなるという悪循環でした。――「普通」って重い言葉ですよね。小島:今考えると、両親が「普通」と呼んだものは青い鳥みたいなものでした。多分、みんながニコニコ笑っていつも仲良く、何のトラブルもない家庭を「普通」とイメージしていたんだと思います。両親は東京の貧しい家庭に育ち、家族との関係でも苦労していました。戦争で空襲や疎開を経験し、戦後は日本の経済成長とともに、一歩一歩豊かになってきた人たちです。あんなに貧しかった自分たちが、マイカーやマイホームを手に入れることができたという喜びがあったのだと思います。だからこそ、ホームドラマに出てくるような絵になる素敵な家庭への憧れが強くあって、あの時代の集団幻想みたいなものを「普通」と呼んだのかもしれません。暗黒の中学時代、生まれ変わろうとした高校時代Upload By 発達ナビ編集部――中学校、高校時代は、どのように過ごしてこられましたか。小島:人間関係がうまくいかなかった中学3年間は、暗黒時代でした。自分も世界も全部消えればいいのにと思っていました。私が通っていたのは私立の中高一貫校で、当時はいわゆるバブル全盛期。とにかく周りのみんなが眩しく見えたんです。お金持ちのうえに、可愛くておしゃれで成績もよくて、あげくに性格もいい、そんな子たちが羨ましくて。授業中に前に座る友人のセーラー服の四角い襟をジーっと見つめて、じっとり鬱々としていました。「妬ましい…」って。でも、中学3年生になるころには妬むのに疲れちゃって。一貫校だったんですが、高校になったら校舎も移るし、「よし、生まれ変わろう」と決意しました。で、人に好かれる友人の会話をじっくり観察したんです。ほほう、このタイミングで笑うんだ、ここでそういうリアクションするんだ…と学習しました。高等科になって、学習したことを実践。まずは挑戦しやすそうな、“無口な人”になる。生来のおしゃべりである私にとっては新鮮な体験でした。とにかく黙る。誰かに話を振られるまでは口を開かない、ニコニコしてただ「おもしろーい」と言うだけ。たった1ヶ月、無口チャレンジをやったところで、「慶子ちゃん、おとなしいよね」なんて言われるようになったんです。中等科3年間の私のトンガリぶりを見ていたはずの同級生たちが、たった1ヶ月で私を「おとなしい子」だと信じてしまう。人はこんなに簡単に、評価を変えるものなのかと思いました。そこで次に、笑い方や発声、リアクションも変えてみました。古典芸能と同じ。「型」から入って、次第に自分のものになっていくのですね。あとから思うと、これは衝動性をコントロールするためのひとつの効果的な方法だったんじゃないかと思います。無口な人とかふわふわした人とか、どの型もうまくいくようになって、そうか、相手や状況によって使い分ければいいんだ!と学びました。1年が終わるころには、いちいち考えずに今と同じように普段の自分を出しても、トラブルが起きなくなって、友人たちに受け入れてもらえるようになりました。自分の特性をコントロールするコツをつかんだということかもしれません。働き始めて、自分と向き合う――働くようになってからはどうでしたか。困っていたことだけでなく、認めてもらった経験についても聞きたいです。小島:私が選んだアナウンサーという仕事は毎日が変化に富んでいて、単調な仕事が苦手な性分に合っていました。油断すると喋りすぎるという特性については、アナウンサーの研修や現場での失敗を経験して、過剰な部分を刈り込んでととのえて調整することができるようになりました。テレビやラジオの仕事は、自分がしゃべる姿や声を後で客観的に観察できるので、特性を把握するのにとても役立ちました。当時はスマホなんかないですから、自分の姿を画面で見る機会があるのは、せいぜいホームビデオくらい。テレビ画面で客観視することで改善すべき点がわかり、だんだん人への伝え方が洗練されていきました。勤めていたTBSには、テレビだけでなくラジオがあります。声だけのメディアでは、台本ナシでもとめどなくおしゃべりができるという、いわば過剰な部分がかえってプラスになりました。ラジオで「この人おもしろい」と認められて自信をつけるという経験をもとに、映像がある場合のしゃべり方、つまりテレビでは何を言葉で伝え、何を仕草や表情で伝えるといいのかを研究しました。最初は荒削りだし、面白いけど弾け過ぎとも言われましたが、それを大目に見てくれたりアドバイスしてくれたりする人がいました。放送局には極端な人がたくさんいましたし、それを面白がるおおらかな空気もありました。アナウンサーという仕事は、自分の特性をプラスに転化しやすい環境だったのですね。とても幸運だったと思います。――アナウンサーになろうと思ったのはいつごろですか。小島:大学1年生まではいわゆる“玉の輿”に乗るつもりでいたんです。でも、当時付き合っていた年上の彼氏にふられて大失恋しました。銀行に内定していた人だったんですが、気づいたら「どうしよう、次は商社の人かな、広告代理店かな」と相手の肩書きばかりを気にしている自分がいて、浅ましさにうんざりして。じゃあ、年収と社会的信用は、男の人に頼らず自分で手にしよう!と思ったんです。それなら思い切り純粋に恋ができると(笑)そこで、当時はまだ少なかった女性が男性と対等に働けるマスコミ業界、その中でも学科試験より実技試験重視のアナウンサー、という選択になりました。テレビに出るのは楽しそうでしたしね。いちばんの理由は経済的自立でしたが、子どものころから国語の音読が好きで、学芸会のナレーターをやったら楽しかったという理由もあります。目立ちたいけど主役は恥ずかしいという、屈折した自己顕示欲ですね(笑)自己嫌悪感の強さから病気を経験し、それが発達障害の診断を受けるきっかけに――そんなふうに活躍されていた小島さんが、発達障害の診断を受けようと思うまでのことを教えてください。小島:私は長い間、摂食障害という病気でした。親の過干渉がしんどくて15歳ごろから始まり、18歳の失恋で悪化。もともと自己肯定感が低かったのが、さらに自己嫌悪が強くなってしまった。一人でいるときは、つい自分のことを考えてしまうでしょう?それは嫌いな人とずっといるのと同じこと。それで、自分を忘れるために食べてしまう。食べていると無心になれたんです。過食で太り、これではアナウンサーの試験も受けられないと思って、今度は吐くようになった。過食嘔吐を繰り返しながら、アナウンサー試験を受け、就職後も食べ吐きしながらテレビに出ていました。給料は食費に消え、そんな自分に嫌気がさしてますます悪化。今思うとあれは、自分と折り合いがつかない生きづらさをやり過ごすための自傷行為でした。アナウンサーの仕事を選んだのには、実はもうひとつ理由があります。アナウンサーになって有名になって、たくさんの人に褒められるようになったら、自分のことを好きになれるかもしれないと思ったんです。見た目も性格も、自分で自分を好きになることは無理だけど、他人が好きになってくれたら認めてやることができるんじゃないかと。でも、人前に出れば出るほど自分がすり減っていくのです。仕事では、メンタルの渇きを癒すことはできませんでした。30歳で出産してからは、過食嘔吐している暇がなくなって摂食障害はおさまりました。でも、育児の過労や仕事復帰の不安、実家との関係、夫婦関係などが積み重なり、33歳で不安障害という病気を発症しました。そのときからお世話になっている精神科の主治医からは、摂食障害も不安障害も根っこにあるものは同じだと言われました。平たく言えば、生まれ持ったさまざまな特性に加えて、安心できる居場所がない中で育ったことが影響しているということでしょうか。人間は複雑な生き物ですよね。不安障害の症状がほぼ寛解してからも、折に触れて主治医のカウンセリングを受けていました。主治医は発達障害が専門でもあったことから、生育歴などを話すううちに「もしかしたら」と気付いてくださったんです。それで、最終的に41歳のときに診断を受けました。――周りの人にもオープンにしようと思ったのはどうしてですか。小島:家族やマネージャーには、初めから話していました。自身の障害についてエッセイで書いたのは、発達障害という言葉がなんだか雑に使われているなと感じたからです。発達障害という言葉が世の中に広まるにつれ、「うちの子のクラスに発達障害の子がいるんだけどね」と眉をひそめる人や、「うちの子がそうだったらどうしよう」と不吉なことのように恐れる人に出会うことが多くなり、かと思うと自己診断で、発達障害は天才の証拠!みたいにアピールする人もいて……。なんだか“雑”だなあと思ったのがきっかけです。発達障害の一つであるADHDにもいろいろな人がいる。私の場合はこうだけど、みんながみんな私みたいではない。10人いたら10人違う発達障害を、不吉なものとか天才とか極端な話で括らないでほしい、と。そうしたら、思いのほか反響が大きかったです。Upload By 発達ナビ編集部大人になって上手になった、助けを求めること――小島さんが、今のように強く生きられるようになったのは、どうしてでしょうか。小島:けっして強くはなっていないですよ。私は大嫌いな自分が許せなかったけれど、もうしょうがないと思うようになって、それで折り合いをつけたのです。嫌いな自分、すぐ死にたがる自分と友達になったというか……、ずっと二人三脚です。今も、ずいぶんいろんな人に頼って、話を聞いてもらっています。いちばん話を聞いてくれるのは夫。カウンセラーや友人、子どもたちもよく話を聞いてくれます。「今日さあ、どんよりしちゃって、元気ないんだ」とか「また時間を間違えちゃったんだよ」なんてこぼすと、励ましてくれます。大人になって、助けを求めることが上手になりました。不安障害になったときに、臨床心理士さんや精神科医の先生に恵まれて、たくさん助けてもらった経験から、つらいときには「頼れば誰かが助けてくれる」と学習したのです。頼っていいんだな、って。子どものころの方がつらかったですね。家族の中では、相談して弱みをさらして受け入れてもらうという関係は難しくて、根っこのところでは誰にも頼れなかったから。ネガティブ思考の沼に落ちたときときは、「こんな状況で思いっきり不幸な未来ばかりを思い描いているんですけど」と誰かに言ってみる、すると「それは認知がゆがんでいますよ」と返してくれる。そうかなあ、この人がそう思うだけかもしれないぞと思って、違う人にも相談してみると、「ちょっと妄想に振り回されてない?」と言われる。何人かから同じようなことを言われるうちに自分を俯瞰する視点を得て、沼から這い上がれる。こういうことの繰り返しです。――SOSを出せるのは大事なことですよね。小島:本当にそうですね、助けてと言えばちゃんと助けてくれる人っているんだ、という経験から学んだことです。もし今つながっている人が助けてくれなくても、ほかの人は信用できるかもしれない。一つずつは何気ない言葉でも、いろいろな人の言葉がだんだん集まって、自分を支えてくれることもある。一人のスーパー救世主に頼るのはその人に完全に依存することになってしまうので共倒れのリスクがあるけれど、気軽にちょっとずつ頼れる人をたくさんつくると、生きやすくなるのだそうです。「自立とは依存先を増やすこと」という言葉を、今悩んでいる人には伝えたいです。頼っていいんです。生身の人間でなくても、本や映画や音楽の中にも、ちょっとずつ自分を支えてくれる言葉は見つかるはずです。――子どもも「助けて」のサインを出せるようになることが大事かなと思います。小島:そうですね。息子たちには、「助けて」と言える技術を伝えてきました。親はいつも全力で子どもたちの力になりたいけれども、思春期の子どもなどは、親には言いたくないこともあるでしょう。だから、「つらいときはつらいと言っていいんだよ。私たちはいつでも力になるけど、もし親以外の人がいいときは、学校の先生でも友達の親でもいい、スクールカウンセラーや、この人だったらと思える信頼できる大人に、相談していいんだよ。お医者さんもいる。必要ならいつでもつなぐよ」と伝えてきました。――うちの息子はすぐに私を頼ってくるんですが、それは息子のいいところだったのかもしれないですね(笑)。私は恥ずかしくて親に頼ることはできなかったから、余計にそう思います。小島:素晴らしい!信頼されているんですね。安心して弱みを見せられる場所って、子どもにも大人にも必要ですよね。読者には、日本ではまだ発達障害に偏見があって心ないことを言う人もいるけれども、助けてくれる人もたくさんいるし、必ず助けてくれる人につながる方法がある、と伝えたいです。お子さんに「困っていることはない?助けてほしいときはいつでも言ってね。一緒に考えて、頼れる仲間を探してあげるからね」と常日頃から声をかけるだけでもいいと思います。もし、今タイムマシンがあったら、子どものころの自分のそばに行って「私でよければ話を聞くよ」って言ってあげたいですね。Upload By 発達ナビ編集部取材・文/関川香織撮影/鈴木江実子(注釈)摂食障害や不安障害は、発達障害のある人は併存のリスクは高いですが、発達障害がすべての原因ではありません。(監修:井上雅彦先生鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授)
2021年07月30日Kis-My-Ft2の宮田俊哉が8年ぶりに単独主演を務める、音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』が7月4日に開幕。これに先立ち、ゲネプロと取材会が行われた。Netflixで配信中のアニメ『GREAT PRETENDER』を原作に、監修をアニメ版の脚本・シリーズ構成を担当した古沢良太が、脚本を斎藤栄作が、演出を河原雅彦が手がける本作。世界を舞台に詐欺師(コンフィデンスマン)らが騙し騙され合う“コンゲーム”の模様が、バンドの生演奏を伴いつつ繰り広げられる。宮田が扮するのは、自称「日本一の詐欺師」こと枝村真人(エダマメ)。年寄りや旅行客相手に詐欺を働いていたある日、同業者のフランス人ローラン・ティエリー(美弥るりか)をターゲットに選んでしまう。エダマメを気に入ったローランは、米ロサンゼルス・ハリウッドの映画プロデューサー、エディ・カッサーノ(大谷亮介)を標的にした、とある勝負を持ちかけて──。音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』ゲネプロよりフランス人詐欺師ローラン・ティエリーを演じる美弥るりか物語は、帰国したエダマメが舞台版オリジナルキャラクターの検事・北大路(加藤諒)の取り調べに応じながら、コンゲームの顛末を回想する形式で展開される。宮田は、偽の合成麻薬・サクラマジックの開発者として神輿に担がれ、詐欺師でありながら事態に翻弄されていくエダマメをコミカルに造形。汗を滴らせながら、高さのある美術セットを縦横無尽に駆け回る。ゲネプロ後に行われた取材会で、加藤の「普段からイジられキャラのみやっちは、(詐欺師なのに騙される)エダマメにぴったりだよね!」というコメントを受けた宮田は「たしかに、エダマメも僕もコーヒー好きという共通点がありますね」と斜め上の方向にボケをかまし、「マネージャーから、エダマメと体型が一緒でガニ股の走り方も似ていると言われます」と畳みかける。さらにレポーターから汗の量を指摘された宮田は「体からこんなに水って出るんだ!と驚きました」とコメント。美弥から「宮田くんの立っていた位置がわかるくらい」とステージ上における汗の水溜り化を言及されると、宮田は「歩き出した時に自分の汗で滑りそうになった」というエピソードを明かし、「宮汁ブシャーですね!」と言って会見場を和ませた。宝塚歌劇を退団してから初めて男役に扮した美弥。取材会で「2年ぶりで男性としての立ち居振る舞いを忘れているかと思ったら、意外とすんなり取り戻せました」と自己評価した通り、グリーンや玉虫色のスーツなど華やかな衣装に身を包み、色気と貫禄に満ちたローラン像を立ち上げていた。宮田から「稽古中のウインクに痺れました!」と絶賛されるも美弥本人に自覚はなく、「無意識でした」と切り返すと報道陣から笑いが巻き起こる。音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』ゲネプロより舞台版オリジナルキャラクター北大路役の加藤諒舞台版だけの独自キャラクターに扮するのは難しかったのでは、と取材会で水を向けられた加藤は「コメディ要素の強い役だと思っていたけど演出の河原さんから『そんなにおもしろくしないで』と言われたので、シリアスに演じています」とニヤリ。しかしエダマメの回想シーンに豊臣秀吉やカッサーノ映画の登場人物として顔を出すなど、存在感はたっぷりだった。公演は7月25日(日)まで、東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて。その後、8月4日(水)~8日(日)に大阪・オリックス劇場と巡演する。チケット販売中。取材・文:岡山朋代撮影:桜井隆幸
2021年07月06日ジャニーズWESTの桐山照史が、舞台『赤シャツ』の主演を務めることが30日、明らかになった。同作は劇作家・マキノノゾミが書き下ろし、マキノといくつもの作品でタッグを組んできた宮田慶子の演出により、2001年の初演以降幾度も上演されてきた傑作喜劇。夏目漱石の名作『坊ちゃん』の登場人物であり、主人公・坊ちゃんの敵役である厭味なインテリ教頭“赤シャツ”を主人公に据え、『坊ちゃん』の物語を赤シャツの視点から描く。無鉄砲で血気盛んな坊ちゃんによる語りから見えていた世界と同じ筋書きを辿っているはずなのに、赤シャツの視点を通して見れば、まったく異なった世界が広がる。同じ出来事を見ていても人によって見えるものと見えないものとがあり、考え方も人それぞれ異なり、時には誤解や思い込みといった偏りも生じる。人と人とが触れ合い、関わり合うことから生まれる可笑しみやままならなさ、温かさが、血の通った役者が生で演じるからこそ真に迫って描き出される作品となる。本作のタイトルロールである“赤シャツ”を、実直で温かみのあるキャラクターで親しまれ、硬軟自在に演じ分ける誠実な演技も高く評価される桐山が演じる。初演の劇団青年座での上演から演出を手がける宮田慶子は、桐山とは初のタッグに。東京公演は東京建物 Brillia HALLにて9月上旬〜中旬、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて2021年9月下旬。○桐山照史 コメント舞台がとても好きなので、生でお芝居ができるチャンスをいただけてとても嬉しいです。今回改めて、小説『坊ちゃん』をまず読んで、戯曲を読みました。赤シャツにはこういった面もあったのかなぁと感じられました。『坊ちゃん』を読むと、面白さの倍増する作品だと思います。演出の宮田さんとは、今回初めてですが、すでにご一緒している横山(裕)君から、「一から丁寧に教えてくださった」、また高木(雄也)君からは「厳しいけれど愛のある方」と聞いて、少しホッとしています。厳しい、というところはちょっとドキッとしますが(笑)、これまで上演されてきた名作、僕なりの引き出しをプラスしてヒール役を思いっきり楽しめたらと思います。○演出・宮田慶子 コメント“赤シャツ”は、ご存じの通り、近代日本文学を代表する夏目漱石の名作『坊ちゃん』に登場する人物です。この舞台でも、あの痛快冒険活劇が展開します。ただし視点を変えて“坊ちゃん”の敵役である“教頭の赤シャツ”の立場からえがいており、誰もが知る物語のかくされた真相がつぎつぎと明らかになるスリリングな舞台です。初演時から私が愛してやまないこの作品を、桐山照史さんが演じてくださることになり、今からワクワクしています。誤解や行き違いに翻弄される「人間・赤シャツ」を生み出してくださることを楽しみにしています。窮屈な日常に疲れているすべての方にお届けする、笑いながら心に染み入る舞台を作りたいと思います。
2021年05月30日アニメファンとして知られる、アイドルグループ『Kis-My-Ft2』の宮田俊哉さん。ジャニーズ事務所のアイドルとは思えないほどディープな『オタク』であり、バラエティ番組でのアニメ特集では必ずといっていいほど出演しています。そんな宮田さんが、人気作品のキャラクターとのコラボレーションを果たしました。キスマイ宮田俊哉、『うたの☆プリンスさまっ♪』とコラボ歌唱2021年5月7日、宮田さんの新しいソロ曲である『Nemophila』のMVが公開。女性を中心にゲームやアニメで絶大な人気を誇る『うたの☆プリンスさまっ♪』とのコラボレーションを披露しました。動画では、同作品に登場するアイドルグループ『ST☆RISH』の一ノ瀬トキヤと一緒に踊る姿が映っています。作詞は宮田さんと一ノ瀬トキヤの2人が担当。また、作曲は『うたの☆プリンスさまっ♪』の音楽プロデューサーである、音楽グループ『Elements Garden』の上松範康さんが手がけています。動画が公開された翌日、『Kis-My-Ft2』のウェブサイトでは宮田さんのコメントが掲載されました。今までやったことがない、新たなコラボレーションがしたいと思ったのがきっかけでした。そこで、僕自身好きでカラオケでも歌っている「ST☆RISH」さんとコラボレーション出来ないか?デビューがほぼ同期でかつイメージカラーも同じ紫の「一ノ瀬トキヤ」とコラボレーションできたらアイドルの歴史に変わるのではと思いオファーさせていただきました。トシヤとトキヤ。名前が似ているのも運命かなと思いました。「Kis-My-Ft2」と「ST☆RISH」で誰もまだ見た事の無い景色を応援して下さる皆様と一緒に見られたら素敵だなと思います。Kis-My-Ft2 Official Websiteーより引用今回のコラボレーションは、なんと宮田さんからオファーをした様子。また、コラボレーション相手である、一ノ瀬トキヤから宮田さんへのメッセージも公開されています。宮田さんからコラボレーションのオファーをいただいた時はとても驚きました。お話を伺ううちに、同じような境遇であること。また、音楽に対しての熱い想いにシンパシーを感じました。制作過程を通して、学びや刺激が多い時間を過ごせたことに感謝しています。アイドルとして、そして1人の表現者として、持ちうる限りの力を込めました。皆さんに少しでも喜んでいただけたら幸いです。作詞、歌唱、MVでの共演と、私達2人の化学反応をお楽しみください。Kis-My-Ft2 Official Websiteーより引用次元を超えて融合した2人。両者のメッセージからは、アイドルにかける熱い想いが伝わってきます。動画はたった1日でおよそ50万回再生され、「まさかこの2人がコラボするなんて」「宮田さんが嬉しそうでファンも幸せ」など、多くのジャニーズファンとアニメファンから反響が上がりました。同月14~16日に開催される配信ライブ『Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2021 HOME』に合わせて公開された、今回のMV。新型コロナウイルス感染症の影響で会場でのライブが制限された状況でも、ファンの気持ちを大いに盛り上げてくれそうです![文・構成/grape編集部]
2021年05月08日2021年7月に東京・東京建物 Brillia HALL、8月に大阪・オリックス劇場にて上演されることが決定した宮田俊哉主演の音楽劇「GREAT PRETENDER グレートプリテンダー」の全キャストと公演詳細が発表された。原作は、アニメ『GREAT PRETENDER』。脚本家・古沢良太の軽妙でユーモラスな筆致で描かれた、詐欺師たちによる騙し騙されのスリリングな“コンゲーム”は疾走感に溢れ、世界中を飛び回るスケールの大きさ、そして細やかでバラエティ豊かなキャラクター造形が幅広い層から熱い支持を受ける作品だ。2021年3月には、アニメーションのアカデミー賞と呼ばれるアワード・アニー賞で「Best Direction-TV / Media」部門にノミネートされるなど、大きな注目と高い評価を集めている。“日本一の天才詐欺師”を自称するも、その実、真面目でお人好しな主人公・枝村真人、通称エダマメを演じるのは、筋金入りのアニメファンとしても親しまれるKis-My-Ft2の宮田俊哉。原作にも放送時ハマっていたというアニメ愛あふれる宮田が、約8年ぶりに舞台単独主演を務める。さらにアニメ1話から5話で描かれる物語「CASE1:ロサンゼルス・コネクション」をベースに構成される本作に、豪華キャストが集結。エダマメが行動を共にすることになるフランス人の信用詐欺師(コンフィデンスマン)ローラン・ティエリー役に、元宝塚歌劇団男役スターの美弥るりか。磨き抜かれた演技力と色香に満ちた美貌で数多のファンを虜にしてきた美弥の、新たなハマり役となること間違いなし。また、舞台版オリジナルキャラクター・北大路役に、ユニークなキャラクターと子役時代から培われた演技力で舞台やTVドラマ、映画、バラエティとマルチに活躍する加藤諒、そして、しなやかで引き締まった体躯と抜群の運動能力をもつ信用詐欺師(コンフィデンスマン)のアビゲイル・ジョーンズ(アビー)役に、中国武術で世界大会優勝経験もあり、昨年、三谷幸喜脚本・演出のAmazonオリジナルドラマ『誰かが、見ている』にメインキャストで出演し話題の女優・山本千尋、美しく知的なFBI敏腕捜査官ポーラ・ディキンス役に、元宝塚歌劇団トップ娘役で実力派として知られる仙名彩世。また、劇団ラッパ屋などの舞台やTVドラマで幅広く活躍を続ける福本伸一、唯一無二の存在感でジャンルを問わず硬軟様々な作品に引っ張りだこの平田敦子、さらに劇団M.O.P.作品をはじめ多数の舞台『踊る大捜査線』シリーズなど映像分野でも広く活躍する三上市朗、舞台を中心に多彩な作品で活躍する傍ら、舞台演出も多数手がけ、映画やTVドラマでも芯ある存在感で作品を引き締める大谷亮介といった、多彩な実力派キャストが揃う。生バンド演奏でおくる疾走感あふれる音楽劇「GREAT PRETENDER グレートプリテンダー」に期待してほしい。【公演概要】音楽劇「GREAT PRETENDER グレートプリテンダー」監修:古沢良太 / 脚本:斎藤栄作 / 演出:河原雅彦出演:宮田俊哉、美弥るりか、加藤諒、山本千尋、仙名彩世平田敦子、三上市朗、大谷亮介庄司ゆらの、前田悟、伽藍琳、小島亜莉沙、大澤えりな、吉田繭、當真一嘉安福毅、横沢健司、穴沢裕介、真鍋恭輔、辺田友文、岡野一平、黒沼亮、工藤翔馬公式サイト: チケット発売:6月12日(土) 10:00~●東京公演:2021年7月4日(日)~25日(日)会場:東京建物 Brillia HALLチケット料金:S席 12,000円 / A席 9,000円(全席指定・税込 / 未就学児入場不可)●大阪公演:2021年8月4日(水)~8日(日)会場:オリックス劇場チケット料金:S席 12,000円 / A席 9,000円 / B席 6,000円(全席指定・税込 / 未就学児入場不可)主催:フジテレビジョン / サンライズプロモーション東京
2021年04月08日