プロ雀士でモデルの岡田紗佳(30)が28日、自身のインスタグラムを更新。真っ赤なロングヘアスタイルを披露した。岡田は「昨日もテレ朝公式チャンネル、『動画はじめて見ました』で変な格好させられてます。笑」とつづり、1枚の写真をアップ。真っ赤なロングヘアスタイルに角を付け、黒の透けレース衣装を着こなす“別人級”ショットとなっている。この投稿に「えぐ可愛い」「すご~い!雰囲気一変するんだね」「需要ありあり」「悪魔?かわいい」「眼福ですな!」「小悪魔紗佳様」「これはすごい…大爆発してる…」などの声が寄せられている。
2024年03月28日プロ雀士でモデルの岡田紗佳(30)が、24日までに自身の公式SNSを更新し、タイトなチャイナドレス姿を公開した。岡田は「YouTube配信GAME×GAMEpoweredbyTBS【ガメガメ。】チャンネルにて、女子アナ三人と足ツボ麻雀しました」と出演報告。麻雀卓に座り、チャイナドレスが映えるほほ笑みを浮かべた。ファンからは「あら可愛ぃチャイナドレスもお似合いですよ」「さやかちゃんは今日も綺麗で素敵だねチャイナドレスもすごく似合っていてセクシーだね」「スタイル抜群」「ぶち可愛い」「緑のチャイナもいいですな」「美しすぎる」などの声が寄せられている。
2024年03月24日映画『ゴジラ-1.0』(公開中)のアカデミー賞受賞記念大ヒット御礼舞台挨拶が20日に都内で行われ、神木隆之介、浜辺美波、青木崇高、吉岡秀隆、佐々木蔵之介、山崎貴監督が登場した。同作は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。監督・脚本・VFXを、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎貴が務め、主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じている。第96回アカデミー賞で、アジア映画として初の視覚効果賞を受賞した。○■映画『ゴジラ-1.0』アカデミー賞受賞記念大ヒット御礼舞台挨拶開催神木は「伝言を預かっています。山田裕貴から。仕事で来れなかったんですけど『すごく行きたかった』と」と、今回舞台挨拶に登壇できなかった山田の言葉を明かす。「『監督と白組の皆さん、本当におめでとうございます。こんなにおめでたくて、皆さんと一緒に喜べる作品に出られて本当に幸せです。イエーイ』と言ってました」と伝え「彼の魂もここに」と空間を示す神木に、「死んでるみたい」とツッコミが入っていた。受賞の瞬間について聞かれると、神木は「役者仲間からも『おめでとう』と来て。でも1番最初に来たの、山田裕貴。と、あとはWOWOWで生放送してくれてた中島健人から、『とったよ!』と。山田裕貴からは『おめでとう! やばいね!』と来て」と振り返る。「みんなから、『おめでとう』『おめでとう』『すごいね』と。『こちらこそおめでとう』『やったね』『おめでとう、すごいね』と連絡して、一気に来まして。家族からもきましたし、会う方会う方おめでとうと言ってくれる。映画を観て『良かったよ、おめでとう』と言っていただけるので、本当に幸せなことだなと思っています」と噛み締めていた。
2024年03月20日映画『ゴジラ-1.0』(公開中)の大ヒット御礼白黒舞台挨拶が12日に都内で行われ、神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、佐々木蔵之介、田中美央、山崎貴監督(リモート)が登場した。同作は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。監督・脚本・VFXを、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎貴が務め、主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じている。さらに山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった、実力派俳優陣が勢揃いし、モノクロ映像版『ゴジラ-1.0/C』も公開された。○■映画『ゴジラ-1.0』大ヒット御礼白黒舞台挨拶に神木隆之介ら登場全世界興収が140億円を突破し、大ヒット中の同作。世界中の賞にもノミネートされ、アカデミー賞ノミネートのためのロビー活動で渡米している山崎監督は、リモートで挨拶に参加した。神木からの「世界の貴〜!」という呼びかけで登場した監督は、ハリウッド背景を「ホテルでしょ!?」とツッコまれ「夜中の2時です」と苦笑する。「いろいろやってるんですよ。取材も受けてますし、超巨匠たちに会ってますよ。言えないくらいの巨匠に会ってます」「本当に上から数える人たちですよ。『貴〜会いたいんだよ』という連絡があって、いっぱい会ってます」と明かし、会場を驚かせた。さらに山崎監督は「ノミネートに向けたプレゼンテーションがあって、あさって本番がある。クリティクス・チョイス・アワードという大事な賞にもノミネートされてるので、それの授賞式にも行きます」と説明し、「大変。わけわかんない」と疲労している様子。観客が「貴~!!」と呼びかけると、「ものすごい呼び捨てされてるので、うれしいけど切ない」と感想を述べた。神木が「僕はよく『世界の貴』と呼ぶじゃないですか。あれ、イヤですか?」と尋ねると、山崎監督は「やだよ」と即答。神木は「じゃあ、これからも呼びますね。ちゃんと“世界の”をつけなきゃいけない」と天邪鬼な返しで、山崎監督は「安っぽいよね。ただのパチモンみたい」と文句を言う。また続編の可能性について聞かれると、山崎監督は「知りません知りません。続編作りたいですよね。みんなで東宝に言いましょう」と観客をけしかけていた。
2024年01月12日毎年大晦日に放送される、NHKの歌番組『紅白歌合戦』。2023年12月31日に放送された『第74回NHK紅白歌合戦』では、お笑いタレントの有吉弘行さん、俳優の橋本環奈さんと浜辺美波さん、高瀬耕造アナウンサーが司会を務めました。紅白歌合戦で、浜辺美波が涙同番組で、さまざまなアーティストが歌を届ける中、歌手の、あいみょんさんが登場。NHKの連続テレビ小説『らんまん』の主題歌『愛の花』を披露するとあり、同作品で主演を務めた、俳優の神木隆之介さんも舞台に登場したのです。『らんまん』は、物語の主人公である槙野万太郎役を神木さんが、妻の槙野寿恵子役を浜辺さんが演じたことで話題に。夫婦役を演じた、神木さんと浜辺さんのツーショットの実現に、会場が沸き上がりました。あいみょんさんが『らんまん』の名シーンをバックに歌唱していた際には、感極まった浜辺さんが涙を流すシーンが映り、多くの人に感動を与えたのです。神木隆之介が『神対応』同番組の放送が終了した2024年1月1日の深夜、浜辺さんはX(Twitter)を更新。神木さんとの裏エピソードを明かしました。『愛の花』が披露されるとあり、神木さんに「涙を堪えきれるかが分からないです」と事前に伝えていたという、浜辺さん。浜辺さんにとって、それほどに思い入れのある楽曲なのでしょう。その後、神木さんからあるものを手渡されたそうです。神木お兄さんさすがでした…昨日、「愛の花、素晴らしすぎ堪えきれるかわかんないです」って話してたら、しっかりハンカチご用意されてました…しかも「らんまん」の!有吉さん神木さんのおふたりの優しさに助けられました…さす兄 pic.twitter.com/d8bfZb2oDe — 浜辺美波 (@MINAMI373HAMABE) December 31, 2023 神木さんが浜辺さんに手渡したのは、『らんまん』のロゴが入ったハンカチ。生放送中、涙を流した浜辺さんが画面左手からハンカチを渡される直前、神木さんが一瞬スーツの胸元に手を伸ばそうとする姿が映っていました。きっと、神木さんは浜辺さんのため、スーツのポケットにハンカチを忍ばせていたのでしょう。会場で出すことはなかったものの、神木さんがその後渡した『らんまん』のハンカチは、浜辺さんの心を温めたようです。神木さんと浜辺さんの絆を感じるエピソードに、多くの人が感動の声を上げました。・優しい!神木さんが一瞬胸元に手を伸ばしたのは、やはりそういうことだったのか…!・素敵な関係。そして、素晴らしい司会でした。本当にお疲れ様!・あいみょんさんも涙をこらえているように見えて、私は号泣しました。ドラマだけでなく、映画『ゴジラ-1.0』でも共演していた2人。互いを高め合いながら切磋琢磨する、浜辺さんと神木さんの今後の活躍を、多くの人が期待しているでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年01月02日映画『ゴジラ-1.0』北海道上陸イベント&TOHOシネマズすすきの『ゴジラ-1.0』襲来イベントが29日に北海道で行われ、神木隆之介、浜辺美波、山崎貴監督が登壇、フリーアナウンサーの石沢綾子がMCを務めた。同作は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じた。○■映画『ゴジラ-1.0』北海道上陸イベントに神木隆之介、浜辺美波、山崎貴監督が登壇10月18日に新宿に現れて以来、日本各地に出没し、クオリティの高さと迫力で全国を驚かせてきた「ゴジラ襲来トラック」。今回は、日本を縦断し、全国を走行し続けた「ゴジラ」が最後の上陸地として姿を現すのが、「北海道・札幌」ということで、「ゴジラ襲来トラック」のグランドフィナーレを盛り上げるべく、神木、浜辺、山崎監督が現地に駆け付け、“アカプラ”の愛称で親しまれている観光名所・北3条広場にて屋外イベントを行った。札幌は連日厳しい寒さが続いており、イベント時も気温「-1.0℃(マイナスワン)」以下を記録。氷点下の中でのイベント開催となったがキャスト&監督が登壇すると、会場は大盛り上がりで、神木は「寒い中でありがとうございます! 新宿で初めて会ったこのゴジラトラックと再会できたことも嬉しいです!」とコメント。浜辺は「寒いのは好きじゃないですけど(笑)、雪も好きですし、この会場のようなイルミネーションも好きです。寒さを忘れてもらえるようなイベントに出来ればと思います」と笑顔でコメント。山崎監督も「寒い中でのイベントも、身が引き締まる感じがしていいですね。本日はお集まりいただきありがとうございます!」と感謝を述べた。イベント中、全国を駆け巡った「ゴジラ襲来トラック」の総走行距離が5,000kmと発表され、神木は「めちゃめちゃ頑張ってくれましたね」とねぎらいの言葉をゴジラにかける。そして「今後は監督の家に置いたら良いんじゃないですか?」と提案し、山崎監督もまんざらではない表情をうかべ、会場を笑わせた。イベント終盤になると浜辺は「これからもっと寒くなるかもしれないですが、そんな時は暖かい映画館で『ゴジラ-1.0』を観てください。この映画をもっともっと楽しんでもらえればと思います」とPR。さらに、翌日11月30日にオープンする「TOHOシネマズすすきの」のこけら落としイベントも実施する。「TOHOシネマズ」が北海道でオープンするのは初めてであり、“TOHOシネマズの北海道初上陸”という記念すべき劇場公開のこけら落とし上映作品に選ばれた『ゴジラ-1.0』。上映前に舞台挨拶を実施すると、神木は「寒い中で来てくれて本当に嬉しいです。歴史に残るこけら落としに選ばれるってのは非常に光栄なことですね」 、浜辺も「こけら落とし舞台挨拶の場に参加するのが初めてで、こんな機会に恵まれて本当に嬉しいです」、山崎監督も 「こけら落としという記念すべき場所に呼んでいただき、本当にありがとうございます」と喜びを伝えた。この日のこけら落とし上映はDolby Cinemaのスクリーンで実施。監督がDolby Cinemaの素晴らしさを延々と語り、「ドルシネ」という略称が何度も飛び交い、笑いが起きる場面も。山崎監督が「映画を撮り終わってしまい、寂しい気持ち、悲しい気持ちもあります」と今の心境を明かすと神木は「次のゴジラを撮りたい人ー? って聞かれたらどうします?」と聞くと「ハイハーイ!」って手をあげますよ。」と回答し会場を沸かせた。3人は、劇場のロビーでも特別なポップコーンフォトセッションを実施。イベントの最後に神木は「いろいろな体験ができる素敵な劇場だと思います。いつか映画を観にきたいと思います」とコメントし、締めくくった。
2023年11月29日神木隆之介と山崎貴監督が、12月1日(金)からの北米公開を前に、映画の都・ハリウッドで現地時間11月10日に開催された『ゴジラ-1.0』(英題:Godzilla Minus One)の北米プレミアに参加。映画ファンやハリウッドセレブたちをゲストに招いての上映会では、熱いスタンディングオベーションが巻き起った。日本製作の『ゴジラ』がハリウッドでプレミアイベントを実施するのは『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)以来、実に19年ぶり2度目。まず、現地ロサンゼルス市内・ハリウッドに到着した神木さんと山崎監督は、イベントに先んじて、ハリウッドサインやウォーク・オブ・フェイムなどの観光名所を訪問。映画の本場、ハリウッドの地に降り立った山崎監督も「ゴジラで来られたのは凄く嬉しい。スター中のスターであり、日本が世界に誇るゴジラと一緒に来られたのが非常に心強いです」と嬉しそうに語り、神木さんは「ロサンゼルス…、ハリウッド…、テレビの中でしか見たことの無かったので、ドキドキしています。監督と一緒に来られて嬉しいです!」と喜びをコメントした。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』監督も「東宝ゴジラ」に大興奮この夜イベント会場となったのは、長い歴史を持ち、ハリウッドで最も有名な劇場の1つであるDGAシアター。会場の前にはレッドカーペットが敷かれ、その周りには200人以上の熱狂的なファンが集結。ゴジラのTシャツやグッズを身に纏うファンが大勢集まり、イベント前から熱気に包まれていた。また、レッドカーペット上には『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の監督を務めたマイケル・ドハティや、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズやアニメ「ファミリー・ガイ」で知られる俳優のセス・グリーンら、次々とハリウッドのセレブが登場。そして神木さんと山崎監督が登場すると、ファンから大きな歓声が!ファンたちの声掛けに応え、一緒に写真を撮ったり、『ゴジラ-1.0』のステッカーを渡したりと対応。アメリカの代表的なニュースチャンネル「CNN」など、現地のマスメディアも多く駆けつけ、多くのインタビュー取材も受けた。上映会では、上映前の舞台挨拶で神木さんと山崎監督は英語で挨拶。神木さんは「You're the very first audience to see the film outside of Japan! Please enjoy GODZILLA MINUS ONE.(日本以外で、皆さんがこの映画を見る最初の観客です! 『ゴジラ-1.0』を楽しんでください!)」と挨拶。山崎監督も「I'm very happy to finally bring the TOHO GODZILLA to the US!(ようやく「東宝ゴジラ」をアメリカの皆さんに届けられてとても嬉しいです!)」と挨拶し、会場を大いに沸かせた。上映中には、ゴジラの出現時に拍手をしたり、思わず声を上げたり、ゴジラと立ち向かう登場人物に声援を送ったりと、大きな反応を見せていた観客たち。そして本編終了直後には、ゴジラの咆哮にも負けないほどの大歓声が上がり、神木さんと山崎監督へ熱いスタンディングオベーションが巻き起こることに。その光景に安堵した表情を浮かべる山崎監督。神木さんも晴れやかな笑顔で観客たちに応えていた。現地の『ゴジラ』愛に「泣きそうなくらい感動」上映後にはMCと現地の観客からのQ&Aが実施。観客からは「非常に素晴らしかった!ありがとう!」の賛辞とともに様々な質問が飛び交う中、2人は熱い思いを伝えたり、時には冗談を交えて観客を笑わせ、会場は大盛り上がり。神木さんは現地の観客の反応に、「拍手を戴いた時、泣きそうなくらい感動しました。そして、みなさんがゴジラをとても愛してくれていること、崇拝しているということが分かりました。舐めてました(笑)」と笑顔でコメント。「今の2023年の人たちはこの恐いゴジラに慣れていないかも」と問われた山崎監督は、「いまの時代につくるにあたって、僕は恐ろしいゴジラを作りたかったんです。僕は初代『ゴジラ』が凄く恐ろしかったので、僕も自分が初めて作る『ゴジラ』は恐ろしくしたいなと思いました。でも可愛らしいゴジラも好きです(笑)」と回答した。イベント終了後は2人のところに多くのファンやセレブが声をかけ、ドハティ監督は「アメージング!すばらしかった!」と語り、グリーンも「感情がいろいろ籠っている映画で、自分はとても感動しました」と絶賛の言葉を伝えていた。神木さんは改めてふり返り、「ゴジラが出てくるたびに拍手と声援が上がり、『ゴジラ』は世界で愛されていると分かっていたけど、そのレベルがはるかに上でした! 一緒に観ていて実感しました」と噛みしめるようにコメント。山崎監督は「ずっとアメリカのお客さんに自分の作品を観てもらいたいという夢を持っていました。その夢がゴジラで叶って凄く嬉しい。ゴジラを作りたいという夢と合わせて、二つの夢が同時に叶いました」と話していた。なお、北米プレミアで上映された本作の英語字幕版が、日本でも11月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ日比谷、109シネマズプレミアム新宿、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズなんばにて上映されることが決定した。『ゴジラ-1.0』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.
2023年11月13日映画『ゴジラ-1.0』の北米プレミアが現地時間11月10日(金) ハリウッドにて行われ、主演の神木隆之介、監督を務めた山崎貴が舞台挨拶に登壇した。本作はゴジラ70周年記念作品で、日本で製作された実写版ゴジラとして30作目の節目の作品。日本製作の「ゴジラ」がハリウッドでプレミアイベントを実施するのは『ゴジラ FINAL WARS』(2004年) 以来19年ぶり2度。日本では公開8日間で観客動員100万人、興行収入16億円を突破しており、12月1日(金) に公開を控える北米でのヒットにも期待がかかる。ふたりはイベントに先んじて、ハリウッドサインやウォーク・オブ・フェイムなどの観光名所を訪問。映画の本場、ハリウッドの地に降り立った山崎監督は「ゴジラで来られたのは凄く嬉しい。スター中のスターであり、日本が世界に誇るゴジラと一緒に来られたのが非常に心強いです」と嬉しそうに語り、神木も「ロサンゼルス……、ハリウッド……、テレビの中でしか見たことが無かったので、ドキドキしています。監督と一緒に来られて嬉しいです!」とコメント。左より)山崎貴監督、神木隆之介日が暮れて、いよいよ北米プレミアイベントが開幕。イベント会場となるのは、長い歴史を持ち、ハリウッドで最も有名な劇場の一つであるDGAシアター。映画ファンのみならず、ハリウッドセレブたちをゲストに招いての特別な上映会となった。会場の前にはレッドカーペットが敷かれ、その周りには200人以上の熱狂的なファンが大挙して集結。ゴジラのTシャツやグッズを身に纏うファンが大勢集まり、イベント前から異様な熱気に包まれた。レッドカーペット上には『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の監督を務めたマイケル・ドハティや、『オースティン・パワーズ』シリーズや『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で知られる俳優のセス・グリーンら、次々とハリウッドセレブが登場。そして神木と山崎監督が登場すると、ファンから大きな歓声が。ファンたちの声掛けに応え、一緒に写真を撮ったり、『ゴジラ-1.0』のステッカーを渡したり、神木と山崎監督の“神対応”にファンは大興奮。また、アメリカの代表的なニュースチャンネル「CNN」など、現地のマスメディアも多く駆けつけ、ふたりはたくさんのインタビュー取材を受けた。上映会では、アメリカのファンやハリウッドセレブ達が見守る中、上映前の舞台挨拶で神木と山崎監督は英語で挨拶。神木は「You’re the very first audience to see the film outside of Japan! Please enjoy GODZILLA MINUS ONE.(日本以外で、皆さんがこの映画を観る最初の観客です!『ゴジラ-1.0』を楽しんでください!)」と挨拶。山崎監督も「I’m very happy to finally bring the TOHO GODZILLA to the US!(ようやく「東宝ゴジラ」をアメリカの皆さんに届けられてとても嬉しいです!)」と挨拶し、会場を大いに沸かせた。上映中観客は、ゴジラの出現時に拍手をしたり、ゴジラと立ち向かう登場人物に声援を送ったりするなど大きな反応を見せ、本編終了直後には大歓声と神木と山崎監督への惜しみない拍手を贈り、熱いスタンディングオベーションが巻き起った。その光景に安堵した表情を浮かべる山崎監督。そして神木も晴れやかな笑顔で観客たちに応えていた。上映後にはMCと現地の観客からのQ&Aが実施され、観客からは「非常に素晴らしかった!ありがとう!」の賛辞とともに様々な質問が飛び交い、神木と山崎監督は熱い思いを伝えたり、時には冗談を交えて観客を笑わせ、会場は大盛り上がり。熱気に包まれたまま、イベントは終了した。イベント終了後は神木と山崎監督のところに多くのファンやセレブが声をかけ、マイケル・ドハティ監督は「アメージング!すばらしかった!」と語り、俳優のセス・グリーンも「感情がいろいろ籠っている映画で、自分はとても感動しました」と絶賛の言葉を伝えた。最後にイベントの感想を尋ねると、神木は「ゴジラが出てくるたびに拍手と声援が上がり、「ゴジラ」は世界で愛されていると分かっていたけど、そのレベルがはるかに上でした!一緒に観ていて実感しました」と語り、山崎は「ずっとアメリカのお客さんに自分の作品を観てもらいたいという夢を持っていました。その夢がゴジラで叶って凄く嬉しい。ゴジラを作りたいという夢と合わせて、二つの夢が同時に叶いました」と話した。<作品情報>映画『ゴジラ-1.0』公開中公式サイト: TOHO CO.,LTD.
2023年11月12日映画『ゴジラ-1.0』(英題:Godzilla Minus One)北米プレミアがアメリカ・ハリウッドで現地時間10日に行われ、山崎貴監督、神木隆之介が登場した。同作は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。監督・脚本・VFXを、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎貴が務め、主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じている。さらに山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった、実力派俳優陣が勢揃いした。○■映画『ゴジラ-1.0』北米プレミアに山崎貴監督、神木隆之介が登場11月10日までの公開8日間で観客動員100万人、興行収入16億円を突破している同作。12月1日には北米での公開が控えており、邦画では異例となる1,500スクリーン以上での上映が決定した。北米プレミアには主演の神木と山崎貴監督が駆けつけた。日本製作の「ゴジラ」がハリウッドでプレミアイベントを実施するのは『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)以来19年ぶり、2度目だという。2人は現地であるロサンゼルス市内・ハリウッドに到着すると、イベントに先んじて、ハリウッドサインやウォーク・オブ・フェイムなどの観光名所を訪問。映画の本場、ハリウッドの地に降り立った山崎監督も「ゴジラで来れたのは凄く嬉しい。スター中のスターであり、日本が世界に誇るゴジラと一緒に来れたのが非常に心強いです」と嬉しそうに語り、そして神木は「ロサンゼルス……ハリウッド……テレビの中でしか見たことの無かったので、ドキドキしています。監督と一緒に来られて嬉しいです!」とコメントする。日が暮れると北米プレミアイベントが開幕。イベント会場となるのは、長い歴史を持ち、ハリウッドで最も有名な劇場の一つであるDGAシアターで、映画ファンのみならず、ハリウッドセレブたちをゲストに招いての特別な上映会となった。会場の前にはレッドカーペットが敷かれ、その周りには200人以上の熱狂的なファンが大挙して集結する。ゴジラのTシャツやグッズを身に纏うファンが大勢集まり、イベント前から異様な熱気に包まれた。レッドカーペット上には『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の監督を務めたマイケル・ドハティや、俳優のセス・グリーンら、次々とハリウッドのセレブが登場。そして神木と山崎監督が登場すると、ファンから大きな歓声が上がる。ファンたちの声掛けに応え、一緒に写真を撮ったり、『ゴジラ-1.0』のステッカーを渡したり、神木と山崎監督の“神対応”にファンは大興奮し、アメリカの代表的なニュースチャンネル・CNNなどマスメディアも多く駆けつけ、たくさんのインタビュー取材を受けた。アメリカのファンやハリウッドセレブ達が見守る中、上映前の舞台挨拶で神木と山崎監督は英語で挨拶。神木は「You’re the very first audience to see the film outside of Japan! Please enjoy GODZILLA MINUS ONE.(日本以外で、皆さんがこの映画を見る最初の観客です! 『ゴジラ-1.0』を楽しんでください!)」と呼びかけ、山崎監督も「I’m very happy to finally bring the TOHO GODZILLA to the US!(ようやく「東宝ゴジラ」をアメリカの皆さんに届けられてとてもうれしいです!)」と挨拶し、会場を沸かせた。上映中は、ゴジラの出現時に拍手をしたり、思わず声を上げたり、ゴジラと立ち向かう登場人物に声援を送ったりと、観客は頻繁に大きな反応を見せていた。本編終了直後は大歓声と惜しみない拍手が贈られ、会場の全員が立ち上がり、熱いスタンディングオベーションに。その光景に山崎監督は安堵した表情を浮かべ、神木は晴れやかな笑顔で観客たちに応えた。上映後にはMCと現地の観客からのQ&Aが実施され、観客からは「非常に素晴らしかった! ありがとう!」の賛辞とともに様々な質問が飛び交い、神木と山崎監督は熱い思いを伝えたり、時には冗談を交えて観客を笑わせ、会場は大盛り上がり。熱気に包まれたまま、イベントは終了した。終了後は神木と山崎監督のところに多くのファンやセレブが声をかけ、マイケル・ドハティ監督は「アメージング! すばらしかった!」と語り、俳優のセス・グリーンも「感情がいろいろ籠っている映画で、自分はとても感動しました」と絶賛の言葉を伝えた。最後に神木は「ゴジラが出てくるたびに拍手と声援が上がり、『ゴジラ』は世界で愛されていると分かっていたけど、そのレベルがはるかに上でした! 一緒に観ていて実感しました」とイベントの感想を語り、山崎監督は「ずっとアメリカのお客さんに自分の作品を観てもらいたいという夢を持っていました。その夢がゴジラで叶って凄く嬉しい。ゴジラを作りたいという夢と合わせて、2つの夢が同時に叶いました」と喜びを伝えた。北米プレミアで上映され、絶賛された本作の英語字幕版は、日本でも11月23日よりTOHOシネマズ日比谷、109シネマズプレミアム新宿、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズなんばで上映される。○■上映前の英語挨拶・全文・山崎監督Hi, I’m Takashi Yamazaki. I’m very happy to finally bring the TOHO GODZILLA to the US! I hope you love the movie. Thank you!(皆さんこんにちは、山崎貴です。 ようやく「東宝ゴジラ」をアメリカの皆さんに届けられてとてもうれしいです! 映画を楽しんでもらえると嬉しいです!)・神木隆之介Good evening, everyone, I’m Ryunosuke Kamiki. You’re the very first audience to see the film outside of Japan! Please enjoy GODZILLA MINUS ONE, thank you!(皆さんこんばんは、神木隆之介です。 日本以外で、皆さんがこの映画を見る最初の観客です! 『ゴジラ-1.0』を楽しんでください!)○■上映後、MCと観客からのQ&A(一部)Q:この劇場でアメリカの観客の皆さんと初めて見た感想はいかがでしたか。山崎監督:最高でした。感無量です。ここまでオープンに素晴らしい反応をしてくださるので、嬉しいなぁと思いました。神木:拍手を戴いた時、泣きそうなくらい感動しました。そして、みなさんがゴジラを愛してくれてるということが崇拝をしているんだなということが分かりました。舐めてました(笑)Q:『ゴジラ-1.0』はアメリカでも前売りチケットがとても売れていますが、観た人にどのようなことを伝えたいですか?山崎監督:日本が苦しい時にゴジラが現れる、ひどいことを考えるやつだと言われるんですけど(笑)、苦しい時に民間が立ち上がる姿を見て、勇気をもらってくれるといいなぁと思いました。神木:「ゴジラ」そのものを楽しんでいただきたい気持ちはもちろんありますが、人間として、「生きたい」、「生きていて欲しい」という気持ちは、人間全員が同じように思っていること、そしてそれが一番大事だということを感じて欲しいです。Q:(観客からの質問) 凄く素敵な映画をありがとうございました。「ゴジラ」は70年もの間でいろいろなバリエーションで登場してきましたけど、今の2023年の人たちはこの恐いゴジラに慣れていないかもと思いました。今回のゴジラのデザインについて話してください。山崎監督:可愛らしかったり、怖かったり、味方になったり、敵になったり、ゴジラはいろんな姿をしてきましたが、いまの時代につくるにあたって、僕は恐ろしいゴジラを作りたかったんです。僕は初代『ゴジラ』が凄く恐ろしかったので、僕も自分が初めて作る「ゴジラ」は恐ろしくしたいなと思いました。でも可愛らしいゴジラも好きです(笑)○■イベント後の感想・神木隆之介ゴジラが出てくるたびに拍手と声援が上がり、「ゴジラ」は世界で愛されていると分かっていたけど、そのレベルがはるかに上でした! 一緒に観ていて実感しました。この熱量を持った人たちが今日来ていない人たちに『ゴジラ-1.0』のことを熱心に伝えてくれるでしょうし、今後北米で公開したら、アメリカでどういう風に広がっていくのか、楽しみです。・山崎貴監督熱量が本当に凄くて。途中何度も声が上がるし、拍手が上がるし、ストーリーの要のところで、みんな感情表現をしてくれるので、作った我々としてはたまらないですね。すごいご褒美ですね。ずっとアメリカのお客さんに自分の作品を観てもらいたいという夢を持っていました。その夢がゴジラで叶って凄く嬉しい。ゴジラを作りたいという夢と合わせて、二つの夢が同時に叶いました。○■現地の観客の感想・『ゴジラ-1.0』は、圧倒的にベストなゴジラ作品です。VFXも素晴らしかったし、俳優の演技もよかったし、人間ドラマもすごくよかったので、大のおすすめです。今までいろいろな映画を観てきましたが、『ゴジラ-1.0』はその中で一番の作品です。 (男性客)・大好きでした!希望というかたち、典子(浜辺美波)や明子(子役)がいて、敷島に家族がまた芽生える希望というのがすごく好きでした。また映画のトーン、埃だらけの世界を描いているところがすごくインパクトがありました。 (女性客)・この映画、すごかったです。本当に子どもの頃を思い出すし、子供の頃に出てくるような怪獣がスクリーンの中にいて、泣いてしまうくらいでした。なので本当に、個人的に心を打たれました。素晴らしいです。(男性客)・ちょっと恥ずかしいんですが、この作品が私にとって初めてのゴジラ映画なんです。初めてで、でも思ったよりすごく楽しくて。今回友達が誘ってくれて映画を観にきたので、私はゴジラについて全く何も知りません。この映画についても、作品自体も、時代設定も何も知らないまま来ましたが、ゴジラに関する私の第一印象は「かっこいいな」です。映画自体、人間ドラマ、ハートがあったので本当に驚きました。すごく楽しかったです。 (女性客)・この映画は、言葉にできません。私はゴジラ映画や、ゴジラのゲームで育ってきたので、『ゴジラ-1.0』は本当に素晴らしくて、巨大なゴジラがこの巨大な映画に出てくれて、本当に監督は素晴らしい作品を作りました。素晴らしい出来です。おめでとうございます。(日本語で)ありがとう。 (女性客)
2023年11月12日俳優の神木隆之介が主演を務める、映画『ゴジラ-1.0』(公開中)の興行成績が6日、明らかになった。初代『ゴジラ』(1954年)と同じ11月3日に、全国522館(IMAX:49館/MX4D:15館/4DX SCREEN:4館/4DX:60館/ScreenX:10館/DolbyCinema:9館を含む)で公開された同作。3日間で観客動員数64万人、興行収入10.4億円を突破し、週末観客動員No.1を獲得した。2016年に公開され興行収入82.5億円を記録した『シン・ゴジラ』の公開初日から3日間の成績と比較すると、観客動員対比で114.7%、興行収入対比で122.8%、となり、『シン・ゴジラ』を上回る大ヒットスタートに。各映画レビューサイトでも軒並み高評価を獲得し、上映後に拍手が沸き起こった上映会場も多数あったという。また、12月1日の北米公開に向けての予告編は、現地時間で11月3日に日付が変わった瞬間に解禁され、現在までの2日間で280万回以上の再生数を記録している。○■公開3日間の興行成績11月3日(金・祝) 観客動員:284,328人 興行収入:452,345,250円11月4日(土) 観客動員:195,770人 興行収入:317,249,990円11月5日(日) 観客動員:168,479人 興行収入:271,598,220円3日間成績全国522館 計648,577人 1,041,193,460円【編集部MEMO】同作は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。監督・脚本・VFXを、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎貴が務め、主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じている。さらに山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった、実力派俳優陣が勢揃いした。11月3日に522館で公開され、初日の15時時点で『シン・ゴジラ』対比265%の大ヒットスタートを切った。
2023年11月06日2023年11月4日、俳優の岡田将生さんがInstagramを更新。プライベート感あふれる写真に、ファンから絶賛の声が上がっています。岡田将生の『オフショット』に反響同年10月4日に、Instagramのアカウントを開設したばかりの、岡田さん。その際、「全然分からないまま始めた」と、Instagramの使い方を知らずに開設した旨を明かしていました。それから1か月が経過した、同年11月4日。岡田さんは「インスタ勉強中」と、Instagramの使い方を誰かから学んでいた時の様子を写真付きで投稿しました。Instagramを教わっていた人物に撮影されたであろう、『オフ感』満載な写真をご覧ください。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 岡田将生/Masaki Okada(@masaki_okada.official)がシェアした投稿 丸い縁のメガネをかけ、スマホの画面を見つめる岡田さん。セットしていないような髪型や、襟付きのシャツとシンプルなパンツを身にまとった飾り気のない姿は、ファンにはたまらないオフショットでしょう!自然体な岡田さんの写真には、8万件以上の『いいね』と絶賛のコメントが寄せられました。・プライベートな写真、最高です!・瞬きするのを忘れた。なんでそんなにかっこいいの…!・『恋人感』がすごい。こういう写真をいっぱい載せてほしい!Instagramアカウントを開設後、フォロワーが急増した岡田さんは、1か月でおよそ36万人にフォローされています。ドラマや映画での活躍はもちろん、Instagramを学んだ岡田さんが今後どのような投稿をしてくれるのかを、楽しみにしているファンは多いでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年11月05日映画『ゴジラ-1.0』(公開中)の公開初日舞台挨拶が3日に都内で行われ、神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介、山崎貴監督が登場した。同作は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じた。※この記事は作品のネタバレを含みます○■映画『ゴジラ-1.0』公開初日舞台挨拶で心境を吐露した神木隆之介522館で公開され、3日15時時点で『シン・ゴジラ』対比265%の大ヒットスタートを切った同作。一方で主演の神木は「今日ついに初日を迎えられて嬉しい気持ちと安心と、でもまだ初日なので皆様にどういうふうに伝わって届いていくのかというちょっとした不安もあります」と弱気で、「いかが、でしたでしょう……?」という問いかけに、観客は拍手で応える。ネタバレ厳禁だった同作だが、公開をもって内容にも触れられるように。船に乗ってゴジラと戦うことも話せなかったという神木は「これは改めて言いたいです。僕ら、本当に海に出てます。『VFXすごいですね』『海も、船もすごかったですね』と言われますけど、あれはCGじゃないです! 本当に10日間いろんな天候で苦労して海に出ました。自然と闘いながらゴジラと戦いましたと、やっと堂々と言えるのはすごく気持ちがいいなと思っております」と主張した。佐々木も「『プールで撮った?』とか言われてますよね」と苦笑。神木は「『波の感じもよく再現できてて……』いやいやいや本物です本物です! そういうことがあったので、そこだけは誤解なきよう」と念押ししていた。また佐々木は「誓約書を書かされましたね、『一切喋るな』と。白本に『No.30』とあって、撮影所に行ったら『山崎組の30、撮りにきました』と。途中からは『Gです』。そこまで!? そこまでやらなあかんの!? となって」と厳戒態勢を振り返る。一方吉岡は「僕はベラベラしゃべってましたよ。別にいいじゃないですかね、いずれ公開されるんだし。取材してくれる人がカットしてくれれば」と自由な様子。「試写を観たことも言わないでくれと言われましたけど、そりゃ帰ったらお袋にも話すし。『すごかったよ』って。我慢できないもんね。すいませんでした」と周囲を笑わせていた。「ゴジラに出演したことを自慢したか?」と言う質問には、神木が「自慢してなかったです。プレッシャーの方が大きかったので」と答える。「たとえば親に何か話すときも『ゴジラなんだよね……』『大丈夫かなあ、できるかなあ? やんなきゃいけないんだけど。大丈夫だよね』みたいな方が大きかったかもしれないです。情報も解禁されて、人から『ゴジラに出るんだ』と言われても、『まあ、そうなんです……まだ公開されてないから、公開されてからだよ、全ては』みたいなテンションでした。自慢できる余裕がなかったです」と心境を吐露した。
2023年11月03日いままで聞いたことのないような、悲痛な叫びだった。映画の中で、神木隆之介演じる敷島が、得体のしれない理不尽かつ圧倒的な暴力、蹂躙によって、全てを失った際に発する、言葉にならない声のことだ。神木さんは目の前にそびえ立つ“それ”を「目に見える絶望」という言葉で表現した。佐々木蔵之介は、撮影中はまだ見ぬ存在であった“それ”を、完成した映画の中でようやく目にした時「怖くて仕方がなかった」と明かす。2人の口調から『ゴジラ-1.0』のゴジラがどれほど恐るべき存在であるかが伝わってくる。大の大人たちをこれほどまでに恐怖させ、同時に魅了するゴジラとはいったい何なのか――? 『3月のライオン』以来の共演を果たした2人が、記念すべき誕生70周年、シリーズ30作目となる『ゴジラ-1.0』について語り合う。ゴジラ映画70周年、30作品目出演の心境――ゴジラ映画への出演が決まった際の率直な心境はいかがでしたか?神木:僕はプレッシャーが大きかったですね。ゴジラという大きなコンテンツ、70周年で30作品目という重圧――日本が誇る、世界中の人が知っている存在なので、その映画に携わるとなると、責任がすごく大きいんだろうなと想像して、嬉しかった反面、「自分に最後まで背負いきることができるのか?」という不安がありました。ただ、お話を伺ったのが28歳の時だったのかな? 20代の最後の力を振り絞って、30代につなげられるような作品にできたらいいなと思いました。自分がどこまでできるのか? という思いもあってお引き受けしました。――これまで、様々な作品に出演されてきましたがプレッシャーを感じることはよくあるんでしょうか?神木:作品ごとに常に感じますね。ちゃんとお届けできるのか? 自分のキャラクターを通して、作品のメッセージをみなさんに伝えることができるのか? といったことを含めて、プレッシャーも責任もありますし、それは作品ごとに大小や優劣がある話ではないんですけど、ただゴジラというのはやはり特別なものがあって、それは僕にとってもそうだし、みなさんにとってもそうだと思うので、それを意識した瞬間はビビりましたね。佐々木:僕は神木くんとは対照的に何のプレッシャーもなかったです(笑)。「あの怪獣映画に出させていただけるんだ!」と。いままでは観客として「観ていた」映画の中の世界に存在するという不思議な感覚を味わえるのかという思いでした。ゴジラに加えて、山崎貴監督の作品に参加できるという喜びも大きかったですね。ずっと拝見していましたけど初参加なので、ゴジラの世界、山崎組の世界に入れるというのが嬉しかったです。――撮影の中で、ゴジラ映画ならではの感覚を味わった瞬間はありましたか?神木:「大きさ50メートルです!」と言われても、なかなか想像できなかったですね(笑)。ゴジラの目線を示すための棒があって、先端にゴジラの顔が描かれていて、それをスタッフさんが「このあたりです」と振るんですけど、そこに描かれてるゴジラの顔がちょっとイケメンでしたよね(笑)?佐々木:うん(笑)。神木:怖い顔じゃなくて、かわいらしいタッチで。佐々木:「はい、ゴジラ吠えますよ!」とか指示がくるわけですね。「ガァ―」とか。「これがVFXか…?」と(笑)。ああやって、グリーンバックの中で、まだ見ぬゴジラに立ち向かっていくという経験で、みんなを“戦友”と思う感覚が養われましたね。「まだ見ぬ」というか、実際に会うこともないんですけど(笑)。これこそ役者に一番大切な想像力だなと。神木:役者全員、人生を懸けて想像力をフルで働かせましたね(笑)。終戦直後を生きる役、意識した役作りとは?――戦後、神木さん演じる敷島や佐々木さん演じる秋津が木造船に乗り込んで、戦後処理の特殊任務に従事し、ゴジラにも遭遇することになる海でのシーンの撮影はいかがでしたか?神木:いや、それがですね、ウワサによると、我々があんなに頑張った海でのシーンの映像が、他のシーンのCGが凄すぎるせいで「海のシーンも全部CGなんでしょ?」と思われているらしいですよ。実際に我々は海に出たのに!――実際に木造船で沖に出て、結構揺れて大変だったとか?佐々木:結構どころじゃないですよ!神木:転覆寸前ですよ! (撮影に協力してくれた)地元の漁師さんが「そろそろ戻らないとヤバいです」って言うくらい。あれはちゃんとリアルな撮影なんだと言いたいですね、この場で。海に出て、ゴジラと戦いました! こうやって船をわざわざ作って海に出るという、大がかりな撮影もなかなかないですよね。それはゴジラならではだと思います。佐々木:4人(佐々木、神木、山田裕貴、吉岡秀隆)で戦ってたね。空と波の高さ、風の条件が全部そろわないとダメで、ずっと待機しながら「今日はどうかな?」、「天候は良さそうだけど」、「いや、あの風車見てよ。無理っすよ」、「波は?」ってずっと待ってたよね。ようやく船を出して、沖合に着いたら「いまです!」って、テストもリハもなしにすぐ本番でね。「いま撮るんかい!」って(苦笑)。あの経験があったから、みんなで一緒に戦った感がすごくありますね。だから、全部CGだと思われてるって聞いて残念なんですけど(苦笑)。――お2人も船酔いで苦しんだりされたんでしょうか?神木:1日目は酔いました。すごかったです。佐々木:あの船がまた怪しい木造船でね…。神木:一回、通報されましたからね。「怪しい」って(笑)。佐々木:僕は船長なので、2階部分の上に立たなくちゃいけなくて、すごく揺れてました…。何とか酔い止めの薬を飲んで耐えてましたけど、1回、ダメになりましたね。途中で衣装さんがダウンしたことがあって、そのときはみんな自分で衣装の乱れを直して撮影してましたね。神木:ふと横を見ると監督もダウンしてましたからね。佐々木:監督は(一瞬だけモニタを見るそぶりをして)「はいOK」って言って、またすぐよこになってましたからね。本当に見てたのか…(笑)?神木:「OK」の後にトランシーバーから「今日はもう早く帰ろうよ」「まだ撮るの?」って声が聴こえてきましたからね。――役柄についてもお聞きします。時代設定を終戦直後にしているのが、本作の大きな特徴です。敷島は戦争から生きて戻ってきた男で、戦争によって非常に大きな苦しみを背負っています。戦争というものとの距離を含め、どのように役を作っていったのでしょうか?神木:そこは本当に難しかったです。戦争は史実であり、ゴジラという存在はフィクションで、その2つが混ざり合っている世界で、敷島という男は戦争というノンフィクションを前提に生きつつ、フィクションに立ち向かっていかなくてはならないわけです。僕自身、戦争に関わる役柄は初めてでしたが、決してものすごく遠い歴史ではなく、実際に経験された方たちもご存命ですし、そういう方たちは計り知れない傷や思いを背負っているわけで、戦争を経験していない僕がそれを表現しないといけないというのは、すごく難しく、大きなプレッシャーでした。敷島は、戦争で死にきれず“生き残ってしまった”男であり、自分を責め続けている人間であり、そんなものを背負っている人間の顔つきは、絶対に普通とは違うと思うんです。普段の自分、他の作品やプロモーションで見せている顔と少しでも違うものを見せることができればと思いながらやっていました。すごく難しい役でした。――秋津は、戦後処理の特殊任務に当たる男で新生丸の艇長です。過去についてあまり詳しく説明はされませんが、戦後を生きる男を演じる上でどんなことを意識されましたか?佐々木:表立って描かれることはなかったですけど、僕の中で、おそらくは彼も大切な仲間や家族を失っているんだろうと考えて作っていきましたね。だから、やり残したことや果たさなくてはいけないことが山積みになっている…いや、山積みなのか、それとも心の片隅にあるのか――いずれにせよ、彼の心の中の大きな部分を占めているんだろうと。だから、水島(山田)のことを「小僧」と呼びつつ、その成長を嬉しく思うし、近くにいる人間が家族を持って、新しい時代を生き続けてほしいと思っている男だと思います。周りの仲間は“家族”だと思って接しようと思って演じていました。「自分の中の“何か”がゴジラに投影されている」――お2人の共演は「3月のライオン」に続いてとなりますが、前回との違いを感じる部分はありましたか?神木:前回も2人で取材を受けましたけど、その時はまだ「あ、ど、どうも…」みたいな感じで(笑)、どう話していいかわかんないところがありました。「3月のライオン」では一緒のシーンはありましたけど、棋士の役ということでそれぞれに背負っているものがあって、将棋盤を挟んで向き合って、個々に戦うという感じだったんですよね。今回は仲間であり、クルーであり、同じ方向を向かないと乗り越えられない敵がいて、船の中で本当に蔵さんに助けてもらうことも多かったですね。それもあって、今回からこうやって気軽に「蔵さん」と呼ばせていただいてます。佐々木:『20世紀少年』で僕の役の若い頃を演じてくれたんですよね。あとは名前の字面がちょっと似てることもあって(笑)、以前から縁を感じてたんです。神木:わかります。パッと見た時にね。「ん?」ってなりますよね(笑)。佐々木:「3月のライオン」が実質的な初共演だったんですが、師弟関係ではないんですけど、ふとしたところでアドバイスを送ったり、心の支えになるような立場でね。今回の共演を経て、やっぱりあの荒波を乗り越えた戦友としての絆みたいなものが深まった気がします。いろんな役をやってきているからこそ、本当にしなやかに役を演じていくのを見てましたし、今回もお互いに構え過ぎずに、地続きに演じることができた心地よい時間でした。――ゴジラの存在は、ある時は恐ろしい敵であり、時に人間の味方のように感じることもあったり、作品ごとにイメージも違いますが、70年もの間、なぜこんなにも愛され続けてきたのだと思いますか? ゴジラとは何者なんでしょうか?神木:何でしょうね…? ただの脅威ではないのかな、とは思いますね。生まれた理由があって、最初の作品(1954年)でも水爆実験による変異が起きて…ということが描かれたりもしていますけど、人間が作り出してしまった生物であり、人々によって見方は違うけど、ただの怪獣ではなく、それぞれが何かの象徴としてゴジラを見ているところがあると思うんですよね。自分にとって怖いもの、絶望する存在に重ね合わせる人もいるし、そうした恐怖や絶望に毎回、人類が立ち向かおうとする。場合によっては味方のように感じられたり、かわいく見えたりすることもあったり、作品によっても全然違うんですよね。作品ごとにみんな、自分の中の“何か”がゴジラに投影されているようなところもあって、毎回違いを楽しめるのかなと思いますね。佐々木:僕自身、ゴジラが「愛されてる」のか「恐れられている」のかわかんないです。時代ごとにゴジラが現われて、時代や人々がどういう対象としてゴジラを見るのか?やっぱり、いま神木くんが言ったように「人間が作り出したものである」というのが大きいんでしょうね。そこで、ゴジラという存在が全てを背負ってくれているんだと思います。いろんな感情をゴジラが背負ってくれているからこそ「味方だ」とか「脅威だ」とか、周りの人間たちがゴジラに対していろんな感情を持てるんでしょうね。ゴジラはしゃべらないので、“鏡”のようにいろんな思いを投影しやすいんだと思います。僕にとっては今回のゴジラはすごく恐ろしい存在でした。「破壊する」ということが、こんなに恐ろしいことなんだということが一番突き刺さりました。【神木隆之介】ヘアメイク:MIZUHO(VITAMINS)スタイリスト:橋本敦【佐々木蔵之介】ヘアメイク:晋一朗(IKEDAYA TOKYO)スタイリスト:勝見宜人( Koa Hole inc. )(text:Naoki Kurozu/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.
2023年11月03日「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のクロージング作品『ゴジラ-1.0』の舞台挨拶が1日、都内で行われ、神木隆之介、浜辺美波、山崎貴監督が登壇した。『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じた。同映画祭において本作では初めてとなる一般の観客向けの最速上映を実施。上映前の舞台挨拶で、神木は「すごく楽しみでした。去年の初めに撮った作品で今日まで時間が空いていて、ゴジラの公開まだ先だよなと思いながら過ごしていたので、今日という日はすごく待ち望んでいたのですごくうれしいです」と喜びを語った。浜辺は「ゴジラ好きの方が集まっていらっしゃると思うので、どんな感想が検索したら出てくるのかというのはすごく楽しみだなと監督ともお話していましたし、私自身ゴジラと7年ぶりに会えるということで実際に見たときは心拍数が上がったので、いい体験を楽しんでいただきたいと思います」とメッセージ。山崎監督は、この舞台挨拶の当選倍率について「なかなかな倍率だった」と言い、「ものすごい熱意の強い人たちが選ばれていると思うので感想も楽しみですし、ものすごく怖いですね」と本音を吐露。「皆さんそれぞれのゴジラがある方たちだと思うので、気に入っていただければいいなと思っています」と願いを込めた。
2023年11月01日「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のクロージング作品『ゴジラ-1.0』の舞台挨拶が1日、都内で行われ、神木隆之介、浜辺美波、山崎貴監督が登壇した。『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じた。同映画祭において本作では初めてとなる一般の観客向けの最速上映を実施。上映前の舞台挨拶で、神木は「今日という日は待ち望んでいたのでうれしいです」と喜びを語った。23日に行われた同映画祭のレッドカーペットにも3人で参加したが、神木は「レッドカーペットは緊張しましたね。舞台に立って一言挨拶をさせてもらったんですけど、そのときも緊張していました」と告白。「ほかの作品の監督さん、キャストの皆様もいらっしゃったので、またすごく華々しい場所でしたので、どういう風に歩いたらいいか、どんな顔をしていたらいいかわからなかったので緊張していました。でも監督と浜辺と仲間たちとチームで歩けて安心していました」と振り返った。浜辺は「神木さんって緊張しないイメージなんですけど、レッドカーペットを歩くときだけなぜかすごく緊張するんですよね。緊張するタイミングが私と全く逆なんですけど、それが珍しくて。映画の告知をするときにも少し緊張した面持ちだったのが非常に珍しくて愉快でした」と笑顔でいじって会場から笑いが。監督も「神木くんを見ていると挨拶するときに緊張している感じが伝わってきて愉快でした」と話して笑いを誘っていた。
2023年11月01日「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のクロージングセレモニーが1日、都内で開催され、クロージング作品『ゴジラ-1.0』に出演する神木隆之介、浜辺美波、山崎貴監督が登壇した。『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じた。主演の神木は、本作出演が決まったときの心境を聞かれると「プレッシャーが大きかったです」と告白。「日本を代表し、世界でも愛されているゴジラというコンテンツ、ゴジラという存在に関われるという、そしてその作品の主役をやらせていただくというのはとても大きなものを背負わなければいけないのかというプレッシャーは大きかったです」と打ち明けた。続けて、「もうすぐ11月3日に公開ですが、今はそのプレッシャーはなくて、皆さんに愛されている作品に関われたことを今では誇りに思っているので、皆様に見ていただいて、どう楽しんでどう感じていただけるのか楽しみにしています」と今の思いも伝えた。浜辺は「まずはゴジラという作品が帰ってくること、そして戦後の時代を描いたゴジラが見られることに驚きまして、そこから一気に緊張を感じたという流れでした。ゴジラの作品に出演できることは念願だったので、それが叶うということでうれしさと、自分のお芝居がこの作品を台無しにしないように頑張らないといけないなという気持ちになりました」と語った。
2023年11月01日2023年10月23日より、東京都千代田区の日比谷で開幕した、『第36回東京国際映画祭』。初日である同日は、『東京ミッドタウン日比谷』前に設けられたレッドカーペットに豪華俳優陣が姿を見せ、華やかな雰囲気に包まれました。浜辺美波、神木隆之介とツーショットで「申し訳ない…」映画『ゴジラ-1.0』に出演した、俳優の浜辺美波さんも同日、『第36回東京国際映画祭』のオープニングイベントに出席し、レッドカーペットを歩いた1人。浜辺さんは、同作品で共演した、俳優の神木隆之介さんとのツーショットをX(Twitter)に投稿しました。「髪型が似て、頭が双子でした…申し訳ない…」と反省のコメントとともに公開された写真がこちら。2枚目の2人に注目です。『ゴジラ-1.0』東京国際映画祭レッドカーペットに参加させていただきましたーーミニゴジラ先輩も歩いてました…うっかり神木先輩と髪型が似ちゃって、頭が双子でした…申し訳ない…来てくださった皆様、ありがとうございましたーー! pic.twitter.com/fvE0zaU4Lg — 浜辺美波 (@MINAMI373HAMABE) October 23, 2023 確かに、髪型が瓜二つ!ショートカットヘアの浜辺さんは、前髪をセンター分けにし、後ろに流しています。一方の神木さんも、似たようなヘアスタイルです。実際のイベントで撮影された、山崎貴監督を入れたスリーショットを見ても、浜辺さんと神木さんの髪型がそっくりなのが見て取れます。左:浜辺美波さん中央:神木隆之介さん右:山崎貴監督コメントには「本当だ!双子!」「こうして見るとそっくり」「かわいい」といったコメントが寄せられています。撮影で長い時間を過ごしたからか、以心伝心したような2人のヘアスタイルは、SNSはもちろん、その場にいたファンをも沸かせたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年10月24日映画『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)に出演する神木隆之介、浜辺美波が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに、山崎貴監督とともに登場した。クロージング作品として上映される『ゴジラ-1.0』は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じた。レッドカーペットのトップを飾った神木と浜辺。神木は「このチームでレッドカーペットを歩くことができて光栄に思っています」と喜びを語った。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日映画『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)で主演を務める俳優の神木隆之介が1日、東京ドームで行われた読売ジャイアンツ×ヤクルトスワローズ戦の始球式に登場した。ゴジラ生誕70周年を迎える2024年に先駆けた一大プロジェクトとして公開される同作。神木が主演を務め、ヒロインを浜辺美波が演じる。さらに山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった実力派キャストが顔を揃え、監督・脚本・VFXを山崎貴氏が務める。2005年8月に東京ドームで行われた巨人対阪神戦以来、18年ぶりの始球式参加となる神木。ほぼ満員の東京ドームの観客の前にゴジラやちびゴジラと共に大歓声に包まれながら登場した。“ゴジラ”松井から背番号「55」を受け継いだ読売ジャイアンツ・秋広優人がキャッチャーを務め、神木と“ゴジラの継承者”秋広による‟ゴジラバッテリー”の実現となった。観客が見守る中、神木はサイドスローで投球。どよめきが起きるなか、ボールは秋広のミットに力強く収まり、観客から大きな拍手と歓声が巻き起こった。神木は秋広と観客に深々と頭を下げながら、マウンドを後にした。コメントは以下の通り。○■神木隆之介18年前、始球式では緊張しなかったのですが、その時は子どもだったのでことの大きさが分かって無かったですね。今回はバッターボックスの後ろで見まもってくれていたゴジラが見えなくなるくらい、緊張していました(笑)。だけど、秋広選手が頷きながらしゃがんでくれて、その表情は「受け止めます!」と言ってくれているように見えました。ブルペン練習でお会いした時も「身長が高くて可動域が広いので、どこになげてもらっても受け止めます。安心して投げていただいて構いません」と言ってくれていたので、本番でその表情を見た時、「うわーっ!」ってなっていた気持ちがスッと落ち着きました。今日の始球式は点数で言うと95点! ど真ん中にはいかなかったですが、ブルペン練習から考えると、僕の中ではベストを尽くせたと思います。いつかもう一度投げる機会があるとしたら、その時もまた秋広選手に受け止めて欲しいですね。
2023年10月02日俳優の役所広司と柳楽優弥、神木隆之介、女優の安藤サクラが出演する、サントリー食品インターナショナル・クラフトボスの新CM「意外な天職」編が、18日より放送される。CMは、とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査する「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」の最新作。役所扮する駐車場の誘導員が、職場の同僚(神木)から「友達や仕事など世界が広がるかも」とマッチングを勧められたことをきっかけに、映画のキャスティングに携わる女性(安藤)と出会う。役所は新人エキストラとして出演した柳楽主演の時代劇で頭角を現わし、数年後にはスタントもこなす役者へと成長。セスナ機の片翼に、体をハーネスとワイヤーでくくりつけられながら行う危険なスタントに挑み、監督から「本当にやるのか?」と尋ねられると、「役者ですから」と晴れやかな表情で答える。セスナの翼にしがみつくシーンの撮影では、なかなか体験できないアクションに役所も大興奮。轟音とともに吹きつける強風を全身で浴びながら、絶叫し続ける役所のコミカルな姿に、安藤も手を叩いて大笑いしていた。○■役所広司・安藤サクラ・柳楽優弥 インタビュー――撮影の感想をお聞かせください。役所:30秒の作品じゃあ、もったいないぐらいの豪華な俳優さんたちと共演できて、短い時間でしたが、本当に楽しかったです。安藤:役所さんは憧れの大先輩ですし、柳楽くんも同世代の中で憧れている存在なので、お二方と同じCM、1つの作品に出ることができてとても嬉しかったです。これをきっかけに、いつかお二人と映画でもご一緒したいですし、この短い1日の出会いが、私にとってすごく良かったなと思っています。柳楽:今回初めて役所さんと共演させていただいて、本当に光栄でした。刀で刺して、刺されてという3カットの中でも、監督にいろんなバリエーションをこだわって撮っていただけて、短いシーンですけど、いろいろお話しもできて、とても貴重な時間になりました。役所:サクラちゃんはもう、赤ちゃんの頃から知っているので、昔から知っているような気持ちになっちゃいますし、この業界で仕事を始める時から、女優さんとしての作品はずっと見ています。柳楽くんは年を重ねるごとに、どんどんいい俳優さんになっていきますよね。作品をやる度に、はじめましてという人は必ずいますが、これで一度は二人とご一緒したので、また次に会った時も楽しく仕事したいなと思います。――(海外の映画祭の)授賞式後のインタビューで、役所さんがおっしゃった「やっと柳楽くんに追いついたかな」というコメントを聞いて、気持ちはいかがでしたか?柳楽:そういうおめでたい場で、名前を呼んでいただけただけでとても光栄でしたし、僕は本当に役所さんの映画が好きでたくさん見ていたので、素直に「おめでとうございます」と、日本から勝手に祝福していました。役所:その時のことはこの機会にちゃんとお伝えしたくて。「柳楽くんにやっと追いつきました」と言ったところだけが出ていますが、その前に「柳楽くんも大人になって、素晴らしい役者になりました」という話をしていたんですよ。ただ、それはほとんどカットされているので、なんかオヤジがちょっと上から目線で嫌な感じだなというふうに思われているんじゃないかなと思って。すみません。柳楽:いえいえ、ありがとうございます(笑)。安藤:私は役所さんの授賞式を生で見ていて、もう誰よりも大きな声で「ブラボー!」って叫びまくって、大興奮していました。――マッチングから意外な天職が見つかるCMのストーリーにちなんで、意外な出会いや、やってみたら意外と良かった経験などがありましたらお聞かせください。安藤:私は結構、意外な出会いがちっちゃい時から好きだから、そういうのをチョイスしがちなんですよね。だから、やってみると自分のスタンダードになっていくことが意外に多くて。最近だと、うちの子が冷やし中華に、マヨネーズとケチャップとねりごまとポン酢と、あらゆる調味料を入れて作ったんですけど、これが意外とおいしかったんですよ。自分が意外だと思って組み合わせるよりも、人が作った意外な組み合わせの方が新鮮に感じるかもと思いました。柳楽:意外な出会いというと、味噌ですね。3年前ぐらいに、最初はノリで作り始めたんですけど、ずっとハマっていて、今でも半年か10ヶ月ぐらいのペースでマイ味噌を作っています。――役者としてさまざまな役柄を演じる中で、ご自身に向いているなと感じた経験や、意外にも上手にできたことで「もしかしたら天職?」と思った職業は?役所:天職かどうかはわからないですけど、一日中やっても飽きないのは植木屋さんかな。剪定が上手いとかではないんですけど、外で野良仕事をするのは好きです。最後に葉っぱで焚き火をしたり、焼き芋を焼いたり、一年中季節によって風景も変わりますしね。そういう意味では、才能はないかもしれないけど、植木屋さんだったら長続きするかなと思いました。安藤:料理をするのが好きなんですけど、レシピとか苦手で、目分量とか適当なんですよ。だけど、ファミレスの調理場でバイトしていた時があって、調味料の量とか全部決まっているじゃないですか。そこでマニュアル通りにやって、いかに早く料理を作っていくかというのは、普段自分ができないからこそ好きでしたね。向いているかどうかわからないですけど、いろいろなバイトをした中で、調理場が一番長かったかなと思います。柳楽:この前、おばあちゃんから「耳がちょっと凝ってるから、マッサージして」とお願いされて、やってみたら、すごくスッキリしたと言ってくれて。僕自身、マッサージを受けるのも好きなんですけど、マッサージをするのが得意かもしれないと思いました。○■神木隆之介 インタビュー――マッチングから意外な天職が見つかるCMのストーリーにちなんで、意外な出会いや、やってみたら意外と良かった経験などがありましたらお聞かせください。神木:テニスですかね。中学の時は卓球部に所属していたんですけど、なぜテニスをやることになったのかといいますと、卓球部の先輩に卓球をやっていた人はテニスができない、テニスをやっていた人は卓球が上手いと言われて。その先輩曰く、ネットの高さも、距離も何もかも違うし、特に卓球は打つ時に手首を捻る動きがある分、その感覚に慣れているとテニスはできないと。そんなことはないだろうと思って、逆にやってみたら、意外とコツをつかむのが早かったと思います。テニスをやっていた姉も「教えてあげるよ」と言ってくれて、最初こそうまくできませんでしたけど、徐々に来る玉を返せるようになって、「あっ、楽しい」と思いました。その時に、先輩はもう卒業していましたが、「先輩、卓球から入ったらテニスができないなんてことはないですよ」と。そんなことを思い出しながら、今でもたまにテニスをすることがあります。――役者としてさまざまな役柄を演じる中で、向いているなと感じた経験や意外にも上手にできたことで「もしかしたら天職?」と思った職業は?神木:いろいろな役を経験させていただきましたが、その役の先生や、実際にその職に就いている方から習うこと、覚えることが多くて、すべてが難しかったですし、どれもゼロから始めるのは難しいなと思うので、今まで演じた役の中から天職は見つけられないなと思います。ただ、弊社の売り物の魅力を、どういうふうに先方へ伝えたら契約していただけるのかということを考えるのは好きなので、もしかしたら営業系は得意分野かもしれません。今後やってみたいですね。――職業としてやってみたいものは?神木:イヤホンやヘッドホンが大好きなので、それで音楽を聴いた感想のブログを書く仕事をしてみたいです。他に自分が得意と言えるものって、実はあまりなくて。中学の時にギターを弾いたり、ドラムを教えてもらったり、それこそテニスもそうですが、長続きしたことがないんですよ。唯一お琴だけは3年間授業で習って、文化祭で披露したこともあります。――読書の秋、運動の秋などさまざまな定番の秋がありますが、今年はどんな秋にしたいですか?神木:本当に両極端ですけど、2つやりたいことがあります。1つはゲームの秋。大好きなオンラインゲームをずっとやり続けたいと思う一方、秋といえば紅葉がきれいじゃないですか。観光地に行けば、色とりどりの、その時にしか見られない色や光景があるので、いろいろなところを巡って、ちょっと冷たい、冬が近づいてきたなという風を浴びて季節を感じながら、大好きな写真を撮りたいという気持ちもあります。○■トミー・リー・ジョーンズ インタビュー――ジョーンズさんが憧れていた職業は?ジョーンズ:私はテキサス育ちなので、子どもの時からずっとカウボーイに憧れていました。それ以外では、油絵を描けたらいいなと思うので、そのためにもっと美術のことを勉強しておけば良かったという後悔が少しだけあります。ちなみに、皆さんはカウボーイというと、映画に出てくるカウボーイをイメージするかもしれませんが、本当のカウボーイとは牛を育てる人、家畜を育てる人のことなので、ちょっと違うんですよ(笑)。――これまでの来日で滞在・体験した日本の印象的な場所や食べ物は?ジョーンズ:今までいろんなところを訪れましたが、特に奈良、京都、北海道、沖縄、金沢で感じた日本の美しさは印象に残っています。食べ物に関しては、今回の撮影前日に食べた鮎がおいしかったですね。
2023年09月14日現在放送中の「らんまん」から「ブギウギ」へ、連続テレビ小説のバトンタッチセレモニーが行われた。今回、「らんまん」の主演・神木隆之介とヒロイン・浜辺美波が、NHK大阪放送局を訪れた。最終回に向けて、槙野万太郎役の神木さんは「放送があと2週と少しなんだというさみしさもありつつ、最後までみなさんに届けられるような、みなさんの中に残る作品であったらいいなという思いが、終わりに近づくにつれて強くなっています」と心境を明かす。槙野寿恵子役の浜辺さんは「皆様に終わったら寂しいと思ってもらえるような、そんな物語になっていけばいいなと、毎日放送を楽しみに見ております」とコメントした。そして10月2日(月)からは、趣里がヒロインを務める「ブギウギ」がスタート。本作は、戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルにした物語。大正末期から昭和を舞台に、大阪の下町の銭湯の看板娘として育つ、趣里さん演じるヒロイン・鈴子が、歌手の道を歩み始め、戦後のスターとなっていく。放送開始に向け、趣里さんは「“ズキズキワクワク”という感じです」といまの気持ちを述べ、「本当にたくさんの素敵なキャスト・スタッフさんが支えてくださっているので、その思いも込めて毎日頑張りたいと思っております」と改めて意気込みを語っている。また、恒例となるドラマゆかりの品のプレゼント交換も実施。神木さん・浜辺さんからは、高知の間伐材を使ったホワイトボード、高知の雨よけみかん、四葉のクローバーのレプリカと自作キットが。趣里さんからは、はな湯のロゴ入りのオリジナルの湯おけがプレゼントされた。さらにバトンパスも実施。「趣里さんには『本当に撮影頑張って!応援してます!』という気持ちを込めて渡させていただきます」(神木さん)、「応援の気持ちと何よりもご健康、そして笑顔をたくさん浮かべられる現場であることを切に願い、お渡しさせていただきます」(浜辺さん)、「このお二人の本当に素敵なメッセージを胸にあと半年走り続けたいと思います。皆さんと力を合わせて“ズキズキワクワク”した朝をみなさんに届けられるようにまずは自分が幸せにハッピーに頑張りたいと思います」(趣里さん)と思いを述べた。連続テレビ小説「らんまん」は9月30日(土)まで8時~NHK総合にて放送。連続テレビ小説「ブギウギ」は10月2日(月)より8時~NHK総合にて放送開始。(シネマカフェ編集部)
2023年09月13日映画『ゴジラ-1.0』完成報告会見が9月4日(月)、都内にて行われ、主演は神木隆之介&ヒロインは浜辺美波が務めることが解禁となった。神木さん&浜辺さんと言えば、現在、NHK連続テレビ小説「らんまん」に出演中の名コンビ。しかし、本作の撮影のほうが先だったそうで、神木さんは「“(この二人を)見たことあるな”って思われるかもですけど…『ゴジラ-1.0』のほうが前ですから(笑)!」と記者陣に話す。浜辺さんも「『ゴジラ-1.0』の撮影前後に朝ドラが確定したので“長い間ご一緒させていただきます”と挨拶しました」と言い、神木さんも「こちらこそお世話になってます!」と浜辺さんに返し、ほっこりなやり取りが行われていた。『ゴジラ-1.0』は1954年から続く怪獣「ゴジラ」の70周年記念作品で、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という節目の1作ともなる。焦土と化した日本に突如ゴジラが現れ、残された人々は生きて抗う術を模索するというストーリーの模様だ。まだまだ謎に包まれた本作、一般へのお披露目は公開2日前の東京国際映画祭のクロージング上映のみとなっている。記者から「一言で言うならどんな作品?」という質問が飛び出し、浜辺さんは「“夢”。撮っているときは夢見心地のようでした。ゴジラがどう出現するんだろうって。出演できる喜びもありましたし」と表現。神木さんは「“見よ、これが絶望だ”って言いたい!」と編み出す。山崎貴監督は「難しいねえ…再生の物語でもあります。最悪の状況の中で、それでも人は諦めないんだって。一番まずい状態で人々はどうあがくのかを観ていただきたいです」と期待を煽った。この日、神木さん、浜辺さん以外に解禁されたキャストは山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介と、日本映画界屈指の演技派揃い。キャスティングにあたり、山崎監督は「ゴジラは虚構の存在なので、本当にいる、怖い感じを(観客に)感じていただくために役者さんが上手でないとダメでした。本当に信じ込ませてもらうお芝居をしてもらわないといけない。神木さん、浜辺さんはもちろん“まずうまい人で”という話をして、皆さん凄腕の人たちばかりで現場はめちゃくちゃ楽しかったです」と語っていた。また、完成報告会見には、製作の市川南も出席した。『ゴジラ-1.0』は11月3日(金・祝)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.
2023年09月04日映画『大名倒産』より、神木隆之介や宮崎あおいら出演者が、「GReeeeN」の主題歌「WONDERFUL」にあわせて踊る本編映像が公開された。今回公開されたのは、鑑賞者の間でも話題のエンドロールを飾るハッピーでキュートなダンスシーンの一部。幼少期の小四郎と育ての親・作兵衛(小日向文世)、母・なつ(宮崎さん)の楽しそうな様子から始まり、“らんまんコンビ”神木さんとの親子シーン、新次郎(松山ケンイチ)や喜三郎(桜田通)という“松平家三兄弟”の姿も。縦横無尽に動き回る茶目っ気たっぷりな彼らの姿からは、仲睦まじい撮影の裏側が伝わる映像に仕上がっている。また、エンドロールのダンスシーンには、ほかにも豪華キャストが登場している。『大名倒産』は公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:大名倒産 2023年6月23日より公開© 2023『⼤名倒産』製作委員会
2023年07月06日直木賞作家・浅田次郎氏の時代小説を、現代向けに大胆にチューンアップし、思いがけず大名家の家督を継いだ若き藩主と仲間たちの奮闘を描く映画『大名倒産』が公開。鮭役人の息子として育ってきたのに、突如、徳川家康の血を引く丹生山藩主の跡継ぎとして、城に入ることになった松平小四郎を、現在、NHKの連続テレビ小説『らんまん』も好評な神木隆之介が軽妙に演じている。映画独自のキャラクターであり、小四郎の幼馴染で、藩主として25万両(約100億円)もの借金を背負った小四郎とともに、ピンチを乗り越えようと立ち上がるヒロインのさよは、朝ドラ界においては先輩(『おちょやん』)にあたる杉咲花が演じて、バツグンの相性の良さを発揮。そんな神木と杉咲ふたりに取材すると、「神さま、花さま」と呼び合う、互いをリスペクトしながらの、コメディの本作によく合う笑い声の響く時間が流れた。○■「花ちゃんは怪物」「神さまの小四郎は愛おしい」――息ぴったりの小四郎とさよでした。本作での共演で、改めてすごいと感じた部分、魅力的だと感じたところを教えてください。神木:杉咲さんとは、ちゃんとお芝居をしたのは初めてなんです。ドラマ『学校のカイダン』(15年)にはじまり、CMでもご一緒したり、『メアリと魔女の花』(17年)で声でご一緒することもありましたが、こうしてちゃんとお芝居をすることは、ほぼなくて。でも僕は『学校のカイダン』のときからすでに、プロデューサーに「杉咲花ちゃんってさ、怪物だよね」と言い続けてたんです。「あの人恐ろしい芝居っ子です。やばくないですか」って。なんだろうな。僕が目指していた芝居の仕方をされる方なんですよ。だから「怪物ですよ」と。杉咲:恐縮です…。神木:でもがっつり面と向かってのお芝居はできてなかったので、今回、目の前で花さまのお芝居を見られて嬉しかったですし、恐ろしい方だというのは100も承知だったので、頑張って倒れないようにお芝居させていただきました。さよにもすごくあっていると思いました。さよは癒し系の優しい雰囲気を持ちつつ、芯がブレない人。これだけは絶対に外せない、守りたいという強さがある。そこがさよと花さまの共通点だと思って見ていました。――最初に「怪物だ!」と思ってから時間が経ちましたが、やはり改めて怪物でしたか?神木:もっと怪物でした。杉咲:いやいやいや!(笑)。私も、神さまとこれだけ長い期間ご一緒させていただけるのは初めてで、すごく楽しみでした。現場の方々のことを、本当によく見ていらっしゃって、思いやりのある方だと改めて感じました。神さまがいることで、私含め、周りにいる方々も奮い立たされながら、日々を乗り越えることができていたと思います。前田哲監督の現場は、アドリブが多いと最初から伺っていて、確かになかなかカットのかからないシーンが多かったんです。そこでも神さまが果敢に挑み続ける姿を見て「すごいな」と思っていました。ライブ感を大切にしながら、内容によっては話し合いを重ねて綿密に作り上げていく。時間をすごく大切に共有してくださるのが、すごく嬉しかったですし、シーンが深まっていく瞬間に、自分自身が何度も立ち会わせていただくことができて、すごく勉強になりました。神さまのおかげです。――神木さんの小四郎はいかがでしたか?杉咲:大ピンチが降りかかっているのに、どこかちょっとおかしくて笑ってしまうような滑稽さや、ユーモラスな愛らしさがありました。それは神さまが演じてらっしゃるからだと感じて。脚本を読んだ時の印象以上に小四郎ちゃんが愛おしかったです。○■撮影で一番印象に残っているのは、ふたりともに橋の上でのシーン――特に印象に残っている撮影シーンをひとつ教えてください。神木:街中で悪者に追いかけられて、ふたりが橋の上で囲まれる場面です。そこで前田監督が、悪者役の方たちに、「ナイフを出して舐めてください」って指示したんです。それってめっちゃベタじゃないですか(笑)。そんなの舐める人いないでしょ!と思って。本能で突っ込みたくなって、「舐めてる!」ってリハーサルのときから言ってしまいました。そのときに花さまもノッてくれたので、さすがだなと思いました。――神木さんの長いキャリアにおいて、ナイフを舐めるシーンを見たのは。神木:初めてですよ! 映画『ザ・マジックアワー』が大好きなんですが、そこで佐藤浩市さんが役者を演じていて、ナイフを舐めるという表現をしてましたけど、それくらい。しかも作品の中で見たくらいですよね(苦笑)。杉咲:私は神さまがカメラの前でフラットに対応されている姿、目の前で起きた出来事をちゃんと受け止めている姿がすごいなと思って、自分もこんな風になりたいと思いました。私自身は現場のスピード感についていくことでいっぱいいっぱいだったのですが、神さまが優しく全て受け止めてくださる深さがあったので、そこに救われてばかりでした。――橋のシーンでは、おふたりそろって川へダイブもされてました。神木:花さま決死のダイブでしたね。杉咲:怖かったですもん。神木:メイキングを見たんですけど、花さまは、一世一代、清水の舞台から飛び降りるような顔をしていました。杉咲:神さまは、あまりにもラフに飛び降りるんですよ。神木:俺、飛ぶのに慣れてて。麻痺しちゃってるから、何も思わないんだもん。杉咲:信じられない(笑) すごく高かったのに。でも私も、ここが一番印象深いシーンです。嵐山の橋の上から飛び降りるなんて、人生で一度きりだろうなと思って。ワイヤーで吊られながら、街を見下ろしている瞬間も、奥には観光客の方々が見えているので、不思議でしょうがなかったです。○■NHK朝ドラ主演俳優としては、神木が後輩で杉咲が先輩――神さま、花さまと呼び合っているおふたりですが、現在、神木さんはNHKの連続テレビ小説『らんまん』が放送中。朝ドラにおいては、杉咲さんが先輩、神木さんが後輩の仲です。神木:ですね! 先輩、至らない点も多いかと思いますが、アドバイスお願いします。杉咲:大先輩の神さまにアドバイスだなんて恐れ多いのですが…。休めていますか? 撮影は大変ですよね。神木:楽しいですよ。僕、テストとか真面目にやってないので。本番しかちゃんとやってないんです。本番もちゃんとやってるとき少ないかな(笑)。それを許してくれるチームとキャスト陣で。花ちゃんは分かると思いますが、朝ドラって、すごい長期戦なんですけど、主演がすごく周りに影響を与える現場なんです。僕によって雰囲気がガラッと変わる。普通のドラマじゃありえないくらい。そこで、どれだけ楽しくできるためにはどうしたらいいか考えた結果、ふざけるという方向に、僕は行きつきました。もちろん締めるときは締めますけど、全体としては軽いタッチでいかないと持たないので。自分のためにもあえてそうしています。現場が楽しい作品って、作品からも伝わってきますし。杉咲:座長がそんな風に立っていてくれる現場は、とても素敵な環境なんだろうなと思います。神木:ぜひお越しください!――朝ドラの主演もそうですが、本作の小四郎もリーダーです。そもそもおふたりはリーダーとして周囲を引っ張っていけるタイプですか?神木:力を抜いて俯瞰して、冷静に判断できる自信はあります。優先順位を、頭の中で瞬間的にパパっと決めることができるんです。何かが起きたとき、今自分は何をすべきか、いま何をすればピンチを乗り越えられる確率が一番高いか、ババっと上がってくる。その上から順に試していきます。杉咲:私は、自分自身でも何かアイデアを出したいのですが、ひとりではちょっと心もとないので、誰かと一緒にやりたいタイプです。ひとりでポンと上に立つよりは、誰かと何がベストなのか相談しながら探していきたいタイプですね。○■改めてお互いに聞いてみたいことは、ファンが知りたそうなこと?――せっかくの場なので、おふたりそれぞれお互いに聞いてみたいことを質問し合ってください。神木:そうですね! 花さまのファンが聞きたいことを聞こうかな。「こういう男性にドキッとする、キュンとする」とか。女性ファンも多いと思いますけど、せっかくだから男性ファンが喜びそうなことを。杉咲:えー。髪の毛を耳にかけた瞬間とか? 普段隠れているものが、ちらりと見えたときにドキッとしますかね。神木:髪の短い男性用にもいただいていいですか? それだけだと限られてきちゃうので。杉咲:絞り出したのに(苦笑)。人のことをよく見ていて、些細な変化に気づけるような方ですかね。神木:なるほど。男性ファンは花さまのことをよく見てると思いますよ。じゃあ、僕への逆質問をどうぞ。杉咲:最近のストレス発散法は……。神木:ひとりカラオケですね。ずっとですね。杉咲:えー。じゃあ、今遊ぶとしたら誰を誘いますか?神木:今遊ぶなら山崎賢人(※崎はたつさき)くんかな。久しぶりに会いたいですね。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17年)の撮影で一緒にスペインに行ったときも、めちゃくちゃ楽しくて。賢人はマジでいいやつなんですよ。久しぶりに会いたいなー。杉咲:お、いい質問ができた気がします!(笑)。――ありがとうございます。最後に、作品の方へ戻っていただいて。本作でお気に入りのキャラクター、登場人物を教えてください。杉咲:私は梶原善さんの演じた天野大膳、中膳、小膳です。ひとりで演じられるとは思ってなかったので。神木:途中、めんどくさいって言ってたもんね(笑)杉咲:撮影スケジュールに役名とご本人の名前が書いてあったんですけど、梶原さんだけ役名が3つ書いてあって、「なんだろう」と思ってたのですが、演じ分けがさすがでした(笑)。神木:僕は桜田通の演じた小四郎の兄の喜三郎です。彼は役者人生をかけて和歌を読み上げています(笑)。松山ケンイチさんもそうですが、おふたりとの信頼関係がもともとあったからすぐに兄弟になれました。特に桜田通と僕とは、みなさんふざけた関係しか見たことがないと思います。実はちゃんとお芝居をするのは初めてなんですけど、すごく素敵な共演シーンになったと思います。■神木隆之介1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。2歳でCMデビューを飾る。『妖怪大戦争』(05年)で主演を務め、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。12年の第4回TAMA映画賞では『桐島、部活やめるってよ』『劇場版 SPEC~天~』で最優秀新進男優賞を受賞。近年の主な映画出演作に『3月のライオン』(17年)、『フォルトゥナの瞳』(19年)、『るろうに剣心』シリーズ(14・21年)、『ホリック xxxHOLiC』『ゴーストブック おばけずかん』(22年)など。23年4月より放送のNHK連続テレビ小説『らんまん』で主演を務め、ドラマの舞台である高知県で全ページ撮り下ろした書籍『かみきこうち』(NHK出版)とカレンダーが発売中。スタイリスト:TAKAFUMI KAWASAKI、ヘアメイク:MIZUHO(VITAMINS)■杉咲花1997年10月2日生まれ、東京都出身。『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)で、第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をはじめ、数多くの映画賞を受賞した。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16年)でヒロインの妹を演じ、『おちょやん』(20-21年)でヒロインを務めた。ドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(21年)で第30回橋田賞新人賞を受賞。近年の主な出演作に『十二人の死にたい子どもたち』(19年)、『青くて痛くて脆い』(20年)、『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』(21年)、『プリズム』(22年)、『杉咲花の撮休』(23年)など。公開待機作に『法廷遊戯』(11月10日公開)、『片思い世界』(2024年公開)がある。スタイリスト:Tatsuya Yoshida、ヘアメイク;Mai Ozawa(mod’s hair)望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2023年06月26日俳優の神木隆之介が23日、都内で行われた映画『大名倒産』の初日舞台挨拶に出席し、なりたい職業を明かした。同作はベストセラー作家・浅田次郎氏による傑作時代小説の映画化作。越後・丹生山藩の鮭役人の子・間垣小四郎(神木)がひょんなことから一国の大名になるが、藩には莫大な借金があったことから、返済か切腹かの窮地に。次々と無理難題に巻き込まれていく若殿を中心に、笑いと涙の展開が巻き起こる傑作エンターテインメントだ。この日のイベントには、主演の神木のほか、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、宮崎あおい、高田延彦、佐藤浩市、前田哲監督が参加した。同作の内容にちなみ、「明日から別の職業になるなら?」というテーマでトークが展開。鉄道好きで知られる神木は「車掌さん」と回答し、「(車内アナウンス)やってみたいですね! あれって歌ったりしちゃだめですよね? そこは我慢して仕事をしっかりやります」と鉄道愛をにじませた。続いて、同じ質問を受けた松山は、「僕は撮り鉄ですね。車掌(の神木)込みで撮るわ」と神木の答えに便乗。「(ファンの方と)みんなで撮りに行くわ。みなさんも今、撮り鉄って聞いたら『私も!』って思った人いっぱいいると思う」と観客を巻き込みながら、会場を盛り上げていた。その後、答えに困っていた佐藤に、松山が「鉄道関係でないですか?」と助け船を出したことから、“鉄道つながり”の職業を答える流れに。「弁当販売」(佐藤)、「文房具のデザインをして車内販売」(宮崎)、「トレインショッピングの通販会社の偉い人」(小手)と次々に発表し、見事な連携で笑いを誘った。この流れのまま進むかと思われたが、高田が「妻にも言っていないんですが……」と切り出し、「リニアモーターカーの運転手さんになりたい」と告白。「まさかこういう場面で皆さんにお伝えできるとは思わなかったです」と照れ笑いを浮かべていた。
2023年06月23日映画『大名倒産』の公開初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、主演を務める神木隆之介をはじめ、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、宮崎あおい、高田延彦、佐藤浩市、前田哲監督が登壇した。同作はベストセラー作家・浅田次郎氏による傑作時代小説の映画化作。越後・丹生山藩の鮭役人の子・間垣小四郎(神木)がひょんなことから一国の大名になるが、藩には莫大な借金があったことから、返済か切腹かの窮地に。次々と無理難題に巻き込まれていく若殿を中心に、笑いと涙の展開が巻き起こる傑作エンターテインメントだ。5月に30歳の誕生日を迎えたばかりの神木。30代で初めての主演作品公開となった心境を聞かれると、「30代かぁ~。映画に映っているのは20代の僕なので、今ここにいる30代の僕を目に焼き付けていただいて、ギャップを感じていただければと思います。全然違いますよ!」と観客に投げかけ、笑いを誘う。また、神木演じる小四郎の幼馴染・さよを演じた杉咲は、「『なにかあったらいつでも僕に言ってください』と言ってくださって、物語を背負って現場の味方でいてくださる方。とってもかっこいい」と神木の座長ぶりを絶賛。ただ、その裏側では驚いたこともあったそうで、「『お腹空いた~!』と言って、10秒ぐらいで納豆巻きを完食する姿も見て、わんぱくでキュートな愛すべき座長でした」と神木の早食いエピソードを披露した。これを受けて、神木は「一緒の場所で待っていて、パックで2個ずつ並んでいる納豆巻きで、一気に2個ずつ食べたんですけど、その間ずっと(杉咲さんは)悲鳴なんですよ。『いやぁ~っ! 早い! そんな……お腹壊す!』って(笑)。騒がれながら納豆巻き食べたの人生で初めてですよ!」と当時の杉咲を再現していた。
2023年06月23日誰もが興味のあるトピックのひとつといえば、お金のうまい使い方について。そこでオススメするのは、100億円もの借金返済をするための節約大作戦を描いている注目作『大名倒産』です。その見どころについて、こちらの方にお話をうかがってきました。桜田通さん【映画、ときどき私】 vol. 587ある日突然、庶民から一国の殿様になったと同時に大きな借金を抱えてしまう主人公・小四郎が繰り広げる人生逆転エンターテインメントを描いた本作。そのなかで、病弱だが聡明な兄の喜三郎を演じているのが桜田さん。Netflix「今際の国のアリス」シリーズやテレビ東京「クールドジ男子」など、話題作への出演が続いています。今回は、親交の深い主演の神木隆之介さんとの現場で感じたことや役作りの裏側、そしてピンチの乗り越え方などについて語っていただきました。―まずは、本作の出演にあたって決め手となったものを教えてください。桜田さんその理由のすべてに、神木隆之介という存在が関わっています。もちろん物語自体も素晴らしいですが、僕にとってはこの作品に彼がいないことは考えられませんでした。僕は神木さんとはもともと仲良くさせてもらっていますが、がっつり共演したことはあまりなかったので、そういう意味でも一緒に出たいという気持ちは強かったです。―実際に兄弟役として共演してみて、印象に残っていることはありますか?桜田さん友達としての時間がすごく長いこともあって、僕のなかでは面白くて少年のような神木隆之介のイメージしかありませんでした。現場ではいい意味で普段と差がないように感じたのですが、撮影が始まるとしっかりと小四郎になっていたので、そういう部分は僕のいまの技量では測れないところなのかなと。僕がどうこう言えない次元にいるようにも感じたので、それを間近に見ることができていい経験になったと思います。いつもは友達としてふざけてばかりですが、そんな僕でもまだ踏み入れていない領域があるというのはすごく刺激的でした。普段抱いている感情が役の関係性にも活かせた―とはいえ、仲が良いからこそ、できたこともあったのでは?桜田さんそうですね。たとえば、普段から神木さんに対して抱いている尊敬やかわいらしいなと感じている気持ちは、小四郎と喜三郎の関係性にも活かせたと思っています。特に、僕が背中をさすりながら元気づけるシーンでは、本番前から心のなかで温めていた思いを込めて言うことができました。―もうひとりの兄弟役を務めた松山ケンイチさんも強烈なキャラクターを見事に演じ切っていましたが、現場で印象的なことがあればお聞かせください。桜田さんそれまでお会いしたことがなかったので、松山さんは寡黙な方というイメージを持っていたんです。でも、実際はすごくたくさんお話をしてくださったこともあって、一気に印象が変わりました。あとは、物事をすごく自由に考えていらっしゃいますし、僕にはできないようなやりとりを監督ともされていたので、その姿を見てカッコイイ先輩だなと。アドリブの入れ方や演じるときの思い切りの良さも、「ここまで激しくやるのか」と驚きましたが、完成した作品を観たときにすべてがつながっていたので、改めて松山さんのすごさを実感しました。前田監督の姿は、ロックでカッコイイ―ご自身の役どころもセリフの言い回しなどが普段とは違っていたので大変だったと思いますが、前田哲監督からはどんな演出がありましたか?桜田さん最初に台本を読んだときに、セリフを普通に言うのか、それとも歌いながら言うのか、恥ずかしながら初めは自分のなかで構築できていませんでした。そんななか、現場では監督自らどうするのかを見せてくださったので、ボイトレみたいに僕がそれを自分のカラダに落とし込んでいくという作業をしました。僕もあそこまで歌うキャラになるとは思ってもいなかったです。―なるほど。監督と一緒に作っていくような感じだったのですね。桜田さん正直に言うと、完成した映像を見るまでは自分のなかで不安もありました。でも、ちゃんとそれが成立していたので、初めからこれが見えていたのかと思うと監督は本当にすごいなと。前田監督はわかりやすく愛情を表現する方ではないのでクールなところもありますが、魅力的な方ですし、それにすごく変人だなとも思いました(笑)。―(笑)。それはどういった点においてですか?桜田さんもちろんマイナスな意味ではなくて、僕ではまだ及ばないような前田監督にしか見えていない世界があるんだろうなというのを感じました。そういう監督のオリジナリティが面白くてすごく好きです。年齢を重ねるにつれて、いろんな雑念が入ったり、周りの意見にブレてしまいそうになったりする瞬間ってありますよね?それでも監督はやり遂げているので、そういう姿がロックでカッコイイなと思いました。もともと無駄なことはしない節約タイプ―また、劇中ではお金に関するさまざまなことが描かれていましたが、ご自身も勉強になったことはありましたか?桜田さん本作を観て、僕も自分のお金をだまし取られないように気を付けようと思いました。特に、題材のひとつとして描かれている「中抜き」は、現代でも社会問題になっていることですからね。お金は生きていくうえでは大事なことです。あと、節約に関して言うなら、僕はもともと無駄なことはしないタイプ。お水を飲んだらちゃんと冷蔵庫に入れて翌日も飲めるようにしようとか、髪を洗っている間もシャワーの水は止めるようにしています。ただ、自分がほしいものは買ってしまうほうなので、すべてにおいて節約しているとは言えないかもしれませんが…。―ちなみに、最近浪費してしまったものはありますか?桜田さんついこの前、洋服をたくさん買いました。1年に1回くらいドーンとまとめて買うことがありますが、逆に僕がお金を使うのは洋服ぐらいじゃないかな。普段は、あまり使わないほうだと思います。ピンチの状況でも、楽しむように意識している―では、小四郎のように自分の人生が逆転したなと思った瞬間は?桜田さんどちらかと言うと、僕はまだ逆転前の身ですが、先月音楽でデビューをさせていただきました。それによって新しく出会えた人がいたり、よくなった部分もあったりするので、そこは決めてよかったなと思っています。―ちなみに、人生最大のピンチもありましたか?桜田さんいや、ピンチだらけですよ(笑)。振り返ればいろんな苦難もありましたから。ベタな言葉ではありますが、やっぱり「ピンチはチャンス」なので、それを乗り越えた先に何かがあったことが多かったなと感じています。ピンチのほうが気持ち的には上がるというか、その状況も楽しむように意識しているので、自分のなかではすべてが大切な経験です。―ピンチのときはどうやって克服されているのでしょうか。桜田さんこれは僕だけではないと思いますが、問題があったときは何か意味があることなんだなと考えるようにしています。実際、あとでそれが“武器”になることもあるので、ハプニングも自分を高めてくれる要素というイメージで生きています。仲間を大切にしながら、明るく前向きに生きて行きたい―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。桜田さんまずは、「元気でポジティブに生きる」というのが大事だと思っています。まさにギャルマインドですよね(笑)。本来、人間はご飯と水さえ確保していれば生きていけますが、そのほかに価値があるものといえば、周りにいてくれる人たちの存在。そういった仲間たちを大切にしながら、「死ななきゃ人生プラス!」くらいの明るさと前向きな気持ちで僕も生きて行こうと考えています。そういうマインドがもっと広がっていけばいいなと思っているところです。それから、自分のことを大切にしている人は性別に関係なく素敵だなと感じるので、周りに迷惑をかけるのはよくないですが、自分のやりたいことや自分がやりたくないことを意識することも必要かなと。そんなふうに、毎日を楽しく生きていってほしいです。インタビューを終えてみて…。取材前はクールなイメージがありましたが、とても明るくていい意味で期待を裏切ってくださった桜田さん。神木さんのことや現場の話をしているときがとにかく楽しそうだったので、スクリーンを通してでもその雰囲気が伝わってきた理由がわかりました。今後は俳優としてだけでなく、アーティストとしてもどんな活躍されるのかに期待が高まるところです。どんな問題も痛快にぶった斬る!現代にも通じるお金の問題も学べるだけでなく、ピンチのときこそ発想の転換で大逆転も可能だと教えてくれる本作。時代劇とは思えないテンポ感とコメディ要素を堪能しつつ、家族や仲間の大切さも身に染みる必見作です。写真・園山友基(桜田通)取材、文・志村昌美スタイリング・柴田圭(辻事務所)ヘアメイク・和田しづかストーリー越後・丹生山(にぶやま)藩の鮭売り・小四郎はある日突然、父・間垣作兵衛から衝撃の事実を告げられる。なんと自分は、〈松平〉小四郎—徳川家康の血を引く、大名の跡継ぎだと!庶民から一国の殿様へと、華麗なる転身…と思ったのもつかの間、実は借金100億円を抱えるワケありビンボー藩だった!?先代藩主・一狐斎は藩を救う策として「大名倒産」すなわち藩の計画倒産を小四郎に命じるが、実はすべての責任を押し付け、切腹させようとしていた…!残された道は、100億返済か切腹のみ!小四郎は幼馴染のさよや、兄の新次郎・喜三郎、家臣の平八郎らとともに節約プロジェクトを始める。不要な武具や家具をリサイクル、屋敷を売り払い、兄弟ひとつ屋根の下でシェアハウス、果ては殿の下肥まで肥料として売るなど、知恵と工夫で藩の財政を立て直そうとするが、そんななか、江戸幕府に倒産を疑われてしまい大ピンチ!果たして小四郎は100億を完済し、自らの命と、藩を救うことが出来るのか…!?まさかの予告編はこちら!作品情報『大名倒産』6月23日(金)より、全国公開配給:松竹(C) 2023映画『大名倒産』製作委員会写真・園山友基(桜田通)
2023年06月22日現在放送中の神木隆之介主演連続テレビ小説「らんまん」に、中田青渚、落合モトキ、寺田心、橋本さとし、皆川猿時が出演することが分かった。ある天才植物学者の物語を描く連続テレビ小説第108作「らんまん」は、7月より物語は後半へ。今回発表された俳優陣が演じるのは、万太郎(神木さん)と妻・寿恵子(浜辺美波)に影響を与える人たち。東京大学植物学教室教授の田邊彰久の若妻で、田邊邸を訪ねる万太郎・寿恵子夫妻とも交流を深める聡子を演じるのは、『あの頃。』『街の上で』などに出演した中田青渚。「内気で控えめな女性ですが、旦那様との時間の積み重ねや万太郎さん、寿恵子さんとの出会いにより妻として母として大きく成長していく」と自身のキャラクターを説明し、「初めての朝ドラ出演に緊張もありますが、『らんまん』の一員として素敵な朝をお届けできるように精一杯頑張ります」と朝ドラ初出演への意気込みを語る。伝説の本草学者・伊藤圭介の孫である伊藤孝光役は、『桐島、部活やめるってよ』「ぴーすおぶけーき」の落合モトキ。「里中先生の所で万太郎と初めて出会うがお互いの距離感が上手く取れなく。。。という設定で参加させて頂きましたが、面白可笑(おか)しいシーンになってると思いますの是非観て頂けたら嬉しく思います」と見どころを語る。落合モトキ植物採集に訪れた万太郎と出会う高知の遍路宿「角屋」の息子・山元虎鉄役の寺田心は、「憧れの神木さんとまたお芝居ができること、初めての土佐弁、胸がいっぱいになりました。撮影当日が偶然にも僕の15才の誕生日と重なり思い出に残る日となりました」と撮影をふり返る。寺田心また、橋本さとしが初代文部大臣・森有礼、皆川猿時が岩崎弥太郎の弟・弥之助を演じる。橋本さんは「欧米の文化にも精通し影響を受け、会話に英語を交えたり、出身地の薩摩弁と標準語を状況や感情で使い分けるなど匙(さじ)加減を微妙に調整しながら役の性格を形成していきました」と話し、皆川さんは「『あまちゃん』から10年。お久しぶりの朝ドラです。しかも大好きな神木隆之介くん主演の『らんまん』。私、皆川猿時52歳、はっきり申し上げます。非っ常に興奮しております」と心境を明かした。連続テレビ小説「らんまん」は毎週月~土曜日8時~NHK総合にて放送中(土曜日は1週間をふり返り)。(シネマカフェ編集部)
2023年06月20日6月23日(金) 公開の映画『大名倒産』。ある日突然、徳川家康の血を引く大名の跡取りだと言われた鮭売りの小四郎。庶民から大名へのミラクルストーリーかと思いきや、実のところは100億円にも上る借金を抱える藩の責任を負わされようとしていたのだ。今回は小四郎を演じる神木隆之介、そんな小四郎の幼馴染・さよを演じる杉咲花にインタビュー。お互いに「花さま」「神さま」と呼び合うふたりが語る、互いの役者としての姿とは。杉咲花は「僕が目指していた芝居をする人」――これまでにも共演機会が多いおふたりですが、改めてお互いに対してどう感じられましたか。神木隆之介(以下、神木)ドラマ『学校のカイダン』(2015年)から始まり、CMでもご一緒していますけど、花さまと、ちゃんとお芝居をしたのは初めてのことだと思うんですよ。『メアリと魔女の花』での声の収録は別々でしたし。でも、僕は『学校のカイダン』のときに、プロデューサーにずっと「杉咲花ちゃんは怪物だよね」って言い続けてきたんですよ。「あの人、やばくないですか。恐ろしい芝居をしますよね」っていうことをずっと言っていて。杉咲花(以下、杉咲)畏れ多いです。――「怪物」にはどういった意味が込められているんでしょう?神木僕にとっては最上級の敬意を込めた言葉ですね。僕が目指していた芝居をされるんですよ。今回、目の前で花さまのお芝居を見られたことがすごく嬉しかったですし、本当に恐ろしい方だというのは百も承知で倒れないようにがんばって、お芝居させていただきました。さよにすごく合ってるな、と思いましたし。杉咲それはとても嬉しいです!神木ご本人もすごく優しい方なんです。癒し系の雰囲気を醸し出してる方なんですけど、芯の部分がブレないというか。自分の「これだけは守りたい」という強さはさよと共通する部分なのかな、と思って見ていました。――『学校のカイダン』から時を経て共演して、変化は感じられましたか。神木もっと怪物になっていました。とんでもないですよ、恐ろしいです。杉咲そんなそんな……。――さよさんをさらに魅力的にしていらっしゃる?神木さらに魅力的になっていると思います。間違いないです。これは杉咲花の映画です。杉咲違いますよ!?違います、違います(笑)神木隆之介さん演じる小四郎ちゃんの物語です!――杉咲さんから見て、神木さんはいかがですか。杉咲これだけ長い期間ご一緒させていただけるのは初めてだったので、すごく楽しみでした。神さまは本当に現場のみなさんのことをよく見ていらっしゃって、気遣いの方なんだな、ということを改めて感じました。私自身もそうなのですが、神さまの存在に、周りにいる方々も奮い立たされながら、日々を乗り越えることができたんだと思います。最初、すごくアドリブが多い現場だということを前田(哲)監督からお聞きしていたんですけど……。神木すごいプレッシャーのかけられ方をしていますね(笑)。杉咲だからドキドキしていたんですよ。実際に現場へ行ってみると、確かにアドリブの生まれる瞬間を捉えるぞという気迫に満ちていて、最初は緊張したのですが、その中で神さまが果敢に挑み続ける姿はさすがだな、と思いました。ライブ感を大切にされながらも、シーンの内容によっては緻密に作り上げていく時間を大切に共有してくださるので嬉しかったです。シーンが深まっていく瞬間に何度も立ち会わせていただくことができて勉強になりましたし、神さまのおかげで楽しい日々を過ごすことができました。――神木さんが演じる小四郎はいかがでしたか。杉咲本当に大変なピンチが降りかかっているのに、くすっと笑えてしまうような、ユーモラスな愛らしさがあるのは、神さまが演じてらっしゃるからこそなんだなということをすごく感じました。信頼関係があるからこそ成立した数多のアドリブシーン――杉咲さんもおっしゃられていたように、一緒に作り上げていかれるシーンも多かったと思うんですが、今回、ご一緒されて心強かった点はどういったところになりますか。神木全幅の信頼を寄せているので、僕がどういう暴れ方をしても必ず受け止めてくれるんだろうな、と思っていました。それこそ花さまがさっきお話されていたみたいに、カットがなかなかかからないことが多々あったんです。でも、僕がどんな芝居をしたとしても、必ずツッコんでくれたり、絶対に何か触れてくれるんだろうな、と思っていました。逆にあえて触れないで欲しいなとか、冷めた目で見ていてほしいときはちゃんと冷めた目で見てくれますし、僕が芝居でやりたいことをすぐ汲んでくださって、すごくありがたかったです。――ちなみに、ネタバレにならない範囲で……。神木あっ、全然ネタバレはOKです!杉咲そうなんですか!?神木この映画のポスターを見て、僕が切腹して死ぬ未来が見えますか?って話なんですよ。こんな楽しそうなポスターで死ぬのはあり得ないでしょ。これ、絶対に借金を返せる映画でしょ!杉咲そうですね、確かに(笑)。神木「大逆転なるか!?」って「おかしいだろう、ならなきゃ!」っていう映画なので、ネタバレなんて何もないです。(C)2023映画『大名倒産』製作委員会――(笑)。では、神木さんが「これは暴れたなあ!」というシーンはどこになりますか?神木花さまと2人で、街中を悪者たちに追いかけられるシーンがあるんですけど、橋の上で囲まれるんですよ。そのときに前田監督が悪者の役者たちに「ナイフを出して舐めてください」という指示をしたんですよね。「めちゃくちゃベタじゃん!舐める人いないでしょ!」みたいな。こっちのリアクションをどうすればいいんだろう、と思ったんです。これをこの世界の中では良しとするのか。でも、僕は本能でツッコミたくて仕方がなくて。それで、リハから「うわ!舐めてる人、初めて見た!」って言ったら、花さまがノってくださって。そこは花さまとの信頼関係があった上のことだと思うんですよね。――長いキャリアの中でも初めて見られました?神木初めてでした。『マジックアワー』が大好きなんですけど、そこで佐藤浩市さんが役者を演じた上でナイフを舐めるという表現はあったんですけど、それは演じている中で、ということ。過去にはあったかもしれないですけど、現代ではない表現ですよね。杉咲確かに(笑)。神木それを見て見ぬふりはできませんでした。杉咲その姿を見て、「こんなに自由でいいんだ」って思ったんです。フラットにカメラの前に立って、起きた出来事を素直に受け止めていく姿がすごいな、って。自分もこんなふうになりたいと思いました。――そこでは橋の上から飛び降りるアクションシーンがありましたが、実際に飛ばれたんですか?神木飛びました、飛びました。もう花さまは決死のダイブでしたよ。めちゃくちゃ真剣な顔していました。杉咲だって怖かったんですもん(笑)。神木メイキング見たけど、めちゃくちゃおもしろかった。一世一代の、清水の舞台から飛び降りるような顔してましたからね。杉咲確かに険しかったですよね(笑)。でも神さまはもう眠いのかな?っていうぐらいにラフに力が抜けていて(笑)。神木何にも思わなかったもん、あれ。杉咲すごく高かったんですよ。神木いや、飛ぶの慣れてるから。杉咲緊張しますねって言ったら、「全然」って。信じられない!と思いました。――練習はされたんですか?杉咲事前に何度か練習しました。神木僕はしてないですね。杉咲普通しないとできないと思うんですよ。――そのシーンでは、覚悟を決めたとか、何か頭をよぎった、というところはありましたか。神木よぎってる顔でしたけどね。杉咲いろいろよぎった末に、「もうどうにでもなれ!」と思って飛びました。私は船の上に着地するんですけど、神さまはそのまま川に落ちるんですよね。神木入水を。杉咲凄まじい撮影でした(笑)。――神木さんはリラックスして臨まれたとのことですが……。神木水に濡れると着物がめちゃくちゃ重いんですよね。それだけが大変でした。杉咲それだけ……(笑)。神木船の上に上がるときが重いんですよ。しかもあんまり動きが遅かったらもう1回になるのかな、それは嫌だなと思って。どうにかして花さまに上げてもらいたいな、と思いました。大変だったのはそこでしたね。おふたりがお気に入りのキャラクターは?――拝見してると、個性が強すぎるキャラクターばかりだと思ったんですけど、お2人がお気に入りのキャラクター……。神木(食い気味に)桜田通です。彼は役者人生をかけて和歌を詠み上げているので。彼の渾身の役だなと思っています。まあこんなふざけた関係ですけど、多分、ちゃんと一緒に芝居をするのは初めてなので。杉咲そうだったんですか?神木うん。通だったから、僕はすぐに兄弟になれましたし、松ケン(松山ケンイチ)さんもそうですね。映画『ノイズ』でお世話になったので。もともと信頼関係があったから、すぐに兄弟ぐらい近い存在になれたと思います。特に桜田通と僕は、ふざけた関係しかみなさん見たことないと思うので。この2人を知っている人たちからすると、真面目に芝居をやっているのは面白くもあり、2人だとこういう関係性でこんな芝居の雰囲気が出るんだ、ということを初めて見てもらえるんじゃないかと。そこはすごく素敵なシーンだったなと思います。――普段とは違って、新鮮な気持ちにもなられましたか。神木最初は恥ずかしかったんですけど、支えようとしてくれている気持ちがすごく伝わってきましたね。ありがとう、頑張るねって思いながら芝居しました。杉咲私は天野大膳、中膳、小膳さんです。まさか梶原善さんがおひとりで演じられるとは思わなかったので(笑)。神木途中で面倒くさいって言ってたもんね。「なんで3人も撮らなきゃいけないんだよ!」って。杉咲役名と本人の名前が書いてあるスケジュール表があるのですが、梶原善さんだけ名前が3つ書いてあって(笑)。あんなスケジュール見たことありませんでした。神木本当だよね。杉咲ツボでした。「楽しめないものはできるだけやらない」――今回の作品はポップなんですけど、「生きることの大切さ」や「生きよう」ということが伝わってくる作品かと思います。おふたりが人生において大切にされてるのはどういったことでしょうか。神木楽しむことができないものは、なるべくやめた方がいいかと思われます。仕事もそうですけど、僕はこの仕事に楽しいところがなくなったと思ったら辞めます。そのぐらい、僕の中で「楽しい」という感情を大事にしていますね。遊ぶにせよ、嫌なこともやるにせよ、できるだけ楽しいって思えることを発見して、なるべくその感情を味わった人生がいいな、と思っているので。やっぱり、興味がないことは辛いんですよね。ストレスもかかりますし。別に無理やり楽しいことを探せというわけじゃないんですけど、もっと徹底的に探してみてほしいですね。ゲームっぽく考えるっていうやり方もありますし。例えば、1日のタスクをゲームっぽくして、余裕があるならば、出社したらログインボーナスで何かを買うとか。そういうゲーム性を含めたやり方もできますし、また違った生活の見方ができると思うので、やってみる。で、全てやった上で楽しくなかったらやめた方がいいです、絶対。――お仕事をされている中で「これはあまり楽しくないかもしれない」と思った瞬間はどう切り替えていらっしゃるんですか。神木水に落ちるシーンとか楽しくないですよね。あと、冬に真夏のシーンを撮るのも楽しくないです。めちゃくちゃつらい。杉咲(笑)。神木だけど、僕はやらなきゃ終わらないと思っているので。自分が動かないと明日が来ない。だったらやるしかない。だったら、1回で決めてやるって思いますね。1回で決められるかゲームです。どうやったらいいんだろうと考えて、カメラ位置を確認して、どういう動きをすればいいか確認をした上で、カメラや画とか全員の理想通りに動けるかどうか、というゲームを心の中でしています。杉咲私は、いいところや好きなところを探すこと、ですかね。どうしても苦手なこととか、億劫になってしまうことってあると思うのですが、嫌なところって探し始めるときりがないな、と思うんです。でも、もしいいところをひとつでも知ることができたら、ポジティブな気持ちに切り替えられることもある気がしていて。――杉咲さんなりのいいところを探すコツはありますか。杉咲なんでしょう……。例えばそれが対人関係だったとしたら、その人にとって得意なこと、不得意なこと、自分と違うところをそのまま肯定できたらいいなと思っています。何かがうまくできなくても、それは駄目なことではないから。自分のことも、そう思ってもらえたら嬉しいですし……。興味と愛情を抱くことを忘れたくないなって。(C)2023映画『大名倒産』製作委員会――楽しいことやいいところを見つけることにも通じるかもしれないんですけど、やっぱり今の時代、つい下を向いてしまう人はすごい多いかと思うんですけど。神木僕もそのうちの1人です。よく10円とか拾います。物理的にも下向いてるんで。お気持ちはわかります。――そういうときに前を向く、上を向くために心がけていらっしゃることはありますか。杉咲私はそういう時、無理して考えないかもしれません。一旦、考えることをやめてみます。それに、辛いときは逃げちゃえばいいと思っていて。私は、逃げていいし、やめてもいいんだという選択肢が自分のなかにあると、あともう少しだけ頑張ってみようと思えるタイプなんです。神木難しいですよね。なかなか落ちた気持ちは、大きなきっかけやしっくりくるものがないとなかなか上げられないのは承知、なんですけど。僕はあんまり自分のことも好きじゃないので、自分にご褒美をあげるという行動もあんまりしないですよ。杉咲そうなんですか。神木そうなんですよ。なので、音楽に頼っています。音楽を聴かないという方は別の方法を探してみてもいいかもしれないですけど、僕は音楽にすごく助けられてます。楽しい歌詞やメロディを聴いたりしながら、ちょっと散歩をするんです。そうすると少なからず、その曲に影響されるところがあるので、少しは気分的には楽になるのかなって。一時的なものではあるかもしれないですけど、それでも軽減できるのでやっています。――それがきっかけで少し上を向いて、また違う方法を探す。神木そうですね。またちょっと気分が上がってノっているときに別の方法が見つかるかもしれないですし、意識が変わるかもしれないですけど、ずっとその曲を聴いてずっと上を向けるということは絶対にないとは思うので、落ちそうだな、と思ったときに聞くとか。「とりあえずやってみる」という部類ですけど、上を向こうとしたっていう意識がすごく大事だと思いますし、一歩、何か成長できている証なのかなと思います。取材・文:ふくだりょうこ、撮影:YOSHIHITO KOBA(Sketch)ヘアメイク:(神木さん)MIZUHO(VITAMINS)、(杉咲さん)Mai Ozawa(mod’s hair)スタイリング:(神木さん)TAKAFUMI KAWASAKI(杉咲さん)Tatsuya Yoshida<作品情報>『大名倒産』6月23日(金) より全国公開(C)2023映画『大名倒産』製作委員会公式サイト:
2023年06月20日神木隆之介が主演を務める映画『大名倒産』の本編映像が公開された。本作は、数々のヒット作を生み出しているベストセラー作家・浅田次郎の同名時代小説を原作とした実写映画。ある日突然、徳川家康の子孫だと言われ、越後丹生山藩の若殿となる青年・松平小四郎(神木)。庶民から一国の殿様へとなったのもつかの間、実は25万両、現在の価値で借金100億円を抱える、ワケあり藩だった……。このたび公開されたのは、小四郎の幼馴染さよ(杉咲花)と家臣の平八郎(浅野忠信)が、初対面にも関わらず激しく言い争う本編映像。藩の借金100億を返済できなければ切腹という大ピンチに迫られ、落ち込む小四郎を見かねたさよは、経験豊富そうな教育係・平八郎に打開策を求める。しかし平八郎は何か落ち度がある度に切腹しようとする生真面目な人物で、「然らば殿、切腹の作法御指南致します」と的外れな提案をする。呆れたさよが“切腹バカ”とつぶやくとその一言が言い合いの火種になってしまい、小四郎が抑えに入るも睨み合うふたりは一触即発の危機。まさかの仲間割れを予感させる映像となっている。映画『大名倒産』本編映像<作品情報>『大名倒産』6月23日(金) 全国公開(C)2023映画『大名倒産』製作委員会関連リンク公式サイト:::
2023年06月16日