バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」( )では、日本を代表するコメディアン「志村けん」の演じるキャラクター「志村けんのバカ殿様」を可動フィギュア化した『S.H.Figuarts 志村けんのバカ殿様』(9,900円 税込/送料・手数料別途)の予約受付を2023年11月17日(金)10時に開始いたします。(発売元:株式会社BANDAI SPIRITS)※商品購入ページ: S.H.Figuarts 志村けんのバカ殿様■商品特長“殿の御成り~”日本を代表するコメディアン志村けんの演じる代表的キャラクター「志村けんのバカ殿様」が可動フィギュアブランドS.H.Figuartsで登場。標準の「笑い顔」に加えて、「退屈顔」「アイーン顔」の2種類の交換用頭部が付属。白塗り顔と極太墨マユが特徴的なバカ殿の表情を、最新技術「魂のデジタル彩色」によりリアルに再現しています。また、オレンジ色と金色の羽織袴もS.H.Figuartsシリーズならではの多彩な彩色技術で表現しています。さらに開き扇子、閉じ扇子、交換用右手首4種左手首1種が付属し、組み合わせることでバカ殿のさまざまなポージングや、「アイーン」「嬉しいなぁ」「いいよなぁ」などのギャグを再現可能です。S.H.Figuarts 志村けんのバカ殿様(退屈顔)S.H.Figuarts 志村けんのバカ殿様(付属:開き扇子)■商品概要・商品名 :S.H.Figuarts 志村けんのバカ殿様( )・価格 :9,900円(税込/送料・手数料別途)・対象年齢 :15才以上・セット内容 :本体、交換用頭部2種、扇子(開き)、扇子(閉じ)、交換用右手首4種左手首1種・商品サイズ :全高約150mm・商品素材 :ABS・PVC・生産エリア :中国・販売ルート :バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」( )、他・予約受付開始:2023年11月17日(金)10時・商品お届け :2024年6月予定・発売元 :株式会社BANDAI SPIRITS(C)イザワオフィス (C) IZAWA OFFICE Co., Ltd.※最新の情報・詳細は商品販売ページをご確認ください。※準備数に達した場合、販売を終了させていただくことがあります。※ページにアクセスした時点で販売が終了している場合があります。※商品仕様等は予告なく変更になる場合があります。※掲載している写真は開発中のため、実際の商品とは多少異なる場合があります。※日本国外で販売する可能性があります。■「S.H.Figuarts 志村けんの変なおじさん」もご予約受付中!日本を代表するコメディアンである「志村けん」が変なおじさんの姿でS.H.Figuartsに登場!!特徴的な髪型のカツラのカラーや全身に及ぶ被服のプリントまでこだわり「志村けんの変なおじさん」を再現!交換用頭部パーツが付属し、さまざまなコントシーンに対応!バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」にて12月3日(日)23時までご予約受付中! ■S.H.Figuarts(エス・エイチ・フィギュアーツ)シリーズについて「可動によるキャラクター表現の追求」をテーマに、「造形」「可動」「彩色」とあらゆるフィギュアの技術を凝縮した手の平サイズのスタンダードフィギュアシリーズです。■「志村けんのバカ殿様」について日本を代表するコメディアン志村けんがコントで演じるキャラクター。1977年にTBS系『8時だョ!全員集合』、同時期にフジテレビ系『ドリフ大爆笑』内でのコントを前身として、1986年よりフジテレビ系『志村けんのバカ殿様』として単独番組の放送が開始。志村けんの代表的なキャラクターのひとつとして多くのファンから愛されている。■バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」とは「プレミアムバンダイ」は今ここでしか買えないメーカー公式の限定商品、アニメ・コミックなどに登場する人気キャラクターのグッズを多数取り扱っています。ガンプラなどのプラモデルやフィギュア、ガシャポン、食玩からファッションまで豊富な品揃えです。バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月16日バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」( )では、日本を代表するコメディアン「志村けん」の演じるキャラクター「志村けんの変なおじさん」を可動フィギュア化した『S.H.Figuarts 志村けんの変なおじさん』(9,900円 税込/送料・手数料別途)の予約受付を2023年9月29日(金)10時に開始いたします。(発売元:株式会社BANDAI SPIRITS)※商品購入ページ: S.H.Figuarts 志村けんの変なおじさん▲S.H.Figuarts ボディちゃん -スポーツ- Edition DX SET (Gray Color Ver.)、S.H.Figuarts ボディくん -スポーツ- Edition DX SET (Gray Color Ver.)は別売りです。■商品特長『このおじさん変なんですー!!!』日本を代表するコメディアン志村けんの演じる代表的キャラクター「志村けんの変なおじさん」が可動フィギュアブランドS.H.Figuartsで登場。S.H.Figuartsならではの可動により、「変なおじさん」のヘンテコな踊りをはじめ、さまざまなポージングが可能です。さらに通常の頭部に加えて「そぉですぅ顔」「だっふんだ顔」の交換用頭部、「アイーン用右手首」を含む左手首2種右手首4種の交換用手首が付属し、志村けんの往年のギャグを再現可能です。■商品概要・商品名 :S.H.Figuarts 志村けんの変なおじさん( )・価格 :9,900円(税込)(送料・手数料別途)・対象年齢 :15才以上・セット内容 :本体、交換用頭部2種、交換用左手首2種右手首4種・商品サイズ :全高約150mm・商品素材 :ABS・PVC・生産エリア :中国・販売ルート :バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」( )、他・予約受付開始:2023年9月29日(金)10時・お届け日 :2024年4月発送予定・発売元 :株式会社BANDAI SPIRITS(C) イザワオフィス※準備数に達した場合、販売を終了させていただくことがあります。※ページにアクセスした時点で販売が終了している場合があります。※商品仕様等は予告なく変更になる場合があります。※掲載している写真は開発中のため、実際の商品とは多少異なる場合があります。■S.H.Figuarts(エス・エイチ・フィギュアーツ)シリーズについて「可動によるキャラクター表現の追求」をテーマに、「造形」「可動」「彩色」とあらゆるフィギュアの技術を凝縮した手の平サイズのスタンダードフィギュアシリーズです。■志村けんの変なおじさんについて日本を代表するコメディアン志村けんがコントで演じるキャラクター。1987年11月にフジテレビで放送されたバラエティ番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』第1回で登場。志村けんの演じる代表的なキャラクターのひとつとして多くのファンから愛されている。■バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」とは「プレミアムバンダイ」は今ここでしか買えないメーカー公式の限定商品、アニメ・コミックなどに登場する人気キャラクターのグッズを多数取り扱っています。ガンプラなどのプラモデルやフィギュア、ガシャポン、食玩からファッションまで豊富な品揃えです。バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月29日ブルガリ(BVLGARI)から、染織家・志村ふくみとコラボレーションした新作バッグ「セルペンティ フォーエバー 志村ふくみ限定モデル」が登場。2022年11月に発売予定だ。人間国宝・志村ふくみとのコラボバッグ絹に草木染めを施した"紬糸”から織りあげた“紬織(つむぎおり)”で知られる、人間国宝の染織家・志村ふくみ。今回のコラボレーションでは、ブルガリのアイコニックな”蛇”モチーフ「セルペンティ」に、志村が生み出す艶やかな色彩と卓越したクラフツマンシップを落とし込み、息を呑むほどに美しいハンドバッグを完成させた。カラーは、自然がもつ色合いを表現した3つを用意。イエローを基調に、輝く光を思わせる色合いの「燈(あかり)」、パステルピンクが濃いパープルへと移り行く様子を表した「舞姫(まいひめ)」、グリーンの濃淡が自然の光景を思わせる「夕虹(ゆうにじ)」がラインナップする。ボディには、京都にある志村の工房で織りあげた、優美な着物生地を採用。そこにブルガリの職人たちによる熟練の技で、同系色のカーフレザーを組み合わせ、洗練された佇まいに。フロントには、マラカイトの瞳をあしらった、エナメルの”スネークヘッド”クロージャーをあしらっている。なおこれらのバッグは、各10点のみの限定アイテムとなっている。【詳細】ブルガリ「セルペンティ フォーエバー 志村ふくみ限定モデル」1,017,500円<各限定10点>※日本限定発売日:2022年11月発売予定カラー:燈、舞姫、夕虹サイズ:W18xH15xD9.5cm【問い合わせ先】ブルガリ / ブルガリ ジャパンTEL:03-6362-0100
2022年10月10日『志村けんの大爆笑展』が、6月12日(日)まで名古屋パルコ南館7階 イベントスペースにて開催中。本展は、「ザ・ドリフターズ」で活躍、テレビのバラエティー番組などに出演して人気を集めたコメディアン、志村けんの初の企画展だ。すでに東京、大阪、仙台、福岡など、どの会場でも大きな盛り上がりをみせ、ついに名古屋での開催となる。輝かしい歴史と笑いに徹底的にこだわったプロフェッショナルな素顔を、かつらや衣装、小道具のほか、セットの再現やプライベートの貴重品などを通して紹介している。『志村けんの大爆笑展』会場はいくつかのブースに分かれて展示。ご家族から拝借した貴重品とともに笑いのルーツを年表にして展示するほか、『名物キャラクター大集合』では「変なおじさん」や「ひとみばあさん」をはじめ、志村けんが生み出した名物キャラクターが集結。コント内で実際に使用されたかつらや衣装に加え、緻密に計算し制作された小道具などをコント映像と解説と共に紹介する。『志村けんの大爆笑展』また、会場内にはコントを体験できる写真撮影スポットがあり、『志村けんのだいじょうぶだぁ』でおなじみの鏡を使用したコントや、ドリフターズ時代からの定番の「タライ落とし」もあり、志村けんのコントを体験できるのも必見だ。撮影可能エリア。実際にコントを体験することができる。撮影可能エリア。実際にコントを体験することができる。「ひとみばあさん」のブティック『高級ブティックひとみ』がグッツショップイベント限定でオープンするのも見逃せない。ここでは「変なおじさんパジャマ」や、志村けんが愛用したブランドとのコラボ商品など、ここでしか手に入らない限定グッズが目白押しだ。『志村けんの大爆笑展』多くの志村けんグッズが並んでおり、何を買おうか悩んでしまいそうなほど。時間に余裕を持ってご来場いただくのがおすすめだ。『志村けんの大爆笑展』『志村けんの大爆笑展』また、『志村けんの大爆笑展』初日となる5月28日(土)には、仲本工事がオープニング店長として来場した。「志村のお祭りみたい」「いたるところに志村がいるみたいで懐かしい気持ちになる」と本展を鑑賞した感想をもらう。初日には仲本工事がオープニング店長として来場仲本工事がいるところはこの展覧会の一番の見どころと言っても過言ではない「殿の部屋」。志村けんの代表作“バカ殿”がお客様の目の前に降臨! 特殊メイク・等身大で非常にリアルに再現してあり、「志村けんのバカ殿様」の世界に引き込まれる。こちらも撮影スポットなため、志村けんと一緒に写真を撮るのがおすすめ!本当に本物の志村けんがいるように思えてしまうほどの再現力なので腰を抜かす人も続出しそうだ。『志村けんの大爆笑展』会期: 6月12日(日)まで会場:名古屋パルコ南館7階 イベントスペース開催時間:11時~20時 (最終日は18時まで/入場は閉場60分前まで)入場料:当日券一般・大学生1,200円 / 小中高生600円※未就学児は無料。※未就学児のお子様のみの入場はできません。※障害者手帳の提示で本人は無料、介添えは有料です。
2022年06月02日2022年3月26日、コントグループ『ザ・ドリフターズ』の仲本工事さんがTwitterを更新。2020年3月に新型コロナウイルス感染症で亡くなった、『ザ・ドリフターズ』のメンバーである、志村けんさんの墓参りに訪れたことを報告しました。墓参りには、同じく『ザ・ドリフターズ』のメンバーである、高木ブーさんと加藤茶さんの3人で訪れたそうです。久しぶりに三人揃ってお墓参りに行ってきました。やっぱり、グループで一緒に仕事をした時のことが一番甦りました。今となっては、良い思い出です。志村、ありがとうネ。 pic.twitter.com/fdfF4IAEPj — 仲本工事 (@nakamoto_koji1) March 26, 2022 同日、高木さんも自身のインスタグラムを更新し、「3人でやっとお墓参りに行けました」とコメントしています。早いもので、志村が亡くなって3回忌です。今日、3人でやっとお墓参りに行けました。bootakagi85ーより引用3人で墓参りする姿に、ファンからは「もう3回忌なのか…」などの声が寄せられています。・志村さんが亡くなって、もう3回忌なのか。早いなぁ。・何世代にも笑いを届けてくれた志村さん。未だに亡くなったなんて信じられない自分がいます。・この3人がそろって、並んでいるだけでなんだか嬉しいです。志村さんも笑っていると思う。・志村さん、幼少期からたくさんの笑いと元気をありがとう!3人が墓参りしてくれて、志村さんも喜んでいるだろうな。加藤さん、高木さん、仲本さんがそろって、志村さんの墓参りへ訪れた姿は、多くの人の涙を誘いました。3人そろって墓参りする姿を、天国の志村さんは、にこにこと笑いながら見守っていたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年03月27日俳優・山田裕貴が日本を代表するコメディアンの一人、志村けんさんの若き日を演じるドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」の放送日が12月27日(月)に決定。さらなる追加キャストが発表された。先日、雑誌「日経トレンディ」(日経BP社)が選ぶ「2021年今年の顔」にも選ばれた山田さんが、デビュー10周年の節目の年に志村けんさん役を演じる本作。いかりや長介さん役を遠藤憲一、加藤茶役を勝地涼、高木ブー役を加治将樹、仲本工事役を松本岳が演じることも発表されている。そして今回発表された、荒井注さん役には金田明夫、志村さんの父親・志村憲司さん役には渡辺いっけい、母親・志村和子さん役には宮崎美子、さらにムロツヨシもある役で出演する。ドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、いかりやさんの元を訪れ、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)として携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。また、毎週行われていたネタ会議の様子や、徐々に築かれていく加藤との友情も明らかに。いままで表には出ることのなかったメンバーとのやりとりや、いかりやさんとの関係など、今回のドラマ化に当たって取材して初めてわかったことも描かれる。出演の話がきたときの感想を、金田さんは「志村さんの半生を描くドラマがあるということ、そのメンバーの中の荒井注さん役を、と聞いて、“やらせてください”と、二つ返事でした」と言う。「実在の人物を演じることは、その人物の気持ちをどのぐらい代弁できるのかなとか、彼だったらどう思ってるのかなとまずは考えます。そして形態模写というよりは性格模写のような感じで気持ちを作っていくのですが、今回はそれを楽しんで演じられればいいなと思って臨みました」と語った。子どもの頃からドリフターズを見て育ったという渡辺さんは「本当にドリフターズが好きで見ていました。志村さんが見習いで入ってきて、はじめはあまりうけていない頃からよく覚えているので、今回の出演のお話には感慨深いものがありました」とコメント。さらに芸名の由来には、「お父さんの名前を取って“志村けん”という名前になったことを今回初めて知って、ちょっと鳥肌がたちました」と語る。そして志村さんとは生前、親交のあった宮崎さんは、「今回このようなお話をいただいて、みんなに愛された志村さんを大事に育て、その志村さんが大好きだったお母さんの役を演じることができて、本当に光栄で幸せだなと思います」と言う。約1年ぶりとなる福田組の撮影現場にムロさんは、「ここが僕のホームなんだなと思い出させてくれる時間でした」と言い、「志村けんさんと加藤茶さんという偉大なるお二人を、山田裕貴さんと勝地涼さんが演じられるいうことで、私なりの応援の方法はないかと思って、出演させていただきました」と二人にエールを送る形での出演となった。最後には「今日も楽しいおふざけができました」ともコメントしており、どのような役で登場するのかにも注目だ。「志村けんとドリフの大爆笑物語」は12月27日(月)21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年11月24日志村けんさんの半生を描いたドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」の放送が決定。山田裕貴が志村さんを演じ、福田雄一が脚本・演出を手掛ける。昨年3月、新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎のためこの世を去った、日本を代表するコメディアンの一人、志村さん。今回ドラマでは、志村さんがコメディアンになることを決意し、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)として「ザ・ドリフターズ」に携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤が描かれる。また、毎週行われていたコントのネタ会議の様子や、徐々に築かれていくメンバーとの友情も明らかに。そして、「8時だヨ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」の懐かしい一場面も登場する。今回そんな志村さんを演じるのは、『東京リベンジャーズ』で東京卍會副総長・ドラケン役や、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」の刑事・山田武志役が近年話題となった山田さん。「お話をいただいたときは、“本当に僕ですか?僕で大丈夫ですか?”と、信じられませんでした。楽しみよりもプレッシャーの方が大きかったです」と心境を明かした山田さんは、役を演じるにあたって、コントシーンを何度も繰り返し映像で見て研究したそうで、撮影の合間もスタッフ相手にコントの練習に励むほど、熱心に取り組んでいたという。そして「実はコントシーンの撮影日が、31歳の誕生日でした。すごくうれしくて、もしかしたらそれは志村けんさんからのプレゼントだったのかなと思います。ドラマの中のセリフで、“笑いたがっている人、笑わせましょうよ”とありますが、そういうドラマになればいいなと思っていますし、その日1日は、志村けんさんに変わって皆さんを笑顔にできるとうれしいです」とコメントしている。福田さんもまた、喜びとともにとてつもないプレッシャーを感じていたそうで「ドリフの歴史の一端を担うことができるだろうかという不安と、僕自身、志村けんさんへの思い入れがとてつもなく強かったので。何しろ、志村さんは少年時代からずっとテレビの前で見てきた大スターでしたから」と思いを明かし、「本当に大変なプレッシャーの中でしたが、山田裕貴さんはじめ役者の皆さんが本当に頑張ってくれましたし、スタッフも本当に素晴らしかったので、いい作品が撮れていると思います。編集はこれからですので、私がプレッシャーから解放されることはありませんけれど、きっといい作品になると信じて、ぜひ、お楽しみに!」と呼びかけた。「志村けんとドリフの大爆笑物語」は12月、フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年10月20日志村けんさん(享年70)のコメディアン人生46年を振り返る初の企画展「志村けんの大爆笑展」(10月17日まで東京・松坂屋上野店本館6階催事場にて開催中。11月6〜28日に宮城・TFUギャラリーミニモリ、12月22日〜2022年1月11日に石川・金沢エムザでも開催。詳しくは公式HPまで)が東京で開催中だ。本展は家族から提供された志村さんの貴重な私物や、名物キャラクターの衣装や小道具、コント体験ができる撮影スポットなどで構成されている。そんな「志村けんの大爆笑展」を、『金スマ』(TBS系)の再現ドラマで志村さんの幼少期を演じた星流くん(12)が体験!「殿の部屋」では、志村さんの代表作「バカ殿様」の等身大人形がお出迎え。ザ・ドリフターズの仲本工事さん(80)も「隣にいると話しかけちゃう」と太鼓判を押したリアルさ。星流くんもその完成度に「すごい!」と驚きの様子。「アイーン」のポーズで記念撮影です。「志村けんの大爆笑展」は、見るだけでなく撮影も楽しめる内容になっているのがポイント。「変なおじさん」「いいよなおじさん」など名物キャラクターの実際に使用していた衣装がずらりと並ぶなか、星流くんは、『8時だョ!全員集合』(TBS系)で使用されていた白鳥の衣装の前で「だっふんだ!」の表情でパチリ!また、ザ・ドリフターズの鉄板ネタ、天井からタライが落ちてくるコントを体験できるスペースが。星流くんもタライに当たったときのリアクションが試される!?ほかにも、『志村けんのだいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)で人気だった鏡のコント体験も!鏡から体を半分出して、宙に浮いてるような写真や動画も撮れちゃいます。「あんだってぇ!?」でおなじみのひとみばあさんのブティックには、イベント限定グッズが盛りだくさん!レアなグッズに「欲しい!」が止まりません。「笑いがなければ人は生きられない。だから僕は笑いを大事にしたい」ーー。そう語っていた喜劇王・志村けんさんが遺した笑いの世界を楽しんで!
2021年10月16日お笑い芸人・志村けんさんの企画展『志村けんの大爆笑展』の東京開催が2日、松坂屋上野店で初日を迎え、オープニング店長を務めるザ・ドリフターズの仲本工事が、開店前に取材に応じた。仲本は「この時期にこういうものをできるということは喜ばしいし、志村とってもいいことだと思います」と心境をコメント。会場を回って、肌の質感から細部にまでこだわって製作された“リアルバカ殿様”が「一番落ち着くかなあ」という。あまりのリアルさに、つい話しかけてしまうそうで、「『お前なんで先逝っちゃったんだよ』とか『カトちゃんが一番悲しんでるぞ』とか言いました。日本の財産だったからね」と、しみじみ。ほかにも、「『(8時だョ!)全員集合』や『(ドリフ)大爆笑』で見たシーンの現場がありますので、そこで体感してもらって楽しんでもらえればと思います」と呼びかけた。志村さんとの思い出を聞かれると、「一番印象に残ってるのは『ジャンケン決闘』かな。あれが盛り上がってやってても楽しかったな」と、志村さんがあの“最初はグー”を生み出したコーナーを回想。志村さんが亡くなってから1年半という月日が経ったが、「僕らはわりと単純だから、あんまりそういう思い出に浸ったりとかはしてないんです。こういう機会に『ああいうことがあったな』とか鮮明に思い出されるというのでいいんじゃないですか? 志村の思いまで背負って演技したり、コントしてたら、きっと湿ったもんになっちゃうと思うので、それはそれ、これはこれって線引きをきちっとしてやっていけばいいと思います」と強調した。はっぴの下に、志村さんの様々なキャラクターが描かれたTシャツを着用した仲本。志村さんの描かれたTシャツを着るのは初めてだそうだが、着心地は「気持ちいいです(笑)」。「Tシャツが好きで1年中着てるので、こうやって仲間のTシャツを着るっていうのは、僕は好きですね」とご満悦の様子で、プライベートでも「いろいろと着て、私のファッションにしたいと思います」と笑顔を見せた。その後に開店すると、仲本はオープニング店長として来場者1人1人を出迎え、幅広い世代に愛される志村さんの人気を実感していた。同展は、17日まで開催。入場時間は10時~20時(最終入場は19時30分まで)で、入場料は一般・大学生1,200円、中高生800円、図録付き2,000円。
2021年10月02日お笑い芸人・志村けんさんの企画展『志村けんの大爆笑展』が、10月2日から松坂屋上野店で東京開催を迎える。この初日に、ザ・ドリフターズの仲本工事が、オープニング店長に就任することが決まった。大阪開催では、連日多くの客が来場し、志村さんの笑いのルーツやコント映像、衣装などで喜劇王の軌跡を懐かしんでいる。特に、肌の質感から細部にまでこだわり製作された“リアルバカ殿様”は来場者を圧倒。また、大人気の「鏡のコント」が体験できるエリアなども用意されている。東京開催では、イベントの告知映像のナレーションを務めた仲本が初日の開店時に客をお出迎え。人気キャラクター“ひとみばあさん”のお店「高級ブティック ひとみ」では、アメリカで1920年に創業したキャップブランド“NEW ERA”とのコラボ商品を発売する。国民的キャラクター“変なおじさん”をモチーフにしたデザインを含め3種類が販売される予定だ。仲本は「笑いに対して生涯かけて勉強し努力し追求し続けた志村の遺(のこ)した作品を、ぜひみなさんも会場に足を運んで見に来てくださいね! 僕もみなさんに会えるのが楽しみです。志村もきっと喜ぶよ」と話している。(C)イザワオフィス/フジテレビ
2021年09月01日お笑い芸人・志村けんさん初の企画展『志村けんの大爆笑展』(企画制作:フジテレビ/イザワオフィス)が、8月6日から全国10都市以上で開催されることが決まった。同展では、志村さんの幼少期の写真など、その笑いへのルーツを年表形式で紹介すると共に、一番のファンである家族から借りた貴重品を展示。また、緻密な計算で作られた劇用小道具や衣装も大量に展示する。「喜劇王『志村けん』の軌跡」では、志村さんの笑いのルーツを大年表にして、その軌跡を追う。幼少期から喜劇王が創り上げた数々の名作コントと功績を、マル秘エピソードと家族から拝借した貴重品と共に紹介する。「名物キャラクター大集合」では、志村さんが生み出した国民的キャラクター“変なおじさん”、“ひとみばあさん”をはじめ、名物キャラが集合。コント内で実際に使用されたかつらや衣装に加え、緻密な計算で創作された小道具も公開。コント映像と解説と共に紹介する。写真撮影スポット「殿の部屋」では、志村さんの代表キャラ“バカ殿様”を特殊メーク・等身大でリアルに再現。おなじみの“アイーン”ポーズで出迎える。『志村けんのバカ殿様』撮影セットも再現し、“バカ殿様”の世界観に引き込む。写真撮影スポット「名作コント体験」では、『志村けんのだいじょうぶだぁ』でおなじみの鏡を使用した摩訶不思議コントや、ドリフターズで定番の“タライ落とし”コントを体験。物販コーナー「高級ブティックひとみ」では、大人気商品「変なおじさんのパジャマ」や、志村さんが愛用した「GOD SELECTION XXX」などの有名ブランドコラボ商品をはじめ、イベント会場でしか手に入らない限定グッズが販売される。ザ・ドリフターズの高木ブーは「志村は笑いに対してドリフのメンバーの誰よりも貪欲だったよね。そんなアイツの作品をぜひ皆さんお楽しみください。僕の中では志村はずっと生きてる。だからみんなが大爆笑展に来てくれるのを、アイツも会場で待ってるんじゃないかな」とコメント。仲本工事は「あんなに笑いに対して努力した男、僕は見たことがないよ。すごくいろんな笑いを見たり、音楽を聴いたりと、とにかく勉強熱心だった。そんな志村が遺(のこ)した作品をみなさんも是非会場に足を運んで見に来てください!志村もきっと喜ぶよ」。加藤茶は「ドリフターズの坊やとして入ってきた志村を誰よりも可愛がってきたのは俺じゃないかな。アイツにはずいぶん無茶させられたんだけど、憎めない奴だった。会場にはそんな志村と俺のエピソードなんかも展示されているみたいなんで、皆さんぜひお越しください」とアピール。企画制作のフジテレビ・板谷恒一氏は「2020年3月29日、新型コロナウイルス感染症による肺炎のため亡くなられた志村けんさん。志村さんは生前、こんな言葉を残されています。“笑いがなければ人は生きられない。だから僕は笑いを大事にしたい”。現在も先の見えない状況が続き、多くの皆さんが不安な日々を過ごされています。そんな中でも、志村さんが残された“笑い”はどんな時でも私たちを笑顔にしてくれました。このイベントを体感していただき、改めて志村さんをしのぶと共に、数多く作られた珠玉のコントで“大爆笑”していただくことで、日本が前を向いて生きていくための大事な糧になれば幸いです」と話している。開催日程は、下記の通り。・2021年8月6日~2022年12月(予定)・大阪会場を皮切りに全国10都市以上を巡回(予定)■大阪会場2021年8月6日~9月5日(なんばスカイオ7階 コンベンションホール)入場料金:一般・大学生1,000円(800円)、小中高生700円(500円)■東京会場2021年10月2日~10月17日(松坂屋上野店 本館6階 催事場)入場料金:調整中宮城会場は2021年11月~、石川会場は2021年12月~開催予定
2021年06月30日2021年4月19日、バラエティ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)にお笑いタレントの加藤茶さんが出演。前年3月29日に新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)で亡くなった、盟友・志村けんさんへの想いを語り、反響を呼んでいます。加藤茶「残念だなっていってられない」番組の中で、加藤さんは「自分の中で、どれだけ大事だったんだろう」と志村さんが亡くなった後の喪失感を吐露しました。俺たちより年下の志村が逝ったのが一番ショックだったし、これからいろんなことができるよという時にコロナで亡くなってしまって、まだお別れの会もしていないし。だから志村本人が自分が死んだことを分かっていないんじゃないかと思うよ。いまだにネタを考えたりしているんじゃないかと。人生が変わる1分間の深イイ話ーより引用また、1周忌を迎えた現在の想いを語っています。残念だなってばっかりいってられないし、今度は自分たちがドリフターズの笑いをお客さんに見せていかないといけないね。舞台でお客さんに笑ってもらって、あと22年いったら御の字だね。それでコロッと逝けたら最高。でも高木さんを見ていると、いけそうな気がする。100歳までいけるかな。人生が変わる1分間の深イイ話ーより引用加藤さんは、志村さんの想いを引き継ぎ、これからも舞台に上がるために、日々トレーニングを行っているそうです。また、加藤さんの妻・綾菜さんは、介護資格を取得するなど献身的に加藤さんをサポート。番組の中でも「介護職をする職員さんを増やしたい。高齢化でおじいちゃん、おばあちゃんが4人に1人っていわれている時代なのに、働く人がどんどん減っている」と熱く将来の夢を話していました。番組を見た人たちからは応援の声などが寄せられています。・志村さんが亡くなって、もう1年か…。カトちゃんにはまだまだ元気でいてほしいな。またコントが見たいよ。・加藤さんと綾菜さん、素敵な夫婦ですね。それぞれの夢に向かって頑張っている姿に勇気をもらえました。・加藤さんの思い出話に涙が出ました。『ザ・ドリフターズ』は永遠。志村さんの分までこれからも笑わせてください。志村さん亡き後、悲しみを抱えながらも、お笑いを続けるため前向きに努力をし続けている、加藤さん。その姿に、多くの人が励まされたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年04月20日お笑いタレントの志村けんさんが亡くなってから1年が経った、2021年3月29日。同日には、生前親交があった多くの著名人が追悼のコメントを発表しました。テレビ番組でたびたび共演し、志村さんの追悼番組にも出演したタレントの研ナオコさんも、志村さんの命日に合わせ、2人そろった写真をInstagramで投稿。写真には、旧知の仲である研さんの前だからこそ見せた自然体の志村さんの姿が映っていました。 この投稿をInstagramで見る 研ナオコ (Naoko Ken)(@ken.naoko)がシェアした投稿 この笑顔のけんちゃん忘れません。ken.naokoーより引用過去に行われた、ロケ番組の中のワンシーンというこちらの写真。見つめ合って笑いあう2人からは、『友人』という言葉以上の強い絆が感じられるようでもあります。写真は反響を呼び、改めて志村さんを偲ぶコメントが多く寄せられました。・志村けんさんの存在は、永遠に忘れません!・志村さんの笑い声まで、脳内で再生できる。・素敵な笑顔。いつまでも忘れません。・2人の笑い声が聞こえてくるようです。志村さんの訃報を伝えるニュースは日本中に衝撃を与え、当時、世の中全体が悲しみに包まれたといっても過言ではありません。あの日から1年…多くの功績を残した志村さんの死を信じられない人は、依然として多いことでしょう。きっとそれは研さんも同じ。もう志村さんのコントを見ることはできません。しかし、研さんが公開した写真に写る笑顔の志村さんの姿は、これからも私たちの中で生き続けるはずです。[文・構成/grape編集部]
2021年03月31日2021年3月29日は、お笑いタレントである志村けんさんの一周忌でした。同日、志村さんが所属していた『ザ・ドリフターズ』のメンバーである仲本工事さんが、Twitterを更新。志村さんの命日に対し、正直な想いをつづりました。一年早いものですねでもまだ、志村がそばにいるような気がします。— 仲本工事 (@nakamoto_koji1) March 29, 2021 「まだ志村がそばにいるような気がします」という仲本さんの言葉には、仲間の逝去を1年かけて受け止めて、変わらず大切に想う心境がうかがえますね。仲本さんの投稿に対し、ファンからは「読んで泣いてしまった」「笑顔でいれば見守ってくれる気がする」「今でも亡くなったことが信じられません」といった声が相次ぎました。仲本さんは、同年2月20日に迎えた志村さんの誕生日にも、次のような投稿をしていました。今日は、志村の誕生日かぁ。早いなぁ、みんな忘れてないよね。もう一年たつんだね。 pic.twitter.com/QGuLm80gg2 — 仲本工事 (@nakamoto_koji1) February 20, 2021 Twitter上のファンに対し、友人のように呼びかける仲本さんのメッセージからは、志村さんの不在を悲しむ人々を思いやり、一緒に懐かしもうとする姿勢が伝わってきます。日本中の人々に深い悲しみを与えた志村さんの逝去から1年。志村さんの優しい人柄や、彼がもたらした数々の笑いは、私たちの心に残り続けることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年03月30日志村けんさん(享年70)がこの世を去ってから今日で1年。ドリフターズの最年少メンバーであった志村さんの死は日本中に大きな悲しみをもたらした。一周忌を迎えるということで、3月28日にはフジテレビが局の垣根を超えた異例の特別番組を放送。4月3日には志村さんがMCを務めた『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)が一夜限りの復活を果たす。その存在の大きさはますます際立つばかりだ。68年にいかりや長介さん(享年72)へ弟子入りする形で芸能生活をスタートさせた志村さん。74年に荒井注さん(享年71)がドリフを脱退すると、正式メンバーに昇格。「東村山音頭」で脚光を浴び、押しも押されぬドリフの人気メンバーとなる。ドリフ解散後も“バカ殿様”などであらゆる世代からも愛された志村さんの歩みを、貴重な秘蔵写真とともに改めて振り返りたい――。■中島みゆきとの幻の対談相葉雅紀(38)や千鳥の大悟(41)、優香(40)など数多くの芸能人から慕われていた志村さん。そんな志村さんには、憧れていた女性歌手がいる。中島みゆき(69)だ。11年、志村さんはブログで中島みゆきのコンサート「夜会」を訪れたことを明かしたうえで、こう綴っていた。《三十年前から中島みゆきさんのファンでコントでも曲使わせて貰って今日は楽屋にお邪魔して握手求められて ドキドキ》実は41年前、本誌で志村さんと中島みゆきが対談を行っていたのだ。食事をしながら対談を行うというもので、憧れの中島との対面ともあって取材は大盛りあがり。しかし、対談しながらの食事にはあまり集中できなかったようで、中島は当時のオールナイトニッポンで「対談の時って、物、食えるもんじゃないな。今度、タッパ持っていこうと思った」と述懐していた。■美女とデート&愛犬同伴の誕生日パーティ優しく紳士な人となりで知られる志村さん。しかし、時には“やんちゃ”な一面も。また生涯独身を貫いた志村さんだが、数多くの女性と浮名を流した。かつてはいしのようこ(53)との交際がたびたび報じられ、以降も恋の噂は後を立たなかった。本誌も数々の現場に遭遇。11年9月に高級飲食店に美女とデートする姿や、19年2月には都内のバーで仲間に囲まれて愛犬同伴で自身の誕生日パーティを楽しむ姿を目撃している。今年8月には、志村さんが出演予定だった映画『キネマの神様』が公開され、代役を盟友の沢田研二(72)が務める。志村さんの“遺志”は、これからも決して消えることはない――。
2021年03月29日お笑いタレントの志村けんさんが新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)による肺炎で亡くなってから、2021年3月29日で1年が経ちます。多くの人にショックと悲しみを与えた訃報。また、改めてコロナウイルスの恐ろしさを知ったニュースだったでしょう。70歳で生涯に幕を閉じた志村さん。ネット上では「いまだに信じられない」「フラっとテレビに出てきてくれそうな気がする」などの声が上がっています。志村けんさんへのメッセージを受け付け志村さんの出身地である東京都東村山市では、2020年5月に、志村さんへのメッセージをウェブサイト上で募集し、遺族へと届けていました。また、同年8月には東村山市の存在を全国の方に知らしめた恩人などとして、志村さんを名誉市民に選定。2021年3月で志村さんの一周忌を迎えるにあたり、東村山市は、再びウェブサイト上でメッセージの受付を開始しました。コロナウイルスの感染防止のためにも、来訪や献花、供物は遠慮するよう呼び掛けています。多くの皆さんの志村さんへの尽きることのないお気持ちに何らかの形でお応えできればと市のホームページで皆さんの「お気持ち」を再び3月31日(水曜)までお受けし、ご遺族にお届けさせていただきます。緊急事態宣言につきましては昨日をもって解除されましたが今後の再拡大が危惧されているところです。市といたしましては、引き続き感染拡大への警戒を怠らずに市政運営を続けております。皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症再拡大防止、駅・グリーンバス利用者等通行者の交通安全確保等の観点から、「志村けんの木」付近への来訪、献花・供物等につきましては何卒ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。東村山市ーより引用メッセージは、東村山市のウェブサイトで2021年3月31日まで受け付けているとのこと。寄せられたメッセージが、遺族を通して志村さんへと届くといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月28日昨年3月、新型コロナウイルスによる肺炎のためこの世を去った志村けんさん(享年70)。その銅像が故郷の東京都東村山市に設置されることが3月9日に発表された。各メディアによると銅像は「アイーン」のポーズをしており、7月上旬にはお披露目される予定だという。志村さんが亡くなって早1年。ネットでは《いろんな世代から愛され、みんなに笑いを届けてくれた志村さんが大好きです。銅像出来たら見に行きたいと思います》《まさか銅像になるとまでは本人も思わなかっただろう。それほどに偉大な存在となったということ》と改めて、生前の功績が讃えられている。そして、このニュースの2日後に迎えたのが3月11日。東日本大震災の発生した「3.11」から10年目という節目の年を迎えた。志村さんのブログをひもとくと、11年3月13日の記事に震災当日のことがつづられている。志村さんは「高速道路走ってて地震あいまして」「こんな怖い思いは人生で初めて本当に怖かったよ」といい、さらにこう続けている。「それよりテレビで映像見て私なんかより想像絶する言葉がありません津波の怖さ」「何も出来ない涙が出ます」同年3月27日のブログには、福島県いわき市にロケで行った思い出が記されている。「海岸の店でおばちゃん達にしらす丼食べさせてもらい楽しく会話したのを覚えてます」と回想したものの、「その店は流されて無いそうです辛いです」と無念さを滲ませている。「志村さんはその年の4月、募金活動を行いました。1日で213万円もの大金を集め、被災地に寄付。『自分には何もできない』と思っていた志村さんは、募金してくれた人たちにしきりに感謝していました」(スポーツ紙記者)■「少しでも震災を忘れてくれたらいいな」震災後、ブログで何度も「合言葉はだいじょぶだぁ」「明日はだいじょぶだぁ」とのメッセージを送っていた志村さん。13年4月に放送された番組「志村けんと行く!勝手にドッキリ感動旅!」(テレビ東京系)で三陸鉄道の旅に出ている。そして当時、三陸鉄道・吉浜駅の非常勤駅長に任命され話題となった。「なぜ“非常勤”なのかというと、『そのほうがタイミング次第でいつでも現地に行けるから』と志村さんが考えたためだそうです。また志村さんは等身大パネルや、志村さんへの意見箱『志村箱』を吉浜駅に設置することを提案。そんな『少しでも被災地に寄り添いたい』という気持ちを街の人たちは嬉しく思い、『元気付けられた』と語る人もいました」(全国紙記者)また志村さんが愛されたのは、誰にでも気さくで優しかったからだという。「『バカ殿』で震災を特集した際、現地の曲芸師に『じっくり芸を見せてくださいね』と紳士的に挨拶。その姿に感激する声が上がっていました。さらに志村さんは、被災地の子供たちをたびたび楽しませては笑顔に。子供が大好きな志村さんは『少しでも震災を忘れてくれたらいいな』と話していました」(前出・スポーツ紙記者)この次の10年、そしてその先もーー。志村さんは、被災地のことを天国から見守っていることだろう。
2021年03月12日「志村さんが亡くなられたことは理解しているんですが、今でもコント番組以外での志村さんを見られないんです」そう語るのは昨年3月29日、新型コロナウイルスで亡くなった志村けんさん(享年70)の付き人を’94年から7年務めた、弟子の乾き亭げそ太郎さん(50)だ。『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)での眼鏡をかけた家来の姿は記憶している人も多いだろう。死から1年近くたったいまも、コントの役に扮装していない、トーク番組などでの志村さんの映像を目にすると、悲しみがぶり返してくるのだという。鹿児島県出身のげそ太郎さんは17歳のときに家出同然で東京に出た。23歳のときに、子どものころからテレビで見ていた憧れの志村さんの弟子になることを決意した。ちょうど、志村さんの運転手を募集していたこともあり、付き人に採用された。「いちばんの仕事は志村さんの送迎です。自宅までリムジンで迎えに行って、収録現場まで送ります。現場では食事の手配や、小道具の確認もします」志村さんの収録が終わっても、げそ太郎さんの仕事は終わらない。「志村さんはほぼ毎日飲みに出かけるので、その送迎です。お店から出てくるまで、何時間でも車の中で待機して、自宅まで送ったら付き人の仕事は終わりです」げそ太郎さんは車中での待機中に、リムジンの運転席でコントのネタを書くようにした。志村さんの番組のスタッフにお願いして、志村さんも出席する“ネタ会議”に提出させてもらった。「いちばん最初に僕がネタを出したときは志村さんが目を通したのか通してないのかわからないぐらいの速さで不採用になりました」しかし、めげずに何度もネタを出した。「ある日、僕が書いた家族コントを『これいいな』と採用してくれて……。そこから何回かネタが採用され始めたころ、『こいつ頑張ってるんでバカ殿様の家来役で使いませんか?』とディレクターさんが志村さんに提案したんです。『そうだな』って志村さんも賛同してくれました」その夜、麻布十番のイタリアンのお店に呼んでくれた志村さん。2人きりの食事だった。「『頑張ればできるだろう。もしかしたら(放送)作家の誘いがあるかもしれないが、芸人をやりたいんだったら、芸人をちゃんとやっていけよ』と言っていただきました」昨年3月下旬、志村さんが新型コロナに感染し重篤な状態になっているというニュースが流れてすぐに、げそ太郎さんは当時の付き人に連絡をした。「正直ギリギリのところです」そんな返事だったが、げそ太郎さんが住む鹿児島県は当時1人も感染者が出ておらず、どこか楽観しているところもあったという。だが、5日ほどたって志村さんの専属メークから電話があった。「志村さんが亡くなった……」げそ太郎さんは激しく動揺し、すぐにテレビをつけると「志村さん死去」というテロップが目に飛び込んできた。「全く整理がつかないまま僕とメークさんは声を上げて泣きました」志村さんが亡くなった夜、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さん(60)からビデオ電話がかかってきた。「上島さんが泣きながら『あのハゲ死んじゃったな』って言ったんですよ。それが僕の胸にすごく刺さってボロボロ泣いちゃいました」げそ太郎さんには、多くの番組で共演し、20年以上酒を酌み交わしてきた上島さんの悲しみが、その一言に集約されているように思えたという。(取材・文:インタビューマン山下)「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月26日「志村さんが亡くなられたことは理解しているんですが、今でもコント番組以外での志村さんを見られないんです」そう語るのは昨年3月29日、新型コロナウイルスで亡くなった志村けんさん(享年70)の付き人を’94年から7年務めた、弟子の乾き亭げそ太郎さん(50)だ。『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)での眼鏡をかけた家来の姿は記憶している人も多いだろう。鹿児島県出身のげそ太郎さんは17歳のときに家出同然で東京に出た。23歳のときに、子どものころからテレビで見ていた憧れの志村さんの弟子になることを決意した。ちょうど、志村さんの運転手を募集していたこともあり、付き人に採用された。「いちばんの仕事は志村さんの送迎です。自宅までリムジンで迎えに行って、収録現場まで送ります。現場では食事の手配や、小道具の確認もします」志村さんの収録が終わっても、げそ太郎さんの仕事は終わらない。「志村さんはほぼ毎日飲みに出かけるので、その送迎です。お店から出てくるまで、何時間でも車の中で待機して、自宅まで送ったら付き人の仕事は終わりです」’01年に付き人を卒業。’11年、鹿児島のテレビ局からの誘いを受けて、げそ太郎さんは活動の拠点を故郷・鹿児島に移した。’15年には鹿児島の仕事に専念するために『バカ殿様』と『志村魂』を卒業。会う頻度は減ったが、客として舞台を見に行ったときにはあいさつに行ったり、東京に行くときは会いに行ったりと、志村さんとの交流は続いていた。これからも続くと思っていたそんな日々は、新型コロナウイルスによって突然断たれてしまった。■「師匠がくれた仕事」背中を押した上島竜兵2月26日、げそ太郎さんは志村さんとの思い出をつづった『我が師・志村けん僕が「笑いの王様」から学んだこと』(集英社インターナショナル)を出版する。亡くなった直後、メディアからの取材依頼が多数きた。しかし気持ちの整理がつかなかったげそ太郎さんはそれを断っていた。「そのことをダチョウ倶楽部の上島竜兵さんに伝えたら、『バカ野郎!それは師匠がお前にくれた仕事だから受けないとダメだろ』って怒られたんです」舞台や番組と、何度もチャンスをくれた志村さん。鹿児島に拠点を移してからも、志村けんの弟子という肩書に何度も助けられた。亡くなってなお仕事をくれる師匠に応えようと、げそ太郎さんは取材や書籍のオファーを受けるようになった。志村さんが亡くなってからしばらくして、げそ太郎さんは自室の一角に志村さんの祭壇を作った。志村さんが生前好んで飲んでいた焼酎を供えて、傍らには水着の女性のポスターを貼った。「志村さんの写真の周りをとにかく寂しくさせたくなかったんです。せっかくなら水着の女性のほうが喜ぶと思って」げそ太郎さんは祭壇に毎朝あいさつし、夜寝る前には志村さんの写真を眺めながら晩酌するのが日課になっている。「志村さんに『お疲れさまでした』と言って飲んでいます。でも僕はお酒が弱いので焼酎1にお湯9で割って飲むのです。そんなのを志村さんに見られたら『酒がもったいない!』って間違いなく怒られますよね(笑)」希代のコメディアンをそばで見てきた者の1人として、げそ太郎さんはその軌跡をこれからも語り継いでいく。(取材・文:インタビューマン山下)「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月26日今も、喪失感は消えない。まもなく、志村けんさんの一周忌を迎える。7年にわたって国民的なコメディアンを誰よりも近くで見守っていた、元付き人で弟子が語るその優しき素顔ーー。「志村さんが亡くなられたことは理解しているんですが、今でもコント番組以外での志村さんを見られないんです」そう語るのは昨年3月29日、新型コロナウイルスで亡くなった志村けんさん(享年70)の付き人を’94年から7年務めた、弟子の乾き亭げそ太郎さん(50)だ。『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)での眼鏡をかけた家来の姿は記憶している人も多いだろう。鹿児島県出身のげそ太郎さんは17歳のときに家出同然で東京に出た。23歳のときに、子どものころからテレビで見ていた憧れの志村さんの弟子になることを決意した。ちょうど、志村さんの運転手を募集していたこともあり、付き人に採用された。「いちばんの仕事は志村さんの送迎です。自宅までリムジンで迎えに行って、収録現場まで送ります。現場では食事の手配や、小道具の確認もします」志村さんの収録が終わっても、げそ太郎さんの仕事は終わらない。「志村さんはほぼ毎日飲みに出かけるので、その送迎です。お店から出てくるまで、何時間でも車の中で待機して、自宅まで送ったら付き人の仕事は終わりです」■「おふくろの前でいいところ見せようと」毎年、お盆と正月に必ず実家の母・和子さんのもとに帰っていた志村さん。もちろん、げそ太郎さんの運転だ。和子さんはいつも大好物だった厚揚げを作って、息子の帰りを待っていた。「家にあげていただくこともあるんですが、志村さんだけ出かけてしまったことも。2人になると、お母さんが『けんさん、どうなの?』と聞いてこられて。答えづらいですよね(笑)」国民的スターだった志村さんも母の前では一人の息子に戻った。志村さんが’06年から毎年主宰し、ライフワークになっていた舞台『志村魂』に、和子さんは欠かさず訪れていた。「毎回、志村さんは三味線を弾くんですけど、お母さんが見に来ていた日はかなりの確率で失敗していましたね。『おふくろの前でいいところを見せようと思って緊張する』って笑っていました」開演前、まだ客が入る前のグッズ売場で、母の車いすを押しながら「どれが欲しい?」と聞いている母子の姿がげそ太郎さんのまぶたに焼き付いているという。〈私の一番のファンの母親が亡くなりました〉志村さんのそんな言葉に見送られ、’15年11月に和子さんは96歳で旅立った。きっと天国では、厚揚げを用意して、息子のことを迎えたに違いない。■リハーサルでドリフの一員に’01年に付き人を卒業したが、弟子であることは変わらない。人手が足りないときは、志村さんのもとに駆け付けることもあった。ザ・ドリフターズが『思い出のメロディー』(NHK)に出演したときには、こんなサプライズが。「生放送だったこともあって、お手伝いに行ったのですが、仲本工事さんが舞台の仕事で遅れるということで、急きょリハーサルで代役を務めることになったんです」「仲本」と書いたボードを首からぶら下げて、憧れのドリフターズの“一員”になった。「僕が仲本さんのボケをやると、ツッコミ役の志村さんが激しく蹴ってきたんです。加藤茶さんが『お前、自分の弟子だからそうやってるけど、本番は仲本だからな』と言うと、志村さんはもう一度、僕のことを蹴ってきて」“自分の弟子だから”という加藤さんの言葉に、それを肯定するようにとんできた志村さんの蹴り。弟子として認められたような気がして、げそ太郎さんはこのうえなく幸せな気持ちになった。一流のコメディアンとして、芸事に厳しかった志村さん。番組や舞台では怒られてばかりだった。「『志村魂』で、列車に飛び込んで自殺しようとする志村さんを、駅員の僕が止めるというコントがありました。僕の演技に対して、志村さんは『お前は俺が飛び込んだら、列車も止まる。いろいろな迷惑がかかる。本当にそんな演技でいいのか?』とおっしゃって」酔っ払い役であれば、この日はなんで飲んだのか、どんな気持ちで酔っぱらったのかなど、キャラクターの背景まで考え抜いて演じていたという志村さん。当然、弟子に要求する水準も高かった。駅員の芝居はそのレベルに達していないと飲みの席でダメ出しされ、「お前が俺の弟子で恥ずかしいわ」とまで言われてしまった。「一方で、本当に優しい方でした。『志村魂』の福岡公演で、鹿児島から僕の両親をはじめ、親戚が見に来たときのことです。例のコントで、列車に飛び込もうとする志村さんを止めるやり取りは通常1回だけなんですが、この日、志村さんは何度も列車に飛び込もうとしたんです。戸惑いながら止め続けているうちに、両親や親戚の前で僕の見せ場を作ろうとしてくれていることに気づいて。楽屋に戻った後、涙が止まりませんでした」舞台の終了後、お礼に行くと、志村さんはニヤリと笑っただけで、何も言わなかったという。(取材・文:インタビューマン山下)「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月26日アニメ『銀魂』が15年の時を経て、“本当の終わり”を迎えるーー。2003年に週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載をスタートした『銀魂』は、主人公・坂田銀時を中心に繰り広げられるSF時代劇コメディ作品だ。2010年にはTVアニメ化、度々の休止期間を挟みつつ、2018年まで約12年間にわたり放送を続けてきた。その間には『劇場版銀魂 新訳紅桜篇』(2010年公開)、『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(2013年公開)と劇場版も2作公開。TVアニメ・劇場アニメでは幾度となく「終わる終わる詐欺」を繰り返し、視聴者を翻弄し続けてきた『銀魂』が、ついに公開中の映画3作目『銀魂 THE FINAL』で“本当のファイナル(最後)”となる。2019年に連載終了となった原作のラストをベースに物語が描かれた本作。銀時たちの前に立ちはだかるのは師匠・吉田松陽の別人格・虚(うつろ)だ。おなじみの万事屋メンバー新八、神楽、松陽の弟子である高杉、桂、さらには真選組も参戦し、それぞれの思いを胸に最後にして最大の敵に立ち向かう。今回は、坂田銀時役の杉田智和さん、志村新八役の阪口大助さん、神楽役の釘宮理恵さんの万事屋3人にインタビュー。『銀魂 THE FINAL』に対する思いや約15年間万事屋を演じ続けてきた中でのさまざまな“変化”を聞いた。作品が終わりを迎えても『銀魂』の世界は残り続けるーー「終わる終わる詐欺」で有名な『銀魂』ですが、『銀魂 THE FINAL』では“本当の終わり”を迎えます。本作のお話を受けた際の率直な思いをお聞かせください。杉田動じることはなかったです。「終わる終わる詐欺」と言われてきましたけど、当事者からすると過敏に騒ぐことは何の意味もないと思っているので。似たような言葉に「閉店セール」がありますが、名前の通りに受け取ると損をしますよね。いかにして物事に対して動じないか、そこへ意識が向いていたかもしれません。釘宮私も何年も前から「終わる終わる詐欺」を繰り返してきて心の準備が整っていたし、今回の映画で終わりになることは結構前から聞いていたんです。だから、土壇場になって心がざわつくこともなく。自然と「始まりがあるからには終わりもありますよね」と淡々とした気持ちで受け止められたと思います。ーー本作は原作のラストをベースに物語が描かれていきます。最初に台本をご覧になったときの感想をお願いします。阪口「あぁ、終わるんだな」と。原作も終わっていますし、そりゃ終わりますわとも思いました。でも、『銀魂』の世界は終わりではないから。僕と新八との繋がりは終わってしまうかもしれないけど、『銀魂』の世界に終わりがあるわけではないとハッキリ分かる終わり方でしたし。そこまで悲しさ、寂しさを感じることはなかったですね。釘宮阪口さんがおっしゃるように『銀魂』の未来を自由に思い描いていいと許されたような気がする終わり方で、台本を読み進めていくうちに腑に落ちて、ちょっと爽やかな気持ちにもなりました。落ち込むことはなかったです。むしろ、ここまで『銀魂』をやらせてもらえたのは「みなさんのおかげです!」と感謝の気持ちも湧き上がってきて、幸せな作品だなと思いました。ーー杉田さんはいかがでしょう?杉田台本をもらったときはどこまで読んだ方がいいかな……と思いました。チェックし過ぎると慣れてしまうので、無理に台本を見ないようにしていて。高杉役の子安武人さんがアフレコのテストが終わったとき、「大事なシーンだから何回も演じたくないよね」とおっしゃって、まさにその通りだと。そのとき出た言葉を信じたいと思いました。同じように原作もある時から読まなくなったんですよ。先を知り過ぎてしまうと新鮮な声が出ないかもしれない、とよく分からない不安に取りつかれて。原作があるから原作通りが正解、というのは違うとも思っていますし。阪口僕も原作はアニメが終わったら読むようにしていますね。やっぱり演じるときに新鮮でありたいし、新八は基本的に巻き込まれるキャラクターなので、用意されたリアクションにしたくないと思っているので。ーー『銀魂 THE FINAL』では感染対策を取りながら、万事屋3人でアフレコ収録されたとのこと。アフレコ中の印象的なエピソードはありますか?杉田ハプニングが起きなきゃいけないという使命感……。そんなハプニング起きないから!コメディ作品ほど、現場は誠実に真面目に収録していますよ。ふざけてしまったら完成しないんですよ。ただ、今回は(コロナ禍で)収録の方法がだいぶ変わったので、その状況下で上手く合わせることが大事になっていましたね。阪口そうですね。現場には万事屋の3人しかいなかったし、飛沫防止板がこんなに邪魔だとは思わなかったです。隣のくぎみー(釘宮)の雰囲気が全然感じ取れなくて、合わせづらかったです。釘宮いつも新八と神楽が声を合わせるときは、挙動で「せーの!」ってするのですが、空気の振動で何となくアクションより先にタイミングを図っている部分があったんです。その空気が今回は全く感じなかったんですよね。面白いくらい合わなくて(笑)。阪口こんなに合わねぇのか!って。釘宮いつもより大きくアクションを取って、ようやく合う感じでした。杉田それ以外はいつも通りでしたよ。アニメとしては終わるけど、『銀魂』は生き続けるし、ちっとも終わる実感はなかったです。強いていえば、最後に音響監督からさらっと「悔いはありませんか?」と聞かれたくらい。「ないですね」と答えました。現場も最後だからといって、何か挨拶を……みたいなことはなかったので。いい意味で普遍的なものが身についていると思います。阪口(笑)。まあでも、そういう空気をスタッフさんたちがつくってくれていたのかもしれないですけどね。「はい、じゃあ録りまーす!」といつも通りに始まっていつも通りに終わったんですよ。だから、感慨深さみたいなものはなかったですね。釘宮何年か時間が空いて、また始まってもおかしくないくらいいつも通り。この感じに体が慣れちゃっているかもしれないですね。“坂田銀時”として現場を引っ張り、守り続けてくれたーー長い月日関わってきた『銀魂』の現場ならではの特別感はありましたか?阪口笑うのを我慢するスタジオってそんなにないけど、『銀魂』に関しては変なところでツボに入るんですよね。テスト中に吹き出す現場は特別なのかなと思います。『銀魂』は別録りが少ない現場で、息が重なっていようがほかの人のセリフに被っていようが一緒に録ってくれるんですよ。普通はちょっと重なると別で録りますけど、そこはサウンドミキサーの野口さんの力で。杉田漫才のやり取りだから、ボケやツッコミを離してはいけないと。阪口一緒に録ることで、ボケとツッコミが重なっていくとテンションやテンポ感が変わってくるので。ただツッコミだけを録るのと、ボケを聞いた上でツッコミを録るのでは全く違うから、特殊であり、ありがたい現場でしたね。釘宮あまりにもみんなで掛け合いをすることに馴染み過ぎて、本編以外でたった一人で収録するときにキャラクターが分からなくなる状態に陥った時期があります。掛け合ってくれる相手がいないと自分がどんなテンションや温度感で話していたのか、迷子になった気持ちになって演じられないとシリアスに悩んでいましたね……。阪口そんなことが(笑)。あ、あとはアフレコ後のご飯が美味しかったね。杉田確かに記憶にたくさん残っています。今日は早く終わらせて天ぷら食べに行こうとか。ひとつの楽しみでしたね。阪口オリンピックを見ながらご飯を食べたこともありましたね。そういう意味でも万事屋含め、キャスト間の距離が近かった気がします。ーー15年アニメ『銀魂』で銀時を演じてきて、杉田さんご自身の中に何か変化はありましたか?杉田何か変化があったというより、どうやって食らいついていこうかばかりを考えていた気がします。自分のことしか考えていない変人の桂は一番周りを見ていて、自分の考えを絶対に曲げないと主張する高杉こそ分かり合いたいという空気を出す。楽しく生きられればいいと思う坂本は、楽しみ方に繊細なこだわりを持っている。一方、銀時はいろんなものを隠しながら生活している。背中と魂で語るだけで何も話してくれない、本音を見せない人だから自分で探っていくしかない。だから演じるのは不安で仕方なかったです。自分から言葉を溜め続けるしかなかった。そんな人の振り見て我が振り直さなかった銀時が、初めて本作で自分と向き合います。自分の向き合いたくない過去と向き合う、自分との戦いが始まると思いました。15年近く溜めてきた言葉の結果が芝居という形でこの映画に繋がっていたら嬉しいですね。ーーそんな杉田さんを、おふたりはどのように感じていたのでしょうか。釘宮今、杉田さんが銀ちゃん(銀時)のことを「背中と魂で」と言っていたように、日常的な些細な会話はしますけど、それ以外のことを発信することは全然ありませんでした。でも、スタジオでは姿勢ですごく見せてくれていたし、守ってくれていたと感じます。杉田さんはほかの作品でも、スタッフさんや演者さんに対するリスペクトの気持ちがとても強くて。信頼の気持ちを言葉には出さず、雰囲気で出してくれていました。私はありがたいという気持ちでそこに乗っからせてもらうのですが、そうやって素直に乗っかることで杉田さんがホッとできることもあったのかなと。万事屋3人の関係性はとてもいいバランスだったと思います。阪口杉田くんがスタジオでつくり上げた銀時の中の人としてのスタンスが、この作品を良くしたんじゃないかな。銀時の中の人が決まり過ぎていたら、この空気にはならなかった気がしています。強烈なリーダーシップと言葉で引っ張って行く主役がいてもいいんですけど、そうだったら『銀魂』ではなかったと。銀時はこの作品の芯だけど、杉田君がそれを自分から絶対に口にも態度にも出すことはなくて。“坂田銀時として”引っ張ってくれたから万事屋の3人はまとまれて、スタジオもいい空気でいられて、15年続けられたんじゃないかと思いますね。15年間で積み重なった“万事屋”のチームワークーー15年間一緒に万事屋を演じられてきて、お互いに対する印象の変化はありましたか?杉田おふたりに対しては、最初から抱いていた良いものが積み重なっていくイメージしかなかったです。何ものにも代えがたい財産だと思います。阪口さんは「ハイブリット新八」。ツッコミもボケもできて、人の感情の揺れを察知するのがとても鋭い人なんです。「今日大丈夫?杉田くんの言葉尻がすごいきつかったから、何かあったのかと思って」と。そんなこと聞いてくれる人、親以外に阪口さんくらいですよ。下ネタにも振り回されないし、ハニートラップにも引っ掛からない。まさに「ハイブリット新八」ですね。阪口ハニートラップに引っ掛かるようなことはないからね!杉田DS(ゲーム機)に差さっていた『ドラクエ』のソフトを抜いて『ラブプラス』を入れたのは僕なので……。阪口それはハニートラップではないぞ。杉田釘宮さんは人としてとても優れていて尊敬しています。役者として声優として人としての強さを釘宮さんがいつも僕に教えてくれる。『F-ZERO』で例えるならゴールデンフォックスみたいな。阪口分かりづらいな……。杉田ものすごいウィークポイント(弱点)を抱えた強さなのに、それを守るのも上手。一体どこに隙があった!?と思うけど、釘宮さんは「結構隙だらけだよ」と。この人の強さの秘密はどこにあるんだろうと思います。お芝居のときには、僕の投げた悪球を見事に打ち返してくれる。ものすごい信頼に繋がっています。真選組のガヤに参加したとき隣からすごい美少年の声が聞こえてくると思ったら釘宮さんだったんですよ。思わずカッコいい!って言ったら「恥ずかしい!」と僕を叩いて……。忘れもしない思い出です。以上です。阪口杉田くんは言葉がこんななので、理解不能なことも非常に多い(笑)。でも、『銀魂』の中心にいてくれて本当に良かったと思います。本人にその気がなくても、中心にいる人なんですよね。原作者の空知英秋は『銀魂』という作品が服を着て歩いているような人ですけど、杉田くんもそんな感じがします。つかみどころはないのに芯はちゃんとあって、頼りにならないかと思ったらすごい頼りになる。ああ、『銀魂』って杉田くんなのかなと15年間で本当に思いました。くぎみーに関しては、こんなこと言うのすごく恥ずかしいけど、「太陽」ですわ(笑)。それは杉田くんも感じていることだと思います。くぎみーがいるだけで現場が楽しくなるので。杉田確かに。いないと不健康になりそう……。一同(笑)。阪口僕より年下ですけど、精神的には寄りかかっている部分がありました。メンタルがやられていても、くぎみーといると持ち直せることもありましたし。このふたりと一緒にいれて、すごくいい15年間になったと思います。こう思えるのも、杉田くんの言うように15年間の積み重ねですね。ーー阪口さんから「太陽」と言われる釘宮さん、おふたりの印象についていかがでしょうか?釘宮どうも、「太陽」です。阪口あははは(笑)。釘宮杉田くんは本当に態度で示してくれて、言葉に出てきたときはちょっとよく分からないことも多いんですけど。それでも、一生懸命伝えようとしてくれているのが分かるというか……なんか泣けてきちゃった……。杉田さっきの釘宮さんに対する例えを補足すると、“弱点のない”ゴールデンフォックスなんです。ゴールデンフォックスは非常に高い加速力を持っているのですが、ものすごく衝撃には弱い。しかも、最高速度の上昇も遅い。でも、釘宮さんは最高速度の上昇も早い。なんなんだこりゃ!って……。阪口だから、分かりづらいんだって(笑)!釘宮なんかもうずっと分からないんですけど、こうやってフォローしてくれるのも優しさでしかないじゃないですか。それでいつも杉田くんの言葉を大助さんが通訳してくれていると思っていたのに、大助さんも「理解不能なことが多い」と言っていてマジかって(笑)。杉田うん。「頼りにならないかと思った」と言われて、何!?とも思いました(笑)。釘宮伸び伸び演じさせてくれたのも、まさしくふたりで。自由に演じないとできないキャラクターだから朗らかに演じたいと思っていたので、「自由に演じていいんだよ」とふたりが空気をつくってくれていてありがたかったです。3人で上手くキャッチボールできていたなと思います。誰かが取り落としちゃったボールを別の人が「よっこいしょ」と拾ってくれるいいチームワークが常にあった。3人が3人とも思い悩むようなことはあまりなかったな、と振り返ってみて感じますね。ーー3人だからこそ、この空気感がつくり上げられたんですね。杉田共演者のみなさん個性的ですし、『銀魂』が始まった当初は先輩や年上の人ばかりだったので、「どうすればいいんだ……」と思っていて。そこから徐々に新しいキャラクターで自分より若い人や『銀魂』を見て育ってきた世代の人が増えてきたら、今度は思い上がる以上に「気を引き締めなきゃ」「憧れ続けてもらえるように」と思うように。だからといって、ギラギラした感じを見せると面白くない姿になってしまう。そういうときに、おふたりに甘える瞬間はすごくありました。何かあったら世界一のツッコミが横からくるし、ミラクルレシーバーがどんなボールでも取って返してくれる。親以上に甘やかされていますよ。“最後のバカ騒ぎ”を心の中で楽しんでーーキャストの距離感が本当に近いので、終わりを迎えるということに対して寂しさを感じることはないのかなと思うのですが……。杉田僕の人間性の問題かもしれないですけど、あまり卒業式に泣くタイプでもないんですよね。「お前は悲しくないのか!」と逆に怒られることもあるほど。今回も作品が完結して場が終わろうとしているからといって感動の涙もない。でも、それってそんなに悪いことなのだろうか?物事を盛り上げるためにエモーショナルなことを強要されますけど、そんなのは必要ないと思っています。作品の中の時間は動き続けますし。終わっている感覚がそもそもない。感情も動かない。……酷い人ですよね。阪口そんなオチ!?僕も自分をドライな人間だと思っていましたけど、15年ですからやっぱり寂しいとは思いますね。15年間親より会っているメンバーなので単純に寂しいですよ。ここまで長く続けた作品は今までなかったですし、この曜日のこの時間とルーティンに組み込まれていましたので、ポッカリするんだろうなと。今日の取材を含めてまだ3人で集まることもあるから、これが全部ストップするとより感情が動くかもしれないですね。釘宮私もドライだから、何に対しても永遠に続くことは絶対にないと思ってしまうんです。作品的にも自分が好きなように想像できる終わり方だったので、寂しさは今のところそんなにありません。会いたくなったらいつでも会える人がいっぱいいると捉えていますし、今後また何かコラボとかで集まってもおかしくない作品なので自分から切り離し過ぎない距離感を持っていたいなと思います。切り離せないほど自然に立ち返られるくらい長い付き合いの作品でもありますから。そう思うのは現実を直視したくない気持ち、終わってしまうことの寂しさをあえて見ないようにしているのかもしれません。私は泣き虫なので、イベントとかで気持ちが高まったら「みんなありがとう!(感涙)」と絶対になると思います(笑)。ーー最後に、これから映画をご覧になる方に向けて一言お願いします。阪口本当に長い作品になりました。15年間も追いかけてくださった人たちも最近ハマった人たちも、本当にありがとうございます。みなさんに愛してもらえて、ここまできました。ぜひ劇場で見ていただいて、ただただ楽しんでいただければと思います。『銀魂』は見る人によって、いかようにも捉えることのできる作品です。ギャグを楽しむもよし、小難しく考えるもよし、アクションを見るもよし。どの角度から見ても楽しい作品になっているはず、というか本当に楽しい作品です!いい作品になっているので、ぜひ楽しんでください。釘宮今まで一緒に『銀魂』と共に走ってくださった方たちにとって、『銀魂 THE FINAL』は同じ心拍数の上昇を感じてもらえる作品になったと思います。とても『銀魂』らしく展開されているので、そこを感じ取っていただけると嬉しいです。作品も幸せだと思います。私自身、この作品に長い間携わることができて、本当に幸せだなと思いました。ご時世的に騒ぐことはできませんし、気を付けて観に来てもらわないといけませんが……心の中では全力で「わっしょい!わっしょい!」しながら観ていただけるといいなと思います。杉田入場者プレゼントというのがありまして、見る映画を間違えたかなと思われるかもしれませんが真面目につくっている。ふざけていないなと思いました。阪口あれは、ふざけていないのか……?杉田このご時世、矛盾や不条理という重いものを持たされるんですよ。映画館へ行ってほしいけど、人と距離を取らなければならない。工夫はしていますが、明確な答えがないのも現実です。最後のバカ騒ぎが始まるのに、騒ぎに乗るなと言っている。でも映画は見てほしいなと。矛盾していますよね。なので、バカ騒ぎに同調せずに楽しむことが、自分の中の好きを貫き通すために取る行動だと思います。「ノリが悪い!」と自分のノリに合わせようとしてくる悪いやつに惑わされないこと。自分を裏切らないこと。負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと……ダメになりそうなとき……、阪口若い子には刺さらないから!杉田それが一番……、、阪口最後まで言うのか?杉田……続く。阪口言わないのか!『銀魂 THE FINAL』公開日:2021年1月8日(金)原作:空知英秋(集英社ジャンプコミックス刊)監督/脚本:宮脇千鶴監修:藤田陽一声の出演:杉田智和、阪口大助、釘宮理恵ほかアニメーション制作:BN Pictures配給:ワーナー・ブラザース映画コピーライト:(c)空知英秋/劇場版銀魂製作委員会オフィシャルサイト: gintamamovie.jp公式Twitter: @gintamamovie()杉田さん、阪口さん、釘宮さんのサイン入り色紙を1名様にプレゼントします!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=9278bfeb-f75c-4cbf-8928-b668101ab661&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。取材・文/阿部裕華
2021年01月13日2004年に週刊少年ジャンプで連載をスタートした、主人公・坂田銀時を中心に繰り広げられるSF時代劇コメディ作品『銀魂』。2010年にはTVアニメ化、度々の休止期間を挟みつつ、2018年まで約12年間にわたり放送を続けてきた。その間には『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』(2010年公開)、『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』(2013年公開)と劇場アニメも2作公開。TVアニメ・劇場アニメでは幾度となく「終わる終わる詐欺」を繰り返し、視聴者を翻弄し続けてきた『銀魂』が、ついに1月8日全国公開される映画3作目『銀魂 THE FINAL』で“本当のファイナル(最後)”を迎える。2019年に連載終了となった原作のラストをベースに物語が描かれた本作は、最後にして最大の敵であり銀時たちの師匠・吉田松陽の別人格・虚(うつろ)に、松下村塾メンバー(銀時、桂、高杉)が立ち向かうストーリーだ。今回は、本作の物語の中心に立つ松下村塾メンバー3人にインタビューを実施。坂田銀時役の杉田智和さん、桂小太郎役の石田彰さん、高杉晋助役の子安武人さんから、『銀魂 THE FINAL』のお話を中心にアフレコ現場の様子や松下村塾メンバーの印象について話しを聞いた。場の空気の中で芝居を完成させていく――『銀魂 THE FINAL』の台本を初めてご覧になられたときの感想を教えてください。石田今回で最後ということもあり、『銀魂』らしさを全部詰め込んであるなというのが最初の印象でした。完成した映像を見て、『銀魂』らしさをよくこの時間内でまとめたなと改めて思いましたね。子安どれだけ出番があるんだろう?自分(高杉)の最後はどうなるんだろう?と思いながら、最初に台本をチェックしました(笑)。『銀魂』の高杉が登場するシーンはTVアニメシリーズでもそんなに多くないですからね。いつもスポット参戦みたいなものだから、そんな高杉がついに本作で活躍するとなると大変だなと感じました。――杉田さんはあまり台本は読み込まないと万事屋の取材時に仰っていましたよね。杉田画と文章に捉われたくないので、あまり台本は読まないようにしています。最低限のチェックはしますけど、読み込んでしまうと慣れてしまうし、修正があった際に余計な躊躇いが生まれてしまうから。慣れてくると自分だけで面白くしてやろうという欲望が湧いてくる、思い上がってしまう瞬間がどうしてもあって。すごく余計な欲望なんですよ。以前、「自分では認識していなくても芝居の中にやらしさが乗っているよ」と言われたんですよ。自分の中にいつの間にか驕りがあったのかなとすごくショックを受けました。なので、ほかの人の芝居を聞いて、受け止めて、それで完成させていく方がいいだろうと。『銀魂』に対しては特にそのスタンスが強いですね。自分がボケの場合は、ツッコミの人がいて初めてギャグシーンが成立するから、場の空気の中で芝居を完成させていこうと思いながら演じていました。石田僕は杉田くんと違って自分がちゃんと面白さを伝えなければいけないのではないかと構えてしまいます。用意していかないとできない人間なので(笑)。ただ僕は与えられた分の仕事をやるだけなので、杉田くんほどつくり上げる苦労はないですけど。――石田さんはどういった心構えで演じられたのでしょうか?石田みんなが苦労してつくり上げて構成されたものの中で僕は自分のできる範囲で立ち回るしかないと思っていました。それが上手くいっているか、空回りしているかは劇場で確認してください。シリアスシーン中心の高杉が見せる「境目のないボケ」――15年間の中で培われてきた『銀魂』のアフレコ現場の雰囲気について教えてください。杉田久しぶりの出番になる人やゲストキャラクターの人がなるべく入りやすい空気をつくれていると思います。長い時間アフレコしている方に対して「何時からアフレコしているの?」と聞いたり、前後の話数には登場していない方が「なんでこの宇宙人みたいなキャラクターがいるの?」と聞かれたときに答えられるようにしていたり。細かい配慮は意識していたと思います。作品自体もギャグであるからこそ自然体でいられる空気感がありました。それは15年の中でというよりも、最初から感じていましたね。僕自身、メインキャラクターのキャストの中では比較的下の世代ですが、ほかのみなさんの才能や個性的な力を際立たせるために下で支えるのは自分の性に合っているなと。監督は基本何も言いませんし、雰囲気づくりを率先して手伝ってくれる若いメンバーもいるので、とても恵まれた現場だと思います。石田僕はスタジオの空気をつくろうとかは思っていないので、杉田くんたちがつくり上げてくれた空気の中にスッと入って透明でいることを目指していました。子安透明(笑)?石田あはは(笑)。あるがままを受け入れて、あまり邪魔しないようにと意識していましたね。――子安さんはスポットでのアフレコが多いと仰っていましたが、『銀魂』のアフレコ現場にはどのような印象をお持ちですか?子安高杉が登場する「紅桜篇」や「将軍暗殺篇」などはシリアスなストーリーなので、僕の中では『銀魂』に対してギャグのイメージがほとんどないんですよ。真面目に芝居しているキャストのみなさんしか知らないから、普段の雰囲気がどうなのか実はあまり知らなくて(笑)。毎回お客さんのような感じですよね。常にゲスト声優として呼ばれている感じなので、チームワークというか家族的な空気が出来上がっているところに入るのは非常にプレッシャーでした。まあ、高杉のキャラクター的に馴れ合う必要は決してないから、そういう意味では楽ではありましたけど、毎回大変でしたし今回も大変でした(笑)。「こいつ異質なやつだな……」と見られているのかなと思いながら、みなさんにご迷惑をおかけしないように現場にいましたね。そのたびに、阪口大助(志村新八役)くんをいじって、自分の中で和んでいました(笑)。一同(笑)。子安ほかのキャストのみなさんはいじりづらいけど、阪口くんはいじっても大丈夫かなと(笑)。とはいえ、知っているメンバーばかりなのでアフレコ自体はやりやすかったです。良いメンバーばかりですよ。杉田高杉にはシリアスなパートが多いのですが、同時に「境目のないボケ」があって。ヤクル〇を奢ってくれるとか、銀八先生でいじられるとか。子安ああ!たしかにギャグパートもやっているな!でもお芝居自体はギャグじゃないんだよね。杉田(頷きながら)表情は全く崩れない。高杉の範囲内での面白さ、面白いことをしようとしている人の演技ではないからこそ抜群に面白いんですよ。「いないところで話して…」恥じらいながら語られるお互いの印象――お三方は15年間『銀魂』で一緒に演じられてきていますし、ほかの作品でも共演が多いかと思います。お互いに対してどのような印象をお持ちなのかお伺いしたいなと。杉田声優になる前から尊敬するおふたりです。子安さんは「憧れています」とは言いづらいダークヒーロー。親戚からは「あいつに近づくな」と言われるような……。一同(笑)。杉田こっそり近づいてみたら、みんなが教えてくれないような遊びを教えてくれる。そういう面が芝居に湧き出ているんですよ。新人の頃にオーディションを受けたとき、「君は子安さんみたいになりたいの?」と聞かれたことがあって「え、あっ、はい!?」となったんです。そのオーディションは落ちて、何がいけなかったのだろうかと考えていた矢先にその役が子安さんに決まったと聞きました。放送された作品を観てオーディションの時の質問の意図がわかりましたよ。(子安さんの演じるキャラクターを)中学生くらいから観ていたので、自分の芝居の中に強く根付いていたんですね。真に優れた人は概念化すると思っているのですが、それってすごいことだなと勝手に思っています。こういう人と同じ現場で仕事をすると、ワクワク、エキサイトしてしまう。でも、それを本人へ見せるのは違うなと。真摯に演技した結果、それを子安さんが面白がってくれたらいいなと思っています。本人にはあまり言わないようにしていますが……。子安あははは。完全に知ってしまった(笑)。杉田お恥ずかしい……。石田さんも同じようにとても尊敬しています。細かいところの配慮が素晴らしい。絶対に人が行き届かないところに優しさをふっと差し出せる方だと思っています。『カトケン・サ・ン・バ!』の収録をするとき、石田さんが一人で曲を聴きながら出番を待っていて。「『カトケン・サ・ン・バ!』は女性だけで収録します」と言われた瞬間、「え!?」って言うんですよ。聴き込んできたんだなと思いました。子安ふふふ。杉田そういう細やかな経験値が重なってお芝居に出ている方なんです。仲間内では「キャラクター名でも石田さんに名前を呼ばれたら上がるよね!」と話していたことがあって。僕は「彰~!呼んでくれ~!」と思っています。石田(笑)。杉田僕は年下なので、先輩方の背中にタックルして胸も背中も借りていると思います。だけど、キャラクターとしては桂も高杉も銀時と同列の存在として演じなければなりません。それが逆に声優の面白いところだとも感じます。だからこそ、おふたりのお芝居に耳を傾けなければ、といつも考えています。――子安さんは、杉田さん・石田さんの印象についてどうでしょうか。子安杉田くんはデビュー当時からよく知っていて『銀魂』以外の現場でもよく会うのですが、こと『銀魂』においては、主役を演じて座長として場をまとめてアフレコ現場の空気をつくるという大変なことをやっているから、そこは邪魔せずに助けてあげたいと思っていました。ただ、そうは思っていても自分が演じる役が銀時に対してそういうことをする役でもないので、線引きが難しかったですね。石田くんは同い年でデビューの時期も同じくらいなので、ずっと一緒にいた感覚があります。僕も石田くんも人見知りタイプだから人の輪の中心に入ることがなかなかできなくて。隅っこの方でふたりでお酒を飲みながら愚痴をこぼすという新人の頃の思い出があります(笑)。石田子安くんがそんな古いことを覚えていたとは……。あのときも今もそうだけど僕はお酒が飲めないから、飲んでいたのはお酒じゃないけどね。僕は(笑)。子安覚えていてくれた(笑)!だから僕の中では石田彰は兄弟というか双子というか……そういうイメージが実はあって。彼がどう思うかは分からないですけど。石田生き別れの兄じゃないかな?子安同い年だっつーの(笑)!石田あははは。僕よりしっかりしているから(笑)。子安双子の兄ね!杉田(ふたりのやり取りを見ながら)これだよ、これ……!子安こういう感じで面白いんですよ。石田くん頑張っているな、僕も頑張ろう!と思える関係だと思っていますね。――子安さんのお話を聞いて、石田さんはいかがですか?石田そんな風に思ってもらえていたんだな、と。口にされてしまってちょっと気恥ずかしさを感じています。僕のいないところで話してほしかったな(笑)。子安あははは。この質問がなければ言わないもんね(笑)。杉田(ふたりのやり取りを見ながら)これだよ、これ……!石田この質問をされたから答えるけど、言いたくはないよね(笑)。僕は卑屈な人間だし周りに対してすごくコンプレックスを持っている。同世代だからこそ、子安くんはああいう風にできるのに自分は……と思うことが多々ありましたね。杉田くんは、「銀さんと言ったら杉田くんだろう」という揺るがない印象をつくり上げています。銀時として『銀魂』の中心に杉田くんが立っている。主人公は当然のように番組の柱というポジションに立ちますけど、裏を返せばそのポジションから逃げられないんですよ。それをしっかり受け止めて15年間走り続けるのはすごいと思います。僕は自分が中心に立つタイプでも立てるタイプでもない。そういうことから逃げてきているタイプなので、杉田くんが自分にない部分をしっかりつくり上げて持っているのを、本当にすごいことだと感じています。銀時・桂・高杉は何も変わっていない――15年間の中でお互いのキャラクターに対する印象の変化はありましたか?子安ふたりとも松下村塾の幼馴染ではあり、仲間であり、友だちでもあるのだろうけど。変化と聞かれると難しいですね。石田僕の中では、銀時も高杉も最初から最後に至るまで印象が変わったと思ってはいなくて。最初から「こういう人」と提示されて、視聴者の人も「こういう人だよね」と受け入れてくれていたキャラクターだったと思っています。高杉は、銀時にも桂にも背中を向けているキャラクターという見せ方をされていましたけど、実は同じものを見ていて、切り出し方が違っているだけというのは分かっていましたし。『銀魂 THE FINAL』では馴れ合いというわけではないけど、離れていても根っこはずっと繋がっている3人が手を取り合っています。同じ根っこを持っている者同士、一緒に一つの目的に向かっていく姿勢は何か変化があったからではない。みんなそうなるだろうと思っていたし、そうなることを望んでいた。望んでいた通りになってよかった、と思えるのが『銀魂 THE FINAL』なのではないでしょうか。――杉田さんはいかがでしょうか?杉田銀時と高杉、銀時と桂の関係は、頼り合っているけどそれを口に出すのは違うと思っていて。本当は頼りに思っていることは駄々洩れているはずですが、同時に相容れない部分もある。それでも一緒にいるのは、それだけ先生(吉田松陽)の教えが強かったからだろうなと感じています。桂・高杉に対して、どう変わったかとかはないです。銀時にとっては自分の過去を知っている桂と高杉は隠したい・目を背けたい存在で。全員が全員同じ過去や思い出を共有しているのに、全員捉え方が違う。「あいつだけが知っている過去があるんじゃねぇの?」「昔と今で違うこと言っているけど、何なの?」とどこか気に入らないこともある。でも、そもそも思い出や過去の捉え方は人によって違うじゃないですか。学校の教育のようなものじゃない限り、共通していることはあっても酷似していることはない。『銀魂 THE FINAL』は過去そのものが迫ってくることに対して、「本当はこうだったはずなのに」と考えていた過去や思い出を3人が持ち寄る。そして、持ち寄った過去についてお互いが言い合った結果のお話だと思うので。あとは映画を観ていただければいいのではないでしょうか。――最後に、これから映画をご覧になる方に向けて一言お願いします。石田ファイナルと書かれているだけあって、最後なのは嘘じゃないんだなと思いました。次の機会がない、正真正銘の終わりです。映像的にも『銀魂』の集大成ですし、音楽的にも最後だからこそというものを感じました。スタッフ・キャストから提示させていただいたものがどれだけ皆さんの胸に刺さるのか、そして『銀魂』愛を持つみなさんだからこその発見を劇場で体験していただきたいです。こんなご時世ではありますが、『銀魂』を好きな人たちは劇場に集まってもらい、同じ熱量を持つい他人同士が一緒になって盛り上がる空気を感じておかないともったいないのでは(笑)。ぜひ映画館に見に来ていただきたいなと思います。よろしくお願いします。子安こうして最後を映画として描いていただけたこと、本当に幸せに感じています。『銀魂』好きなファンのみなさんは当然見に行かれると思いますが、それ以外の方たちにも、できれば一人でも多くのみなさんに見てもらいたいですね。なかなかクオリティが髙くていい映画だと思うので(笑)。ちょっと感動して泣いてもいいんじゃないかなと。ぜひ見てください。杉田どさくさに紛れてでもいいので、『銀魂 THE FINAL』を観てくれないかなと思っています。猗窩座と渚カヲルに挟まれていますが、「一応、桂も見ようかな?」と思ってくれたら嬉しいですね。石田(笑)。杉田しかも、空知先生が決してボケではなく真剣にあの入場者プレゼントを描いているという。何かのついでに『銀魂 THE FINAL』を観ていただけたらとても幸せです!杉田さん、子安さん、石田さんのサイン入り色紙を1名にプレゼント!応募方法ぴあ映画編集部Twitterをフォロー&本記事ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、ぴあ映画編集部アカウントよりDMをお送りします。ぴあ映画編集部Twitter()対象ツイート:※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。【応募締め切り】2021年1月22日(金) 23:59まで※期間中は何度でも応募可能です。『銀魂 THE FINAL』公開日:2021年1月8日(金)原作:空知英秋(集英社ジャンプコミックス刊)監督 / 脚本:宮脇千鶴監修:藤田陽一声の出演:杉田智和、阪口大助、釘宮理恵ほかアニメーション制作:BN Pictures配給:ワーナー・ブラザース映画コピーライト:(c)空知英秋 / 劇場版銀魂製作委員会オフィシャルサイト: gintamamovie.jp ()公式Twitter: @gintamamovie()取材・文 / 阿部裕華
2021年01月08日2021年1月2日に放送された、バラエティ番組『志村&鶴瓶のあぶない交遊録大最終回スペシャル』(ABEMA)。同番組は、お笑いタレントの笑福亭鶴瓶さんと、2020年3月に逝去した志村けんさんがMCを務め、1998年から正月の恒例特番として人気を博していました。今回の『大最終回スペシャル』では、『志村・鶴瓶VSナインティナインの元祖・英語禁止ボウリング対決!!』と題した企画を放送。お笑いコンビ『ナインティナイン』の岡村隆史さん・矢部浩之さんのチームと、鶴瓶さん・志村さんチームがボウリングで対戦する企画です。対戦中、英単語を発したら罰金、また、ピンク色のピンを倒すと美女からご褒美をもらえるというルールのもと繰り広げられる同企画は、長年多くの視聴者から愛されていました。鶴瓶「なんで先死ぬねんアホ!」同番組前半では、これまでの名場面をVTRで振り返る一幕も。鶴瓶さんは、亡くなった志村さんに対し「なんで先死ぬねんアホ!」と胸中を吐露しています。また、志村さんが亡くなった後、線香をあげに志村さんの兄の家を訪ねた時のことを語りました。(志村さんが亡くなった後)行ってきたんよ、家に。遺影の写真があって「いい写真ですね」ってお兄さんにいうたら「隣に鶴瓶さん写ってます」と。志村&鶴瓶のあぶない交遊録 大最終回スペシャルーより引用遺影の中で素敵な笑顔を浮かべていた志村さん。実は、その写真は鶴瓶さんとツーショットで写ったものだったのでした。そのエピソードを聞いた矢部さんは「名コンビだったんですよ。志村さんは、鶴瓶さんに心を許していたんだと思います」とひと言。岡村さんも「この番組の時には、志村さんはいつも嬉しそうだった」と過去を振り返りました。また、2020年10月に結婚した岡村さんは「志村さんに結婚の報告をしてたら、なんていってはったんやろ」「『なんだチミは?』っていわれるんですかね」と、亡き志村さんへ思いを馳せています。大悟「師匠、ありがとうございます」番組後半では、ボウリング対決を開催し、志村さんの代役として、お笑いコンビ『千鳥』の大悟さんが登場。ゲーム中、ピンクのピン6本を倒す好調ぶりを見せ、岡村さんに「志村さんが乗り移ってる!」と絶賛されていました。志村さんを師匠として尊敬し続ける大悟さんは、ゲーム終了後、志村さんへこのように語りかけています。おいしいとこ全部。いっぱい、いいのいただきました。師匠ありがとうございます。志村&鶴瓶のあぶない交遊録 大最終回スペシャルーより引用番組終了に反対だった鶴瓶「踏ん切りがついた」また、番組冒頭から鶴瓶さんは「これからも『ナインティナイン』の2人とこの番組を続けたい」と同番組の終了を惜しんでいました。しかし、矢部さんや岡村さんからは「志村さんありきの番組だった」とのツッコミが。番組終了に反対だった鶴瓶さんでしたが、ゲーム終了後には「志村さんも喜んでいると思う。踏ん切りがついた、ありがとうございました」と、20年間愛され続けた番組に、感謝と別れを告げました。番組の視聴者からはさまざまな声が上がっています。・志村さんが楽しそうにしている姿をたくさん見て、笑いながら泣いてしまいました。大好きな番組でした!・「志村さんありきの番組」と、矢部さんと岡村さんがいっていて泣きました。最終回をやってくれて、本当にありがとう。・子供の頃、家族と一緒に見ていた番組。この番組を見ると「正月だな」という感じがしていました。終わってしまうのはさびしいな。志村さんも、天国から『志村&鶴瓶のあぶない交遊録大最終回スペシャル』を楽しんでいたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年01月03日紬織(つむぎおり)の人間国宝・志村ふくみの孫である志村昌司を中心とした京都の染織ブランド・アトリエシムラ(atelier shimura)は、「アトリエシムラ展/染織家・志村ふくみ、洋子からの継承」を、2021年1月14日(木)から20日(水)まで、帝国ホテルプラザ東京3F 花あさぎにて開催する。「アトリエシムラ展/染織家・志村ふくみ、洋子からの継承」では、草木で糸を染め、手機で織った色無地反物や帯を展示販売する。中でも、「青藍」の反物は、最も元気の良い頃合いの藍で染めた、濃い色味の中にも爽やかさを感じられる仕上がり。自然の神秘を肌で感じられる、表情豊かな風合いが魅力だ。また、反物や帯に加えて、帯の上辺を飾る帯揚げや、小物を入れて持ち運べる数寄屋袋といった、着物と一緒に使えるアイテムやストールも、ともに販売される。【詳細】アトリエシムラ展/染織家・志村ふくみ、洋子からの継承開催日時:2021年1月14日(木)~20日(水) 11:00~19:00会場:帝国ホテルプラザ東京3F 花あさぎ住所:東京都千代田区内幸町1-1-1価格:・反物 400,000円+税~・帯 150,000円+税~・帯締め 19,000円+税~・帯揚げ 15,000円+税~・ストール 39,000円+税【問い合わせ先】花あさぎTEL:03-6273-3139
2020年12月21日1998年より約20年にわたりテレビ朝日にて放送されていた正月恒例の名物番組『志村&鶴瓶のあぶない交遊録』が、来年1月2日(21:00~22:30)に大最終回スペシャルとして復活、ABEMAで独占配信されることが決定した。14日に都内で収録が行われ、笑福亭鶴瓶、ナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)が取材に応じた。このスペシャルでは、番組名物の元祖「英語禁止ボウリング」を実施。過去の放送では、志村けんさんと鶴瓶がチームを組み、ナインティナインと対決を繰り広げてきたが、今回は志村さんと親交の深かった千鳥の大悟が鶴瓶のパートナーとして参戦する。また、過去の名場面を振り返るコーナーでは、3人が思い出話を語る。収録後、鶴瓶は「去年(放送が)なかった。志村さんも亡くなられたので、あのまま終わっていくのかなと思ったんですけど、改めてやっていただいてうれしかったです」と心境を告白。「志村さんとよく一緒に飲みに行きましたよ。その思い出も踏まえて寂しいなと思いますね。亡くなったとき、なんで死んだんやねんと、ずっと思っていましたから」と突然の別れに悔しさをにじませつつ、「この番組で『志村けんと一緒にできた』ということだけでも幸せやなと思います」と思い出をかみしめた。矢部も「エンディングを撮っていたら寂しかったです。ふっと志村さんが来そうな雰囲気で。ほんまに終わるんやなと思ったら悲しくなりました」と吐露。「プライベートでも可愛がっていただいたなと思い出しながらVTRを見ていました。やっぱり寂しいですね。今日は寂しさを味わっていいのかなと思って収録に挑みました」と志村さんへの思いを語った。今年10月に結婚した岡村は、「今日の一投目は志村さんに『結婚しました』と報告して投げました。志村さんがどう思われているかわからないですけど。『裏切り者』と言われているかもしれませんが(笑)、志村さんのことを考えつつボウリングさせていただきました」と、志村さんへの結婚報告を込めてボウリング。「こんなに長く志村さんと鶴瓶さんと毎年お仕事させていただけるというのはすごく幸せなことでしたから、最終回とうたうのは寂しくはあったんですけど、自分の中で踏ん切りがつけられた気持ちもあります。この番組ですごく勉強させていただきましたし、お二人とも怒るわけでもなく自由にやらせていただいて本当に楽しいコーナーをやらせていただいたなと思っています」と語った。矢部も岡村も、志村さんと鶴瓶との共演はとても勉強になったという。矢部は「志村さんと鶴瓶さんと絡んでいると、ほかの番組に行っても緊張しない。すごい人と絡んでいると自信になるというのは大きかったです」と打ち明けた。岡村は「一つ一つの志村さんのリアクションをよく見ると、一個一個違う。こうやってリアクションとるんだなと勉強になりました。鶴瓶さんは『腰がちょっと』とか必ず何か振っておく。それがあとで効いてきたりして、なるほどなと。そういうのも大事やなと勉強になりました」と2人から学んだことを語ると、鶴瓶は「腰が痛いのはマジですよ」と笑いながらツッコんだ。さらに岡村は「控え室で志村さんと鶴瓶さんがしゃべっているのも聞いていて楽しかったです。ベテランの方が楽屋でこんな話するねんやというのを見られるだけでも得した気分でした。緊張もしていましたけど、毎年本当に楽屋から楽しみでした」と懐かしそうに振り返った。
2020年12月16日志村けんさん(享年70)が新型コロナウィルスによる肺炎のため、今年3月29日に亡くなってから8カ月が経つ。だが、所属事務所・イザワオフィスのHPのトップページでは、いまも生前と同じ「事務所の顔」として写真やプロフィールなどが掲載され続けている。さらにDVD発売などの情報は、NEWのマークをつけていまも更新が続く。「所属タレントが亡くなった場合、ほとんどの場合はひっそりとHPからなくしていくケースがほとんどです。なかにはファンの気持ちを思い、残すケースもありますが、“事務所の顔”であり続けることはめずらしいでしょうね」(芸能関係者)実は志村さんだけではなく、2004年に急逝した、いかりや長介さん(享年72)もイザワオフィスのHPでは“健在”だ。メンバー2人が他界してもなお、ドリフターズのメンバー全員が同社HPのトップにはずらりと並んでいるのだ。いしだあゆみ(72)、麻生祐未(57)、小泉孝太郎(42)など、一線級で活躍する所属タレントがいるにも関わらず、いまだ志村さんやいかりやさんを“顔”として掲げ、いまもなお新着情報を更新し続けているのはなぜなのかーーイザワオフィスに聞いてみた。「いまも志村の名前を冠にした番組は続いていますし、DVDやグッズの販売も続くので、HPを変える理由がありません。新着情報は今後も更新していく予定です」確かに「志村友達」のように名前を冠した番組は続いている。今後、新たなDVD発売も予定されている。加えて“志村さんのみならず、ザ・ドリフターズはいまも事務所にとって大切なグループ”とイザワオフィスは言う。「ドリフターズは41年前の事務所の設立時からの所属で、看板として貢献してくれた、感謝すべき存在です。そしてグループとして解散したわけでもない。今でもそのコントは映像で流れています。われわれとしては“ドリフターズはまだ活動中”と考えています」「8時だョ!全員集合」の番組終了から35年。いかりやさんと志村さんが天国に旅立った後も、ドリフターズはイザワオフィスの看板タレントなのだ。
2020年12月05日紬織(つむぎおり)の人間国宝・志村ふくみの孫である志村昌司を中心とした京都の染織ブランド・アトリエシムラ(atelier shimura)は、4周年を記念して、色無地(いろむじ)着物の展示販売会を2020年10月30日(金)から11月10日(火)まで、アトリエシムラShop & Gallery 京都本店にて開催する。“色無地”着物を展示販売アトリエシムラの制作の中心である“色無地”は、手織りの特徴が余すところなく表れ、植物から抽出した色の美しさが最も生きる着物。草木染めならではの、繊細な色彩を楽しめる。色無地着物の色のバリエーションは、青藍、銀鼠、桜花、春草色などを用意。月の満ち欠けに沿って藍染を施した青藍色の着物は、肌で自然の神秘を感じられる仕上がり。濃い色味の中にも爽やかさや若々しさを感じられる、凛とした色彩が魅力だ。樫や百日紅などの枝葉、団栗のイガや実の皮、枝葉などから生み出される銀鼠、つまりグレーの着物は、年齢や性別を問わずまとうことのできる、落ち着いた雰囲気が特徴。草木染めから生み出されるグレーのバリエーションは数えきれないほど多く、自分だけのお気に入りのグレーを見つけるのも楽しい。桜だけでなく梅や冬青(そよご)などの幹や枝から染められる桜花色の着物は、優しい色味で、ハレの日にぴったり。品格がありながらも柔らかく、温かみのある雰囲気を演出してくれる。染料から選べる色無地着物の受注販売も展示販売会では、色無地着物や帯、帯揚げといったアイテムを販売する他、色無地着物の受注販売も行う。受注販売では、思い入れのある植物や好みの色、自宅に植わっている植物などを相談した上で染料を選択。さらに、実際に糸を染め、経糸の準備をし、機にかけて織っていく工程も作り手からその都度共有し、着物そのものだけでなく着物になるまでの物語も楽しむことができるようになっている。【詳細】アトリエシムラ4周年―「色への祝祭」色無地着物展示販売会―開催日地:2020年10月30日(金)~11月10日(火) 12:00~18:00定休日:水・木曜日会場:アトリエシムラShop & Gallery 京都本店住所:京都府京都市下京区河原町通四条下ル市之町251-2 壽ビルディング2F・着物 400,000円+税~・帯 120,000円+税~・帯締め 19,000円+税~・帯揚げ 15,000円+税~・受注色無地着物 400,000円+税~ ※藍、緑、紫色は450,000円+税~【問い合わせ先】TEL:075-585-5953
2020年11月02日2020年3月、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染による肺炎で亡くなった、志村けんさん。突然の訃報に戸惑い、涙した人は多いでしょう。『志村けん銅像プロジェクト』目標金額2400万円を達成志村さんの故郷でゆかりの地である東京都東村山市は、訃報から約半年が経った同年9月29日より、『志村けんさん銅像プロジェクト』を発足。東村山を全国的に広く知らしめてくれた志村さんへの感謝の想いを込めた銅像を作るべく、クラウドファンディングで支援金を募っていました。クラウドファンディングは支援金が目標金額に達していない場合、受け取ることができない仕組み。同年10月30日が期限日でしたが、なんと同月28日時点で、目標金額である2400万円に到達したというのです!産経ニュースによると、実行委員会はクラウドファンディングを行っていたウェブサイト上に、以下のコメントを掲載しました。「皆さんと一緒にゴールを迎えられたことを嬉しく思っています」「必ず、素晴らしい銅像へと繋げて参ります」産経ニュースーより引用ちなみに、目標を上回った分の支援金は、銅像の維持管理費に充てるそうです。『志村けんさん銅像プロジェクト』のウェブサイトによると、志村さんの銅像は2021年夏頃を目処に、西武線東村山駅東口への設置が予定されています。志村さんのファンからは喜びの声が上がっています。・達成おめでとうございます!自分のことのように嬉しい。完成したら必ず志村さんに会いに行きます!・微力ながら参加させていただきました。志村さんは私たち夫婦にも子供たちにも大きな存在でした。完成を楽しみにしております。・「ありがとう」の気持ちを形にすることができるなんて、夢のような企画でした!「東村山に行けば志村さんに会える」と思うと、本当に嬉しいです。東村山市民やファンの感謝の気持ちが込められた志村さんの銅像は、何十年、何百年と歴史を刻んでいくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年10月29日『銀魂』の劇場版アニメーション第3作にして、アニメ『銀魂』最終作とされる『銀魂 THE FINAL』が、2021年1月8日(金)より公開される。この度、本作のアフレコが完了し、豪華キャスト陣からのコメントが寄せられた。最新作にしてラストを飾る映画『銀魂 THE FINAL』のアフレコが先日無事に終了。銀さんこと銀時役の杉田智和、新八役の阪口大助、神楽役の釘宮理恵、そして定春役の高橋美佳子ら万事屋メンバーが最後のアフレコを終えた思いを語った。杉田は「最後の祭り、という意味では、自分のやるべき事は変わりません」と主役キャストらしく堂々と構えつつ、「バカは良い、なら、良いバカである為に必要な事は何か?寛大で余裕のある許容の精神です」とコメント。阪口は「アフレコして確信しました、最後です!」と“本当のラスト”について言及しつつ、映画については「こんな御時世なのでアフレコ現場はバカ騒ぎとはなりませんでしたが、間違いなし!」と自信をのぞかせた。釘宮は、「銀魂としては久しぶりの収録で、私の思いすごしかもしれませんが何だか温かい雰囲気を感じました」と、アフレコの雰囲気を振り返り、「銀魂最後のお祭り騒ぎ、一緒に盛り上がりましょう!!」と、本当の”最後”に向けての意気込みを語った。高橋はアニメ「銀魂」の 15 年間を振り返りながら「映画ラストのひと鳴きに思いを込めたので、最後までお見逃しなく!『最後のバカ騒ぎ』万歳!!…本当に最後なのかな?(笑)」と万事屋の一員である定春について熱弁をふるいつつ、キャスト本人もまだ信じられない「終わり」についてもコメントした。あわせて今回は、近藤勲役・千葉進歩、土方十四郎役・中井和哉、沖田総悟役・鈴村健一ら真選組メンバーのキャスト陣も集合。万事屋キャストたちとともに、それぞれ台本を持ち笑顔を見せるアフレコ終了直後の写真が公開となった。また、10月10日(土)には、銀時の誕生日を記念し、映画『銀魂 THE FINAL』の新たな情報が発表される予定だ。●杉田智和(坂田銀時役)最後の祭り、という意味では、自分のやるべき事は変わりません。我を忘れて楽しむ側ではなく、バランスを根底で支え続ける立場であるという事です。バカは良い、なら、良いバカである為に必要な事は何か?寛大で余裕のある許容の精神です。ノリ悪いな!って言う輩は自分のリズムしか信じられない無軌道な存在です。気を付けましょう。●阪口大助(志村新八役)ついに最後です!今度こそ最後です!アフレコして確信しました、最後です!こんな御時世なのでアフレコ現場はバカ騒ぎとはなりませんでしたが、内容は間違いなし!でございます。お楽しみに!●釘宮理恵(神楽役)このご時世に万事屋3人揃って収録できて、正直なところ、それが何よりも嬉しかったです。銀魂としては久しぶりの収録で、私の思いすごしかもしれませんが何だか温かい雰囲気を感じました。物語はみなさまご存知の方も多いとは思いますが、銀魂最後のお祭り騒ぎ、一緒に盛り上がりましょう!!はじめましての方も、今ならまだ間に合いますっ!!ぜひー!!●高橋美佳子(定春役)長い様であっという間の15年間でした。まさかこんなにも長く犬の役を、定春をやらせて貰える事になるとは…嬉しい誤算でした!(お通ちゃんにももう一度会いたかったな?)映画ラストのひと鳴きに思いを込めたので、最後までお見逃しなく!「最後のバカ騒ぎ」万歳!!……本当に最後なのかな?(笑)『銀魂 THE FINAL』2021年1月8日(金)より全国公開
2020年10月06日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)による肺炎で、2020年3月に亡くなったタレントの志村けんさん。同年9月26日には、志村さんの冠番組である、16年半続いたバラエティ番組『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)が最終回を迎え、後続として『I LOVE みんなのどうぶつ園』(日本テレビ系)がスタートしました。MCは、前番組に飼育係として出演していた、アイドルグループ『嵐』の相葉雅紀さん。同年10月3日の初回放送では、相葉さんが遺された志村さんの愛犬に会いに行き、反響が上がっています。衰弱した愛犬を救ったハウスキーパーの一家『天才!志村どうぶつ園』に出演したことがきっかけとなり、志村さんと暮らすことになった柴犬の『殿くん』と、ゴールデン・レトリバーの『チロくん』。新番組を始めるにあたって、愛犬2匹のことが気になっていた相葉さんは、志村さんの自宅で働いていたハウスキーパーの1人である女性に会いに行きました。部屋の片付けや愛犬たちの世話をして、家族ぐるみで志村さんと交流をしていた女性。彼女によると、殿くんは繊細で警戒心が強く、チロくんは自由奔放で独占欲が強いタイプとのこと。そのため志村さんが入院すると、殿くんは生きる気力を失って衰弱してしまったそうです。志村さんを想い続けた殿くん保健所や医療関係者の指導の元、室内の消毒は済ませていたのですが、女性は念のため志村さんが最後までいた寝室のみ締め切っていました。しかしある日、一瞬のすきを見て殿くんが志村さんの寝室に侵入。除菌洗浄されている布団のにおいをかいで何かを察し、ごはんと水を拒絶するようになってしまいます。女性が獣医に相談すると、「志村さんについて行くつもりなのかもしれませんね…」と覚悟するようにいわれてしまいました。愛犬の心を動かした子供たち散歩にも行かない殿くん。すると、女性の息子さんたちが遊びに誘いにやってくるようになります。イラ立った殿くんにかまれそうになりながらも根気よく遊びに誘い続けると、殿くんは徐々に回復。女性は「自分は家政婦の1人。殿くんを引き取ってもいいものか」と思うようになりますが、そんな悩みは無用でした。志村さんの所属事務所の人々が背中を押してくれたため、一家は殿くんを引き取ることができたのです。相葉さんは殿くんと対面すると、自身の腕前を発揮しトリミングすることに。サッパリとした殿君をなでながら、次のようにいいました。長生きするんだよ。園長が見守ってるから、絶対。I LOVE みんなのどうぶつ園ーより引用殿くんと女性一家のエピソードに、多くの人が胸を打たれました。・殿くん、いい人に引き取られて本当によかった!・志村さんもきっと、天国から心配していただろうな…。・めっちゃ泣いた。いっぱい食べて長生きしてほしい。・子供たちって不思議なパワーをもっていますよね。ありがとう!温かな家庭で暮らしている殿くん。さびしさはなかなか消えないものですが、殿くんも今では志村さんの笑顔を胸に日々を過ごしていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年10月04日