女優の山本美月、蒔田彩珠、俳優の柳俊太郎、チェ・ジョンヒョプが17日、東京・原宿のトミー ヒルフィガー 表参道店1周年記念イベント『People’s place』に出席した。アジアでは最大規模のフラッグシップストアとして2012年にグランドオープンしたアメリカ発のグローバルライフスタイルブランド、トミー ヒルフィガーの表参道店。ブランドのDNAでもある"アメリカン・クラシック・クール"を随所に散りばめた内装にリフィットし、2023年4月28日にリニューアルオープンした。今回はリニューアル1周年を記念したイベントで、トミー・ヒルフィガーによるウェルカムグリーティングのほか、錚々たるセレブリティが同ブランドの最新春夏コレクションを身にまとって報道陣の取材に応じた。今年1月からTBS系で放送されたドラマ『Eye Love You』に二階堂ふみ演じるヒロインの相手役として日本のドラマに初出演し、日本でも人気のチェ・ジョンヒョプ。イベント前には彼を一目見ようと女性ファンが店舗に駆けつけるなど会場外で大きな盛り上がりを見せた。チェ・ジョンヒョプは「まずこのような場所に呼んでいただけてすごく光栄です」と感謝の言葉を口にし、「実は日本で多くの場所に遊びへ行ったことがないんです。場所というより空が好きなので空を見たいと思います。空を見ると澄んでいてキレイだなと思うので、公園のような場所で空を見たいと思います」と日本の行きたい場所として空が見える公園をあげた。現役のモデルとしても活躍している山本美月は、ドレスを着用して登場。カメラマンのポーズに応じながら「全身白いホワイトコーデで(スカートの)プリーツがとても細かくてグリーンのラインが入っています。とても繊細な作りで爽やかなところがポイントです」とファッション解説し、そのファッションを着用して行きたい場所を「これから暑くなるので、自然がたくさんある場所で自然を感じながらお散歩したいと思います」と語った。続けて、「何年も前からここにあるような、表参道にしっくりと来るお店だと思います。随所でアメリカっぽいし、階段にある額縁に映像が流れていて、アトラクションチックで楽しみました」と好印象の様子だった。蒔田彩珠は「春のカラーと言いますか、普段あまり着ない雰囲気の衣装ですが、着心地がすごく良いです」と笑顔を見せながら「ちょっと早めの海とかに行ってみたいですね」と笑顔を見せていた。
2024年04月18日俳優の柳俊太郎が17日、都内で行われたトミーヒルフィガー表参道店1周年記念イベント『People’s place』に登場した。柳は、昨年リニューアルした新店舗に「色とりどりで、子どもの夢がいっぱい詰まったような、おもちゃ箱のような店舗だなと思いました」と声を弾ませる。紺のポロシャツにブルーのパンツと『トミーヒルフィガー』らしい衣装をまとった柳はすらりとしたスタイルを披露。きょうのファッションを身についていきたいところを聞かれると「犬を飼っているんですが、今は外がすごく気持ちいい季節なので、一緒に公園なんて行きながらまったりしたいです」と声を弾ませた。同イベントは、表参道店のリニューアルオープン1周年を記念して行われた。ブランドのDNA『アメリカン・クラシック・クール』を随所に散りばめた内装にリフィットし、2023年4月28日にリニューアルオープンした同店舗では、クラシック(古き良き側面)と新しさ(今日のために洗練された側面)の融合をより一層体現している店内が特徴となっている。
2024年04月17日92歳になった今でも、精力的に創作活動を続ける谷川俊太郎。アート名言集『生きてるってどういうこと?』の発売にあたり、「ずっと自分自身に問いかけてきたことをみなさんと分かち合っていきたいと思って」と語った。――ウクライナの戦争やコロナウイルスなどで混沌とした状況が続く中、生きるということについて改めて考えるようになった人たちが増えています。僕の場合は、小さいときから戦争が始まっていて、小学生から中学生にかけて東京が空襲されて焼け野原になったりしているのを目の当たりにしてきたんですよ。戦争のリアリティというのを割と小さい頃から知っていたんですね。だから、いま、ウクライナとロシアが戦争しているということも、当たり前のことのようにして見ちゃうんです。やっぱり戦争は嫌なんだけれど、これはもう、人間の運命というか、宿命みたいなもので、いくら未来になっても戦争は終わらないだろうという感じを持っていますね。一種の諦めのようなものなのだけれど、そこにあるリアルな感じというのを持っていたほうがいいのではないかと思います。人間はやっぱり争うからね。勝負事が結構好きでしょう?だから、割と、いろんな事件が起こっても、もう平気になっちゃいましたね、年取ったら。――40~50代には、日々の生活に追われながらも自分の生き方に迷いを抱いている人が多くいます。そんな人たちに何かアドバイスをいただけますか。もうそんな生意気なことできないね、年寄りだから。年寄りは、若い人と違って、全然発想が変わるんですよ。だから、諦めてもいいとか、絶望してもいいとか、そういうマイナスの価値が自分でもありのままに認められるようになったというところがありますよね。言ってみればすごく自由になっていて、自分が感じることは全部リアリティがあるんだと思うようになって、あんまり、こういうふうに感じちゃいけないとか、こんなことを思っちゃいけないとか、というふうにはなってなくて、「何でもありだ」という感じになってますね、今や。――今回発売した本は、谷川さんの詩と宮内ヨシオさんの絵を組み合わせた合作ですね。僕は若い頃から、来る仕事で、自分ができそうな仕事は全部受けていたんです。何しろ、大学にも行ってないし、手に職もないし、とにかく食っていかなきゃいけなかったから。そういうわけで、例えば歌詞を書くとか、誰かのイラストに言葉を書くとか、自分とは違うジャンルの仕事っていうのをいっぱいやってきているわけ。それが結構、自分のエネルギーになっていたんですね。一人でやるのではなく、いろんな人とやるということが。それは本当に、自分じゃなくて、他の人のおかげで今までやってきたという気持ちはすごくありますね。だから結構、合作のほうが力を得るというか、エネルギーが湧くことが多かったりするんですよ。自分にないものが出てくると、自分の中からまた何か出てくるんですよね、一人でやるよりも。ほかのジャンルの作品を見せてもらって、そこから自分の中の何かが湧いてくるということがありますからね。――創作活動において、何か影響を与えているものはありますか。僕は子供のころから自然に触れて生きてきて、それが詩にも大きな影響を与えていると感じています。自然というのは自分の創作の原動力になっているんですよね。言葉の世界というのは一種人工的でしょう。どうしても、その言葉の世界のもとにある芸術というのに触れたくなるんですが、それが究極的には自然なんですよね。だから、やはり、東京にいるだけじゃなくて、ときどき自然の中に出たくなったりしましたね。――今後、どんな創作活動をしていきたいですか?僕は、これからあと何年やるか分かんないですけど、今まで経験したことのない何かが感じられるといいなというのは思います。だから、もう九十歳を超えていればほとんど時間はないわけだけど、やっぱり、前からの経験じゃなくて、何か新しい、九十歳を超えたからこそ感じるものがあるだろうと思うのね。それをなんらかの形で言葉にしたり表現したいとは思うんだけど、これも結構難しいんですよ。何か自然に降りてくるとか、湧いてくるとか、やっぱり自然とのつながりって、年を取れば取るほど強くなりますね。谷川俊太郎92歳、今も変わらず好奇心旺盛で意欲的に創作活動を続けている。
2024年04月17日JO1の川西拓実が、15日に都内で行われた映画『バジーノイズ』(5月3日公開)の完成披露試写会に桜田ひより、井之脇海、栁俊太郎(※「柳」の正式表記は旧漢字)、円井わん、風間太樹監督とともに登壇した。同作は、むつき潤氏による同名コミックの実写化作。マンションの住み込み管理人をしながら、「音楽を奏でること」だけを生きがいにしている清澄(川西)は、人と関わることを必要とせずシンプルな生活を送っていたが、ある日上の部屋に住む女性・潮(桜田)から、毎日音漏れしていた清澄の音楽を楽しみに聞いていたと打ち明けられる。そして潮が投稿した何気ない演奏動画によって、自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思ってもいなかった清澄の世界が大きく変わっていく。監督はドラマ『silent』を手掛けた風間太樹氏が務める。○■JO1 川西拓実、自身に欠かせないものは“音楽”「いつもそばにある」イベントでは同作の主人公・清澄がミニマリストということにちなみ、「○○さえあれば他に何もいらない」をテーマにトークするコーナーを実施。川西は「音楽」と回答し、「僕は昔から音楽を聴くことも大好きで、歌うことも大好き」と話す。続けて「いまJO1になって、もちろん歌も歌いますし、弾きますし、作るし……僕も清澄と同じように家に帰ったら作曲の練習をしたり、曲を作る毎日なので、僕にとっていつもそばにある音楽というものは大切だなと心から思っています」と愛を語った。また、川西は撮影現場で栁ら共演者にJO1の“Go to the TOPポーズ”を布教していたそうで「皆さんに教えて流行らせてもらえないかなと……(笑)」と話し、笑いを誘う。柳も「わざと(ポーズを)間違えてやって、(川西が)『なんでやねん!』『ちゃうねん!』と(ツッコんでいた)」と撮影現場での仲の良さを感じさせるエピソードを披露していた。フォトセッションでは、報道陣からキャスト陣・監督に“Go to the TOPポーズ”のリクエストが。桜田と柳がわざと間違え、川西がツッコむ姿も見られ、和気あいあいとした雰囲気でイベントは終了した。
2024年04月15日川西拓実(JO1)と桜田ひよりが主演する映画『バジーノイズ』より、桜田さん演じる潮、井之脇海演じる航太郎、柳俊太郎演じる陸の場面写真がシネマカフェに到着した。マンションの管理人をする清澄(川西さん)と、他人の“いいね”だけを追いかけて生きてきた潮が出会うことによって、巻き込まれていく潮の幼なじみで、レコード会社勤務の航太郎、彼が担当する「マザーズデイ」のベーシスト・陸。清澄と、彼の音楽に惹かれた陸は、「AZUR」としてバンドを組むこととなり、潮や航太郎も個人的に手伝うことになる。今回シネマカフェには、清澄によって運命が変わっていく潮、航太郎、陸が並んで夜の街を歩く姿や、航太郎とベースを背負った陸の場面、そして陸の演奏シーンが到着。航太郎役の井之脇さんは、監督・風間太樹が監督補を務めた『帝一の國』で出会い、いつか一緒にと思っていたそう。井之脇さんが演じる等身大の登場人物は、観客の共感を呼ぶことだろう。また、陸役の柳さんは、陸の圧倒的な存在感を演じられる俳優ということで名前が挙がったそう。様々な経験を感じさせる空気感を纏い、深みのある演技に説得力がある柳さん。ベースはほぼ弾けない状態だったが、自ら練習量を増やしたことで、プロが見ても納得できる仕上がりになったという。『バジーノイズ』は5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バジーノイズ 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
2024年04月13日詩人・谷川俊太郎氏(92)が「生きる力」や「幸せ」についてことばを紡ぎ、イラストレーター・宮内ヨシオ氏が透明水彩で動物や植物たちの生命力を強く美しく描いた書籍『生きてるってどういうこと?』(光文社)が、本日(10日)より発売となった。谷川氏は「生きる意味を一度でも考えたことがある人に届けたい」とコメント寄せている。同書は、生命そのものが持つエネルギーを感じ、生きる力と生きる喜びを味わえる一冊。見開き完結の構成で、どこからでも読めるスタイルとなっている。テーマに共感した黒柳徹子(90)が帯コメントで「絵の色が美しい。詩の色にピッタリ。どんな気持ちのときにページをめくっても心が癒される。パンダの友達が全ページにいるのも気に入った!!」と絶賛している。昨年12月に92歳の誕生日を迎えた谷川氏は、「『生きているってどういうこと?』と、一度でも考えたことがある人に、この書籍を手に取ってほしい。物心ついてから、ずっと自分自身に問いかけてきたことをみなさんと分かち合っていきたいと思った」と制作への思いを明かしている。また、「谷川さんにとって、生きるとはどういうことでしょうか?」との直球の質問には「生きているうちは『生きる』がどういうことかはなかなかわからない。死んでから答えが見つかるんじゃないかなと思います」と生への探求を今なお続けていることを感じさせる答えが返ってきた。毎日が精一杯だったり、働きすぎて明日への活力が湧かなかったりする人々に向けて、「疲労も失望も絶望も、豊かな『生きていること』の部分です。そこに生きるエネルギーが常に隠れています」とメッセージを送っている。発売にあわせ、同書の透明水彩原画18点を展示する「『生きてるってどういうこと?』宮内ヨシオ展覧会」が、今月16日から東京・中央区の朝日新聞東京本社はじめ各地で順次開催されることが決定している。■展覧会スケジュール第1回/朝日新聞東京本社 本館2階 コンコース:4月16日(火)~5月1日(水)第2回/大垣書店麻布台ヒルズ店:5月3日(金)~5月16日(木)第3回/松坂屋上野店 6階催事場:6月19日(水)~6月24日(月)ほか順次開催予定
2024年04月10日藤田俊太郎演出による舞台『「Take Me Out」2025』が、2025年5月から6月に上演されることが決定した。『Take Me Out』は、メジャーリーグの華やかな選手たちの関係を捉えながら、そこに渦巻く閉鎖性によって浮き彫りになる人種問題や社会的マイノリティに深く切り込んだ作品となっている。舞台『Take Me Out』2018年公演より(撮影:神ノ川智早)3度目の上演となる今回は、2016年・18年の上演を支えたキャストを含むレジェンドチームと、新メンバーで構成するルーキーチームの2チームを結成。ルーキーチームは演技経験不問の一般公募によるオーディションで全キャストが選抜される。レジェンドチームの詳細など、詳しい公演情報は追って発表となる。■演出:藤田俊太郎 コメント『Take Me Out』2025年公演のスタートに寄せて。『Take Me Out』は読む度にいつも新しい価値観が見つかり、そして演出する度にいつも私に新鮮な演劇の美しさを与えてくれる戯曲です。これまで2度演出を担ってきましたが、また挑戦したいと常々願っていたこのせりふ劇に向き合える機会をいただけたことを心から嬉しく思っています。しかも、今回のシーズンは2016年、18年の公演を共に創った仲間たちを中心とするレジェンドチームと全キャストオーディションにてご一緒する新チームの2チームで創作するというプロジェクトが始まり、2025年の上演に向けて今からとても興奮しています。オーディションは演技経験不問の一般公募。たくさんの演技者、表現者に出会うチャンスを与えてくださったシーエイティプロデュースの皆様には感謝しかありません。オーディションに関しては、映像による一次審査は参加してくださる全員、責任を持って全て観させていただきます。その後二次審査は、具体的に演出プランを伝えて、稽古初旬のようにその場にいる参加者全員でシーン構築していくワークショップ形式でのオーディションを実施致します。これまでこの作品を通して出会った全ての方、キャスト、プランナー、スタッフ、カンパニーに心からのリスペクトを込めて、2025年の公演ではこれまで培った演出の核となるものを大事にしながら、真っ新な気持ちで臨みたいと強く思っています。全体の規模感も公演する劇場も演出のアプローチも一新します。キャストお一人お一人の個性を大事に、対話を積み重ねて、それぞれの魅力が溢れる2チームを創り上げたいと思っています。今思うと、初めてこの本に出会った時になんと魅力的な言葉の力を持った物語なのだろうと感動しました。舞台は2000年代初頭と思われるアメリカニューヨーク、メジャーリーグのベースボールチーム。ロッカールームやシャワールーム、グラウンドでの登場人物のやり取り、様々な会話によって立ち上がる主題は多岐に渡ります。異なる人種間の理解と不寛容。人と人の心の融和と、受け入れ合うことができない差別。マイノリティとマジョリティ。既成概念と革新的な考え方。勝つことと負けること。正しいことと正しくないこと。裕福と貧しさ。連れ出すこと、もしくは追い出すこと。身を守ることと攻撃すること。台本の中で’楽園‘という言葉で表現される野球を通したアメリカの現代社会を描きながら、作品全体が喜劇的であり悲劇的です。生きる喜びと、日々何かを損なうという、失う悲しみをも描いています。劇中に「言葉にするのが難しいだけかな」というせりふがありますが、言葉を尽くしてそれでもまだ語り尽くせない野球の感動が演劇と交錯することで、新しい感情の表現を生み出しています。会計士である「メイソン」がこのチームを外側からの観た語り部となり、スポーツの魅力を清々しい言葉に宿して響かせ、その中心にいるファイブツールプレイヤーと称される大スター選手、黒人と白人のミックスである「ダレン」と愛を交歓します。もう一人の語り部である「キッピー」が選手代表としてチームを内側から語る視点を持つことでこの作品が独自の魅力を持つことになります。白人の「トッディ」が実に人間らしくこの状況に反応し堂々と自己主張し、アメリカ南部出身の天才投手「シェーン」の言動が仲間たちに修復することができないひびを入れ、ムードメーカーであるキャッチャーの「ジェイソン」がチームの不和を正そうとする役割を持ちます。中南米出身の「マルティネス」の佇まいと強烈な個性が場に開放感や彩りをもたらし、「ロドリゲス」の持つ陽気さ、アメリカ出身ではない者の事象への対峙が舞台に深みをもたらします。日本人メジャーリーガーのパイオニアのような存在の「カワバタ」の苦悩がリアリティを持ち、監督の「スキッパー」が全ての騒動を見守り、発言には大きな影響力があります。ライバルチームで黒人の実力選手である「デイビー」の死、かつてのダレンとの深い友情を想い、観客は胸を痛めることになります。劇は、「ここではないどこかへ連れ出してくれる存在」を支柱としながら、終幕に向かいます。幕切れは、様々な解釈をすることができます。私は、「人は互いを称えあい生きている」という人間讃歌を描いているのではないかと感じ、演出家としての愛をラストシーンに込めたいと思っています。アメリカにおける2025年の“今”を鑑みながら、この作品を通してどのような演劇を創ることができるのか、カンパニー一丸となって挑戦し、追い求めていきたいと思っています。『Take Me Out』2025年シーズンに向けての全キャストオーディション、たくさんの方の応募を心からお待ちしております。<公演情報>舞台『Take Me Out』20252025年5月~6月に上演演出:藤田俊太郎※詳細は後日発表オーディションの詳細はこちら:
2024年03月28日谷川俊太郎の詩を綴った「『朝のリレー』チョコレート / バイリンガル」が登場。2024年3月14日(木)より、東京目黒区のチョコレートショップ「アイコン ショップ(EYECON SHOP)」ほかにて販売される。谷川俊太郎の“詩”を味わうチョコレートに新作“文学を味わう”をコンセプトに作られた、アイコン ショップの人気スイーツ「詩のチョコレート」。今回は、谷川俊太郎の代表作「朝のリレー」のバイリンガル版がラインナップする。書籍をモチーフにしたパッケージを開くと、金色に輝くアルミに包まれた、東京・深沢に店舗を構える「ショコル」によるチョコレートが登場。アルミとチョコレート両方に活版印刷の「朝のリレー」が綴られている。また、パッケージにも「朝のリレー」を綴っているのがポイントだ。これまで、日本語と英語バージョンで別々に展開されていたが、バイリンガルでの販売を希望する声のもと、別々だった2つの製品が混ざり合い、今回の製品化に至った。和文と英文を行き来しながら詩を楽しめる、バイリンガル版に仕上げている。なお翻訳は、谷川俊太郎の作品の多くの翻訳を手掛けているウィリアム・I・エリオットが担当した。【詳細】谷川俊太郎「朝のリレー」チョコレート / バイリンガル取扱い店舗:アイコンショップ店頭およびオンラインショップ住所:東京都目黒区八雲4-5-9 1F(都立大学駅徒歩8歩 / パーシモンホール裏)営業時間:11:00~18:00(不定休)価格:2,400円(1個、おおよそ33g)
2024年03月15日●『ゴールデンカムイ』で一人二役を怪演2009年に「第24回MEN’S NON-NOモデルグランプリ」を受賞し、モデルとしてデビュー。芸能生活15周年を迎えた柳俊太郎(32 / ※「柳」の正式表記は旧漢字)。2021年には雑誌『MEN’S NON-NO』の専属モデルを卒業し、2012年からスタートさせていた俳優業へと活動の場を移した。現在、放送中のテレビ東京系ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』(毎週火曜24:30~)で演じる夫役も話題を集めている。そしてスクリーンでは、壮大な原作漫画を実写映画化した『ゴールデンカムイ』にキャストとして名を連ねている。“不死身の杉元”こと、元陸軍兵の杉元佐一役の山崎賢人(「崎」はたつさき)を主演に、日露戦争終結直後の北海道を舞台とし、アイヌの莫大な埋蔵金を巡る争奪戦を描くサバイバルアクションの『ゴールデンカムイ』。2月4日までの公開17日間で、観客動員数111万人、興行収入16.3億円を突破するなど大ヒットを記録している。柳が演じるのは、大日本帝国陸軍第七師団一等卒の双子の軍人、二階堂浩平と洋平。インパクト大の一人二役の重責を見事に果たした。これまでにも柳は、『るろうに剣心 最終章 The Final』の乙和瓢湖、『ヒル(WOWOW)』の金髪のヨビ、主演映画『僕の名前はルシアン』の美しきサイコパスなど、さまざまな作品で印象を残してきている。そんな柳が、「役者としてのモチベーションになった」作品のほか、“その存在は大きい”という、公私ともに縁が深い山崎賢人について語った。さらには、ミステリアスに見える柳の「ものすごい緊張しいなんです」との意外な素顔も。○二階堂兄弟の一人二役は「かなり繊細な作業」――野田サトルさんの原作コミック『ゴールデンカムイ』は、もともと読まれていたと聞きました。出演が決まったときは。めちゃくちゃ嬉しかったです。まさか一員になれるとは。しかもいただいた役が、二階堂という非常にインパクトのある役だったので、作品のいいスパイスになれればと思いました。ただ、そのためにはいろいろ作っていくべきものがあるなと。決まってからは嬉しいというより、演じるにあたって「戦わなきゃ」という気持ちになりました。――原作を大切にしているのが伝わる映画化で、原作ファンからの支持も厚く大ヒットを記録しています。自分が演じるからこそといった部分は、どこを意識されましたか?原作というモデルがあるので、そこに沿った役作りはします。ただ今回に関していえば、たとえば最後のアクション部分は原作を膨らませたオリジナルのシーンで、より二階堂の人柄が見えると感じましたし、モデルに沿ったなかで自分なりのアクションや動きを作っていく必要がありました。楽しかったですが大変でした。ただでさえインパクトのある役なので、オリジナルの部分でがっかりさせるわけにはいきませんから。――双子の役です。どのように撮影していったのでしょうか。自分も双子役は初めてでした。今回は、最初に浩平をやって、その後に洋平をやっていきました。ただ、段取りでは2人必要になるんです。当然、僕の体は1つですから、同時にはできません。それでボディダブルの方にやっていただくんです。そのために、事前に自分の頭の中で全体をイメージして、その方に「僕は浩平としてこういう動きをするので、洋平としてこう動いてほしい」と伝えていきます。でもどうしても自分ではないので、差が生まれますよね。それに対応していく必要があったりするので、かなり繊細な作業でした。――そうした作業を経て、実際に画面で自分が2人いるのを観たときは。面白かったです。出来上がるとこうなるんだと。ただ、自分に関してはなかなか評価しがたいです。作品全体に対しては、みんなの原作へのリスペクトや熱、愛をスクリーンで感じることができましたし、この壮大な世界観をよくここまで生のものとして作り上げたなと感動しました。でも、どうしても自分自身への反省点はいっぱいあります。作品が素晴らしいので、自分もスパイスになれているのかなとは思っていますが。――浩平と洋平、印象に残っています。柳さんは、これまでにも多くの作品で、印象的な役柄を演じてきました。そうしたキャラクターの濃い役に関しては、自分でやりたいからなのか、それとも求められることが多いのでしょうか。出るからには印象を残したいとは思っています。狂気的な部分だけではなく、自分にしかできないだろうというところを見せたいという気持ちはあります。もちろん原作ものの場合、そこから外れないようには気を配りますが、その中でも何か自分にしかできないようなものを出せればとは思っています。あと原作にはない生っぽさを、自分が演じたときに、どれだけ観ている人に感じてもらえるだろうかということは考えています。○山崎賢人はプライベートでもよく会う仲――柳さんはモデルデビューから15年。役者としても10年以上キャリアを積まれてきました。振り返って、ターニングポイントになったような作品、時期を教えてください。一つひとつの作品がすべてそうなんですけど……。それこそ『ゴールデンカムイ』で主演を務めている山崎賢人の存在は大きいです。プライベートでもよく会う仲なのですが、最初はドラマの『弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(14・日本テレビ系)、そこから『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17)、『今際の国のアリス』(20)、またドラマ『アトムの童』(22・TBS系)で、この『ゴールデンカムイ』と。――5作目ですね。共演シーンは少ないんですけど、何度も同じ作品に出て来てるんです。仕事場で会うと、彼のスケールがどんどん大きくなっていくのを感じて、すごくいい刺激を受けます。いま挙げた中の『今際の国のアリス』は自分自身にもいい影響がありました。人生的にいろいろ悩んでいる時期だったのですが、あの作品に出会って「楽しい」と思えたんです。ちょうどNetflixでの配信ものが広まり始めた時期で。●「緊張していないような顔」の奥にある“ネガティブ力”――確かに『今際の国のアリス』を観たときは、日本でもこの規模でできるんだと驚きでした。そうなんです。なんだか世界が広がったというか、モチベーションに繋がったというか。もちろん作品は規模の大小だとは思っていません。それでも、日本でもこういうものが作れるんだという衝撃はありましたし、役者としてのモチベーションになったのは事実です。そのときも賢人の「でっかい舞台でこれだけ頑張っている」姿を近くで見たのも刺激になりました。――いろいろ悩んでいたというのは。コロナ禍に入ったときだったんですよね。――そうでした。社会全体に暗いムードがありましたね。時期的なこともあって、余計に『今際の国のアリス』冒頭の渋谷のシーンには度肝を抜かれました。そして柳さんの演じた“ラスボス”はすごい存在感でした。コロナでよくないニュースがたくさんあって、どうやって生きていくんだろうと考えたり、撮影もずっとストップしていた時期もあったりして。ずっと家にいた中で、あのでっかい規模の作品がドーンと配信されて、気持ち的に変わったところがありました。ああいう中でもできるんだと。それに、ただでさえ人と人との繋がりがなくなっていた時期に、世界中の人からインスタにメッセージがきたんです。繋がりがなくなっているはずなのに、地球の反対側のブラジルの人からもメッセージが来て。――それは感動しますね。「すげえ! こんなことがあるんだ!」って。間違いなくモチベーションのひとつになりました。これだけの人を喜ばせられるんだと実感できて。しかも日本人だけじゃなく、外国人の方もこんなに喜んでくれるんだと。それを感じられた作品でした。○緊張しすぎて力を発揮できなかった過去――性格的にはご自身は変化してきていますか? 現場での居方とか。自分は反省の繰り返しで、仕事に対してはめちゃくちゃネガティブなんです。それにものすごい緊張しいで。緊張しすぎて力を発揮できなかったみたいなことが、それこそ子供の頃のサッカーの試合とか、ほかのスポーツの試合のときでも毎回だったんです。あれが大人になってもまだ続くのかと。――でも学生時代は、サッカーでもバレーでも活躍されてますよね?(高校バレーの宮城県大会で準優勝)いや、「もっとできたのに」という気持ちがあります。――お芝居でも「緊張しなくなったらおしまいだ」と、みなさんよく言いますが。それでも緊張したくないです。「緊張しないほうがもっとできるんじゃないか」と自分は思ってしまうんですよね。本当に小さな頃から緊張しいで。たとえばクラスの授業中に「この問題分かる人!」と先生が言っても誰も手をあげなかったりして、「じゃあ、柳」と指されたりすると、もう顔が真っ赤になって何も答えられなくなってました。○大人になって緊張が顔に出ないタイプに――そうなんですね。なにか緊張が解けるおまじないとか、ゲン担ぎを試したりは。それこそ調べたりするのは好きですよ。たとえば肉を食べると気持ちが強くなるとか。土を食べると何かの菌が腸に作用して緊張しなくなるとか聞いたときには、土食べようかと思いましたもん。いや、食べないですけどね、土。でもいろいろ調べるのは好きです。――経験を重ねたことで、本番では切り替えられるようになったとか。後輩も出て来て変わったといったことはないのでしょうか。今でもずっと緊張してます。ただ昔は緊張が顔にまで出るタイプだったのが、大人になるにつれて、緊張していないような顔をできるようにはなりました。だから、「緊張してる」と言っても「全然緊張しているように見えない」と言われます。めっちゃ緊張してるんですけど。だから後輩がいたとしても、緊張がバレてないと思います。――そこは術を。後輩の前ではかっこつけてるのかもしれません。バレてたら恥ずかしいですけど(笑)。――最後に、現在キャリア15年ですが、たとえば30年後にはどのようになっていたいですか?いま32歳なので、30年後というと還暦すぎですよね。そのとき自分は芝居、やってるのかな。正直、そこまで執着はしてないんです。ただ、もしやっていたとしたら、芝居をずっと好きなんだということなので、それっていいなと思います。あとはとにかく健康で。計画とかはできないタイプなので、目の前のことをしっかりやっていけたらと思います。■柳俊太郎1991年5月16日生まれ、宮城県出身。雑誌『MEN’S NON-NO』専属モデルを軸としたモデル活動を経て、俳優デビュー。『東京喰種トーキョーグール』シリーズ、『るろうに剣心 最終章 The Final』などの話題作に出演。Netflixドラマ『今際の国のアリス』のラスボス役で強烈なインパクトと高い身体能力を見せつけた。主な出演作に映画『東京プレイボーイクラブ』(12)、『弱虫ペダル』(20)、主演映画『僕の名前はルシアン』(23)、Netflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』(23)、『ゴールデンカムイ』(24)、ドラマ『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(14)、『ヒル(WOWOW)』(22)、『けむたい姉とずるい妹』(23)、大河ドラマ『どうする家康』(23)、『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』(24)など。待機作に、2024年5月公開の『バジーノイズ』がある。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2024年02月11日「お芝居では、自分とかけ離れた役を演じることが多い」という、俳優・栁俊太郎。映画『ゴールデンカムイ』で彼が演じたのは、少々クレイジーな言動が目立つ双子の軍人・二階堂浩平 / 洋平だ。本作では、以前に日曜劇場『アトムの童』(2022)でも共演した山﨑賢人と、敵対し合う役を演じている。自身と似ても似つかない二階堂兄弟を演じ分けたことにくわえ、主演・山﨑賢人との再共演に、どんな思いで向き合ったのか。大人気原作の実写化に対し「プレッシャーも含め、楽しめた」アイヌの莫大な埋蔵金をめぐる壮大な物語『ゴールデンカムイ』は、累計発行部数2700万部を超える大人気コミック。ファンの多い作品の実写化に対し、栁は「正直、プレッシャーもありました」と振り返る。「原作でもインパクトの強い二階堂兄弟を演じるということで、やっぱり、プレッシャーが強くて。でも、僕自身『ゴールデンカムイ』や二階堂兄弟というキャラクターが大好きなので、その思いをモチベーションに頑張りました。プレッシャーも含め、演じることを楽しめたと思います」大ファンの作品が実写化するにあたり、自身もお気に入りのキャラクターである二階堂兄弟のオファーは、栁にとっても嬉しいものだった。しかし、好きであるがゆえに試行錯誤する時間も長かったという。「実写としてどう演じれば、原作の二階堂兄弟のイメージを壊さずに、スクリーン上に存在させられるのか。それをずっと考えていました。双子といえども、浩平と洋平を別の人間として、きっちり区別したほうがいいのか。それとも、双子として存在感を出したほうがいいのか」二階堂兄弟を演じるにあたり、心を配った点はほかにもある。そっくりな双子を同時に演じる性質上、「ボディダブル」と呼ばれるスタッフと交互に浩平 / 洋平を演じる必要があった。「もうひとりの自分の動きに合わせて、完璧なタイミングで動かなければならない点が、いちばん苦労しました。少しでもズレてしまうと、その瞬間からどうしても噛み合わなくなってしまって……。やっぱり、目の前の相手の言動をしっかり見聞きすることが大事なんだと、再認識できました」愛嬌とクレイジーさが二階堂兄弟の魅力12月20日におこなわれた『ゴールデンカムイ』完成報告会において、栁は「二階堂兄弟を演じられることを幸せに思う」と口にしている。「彼らは奇妙な動きをしますし、言うこともクレイジーで、正直ぶっ飛んでると思います。でも、実はとても愛嬌があるし、どこか憎めない人間性を持っているんです。彼らにしかないクレイジーさと愛嬌、両者のバランスをとても意識しました」一度見たら忘れられないような印象的なビジュアルも相まって、栁が演じる二階堂兄弟の存在感は極まっている。山﨑賢人演じる杉元佐一、山田杏奈演じるアシㇼパ、玉木宏演じる鶴見中尉など、本作には独特の居住まいをみせるキャラクターが勢揃いしているが、栁が演じる二階堂兄弟のインパクトも負けてはいない。「見てくださる方が、一瞬でも目が離せないようなスピード感のあるアクションを、途切れず一連で続けられるように工夫しています。アクション部のスタッフさんが用意してくださった型を、自分なりの動きで表現することにくわえ、賢人が演じる杉元への憎悪を忘れずに動き続けることも意識しました」思い入れのあるアクションシーンについて聞いてみると「落ちそうになったのに、二階堂らしい奇妙な動きで起き上がってくるところ」だそう。二階堂兄弟らしさを突き詰めるため、アクションの細部までこだわっているのが伝わる。自身とは似つかないキャラクターを、どうすればリアルに表現しきれるか。考え抜かれた結果は、スクリーンに表れている。「賢人に、笑われました」本作の主人公・杉元佐一を演じた山﨑賢人とは、2022年放送の日曜劇場『アトムの童』でも共演。当時は、ともに同じ夢を志した友人同士を演じていた。『アトムの童』撮影後も、山﨑とはプライベートで親交を深めていたという。「前作とは違い、今回はお互いの役柄も関係性もまったく違うので、同じ共演でも多少の心境の変化があったと思います。でも、賢人は常にフラットなんですよね。そこは前回も今回も変わらずで、あらためて賢人の素敵なところだなと感じました」二階堂兄弟を演じるにあたり、杉元と激しいアクションシーンもあった。「お互いに良い距離感でアクションに集中できるよう、しっかり話し合いました。変に遠慮せずに取り組めたと思います」と栁は振り返る。「とはいえ、二階堂のちょっと人間離れした見た目やキャラクターは、目の前にすると笑ってしまうと思うんです。気持ち悪くて怖いんだけど、どこか可愛らしさもあって、おもしろい。実際、賢人にも笑われちゃいました」ほかのキャストやスタッフ陣も含め、撮影期間中には何度か食事にいく場面もあったのだとか。「具体的にどんな話をしたかは、あまり覚えてないんですけど……とにかく皆さんでお酒を酌み交わすのが本当に楽しくて、ついつい飲みすぎちゃいました」と語る栁の様子から、和やかな撮影現場だったことが伝わってくる。俳優・栁俊太郎を救うものそっくりな双子の役を演じられたことにちなみ、目の前に自分そっくりの人間があらわれたら? と聞いてみた。栁の返答は「一応、話しかけます」。「自分の頭がおかしくなったんじゃないか、といったん疑うとは思うんですけど。そっくりなのは外見だけなのか、それとも中身まで僕自身なのか、質問攻めにするでしょうね」突然あらわれた自分そっくりの人間を、質問攻めにする。その探究心は、役者という仕事や「演じる」ことそのものに、どんな影響を与えているのか。「自分とは違う人間になりたいとは、普段の生活では思わない」という栁。「ただ、自分ではない人間を演じるにおいて、理解できる部分とそうじゃない部分を把握しなければいけない瞬間があります。今回の二階堂兄弟もそうですが、自分とはかけ離れた役柄を演じることが、僕は多いので。その役の思考や性格を、常に理解したい。そう思いながら演じています」「自分」と「役」。圧倒的に交わらない両者を、理解し、近づけ、一つになる瞬間をつくる。果てしなく思える時間を前に、自分と他者を比べてしまうことはないのだろうか。栁の答えは「僕は小心者なので、こっそり比べてしまっていると思います」「比べないほうが楽だって、わかってるんですけどね。どうしても比べて、落ち込んでしまうとき、自分を救ってくれるのはいろいろな映画や音楽、あとはスポーツでしょうか。たくさんのポジティブな感情をくれるものに触れるのは、大切なことだと思います。それは、娯楽じゃなくてもいい。少しでも自分を想ってくれる人が身近にいれば、自分を見失わずにいられるんじゃないでしょうか」あとは、忘れる時間をつくることも大事ですね、と話す栁にとって、無心になれる時間は「睡眠」「水泳」「料理」だという。ときには大きなプレッシャーのもとで、多くの視線に晒され続ける役者という仕事。自分とは何か、役とは何か、他者とは何か。突き詰め、考え続ける俳優・栁俊太郎の目は、どこまでも穏やかだ。取材・文=北村有<プロフィール>栁 俊太郎|SHUNTARO YANAGI1991年5月16日生まれ、宮城県出身。Netflixシリーズ『今際の国のアリス』、TBSドラマ『アトムの童』、NHK大河ドラマ 『どうする家康』、Netflix映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』などに出演。現在、テレビ東京ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』(毎週火曜24:30〜)に出演中。また、5月公開の映画『バジーノイズ』にも出演する。<作品情報>『ゴールデンカムイ』公開中公式サイト:野田サトル/集英社(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
2024年01月25日叡山電鉄株式会社(本社:京都市左京区、社長:豊田秀明)では、クリスマスシーズン到来に合わせ、出町柳駅のホームに設置している『LOVE な ベンチ!』のイルミネーションを刷新いたしました。2021年に初めて設置した『LOVE な ベンチ!』は今冬で3年目を迎え、ますますパワーアップ。これまでも、季節に合わせて、社員が愛情を込めて手作りした四季折々の装飾を施してまいりましたが、今回も自作のハート型イルミネーションによる「クリスマス仕様」となっており、やさしい光が希望に満ち溢れた空間を演出しています。『LOVE な ベンチ!』は、コロナ禍で辛かった時期、お互いをおもいやる気持ちや人の温もりの素晴らしさを、当社からの感謝の気持ちとともにお伝えさせていただきたい、そんな想いで制作したのが始まりでした。電車をバックに、ご家族、ご友人、恋人同士、老若男女を問わずそれぞれの愛情や感謝の気持ちを、思い出の一枚として撮影いただくとともに、末永く記憶に残していただけましたら幸いです。このほか、八瀬比叡山口、宝ケ池、八幡前、鞍馬の各駅においては、沿線の保育園や幼稚園、中学校の皆さんとも連携した装飾とイルミネーションを実施しております。このクリスマスには、ぜひえいでん沿線でお楽しみ下さい。ハート型のイルミネーションを施した『LOVE な ベンチ!』2021年登場初代クリスマスベンチ2022年登場2代目クリスマスベンチ1.出町柳駅『LOVE な ベンチ!』イルミネーション設置期間2024年2月14日(水)まで(予定)※クリスマスツリーは、クリスマス終了後に撤去し門松バージョンに変更予定。点灯時間初発~終発設置場所出町柳駅1番線ホーム付近2.その他の駅の装飾およびイルミネーション期間2024年1月31日(水)まで(予定)点灯時間15時~23時装飾内容宝ケ池駅:1番線、4番線ホーム壁面に、菊の花幼稚園園児の作品を掲出八瀬比叡山口駅:社員による駅舎イルミネーションおよびクリスマスツリー展示(※)八幡前駅:上下線ホームに、同志社中学校生徒による装飾、京都市森林組合提供のもみの木のクリスマスツリー展示(※)鞍 馬 駅:鞍馬山保育園園児の作品を掲出※クリスマスツリー展示は2023年12月25日(月)までの予定です。装飾およびイルミネーションの様子(八瀬比叡山口駅)装飾およびイルミネーションの様子(鞍馬駅)231221_eiden.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月21日俳優の柳俊太郎(※「柳」の真ん中は夕)が、20日に都内で行われた映画『ゴールデンカムイ』(2024年1月19日公開)の完成報告会に山﨑賢人(※崎はたつさき)、山田杏奈、矢本悠馬、工藤阿須加、大谷亮平、玉木宏、久保茂昭監督、松橋真三プロデューサーとともに登場した。○■山崎賢人ら、柳俊太郎の言い間違いに爆笑第七師団一等卒で双子の軍人・二階堂浩平・洋平を一人二役で演じた柳は、「このインパクトの強いイカれた兄弟を演じることができて、非常に幸せに思いました」とコメント。双子を1人で演じた柳は「双子って俺どう芝居すればいいんだろう……と単純にそこから疑問だった。でもボディダブルという方がいて、まず自分が演じたものを覚えてもらって、自分が浩平をやっているときに洋平をやってもらって……。スタッフさんも『次は(浩平と洋平)どっちだっけ?』となっていて」と難しさを明かす。柳が話している間、終始笑っていた山崎・山田・矢本の3人。柳が「こんがらがりました」と「こんがりました」と言い間違えていたことがツボに入ってしまったようで3人で爆笑していた。
2023年12月20日谷川俊太郎の詩を綴った『詩のホワイトチョコレート「谷川俊太郎」』が登場。東京目黒区のチョコレートショップ「アイコン ショップ(EYECON SHOP)」にて販売される。谷川俊太郎の“詩”を味わうチョコレートに新作“文学を味わう”をコンセプトに作られた、アイコン ショップの人気スイーツ「詩のチョコレート」。今回は、小ぶりな円形のホワイトチョコレートに、谷川俊太郎の20の詩の一節をプリントした新作が登場する。ホワイトチョコレートに綴られているのは、「心の色」「水のたとえ」「ケトルドラム奏者」「ないしょのうた」「旋律」「こころの色」「音楽」「朝の光」など。ベースとなるチョコレートは、ボリビア産のカカオ豆から非加熱搾油されたカカオバター、砂糖、全粉乳のみで作られたビーン・トゥ・バーのホワイトチョコレートで、控えめな甘さとカカオ本来の奥深い香りを感じられる。商品は20の詩のうち4種類がランダムで封入されている。店頭で、自分の好きな作品や、プチギフトとして贈りたい人のイメージに合うような作品を選べるのが嬉しい。【詳細】詩のホワイトチョコレート「谷川俊太郎」発売日:2023年12月4日(月)取扱い店舗:アイコン ショップ住所:東京都目黒区八雲4-5-9(都立大学駅徒歩8歩 / パーシモンホール裏)営業時間:11:00~18:00(不定休)価格:1セット4枚入り 800円※20種よりランダム※文字部分にのみ着色料、乳化剤、香料を含む
2023年12月11日ミュージカル『東京ローズ』が12月7日(木) に開幕し、演出家の藤田俊太郎よりコメントが到着した。2019年にイギリスの演劇集団BURNT LEMON THEATREが製作した本作。太平洋戦争時、日本軍による連合国軍向けプロパガンダ放送でアナウンサーを務めた"東京ローズ"と呼ばれた女性たち。そのひとりである米国籍、日系二世のアイバ・トグリ(戸栗郁子)が、歴史の波に飲み込まれながらも、決して諦めることなく戦う姿を描く、女性6人によるミュージカルだ。本公演は主人公アイバを6人の俳優がリレー式に演じ、ミュージシャンによる生演奏で上演される、日本版ならではのオリジナルの演出となっている。ミュージカル『東京ローズ』は、新国立劇場 小劇場にて12月24日(日) まで。■演出・藤田俊太郎よりメッセージ開幕に寄せて。稽古の日々はとても充実していました。そして今思い返せば、およそ1年前のフルオーディションから激烈な創作は始まっていたのではないかと思います。舞台の上に美しく、女性の力が漲っています。太平洋戦争の時代を格闘し生き抜いた日系2世アイバ・郁子・トグリ役に、飯野めぐみ、シルビア・グラブ、鈴木瑛美子、原田真絢、森加織、山本咲希、そしてスウィングの柴田実奈が魂を込めました。新国立劇場の皆さん、プランナー、カンパニーの仲間たち、ミュージシャンとの素晴らしい仕事に感謝すると共に、心から誇らしく思っています。祖国アメリカから国家反逆罪に問われたアイバは生涯をかけ、その生き様で「人を恨まない、恨みからは何も生まれない」ことを伝えました。2023年12月の今、戦いの終わらない世界に生きる私たちに、アイバの言葉が、強く生きる力を与えてくれるのではないかと感じています。板の上で全キャストがアイバ役をリレーします。そのバトンをお客様に受け取っていただけたら幸いです。この素敵な作品の礎を創り、日本版の上演を許可してくださった英国のクリエイターBURNT LEMON THEATREに愛と敬意を込めて。『東京ローズ』日本初演、開幕です。<公演情報>『東京ローズ』2023年12月7日(木)~12月24日(日)会場:新国立劇場 小劇場台本・作詞:メリヒー・ユーン/カーラ・ボルドウィン作曲:ウィリアム・パトリック・ハリソン演出:藤田俊太郎出演:飯野めぐみシルビア・グラブ鈴木瑛美子原田真絢森加織山本咲希チケットはこちら:公式HP:
2023年12月08日映画宣伝プロデューサー・叶井俊太郎の作品を上映する『第1回東京国際叶井俊太郎映画祭』が、12月16日(土)・17日(日) にヒューマントラストシネマ渋谷で開催されることが決定した。叶井は、1990年代前半から約30年にわたり、日本映画界で誰にも真似のできないような映画宣伝を繰り広げてヒットを飛ばす一方、壮絶な大コケ記録も作り、TVドラマ『東京ラブ・シネマ』のモデルになるなど、映画業界のみならず幅広い業界で語り草となってきた。そんな彼は1年半前に余命半年の宣告を受けており、満身創痍の身で今日も新作映画のために働き続けている。本映画祭で上映されるのは、盟友・河崎実監督とのタッグにして最大のヒットとなった『日本以外全部沈没』(06)、叶井が手がけた動物パニック映画の中で最大のヒットを記録した『キラーカブトガニ』(23)、世界初の劇場上映となる『ムカデ人間2』(12)のカラー版、劇場で途中退席者が多数出て物議を醸した『屋敷女 ノーカット完全版』(21)の4作品。映画祭開催について叶井は「マジで映画界初!フルネームでの映画祭やってくれるとは!死ぬ前に伝説作れた!」と喜びを明かしている。また各作品とも、叶井と彼の映画人生を語る上で欠かすことのできない映画評論家・江戸木純とのトークを予定しており、作品にまつわる秘話や裏話が語られるとのことだ。<イベント情報>第1回東京国際叶井俊太郎映画祭12月16日(土)・17日(日) ヒューマントラストシネマ渋谷【上映作品】『日本以外全部沈没』『キラーカブトガニ』『ムカデ人間2(カラー版)』『屋敷女 ノーカット完全版』特設サイト:
2023年12月01日藤田俊太郎が演出を手がけるミュージカル『VIOLET』の出演者が発表された。『VIOLET』は、梅田芸術劇場が英国チャリングクロス劇場と共同で企画・制作し、2019年にイギリス、2020年に日本で上演されたミュージカル。ロンドン公演は、オフ・ウエストエンド・シアター・アワードで6部門にノミネートされ、中でも日本人演出家の作品が栄誉ある「作品賞」候補に選ばれた。また日本公演は、コロナ禍での中止を乗り越え3日間限定で上演された。2024年版は、三浦透子と屋比久知奈が、顔に大きな傷を負いながらも自らの人生を切り開くためバスの旅に出る主人公・ヴァイオレット役をダブルキャストで演じる。またヴァイオレットと同じ思いを抱えることから意気投合する黒人兵士フリック役で東啓介、旅の途中にヴァイオレットと一夜を共に過ごすことになる白人兵士モンティ役で立石俊樹、旅の中盤となるメンフィスの夜に、ソウルフルな歌声を聴かせるミュージックホール・シンガー役でsara、伝道師のアシスタントを務めるヴァージル役で若林星弥、ゴスペル聖歌隊のソリスト・ルーラ役で谷口ゆうな、この旅で一番最初に出会いヴァイオレットの人生に大きな影響を与える老婦人役で樹里咲穂、ヴァイオレットの旅の目的となる、あらゆる傷を癒すという奇跡のテレビ伝道師役で原田優一、ヴァイオレットの顔に一生残る傷を作った父親役でspiが出演する。『VIOLET』は、2024年4月7日(日) から21日(日) に東京・東京芸術劇場プレイハウス、4月27日(土) から29日(月・祝) に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される■演出:藤田俊太郎 コメント『VIOLET』に初めて触れた時、ジニーン・テソーリの音楽、ブライアン・クロウリーの脚本・歌詞、作品の瑞々しさに深く感動しました。2019年英国初演、2020年の日英共同プロジェクト日本公演で一緒に作品を創ったキャスト、スタッフ、カンパニーの仲間たちをいつまでも尊敬しています。素晴らしいミュージカル演出のチャンスを与えてくださった梅田芸術劇場、プロデューサーの皆さんに感謝しています。VIOLETは幼少の頃に不慮の事故にあい、大人になってからその傷を癒してもらうために旅に出ます。舞台は1964年アメリカ南部。様々な人たち、多様な価値観との出会いで彼女は変わります。人生を旅とするならば、傷も旅の一部。一緒に強く進んでいく。新しい座組、そして観客の皆様と、再びこの旅を始められることを心から幸せに思っています。■ヴァイオレット役:三浦透子 コメント大きな挑戦の機会を頂けたこと、本当に嬉しく思います。音楽に乗せるからこそ届けられる心からの言葉を、ヴァイオレットと共に見つけたいです。素敵な旅になるよう、精一杯頑張ります。■ヴァイオレット役:屋比久知奈 コメント大好きな作品なのでとても嬉しいのと同時に、ヴァイオレットを演じる重みをひしひしと感じています。素晴らしい楽曲を支えに、今の私だからこその生き方で、彼女の旅路を大切に歩んでいきたいと思います。<公演情報>ミュージカル『VIOLET』音楽:ジニーン・テソーリ脚本・歌詞:ブライアン・クロウリー原作:ドリス・ベッツ『The Ugliest Pilgrim』演出:藤田俊太郎出演:三浦透子/屋比久知奈(Wキャスト)東啓介 立石俊樹sara 若林星弥 森山大輔 谷口ゆうな 樹里咲穂 原田優一 spi東京公演:2024年4月7日(日)~4月21日(日) 東京芸術劇場プレイハウス大阪公演:2024年4月27日(土)~4月29日(月・祝) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公式サイト:
2023年11月08日業界では知らない人がいないほどの名物映画宣伝プロデューサーで、漫画家・倉田真由美さんの夫としても知られる叶井俊太郎さん。「だめんず・うぉ〜か〜」作者も認めるバツ3の「だめんず」だったものの、倉田さんとの間に娘が生まれてからは、子育てに夢中になっていきました。12年にわたって続けたwebの子育てコラム連載からも、その様子はありありと伝わります。お子さんの毎日の洋服選びから学校行事、毎週末の上履き洗いまで、料理以外のほとんどを叶井さんが担当し、ママ友たちには「叶井さんの家にはママが二人いる」と言われるほど。朝の旗振り当番やPTAも精力的にこなし、当たり前のように仕事と子育ての両立に奮闘していました。そんな叶井さんが2022年6月、すい臓がんに侵されていると発覚。余命半年を宣告されました。しかし余命宣告されてからも、日々会社に行き、変わらない毎日を過ごしているそうです。お子さんに向けて「遺したいメッセージはない」という父の心境とは……。娘に伝えた「死ぬのは怖くないから、大丈夫」2022年の春ごろ、周りの人から「黄疸が強いから病院に行きなよ」と言われて病院を数軒回って検査したら、膵臓がんが発覚しました。医師には「余命半年、楽観的に見ても1年」と言われたのに、もう1年半も生きてます(笑)。オレ自身は、宣告されても「へー、そうなんだ」ぐらいにしか思わなかった。まあ人は誰でも死ぬんだから、しょうがない。そう言うとつよがりだと思われるんですが、マジで思ってるんですよ。ただ、痛いのだけは本気でイヤなんで、「激痛がきたらすぐにモルヒネを打ってくれ」と、妻くらたまと担当医にお願いしています。オレとしては「想定より早く死ぬな~」と思ったぐらいですが、娘に伝えるタイミングがよくわからなくて。薄々気づいていたとは思うのですが、今年の夏に数週間入院することになり、ようやく娘に告げたんですよ。はじめはショックを受けていたんですが、オレが「死ぬのは怖くないから、大丈夫」と言ったら、「よかった」とケロっとして自分の部屋に戻っていきました(笑)。うちの家族は、オレががんになっても暗くならない!くらたまは裏で泣いているみたいだけど、家ではメソメソしてないし、仕事で家も空けるし、娘も中学に入ってからは自分の部屋にいる時間が長いし、がんになっても通常モードです。この間も娘に「オレが死んだら家事もやらなきゃいけないんだから、洗い物を手伝って」と言ったら、「できる限りがんばって」だって。オレを使い倒す気満々ですよ!小学校のPTA会長に推薦されたが……娘が生まれたときは全然かわいいとは思わなかったんです。ただ世話はしていました。くらたまが仕事でいない夜は泣くから、ベビーカーに乗せて数時間も近所を歩いたこともあったなぁ。子育てが楽しくなったのは、2~3歳になって、意思疎通ができるようになってからですね。娘が楽しそうに遊んでる姿を見るのがうれしくて、毎週末のように全国の子育てスポットや赤ちゃん・子ども対応ホテルなどに行ってました。まったく記憶にないけど、旅行先で見かけたからってベビーカーで秘宝館を訪れたこともあったらしいです(笑)。まあ娘が赤ん坊で、なんにもわからない時期だったから入れたんだろうな。娘の幼稚園ではママ友ができて、ご近所ゴシップやら遊び場やらいろんなことを教えてもらいました。くらたま抜きで、ママ友+子どもたちと一緒にどこかに遊びに行くのも日常茶飯事。小学校に入ったらその名もズバリ「おやじの会」という、父親だけの会にも入ったけど、こちらは結局仕事の話とか差しさわりのない話ばかりで、イマイチ面白くなかったなあ。オレがあまりにも学校行事に参加するので、一度PTA会長に推薦されたことがあったんですよ。でも役員の方がネットで検索したみたいで、「叶井さん、もしかして犯罪歴あります?」と謎の疑いをかけられて……結局推薦もなかったことに。犯罪歴なんてありませんよ!娘が小学校中学年でバドミントンを始めたころは、土日に片道1時間半かけて試合を見に行ったりしたけど、いま中学2年になった娘には自分の世界ができているし、オレもそこまで行く気力がなくなりました。ある意味、子育ては終わったんだろうな。とはいっても反抗期もないし、「服を買いに行くから付き合って」と言われて出かけたり、美容院も一緒だから月1回は一緒に行きますけどね。余命宣告後も日常を選んだ理由「余命宣告されたのに、家族と過ごさなくていいんですか?」「旅行とかは?」とよく聞かれるんですが、今の娘には親じゃなくて友達中心の世界がある。くらたまも仕事があるし、みんな忙しいんだからわざわざオレと過ごさなくていいんですよ。オレはオレで、人生ずっと映画を見て、漫画や本を読むという毎日を送ってきました。あと子育てか。そんな生活ができればよかったのに、最近はもう夜になると体がだるくなって、映画も漫画も見られなくなってきました。だからくらたまには「もう生きなくていい」と言ってます。裏を返せば、日常が幸せだったんじゃないかって?確かにそう言えるかもしれないですね。あと、「旅行に行けば?」と言われても、仕事が気になって全然楽しめない。今も毎日会社に行って、来年公開の映画の仕事もしてますから。そこまで生きていたいけど、ある意味「死ぬ死ぬ詐欺」になっちゃうな(笑)。子育ては楽しかったんですが、自分の中では人生の優先順位の一番上は仕事。例えば、くらたまが地方に行っていて、オレも試写会に立ち会わなければいけないときなどは、娘を現場に連れていくとか、ママ友に託すとか、いろんな手段を使ってでも仕事はこなしました。逆に、娘の寝かしつけのために一旦帰宅して、終わったら会社に戻るということもしょっちゅう。だから、「仕事が忙しいから、子育てできない」という感じではなかったはずです。娘のことを心配しなくても、もう大丈夫遺書やビデオレターを残さないのかと聞かれることもありますが、そんなことを考えたこともない!娘になにか言うとしたら「好きに生きろ」、それだけです。娘にこうなってほしい、こういう道に進んでほしいと思ったこともないし、「勉強しろ」と言ったことも一回もない。自分がやりたくないことをやらせようとしても、やらないでしょ。本人がやりたいことを優先して、本人がやりたいって言ったらやらせる。それしかないんじゃないですか?娘を叱ったこともないんですけど、道をそれたり人を傷つけたりすることもないと思います。普段は門限を設定していますが、娘が友達とディズニーシーに行ったときに「今日は門限を気にせず楽しんできていい」とLINEしたら、23時過ぎには帰ってきました。日常での小言は言うけど、もうなにかを伝えなくても大丈夫じゃないですかね。ディズニーシー行く前には3万円もお小遣いをせびられたけど(笑)。「がんばって生きろ」と言うのもイヤなんですよね、がんばらなくていい。自分が楽しいと思うことを見つけられない人も多いけど、好きだな、楽しいなと思うことを見つけてくれたら御の字ですね。子育て中の親御さんへのメッセージですか?うーん……、同じですね。子どもじゃなくて、自分が楽しむことを優先していいということですかね。自分が楽しくないことを無理してやっても、やっぱり楽しくないから。小さいうちは、親が一緒にどこかに行って楽しくしていれば、それだけで子どもは楽しんでくれますよ。まあ、だからといって秘宝館は勧めませんが(笑)。エンドロール! 末期がんになった叶井俊太郎と、文化人15人の“余命半年”論¥ 1650『エンドロール! 末期がんになった叶井俊太郎と、文化人15人の“余命半年”論』余命宣告を受けた叶井俊太郎が、親交の深い15人の文化人に会いにゆき、映画ビジネスにまつわる常識外れのエピソードや破天荒は私生活、人生観などをぶっちゃける無礼講対談を敢行。さらに叶井がゲストに「余命宣告されたらどうする?」との究極の質問をぶつけると……。遺されるパートナーや子どもへの想いや関係性も人それぞれ。「命」の意味やその使い方をも再考させられる哲学的娯楽本。(取材・構成=佐伯香織撮影=天田輔)
2023年11月07日「アジアコンテンツ&グローバル OTTアワード」にて、「ガンニバル」主演の柳楽優弥がアジアエクセレンスアワードを受賞した。累計発行部数350万部を超える二宮正明のサスペンスコミックをドラマ化した本作は、日本のディズニープラスにて配信開始後1か月で最も視聴された日本発オリジナルドラマシリーズとなるなど、配信直後から大きな話題になった。この度、韓国釜山にて開かれた「アジアコンテンツ&グローバル OTTアワード」にて、主演を務める柳楽優弥が本作での活躍はもちろん、デビューから約20年に及ぶエンターテインメント界での活躍と貢献が評価され、アジアエクセレンスアワードを受賞。見事栄誉を獲得した柳楽さんは「素晴らしい賞を頂けて大変光栄です。ここ最近で一番緊張してます」と受賞の喜びと大舞台での率直な感想を語った。そして、シーズン2を楽しみにしているファンに向けて「今『ガンニバル』シーズン2の撮影していて、この賞を受賞出来たことで、シーズン2に何か還元出来ればと思います。改めて、関わってくださったスタッフとキャストの皆さんに感謝したいです」と、期待の高まるコメントを残した。「アジアコンテンツ&グローバル OTTアワード」は、アジア全域でテレビ、OTT(動画配信サービス)、オンラインコンテンツを対象に優れたコンテンツの功績を讃えるイベント。昨年までのアジアコンテンツアワードが名称新たに、アジアから世界へとその枠組みを広げ、新しい部門ができるなど、これまで以上に多種多様で良質なコンテンツが集結。ディズニープラスからは、韓国ドラマ「ムービング」、「刑事ロク 最後の心理戦」などがノミネートされていた。「ガンニバル」シーズン1はディズニープラス「スター」で独占配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月10日注目の若手俳優 柳俊太郎の初主演となる長編映画「僕の名前はルシアン」(制作プロダクション:TokyomuseFilms合同会社)が、2023年9月29日(金)より渋谷のユーロスペースから全国公開いたします。裸体を意識する写真家・大山千賀子の熱意に猛烈演技で応えた衝撃の一作。また、9月29日(金)から毎日、豪華ゲストでのトークショーを開催予定です。ルシアンを演じる柳俊太郎■映画の見どころ柳俊太郎が美しいサイコパスを演じた。写真家・大山千賀子は実際にあった事件からインスピレーションを得てルシアンを構築。大山は「実際にあった事件の詳細に触れるとあまりにも切なすぎることから、“一瞬の愛”をテーマにリアリティーを残しながらフェアリーテイルのようなストーリーを構築した。柳が演じるのは普段はおとなしい工場で働く青年。しかし心のどこかに闇を宿し、自分が求める“愛”を模索する。その“愛”は普通の“愛”とは違っていた。恋人たちのように長く続く“愛”ではなく、一瞬の凝縮された“愛”が彼の求めていたものであった。この作品には「社会が持つ意味」、「人という生き物のあり方」などのエッセンスがところどころに盛り込まれている。もう一つ、本作品の見せ場は裸にこだわる大山の演出である。大山は写真を始めた時からライフワークとしての裸を撮り続けている。理由は「裸は雄弁であり、個人が所有する唯一のもの」ということらしい。そういう理由もあって本作品にはさまざまな女性の裸体が登場する。また、女性の裸体だけではなく柳のスレンダーで美しい裸体も惜しげなく放出されているところはファンにとっては見逃せないところだろう。自殺願望の少女たち会話のない食卓■柳俊太郎からのメッセージ柳は「この作品は約10年程前に撮影していて、その時は大山さんの熱い想いに応えられるかというプレッシャーはありましたが、役者としての当時経験がまだ浅い自分に興味を持って頂き率直に嬉しかったです。ルシアンという現代社会が生んだモンスターを演じるということはとても恐怖があり、感情を理解することに苦しむこともたくさんありましたが、現場では怖くて離れていきそうなルシアンの感情を離れないように抱え込むよう意識しました」と回想。「丸裸になった感情をみられることはちょっと恥ずかしくもありながら精一杯演じましたし、大山監督の独特な世界をぜひご覧ください」と伝えた。現在YouTubeでは予告編が公開中だ。■大山千賀子 監督 本作への想い“日本では他国に比べ、多くの人が自殺という死に方をするという記事が段々と目に入ってきて、オリジナルストーリーの映画を創作することを考え始めました。”ルシアン役を演じた柳俊太郎さんについて、“彼を一目見た瞬間に、「彼だ!」と思ってお願いしました。”“スマホを神格化している若者たち、宗教に凝っている母親、家庭をかえりみない夫など、現代社会をベースに描いています。”“恋人たちのような「愛」を表現するのではなく、「一瞬の愛」を表現してみました。”「今生きている自分と今起こっている現象を作品にしたい」と制作活動をしているとのことですが、本作で描きたいと思ったのはどういうことですか?まず、念頭にあったのが日本は自殺国ということでしょうか。切腹という歴史も多少は影響しているのか、仏教という宗教からきているのかまだ自分には定かではありませんが、日本では他国に比べ、多くの人が自殺という死に方をするという記事が段々と目に入ってきて、オリジナルストーリーの映画を創作することを考え始めました。ルシアン役は、若い男性に演じてもらいたいと思い、若い男の子を探し、東京中のプロダクションを回りましたが、イメージに合う俳優が何ヶ月も見つからず困っているときに、柳君が現れました。彼を一目見た瞬間に、「彼だ!」と思ってお願いしました。裸体にこだわる理由は、「裸体、これしか私たちは持っていない」からです。若い頃から裸にはこだわっていまして「自画像」という裸の写真集も出版しています。今後も何か作品を撮る時には人間の裸を入れたいと思っています。それほど裸は私にとって大切なものなのです。そして安心できるビジュアルでもあると思っています。裸は雄弁です。本作では、「自分の欲望を遂げるためには自分も女も裸になる」という設定にしました。水中撮影にもこだわり、6mの深さのタンクを求めて、イギリスのエセックスで撮影を敢行したそうですが、イギリスでの撮影はいかがでしたか?ヘアメイクはクレア・ウィリアムズという方がやってくださったのですが、自分でも潜って血液の濃さなどを研究されました。彼女のメイクアップアーティストとしてのこだわりには感銘を受けました。またプロのダイバーが2名水の底に待機しており、俳優が苦しいと合図を出すと、すぐさま酸素を与えに行くというやり方になっていました。行き止まった刑事たち■大山千賀子 監督からのメッセージ柳が演じるサイコパスと女との接点です。あと、スマホを神格化している若者たち、宗教に凝っている母親、家庭をかえりみない夫など、現代社会をベースに描いています。人はみなエキサイティングな人生を望んでいるかもしれないですけれど、「幸せは退屈なものでもあり、凡々としたものだ」というテーマも描きたく、登場人物は劇中一度はあくびをするというルールも作りました。恋人たちのような「愛」を表現するのではなく、「一瞬の愛」を表現してみました。しかし、現実的には一瞬の想いで突き進んでいってもいいのか?矛盾していますが、それについて考える機会になればと思います。本作では、音にすごくこだわっていまして、冨田和彦さんという日本で5本の指に入る方にナレーションやアフレコの録音をお願いしました。ぜひ映画館で美しい映像と共にご覧いただければと思います。【STORY】愛を求める孤独な10代の少女・あかねは、インターネットで「ルシアン」と名乗る理想的な男と知り合う。同じころ、ある連続殺人犯を追っていた警察は、同じ犯人が手を下したと思われる、3人目の女性の全裸遺体を発見。遺体に暴行の痕跡はなく、犯行動機もわからないままで、捜査は難航していくが……。出演:柳俊太郎菜葉菜 大鶴義丹大島葉子 定岡正二(元読売ジャイアンツ)福永理未 恒吉梨絵 ウダタカキ 酒向芳 風間晋之介丸山昇平 田邉和也 結城貴史 庄司浩之美術:磯見俊裕/音楽:篠崎正嗣/撮影:市川修/照明:渡辺光雄/編集:保泉圭太/助監督:神保英明/プロデューサー:追分史郎・Tony Humphreys/エグゼクティブプロデューサー:Ajay Nehra・佐々木昭夫・清水菊江制作:TokyomuseFilms合同会社配給:TokyomuseFilms合同会社日英合作作品/2022年/104分/カラー/5.1ch/DCP(C)「僕の名前はルシアン」製作委員会webサイト: ■トークショーを開催トークショーは、9月29日(金)~10月12日(木)開催予定です。ゲストは下記の通りです。9月29日(金) 菜葉菜(俳優) 柳俊太郎(予定)9月30日(土) ウダタカキ(俳優) 大島葉子(俳優) 柳俊太郎(俳優)(予定)10月1日(日) 売野雅勇(作詞家)10月2日(月) 油井昌由樹(俳優・夕日評論家)黒澤映画でレギュラー出演10月3日(火) らぶ平(落語家)10月5日(木) 手塚眞 映画監督ビジュアリスト10月6日(金) 結城貴史(俳優・予定)10月7日(土) 四方義朗 ファッションプロデューサー10月8日(日) ドン小西 ファッションプロデューサー 高見恭子 タレント10月9日(月) 菜葉菜(予定)10月10日(火) 萩原朔美(俳優・詩人・教授)10月12日(木) 林海象 映画監督■大山千賀子 プロフィール大山千賀子 Filmography奈良県吉野郡生まれ東京藝術大学美術学部大学院研究科を経てLondon大学Goldsmiths校で映画術を学ぶFilmography短編映画「霊柩車の男」はShortshortsfilmfestival&Asia、NY IndeoendentFilmFestival,HuescaInternational film Festival(Spain)サンパウロ国際映画祭短編映画部門に正式出品短編映画「Last Ecstasy」満島ひかり主演はShortshortsfilmfestival&Asia、札幌国際短編映画祭、NYIndeoendentFilmFestivalWTOslnternationalFilmFestival(Norway),AthensInternationalShortFilm Festival(Greece)に正式出品短編映画「異邦人」がある。「僕の名前はルシアン」はアジアン映画祭正式出品、MED Film Festivalにおいて観客賞を受賞。その他の受賞に「朝日広告賞」「NY Clio賞」「APA賞」「キリンコンテンポラリーアゥード」などがある。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月20日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」の「スター」にて独占配信中の「ガンニバル」で主演を務める柳楽優弥が、「アジアコンテンツ&グローバルOTTアワード」にて最優秀主演男優賞にノミネートされた。本作は、二宮正明による累計発行部数215万部を超えるサスペンスコミックを原作にした、昨年12月より配信中のヴィレッジ・サイコスリラードラマ。監督は『さがす』の片山慎三、脚本は『ドライブ・マイ・カー』の大江崇允が務めた。柳楽さんが、後藤家が支配する供花村に左遷されてきた駐在の阿川大悟を演じ、「人が喰われているらしい」という噂の真相を探ろうとするうちに、村で起こる全ての出来事に疑心暗鬼となり、自分の家族を守るため必死になるほど、やがて自身も暴力性と狂気に飲み込まれていく。今回、柳楽さんがノミネートされた「アジアコンテンツ&グローバルOTTアワード」は、アジア全域でテレビ、OTT(動画配信サービス)、オンラインコンテンツを対象に優れたコンテンツの功績を讃えるイベント。昨年までの「アジアコンテンツアワード」が名称新たに、アジアから世界へとその枠組みを広げ、新しい部門ができ、これまで以上に多種多様で良質なコンテンツが集結。また、本イベントで日本発ディズニープラス「スター」オリジナルシリーズがノミネートされるのは、今回が初の快挙となる。なお授賞式は、現地時間10月8日(日)に釜山にて開催を予定している。「ガンニバル」はディズニープラススターにて独占配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年09月13日●『ゾン100』現場で一番のしっかり者は!?現在配信中のNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』に出演している赤楚衛二、白石麻衣、栁俊太郎にインタビュー。共演の感想や現場でのエピソードを聞いた。月刊サンデーGX(小学館)にて連載中の『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』を実写化。ブラック企業に勤める天道輝(アキラ/赤楚)は、連日の徹夜、上司のパワハラ、理不尽な仕事に憔悴していたが、ある朝ゾンビで溢れた街、荒廃した景色を見て、彼から出たのは「もう、今日から会社に行かなくてもいいんじゃね!?」という歓喜の叫び。そして、三日月閑(シズカ/白石)や、親友のケンチョこと竜崎憲一朗(栁)らと協力しながらゾンビと戦いつつ、“ゾンビになるまでにしたい100のこと”を次々に実践していく。――この3人の中で、ゾンビに襲われて最後まで生き残れるのは誰だと思いますか?(白石本人も含め、3人とも白石を指す)赤楚:僕らは速攻だと思っていません?(笑)白石:全然! 速攻とは思ってないです(笑)赤楚:でも割と早いタイプ?白石:そうですね(笑)。序盤というか、予期せぬところで。赤楚:一番しっかりしているという言い方になるのかなと思いますが、今回の現場だと(白石は)お姉さんでしたよね。白石:確かに。お二人はだいぶぶっ飛んでいましたよ(笑)。空き時間に赤楚くんが催眠術の動画を出してくれて、みんなで催眠術をやったときに、私はかからなかったので諦めて見ていたら、2人して「やべー! 上がる上がる!」って。さすがだなと思いました(笑)――赤楚さんと栁さんは、本当に催眠術にかかったのですか!?赤楚:ガチでかかりました!栁:あれはすごかったです。○■白石麻衣、赤楚衛二の言い間違いに爆笑「これが赤楚ワールドなのかなと」――共演の感想も伺いたいのですが、まず白石さんと栁さんは、赤楚さんの魅力をどのように感じましたか?白石:私は20歳前後の時にあるブランドのWEB動画で赤楚くんと1回ご一緒していて。すごく好青年な方というイメージでしたが、時間を経て今回の作品でご一緒し、ふたを開けみたら、いい意味でポンコツでした(笑)。すごく接しやすく、現場を明るくしてくださる方なので、よりいいイメージに変わりました。――赤楚さんは、心を開くと距離がどんどん近くなるのでしょうか。赤楚:そうですね。おかしくなっていきます(笑)白石:お芝居でも引っ張ってくださいましたが、面白い言い間違いが多くて、これが赤楚ワールドなのかなと思いました。――例えばどんな言い間違えを?白石:キャンピングカーの中で日本酒を出して「せっかく持ってきたのにな、日本酒」みたいなセリフを言うシーンで、日本酒を「水族館」と言い間違えたんです。日本酒と水族館をどうやったら間違えるんだろうって、めちゃくちゃ面白かったです(笑)赤楚:そんなことあったかな? 覚えてないです(笑)――栁さんも赤楚さんとの共演の感想をお願いします。栁:衛二はこれまでも共演したことはありますが、敵対する役などだったので、素の衛二を知りませんでした。今回一緒になって、アキラと同じように明るくて、周りのみんなが笑顔になる明るいオーラの持ち主だなと。そして天然で、一歩歩いたら天然だってわかるなと思いました。――演技面ではいかがでしたか?栁:衛二演じるアキラに引っ張ってもらう役でしたし、そこはもう頼もしい座長でした。●白石麻衣はクールに見えて実は!?――次は白石さんについて、赤楚さんから共演の感想をお聞かせください。赤楚:落ち込んでいたアキラが復活する前の、シズカがアキラを説得するシーンは、ビビッときました。とてもグッとくるぐらい心から発してる感じがして。撮影始まって最初のほうだったのに、役と一体になっていてすごいなと思いましたし、テストからずっと100%でやってくださるので、その向き合い方も素晴らしくて素敵な方だなと思いました。あと、クールなのが似合いますが、笑っているほうがチャーミングだなと(笑)白石:うれしい! ありがとうございます(笑)――第一印象はクールビューティーなイメージを抱く方が多そうですよね。白石:クールに見られがちですね。赤楚:僕も以前ご一緒した撮影のときはクールな方だなと思っていましたが、今回ご一緒してふたを開けてみたら、本当は柔らかい感じの方なんだなと思いました。――栁さんも最初は白石さんに対してクールな印象でしたか?栁:今回初めてご一緒したのですが、やはり最初はクールなイメージがありましたが、現場で白石さんがマネージャーさんと変な動きをして笑っている姿を見て、実はこっち側なんだと。いたずらとか絶対好きなタイプだとわかってほっこりしました。○■栁俊太郎も天然!? 赤楚衛二「僕が言うのもあれかもしれませんが」――赤楚さんは栁さんとは3度目の共演とのことですが、今回の共演はいかがでしたか?赤楚:2度目の共演のとき、役的に憎しみがたまらなかったので、仲良くなる役ができるのか不安でしたが、今回初めて本来の栁俊太郎という人を知ることができ、僕が言うのもあれかもしれませんが、天然だなと(笑)。動きが変だったり、面白い部分がたくさんあって、今回の共演で「俊くん」と呼ぶくらいになりました。熱いけど弱さを持っていて、仲間思いでというところがケンチョともフィットしていて、お芝居でもすごく助けられました。それは白石さんもそうですが、作品を通してやっぱり仲間っていいよなと感じましたし、この作品をやれてよかったなと思う一つでもあるぐらい掛け合いが楽しかったです。――ちなみに2度目の共演はどの作品になりますか?赤楚:『ヒル』という作品で、僕の役は、普通に生活していたのに保険証など全部奪われてホームレスになり、嫌がらせのようにボコボコにされるという……。――そういった役だったからこそ、当時は現場でも話さなかったのでしょうか。赤楚:そうですね。今回やっと本人に近づけて仲良くなれてよかったです。――白石さんは栁さんとの共演はいかがでしたか?白石:私も栁さんの第一印象はクールで、話しかけていいのかなというぐらい何を考えているのかわからなくて、最初はどう接したらいいんだろうと思っていましたが、撮影の合間に皆さんと和やかに過ごしている姿を見た時に、意外と赤楚くん寄りなのかなと思いました。もっとお話したら面白い方なんだろうなと思ったので、もうちょっと掘ってみたいです。もっと面白いところが眠っていると思うので気になっています(笑)――栁さんも天然な魅力があるんですね。白石:そうだと思います。待ち時間の会話ものほほんとしていますし、ふとしたときのポーズなどでもそう感じます。赤楚:寝起きにわけわからないことを言っているときもありました。とある人の相談に乗っていたときに俊くんが急に起きて、「こういうことなんだよ!」と話したことがあまりにもズレていてめちゃくちゃ面白かったです(笑)■赤楚衛二1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2017年に仮面ライダーシリーズ『仮面ライダービルド』に出演。その後、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(20)や、ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20)に出演し注目を集める。近年の主な出演作は、『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(22)、 『舞いあがれ!』(22~23)、『風間公親-教場0-』(23)、映画『チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(22)など。現在、主演を務める日本テレビ系ドラマ『こっち向いてよ向井くん』が放送中。■白石麻衣1992年8月20日生まれ、群馬県出身。2011年にアイドルグループ・乃木坂46のメンバーとしてデビュー。2020年に卒業後、映画やテレビドラマを中心に女優・モデルとして活躍。近年の出演作に映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(20)、『嘘喰い』(22)、ドラマ『ミステリと言う勿れ』(22)、『テッパチ!』(22)、『風間公親-教場0-』(23)ほか。映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(22)では、ゲスト声優を務めた。■栁俊太郎2009年に第24回メンズノンノモデルオーディションでグランプリを受賞。パリコレクションやミラノコレクションなどに出演。2012年に俳優デビュー。世界190カ国に配信されたNetflix『今際の国のアリス』をはじめ、映画やドラマで話題作に出演。2022年は10本以上のドラマ、映画に出演。直近ではフジテレビ連続ドラマ『スタンドUPスタート』に出演した。現在テレビ朝日連続ドラマ「ハレーションラブ」に出演中。(C)麻生羽呂・高田康太郎・小学館/ROBOT
2023年09月11日●戦うより“いかに逃げるか”を重視現在配信中のNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』に出演している赤楚衛二、白石麻衣、栁俊太郎にインタビュー。ゾンビ作品出演の感想やアクションシーンの裏話など話を聞いた。月刊サンデーGX(小学館)にて連載中の『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』を実写化。ブラック企業に勤める天道輝(アキラ/赤楚)は、連日の徹夜、上司のパワハラ、理不尽な仕事に憔悴していたが、ある朝ゾンビで溢れた街、荒廃した景色を見て、彼から出たのは「もう、今日から会社に行かなくてもいいんじゃね!?」という歓喜の叫び。そして、三日月閑(シズカ/白石)や、親友のケンチョこと竜崎憲一朗(栁)らと協力しながらゾンビと戦いつつ、“ゾンビになるまでにしたい100のこと”を次々に実践していく。――赤楚さんはアメリカ・ロサンゼルスで開催された「Anime Expo 2023」に出演された際、「人生で一番やってみたかったことは、ゾンビに追いかけられることだったんです、夢は叶ったぞ!」とコメントされていましたが、実際にゾンビに追いかけられていかがでしたか?赤楚:ゾンビに追いかけられたいという願望は叶えられて幸せでした。怖かったですけど(笑)――アクションシーンも見どころですが、ご自分のアクションシーンに関する感想をお聞かせください。赤楚:僕は初日に、ワンカットでマンションの1階から4階か5階まで走るシーンを撮影したのですが、4~5回くらいやってすごく大変でした(笑)。「無事に走り切れるのかな?」と思いつつ、今回ゾンビと積極的に戦うというより、いかに逃げるかを重視していたので、音を使ったり、静かにするところは静かにしたり、逃げ方をすごく研究しました。今までは戦うことが多かったので、新鮮なアクションでした。白石:私は本格的なアクションが今回初めてでした。シズカは一番アクションシーンが多く、ゾンビと対峙するときに積極的に戦っていきますし、迷いなく動かないといけなかったので、いろんなパターンのアクションを覚えるのは大変でしたが、納得のいく動きができたときはうれしかったです。アクションを経験できたことは1つの自信にもなりましたし、楽しんでやらせていただきました。栁:僕も戦うアクションというより、逃げるアクションやよけるアクションが多かったです。サメゾンビとの戦いなどは、実際に模型を作ってくださったのですが、タイミングや迫力をイメージしながらのアクションが多く、そこは非常に難しかったです。○■『ゾン100』のゾンビは「動きがすごい」――『ゾン100』ならではのゾンビのすごさはどう感じていますか?赤楚:スケール感がすごいです。栁:動きがすごいなと。倒れる時に手をついてはいけないとか、壁にぶつかるときも思いっきり顔でぶつかるとか、そういうところが見ていてすごいなと思いました。赤楚:確かに要所要所、石田(雄介)監督がすごくこだわっていて、それが気持ち悪さにつながっていたと思います。白石:かくかくした動きなど、監督がこだわりを伝えていらっしゃるのを見ていてすごいなと思いました。それによってリアルに見えたので。栁:スピードも細かく指示されていましたよね。赤楚:めっちゃ走るゾンビと、そこそこ走るゾンビと、歩くゾンビの3種類。なりたての人はまだ筋肉があるから速くて、日が経つと栄養がなくなって普通のゾンビになっていくというのを決めていました。あとサメゾンビが気持ち悪かったです。――ゾンビが近づいてくると怖かったですか?栁:気味が悪かったです。赤楚:怖かったです。白石:ホラーは得意ではないので怖かったです。一番最初に出来上がったゾンビと対面した時は、これと戦うのだと。見慣れておかないとなと思いました。●物語の前向きさに「元気づけられた」――最初に脚本を読んだときの感想をお聞かせください。白石:やりたいことに向かってまっすぐに向き合うアキラのような考え方はすごくいいなと思いました。誰かのために役立ちたいという優しい心もあるけれど、自分のやりたいこともあるという考えが素敵だなと思い、私も普通にただ過ごすだけではなく、何かを考えながらしっかり生きていける人になりたいと思いました。赤楚:台本をもらった時はまだコロナで大変な時期で、物事の捉え方として、悪いところばかり見るのではなく、その中で何かできることはないか探すという前向きさが今の時期にぴったりだなと思いました。ゾンビというパンデミックの中でやりたいことをやっていこうと前向きな気持ちになるところは、読んでいても元気づけられましたし、楽しみだなと思いました。栁:こんなにハッピーなゾンビモノってなかなか見たことがないので、シンプルに楽しめました。ゾンビだらけの世界になり、明日会社に行かなくて良くなってガッツポーズするって、完成した作品を見たときも面白かったですし、やっぱアキラは変なヤツですよね。でも、コロナ自粛期間中はみんな、「明日から仕事に行かなくていい。やったー!」と思ったと思う。そのリアルさと自分の置かれた環境とのバランスが面白いと思いました。――石田監督からはどんな演出を受けましたか?赤楚:アキラというキャラクターを目で表現したいと言われ、死んでいるようなところと生きているところのコントラストで世界の見方を表現したいという話をしました。あと、テンションの高さをどれだけ上げるか。一個間違えると本当に頭がぶっ飛んだキャラクターになって共感されづらくなりますが、共感してもらえる作品になっていると思います。栁:僕はビビるところビビるという、感情がわかりやすいキャラクターだったので、割と自由でした。感情のままに動いてほしいと言われたので、のびのびとやらせてもらいました。白石:シズカはクールで、「1人で生きていけるから」というキャラだったので、「笑顔は見せないで」とずっと言われていました。「2人と一緒に旅している中で少しずつ心を開き、ようやくシズカの笑顔が見られたというところで初めて笑った顔がほしいから、そこまでは笑わないでください」と言われたことが一番覚えています。○■演じた役との共通点白石麻衣も日本酒好き!?――それぞれ演じられた役とご自身の共通点ありましたら教えてください。赤楚:僕は元気なところですね。あと、目の前で困っている人がいたら僕も助けたいと思うので、そこは共通しているのかなと思いつつ、ゾンビの世界になったら助ける自信はないです(笑)栁:僕はプロデューサーの森井(輝)さんから、「ケンチョと似ている」と言われました。友達とのノリが男子校っぽいというか、前の作品でご一緒した時に普段の姿がケンチョと似ていると思ったらしく、僕はこういうタイプなんだと初めて知りましたが、お芝居している中でケンチョのテンションがしっくりきました。実際ビビりで、ちょっと音が鳴っただけで「びっくりした!」ってなります(笑)赤楚:見た目とのギャップがありますよね。クール系に見えますが、めちゃくちゃケンチョです(笑)――白石さんはいかがですか?白石:シズカはリスクヘッジを最優先に考えて行動するタイプですが、私も「こうなったらどうしよう」ということを考えてしまうほうで、先のことを考えてしまうところは似ているのかなと思います。赤楚:日本酒は!?(シズカは日本酒が好き)白石:お酒は好きです。――特に日本酒ですか?白石:ビールが一番好きです(笑)■赤楚衛二1994年3月1日生まれ、愛知県出身。2017年に仮面ライダーシリーズ『仮面ライダービルド』に出演。その後、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(20)や、ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(20)に出演し注目を集める。近年の主な出演作は、『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(22)、 『舞いあがれ!』(22~23)、『風間公親-教場0-』(23)、映画『チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(22)など。現在、主演を務める日本テレビ系ドラマ『こっち向いてよ向井くん』が放送中。■白石麻衣1992年8月20日生まれ、群馬県出身。2011年にアイドルグループ・乃木坂46のメンバーとしてデビュー。2020年に卒業後、映画やテレビドラマを中心に女優・モデルとして活躍。近年の出演作に映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(20)、『嘘喰い』(22)、ドラマ『ミステリと言う勿れ』(22)、『テッパチ!』(22)、『風間公親-教場0-』(23)ほか。映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(22)では、ゲスト声優を務めた。■栁俊太郎2009年に第24回メンズノンノモデルオーディションでグランプリを受賞。パリコレクションやミラノコレクションなどに出演。2012年に俳優デビュー。世界190カ国に配信されたNetflix『今際の国のアリス』をはじめ、映画やドラマで話題作に出演。2022年は10本以上のドラマ、映画に出演。直近ではフジテレビ連続ドラマ『スタンドUPスタート』に出演した。現在テレビ朝日連続ドラマ「ハレーションラブ」に出演中。(C)麻生羽呂・高田康太郎・小学館/ROBOT
2023年09月10日Netflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』に出演する赤楚衛二、白石麻衣、柳俊太郎が、アニメーション版第7話にも登場している。赤楚さん演じる主人公・アキラが、街中にゾンビが溢れるという絶望的な状況を、「もう会社に行かなくていい!」という逆転の発想で、ポジティブに生き生きとサバイブする姿を描く爽快コメディゾンビホラー『ゾン100』。白石さんがヒロイン・三日月閑(シズカ)、柳さんはアキラの親友ケンチョこと竜崎憲一朗を演じている。MBS・TBS系にて放送中のアニメーション版では、アキラを梅田修一朗、シズカを楠木ともり、ケンチョを古川慎が担当している。今回3人が出演したのは、9月3日(日)に放送された第7話「SA オブ ザ デッド」。どのシーンに登場するかは見てからのお楽しみとなっていたが、SNSには「すぐ気付きました」、「すぐに分かりました~」、「待ち構えて見ていたので分かりましたが、赤楚くんも柳くんも白石さんも作品にすっかり馴染んでいたので、普通にみていたら気づかなかったと思います」と気づいた視聴者のコメントが。なお、公式サイトでは、3人のコメントも公開中だ。第7話「SA オブ ザ デッド」あらすじ小杉に自由を奪われ続け、ブラック会社時代のよう思考停止に陥るアキラ。シズカはその姿に父親の支配下にあった過去の自分を重ねるのだが…。最終日、小杉に完全に心を掌握されたアキラが驚愕の決断を下す。TVアニメ「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」は毎週日曜日17時~MBS・TBS系にて放送中。Hulu、プライムビデオ、U-NEXTほかにて配信中。Netflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』は世界独占配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年09月05日Netflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』が配信中だ。死んだような顔をして働いていたブラック企業の社員・天道輝(アキラ/赤楚衛二)。しかし、ある朝起きると街中がゾンビだらけの世界に。荒廃した街を見て、アキラは思う。「もう、今日から会社に行かなくてもいいんじゃね!?」絶望すぎる状況をポジティブすぎるマインドで楽しむアキラの姿に、きっと生きる上で大切なことに気づかされるはずだ。そんな新時代のゾンビコメディの魅力から撮影の裏側でやっていた「あること」まで、出演者の赤楚衛二、白石麻衣、柳俊太郎の3人にたっぷり語ってもらった。※柳俊太郎の柳は木へんに夘が正式表記ゾンビ同士が自撮りしてるのが可愛らしかったです(笑)――日本ではなかなか難しいゾンビものというジャンルを、Netflixらしいスケールで描いていて、とても楽しませてもらいました。ぜひ“ここがスゴイよ!『ゾン100』のゾンビ”をお三方から聞かせてほしいです。赤楚やっぱりスケール感はすごいですよね。白石すごいですね。柳あとは動きとか。倒れるときに手をついちゃいけないとか、壁にぶつかるときも手でかばっちゃいがちだけど、そこは思いっ切り顔でぶつかるとか。そういうのは見てて単純にすごいなと。白石確かに。赤楚そういう要所要所を監督の石田(雄介)さんがこだわっていて。それが気持ち悪さにつながっていたというか。白石カクカクした動き方とか、監督が結構こだわりを伝えてらっしゃっていましたよね。柳スピードとかも繊細に指示されてた。赤楚ちゃんと3種類あるんですよね。めっちゃ走るゾンビと、そこそこのゾンビと、歩くゾンビと。柳そう。感染してからの時間経過によって差が出るって。赤楚まだゾンビになりたての人は筋肉があるから速くて。日にちが経つと栄養がなくなっていくから普通のゾンビになっちゃうみたいな。石田さんはそういう設定を1人1人にちゃんと決めてつくりこんでいました。あとは、サメの気持ち悪さですよね。あんな気持ち悪い足だとは思わなかった(笑)。白石完成したのを見てびっくりしました、気持ち悪くて。――あのゾンビが実際に近づいてきたら感覚はどっちですか。怖い?それとも気持ち悪い?柳気持ち悪いですね(笑)。赤楚僕は怖かったです、単純に。柳何人もゾンビメイクしないといけないから、みなさん現場の入りがめちゃくちゃ早いんですよ。で、僕らが入る頃には結構時間が経ってるからリアルに疲れてて。その様子がちょっと面白かったです(笑)。赤楚待機中もゾンビ同士で自撮りしてて。それが可愛らしいんですよね(笑)。柳トイレとかですれ違うとドキッとするよね。うわ、びっくりしたみたいな(笑)。白石私、ホラーがあんまり得意じゃないので。出来上がったゾンビと初めて対面したときは、これと戦うんだってちょっとゾクッとして。あまりにリアルだったので、本番までに見慣れておかないとなって思いました(笑)。撮影の合間に赤楚くんたちが催眠術にかかってました(笑)――この3人の中でゾンビに襲われて最後まで生き残れるのは誰だと思いますか。みなさんで一斉に指差してください。行きます、せーのーで!赤楚(白石を指差す)柳(白石を指差す)白石(自ら手を挙げる)赤楚えー!(笑)柳全員一致?(笑)白石そうですね。序盤の方で。予期せぬところでやられそうだなって(笑)。赤楚でもそうですよね。絶対僕らじゃないっていうのはわかりますよね。柳俺らではないよな。赤楚たぶん精神年齢的な問題もある。白石さんがいちばんしっかりされているというか。柳そうだと思う。赤楚ちょっとお姉さんな感じでしたもんね、今回の現場だと。白石だって、お2人だいぶぶっ飛んでましたよ。空き時間に催眠術やってたの覚えてます?赤楚……やってた!白石私、お仕事で睡眠術にかかったことがあるんですけど、2人がかかったことなくて。赤楚くんがYouTubeで催眠術の動画を出してくれたので、それをみんなでやったんです。私はどうしてもかからなかったからあきらめて見てるだけだったんですけど、2人して「わー!やべー!」って(笑)。柳あったわ!(笑)白石もう周りも笑っちゃって。さすがだなと思いました(笑)。赤楚結構現場では変なことが多かったですよね。柳くんの箸だけ3本入ってたり(笑)。柳あった!箸袋を開けたら箸が3本入ってるんですよ。この現場ではなぜか俺が結構いじられキャラみたいになってて。ついに弁当までいじってきたかと(笑)。赤楚いろいろ持ってましたよね。――そう思うと、意外と生き残れそうな気も。柳それか、めっちゃ変な死に方をするかどっちかですね。赤楚たぶんそっちだと思う。運がいいんじゃなくて、悪い方の運がいいみたいな。だからたぶんやられます(笑)。まあ、でも白石さんもそんな長いこと生き残れないとは思うんですけど。白石自分がとった行動で失敗しそうな気がする(笑)。柳そう?計画的なイメージはあるけどな。赤楚意外とそんなことはないですもんね。白石えー!(笑)赤楚わりとふわっとしている部分もあるじゃないですか。楽しくて鼻歌めっちゃ歌うみたいな。白石でも鼻歌は赤楚くんもよく歌ってましたよ(笑)。赤楚僕も歌ってました(笑)。機嫌いいときとか、つい鼻歌が出ちゃうんですよね。だから、ちょっと同じ匂いがするなと思いました。白石私たちは同じタイプなのかもしれませんね。――あの水族館までは行けなさそうですか。赤楚行けないですね(笑)。白石辿り着けなさそう(笑)。傷ができると男としてレベルが上がったなと思う(笑)――ゾンビの世界になってからのアキラのポジティブさが最高でしたが、みなさんが自分のことをポジティブだなと思う瞬間はどんなときですか。柳俺は傷ができたときですね。赤楚&白石???柳たまに擦りむいたりするじゃない?俺、スポーツやってて、だから結構傷があるんですけど。傷つくと、男として1個レベルが上がったみたいな。白石頑張った証拠みたいな?柳そうそうそう。そういうのがなんかちょっとあるんですよ。赤楚あ〜、なるほど。柳勲章じゃないけど、妙に誇らしい気持ちにはなる(笑)。赤楚僕は基本的にポジティブです。特にこの1年くらいの間で、何か嫌なことあっても落ち込まないというか、失敗しても「よし次!」みたいなマインドにはなれました。白石いいですね。私は自分がポジティブだと思う瞬間ってないかも。基本的にめっちゃネガティブです。失敗したときとか、家から出たくないって思うくらい落ち込むので、自分のダメなところがひとつでも出てきちゃうと、立ち直るのに時間がかかります。柳俺も全然寝られないとかあります。考えごとしちゃって、それで寝られなくなって。白石わかります。――すっかりポジティブになった赤楚さんは、そんなヘコみ期をどう乗り越えるんですか。赤楚僕は全部受け入れています。たとえば泣くシーンで泣けなかったりとか、めっちゃ落ち込むじゃないですか。それには寝不足だとか、そのシーンになる前に集中力を切らしてしまったとか、理由はいっぱいあるんですけど、結局はそのシチュエーションに合わせて管理ができてない自分が今の実力なんだって割り切る。で、次同じシチュエーションでちゃんと泣けたら成長じゃんと思えるから、今、メンタルが折れることがないです。最強です。白石すごい。柳そう考えられるようになったら強いよね。赤楚ある種、自分に対してのあきらめみたいなところもあるかもしれないですね。白石勉強になります!バンジージャンプをやったら人生変わりました――劇中では「〜〜するくらいならゾンビに喰われたほうがマシだ!」というアキラの台詞が何度か登場します。みなさんの思う「〜〜するくらいならゾンビに喰われたほうがマシだ!」ということは?赤楚僕は虫にさわるぐらいだったらゾンビなったほうがマシです。白石虫ダメなんだ。赤楚本当ダメです。デッカいのとかいると「うわ〜!」ってなる。だったら、ゾンビに噛まれたほうが虫とかも苦しまなくてすむんだろうなって(笑)。白石優しい。虫視点なんですね(笑)。柳それで言ったら、俺はバンジージャンプですね。白石一緒!私もバンジージャンプです。柳もう絶対無理。白石無理です。柳だって、あれ死んだようなものでしょ?赤楚それが良さなんですよ。――確か赤楚さんはバンジージャンプをやってらっしゃいましたよね。赤楚はい。去年やったら人生が変わりました。柳そういえば行ってたね。赤楚最高ですよ。一度ぜひ。白石スカイダイビングだったらできる気がするんですよ。後ろに人がいらっしゃるから、2人なら行けるかなって、まだ気持ちの余裕があるんですけど。柳わかる。スカイダイビングは後ろの人がいるから自分で踏み出さなくてもいいんですよね。白石でも、バンジージャンプは自分が一歩踏み出さなきゃいけないんで、それは絶対できないですね。赤楚確かに飛び降りる前に「手を離してください」って言われる瞬間がいちばん嫌です。あと、落ちた後、上から引っ張られるとき。ずっと首が痛くて、そこは嫌ですね(笑)。車の免許を取りに行く時間がなくて悩んでいます――『ゾン100』は自分のやりたいことをやる素晴らしさを思い出させてくれる作品でした。とは言え、多くの人が自分のやりたいことがわからなかったり、やりたいことはあるけどできなくて悩んでいたりします。みなさんにも、そんな悩みはありますか。白石あります。今、車の免許を取りたいんですけど、なかなかしっかり集中して通えるだけの時間がとれなくて……。どのタイミングで取ろうってずっと悩んでいます。赤楚昔なら合宿という選択肢もありましたけど、さすがにもう行けないですもんね。白石そうなんです。本当はパッと行って取りたいけど。赤楚それがないと難しいなって。白石免許が取れたら遠出して、いろいろ買い物とか行きたいですね。赤楚めっちゃいいですよ。車に乗ってると運転することに集中するから、仕事を忘れられるというか。サウナとかゴルフに近いかもしれない。サウナだと暑さで仕事のことを忘れるし、ゴルフも打つことばっかり考えてるから。白石思考が全部そっちに集中するんだ。赤楚それと一緒で、運転もめっちゃスッキリしますよ。白石そうなんだ。すぐ取りに行きます!(笑)柳僕の場合、時間というよりも気力の問題でやりたいことを後回しにすることはあるかもしれない。いろいろ勉強しなきゃいけないこととかつい後回しにしちゃって結局やらないっていう。赤楚今、何を勉強しようとしてるんですか。柳フランス語とか。まあ、全然やってないんですけど(笑)。赤楚僕はむしろやりたいことが今まったくわからなくて。昨日も久しぶりに撮休を1日もらったんですけど、何しよう……みたいになっちゃって。白石わかる!私もあります、たまに。赤楚ですよね。友達とかもなかなか予定は合わなくて。1人でできることって何かあるかなと思ったときに、結局昨日はムダにずっとゴロゴロしてました。白石そういうことはありますよね。私も起きては寝て……を繰り返して、気づいたら夕方とか普通にある(笑)。赤楚わかります!白石動きたくなくて、みたいな。赤楚もったいないけど、しょうがないってなりますよね。柳くんはどうですか。柳僕は休日はなるべく行動はするようにしています。たとえば、料理をしたりとか。そうすると、食材を買いに外まで出なきゃいけないし、有意義かどうかはわからないけど、多少はアクティブな1日になるかなと。赤楚料理うまいですもんね。僕もそういう趣味を見つけるといいのかな。柳趣味、ないの?赤楚強いて言うとゴルフはやりたいんですけど、撮影が立て込んでいる中の1日だけの休みをゴルフに使うというところまではまだ行かなくて。この季節は外出ても暑いし、日焼けも今はダメだしってなると、家でできることに限られてくるんですよね。白石確かに。撮影中はなかなか外に出づらいですよね。赤楚ゲームとかはハマるとすぐやりたくなっちゃうから、できればスパッとやめられる趣味がほしいです。――筋トレとか?赤楚ああ、筋トレ! 2〜3ヶ月ジムに行けてないんですよね。そろそろ筋トレ始めましょうかね。じゃあ、次の休みはジムに行きます!――そんなやりたいこと迷子の赤楚さんから、同じようにやりたいことがわからない人に向けて最後にメッセージをいただけますか。赤楚僕もそうだからわかるんですけど、こういうのってやりたいことがまったく浮かばない状態になると本当に難しいんですよね。でも、それこそ今、筋トレというワードが挙がったみたいに、1個シナプスができると広がっていくものだと思うので、この映画を観てみるのもひとつのきっかけになるかも。映画を観て、「これ、面白そうだな」と思うものにトライしてみるだけで、自分の毎日がガラッと変わったりする。そのきっかけづくりにしてもらえたらうれしいです。取材・文:横川良明撮影:奥田耕平ヘアメイク/(赤楚さん)石川尋美(白石さん)PON(柳さん)速水昭仁(CHUUNi)、スタイリング/(赤楚さん)壽村 太一(白石さん)鬼束香奈子、(柳さん)伊藤省吾 (sitor)、衣装協力/(白石さん)ジャケット・ワンピースKANAKO SAKA、ジュエリー Pomellatoぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント3人のサイン入りポラを1名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<作品情報>Netflix映画『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』Netflixにて独占配信中(C)麻生羽呂・高田康太郎・小学館/ROBOT
2023年08月17日柳楽優弥主演ドラマ「オレは死んじまったゼ!」のキービジュアルと場面写真が公開された。ある日、ゴミ収集車にひかれて死んでしまった場末のクラブのホスト・桜田(柳楽優弥)は、気がつくと事故現場で自分の遺体を見つめる幽霊になっていた。周りの人間には自分の声は聞こえず、姿も見えていないことに気づいた桜田は、やがて街で幽霊の桃山(賀屋壮也)に出会うと、彼らがシェアハウスのように住んでいるそば店の2階へ連れて行かれる。そこには、桃山に加え、元看護師の幽霊・咲(川栄李奈)、女子高校生の幽霊・凛(長澤樹)、幽霊歴およそ400年の千利休(三遊亭好楽)が暮らしており、そば店の主・四ノ宮(草村礼子)は人間にもかかわらずなぜか彼らの存在を感じ取れるのだった。桃山の誘いにより5人目の幽霊として彼らと生活を共にすることになった桜田は、幽霊としてのルールを教わるべく、深夜の地下の駅へと出向く…。本作は、柳楽さん演じる場末のクラブのホスト・桜田和彦が、不慮の事故で命を落として幽霊となり、個性的すぎる幽霊たちと暮らす中で、ゴミみたいだと思っていた自身の人生を見つめ直し、人知れず抱えていた後悔と向き合っていく姿を描くヒューマンドラマ。キービジュアルは、5人の幽霊たちと、彼らと日々を過ごす人間が集合した家族写真風の一枚。本作の切なくも優しくユーモラスな世界観が、ポップなタイトルロゴや桜田のセリフからも感じられるデザインとなっている。さらに、“愛が分からない”という悩みを抱える看護師・佐々木咲が、娘と過ごしている生前のカットや、売れないスタンダップコメディアンだった桃山が、死の直前まで一緒にいた親友・トモ(葵揚)とのカット。そば店に居候している幽霊たちが食卓を囲むほのぼのしたひとコマ、平成初期に亡くなった女子高生・小森凛のギャル姿、ホスト時代の桜田の熱狂的追っかけ・末續町子(松田ゆう姫)がうちわで応援している様子。第1話にゲスト出演する加賀翔(かが屋)がカメラをいじる場面写真も公開された。なお、9月2日(土)には“俳優・柳楽優弥特集”として、柳楽さんの出演映画『誰も知らない』、『包帯クラブ』、『HOKUSAI』の放送&配信が決定した。連続ドラマW-30「オレは死んじまったゼ!」は9月1日(金)23時30分~WOWOWにて放送・配信開始(全7話)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月10日主演・赤楚衛二、白石麻衣、柳俊太郎、北村一輝の豪華出演者と石田雄介監督で贈るNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』を8月3日(木)に世界独占配信。この度、作品の世界観をカラフル&ポップに再現し、様々な体験エリアが楽しめる体験型試写会イベント【ゾンフェス】が開催された。7月9日からのアニメ放送&配信で盛り上がりをみせる「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」がNetflix映画として実写化。「今、私たちの学校は…」『アーミー・オブ・ザ・デッド』など数々のゾンビヒット作品を送り出してきたNetflixが次に世に送り出すのは、笑いとスリルが交差する新感覚ゾンビ映画。イベントには、ブラック企業で人生の夢も希望も搾取され続ける中、突然のゾンビ・パンデミックにより、ある意味楽園となった世界をポジティブに旅することになる本作の主人公・天道輝(アキラ)を演じた赤楚さんを筆頭に、パンデミックで荒れ果てた世界で出会う、リアリストなヒロイン・三日月閑(シズカ)役の白石さん、アキラの親友ケンチョこと竜崎憲一朗役の柳さん、アキラの上司である小杉権蔵役の北村さん、石田監督が参加した。それぞれが演じた役のキャラクター性や注目してほしいポイントについて、赤楚さんは「アキラは本当に前向きでポジティブなキャラクターですが、ブラック企業でゾンビのように生きています。だけどパンデミックが起こって世界が180度変わる人物です!」と明るく紹介。白石さんは「シズカはクールで真っすぐな女性。リスクヘッジを最優先して、論理的に行動する女の子です。アキラとケンチョと出会って、馴染んで楽しくなって来た時の表情の変化に注目して観ていただけたら嬉しいです」と語り、柳さんは「ケンチョは非常にビビりで頼りがいがない、情けない男なんですけど、そういう人間味のあるケンチョが成長していく姿を楽しんで頂きたいです」、北村さんは「(小杉は)ホントに嫌な人だと思います(笑)僕の役がどうこうというより、描かれている青春群像劇に入りたかったです(笑)」とそれぞれコメントした。ゾンビ映画でもありコメディ映画でもある、まったく新しいエンタメ作品である本作を成立させるために意識していたことを問われると、「シチュエーションが面白いだけで、本人達は一生懸命生きてるので、笑かそうという気持ちはなく、純粋な気持ちで演じさせていただきました」と赤楚さん。リアリティのある等身大の演技を心がけたことを明らかにした。白石さんは「サメゾンビとかと対決する時はしっかり真面目に真剣に。アドリブじゃないですけど、楽しむところは楽しんでいるので、そういうところがコメディじゃないですけどポップになっていると思います」と作品が生み出す緩急が面白さにつながると語り、柳さんは「現場での雰囲気は本当に真剣で、当の本人は必死にゾンビから逃げてました。だから出来上がって観たときにここで笑ってるんだとか、気づくくらい現場では熱くやっていました」と無我夢中で駆け抜けた熱い撮影をふり返った。そんなゾンビのクオリティの高さについて、赤楚さんは「めちゃくちゃリアルですね。ゾンビって存在するんだって思いました(笑)」と明かし、「監督のものすごいディレクションがありました」と絶賛。北村さんは「ゾンビから逃げることが多かったのですが、ゾンビ役の方が速すぎて、すぐ捕まっちゃいました、映画終わっちゃうから(笑)」とまさかの裏側を語り、会場の笑いを誘っていた。最後に赤楚さんから「すごく沢山の方々と一緒につくった作品です。それがやっと配信されるというのはすごく嬉しいです。これを観終わった後にすごく前向きな気持ちになれる、すごく僕自身も勇気づけられる、エンタメの力って素晴らしいなと感じました。是非この夏はゾン100で楽しんでいただきたいです」と自身が体感した本作のパワーと想いを語り、イベントは興奮冷めやらぬ中、幕を閉じた。Netflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』は8月3日(木)よりNetflixにて世界独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年08月02日柳楽優弥主演「オレは死んじまったゼ!」の新キャストが発表され、最新予告映像が解禁された。柳楽優弥が13年ぶりにWOWOW連続ドラマに主演し、映画『そうして私たちはプールに金魚を、』でサンダンス映画祭の日本人初グランプリを受賞した長久允が、優しく、切なく、ユーモラスに描き出す本作。この度、本作に川栄李奈、松田ゆう姫、賀屋壮也(かが屋)、長澤樹、草村礼子、三遊亭好楽の出演が決定。柳楽さん演じる、“死んじまった”場末のホスト、桜田とともに、家族のように一つ屋根の下で暮らす、個性豊かなキャラクターたちを演じる。川栄さんが演じるのは、過労が原因で亡くなった元看護士の幽霊、佐々木咲役。既婚者で小学生の娘がいたが、“愛”が何かが分からないという悩みを人知れず抱えている役どころ。口が悪くぶっきらぼうだが、不器用な優しさを併せ持つ咲と暮らすうち、桜田にはこれまでにない、ある感情が芽生えていく。本作が連続ドラマ2作目の出演となる松田さんは、ホスト時代の桜田の熱狂的な追っかけである末續町子役を演じる。強い霊感をもつ町子は、幽霊となった桜田のことも変わらず熱烈に推し続け、やがて幽霊たちが暮らす古びた蕎麦店に入りびたることに。実は桜田の死にまつわるある重要な秘密を知る、キーパーソンでもある。お笑いコンビ「かが屋」のメンバーで、近年ドラマや映画にも活躍の場を広げる賀屋さんが演じるのは、売れないスタンダップコメディアンの幽霊・桃山鉄郎役。死んで間もない桜田に声をかけ、一緒に暮らす提案をするなど面倒見がよく、桜田とは唯一無二の友情を育んでいく。個性豊かな幽霊たちをつなぐ潤滑油のような存在でもあるが、その死因にはある切ない理由が秘められていて…。TBS系ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」にもレギュラーキャストとして出演中の若手注目女優である長澤さんが演じるのは、17歳で他界し、いまも現世をさまよい続ける女子高生の幽霊・小森凛役。家庭環境が複雑で何事にも冷めた高校生だったが、亡くなった当時流行っていたパラパラにだけは全力で取り組んでいた。夜な夜な家を抜け出しどこかへ出かけているようだが、果たしてその理由とは?草村さんが演じるのは、桜田たちが暮らすひなびた蕎麦店の主・四ノ宮克子役。優しくおおらかで、幽霊たちの分の食事も用意するなど“幽霊家族”の存在を認識し、ともに暮らすことを楽しんでいるようにも見えるが、霊感があるのかどうかは謎…という役どころだ。そして連続ドラマへのレギュラー出演は本作が初となる好楽さんが演じるのは、誰もが知る歴史上の偉人、織田信長、豊臣秀吉に仕えた茶道の祖である千利休の幽霊。天正19年に切腹して以来この世に居続けている利休は、スマホも楽々と使いこなし、現代での暮らしを楽しんでいるキャラクター。成仏する気がさらさらなく常に達観している利休は、ともに暮らす桜田たちをどっしり構えて見守る意外と頼もしい存在でもある。そんな個性豊かな俳優陣がそろった本作の劇中音楽を手掛けるのは、若者を中心に絶大な支持を集めるシンガーソングライター、長谷川白紙。そして主題歌は、1967年にリリースされ大ヒットした「ザ・フォーク・クルセダーズ」の楽曲「帰って来たヨッパライ」を長谷川さんが大胆に現代風にリメイクした同名曲だ。解禁された最新予告映像では、長久監督ならではの映像世界と、長谷川さんによる楽曲の数々が絶妙に混ざりあい、ユニークな世界観を生み出している。■コメント佐々木咲役・川栄李奈「オレは死んじまったゼ!」佐々木咲役で出演させていだだきます。とてもアットホームな現場で、仲良く楽しく撮影に参加させていただきました。そんな良い雰囲気が映像にも出てるかと思います!今までにないカメラアングルだったり、長久監督が創り出す世界観にも最後まで惹き込まれると思います。個性豊かなキャラクターばかりで毎話あっという間の30分になっています。とても温かいドラマですので、みなさんぜひご覧下さい。末續町子役・松田ゆう姫役を頂いて台本を読ませていただいて、これはホラー?コメディ?いやヒューマンドラマなのか、と想像を巡らせてとてもワクワクしました。実際に撮影が始まってからも出演者の皆さん、スタッフの皆さんが本当に最高すぎて、日々いろんなことを勉強させていただきました。いつまでも終わらないでほしいと思うくらい幸せな現場でした。いろいろな要素がミックスされているこのドラマを、是非楽しんで観てもらえたらうれしいです。桃山鉄郎役・賀屋壮也(かが屋)「オレは死んじまったゼ!」出演させていただきます、かが屋の賀屋です!WOWOWのドラマはうちの母がいつも楽しみにしているので出演できてとてもうれしいです。主演の柳楽さんをはじめ共演させていただいた方々、長久監督はじめスタッフの皆さんがとても優しくて撮影を終えるのがとても寂しかったです。撮影をしながら映像を観させてもらっていたのですが、めちゃめちゃかっこいいのでこの作品が世に出るのが待ち遠しいです。是非観てください!!小森凛役・長澤樹本作への出演が決まった時はすごくドキドキしました!とてもうれしかったです!同時に役への真剣さと愛着が日を追うごとに増していくのを体感しました。現場でも強く感じた長久監督の底抜けな明るさと寄り添う優しさが溢れ出ている作品になっていると思います。ほかのスタッフの方々も全員本当にすてきな方ばかりで、楽しかった思い出しかないです(笑)。こんなにも最高なキャストさん、監督、スタッフさん達に囲まれたら絶対面白い作品になる! と思っています! 皆様に観ていただける日が今からとっても待ち遠しいです!千利休役・三遊亭好楽「千利休役は好楽さんしかいない」という長久監督の声にだまされた。ほかの達者な役者さんたちに救われた。私のせりふに対して監督は「いいね、素晴らしい棒読みですね」。全く褒めてない声なのに気分良くやれたのは、才能豊かな若い監督のマジック。人間の死に対しての考え方、誰でもやってくること、それに対してどう短い人生を送るのか、そういうテーマの作品なのではないでしょうか。視聴者の皆様、長久允の世界を思う存分楽しんでくださいませ。連続ドラマW-30「オレは死んじまったゼ!」は9月1日(金)23時30分~WOWOWにて放送・配信(全7話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月12日期間限定で大人気ブランド『柳宗理』のおまとめ買いセールを開催。ソルヴィータ-Solvita-の運営会社である、ギフト・リビング用品の企画・販売をしているアピデ株式会社(所在地:大阪市中央区、代表取締役社長:中村雅昭)は、期間限定で柳宗理が全品最大30%OFFになるセールを開催します。柳宗理おまとめ買いセール開催柳宗理おまとめ買いセール大人気デザイナー柳宗理のおまとめ買いセールを開催。柳宗理のやかんや片手鍋、ボウルやカトラリーなど取り扱いも充実しております。【セール詳細】2点ご購入:10%OFF3点ご購入:20%OFF5点以上ご購入:30%OFF※柳宗理商品全品対象。※柳宗理商品のみでのおまとめ買いが対象。期間:2023年6月17日(土)~2023年6月30日(金)23:59迄柳宗理 : 柳宗理おすすめアイテム柳宗理 マグマプレート鉄フライパン25cm(蓋付)|《公式通販》ソルヴィータ : 計算された使いやすさの柳宗理の鉄フライパン。食材とランダムな点で接触し、油なじみが良く、こげつきやこびりつきを抑える。表面積が増えたことで、より多くの熱を受け、素早く食材を加熱。鉄フライパンならではの耐久性があり、強火調理や金属製ツールの使用などハードな使い方も可能。柳宗理キッチンツール6pcs|《公式》ソルヴィータ(Solvita) : 柳宗理で揃える6種類のステンレス製キッチンツールセット内容:バタービーター、ターナー、スキンマー、フォークレードル、レードル(L)、レードル(M)。オールステンレス製でさびにくく、においがつきにくいことやお手入れがしやすいキッチンツールです。柳宗理ステンレスケトルつや消し|《公式》ソルヴィータ(Solvita) : 柳宗理の少し平べったい形が特徴的なケトル。熱伝導率から、蒸気穴、ハンドルのグリップ、注ぎ口のかたち、そのすべてが、使う人の立場に立って、丁寧に、完璧に、デザインされています。本体に使用しているステンレスもまた、熱伝導率を高めるため、側面、底面で微妙にその配合が違いお湯が早く沸く仕上がりに。ソルヴィータ-Solvita-についてSolvitaは、イタリア語のSole(太陽)とVita(暮らし)を組み合わせた造語です。暮らしのなかで生じる様々なニーズや悩み、疑問にお応えし、大切な「いま」をよりすてきにあたたかくしていただけるよう、厳選した商品や暮らしに役立つ情報を発信します。(1) 創業75年超のギフト用品・生活雑貨専門商社が運営国内外1,000社以上の取引メーカーによるキッチン用品、家電、美容雑貨、グルメ、ギフトなど幅広いカテゴリーの取り扱い商品と、豊富な経験を有するバイヤーによる厳選した商品をお届けします。また、長年の経験とノウハウによる、ギフト対応・配送・アフターフォローなど、充実・正確・安心なサービスもご提供します。(2)メディア機能暮らしのなかで生じる様々なニーズや悩み、疑問などにお応えする情報を、サイト内のメディア(MAGAZINE)で発信してまいります。おすすめ商品をスタッフが実際に使用したレビュー記事や、ベテランのギフトコンシェルジュがアドバイスするギフトマナー記事など、記事の種類や内容も日々充実させてまいります。【パンを食べるのが楽しみなる!?】イイトコバターを楽しむセット : 【開催中】新規会員登録キャンペーン無料会員登録をするだけで、スグに使えるポイントプレゼント!期間:2023年1月1日(日)~対象:無料会員登録特典:300ポイント付与【開催中】LINE新規お友達登録キャンペーン今だけLINE新規お友達登録いただくとすぐに使える300円offのクーポンプレゼント!期間:2023年1月1日(日)~対象:会員特典:300円offクーポン(2023年12月末まで有効)※クーポンは会員登録しないとご利用いただけません。過去のお知らせやキャンペーン情報はこちら > サイト概要サイト名: ソルヴィータ - Solvita -URL : 運営: アピデ株式会社会社概要商号: アピデ株式会社代表者: 代表取締役社長中村雅昭所在地: 〒540-0003大阪市中央区森ノ宮中央1-9-7創業: 1945年12月事業内容: ギフト用品・生活雑貨の卸売及び輸出入資本金: 10,000万円URL: お問合わせ先アピデ株式会社デジタルマーケティンググループTEL:06-6941-0050Mail: info@solvita.net 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月17日柳楽優弥主演の連続ドラマW-30「オレは死んじまったゼ!」が、9月にWOWOWにて放送・配信決定。メインカットと第1弾となる特報映像が公開された。本作は、柳楽さん演じる場末のクラブのホストが、ある日突然“死んじまった”ことから始まる“幽霊”ヒューマンドラマ。柳楽さんは俳優キャリア20年にして、主演最新作で初の“幽霊”役を演じる。2010年の「TOKYO23~サバイバルシティ」以来13年ぶりのWOWOW連続ドラマ主演となる柳楽さんが演じるのは、未来に希望を持たず、ただただ無為に人生をやり過ごしている売れないホスト・桜田和役。桜田が不慮の事故で命を落とし、自分と同じく成仏できずにいる個性的すぎる幽霊たちと一つ屋根の下で暮らす中で、「ゴミみたい」だと思っていた自身の人生を見つめ直し、人知れず抱えていた後悔と向き合っていく姿を描く。生きることに執着がなかった桜田が、幽霊たちと過ごすうちに失われていた人間性を幽霊となって初めて取り戻していく物語。最近では「ガンニバル」での狂気の演技で世界的に注目を集める柳楽さんが、そのイメージとは正反対のキャラクターをどのように演じるのか注目だ。そんな本作のメイン監督を務め、完全オリジナルで全話の脚本を担当するのは映画『そうして私たちはプールに金魚を、』で、サンダンス映画祭の日本人初グランプリを受賞、近年は森田剛主演の短編映画『DEATH DAYS』などでも話題を集めた長久允。WOWOWで作品を手掛けるのは、2021年に放送・配信された連続ドラマ「FM999 999WOMEN’S SONGS」以来となる。柳楽さんと初タッグの長久監督は、2021年に映画『写真の女』でデビューした串田壮史とともに、独自のエモーショナルな映像世界と小気味よいユーモアセンスで、幽霊たちのいとおしい日々を魅力的に描き出す。柳楽優弥<柳楽優弥コメント>長久監督の『そうして私たちはプールに金魚を、』を観たことがあり、とても好きな監督だったので今回参加できて嬉しかったです。映像表現に遊び心がある面や、監督のクリエイティブなセンスを感じる編集が好きなので、この座組のチームワークの中で長久組ワールドに入れることにワクワクしました。僕が脚本を読み終わった後に感じた”不思議と前向きになる感覚”を視聴者の皆様にも感じて頂ける気がします。ぜひご覧下さい。<監督・長久允コメント>この度、「FM999」に続いてWOWOWさんでオリジナルドラマを制作させていただくことになりました。それも主演に柳楽さんを迎えて!最高です。ありがとうございます。私は今まで生きるとか死ぬとかばかりを物語の中心に据えてきたのですが、改めて、「死んだ後」について向き合って描いてみました。つまり「幽霊」の物語です。死んでから、どう生きていくか。と言う話です。幽霊ものですが、ホラーではありません。ある種のホームコメディです。これから発表されるキャスト、スタッフの面々もとても贅沢な方々です。ぜひ、放送をお楽しみに!!連続ドラマW-30「オレは死んじまったゼ!」は9月よりWOWOWにて放送・配信(全7話)。(text:cinemacafe.net)
2023年06月12日柏市民文化会館指定管理者ASTN共同企業体主催、『柳亭小痴楽・春風亭柳枝「二人会」』が2023年6月25日 (日)に柏市民文化会館小ホール(千葉県柏市柏下107)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 今、話題の若手落語家、ともに真打である柳亭小痴楽と春風亭柳枝がはじめて柏で二人会を開催!古典落語を得意とし、落語を愛してやまない二人が、柏で初の「ふたり会」を開催します。どうぞ、お聴き逃しなく!プロフィール柳亭 小痴楽(りゅうてい こちらく)階級:真打出囃子:将門平成17年10月 「ち太郞」で初高座平成20年6月 五代目柳亭痴楽門下へ「柳亭ち太郞」平成21年9月 痴楽没後、柳亭楽輔門下へ平成21年11月 二ツ目昇進 「三代目柳亭小痴楽」となる。令和元年9月 真打昇進平成23年12月 第22回北とぴあ若手落語家競演会 奨励賞趣味:読書、サッカー、バスケットボール、洋服、おかし春風亭 柳枝(しゅんぷうてい りゅうし)階級:真打出囃子:都囃子平成16年3月 明治学院大学文学部芸術学科卒業平成18年4月 春風亭正朝に入門平成18年11月 「正太郎」として前座になる平成21年11月 二ツ目に昇進令和3年3月 真打昇進。「九代目春風亭柳枝」を襲名【受賞歴】平成27年 第14回さがみはら若手落語家選手権準優勝平成27年 第26回北とぴあ若手落語家競演会大賞平成28年 読売杯争奪激突!二ツ目バトル優勝公演概要『柳亭小痴楽・春風亭柳枝「二人会」』公演日時:2023年6月25日 (日)13:30 開場/14:00 開演会場:柏市民文化会館小ホール(千葉県柏市柏下107)■出演者柳亭小痴楽/春風亭柳枝■チケット料金前売:2,500円当日:2,800円(全席指定・税込)※未就学児入場不可主催:柏市民文化会館指定管理者ASTN共同企業体 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月20日