映画『オッペンハイマー』のその後、マンハッタン計画のもとで生まれた町の知られざる歴史と現在を描いたドキュメンタリー映画『リッチランド』の公開が決定。ポスターと場面写真が解禁となった。平和で美しいアメリカの典型的な郊外の町、ワシントン州南部にあるリッチランド。のどかに暮らす人々が応援する地元高校のフットボールチームのトレードマークは「キノコ雲」と「B29爆撃機」。リッチランドもまた、1942年からのマンハッタン計画における核燃料生産拠点で働く人々とその家族が生活するために作られた町だった。長崎に落とされた原子爆弾「ファットマン」のプルトニウムはハンフォード・サイトで精製されたものだ。終戦後は冷戦時に数多く作られた核兵器の原料生産も担い、稼働終了した現在は国立歴史公園に指定され、アメリカの栄光の歴史を垣間見ようと多くの観光客が訪れている。「原爆は戦争の早期終結を促した」と町の歴史を誇りを口にする者が数多くいる一方で、多くの人々を殺戮した“原爆”に関与したことに逡巡する者も。また、暮らしやすい町に満足している人々でも「川の魚は食べない」と語り、核廃棄物による放射能汚染への不安を現在も抱えながら暮らしている。『オッペンハイマー』のその後、アメリカは“原爆”とどう向き合ってきたのか。その罪と痛みを背負うのは誰なのか。近代アメリカの精神性、そして科学の進歩がもたらした人類の“業”が重層的に浮かび上がる叙事詩的ドキュメンタリーが、世界中の映画祭での上映を経てついに日本で公開。原爆を落としたアメリカと被爆国である日本、原爆史観を揺さぶるであろう作品となっている。『リッチランド』は7月6日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月25日『息子の部屋』『ローマ法王の休日』『3つの鍵』のナンニ・モレッティ監督最新作『チネチッタで会いましょう』(原題:Il sol dell’avvenire)が11月22日(金)より全国公開されることが決定した。イタリアの映画監督ジャンニは、チネチッタ撮影所での新作撮影を目前に控えている。プロデューサーの妻が40年、いつも傍にいて映画を生製作してきた。頭の中は新しい映画のアイディアでいっぱい。だが、順調だと思っていたのはジャンニだけだった…。女優はカサヴェテスを持ち出し演出に口出し、あろうことか政治映画をラブストーリーだと言い出す始末。若い俳優のトンチンカンな発言にはあきれ言葉を失う。娘が紹介してくれたボーイフレンドは自分ほどの年齢の男性だという。あらゆることに腹がたち戸惑うばかり。誰にも理解されず、一人帰宅し目覚めると妻に別れを告げられてしまう。さらに仏のプロデューサーは詐欺師とわかり、資金が枯渇し撮影は止まってしまう。地位も築き尊敬されていたはずなのに。妻も娘も愛しているのに…。果たして映画は完成するのか?そして、愛するものたちとの関係を修復することはできるのか?「映画には、私たちに明るさと幸せになりたいという気持ちを再発見させる魔法の力がある。どんなことがあっても」とメッセージを寄せるナンニ・モレッティ監督の最新作は、時代の変化についていけずに痛い目にあった映画監督が失意の後に大切なことに気づくヒューマンドラマ。フェリーニやキシェロフスキ、スコセッシなど映画へのオマージュを交えながら、ところどころに自身の過去作品を引用して、変化の激しい世界に適応することの難しさをユーモラスに描く。そして、より良い未来を夢見ることを忘れないという温かなメッセージが込められている。作家性と娯楽性を見事に両立し、独特のユーモアとやさしい眼差しが観客をつかむ、モレッティ作品の魅力が満喫できる作品に仕上がっている。イタリアで大ヒットを記録した本作は、先日発表されたダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞、監督賞、脚本賞を含む主要7部門でノミネートされた。監督自身が、製作・脚本・出演も兼ね、共演にはモレッティ作品の常連マルゲリータ・ブイや、俳優であり監督のマチュー・アマルリックなどが脇を固める。この度解禁されたティザービジュアルでは、ナンニ・モレッティ監督演じる主人公のジャンニが電動キックボードに乗ったイラストが描かれ、「すべてのおかしいは幸せに通ず」というコピーが添えられている。併せて解禁された予告映像では、5年振りの映画撮影が順調にスタートしたかと思われた映画監督のジャンニに、長年連れ添ったプロデューサーの妻から突然別れを告げられ、撮影資金を調達していたフランスのプロデューサーは警察に捕まってしまう様子が切り取られている。トラブルが続出するなか、痛い目にあって初めて大切なことに気づいたジャンニは、映画を完成させて愛するものたちとの関係を修復できるのか?まさにナンニ・モレッティ集大成とも言える本作に期待が高まる。『チネチッタで会いましょう』は11月22日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:チネチッタで会いましょう 2024年11月22日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2023 Sacher Film–Fandango–Le Pacte–France 3Cinéma
2024年04月25日ウィル・スミス、マーティン・ローレンス共演の大ヒットシリーズ最新作『バッドボーイズ RIDE OR DIE』より日本版予告が解禁された。本作は、全世界でシリーズ累計8億ドルを突破しているバディ・アクション『バッドボーイズ』シリーズ最新作。マイアミ市警の敏腕ベテラン刑事コンビ、バッドボーイズことマイク(ウィル・スミス)とマーカス(マーティン・ローレンス)。彼らの亡き上司ハワード警部(ジョー・パントリアーノ)に麻薬カルテルと関係があったという汚職疑惑がかけられる。無実の罪を着せられた上司のために、独自に捜査をはじめた2人は、上司が遺した最後のメッセージ「内部に黒幕がいる。誰も信じるな!」という言葉を胸に、汚名返上のための命がけの戦いがマイアミを離れて繰り広げられる。この度解禁された日本版予告では、バッドボーイズが容疑者として追われる身となる一部始終が、大迫力のアクションシーンとともに描かれている。急降下するヘリコプターのなかで体を上へ下へと激しく打ち付け、いまにも空へと投げ出されそうな勢いのバッドボーイズの姿もあり、シリーズ初となるスカイアクションへの期待が高まる壮大な映像となっている。また、火だるまの車のからの脱出や大爆発など、息もつかせぬ迫力シーンの連続。スケールアップしたアクションシーンに注目だ。ラストには、四面楚歌の絶体絶命のピンチの中、「お前はバッドボーイだろ!」と奮い立たせるマーカスの言葉に呼応するように絶叫するマイクの姿も捉えられ、拳と拳を突き合わせるバッドボーイズの姿も。生きるか死ぬかの決死のアクションの中で、シリーズ史上最も強いふたりの“絆”が描かれる。併せてこの度到着した場面カットは、捜査をするバットボーイズの姿を捉えたもの。亡き上司の汚職疑惑を晴らすため独自の捜査をはじめるバッドボーイズ。サングラスを決めてスタイリッシュな2人の側には、高級車・ポルシェも。お馴染みの2人の掛け合いを予感させる場面カットとなっている。『バッドボーイズ RIDE OR DIE』は6月21日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バッドボーイズ RIDE OR DIE 2024年6月21日より全国にて公開
2024年04月25日全米2週連続1位の話題作『CIVIL WAR(原題)』が10月4日(金)より公開されることが決定。字幕版とともにIMAXを含むプレミアムラージフォーマットでも上映される。連邦政府から19の州が離脱したという近未来のアメリカ。国内で大規模な分断が進み、カリフォルニア州とテキサス州が同盟した【西部勢力】と【政府軍】による内戦が勃発していた。戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリスト・チームは、ニューヨークから約1300km、戦場と化した道を走り、大統領がホワイトハウスに立てこもる首都・ワシントンDCへと向かう…。4月12日より北米で公開され、A24史上最高のオープニング記録を樹立、さらに興行収入ランキングで2週連続1位を獲得し話題沸騰の本作。今年3月の第96回アカデミー賞で国際長編映画賞・音響賞を受賞した『関心領域』や、昨年の第95回アカデミー賞で作品賞ほか7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のほか数々の話題作を世に送り出してきた映画スタジオA24が、史上最高の製作費を投じた最新作だ。『28日後...』で脚本を担当した後、長編デビュー作『エクス・マキナ』で第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞する快挙を果たしたアレックス・ガーランド監督のオリジナル脚本。2020年のコロナ禍に監督自身によって書かれたという。3月のサウス・バイ・サウスウエストにてプレミア上映されると「純粋に言葉を失う」「傑作だ。私の心臓は常に高鳴り続け、最終幕には顎が床についた」「今まで観たどの作品とも違う。最初から最後まで手に汗握る展開。狂おしいほどの緊張感だ」などと絶賛の声が相次ぎ、公開前からSNSを中心に大きな話題に。北米ではIMAXほかプレミアムラージフォーマットを含む3800スクリーンで上映、若年層を中心に動員した。11月に大統領選挙を控えるアメリカ国内では、本作の内容が物議を醸しており、バイデン大統領・ハリス副大統領も鑑賞を希望しているという。今回、日本公開の決定に合わせ、US版予告も解禁に。アメリカ国内の分断を伝えるショッキングなニュースや大統領の声明とともに、50あるはずの星が2つだけとなった星条旗が揺れ、黒煙が立ち上る異様な風景と、街中での銃撃戦や爆発が映し出されていく。大統領へインタビューを行うため、ホワイトハウスに向かうジャーナリスト・チーム。戦場と化した道を進む様子を描く中、映像の最後にはワシントンのリンカーン記念堂が爆破される衝撃的なシーンも。心臓が跳ねるような緊張感とともに、どこか生々しいリアリティのある映像となっている。予告映像冒頭で語られる、【カリフォルニア州とテキサス州の同盟】は一見するとイメージしにくいものの、アレックス・ガーランド監督は「世界の崩壊がどんなものなのか、おそらく我々の理解は誤っている」と語る。大統領選を約一か月後に控えた10月4日に日本公開となる本作。もはや“対岸の火事”ではなく、現代を生きる私たちを強く揺さぶり警笛を鳴らすだろう。続報に期待が高まる。『CIVIL WAR(原題)』は10月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:CIVIL WAR(原題) 2024年10月4日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年04月24日日本を代表する名脚本家・作家で、2023年11月29日に逝去した山田太一作の長編小説をアンドリュー・ヘイ監督の手により再映画化した『異人たち』。この度、アンドリュー・スコット演じる主人公の母親役を演じたクレア・フォイのインタビュー&本編映像が到着した。今回解禁されたのは、本作の主人公・アダムを演じたスコットと、子どもの頃に死別したはずの母親を演じたクレア・フォイが語り合う本編シーン。穏やかな表情を見せながら、かつて失った時間を取り戻すかのように優しい表情を見せる2人だが、そこには30年前にこの世を去ったはずの母と大人になった自分との、ぎこちなさも感じ取れる。「子供だったのに…もう違う」とつぶやく母の言葉からは、成長を見届けられなかった切なさと寂しさが滲み出ており、ありふれた親子の温かい光景のようでありながら、どこか胸を締めつけられる雰囲気が漂っている。また、同年代の俳優でありながら、しっかり親子であると感じさせるスコットとフォイの2人の演技は、数々の作品で実力を発揮してきた名優だからこそなし得る説得力をスクリーンに刻み込んでいる。30年前にこの世を去った当時の姿のまま、アダムの前に姿を現した母を演じたフォイは、Netflixシリーズ「ザ・クラウン」(16~22)のエリザベス女王役として知られて以降、英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた『ファースト・マン』や、『蜘蛛の巣を払う女』など、続けて話題作へ出演。2022年にはサラ・ポーリーが監督・脚本を務めた『ウーマン・トーキング 私たちの選択』でサテライト賞助演女優賞を受賞するなど、大きな注目を集めている。今回、本編映像とあわせて彼女のインタビュー映像も到着しており、本作について「多くの人がこの作品を“自分ごと”として感じられるのが分かります。それが本作の素晴らしさです。私も感動しました」とその魅力を明かし、「情愛や子育て、その正しさや間違い、愛に伴う喪失、そして愛を貫く勇気。それらの美しさに共感し、語られるべきだと思いました」と力強く言葉を紡いでいく。一方で、30年前に亡くなったはずの人間であり、当時の姿のまま、成長した息子と邂逅を果たすという難しい役どころでもあった本作。現場では「彼を頼りにしていました」とスコットへの絶大な信頼を寄せていたそう。「私や皆が心配したのは、親子の関係性がどうすればうまく描けるのか、自然に見えるのか。いざ演技を始めると脚本の素晴らしさに導かれ、頭で考える必要はなく、感情と感覚に身を委ねました」と、ヘイ監督の脚本の撮影をふり返る。「あの場で私は本気で泣いていました。号泣です。参加できて光栄でした」とフォイ自身が語る家族が揃うラストシーン。この世ならぬ“異人”というべき両親とアダムの邂逅の先、彼らが選んだ未来に心打たれること必至だ。本作にはスコット、フォイのほか、父親役として『リトル・ダンサー』『ロケットマン』のジェイミー・ベルやアダムと恋に落ちる青年・ハリー役でポール・メスカルも出演。主な登場人物は彼らが演じるわずか4人のみ。実力派キャストだからこそ成し得た、美しく幻想的な映画体験実現する。『異人たち』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:異人たち 2024年4月19日より全国にて公開© 2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年04月24日極めてまれな障がいを持つ気鋭の女性監督エラ・グレンディニングが、自ら撮影・監督した撮影期間4年に及ぶ類まれなる“セルフ・ポートレイト”ドキュメンタリー『わたしの物語』が6月22日(土)より全国順次公開決定。ポスタービジュアルが解禁となった。本作は、股関節がなく、大腿骨が短いという極めて稀な障がいのあるイギリス人女性エラ・グレンディニングが、障がい者差別が未だに根強く残るこの社会で、自分をさらに愛するには何が必要かを知るために、同じ障がいのある人をSNSで探し、自分らしい生き方を模索する4年間に及ぶ旅路を自ら記録したセルフ・ドキュメンタリー。“私と同じような脚の人っている?”──SNS上での人探しによって得られた、障がいのあるプリシラやリカルド、チャーリーたちとの出会い。撮影中の予期せぬ妊娠、出産と子育て。親友であり自閉症のナオミとの語らい。そして、エラ監督をひとりで育てたシングルマザーの母への問いかけ。同様に母となったいま、エラは何を考えるのか?障がいがあることで、女性としての様々な経験が“異常”とされてしまうこの世の中で、エラ監督自身の女性としての経験、正直な気持ちが丁寧に綴られる。周囲との交流を通して、エラは新しい世界と自分を知ってく――。2023年、サンダンス映画祭ワールドシネマ部門正式出品されたほか、クラクフ映画祭最優秀ソーシャル・イシュー映画賞、ミルウォーキー映画祭審査員特別賞受賞など各地の映画祭で高く評価された本作。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023では『あなたを探し求めて』の邦題で上映され話題を呼んだ。『わたしの物語』は6月22日(土)より新宿K‘s cinemaほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:わたしの物語 2024年6月22日より新宿K‘s cinemaほか全国順次公開© Hot Property ITAOT Limited 2023
2024年04月24日2023年カンヌ国際映画祭<批評家週間>オープニング作品に選ばれたフランス映画『クレオの夏休み』(原題:Àma Gloria)の公開が決定。ポスタービジュアルと特報映像も到着した。父親とパリで暮らす6歳のクレオは、いつもそばにいてくれるナニー(乳母)のグロリアが世界中の誰よりも大好き。ある日、グロリアは遠く離れた故郷へ帰ることに。突然の別れに戸惑うクレオを、グロリアは自身の子どもたちと住むアフリカの家へ招待する。そして夏休み、クレオは再会できる喜びを胸に、ひとり海を渡り彼女のもとへ旅立つ…。本作は、少女とナニー(乳母)の血のつながりを超えた深い愛の絆を、少女の目線で瑞々しくまっすぐに見つめた感動作。横浜フランス映画祭2024に出品された際には、監督のマリー・アマシュケリ、クレオ役のルイーズ・モーロワ=パンザニ、プロデューサーのベネディクト・クーヴルールが来日。オープニングイベントでは、ルイーズは役所広司(同映画祭特別アンバサダーとして登壇)と並んでフォトセッションし、その愛くるしさが話題になった。横浜フランス映画祭2024にて役所広司の隣に並んだルイーズ・モーロワ=パンザニ全身「agnes b. ENFANT」(アニエスベー アンファン)のコーディネートで登場撮影当時5歳半だったルイーズは、公園で遊んでいたところを偶然見出された演技未経験者にも関わらず、豊かな感情表現と存在感で世界中から絶賛を集めた。監督は、本作が長編単独監督デビューとなる新鋭マリー・アマシュケリ。幼い頃にナニーの女性に育てられた実体験を、彼女への感謝の気持ちを込めて物語にしようと思い立ったことが本作の始まりだという。愛にあふれた物語の中に、移民の女性がナニーとしてフランスの少女を育てるという、現在の欧州にみられる経済格差の構図も潜ませた。また、製作は『燃ゆる女の肖像』のLilies Filmsが務め、主要スタッフはほぼ全員が女性。揺れる幼い心象風景がアニメーションを交えた映像で綴られ、誰しもの心の奥にある“子どものころの記憶”を呼び起こし、優しく包み込んでくれる、夏休み映画にぴったりな一作となっている。解禁となった映像では、グロリアの故郷で夏休みを過ごすクレオが、初めての冒険を父親に報告しようと嬉しそうに手紙を書いているワンシーンが切り取られた。そしてビジュアルは、満面の笑みを浮かべるクレオと、彼女を慈しむように見つめ抱きしめるグロリアの親密な姿を捉え、深い愛情が伝わってくる多幸感に満ちた一枚となっている。『クレオの夏休み』は7月12日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:クレオの夏休み 2024年7月12日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて公開Ⓒ2023 LILIES FILMS
2024年04月24日5月24日(金)からNetflixにて配信開始されるジェニファー・ロペス製作&主演『アトラス』より本予告とキービジュアルが解禁された。舞台は近未来。AIは人間の生活に完全に溶け込むほど欠かせない存在になっており、“共生”が実現している。一部の不正な反逆AI“ハーラン”を除いて…。主人公は、超優秀だが人間もAIも信用していない孤高のデータアナリスト、アトラス・シェパード(ジェニファー・ロペス)。アトラスは、反逆AIロボットを捕らえるミッションの中で仕方なく、人工知能の“スミス”と協力することになるが、予想しなかったアクシデントが発生、人類の命運は、渋々結成されたこの異色バディに託された。この度、解禁されたのは異色バディ結成の様子や、宇宙での戦闘を描き出す圧巻の映像や、戦闘用操縦ロボットでのバトルも満載の日本版の本予告。映像では、彼女がある日、謎の背景を持つAI“ハーラン”(シム・リウ)を討伐するミッションに挑む様子が、壮大な宇宙空間を舞台に圧巻の映像とともに映し出されていく。作戦の最中にアクシデントが生じ、ある惑星に不時着してしまったアトラス。そこでさらなる壁にぶつかってしまう彼女は、人類を救うために、仕方なく人工知能の“スミス”と手を組まねばならなくなる。当初は、「生意気ね、スミス」「もういい、AIは信じない」とギクシャクしていた“ふたり“だったが、映像の後半では、息もピッタリで互いの信頼が感じられる軽妙なやり取りをするなど、バディ感が板についてくる。人間には到底不可能な方法を使って容赦なく侵攻してくる反逆AIに対し、アトラスとスミス、そして人類はどう挑むのか。併せてキービジュアルも解禁。アトラスの背後で目を光らせるロボットは、彼女を“狙っている”のか、“守っている”のか…?颯爽と佇むジェニファー・ロペス演じるアトラスの凛々しい様子も印象的なビジュアルとなっている。監督は『カリフォルニア・ダウン』(2015)、『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)を手掛けてきたブラッド・ペイトン。“災害”、“巨獣”…とメガトン級の迫力を創造してきた監督によるSFアクションなだけに、映像の衝撃と臨場感は折り紙付きだ。“人工知能嫌い”のアトラスと、“人工知能”のスミスの異色バディが宇宙を舞台に躍動する、最先端のSFアクションに期待が高まる。Netflix映画『アトラス』は5月24日(金)よりNetflixにて世界独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年04月23日M・ナイト・シャマランの実の娘であるイシャナ・ナイト・シャマランが自らの脚本で長編初監督を手掛けた『ザ・ウォッチャーズ』よりメイン予告が解禁された。本作は、『シックス・センス』『オールド』のM・ナイト・シャマランがプロデューサーを務めた、娘のイシャナ・ナイト・シャマランの長編初監督作。この父・娘のタッグに「絶対観たいやつ」「めっちゃおもろそう!」「シャマランの娘さんと聞いて、期待しかない!」と映画ファンを中心にSNS上でも大きな注目を集めている。この度解禁されたのは、決して姿を現さない謎の監視者、“ザ・ウォッチャーズ”の未知なる恐怖をとらえたメイン予告。冒頭、黄金色の鳥に向かって「今夜は出かけるわ。死んじゃダメよ」と外出の準備をするのは、ダコタ・ファニング演じる28歳の孤独なアーティスト、ミナ。すぐさまミナの言葉を繰り返す鳥に「話せるんだ」と驚く。そして、おもむろにウィッグを付ける姿をとらえる。鳥籠に入った鳥を届けるために指定の場所に向かうが、道中で不気味な森に迷い込んでしまう。そこには行方不明者捜索の貼り紙が…。迷い込んだのは地図にはない森。スマホやラジオが突然壊れ、車も急停車してしまう。車外に出て助けを求めると、乗ってきた車が忽然と消え、地面からは不気味な鳴き声、木々の間を黒い鳥の群れが飛び交う。不安にかられているミナに「ドアが閉まるまであと5秒」という声が届く。逃げ込んだのはガラス張りの部屋。ミナの前には見知らぬ3人。「ここは一体?」と混乱するミナに、グループのリーダー格らしき60代のマデリンと20代の若妻シアラが「奴らは待ってくれない」、「奴らは毎晩来て、あちら側の窓から私たちを監視する」と告げる。彼らは毎晩訪れる“何か”に監視されているという。周囲を満たすうめき声に不安がるミナに「(奴らは)あなたを歓迎している」と伝えるマデリン。「奴らを見たら必ず死ぬ」、未熟で衝動的な19歳の青年ダニエルの声に重ねて、地面にぽっかりと空いた奇妙な穴に引きずり込まれるシアラの夫ジョンの姿が映し出され、モニターから「奴らにはある目的がある」と謎の男が語りかける。「奴らのルールに従わないと殺される。あなたはそのルールを破った」とマデリンがミナに宣告すると、暗闇から現れる手、木に吊された人骨のオブジェなど、衝撃の映像の数々が続く。そして、森の中でミナが目にしたのは、恨むような表情のミナ自身の姿だった。さらに部屋の外に現れる誰かの足と「ドアを開けてくれ」と懇願するジョンの声。応えようとするシアラに、マデリンは「罠よ」と忠告するのだが…。果たして、“監視者 ザ・ウォッチャーズ”とは何者なのか。地図にない森で、誰が、なぜ、何の目的で“監視”しているのか。謎が謎を呼ぶ怒涛の展開に、期待が高まる映像となっている。さらに4月26日(金)からはムビチケ前売り券が発売開始される。『ザ・ウォッチャーズ』は6月21日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ザ・ウォッチャーズ 2024年6月21日より全国にて公開©2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
2024年04月23日アレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティが再びタッグを組み、新鋭ドミニク・セッサ、アカデミー賞受賞のダヴァイン・ジョイ・ランドルフと贈る『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』。この度、日本版予告編とビジュアルが解禁となった。物語の舞台は、1970年冬、ボストン近郊にある全寮制のバートン校。生徒と教師の大半がクリスマス休暇を家族と過ごすなか、勉強はできるが反抗的なアンガス(ドミニク・セッサ)をはじめ4名の生徒が学校に居残ることになる。生徒たちの“子守役”に任命された古代史の教師ハナム(ポール・ジアマッティ)は、生真面目すぎる言動ゆえ同僚や生徒からも嫌われている。料理長のメアリー・ラム(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)はひとり息子をベトナム戦争で失ったばかりで、息子と最後に過ごしたこの場所で年を越そうとしていた。アンガス以外の生徒はバカンスに出ることになり、たった3人でのホリディが始まる。アンガスに「君の面倒を見るなんてごめんだ」と冷たく告げるハナムに「帰る場所のない子にあんなことを言うなんて」とたしなめるメアリー。アンガスが人一倍繊細さを持ち合わせていることを感じ取っていたのだ。映像は、それぞれに孤独を抱える3人が美しい雪景色の中で反発し合いながらもお互いを知り、少しずつ心を通わせていく様子や、ハナムには何か人に言えずにいた“過去”があることが伺える。本作の練りに練られた見事な脚本はかねてより高い評価を受けていたが、4月14日(現地時間)に発表された第76回全米脚本家組合(WGA)賞において、オリジナル脚本賞を見事受賞。ささやかだが温かくもある2週間の休暇が描き出すものに期待が高まる予告編となっている。併せて、日本版ビジュアルも解禁に。ハナムが手に入れてきたまったく飾りもなく、斜めになったクリスマスツリーを背景に、学校の食堂で食卓を囲む3人の姿を温かな色彩で描き出し、<この日々を、きっと忘れない>という3人それぞれの想いを代弁するようなキャッチコピーが添えられた。原題でもある『HOLDOVERS』とは「残留した者」の意味。バカンスや家族のもとに戻った人々を尻目に、まるで「置いてけぼり」になったように、学校に取り残された彼ら。3人の間で育まれていく絆の行方が気になるビジュアルが完成した。『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は6月21日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.
2024年04月23日ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンが奇跡のカムバック、ライアン・レイノルズ演じるデッドプールと共演する最新作『デッドプール&ウルヴァリン』。この度、新予告&ポスターが解禁となった。2月に初公開された予告映像が、24時間視聴回数3億6,500万回を突破(2月11日時点)し、映画史上NO.1の記録を樹立した本作。今回解禁された映像は、デッドプールがウルヴァリンのもとを訪れるシーンから始まる。お得意の過激なジョークをぶちかまし、予測不可能なミッションの鍵を握るウルヴァリンをバーから無理やり連れ出そうとするデッドプール。彼のジョークに対抗しながらウルヴァリンは重い腰を上げるが、すぐに互いの逆鱗に触れ、2人は1対1で熾烈な争いをはじめてしまう…。ウルヴァリンに対して「お前は世界の救い方を知ってる」と言うデッドプールだったが、「俺はヒーローじゃない」と対立してしまう2人。一触即発の危うい関係の彼らだが、世界の命運を賭けついに共鳴する!?異色の名コンビ爆誕の瞬間に期待が高まる。また、そのバックに流れるのは、世界的歌姫マドンナの大ヒットナンバー「Like A Prayer」。リリース時、大きな物議を醸した同楽曲、祈りに強く導かれるような強烈な歌詞を持つこの選曲は、物語の何を意味するのか?ちなみに同映像では、デッドプールが「第四の壁」を破り、観客に向かって自ら「スローモーションの大アクション」「先が読めないストーリー」などと見どころをアピールする演出や、シリーズではお馴染みのデッドプールとルームメイトのブラインド・アルによるユーモラスな掛け合いシーンが登場。軽快なテンポの掛け合いは、最後には「雪だるまつくろう」といった、ディズニーの大人気アニメーション『アナと雪の女王』のパロディとみられるワードも。今作でも型破りな演出の数々で、たくさんの笑いを届けてくれそうだ。併せて解禁となったのは、デッドプールとウルヴァリンの2枚の新ポスタービジュアル。それぞれのポスターには武器をクロスして構えたデッドプールとウルヴァリンが描かれ、デッドプールの刀にはウルヴァリンが、ウルヴァリンの爪にはデッドプールの姿が反射し映し出されている。果たして、やりたい放題のR指定ヒーローコンビは共闘できるのか?2人が立ち向かうこととなる脅威も気になるところだ。『デッドプール&ウルヴァリン』は7月26日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:デッドプール&ウルヴァリン 2024年7月26日より全国にて公開© MARVEL 2024
2024年04月23日名作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの限定&関連商品が、期間限定イベント「レトロ・サピエンス PART2」で販売中。この度、先行販売していた限定アイテムのオンライン販売がスタートした。限定アイテムには、デスクや棚などに手軽にディスプレイできる、タイムサーキット型デザインの空間を彩るライトボックス。【ホットトイズ・ライトボックス】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』タイムサーキット定価:8,000円(税込)『PART2』に登場するホバーボードをぬいぐるみ風に立体化した商品や、デロリアンのナンバープレートと、映画のロゴをクッション化した商品と、映画の世界観を再現したアイテムがラインアップされている。【ホットトイズ・ノベルティー】レプリカ・プラッシュ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ホバーボード販売価格:5,800円(税込)「レトロ・サピエンス PART2」は7月7日(日)までホットトイズ フラッグシップ・ストア 「トイサピエンス」にて開催中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バック・トゥ・ザ・フューチャー 1985年12月7日より公開
2024年04月22日イタリア映画祭2023でも注目を集めた話題作『Corro da te』が邦題『幸せのイタリアーノ』として7月26日(金)より公開が決定、併せて日本版ポスタービジュアルが解禁された。一流アスリートをフィーチャーする有名シューズブランドのトップである、ジャンニ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)は、女性を口説くためなら何でもする。新しいターゲットを誘惑するためには車いすに乗って憐れみを請う。そんなジャンニが、ヴァイオリニストで車いすテニスにも情熱を注ぐキアラ(ミリアム・レオーネ)と出会い、人生で経験したことのない感情に激しく揺さぶられていく…。主人公・ジャンニを演じたピエルフランチェスコ・ファヴィーノは、『シチリアーノ 裏切りの美学』(19)『離ればなれになっても』(20)『ノスタルジア』(22)など、数々のイタリア映画のヒット作品に出演。マフィアや政治家からコミカルな役どころまで、どんな人物でも変幻自在になりきり、いまやイタリア映画界では最も脂の乗った“ヒット作品請負人”と称される。またキアラを演じたのは、2008年のミスイタリアで、TVの司会者や「グッチ(GUCCI)」などの広告キャンペーンなどにも起用されたミリアム・レオーネ。『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者』(18)や人気漫画が原作の『ディアボリック』(21)に出演し、各国の映画界から熱視線を浴びる注目株。本作では障がいを持つヴァイオリニストという役どころを演じ、見事イタリア映画記者組合よりコメディ女優賞を受賞した。メガホンを取ったのは、『ようこそ、大統領!』(13)『これが私の人生設計』(14)『環状線の猫のように』(17)など、社会問題を愛情をこめてユーモアたっぷりに描くヒット・メーカー、リッカルド・ミラーニ監督。イタリアの2大映画賞では、これまで本作を含めダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞に4作が、ナストロ・ダルジェント賞に7作品がノミネートされ、本作を含む4作で受賞。長編映画11作目となる本作は、フランク・デュボスク監督『パリ、嘘つきな恋』(19)の舞台をイタリアに移し替えたリメイク作品となる。この度解禁された日本版ポスタービジュアルでは、本作の主人公・ジャンニとヒロイン・キアラの恋模様を切り取った、ロマンティックな仕上がり。キアラのヴァイオリン演奏や車いすテニス、食事のシーンなどを配し彼女のキャラクターを表現。中央には車いすに乗った楽しげな2人を配しているが、「よこしまな“恋”は“嘘”のはじまり…」というコピーが、一筋縄ではない恋の行方と、「嘘」ではない本当に大事な「真実」の存在を暗示する。『幸せのイタリアーノ』は7月26日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:幸せのイタリアーノ 2024年7月26日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開©2020 WILDSIDE-VISION DISTRIBUTION
2024年04月22日「その10分、映画でリッチに」というメッセージのもと、世界中のショート映画を配信するサービス「SAMANSA(サマンサ)」が、オリジナル作品を自ら製作するために立ち上げたクリエイティブレーベル“SSTRUCK〈ストラック〉 ”。この度、第1弾として世界のクリエイターとコラボし製作した4作品の予告編と本ビジュアルが解禁となった。「SAMANSA」では、先日オリジナル作品を製作していくためのクリエイティブレーベル“SSTRUCK〈ストラック〉”を始動。世界中の才能あるクリエイターたちとのコラボレーションによって製作された4つのショート映画『Secret Gospel(シークレット・ゴスペル)』『THE GREAT CHEROKEE GRANDMOTHER(チェロキー・グランドマザー)』『IRON LUNG(アイアン・ラング)』『BALLOON(バルーン)』が4月26日(金)20時より順次配信されるのに先立ち、それぞれの世界観を表現したビジュアルと予告編が公開。また、各作品の監督をはじめ製作者から、作品に込めた想いやアイデアを思いついた背景を語るコメントも到着している。『BALLOON(バルーン)』配信日:4月26日(金)アメリカ上空を飛ぶスパイ気球が話題になっていたころ、2人の田舎者の白人が墜落するスパイ気球を発見。「スパイを警察に渡せばヒーローになれる」と墜落現場に向かうが、そこで彼らの人生を変える出来事が待ち受けていた。【Law Chen監督の想い】私はアメリカの中西部で生まれましたが、8歳の時に北京の郊外に移住しました。しかし、親の生まれた国でアメリカ人の子供として育つことは、不思議な感覚でした。その背景もあり、多くの移民が経験する 「文化の衝突」についての物語を伝えたいと常に思っていました。大人としてアメリカに戻ってきた今、アメリカの中国に対する認識が「神秘の地」から「脅威」 へと年月を経て変わっていくのを目の当たりにしました。そして、2023年の初めにスパイ気球がアメリカの空を横切るニュースが飛び交い、「 Balloon」のアイデアが生まれました。この映画は、アメリカの広大な田舎で展開する物語です。地元の肉体労働者である青年デ イルは、外国のスパイ気球の墜落現場に遭遇し、スパイと思われるアジア人を発見。お互 いに警戒する二人ですが、段々と奇妙な絆が生まれていく様子を描いています。関係が年々、冷え切ったものになっているアメリカと中国。中国系アメリカ人にとっては非常に生きづらい時代。中国だけではなく、排外主義が増加する現代、私たちはどのようにし て自分のアイデンティティを主張すればいいのでしょうか?「Balloon」は、そんな想いをスパイ気球を通して伝えています。『IRON LUNG(アイアン・ラング)』配信日:5月10日(金)1950年ごろに流行したポストポリオ症候群によって、「鉄の肺」と呼ばれる巨大な装置で呼吸をする1人の女性。ある日、嵐により装置の電源が落ちてしまう。姉が救急車を呼ぼうとするも嵐により出動できない。妹の命を救うために奮闘するも、厳しい展開が彼女たちを待ち受けていた。【Andrew Reid監督の想い】『アイアン・ラング』は障害をテーマにしたドラマチックなサバイバルスリラーであり、介護者と患者のダイナミックな関係に焦点を当てた物語です。私自身が身体障害を持つ映画制作者とし て、常に観客がまだ見たことのない方法で障害者コミュニティーに光を当てることを目指しています。【脚本家の想い】『アイアン・ラング』は、性別、年齢、障害、人種といった様々なテーマにフォーカスした作品です。今回はアイデンティティや移民といったありきたりなテーマから距離を置き、姉妹愛、障害、そして忍耐といったな普遍的な物語を伝えることで、ラテン系の新しい物語を伝えたいと思いました。『Secret Gospel(シークレット・ゴスペル)』配信日:5月24日(金)選ばれたキリスト教信者のみに与えられる聖痕を受けたユーセビアは、修道女として生きることを決意する。聖痕を受けた者のみが集まる特殊な修道院で生活を始めるが、この場所にはキリスト教の歴史を揺るがす、まさかの秘密が眠っていた。【Brandon Auman監督の想い】『シークレット・ゴスペル』は、現代のキリスト教と宗教一般への批判として作った物語です。これは、特に20世紀初頭の画家たちが過去に行ったことと何ら変わりません。彼らは、歴史と宗教のより暗く、タブーな要素を暴露しました。そしてこの物語は、グノーシス主義と呼ばれる1世紀のキリスト教の派生形態に影響を受けています。これは、シークレット・ゴスペルと同じくらい衝撃的で、過激な信念の総称です。その信念の一つには、私たちの神が実際には下位の、無知な精神であり、宇宙の絶 対的な神ではないというものすらあります。これらのアイデアすべてがシークレット・ゴスペルを生み出すのに役立ちました。グノーシス主義についておそらく聞いたことがない理由は、キリスト教徒が約2000年前に彼らをほぼ完全に抑圧したからです。映画としては、ギレルモ・デル・トロとケン・ラッセルの作品に影響を受けました。これら2人の先駆的な映画制作者を深く尊敬しており、1960年代と1970年代のハマー・ホラー映画からも影響を受けています。『THE GREAT CHEROKEE GRANDMOTHER(チェロキー・グランドマザー)』配信日:6月7日(金)アメリカの原住民であるチェロキー族出身の人々が嫌がること。それは「私にもチェロキーの血が混じってる」という言葉。人種のるつぼと言われるアメリカだが、実は原住民の気持ちを全然汲み取れていないのである。そんな問題を2人の男女のデートでコミカルに描いた作品。【Anthony Sneed監督の想い】東部チェロキー・インディアンの登録メンバーとして育った私たちですが、あなたがチェロキーであることを非原住民の人が知った時、ほぼ必ずと言っていいほどある瞬間が訪れます。その時が来ると、大抵、わずかな間目にきらめきが生じ、それに続くある言葉が発せられるのです。まるで台本があるかのようです。「待って、あなたチェロキー?」 「はい」 「それは驚きだわ...あのね、私はいつも祖母がチェロキーだったと言われて育ったの」時には、彼らの祖母が「チェロキー・プリンセス」だったと聞くこともあります。どちらにせよ、あなたの血統がチェロキーであれ他の部族であれ、話は同じです。この現象は、生涯にわたって原住民の人々全員に何度も起こり、私たち全員をいらだたせるのです。しかし、なぜそれが気になるのかをさらに掘り下げてみると、答えはいつも異なります。私自身について話すなら、私は彼らの承認欲求にうんざりするのです。さらに面倒なのは、その同じ人が会うたびにその話題を持ち出し、自分でロクに背景や文化を調べないことです。それが私を疲れ果てさせ、原住民であることの意味を薄めます。この映画においてその文化的メッセージを届けることは、非常にエキサイティングであり、原住民が不快に感じるトピックに対して意識を高めるということも踏まえ、ユーモアを交えて物語を伝えられること嬉しく思います。(シネマカフェ編集部)
2024年04月21日孤高の天才“プリンス”の真実に迫るドキュメンタリー『プリンス ビューティフル・ストレンジ』(原題:Mr. Nelson On The North Side)が6月7日(金)より公開されることが決定。ポスターが解禁された。2016年4月21日、57歳の若さで急死した天才ミュージシャン・プリンス。80年代、自伝的映画『パープル・レイン』、同映画サントラのメガヒットで一躍世界的スーパースターに。公式発売されたアルバムのトータルセールスは1億5千万枚。12枚のプラチナアルバムと30曲のトップ40シングルを生み出し、7度のグラミー賞を受賞。2004年にはロックの殿堂入りを果たすなど、生涯ロック・ポップス界の頂点に君臨し続けた。ポール・マッカートニーが“クリエイティブの巨人”と称し、エリック・クラプトンが“世界で最高のギタリストの一人”と賞賛するなど、マニアを公言するビッグネームは数知れない。ロック~ポップス~ファンク…あらゆるジャンルの垣根を飛び越え、実験性と大衆性を同時に奏でる真の天才だった。アメリカ・ミネアポリスで誕生したプリンス(本名:プリンス・ロジャーズ・ネルソン)は、住民の99%が白人という環境下で、多感な青春時代を過ごした。公民権運動の渦中、ジェームス・ブラウン等の黒人ミュージシャンも時折訪れた、地元のブラックコミュニティ“ザ・ウェイ”での音楽的な原体験、恩師や家族が語る幼少期のエピソードは、興味深いものばかりだ。チャカ・カーン、チャックD、ビリー・ギボンズなど、プリンスを敬愛するミュージシャンの貴重なエピソードも多数収録。孤高の天才が、如何にして誕生したのか、そして突然の悲劇までを追う、プリンスを愛する全てのファンに贈る傑作ドキュメンタリーだ。この度解禁されたポスタービジュアルでは、「世界中が悲しみの雨に濡れた突然の悲劇から8年孤高の天才“プリンス”の真実に迫る傑作ドキュメンタリー」というコピーとともに、プリンスがチューインガムを膨らます正面の顔と、そのガムを指に絡めて怪しく微笑む横顔を映した、全体的に淡いパープルカラーのビジュアルとなっている。また、本作をいち早く鑑賞したピーター・バラカンからは「新発見の多い映画です」と絶賛のコメントが到着。本作で描かれたプリンスの“真実”に期待が高まる。ピーター・バラカン コメントプリンスと共に、彼が育ったミネアポリスがある意味でこのドキュメンタリーの主役になっています。デビュー前に拠点となっていたクラブ、ファンのために突然ライヴを開催したペイズリー・パークなど、新発見の多い映画です。―ピーター・バラカン(ブロードキャスター)『プリンス ビューティフル・ストレンジ』は6月7日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月21日サバイバル・ホラーシリーズ『クワイエット・プレイス』の最新作『クワイエット・プレイス:DAY 1』。この度「鬼滅の刃」の声優・河西健吾がナレーションを担当する日本オリジナル特報映像が解禁された。今回の舞台は、田舎町から大都市・ニューヨークへと移り、新たな恐怖が描かれる。主人公の女性役を演じるのは、アカデミー賞受賞者ルピタ・ニョンゴで、彼女の相棒役には「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で知名度を上げたジョセフ・クインがキャスティングされている。監督は『PIG/ピッグ』で注目を浴びたマイケル・サルノスキが務める。解禁された映像では、主人公の女性が相棒となる猫を抱えながら大通りを歩いていると、突如空から火球が降り注ぎ、街は阿鼻叫喚の光景に。さらに、混乱に陥る人々に襲い掛かる複数の“何か”の姿も描かれ、世界が瞬く間に崩壊し“沈黙”していく様子が緊迫感満載に映し出される。ナレーションは「鬼滅の刃」時透無一郎役として知られる声優・河西健吾が担当しており、河西さんは「1作目も、劇場で流れている予告を見て気になり本編を観させていただきました。今回こういったお話を頂きタイトルを聞いて、あ!あの作品の前身となるお話になるのか?気になる!とワクワクしました」とコメント。そして、「予告の映像から、どう1作目に繋がっていくのか考察させてくれる凄い映像になっておりますので、公開の際にはぜひ劇場に足を運んでいただけますと幸いです」と観客へメッセージを送った。『クワイエット・プレイス:DAY 1』は6月28日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:クワイエット・プレイス:DAY 1 2024年6月28日より全国にて公開© 2024 PARAMOUNT PICTURES
2024年04月21日『パラサイト 半地下の家族』や『燃ゆる女の肖像』のNEONが北米で配給し、エドガー・ライトなどの新進気鋭の監督たちが絶賛、その過激さと危険さに議論を呼んだエコスリラー『HOW TO BLOW UP』の本予告とポスタービジュアルが解禁された。地球温暖化が進み、気候変動の脅威が差し迫る最中でテキサス州の石油精製工場を即席の爆弾で破壊しようとする8人の若者たちを描く本作。監督は、気候科学者の両親を持ち、気候変動についてのドキュメンタリーからキャリアをスタートさせたダニエル・ゴールドハーバーが務める。解禁された本予告では、前半部分でパイプラインの爆破計画に参加する8人の若者たちが紹介される。彼らは、社会に構造的なダメージを与えることで問題への抜本的な変化をもたらすため、誰も傷つけず、環境も汚染することなく、秘密裏に石油パイプラインを爆破するという任務を遂行する。後半、「Dos Monos」の完全未発表音源と共に流れるセリフ「人々を犠牲にし利益を得るものたちに注告するのだ。企業は私たちを野蛮だと責めるだろうが、これは当然の行動だ。自己防衛のための正義なのだ!」という呼びかけは、果たして今の社会に対してどのような意味を持つのだろうか?また、NEONが制作したデザインを採用した新ビジュアルでは、主人公たちが爆弾を運ぶ姿が緊張感を持って描かれている。監督やメディアからのコメントも寄せられており、エドガー・ライトは「絶対に見逃せない、今年のベストの1つ」、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のダニエル・シャイナートは「重要で緊急、素晴らしいスリラー!」と評している。『HOW TO BLOW UP』は6月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAX シネマズ、シネマート新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:HOW TO BLOW UP 2024年6月14日より ヒューマントラストシネマ有楽町、池袋 HUMAX シネマズ、シネマート新宿 ほか全国にて公開© Wild West LLC 2022
2024年04月20日最新作『プリシラ』が公開中のソフィア・コッポラ監督の過去作が、4月26日(金)~5月9日(日)に、大阪・シネマート心斎橋にて日替わり上映されることが分かった。上映作品は、『ヴァージン・スーサイズ』、『ロスト・イン・トランスレーション』、『マリー・アントワネット』、『SOMEWHERE』、『ブリングリング』の5作品。『ヴァージン・スーサイズ』『ロスト・イン・トランスレーション』は35mmフィルムの上映となる。また、来場者には各作品非売品ポストカードのプレゼントもあり(無くなり次第終了)、スタンプラリーも企画されている。<上映日程>『ヴァージン・スーサイズ』4月27日(土)、4月30日(火)、5月5日(日)『ロスト・イン・トランスレーション』4月28日(日)、5月1日(水)、5月4日(土)『マリー・アントワネット』4月26日(金)、5月3日(金)、5月7日(火)『SOMEWHERE』5月2日(木)、5月6日(月)、5月9日(木)『ブリングリング』4月29日(月)、5月8日(水)ソフィア・コッポラ監督特集は4月26日(金)~5月9日(木)、シネマート心斎橋にて開催。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日『哀れなるものたち』に続き、再びヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組んだ最新作『憐れみの3章』よりカンヌ版特別予告とティザービジュアルが解禁された。先日発表された第77回カンヌ国際映画祭のラインアップで、コンペティション部門への出品とワールドプレミア上映の決定が公式発表された本作。前作『哀れなるものたち』から時を空けず、再び、権威あるカンヌ国際映画祭の舞台に登場するヨルゴス・ランティモス監督の最新作だ。この度到着したカンヌ版の特別予告映像では、スウェーデンのアーティストCOBRAHによる「BRAND NEW BITCH」に合わせ、ランティモス作品お約束の斬新すぎるダンスをエマ・ストーンが踊り狂う。その最中、次々と本作の世界を彩る豪華キャストが映し出されていき、一目見たら忘れられない超高濃度の“ランティモスワールド”を否応なく体感させてくれる。スピーディーに切り替わるシーンの連続は、そのどれもが怪しげで独創的なものばかり。音楽との相乗効果も相まってどこか中毒性を秘めた映像となっている。併せて解禁されたティザービジュアルには、水滴滴る血まみれの手、切断された指、壊れたラケットの3つのモチーフが描かれており、観る者の胸をざわつかせる不穏な気配が漂っている。「憐れみの3章」と掲げるタイトルの通り、“3章”で展開される物語を紐解く「鍵」になるのか?まだ多くの謎に包まれた物語へと、想像と期待が膨らむビジュアルとなっている。『憐れみの3章』は2024年公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:憐れみの3章 2024年、全国にて公開©2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年04月19日社会の何処にも居場所のなくなってしまった9歳の少女を繊細かつ強烈な描写で描いた、ノラ・フィングシャイト監督の長編初監督作品『システム・クラッシャー』から、主人公のベニーを演じたヘレナ・ツェンゲルをフィーチャーした日本だけの特別映像、ならびにヘレナについて監督が語ったコメントが解禁となった。今回の特別映像は、撮影当時10歳で本作の主人公ベニーを演じ、史上最年少で2020年ドイツ映画賞の主演女優賞を受賞したヘレナ・ツェンゲルをフィーチャーしたもの。2008年生まれ、現在15歳の彼女は、本作では出演シーンの大半が全身全霊の慟哭で周囲を絶望に追い込むという強烈な役どころ。悲しげな瞳で愛情を切望するかと思えば、一瞬で自信に満ちた小さなサタンのような目つきとなる。叫び、悪態をつき、制御が効かない少女に変貌して様々な感情の幅を演じ切った。本作の出演後、名優トム・ハンクス主演作『この茫漠たる荒野で』(20/Netflix)に孤児役で出演し、早々にハリウッド映画デビューを遂げ、第78回ゴールデン・グローブ賞の助演女優賞にもノミネート。さらにA24製作の『The Legend of Ochi』(原題)ではウィレム・デフォー、エミリー・ワトソンと共演が決定しており、バラエティ誌の「注目すべき俳優リスト10人」やハリウッド・レポーター誌の「注目すべきヨーロッパの才能リスト10人」にも選ばれ、その恐るべき演技力は世界的にも注目となっている。「ヘレナの激しいエネルギーに後押しされ、素晴らしい化学反応を起こした」そんな彼女について、監督のノラ・フィングシャイトは、「彼女は、凶暴な凶暴性から絶望的な弱さまで、むち打つようなスピードで演じ分けます。彼女は、叫んだり縛られたりするような最も激しいシーンを演じていても、『5分休憩!』と伝えると廊下を歌いながら遊びにいってしまうのです。彼女は役割のオン・オフを切り替えることができます」と明かす。「他の俳優たちもヘレナから学びました。非暴力トレーナーのミヒャを演じたアルブレヒト・シュッフは、常に役柄のままでいることを望むメソッド俳優ですが、ヘレナの影響で数日後には休憩中はリラックスし始めました。撮影後に夕食で会ったとき、彼はこう言いました。『ベニーとの激戦から私が何を学んだか知っていますか?休憩中は役柄を演じる必要はないということです』と。はっきり言って、大人は考え過ぎですね(笑)。共演者たちはヘレナの激しいエネルギーに後押しされ、素晴らしい化学反応を起こしました。彼女は周りに強烈な影響を及ぼしたのです」。そして、「観客は少しずつベニーを好きになっていくと思います。最初は常軌を逸していて奇妙で馬鹿馬鹿しいと思えていたとしても、彼女の無垢なる魅力を理解するからです」と、ヘレナが演じた“システム・クラッシャー”と呼ばれたベニーについて語っている。今回解禁となった特別映像でも、その片鱗が至るところから感じられるものとなっている。『システム・クラッシャー』は4月27日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:システム・クラッシャー 2024年4月27日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開© 2019 kineo Filmproduktion Peter Hartwig, Weydemann Bros. GmbH, Oma Inge Film UG (haftungsbeschränkt), ZDF
2024年04月19日『バービー』のライアン・ゴズリングがデヴィッド・リーチ監督とタッグを組んだ『フォールガイ』から、ゴズリング演じるツキに見放されたスタントマン、コルト・シーバースの壮絶なアクションと、コルトを取り巻く個性あふれるキャラクターたちを映し出した場面写真10枚が一挙解禁。併せて、スペシャルフォーマットでの上映も決定した。解禁された場面写真には、スタントマンのコルト(ライアン・ゴズリング)ならではの激しいアクションシーンの数々が映し出される。ホバリング中のヘリへの大ジャンプ、謎の女性との肉弾戦、さらには爆走中の車両に逆さになりながらも必至に食らいつく姿など、身に降りかかる危機の連続に持ち前のスタントスキルで果敢に立ち向かうコルトの雄姿が切り取られる。加えて、サングラスでクールに決める立ち姿や、スタントマンが無事を伝えるサインの“サムズアップ”をするコルトも。そして、元カノで映画監督のジョディ(エミリー・ブラント)と撮影現場で見つめあうちょっとムーディな雰囲気のショットも解禁。そのほか、コルトが長年スタントダブルを務めていたハリウッドの人気俳優のトム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)。自身初監督作となる作品の撮影に臨むジョディなど、コルトを取り巻く個性溢れるキャラクターたちも登場。ジョディと復縁したい、スタントマンとしても復活したいコルトの運命は?規格外アクションの数々と、想像を遥かに超えた想定外の展開に注目が集まる。また、本作のリアルアクションを200%堪能できる、スペシャルフォーマット上映が決定。通常版のほか、IMAX、Dolby Cinema、Dolby Atmos、MX4D、4DX、4DXScreen、そしてScreenXのスペシャルフォーマットでの上映が決定。CGに頼らない本作のリアルなスタントアクションを体感できる、規格外の映画体験を可能にしている。『フォールガイ』は8月16日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:フォールガイ 2024年8月16日より全国にて公開©2024 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved.
2024年04月19日『ミッドサマー』のアリ・アスター監督と『ジョーカー』のホアキン・フェニックスがタッグを組んだ話題作『ボーはおそれている』のBlu-ray&DVDが8月2日(金)より発売されることが決定した。『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』を手掛けた奇才アリ・アスターが、気鋭の映画スタジオA24と三度目のタッグを組んだ本作は、ホアキン・フェニックス演じるボーの壮大な帰省の旅を描く、オデッセイ・スリラー。マーティン・スコセッシ、ポン・ジュノ、ギレルモ・デル・トロら、世界的映画監督たちが絶賛した話題作だ。これまで様々な作品で怪演を見せてきたホアキン・フェニックスが極限の演技と表情を見せ、そのキャリアの到達点になった。さらにボーの母を、舞台や映像の世界で活躍する名女優パティ・ルポーンが演じるほか、『ゴーン・ベイビー・ゴーン』のエイミー・ライアン、『スーパーマン リターンズ』『ブロークン・イングリッシュ』のパーカー・ポージー、『プロデューサーズ』のネイサン・レインら実力派キャストが揃う。また、ストップモーションアニメ『オオカミの家』(18)が日本でも大きな注目を集めたチリ出身の映像作家クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャが劇中のアニメーションを担当。『女王陛下のお気に入り』(18)『クルエラ』(21)を手掛けたプロダクション・デザイナーのフィオナ・クロンビーと共にファンタジーと悪夢が融合した唯一無二の作品世界を作り出している。この度、発売される本作のBlu-rayは、アウタースリーブケース仕様の豪華版で、ヒグチユウコイラストポストカードも付属するファン必携の1枚となっている。また、対象店舗でBlu-rayまたはDVDをご購入の方に先着でオリジナル特典をプレゼント。さらに楽天ブックスでは抽選キャンペーンも決定している。『ボーはおそれている』Blu-ray&DVDは8月2日(金)発売。『ボーはおそれている』Blu-ray&DVD8月2日(金)発売■Blu-ray 6,600円(税込)■DVD 4,400円(税込)発売元:株式会社ハピネットファントム・スタジオ販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング©2023 MOMMY KNOWS BEST LLC, UAAP LLC AND IPR.VC FUND II KY. All RIGHTS RESERVED.(シネマカフェ編集部)■関連作品:ボーはおそれている 2024年2月16日より全国にて公開© 2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.
2024年04月19日2005年公開の大ヒット作が4Kで鮮やかに蘇る『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』が6月14日(金)より公開されることが決定した。19世紀パリ・オペラ座では仮面をつけた謎の怪人・ファントムの仕業とされる奇怪な事件が続いていた。ファントムは若く美しいオペラ歌手クリスティーヌに才能を見出し、彼女に音楽の手ほどきをし、クリスティーヌはファントムを“音楽の天使”と信じてプリマドンナへと成長する。幼なじみの青年貴族ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持ったファントムに心を惹かれていくが、ある日ファントムの仮面の下に隠された秘密を知ってしまう。一方怪事件が続くオペラ座では、ファントムを捕まえようとラウルたちが立ち上がる…。ガストン・ルルーの小説を基に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが1986年に作曲し、ロンドン・ウエストエンドにあるハー・マジェスティーズ劇場で初演された「オペラ座の怪人」。日本では、劇団四季によって1988年から各地でロングラン公演を果たしており、世界で1億6000万人が観劇。2004年、ロイド=ウェバー自身が製作・作曲・脚本を務め、『バットマン フォーエヴァー』などのジョエル・シュマッカー監督とともにこだわりぬいて映画化した。2005年1月29日に日本で公開されると、リピーター続出の空前の大ヒットとなり当時のミュージカル映画史上最高興行収入を誇り、全世界興収の40%以上を日本が占めた伝説の作品。映画版では、舞台では描かれないファントムの出生の秘密やラウルとの決闘シーンも追加されている。パリ・オペラ座を舞台にした豪華絢爛な美術と衣装や装置の数々、高さ約5m、幅4m、2万個からなるスワロフスキー・クリスタル製のシャンデリアは圧巻。巨大なシャンデリアが落ちていくクライマックスの名シーンは息をのむスペクタクルだ。また、メインテーマ曲の「The Phantom of the Opera」をはじめ、名曲の数々は、きっと誰しもが耳にしたことがあるはず。主演のジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソンら主要キャスト3人は全ての歌唱を本人が行い、映画のためにロンドンのアビーロードスタジオにてフルオーケストラで収録された。第77回アカデミー賞では、撮影賞、美術賞、歌曲賞(「Learn To Be Lonely」)にもノミネートされ、世界的に高い評価を得た本作。解禁されたポスタービジュアルは、仮面舞踏会の上には、巨大なシャンデリアが輝き、アイコニックな赤い薔薇が一輪添えられている。仮面をかぶったファントムと、クリスティーヌの恍惚の表情にも注目だ。『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』は6月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日シリーズ最新作となる3DCGアニメーション『トランスフォーマー/ONE』が2024年、日本公開決定。オプティマスプライムとメガトロンらが登場する、特報映像が世界同時解禁された。トランスフォーマーの変形の起源、シリーズ史上最初にして最大の激戦・サイバトロン星の戦いが描かれる本作。この度世界同時解禁となった特報映像には、労働ロボットとしてサイバトロン星の地下に広がる都市で働く、若かりしオプティマスプライムとメガトロンが揃って登場する。まだ“メガトロン”という名前を持つ前のロボット生命体“D-16”は、オプティマスプライム(オライオン・パックス)に愚痴をこぼす。そんな地下の過酷な労働環境に嫌気が差していたオプティマスは、「地上の世界へ行こう!」とD-16(メガトロン)やB-127(バンブルビー)、エリータ-1らを率いて地下都市からの脱出を試みるーー。地上には、自然とロボット生命体の調和された美しいサイバトロン星の世界が広がっていた。「なんて綺麗なの」と感動するエリータ-1。そして彼らを待ち受けていた謎の存在から「お前たちは選ばれた。秘めた力を解き放つのだ」とトランスフォームする能力が与えられ、戸惑いながらも、その能力が開眼するオプティマスプライムたち。初めてのトランスフォーム能力に戸惑い、悪戦苦闘しながらのドタバタバトルがコミカルに繰り広げられる。まだ言葉をしゃべることができたころのバンブルビーの活躍(?)にも注目。そして突如、地上に現れた謎の巨大な勢力に対し、「この力には意味がある。使わなきゃ」と諭すエリータ-1とともに、若かりしオプティマスプライムとメガトロンが立ち向かう “胸アツ”のバトルシーンが展開。映画史上に名を残すヒーローとヴィランの友情秘話や、トランスフォーム能力の起源、そして次第にしのび寄る戦乱の影と、トランスフォーマー史上最大の決戦といわれる、サイバトロン星の戦いが描かれていく。若かりしオプティマスプライムの声を担当するのは、『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズや最新作『マッドマックス:フュリオサ』の公開が控えるクリス・ヘムズワース。クリス・ヘムズワース Photo by Kristina Bumphrey/Variety via Getty Imagesメガトロンの声は『ゴジラ×コング新たなる帝国』『エターナルズ』のブライアン・タイリー・ヘンリー、エリータ-1役は『アベンジャーズ』シリーズや『ブラック・ウィドウ』のスカーレット・ヨハンソンが担当。ブライアン・タイリー・ヘンリーPhoto by Jesse Grant/Getty Images for Disneyさらにおしゃべりなバンブルビーをキーガン・マイケル・キーが担当するほか、ジョン・ハム、スティーブ・ブシェミ、ローレンス・フィッシュバーンが声で出演。監督は大ヒットシリーズ『トイ・ストーリー4』のジョシュ・クーリーが務める。『トランスフォーマー/ONE』は2024年、全国にて公開。(C) 2024 PARAMOUNT ANIMATION. A DIVISION OF PARAMOUNT PICTURES HASBRO. TRANSFORMERS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO. (C) 2024 HASBRO(シネマカフェ編集部)■関連作品:トランスフォーマー/ONE 2024年、全国にて公開Ⓒ2024 PARAMOUNT ANIMATION. A DIVISION OF PARAMOUNT PICTURES HASBRO. TRANSFORMERS AND ALL RELATED CHARACTERS ARE TRADEMARKS OF HASBRO. Ⓒ2024 HASBRO
2024年04月19日『ジュラシック・ワールド』製作陣が贈るアクション・アドベンチャー超大作『ツイスターズ』(原題:TWISTERS)の日本公開が決定した。気象学の天才ケイトはニューヨークで世界の自然災害を予測し被害を防ぐ仕事に熱中していた。そんな中、故郷オクラハマで連続して巨大竜巻が発生していることを知る。学生時代の友人ハビと、新たに出会った気象の知識も性格も全く違う竜巻インフルエンサーのタイラーと共に、竜巻内部に秘密兵器を仕掛けるという前代未聞の“竜巻破壊計画“を立て、巨大な竜巻を倒すために立ち向かっていく――。『ジュラシック・ワールド』の製作陣が、ハリウッドの最先端VFXを駆使して新たに創りあげた恐竜をも超える最強モンスターは、巨大竜巻<ツイスターズ>。実際の観測データに基づき製作され、リアルかつド迫力な自然界が生み出したモンスターは恐竜をも凌駕する圧倒的パワーで観客に襲い掛かる。監督は、「第93回アカデミー賞」6部門ノミネートの『ミナリ』で注目を浴びたリー・アイザック・チョン。ある事故をきっかけに、トラウマを抱える気象学の天才ケイトを、『ザリガニの鳴くところ』のデイジー・エドガー=ジョーンズ、ケイトと敵対しながらもお互いの才能を認め合い、共に巨大竜巻に立ち向かっていく竜巻インフルエンサーのタイラーを、『トップガン マーヴェリック』のグレン・パウエル、ケイトが信頼を寄せる友人ハビを『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のアンソニー・ラモスが演じている。また、地球の唸り声のような轟音が鳴り響き、車が横転していく暴風の中、逃げ惑う人々、必死にしがみつく人など、リアルな特報映像も公開。巨大竜巻の全貌も見られ、タイラーは身の危険を顧みず、立ち向かおうとする。また、ラストでは巨大竜巻<ツイスターズ>はまるで群れをなすように、次から次へと迫ってくることも明かされる。さらに、日本オリジナルのディザービジュアルには、「襲来」という大きなタイポグラフィが施されており、その奥には人々に立ちはだかる巨大竜巻が圧倒的な存在感で描かれている。『ツイスターズ』は8月1日(木)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ジュラシック・ワールド 2015年8月5日より全国にて公開© 2015 Universal Pictures.ツイスターズ 2024年8月1日より全国にて公開© 2024 UNIVERSAL STUDIOS,WARNER BROS.ENT.& AMBLIN ENTERTAINMENT,INC.
2024年04月18日アンドリュー・ヘイ監督作『異人たち』よりアンドリュー・スコットとポール・メスカルのインタビュー映像が解禁された。山田太一作の長編小説「異人たちとの夏」(新潮社刊)を、『荒野にて』『さざなみ』のアンドリュー・ヘイが再映画化した本作。この度解禁されたのは、本作で恋に落ちていくアダムとハリーを演じたアンドリュー・スコットとポール・メスカルのインタビュー映像。2人が脚本について、ヘイ監督について、そしてお互いの共演について、ラフな姿勢で明るく朗らかに語っている。スコットが「2人とも心を揺さぶられた。涙が落ちたね」と脚本を読んだ時の気持ちを話し始めると、メスカルは「何度も」と相づちを打ち、穏やかな様子で本作製作の裏側を明かしていく。最初に本作へと向き合った時の印象を「家族同士の関係性が絶妙に描写されていて真実味があるんだ。ラブストーリーの描き方には胸を締め付けられた。そういう部分が印象的だった」と分析するスコットに対し、メスカルはスコットと同じ思いであったことを告げ、「他に類を見ない映画だ」と語る。さらにメスカルは「今までにない映画に初めて挑戦できるのは役者として光栄だね。僕が知る限りでは唯一無二の作品だ」とハリー役に挑んだ想いを吐露している。本作は監督にとって、とてもパーソナルな物語になっているという点に触れつつ、「彼を演じるつもりで臨んだけど…」と話しはじめるスコットだったが、その途端、言葉に熱がこもり過ぎたのか、勢い余ってタイトルボードに肘を打ち付けてしまうハプニングが。「ごめんね」と小声でボードに謝る優しい一面を見せたのも束の間、話を中断させる原因になってしまった物言わぬタイトルボードに思わず八つ当たり。「離れてろ」とボードを隅へと追いやるお茶目な姿を披露している。そんなスコットの様子に笑顔を見せながら笑い声を上げるメスカルの姿もあり、和気あいあいと本作について語り合う貴重な2ショットとなっている。最後に、映画の公開に向けて「僕が感じているのは、人々の心とつながる映画を作れたということだ。誰もが自分を投影できる。一生心の中に残る映画になるはずだ」とメッセージを贈るスコットに続き、メスカルも「ぜひ劇場で観て欲しい。友達とでもいいし、一人でもいいから、できる限り劇場に足を運んでほしいね」と映画公開への期待を寄せたメッセージを投げかけている。『異人たち』は4月19日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:異人たち 2024年4月19日より全国にて公開© 2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年04月17日マーティン・スコセッシが製作総指揮、『透明人間』「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」のエリザベス・モス主演で贈る『Shirley シャーリイ』の公開日が7月5日(金)に決定。シーン写真7点が解禁となった。解禁されたシーン写真は7点。光の届かない森の中に机を置き、妄想とも現実とも区別のつかない中で新作の執筆にたずさわるシャーリイ(エリザベス・モス)の姿が…。そして、何かを見据えて不穏な表情を浮かべるシャーリイのほか、彼女が混乱した同居人夫婦の妻・ローズ(オデッサ・ヤング)をたしなめる様子。食卓で執筆に口を出す抑圧的な夫スタンリー(マイケル・スタールバーグ)も…。また、大学の職を得て新しい街に引っ越してきたばかり、フレッシュなフレッド&ローズ夫妻の<明るい希望>が滲み出してくるような空気感を捉えたものなど、いずれも、不穏、困惑、希望ーとシャーリイ・ジャクスンの小説と、本作の雰囲気を体現するように、幻想と現実が入り乱れたカットとなっている。『Shirley シャーリイ』は7月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Shirley シャーリイ 2024年7月5日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2018 LAMF Shirley Inc. All Rights Reserved
2024年04月17日劇場公開中の『プリシラ』からソフィア・コッポラのインタビュー映像が公開された。ソフィア・コッポラはこれまでに『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞脚本賞、『SOMEWHERE』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞するなど、映画業界で高い評価を受けている。ソフィア・コッポラ今回解禁されたインタビュー映像では、「プリシラの人生を凝縮してどのように伝えるか、非常に興味深い挑戦だった」と語るソフィア。「14歳の頃から成長していく過程が、本人の目にどう映っていたのか。彼女自身の視点から創造的な方法で捉えたかった」と明かし「グレースランドに来てから去るまでの期間を中心に展開させていった」という。そして、「彼女の人生はある意味、数奇であると同時に、女性なら誰もが経験するような普遍的な面も多い。初めてのキスや子供を産んで母親になるというようにね。エルヴィスがツアーに出ても、彼女は子供と家に残されるということも。彼女のそういった人間的な側面や関係の浮き沈みをリアルに描きたかった」と思いを語る。また、ソフィア・コッポラ作品の特徴である女性的な色使いが、本作においてもメイクやネイル、調度品などふんだんに散りばめられている。「世界観の構築は私にとって非常に重要」としたうえで、「60年代のメンフィスといえば、毛足の長いラグを思い浮かべる。ラッキーなことに写真や映像が豊富に残っている。当時の色使いは今とは違うから当時の色彩で再現するのは楽しい。あの時代に観客を引き込みたい」と笑顔で説明。さらに「50年代~60年代にかけてのプリシラの変化や(彼女が暮らしていた)暗いドイツとの対比も表現したかった」と話し、「グレースランドは色鮮やかで、魔法の国のように見える。人生の新たな章の始まりに、新たなスタイルを見出していくの」と語る。ソフィア・コッポラの世界観に欠かせない色彩へのこだわりも垣間見られるインタビューとなっている。また、109シネマズプレミアム新宿とスターチャンネルの連動企画として、ソフィア・コッポラ監督の代表作品『ロスト・イン・トランスレーション』と『ヴァージン・スーサイズ』のスペシャル上映が決定。6月21日(金)から27日(木)までの1週間限定で35mmフィルムでの上映が行われる。『プリシラ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:プリシラ 2024年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023
2024年04月17日世界40か国で翻訳、160万部以上発行のベストセラーを映画化した『ある一生』より日本版予告と場面写真が解禁された。ローベルト・ゼーターラーの同名小説(新潮クレスト・ブックス)を映画化した本作は、ドイツ映画賞にて4部門(作品賞・音響編集賞・美術賞・メイクアップ賞)にノミネートされた話題作。激動の20世紀、80年にわたって暴力、戦争、貧困に耐えなければならなかった主人公、アンドレアス・エッガーの苦難の人生を描く。この度解禁となった日本版予告は、冒頭、主人公の少年が農場にやってくる場面から始まる。少年は農場主から酷い仕打ちを受け足を折ってしまうが、老婆から「すぐよくなるわ」とやさしく慰められる。そんな主人公がたくましい青年になると、農場主に反発して、農場を出て一人で生きることを選択、黙々と働く凛々しい姿が描かれる。さらに、ロープウェー作業員となって安定した収入を得ると、マリーという女性とも出会い、結婚し、子どもも授かる。しかし、後半、戦争招集の場面から彼に様々な苦難を予期させる映像が畳み掛ける。激動の20世紀の中で生きた名もなき男が戦争、結婚、近代化といったものを体験。「マリー!」と叫ぶ主人公の姿からは、大きな悲劇を予感させる。そして、終盤、主人公3世代の後ろ姿をカメラが追うことで、辛いことがあっても振り返らず常に前を向いて生きてきた男の生き様を感じさせる。最後、山を目の前にして立つ主人公とともに、“「愛」と「充実感」についての寓話であり、成果重視の現代社会を映す鏡である”との監督のメッセージが映し出され、本作が過去を描きながら、現代に生きる私たちの物語であることを示す。併せて場面写真も解禁。予告編と同じく、主人公が80年の人生の中で体験してきた苦難と孤独、そしてマリーとの幸せなひとときが切り取られている。『ある一生』は7月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ある一生 2024年7月12日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開©2023 EPO Film Wien/ TOBIS Filmproduktion München
2024年04月17日エマ・ストーン主演映画『哀れなるものたち』が、ディズニープラス「スター」にて見放題独占配信されることが決定した。新たに最新作『憐れみの3章』の公開も決定し、いま勢いが加速中のヨルゴス・ランティモス監督×エマ・ストーンの『女王陛下のお気に入り』タッグが贈る本作。自ら命を絶ったベラは、天才外科医ゴッドウィン・バクスターによって生まれたての女性として奇跡的に蘇生。日に日に回復するベラだったが、「世界を自分の目で見たい」という強い好奇心から、放蕩者の弁護士の誘いに乗り、大冒険に出て平等と自由を知り、時代の偏見から解き放たれていく。「第80回ヴェネチア国際映画祭」では金獅子賞、「第81回ゴールデングローブ賞」では作品賞、主演女優賞(ともにミュージカル・コメディ部門)、「第96回アカデミー賞」ではエマが『ラ・ラ・ランド』に続く2度目の主演女優賞、ほか衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、美術賞と計4部門で受賞した。Rotten TomatoesでもTOMATOMETERが驚異の92%(4/9時点)と絶賛。主人公のベラを演じたエマは「この原作を基に、このレベルにまで達する映画を作り上げられる監督は、(ヨルゴス・ランティモス監督の)ほかに思い当たりません」とコメントしている。『哀れなるものたち』は4月24日(水)16時~ディズニープラス「スター」にて見放題独占配信開始。(シネマカフェ編集部)■関連作品:哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2024年04月17日