俳優の福士蒼汰が、16日に都内で行われた映画『湖の女たち』(5月17日公開)の完成報告会に松本まりか、大森立嗣監督とともに登壇した。同作は、吉田修一氏の同名小説の実写化作。琶湖近くの介護施設で100歳の老人が不可解な死を遂げた。老人を延命させていた人工呼吸器の誤作動による事故か、それとも何者かによる殺人か。謎を追う刑事たちと介護士の女、そして過去の事件を探る記者の行方は、深淵なる湖に沈んだ恐るべき記憶にのみ込まれていく。○■福士蒼汰、全ての行動に音をつけてしまう「仮面ライダー出身なので…」今作で大森監督と初タッグとなった福士は、「今回撮影3日目辺りまで全ての芝居にNGを出された気がする」と撮影を振り返る。「着替えているシーンで『今の、もう1回だ。声いらないから』と言われて。『声?』と思うじゃないですか? でも俺は意図せず着替えているという声を出していたらしいんです!」と話し、「俳優は往々にして、(勝手に)状況を説明する、みたいなこと(演技)をやってしまったりするんです。エンタメ作品では、わかりやすいからいいと思う。僕は仮面ライダー出身なので、全ての行動に音をつけるみたいなことは得意なわけです(笑)」と笑いを誘う。続けて「アクションにおいてはもちろんいいこと。でも自然なリアリティを求める作品では必要ないんだなということに気づいた。それを最初の3日間はどのシーンでもずっと意識していました。慣れちゃっているからできなくて、監督から『もう1回! もうわかってるよね?』みたいな感じで言われて(笑)」と明かし、「すごくヒリヒリはするんだけど、『これがリアリティなヒューマンドラマ、人間の心を描いた作品を撮る上での役者としての心構えなんだな』と学んだので、そういう意味でターニングポイントになったかなと思います」と大きな影響を受けた作品になったことを語った。
2024年04月16日映画『湖の女たち』(5月17日公開)の完成報告会が16日に都内で行われ、福士蒼汰、松本まりか、大森立嗣監督が登壇した。同作は、吉田修一氏の同名小説の実写化作。琶湖近くの介護施設で100歳の老人が不可解な死を遂げた。老人を延命させていた人工呼吸器の誤作動による事故か、それとも何者かによる殺人か。謎を追う刑事たちと介護士の女、そして過去の事件を探る記者の行方は、深淵なる湖に沈んだ恐るべき記憶にのみ込まれていく。○■福士蒼汰、松本まりかとコミュニケーションを一切取らない徹底した役作り「本来にこやかな人間」今作でW主演を務める福士と松本は今回が初共演。松本の印象について聞かれると、福士は「愛情深い人だなと感じています」と回答する。これを聞いた松本は「すっごいいい風に言ったでしょ?(笑) わかっているよ?」とニヤリ。笑いを誘った。改めて福士は「(松本は)人が好きなんだなとすごく感じて。だからこそ一切話さなかったらおもしろいかもと思っちゃった自分がいたんです。それで現場ではセリフ以外の会話は一切せず、笑顔も向けずにいた。会話ゼロでしたね!」と明かす。松本も「福士さんはさわやかなイメージだったのですが、初日のシーンを撮影したときにびっくりするぐらい恐ろしかった。こんな福士さんは見たことがないというくらい怖かったですし、変な色気もあった」と印象を語る。この福士の姿を見て「それ以外の彼を知りたくない、この人の笑顔とか優しさとか見たくないと思って。プライベートの会話も聞きたくない! と私も自身も思っていたので、すごく距離を取って目も合わせないようにしていました」と話した。初共演ながら全くコミュニケーションを取らずに撮影に挑んでいたという2人。福士は撮影を終えて不安もあったそうで「本来僕はにこやかな人間で、自分から積極的に話しかけに行く方でもあるんですけど、今回は話さなかったので、どう思われているのかな……と」と口にする。これに松本は「正直……嫌いでした。本当に福士くんと合わないな~と(思っていた)(笑)」と答え、会場を驚かせる。「そのまま(撮影が終わり)お別れしたので、そこから1年半会うことすらなく……先日、福士さんとの取材会が丸一日あったんですが、マネージャーさんに『合わないからあんまり話せないと思うけど、大丈夫かな』と言っていた(笑)」と振り返った。しかし、松本は取材会を終えた後の福士の印象について「どっちの本当の福士さんかわからないですけど、役が抜けた福士蒼汰さんはめちゃくちゃ好感度(高い)! こんなにしゃべりやすい。めっちゃいいじゃん! 福士蒼汰! と。すごい好きになりました」と話し、笑顔を見せていた。
2024年04月16日福士蒼汰と松本まりかを主演に迎え、吉田修一による傑作同名小説を大森立嗣の監督・脚本にて映画化した『湖の女たち』の公開初日が5月17日(金)に決定。この度、福士さんと松本さんの凄みを目撃する特報映像が解禁された。本作は、全編にわたって観る者の理性と感性を激しく揺さぶり、比類なき映画体験をもたらすヒューマン・ミステリー。介護施設での殺害事件を発端に、想像もつかない方向へとうねり出す物語は、重層的な構造と壮大なスケール感で観る者を圧倒する。今回解禁となったのは、取り調べで意味深な言葉を投げかける浅野忠信演じる刑事と、自らを破滅へと追いやるかのように密会を重ねていく2人を収めた、濃密でスリリングなアンサンブルを予感させる特報映像。若手刑事の濱中圭介(福士さん)が介護士の豊田佳代(松本さん)を冷たい視線で見下ろすシーンから始まる。「湖でなにやってたん」凄みのある声で詰め寄る圭介に、佳代は何も言えず俯きながら、危うい関係を深めていく様子が描かれる。そして「機械は故障してへんの。故障したのは人間なんよ」とただならぬ凄みで問い詰めるのは、圭介の先輩刑事、伊佐美(浅野さん)だ。「こんな女になってしまって、ごめんなさい」と声を絞り出すように謝る佳代。暗闇で自らを破滅へと追いやるかのように密会を重ねる2人が描かれる。「あの日以来、私は一度も美しいものを見てないわ」そう呟く初老の女性・松江(三田佳子)が見たものとは何なのか。それぞれの時代に葬られた罪の重さと、人間が背負う原罪について思いを馳せずにいられない、人間という存在の本質を問いかける特報となった。『湖の女たち』は5月17日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:湖の女たち 2024年5月17日より全国にて公開©️2023 映画「湖の女たち」製作委員会
2024年02月07日パズルのピースのように、個性のバラバラな男女の恋愛模様を描くドラマ『アイのない恋人たち』。主演の福士蒼汰(30)が演じる久米真和は、人を愛することから逃げている売れない脚本家だ。「真和は、仕事に誇りを持っているからこそ、何も成し遂げていない自分を認められない人。恋愛はもちろん、友達付き合いにも消極的です。意固地になるのはわかるけど、僕はどちらかというと、仕事は楽しさを大切にしたいタイプ。人前で格好つけたり、マウントをとったりするところも、僕自身にはない要素です。ひねくれている真和ですが、いい脚本が書けなくて一人悩む姿は、ピュアでかわいかったりするんですよ(笑)」演じる役柄について、客観的かつ大人な目線で語る福士だが、本人にも真和のように“こじらせていた”時期があったとか。「実は10代後半から20代前半にかけては、プレッシャーもあるし、こじらせずにはいられなくて(笑)。他人と関わらずに、目の前のことしか見えていないのは、真和と同じだったかも。でも僕は、25〜26歳のころから、意識的に人と会うようにして、世界が広がったというか。いろいろな出会いを経て、まっすぐな自分に戻ることができました」本作には、大人だからこそ感じる孤独や、恋愛への葛藤が描かれる。福士自身も、昨年30歳を迎えているが、登場人物たちの恋愛模様をどう思うのか。「アラサーの恋愛は、すごく人間的だと思います。10代のころみたいなキラキラした美しさはなくても、お互い理性が働くからこその愛情表現や関係性があるのかなと。ただ、登場人物たちには、『素直になればいいのに!』と言いたくなります(笑)」最後に、ドラマタイトルとかけて、福士が今いちばん「愛」を感じるものについて聞いた。「犬たちです。友人が立ち上げた保護犬施設によく顔を出していて。責任が伴うので安易に飼うことはできませんが、触れ合っていると、やっぱり愛がこぼれてしまいます」(ヘアメーク:甲斐学美/wani)
2024年01月26日新ドラマ『アイのない恋人たち』に出演する、福士蒼汰さんと岡崎紗絵さんにインタビュー!その時代が直面する社会問題をテーマに、ドラマ『ハケン占い師アタル』や『となりのチカラ』などのヒット作を生み出してきた脚本家・遊川和彦さん。新ドラマ『アイのない恋人たち』では、“自分が望むような自分”になれずに行き詰まった、アラサー男女7人を描く。人を愛することで、人生や自分自身を変えていくというラブストーリーだ。福士蒼汰さん(以下、福士):数々の名作を生み出してきた遊川さんがこんなに可愛いラブストーリーを書かれているのが印象的でした。7人のいろんな恋愛事情をどうやって書き分けているのだろう、もしかしたらこういう友達がいるのかな…と遊川さんへの関心が湧いてしまって。お話し好きな方なので、今度お会いしたら聞いてみようと思います。岡崎紗絵さん(以下、岡崎):そうなんですか?私はまだお会いしていなくて。(※取材時、11月末時点)福士:話が止まらない方です。「俺、喋っちゃうからさ~。でも今日は喋らないようにするよ」と話した5分後には話し始めていました(笑)。岡崎:私が台本を読んでまず思ったのは、繊細なニュアンスがすごくうまく描かれているということでした。読みながら、もうその情景が映像でイメージできるぐらい面白くて、一気に読み終えました。それぞれのキャラクターもすごく濃いので、この7人が実際に集まったらどうなるんだろう、という興味が止まらなくなったんです。――今作で、福士蒼汰さんは売れない脚本家・久米真和を、岡崎紗絵さんはブックカフェを経営する今村絵里加を演じている。福士:夢に向かうことで自分を正当化しようとしている真和は、自分はみんなとは違う、と自らを棚にあげて人を遠ざけているような人。“一番未熟な長男”のようなイメージです。そんな言い方しなくても…という発言をしてしまう人なので、なるべく嫌われるように演じたいと思っています(笑)。岡崎:絵里加も、他人や家族との距離感を詰められない女性です。結婚には縁がないと思っていて、一人で生きていくと決めているようにも見えますが、でも心の底では誰かと繋がっていたいと思っていて。そんな絵里加に共感するところは、衝動的ではなく、何か考えを持って行動するところかな。福士:いろんな考えを持って生きている7人には、僕たちだけではなく見ている方にとっても、どこかリアルに映る部分があるのかも。岡崎:そう思います。生き方や悩みの違う7人が交わることで生まれる変化や成長は、視聴者の方にも共感していただける気がします。――自分のペースや生活を大事にしているキャラクターを演じる二人。それぞれ、プライベートでゆずれないものはあるのだろうか。岡崎:朝はヘルシーなものを食べること。例えばコーヒーにオーツミルクを入れて飲んだり、なるべく野菜やフルーツを食べるようにしていて。あと最近、発酵玄米を始めました。福士:大変じゃないんですか?岡崎:発酵させるために3~4日放置できるので、全然大変じゃなくて。むしろ楽で、ラッキーなんです(笑)。福士:そうなんだ。僕は、毎日じゃないけどジムに行くことかな。筋肉を鍛えていると、体も心もすごく気持ちよくなるんです。だから行けない日が続くと、頭がグーッて締め付けられるような感覚になってしまって。ちなみに腰、お尻、腿裏を鍛えるトレーニングが好きで、昨日もやってきました。今の体の仕上がりは…理想の10%ぐらいかな(笑)。ドラマ『アイのない恋人たち』脚本家・遊川和彦によるオリジナル作品で、2024年の東京を舞台に恋愛偏差値が低いワケありアラサーたちが織りなす不器用な恋愛模様を描く。1月21日より毎週日曜22:00~、朝日放送テレビ・テレビ朝日系にて放送。ふくし・そうた1993年5月30日生まれ、東京都出身。近年の主な出演作に、ドラマ『弁護士ソドム』『大奥』など。『THE HEAD Season2』では、念願の世界進出を果たした。W主演映画『湖の女たち』が2024年5月公開予定。セットアップ(JUNOJUNO/JUNO 恵比寿店 TEL:03・5778・3031)パールネックレス¥2,024,000※掲載時点の価格(TASAKI TEL:0120・111・446)おかざき・さえ1995年11月2日生まれ、愛知県出身。2012年、雑誌『Seventeen』(集英社)のモデルオーディションを経て、モデルデビュー。俳優としても活躍中で、主演ドラマ『花嫁未満エスケープ』ほか多数出演。ドレス(ソフィーエトヴォイラトウキョウ TEL:03・5928・4122)ピアス¥586,300リング、右手¥348,700左手¥286,000ブレスレット¥869,000※すべて掲載時点の価格(以上TASAKI)※『anan』2024年1月17日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・髙橋美咲ヘア&メイク・佐鳥麻子(福士さん)サイオチアキ(Lila/岡崎さん)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2024年01月17日2018年世界初演、ウエスト・エンド、ブロードウェイほか諸外国で絶賛を受けた超話題作の日本初演がいよいよ発進。前篇・後篇あわせて約6時間半の大作に、演出家・熊林弘高と精鋭キャストが集結した。E・M・フォースターの小説『ハワーズ・エンド』に着想を得てマシュー・ロペスが書いた本作は、2015〜2018年のNYを舞台に、60代、30代、20代の3世代のゲイ・コミュニティの人々が、マイノリティに対する差別や偏見、エイズの苦しみを乗り越えて自分らしく生きようとする姿を描いたものだ。重厚なテーマながらウィットに富んだ人間ドラマを先導する福士誠治、後篇のラスト20分に登場して圧巻の存在感を示す麻実れい、演出家の絶大なる信頼を得たふたりが、製作発表を終えてすぐにあらためてご対面。本作へのみなぎる思いを語り合った。これは表現者としてやるしかない!――製作発表において、演出の熊林さんのビデオメッセージの中にキャストに向けて「よくぞこの作品を引き受けてくださいました」といった言葉がありました。前後篇6時間半という大作であることを筆頭に、非常に注目度の高い話題作です。本作に挑むと決めた、その心境からお話いただけますか?福士だいぶ前に、「熊林さんが今度、6、7時間ものの作品をやるらしいよ」という情報を小耳に挟みました。その時は本当に正直に「え〜大変! そんな長い作品、絶対ヤダ」とつぶやいたのを覚えています。でも白羽の矢が立ちまして(笑)。お話をいただいた時は3秒くらい止まり、ん?……あれだ! と思い出しました。でも、熊林さんが僕の名前をあげてくださったこと、そして今年で40歳になったということもあり、運命的なものを感じ、僕も勝負しようと。6時間半をかけて描き出すゲイ・コミュニティの話、そのハードルの高さはよく分かっているけれど、やらない理由はないなと思うほど魅力も感じました。人生でやれるかどうかも分からない大作に出会えた、しかも熊林さん演出で……これは表現者としてやるしかない! と。3秒止まったあとに、すぐ「やります」と二つ返事でした。そして、絶対ヤダ〜と笑っていた自分を反省しました。(一同笑)麻実私は、6時間半の最後の20分くらい、物語のまとめのような部分を任せられたのですが、台本を読んで、私が演じるマーガレットという母親の台詞を目にした時に、涙が止まらなかったんですね。そして、これは自分を通してお伝えしたいなって思いがすぐに湧いて来ました。そういう作品にはなかなか出会えませんよね。息子への切なく、温かい思いをちゃんと私を通して伝えたい、頑張れば伝えられるんだと、この歳になってその機会をいただけたことを大事にしたいですね。福士さんは今年40歳になって、私は74歳になりますけれど、幸せだなと思います。まずは自分に対して戦わなくちゃいけない。その戦いを終えて、次の段階に行かなくちゃいけないと思っています。(福士に)よろしくお願いします。福士こちらこそ、よろしくお願いします!世代によって異なるエイズに対する感覚――前篇、後篇に分かれた台本を読んだ感触、全体の印象についてお聞かせください。福士やっぱり“継承”を強く感じましたね。エイズというワードひとつとっても、僕が演じる30代後半のエリックと、山路和弘さんが演じる60代のヘンリーと、また新原泰佑君が演じる20代のアダムなどでは、エイズに対する受け止め方、認識がだいぶ違う。幅広い世代の人間が集まっているところが興味深く、やはり時代を経て来た社会問題であることが読み取れます。幸せでいると分からないことを、不幸せの中で見出す……という言い方はおかしいかもしれませんが、人間はこれでいいのかもしれないなと思わせてくれる、本当に小さな優しさ、それが詰まっている作品だなと思いました。切なくもあるけど、真理でもあるなと。麻実私は結構、台本の文字に対して神経質なところがあるんですね。例えば句読点だけでも、なぜここで入れるんだろう、続けてしまったほうがいいのでは?と思ったり。また言葉の選び方も、田舎出の人物ならもっと荒い言葉にしてもいいんじゃないか、とか。まずその整理をしてから次に進むので、まだしっかりとは読み込んでいないんです。ただ、ゲイのコミュニティについて描かれている作品だけれど、性自認や性的指向などに関わりなく、あらゆる人に観に来ていただきたいんですね。そうすればきっと尊厳という言葉の意味、福士さんがおっしゃった優しさを感じていただけると思います。忘れかけていた一番大事なものに気づかせてくれる非常に人間的な舞台、そんな気がとてもしていますね。――エイズを扱った作品ではトニー・クシュナー作『エンジェルス・イン・アメリカ』などを思い出しますが、麻実さんはその日本初演(1994年)に天使の役で出演されましたね。作品を比較して感じることなどはありますか?麻実『エンジェルス〜』の背景は80年代、90年代で、エイズ問題を取り上げた初期の作品ですよね。だから観客にとっても難しかったのではないかなと思います。現在はもうエイズは薬の開発や治療が進んだことによって“死の病”ではなくなっていますが、『インヘリタンス~』ではそれでも、今の時代のエイズに対する周囲の視線、扱いの酷さなどを描いています。また『エンジェルス〜』は天使のキャラクターが出て来るなどファンタジックなところがありましたけど、この作品はゲイの仲間たち、彼らのリアルな日常を綴った世界です。ここが一番重要な気がしますね。福士僕が20代の時に出演したミュージカル『RENT』もエイズ初期の頃の物語で、稽古場で、世の中の偏見、差別に対する運動のことなどを勉強させていただきました。日本人にはまだ遠い世界の出来事、そんな感覚でしたね。エイズの歴史ってちょうど40年程で、つまり僕と同い年くらいなんですよ。僕が10代の頃にもエイズを扱ったドラマがありましたが、今思うと、絶望の象徴みたいな表現がされていたなと。今回の『インヘリタンス~』で考えると、その頃とエイズに対する感覚はまるで違いますよね。麻実そうね。福士エイズに対する今の認識を、社会的に統一できたらいいなと思います。それこそコロナも初期と現在ではだいぶ僕たちの受け止め方も変わりましたよね。そういうふうに変わっていくところが人間なのかな、と思ったりもします。本作を観て、新たな年を一歩進めて――おふたりは初共演になりますが、ともに熊林さんの演出舞台を経験しているという共通点がありますね。お互いへの期待をお話いただけますか?麻実実際にお目にかかったのは今日の製作発表が初めてなんですよ。あの方が作品の芯となるのね〜って目で見ていたんですけど、あ、彼なら絶対大丈夫! って思いました。福士ありがとうございます。麻実エリックという役に何が一番必要かというと、福士さんのお口から何度も出ているように、その人柄に愛と温かみが感じられること。だから福士さんはもう何もしないで立っていて、ご本人の中から生まれた感情でやっていけば成り立つなと思いましたね。本当に優しい!福士ハハハ(照)麻実ご自身でも「周りのことを気にする」みたいなことを製作発表でおっしゃっていたけど、そういう気遣いが自然なのね。この芝居を引っ張っていくエリックという役にピッタリだなと思います。福士頑張りますっ!僕としても、麻実さんが物語のラスト20分をマーガレットとして締めてくださるので、麻実さんが登場するところまでたどり着ければもう安心です。今回の物語では、ゲイ・コミュニティの中で「結婚して、養子を持つ。子どもを育てるのが夢だったんだ」といった形の“母性”が出て来ます。これもひとつの家族の形態だと思いますが、やはりマーガレットの言葉には、自身が出産した子どもに対する母性の強さが感じられるというか……、う〜ん、これは言葉が合っているのかどうかわからなくて、緊張しますね。麻実ええ、よく分かります。福士マーガレットの存在は、ゲイ・コミュニティともまた違う次元の深みを感じさせるというか。子供を産み、その後の経験をマーガレットは吐露しますが、あまりにも真に迫るシーンだなと思っています。麻実とても大切な長台詞なので、これからが大変です。マーガレットって人は、若い頃からおとなしい女じゃなかったんですよね。おそらく遊んで、私生児を産んだ。育てていく過程で息子との小さいぶつかり合いが重なっていって……という流れが面白いなと思いました。田舎のおばあちゃんだから言葉遣いも荒いと思います。標準語では面白くない、土着の匂いが漂うような表現ができたらなと考えていますね。――熊林さんがこの大作をどのように立ち上げていくのか、期待が募ります。福士熊林さんとは僕自身これが3回目の舞台で、演劇をやって来た中で3回もご一緒させていただいた演出家さんは初めてですね。ドラマや映画でも、毎回どの現場でも最初は緊張でドキドキします。だから3回目というのは本当にありがたいです。熊林さんに対しては信頼しかありませんので。製作発表でもいろいろ言いましたけど、おしゃべりが好きで、「稽古もうやめようか?お腹へったから帰ろう」とか言うんですよ(笑)。皆のほうから「もうちょっとやってから帰ろうよ!」と言ったりして。まあ、これも熊林さんマジックなのかもしれませんけどね(笑)。いつもいい意味で期待を裏切られる演出を受けているので、今回もまた、作品の全体像が頭に浮かんで来たら存分に「こうしてほしい」と伝えてほしいです。あとは、たくさんの人に観ていただくにはどうしたらいいかなと(笑)。現地に行かないと味わえない空気というものが、舞台にはあります。どうか一歩、人生を踏み入れてほしいなと切に思っているので、よろしくお願いします!麻実福士さんが全部言ってくれました(笑)。2024年2月の公演ですから、新たな年のスタートをこの作品で切れるというのは、新たな時代の始まりという印象もありますね。とにかく今回、集められた男性陣の素敵なこと!本当に適材適所の配役だと思います。福士さんがおっしゃったように、とにかく観て、何かを掴んで、新たな年を一歩進めていただきたいと思いますね。福士さんが先導するのだから、とても幸先の良いことになると思いますよ。福士気合を入れて頑張ります(笑)。人生の6時間半をください。損はさせません!取材・文:上野紀子撮影:You Ishii★「ぴあ」アプリ限定! パンフレット付き通し券販売中()<公演情報>『インヘリタンス-継承-』作:マシュー・ロペス訳:早船歌江子ドラマターグ:田丸一宏演出:熊林弘高出演:福士誠治 / 田中俊介 / 新原泰佑柾木玲弥 / 百瀬朔 / 野村祐希 / 佐藤峻輔久具巨林 / 山本直寛 / 山森大輔 / 岩瀬亮篠井英介 /山路和弘 /麻実れい(後篇のみ)【東京公演】2024年2月11日(日・祝)~2月24日(土)会場:東京芸術劇場 プレイハウス【大阪公演】2024年3月2日(土) 前篇 12:00 / 後篇 17:00会場:森ノ宮ピロティホール【北九州公演】2024年3月9日(土) 前篇 13:00 / 後篇 18:00会場:J:COM北九州芸術劇場 中劇場チケット情報:()公式サイト:
2023年12月27日2023年10月から放送が開始された、テレビドラマ『大奥 Season2』(NHK)。漫画家の、よしながふみさんによる漫画『大奥』を原作としており、若い男性のみに感染する病気『赤面疱瘡(あかづらほうそう)』がまん延したパラレルワールドが舞台です。同年1月に放送されたSeason1に続き、Season2では医療編と幕末編として、『男女逆転大奥』の世界を描いています。『男女逆転大奥』出演の福士蒼汰、猫とのオフショットに反響幕末編にて、胤篤(天璋院)役を演じているのは、俳優の福士蒼汰さん。胤篤は、さまざまな想いを抱えながら、徳川幕府を支えるキャラクターです。同年11月28日に福士さんがInstagramに投稿したのは、『大奥 Season2』の撮影現場でのオフショット。胤篤にふんした福士さんの、さまざまな表情に、ファンや視聴者から続々と反響が上がりました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Sota Fukushi(@fukushi_sota_official)がシェアした投稿 真剣な表情で撮影に関する情報を確認したり、椅子に腰をかけて休憩したりと、仕事に励んでいる福士さん。最後の写真では、かわいらしい猫を抱いて満面の笑みを浮かべており、『仕事モード』の写真とのギャップに癒されますね。福士さんが、猫とのツーショット写真を『とろけている胤篤』と題しているように、すっかりメロメロなのが伝わってきます。猫の愛らしさに心癒され、撮影の疲れが吹き飛んだことでしょう。福士さんのファンと、『大奥』のファン両者が必見のオフショットに、たくさんの人から『いいね』が寄せられています。・世界一かわいいツーショット写真。そりゃ、胤篤様もとろけますわ!・蒼汰くんも猫ちゃんも、とってもかわいい!ニヤニヤしました。・真剣な表情も、とろけている表情も素敵。貴重な写真をありがとう!本来であれば、番組の視聴者は見ることができない、作品の舞台裏。こういった写真を見ると、多くのスタッフや出演者の熱意によって、素晴らしい作品が生み出されていると再認識しますね![文・構成/grape編集部]
2023年11月30日ニューヨークのゲイコミュニティに暮らす人々のドラマを描く舞台『インヘリタンス -継承-』の製作発表会見が東京芸術劇場にて行われ、福士誠治、田中俊介、新原泰佑、征木玲弥、山路和弘、麻実れいが出席した。福士誠治田中俊介新原泰佑征木玲弥山路和弘麻実れいラテン系作家として初のトニー賞ベストプレイ賞を受賞したマシュー・ロペスの手による本作。2015~2018年のニューヨークを舞台に3世代のゲイの人々を描いており、2018年にロンドンで本作を目にし、上演を熱望してきたという熊林弘高が演出を務める。主人公のエリックを演じる福士は「僕はこの作品を読んだ時、一番深いところに、人が人を愛する美しさや時に愚かさ、それでも止められない感情があると感じました。いま、世界的にも悲しい事件やニュースが飛び込んできますが、人の持つ“愛”というものをテーマに表現し、人が人に優しくできたり思いやりを持ったり、愚かなことをしてしまった時に自分がどう感じられるかなどを伝えられたら」と意気込みを口にする。田中は、自身が演じるトビーという役について「正直、自分の人生経験ではたどり着けない痛みや苦しみを味わっている」と語り「すごく難しいと思ったし、この作品自体、相当な覚悟がいると思いました。でも、コロナ禍で人と人との距離感がわからなくなり、関わり合い方が難しくなったいまだからこそ、リンクするところたくさんあると思い、出演を決意しました」と“覚悟”を語る。前後篇で6時間半におよぶ大作とあって、稽古期間も通常より長めの2か月が取られているが、福士は「(2か月で)足りていると思っている人は誰ひとりとしていないと思います」と苦笑しつつ、“継承”というテーマに触れ「世代を紡いで伝えないといけないこと、排除していくこと、さらに進化していくこと――時代を経て、ゲイコミュニティの中でもいろいろあったと思います。(劇中で登場する3つの)世代がある中で『よく6時間半に収まった』といえるのかも。(ゲイコミュニティの変遷を)先の世代に伝えていくこともひとつの大きな愛であり、次の世代を生きやすくするための継承だと思います」と言葉に力を込めた。台本上の性描写を考慮し「R-15」指定となっているが、プロデューサーは演出の熊林が過去にも性描写のある作品を手がけている点に触れ「非常に芸術性が高い表現をされるので、今回も官能的で美しい表現をなさると期待しています」と語る。なお、制作においては性的なシーンにおける同意や意思疎通のサポートに介在するスタッフであるインティマシーコーディネーターが起用されるという。なお、本公演の上演を記念し、12月1日世界エイズデーの前日にあたる、11月30日(木)に都内で一般公開セミナー「40年のパンデミック:エイズの教訓を受け継ぐ」が開催され、主役を演じる福士誠治も登壇する。取材・文・撮影:黒豆直樹<公演情報>『インヘリタンス-継承-』作:マシュー・ロペスE・M・フォースターの小説「ハワーズ・エンド」に着想を得る。訳:早船歌江子ドラマターグ:田丸一宏演出:熊林弘高出演:福士誠治 / 田中俊介 / 新原泰佑柾木玲弥 / 百瀬朔 / 野村祐希 / 佐藤峻輔 / 久具巨林 / 山本直寛 / 山森大輔 / 岩瀬亮 /篠井英介 /山路和弘 /麻実れい(後篇のみ)【東京公演】2024年2月11日(日・祝)~2月24日(土)会場:東京芸術劇場 プレイハウス【大阪公演】2024年3月2日(土) 前篇 12:00 / 後篇 17:00会場:森ノ宮ピロティホール【北九州公演】2024年3月9日(土) 前篇 13:00 / 後篇 18:00会場:J:COM北九州芸術劇場 中劇場チケット情報()公式サイト:<セミナー開催概要>ブロードウェイ舞台「インヘリタンス―継承―」日本版公演記念セミナー開催日:2023年11月30日(木)13:00~16:30(開場12:40)会場:東京プリンスホテル2F「マグノリア」参加費:無料※詳細は下記サイトにてご確認ください。
2023年11月28日女優の新木優子、俳優の福士蒼汰が出演する、東京シティ競馬(TCK)「JBC」の新CM「JBC2023 高鳴れ、JBC。Road to JBC編」と 「JBC2023 高鳴れ、JBC。編」が27日より放送される。○■新木優子&福士蒼汰、“サラブレッドステップ”披露11月3日に開催されるダート競馬の祭典「JBC」。今年のキャッチコピーである「高鳴れ、JBC。」には、競馬場などへの入場制限がなくなり、4年ぶりの本格開催となる「JBC」を思う存分、お祭り気分で楽しんでほしい、という思いが込められている。新CMでは、新木と福士が競走馬の 「タカタッ」という足音をイメージした“サラブレッドステップ”を披露するほか、「JBC」開催に関係者やファンの心が高鳴っていく様子が随所に表現されている。○■新木優子&福士蒼汰インタビュー――お二人は6月、7月とそれぞれプレゼンターとして競馬場に来場されていました。来場される前と後で、レースの印象や競馬場のイメージに変化はありましたか?福士:会場の熱気をとても感じました。あそこまで熱くなって盛り上がるのは想像以上だったので、僕も自然と盛り上がりましたし、楽しかったです。また、リアルの場で集まるのも改めていいなと思いました。新木:CM撮影の際に、エキストラの方々が熱狂するシーンがありましたが、実際に会場に行ってみると、撮影の時の熱量を遥かに超えていて、目の前のレースに熱狂している姿に感動して、雰囲気を楽しめました。(行く前のイメージでは)もっと大人な方が盛り上がる場所だと思っていたけど、実際に行ってみると自分たち世代でも盛り上がって楽しめる場所だと思いました。――今回のJBCは、「高鳴れ、JBC。」というキャッチコピーです。キャッチコピーにちなんで、最近心が高鳴ったなと感じたエピソードがあれば、教えてください。福士:再び始めた乗馬です。森の中で馬と一緒に走るのですが、自然に囲まれて馬が生き生きとしていて、僕も心が高鳴りました。新木:ピアノとバレエのスペシャルステージを拝見する機会があって、ピアノとバレエのセッションを初めて間近で見た体験がとても素晴らしくて、アーティスティックでありながらも素敵なステージだったので、心が高鳴りました。――新木さんに質問です。 今回のCMの見どころはどこだと思われますか?新木:見どころは、とにかく高鳴るCMになっていると思います。ダンスは好きなんですけど、苦手分野でもあるので、振付師の先生やバックダンサーの皆さんに助けてもらいながら、撮影現場を楽しみました。ぜひ、軽やかなステップを見ていただけたらなと思います!――TCKイメージキャラクターとして、お二人がJBCに期待することを教えてください。福士:以前、大井競馬場で大きなレースにプレゼンターとして参加しましたが、今回は1日に4つも大きなレースがあることが楽しみです。また、門別競馬場、大井競馬場だけではなインターネットでの生配信もされるレースなので、全国で楽しめる1日になると思いますし、僕自身も楽しみにしています。新木:大井競馬場で、目の前を走っている競走馬や熱狂して観戦している皆さんを見て本当に感動しました。JBCは多くの方がいらっしゃると思いますので、ダート競馬の祭典である1日を楽しんでいただきたいです。
2023年09月22日俳優の福士蒼汰が出演する、ニベア花王・美容オイルクレンズの新WEB CM「瞬感するん落ち #顔面広告」編、「瞬感するん落ち試してみない?」編が1日、公開された。新CM「瞬感するん落ち #顔面広告」編では、福士が“顔面広告”に挑戦。スタジオでポーズを決める福士の顔が近づいてくると、頬にキャッチコピーが書かれたペイントが。福士は同商品で洗い流し、別角度でもクールな表情を見せるが、またしても頬にペイントが現れる。一方、「瞬感するん落ち試してみない?」編は、メイクをした女性が鏡の前でメイクオフを面倒に感じているシーンからスタート。どこからともなく顔にキャッチコピーをペイントした福士が現れ、 「瞬感するん落ち、試してみない?」とクールに誘う。そして、すっぴんになった女性に「いいじゃん!」と声をかける。○■福士蒼汰 インタビュー――今回の撮影で印象的だったことは何ですか?今回の水を使った演出はとても新鮮で、こんなにキレイな水の球がでてくるんだという驚きと、「するん」と落ちていく気持ちよさを同時に感じられて楽しかったです。――メイク落としのような帰宅後のルーティーンはありますか?「顔を洗う」です。お仕事でメイクをしますし、メイクをしない日にもクレンジングオイルなどで顔を拭き取るととてもサッパリするんです。まず顔を洗ってサッパリしてから、翌日の仕事に備えたり、台本覚えたりしています。それこそ洗顔中やお風呂に入っているときにセリフを思い出したり、何かしているときにふとあのセリフ言えるかな? と挑戦をしてみたり……。意外と日常の「ルーティーン」になっているのかなと思いました。あと「朝のルーティーン」は水を飲むようにしています。一杯、500mlをガーッと飲んで。冬場だったら白湯にしたり、夏は白湯だと熱いなって思うので、常温のお水を飲んだりします。――最近“試してみたい”と福士さんが思うことはありますか?今日の水の演出に関連して、スキューバダイビングかな! 海のアクティビティはあまり経験がないですが、スキューバダイビングとか、海に……自然に触れ合って。海で遊ぶ時にそういったオプションが1個、選択肢として増えるといいなって思います。――“瞬感するん”と洗い流したいエピソードを教えてください。今日の撮影で「するん」というセリフがあったのですが、スタッフさんに「次何撮ります?」ときいて「するんです!」って言われた時に「するんするん?」って言ったんです僕が。そうしたら、しーんっとなって……(笑)。見事に……スベったので、ちょっと忘れたいです。するんって……(笑)。でも「するん」とスベっても、みんな「大丈夫だよ、今の面白かったよ」と言ってくれたので、優しい現場で良かったです。
2023年09月01日福士蒼汰が、7月7日(金)放送の「Google Pixel presents ANOTHER SKY」にゲスト出演する。福士さんといえば、現在「Hulu」にて配信中のドラマ「THE HEAD」Season2にメインキャストの一人として出演。作品は、Huluの海外ドラマ視聴ランキングで配信開始から1位を獲得し続けている。今回番組では、本作で海外作品デビューを果たした福士さんが、撮影地であるスペイン・マドリードとテネリフェ島を1年ぶりに再訪した。以前、「アナザースカイ」でニューヨークを訪れ、「海外作品に出たい」と語っていた福士さん。ついに「THE HEAD」への出演が決まった彼は、昨年の29歳の誕生日に日本を発ち、撮影のためスペインへ。周りにはマネージャーも日本人もいないなか、2か月間の撮影に全身全霊で挑んだ。それから1年、30代に突入し、かつて人生の大転換期を迎えたマドリード&テネリフェ島に再びやって来た福士さん。「久々に訪れて『うわっ!そうだ、ここで毎日撮影していたんだ!』という感触が蘇ってきて…!撮影時の思い出が一気にフラッシュバックしました」というドラマのクランクイン場所であるテネリフェ島、マドリードでは撮影中よく行っていたという中心広場「プエルタ・デル・ソル」やレストラン、滞在していたホテルなど、思い出の場所を再訪。また、撮影当時は行けなかったマドリードの遊園地「ワーナーパーク」や王宮なども巡る。さらに、本作でマギー役を務めたキャサリン・オドネリーと久々に再会。自らの思いをしっかりと英語で伝え、キャサリンと尽きることのない思い出話に花を咲かせる。様々な感慨深さに包まれたようで、ロケ終了後には「キャサリンと撮影後にも会えるなんて…すごく特別!世界中に友達ができたことを改めて実感し、すごくうれしかったです」と、満面の笑みを浮かべた。そして「また5年後、新たな夢をかなえて、『アナザースカイ』に出たいと思いました!とにもかくにも、今回はスペインにまた来ることができ胸が躍りました。その喜びが出ていると思うので、ぜひ観てください」と呼びかけた。ゲスト:福士蒼汰「Google Pixel presents ANOTHER SKY」は7月7日(金)23時30分~日本テレビ系にて放送。Huluオリジナル「THE HEAD」Season2はHuluにて独占配信中、毎週土曜日新エピソード追加(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月01日女優の新木優子、俳優の福士蒼汰が出演する、東京シティ競馬(TCK)の新CM「TCK2023 光よ、駆けろ。帝王賞編」が21日より放送される。新CMは、「光よ、駆けろ。TWINKLE RACE」をコミュニケーションテーマにしたCMの第二弾。今回は1,000キロ離れた遠距離恋愛中の恋人同士を演じる新木と福士が、離れ離れになってしまう平日の夜に、お互いの自宅で「TWINKLE RACE」を一緒に観戦することで心を通わせ合う様子を描いたストーリーとなっている。また、第一弾に続き、CMのイメージソングは、緑黄色社会が書き下ろした「Starry Drama」。「TWINKLE RACE」のイメージにピッタリな疾走感あふれる楽曲にも注目だ。○■新木優子、福士蒼汰インタビュー――帝王賞は上半期のダートNo1を決めるグランプリレースですが、お二人にとって「これだけは誰にも負けない!」「これだけは誰にも譲れない!」という特技やこだわりはありますか?福士:モノを並べるのが好きで……。冷蔵庫とかもペットボトルのラベルとか全部こっち側(自分から見て正面)に向いていないと気が済まない(笑)。リモコンとかも、大・中・小って並べたりとか。薬棚みたいなところも、リップとか風邪薬とか並べてる。1個ずつ並べることについては、誰にも負けないかな(笑)。並べ好き!新木:こだわりですね(笑)。私アイドルが好きで、そこは負けないかもしれない! 年間スケジュールの中で、「ここだけはお仕事いれないでください」ってお願いするのが、基本的にコンサートの日です。 それだけは譲れない!福士:ほぉ〜、それは譲れないね(笑)。――CMでは、お互いが「ひとりの夜」を過ごしていますが、お二人は「ひとり時間」をどのように過ごしていますか?また、「ひとり時間」で行うルーティーンなどはありますか?福士:僕は、大体勉強するか、ゲームするか、どっちかですね。新木:何の勉強?福士:英語だったりとか、その時勉強したいこと。新木:えー忙しい!福士:そう、やりたいこといっぱいあって(笑)。新木:結構ひとりの時間楽しめるタイプなんですね! 私は、ひとり時間そんなに得意じゃなくて。基本的に誰かと過ごしていたいというか、友だちに「今日の夜どこどこ行こうよ!」と連絡する感じだったんですけど、(コロナ禍で)ひとりでいなきゃいけない状況を経験して、やっと少しひとり時間の過ごし方が上手になってきて。映画みたり、ドラマみたり。一番ハマったのは、絵を描くことでした。福士:あるじゃない、いいのが。新木:あった(笑)。絵を描くことにすごいハマって没頭してました。福士:どんな絵を描くんですか? 抽象画とか?新木:動物……犬が多い。生き物ですね。
2023年06月21日福士蒼汰主演「弁護士ソドム」最終話が6月16日オンエア。主人公の渉を演じた福士さんに「見たい福士蒼汰くんの詰め合わせ」「これはハマり役だった」などの声が上がるとともに、共演した佐藤龍我にも数多くの反応が寄せられている。若い世代もターゲットとしたチャレンジ精神あふれるものにリニューアルしたテレ東金曜8時ドラマ枠。その第一弾として“悪徳弁護士”の復讐劇を描いてきた本作。旧約聖書に登場する「退廃」や「悪徳」を象徴する街、ソドムの名で呼ばれる“詐欺加害者専門弁護士”…だが実際は自分の母を殺した詐欺師への復讐を果たそうとしている小田切渉役で福士さんが主演。渉が詐欺師を弁護する理由を知り協力するようになるが、“牧師”に捕らわれてしまった若松まどかに玄理。母を失った渉を弁護士になるまで育てた親代わりの曽我一馬に光石研。渉に協力する幼馴染の天才ハッカー・八雲カイに加藤清史郎。変装が得意な元結婚詐欺師で、渉のことが好きな三木天音に山下美月。特殊詐欺に加担したことをきっかけに協力者となった久保寺治に佐藤さん。渉の母で人権派弁護士だった転落死した小田切翔子に高岡早紀。記憶を失っていた渉の父・小田切宏に勝村政信。まどかの元カレで新聞記者の青柳孝介に古川雄輝。以前まどかが勤めていた弁護士事務所の代表・篠崎誠にでんでん。戸籍をロンダリングした詐欺師の元締め“牧師”である五条紀明に竹中直人といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。本物の牧師は五条紀明だったことが判る。しかし真実に気づいたまどかは五条に拉致され人質に。まどかからSOSの連絡を受けた渉は慌てて五条の会社へ向かうが、救出できないまま追い返されてしまう。その時、渉のもとに宏から記憶が蘇ったと電話が。宏は14年前、翔子が事務所から転落した際そこに曽我の姿を見ていた。五条の言いなりになるしかなかった曽我は、彼の命を受け翔子を説得しようとするも、五条の不正が記録されたUSBを巡って揉み合いとなり、そのはずみで翔子を転落死させてしまっていた…というのが最終回の展開。渉は天音を使って五条をおびき出し、その隙にカイが五条のPCをハック。詐欺の証拠を暴くという作戦に出るが、その引き換えに五条に撃たれてしまう。命がけで五条を捕まえた渉は自首、弁護士資格は停止となるものの、その1年後、誠の事務所を手伝っているところにまどかが来訪し、2人は再会する…というラストだった。放送後のSNSには渉を演じた福士さんに「見たい福士蒼汰くんの詰め合わせでした!!」「爽やか系でニコニコしてるのも可愛いけど、これはハマり役だった」「キリッとしてるスーツ姿の渉もホントカッコ良くて、穏やかな表情の本来の優しい渉とのギャップが最高だった」などといった反応が。また2話からの登場だったが渉の仲間として彼をサポートした久保寺役の佐藤さんにも「可愛らしい笑顔も、カラフルなお洋服×金髪もすごく似合ってて、龍我くんだからこその治くんがとっても魅力的でした」「回数を重ねるたびにどんどん演技が上手になってて楽しそうにお芝居してる龍我くんを見れてよかった」などといった反応が上がっている。(笠緒)
2023年06月17日Huluオリジナル「THE HEAD」Season2の配信を前に、福士蒼汰が「THE HEAD」の魅力を紹介する特別番組の放送が決定した。2020年6月から世界公開された「THE HEAD」は、辺境の地にある南極の科学研究基地で起こった惨殺事件の真相に迫る“震撼の極限心理サバイバル・スリラー”を展開。前作に引き続き、Season2でもエミー賞を受賞した「HOMELAND/ホームランド」のエグゼクティブ・プロデューサー、ラン・テレム製作総指揮のもと、世界各国から俳優陣が結集。メインキャストの一人として日本からは、福士さんが出演する。今回放送が決定した特別番組は、「THE HEAD」の魅力に表と裏の両面から迫る。優秀なエンジニア、ユウト・ナカムラを演じた福士さんと共にSeason1をふり返り、Season1配信当時、すぐに視聴したという福士さんが感じていた気持ちや、Season2でオファーを受けて感じたこと、単独で挑んだスペインでの撮影をふり返り、英語での演技についてや海外ならではの撮影秘話などをたっぷりと語っていく。「福士蒼汰と楽しもう!シーズン2配信記念 海外ドラマ『THE HEAD』の魅力」は6月10日(土)16時~日本テレビにて放送、地上波放送終了後から1か月TVerにて配信予定。Huluオリジナル「THE HEAD」Season2は6月17日(土)より独占配信開始。(cinemacafe.net)
2023年05月28日福士蒼汰が出演するドラマシリーズ「THE HEAD」Season2よりキャラクタービジュアルが解禁された。本作は、世界が震撼した極限の心理サバイバル・スリラー。南極を舞台に惨劇が繰り広げられたSeason1の配信開始から3年、待望の続編が日本でも間もなく配信が開始される。Season2では太平洋に浮かぶ巨大貨物船を装った秘密研究基地を舞台に、再び連続殺人が発生し極限の心理サバイバルが幕を開ける。この度公開となったのは、「”あなたは誰を信じますか?”」というキャッチコピーとともに、隔絶された船の窓からこちらを見つめる緊迫の表情が印象的なキャラクタービジュアル。南極での惨劇からの生存者で、研究の成功のためには手段を選ばない天才生物学者・アーサーと、科学研究基地・ポラリス6の医師でアーサーとある因縁を持つマギー。そしてアーサーの娘で、研究一筋で家族をないがしろにしてきた父に複雑な感情を抱いている海洋生物学者・レイチェル(オリヴィア・モリス)、そのレイチェルと恋仲にあり、科学探査船の保安責任者・アレック(モー・ダンフォード)。さらに、アーサーからマギー探しの依頼を受ける優秀なエンジニア・ユウトや、アーサーを尊敬しつつも何やら過去がある様子の生物学者・エイミー(ジョゼフィン・ネルデン)といった研究チームのメンバーに加え、船を取り仕切る船長のルノー(ティエリ・ゴダール)、船の整備を任されている機関長のオスカル(エンリケ・アルセ)と、その弟であり機関士のチャーリー(ホヴィク・ケウチケリアン)ら船員たち。海のど真ん中でどこにも逃げ場はなく、助けも来ない状況の中で、極限状態に追い詰められていく研究員や乗組員たちの恐怖や不安が入り混じる表情を映し出している。Huluオリジナル「THE HEAD」Season2は6月17日より毎週土曜Huluにて独占配信(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2023年05月20日福士蒼汰と松本まりかがダブル主演する映画『湖の女たち』の製作および劇場公開が決定し、ファースト・ビジュアルが解禁。併せて福士と松本、原作者の吉田修一、監督・脚本の大森立嗣の4名からコメントが到着した。原作は吉田修一氏による“現代の黙示録”とも言うべきミステリー小説『湖の女たち』。監督・脚本に『日日是好日』、『星の子』、『MOTHER マザー』の大森立嗣。第35回モスクワ国際映画祭で日本映画48年ぶりとなる審査員特別賞の快挙を始め、数々の国内賞を受賞した『さよなら渓谷』のタッグが実現した。琵琶湖近くの介護施設で百歳の老人が不可解な死を遂げた。老人を延命させていた人工呼吸器の誤作動による事故か、それとも何者かによる殺人か――。謎を追う刑事たちと介護士の女、そして過去の事件を探る記者の行方は、深淵なる湖に沈んだ恐るべき記憶にのみ込まれていく……。主演は、事件を追う刑事・濱中圭介役に福士蒼汰、事件が起きた施設の介護士・豊田佳代役に松本まりか。映画やドラマなど一線で活躍し続けるふたりが初共演となる本作で挑むのは、事件が袋小路に入り込むにつれ、インモラルな関係性に溺れていく刑事と容疑者という難役。吉田修一氏はふたりに対し「何かを問いかけるような凄みが強く伝わってくる」「ふたりの姿に根源的なことまで考えさせられた」と語る。一方、福士蒼汰は撮影を振り返り、「今まで経験したことのない役柄だったので、僕にとって非常に大きな挑戦であり、役者人生におけるターニングポイントと呼べる作品となったと自負しています」、松本まりかは「あの強烈な映画体験は、生涯この身体から離れることはないでしょう」と、その挑戦的な役どころに全身全霊で向かい合ったことへ、非常に熱のこもったコメントを寄せた。なお、撮影は2022年10月から2023年2月にかけて琵琶湖周辺を中心にオールロケによって実施され、4月に完成。大森監督は「この世のケガレと生の輝きが渦巻くようなものすごい小説」、「大きな挑戦でしたが映画にしたいと熱望し、なんとか完成までこぎつけました」と語る。完成した映画について吉田修一氏は「映画を見ていたつもりが、気がつけばずっとその映画に見られていたような感覚」、「ほんの少しの勇気によって世界が変わることを、あの涙が出るほど美しい湖の風景を通して観客にそっと教えてくれる」と称賛のコメントを寄せた。■福士蒼汰コメント圭介は今まで経験したことのない役柄だったので、僕にとって非常に大きな挑戦であり、役者人生におけるターニングポイントと呼べる作品となったと自負しています。原作や台本を読み込み、撮影に向けて準備を整えて臨みましたが、役者がすべきことは"その場の空気に身を置く"こと、思考を取っ払って感じるがままを表現することだと、改めて気付かされた現場でした。大森監督が僕を原点に引き戻して下さったのだと感じています。"わかりやすさ"や"意味"を求められることが多い昨今ですが、この作品では、人間の奥底で疼く何かを感じていただきたいです。言葉だけでは説明がつかない人間という生き物を、湖の絶景と共に受け止めていただけたらと思います。■松本まりかコメント大森立嗣という人はただひたすらに私を見つめ続けました。何も語らず肯定し続けました。私は認められ解き放たれ自由であることに戸惑いました。芝居は俳優はこうあるべきとか、誰かが決めてくれた常識を鵜呑みして従い縛られ生きることに安心感を覚えていること……なんならその不自由さを求めてすらいることに気がつきました。自分は何者なのか、何がしたいのか、何がしたくてここまできたのか、自分の中に何があるのか、何もない、持たない、結局何者でもないことを突き付けられ、焦り、限界を知り、静かに壊れてゆきました。そこに至って私はようやく、自分を守る、偽るガードが崩れ、その隙から本当に美しいもの、その本質に一瞬、出会うことが出来たのです。それは私であり佳代であり、自分と役を隔てるものはなかったように思います。ラストシーン。彩りを帯びてゆく空と湖、逆光の大森組が三位一体になった夜明け。あんなにも美しい景色を見たのは初めてでした。どうしようもなく此処で生きたいと思ってしまった。「誰かを信じ切る」という監督の揺るぎない覚悟と共に、あの強烈な映画体験は、生涯この身体から離れることはないでしょう。■監督・脚本:大森立嗣コメント吉田修一さんの『湖の女たち』という小説を読みました。この世のケガレと生の輝きが渦巻くようなものすごい小説でした。沸々とした気持ちを抑えられず、大きな挑戦でしたが映画にしたいと熱望し、なんとか完成までこぎつけました。福士蒼汰と松本まりかが主演です。ふたりは本当に素晴らしい演技をしています。今は心に響く映画になったのではないかと思っていますが、どのように伝わるか緊張の中にいます。どうか皆さまに届きますように。■原作・吉田修一コメント海は眺めるものだが、湖はこちらを見つめてくる。本作を観終わって尚、ざわざわと落ち着かぬ心にそんな言葉が浮かんでくる。映画を見ていたつもりが、気がつけばずっとその映画に見られていたような感覚だった。劇中、不毛でアブノーマルな性愛に溺れていく男女を演じる福士蒼汰さんと松本まりかさんからも、その何かを問いかけるような凄みが強く伝わってくる。ふたりが重ね合わせるのは体ではなく、互いの弱さである。互いが日常生活で抱えている服従心である。では人はどのようなときに服従を選択するか。自由を奪われたときである。では自由とは何か。それは恐怖心がないということだ。とすれば、服従心というのは、恐怖心への対抗策であり、自由を希求する心であるとも言える。暗い湖に落ちていくようなふたりの姿に、そんな根源的なことまで考えさせられた。本作で描かれるのはグロテスクな事件であり、目を背けたくなるような人間の弱さである。しかしその人間の弱さこそが、物語を生み、歴史となっていくことを大森立嗣監督は伝えてくる。そしてそれでも尚、ほんの少しの勇気によって世界が変わることを、あの涙が出るほど美しい湖の風景を通して観客にそっと教えてくれる。『湖の女たち』()11月公開(C)️2023 映画「湖の女たち」製作委員会
2023年05月10日福士蒼汰主演、テレビ東京ドラマ8「弁護士ソドム」が4月28日からスタート。福士さん演じる主人公・渉の“真意”に「黒幕を炙り出そうとしてるのか」などの声とともに、「復讐劇、楽しみ」など今後の展開に期待を寄せる声も多数寄せられている。テレ東金曜8時のドラマ枠が、若い世代もターゲットとしたチャレンジ精神あふれるものにリニューアル。その幕開けとなる本作は“悪徳弁護士”として知られる主人公の復讐劇を描いていく。旧約聖書に登場する街の名前で、「退廃」や「悪徳」の象徴とされるソドムと呼ばれる型破りな“詐欺加害者専門弁護士”の小田切渉役で福士さんが主演。共演には小さな事務所の人権派弁護士で、渉と法廷で対決することになる若松まどかに玄理。渉の恩人で親代わりとして渉を見守り続けているSOGA法律事務所代表の曽我一馬に光石研。渉の幼馴染で仲間の天才ハッカー・八雲カイに加藤清史郎。渉の仲間で変装が得意な元結婚詐欺師の三木天音に山下美月。渉の母で人権派弁護士だった小田切翔子に高岡早紀。渉の父で大学時代は法律の勉強をしていたが、法律の道には進まなかった小田切宏に勝村政信。まどかの元カレで大手新聞社の社会部の新聞記者の青柳孝介に古川雄輝。まどかが勤める弁護士事務所の代表・篠崎誠にでんでんといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。まどかのもとに友人・沙耶(秋元才加)が結婚詐欺に遭ったと駆け込んでくる。沙耶の弁護を引き受けるまどかだが、相手側の弁護士は“法曹界のソドム”と呼ばれる渉で、彼の酷い言葉に沙耶は深く傷つき、訴えを取り下げてしまう。ところが今度は沙耶の祖父がリフォーム詐欺に遭う。実は沙耶が被害に遭った結婚詐欺とリフォーム詐欺は裏で繋がっていて…というのが1話の物語。渉が“詐欺師の弁護だけ引き受ける”のには理由があった。渉の母・翔子は詐欺被害者のために闘う弁護士だったが、渉が高校時代に自死。その原因は父の宏が会社の金を横領したからだとされたが、渉は翔子が遺した手帳から彼女が詐欺の“黒幕”を追っていたことを知り、「牧師」と呼ばれる黒幕にたどり着くため、あえて詐欺師の弁護をしていた…。視聴者からは「お父さんの横領も、本当はハメられたのかな」「ソドムは仮の姿で、本当は母親の復讐のために詐欺師の黒幕を炙り出そうとしてるのか」「ソドムは母親の死の真相を探って復讐する気なのか」などの反応とともに、「過去と現在が絡み合う復讐劇、楽しみ」「小田切渉がどうやって復讐して行くのか気になります!」といった声も。また、渉を演じる福士さんに「渉の過去、悪徳弁護士、裏のアジトでの顔 福士蒼汰さんの演じ分けが素敵」「ツンツン弁護士の福士くんもカッコよかったし仲間と打ち解ける福士くんの砕けた感じもカッコよかった」といった感想も寄せられている。【第2話あらすじ】誠が事務所を閉じることになり、まどかは渉がいる事務所へとやってくる。さらに弁護士を目指すきっかけになった女性が、渉の母・翔子だと判明。そんな2人が思いがけずコンビを組むことになる。その矢先、渉のもとに特殊詐欺に関わった大学生・久保寺治(佐藤龍我)の弁護依頼が舞い込む…。「弁護士ソドム」は毎週金曜20時~テレビ東京系で放送。(笠緒)
2023年04月29日女優の新木優子と俳優の福士蒼汰が出演する、東京シティ競馬(TCK)の新CM「TCK2023 光よ、駆けろ。東京スプリント」編が、12日より放送される。新CMでは、2023年度のTCKイメージキャラクターに起用された新木と福士が、遠距離恋愛中の恋人役で登場。東京で暮らす彼女・新木と、1,000㎞離れた地方都市で暮らす彼氏・福士の“距離を超えた待ち合わせ”を描いている。CM楽曲には、4人組バンド・緑黄色社会が同CMのために書き下ろした新曲「Starry Drama」が採用された。■新木優子&福士蒼汰インタビュー――東京シティ競馬のイメージキャラクターに就任されましたが、オファーを受けた時の感想を教えてください。福士:個人的にとても動物が好きで、お馬さんも大好きなので、嬉しかったです。(東京シティ競馬のCMは)きれいなCMが多いなという印象もあったので、僕もその一員になれて、とても嬉しいな、という気持ちです。新木:私もすごく動物が好きで、特に馬も大好きなので、すごく嬉しく思っています。もしかしたら(競走馬に)会えたりするのかな、なんて思いながら楽しみにしていたんですが、まだ会えていないですね。福士:これからですね!――お2人は同い年(1993年生まれ)で初めての共演だと思いますが、お互いどういった印象をお持ちでしたか?福士:1993年生まれということで、今年30歳になります。新木:そうですね。福士:新木さんの印象は、友人から話を聞いていて……。新木:え? 誰!? 気になる……。福士:いい人だと友人は言っていたので、あ、いい人なんだろうなって思っていて。実際に会ってみたら、本当に気さくな方で、撮影中も楽しくお話しながら、撮影できました。今は、雰囲気がすごく柔らかい方だなっていう印象です。新木:ありがとうございます(笑)。私は、全く事前情報がなかったので、私自身が見てきた作品の印象を持っていました。特に、背が高そうだなっていうのと、それに合わせてすごく気さくな方なのかな、という印象があったんですけど、お会いしてみると、本当に壁がなく、「あれ? (以前に)会ったことがあったっけな?」という風に感じてしまうくらい、同い年ということもあったからなのか、すぐ打ち解けられました。今回設定が、恋人同士だったので、この距離感で最初から福士さんと撮影できたからこそ、すごく良いCMになっているのではないかな、と思っています。――新CMのイメージソングは緑黄色社会さんの書き下ろし曲ですが、曲を聴いた時の印象を教えてください。新木:今回イルミネーションだったり、CMの中でも「光」が印象的な演出になっていると思うんですけど、キラキラした光だったりとか、馬が駆けているような、躍動感のある感じがすごく曲で表現されていて、とても素晴らしい曲でした。福士:緑黄色社会さんはとても明るいイメージがあるので、TCKのCMのイメージにぴったりだな、と思いますし、歌詞の中に、コピーにも入っている「光」という言葉も入っていたりと、そういったところもすごく素敵だなと思いました。――福士さんは以前、挑戦したいこととして「馬に乗りたい」と仰っていましたが、乗馬はされましたか? 乗馬のエピソードなどあれば教えてください。福士:結構(乗馬を)練習していて、休みの日とかも山の中に入って練習したりしています。楽しいですね。自分が馬に乗って指示を出すのですが、すぐに言うことを聞いてくれる馬もいれば、なかなか聞いてくれない馬もいて。心と心、生き物と生き物なので、心が通じ合ったときに動いてくれたりして、そういうのって車とかとはやっぱり違うんだなと実感しましたし、もっと馬だったり生き物との距離を縮めたいなと思いました。――新木さんは、YouTubeで乗馬されている姿を公開していますが、競走馬のイメージはいかがですか?新木:競走馬を現役でもやっている馬に乗る機会もないし、なかなか近くで見ることもできないんですけど、私が乗ったことのある馬よりも背が高くて、スラっとしていて、本当にサラブレッド、筋肉の質も違うな、と思います。(競走馬を)引退した馬には乗ったことがあるんですけど、引退していても、筋肉の付き方がすごくきれいで、背も高いし、頭も小さいし、すごくスポーツマンっぽい個性をもっているなと思いました。競走馬は更に、筋肉が隆々としていて、もりもりでカッコいい。走り方というか、地面を蹴る力がすごく強い、かっこいいイメージがありますね。――4月といえば新生活や新年度に当たりますが、今年駆け抜けたいことはありますか?福士:今年、色々な作品に出演させていただく機会がありますので、お仕事を精一杯駆け抜けたいなと思っています。新木:私はですね、年始(撮影時期は2月下旬)から始まっていた作品を既に1個駆け抜けまして、それが海外との合同作品ということで、色々自分の中でも挑戦だったんですけど、たまたまこの後も今年は、海外と繋がりのある作品に出させていただいたり、海外に行かせていただく機会が多そうなので、日本と違うところも楽しみながら、駆け抜けていきたいな、と思っています。
2023年04月07日福士蒼汰主演の新感覚トレーニング・ドラマ『NoMAD Workout -FUKUトレin NY-』が、5月6日より動画配信サービス「U-NEXT」で独占配信されることが21日、発表された。本作は、福士蒼汰演じるトレーナー FUKUのニューヨークライフを描くモキュメンタリーと、本格的なオンライン筋トレが融合した新感覚のトレーニング・ドラマ。ドラマは、トレーニング動画配信者として生きていく決意をした29歳のFUKUが、「どうせなら、好きな場所で暮らして働こう!」と日本を飛び出し、NYへ向かうところから始まる。劇中で展開されるトレーニング、通称「FUKUトレ」は、運動は苦手という人でも自然とすんなり入っていけるプログラムで、予約が取れないことで有名なパーソナルトレーナー界のレジェンド、横手貞一朗氏が監修に入った本格派。最終回まで完走すると、身体の使えていなかった筋肉がひと通り動かせるようになる設計となっている。一方で、FUKUが配信者として紹介するリアルなニューヨークライフも見どころになっており、タイムズスクエアや五番街など観光で訪れたい王道スポットから、ダンボ・グリーンポイントなどの再開発地区まで、いまのNYの暮らしぶりをFUKUの目線で切り取っていく。福士が披露する鍛え上げた肉体、本人の日常なのかもしれないと視聴者をギリギリまで惑わせるモキュメンタリードラマとしての熱演、トレーナー FUKUの優しさにあふれた褒め上手な声かけにも注目だ。福士は「今回、U-NEXT初となるオリジナル企画作品にお声がけいただき、とても光栄に思いました。体づくりや英語という、自分が今まで取り組んできたことがテーマになっていたこともあり、ぜひ一緒に作品を作りたいと感じました」とコメント。「ニューヨークでの撮影は、最先端のシティライフも、開発が進むローカルな街での生活も、どちらも体感することができました。それぞれの魅力を感じながら撮影できたのは、“モキュメンタリー”ならではだったと思います。皆様にも、現地でのライフスタイルを楽しんでいただける内容になりました」と魅力を伝え、「トレーニングに関しては、僕が今まで積み上げてきた経験と、今回新しく学んだことをミックスして撮影することができました。普段体を動かしていなくても、楽しく続けられるメニューになっています。僕が引っ張っていきますので、ぜひトライしてみましょう!」と呼びかけている。U-NEXTプロデューサーの吉野英美氏は、番組タイトルについて「“ノマド”はもともと遊牧民という意味で、最近は“ノマドワーク”“ノマドライフ”のように自由でしなやかな生き方の象徴として使われています。スマホ一つで、いつでもどこでもトレーニングができる、また型にはまらないで、ドラマを見る気分で気づいたら運動をしていたというフレームを作れたらと思って、ノマド ワークアウトと命名しました」と明かした。(C)2023 U-NEXT Co., Ltd. All Rights Reserved.
2023年03月21日福士蒼汰が主演する新感覚トレーニングドラマ「NoMAD Workout -FUKUトレin NY-」が、「U-NEXT」にて5月6日(土)より独占配信する。企業戦士として7年間勤めた会社を辞め、トレーニング動画配信者として身を立てていく決意をしたFUKU、29歳。「どうせなら、好きな場所で暮らして働こう!」と日本を飛び出し、NYへ向かう。好きなことだけをやって生きていく。自由というかけがえのないものを手に入れ、FUKUが見つけた答えとは…。本作は、福士さん演じるトレーナー FUKUのニューヨークライフを描くモキュメンタリーと、本格的なオンライン筋トレが融合。劇中で展開されるトレーニング「FUKUトレ」は、運動が苦手でもすんなり入っていけるプログラムで、予約が取れないことで有名なパーソナルトレーナー界のレジェンド、横手貞一朗が監修に入った本格派。最終回まで完走すると、身体の使えていなかった筋肉がひと通り動かせるようになる設計になっている。また、FUKUが配信者として紹介するリアルニューヨークライフも見どころ。タイムズスクエアや五番街といった観光で訪れたい王道スポットから、ダンボ・グリーンポイントの再開発地区まで、暮らしぶりをFUKUの目線で切り取っていく。福士さんは「ニューヨークでの撮影は、最先端のシティライフも、開発が進むローカルな街での生活も、どちらも体感することができました。それぞれの魅力を感じながら撮影できたのは、“モキュメンタリー”ならではだったと思います。皆様にも、現地でのライフスタイルを楽しんでいただける内容になりました。トレーニングに関しては、僕が今まで積み上げてきた経験と、今回新しく学んだことをミックスして撮影することができました」と撮影をふり返り、「普段体を動かしていなくても、楽しく続けられるメニューになっています。僕が引っ張っていきますので、ぜひトライしてみましょう!」と呼びかけている。「NoMAD Workout -FUKUトレin NY-」は5月6日(土)よりU-NEXTにて独占配信。(cinemacafe.net)
2023年03月21日中村倫也が主演を務めたMUSICAL『ルードヴィヒ~ Beethoven The Piano~』の模様が、2023年2月24日(金) より全国11館の映画館で上映されることが決定した。本作は、2018年末から2019年にかけて韓国で初演されたミュージカル。日本でもおなじみとなった『SMOKE』『インタビュー』『BLUE RAIN』の作・演出家チュ・ジョンファの新作として注目された。世界中誰もが知る天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描く。青年期のルードヴィヒ役は中村倫也、芯の強いマリー役は木下晴香がそれぞれ担当。このふたりは実写映画『アラジン』“プレミアム吹替版”でアラジン&ヒロインのジャスミンを演じて以来の再タッグとなった。そして、舞台のみならずドラマや映像などでも活躍する福士誠治は、壮年期のルードヴィヒやカールなど、様々な役を演じた。また訳詞は森雪之丞が務め、残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』や『八犬伝』などで中村倫也とタッグを組んできた河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手がけた。今年10月から11月にかけて東京・大阪・金沢・仙台で上演されると連日満員御礼となり、高い評価を獲得。今回は映像・音声ともにスクリーン用に編集・ミックスし、洗練されたクオリティと臨場感あふれる映像を映画館の大スクリーンで体感することができる。併せて本作の予告映像が公開された。MUSICAL『ルードヴィヒ~ Beethoven The Piano~』予告映像<作品情報>MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARD MUSICAL COMPANYMUSIC BY SOO HYUN HUHBOOK BY JUNG HWA CHOO【出演】中村倫也木下晴香木暮真一郎高畑遼大・大廣アンナ(Wキャスト)福士誠治上演台本・演出:河原雅彦訳詞:森雪之丞【日程/劇場】■2023年2月24日(金) ~3月9日(木)新宿ピカデリー(東京)■2023年2月24日(金) ~3月2日(木)札幌シネマフロンティア(北海道)ミッドランドスクエアシネマ(愛知)MOVIX仙台(宮城)MOVIXさいたま(埼玉)MOVIX京都(京都)なんばパークスシネマ(大阪)熊本ピカデリー(熊本)kino cinema神戸国際(兵庫)MOVIX清水(静岡)MOVIX倉敷(岡山)【チケット情報】①ムビチケ前売券(カード)※特製オリジナルカード型の前売券を数量限定で販売。価格:3,500円(税込)販売期間:TopCoat 公式サイト「TopCoat Online Shop 通販」にて12月2日(金) より先行販売、12月9日(金) より各上映館(一部上映館は除く)にて一般発売開始※「TopCoat Online Shop通販」での購入は特典(特製ステッカー)付き。12月2日(金) 10:30より先行販売開始。12月15日(木) 23:59までは特典有り。12月16日(金) 以降は特典無し、及び数量限定での販売となります。オンラインでの購入はこちら:②ムビチケ前売券(オンライン)価格:3,500円(税込)販売期間:12月9日(金) より購入はこちら:③当日券価格:3,800円(税込)販売:各映画館公式サイト及び窓口にて。※チケット販売については各映画館の販売スケジュールをご確認ください。※特別興行料金につき、各種割引、招待券や無料鑑賞券等は適用不可。【主催・お問い合わせ】主催:MUSICAL『ルードヴィヒ』製作委員会お問い合わせ:公演事務局 (営業時間:平日 10:00~17:00)関連リンク公式HP::
2022年11月30日俳優の中村倫也が28日、都内で行われたミュージカル『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano』公開ゲネプロ&開幕直前取材会に、木下晴香、福士誠治、上演台本・演出の河原雅彦氏とともに参加した。本作は2018年末~2019年にかけて韓国で初演されたミュージカル。天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだベートーベンの生涯を、彼がつづった音楽とオリジナル楽曲で描く。青年期のルードヴィヒを中村が演じ、マリ―役を木下、もう1人のルードヴィヒなどを福士が演じる。中村は、演じる役について「音楽が大好きで、夢を持って、夢に破れかけて、また夢を持って、波乱に満ちた……魂を注いでいる人なんだなということを日々感じながらやっています」と述べ、「そこまでの情熱は普段僕がリアルに道を歩いているような状態ではとても表現できないエネルギーなので、自分を奮い立たせながら、誰もが知るベートーベンが残した思いやものを、少しでも説得力を持ってできるように頑張ろうかなと思っています」と意気込んだ。また、「歌う曲が15曲あるんですけど、どれも本当に素晴らしい」と言い、さらに「いい意味でも悪い意味でも異常な人しか出てこないので、単純にそれを面白がっていただいてもいいですし、いい部分は刺激を受けていただいて、悪い部分はそういうこともあるかもねってちょっとだけ寄り添って見てもらえる舞台。気が付いたら舞台が終わっていて、ぼーっとしながら帰る舞台になるんじゃないかなと思います。見るぞ! と思って、少しでも何かを浴びていただけたらと思います」と語った。座長ぶりについては、「今回座長らしいことあんましてないんですよね。みんな真面目で、放っておいてもやるタイプの役者が多くて。自分の役がやること多いし疲れる役なので、毎日毎日それを一生懸命やっていただけで、まだ誰にも何もおごってないですし」と謙遜気味。福士は「そんなことないですよ。ちゃんと背中を見ていますよ」と言い、木下も「ものすごく視野が広く、いろんな角度から作品のことを見ていらっしゃるんだろうなと感じる。お芝居を見ていてすごいなって思いますが、すごいなで終わらず、引っ張り上げてくださるような、憧れで終わらない感覚がありました」と刺激を受けているようだった。中村とは7年ぶりのタッグとなった河原氏は、中村について「長い付き合いになりますが、いい意味で変わらないです」と言い、「倫也とやる時は圧倒的にすごいものを作ると決めていて、今回もいい稽古が積めました」と自信をのぞかせた。ゲネプロでは、中村が歌を交えてベートーベンの苦悩や情熱を表現。音楽への情熱あふれるベートーベンを熱演した。同舞台は、10月29日~11月13日に東京芸術劇場プレイハウス、11月16日~21日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月25日・26日に金沢・赤羽ホール、11月29日・30日に仙台・電力ホールにて上演。
2022年10月29日中村倫也のソロインタビューに続き、中村と福士誠治の対談が実現。いよいよ開幕が迫る中、河原雅彦の上演台本・演出によるミュージカル『ルートヴィヒ〜Beethoven The Piano~』は、どんな姿を見せつつあるのか。ベートーベンの生涯を描く物語で、青年ルードヴィヒと、もう一人のルードヴィヒを演じるふたりが、作品の魅力とお互いを語った。河原さんと倫也くんの阿吽の呼吸みたいなものは感じます(福士)──韓国で生まれたミュージカル『ルートヴィヒ〜Beethoven The Piano~』の日本版への出演は、どんなところに心惹かれて決められましたか。中村僕はもう、演出の河原さんに誘われたからというのが一番の理由です。河原さんとは、7年前に最後にご一緒してから、会うたびに「次何やる?」という話をしていて。そんなある日、「こういうのがあるんだけど」と言われたのが、この作品だったんです。これまでも、河原さんから言われたら、どういうものか中身に関係なく、基本的にやりましょうという感じだったので(笑)、お話をいただいた時点でやりますと決めました。福士僕は河原さんも中村倫也くんも初めてご一緒するので、そこにとても魅力を感じました。倫也くんも、交流はあったのですが、芝居をするのは初めて。ちょっとチャレンジになる部分が多い作品ですが、だからこそ僕なりに頑張りたいという気持ちで決めました。──河原さんと中村さんは、舞台では、真心一座身も心も『流れ姉妹 たつことかつこ〜獣たちの夜〜』(2009)を皮切りに、『ぼっちゃま』(2011)、『八犬伝』(2012)、残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』(2015)でご一緒されてきました。その関係性から、どんなものでも無条件で受け止める覚悟でおられたんですか。中村その前に、2007年の深夜ドラマ『ハリ系』(日本テレビ系)で、僕が20歳のときに河原さんにはお世話になっていて。 前回のインタビュー() でもお話しましたが、その後、「真心一座」に呼んでくれて、それを観たいろいろな演劇関係者の方が呼んでくれてというふうに広がっていったんです。俳優としてなかなか活躍できない時代に演劇という道を拓いてくれた人であり、僕がもっと活躍できるようになったらやりたいことがやれる……という思いをお互い持っていたんです。だから、そういう歴史がある上で、今の僕に持ってきてくれる作品というのは、河原さんの中でもしっかり目処が立っているものでしょうし、その信頼感はありましたね。でも、今後一生無条件で受けるわけではないです。考えさせてください(笑)。福士(笑)。でも、稽古場でのふたりを見ていると、河原さんと倫也くんの阿吽の呼吸みたいなものは感じます。ものづくりをしていく上で、その関係はうらやましい。だから僕も、すぐにそこにはいけないとしても、河原さんと同じ感覚、共通言語を早く持ちたい、河原さんの熱量とリンクしたい、河原イズムを血肉にしたいと思って、河原さんに言ったんです。「河原さんが思ったことは細かく言ってください」って。そうしたら本当に細かくいろいろなことをいっぱい言ってくださって……大変です(笑)。中村ハハハ。でも、そもそも作品自体がしんどいよね。表現者として熱量を放出しなきゃいけないから。河原さんにも「もっと出せ」「もっと出せ」と言われる稽古場になっています(笑)。ここまでガンガンに出すことはミュージカルでは初めて(中村)──この作品は、ベートーベンの生涯を描いたミュージカルですが、どんな世界観なのか、教えてください。中村ベートーベンの曲ができるまでのもがき苦しみみたいなところも描かれますし。福士そう。誰もが知っている曲の生み出された瞬間の感情の爆発が、ベートーベンにとっては大事で必要だったんだろうなというのは、演じていても感じます。中村僕らふたりとも、ルートヴィヒを演じるんです。福士子どもの頃から始まって、青年、中年、壮年のルードヴィヒが登場するのですが、例えば青年と壮年のルートヴィヒが会話するなど、演劇的な仕掛けもあります。中村あとは、史実では誰なのか明確になっていないですが、彼の“不滅の恋人”にあたる女性が現れたり。ベートーベンがその人生で何を受け取り何を渡していくのか、どう人生を全うしたかが描かれると思います。福士それをどう受け取るかは自由だと思いますが、とてもエネルギッシュな、紆余曲折のある人生を過ごしたベートーベンを、観てもらえたら嬉しいです。中村ベートーベンだけじゃなく、出てくるキャラクターがみんな主張し合うので、エネルギーに満ちあふれているんですよね。こういう作品、なかなかないんじゃないかな。自分としてもここまでガンガンに出すことは、ストレートプレイではいろんなものをやってきたのでありますけど、ミュージカルでは初めてです。歌も、会話のように掛け合うナンバーはあまりなくて、それぞれが自分の葛藤や慟哭を歌い上げる。そういう歌は一本調子になる恐れがあるからテクニックが必要で、頑張らなきゃなと思ってるんですけど。福士僕は今、歌で大苦戦中(笑)。でも、ミュージカル、ストレートプレイとジャンル分けするのはあまり好きじゃないのですが、ミュージカルってすごいなと改めて思います。歌を使って届けるというのは、表現の中でも特殊技能でやっぱり難しい。でも歌だからこそ、感情を爆発させたり、普段言えない言葉を表現できる。河原さんの演出と脚本と僕らが上手く融合できれば、あまり観たことのないミュージカルになるんじゃないかなとは思っています。人見知り具合が同じ? オイルを注さなくても歯車が回る関係──ところで、おふたりはこれまでにも交流があったとのことでしたが、どんな関係を築いておられるのでしょう。中村お互い大人ですし、キャリアも長いので、嫌味も雑味もなくフラットに心を開いて接している気がします。福士わかる、わかる。中村オイルを差さなくても歯車が回っている感じはありますよね。福士うん。でも、交流といっても実は1回くらいしか会っていないんだよね。中村たぶんそうだと思います。舞台を観に行ったときに挨拶したくらい。福士だけどこういう感じになれているのは、たぶん人見知り具合が似ているのかなと思います。中村僕は人見知りしないよ。福士うん。だからそのへんの温度とか匂いが同じなんだと思う。中村探り合うこともなく。福士ズバズバ言うこともなく、いい距離感で。中村相手へのリスペクトが邪魔になっていないというか。萎縮したり気を遣ったり遠慮したりっていうことがない。──これが初共演ですが、稽古場でお互いの芝居の作り方を見て、面白いと思うことがあったりしますか。中村今回、僕以外みんな、まっすぐ真面目なんですよ。僕は、セリフはやっているうちに覚えるだろうとか、とにかくやっちゃえっていうことが多いんですけど、皆さんはもう台本を持ってないし、ちゃんと考えて毎日稽古場に持ち込んでくる。いや、僕も考えてはいるんですけど(笑)、その雰囲気は福士くんが作ってくれている感じがありますね。福士ほんとに?確かにセリフは、今回に関しては歌と芝居があって大変だから、先に覚えられるものは覚えておきたいと思った。でも、一応稽古場に持ち込むものはあるけど変わることもあるし。僕はやっぱり、河原さんと倫也くんがいろいろ試しているのが素敵だなと思います。このふたりが基盤を作ってくれているので、僕はラク。動きのあるルードヴィヒを倫也くんがやってくれて、僕はそこの感情についていく感じがあったりもするので、面白いですね。──最後に、ミュージカルということにちなんで、おふたりに音楽についてお聞きしたいと思います。音楽とはどんな関係を持っておられますか。中村僕は運転したり家事をしているときは、だいたい音楽かラジオを流しています。小学生の頃はお小遣いをもらうとCDを買う子だったので、音楽好きなんだと思います。それも、歌詞をすごく覚えているので、物語や詞世界にフォーカスして音楽に触れていたんだなと、大人になって気づきました。ただ、この作品に入ってからは、いわゆるJ-POP断ちをしていたんです。この舞台の楽曲か、ベートーベンやモーツァルトといったクラシックしか聴いていなかった。でも、昨日の稽古帰りに、頭をリフレッシュさせなきゃと思って、iPhoneに入っている曲をいろいろ流したんですよ。そうしたらまぁ心地よくて(笑)。ただ聴いているだけでいいっていう音楽の効果を、実感しました。福士わかる(笑)。僕も音楽は好きで、車の中で色々なジャンルを流していましたが、最近は、この作品の楽曲とベートーベンですね。そして、ベートーベンほどじゃないかもしれないけど、生み出す苦しみがやっぱりあります。歌詞を覚えて譜面通りに歌ってちゃんと伝わるものにするという作業は、ただ楽しいだけではないので。中村それはそうだよね。福士だから、カラオケに行きたいです。倫也くんとカラオケに行って、好きな歌を無責任に歌って、これだよねって言いたい(笑)。中村本当に!早くそんなときが来るように、必死にやります。取材・文=大内弓子撮影=You Ishiiヘア&メイク=中村:松田陵(Y’sC)/ 福士:mi-co(fake)スタイリスト=中村:戸倉祥仁(holy.)/ 福士:吉田ナオキぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★中村倫也さん×福士誠治さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!■MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』【ライブ配信】・11月13日(日) 13:00 開演(東京公演千穐楽)・11月30日(水) 13:00 開演(大千穐楽)【当日券キャンセル待ち参加券】各公演の前日18:00~開演4時間前まで受付チケット情報
2022年10月26日10月より上演されるMUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』の追加キャストが発表された。今作は、ミュージカル『SMOKE』や『BLUE RAIN』などを手掛ける演出家チュ・ジョンファの新作で、誰もが知る天才音楽家であり聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描いた作品。青年期のルードヴィヒを、舞台『ヒストリーボーイズ』で第22回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した中村倫也が演じ、残酷歌劇『ライチ 光クラブ』や『八犬伝』などで中村とタッグを組んできた河原雅彦が、日本版の上演台本・演出を手掛ける。河原雅彦今回発表されたのは、ルードヴィヒにとって大切な存在として描かれる自立した女性マリー役の木下晴香と、もう一人のルードヴィヒや青年役の福士誠治。また、訳詞を森 雪之丞が務め、よりドラマティックに作品を彩る。木下は、昨年の第11回岩谷時子賞(2020年)受賞に続き、今年第47回菊田一夫演劇賞(2021年)を受賞。類い稀な歌唱力かつ清らかな表現力が魅力の木下が、芯の強いマリーを演じる。また、『アラジン』“プレミアム吹替版”で主人公アラジン&ヒロインのジャスミンを担当した中村倫也と木下晴香の再タッグとなる。木下は「ものすごく濃密で刺激的な日々になるぞと、今から楽しみで仕方ないです。ベートーベンの生きた世界、素敵な皆さまと熱く熱くお届けします!」とコメントしている。舞台のみならず、ドラマや映像などでも活躍する福士は、大河ドラマでも挑戦した“老け役”にも改めて挑戦。「演出の河原雅彦さん、主演の中村倫也さんとご一緒出来ることもワクワクします。この作品が日本の方々に響くことを、僕はなぜか確信しています。」と自信を見せた。訳詞を務める森 雪之丞も「韓国特有の湿度のあるメロディーに中村倫也が福士誠治が木下晴香がどんなアプローチで挑み、河原雅彦の演出で魂がどんな唸り声をあげるのか?書きながら、楽しみでしかありません」と期待を露わにした。併せて公演概要が発表され、10月29日(土)から11月13日(日) まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演後、11月17日(木) から21日(月) まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月25日(金)・26日(土) 金沢・赤羽ホール、11月29日(火)・30日(水) 仙台・電力ホールにて公演が行われる。■木下晴香 コメント木下晴香韓国ミュージカル!出演者5人のみ!河原さん演出で中村さん主演!!いや〜これはきっとものすごく濃密で刺激的な日々になるぞと、今から楽しみで仕方ないです。と同時に、柔軟な心と頭で飛び込まないと食らいついていけないだろうなと、いい意味で恐ろしさも感じていて…。とにかくこの作品のことを考えるとニヤっとしてしまう今日この頃です。ベートーベンの生きた世界、素敵な皆さまと熱く熱くお届けします!どうぞお楽しみに。■福士誠治 コメント福士誠治ミュージカル『ルードヴィヒ』に参加出来ることとても嬉しく思っています。誰もが1度は聞いたことのある名前ベートーヴェンの物語。この作品を通して僕自身も知らなかったこと、そしてひとりの人間のことをまた改めて考えてみたくなりました。ミュージカルなので、音楽と共に。演出の河原雅彦さん、主演の中村倫也さんとご一緒出来ることもワクワクします。そしてこの作品が日本の方々に響くことを、僕はなぜか確信していますので楽しみにしていてください。■森 雪之丞 コメント森 雪之丞ルードヴィヒが神から賜った『才能』と『苦難』の物語。熾烈な運命に蹂躙される彼の痛々しい感情を、いかに詩的な歌詞で描けるのか?――僕も今、試練の中にいます。韓国特有の湿度のあるメロディーに中村倫也が福士誠治が木下晴香がどんなアプローチで挑み、河原雅彦の演出で魂がどんな唸り声をあげるのか?書きながら、楽しみでしかありません。<公演情報>MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』ロゴ【ストーリー】残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが……。【日時 / 会場】■東京公演10月29日(土) 〜11月13日(日) 東京・東京芸術劇場プレイハウス■大阪公演11月16日(水) 〜11月21日(月) 大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ■金沢公演11月25日(金) ~11月26日(土) 石川・北國新聞赤羽ホール■仙台公演11月29日(火) ~11月30日(水) 宮城・電力ホール【出演】中村倫也木下晴香木暮真一郎高畑遼大・大廣アンナ(Wキャスト)福士誠治【スタッフ】上演台本・演出:河原雅彦訳詞:森 雪之丞ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARD MUSICAL COMPANYMUSIC BY SOO HYUN HUHBOOK BY JUNG HWA CHOO公式HP:公式Twitter:
2022年06月27日元マラソン選手の福士加代子氏が、競技人生を初めてつづった著書『福士加代子』を出版。7月10日に大阪・カンテレ本社1階「なんでもアリーナ」で、イベント「福士加代子のランニング革命だべ! 私が見つけた『人生の走り方』」(11時~、16時~)を開催する。日本女子陸上界で唯一4大会連続でオリンピックに出場し、世界選手権女子マラソンで銅メダルを獲得した陸上界のレジェンド・福士氏。今年1月の大阪ハーフマラソンを最後に39歳で第一線を退き、現在はワコール女子陸上競技部のアドバイザーとして在籍している。イベントは、前半のトーク部分では “私が見つけた「裸になる」生き方”をテーマに、「自分をさらけ出す生き方の秘訣」という境地にたどり着いたエピソードを明かす。「嫌いな自分」から「好きな自分」へどう変化していったのか、ターニングポイントや思考法を激白。さらに参加者からの「生き方」に関してのお悩みに対し、福士氏がその場で回答する。後半は“私が見つけたランニング革命!「楽しくラクな」走り方”をテーマに、ランニングの実演&アドバイス講座を開催。22年間の現役生活で、こだわり、追求してきた「ラクに走る」という走りのポイントやランニングフォームを、福士氏自身が会場に設置されたランニングマシンを使って実演やスロー映像などを交えて解説する。数名の参加者にランニングマシンで走ってもらい、その場でアドバイスも。イベントには、大阪国際女子マラソンで実況などを担当しているカンテレの岡安譲アナウンサーと、夕方のニュース番組『報道ランナー』でスポーツコーナーを担当している橋本和花子アナウンサーが進行役として参加。書籍付きのチケット購入者、会場での当日書籍購入者の書籍を「直筆サイン」入りでプレゼントし、写真撮影も。すでに書籍を購入していても、持参すればサイン会&写真撮影に参加できる。チケットは、29日10時よりローソンチケットで販売される。福士氏のコメントは以下の通り。――イベント開催決定を聞いての感想は?やったやった~! て感じ。カンテレに来れるって(笑)。まさかイベントができるとは思ってもいなかったですし、本を書いてカンテレさんと絡んだらこうなるのか! いいじゃ~ん!と思って。本出してよかったです。本を買って読んでくださった方だけでなく、直接会いたいなと思ってくださった人にも会えるのがうれしいですね。このイベントには、私にとって「三得」あると思っていて、1.ファンの皆さんに会える、2.本が売れる、3.宣伝でテレビに出られる(笑)。お客様にとっての得は……イベントに来て実際に感じていただけることがあればうれしいですが、強いて言うなら、1.加代子に会える、2.生き方を知れる、3.走り方を知れる……ことかな(笑)。走り方などのお悩みも解決できたらと思っていますが、もし解決できなければ、また後日ということで(笑)。――イベントで1番楽しみにしていることや、やりたいことは?正直、今は、「お客様と一緒に何ができるんだろう!」っていうワクワク感でいっぱいです。逆に、どんな感じになるのか分からない緊張感と怖さもありますけど(笑)。集まってもらえたらラッキーですし、皆さまの協力を得て楽しくできればいいなと思っています。“ラクな走り方”については、それが正しい答えかは分からないけど、「私はこうでしたよ!」っていうのを伝えたいなと。ラクに走ることを常に追求しているので、皆さんからの質問を聞きながら解決していくことで、新しい発見もあって、「私も何か得られるのでは?」と楽しみにしています。とにかくお客様との会話が楽しみです。――最後にメッセージをお願いします!イベントでは、みんなで一緒にいっぱい笑いましょう! この時間だけでも一緒に笑い合いましょう! 私と一緒に過ごした2時間を、この後のネタにしてください(笑)。来てくれる理由は何でもいいです。誰でも来て下さい。走ろう! 笑おう! 遊ぼう! です。きっと、この空間、この時間だけの楽しいことが起きると思います。たぶん(笑)。何かが起きると思いますが、それは来てからのお楽しみ。ぜひ、お待ちしています!
2022年05月28日北海道 東川町は、音楽プロデューサー亀田誠治氏が代表を務める有限会社誠屋(東京都渋谷区、代表取締役 亀田誠治)と、相互連携の強化を目的として、オフィシャルパートナーシップ協定の締結をしました。音楽プロデューサー・有限会社誠屋代表取締役 亀田誠治氏(左)、松岡市郎 東川町長(右)東川町が実施している「オフィシャルパートナー制度」は、関係企業とパートナーシップを構築し、地方や日本、そして世界の未来を育む社会価値の共創を目指すものです。本協定において、東川町と有限会社誠屋がパートナーシップを構築し、双方がお互いの資源や特色を活かした事業に取り組むなど新たな社会価値を共創する事業を推進し、多様な連携を通じて、地域の活性化に寄与することを目的としています。■本協定の名称「東川オフィシャルパートナー協定書」■本協定の締結日2022年4月14日■本協定の連携事項(1)両者が連携した社会価値を創造する取組みに関すること。(2)両者の発展に関する情報交換及び連携に関すること。(3)誠屋社員のライフスタイルを育む活動に関すること。(4)「写真の町」ひがしかわ株主制度及び企業版ふるさと納税制度の活用に関すること。(5)協定の目的を達成するために必要な事項。有限会社誠屋について社名有限会社誠屋設立2003年12月本社所在地東京都渋谷区元代々木町25-6従業員数5名About : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月15日世界中で長く上演されてきたアーサー・ミラーの代表作『セールスマンの死』。過酷な競争社会が生んだ弱者であるセールスマンのウィリー・ローマンとその家族の物語である。ウィリーの息子兄弟を演じるのは、福士誠治(長男:ビフ役)と林遣都(次男:ハッピー役)。この名作戯曲と演じる役から感じることを、自身に重ねながら話してくれた。生きづらい困難が様々にある今だからこそ、誰にとってもこの家族の物語は胸に迫ってくる。熱量高く、「描かれていない部分」を掘り下げる日々──稽古が始まっているそうですが(取材は3月上旬)、どんな感触ですか。福士ペースがめちゃくちゃ速いです。始まって3日目か4日目くらいで、もう一幕をさらいました。林はい、既に半分通しました。福士だから、ここ何日間はセリフが追いつかなくて頭がいっぱいな感じですけど、とても集中できる稽古だなと思っています。林ペースは速いですが、毎日8時間くらいみっちりとそして丁寧な稽古で。ショーン・ホームズさんの演出に熱を感じます。福士そう。それぞれの関係や起きる出来事のことを考えたり、なぜこのセリフを言うのかといったことを細かくセッションしていて。感情を平面から起伏のあるものにしていくヒントをもらっている感じがします。林描かれていない部分をみんなで話し合いながら掘り下げていってくださるので。ほかの方の質問で自分が見えていなかった部分も知ることができて、充実した稽古になっています。稽古2日目に、ショーンさんが役者と一対一で話す時間を設けてくださり、その時間も素敵だったなと思って。福士すごくいい時間だったよね。ひとり30分ずつくらい自分の役の話ができて。次々に来る役者の質問に真摯に答えるショーンは大変だったと思うけど。僕もけっこういろんな話をしました。たとえば、僕が演じるビフの根本にある家族に対する愛とか、このローマン家特有のオブラートに包んでいる嘘のこととか、お父さんのウィリーの友人であるチャーリーに対するビフの態度についてとか、いろいろ細かいところを確認しました。林僕は、役のことじゃなくて、自分のことばかり話してしまって、ちょっと失敗したなと思っています。この『セールスマンの死』をやっていると自分の家族のことを思い出してしまって、作品への語りたい思いがあふれて、気づいたら役についての質問をほぼできずに終わってしまいました。ショーンさんに、「あいつ何なんだ」と思われたんじゃないかなってすごく落ち込みました(笑)。自分の家族を思い出すような普遍的な戯曲──そもそも林さんは、「数年前にこの作品を知り戯曲を手に取って、あまりの感動に、いつか自分は『セールスマンの死』をやるんだと心に決めた」とコメントされていました。それも、ご自身の家族を思い出すような戯曲だったからなんですね。林はい。そうなんです。福士アーサー・ミラーのこの戯曲の初演は1949年で、物語もその頃のアメリカの時代背景や社会情勢が反映されていますが、書かれていることは普遍的。ビフが父親から過剰に期待されていることも、今はここまではないのかもしれないけど、自分も野球をやっていた頃は、親は「お前の好きなように進んだらいい」と言いながらも新しい野球道具を買ってくれたりしていたので、上手く乗せられていたような気もする(笑)。もしかしたら、僕の知らないところで野球選手にしたいと話してたのかもしれないし。そういう家族関係を上手く回していくための嘘は、変わらずあると思うので、わかるところが多い。そこが面白くもあり、演じるにあたっては難しいところでもありますね。林どんな時代でも、人は常に世の中の不条理に巻き込まれていくというか。今もコロナのパンデミックがあったり。そんな中で、ごくごく普通の人が、自分の家族を守るため、家族をいい方向に向かわせていくために一生懸命生きている姿っていうのは、やっぱり誰もが共感するものがあって。だから、今に至るまでずっとたくさんの人に愛され続けてきた作品なのかなと、とくにお父さんを演じる段田さんを見ながら、感じます。ハッピーみたいに家族と接する人は多いはず──その家族の中で、福士さんは兄のビフを、林さんは弟のハッピーを演じられます。この兄弟をどんな関係だと感じられていますか。福士ビフはハッピーのことを、この家族に生まれた者として、ある種同志だと思っている。でも、自分ほど父親から期待されていないのを見ているので、お前は俺についてくればいいみたいなところはあって。ところが長じると、不器用なビフは期待通りに進めていなくて、ハッピーはできるだけ責任を負わないですむよう器用に生きている。それに気づいた兄貴としては、やっぱり腹立たしくなるんですよ。今のハッピーの生き方をぶち壊したくなるというか。大人になればそれぞれ一個人として生きているのであまり干渉しなくなりますが、ビフは妙に深く入っていく。そこはウィリーの性格を受け継いでいる気がしますが、だからこの家族に叛乱が起こっていくのだろうなと思います。林ハッピーとしては、誠治さんがおっしゃるように、ビフを腹立たせなきゃいけないなと思っています。ハッピーは、どこか上っ面で生きているようなところがあるんですよね。ショーンさんの話を聞いていても、思っていた以上に本当にダメなヤツなんだなと思って(笑)。だから、人として欠けている部分を、もっともっと掘り下げていかなきゃいけないなと思います。あと、今の家族の状況を何とかしたいと思ってはいるんですけど、その思いがどこから来るのかっていうのもこれから考えなきゃいけないところで。思いがあっても、自分に負担がかからないように上手く立ち回っているところもあるので。家族と向き合っているようで向き合っていないんだなというところを、これから考えて作っていかなければと思っています。福士やっぱり次男っぽいよね。僕も次男だからわかるけど、長男がいてくれるから俺は自由でいいでしょ。というところがある。林はい。僕も兄がいるのでわかります。福士でも、ハッピー的にはちゃんとしているつもりなんだよね。林それなりに(笑)。たぶん、子どもの頃はすごくカッコいい存在だったビフが上手くいかなくなったこととかも俯瞰して見ていて、父が堕ちていく姿も見ながら、自分自身も社会の厳しさを知って、ちょっと冷めた思いみたいなものを抱えているんだと思います。自分の家族は何者でもないんだということをちゃんと受け止めて、お父さんやお兄ちゃんに対しても、自分自身に対しても、どこかあきらめがあるんじゃないかなと。福士そういう意味では、ハッピーみたいに家族と接している人はいっぱいいると思う。それこそ上っ面で、「元気?」「頑張ってる?」と言うくらいで。逆に、兄弟でも「給料いくらもらってるの?」なんて聞いてきたらおかしい。干渉しないことが礼儀にもなっているんでしょうね。日本人だからなのかもしれないけど、きっとそれが上手く回していくための知恵だと思います。林お母さんのセリフにも「それぞれの幸せがあればいい」って言ってますけど、そうなってきますよね。海外のクリエイターたちと創作する刺激的な現場──ショーン・ホームズさんは、英国有数の劇場で数々の作品を手がけ、日本では、2020年に『FORTUNE』のワールドプレミアを開けたことで記憶に新しい演出家。そして、美術・衣裳を、新進気鋭のデザイナー、グレイス・スマートさんが手がけるなど、今回の公演は海外のクリエイターが揃っています。どんな刺激を受けていますか。福士まずセットが面白いです。模型を見せてもらって、デザインの思いも聞かせてもらうと、ショーンさんも言っていましたが、アーサー・ミラーがこの戯曲を書いたときの原点みたいなものを、今回は抽出しようとしているんだなということがわかります。ウィリー・ローマンという死を目前にしたひとりの男の頭の中を覗くみたいな感じで、ウィリーの過去や妄想や現実が断片的に現れるんです。林自分が観た映画やほかのカンパニーでやっていた『セールスマンの死』に限って言うと、ここまで何もない空間でやるのは新鮮だし、想像するのを楽しめるものになっていくんじゃないかなと思います。福士ウィリーを演じる段田(安則)さんだけは縦横無尽にどこにでも行けて、僕たちは、ウィリーの頭の中のそれぞれの登場人物みたいに見えるといいかなとも思うし。僕らがウィリーの頭の中を引っ張っていく感じが出ると、観ている方もこの世界に絶対についていけると思います。林確かに!福士あと、海外のクリエイターっていうことで言うと、稽古場に英語が飛び交っているのが刺激的(笑)。何話してるのか全然わからないときもあるけど、脳を刺激される。林英語が飛び交っていると、アメリカの物語だから、気分も乗ってくるというか(笑)。すごく楽しいです。──最後に、劇場に来られる方にメッセージをお願いします。福士美術館じゃないですけど、これだけ長く残っている過去の作品に触れられるのは素敵なこと。その中にある普遍的なものをお見せするので、楽しんでもらえたら嬉しいです。林そうですね。家族とも会いづらくなった状況の中で、ここまで深く家族を感じられる作品を観るのもいい時間になるのではないかなと思うので。楽しみに観に来ていただけたらと思います。取材・文:大内弓子
2022年03月28日俳優の福士蒼汰、女優の山本美月が18日、都内で行われたAmazon Originalドラマ『星から来たあなた』配信記念プレミアイベントに登壇。福士は、本作で2度目の宇宙人役を演じた感想を語った。同ドラマは、韓国で人気を博したドラマの日本版リメイクで、400年間自分の正体を隠しながら地球で大学教授に扮し生活する宇宙人・東山満(福士)と高飛車で自由奔放な大人気女優・笹原椿(山本)の恋愛模様を描いたラブファンタジー。福士は「宇宙人(役)は2回目だったのですごくやりやすかった。瞬間移動とか空を飛んだりとかよくしていたので」と笑顔でコメント。「400年間地球にいて、だからこそ人と関わることを避けていたという、普通の青年という風にも見える。そんな彼が自分の星に帰ってしまうときに運命の人と出会い、人と関わらないようにしていたのにもかかわらず心を揺さぶられてしまう、そんな葛藤を演じるのが面白味でもあったり難しい部分でもありました」と続け、「宇宙人の人間らしさを意識しながら演じていました」と語った。宇宙人ならではだと感じたシーンを聞かれると「インターホンが鳴ったときに、歩いていけばいいのにそこも瞬間移動してしまうときは、ちょっとした面倒くさいことを瞬間移動で済ませられるのは楽だなと思いました」と答えた。瞬間移動するシーンについて「編集でパッといなくなるんですけど、ただいなくなるだけじゃ編集したなって感じになると思ったので、瞬間移動の余韻を残さなきゃって考えて、ちょっと速い動きをするというのをつけてみたり」と工夫したという。「っぽい感じになっていたよね? 慣れている感じあったよね?」と山本に尋ねると、山本も「すごくナチュラルで、自然に超能力を使っていました」と太鼓判を押していた。『星から来たあなた』は、2月23日からAmazon Prime Videoで独占配信(全10話)。会見には、工藤阿須加、福原遥、今井翼、光石研も出席した。
2022年02月18日俳優の福士蒼汰が主演、女優の山本美月がヒロインを務めるAmazon Originalドラマ『星から来たあなた』(23日からAmazon Prime Videoで独占配信全10話)の追加キャストが発表され、予告映像が公開された。同ドラマは、韓国で人気を博したドラマの日本版リメイクで、400年間自分の正体を隠しながら地球で大学教授に扮し生活する宇宙人・東山満(福士)と高飛車で自由奔放な大人気女優・笹原椿(山本)の恋愛模様を描いたラブファンタジー。主題歌はGReeeeNの新曲「流星のカケラ」で、23日より配信される。今回発表された追加キャストは、椿に思いを寄せる幼馴染・宇和島浩哉役の工藤阿須加、椿と浩哉の幼馴染で女優の辻雪乃役の福原遥。さらに劇中で起こる事件を追う刑事・小野勝次役に板尾創路、小野の相棒の女刑事・夏目忍役に大友花恋、椿の弟・大城卓朗役に水沢林太郎、椿のライバル女優・坂東麗子役に木南晴夏、浩哉の兄・宇和島雅哉役に今井翼と豪華キャストが顔を揃える。また、満が宇宙人だと唯一知る弁護士・倉地斉一郎役を光石研、満が400年前に地球にやってきたときに出会った少女・きよと高校時代の椿の二役を出口夏希が演じる。公開された予告映像では、満が椿と出会い、椿のまわりで起こる様々な面倒に巻き込まれていく様子が描かれている。しかしライバル女優・麗子の不審死で物語は一変し、事件の秘密を知った椿と満にも危険が及ぶ。ラブストーリーに加え、ファンタジー、サスペンスの要素が詰まった予測不可能な展開になっている。
2022年02月08日福士蒼汰が主演を務めるAmazon Originalドラマ「星から来たあなた」が2月23日(水・祝)より配信されることが決定。キービジュアルと特報映像も到着した。本作は、大学講師に扮した宇宙人と大人気女優の恋愛模様を描く、ユニークな世界観のラブファンタジー。福士さんが、400年もの間自分の正体を隠しながら地球で生活する、特別な能力を持った宇宙人の東山満を、高飛車で自由奔放だが、どこか憎めない人気女優・笹原椿を山本美月が演じる。「実は宇宙人役が2回目だったので、この役のお話をいただいた時はビックリしました」と今回のオファーをふり返った福士さんは、「宇宙人なのですが人間味があふれていて魅力的です」と自身が演じたキャラクターについて説明。また「好きなシーンが満載で、演じていてとても楽しかったです。見ていただく皆さんにも、楽しんでいただけたら嬉しいなと思います」とコメントしている。ヒロイン役の山本さんは「原作ドラマへの敬意も忘れずに、日本版の『星から来たあなた』もまた、新しい魅力のある作品になっていると思います。普通の恋愛ドラマとはまったく違う、SFあり、サスペンスありの盛りだくさんなドラマです。このドラマが多くの方に愛されますように」とメッセージを寄せている。配信決定と同時に、2人の出会いが映し出される特報映像も到着。自分の正体と能力を隠しながら暮らしていた宇宙人・東山満は、地球での生活も残すところあと3か月となり、故郷に帰る準備を進めていたとき、椿が現れ、生活が一変していく。運命の出会いから、やがて恋に落ちていく展開を期待させる映像だ。やがて恋に落ちていく2人の出会い…「星から来たあなた」特報映像Amazon Originalドラマ「星から来たあなた」は2月23日(水・祝)本編10話一挙独占配信。(cinemacafe.net)
2022年01月19日