こんにちは。料理研究家の越野美樹です。秋も深まり、焼き菓子が恋しい季節ですね。バターや卵をたっぷり使ったお菓子もおいしいですが、今回は小さな子のおやつにも安心の素材で作る「おからと甘酒のもっちりケーキ」をご紹介します。今回ご紹介するケーキは、お砂糖を使わずに米麹の甘酒のやさしい甘さで作る食事系ケーキです。塩ケーキ、ケークサレのような甘さ控えめでさっぱりしたケーキですが、おからを加えることでもちもちの食感になり、満足度が増します。バターの代わりに菜種油を使っているから、さらにヘルシーですよ。日本で古くから用いられて来た食材、米麹の甘酒×おからで作るケーキ。甘いおやつが食べたいときに、罪悪感を感じず、小さい子にも安心して食べさせてあげられますね。おからは豆腐を作るときにできる副産物でいわばカスなのですが、豆乳よりも栄養価が豊富に残っています。豆腐製品を食べることはあってもなかなかおからを食べる機会がないかと思いますので、おやつでおからの栄養がとれたらいいですよね。しっとり、もちもちの食感が楽しめる「おからと甘酒のもっちりケーキ」なら、おから独特の香りも気にならず、さっぱりといただけます。■おからと甘酒のもっちりケーキ調理時間 25分レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹<材料>16cm丸形1個分米麹の甘酒 100g豆乳 40g菜種油 40gメープルシロップ 20gレモン汁 小さじ1おから 40g塩 ひとつまみ薄力粉 60gベーキングパウダー 小さじ1<作り方>1、大きめのボウルに薄力粉とベーキングパウダーをふるい入れる。2、別のボウルに米麹の甘酒、豆乳、菜種油、メープルシロップ、レモン汁、おから、塩を入れて泡立て器などでよく混ぜる。3、1に2を入れてゴムベラなどで縦に切るようにさっくり混ぜる。4、丸型に流し入れ、180℃に熱したオーブンで15分ほど焼く。5、粗熱が取れたら型から外し、冷ます。素朴な食材、おからを使っていることを忘れてしまうくらい、ふんわりもちもち食感のケーキ。小さい子向けのやさしい甘さなので、大きい子や大人が食べるときには、後からメープルシロップやはちみつ、クリームなどを添えて召し上がれ!ケーキの焼き具合は、お手持ちのオーブンによって火の入り具合が全く異なります。竹串などを刺してみて、生地がついてくるようでしたらあと5分くらい追加して焼いてくださいね。■「おからと甘酒のもっちりケーキ」のアレンジ例●アレンジ例さっぱりとした味わいの「おからと甘酒のもっちりケーキ」。クリームやフルーツを添えてデコレーションすることで、バースデーケーキにも使えます。お子さんと一緒にデコレーションを楽しんでくださいね。体にやさしい素材を使いながら食感も良く、どっしりと満足感も味わえる「おからと甘酒のもっちりケーキ」。シンプルなケーキは、日々のおやつに最適です。和の素材を使ったケーキ、ぜひお試しください。
2018年09月19日こんにちは。料理研究家の越野美樹です。雪が降りそうな寒い日に食べたくなるのが、「スノーボールクッキー」。サクッ、ほろっとした食感がお好きな方も多いのではないでしょうか?今回は、お子さんと一緒にコロコロ楽しく作れる、甘さ控えめな「スノーボールクッキー」をご紹介します。「スノーボールクッキー」は、フランスではブール・ド・ネージュと呼ばれている、雪玉をイメージしたまん丸のクッキー。バターの代わりに手に入りやすい菜種油を使い、丸めて焼くだけなので、思い立ったらすぐに作れます。アーモンドプードル(アーモンドパウダー)のコクとはちみつの自然な甘さがあとを引いて、つい次々と食べすぎちゃいますよ。クッキーを作る作業が好きなお子さんも多いかと思いますので、ぜひ一緒に作ってみてくださいね。■スノーボール調理時間 20分レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹<材料15個分>薄力粉 70gアーモンドプードル(アーモンドパウダー) 20gかたくり粉 10gはちみつ 30g菜種油 20g<作り方>1、ボウルに薄力粉、アーモンドプードル、かたくり粉を入れて泡立て器で混ぜる。2、別のボウルにはちみつと菜種油を入れて泡立て器で混ぜ、よく乳化させる。3、1のボウルの真ん中に穴を開けて2を加える。手で混ぜてひとまとめにしたあと、15等分にして丸める。4、3を、180℃のオーブンで10分焼く。スノーボールクッキーを焼くと、アーモンドプードルとはちみつの香ばしくて甘い香りが家中に広がります。周りにシュガーパウダーをまぶすのが一般的ですが、今回は甘さ控えめに、生地にも入れたアーモンドプードルをまぶしてみました。スノーボールクッキーは焼きたては形が崩れやすいので、粗熱が取れてから適量のアーモンドプードルをまぶすのがオススメです。■「スノーボールクッキー」のアレンジ例「スノーボールクッキー」をリメイクしてアレンジメニューが楽しめます。●アレンジ1 「色つきパウダーをまぶす」今回は、「スノーボールクッキー」に抹茶パウダーと紫芋パウダーをまぶしてみました。粉砂糖をまぶすと甘すぎるという方には、ココアやきな粉をまぶすのもオススメです。●アレンジ2 「生地をアレンジする」パウダーをまぶすのではなく、生地に、ココアやきな粉、抹茶、紅茶の葉、インスタントコーヒーなどを練りこんでもまた違う味が楽しめます。中にあんこやジャム、ドライフルーツを入れてみたり、アレンジは自在です。生地を丸めずに、綿棒でのばして型抜きしても、またいろいろな形のクッキーが楽しめます。シンプルなスノーボールクッキーを作ったら、次はアレンジにチャレンジしてみてくださいね。サクほろな食感が絶妙な、甘すぎないスノーボールクッキー。日持ちがするので、ラッピングして贈り物にしても喜ばれることと思います。自分へのご褒美スイーツとして、お子さんのおやつに、ぜひお試しください。
2018年01月24日