一生に一度のお買い物と言われるマイホーム購入、後悔のないようにしたいもの。しかし、中には購入したものの「やめておけば良かった」と後悔する方もいるようです。そこで今回は「マイホーム購入で後悔したエピソード」をご紹介します!やめておけば良かった一度の内見での決断一番の後悔は、出産を間近に控えていたために慌てて建売住宅を購入したことです。今住んでいる住宅を内見したときに、担当者から次の内見を待つお客様がいると言われ、ここで決断しないとそのお客が購入を決める可能性があると急かされました。夫も気に入った様子だったので、一度の内見で購入を決めてしまいました。建売住宅でも、本当は何件か物件の内見に行って、いろんな視点で見比べてから購入を決めれば良かったです。(33歳/看護師)やめておけば良かったサイズの合わない家具や家電の購入マイホームを買う際に、家具や電化製品のサイズを確認せずに購入してしまい、サイズが合わず後悔した経験があります。これからマイホームを購入する方は、事前に家具や電化製品のサイズを確認してから購入するように心がけると良いでしょう。(38歳/会社員)これからの人は参考に焦って決めてしまったり、確認不足から後悔することもあるマイホーム購入。後悔しないように慎重に検討することが大切なのかも。今回の先輩方のエピソードを参考に、理想のマイホームを手に入れてくださいね!※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月08日マイホームを購入するなら快適な物件を手に入れたいもの。しかし、実際に住んでから後悔することもたくさんありますよね。そこで今回は、「マイホーム購入で後悔したエピソード」をご紹介します!聞いておけば良かった暑さや寒さ私の場合は、主に暑さと寒さについてです。聞いてどうこうなる問題ではなかったと思いますが、やはり住んでみると夏は暑く、冬は寒いと感じました。築20年の中古物件で買いましたがここまでとは……。ある程度の予算があるなら新築をお勧めします。(38歳/会社員)聞いておけば良かった棚を置く場所のサイズキッチンや洗面所の収納棚を置く場所のサイズについて、一般的なものを聞いておけば良かったと思います。市販で売られている収納は大体のサイズが決まってしまっているので、あとからオーダー家具をお願いするとなると出費が増えてしまいます。(30歳/会社員)これからの人は参考にマイホーム購入でどんなところにこだわるかは人それぞれ。今回の先輩方のエピソードを参考に、素敵なマイホームを手に入れてくださいね!(MOREDOOR編集部)
2023年02月14日マイホームの購入はとても嬉しいことですが、マイホーム購入後に後悔する人も。購入前は気付かなかったことに、後になって気付くことってありますよね。そこで今回は、「マイホームの購入で後悔したエピソード」をご紹介します!聞いておけば良かったメンテナンスメンテナンスや保証の期間などのことをもっと詳しく聞いておけばよかったと思います。窓の開閉の不具合やクロスの亀裂などちょくちょく問題箇所が出てくるので、その都度電話やメールで連絡してまとめて直していただいていますが、またすぐ他の箇所で問題が出てきてしまいます。(46歳/パート)確認しておけばよかったスイッチの数マイホームを購入する直前の内見では全く気付かなかったのですが、リビングや寝室のコンセントスイッチの数が異常に少ないということに入居してから気付きました。非常に後悔しています。(20歳/会社員)これからの人は参考に家を建てた後に、こうしておけばよかったと後悔することは案外多いもの。今回の先輩方のエピソードを参考に、素敵なマイホームを建ててくださいね!(MOREDOOR編集部)
2023年02月01日10月12日(火)から10月31日(日)までの間に、スポニチ本紙とスポプリを購入したお客様が対象になります(それぞれの購入は別の日で構いません)スポニチを購入した時のレシートとスポプリを購入した時のレシート両方をハガキに添付して、希望賞品(①か②)、ご住所、お名前、電話番号を明記の上、11月5日までにご郵送ください。賞品①大谷翔平選手Tシャツ+特別号外セット(2名様)②スポニチ特製クオカード(500円分)+特別号外セット(10名様)①大谷翔平選手Tシャツ+特別号外セット②スポニチ特製クオカード+特別号外セットハガキ送付先〒100-8051千代田区一ツ橋1ー1-1スポニチ販売局セット販売企画係*抽選日は11月10日(金)。抽選の後、賞品発送をもって発表に代えさせていただきます。*当選者の住所・氏名は当該懸賞が適正に行われたことを確認するため新聞公正競争規約に則り、新聞公正取引競技委員会事務局に提出させていただきます。*スポプリは、スポニチの公営競技の予想や報道号外をコンビニエンスのマルチコピー機で印刷できるサービスです。購入方法は下記になります。スポプリの購入方法 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月11日不動産購入時にかかる諸費用は高額になる場合が多く、その種類や支払うタイミングなどをきちんと把握していないと、あとで「資金が足りない!」という状況になることも……。そこで今回は宅地建物取引士で現役不動産営業マンの高幡和也さんに、不動産を購入する際にかかる諸費用の種類と、その諸費用を支払うタイミング等について聞いてみました。■ 1.契約書の印紙税Mugimaki / PIXTA(ピクスタ)不動産の売買契約書や、家を建てる場合の建設工事請負契約書は印紙税法で定める課税文書にあたり、課税文書を作成した人(売主や買主)はその記載金額に応じた印紙税を収めなければなりません。印紙税は、税額分の収入印紙を契約書に貼付し、そこに消印をして納付することになります。例えば、購入する不動産が4,000万円である場合は、1万円(2020年3月31日までの優遇措置、通常は2万円)の収入印紙を売買契約書に貼付し消印しなければなりません。印紙を貼付しないと、その3倍の過怠税を課される場合がありますのでご注意を!■ 2.手付金しげぱぱ / PIXTA(ピクスタ)手付金は代金の一部と認識されがちですが、実は手付金は代金の一部ではなく、買主が売主へ支払う「契約の証拠金」です。例えば、銀行が物件価格の100%を住宅ローンで融資してくれる場合でも、契約時に支払う手付金については別に用意しなくてはなりません。一般的には物件価格の5%前後~10%程度が手付金の目安となりますが、取引内容・条件等によっては10%以上を用意しなければならない場合もあります。手付金は最終的に「代金の一部に充当」されるため諸費用という認識をもつ方は少ないかもしれませんが、「契約時に用意しなければならないお金」であることを覚えておきましょう。■ 3.仲介手数料xiangtao / PIXTA(ピクスタ)不動産を購入する際に仲介業者を利用する場合には、仲介手数料(物件価格の3.24%+6.48万円)を支払わなくてはなりません。仲介手数料は契約時に半金を支払い、残金決済時(物件引渡し時)に半金を支払うのが一般的ですが、仲介業者との話し合いによっては、残金決済時に一括で支払うという約定にする場合もあります。■ 4.登記費用吉野秀宏 / PIXTA(ピクスタ)不動産を売買する場合は登記が必要となり、登記には税金(登録免許税)と、登記手続きを代行してもらう司法書士や土地家屋調査士への報酬が必要となります。登記には、建物を新築した場合の「建物表題登記(建物表示登記)」や「保存登記」、中古住宅や土地の所有名義を変更する「所有権移転登記」、銀行等から融資を受ける場合に必須となる「抵当権設定登記」等があります。これらの登記のうち、保存登記・所有権移転登記・抵当権設定登記は、残金決済時(物件引渡し・所有権移転時)に同時に行われ、費用もその時に支払うことになります。しかし、建物表題登記については建物完成から1か月以内に行わなければならず、そのタイミングは残金決済時よりも前になります。そのため、建物表題登記費用は残金決済時の前に請求される場合があるのでご注意ください。表示登記は土地家屋調査士に依頼し手続きを代行してもらうのが一般的で、その費用は約8万円~15万円程度です。■ 5.火災保険CORA / PIXTA(ピクスタ)住宅ローンを利用する場合、火災保険への加入は必須です。万一の火災だけではなく、近年増加している自然災害への備えとして、住宅ローンを利用しない場合でも火災保険には必ず加入しましょう。火災保険は建物引渡しと同時に加入することになりますが、保険料の支払方法については長期一括払いや月払い等がありますので、保険会社と打ち合わせのうえ自分のニーズに合わせた方法を選びましょう。■ 6.住宅ローンにかかる費用Naoaki / PIXTA(ピクスタ)住宅ローンを利用する場合には、「印紙税」「融資手数料」「保証料」などの費用がかかります。印紙税銀行との間で締結する金銭消費貸借契約書も不動産売買契約書と同様に課税文書なので、収入印紙を貼付しなければなりません。例えば、借入額が1000万円を超え5000万円までなら、2万円の収入印紙が必要となります。融資手数料融資を受ける際に銀行に支払う融資手数料(融資事務手数料)は、3万円(税別)~借入額の2%(税別)など、ローンの種類や各銀行によって大きな差があります。保証料保証人の代わりとなる保証会社へ支払う保証料は、借入金額や借入期間によって異なり、一般的には借入期間35年なら、借入100万円につき「2万円強」程度となっています。それぞれの費用を支払うタイミングは、印紙税は金銭消費貸借契約時、融資手数料と保証料は残金決済時となります。shimanto / PIXTA(ピクスタ)これ以外にも、修繕積立基金(新築マンション)、地盤調査費用(注文住宅)、地鎮祭費用(新築住宅・注文住宅)、不動産取得税、固定資産税精算金、団体信用生命保険料(フラット35)など、購入する物件の種類や金融機関ごとにさまざまな費用が必要になる場合があります。諸費用の金額と支払うタイミングについては事前に仲介業者、建築業者、分譲業者等にしっかり確認し、実際の支払い時に慌てないよう準備しておきましょう。【参考】※国税庁ホームページ「印紙税」※法務局ホームページ「不動産登記」
2019年10月06日マイホームは「購入」と「賃貸」のどちらがお得なのでしょうか?2018年、日本国内の20歳以上の男女18,601人を対象に「住宅の居住志向や購買に関するアンケート調査」が実施されました。ここでは、実際の調査結果を元に、年代別の不動産の購買傾向や不動産の保有志向などについて解説していきます。このアンケート調査は、公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)と公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会(全宅保証)は毎年9月23日の「不動産の日」にちなみ、実施しているものです。■ 2018年は住まい購入の意識が大きく変わった年にまず、「不動産は買い時ですか?」という質問に対して得られた回答は、「買い時だと思う」が16.3%「買い時だと思わない」が22.6%「わからない」が61.0%という結果でした。2017年の調査結果を比較すると、「買い時だと思う」が3.6%、「買い時だと思わない」が2.1%それぞれ下降し、「わからない」が5.6%も上昇。多くの人にとって、2018年は不動産の買い時の見極めが難しかったといえるでしょう。「買い時だと思う」と回答した人の理由としては、「消費税が上がる前だから」が約半数の45.0%で、「住宅ローン減税など税制優遇が実施されているから」(25.3%)、「今後、住宅ローンの金利が上昇しそうなので(今の金利が低いので)」(13.7%)が続きます。Tsubaki / PIXTA(ピクスタ)「買い時だと思わない」と回答した人の理由には、「不動産価値が下落しそうだから」(29.8%)、「自分の収入が不安定または減少しているから」(23.1%)、「地震や水害などの天災が心配だから」(13.7%)といったものがありました。freeangle / PIXTA(ピクスタ)2018年は地震や台風・集中豪雨など、さまざまな天災があった年でもありました。Graphs / PIXTA(ピクスタ)天災に対する住まいの意識については、「築年数や構造(免震・耐震)について考えるようになった」(47.1%)、「地震などの状況を意識するようになった」(31.3%)、「緊急避難場所や防災マップを意識するようになった」(30.0%)と2018年に日本全国で多発した天災が大きな影響を与えたことがわかりました。■ マイホーム購入と賃貸はどちらがいい?「夢のマイホーム」という言葉は薄れて「不動産購入はコスパが悪い」と考えている人が増えている昨今。今回の調査では、現在の居住形態にかかわらず、持家購入派、賃貸派のどちらがいいかを調査しました。すると、持家購入派が80.5%と全体の約8割を占めました。ino masa / PIXTA(ピクスタ)その理由としては、「家賃を支払い続けることが無駄に思えるから」が52.9%と最も多く挙げられました。「持ち家を資産と考えているから」という回答も30.9%得られ、相変わらず家を持つことによる経済的メリットを考える人は多いと言えます。面白いのは「マイホームをもつことが夢だから」は13.2%と低い数値ながら、20~30代の若い年代ほど強い傾向が見られたこと。yukiotoko / PIXTA(ピクスタ)人生100年時代といわれる今、今後数十年という長い将来を見据えて、持家を希望している若年層は今後も増えるかもしれません。一方、19.5%だった賃貸派は19.5%と2割に満たなかったものの、これは2013年の調査開始以降最も高い結果に。今年の理由としては、「住宅ローンに縛られたくないから」が41.8%と最も高く、次いで「天災時に家を所有していることがリスクになると思うから」(35.8%)、「税金が大変だから」(26.1%)が続きました。「住宅ローンに縛られたくない」傾向は若い年代ほど強かった結果でした。住環境の意識についても、「好きなときに転居しやすい住環境が良い」「家族向けシェアハウスなど新たな住環境が良い」と回答したのは、若い年代ほど高い傾向に。これらから、若い年代は仕事やライフスタイルの変化による引越しの可能性、多様化する家族の在り方などが住環境への意識に影響を与えていることがわかります。■ マイホーム購入vs賃貸。それぞれの重視する点に違いは?それでは、住宅購入や賃貸において、どのような点を重視しているのでしょうか。住宅購入時に重視する点については、「購入金額」が60.0%、「周辺・生活環境がよい」が48.1%、「交通の利便性がよい」が38.8%でした。一方、賃貸時に重視する点については、「家賃」が71.8%と最も多く挙げられ、「交通の利便性がよい」(49.5%)、「周辺・生活環境がよい」(41.6%)が続きます。「購入」「賃貸」ともに、経済面を最も重視するという結果に。EKAKI / PIXTA(ピクスタ)どちらにおいても、若い年代ほど購入金額や家賃を気にし、年代が高くなるにつれて気にしない傾向にありました。一方で、「賃貸」の方が交通の利便性をより重視していることがわかります。既存住宅(中古住宅)への抵抗感については、「まったく抵抗がない」と答えたのは13.5%で、「キレイであれば抵抗はない」が39.8%と、合わせると約半数は抵抗感が薄いようです。「売買金額と状態のバランスを見て判断する」は33.2%で、約3人に1人という結果になりました。一方で、「どんな状態であろうと抵抗がある」は13.5%と、「まったく抵抗がない」と同率という面白い結果に。また、「きれいであれば抵抗はない」「売買金額と状態のバランスを見て判断する」は、20代と30代で高い割合となりました。経済状況がまだ安定していない若い年代ほど、中古住宅購入を前向きに捉えているのかもしれません。■ 近所に保育園ができたら支持?反対?最後に、昨今問題となっている保育園建設に関する意識について聞いてみました。shimanto / PIXTA(ピクスタ)「あなたのお住まいの近くに保育園が建設されることになったらどう思いますか?」という質問に対し、「全面的ではないが支持する」が 51.8%と最も多く挙げられ、 次いで、「全面的に支持する」が25.6%、「できることなら受け入れたくない」が16.9%となりました。「全面的に支持する」は20代が高い傾向が、「できることなら受け入れたくない」「断固として反対する」は40代が高い傾向が見られ、年代によって大きく意識が異なっているようです。いかがでしたか?2018年に起きた天災や2019年10月からスタートする消費税増税などに伴い、住まいに対する意識が大きく変化したことが伺えた2018年の調査結果。近々、家を購入しようと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。【参考】※2018年「不動産の日」アンケート結果公表
2019年02月21日ベビーベッドはあると便利なベビー用品のひとつ。しかし、短期間しか使わず、場所をとるというデメリットがあります。そのためレンタルにすべきか、購入すべきか、悩むママたちも多いのではないでしょうか?そこで今回は、レンタルのメリット&デメリットに加え、レンタルの方法や注意点をご紹介します。レンタルor購入かで悩んでいるママ必見のお役立ち情報をお届けします。■レンタルはお得?メリット&デメリットレンタルするか購入するかで一番気になるのが、どちらがお得なのかということ。できれば損をしたくないというママたちの本音もあるため、メリットとデメリットを比較して、レンタル向きなのかどうかを検討してみてください。▼レンタルのメリット・お試し感覚で使える購入すると2万円以上はするベビーベッドは、出産準備品の中でも比較的大きな買い物です。そのため、せっかく購入したのに、あまり使えなかったなるとコスト的にもかなり損をしてしまうことになります。しかしレンタルならば、実際に赤ちゃんをベビーベッドで寝せてみて、反応が悪ければすぐ返却することができるというメリットがあります。逆にレンタルしてみてベビーベッドが気に入れば、長期間使うことを見越して、購入するというのもひとつの方法です。・コストをおさえられるベビーベッドは、購入するとなると2万円から、高価なものだと10万円以上のものもあります。しかし、実際に使用するのは短期間なため、コスト的には割に合わない面も...。しかしレンタルならば、平均すると1ヶ月2千円台で、半年で1万円前後でおさまります。始めから、短期間しか使用しないと決めており、さらにコスト面を重視するならばレンタルの方がおすすめです。・収納や処分に困らないベビーベッドを購入した場合、使わなくなってから収納場所に困るという声がよく聞かれます。しかも処分する際も手数料がかかったり、事前に申請が必要な地域もあります。しかしレンタルの場合は、処分の手間もなく、収納にいちいち頭を悩ます必要もありません。収納スペースが少ないか家庭であれば、今後さらに子どもの荷物が増えてしまうことを考えると、レンタルのデメリットは大きいでしょう。▼レンタルのデメリット・延長料金がかさんでしまう短期間使うならレンタルの方がリーズナブルですが、例えば1年以上レンタルする場合、購入した方が安くすむケースもあります。またレンタル期間を半年で設定して借りたければ、あまり使用せず早めに返却したとしても、差額の返金がないケースがほとんど。そのため、設定期間を間違えると、損をしてしまうこともあるため、注意が必要です。・2人目を考えているなら割高になる2人分のレンタル料金を考えると、購入した方が商品によってはコストがおさえられます。使用期間も気にせず、汚れや破損も気にせず自由に使えることを考えると、2人目以降は、やはり購入する方がメリットは大きく、レンタルの方がデメリットが増えてしまうでしょう。・人気商品は入手しにくいレンタルは、人気商品はすぐに予約で埋まってしまい「在庫なし」の状態になりがちです。そのため、評判がよいベビーベッドはなかなか借りられず、お気に入りの商品を選べないというデメリットがあります。また海外メーカーのものなど、希少な商品はそもそもレンタルでは取り扱っていないことが多いため、「どうしてもこれが使いたい」というこだわりがあるならば、レンタルではなく購入する方がよいでしょう。<関連記事> ベビー用品レンタルのメリットデメリット! 賢い借り方とお得なサービスは? ■ベビーベッドはいつまで使っている人が多い?ベビーベッドに記載されている使用期間は、新生児から生後24ヶ月(2歳)までが一般的です。しかし、先輩ママたちの声を聞くと、つかまり立ちをする生後8~9ヶ月頃には、使用をやめるケースが多いようです。つかまり立ちができる時期になると、柵によりかかったり、乗り越えようとよじ登って落下する危険が伴います。そのため、1歳になる前には大半の赤ちゃんが卒業するようですね。レンタルする場合は、1年間満了でレンタルするよりも、レンタル期間を短めに設定しておくとコスト面でもお得。ほとんどのショップでレンタル期間の延長を受け付けているので、様子を見ながら、延長をした方が、金銭的にも損がありません。予約状況によっては延長対応をしてもらえないことがあるため、早めにショップに連絡しておくと安心です。■レンタルするときに確認すべきポイント実際レンタルする場合は、どのような点に注目すべきなのでしょうか?事前に確認ポイントをまとめておくと、失敗がなくスムーズにレンタルができますよ。▼種類・サイズ事前に部屋のどの位置にベビーベッドを設置するのかを決め、スペースにおさまるサイズのベビーベッドを選ぶようにしましょう。最近ではベビーベッドの種類も増え、お世話しやすいよう作られた便利なアイテムも続々登場しています。<大きさ別の種類>・スタンダードサイズのベビーベッド内径120×70センチのベビーベッド。一般的にこのスタンダードサイズがベビーベッドの基準になっているので、豊富なデザインからベビーベッドはもちろん布団の種類も選ぶことができます。・小型サイズのベビーベッド内径100×63センチのベビーベッド。置き場所に困らない程度にコンパクトだけど生後8~9ヶ月頃までは使いたいというママにおすすめのサイズ感です。大きすぎず、コンパクトすぎないほどよい大きさです。・超小型サイズのベビーベッド内径90×60センチのコンパクトサイズのベビーベッド。使用期間は一般的に生後24ヶ月頃までと設定されていますが、ミニサイズの場合は、4ヶ月頃になると少し窮屈になってしまうことが多いようです。・ハーフサイズのベビーベッド内径70×60センチの超コンパクトサイズのベビーベッド。部屋に置いても場所を取らず、全く圧迫感なく設置できるのが特徴。生後3ヶ月頃までの短期間向けのアイテムです。<種類別>・ハイタイプベビーベッド赤ちゃんを寝かせる床板の位置を高めに設定できるベビーベッド。腰を深く曲げずに赤ちゃんを抱きあげたり、おむつ替えがきるので、ママの身体への負担も軽くなります。・添い寝ベビーベッドママとパパが寝ているベッドに横づけして添い寝できるベビーベッド。夜中でもママが寝た状態のまま、赤ちゃんの様子を確認することができます。このタイプなら、添い寝ができないというベビーベッドのデメリットを払拭してくれますよ。・サークル兼用ベビーベッドハイハイやよちよちをする赤ちゃんのベビーサークルとしても使用できるベビーベッド。ベビーベッドの2倍近くのスペースにまで広げることができます。ベビーベッドを嫌がってあまり使ってくれなかった場合でも、まるきり損をすることなく、うまく活用できます。・多機能ベビーベッド赤ちゃんが成長するにしたがって、キッズデスクや収納棚にもなるベビーベッド。たった一台で何役でもこなしてくれるので、ベビーベッドを卒業したあとも非常に使い勝手がよく、ずっと使い続けられるアイテムです。▼料金1ヶ月のレンタルする場合の料金は、ショップによっても異なりますが、2千円台~1万円前後です。ショップによっては短期間借りる場合、長期間借りるよりも大幅に安く借りられるところもあれば、1ヶ月であっても半年借りるのと3千円程度しか変わらないというショップもあります。ほとんどのショップが1ヶ月単位で延長ができるため、その場合の追加料金も確認しておきましょう。▼予約方法予約方法は以下3通りありますが、ショップによって対応方法は異なります。・電話電話で取り寄せたカタログやウェブサイトの商品を見ながら、商品を電話で注文する方法です。電話予約のメリットは、在庫の空き状況を細かく確認できること。貸出中のものが、いつ戻ってくるかなどの詳細も聞くこともできます。さらにネットに比べて急ぎのケースでも対応してくれること。在庫や予約状況に応じて、予約手続きを進めてくれるショップもあります。さらにどんなベビーベッドを選べばよいのか悩んだときなど、スタッフに直接細かく質問がきるのがうれしいポイントです。説明を聞いてからレンタルしたい人は電話予約がおすすめです。・インターネット自宅ですぐに予約ができるインターネット予約は、多くのショップでも対応可能。24時間いつでも利用できるので、忙しい産前でもすき間時間にサクッと予約ができるのが魅力。しかし予約受付完了メールが届かなかったり、注意事項の確認漏れをしてしまったりと、ちょっとした面倒が伴うこともあります。・来店レンタル業者が運営する店舗へ直接来店してレンタルする方法です。実際に商品を見て、レンタルができるので、届いてから想像と違ったというトラブルを事前に解消してくれます。店舗にいるスタッフから、細かいサービス内容や商品説明も直接顔を合わせて聞けるので、慎重になおかつ安心してレンタルサービスを受けられるメリットがあります。▼予約できる時期入院前には組み立てて用意しておきたいベビーベッド。申し込んでから、どれくらいで自宅に届くのかを確認しておきましょう。希望レンタル日の半年前からレンタルできるショップもあれば、2ヶ月前からのところとさまざま。また電話予約とネット予約では予約できるタイミングが異なります。電話の方がネットよりも早いタイミングで申込みができたり、受付け期間が長いのが特徴です。人気のベビーベッドは在庫がなくなりやすいので、なるべく早めにレンタル予約をしておくと安心です。<関連記事> 赤ちゃんの出産準備アイテム、レンタルしたほうがお得なものって? ■レンタル業者を選ぶときに気を付けたいことネットで検索してみても、さまざまなショップがあり、どのレンタル業者がよいのか迷ってしまいますよね。どんなポイントで比べればよいのか、レンタル業者の選び方をみていきましょう。▼送料の有無ベビーベッドを宅配便で送ってもらう場合、送料がかかるのか、また全国に発送してくれるのかを確認しましょう。業者によっては、レンタル料金のなかに送料・回収費込みで対応してくれるところもあるため、業者選びのポイントとして比較材料にしてみてください。▼基本料金&延長料金そもそもレンタルでリーズナブルにベビーベッドを借りたいというのが目的ならば、基本料金はかなり重要なポイント。業者によっては、レンタル期間ごとに割引サービスをもうけているところもあるため、よりお得に借りられる業者を選ぶとよいでしょう。また延長料金についても、各業者ごとに設定金額が異なるため、事前に確認してくのがベストです。▼品揃えの豊富さ取り扱いブランドや品数はレンタル業者によって、まちまちです。安さだけでなく、使い勝手のよい機能性に優れたアイテムを優先したいママは、品揃えのよさが魅力のレンタル業者を選ぶのがおすすめ。▼サービス内容レンタル業者の細かいサービス内容にも注目してみてみましょう。例えば、在庫があれば新品が指定できたり、1日だけレンタルできたりとそれぞれの業者ごとにサービス内容も充実しています。レンタルする前に電話でサービス内容を細かく質問しておくと、より要望にあったレンタル業者を選ぶことができ、満足度も高まりますよ。▼自社便の配送料金と対応エリア多くのレンタル業者が、宅配便でのお届け以外に自社便での配送を行っています。自社便の場合は、各業者の営業スタッフが直接自宅まで来て、商品の説明や組み立てまで行ってくれます。しかしそれぞれの業者によって、配送できる曜日やエリアが限定されており、料金も異なります。もし組み立てまでお願いしたい場合は、ネットで対応エリアと料金を確認して、対応可能なのか、料金はいくらなのかを確認して選ぶとよいでしょう。<関連記事> ベビーグッズは買わない方が経済的!? おすすめ「レンタルサービス」3選 ■ベビーベッドのおすすめレンタル業者3選 ここでは知名度の高い、人気のレンタル業者をご紹介します。▼ダスキンレントオール かしてネッとダスキンが運営するベビー用品やトラベル用品のレンタルサービス。全国に店舗があり、直接来店して、申し込みや受け取りができるのが魅力です。店舗での受け取りは送料がかからないため、お得にレンタルしたいママにはおすすめ。<料金>1ヶ月2,000円台〜3,000円前後で、半年間レンタルする場合は、7,000円台~9,000円前後の料金設定です。<保証サポート>商品の貸し出しは、出荷前ならキャンセル料は無料<対応エリア> 全国<レンタル期間>最短1日からレンタル可能<予約可能時期>何日前からでも予約対応可能(最寄り店舗に直接問い合わせ)<おすすめポイント> ・全国にある店舗があり、直接受け取りができる・1日からの短期割引で基本料金から10%オフ、3カ月以上で20%オフ、4〜5ヶ月で30%オフ、半年以上の長期レンタルになると40%オフの割引サービスを提供・自社便で配送する場合、組み立てサービスあり(別途料金) ダスキンレントオール かしてネッと公式サイト ▼ナイスベビーベビー用品の取り扱いブランド・商品の品揃えは業界でもトップクラス。商品についての説明はもちろん、どんなベビー用品を事前にそろえておいたらよいのかも電話で丁寧に相談にのってくれます。<料金>1ヶ月でも半年でも基本のレンタル料金は10,000円前後。<保証サポート>・無料保証サービス「あんしんサポート」により、汚れ・破損の弁償代なし・破損の場合は無料で交換してもらえる・商品出荷前なら、キャンセル料は無料<レンタル期間>最短2週間から対応<予約可能時期>お届け希望日の6ヶ月前から電話で予約可能(ネット予約の場合は3ヶ月前から)<対応エリア> 全国(離島を除く)<おすすめポイント>・レンタルと購入を組み合わせるとお得な「借りて+買って」プランを提供 例)ベビーバスレンタル+お布団セット購入した場合は、布団が最大14,477円オフ・自社便で配送する場合、お支払い合計金額が8,001円(税抜)以上の場合、無料で組み立て&回収をしてくれる(要駐車スペース)・産後すぐに必要なベビー用品をおトクに借りられる「里帰りパック」あり(ベビーバス・スケール・ベビーベッドの3点セット)・商品によっては、新品を指定してレンタル可能・商品が届いてから7日以内なら、1回のみ交換対応してくれる ナイスベビー公式サイト ▼べびーあいらんどベビーベッドはもちろん七五三の貸衣装までレンタルすることができます。大きな特徴はレンタル料金に送料・回収料が含まれていること。よりお得にレンタルしたいママにはおすすめです。<料金>1ヶ月のレンタルで10,000円前後、半年レンタルする場合は、15,000円前後。<保証サポート> ・出荷前ならキャンセルや変更は無料・普通に使ってできた汚れ、破損であれば弁償なし<レンタル期間>最短1ヶ月間から対応<予約可能時期>希望日の2カ月前から予約可能<対応エリア> 全国(北海道、沖縄、離島を除く)<おすすめポイント> ・自社便であれば無料で組み立て対応可能(エリア限定)・商品によっては、新品を指定してレンタル可能・希望商品の返却予定日を確認できる「在庫確認ダイヤル」あり べびーあいらんど公式サイト ■まとめレンタルを利用したほうがお得かどうかは、使用期間や兄弟姉妹の有無にも関係しています。ベビーベッドを長い期間使いたいという場合は、購入した方がベターなケースも...。逆にお試し感覚で使えるうえ、収納に困らないレンタルは利用するママたちも多いですよ。ぜひ各家庭になったベストな選択をしてみてください!<関連記事> ベビーベッド選び方。長く使えるタイプ、多機能タイプのおすすめ商品 長く使える人気商品は? ベビーベッドの選び方とおすすめブランド インテリアに映える! おしゃれなベビーベッドブランド5選
2018年08月31日私がマイホームの購入を意識し始めたのは、2人目を妊娠中のときです。結婚後に住んでいたマンションは、独身時代から夫が一人暮らしをしていた賃貸のマンションでした。広さも3DKとちょうどよく、引っ越しの費用などを考えて住み続けていました。その後、長男を出産。続いて翌年には、次男を妊娠しました。そのとき初めて、「広い家に引っ越したい」と思ったのです。賃貸の3DKは3人ではちょうどいいのですが、年子の男児2人と過ごすには手狭だと感じたのです。そして何より、男児2人が下の階の人に迷惑をかけないように静かに暮らせるとは、到底思えなかったのです。購入の決め手となったのは、敷地の圧倒的な広さ実際の我が家の写真です。車を2台置くことのできる駐車スペースと庭、リビングの広さに一目ぼれしました。数件見て回ったのですが、築年数が短く、広い敷地。他にはない物件でした。私の1番の優先事項である、「子供たちがのびのびと暮らすことのできる家」にぴったりだったのです。男の子2人が走り回っても、物を落としても、にこやかに見ていることのできそうなこの家で、「子育てをしたい」と強く思ったからです。子供が小さい頃は、夏に水遊びができるスペースもあって、本当に良かったと思いました。マンションや庭の小さな家の場合では水浴びをさせてあげたいが、風呂場ではすぐに飽きてしまいます。プールに連れて行っても、小さい頃は泳ぐこともできません。「水遊び」というこのレベルが、とてもちょうど良かったのです。この庭のおかげで、子供が小さい頃は、ストレスなく水遊びをさせてあげることができました。小学生になった今は、縄跳びや野球の素振りなどにも活躍するスペースとなっています。リビングからの風景です。リビングは、LDKでキッチンからすべてが見渡せるようになっています。広さは約30畳。この広さのおかげで、子供たちが暴れても気にならずに済んでいます。家の購入にあたって逆に我慢したこと、妥協したこと私たち夫婦が妥協したことは「2つ」です。まず1つ目は、「新築」をあきらめたこと。マイホーム購入を検討していたときの夫婦の年齢が、私が29歳、夫は38歳でした。年齢的なことを考えて予算を組んだ場合、この広さの家を購入するためには新築は難しいと感じたのです。住宅ローンを30年組んだ場合、退職後もローンを払い続けなくてはならないことになります。その間、子供たちが大学へ進めばお金もかかります。子供たちが大学へ進学するときにはローンが終わっている状態を理想として、マイホームの購入を検討したのです。2つ目は、交通の便が少し悪くなることです。2㎞ほど行けば、バスや電車、モノレールがあり、とても便利な立地です。しかし、そのあたりに戸建ては少なく、マンションが多い地域。戸建てもあるものの、利便性の良い地域は家の広さが私の理想ではありませんでした。妥協のなかでもちゃんと考慮したこと妥協のなかでも、生活していくうえで考慮したことがあります。小学校に通う道のりが、徒歩で15分ほど。一番心配な小学生の間は、安全に通うことができる距離感は、マイホーム選びの大事なポイントになりました。家自体が理想的な物件であったとしても、家族が生活するうえで小学校に通う道のりが遠すぎては、毎日の生活のなかに苦痛が生まれてしまいます。また、同じように利便性は我慢したとはいえ、JRの駅が徒歩5分(※30分に1本しか電車がない)であることや、バス停が同じく徒歩5分であることは、生活していくうえで不便すぎない妥協点となりました。今後、家をリフォームする予定は……中古住宅の購入でしたので、入居時に内装はリフォームしました。そして、入居後にもトイレと浴室(※脱衣場洗面も含む)のリフォームは完了しています。また近々、勝手口のストックヤードの設置なども検討しています。現時点での我が家は、夫婦2人で働きながら、理想の家を作り上げていくことを楽しんでいるというところでしょうか。こんな体験談ですが、少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。
2018年02月13日しばらくしたら「売りたい」「貸したい」と考えている場合はもちろん、永住するつもりで購入したマンションを手放すことになる可能性も大いにあります。そのため、購入したマンションの資産価値が落ちるのは避けたいもの。購入前に将来性を見越した視野が求められます。現状や目に見える部分だけを気にしてしまうと、将来的に「こんなはずではなかったのに!」という事態も生じがちです。そこで今回は、宅地建物取引士有資格者であり実務経験も有する筆者が、資産価値を落ちにくい中古マンションを選ぶため、購入時に必ずチェックすべき”3つの意外なポイント”を紹介します。ポイント1:外壁の補修サイクルマンションは、メンテナンスの状況によって、資産価値も変わってきます。そこでまずチェックしたいのは、外壁の補修サイクルです。購入前に物件を見に行ったときには美しく補修されていても、補修のサイクルが遅いマンションの場合、次に売却や賃貸を考えたときには価格が大きく下がってしまうことが懸念されます。外壁が汚れていると、それだけで「買いたくない」「借りたくない」を招きやすく、物件の価格が下がる要素のひとつにもなります。専有部分と異なり、居住者ひとりの意思で補修できる部分ではないだけに、気をつけなくてはなりません。修繕積立金の積立額や管理組合の方針などによってもサイクルは変わってくるため、資産価値を落としたくない人にとっては、必ずチェックしたいポイントです。補修サイクルについては、不動産仲介業者に質問をしておくと良いでしょう。ポイント2:修繕積立金の積立額を忘れずに所有者が毎月支払っている修繕積立金の額も、購入前にチェックしておきたいポイントです。修繕積立金が貯まっているマンションは、必要に応じて補修や修繕を行いやすく、マンションのメンテナンスも十分に行える場合が多いです。毎月の修繕積立金の額が高いマンションは、月々の出費が増えるだけに避けたいと考える人も多いかもしれません。しかし、修繕積立金は将来の大規模修繕などに備えるためにはある程度の額が必要です。購入時は、つい月々の負担額だけに着目してしまいがちですが、中古マンションでは「これまでに全体でどのくらい貯まっているのか」も必ずチェックしておきたいところです。こちらも、仲介業者に尋ねておくと良いでしょう。ポイント3:立地は、過去の災害や将来の路線計画まで含めて考える「マンションの立地」と聞くと、駅からの距離や周辺施設の有無など「住みやすさ」にとらわれがちですが、中古マンションの将来の資産価値も意識したい場合には、過去の災害時の状況や将来の路線計画など”見えない立地条件”もチェックすべきポイントです。過去の災害で地盤が緩んだ歴史のある場所や、崖崩れが起きた付近にある場合など、次の災害で再び同様の被害に遭う可能性もあります。路線計画については、「売りたい」と思っている担当者が見通しが立っていない路線計画を無責任に説明することもあるので、交通網に関してなんらかの計画がある立地にある場合、その計画の実現可能性についてもチェックしておいたほうが確実です。仲介業者からの話だけでなく、そのマンションのある自治体の区役所や市役所に出向いて確認をしておくと、より確実な情報が得られます。中古マンションを購入する場合、将来の資産価値について「見えにくい部分の価値」も忘れずに考慮しておくべきです。
2018年02月07日毎年3月~4月は引っ越しシーズンといわれています。全国の市役所ホームページの中に『3月下旬から4月上旬が1年を通じて最も混雑が予想されます。』という記載があるところも。また、一部の市区町村では年度末の最終日曜日や土曜日も開設して対応しているところもあるようです。3月中に新天地に引っ越すのはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。新しい街で家購入の検討されている方は、引っ越しシーズンや入居可能日も視野に家探しをしておくとスムーズかもしれません。3月に引っ越しが集中する原因一般的に「そうだろうな・・・」と見当がつくと思いますが、大きくはこの2つかなと思います。・社会人:4月から新年度が始まるため異動や研修に伴う家族の移動がある・学生:4月から入学・新学期が始まるため学生の移動がある全国共通の移動イベントですから、混雑が集中してしまいますね。最近では、『秋入学』という学校に関するキーワードがメディア上で触れられるようになったので将来的には引っ越しのピークは分散する可能性もあります。なぜ4月が新年度・新学期なの?調べてみると、年度初めが4月なのは日本特有の慣習の理由だそうです。年度とは・・・会計や事務その他の便宜のために区分した1年の期間のこと。その期間は暦年と同じく1月から始まる場合も,その他の月(例えば4月)から始まる場合もある。おもなものに会計年度,物資年度などがある。会計年度は予算年度ともいい,国家の予算・決算の収支の時間的計算単位である。日本の会計年度は財政法11条によって,4月1日に始まり翌年の3月31日で終わる1年として定められている(コトバンクより)一方の新学期ですが、こちらは明治維新のころは西洋にならって9月入学だったそうです。上記の『年度とは』で触れたように日本の政府が4~3月が年度始めになったことで、学校も足並みを合わせるキッカケにもなったようです。つまり入学シーズンも日本特有の慣習になってしまったということですね。ちなみに、4月1日生まれの児童生徒の学年は早生まれになるんですよ。4月1日生まれの児童生徒の学年は、翌日の4月2日以降生まれの児童生徒の学年より一つ上、ということになり、一学年は4月2日生まれから翌年の4月1日生まれの児童生徒までで構成されることになります。(文部科学省:小・中学校への就学について)3月下旬に入居するメリットここからは新しい街や新居に3月下旬に住むメリット・デメリットをいくつかご紹介します。・異動や新人研修など勤め先の新年度にあわせて出社できる・4月の入学(入園)式に出席できる・子どもたちが春休み期間中で学校の行事がない・賃貸の家賃支払いとローン(家賃)の支払いの2重家賃負担を軽減できる・消費税増税など消費者負担になりそうな法改正が適用される前に購入できる・生活家電のまとめ買いなど電化製品の品揃えが豊富になる・春は冷暖房の必要性がなくエアコンの設置は落ち着いてから検討できる・4月を新居で迎えるので気持ち的になんか嬉しい3月下旬に入居するデメリット・家を買いたいファミリーが多いため不動産契約するかしないか営業マンに選択を迫られる・引っ越し費用が繁忙期でお見積もりが高い・引っ越し業者の搬出・搬入の希望日時の予約がとりにくい。その日に搬入されないケースもある。・転入届、住所変更など役所が混んで待たされる世界中で1つしかない家と出会う子どもの卒業と入学にあわせて住みたい街で家を買いたいママさんは多いようです。しかし、子どもの成長にあわせて住みたい街に土地やマンションが建つのかどうか常に動向を追うのはなかなか難しいものです。ただ、新築マンションであれば戸建てや中古よりもインターネットで収集が比較的容易です。来年、再来年には小学校へあがるなどのライフプランがすでにみえているのであれば逆算して家探しを始めてみましょう。仕事の都合ではなく、住みたい家の都合で子どもたちを転校させるのも勇気が必要です。保育園や幼稚園の途中であれば、まだ子どもたちの負担は少ないかもしれません。とくにマンションは、部屋の階数や間取りで販売価格も異なってきます。3月入居に向けて多くのファミリーが物件探ししているので、抽選になる可能性も高くなります。住みたい街に予算にあった物件が見つかったら決める!と家探しに終止符を打つ覚悟も必要です。3月下旬に入居して、新年度・新学期を新しい街でスタートしてみませんか。
2018年02月02日オウチーノ恒例企画「人気の街ランキング」。2017年の1年間、オウチーノ新築サイトにアクセスされた数をエリア別に集計し、ランキングにしました。新築マンション、新築一戸建て別で見ると、それぞれの特徴が現れる興味深い結果に。2017年、最も人気だった街はどこなのでしょうか?新築マンションは都心に一極集中!通勤に便利なエリアがランクイン2017年オウチーノ新築マンション・人気エリアTOP10順位駅名1位世田谷区2位港区3位千代田区4位中央区5位品川区6位目黒区7位文京区8位新宿区9位台東区10位渋谷区新築マンションのランキング、第3位は「東京都千代田区」です。千代田区は国会議事堂などがある日本の中心的存在ではありますが、人口は23区で最少。昼間に比べて夜間の人口は20分の1にまで減少するという特徴があります。JRや東京メトロの駅は23区内で最も多いエリアで、「御茶ノ水駅」や「永田町駅」、「溜池山王駅」などもあり、通勤にはかなり便利ですが、自分たちの住まいという視点よりも不動産投資目的からのアクセスかもしれません。第2位には「東京都港区」がランクイン。東京タワーのある港区には、六本木や汐留、お台場、青山などがあり、観光客にも大人気のエリア。一方で、新橋や虎ノ門などのビジネスエリアも多いので、通勤アクセスにこだわる方からも支持を得ています。落ち着いた大人な雰囲気の中、ゆったりとしたマンションライフが叶いそうですが、こちらも不動産投資目的での人気かもしれません。そして第1位に輝いたのは、昨年同様に「東京都世田谷区」でした。京王線、小田急線、東急線など、私鉄に囲まれている世田谷区は、沿線によって表情がガラッと変わるエリアでもあります。等々力渓谷、馬事公苑、芦花公園など自然が多いのも特徴で、子育て世代からも支持を集めています。第1位から10位まで、すべて東京都23区で埋め尽くす結果となりました。全体的に都心へのアクセスも良好なエリアが際立っており、新築マンション派は利便性を重視する方が多いようです。急上昇の埼玉県朝霞市と東京都江戸川区!幅広いエリアに分かれる新築一戸建て2017年オウチーノ新築一戸建て・人気エリアTOP10順位駅名1位世田谷区2位江戸川区3位埼玉県朝霞市4位板橋区5位足立区6位北区7位埼玉県ふじみ野市8位練馬区9位八王子市10位千葉県船橋市続いて新築一戸建てのランキングを見てみましょう。第3位に登場したのは「埼玉県朝霞市」。2016年のランキングでは第10位でしたが、2017年は一気に急上昇!朝霞市にある東武東上線「朝霞駅」は、2016年の乗降者数が67,000人で、毎年増加傾向にあるそうです。都心にアクセスしやすく、住宅の供給量や価格も安定していることから、埼玉県内でも人気を集めています。第2位には、小岩や葛西臨海公園などを擁する「東京都江戸川区」がランクイン。2016年の第6位よりもさらにアクセス数をのばしました。ママさんたちの間ではやはり江戸川区独自の制度「乳児養育手当(月額13,000円)」が魅力的な制度のようです。また周辺環境では浦安にも近く、千葉方面へのアクセスも良好な江戸川区。立地によっては、自宅からディズニーランドの花火やスカイツリーが望めるかも。栄えある第1位に輝いたのは、マンション同様こちらも「東京都世田谷区」でした。都心に近すぎず遠すぎずの利便性と、緑の多い住環境の良さが魅力です。文教施設も充実していることから、ファミリーから単身まで、あらゆる世代の支持を受け続けています。調査を開始した2013年以来、5年連続の第1位となりました!都心に一極集中していた新築マンションとは異なり、一戸建てランキングでは、埼玉県や千葉県などもランクインしています。利便性を重視するマンションと、価格と住環境のバランスを考慮する一戸建て。住まいの形態によって希望条件も異なるという、興味深いランキングとなりました!2017年人気新築マンションランキング2017年人気新築戸建てランキング※調査概要調査方法「O-uccino」新築サイトの、各市区町村ページのアクセス数が多い順にランク付けした。調査期間2017年1月1日~2017年12月31日
2018年01月31日住宅の購入予算を算出するためには、毎月返済額と住宅ローンの借り方(条件)がそれぞれ必要になります。この記事では、実際の住宅ローンのシミュレーションを行い、購入予算を設定・確認していきます。1. 住宅ローンシミュレーションを使ってみよう今回はフラット35のホームページにある、「毎月の返済額から借入可能金額を計算」するシミュレーション機能を使います。まずは次のページを開いてください。フラット35「毎月の返済額から借入可能金額を計算」(図1)フラット35の住宅ローンシミュレーション①毎月返済額小数点第1位まで入力できます。今の住宅費などから考えて、返済に無理のない金額を入力しましょう。②融資金利適用金利のことです。ここでは①の毎月返済額が完済時まで変わらない場合の借入可能額を算定したいので、「全期間固定型」の金利を入力しましょう。③返済期間返済期間は、それぞれの状況に応じて変わってきます。定年時の年齢から今の年齢を引いた年数を入れてみるのもひとつの方法です。まだ決まっていない段階であればとりあえず「35」を選択しましょう。④返済方法特に理由がなければ、「元利均等」のままにしておきましょう。上記項目をすべて入力・選択したら、「計算する」をクリックすると、図のように計算結果が表示されます。(図2)試算結果※各種数値は次の条件をもとに設定しています。毎月返済額:9.7万円/金利:1.800%/返済期間:35年/返済方法:元利均等返済※シミュレーション結果の詳細は、こちらのフラット35のページをご確認ください。借入額のシミュレーションはできたでしょうか。大切なのは「毎月返済額」と「金利」を自分で判断し、入力できているかどうかです。2. 購入予算=「頭金」+「住宅ローン借入額」借入額が分かれば、後は頭金分をプラスすれば購入予算が算出できます。(図3)購入予算の設定方法(住宅ローン利用時)頭金についてはこれまで説明をしてきませんでしたが、購入予算を決定するうえで、非常に重要になります。また、これまで「購入予算=物件価格」という前提で話をしてきましたが、家を買う場合は、物件価格とは別に住宅取得にかかる諸費用・税金が存在します。頭金は、これらの費用を除いて算出するようにしてください。3. 住宅ローンは「借りられる額」ではなく「返せる額」まず、知っておいてほしいこととして、住宅ローンは「借金」であり、利息がつく分、総返済額は借入額よりもかなり高くなるということを忘れないでください。実際に家探しを始めると、どんどん条件のいい家に目がいって、これまでに経験したことがない数千万円という単位の買い物ゆえに冷静な判断ができなくなり、高額なローンを組んでしまいがちです。現在の仕組みでは高額なローンを借りることも意外とできてしまいます。しかし、住宅ローンは「借りられる最大額」ではなく、「返せる額」を借り入れるということを、基本的な考え方としてください。ここまで、家探しを始める前に最低限必要と思われる住宅ローンの知識・情報を、購入予算の設定と関連付ける形で説明してきました。実際の物件を探し始める前に住宅ローンを学んでおくことの大切さが、多少なりとお分かりいただけましたでしょうか。まだまだ、住宅ローンのすべてを説明できているわけではありません。物件探しをしながらも、さらに住宅ローンへの理解を深めて、納得のいく商品プランを見つけていただければと思います。また、今から金融機関のホームページを見ることやシミュレーションの使い方に慣れておくこともお勧めします。
2018年01月30日神奈川県内でマンションや戸建ての購入を検討されている家族にお届けする「神奈川エリアの住みやすい街」レポート。住みたいマンションや戸建て(土地)は見つけたけど細かい周辺環境まで把握するのは土地勘がないと難しいですよね。そこで神奈川県内にある各駅を中心に日々の生活で必要なスーパーでの買い物や日用品が買えるお店。そして子どもたちが通うことになる学校や教育事情などを地元や住んでいた方に現地レポートしていただきました。住みたい街が見つかったら次は周辺に何があるのかここで細かく雰囲気もチェックしてみましょう。通勤地獄は風物詩?住環境は最高の田園都市線東急田園都市線は、渋谷駅~中央林間駅までを結ぶ路線で、急行を利用すれば中央林間駅まで約33分で行くことができます。渋谷駅~中央林間駅までを結ぶ沿線には、三軒茶屋や桜新町、たまプラーザ、あざみ野、青葉台など、魅力的な街並みが数多くあります。半蔵門線とも直結し、東武伊勢崎線・東武日光線と相互直通運転をしていますので、通勤やお買い物など大変便利な路線です。さらに横浜へのアクセスも気軽にできるため、市街地へも楽に行くことができます。そして田園都市線の近辺は比較的静かな環境が整っていて、高級住宅街も多く、休日にゆったりできるのも魅力の一つでしょう。⇒「溝の口」⇒「宮前平」⇒「鷺沼」⇒「たまプラーザ」⇒「あざみ野」⇒「青葉台」オシャレな沿線イメージが強い東急東横沿線多摩川沿いの街は再開発も進み、年々人気が高まっています。中でも武蔵小杉はマンションや商業施設、公共施設などの整備が進み、一層便利になっています。 東横線沿線は、仕事もプライベートも楽しみたい方やこれから子育てを迎える方には特に人気が高いようです。⇒「武蔵小杉(子育て環境編)」⇒「武蔵小杉(住みやすさ編)」⇒「日吉」⇒「綱島」⇒「大倉山」⇒「東白楽」⇒「反町」ちょっと高級感が漂う小田急線小田急線は世界最大級の乗降客数を誇る巨大ターミナル・新宿と神奈川県小田原を結ぶ路線です。通勤・通学の足としての利便性はもちろん、箱根や江ノ島方面への観光路線としての側面も持つ、ユニークな路線です。厳密には新宿から町田までが小田急線、町田から小田原は小田急小田原線という別路線です。⇒「新百合ヶ丘」⇒「読売ランド前」⇒「座間駅(ホシノタニ団地)」横浜と大宮を結ぶJRで人気の京浜東北線大宮駅-横浜駅間を「京浜東北線」と呼びますが、大船駅まで続く根岸線と一体です。郊外のベットタウンを選ぶも良し、職住近接をかなえるも良し。京浜東北線沿線では、さまざまな人の希望に合った街が見つかりやすいのではないでしょうか。⇒「川崎」⇒「鶴見」⇒「桜木町」⇒「石川町」⇒「山手」⇒「磯子」⇒「大船」横浜といえば相模鉄道!?JRと東急が乗り入れしてさらに便利な路線に相模鉄道(略して相鉄)は横浜~海老名・湘南台を結ぶまさに地元密着の路線。県外の人が相鉄と聞いて連想するあのジョイナスも相鉄グループです。相鉄線はJRと東急線との直通計画をすすめており、地元密着から東京都内へのアクセスが良好となりさらに便利な駅や街に発展しそうです。⇒「二俣川」⇒「希望ヶ丘」合わせて読みたい神奈川周辺の住みたい街⇒住みたい街東京!家族で探す子育て環境も充実した街まとめ⇒埼玉県で住みやすい駅はどこ?家族で探す子育て環境が充実した街まとめ
2018年01月21日住宅ローンを借りる際に重要な条件である「金利」ですが、金利の利率をあいまいにしたままでは、いつまでたっても実際の購入予算を算出できません。購入予算はこの後、住宅ローンシミュレーション機能を使って算出します。ここでは、住宅ローンの条件として設定する金利の利率をどのように決めるのかを見ていきます。1. 銀行のホームページでよく見る住宅ローン金利下の図は、架空の住宅ローン会社「A社」が提示している住宅ローンに関するプラン例です。1つの会社で提供している住宅ローンは、複数あることが大半です(※10以上のプランがあることも珍しくはない)。下の図は、そのなかから代表的なプランをピックアップしました。まずは、図の見方を説明します。(図1)「住宅ローンプラン例」①金利タイプ変動金利型、固定金利期間選択型、全期間固定金利型の3種類がメジャーなもの。返済期間中の金利が変わるのが変動金利型、変わらないのが全期間固定金利型、一定期間は変わらないのが固定金利選択型。②適用金利店頭金利から引き下げ金利を引いたもので、実際の貸し出しにおいて使用される金利(利率)。③店頭(表示)金利各金融機関が本来設定している基準となる金利(利率)。引き下げられる前の金利で、定価のようなもの。④引き下げ金利店頭金利からの引き下げ率のこと。引き下げ率は条件によって変わるため、幅表記か、図のように最大での引き下げ率が記されている。引き下げ金利によって②の適用金利が決定する。2. 毎月返済額が分からなくなる金利タイプとは住宅ローンを選ぶとき、最初に確認しなければならないのは①の金利タイプです。金利タイプは以下の3つに分けることができます。金利タイプの選び方には様々な考え方がありますが、今回は購入予算を設定するために金利を選ぶという視点で、金利タイプを考えてみたいと思います。変動金利型借入期間中、半年ごとに金利が変わるため、現時点では金利が変動した場合の毎月の返済額は分からなくなる(※1)。固定金利期間選択型借入期間中、あらかじめ決まっている期間は金利が変わらないため、その期間は毎月の返済額は変わらない。該当の期間が終了したら、その時点の金利で改めて変動金利型か固定金利期間選択型を選ぶ(※2)ことになるため、現時点では途中から毎月の返済額が分からなくなる。全期間固定金利型借入期間中、金利が変わらないため、現時点で借入期間中の毎月の返済額がはっきりと分かっている(※3)※1:変動金利型の返済額は、借り入れから5年間は金利の変動にかかわらず一定のままというルールがある。※2:ごく一部の金融機関で、一度変動金利型を選ぶと再び固定金利期間選択型を選べない商品がある。※3:実際の金利が決定するのは、多くの金融機関では融資実行日になる。金利タイプごとの返済イメージを図で表してみましょう。(図2)金利タイプごとの返済イメージオレンジ色は毎月返済額が分かっていて、変わらないところです。「?」の部分はそのときにならないと金利が分からず、毎月返済額もいくらになるか算出できない期間になります。変動金利は金利だけを見るといいように思いますが、先の見通しが立てられないというデメリットがあります。3. 将来の金利が分からないと予算は設定できないお手元に不動産広告のチラシがあれば、それを手に取ってみてください。売買用のチラシでは「毎月返済額●●円。家賃並みの支払いで家が買える!」といった文句が踊っています。その際、毎月返済額を算出するために必要な住宅ローンの金利は、ほとんどの場合で利率が最も低い金利タイプの「変動金利」を使っています。変動金利が悪いわけではありませんが、将来の金利動向が分からない変動金利を使って算出した“現時点での”毎月返済額が、あたかも返済期間中ずっと続くようなイメージで表現されることは、誤解を与える可能性があります。また、こうしたチラシで目にした情報をもとに、安易に購入予算を設定してしまったらどうなるでしょう。金利の違いが返済額に与える影響は、これまでの記事で確認したとおりです。金利の上昇、返済額の増加を想定していない購入予算の設定をしてしまっていたら、リスクは現実のものとして襲いかかってきます。購入予算の算出には、リスク管理の面から全期間固定型の金利を設定するようにしましょう。(図3)予算設定に使える金利、使えない金利
2018年01月20日「そろそろマイホームを」と考えていても、なかなか踏ん切りがつかずに購入のタイミングを逸してしまっている方も珍しくありません。「買おうと思ったけど、もうちょっと先でいいよね」「最終的には購入したいけど、やっぱりしばらくは、賃貸のほうが身軽でいいかも」など、それぞれに理由はあるものの、気づけば「買いたい」から「まだいいや」にいつのまにか変わってしまい「いったいいつ、どのタイミングで買えばいいんだろう?」と思ってしまっているパターンです。そこで今回は、実際にマイホームを購入した人たちによくある“買ったタイミング”を、宅地建物取引士の実務経験がある筆者がメリットやデメリットとともに3選ご紹介していきましょう。結婚を機に結婚が決まった段階で「家を買っちゃおう」と、婚約中からマイホーム探しを始めるカップルも珍しくありません。このパターンでは「賃貸に住むより、最初から家を買ってしまったほうが、ローンも早く終わりそうだし」「家賃を払うくらいなら、ローンを払ったほうがいい」などの理由から、結婚を機にマイホーム購入に踏み切っている方が多いように見受けられます。早くに家を買うとローンの支払いが早く終わるメリットがありますが、新婚時からずっと同じ家に暮らし続ける夫婦も多くなるため、ふたり暮らしには広すぎる家を買った、結果的に子どもの数と部屋数が見合っていなかった、など家族の人数に合わせた物件に移り住むのが難しくなるデメリットはあります。子どもの進学を機にお子さんの進学を機にマイホームを購入する夫婦も、珍しくないパターンです。特に、我が子を公立の学校に通わせようと考えている場合には、“学区問題”も気になるテーマとなるため、子どもが通う学校を基準にマイホームを探し始める夫婦も少なくない傾向にあります。お子さんが進学するまでの間はマイホーム貯金を貯めることができるので頭金を増やせるメリットがありますが、デメリットとしては、本格的に家を探し始めたタイミングが遅いと、お子さんの入学までに希望の学区内に納得できる不動産が見つからない点が挙げられます。欲しい家が見つかったのを機に新聞に折り込まれている広告などで「この家、いい!」と、気に入った住まいが見つかったときに、思い切ってマイホーム購入に踏み切る夫婦も珍しくありません。「家を買ったら、一生住み続ける」と決めている夫婦ほど「これだ」と思える物件にはなかなか巡り会えない傾向もあり、巡り会えたときが「買い時」というわけです。メリットとしては、やむを得ない事情で無理やりマイホームを探しているパターンと異なり、本当に気に入った不動産を納得して購入できる点が挙げられます。他方、デメリットとしてはそれまでのマイホーム計画が漠然としていた場合、頭金の準備が整っていなかったり予想外に高額のローンを組むことになったりといった点が挙げられます。「そうだ、家を買おう」とマイホーム購入に踏み切る事情やタイミングは人それぞれですが「このタイミングで家を買っている人が多い」という傾向もあります。マイホーム購入にあたって「終の住処」を買うのか、それとも将来の事情に応じて買い替えも視野に入れているのかによっても、不動産購入への意気込みは変わってきます。「そろそろマイホームを買いたいけれど、ここまではタイミングを逸してしまった」という方は、こんなタイミングを狙ってみてもいいのかもしれません。妥協して買った不動産でも「住めば都」になっているケースだって珍しくないので、心底納得できる不動産にめぐり合えなかったとしても、結果として大満足だった!となれば、そのお買い物は大成功です。
2018年01月18日東京都在住30代のUさんご夫婦。妻の実家のそばに住むか、夫の実家のそばに住むかで悩み、結局夫実家から徒歩15分ほどの距離のマンションを購入。その「意外な理由」とは。「賃貸はもったいない」からマンション購入結婚後どちらの実家にも1時間ほどという「中間地点」の賃貸マンションに住み始めたUさん。夫の仕事場も近く、築浅物件だったため暮らし自体に不満はなかったそう。「ただ、賃貸となると家賃がもったいなくて。どうせなら購入したい」そう思いはじめたUさん。数々の物件に足繁く通い、二つのマンションに絞ります。ひとつはUさん実家に近い「400世帯ほどの大規模新築マンション」。もうひとつは、夫実家から徒歩15分ほどにある「25世帯ほどの小規模新築マンション」でした。夫実家の提案「2世帯同居」をどうしても避けたい実は、Uさんは、お姑さんから「2世帯住居に建て直すから一緒に住まないか」と誘われていました。そのたびに、やんわりその場を逃げ切っていたそう。「同居だけはなんとか避けたかった。まだあちらが、ふんわりした提案のうちに購入してしまいたい」と急いでいました。お姑さんのお誘いを断って購入するのであれば、やはり「夫実家の近く」であるほうが心象はいい、自分の実家のそばも捨てがたいとUさんは迷います。しかし、ある意外なポイントで「夫実家の近く」を選択することになりました。実物が見れる「竣工済マンション」で心が決まる実は、夫実家から徒歩15分の小規模新築マンションはすでに建てられた後。つまり「完成後販売」という形をとっている新築マンションでした。通常、マンションは竣工される間に販売されますが、こちらのマンションはすでに建てられたマンションを見学して購入が決められるというもの。「だからこそ不安がないというか。賃貸と同じで、窓から見える風景も天井の梁もすべて目の前にあるそのものなんですよ。私の実家の近くの新築マンションはモデルルームだったので、その差が大きくて」完成済マンションは、希望より少し延べ面積が小さいものの、ほぼ希望を満たしており、そのまま入居できるという環境にすっきりと「将来を描く」ことができたそう。夫実家から徒歩15分は“円滑”な距離だった同居を希望している夫実家に「マンションを買います」という事後報告をするUさんにとって、このマンションは「夫家族ともめない」いい選択だったようです。夫実家の2世帯住居の話も進んでいなかったこともあり、以前住んでいた地区よりずっと近くに家を購入することを喜んで受け入れてくれたそう。その後、子どもに恵まれたUさん夫婦。「子どもが生まれた後ももめることなく“いい距離”を保ち続けられています」とのこと。徒歩15分という距離は「何かあればすぐに駆け付けられる」けれど、「スープはちょっと冷めちゃうかも」という距離。「竣工済マンション」は購入側にとって、とても前向きになる物件だということを教えていただきました。※画像はイメージです
2018年01月17日物件価格は高騰気味。ゼロ金利、税制優遇など不動産取引の環境は好況な状況にもみえます。とはいえ、買った家を将来は売る、あるいは、相続の際に手放す可能性のある人にとって、10年後20年後はどのようになるのかが気になるところ。不動産地価は今後がどうなるか?過去の地価の変動を振り返りながら、なぜそうなって、何が問題で、どうすればよいか?東京大学大学院経済学研究科教授(当時・現政策研究大学院大学教授)の西村淸彦先生の講演「人口高齢化と地域経済の今後」から探ってみました。参考資料(PDF):不動産バブルは働き盛りの人口増によるもの東京オリンピック景気やゼロ金利など、家を買うのに良いタイミングとも言われています。加えて、都心なら将来不景気になっても住宅地価は下がらないから安心という人も。ですが、住宅の購入が、将来の「資産の購入」とシンプルに考えるは危険かと思われます。というのも、『2040年、住宅地価は50%以上下落する自治体が出てくる』とうい調査データがあるからです。ここにある、過去からのデータをみながら、解説していきます。◆日本の地価(住宅価格)、個人への貸出額、逆依存人効率推移このグラフは、実質地価、金融の実質貸出、逆依存人口比率の3つの推移を示しています。逆依存人口比率というのは、簡単にいうと『1人のお年寄りや未就学児など非労働人口を、何人の労働人口が支えているか?』ということを比率で表したものです。グラフの中の黒い線の二つのこぶ(山)。これは労働人口が多かった時代です。1990年前後の2つ目のこぶ(山)は団塊ジュニアの世代に当たります。ここで注目なのは、ピンク線の実質地価とグリーン線の実質貸出が、黒線の上昇と合わさるように上昇しているところ。この、1980年中ごろ~1990年前半は、日本がバブル景気と言われてた時期です。この時期に何が起こったか。一つは、このグラフにあるように、1991年に日本の働き盛り人口がピークになった事です。加えて大事なのは、その10年前の1981年に金融が自由化されたことです。この時期には、いわゆる財テクと言葉も生まれました。つまり、働き盛りがたくさんいて、金融革新が起こって銀行からの融資も出やすくなって、消費者の住宅資産購買意欲が大きく高まったわけです。お金もたくさん手に入る時代だから、高額なものを購入し、不動産バブルが生まれた。住宅価格は、住宅が欲しい人が増加したから上がるということ以上に、もっと根っこには、人々が無意識に持っている、いわば「超長期的な期待」が高まったから急激に上昇したとも言えます。その「超長期的な期待」とは何だったのでしょうか。それは、人口は減らない、不動産価値は上がり続けるという期待感。しかも色々な資産の中でも、不動産(土地)は確かに今その場に存在していて、そして将来も無くならないという意味でわかり易い資産であることも影響しています。もう一つ前のこぶ(山)、1965年~1970年も、労働人口が増えていますが、銀行からの融資は一般の人には広がっておらず、バブルが起こらなかった。ですので、労働人口増加から生じた将来への強い期待と金融の自由化から生じた金融機関の融資競争があってこそバブルが起こった、購買意欲が向上したということがわかります。ピーク以後は、3つの項目全てが下がり、バブルが崩壊します。逆依存人口比率(黒線)が1995年くらいから下降し、それに合わさるように実質地価(ピンク線)、実質貸出(グリーン線)も下がっている。人口が減少したので、経済成長が続かなくなり、消費行動や銀行からの投資融資なども縮小していった。これら変化を見ていくと、人口の変化が不動産という資産価格に直接影響を及ぼすということがわかります。経済成長が回復しなければ、労働人口減少と非常に劇的な高齢化で地価が下がるそして今後、重要なのは『人口が減少』するということです。少子高齢化ではなく、ここで示しているのは、『労働人口が減り高齢化している=経済が回らなくなっている』という、人口構成の変化です。グラフだと2000年くらいから徐々に逆依存人口比率は下降を初めて2017年以降も減少し続けていることが予測されています。◆人口のインパクト推移*Note:IP55 projeciton is based on natural increases/decreases calculation from the survival probability and the number of births by cohort and social increases/decreases due to movement between regions.*国立社会保障・人口問題研究所中位推計こちらは総人口と老齢依存人口比率という、働く人に対するお年寄りの比率を表したグラフ。総人口は減少してきている一方で老齢依存人口比率は上昇、2040年の日本の人口構成はどんな姿なんでしょうか。あと20年ちょっとの話だから、そう遠くない未来です。これらのグラフで、お年寄りが増えると地価も銀行の貸出額も下がることが予測できます。では次に、実際どのような変化があるのか、首都圏と日本全国とで見てみます。・今後の住宅将来価格はこうなる(かも)【首都圏の老齢依存人口比率でみてみた】*Source:Authors’ calcutaion. The map is provided by Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism,”National Land Numerical Information:Administrative Zones Data.”これは1970年から2040年まで、東京、埼玉、千葉、神奈川の一都三県の地図で老齢人口依存比率をアニメーションで表現したものです。色が濃くなるに従って、老齢人口の比率が高いのですが、1970年は全体的に薄いピンク色になっています。若者と高齢者の比率は大体10:1でした。これが年代を追うごとに少しずつ色が濃くなってきています。70年間で起こるのは、非常に劇的な老齢人口の増加です。・今後の住宅将来価格はこうなる(かも)【1都3県の住宅地価を見てみた】*Source:Authors’ calcutaion. The map is provided by Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism,”National Land Numerical Information:Administrative Zones Data.”これは、経済成長がないとして、2015年の一都三県の住宅地価を表した図。右下の水色が1(2010年)を表していて、2015年の時点でもうすでにどこも水色を下回って赤くなってきています。2015年は、2010年を基準とした場合にもうすでに地価は下がってきているという事です。2030年は真っ赤です。つまり、『2040年、住宅地価は50%以上下落する自治体が出てくる』ことが手に取るように分かリます。では日本全国の場合はどうかを見てみます。・今後の住宅将来価格はこうなる(かも)【日本全国の住宅地価を見てみた】*Source:Authors’ calcutaion. The map is provided by Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism,”National Land Numerical Information:Administrative Zones Data.”この地図は、1970年から始まりますが、この時点ではどこも薄いピンク色になっています。まだまだ住宅地価は下がり始め、これが年を追うごとに少しずつ赤くなり、やはり2030年代以降では真っ赤なところが多くなっています。福島県は地震の影響があるため外しています。人口構成をどうにかしないと、どうにもならない労働人口が多かった時代は給料も多く、銀行融資も高額にできたため、不動産のような高い商品でも今より買いやすかった。しかし今は、労働人口が減り、お年寄りも増えて、経済活動が停滞してきたから、買えなない人が増え、それに伴って住宅地価も下降してきています。今まで見てきたことは、過去のデータを調査して出た結果なので必ずそうなる、とは断定はできないのも事実ですが、不動産を購入したり投資したりするときは、その時の良い面だけに踊らされるんじゃなくて、しっかり将来のことも見据えた上で判断することが大切かと思います。人口構成を変えるという問題は、大きいテーマのため、その分行政や地方自治体など大きな括りでの取り組みが重要になってきます。共働きでも子育てできる、待機児童問題など子育て環境の改善や子育てのための色々な補助や支援など、女性や若い夫婦世帯などが、出産、子育てをしやすい社会にしていくことが今後大切になっていきます。もちろんお年寄りの方が住みやすい社会であることも大切です。
2018年01月12日今年こそ、マイホームの頭金を貯める!と意気込んでいる方も多いかもしれませんね。私は、「つけるだけで貯まる家計簿の書き方」の書籍を出版し、全国から家計やお金に関する相談メールをたくさんいただいたり、それに答えたりしています。また、現在3人の子どもを育てている主婦でもあります。家計管理の視点から、マイホームの頭金の準備の仕方について考えてみましょう。マイホームの頭金の目安マイホームの頭金の目安は、一般的には2~3割を準備しましょうと言われることが多いものです。もちろん、多ければ多いほど負担が少なくなるので、家計管理の上では有利です。しかし、具体的にいくらを貯めた方がいいのか?という点については、専門家でも色々な計算方法があったり、頭金を貯めている間に貯めたお金以上に金利や相場が上昇してしまうと、頭金をしっかり貯めることが必ずしも得策とはならないケースもあったりと、最終的にはケースバイケースになりやすいので、情報をしっかり集めてから、頭金の金額を決めると安心ですね。マイホームの頭金の貯め方目標とする頭金の金額が決まったら、具体的に貯金計画を立てていきましょう。貯金計画とは、毎月、または年間でいくら貯金ができるかという計画をつくることです。現在の収入に対して、貯金できる金額はいくらなのかを具体的に計算してみてくださいね。月にいくら収入がありますか?という質問には答えられても、月にいくら支出がありますか?貯金はいくらできますか?という質問には答えられない…という方が意外と多いのです。ましてや、年間でいくら収入がありますか?年間でいくら支出がありますか?年間でいくら貯金がありますか?というような「年間」の視点で質問に答えられる方はかなり少数。貯金をしたいと思うなら、それくらいのことを把握するのは当たり前のようですが、意外とそんなこと考えたこともない…というケースが非常に多くみられます。本気で、今年こそ貯金を!と考えるなら、まずは今の家計の状況をしっかり把握することからはじめてみてください。また、貯金は、頭金のためだけでなく、教育費のため、老後のため、車のため…と目的が多岐にわたることが多いので、貯金をいくらすると考えるよりは、「頭金のためにいくら貯める」「その他の貯金にはいくら貯める」というように、おおまかな目的に分けて貯金をするといいですね。マイホームの頭金だけに貯金を偏らせてしまうと、頭金を支払うと貯金がほとんどなくなることがあります。これでは、その他の大きな出費が急に必要になった時が心配です。頭金だけに偏らない貯金配分を考えて貯金の計画を立てるといいですね!注意したいのは住宅ローンを組んだあと家計管理では、住宅費はひと月単位ではなく年間で考えます。例えば、家賃が月9万円なら、年間で108万円の支払いが発生することになります。ボーナス払いがあれば、さらに年間負担額は増えます。車のローンやその他のローンがある場合も、年間負担額はさらに増えていきます。住宅ローンだけにとらわれず、ローン全体の金額を確認し、過剰負担にならないように気をつけましょう。ステキなおうちを購入するのは良いことですが、子どもが大きくなるにつれて支払いが厳しくなる…というようなことにならないように気をつけたいものです。住宅ローンがあるために、日々の食事さえもままならない…という家計にならないように、くれぐれも今後の家計管理を正常に回すことができる範囲で、慎重に検討し、選択していくことが求められます。まとめマイホームの頭金のために貯められる金額は、最終的には人それぞれになりやすいもの。一般的な頭金の計算式だけで判断するのではなく、他のローンの状況など、一部ではなく、家計全体を見ながら、自分の家計に合わせて適切な金額が準備できるようにしていきたいものですね!あき家計管理プランナー。「あきのズボラ家計簿(KKベストセラーズ)」の著者。子育て世帯の実践的な家計管理に詳しい。2年で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿合わせて読みたいお金の管理に関する記事⇒あきのズボラ家計簿の著者が紹介する『1年で50万円貯める簡単な方法』
2018年01月02日「梁」とは梁とは、構造物の上部からの荷重を支えるため、または柱をつなぐために架け渡す建築材料のことをいいます。梁には、屋根を支える「小屋梁」というものがあります。また、柱と柱で支えられている「大梁」と、大梁に支えられている「小梁」とがあります。さらに床を支える床梁(ゆかばり)、2階などの床や小屋組に設ける「火打ち梁」があり、梁には実に多くの種類があることがわかります。梁の役割は、地震などの災害時でも建物が倒壊しないよう、建物の主要構造部分である屋根や柱を支えることにあります。このように建物全体が揺れやねじれ、引っ張りといった様々な力に耐えるためにも、梁は必要不可欠であるといえます。2種類の構造形式しかし地震などの災害時でも、建物が建っていられるかどうかはその建物の「構造形式」によって異なってきます。つまり、屋根や柱を支える梁を使用していたとしても、必ずしも建物が倒壊しない保証はないということです。では、どのような「構造形式」が一番安全なのでしょうか。まずは代表的な構造形式である以下の2つをご紹介します。ラーメン構造壁式構造それぞれの特徴をみていきましょう。ラーメン構造ラーメン構造とは、日本の伝統的な工法のひとつで柱と梁で骨格を造り、そこに壁を張っていく構造のことをいいます。ラーメンの語源は、ドイツ語の「枠」「額縁」からきています。柱と梁を強く固定すること(剛接合)で建物の骨格を形成するこの構造は、強靭な「枠」を形成します。この点がラーメン構造の特徴ともいえます。そのため木造建築物には取り入れにくく、鉄筋コンクリート造り(RC造)や鉄骨造り(S造)などで建てられるアパートや低層マンションに用いられることが多いです。ラーメン構造の特徴特徴としては、接合部分がしっかりと固定(剛接合)されている点にあります。しかし先述したように、後から壁を張っていくスタイルなので、壁は非常に薄いといえます。そのためこの構造法を用いている場合は、木造アパートはもちろん、中高層マンションであっても隣の部屋の物音が気になってしまうことが考えられます。また壁が薄いということは、「横からの力に弱い」ともいえます。震災レベルの地震が起きた場合には、十分な注意が必要です。壁式構造一方で、震災レベルの地震にも強いのが「壁式構造」です。壁式構造はラーメン構造とは違って、柱や梁を使用せず、床と壁を接合していく構造のことをいいます。主に一般住宅や中高層マンションなどに用いられることが多いです。壁式構造の利点には、以下のようなものが挙げられます。壁で建物を構成しているため、地震などの強力な影響もバランスよく吸収することができる柱を用いらないので、四隅にスペースが生まれる防音効果がある熱(冷暖房)が室内に渡りやすい柱がない分スペースが広がるので、空間にゆとりがもてます。また建物をコンクリートの壁で構成するので、防音効果もバッチリです。しかし欠点もあります。壁式構造の欠点は以下のとおりです。大規模なリフォーム(リノベーション)ができない柱や梁で建物を支えているラーメン構造であれば、壁を取り壊すリフォームもできます。しかし壁で建物を支えている壁式構造では、壁を取り壊したり、窓をくり抜いたりすることは難しいです。まとめ壁式構造は地震に強く、生活上安全であるうえに防音効果も高いことがわかりました。しかし一方で、壁を取り壊して居室スペースを広くするといった、大規模なリフォーム(リノベーション)は難しいようです。ライフスタイルの変化や居住者が増えるといった場合に、大規模なリフォームができないのは難点といえます。しかし地震の脅威にさらされることなく、安全な住まい環境を維持できる点は非常に魅力的であるといえます。今後のライフスタイルを考慮したうえで、物件購入を検討されるのが良いでしょう。
2017年12月18日中古マンションの魅力は、新築物件に比べて選択肢が多いことや購入前に物件を確認できることなどが挙げられます。中古マンションと言っても、新築同様の築浅物件から築30年以上の年季の入ったマンションまで、築年数や規模は様々。どのような点に注意して購入すればいいのでしょうか?中古マンションを購入する際のポイントをまとめました。築年数の限界は?買い時はいつごろ?マンションの価格は築年数が経つにつれて下落しますが、20年を過ぎると底値となり、その後は安定する傾向にあります。つまり、築20年を過ぎた中古マンションを購入すれば、その後売却した場合でも大幅に値崩れする心配は少なくなります。また近年、都心部では新築住宅を建てられる土地が少なくなっていますが、20年前の中古マンションに目を向けると、立地や広さも申し分のない物件が見つかりやすくなります。駅に近く、生活利便性の高い立地にある都市部のマンションは、土地の評価が高く資産価値が下がりにくいのもメリットです。では、築年数の限界はどれくらいでしょうか?多くのマンション建築に使われるコンクリートの寿命は100年以上です。ただ、日本のマンションは古いものでも築60年程度なので、実際に100年耐えられるのかは確かではありません。一方、確定申告や住宅ローンの審査基準では、減価償却資産の耐用年数は47年間です。ただこの考え方が、築年数の古いマンションの資産価値を低下させる要因のひとつとなっていることから、今後この基準は改定される可能性があります。実際、「限界」については築年数より管理状況で判断するのが望ましいでしょう。一般的な「建て替え時期」が来る築30年以上の中古マンションを購入する場合、きちんと修繕されているか、管理不全に陥っていて外壁が剥がれたままになっていたり、貯水タンクが壊れた状態で放置されていたりしないか、細部まで自分の目で確認することが大切です。中古マンション購入の失敗談は?中古マンションに関する失敗談としてよく聞かれるのが「売却するときに、購入価格を下回ってしまった」というもの。立地が良い物件も築20年を経過するまでは、相場は下落傾向にあることを留意しておきましょう。投資目的で条件のいい新築マンションを購入し、築年数が浅いときに新築に近い状態で高く売り抜く売主もいます。そのような物件を見つけたとき、「中古なのに、こんなにピカピカの素敵なマンションがあるの?」なんて舞い上がってはいけません。冷静な判断力が必要です。他にも、購入後に管理組合から修繕積立金の値上げを通告されたり、設備の不全が発覚して実費負担が生じるなど、事前の確認不足が招いた失敗事例があります。中古マンションを購入する際は「重要事項説明書」を隅から隅まで熟読し、懸案事項はすべて解決しておきましょう。もちろん、近隣に騒音の原因になりそうな商業施設などはないか、上下左右にはどんな隣人が暮らしているかなど、周囲の環境チェックも怠ってはいけません。ココに決めた!「売買契約」に関する注意点一般的に、売買契約は「売主」「買主」「仲介した不動産会社」の3者で行なわれます。契約は買主が売主に売買代金の一部として手付金を支払うことで正式に締結されるため、手付の種類や金額についてきちんと理解しておくことが必要です。また、不動産会社への仲介手数料は決済時に一括払いする場合と、契約時に半金、決済時に残金を支払う場合があります。仲介手数料に関しても、契約の際に一度確認しておきましょう。さらに「重要事項説明書」や「付帯設備表」「物件状況報告書」の読み合わせにも、細心の注意で耳を傾けることが肝心です。特に日常生活に欠かせない「給排水管回り」について、これまでにどんな故障があったかなど、実際に住んでいた人にしか分からないことまでしっかりと確認しておきましょう。同じ理由で、過去にマンション内で起きた火災・事故などの事件、管理組合での討議事項など、自分では把握できない事柄についても、後で「そんな報告、聞いていない!」と悔やむことがないよう、少しでも疑問に思った点は解決しておきましょう。すべて納得するまでは安易に契約してはいけません。固定資産税についてマンションを購入すると、毎年「建物」と「土地」に固定資産税がかかります。税額はおおむね、「固定資産税評価額」×1.4%(全国共通の「標準税率」)で計算されます。中古マンションの場合、土地はその年によって上下しますが、建物は経年劣化のため、年々下がっていくのが一般的です。年数による減額の割合は、自治体ごとに「経年減価補正率表」などによって定められています。一般的に、「中古マンションの固定資産税は安い」と言われていますが、ローンの支払い終了後も物件を所有し続ける限り固定資産税は納める必要があるので、購入前にきちんと計算し、その価値があるかないか検討しましょう。中古マンションを購入するなら、資産価値として安定している築20年以上の物件がオススメです。土地としての評価が高い立地条件のいいマンションなら、購入時より高値で売却できる可能性もあります。ただし、築年数が経っていれば経っているほど確認事項も増えやすいので、細かい点まで慎重に吟味し固定資産税額まで考慮して購入を検討しましょう。
2017年12月15日こんにちは、6歳娘のママとして子育て奮闘中のファイナンシャルプランナーのAyakoです。今日は私の体験を元に人生最高額の買い物といわれる「家購入」の決め手についてお話させていただきます。戸建てかマンションかの選択ももちろんですが、どの街に住むか、いつ買えばいいのかとか家購入に踏み切るタイミングが難しいですよね。ここで家購入の決め手や妥協したポイントなどを参考にしていただき、いい物件との出会いをサポートできたらと思います。新築マンション購入の決め手は周辺環境!現在のマンションに住んでから数年経ちますが、購入の決め手は子供が安心して過ごせる環境というのが大きかったです。同じ最寄り駅の範囲内で引っ越し元々最寄り駅から15分位のところに賃貸で住んでいて、通勤に便利なのとお店も充実しているので気に入っておりました。ただ、横浜エリアということもあり利便性が高いことで、人や自転車の通行量も多く子供と一緒に歩くのには危ないので、同じ駅でもう少し落ち着いた環境に引っ越ししたいなと考えていました。モデルルーム巡りに疲れた結果・・・横浜エリアのモデルルームなど5~10か所程度見た時に、今のマンションを見つけました。落ち着いた環境で、広さもちょうどよく、新築なのに相場よりかなり割安で買えるので決めました。モデルルームもいろいろ見てまわると何が一番購入にあたり重要なのか見えてくるので良かったです。ただ、10か所もまわると段々疲れてくるので、今の家に出会ってよかったです。子供が安心して歩ける環境繁華街側の賃貸マンションに家族3人で住んでいたころは、通路が狭くベビーカーをひいていると人にぶつかりそうになる時が度々ありました。また、自転車の通行も多いため、子供が歩くようになるとひかれそうになることもあり、常に手をつないで気を張った状態で歩いていました。子供は色々なことに興味を持ちふらふら走ってしまうので、その度に危ないと思い注意しなければいけない環境もストレスになっていました。今の新築マンション近辺は道幅が広く、子供を連れて歩いても余裕があります。子どもが3歳くらいから住んでいますが、ある程度安心して子供が自由に歩けるのは子育てにとても良いと感じました。以前は繁華街付近の賃貸マンションにつくまで、人や自転車にぶつからないかヒヤヒヤしながら帰っていましたが、落ち着いて歩けるのは一番のメリットだと感じています。近所のスーパーの物価が安い新築マンションの近くにあるスーパーは、駅付近のスーパーより混雑していないので子供を連れてゆっくり買い物できるのが嬉しいです。駅付近のスーパーに子供を連れていくと人にぶつかる可能性が高く、早く買い物をすませなきゃ・・・と、あまり値段を見ずに買ってしまうこともありました。その結果、割高で買ってしまうこともありました。今のスーパーは近隣の方が利用するので混雑せずゆっくり商品を見てまわることができ、値段の安いものが買えて節約につながります。また、繁華街付近のスーパーより物価が安くて驚きました。全体的に2割程度食品が安く買えるので、家計をやりくりをする上で大変助かっています。日によりますが、鶏もも肉79円などの日もあり、その日のお買い得品をもとに献立を立てるのが楽しみです。もともと食費は家族3人で月3万以内で済んでいたので少ない方ですが。今の新築マンションに住んでから、さらに食費が抑えられるようになり、家族3人で月2万程度に収まるようになりました。近所のスーパーが安いのは、マンション購入する上で大きな決め手にもなりますね。家を購入すると、長い年月そこに住む事になるので、ファイナンシャルプランナーの観点からも物価が安いお店がある街に住むのはおススメです(笑)。キッチンのスペースが広いので好きな料理が楽しめる以前住んでいた賃貸マンションはキッチンのスペースが狭い為、少し料理をするだけでスペースが一杯になってしまいました。新築マンションはキッチンはスペースが広く、コンロも3口あるので使いやすくお気に入りです。同時に料理が沢山作れるので、時短にもつながりました。普段ファイナンシャルプランナーや、ライターなどのお仕事をしていて毎日忙しく。日々子供を迎えに行ってから、夕飯は1時間くらいでパパっと夕飯を作りたいので助かっています。また料理が好きなので、週末は沢山料理を作り、親や友人を呼んでホームパーティーをする機会が増えました。子供も喜んでくれるので、私も楽しみができて嬉しいです。新築マンションを購入するにあたり妥協したことごみ処理場が近いごみ処理場が新築マンションの近くにあるため、夏場は少し臭いが気になります。夏場にかなり近くを通らないとそこまで気にならないので、大きな問題はないですが妥協点につながりました。また、ごみ処理場を通る収集車が多いので、通勤や通学に忙しい時間帯だと足止めされてしまうのが若干マイナスポイントです。ただ、逆にごみ処理場の近くという事で、その近辺のマンションや一軒家より販売価格がだいぶ抑えられていた気がします。横浜エリアでありながら相場価格よりも1,000万程度は安く購入できたので、かなりお得感がありそこまでデメリットには感じられませんでした。通う幼稚園から距離があった新築マンション周辺は幼稚園が少なく、距離があった事が妥協点です。幼稚園まで往復40分程度かけて送迎していました。年少さんの頃は子供もかなり大変だったと思います。ただ、かなり長時間歩いていたせいか、子供の足腰が強くなり3年間の幼稚園通いで体力がつき先生に褒められました。遠足などに行くと、長く歩くと疲れてしまうお子さんが多い中うちの子はピンピンしていましたと。体力がつき、風邪など病気にかかりにくくなった事は良かったと思います。また、私自身も毎日往復40分歩くことにより運動量が増え他に特別な運動をしなくても、ダイエットにつながりました。キッチンのシンクにディスポーザーがないこと購入する前の賃貸マンションにはキッチンのシンクにディスポーザーがついていたので、生ごみの処理がとても簡単でした。今の新築マンションはディスポーザーがなく、生ごみが多い為カビが出やすいなと感じています。水回りの掃除をおこたると、すぐにカビが生えてしまいます。日頃からなるべく水まわりをきれいにし、カビがはえないよう心掛けています。また、100円ショップなどにあるカビ対策グッズで防ぐようにしています。まとめすでに家族がいる時に家を購入するとやはり子育て環境がきになりますね。幼稚園などは数年の我慢と考えると、長く住む周辺環境。そこに日々の暮らしに必要な買い物・スーパーがあれば購入の決め手がさらに強まります。妥協した点も多々ありますが、別の切り口でカバーしたりプラス思考!?で乗り越えることはできると感じました。Ayakoのインスタグラムはこちら⇒たくさん読まれています!【ママの購入体験談】この家に決めた理由とは・・・⇒マンション購入の決め手は横長リビングの間取り!妥協したのは日当たりでした⇒妻の実家から徒歩8分の近居に家購入はメリットしかない
2017年12月14日家の買い替えをする人が増えたとはいえ、まだまだ家の購入は「一生の買い物」。どのように選んだらいいのか、そしてなぜそこを選んだのか。今回は東京23区内中古マンションを購入したTさんに伺いました。どうして「家を購入」することになったのか現在、東京都23区内にお住まいのTさんは、夫、小学生の男の子との3人家族です。家を探し始めた当初、Tさんは専業主婦で、子どもが生まれたばかり。東京都心に住んでいましたが賃貸で手狭だったため、「安定して子どもが育てられる家を購入しよう」と決意し、家を探し始めました。家探しは「中古に絞る」ことに決定まず、「中古から探し始めた」Tさん。その理由は「住んでいる人、近隣の環境がすでに出来上がっているから」と言います。「ずっと住み続ける家であれば、隣近所と長く付き合わなければなりません。新築だとその環境がわかりかねるのが我が家には大きなデメリットでした」かつて賃貸マンションで隣人に苦しんだ経験があるからこそ、このメリットは大きかったそう。また「もともとヴィンテージ好きなのと、安く家が買えるのもありがたいし」と中古にはまったく抵抗がなかったと言います。まずは憧れ「郊外中古一戸建て」を内覧中古の家を探し始めて、まず向かったのは、東京都から出た郊外憧れの一軒家。築年数は10年もたっておらず、もちろん駐車場付き。また、1階はリビングダイニングに和室、そして2階は6畳以上の部屋が3つもあり、今後子どもが増えても問題はなさそうでした。しかも庭は駐車場以上に広く理想的、憧れのシンボルツリーを植えることができる環境も整っており、Tさんはこの家をかなり気に入ったそうです。夫の「通勤時間」も、駅to駅で50分、最寄り駅から家まで徒歩で15分となんとかカバーできる距離でした。次に「23区内中古マンション」を内覧Tさん一家が次に見て回ったのが「23区内中古マンション」。今まで賃貸とはいえマンションに住んでいたので「慣れた」環境です。数件内覧した後、「リノベーション済」という中古マンションと出会いました。築7年の築浅で、床暖房やペアガラスなどが入っており、風呂もオートバスシステムで1坪の広さ。賃貸にはない「築浅分譲マンション」の良さに惹かれました。「中古を買った後にリノベーションする」つもりでいたTさんたちでしたが、すでに家探しでくたくただったこともあり、このまますぐ住める築浅物件に惹かれました。また、通勤時間は駅to駅まで片道20分という好立地。朝は最寄り駅始発の電車まであり、通勤電車で苦労しなくていいということに、Tさんの夫は喜びます。「郊外一戸建て」ではなく「23区内マンション」を選んだ理由とは候補はこれらの「郊外一戸建て」と「23区内マンション」に絞られました。どちらも築浅の中古です。「郊外一戸建て」はとにかく、家が広くてのびのびと暮らせます。庭が広いのでガーデニングも十分楽しめ、また徒歩15分の駅には大型ショッピングモールも併設されており、買い物に困ることもなさそう。しかし、Tさん一家が選んだのは「23区内マンション」でした。23区内はやっぱり環境が整っていた「郊外一戸建てがあった駅周辺はいいのですが、徒歩5分すぎると、道路ががたがたでベビーカーで歩くのが困難でした。雑草も映え放題の公園もあって」次に23区内を見たTさんは、その違いにとにかく驚いたと言います。「23区はやっぱり東京なんだと。人が多い分税収も多い。だから道路も公園も整っている。それに、その時すでに23区は中学生まで医療費無料と魅力的な制度が整っていました」その市区に大企業はあるか、人口は多いかで税収が変わる、それを目の当たりにしたTさん。「家だけでなく、周辺環境を見る」ということが、Tさんにとっては決め手の一つになったようです。最大の決定打は「夫の鶴の一声」そして、やはり大きな決定打が「夫の通勤時間だった」とTさんは言います。「往復2時間と往復1時間は、毎日となるとその疲れ具合が全然違うと夫の鶴の一声で決まりました。まだ子どもが小さく、実家が遠かったのでワンオペ育児を避けたいという思いもありました」現在「購入から10年目」、その感想とは23区内中古マンションを買って、今年で10年目というTさんに住み続けた今の感想を伺いました。「中古マンション購入の注意点からお話すると、入居して数年後に修繕積立金が倍額にUPしました。これは新築でも起こりえますね。そしてガス給湯器が早々に故障して入れ替えに数十万かかりました。正直それくらいです」思った以上にデメリットがなかったと言うTさん。「正直、今もあの広い庭には未練があります。しかし、交通の便がいいからか、購入したマンションの値段が全く下がっていませんし、心配だった住民トラブルなども管理会社が発生を未然に防いでくれている印象です。そこは管理会社が入っているマンションで本当に良かったと」また、当時専業主婦だったTさんは仕事に復帰。「都心に近いことで、私の仕事も見つかりやすかったですし、通勤時間が短い分、疲れないからか夫も平日夜や土日は家事をして子どもと遊ぶ余裕があり、助かってます。私たちのライフスタイルには23区内中古マンションのほうが合っていたなと思います」最終的には「憧れ」より「ライフスタイル」を優先した購入で、時間的にも金銭的にも余裕のある生活ができたことが、都心中古マンションを購入した最大のメリットのようでした。※画像はイメージです合わせて読みたい!みんなの「マンション購入の決め手」とは⇒マンション購入の決め手は横長リビングの間取り!妥協したのは日当たりでした⇒妻の実家から徒歩8分の近居に家購入はメリットしかない
2017年12月11日2017年の新築住宅市場は住宅ローンの低金利が続く中、価格は横ばいで値上げも値下げもできない膠着した1年となった。その影響からか契約率も伸び悩み2017年後半は落ち込みが続いた。この流れの中で迎える2018年はどんな年になるのか、識者3人の意見を聞いた。2017年の新築住宅市場の振り返り2017年も新築マンション供給戸数は、月毎の振れが大きいものの、概ね増加基調。分譲価格の上昇が続く一方で契約率は伸び悩んだ。2018年はどうなる?みんなの不安に専門家が答えるPROFILE価値住宅株式会社代表不動産コンサルタント高橋 正典さん一般社団法人 相続支援士協会 理事。【著書】『プロだけが知っている!中古住宅の買い方・選び方』(朝日新聞出版)他みずほ証券上級研究員 石澤 卓志さん慶応義塾大学卒業後、1981年日本長期信用銀行に入行。第一勧銀総合研究所上席主任研究員を経て、みずほ証券チーフ不動産アナリストを経て、2014年より現職。東京カンテイ上席主任研究員井出 武さん全国のマンションや土地価格をデータベース化した不動産専門の情報サービス会社。不動産市況レポートなども提供。不動産鑑定や土壌汚染調査なども手掛けている。値下げ競争は起きない?不動産価格振り返りと2018年の展望高橋さん:バブルの崩壊とデフレ環境しか経験していない現在の住宅の一次取得世代は、2017年前半はその前年までの価格上昇を懸念し、購入を見合わせる行動をとりましたが、後半には需要が持ち直しました。一戸建は中堅企業による供給も多いため、一時的な価格下落が特に郊外型の開発では発生しましたが、全体としての価格下落には至っていません。2018年も、安定的な価格が推移するのではないでしょうか。石澤さん:新築価格の目安として、一般のサラリーマン世帯可処分所得の25%、坪単価240万円が目安と考えています。現状はそれよりも高いマンションが売れていますが、住宅ローン減税や低金利、それに、概ね住宅購入者の四割は親族から援助を受けるなどして、本来の取得能力より高いものを買えていますが、限界があります。2014年に価格が急上昇して、240万円を突破した結果、2016年から一戸当たり価格を抑えるために面積を抑制する傾向が強くなっています。にもかかわらず、今年、また一戸当たり価格が上昇しました。全般的に高くなりすぎましたが、東京都内の売れ行きは悪くありません。井出さん:2017年の新築は、価格が高くなりすぎたため、売れ行きが鈍化しました。購入者層は、上位数%の超富裕層、投資家層、実需層の3タイプに分類して動きを見ていますが、価格高ゆえの利回りの悪さから、投資家層が動きませんでした。ただ、今のところデベロッパーが主導権を握っており、「値下げ競争」の状況ではありません。「○○ショック」や、消費増税凍結のような「事件」が発生しない限り、急落の恐れはありません。ポイント新築価格は都心を中心に頭打ち気味ではあるが、需要は依然として旺盛である。購買力から考えれば「高すぎ」のきらいはあるものの、現状として価格の主導権はいまだデベロッパーが握っており、海外で突発的な金融危機が発生したりするなど、特別の事情が発生しない限り、価格が大きく下落することはないだろう。住宅ローン低金利は続く!ただし海外の動向に注意が必要高橋さん:政局の安定によって、アベノミクスによる金融緩和の継続が見込まれ、2016年から低金利下の状況がしばらく続くとの予測から、大きな金利変動はありませんでした。しかし、年末にかけてフラット35などの長期的な金利が少し上昇しており、これはアメリカの利上げとともに、2018年にかけて懸念すべき事項かと思います。石澤さん:短期的には北朝鮮問題で金利が下がったものの、危機感が薄れるとやや上昇するなど、短期的な動向はありますが、歴史的な低金利続いているので、気にする必要はありません。一部メガバンクが地方の住宅ローンを手じまいするようですが、貸し手が地方金融機関に変わるだけで、借りる側の利便性は変わらないでしょう。住宅ローン環境は良好な状態が続くはずです。井出さん:三菱UFJ信託銀行が新規住宅ローンから撤退、みずほ銀行も地方の住宅ローンから撤退する方針を発表するなど、大手銀行による住宅ローンの撤退・縮小が続いています。低金利ゆえに、住宅ローンはリスクが高いと銀行が認識し始めたのではないでしょうか。そうなると、地方ばかりでなく、価格が下がっている郊外での住宅ローン融資も、審査が厳しくなることもあり得ます。ポイント国内の金融緩和は政府日銀の政策から2018年も継続されると考えられるため、基本的には低金利で推移することが予想される。ただし、国外的な要因として米金利上昇を受ける可能性は否定できない。また、住宅ローンについても、抑制するようにとの金融庁・日銀による口先介入も影響し、とくに郊外・地方で借りにくくなるリスクが存在する。都心の供給増は止まらない!消費税10%の駆け込み需要に期待高橋さん:全体として、マンション・戸建共に新築の供給は緩やかに減少していく流れは今年と同様だと考えています。2019年に予定されている改元と、消費増税が予定通り行われるとすれば、駆け込み需要に向けた商戦を控え、安定的な市場となるのではないでしょうか。供給数は、対2017年比微減か同じくらいだと見ています。石澤さん:2017年1-9月の供給数は0.3%増と昨年並みになりましたが、立地によって相当大きな差が生じています。上昇を続ける東京23区とそれ以外の地域との差が激しい年となりました。東京都内では山手・下町ともに増加はしていますが、その他の地域では、供給戸数も減少し価格も下落しました。全般的に価格が高くなり過ぎたが故に需要が減少していますが、東京都内の売れ行きは悪くありません。井出さん:2018年は、2019年10月に予定されている消費増税に向けた駆け込み需要が重要になります。先般の衆院選で安倍政権の継続が決定したのはプジティブにとらえていいでしょう。18年の後半あたりから消費増税に向けた供給と消費によって、ここ2間年続いた低調な新築マーケットから脱する可能性があります。消費増税が凍結とかになるとまずいですね。ポイント新築供給数は東京都心を中心として対前年比微増が続いているが、これが穏やかに減少する傾向にある。2019年10月の消費増税に向けて、駆け込み需要を見込んだ供給が都心では増加する見込みなものの、郊外・地方では需給ともに減少する見込み。また、増税が凍結された場合、都内でも大きな影響があるだろう。立地や再開発エリアが新築マンション選びの重要なポイントに高橋さん:昨今、都市部における開発分譲用地が少なく、用地の取得が困難なこともあり、郊外型の供給が多くなっています。他方、郊外ショッピングセンター内のテナント出店企業が2016年をピークに激減しており、今後ショッピングセンターそのものの撤退が始まる可能性もでてきました。購入時の環境が今後継続的に存在し続けるのかどうか、購入に際しては「今後変わらないもの」と「今後変わりゆく可能性があるもの」を冷静に見極めて、立地の良し悪しを判断してほしいと思います。石澤さん:東京圏の地価は従来、西高東低の傾向がありましたが、いま、荒川区・北区・足立区といった、相対的に価格水準の低いあたりが伸びています。住宅地としてのイメージは必ずしも良くない地域ですが、住宅価格の高騰により、「名よりも実をとる」行動が増えています。また、来年以降は五輪の関係でインフラ整備の進む湾岸地域は、土地利用の点で開発の余地があるため、供給はこちらが中心となります。「気に入った場所に住む」ことが第一義ではありますが、資産価値の伸びしろから考えれば、こういった地域に目を向けるのも悪くないでしょう。井出さん:東京の都心3区乃至6区は価格が高くなっているので、調整がきくのかがポイントになります。山手線の外周部は、比較的価格がそんなに高くないところが、デベロッパーからすれば、主戦場になると考えています。台東区や墨田区はまだ相対的に安いので、4,000万台の物件も出て来るでしょう。中には山手線や東京駅へ直通でいけるような穴場も出て来ると思います。郊外物件も、幕張や津田沼のタワー、海老名や戸塚の再開発のような物件を、大手は用意しています。ポイント都心は供給自体が地価の高騰により、目につく物件は少なくなっていく傾向にあります。郊外物件も、ショッピングモールの撤退などの事例があり、「この地域の施設には継続性があるのか」といった視点が必要になるでしょう。東京都内北東部の新築物件には、利便性から考えると、「お買い得」な物件が出て来ると見られます。2018年の不動産市況天気図識者3人に2018年の不動産市況を天気図で表してもらった。ポイント物件価格はさらに上昇することはなく引き続き横ばいが続きそう。供給戸数も首都圏を中心に増え続け、住宅ローンの低金利も続くので取得環境は良好とみられる。
2017年12月05日新築住宅は価格と供給の横ばいが続いてるが、中古市場も大きな波はなく横ばいが続いた2017年。近年は首都圏の中古マンションの価格も3000万円台で推移しており、新築とくらべるとまだ割安感がある。さらに住宅ローンの超低金利も続いてる。その中で迎える2018年の中古市場について、3人の識者に展望を聞いた。2017年の中古住宅市場の振り返り2017年の中古マンションの成約件数は、2017年4月から減少傾向が目立ってきた。これは中古マンション価格が高騰した時点から横ばいになっており、新築マンションとの価格差が縮小したため、2017年4月頃から売れ行きが鈍化してきたものとみられる。また、成約価格の上昇も見られた2017年だった。2018年はどうなる?みんなの不安に専門家が答えるPROFILEみずほ証券上級研究員 石澤 卓志さん慶応義塾大学卒業後、1981年日本長期信用銀行に入行。第一勧銀総合研究所上席主任研究員を経て、みずほ証券チーフ不動産アナリストを経て、2014年より現職。東京カンテイ上席主任研究員井出 武さん全国のマンションや土地価格をデータベース化した不動産専門の情報サービス会社。不動産市況レポートなども提供。不動産鑑定や土壌汚染調査なども手掛けている。マンション評価ナビ代表大久保 恭子さん住生活評論中心に、東京23区の中古マンションの評価サイト「マンション評価ナビ」を運営。住まいに関する雑誌・WEBサイトのプロデュースやマーケティングなども手がける。2018年も価格は横ばい!値下げする可能性は低い石澤さん:2016年は新築価格高騰により、中古マンション供給量が初めて新築を上回りましたが、中古も価格が上がったため、2017年初頭には元に戻りました。東京都心部では新築価格がまた上がってきたため、中古との価格差が開いてきました。2018年は、「中古は東京都心、新築は都心周辺・郊外」という棲み分けが発生してくると思われます。井出さん:2017年のマーケットは、価格が天井を突いた都心3区(千代田区、中央区、港区)・6区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区、文京区)を中心に、少しずつ価格調整を進めてきた年になりました。「上昇一辺倒」だった流れが変わったとみていいでしょう。まだ価格調整が進んでいない23区の周辺部も、これ以上価格は上がらないと思われます。中央線直通の中野や、都心まで遠いことから敬遠される傾向にある世田谷などで、掘り出し物の物件が出て来るのではないでしょうか。大久保さん:2017年の中古マンション市場価格は、対前年同時期比で1桁パーセントの価格上昇となりました。ここ2年間、急激な上昇はなく、高値で安定しています。成約件数で見れば、東京都内・都下と埼玉県で増加していますが、それ以外では減少しており、需要が落ちているように見られます。中古在庫は3年前より5割増えており、価格調整が進む可能性があります。ポイント一時は新築を上回る供給量を見せた中古マンション市場だが、中古の価格上昇が進んだため、勢いは鈍化した。都心部・郊外ともに、中古マンション価格は既に最高点に達したと見られる。価格調整が進むだろう。ただし、需要は依然として堅調なため、急激に価格が下落する要因が発生するとは考えにくい。住宅ローンの超低金利は続く中で審査が厳しくなる懸念も石澤さん:短期的には北朝鮮問題などで金利が下がったものの、危機感が薄れるとやや上昇するなど、短期的な動向はありますが、歴史的な低金利続いているので、気にする必要はありません。一部メガバンクが地方の住宅ローンを手じまいするようですが、貸し手が地方金融機関に変わるだけで、借りる側の利便性は変わらないでしょう。住宅ローン環境は良好な状態が続くはずです。井出さん:三菱UFJ信託銀行が新規住宅ローンから撤退、みずほ銀行も地方の住宅ローンから撤退する方針を発表するなど、大手銀行による住宅ローンの撤退・縮小が続いています。低金利ゆえに、住宅ローンはリスクが高いと銀行が認識し始めたのではないでしょうか。そうなると、地方ばかりでなく、価格が下がっている郊外での住宅ローン融資も、審査が厳しくなることもあり得ます。大久保さん:日本銀行の黒田総裁も、インフレ目標2%を達成するまで「強力な金融緩和」を継続すると発表しています、国内に金利を上げる要因はないため、よほど大きな外的な要因が発生しない限り、来年も低金利が継続するでしょう。住宅ローンの利用には、有利な条件が続くと思われます。ポイントマイナス金利こそ終わったものの、2017年も歴史的な低金利が続いた。日銀は「強力な金融緩和」を継続する方針を表明しており、短期的な上昇下落が発生する可能性はあるが、金利が低い状況は依然として続くと見られる。ただし、大手各行が住宅ローン事業を縮小あるいは撤退に向けて動き始めていることから、地域によっては必ずしも購入環境を楽観視できない。今後の動向に注視する必要がある。利便性がいいエリアの供給数に期待石澤さん:利便性のいいところは需要の方が強いですが、郊外はだぶつき気味です。郊外はこれまで価格が上がり過ぎたので、最大2割弱の価格調整が発生するのではないでしょうか。井出さん:2017年は、価格が高止まりしていたため、マンション・戸建ての「売り」は盛んでした。2000~2005年に購入した物件なら、キャピタルゲインが2割や3割出ても不思議ではなく、利益確定売りが目立ちました。ただし、価格を下げないと買い手が決まらない状況でもあり、陰りが見え始めたところもあります。2018年は首都圏・関西ともに、売り手が買い手を上回るマーケットになると思われます。大久保さん:高くて手が出ない新築、住みたい地域には中古しかない場合もあり、基礎的な中古需要は拡大基調にあります。東京圏は、大幅な価格下落がない限りは、都心、郊外を問わず、流通数は増えるでしょう。関西は東京よりも少し弱含みです。価格高による需要減少が価格下落を招き、ひいては売り控え、流通数の減少という流れに転じる可能性があります。ポイント選択肢が豊富な中古マンションは、需要の多い状況が続くだろう。一方で、首都圏・関西ともに、価格が既に上がり過ぎてしまったため、売り手が現状の価格で突っ張っても成約に至らないケースが増え、所謂「買い手市場」となる。とくに、関西の方がその傾向が強くなると見られる。資産価値・利便性が後悔しない物件選びのポイント石澤さん:立地点は最も妥協すべきではありませんが、無理をしない価格帯のものを買えばいいと思います。将来的な資産性を考慮するならば東京都の北東部(北区、足立区、荒川区など)をオススメしますが、住む目的ならば満足度が一番なので、利便性がいいところで住みたいところで購入するのがいいでしょう。自分の好きなところを妥協しないのが第一です。井出さん:エリア選定が第一です。好立地だと、どうしても価格が高くなりますが、資産性から考えれば、エリアをはずさないほうがいいでしょう。「駅前徒歩一分で築浅」のような物件があれば、躊躇するべきではありません。しばらく賃貸に住んで、「価格が2020年以降下がれば……」と考えている方もいますが、待っている期間に支払う賃料分だけ物件が安くなれば採算が取れるが、そうでなければ失敗になります。大久保さん:多様な人が集まるスポットで選ぶのがいいと思います。例えば「住みたいまちランキング」で不動の首位を誇る吉祥寺のような、住む人ばかりでなく、働く人、学生、遊ぶ人、老若男女みんなが支持しているようなスポットがいいでしょう。大規模な再開発に乗っかって購入するのも一つの手です。ポイント予算に見合う範囲で、立地を重視して購入するのが、資産価値・利便性ともに担保できるため、最も無難な選択だろう。将来的に買い替えを視野に入れているのならば、東京都内では北東部が伸びしろが期待できる。現状の価格は全体的に高くはあるが、「待ち」の間の家賃出費も算盤に入れて検討すべき。2018年の不動産市況天気図識者3人に2018年の不動産市況を天気図で表してもらった。ポイント価格の停滞と住宅ローンの低金利が続く中、2017年は値上げも値下げもできない膠着の年となった。今後もこの状況は続くとみられる。低金利が続く住宅ローンと供給数は増え続けるので、取得と物件探しは引き続き好材料となりそうだ。
2017年12月05日タワーマンションとは?タワーマンションとは、字のごとく通常のマンションよりも高いマンションのことをいいます。通常のマンションと異なる点は、以下の2つです。「階層」が段違い!タワーマンションは、通常20階建て以上のマンションのことをいいます。「高さ」そのものが違う!外観上でもわかるように、タワーマンションは通常のマンションに比べて段違いに高いです。一般的には「高さ60m以上」もしくは「高さ100m以上(環境アセスメント条例)」のものを、タワーマンションと認められています。※環境アセスメント条令・・・・環境に著しい影響を及ぼすおそれがある大規模な開発事業について、環境の保全上の見地から環境アセスメントと事後調査の手続について、条例により規定したもののこと一般のマンションとはまるで異なるタワーマンションですが、どのような魅力があるのでしょうか。おそらく、マンションからの眺望を想像された方も多いはず。しかしそれだけにとどまらないタワーマンションの魅力をご紹介!タワーマンションの魅力24時間のフロントコンシェルジュが、ホテルと同様のサービスをしてくれるゲストルームの貸出しがある(友人や家族など)ジムやプールなどの施設を利用できる高層の利点を活かし、ナイトプールやパーティールームなどの時間貸し施設を利用できる、などタワーマンションには、一般のマンションにはない施設やサービスがあります。また内装もシティホテルのような豪華なものとなっています。デメリットはあるの?一般のタワーマンションと比べて、ホテルと同様の豪華さ・サービスがメリットといえるタワーマンションですが、以下のようなデメリットもあると考えられます。デメリット敷地が広い分、侵入もされやすい部屋によっては、敷地から自室まで5分以上かかるなんて話もあります。マンション自体の敷地が広い分、侵入も容易であり、都内であれば治安が気がかりとなります。眺望は良いが、プライバシーの確保が懸念良好な眺めを保つ窓設計となっていますが、逆にいえばプライバシーに影響があるともいえます。高層だからとはいえ、どこからみられているかはわからないものです。サービスコストによる「管理」上の労力同じタワーマンションの部屋とはいえ、階数によって受けるサービスは異なってくる場合があります。当然、サービスの幅が広い分、コストもかかるでしょう。多くの人が同じ建物内に違った費用で住むとなると、管理上の労力バランスが異なってくることが考えられます。緊急避難が困難である地震や火災が起きた場合に、エレベーターが停止もしくは住居人で混雑する場合が考えられます。特に上階の住居人は、避難が困難であるといえます。こうしてみると、デメリットも多いように感じますね。後々後悔しないよう、メリットだけでなくデメリットも考慮したうえで、入居(購入)を検討するのがベターでしょう。
2017年11月29日こんにちは、ヨムーノ編集部です。いま新築マンションを探してる方、『購入する時の決め手』は決まっていますか?予算の問題もありますし、夫婦の理想やそれぞれの価値観もあると思います。家族全員が納得のいく新築マンションと出会うのは、なかなか難しいかもしれません。そこで今回は、実際に新築マンションを購入したママさんに『購入の決め手』になったのは何か?をお聞きしました。そして購入したあと実際に住んでみてどうだったかなど、体験談を踏まえてご紹介します。いま新築マンションを探している方は『購入の決め手』の参考にしてみてはいかがでしょうか。マンション購入の決め手となったことは?希望のエリアで手が届くマンションが出るかわからないという焦り消費税が8%に増税されるママが理想とする横長リビングだった専用庭がある(1階)駐車場が敷地内になる(抽選だったけど)高層マンションではなく低層マンションなので住宅街の中にあり静か24時間ゴミ捨てができる(生ごみやおむつ、年末年始は助かります)地震に強い?大宮台地に物件が建っている大宮台地とは⇒初めて聞いた?「ブラタモリ」で紹介された大宮台地がツイッターで話題ちなみに横長リビングで1階は1部屋しかなく抽選で落ちたら買わない意思を営業さんに伝えたら調整してくれました。逆に我慢や妥協した点は?日当たりが最悪の北側の洋室1日当たりが最悪の北側の洋室2買う前から懸念していた通り1階なので日当たりが悪い。北側はほぼ暗くて電気点灯は必須購入した当時は3人家族でしたが、4人家族になって3LDKで70平米は狭いかなぁと感じる新築マンションは青田買いが多いですが、現物とのギャップは?ほかの部屋はわかりませんが、1階だからか梁がすごい・・・ウワサでは聞いていた通り2階にお住いの方がモノを動かす音が聞こえる。また、隣の部屋との壁がコンクリートなので簡単に画びょうなどが刺さりません。ピクチャーレールがないと吊り下げられないのが不便です。しかも梁がすごいのでピクチャーレールの設置もこんな感じです。ただ、部屋を見ないで入居前からピクチャーレールの位置を指定するのも勇気が必要だったので、入居してから業者さんを自分たちで探して三か所設置しました。管理会社を通すとコストが高めでしたから。第1期とか最終期とかなにか影響ありました?住みたい街で理想の間取りと階数は世界中で1つしかないので、先約が入ると抽選になるそうです。なので、ほかの物件や階数で悩めるくらいの流動的な物件探し中であればそんなに急ぐことはないと思います。この部屋しか道はない!的なテンションであれば第1期しか道はないですね。駐車場も全戸数分もないので抽選です。駐輪場も面倒な出し入れがある2階であれば空きはたくさんありますが、平置きだと抽選は必須です。第2期以降に購入された家族は駐車場に空きはなく、雨の日など大変ですがどこか別の場所に借りているようです。入居して3年ほど経ちましたが、駐車場に空きが出れば申し込み制で抽選していました。ただ、全体的な駐車場の再抽選みたいな話は管理組合で議題にあがってこないので手放す人がいれば都度抽選のようですね。ちなみに、駐輪場は一家族で平置きばかり契約ができないように調整はしているみたいです。購入まで大変だったことは?モデルルームに何回も出向いてだんだん疲れてきました。最初は物件の仕様や設備説明で購入検討段階。それから価格が公開されて、契約の説明、住宅ローン申請、本契約などなど毎回2~3時間以上滞在していたような気がします。あとは住宅ローン審査ですね。希望額通りの融資をしてくれる銀行探しでした。ネットでのシミュレーションでは問題なかったのに、実際の審査では減額での融資だったり・・・。営業さんはいろんな銀行の申込書を用意してそれに記入・・・記入・・・記入・・・。自分たちも帰宅してからネット銀行に審査依頼したり。頭金や年収がもっと高かったらなぁと痛感しました。最終手段はフラット35という選択肢がありましたが、金利のことを考えると銀行系でローンを組みたかったので、希望額の融資をしてくれる銀行が現れてよかったです。家を買ったタイミングで調達した家具や家電は?ダイニングテーブルとソファ。リビング用にエアコン1基。いろいろ寸法測ってソファを買いましたが、置いた瞬間からリビングが狭くなった気がしました(汗)今後、リフォームなどの予定は?3部屋すべてフローリングの洋室なので、1部屋は畳を敷いた部屋にしたいなと思っていますが実現させるかどうかは予算と相談ですね。
2017年11月27日はじめに新築住宅の購入や、新しく賃貸住宅を契約される際、火災保険に入ることを検討されることと思います。実際どのくらいの補償が必要か、そのための火災保険料はいくらかかるのか、火災保険料の相場は気になるものです。しかし、火災保険料は「建物構造」や「建物所在地」などの条件によって異なり、相場について一概に言及することはできません。そこで、火災保険料の相場を知るための第一歩として、火災保険の保険料がどのような仕組みになっているのかをみていきましょう。火災保険料の仕組み火災保険の保険料は、「純保険料」と「付加保険料」から成り立っています。純保険料は「純保険料率」から、付加保険料は「付加保険料率」から算出されます。純保険料率は、事故が発生したときに保険会社が支払う保険金にあてられる部分です。付加保険料率は、保険会社が事業を営むための経費などにあてられる部分です。付加保険料率は、各保険会社によって異なりますが、純保険料率は、一般的に「損害保険料率算出機構」が算出する「参考純率」を参考に、各保険会社が算出します(保険会社が独自に純保険料率を算出することもできます)。純保険料率と付加保険料率を合わせたものが「保険料率」で、保険金額に対する保険料の割合を表します。もう少し詳しく、参考純率の仕組みについてみていきましょう。参考純率とは参考純率の基になるデータは、損害保険料率算出機構の会員である損害保険会社から報告される、個々の保険契約に関する契約条件などの契約データ、支払保険金や事故データなどの支払データです。同機構ではそれらのデータと、自然災害に関するシミュレーションなどを使用し、法令の改正なども考慮して参考純率を算出しています。住宅に関する火災保険の参考純率は、建物構造(M、T、H構造)と建物所在地(都道府県)により決まります。建物構造とは建物の損壊などの危険度は、建物の構造や材質などにより異なります。参考純率の算出にあたっては、以下の表(※)にある建物構造の区分を反映させています。例えば、所在地:東京都、保険金額:建物2,000万円、家財1,000万円とした場合、最も参考純率の高いH構造と、最も低いM構造では、約3.61倍の差があります。※契約者の最も多い東京都を例にしています。建物所在地気候や地理的条件などによる自然災害の危険度や、建物密集度による火災の危険度は、建物の所在地によって異なります。参考純率は建物の所在地を都道府県に区分することで、そうした違いを反映して算出されます。例えば、H構造で保険金額:建物2,000万円、家財1,000万円とした場合、建物所在地により、参考純率で約2.60倍の違いがあります。※契約者の最も多いH構造を例にしています。火災保険料の相場を知るために参考純率が高いほど保険料も高くなりますので、火災保険料の相場を知るために、「建物構造」と「建物所在地」を、まず確認しておきましょう。次に、各保険会社が提供している補償プランの内容をできる限り同一にして、各社の保険料を比較することも必要です。出典 : 損害保険料率算出機構「火災保険参考純率説明資料(平成26年7月現在)」「参考純率のあらまし」「火災保険・地震保険の概況」※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2016年05月25日