大聖堂とローマ遺跡の町セント・アルバンズ@イギリス

2009年4月3日
先週結婚記念日にSt.Albans セント・アルバンズという町に行ってきました。実はこの日を前々から自分の誕生日以上に楽しみにしていました。去年のこの日に行った大聖堂の町Ely イーリーの印象がとても良かったせいかも知れないし、セント・アルバンズは大聖堂、さらにローマ遺跡もある町として、ずっと行きたくて念願叶ったからかも知れません。イギリスには結構あちこちに古代ローマ支配時代の遺跡が残っており、やたら真っ直ぐな道路は、大抵ローマ時代の道を元にしていると言います。敵が攻めてきた時遠くからでも見えるようにと、土地が平坦なイギリスならではの工夫だったようです。
セント・アルバンズはグレーター・ロンドンの北西に位置し、うちからも距離的にはそう遠くはないのですが、ロンドンより北にはめったに出掛けません。グレーター・ロンドンの環状線である高速25号線を必ず通らねばならないからで、この高速は東京の首都高に比べればまだマシかも知れないけど、とにかくいつも混雑渋滞する、大抵片道三車線はあるのに事故で丸閉鎖することもしばしばなので有名なのです。
セント・アルバンズは、小高い丘の上に横たわり、町のド真中に15世紀初頭に建てられた由緒正しい時計塔を持ち、チューダー時代の建物が沢山残り、中世らしい細い路地が入り組んでいる、私好みの古い町の要素を全て兼ね備えていました。
まずは早速大聖堂へ。こんなアーチを潜る近道があります。
これは大聖堂の背面(東側)です。大聖堂にしては小さく見えます。聖アルバン様はイギリス最初のキリスト教の殉教者で、今でもこの大聖堂には彼の聖遺骨が安置されているそうです。この日は物凄ーく風が強く寒く、暗雲立ち込めてミゾレ交じりの雨が降ったと思えば快晴を繰り返すと言った、非常に変り易いイギリスらしい(笑)天気でした。
全くどうでも良いことですが、聖堂内部のトイレが一部工事中のためか、外にこんな仮設トイレがありました。ヴィクトリア調の優雅な内装で、ちょっとビックリ(笑)。
外観は、ゴシックを基本に様々な時代の様式の塔を後から付け足したので、統一性のない、ちょっとお城みたいな独特な造りです。
内部は一際印象的でした。イギリスの大聖堂は、やはりゴシック様式が圧倒的に多いと思うのですが、ここのはロマネスク様式がかなり残って入り混じっていました。
まず目を引くのが、中央塔の真下に当たる、Quireと呼ばれるこの天井画。四方から光を取り込む仕組みになっており、薄暗い聖堂の中で最も神々しく思える場所かも。町の紋章などを描いたものですが、遠目にはモチーフ編みのように見える可愛さです。
Wallingford Screenと呼ばれる、死ぬほど細かい15世紀の彫刻。
ここの天井画も綺麗です。この大聖堂、当初石造りの天井にする予定でしたが、お金が足りなくて仮に木製にしたまま何百年…とそのままになっているんだとか。でも木の天井のゴシック教会は、イギリスでは全く珍しくありません。
このバラ窓のステンドグラスは、実はモダンなデザインですが素敵です。この窓のミニチュア・サイズ(ガラス製オーナメントor透明ステッカー)が売店で売られていました。
身廊のあちこちには13世紀の壁画が残されていて、しんみり荘厳な雰囲気です。
最奥(東側)の「聖母礼拝堂」。ちなみに多分聖遺骨を祭っている「聖アルバン祭壇」には、儀式中のため入れませんでした。
15世紀に作られた「監視部屋」です。上部中央のレリーフにだけ穴が開いているの、分かりますか? 案内の人が「中世のCCTVカメラだ」と説明していました(笑)。僧侶や役人がここから覗いて、巡礼者達の貢物などをチェックしていたそうです。
そしてまたしょーこりもなくお祈りクッション・ウォッチングです。ここのは宗教的な文様の、同系色でまとめた渋いものが多かったのですが…、
こんなお茶目なモチーフもありました。
幅が割と狭く外観からは小さめに見え、内部も所々仕切られているから(部分的に博物館にもなっているし)実感し辛いのだけど、実は東西にかなーり長い大聖堂でした。
やっと西側のファサードに到着。内部の変化に飛んだ面白さに比べると、やはり少々地味かな。左右の塔は19世紀に増築されたそうです。この大聖堂は元々広大な修道院の一部でしたが、修道院のほうは、16世紀に例のヘンリー八世にぶっ壊されたそうです。
---そしてこれから、もう一つの見所、ローマ時代の遺跡を目指します。
Text & Photo by 
Der Liebling  ~蚤の市フリークの雑貨手帳~

天井画が独特で面白いですが、仮設トイレの豪華さはこれまたすごい。興味深い場所ですね〜。

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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