博士の過ごした住宅 -京都 北白川 駒井家住宅。

2011年10月19日

いつまでも探究心を持ち続ける研究者には憧れを感じます。 
研究者にこそ素直な好奇心と柔軟な想像力を持っていて欲しい、と思うのはまたしても猫尾の理想論でしょうか。
北白川の住宅街の中にある駒井家住宅は緑に溢れ、風と光の豊かな邸宅できっと駒井卓博士も好奇心旺盛な柔軟な方だったのではないか、と想像させる住宅でした。

「日本のダーウィン」と呼ばれ、遺伝の研究をしておられた博士、ショウジョウバエもさりながら私がお伝えしたいのは「メスしか三毛猫にならない原因」の学説は博士の学説に基づいてるそうです! ね、親近感涌くでしょ(笑)。
と、云う事で「2011京の夏の旅」開催中の9月11日、訪ねて来ました。
ちょっと気合い入れて始めといてなんですが、「2011京の夏の旅」で思い出された方もいるかも。
実は今年のパンフレットの表紙はここでした(笑)。
出来は違いますが、このアングルですね(^^;)。 撮った後で気がついた。 
どーりでシャッター切りたくなった訳だ。 地図ばかり見てましたが刷り込まれていた様です。
夏の間はオーソドックスな「観光」はほぼしていないのですが、9月は大丈夫かな?と思って出たらとっても暑かった日。 でも珍しく雨ではなかった事だけは感謝。 名月でしたからね(^^)。昼間のお出かけ編です。

1927(昭和2)年に建てられた駒井邸はヴォーリズ建築事務所による設計です。
白川疎水に面した住宅街の中。 あまり行った事ないので大丈夫かな、と思っていましたが、バス停に。

‥‥これで辿り着けなかったら猫尾には行く資格がないってこった(笑)。

今は咲いていない桜並木の疎水を辿りつつ

なんなく発見。 お洒落な家が多いのですが中でもこのアメリカン・スパニッシュ様式はちょっと目立つ。

割とこじんまりとして緑が多いんだな、と云うのが最初の印象。 ぼちぼちと拝観の人も多い。

中へ入る前にお茶を一飲み。 蒼空の元、鮮やかに暑い日でした。

美しい曲線の窓がいっぱい。 柔らかい雰囲気です。

入ってすぐテーブル、右手にキッチン。 住み易そうなお家だな、と思いますが。

うおっと、やっぱ違いますねえ♪ なんて優美な。

案内の方が、もう少しお揃いになるまでお待ち下さい、とこのソファを差す。
うわあ、座ってもいいんだ♪と座ってみるけど、見て回りたくて待ちきれない(笑)。

あまりにも綺麗だ、ここ。 こっそり動き出す猫尾。

先ほど外から見た中はこんなに素敵なサンルーム。 優美で柔らかい日差し。

座ってみた(^^)。 ええ、いいって云ってはったし。 おや、この向こうには純和風??

和洋折衷、と云うには純然たる和室。 

茂る木々の影も美しい。 ここで影の移ろいを眺めてみたい。

開け放した廊下から見ると少し不思議な風景。 でもどちらも楽しめるなんて贅沢だ(笑)。

こちらは裏口か。 こうやって開けていると正面のドアまで風が抜けて気持ちいい。 考えられているんだな。

この綺麗さも。 そして綺麗と云えば。

光と曲線の織りなしているバランスにしばし見蕩れる。 窓ガラスの黄色がえもいえず美しいのです。

登ってもつい、振り返って見る。 手すりの影までが美しい。 「‥さっすが。」と誰にともなく呟いてしまった。 
動線のはずの階段すらもこんなに綺麗なんてずるい(笑)。

2階の窓から臨む景色。 

博士のコレクション。 ね、きっと好奇心旺盛な人だったと思うよ。

書斎は日焼け防止のシェードで赤い部屋になってました。 分厚い蔵書がいっぱい。

このトランクと旅してたんだろうか。

この椅子を揺らしてたんだろうか。

この景色を眺めながら。 見えてた景色が知りたくて、椅子目線で構えてみました。

壁の塗装から見るとここは元々サンルームではなかった所に作られたらしい。
窓に立つと思わず 涼しい!!と声が出る程気持ちいい風が吹く。
「台風の時には大丈夫か、とハラハラしてたんですよー」と案内の方。 そうか、今でこうならさぞすごかったろうな(笑)。 でも堅固。

安全策、と云えば。 「この歯車をこう‥回すんですね。」「ほう。」

「すると、天井のあそこからシャッターが出て来るんです。」「‥防火用?」「そう、防火用。」
意味もなくうんうんとうなづき合う私と案内の方。 ボランティアさんらしいですが、しばしヴォーリスの話に花が咲く。 ヴォーリス情報を交換し合ったり。 みなさん、とても優しかったなあ。

出る前に今一度振り返ってみる。

ドアノブまでこんなに綺麗な住宅なんだもの。 

庭には温室があって、お茶をふるまっていただけるらしい。 これもまた良し。

一面に生い茂った木々や花々、「日本の庭園」とは違うセンスだなあ。 

はげかけたペンキやよく見掛ける鍵。 そうだな、これが実際に住まってた「住宅」の名にふさわしいんだなあ。

中は今は休憩所、博士の業績の説明やら何やらが展示されてます。 ほんまに温室やったらこの日は死んでた。

座ってみる庭も多分綺麗。 何で多分かと云うとこの位置にエアコンの風が来てたからです。
断固死守!

で、横のポスターに気づく。 「‥‥あ。」 思わず声に出してしまい、居合わせた他の方の視線集中。 皆が見なかった(聞かなかった?)事にしてくれるまで3秒程気まずかったです。

取り繕うのに仕方なく、「想い出ノート」みたいなのをぱらぱら見たり。 この景色をスケッチしてあったりして面白かったです。 ええ、面白かったですとも。

外から眺める住宅はやっぱりこじんまりとして見える。 中はあんなに優美にゴージャスなのに、威圧感がなくて素敵な建物でした。

案内の方によると、博士と奥様の希望が中心でヴォーリス事務所の仕切りではないらしい。
お二人好みの住宅だったんですね。 多種類の緑と威圧感のない建物、それが二人の望むくらしだったんだろうなあ、と勝手に想いを馳せたりするのです。

また季節を変えて行ってみたい所でした。 ‥まあ、何か、事情あってね、行きそうなんですけど。

気持ちいい住宅街だったし、他からも見てみたくて出てからもこのブロックを歩いてみました。
おっと、こっちからはこう見えるのか、なんてシャッターを切って振り向いて‥‥これまたすごいもの、見つけちゃいました(笑)。
猫尾にとって大事な発見、また次回に。 ‥‥また長いブログを書いてしまったな‥(^^)。
Text & Photo by 
Simple Soul

季節感や景色を楽しむことに重きを置いた造りになっているように感じます。自然に囲まれた空間でゆったり落ち着いて研究をしていらしたのでしょうか。

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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