【七つの湖の街】美しき水の都 シュヴェリーン@ドイツ

2013年9月30日
2013.8.13~14



湖水地方に位置する北ドイツの街Schwerin(シュベリーン)。7つの湖の街と呼ばれるこの美しい街には、北ドイツ屈指の華麗なる城がある。湖上に浮かぶように建つ城は、黄金の尖塔が醸し出すなんともいえない雅な雰囲気。



この街にはPfaffenteich(プファッフェンタイヒ)と呼ばれる大きな池があり、そこからは「水の都」と謳われるSchwerin(シュベリーン)が臨める。



夏の間だけ開かれる池のほとりのカフェ。都会の喧騒を忘れるといった言葉がしっくりくるSchwerin(シュベリーン)の旧市街。とりわけ、この池の周りは、時間の流れが止まっているよう。



船など必要ないのではと思う大きさなのだが、「小人のペーター(Peterm?nnchen・ペーターメンヒェン)」と呼ばれる小型のフェリーが、ぐるりと池を周遊している。Peterm?nnchen(ペーターメンヒェン)という名は、この街の湖上の城にすんでいると云われている伝説の小人の精霊から由来しているよう。
なんでも城にすむ小人のペーターは騎士の格好をしているそうで、悪い行いをする人には押し置きをするんだそうな。城を訪れたらなら、ペーターを探せ!なんてのも楽しそう。 



旧市街の大通りのひとつMecklenburg Str.(メックレンブルク通り)。気の張らない庶民的な店が並ぶこの通りを歩いていると、この街の人々の生活が少しだけ垣間見える。サンダル履きで買い物に出てきた爺ちゃん、レトロなワンピースを着て大きな籠を持った婆ちゃん。ベルリンの壁が崩壊するまでは、東ドイツだったSchwerin(シュベリーン)。新市街は西側の街と寸分たがわない開発が進んでいるが、水の都の旧市街は、西の街では感じられない雰囲気が残っていた。



この街を築いたのは、ライオンのような勇敢さで獅子公と讃えられたHeinrich(ハインリヒ)。Heinrich der L?we(ハインリヒ獅子公)の業績は偉大なようで、Markt(マルクト広場)の中心には彼の死後800年を記念してライオン像が建てられたほど。亡くなったのは1195年と、おそろしく昔の話。Heinrich der L?we(ハインリヒ獅子公)なくして、今のSchwerin(シュベリーン)は存在しないのでしょう。



Markt(マルクト広場)に停車していた観光列車。ドイツの街を走るこの手のものとは一線を画すもので、ただならぬレトロ感が漂っていた。これ、ほんとうにドイツでも珍しい観光列車なんでございますよ。



11世紀初めにHeinrich der L?we(ハインリヒ獅子公)がこの街に自治権を与え、司教座が置かれることとなる。ほどなくしてDom(ドーム=大聖堂)の建造が着手されたそう。現在の大聖堂は3代目の建物で、1270年からなんと150年という長い歳月を経て完成した。117,5mの尖塔は、1889年に増築されたもの。煉瓦から成るゴシック様式のDom(ドーム=大聖堂)は、湖畔の城とは対照的に猛々しい佇まい。



Dom(ドーム=大聖堂)の脇には、人気のない回廊がございました。



回廊を抜けると、またもやHeinrich der L?we(ハインリヒ獅子公)を讃えてつくられたライオン像。Schwerin(シュベリーン)を訪れるまで全く耳にしたことのなかった王の名が、瞬く間に記憶に残る。従兄の神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世に領土を奪われるまでは最も権力を持った君主で、北はバルト海沿岸から北海まで、南はアルプス山脈までを納めていたというのだから、まさにライオンの如き勢い。



今まであちらこちらの街で出会った「聖遺物」は、どれも真偽のほどが疑わしいと思わずにいられない代物ばかり。キリストが最後に着ていたローブ、最後の晩餐で使われたテーブルクロス・・・、「ほんとうかい?」と驚かされた。このDom(ドーム=大聖堂)にも聖遺物の逸話がございます。その昔、十字軍遠征に赴いたハインリヒ・フォン・シュヴェリーン伯爵が持ち帰ったのが、「キリストの血」。それを納める場所としてこの大きな聖堂が必要となったそうな。「キリストの血」を拝みに大挙して押し寄せる巡礼者が、聖堂に入れないなんてことがないようにということなんだそう。



小さな街の大聖堂と侮るなかれ。見事な細工が施された中央祭壇の十字架には、キリストとともにこの教会の守護神マリアと聖ヨハネが並ぶ。



内部には見事なステンドグラスがはめ込まれていた。つくられた年代など詳細を確かめることができなかったが、ステンドグラス・フェチの友人のために、ワタクシの厳選3点。



北ドイツといえば煉瓦色の建物の印象が強いが、水の都Schwerin(シュベリーン)ではドイツらしい風景、石畳みの細い路地と木組みの家にも度々出会った。



小さな街を歩いていたら、いつの間にやら湖上の城へと戻ってきた。



美しい城の傍には、歴代の王が収集したルーベンスやレンブラントといった16~17世紀のオランダ、フランドルコレクションにお目にかかれるStaatliches Museum Schwerin(州立シュヴェリーン美術館)がございます。そのお隣りは、Staatstheater(州立劇場)。



もう一度、小さな街をぐるりと歩いて、北の名城、湖畔の城を見学するといたしましょう。
Text & Photo by 
うきうきビール生活 in フランクフルト

街の建物全てがハイセンスで、綺麗ですね☆ 聖堂のステンドグラスの芸術性は圧巻です♪

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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