湖上に浮かぶ北ドイツの名城 シュベリーン@ドイツ

2013年9月27日



北ドイツきっての名城とわれるSchloss Schwerin(シュヴェリーン城)は、Schweriner See(シュヴェリーン湖)とBurgsee(ブルク湖)の間の島に建っている。もともとは防衛の要として築かれた城をメックレンブルク・シュヴェリーン大公フリードリヒ・フランツ2世が大改修し、壮麗な宮殿へと様変わりしたのが1857年のこと。街と城は橋で繋がれ容易に行き来できるが、かつては王の居城。人々は街からみえるこの風景を拝むだけだったことでしょう。訪れたときは、一部外壁が修復中だったが、それでもこの素晴らしさ。



城の改修では建物正面の上部に、この地を治めたメックレンブルク王家の祖、Niklot(ニクロート)が据えられた。優雅な城の佇まいとは対照的な騎馬像は、大きな城に負けないほどの存在感。



「我ら一族、ここにあり!」とメックレンブルク王家の力を誇示する城の大改修は、1843年から14年の歳月をかけ完成。



天高く伸びる塔や、メルヘンちっくな丸い屋根、壁に施された彫刻と、外から見るだけでも十分に美しいSchloss Schwerin(シュヴェリーン城)。王なる気分を味わうため、城の中へと足を踏み入れてみることに。



653もの部屋からなる城には、かつての栄華を偲ばせる豪華な内装や高価な丁度品がそこかしこに残されていた。こちらはBlumenzimmer(花の間)と名付けられた部屋。



湖とバロック庭園が見渡せるこの部屋で、代々の王たちは、一時の安息をとったのでしょうか。



Blumenzimmer(花の間)の天井は、見事な化粧漆喰で飾られておりました。



こちらは城の主の完全なプライベートルーム。居間として使われていたそう。



この城の改修には著名な建築家が何人も携わっているが、主力はGeorg Adolf Demmle(ゲオルグ・アドルフ・デムラー)。この美しい城は彼の建築物の代表作となっているのだが、設計にあたってはフランスのシャンポール城を参考にしたといわれおり、その姿は非常に似ているそうだ。そのためか、Schloss Schwerin(シュヴェリーン城)の世界遺産申請は却下されてしまったなんてこともあったという。シャンポール城を実際に見ていないワタクシですが、酷似というほどではないように思うんだがね・・・。城なんてどれも似たりよったりじゃないかい。世界遺産のお墨付きなどなくても、素敵な城、素敵な街にかわりないがね。世界遺産になっていたら、静かに時が流れる城や旧市街を楽しめなかったことでしょう。この街にとっては勝ち取りたかった世界遺産の札でしょうが、そんな札などなくとも十分に価値のあるSchloss Schwerin(シュヴェリーン城)。



中庭を見下ろしながら階段を上ると、木目の扉が並ぶ図書室へと辿り着く。あえて華美な装飾を施すことなくつくられた部屋なんでしょう、本棚だけでなく天井、壁、床と木目の美しさのみがひき立つ内装は見事。



図書室を出ると19世紀の軍服などの説明書きがある部屋。



壁には、こんな物騒なモンまでたてかけられておりました。



ビリヤード部屋や喫煙を楽しむ部屋を抜け、この城の最大の見所となるThronsaal(謁見の間)へと辿り着く。金メッキが施された鉄の扉やカラーラの大理石でつくられた柱は、王座のある部屋に相応しいものなんでございましょう。南アルプスに近いイタリアのカラーラは、大理石の産地で知られているが、こんな北まで大理石を運んだのかいとちょいとびっくり。



玉座には、おきまりの王冠が据えられていた。



Thronsaal(謁見の間)を抜けると、歴代のメックレンブルク王家の主たちが勢ぞろいしておりました。主のいない城となってしまったが、現在はここに州議会が置かれており、昔も今も政の重要な拠点にかわりなし。



「北ドイツ街から街へ」と題した今年の大旅行。湖水地方の小さな街でこんな素敵な名城を見ることができるとは予想外。思っていた以上に楽しい時間でございました。

Text & Photo by 
うきうきビール生活 in フランクフルト

湖上に浮かぶ名城、内装も外装もとてもオシャレで素敵です☆★

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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