【モーリッツブルク城】 池に浮かぶ美しき狩猟の館

2013年10月5日
2013.8.15



Dresden(ドレスデン)から北西にわずか15キロほどの場所に、Schlo? Moritzburg(モーリッツブルク城)と呼ばれる美しい城がある。狩猟好きの公爵が水に浮かぶネサンス様式の城を建てたのが16世紀半ばのこと。現在のような姿になったのは18世紀。当時、絶大な権力をふるったアウグスト強王が、バロック様式の狩猟の城へと大改装したんだそう。



城が浮かぶ広大な池が、寒さ厳しい時期になると自然のスケートリンクに様変わりし、ソリ滑りやスケートをする人々で賑わうそうだ。深い緑に包まれた池と城は、季節が巡るとまた違う顔を見せるのでしょう。広大な池は自然の産物ではなく、18世紀につくられた人工池。城の周りを掘り下げてこれほどの大きな池が作られたと聞けば、誰もが驚くに違いない。



かつては、カモも狩猟の対象。今では命を狙われることもなく、池のほとりでのんびり。



城の壁にはなんと鹿。室内ではなく屋外に鹿が据えられている城なんぞ、はじめてお目にかかったぞ。 



狩猟の城らしく庭園を飾る石造も狩をするイデタチと思われる殿方とワン吉。



自ら城の大改修設計図を描くほど熱心だったというアウグスト強王。大改修でも手をつけずそのまま残したのが、金と白色で飾られた礼拝堂。この城で最も美しいといわれている礼拝堂だが、訪れた日は城の中へ入ることができず見れずじまい・・・、残念。丸い塔の後方に見える尖塔が礼拝堂。



こちらは城の入り口の案内板にあった写真をワタクシのカメラにパチリとおさめたもの。Speisesaal(シュパイゼザール=食堂)と書かれたこの部屋には、65もの赤鹿の角が飾られているそう。中でもMoritzburger 24 Ender(24本の枝のある角)と呼ばれるものは、世界最大の赤鹿の角なんだとか。食堂の大きなテーブルには18世紀のマイセン磁器がセッティングされているそうで、磁器への傾倒は並大抵でなかったアウグスト強王の白い金と呼ばれた磁器三昧の暮らしぶりが垣間見れそう。こちらも是非、自分の目で見てみたかった・・・、残念。


現在、城はBarockmuseum(バロックムゼウム=バロック博物館)となっており、磁器に心酔したアウグスト強王収集の古伊万里コレクション、鹿の角コレクションなどが展示されているそうだ。訪れた日は既に閉館時間を過ぎていたため博物館に入ることはできなかったが、一部見学できる場所があり、さっくり、じっくり楽しんで参りました。



狩猟を楽しんだ夜は、仕留めた獲物を料理し、ワインを楽しむなんていう贅沢な時間を過ごしたであろう代々の王たち。招待客が1,000人にも及ぶ大宴会が催されることもしばしばあったそう。展示されている資料には、1718年の夏の宴で、肥えたシカ8頭、野生の子牛8頭、ノロジカ8頭、ノウサギ24羽、キジ30羽、ヤマウズラ50羽が毎日消費されていたと記されていた。ものすごい量だわね・・・。楽しみは食べることだけではなかったようで、花火を打ち上げたり、どこぞの国から招いたオペラ歌手の歌を楽しんだりとそれはそれは華やかな宴が繰広げられたそうな。



丸々肥えた男性は、王侯貴族たちの舌を満足させるべく腕を振るった料理人。味見してたら、いつの間にやらこんなに太っちまったよう。



ピカピカに磨かれ並ぶかつての料理道具は、まるで宝飾品の扱い。



こちらは、18世紀に使われた旅行用具用の馬車。その昔、各地から招かれた王侯貴族はこんな馬車を従え、この城を訪れたことでしょう。狩猟のための離宮だけあり、この城は馬車を城内にそのまま乗り入れ、建物を通り抜けできるように設計されているんだそう。



かつてここを訪れた客人たちの華麗な馬車が往来した並木道。アウグスト強王がここを訪れたころと変わらず、今も城へと続く1本道を遮るものは何もなし。



城のテラスの青空カフェにて、季節モノのFederwei?er(フェーダーヴァイサー)でひといき



この城を愛したアウグスト強王がこの世を去ってから、華やかな宴が催されることはなくなってしまったそう。第二次大戦後に博物館となってから、強王のコレクションが整理され城の修復も進められたという。次回は必ず、シカの角が飾られる食堂を眺めにこよう。周辺の森には小さな城も点在しているというから、まだまだ見るべきものがたくさんありそう。



観光客を乗せる馬車も仕事おわり。どうやら家路につくようだ。
Text & Photo by 
うきうきビール生活 in フランクフルト

立派なお城に豪勢な雰囲気が素敵ですね☆ 実際に見て本場を感じてみたいです♪♪

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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