タージ・マハルというところ@インド

2014年3月16日
「世界で最も美しい建造物10選」みたいな企画をやると、タージ・マハルは必ず入る。
その時使われるタージ・マハルの写真のほとんどはこんな風に真正面から撮ったもののはずだ。
そんな、タージ・マハルといえばこれ、というような写真をドンとのせよう。



このタージ・マハルっていう建物、トコトン左右対称性を追求して作られてる。
だから建物の左右中心線上に立って眺めた時、最も美しく見えるんだよ。

いやーーーしかしスゴいね。たしかに美しいよ、タージ・マハルの実物は。



実際には例の巨大な門をくぐってからタージ・マハルに近づくまでにはけっこう距離がある。
正面に長く続く池のワキを歩いていくわけだけど、その途中で何度も何度も建物正面にまわり、
同じような写真にしかならないとわかっているのに、やっぱり写真を撮らずにいられない。



率直に言って、この時イ課長はけっこう感動していた。
写真ではイヤッてほど見た建物だけど、確かに実物を見られるというのは得がたい経験だね。

タージ・マハルって建物としてそのフォルムは素晴らしく美しい。それは間違いない。
もっとも、建物の見た目の素晴らしさっていう点だけでいえば、世界にはすばらしい建造物が他にもある。
でも実際にその前に立つと、タージ・マハルだけが持つある決定的な要素が存在していることに気づくんだよ。
その決定的要素って何かっつうと、。

タージ・マハルの背景が完全に空だけである、ということだ。



世界中にあるお城であれ大聖堂であれナンであれ、有名な史跡建築物の多くは後ろに山とか、他の建物とか、
森とか、とにかく何かあるもんだ。見るガワも建物と後ろの風景とを“合算”して捉えて、
それが調和してると美しく感じる(んじゃないか?)。

しかしタージ・マハルの後ろには空間しかない。要するにタージ・マハルしかないのだ。
そんな感じであることは写真でも知ってたけど、実際に行ってみると、この「それしかない」という視覚効果はすごい。



タージ・マハルを評して「遠くから見ると近く見え、近づくにつれて小さく見える」とか何とか、
そんなような言葉を聞いたことがあるけど、そういう効果って「後ろに空しかない」という、稀有な条件が
あってこそ、と思うんだよね。実物のタージ・マハルってかなり大きい。その大きさに驚嘆しつつ、一方で
広大な空を背景に「それだけがポツン存在する」という印象とが混ざって、そんな風に思えるんだろう。

タージ・マハルの背後には広いヤムナー川が流れてる。だからこの建物のうしろに他の建物が建ったり、
高い木が生えたりすることはあり得ないのだ。そこまで計算して(たぶんしたんだろう)
建設地をここにしたのなら、さすがは建築道楽皇帝シャー・ジャハーンだ。もしタージ・マハルの後ろに
木だのビルだの煙突だのがニョキニョキあれば、とてもこんな幻想的な光景にはならないだろう。

さっきも言ったように門からタージ・マハルまではけっこう歩く。早足で歩けば5分くらいかなぁ?
でもここに来りゃ誰だって立ち止まり、建物に見とれ、写真を撮りながら歩くから時間がかかる。
イ課長も15分はかかったと思うけど、まさに陶酔の15分間。もっとゆっくり歩きたかったくらいだ。



いよいよタージ・マハルに近づいて、建物が大きく見え始めると、こんどはその重量感みたいなものが
ずーんと伝わってくる。これがまたすごい。



<空だけを背景にした白亜のイスラム建築っていうだけで、何となく夢の中の光景のような
幻想的イメージがあるけど、近づけばそこにあるのは間違いなく重くて厚い白大理石で建てられた
重厚そのものの建造物に他ならない。うーーむ・・・スヴァらしい。

<
Text & Photo by 
イ課長ブログ

写真で見ると、改めてタージ・マハルの偉大さに気づきますね☆★ 遠くから見ても、近くでも素晴らしいです。

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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