天才フランシス・ベーコンと王妃マリーアントワネットの瞳の先に。 @パリ

2016年2月1日



蚤の市の後、パリ市庁舎前で集合してその後は単独行動に。
元々、美術館へは一人で行くほうで、
天才フランシス・ベーコンの作品を見にポンピドゥーセンターへ

館内は空いていたけど、セキュリティーチェックに1時間待ち。
これもすべてベーコン様のためだと思えば・・・。



4年前はフラ・アンジェリコの作品展に行けて歓喜しました。

ベーコンと比べると、一見、その作品は聖と俗。
美しいものと醜いもの。光と影といった相反する印象を抱くものの、
根底にはキリスト教と向き合った、・・・キリスト教をそれぞれの解釈から捉え、
内なるものと解放するものと、というイメージがあります。

ベーコンが好きだと、あまり大きな声で言ってはけないような気がしていて(笑)
愛と死、生、エロス、暴力、調和、人体、肉の色、・・・

ベーコンの死後、アトリエには哲学書を含む1200冊の書物が見つかり、
語学も得意で、死ぬまで愛に生き(作品を見るとバリバリ同性愛が分かります)、
唯一無二の作風と、画家本人の事を知れば知るほど、
絵を深読みしたくなる魅力にはまっています^^



トリプティックに圧倒され、振り向けば「人体の為の習作」
四方をベーコン作品に囲まれ、しばし呆然。



ウン
やはり死ぬまでに「ベラスケスによる教皇インノケンティウス10世の肖像に基づく習作」は見ておきたい作品の一つだ^^

ピカソやクレーの作品もありますが、
なんだか難しいぞ。近代芸術。



********************



ポンピドゥーを出て、再びパリ市庁舎まで行き、セーヌ川沿いにシテ島を眺める。



革命時には多くの囚人をギロチン台に送った、シテ島内のどの建物とも遜色ない美しさの牢獄コンシェルジュリー。



静謐な中、当時使われていた独房や祭壇、
そしてマリーアントワネットが断頭台の露と消えるまでを過ごした
独房も再現されていました。



フランス語の解説が読めないので、映像を眺めていると、
本当に多くの人が囚人として投獄されていた事や、
ギロチン台の詳しい説明などが・・・結構グロかった。

お土産売り場にはアントワネットのグッズが多く販売されていて
ロココの女王、ベルサイユ宮殿の女主人としての華やかな微笑と、
ついさっき見た女囚280号の肖像画とのギャップが
どちらが悪いという訳ではなく、
一人の女性が辿る運命にはあまりにも過酷で、
何とも言えない感情が込み上げてきました。



外に出ると、もう日が暮れていて、
モノプリで夕食を買ってホテルに戻る。

すでに戻っていた友人から、カフェや行った場所の話などを聞き、
マレ地区で行列ができていたというMICHALAKのピスタチオケーキを
ベットの上で切り分けて食べる。これが衝撃的な美味しさで



今でも充分普通だけど・・・。普通でいい。普通がいい。
ささやかな幸せを感じられる。普通がいい、とシミジミ、ケーキを食べながら思う。



怖い物系が苦手なので、今までなら牢獄を見学しようとは思わなかったけど、
シャルリー・エブド襲撃事件後に行われた、表現の自由を求めての力強い大行進に、
世界で初めて近代民主国家を成し遂げたフランス革命の事を思い出しました。

個人主義だと言われても、結束した時の力は計り知れないものがあるんだな、と。
ベルサイユのばらは大好きだけど、それよりもうちょっと肌身に触れて
歴史を感じた一日でした。
Text & Photo by 
風の家便り

素敵な芸術作品に触れて、美しい風景に囲まれてとても心が落ち着く時間になりそうです(*^^)

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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