美術館へ行こう♪カピトリーニ美術館♪

2016年11月6日



カンピドリオの丘~♪古来からローマ世界の中心だった場所。現在もローマ市庁舎がある場所で、カンピドリオはローマの代名詞となっています。広場の両端には双子のような建物があって、カピトリーニ美術館となっています。広場の中央にはローマ時代のマルクス・アウレリウス帝の騎馬像が飾ってありますが、修復後、本物は美術館の中に収められたので、広場で見られるのはコピー作品となります。この広場の後ろに回ると~




古代ローマの中心地だったフォロ・ロマーノが眼前に開けます。奥にはコロッセオも見えますが、古代世界では、カンピドリオの丘を中心とするこちら側が中心だったのです。




古代ローマの異教の世界からローマカトリック教会の支配する世界になってから、カンピドリオの丘はヴァティカン側を向いているこちら側が中心であるべきとして、先の広場と共に階段が整備されました。16世紀半ば、パウルス3世の時代で、ミケランジェロによる設計です。
なんだか、前置きが長くなってしまいましたが、久しぶりにカピトリーニ美術館に来たのでした。今回は、前回来た時には海外に貸し出し中で見られなかったベルニーニの「メドゥーサ」、そして、今年日本で行なわれた展覧会に貸し出されていたカラヴァッジョを中心に観てきました♪数多くの名作がある美術館ですので、しっかり全部見ようと思ったら、半日から一日かかると思います。美術館見学は意外と疲れるのですよね~




いきなりですが、出ました!私の大好きなベルニーニの「メドゥーサ」(1644-1648)です。
ギリシャ神話で、ペルセウスに退治された(ゴーゴン三姉妹のうちの)メドゥーサは、髪の毛が蛇で、彼女と視線が合う者を石にしてしまうという魔力を持っていました。とはいえ、もともとは美しい髪の毛を持った美少女だったのに、女神アテーナーの嫉妬によって怪物に変えられてしまったのでした。
このメドゥーサはちっとも怖くありません。どうしようもない悲しみを感じさせる美しい作品です。
ベルニーニの表現したメドゥーサは、その変身の過程を見事に表現したものと言えるでしょう。まるで、メドゥーサが自分の変身していく様子を鏡で見ながら、悲しみと激しい苦悩を感じ、その瞬間に自らが石に変わってしまった・・とでも言うかのような作品♪見ている私たちも石にならないように気を付けなきゃ~




グエルチーノの大作もある部屋ですが、カラヴァッジョの絵の存在感が凄過ぎます。いえ、それだけでなく、怒られてしまうかもしれませんが、ここにはルーベンスの絵などもあるのですが、まったく眼中には入りません。ルーベンス、もともと好きじゃないし~
しかし、こんな贅沢なことが言えるのも、気軽に西洋美術の名作に触れられる環境にいるからなのでしょう。触ろうと思えば触れるくらいの距離に近づいて、いつまででも鑑賞できる環境はヨーロッパならでは、でしょう。




カピトリーニ美術館にあるカラヴァッジョの2点♪どちらも、大好きな作品です。




洗礼者聖ヨハネ♪
美しい絵ですが、謎めいています~洗礼者聖ヨハネの頭には光輪もなければ、持ち物とされる十字架も描かれていませんし、犠牲の子羊とは言えないほど巨大な羊が描かれています。ちなみに、脚のポーズは、ミケランジェロの天井画の人物像のポーズを真似たもの。カラヴァッジョのリアリズムは、素晴らしいと思います。本当のところは、何を描こうとしたのかは謎ですけど・・。




「女占い師」
これ、好きなんです~ジプシーが良家の若旦那の手相占いをするふりをして、巧みに指輪を抜き取って盗もうとしている場面です。疑うことを知らない育ちの良い若者と狡猾そうなジプシーの表情がとてもいい!しかし、このジプシーの表情は、狡猾そうではありますが、どことなく憎めないようなところもあります。




ここから先は、この美術館での私の定番です。
いつも同じものばかり観るという習性があるので(笑)。
マルクス・アウレリウス帝の騎馬像♪

カトリック世界になってから、異教時代、つまり古代ローマ時代の彫刻は破壊されることが多かったのですが、このブロンズの騎馬像だけは破壊を免れました。それは・・当時、この騎馬像が、キリスト教を初めて公認したコンスタンティヌス帝のものだと勘違いされたからでした。勘違いも、たまには役に立つことがあるのですね♪





馬を襲うライオン♪
すごい迫力♪古代ギリシャ、ヘレニズム時代の作品です。1594年に、欠けていた馬の頭と尻尾、後ろ脚などが、ミケランジェロの弟子、ルッジェロ・バスカぺによって付け加えられました。馬の頭は、なかったほうがよかったかも・・





紀元前1世紀のブロンズ像「棘を抜く少年」この作品は、私の大のお気に入りです。このポーズが何とも言えないくらいに良いと思います。足の裏に刺さった棘を抜こうとする何気ない日常の瞬間が、とても可愛らしく表現されていると思います。現代で言うと、隠れてこっそり写真に撮った感じ♪大好きなんです~




これはもうローマの象徴ですから~おなじみの「ローマのメス狼」のブロンズ像です。ローマ建国の伝説に登場する双子と彼らを養育したメス狼!ローマ建国の伝説はこちらから♪
この作品は、紀元前5世紀の作品だと言われていましたが、最近の分析結果によると、中世の頃に制作されたものかもしれないという疑いも出てきているそうです。


ローマにはたくさんの美術館があります。ただでさえ見どころ豊富な街なので、なかなかそのすべてを観ることは難しいと思いますが、自分の好みに合わせて、ヴァティカン博物館ともう1つくらいは、是非観てほしいなぁ・・と思います。
Text & Photo by 
ローマより愛をこめて

迫力ある芸術作品の数々に魅了されてしまいますね(^^♪芸術の街でたくさんの作品に触れてみたい☆

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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