トリックアートな世界遺産チェコの「リトミシュル城」がおもしろい

2017年6月19日

◆だまし絵がおもしろい世界遺産「リトミシュル城」



チェコには12の世界遺産があります。1つ目は初日に訪れた「プラハ歴史地区」。2つ目が今回やってきた「リトミシュル城」。1568年から14年をかけて作られ、1999年に世界遺産に登録されました。リトミシュルは人口約1万人。1344年に司教座が置かれた規模は小さいながらも重要な町。『モルダウ』の作曲者スメタナの出身地でもあります。


お城見学かぁ、お城なんてどこも似たり寄ったりでしょう。と高を括ってごめんなさい、「リトミシュル城」ものすごくおもしろいっ!!!
はい、ではお城へ行ってみましょう。※リトミシュル城見学は約50分のガイド付きツアーのみ(240Kc=約1,150円)



明治の板チョコみたいなリトミシュル城の壁。遠くから見たときはこういうレンガが積まれているのかなと思ったんだけど、これはズグラッフィートと呼ばれる装飾で壁の表面を掻き落として絵を描いています。封筒に見えるのでレターズと呼ばれています。(チョコレートではなかった。)
壁に描かれたレターズは8000あって、全て違う模様なんだって。よく見ると結構おもしろくてなんだか情けないお顔のライオン?とか。ファルコン風のやつとか。





実はこのズグラッフィートの壁は古臭いと一度白く塗られてしまったのですが、彫刻家のゾウベクさんが城の修理をしたときに復活させたんだとか。なかなかおもしろい。

◆全部だまし絵「バロック劇場」



お城には劇場があります。1797年にできたバロック劇場。よく見て、ここのカーテン、柱、壁の彫刻、これ全部クラシシズム様式のだまし絵なのです。おもちゃみたいでかわいい!



柱のくぼみもだまし絵!



ここは当時貴族自身が演じて楽しんでいたとか。その殆どがコメディだったそうです。立て替えされていないバロック劇場は世界に5つのみ。その1つがここリトミシュル。

◆貴族が暮らしただまし絵のお城



いよいよ、貴族が暮らした部屋へ。ここは貴族のためのミーティングルーム。沢山の肖像画が飾ってあります。



額縁も壁の装飾もぜーんぶだまし絵。もう、ここまでやってくれるとすごい、おもしろい。想像していたつまらないお城と全く別物でした!これはお城に興味なくてもものすごく楽しいです。





だまし絵にすることで逆にお金がかかっちゃったんだとか。



この本を積み重ねてあるものはゴミ箱。一番上が蓋になっています。



各部屋の端っこにはストーブがあって、このオベリスク的なものもストーブ。壁の裏側から薪をくべられる仕組み。



この乙女チックな置物もストーブ。



お城見学はここまで。

◆お城の地下へ行ってみよう



次はお城の地下へ向かいます。お城の地下は涼しくワインの貯蔵に適しているので、ワインを委託販売しています。チェコのモラヴィアワイン(主に白ワイン)を買うことができますよ。ボトルワイン以外にも、こんな感じでペットボトルの量り売りもしてます。



お城の地下にはプラハ生まれの彫刻家ゾウベクさんの作品がずらりと並んでいます。ゾウベクさんは最初にさらりと書きましたが、リトミシュル城のズグラッフィート装飾を復活させたお方。現在91歳。実は昼間に参加したガストロフェス(美食フェス)にもいらしてたんだとか!ニアミス。





うぇーい!



ゾウベクさんの作品はお城の外の公園にも飾られてます。ついついアテレコしちゃうプレスツアーの同行者たちよ...。



◆ロウソクで作ったハートのオブジェ



お城の地下で是非見ておきたいのがこちらのオブジェ。2011年、チェコで愛されたヴァーツラフ・ハベル初代共和国大統領が亡くなった時に国民が灯した追悼のロウソクを回収してハート型のオブジェにしました。作品の保管場所に最適な温度条件だったためここに置かれるようになったそうです。よく見るとロウソクなのよ。



ハートの中にも入れるんだよ。



◆スメタナのお家はリトミシュル城だった!?



最後にやってきたのは作曲家スメタナの生家。なんとあのモルダウのスメタナの生家はリトミシュル城なんですよ。正確に言うと城の中にブルワリーがあり、その工場の部分にあたります。
ビール醸造所の杜氏を父親に持つスメタナは1824年生まれ。11番目の子どもにして長男だったため大事に育てられたそうです。この家には7歳くらいまで住んでいたそうです。





記念館では当時を再現した部屋を見ることができます。



見所いっぱいのおもしろ世界遺産「リトミシュル城」、敷地内にはホテルも併設されていて宿泊も可能です。
Text & Photo by 
! Buen viaje!(ブエン ビアーへ)旅と猫

とてもユニークなだまし絵で溢れていてとても楽しめそうですね☆ホテルも併設されているということでゆっくり観光できるのも魅力的(^^♪

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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