船で初秋のポルヴェーセ島、トラジメーノ湖

2019年10月6日



 先週の金曜日は、夕方、サン・フェリチャーノ(San Feliciano)から船に乗って、ポルヴェーセ島に行きました。



Traghetto al porto di San Feliciano, Magione (PG) 20/9/2019
 トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)に浮かぶ3島のうち、マッジョーレ島(Isola Maggiore)へは年中船が出ているのですが、湖で最も大きいポルヴェーセ島へ行く船の便は、春から初秋にかけてしか運行されません。



 今年は、運行の最終日が9月29日日曜日なのですが、来週末は友人たちがミジャーナのうちに来るので、夫は取りかかっている改築作業の仕上げに追われ、わたしも今週は、通訳の仕事や日本語の授業で慌ただしいので、時間に余裕があり、天気もよかった先週金曜日に行くことにしたのです。

 船が出発するのは、南東の湖畔にあるサン・フェリチャーノの村で、ポルヴェーセ島までは船で10分、料金は大人一人が片道4.20ユーロ、往復6ユーロです。



 観光客の多い真夏には、港の前の切符販売所で切符を購入するのですが、9月に入って学校が始まり、しかも平日ということで人が少ないので、船に乗ってから、わたしと夫、二人分の往復切符を買いました。

 前に大きく見えるのが、行き先であるポルヴェーセ島(Isola Polvese)で、右手に小さく、湖の北に浮かぶマッジョーレ島(Isola Maggiore)とミノーレ島(Isola Minore)も見えています。



 後ろをふり返ると、たくさんのユリカモメ(gabbiano comune)が、船の後を追って、飛んでいます。右手奥には、サン・サヴィーノ(San Savino)の町並みが見えています。



 島に着くと、まずは時計回りに、岸辺に沿って島を1周しました。秋咲きの自生のシクラメン(ciclamino)があちこちにたくさん咲いていて、きれいです。



 島の南西にある港から半周歩いて、北西の端まで来ると、北風が激しい日だったので、突然強い風が吹き始めました。湖も海のように荒れて、波が立っています。ここまで来ると、マッジョーレ島(Isola Maggiore)とミノーレ島(Isola Minore)が、大きく見えます。



 石の浜で、夫と二人、足を湖の水に浸していると、無数のムクドリ(storno)が、大きな音を立てて、一斉に飛び回っています。



 沈む夕日が見える場所から南からは若干距離があるのに、日の入りの時刻の数分後が、最終便の出発時刻、7時20分だったので、夕日が山の端に近くまで見守ってから、急ぎ足で港に向かいました。



 この日は確か日の入りが7時11分でした。7時15分に港に着くと、東の空が赤らんでいます。



 地平線の向こうに沈んでも、なお明るい光を放ち続ける太陽を背に、黒いシルエットが見えるポルヴェーセ島と夕焼けを、船から、名残を惜しみつつ眺めました。帰りもやはり、たくさんのカモメが、船の後を追って、飛んでいました。



 夕焼けの空と湖があまりにもきれいなので、船を降りて、駐車場まで歩く途中に、何度も立ち止まっては、ふり返って写真を撮りました。このあと、地平線近くの空が、驚くほど赤くなり、きれいだと感嘆しながら、夫と二人、車から眺めました。

 以前に比べて、島の整備が行われず、10年前はあれほど美しかったキョウチクトウとイトスギの並木道で、倒れた木や剪定されずに茂り過ぎた木が目立つなど、荒れてしまっているという印象を受けるところが、少なくなかったのですが、船の便があるうちに、ポルヴェーセ島を訪ね、美しい夕焼けも見ることができて、うれしかったです。
Text & Photo by 
イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia

とても美しい夕陽色に染まった景色☆いつまでも眺めていたくなりますね(^^♪

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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