source:待望の妊娠がわかり嬉しいはずなのに、普段なら気にならないことに気分が浮き沈み、イライラ……と悩んでいませんか?実は、このイライラは決して珍しいことではありません。日本助産学会の研究によると、妊娠初期にイライラを感じる妊婦さんは、全体の約8割にも上がります。(※1)イライラは、妊娠中の生理現象の一つです。今回は、妊娠初期に感じるイライラの原因とその対策について助産師の著者がお答えしていきます。▼妊娠期のイライラの原因は?source:このイライラの原因は、妊娠中の増加する女性ホルモンの一つ「プロゲステロン」が影響していると言われています。妊娠中は、妊娠前に比べると、プロゲステロンがおよそ100倍にも増加します。(※2)「プロゲステロン」は、妊娠継続に大切なホルモンという一面を待つ反面、情緒不安定やイライラなどの精神状態も引き起こしているのですよ。(※3) ▼イライラはいつまで続くの?妊娠生活の3分の1が過ぎ、ママの体も妊娠という状態に慣れ、一息つける時期、赤ちゃんのママをつなぐ胎盤が完成してくる妊娠4ヶ月頃になると心身ともに安定する時期と言われています。(※4)しかし、個人差があり、環境によっては、妊娠期間中ずっとイライラが続くこともあります。 ▼イライラの赤ちゃんへの影響は?source:妊婦がストレスを受けると、ストレスホルモン(グルココルチコイド)が過剰分泌され、交感神経優位による血管収縮作用で子宮内血液量の減少を引き起こし、胎児の器官形成異常や発育不全や早産、また、成長した後の行動・情緒の問題にまで関与しているのではないかとする報告もあります。(※5)しかし、実際のところ妊婦さんのストレスが赤ちゃんにどのように影響するのかは、はっきりわかっていません。ストレスやイライラの赤ちゃんへの影響を心配し過ぎてしまうと、さらにそれがストレスへとつながり、悪循環につながりますので、「赤ちゃんに影響があるかもしれない」という事実を受け止め、妊婦生活でのストレスを最小限にできるよう環境を整えておきましょうね。 ▼イライラの対策方法は?少しでもイライラを抑えるために以下の2つのことに気を付けましょう。(1)仕事量やスケジュールは、ゆっくりペースダウンしていくイライラしてしまうのは、「できるだけゆっくり休める環境を作って、エネルギーを補給して!」と赤ちゃんからのサインとも、著者は考えています。周囲の協力を得て“無理をし過ぎない”ことが鉄則になります。仕事量、スケジュール、すべてペースダウンするように心がけてくださいね。普段の6割程度に調整するぐらいでちょうど良いかと思います。心も体もスローライフを心がけて頑張りすぎないでパートナーや家族に甘えることも必要ですよ。 (2)無理せず、十分な睡眠時間をとる体を休めるには睡眠がとても大切です。妊娠初期は、ホルモン(プロゲステロン)の影響もあり、とてもだるく眠くなります。これも赤ちゃんからの「ママ無理しないでゆっくりしてね」のサインです。眠たいときは、できるだけ横になり眠るようにしてください。仕事をしている妊婦さんも、昼休みなど、できるだけ横になって少しの時間でも休むように環境を整えてみてくださいね。 妊娠初期は、ママのからだの中で、ホルモンがめまぐるしく変化、それに伴い心がイライラするのは、自然なことです。そんな自分を責めずに、「ホルモンのせいでイライラしてるみたいなの。ごめんね」と家族やパートナーに伝えておくと、周りとの関係も安定しやすいですよ。周囲の協力を得て「無理をし過ぎない」ように心がけ、妊娠初期のイライラを乗り切りましょうね。 【参考・画像】※1 現代の妊婦のマイナートラブルの種類,発症率及び発症頻度に関する実態調査 – 日本助産学会誌※2 新編 シアーズ博士夫妻のマタニティブック – Amazon※3 生理前、生理中のイライラが止まらない!イライラの抑え方とは? – ORBIS※4 よくわかる妊娠・出産―妊娠初期から出産まで、産後すぐの育児も、すべてがわかる! (主婦の友生活シリーズ) – Amazon※5 産む力をはぐくむ助産ケア: 妊婦のセルフケアを支援する! 助産外来が充実する! (ペリネイタルケア2012年新春増刊)※ Image Point Fr、Africa Studio / shutterstock
2018年04月19日妊娠が分かったときのこと覚えていますか?「嬉しい!」「ママになるんだぁ」と喜びや感動の反面「これからどうしよう!」「ちょっと不安……」というのが正直な気持ちなのではないでしょうか。前回、25歳の新米マタニティママ・さっちゃんはめでたく妊娠が確定♡しかし、ウキウキ気分はつかの間、さっちゃんに次々と不調が襲う……!◆新米マタニティママ・さっちゃんと登場人物はコチラからチェック◆前回「はじめての産婦人科」はコチラからチェック◆妊娠3ヶ月の母体ってどんな状態?コチラからチェック▼妊娠初期に起こった身体の変化そもそも、さっちゃんが妊娠に気づいたきっかけは“つわり”。妊娠の喜びもつかの間。重軽度に差はあれど、妊娠判明から安定期までの約3ヶ月間つわりライフが続くことに。それと共に、これまでの生活も少しずつ変わっていきました。(1)食べつわりと偏食とにかく吐き気と嘔吐に悩むつわり。さっちゃんの場合は「食べつわり」でした。空腹になると気持ち悪くなるので、朝は吐き気で起き、夜はお腹が減る前に急いで寝る日々……。週に何回も食べていた大好きな一風堂のとんこつラーメンも、一日1リットル(!)は飲んでたカフェオレにも食欲が湧かない!お腹は空くばかり!(泣)食べられるものといえば、主に果物(パイナップル・りんご)でした。そして食欲はそれほど落ちなかったものの、一気に偏食に。ラーメンは食べられないのにフライドポテトはOK、うどんは食べられるのにそうめんはNGなど、単純に脂っぽいものがダメ!という訳ではないのが不思議な体験でした。そんな偏食が続き、妊娠4ヶ月時には5キロ減ってました……。 (2)とにかく眠い!妊娠前はというと、深夜3時まで起きて、本を読んだりゲームしたりの超・夜型生活。しかし妊娠後、深夜12時になる前にはすでにウトウト……。仕事中も倦怠感は拭えず、休みの日になるとずっと家でゴロゴロ……。今までで一番よく寝た期間かもしれません。関連記事:妊娠中の腰痛&赤ちゃんの吐き戻し防止にも!? ママに嬉しい「枕」10選 (3)行動範囲は最小限につわりや眠気から、身体を動かすのがおっくうに。家から駅まで徒歩10分の距離さえも、つわりで動けなくなってタクシーを使うこともしばしば。仕事中も、打ち合わせなどで外回りをする日は、空腹対策の果物が手放せません。関連記事:知らないと損!スマホで呼べるプレママや働くママの強い味方「子育てタクシー」の活用法 ▼日々の身体の変化についていけない辛さつわりをはじめ、体調に変化が起こるのはあまりお腹が大きくない妊娠初期。まだ妊娠した実感を持ち始めたばかりなのに、身体の変化に一番自分がついていけず、思うようにいかないことばかりでモヤモヤ。実はこの時期が一番つらい時期。電車では見た目では妊婦と気づかれず助けを求めることができなかったり、職場でも心配をかけないように明るく振る舞っていたり。でも、つらい妊娠初期を乗り越えられたのは、旦那くんや妹、家族など話を聞いてくれる人がいたことが一番だったように思います。 ▼妊娠をきっかけに生活習慣を改善!これまで、ラーメン大好き♡深夜のゲーム大好き♡の男気生活(笑)を送っていましたが、妊娠による身体の変化にとまどいが隠せないさっちゃん。それを見かねた旦那くんは、「一人の身体じゃないんだから!」とピシャリ。そこからは旦那くんのスパルタ生活習慣改善がスタート!果物を買ってきてくれたり、早寝早起きをさせたり、サプリメントを調べてくれたり。いつも見守ってくれる母のようであり、アドバイスをくれる助産師のようでもあり。「あれ、なんだか妊婦よりも意識高いぞ……?」とまどうさっちゃんを横目に、旦那くんはどんどん“パパ”として成長しているのでした。 第4回は2月21日(水)に公開予定!「会社への妊娠報告!誰に相談する?」毎週水曜日はさっちゃんのマタニティ日記をどうぞお楽しみに!◆マタニティママのお悩み・エピソードを随時募集しています!▼info-itmama@inclusive.co.jp までお送りください。◆It Mama編集部員さっちゃんのリアルマタニティライフInstagram更新中!@sakurenut【画像】※ Illustration by It Mama @natsunikki
2018年02月14日出典:妊娠が分かってからは、喜びと共に多くのトラブルが待ち受けています。つわりもそうですが、ずっと微熱が続く状態もけっこう辛いものです。今回は微熱を落ち着けるための対処法をご紹介します。「え?おでこにこれを貼るの?」という、驚きの対処法もありますよ!妊娠初期症状ってこんなに色々ある!妊娠発覚から、本当に様々な身体の変化が出てきます。もしくは、それによって妊娠に気付く方も多いと思います。たとえばこんな変化が出てきたりしませんでしたか?・体がだるい、重い・とにかくずっと眠い・胸が張る・頻尿・胸やけ・吐き気を催す・下腹が張る・火照った状態や微熱が続くこの他にも多くの初期症状があります。、これらが生じるかどうかは個人差もあります。ですが、ほとんどの方が何かしらの変化を感じているかと思います。例えば筆者は、とにかく腰や膝が痛くなって歩くのも一苦労でした。しかしその時はまだ妊娠に気付いておらず、整体に行ったりしていました。そして妊娠に気付くキッカケになったのは“毎日飲んでいるコーヒーの味が変わった”ということからでした。いつもは好きで飲んでいるのに、何故かその時は全然美味しく感じられなかったのです。 微熱が続いたらこうしよう!日本ならではのまさかの食材が役立つ?!出典:さまざまな身体の変化がありますが“微熱が何日も継続する”というのも地味に辛いことですよね。微熱が続くと、体もずっとだるいですし、頭もボーっとしてしまうので、仕事にも集中できなくなります……。寒い時期でもなぜかずっと火照ったような、熱がこもった状態を筆者も妊娠初期ではずっと感じていました。普段は病院で薬を処方してもらって飲んでいた方も、お腹に赤ちゃんがいるとなると同じようにはいきませんよね。ということで、今回は民間療法や漢方の考え方に基づく対処法をお伝えします。まずは“熱”と言うとおでこを冷やす方が多いと思いますが、おでこ以外にも脇の下や首の周りを冷やしてみましょう!大きな血管が集まる場所を冷やすことで、熱が和らぐかもしれません。そして基本的なことですが、水分補給も肝心です。お水も体内を冷やさないために、常温が良いかと思います。また面白いことに、漢方の考えでは「豆腐湿布」が勧められるようです!漢方専門店の薬日本堂が監修した『薬膳・漢方の母子健康手帳』(実業之日本社)という書籍の中で紹介されていたものです。身体の余分な熱をとる働きがあるという豆腐。水気をきった豆腐1丁をすり鉢ですりつぶし、小麦1カップを加えてよく混ぜ、ガーゼにのせておでこに貼ると良いそうですよ‼︎豆腐と小麦なら、スーパーで簡単に買えるものなので、簡単に試すこともできそうですね。 ですが、微熱の原因は妊娠していることではない場合もあります。妊娠中はホルモンバランスが変わり、免疫力も低下してしまうため、風邪以外にも様々なものに感染しやすくなります。はしかや風疹などの感染症などにかかっている可能性もありますので、心配な場合は自己判断せずに医師に相談しましょう。妊娠初期症状は色んな症状が突然出てきて、体も心もストレス状態が続いてしまいがちです。ストレスはお腹の赤ちゃんにも良い影響は与えないので、熱っぽさが継続している場合は、今日ご紹介した対処法をお試しいただくか、無理せずに早めに診察してもらいましょう。 【参考・画像】※ 薬日本堂 監修(2014)『薬膳・漢方の母子健康手帳』実業之日本社※ Antonio Guillem、Salapao Jung / Shutterstock
2017年07月06日出典:妊娠中はホルモンバランスの変化やつわりの影響で自分のカラダと心が別人になったようでびっくりした方も多いのではないでしょうか。イライラしたり、ちょっとした事で傷ついてしまったり、病院で家で安静に過ごしてくださいといわれても、ずっと家にいるだけではつまらなくなってしまいますよね。筆者はインターネットでたくさんの情報を調べたり、自分と同じような月齢の赤ちゃんの記事ばかり探して読んでしまい、モヤモヤが大きくなるばかりで安静どころか不安が大爆発しそうになってしまった時もありました……。そこで今回は、そんな時に筆者が実際に行っていた“家でできるストレス発散方法”をご紹介します! AKB48と星野源で「スッキリ爽快」ダンス!?激しい動きが制限される妊娠初期の頃は、なかなか汗をかけず、ダルさもあったりで思うように身体が動かない時もありますよね。そんな時はノリノリの曲に合わせてクッションや枕をサンドバッグにみたててボスボス叩いてました。ホコリが気になる方は空中にパンチするだけでもスッキリしますよ!ほかにも好きな歌手やアイドルのダンスを覚えて踊ってみたりするのもオススメです。筆者はAKB48の『恋するフォーチュンクッキー』を延々と踊っていた時があるのですが、動きもゆっくりで激しくないので良かったです。上手く踊れた時は達成感でイライラもスッキリしますのでぜひ踊ってみてください。YouTubeでいろんな人が踊っているのそれを見ながら踊るのも楽しいですよ。最近では星野源の『恋ダンス』を娘と一緒に踊ってストレス発散をしていました。 模様替え、掃除で部屋も心もスッキリ!モヤモヤしていると感じたら、家の模様替えや掃除を徹底的にしてみてはいかがでしょうか。赤ちゃんが生まれるとびっくりするほど時間がなくなります。今まで簡単だと思っていた家事が一切できなくなるなんてことも。料理や洗濯、掃除機をかける時間もなくなり赤ちゃんにつききっりの生活になるので完璧主義や潔癖症の方、自分でしないと満足出来ない方は今後の対策が必要です。赤ちゃんが産まれる前に、部屋の中の物あらゆる箇所をスッキリさせて毎日の家事がすぐ終わるようにしてしまいましょう。産後は“育児と家事の両立”ができなくなって悩むママ友が周りにたくさんいます。産前にご主人が簡単な家事をできるようにしていた方が産後とっても助かりますので、皿洗いや洗濯物を干してもらう、ゴミを捨ててもらうなど少し家事をお願いできるようにしておくのもオススメです。 ヨガでイライラを落ち着かせる出典:いろんな事を考えすぎてもやもやイライラしてしまう時は、一度“無の状態”になってみるのもオススメです。筆者は常に何かしていないと落ち着かない性格なので、止まって何も考えない時間や、自分を見つめ返す時間をヨガをしてつくっていました。“マタニティヨガ”とネットで検索するとたくさんの教室がヒットしますし、動画もアップされているのでそれを参考にしてみては?筆者は赤ちゃんの月齢にあわせてヨガを教えてくれている動画を見ながら、お風呂あがりにスキンケアとマッサージと合わせて毎晩寝る前に行っていました。1回の時間も短く、先生の声も落ち着いていて好みでした。妊娠中は産休や里帰りなどで時間があるかたも多いと思いますので、ぜひこれをするとスッキリする!イライラが飛んでいく!というのを見つけてみてくださいね。 【参考・画像】※ Lesson -1 マタニティヨガ妊娠5ヵ月目withNAO先生※ YAKOBCHUK VIACHESLAV、Tepikina Nastya / shutterstock
2017年06月20日source:「妊娠中のつわりの辛さ、一番近くにいる旦那さんに分かってもらいたいのに、全然分かってくれない!」こんな風に怒りを感じることってありませんか?つわりは女性ならではのもの。男性に理解しろというのは、やっぱり無理なのでしょうか?そう思いたくなる気持ちはわかりますが、もしかしたら伝え方を工夫することで、つわりの辛さも伝わるようになるかもしれません!今回、コミュニケーション・ライターの黄本恵子が、上手な伝え方をご紹介します。対男性にはデータや数字を使うと効果的つわりは、「二日酔いに似ている」というと、理解できる男性は多いようです。しかし、胃がムカムカして吐き気がする、といった二日酔いのような症状が出る人もいれば、常に食べていないと気持ち悪くなってしまう、とにかく眠い、こういった症状の人もいますよね。男性は、テレビドラマでよくある「うっ!」と言ってトイレにかけこむ、いわゆる”吐きつわり”が全てだと思っている人がほとんど。つまり、食べつわりや眠気つわりの存在を知らないんです。そんな男性に対して、食べつわりや眠気つわりといった症状はどのように伝えればいいのでしょうか。まず、男性は論理的で、データや統計、数字で説明されると、納得しやすい生き物です。なので、次のように伝えるとつわりを理解してくれやすくなります。「ユニチャームが約1,200人のママに聞いたつわりに関するアンケートがあるんだけど、これを読むと70%の女性は二日酔いみたいな胃がムカムカする症状があるらしいの。体がだるい、特定の匂いで気持ち悪くなる、眠いがそれぞれ50%ぐらい。それで、30%を超える人が”常に食べていないと気持ち悪くなる”と言ってるんだけど、私の場合、この30%に入るみたい」こんな感じで、具体的な数字やデータを使って説明してみてください。話すタイミングときっかけ作りも大事!また男性は、なにかをしているとき、別のことを考えることができません。女性のように、電話をしながら料理をして、明日の段取りを頭の中で考えて……と、同時に複数のことをすることができないんです。一点集中型なんですね。だから、テレビを見ている最中、本を読んでいる最中、パソコンやスマホをいじっている最中に「つわりがひどくて……」なんて話しかけないこと!そんなタイミングで話しかけても、空返事しかなく、「ちょっと、ちゃんと話を聞いてるの!?私がこんなに辛いのに……」とイライラしてしまうだけ。話すときは、「ちょっと聞いてもらいたいことがあるんだけど、後で時間いい?」と、あらためて会話に集中してもらう時間をとってからにしたほうが、より分かってもらいやすくなります。これはあらゆるシーンで言えることですが、人とコミュニケーションをとるときに大事なのは、”自分と相手は違う”ということをしっかり理解すること。自分の口に出したことが相手にそのまま伝わるということは、滅多にないということです。相手に自分の思っていることを効果的に伝えたいなら、伝え方を相手に合わせて変えていく必要があります。とくに男女は、”男性脳” ”女性脳”と明確に分けられるぐらい、ものの捉え方、感じ方がまったく違います。男性の特性を理解して、伝え方を工夫すれば、分かってくれない男性にイライラすることが減り、快適なマタニティライフを過ごせるようになるはずですよ!【参考・画像】※ 妊娠・育児・出産”初めて”体験談 つわり:データ編 - ユニ・チャーム株式会社※ アラン ピーズ・バーバラ ピーズ(2002)『話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く』 主婦の友社※ Peshkova / Shutterstock
2017年06月17日出典:妊娠が分かり嬉しいのもつかの間、つわりの症状が出てきますね。個人差はありますが、吐き気を始め、頭痛や胃もたれなど、体調もままらない状態に……。においにも敏感になるので、食事作りは食べられる食材で、なるべく簡単にできるといいですよね。2016年に和光堂が行った『プレママ実態アンケート』の「つわりでも食べられたものは?」という問いに、酸味のあるフルーツという答えがダントツに多く、続いてキュウリやトマトなどの野菜、そしてのどごしよく食べられる麺類やお豆腐などを食べられたというプレママ、ママの声が多く寄せられていました。今回は、それらの食材を取り入れながらつわり期でも食べやすいようなレトルトパウチを使った簡単アレンジ法を、野菜ソムリエの筆者がご紹介します!辛いつわり時でもイケる食材を使った「レトルト活用アレンジ術」3つ(1)レトルトパウチの「おかゆ」アレンジレトルトパウチのおかゆは、レンジで“数分チン”するだけなので簡単です。お料理は、温めると臭いがハッキリするのですが、このレトルトパウチのおかゆは、あたためなくても食べられるので、においもなるべく避けたいという方にもオススメです。⚫アレンジ法・おかゆ(温める)+梅干し+だいこんおろし+しらす+おしょうゆで味付け・おかゆ(冷たいまま)+もずく+トマト+しらす・おかゆ(冷たいまま)+薄切りキュウリ+豆腐+青しそ+白ごま+味噌で味付け (2)パスタ以外にも絡めて使える「パスタソース」アレンジ茹でたパスタに合えるだけでなく、野菜やごはん類など、アレンジがいろいろできるのです!さらにバリエーションも豊富で、サッパリしたものを好むツワリ期にピッタリな“めんたいこ”や“和風きのこ”、“じゃこ風味”、“ねぎ塩風味”など、飽きないラインナップ!色々揃えておいて、その時のツワリの状態で、選ぶのもいいですよ!⚫アレンジ法・もやし炒めに“和風味のパスタソース”を絡める・鶏ささみと千切りキュウリに“めんたいこ風味のパスタソース”を絡める・うどんに“ツナマヨ風味のパスタソース”を絡めて、千切りキュウリとおかかをトッピングする (3)手軽なのに本格的な味「レトルトスープ」アレンジ素材を生かした本格的な味を手軽に楽しめるレトルトスープ。具合が悪いときでも、スープだったら口にできる、というママも多いはず。ヴィシソワーズなど、冷たくいただくタイプのスープもあるので、においに敏感になるつわり期に、お好みに合わせて、取り入れてみてはいかがでしょうか? ⚫アレンジ法・温めるタイプのスープにご飯を加え、軽く温めて、リゾット風に!・中華風のスープには春雨を加えて、ボリュームアップ!・キャベツなど火が通りやすい野菜とパスタを加えて、スープパスタに! いかがでしたか? 日によって、体調がいい時と悪いときがあると思いますが、「今日は食べられそう!」というときには、ぜひ試してみてくださいね。 【参考】※ 「味の素KK おかゆ」アレンジレシピ♪ – AJINOMOTO Park※ あえるパスタソースをもっと楽しむレシピ – キューピー※ スープのアレンジレシピ – 無印良品※ プレママ実態アンケート – わこちゃんカフェ※ Julia Kuznetsova / shutterstock
2017年05月22日出典:待望の妊娠!しかし、それと同時にやってくるのが妊娠初期に訪れるツワリです。このツワリに多くの妊婦さんが経験しますが、重い症状だと「何も食べられない……。」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そして逆に「何か食べないと気持ちが悪い!」という方もいるんですよね。そこで今回は、筆者の経験を交えながらツワリがひどいときの食事や、オフィスで手軽に食べられるものについて、お話します。コレだけはイケた!「ツワリ」の時、オススメの食べ物5つ(1)冷たくて気持ちいい♪「冷やしうどん」筆者は絵に描いたようなつわりを経験し、ご飯の炊ける臭いがダメになり、ご飯を食べられなくなりました。代わりに麺類だけは食べる事ができ、その中でもこの冷やしうどんをよく食べていました。他のママにも聞いてみたところ、「冷たい麺類はイケた!」という声が多かったです。 (2)のどごしツルン!「豆腐」のどごしが良くて食べやすく、薬味を変える事で色々な味が楽しめ、ツワリの時期でも食べやすいという妊婦さんも多いです。あまり味の濃いものというよりは、さっぱりしたものが良いのかもしれません。 (3)意外!「フライドポテト」他の揚げ物がダメでも、ポテトなら大丈夫という妊婦さんは多いです。しかし、折角「コレなら食べられる!」と思えたフライドポテトでも、脂物の食べ過ぎは気分を悪くする場合もあったりして、逆効果になるので注意してください。 (4)王道「フルーツ全般」他のものが食べられなく一方、甘酸っぱいフルーツは逆に食べたくて仕方がありませんでした。特に筆者は、柑橘類は食べる事でツワリも和らいだ気がします。 (5)噛みごたえがちょうどいい「こんにゃくゼリー」普通のゼリーよりも、噛みごたえのあるこんにゃくゼリーは、噛みごたえもあって「食べている」という実感があり、空腹のお腹にもたまり、つわり時は本当に助かりました。さまざまなメーカーから色々なタイプのものや味が出ているので、その日の気分によって選べました。筆者の妹もツワリがひどかったのですが、これだけはよく好んで食べてました。 オフィスで大活躍!「食べツワリ」にオススメな食べ物筆者は、ひどい食べツワリを経験しましたが、オフィスでの対策として以下のものを食べていました。・タブレット・レモンなど柑橘系果物のグミ・梅味のアメ・干し梅特にタブレットは、手を汚さずにサッと手軽に食べることができるので、イチオシです!他にも柑橘系が食べたくて仕方がなかった筆者は、レモンなどの柑橘系果物のグミもよく食べていました。 いかがでしたか?食べられる物は人によってさまざまですが、上記に挙げた食べ物を参考にしながら、自分に合う食べ物を見つけて、辛いツワリの時期をうまく乗り越えていきましょう! 【画像】※ VGstockstudio / shutterstock
2017年05月16日source:女性にとって妊娠出産とは、待ち望んで迎える人もいれば、授かり婚もあるように、思ってもいないタイミングで迎える人もいます。そんな中、妊娠時期、出産後の精神的に不安定な状態を“マタニティブルー”といいます。そんなマタニティブルーですが、一般的にホルモンの変化と言われていますが、本当にそれだけなのでしょうか?元看護師で、長女を重症仮死で出産したマタニティケアの講師でもある筆者がマタニティブルーについてお話をします。マタニティブルーに陥りやすい女性のタイプsource:マタニティブルーとは妊娠期だけだと捉えられがちですが、妊娠によるホルモンの影響を受けていると言われており、産後にも症状が出ることもあり、産後うつの症状と見分けることが必要です。筆者自身、1人目の妊娠初期にマタハラを経験し、「妊娠しているからと言って、周りに気を使わせるな」など言われたことがありました。妊娠初期は流産の確率も高く、それと同時につわりの症状が出てくることもあり、周りのサポートがとても大切な時期です。それは家庭環境だけでなく、職場環境も含め少しでも過ごしやすい環境作りが必要ですが、マタニティマークをつけていても、都心では席を譲ってもらえないことも多く、決して日本では妊婦さんにとって過ごしやすい環境だとは言えません。実際、筆者がマタニティマークをつけていても、お腹が目立ってくるまでは席を譲ってもらったのは外国人の方だけでした。そんな環境の中、必死に自分でがんばろうとする女性ほど、マタニティブルーに陥りやすいケースが多いのです。妊娠初期は妊娠を喜べない人が多いsource:妊娠すると、ホルモンの状況としては黄体期が持続するので高温期が続きます。PMS症候群がある方は、その症状が持続しているような感覚がある人もいるかもしれません。身体自身が、妊娠を継続するために高温期になっているので、疲れやすく身体のだるさ、眠たさを感じる妊婦さんも多いと思います。しかしそんなホルモンの変化だけでなく、出産年齢が上がっていく中、流産の確率が上がるという情報が多く取り上げられていることで、妊娠初期は手放しに妊娠を喜べずいる方が多いのも事実です。休みたいと思っている体に対して、心は不安でいっぱいの人も多いのではないでしょうか。 夫婦関係を悪化させないためには?夫婦で待ち望んだ妊娠であれば、妊娠は夫婦でとっても嬉しい出来事だと思いますが、必ずしもそうだとは限りません。お互いに余裕がなかったり、その時期に待ち望んでいた妊娠でないケースもあるかもしれません。ただ女性にとって、妊娠は大きな身体の変化が起きている出来事であり不安も大きく、夫に優しく寄り添って欲しいものです。「妊娠しているから仕方ない」「ホルモンが影響しているから、不安定になるんだよ」など理屈で言葉をかけられると、どこにも逃げ場がないように感じてしまう女性も多いはず。身体の仕組みが違うから分からないことであったとしても、常に夫には一番の味方であって欲しいのです。男性は理論的に物事を捉えがちですが、女性は感情に寄り添って欲しい生き物なので、いつでも労いの言葉を男性は妊娠している妻にかけてあげると、妊娠中の不安も乗り越えていけるのかもしれません。 いかがでしたか?男女の違いは、身体も心の面でも違うものですが、来てくれた赤ちゃんは二人にとって大切な命です。それを忘れることなく、お互いを思う気持ちを持って妊娠、出産と大切な二人の時間を過ごし、もしマタニティブルーになったとしても、不安である自分を受け止めた上で夫婦で乗り越えられたらいいですね。【画像】※ wavebreakmedia、Africa Studio / Shutterstock
2017年04月10日妊娠6週頃から悩まされるのが“つわり”。つわりとは教科書的に言うと母体の全身の変化、とりわけ消化器症状による食欲低下、嘔吐、唾液分泌増加などを主症状とする生理的な消化器症状を言います。16週までにはほとんど軽快しますが、つわりの個人差は大きく、ひどい人だと脱水や栄養代謝障害をきたし、これを妊娠悪阻(にんしんおそ)と言います。今日はつわりが起こる原因や症状別にみるつわりのタイプと対策をご紹介します。つわりが起こる原因は?つわりが起こるメカニズムとして一般的に言われているのが、妊娠することによって母体の生体内部環境の変化によるホルモンバランスの変化になかなかついていけないことが原因であると言われています。人間にはホメオスターシスといって生体内部環境を一定にする働きがありますので、妊娠生活も慣れてくると徐々につわりが治まってくると考えられます。ですから、実際につわりが出て来るまでどのようなつわりになるかはわからないというのが現状です。もしかするとそれまでの生活習慣や栄養素の摂取不足等が関係しているのかもしれませんが、医学的には分かっておりません。 症状別にみる「つわりのタイプ」5つ(1)食べつわりこれは何かを食べると気持ち悪くなってしまったり、逆に空腹時に気持ち悪くなってしまったりと言うようなものを言います。こちらは対応策として空腹になる前に少量食べる、のど越しの良いものを食べると言った形で対応して行きましょう。麺類などが良いとされています。(2)吐きつわりこちらは何かを食べる食べないに関係なく、常に吐き気に悩まされてしまうようなものを言います。傾向としては午前中に起こることが多いとされています。症状を和らげるためにはあっさりしたものを食べたり、炭酸飲料を飲むことで症状が和らぐことがあるとされています。(3)においつわり良いにおい、悪いにおいに関係なくにおいによって気持ち悪くなってしまうようなものを言います。一番良いのはそのにおいを嗅がないようにするのですが、どうしてもにおいによって気持ち悪くなってしまった時には、そのにおいの発生源から離れてしばらく安静にするようにしましょう。(4)眠りつわり消化器症状とは異なるのですが、生体内部環境のホルモンバランスが変化してしまうことによって眠気が出てきてしまうということもあるようです。このようなときにはやはり無理をしないで眠ることが一番です。仕事をしていて眠ることが出来ない場合には少しだけ休憩を取ってみるようにしましょう。(5)唾液の過剰分泌つわりによって唾液が多く出てきてしまうことがあります。しかしこれは害があるわけではありません。ただ、多く出てきた唾液を飲み込んでしまって逆に気持ち悪くなってしまうということもありますので、ティッシュなどでふき取ってあげるのも良いかもしれません。「つわりを軽くする」ために妊活中からできるコトつわりは妊婦さんの約80%に見られるものです。逆を言えば約20%の方には見られないということが言えます。その違いとして挙げられているのが生活習慣によるもの。つわり自体には根本的な治療方法はありません。しかし、つわりの時に出されるお薬としてビタミンB6、25mg、1日3回という方法があります。それによってつわりの時の吐き気が抑えられるというものですが、言い方を変えると妊娠前からきちんとビタミンB6を摂取していればそこまで強いつわりが出ないという可能性も十分に考えられます。また消化器は自律神経と深い関係があります。緊張すると胃が痛いと言う言葉があるように、自律神経系で調節されているということが考えられます。妊活中から自律神経系を整えるようにして、同時にアルコールやカフェインは程々に(妊娠中は避けるようにしましょう)、喫煙者の方は禁煙をする、緑黄色野菜を中心とした食生活にするのが良いと考えられます。 【参考・画像】※ 分娩と出産の基礎知識 – MSDマニュアル※ 妊娠中の体の変化 – MSDマニュアル※ VGstockstudio、Ann Haritonenko / Shutterstock
2017年03月26日妊婦さんが寄せるお悩みで多いのは、お腹の子どものことももちろんですが、自分のボディイメージの変容に対するものが多いように思います。その中でも、「人には気軽に聞けない」という理由で多く寄せられるお悩みが“妊娠による乳首や脇の黒ずみ”。そこで今回は、人に聞けない妊娠時の乳首や脇が黒ずむお悩みについてお答えしていきます。RAY看護師。 総合病院の脳神経外科、内科と皮膚科の混合クリニック、介護老人保健施設など様々な科で勤務し、経験を積む。 現在は看護師としての経験や知識を活かし、医療系などで医療、ヘルスケアの分野を中心にコラムを執筆中。 なぜ妊娠すると乳首や脇が黒ずむの?妊娠12週あたりになると、エストロゲンやプロゲステロンと言う女性ホルモンが増加し始めます。この女性ホルモンにはメラニン色素を作り出す色素細胞を刺激する作用があります。そのため、乳首や脇に黒ずみができやすくなるというわけです。また、妊娠すると9割の女性が乳首の黒ずみを経験すると言われています。 黒ずんだ乳首は元に戻るのか?妊婦さんたちが何より気になるのが、黒ずんだ乳首や脇は元の色に戻るのか?ということ。その真相を探ってみました。◎産前と同じようには戻らない!?人間の皮膚は、ターンオーバーという皮膚サイクルを経て、新しい皮膚に生まれ変わります。これは、皮膚細胞の下層にある細胞が徐々に皮膚表面に押し出されてきて、古い皮膚は垢となって剥がれ落ちる現象です。このターンオーバーの速さは年齢にも左右されるのですが、約1ヶ月と言う一定周期で生まれ変わります。出産により、エストロゲンは急激に減少し、乳汁分泌のために必要なプロラクチンの量が上昇します。そのため、出産後の皮膚細胞は色素沈着しておらず、産前の皮膚と同様の皮膚細胞となっています。そのため、このターンオーバーを繰り返すことで、徐々に黒ずみは薄くなり、産前の皮膚色に戻るとされています。しかし、全ての人が完全に産前の皮膚色に戻るわけではなく、ターンオーバーが上手くいかなかった場合、その他何かしらの理由によって、一部黒ずみを残してしまったり、産前よりも皮膚色が少し濃くなるということもあるそうです。 産前の皮膚の色に戻す方法はあるの?乳首や脇の色を産前同様の色に戻す方法はあるのでしょうか。皮膚のターンオーバーは皮膚の状態がしっかりとしていることで、正常な過程をたどります。そのため、乳首や脇の皮膚をしっかりと保湿することで正常なターンオーバーを促し、産前に近い皮膚色とすることが可能なようです。また、皮膚科ではハイドロキノンというシミ治療に使われる薬があるため、皮膚科を受診した際に処方される場合もあります。しかし、このお薬は妊娠中や授乳中は使えませんのでご承知ください。 女性としてのボディイメージが変わるのも身体がお母さんになる準備をしている証拠です。しかしどうしても気になるという場合は一度病院で相談し、皮膚の色を元に戻すために、妊娠中や授乳中でもできる、自分にぴったりの治療方法を教えてもらうのもよいかもしれませんね。 監修 / 川上 智史北里大学大学院医療系研究科医学専攻博士課程修了、医学博士。予防医学を専門とし、医学的に美と健康に主眼を置き研究を続ける。各種教育機関や講演会において予防の重要性を啓発している。 【参考】※ gooベビー※おくだ皮膚科クリニック※ 聖母病院前産婦人科部長「産後の避妊法」※ 湘南美容外科 ハイドロキノン※ AXL、Syda Productions / Shutterstock
2016年12月06日妊娠をすると情緒不安定になりストレスが溜まりやすくなりがちですが、ストレスになってしまう原因の一番が“夫”という方もいるのではないでしょうか。妊娠中は夫の浮気も多いですが、実はその引き金を引いているのはママ自身であったりします。今回、元看護師で妊活カウンセラーでもある筆者が、妊娠中夫婦の仲を悪くしてしまう言葉と、その解決策についてお話をしたいと思います。伊藤優子元看護師、妊活カウンセラー。2013年10月からカウンセラー活動を開始し、65名の妊娠実績。産婦人科での勤務経験、娘を重症仮死出産した経験を生かし、マタニティケア、マタニティセラピスト育成講座も開講。著書に『半年以内にママになる妊娠セラピー~ママになるための12のレシピ~/坂本優子』気持ちを分かってもらいたい!からくるイライラ生理が遅れ、妊娠検査薬で妊娠が判明し、5週すぎに病院を受診する頃から、すでにつわりの症状が始まっている人もいます。妊娠を継続するために高温期が続き、身体のだるさがあるだけでなく、吐き気も重なり思った以上に身体はつらさを感じているかもしれません。流産経験者の方などは、今回の妊娠でも同じことを繰り返すかもしれないと、一日中不安な気持ちで過ごしてしまうことも……。そんな不安な時に、一番身近にいる夫には気持ちを分かってもらいたいと思うもの。ただ、夫から自分が思っていることと違う言葉をかけられたり、家事の負担を増やす夫にイライラがいつも以上に溜まってしまうのも妊娠中ならではかもしれません。不満が溜まっても「夫に言ってはいけない」NG文句3つ人はストレスが溜まってきたり、自分を分かってほしいという気持ちが高まってくると、相手への感謝の気持ちを忘れ、どうしても以下のように攻撃的な言葉を言ってしまいがちです。 (1)「仕事では愛想よくしているのに、家では何でいつも不機嫌そうにしているの?」これは妊娠中に限らないですが、外で働いている男性は時には頭を下げ、笑いたくない場面でも愛想笑いをし、日々お仕事をしています。疲れて帰ってきた家では、ゆっくり寛ぎたいと思っているのです。多少仏頂面をしていてもすぐに不満を言うのではなく、疲れているんだなと思い、気遣いの言葉をなげてあげましょう。 (2)「(私はこんなに辛いのに)もう少し手伝ってよ」つわりの時期、吐き気から食事の準備など思ったように家事ができず、イライラしてしまいがちです。妊娠後期はお腹も大きくなり、立ち上がるのもやっとで体力的にも疲れやすくなってくるので夫に家事を手伝って欲しいと思う人も多いでしょう。しかし、普段家事をやっていない男性の場合、何を手伝っていいかも分からない人がほとんどなので、このセリフを言われても、実際に何をどう手伝えばいいのか分からず、ただ否定されたと受け取ってしまうのです。 (3)「何で自分のことしか考えないの?」これは、妊娠中の性生活です。女性は妊娠とともに赤ちゃんを守る気持ちが強くなり、性欲が減退してしまう人もいるのですが、男性は妊娠したからと言って性欲が減退することはありません。それは、男女の違いで生理的な現象なのですが、妊娠中に誘おうとする夫に対して、この言葉を言ってしまうママも多いのです。気持ちも分からなくはありませんが、男性からすると「俺の気持ちはどうなるの?」と寂しくなり、そのまま浮気につながることもあれば、風俗通いになってしまうこともあります。 すれ違いを埋めるための夫婦の在り方妊娠中に限らず、人は自分に余裕がなくなると、その辛い気持ちを相手に分かってほしいと思うものです。ママは身体が重たくなるだけではなく、自分の体調不良などもすべて赤ちゃんに影響するため、とても神経が張り詰めた状態です。だからこそ分かってほしいと思うものですが、パパ自身も人間なので認めてほしい!分かってほしい!と思うのも当然。だとしたら、お互いがありのままの気持ちを伝えることが大切です。辛いことや大変なことを分かってほしいと待つのではなく、言葉でしっかり伝えていくことで、お互いのすれ違いが元通りになっていくはずです。 いかがでしたか?分かってほしいと思っていても、パパ自身は違う両親の関係性を見て育っているので、気付かないことがあっても当然です。ママが“やってくれて当たり前”だと思い込んでいることもあるのです。それを埋めるためにも、しっかりと夫婦の会話をすることで、その溝を埋めていくことは、これから子育てをする上でも大切なことであり、夫婦円満の秘訣になりますよ。 【画像】※ oneinchpunch、Kaya Shelest / Shutterstock
2016年12月01日多くの人にとって初めての妊娠・出産は人生の一大ニュースで、その喜びは言葉にならないものでしょう。ですが、妊娠初期は、少し経つとつわりが始まり気持ち悪くなったり、だんだんお腹が大きくなって腰が痛くなり、と体の不調を感じ、精神面では、今まで何でもなかったことに急にイライラしたり、涙が出てしまうという方もいます。そうしてふと気づくと”マタニティブルー”に陥っている人も少なくありません。そこで今回は、マタニティブルーの原因や症状、対策についてまとめてみました。 そもそも「マタニティブルー」ってどんなもの?マタニティブルーとは、妊娠中や出産後にあらわれる感情の変化のことです。●マタニティブルーの出やすい時期妊娠初期と妊娠後期、出産後数日~1ヶ月の間が多いようです。●原因妊娠中から産後にかけて起こるホルモンバランスの乱れが原因とされています。 「マタニティブルーあるある」7つ以下に、実際に筆者が体験したものや先輩ママが体験したマタニティブルーあるあるをご紹介します。(1)赤ちゃんが無事に育ってくれているのか不安特に妊娠初期は健診も1ヶ月に1回ですし、胎動を感じていない時期は、お腹の赤ちゃんがきちんと成長しているのか不安になり、一人でアレコレ考えて悩んでしまいがちです。 (2)夫に対して冷たくあたったり、優しくできなくなる自分がつわりで苦しんでいるのに、飲んで帰ってくるなど夫のちょっとした行動が軽率に感じてイライラしてしまう。 (3)食欲がなくなる、もしくは過食気味になる体重増加が気になり、あまり食べられなくなったり、逆にストレスで食べてしまったりする。 (4)陣痛や出産の痛みに対して不安になる初産だと特に体験したことのない陣痛や出産の痛みに恐怖を感じてしまう。(5)今まで好きだった食べ物が見たくないほど嫌いになるつわりの影響もありますが、ニオイがダメになったり、今まで好きだったのに、全く食べられなくなってしまったりして気持ちが落ちてしまう。 (6)仕事で迷惑をかけていないか不安になる仕事中に気持ち悪くなったり、体調が悪くて休んだりすると、このまま仕事を続けていていいのか、まわりに迷惑をかけていないか不安になる。 (7)体型の変化に悲しくなったり嫌になったりする体重が増えたり、お腹が大きくなったりすることで、そんな自分の姿を見るのが嫌になって落ち込んでしまう。このように、マタニティブルーの症状は、わけもなくイライラしたり、急に涙もろくなったり、気分がころころ変わるなど感情にむらがあるのが特徴です。 マタニティブルーにならないために気をつけたい2つのこと(1)出産や妊娠に対する不安を取り除く妊娠や出産に対して、精神的にストレスを感じている場合は、できる限りそれらを取り除いてみましょう。例えば、体重増加に不安を感じていてあまり食べられずストレスを感じている場合は、”この日だけ”と決めて、好きなものを食べるのもいいです。1日くらいであれば、体への負担も少ないでしょう。また、肩こりや腰痛などの症状に悩んでいる場合は、妊婦OKのマッサージを受けるのもおすすめ。息抜きの時間をしっかり確保できるといいですね。また、筆者は出産への痛みの恐怖が強く、無痛分娩を選択しました。痛みが恐怖でストレスになっているようなら、無痛分娩ができる病院を探し、不安を解消するのも一つの方法です。 (2)妊娠中にしかできないことを楽しむ妊娠するまで仕事をしていてなかなか自分の時間を持てなかったという方も多いと思いますので、担当の医師に話してOKが出れば、マタニティヨガやマタニティビクスなど、妊娠中にできる運動もおすすめ。運動不足の解消にもなるため、ストレスも解消されます。同じ状況のママ友を作るきっかけにもなるでしょう。また、産後は、子どもと一緒に子ども向けの映画を観に行く機会はあっても、なかなか自分の観たい映画を観る機会は少ないため、この時期に映画鑑賞をするのもおすすめです。 いかがでしたか?マタニティブルーは誰でも起こる可能性があります。もし自分がマタニティブルーだと感じたら、まわりの人に相談し、助けてもらうことも忘れないでくださいね。 【参考・画像】※ マタニティブルー – e-育児※ gpointstudio / Shutterstock
2016年11月04日2人目の子どもが欲しいと思っても、妊娠、出産、育児を考えると悩ましい……。2児のママでもある筆者がお送りする連載『2人目子育てバイブル』。2人目妊娠報告の注意点をお伝えした第3回に続き、“母体ケアのコツ”についてお伝えします。 2人目を妊娠して早々に悩まされるのが“つわり”です。つわりは全くない人から、入院するほど重い人まで様々。「1人目のときはこんな風じゃなかったのに……」は、よく聞く話。上の子を世話しながら、つわりもあるので想像以上に大変です。 ■1人目と2人目のつわりは別物「お腹にいる子どもの性別でつわりの状態が違う」、「2人目のほうがつわりが重い」などと、つわりについては色々な意見があります。ただし、一般的にはつわりの重さと妊娠回数は関連性がないと考えられています。上の子のときはつわりで大変だったママも2人目も同じだとは限りません。1人目と2人目のつわりは別物と考えましょう。 ■家事・育児を乗り切るコツ「“つわりで辛いなら横になって”……と言われても無理!」というのが、2人目妊娠の痛いところ。上の子の世話、家事もしなければならない上、仕事があればさらに忙しいでしょう。以下、筆者や先輩ママの経験談をもとに、家事・育児を乗り切るためのコツをピックアップしました。<意識>大前提として、まずは“完ぺき”をめざないこと!時間や手間だけをとっても、上の子を妊娠しているときよりも忙しく、ママ自身でコントロールできることが少なくなっているはずです。つわりの時期は短期間、今だけと思って手を抜けるところは上手に抜く、その分体を休めることが母体ケアの基本になります。 <家事・育児のコツ>source:・惣菜やレトルト、缶詰、ベビーフードも利用家族には手作りの食事をと頑張っているママも多いでしょう。しかし、つわりの時には立っていること、匂いだけでもキツイことがあります。そんなときは無理をしないで、惣菜を買ってみる、レトルト食品や缶詰も上手に利用しましょう。最近では、健康意識が高まり無添加のものも増えています。ベビーフードも味だけでなく安全性にこだわっているものも多いですよ。 ・掃除は「必要なとき」にやるこれまでこまめにできた掃除もおっくうになります。ちょっとしたほこり、汚れは許容範囲、またすぐに汚れるから元気なときにまとめてキレイにしよう!という割り切りも必要です。 ・香りはできるだけ「無香料」に身の回り用品には意外と香料が使われています。つわりのときは些細な香りも気になることがあります。柔軟剤やハンドクリームなどを“無香料”のものに切り替えるママは多いです。 ・「宅配や家事代行」を利用する食品や生活用品、薬や雑誌にいたるまで、最近のネットスーパーは何でもそろいます。自宅にいながら宅配で商品を入手できるのが最大の特徴です。家事をまるっと代行してくれるサービスもあります。 ・「託児サービス」を利用するつわりをきっかけにファミリーサポートやシッターの手配を考えたというママもいます。家族に上の子をみてもらう、ママ友や近所の人にお願いするなど、今のうちから託児の方法を複数用意しておくと出産後も安心です。 横になる、簡単な運動をするなど母体をケアするためにはそのための時間が必要です。ピックアップしたのはほんの一例ですが、家事と育児の上手な工夫でママのための時間をつくってみてくださいね!次回は、母体ケアのコツ「体重・妊娠線・腰痛編」をお送りします。(佐藤理香)
2016年09月26日脚が我慢できないほどむずむずする、脚がかゆくて眠れない……こんな経験ありませんか?もしかすると、特に妊婦さんが悩んでいるかもしれません。実はこれ、筆者は中学生から悩んでいました!自分だけ感じるものだと信じていたので誰にも話したこともありませんでしたが、学生の時は机にじっと座っていられないほど、脚がむずむずしてどうしようもありませんでした。そして2015年に妊娠し、ここで久しぶりに“毎日のむずむず”に悩まされました。だから、こんな経験をしている女性や特に妊婦さんに伝えたい「これ、実は病気の一種みたいですよ」今日はその謎の病気と、対処法についてお伝えします。 ■実は病気!? 「むずむず脚症候群」とは「症候群って……これ病気だったの?」と筆者は妊娠中に知り驚きました!そもそも、むずむず脚症候群というのは名前の通り、ふくらはぎあたりがむずむず痒くて眠れない・脚の中で虫が這っているよう……というような症状。経験したことない方はピンとこないかと思いますが、これが想像以上に辛いんです!原因として1番に考えられるのは遺伝。45歳以前に発症する人の約30%は、家族の中にも発症者がいるという研究結果があるそうです。また、鉄分不足でも発症する可能性があるそう。「あ、だから妊娠中にひどく症状が出たんだ!」と後で気付きました。妊娠中は鉄分不足になりやすいですよね。筆者もずっと貧血だったので、病院で鉄剤を処方されていました。これまでにこの症状を経験したことがなかった方も、妊娠中だけ発症することもあるようですよ。妊娠後期はただでさえ眠りが浅くなってくるのに、このむずむず感によってなかなか寝付けません。睡眠不足はお腹の赤ちゃんにとっても良くないので、何とか眠れる方法を見つけたいものですよね。■「むずむず脚症候群」のオススメ対処法8つまず、これが発症した時は、すごくふくらはぎの筋肉を傷めつけたくなります。強めに、ふくらはぎや足首などをマッサージしていると良くなることもあります。ですがそれでも良くならない時にどうするか、それは人それぞれ違ってくるかとは思いますが、下記のことを試してみてください。●保冷剤や湿布などで冷やす●レッグウォーマーなどで温める●足首をひたすら回す●足指でジャンケン(グーパー繰り返し)●脚を高く上げる(壁に置いて伸ばす)●屈伸運動をする●立って、かかとの上げ下げを繰り返し、ふくらはぎの筋肉を使う●没頭できる何かに集中して忘れるとても個人差がありますし、日によっても効果が違うので色々試してみてください。筆者の場合は「妊婦だから夏でも脚を温めないと」と思いレッグウォーマーをして寝ていたのですが、その日に限って、夜中にむずむず感で目覚めて眠れなくなっていました。どうやら温めると感じやすいタイプだったようです。それでもやはり妊娠中の冷えは良くないので、その兼ね合いが難しいところですよね。後は妊婦さんの場合鉄分をしっかり補っておきましょう!サプリメントも良いかもしれませんが、これを機に食生活を見直してみてはいかがでしょう? いかがでしたか?脚のむずむず感を前々から感じていて悩んでいた方はこの今日のお話、とても共感してくださるかと思います。説明が難しいのですが、脚が「うーん、痒い!」という感じになるんですよね。妊娠が発覚した方は、ぜひ鉄分不足に気を付けて、むずむずで寝不足にならないようにしましょう。(Yuno) 【参考・画像】※ 『むずむず脚症候群』の約30%は遺伝が原因! 対策は湿布? – ドクターズミー※ Natthawon Chaosakun / Shutterstock
2016年09月23日待望の赤ちゃんを授かると、病院で検査を受けるのもウキウキしますよね。でも、新しい命をお腹の中で育てているわけですから、病院で検査を受けるにしても、何かと気になってしまうもの。無事に赤ちゃんを産むためにも、正確な診断をして適切な処置を受けなければなりませんが、大型の機械を使っての検査など、「このような検査を行っても、赤ちゃんに影響はないのか?」と考えてしまうこともありますよね。先日、「yahoo! ニュース」で、妊娠中のMRI検査の安全性についてのという記事がありました。そこで今回は、医学博士である筆者が、妊娠中のMRI検査について解説していきます。■MRI検査とCT検査は似ているようで異なりますさて、この“MRI検査”とは一体なんでしょう?MRI検査は強力な磁石を使用する検査で、筒の中に入り磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影し、様々な病気の病気の発見に役立ちます。特に女性の場合であれば、子宮や卵巣、乳房に病変があった場合、これを発見することができます。また、同じような検査に、“CT検査”があります。しかしMRI検査が磁気を利用したものであるのに対し、CT検査は放射線を使用するものです。これらのような特殊な検査は、実際、胎児に影響はないのでしょうか? ■妊娠中に受けても影響はないの?放射線を使用する“CT検査”は、もちろん身体に影響がないレベルの被ばく量ではありますが、レベルの胎児に何かしらの悪影響を及ぼしてしまう可能性が否定できません。放射線を使う検査は、被ばく量が低くとも、一定の確率で胎児発生に影響があることが分かっています。では、“MRI検査”はどうなのでしょうか?研究データによると、極めて明快で、胎児が様々な外界からの刺激に対して最も過敏な妊娠初期3ヶ月にMRI検査を受けた場合でも、胎児の成長、発生異常、成長異常、がんの発生率などは、受けなかった妊婦さんの子どもと、特に大きな差異はなかったと言います。このようなデータから、MRI検査は妊婦さんにも安全と言えます。妊娠中は、飲んではいけない薬があったりなど、色々と制約がありますが、大切なのは適切な検査を、適切な時期に行うことです。もちろん必要に応じての検査となりますが、妊娠中の健康を保つためにも、ぜひご活用ください。(川上智史) 【参考・画像】※ 日本乳癌学会(2008)「科学的根拠に基づく 乳癌診療ガイドライン4. 検診・診断 2008年版」(金原出版)※ 妊娠中のMRI検査の安全性を検証する論文が発表された – yahoo! ニュース※ milaphotos、Valua Vitaly / Shutterstock
2016年09月13日