保険料月1万円以下で豊かに暮らす「魔法のレッスン」後編

保険料月1万円以下で豊かに暮らす「魔法のレッスン」後編

"増税と社会保険料アップのダブルパンチにどう備えるか!今の時代を生き抜くために必要な知恵と、「みらい」のあなたを支えるしくみ作りをファイナンシャル・プランナーの柳澤美由紀が徹底解説します。"

保険の契約、見直し、解約の前に確認しましょう

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第24回目 無駄のない保険に入るために知っておきたい「遺族年金」の話自分に万一のことがあったときに家族が困らないようにと、保険にたくさん加入する方がいます。一見、家族想いの行動に見えますが、保障をかけ過ぎているとしたらどうでしょう。高い保険料を払っている分だけ、今の家族の暮らしを窮屈にしているかもしれません。死亡保障の保険に入るときに重要なのが、公的年金制度から支給される遺族年金です。どんな方がもらえ、どんな方がもらえないのか。また、もらえる場合はいくら位になるのか。遺族年金額をざっくりと把握するための早見表も含めてご紹介します。1. 遺族年金がもらえるのは誰?万一のことが起こったとき、遺族に支払われる公的年金制度として、遺族年金があります。でも、無条件で年金…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第25回目 元気なうちに覚えておきたい 障害年金の申請ポイント病気やケガが原因で長期療養を余儀なくされたり、障害の状態になることによって暮らしや仕事が制限されたりすることがあります。そんなときに知っておくと便利なのが「障害年金」です。所定の障害状態・要件を満たしている場合に加入している公的年金から支給されるものですが、申請しなければ利用できない制度です。また、眼や耳、手足等に障害を負っている場合だけでなく、がんや糖尿病等の病気で長期療養が必要なときも対象になる可能性があるのがポイントです。これより、「どんな要件を満たせば障害年金がもらえるのか」「どれくらいの年金金額になるのか」「手続き上の注意点は何か」についてお話しします。1. 初診日の公的年金の種類等…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第26回目 保険料が月1万円減ると、あなたの未来はこう変わる [PR]あなたは今、生命保険にどれだけの保険料を払っていますか?例えば毎月2万円払っているとすると、1年間で24万円にもなりますよね。でも、掛け捨てタイプの保険が充実している昨今の状況を考えると、まだまだ安くなる余地があるのです。このコラムでも何度かご説明してきましたとおり、死亡と医療のシンプルな保障設計にした上で、掛け捨てタイプの保険を選べば、一家の大黒柱である男性の場合でも保険料を月1万円以下にすることは難しいことではありません。今回は20~40代の生命保険料の現状と、見直した保険を資産形成や住宅ローンの返済に充当した場合の影響について明らかにします。1. 本当に月1万円以下の保険料で大丈夫?本当…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第27回目 掛け捨て保険と積み立て投資は相性抜群!利用する場合はここに注目しよう保険料を安くするコツは、定期保険や収入保障保険、解約しても返戻金が出ないことが多い医療保険等の「掛け捨て」の保険を選ぶことです。「保険料の払いっ放しは嫌」とか「絶対損したくない」等と、養老保険や終身保険等の貯蓄性の高い保険ばかりに加入していると、家計に占める保険料負担は大きくなります。保険料を安くするなら、掛け捨て保険を選ぶべきです。とはいえ、掛け捨て保険で備える場合には、次に挙げる3つの注意点があります。今回は加入する前に知っておきたい心得をご紹介します。1. こまめに保障額を見直そう保険期間10年の定期保険等の更新型掛け捨て保険は、加入したときの保険料は安いですが、更新のたびに保険料が上が…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第28回目 解約以外の保険見直し術1 以後の保険料ゼロで保障が続く「払済保険保険料を安くしたい。でも、貯蓄性のある終身保険や養老保険を解約するのには抵抗がある。そんなときに検討してほしいのが「払済保険」です。保険という名前が付いていますが、保険商品そのものではなく、保険の見直し方法のひとつです。以後の保険料の払い込みを中止して保険期間はそのままに、保障額の少ない保険に切り替える方法のことをいいます。契約時期や保険料払込の経過年数、保障内容等によっては利用できないこともありますが、予定利率の高い時期に加入した保険であれば、満期(または保険料払込期間満了日)まで保険料を払い続けるよりも、主契約の保険金額がアップすることも知っておいて損はありません。払済保険のしくみを紹介す…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第29回目 解約以外の保険見直し術2 保険金額を変更せずに保険料をゼロに「延長保険」保険料の払い込みをなくしたい。でも、死亡保障額はこのままキープしたい。そんな欲張りなニーズに応えられる見直し制度があります。それは、「延長保険」です。以後の保険料の払い込みを中止するところは前回紹介した払済保険と同じですが、払済保険に比べて人気はいまひとつ。なぜ、延長保険は不人気なのか、延長保険の仕組みを紹介するとともに、どんなタイミングで利用するとよいのか、注意点は何かについて解説します。1. 延長保険とは「払い込みを中止して定期保険に切り替えた保険」延長保険は保険料の払い込みを中止し、その時点で貯まっていた解約返戻金をもとに元の契約と死亡保障が同額の定期保険に変更する見直し制度です。前回(…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第30回目 契約前に確認しておきたい3つのポイント生命保険は形のない商品ゆえに、契約が重要です。あとになって「しまった!」とならないように、契約前に3つのポイントを押さえておきましょう。一通り読んでわからなければ、保険会社の担当者やコールセンター等に質問してクリアにしておくといいですね。1.告知に嘘・隠し事があると保険金は支払われない!?「告知」とは現在の健康状態や過去の病歴、職業等を保険会社に告げることです。契約者と被保険者に課される義務で、「告知義務」といいます。告知書や保険会社が指定した医師等による質問に関しては、契約時に提出する告知書等を通じて真実をありのままに告げる仕組みになっています。担当者に健康状態や既往症等について口頭で伝えて…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第31回目 保険金・給付金にかかる税金を知っていますか?保険はいざというときのために入るものです。しかし、保険金や給付金を受け取ったときに、名義人の設定をどうするか等によって、税金のかかり方に違いがあることをご存じですか?額面通りもらえると思っていたのに、税金をがっぽり取られてしまった…なんて経験をされた方も中にはおられるのではないでしょうか。後になって慌てなくてもすむように、加入時にしっかり確認しておきたいですね。家庭に関係の深い死亡保険、医療・がん保険、自動車保険、火災保険について、押さえておきたい名義設定と税金の関係をご紹介します。1.死亡保険の課税について「死亡保険」は保険の対象者である被保険者が亡くなられたとき、または所定の重い障害状態に…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第32回 保険料月1万円でいざというときに役立つのか検証してみよう(1)死亡編 [PR]もしものことがあったとき、遺された家族はどんな生活を送るのか?保険はいざというときのために加入するものなのに、どれくらい役に立つかということを検証している人はほとんどいないのではないでしょうか。Aさん(本人30歳男性・会社員、妻28歳・専業主婦、息子2歳、娘0歳の4人家族)のケースをもとに、保険にまったく入っていない場合と、月1万円以下の保険料で備えた場合とでシミュレーションしてみました。今回は死亡時に絞って比較していきます。1.どんな保険に、どれだけ入ることができるの?このコラムで何度もお伝えしていますが、毎月の保険料を月1万円以下に抑えるには、掛け捨てタイプの保険で組み合わせることが重要で…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第33回 保険料月1万円でいざというときに役立つのか検証してみよう(2)医療編保険料月1万円以下のAさんの保険のお役立ち度を検証する第2弾。今回は医療保障についてシミュレーションしました。使用したデータは厚生労働省の「医療給付実態調査 平成23年度」と「患者調査 平成23年」。新生物(がん含む)で入院したケースと脳血管疾患で入院したケースの2パターンによる試算です。終身医療保険と終身がん保険の毎月の保険料は合計3,838円。はたして、十分な医療保障が受けられるのでしょうか。1.Aさんが加入している保険内容についてAさんが加入している保険は表1の通りです。医療保障は「終身医療保険」と「終身がん保険」です。終身医療保険は入院・手術給付金のほか、先進医療や放射線治療を受けたと…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第34回 若い頃に加入した保険のお宝度をチェックするひと昔前に比べて掛け捨てタイプの保険料は安くなっていますが、貯蓄タイプの生命保険の予定利率が低迷している今、保険の切り替えに抵抗を感じている方は多いようです。特にゼロ金利政策(1999年2月導入)以前に契約した保険の場合、現在取り扱われている保険よりも予定利率が1%以上高いものが多いため、解約するのに抵抗を感じるようです。 そのためらいに従い、既存の保険を掛け続けたほうがいいのか、それとも保険に貯蓄性を求めず乗り換えを決行したほうがいいのか。あなたの保険のお宝度をチェックする方法を紹介します。予定利率とは何かあらかじめ理解していただきたいのは、「予定利率」と「実質利回り」はイコールではないとい…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第35回 保険の見直しで浮いたお金は、コツコツ投資でのんびり殖やそう掛け捨て保険に切り替えて、毎月の保険料を約1万円節約したAさん。定期預金で積み立てようと銀行に行くと、「適用金利は0.03%になります」と言われたそうです。あまりの金利の低さにがっかりして契約をしてこなかったAさんですが、あなたならどんな選択をしますか?1. 年利0.03%なら10年間の利息はわずか1,430円保険を見直して節約した月1万円を年利0.03%で積み立てた場合、10年間で貯まるお金(複利)は1,201,787円。税金を差し引いた手取り利息はわずか1,430円ほどです。1年満期のスーパー定期(300万円未満※2013年7月16日現在)の平均金利が0.034%ですから、現状の金利水準の…
【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第36回 ファンドで積み立てるなら、純資産残高と手数料にこだわろう保険を見直して浮いたお金の有効活用の1つに「ファンド積立」があります。投資信託を毎月コツコツ積み立てる方法です。元本保証ではありませんし、利回りも決まっているわけではありませんが、ファンドの値段(基準価額)が高くなっているときは少なく、安いときには多く買い付けられ、長期投資に向いている手法といえます。ファンド積立を始めるにあたって、もっとも気を付けたいのが「ファンド選び」です。日本には2013年6月末現在で4,491本もの証券投資信託があります。これからお話しする3つのポイントをもとに商品を絞り込み、あなたの投資判断にあったファンドをみつけましょう。(※一般社団法人投資信託協会「投資信託の全体…

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