銅製のフライパンのおすすめ7選!卵焼きやステーキなどに最適な商品を厳選

プロも愛用している銅製のフライパンは、少しハードルが高くて手が出しにくい印象があります。でも「もし、普段の料理に使えたら……。」毎日の料理が楽しくなってレパート...

プロも愛用している銅製のフライパンは、少しハードルが高くて手が出しにくい印象があります。

でも「もし、ふだんの料理に使えたら……。」毎日の料理が楽しくなってレパートリーも増えそうですよね。

今回は使いづらそうなイメージを払拭し、銅製品を手軽に使える方法を教えます。良いものをたくさんの人に知ってもらいたいので、銅製フライパンの選び方やおすすめのブランド・メーカーから7種類の厳選アイテムをセレクトしました。

実はかんたんな銅製品のメンテナンス方法や、銅にまつわるちょっとした疑問・質問も徹底的に掘り下げていきます。

エキサイトおすすめアイテム編集部



銅製のフライパンのおすすめな選び方2つ



調理器具のサイズや形はメーカーによってさまざまです。料理の内容や使う食材の量によって求めているサイズは違います。自分にあったものを見つけるために、おすすめの選び方を2つチェックしていきましょう。

1.卵焼きからステーキまで!銅製フライパンのサイズをチェック


銅製のフライパンの特徴はなんと言っても熱伝導の良さです。そのため、“卵を焼くなら銅製のフライパン“というのが、プロの世界では常識になっています。卵焼きフライパンには長方形型と正方形型があり、大小さまざまな大きさが販売されているので、家族の人数や大きさによって購入するサイズを検討しましょう。

また、熱伝導の良さは肉料理を作るときにも役立ちます。特にステーキに関しては、銅製のフライパンで焼くとかなり美味しくなると評判です。肉汁を逃がさずジューシーに焼きあがります。美味しい大きなステーキを焼きたいなら、プロも愛用している27cmの業務用も一般的に販売されており手に入りやすいです。

2.よりこびり付かないものを!フッ素加工のものをチェック


銅製のフライパンというと、柄の部分まで全て銅でできていて持ち手を掴むときにエプロンを手袋変わりにして使うようなものを想像します。ついいつもの感覚で触ってしまうとヤケドをしてしまいますし、少し扱いづらそうです。使い始めてから油が定着するまでは料理の焦げにも心配になります。

ところが、銅製のメリットを残しつつ表面にフッ素(テフロン)加工が施されているアイテムならその心配もありません。焦げ付きも防げて扱いやすく、柄の部分に樹脂製の持ち手が付いていて、触ってもヤケドの心配がありません。使い勝手が良くて焦げ付きにくいタイプの方が扱いやすいなら、こちらを選んだ方が良さそうです。

銅製のフライパンのおすすめメーカー・ブランド



フライパンに特化しているメーカーと銅製品に特化しているメーカーの両方からおすすめを選びました。3社とも違う特徴を持っていて、それを生かした製品製作を行っています。

1.中村銅器製作所


親子4代に渡って、銅製品の鍋を製造している下町の製作所です。江戸っ子職人たちの手によって作られた銅鍋は、全国の一流料亭や三ツ星レストランでも使用されています。多くのプロたちが愛用しているハイクオリティなアイテムを、納得の技術と製法で守り抜いてきた会社です。

2.工房アイザワ


大正11年から続く老舗の生活用品メーカーです。鍋やケトルなどの調理器具をはじめ、弁当箱やテーブルウェアなど幅広い製品を生み出しています。日本の伝統工芸を生かした商品作りに注目したいところです。

3.フジノス


IH鍋製品のパイオニアであるフジノスは、さまざまなIH対応調理器具を世に送り出してきました。IHフライパンの特性と銅の特徴を生かした商品は料理の味を何倍にも引き出してくれます。

今回の商品の比較ポイント

今回は細かく比較していきたいので、大きさ・IH対応・製造国・重量・素材の5つの項目を中心に商品内容を分析していきます。それぞれを比較して自分にあったアイテムをみつけてください。


*大きさ
*IH対応
*製造国
*重量
*素材


今、編集部がおすすめする銅製のフライパンはコレ!

数ある銅製フライパンの中から選ぶなら、一番人気で誰からも愛されているアイテムが良いです。使い勝手の良いサイズ感・スタンダードな形・扱いやすさ、どれをとっても一番だから多くの人に愛されています。プロも認める高品質なのも選んだ理由です。

中村銅器製作所「銅製フライパン24cm」


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*大きさ/24.5cm
*IH対応/×
*製造国/日本
*重量/1600g
*素材/銅(持ち手:真鍮鋳物)


使いやすいスタンダードタイプ


プロも愛用している本格的な業務用銅製フライパンは、直径24cmで一人暮らしにもファミリーにも扱いやすいサイズです。使いやすいというサイズ感はもちろんですが、中村銅器製作所で細部にまでこだわって作られているというのも一番に推している理由です。1,600gと少々重いので、慣れるまでには時間がかかるかもしれません。持ち手も金属ですぐ熱くなるので、濡れたタオルやミトンを付けて調理してください。IH非対応でガスのみの使用が可能ですが、純銅製なのでオールメタル対応のIHコンロは使用可能。

ただし、メーカーは推奨していないので、使用する際は自己責任になります。表面は錫メッキでコーティングされていますが、剥がれて銅が内側から出てきても問題ないとされています。

ただし、空焚きをすると錫が焦げてしまうので注意です。フライパンを洗う際にも表面を傷つけるような材質のもので洗うとメッキがはがれてしまう可能性があります。十分に注意してください。

卵焼きに最適!おすすめの銅製のフライパン3選

卵焼き器を使えば卵焼きがかんたんでキレイに焼けます。特に、銅製のフライパンで焼いた卵焼きの味は格別なので、美味しい卵焼きを自分で作りたいならぜひおすすめしたい3アイテムです。

1.中村銅器製作所「銅製玉子焼鍋13長」


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*大きさ/13cm×18cm
*IH対応×
*製造国/日本
*重量/-
*素材/銅


プロ絶賛のふんわり美味しい厚焼き玉子をつくるなら


職人たちがひとつひとつ手作りで生み出すこだわりの一品。鍋底は1.3mmと厚みがあるので、熱を保ち続けながらの余熱調理も可能です。使えば使うほど油引きもよくなって、卵焼きがふんわりと仕上がります。まろやかな味わいになるのも銅製フライパンの長所です。関西型の13長サイズなので、卵3~5玉を目安にするといいでしょう。1~2人前に良さそうなサイズです。小さい子どもが1人だけの3人家族ならこのサイズでも問題ありません。メーカーではIH非対応としていますが、純銅製なのでオールメタル対応のIHなら使用できます。

ただしメーカー非推奨なので使用の際は注意してください。一流の料亭でプロが愛用している卵焼き器なので、その性能は折り紙つきです。本物を知る人たちと同じものを作れば、料理の腕が上がるかもしれません。

2.フジノス「ロイヤルクラデックス銅製玉子焼き器」


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*大きさ/26cm×27.5cm

*IH対応/○
*製造国/日本
*重量/900g
*素材/内側:銅・外側:ステンレス


たまご料理を網羅する卵焼き器


ほぼ正方形でできている関東型の卵焼き器は、卵料理全般におすすめ。名前の通り卵焼き器として使えるのはもちろんですが、底面の面積が広いので目玉焼きも形を崩さずに作れて便利です。たまごを薄く広く伸ばして薄焼きを数枚焼けば、錦糸卵もかんたんに作れます。関西人からすると、面積が広い分焼く枚数が減るので助かりますね。たまご料理だけでなく、炒め物や焼き物をするのにも十分な広さがあるので野菜炒めやステーキなどにも幅広く使えます。外面は耐久性のあるステンレスでできているので、3kwまでのIHヒーターにも対応しています。100V・200VのIHにも対応していて、ガスにも電気ヒーターにも使える仕様です。全面がステンレスと銅の二層構造なので業務用にも家庭用にも広く使われています。

3.工房アイザワ「純銅製玉子焼」


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*大きさ/12cm×16.5cm
*IH対応/×
*製造国/日本
*重量/-
*素材/銅


一人暮らしやカップルに


持ち手の柄が長く、扱いやすいのが特徴です。大正時代から続く伝統工法で作られた工房アイザワの職人の技は卵焼きの味にも大きく影響します。銅製はふわふわで美味しい卵焼きができると言われていますが、この卵焼き器は底の厚さが1.5mmと厚くできているので、美味しさにより深みを与えてくれるでしょう。購入時は持ち手と本体が別々になっていて付属のネジで取り付けなければいけないので、その部分だけ注意が必要です。IHは使用不可とされていますが、純銅製なのでオールメタル対応のIHコンロなら使用できます。

ただし、メーカー推奨ではないので自己責任で使用してください。錫メッキ加工が施されているので金属たわしや空焚きには要注意です。傷ついたり焦げ付き(錫)の原因となります。

ステーキにも最適!大きめの銅製フライパン3選

従来のフライパンだと真ん中ばかり熱くなって、火の通りが均一にならず焼き加減がいまいち上手くいかない、ということが多いのではないでしょうか。フライパン全体を均一に温めてくれる銅は肉料理の調理にも力を発揮してくれます。銅製フライパンを使って、自宅で美味しいステーキを焼いてみましょう。

1.新光金属「ビップフライパン」


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*大きさ/24.5cm
*IH対応/×
*製造国/日本
*重量/1070g
*素材/銅


持ち手に熱が伝わらないから扱いやすい


直径24cmで扱いやすいサイズの純銅製フライパン。家庭用で持ち手部分がカバーされているので熱が伝わらず、素手で持ち手を持つことができます。業務用とは違って、純銅製なのに持ち手が使いやすいのがおすすめポイントです。大きなステーキはもちろん、炒め物や焼き物などもしっかりと火を通してくれ、どのような料理にも合います。高さが5.5cmあるので、味をしみこませたい煮物料理や煮込み料理を少しだけ作りたいという時に最適です。銅製なので従来のフライパンに比べると少し重さのある1,070gですが、持ち手を短くもてるので慣れれば軽々と鍋を振れるほどになるでしょう。

2.新光金属「フッ素樹脂加工フライパン」


*大きさ/26.5cm×cm
*IH対応/-
*製造国/日本
*重量/1026g
*素材/銅(表面のみフッ素加工)


油なしでも焦げつかない


純銅製のフライパンの内側にフッ素加工が施されているので、焦げつく心配がありません。そのため、焦げ予防に調理中の食材をこまめに鍋内で移動する必要がなく料理の幅が広がります。直径が26.5cm、高さが6cmなので鍋としても使用でき、煮物や煮込み料理にも向いています。荷崩れを起こしやすい魚の姿煮も形を崩すことなく美味しく仕上がるでしょう。煮込み時にあまり具材を動かしたくない肉じゃがにもぴったりです。大きいサイズでありながら、同サイズの銅製フライパンよりも少し軽めに設計されているので比較的使いやすくなっています。もちろんステーキにも最適ですし、目玉焼きもふっくら仕上がるでしょう。ファミリー層に人気のサイズなので、一人暮らしの人には大きすぎるかもしれませんが大量に作り置きをしておく人には最適です。

3.田辺金具「ふんわり銅のパンケーキpan」


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*大きさ/20cm
*IH対応/-
*製造国/日本
*重量/563g
*素材/銅


パンケーキに特化した深底仕様


パンケーキ専用フライパンと言われるだけあって、パンケーキを焼くのにちょうど良いサイズです。均一に伝わる熱が弱火でじっくりと焼いてくれ、ふっくらふわふわのパンケーキができあがります。持ち手が斜めになっていて使いやすい設計です。小型サイズなので、ぜひ一人暮らしの人に使って欲しいアイテムになっています。スタイリッシュなデザインなので、フライパンをプレート代わりにそのままダイニングへ出しても大丈夫。肉厚のステーキを焼き上げ、そのまま副菜を添えて食卓に並べるだけで見た目も中身も美味しそうなメインディッシュが楽しめます。錫メッキ加工が施されていすので、金属たわしや空焚きには注意してください。メッキがはがれたり錫が焦げて落ちなくなります。

お手入れにあると便利!お手入れグッズ

サッと洗うだけでかんたんにお手入れできる銅製フライパンですが、これらをプラスするだけでもっとお手入れが楽になります。銅製フライパンを購入するときはぜひ一緒に使ってください。

1.NICHIGA「国産重曹 5kg【食品添加物】」


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もしもの時のおたすけマン!


銅が錆びにくいとは言え、保管状態が悪かったり長年使っていると緑青というサビが発生します。古びた10円玉などにたまに見るアレです。銅は空気に長く触れていると酸化してカビを発生させてしまいます。そんな時に役立つのが重曹です。重曹は水と混ざると水酸化物イオンとなって少しだけアルカリ性が強くなります。サビを分解したり中和するほどではありませんが、サビのかたまりを少しだけほぐせるようにしてくれます。

そして、重曹のつぶつぶが研磨剤となってサビを徹底的にそぎ落とします。きちんとメンテナンスしていても、経年劣化でいずれ発生してしまうかもしれないサビ対策を今のうちに覚えておきましょう。

また、銅製品を使用する前には必ず皮膜はがしをしなければなりません。その時にも重曹が役立ちますが、皮膜はがしについてはこのあとのQ&Aを参照してください。

2.チャーミー「Magica シリーズ」


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焦げたときは焦らずにこすらない!


銅製品はとてもデリケートです。特に錫メッキが施されているアイテムは、強くこするとメッキがはがれてしまって中の銅がむき出しになってしまいます。これではせっかくのメッキの意味がありません。

もしも、銅製フライパンが焦げてしまった時はこすらずに、中性洗剤を使ってやわらかいスポンジでやさしく洗ってあげましょう。そうすることによって傷つくことなく焦げを取り除くことができます。

銅製のフライパンを購入時の気になる疑問・質問



銅製フライパンの選び方やおすすめアイテムを読んで、そろそろ魅力を感じてきたのではないでしょうか。そんなフライパンをより良く使うために、ちょっとした疑問が浮かんでくると思います。ここで、銅製フライパンについてよく質問される3つをまとめてみました。

Q1:錫がついているフライパンと銅だけのフライパンってどっちがいいの?


今の法律では錫メッキの施されていない製品の方が望ましいとされています。昔は、銅のサビが緑青と呼ばれる猛毒で、銅製品にはメッキを施さなければいけないと食品衛生法で定められていました。それが今では緑青は人体に害を与える毒ではないということが分かり、平成20年8月に銅製品へのメッキを施さなくて良いというように法改正されました。

そしてその改正の際に、「メッキは高温ではがれる可能性があり、食品に混入するおそれがあるので施さないほうが良い」というニュアンスの一文が付け加えられています。このことから、選ぶなら銅だけのフライパンが望ましいでしょう。

ただし、銅製のフライパンに酸性度の高い食品を加熱調理・長時間保管しておくことによって銅イオンが食品へ移り、食中毒を引き起こしたという例もあるので使い方には気をつけてください。

Q2:使い始めに何かした方がいいですか?


銅製品は、使う前に必ず被覆をはがしてください。製造から手元に届くまでに空気に触れてサビないよう、酸化防止のラッカーが塗ってあります。このラッカーの皮膜をはがさずに火に掛けてしまうと、皮膜が焦げ付いて削り落とさなければならなくなり、表面にキズをつける可能性が出てきます。大きな鍋に水を張って沸騰させ、15分煮沸してください。フライパンが入る大きな鍋がない場合は、フライパンいっぱいに水を張り沸騰させてから15分そのまま放置します。重曹を入れるとさらに効果的です。

それでもはがれにくい場合は除光液などのシンナーでふき取ってください。最近では糸を引くと皮膜がはがれるようになっているものもあるので、皮膜はがしが面倒な人はかんたんにはがれるアイテムを選ぶといいでしょう。

Q3:銅製の特徴ってどんなものがあります?


銅製品は大きく分けて、熱伝道の早さ・手入れの手軽さ・殺菌作用・錆びにくい、の4つの特徴が挙げられます。全体が均一に早く温まるので、どのような料理にも合いますし殺菌作用で子どもの食事にも安心して使えますね。銅イオン効果で錆びにくく、やわらかいスポンジで汚れを落とすだけでかんたんにお手入れできます。

まとめ

熱が早く伝わり錆びにくく、お手入れがかんたんな銅製のフライパンは、料理好きならぜひ使って欲しいアイテムです。

すばやく均等に熱が伝わるので、料理の幅も広がって手持ちのレパートリーも一気に増えるでしょう。今まで作ったことのない料理にもチャレンジできそうです。小さな子どものいる家庭なら、銅のもつ殺菌効果に魅力を感じるのではないでしょうか。

今回紹介した7アイテムの中で気に入るものがあれば幸いです。紹介したアイテム以外にもたくさんの銅製フライパンがあるので、こだわりがあるならぜひ探してみてください。

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