知る人ぞ知る名機スピーカーが多いと評判のJBLの中でもおすすめのスピーカーが知りたい!そんな人のために、最適なJBLスピーカーを選ぶポイントをご紹介します。また編集部がおすすめする14商品を厳選しました。
音や用途、シーンに合わせてあなたにベストなスピーカーを手にいれてください。
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
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こんな声にお応えして選び方のポイントやブランドなどポイントを押さえた2021年度版のスピーカーを14個厳選!
これを読めばあなたの理想のスピーカーがきっと見つかる!
ママアイテム編集部
名機が多いと評判のJBLスピーカーですが、自分にベストなスピーカーを手に入れたいなら選び方をまずは覚えましょう。一体どのようなところをチェックしてスピーカーを選んだらいいのでしょうか。
まず最初のポイントは、どんな音をふだんからよく聞くのか。好ましいのかによって選ぶべきスピーカーは違うということ。音楽を聞くにしてもロックが多いのかダンスミュージックが多いのかなどは人それぞれですよね。
後悔しないためにはJBLのそれぞれのスピーカーの音域をチェックして、自分に合ったスピーカーを選ぶこと。高音は1kHzから20kHz、中音は200Hzから1kHzまで。低音が20Hzから200Hzです。
例を出すと高音はシンバル類や金管楽器の音、中音はボーカルやギター木管楽器。そしてベースやバスドラの音が低音になります。
音楽のジャンルでいえば女性ボーカルのロックなどでギターやシンバル、ヴォーカルのハイトーンを重視する人なら高音。バランスよくポップスや全ジャンルを聞きたい方は中音がおすすめ。
テクノ、ハウス、エレクトロニカなどクラブ系サウンドを現場さながらの爆音で聞きたいなら低音重視のスピーカーと覚えておきましょう。
ほかにもどういった用途でスピーカーを使うのかもJBLのスピーカーを選ぶ場合には、気をつけておきたいチェックポイントと言えます。
【ブックシェルフ】
本棚に置くことを前提にデザインされた、小型〜中型のスタンダードスピーカー。コンパクトサイズのため設置用途が広いのがメリット。部屋にスピーカーを馴染ませたい方に。
【フロア】
床に直置きする中型から大型のスピーカー。
低音域を忠実に再生できるメリットがあるもののサイズが大きく設置場所の確保が必要。とにかく音重視で低音や音域の広がりを楽しみたい方に。
【センター(モニター)】
イベントなどで聴取者の前方の中央に配置するスピーカー。映像などと一緒に聴取する場合の音ズレが少ないのがメリット。ライブや映画など映像と一緒に音を楽しみたい方に。
【デスクトップ】
PCと接続するためのスピーカー。ヘッドフォンやUSBで接続でき、サイズもコンパクトで最適化されている。PCと接続して使いたい方に。
【アクティブ】
アンプが内臓されていて電源を必要とするスピーカー。接続が簡単で場所を取られないが音質には劣るためスピーカーは欲しいが場所や手間を取られたくない方に。
【パッシブ】
アンプが内臓されていないものの電源が不要。ただし別途アンプを購入する必要があるスピーカー。アンプとの組み合わせによって自分好みの音質を作ることができるため、音にこだわりがある方向け。
【デジタルオーディオ(カースピーカー)】
Blutoothなどで無線で繋げることができる持ち運び可能なスピーカー。防水防塵機能などにも優れお手頃な価格のためカースピーカーとしての用途も。
ざっと挙げただけでもこれだけの種類があり、それぞれの用途によってベストなスピーカーが存在しているわけですから、用途をチェックしてJBLのスピーカーを選ぶことは大事なことですね。
前述の種類でも触れましたがアンプを内臓しているアクティブスピーカーとパッシブスピーカーが存在しています。
パソコンに例えるとモニターやキーボードと一体型のノートPCがアクティブスピーカー。
デスクトップPCのようにパソコン本体のほかにキーボードやモニターなどの付属機器を別途手に入れないと動かないのがパッシブスピーカーということ。
PCと同様で、どうしてもパワーや能力といったものはパッシブの方が段違いで上でしょう。自分の自由にカスタマイズしてシチュエーションの違いでも良質な音を楽しみたいというのなら、断然パッシブスピーカーがおすすめです。
オフィス内や自宅の書斎。専用のオーディオルームに置く、出かける際のお供にと、どのようなシチュエーションで使いたいのかをチェックすることも大事です。
そこでポイントになるのはサイズ。JBLの各スピーカーのサイズ目安を知っておきましょう。
ブックシェルフ型 | トールボーイ型 | センター型 |
181☓300☓180mm (幅☓高さ☓奥行き) | 273☓1197☓352mm (幅☓高さ☓奥行き) | 535☓165☓213mm (幅☓高さ☓奥行き) |
デスクトップ型 | アクティブ型 | カーステレオ型 |
78☓150☓132mm (幅☓高さ☓奥行き) | 254☓460☓195mm (幅☓高さ☓奥行き) | 64☓134☓34mm (幅☓高さ☓奥行き) |
ここで比較しているのはJBLスピーカーの代表的なサイズのため、あくまでも「目安」としてみてください。
次に重要視すべきなのは「能率」です。能率とはアンプからスピーカーに送られた電気エネルギーを音響エネルギーへと変換する能力のこと。簡単にいえば音の圧力のレベルになります。
db(デシベル)で表記され高いほどボリュームを上げなくても音抜けが良く聞きやすいことから、性能の良いスピーカーとして評価されますから購入の際にはチェックすべきポイントです。
近年のオーディオ機器は有線でわざわざ接続しなくても利用できるBluetooth機能に対応しているものが多いです。
とくにパソコン用として使いたい場合や、カーステレオ代わりにスマホと一緒に利用したい場合。こういった場合にわざわざコードでつなぐと手間も場所も必要になりますし、絡まったりしてストレスが溜まるもの。
用途によりけりですがBluetooth対応かどうかもチェックしておきたいですね。
最後のチェックポイントはやはり価格。ここでは価格相場と買うべき値段を3つのタイプに分類して紹介します。
最安価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
1,800円~4,000円 | 9,600円~10万円 | 30万円以上 |
ミニスピーカーやデスクトップ スピーカーなどコンパクトタイプ | アクティブスピーカー。サイズが大きくないモニタースピーカー | 家庭用なら3WAYウーハー。プロミュージシャン用など性能は高い。 |
JBL以外にも音響メーカーやスピーカーを製造・販売しているメーカーは沢山ありますよね。違いや特徴を知らないと手にしようとは思いませんよね。JBLにはどのような特徴があるのでしょうか。
知る人ぞ知るオーディオメーカーがJBLです。アメリカ合衆国カリフォルニア州に本拠地を持ち1946年にジェームス・B・ライシングによって設立されました。
スピーカーの磁気回路のようなものであるドライバーが軽いのが特徴。
ホーンドライバやコンプレッションドライバを持った製品が評判を呼び、世界中の音楽スタジオや映画館などで広く利用されています。
JBLスピーカーを選ぶために見ておきたいポイントを下のように挙げています。
これから紹介する中で気になるスピーカーについても、このポイントを比較してみてくださいね。
音域
能率
インピーダンス
サイズ
ハイレゾ音源対応
デザイン性
ブックシェルフ型のスピーカーはJBLスピーカーの中でも王道型と呼ばれている人気の高いタイプです。特徴はサイズが小型で高さが低く、まさしく本棚に入るくらいのコンパクトさがウリ。
定義がそこまではっきりとしているわけではないので、具体的に何センチ以上何センチ未満がブックシェルフとはいえないものの、大型・中型・小型の分類では中型にカテゴライズされます。
音源出版のAV REVIEWスピーカーシステムペア10万円未満部門で2017年にグランプリを受賞。2011年から毎年連続で数々の賞を受賞している実力派のスピーカーがSTUDIO530CHです。
空間再現能力に優れているのは、JBL独自のバーティカルホーンアレンジメントのお陰。さらに低歪ウーファーを新開発で搭載しており、コンプライアンスの最適化を可能にしたスピーカー。
10万円以下のブックシェルフ型スピーカーの中では、ハイパフォーマンスを実現してくれるスピーカーとしてファンが多い商品です。お手頃な価格だけれど音質にはこだわりたいという方におすすめ。
CONTROLXはさまざまなシチュエーションに対応できる多目的コンパクトスピーカーです。サイズがコンパクトだとどうしても音質が劣化してしまうものですが、プロ用モニターの技術をふんだんに採用。
最新のホーンツイーターと大型のウーファーを搭載することによって、従来のコンパクトスピーカーでは次元不可能と思われていた豊かなサウンド空間を再現してくれます。歯切れが良くパワフルな低音が特徴。
使い方のバリエーションも広く、縦置きでも横置きでも自然に上方を向いてくれる四面傾斜型のキャビネットがマルチユースにつながるため、いつまでも飽きないスピーカーになっています。
JBLのコンパクトスピーカーの中でも人気のCONTROLシリーズ。
部屋の隅に配置をして全身で優れた音響性能を楽しむのも良いですし、天吊りしてド迫力なサウンドを受け止めるなど楽しみ方の幅も広がります。
JBLしか表現できないクリアな音質とバランスの取れた音響性能。さらに高い操作性を実現してくれているスピーカー。
バランスの取れた指向性によって、リスニングエリアのどこにいたとしても鮮明過ぎるといって良いほど自然な音質を体感できます。
JBLのスタジオモニターのデザインをそのまま引き継いでいるミドルフィールドモニタースピーカーがJBL4307です。特徴は伸びのある透明度の高い高音域。その秘密はタンジェンシャルリングツイーターにあります。
さらに4307にはホワイトコーンウーファーも搭載されているため、低音の歪みもクリアーに表現できます。結果として長時間のリスニングに対してもストレスが掛かることがないスピーカーに仕上がっています。
ここまで充実したユニット構成をしていながら、サイズはブックシェルフ型のコンパクトタイプで置く場所を選ばなず設置性に優れた逸品です。
本格的なステレオシステムでの再生よりも、スマホなどのデバイスで音楽などを楽しむ方が多くなっている昨今。モバイル機器を再生デバイスとして使うならBluetooth対応スピーカーがおすすめです。
FLIP3はJBLのワイヤレススピーカーの中でも、スタンダードな王道タイプのスピーカーになります。しかしこのスタンダードの基準そのものが高いことが特徴です。
従来のワイヤレススピーカーではどうしても物足りないとされている低音をしっかりと再生してくれる優れもの。その秘密はパッシブラジエターを搭載しているから。
さらに同じFLIP3を2台リンクさせることによって、ステレオ再生も可能になっています。使用用途を広げる防水仕様になっているのもFLIP3のおすすめの理由になります。
CHARGE2+はアウトドアに最適な防水仕様になっているため、BBQやビーチへも気にすることなく持っていくことができ、JBL特有の高音質なサウンドを楽しむことができます。
Bluetooth3.0に対応しており、デバイスを最大3台までペアリングができる他、ボイスロジック機能を持っていて高音質でのハンズフリー通話も行えるため、ドライブのお供としても重宝するのです。
極めつけは電力供給専用のUSBポートを持っていることからスピーカーとしての用途だけではなく、スマホやタブレットなどのデバイスの充電が行える、まさにアウトドアの最適なお供となる名機といえます。
JBLのPLUSEシリーズの高性能や高音質はそのままに新機能が追加されたことにより、さらに高性能っぷりがパワーアップしたワイヤレススピーカーです。LEDを使ったイルミネーションは全5種類。
音に合わせて滑らかかつ躍動感のあるイルミネーションを発光してくれますから、聴覚と視覚の両方を楽しむことができます。
水回りにも強い仕様になっていますから、雪山や夜のアウトドアシーンでの活躍はもちろん、部屋のインテリアなど活躍の幅が広い特徴を持っているスピーカーです。
HORIZONは2つの時間をセッティングできるアラームクロック機能を有したスピーカーです。HORIZONに予め登録しているアラーム音のほかにも、Bluetooth対応デバイスの音源やFMラジオからも選べます。
FMラジオに関しては最大5局まで登録をすることが可能になっており、76.0から90.0MHzまでの周波数に対応しています。
コンパクトな円形ボディの中には5Wのフルレンジスピーカーが2基も搭載しているため、JBL特有の迫力あるサウンドが体感できるのです。
音楽を聞く環境は何も部屋の中だけではありません。第二の自室ともいわれるのがマイカーの中ではないでしょうか。車内がライブ会場とも思えるほどに快適な音空間を作りたい方におすすめのカースピーカーを紹介。
JBLが特許を持っているPlus Oneポリプロピレンコーンを採用して、低音再生能力を格段にアップ!その上でツイーターデフレクターユニットを使うことで、広域の指向性をもカバーしたカースピーカー。
周波数特性に優れた仕様であるため、全帯域をカバーするサウンドレスポンスを実現しており、パワーアンプからのシグナルの音声変換力は高能率の一言に尽きます。
耐久性にも気を使って製造されているため、冷凍や乾燥、紫外線など外気などに影響されやすい車内でも安心して使用ができます。
91dbの高出力音圧レベルが確保できているため、アンプはもちろん、車載のヘッドユニットとの相性は抜群です。その上で奥行きを極限まで押さえたデザインで車へのフィッティング性がアップ。
優れた音空間を実現するために大事なコーン紙も最大面積を誇るカーボンインジェクテッドコーン紙を使用しているため、エネルギッシュかるハイレスポンスなサウンドを実現してくれます。
JBLオリジナルであるポリプロピレンコーンの採用で、圧倒的に迫力のある低音域の音質再現能力を持ったカースピーカー。ツイーターデフレクターとドームツイーターも搭載しており、中高音域もカバー。
3ΩDCRボイスコイルを用いたことによってアンプから、より一層のパワーを引き出すことに成功しました。
取付加工も簡単にできるようになっていることから幅広い車種へのインストールが可能になっており、JBL特有のサウンドを車内で楽しむことができます。
小型のPCを小脇にかかえて外出といったシーンは現代人には当たり前に見られるシチュエーションですね。
そんな方におすすめのコンパクトなPCスピーカーを紹介します。
3.5mmステレオジャックを装備しているため、互換性に優れておりiPodやCD、MD、デジタルオーディオなどの各種プレイヤーやゲーム機、パソコンなど幅広いデバイスに対応できます。
TREBLEとBASSの各コントローラーを搭載しているため、環境が変わっても自分好みのサウンド環境をあっという間に作り出すことができ、いつでもどこでもJBLのハイクオリティサウンドを楽しめるスピーカーです。
電源はUSB2.5W仕様になっているため、パソコンにUSBで接続するだけでデジタル音源と電源の両方を受け取ることが可能であり、繋げるだけですぐに使える使用感抜群のPCスピーカーです。
気になる音質ですが、JBL独自のフルレンジドライバーを採用しているため高解像度再生が実現可能。クリーンすぎると評判のデジタルアンプがしっかりとドライブをしてくれるため、JBLのハイクオリティサウンドが体感できます。
1946年に創業したJBLはその長い歴史の中でも創業当初の理念を守り続けている「ならでは」といったスピーカーの名機が存在します。まさに玄人やミュージシャンなどのプロ向けのスピーカーを少し紹介します。
JBL史上最強と評判の高いケブラーコンポジットコーンウーファーを搭載し、低音域のハイパワーモニタリングを実現した4429。それでも満足せず中音域にはネオジュームマグネットを搭載。
超呼応音域ユニットには、JBL技術で実現した最小サイズの1.9センチ径コンプレッションドライバを採用しており、中域以上のサウンドでの音質の統一感とダイナミックレンジの拡大に成功しました。
まさしくJBLがこれまで追求してきた歴史が詰まったスピーカーが4429です。
インピーダンスとは「交流抵抗」と呼ばれるもので簡単にいえば、電気信号の抵抗になります。この抵抗が大きいと電流が流れにくくなると理解しましょう。
電気信号の流れには直流と交流があって、スピーカーのオーディオ信号は交流電流になります。そして交流電流の抵抗のことをインピーダンスと呼んでいます。
音響機材では電圧が高い方が効率が良いという特徴があるため、インピーダンスの値が高いほど電圧が高く取れ、効率は高まります。
その代わりノイズを拾いやすいという特徴を持っていることも忘れてはいけません。
近年オーディオ業界で聞かれるようになったハイレゾ音源。このハイレゾ音源というのは、高解像度という意味になります。
従来のCDでは録音をしている時に全ての音を忠実に収録することは出来ていませんでした。一方のハイレゾ音源はCDの約6.5倍の音楽情報が収録されているため、当然音質は良くなります。
カメラの解像度と同じで高ければ高いほど、撮影した時の状態を忠実に再現してくれるというわけです。
JBLでカースピーカーを購入しても、車に設置してくれるわけではありません。購入をした場合、設置知識がある方なら自分で取り付けることになります。
知識がない場合には、車屋さんに依頼して対処をするのが一般的です。オーディオ本体との相性があるため、本体との相性をプロに相談するのも良いでしょう。
JBLでは歴史が古いスピーカーであり、独自のハイスペックサウンドを安価なコストで体験できるようなスピーカーを取り揃えています。
音にこだわりたいプロ志向の方からアウトドアのシーンで気軽に使いたい方まで幅広いユーザー層を確保しており、ブックシェルやアクティブ、カースピーカーまで多くのシチュエーションに対応したスピーカーを発表しています。
BOSEやYAHAMAなどの一般ユーザーに浸透しているメジャースピーカーと比べるとまだまだ認知度は低いですが、ミュージシャンなどにもファンが多い知る人ぞ知るスピーカーメーカーといえるのです。