妊婦はバランスよく栄養素を摂らないといけないので、青汁を飲んでみたいと思っている人も多いのでは?そこで気になるのが、妊婦は青汁を飲んでもいいのか?どんな青汁を選べばいいのかではないでしょうか。
今回は妊婦におすすめの青汁の選び方と、おすすめ商品をご紹介します。
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>妊婦はさまざまな栄養素をバランスよく摂ることが大切なので、栄養価の高い青汁を飲みたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、気になるのが「そもそも妊娠中に青汁を飲んでも大丈夫なのか?」ということですよね。
そこで専門家に詳しく話を聞き、妊娠中に青汁を飲んでも問題ないのか、青汁の注意点や飲み方、おすすめの青汁など気になる疑問を徹底解説します。
妊娠中という大事な時期だからこそ、しっかり正しい知識を得て、賢く健康的な妊娠生活を送りましょう!
ママアイテム編集部
今では知らない人はいないといっても過言ではないほど知名度のある青汁は、メーカーにより原料である野菜の種類や分量は異なりますが、主に大麦若葉、ケール、明日葉といった緑色野菜を使った飲み物です。
青汁は妊娠中に飲んでもとくに問題がなく、むしろさまざまな栄養素を一度の摂れ栄養価が高いのでおすすめの飲み物のひとつです。
妊娠中はつわりの影響などで食欲が減退し、普通通りの食事を摂ることが難しい時期でもありますよね。そんなとき、「青汁なら飲めた」という妊婦も多いようです。
つわりで栄養バランスが偏りがちなときに栄養バランスに優れた青汁で栄養補給ができるのは、心強いのではないでしょうか。
ただし、どんな青汁でもよいというわけではありません。妊娠中は気を付けなければいけないこともあるので、青汁選びや飲み方には注意が必要です。
専門家に聞いた妊娠中の青汁の正しい選び方や飲み方、おすすめの青汁を大公開します。ぜひ、健康的な妊婦生活に役立ててくださいね!
青汁ブームで数多くの青汁が販売されていて、「どれを選べばよいのか分からない」と思っている妊婦も多いのではないでしょうか?
妊娠中は胎児への影響も考えて慎重に選ぶことが大切です。以下に紹介する妊婦向けの青汁を選ぶ大切な5つのポイントを参考にしてくださいね。
妊娠中にカフェインの摂取を控えるというのは、よく知られていることですよね。妊娠中にカフェインを摂ると、胎児の発育に悪影響を与えたり、早産や流産などのリスクが高まる可能性があるためです。
青汁の中には飲みやすくするために緑茶や抹茶が入っているものも少なくありません。これらにはカフェインが含まれている可能性があるため、十分注意しましょう。
また、青汁特有の苦みを緩和するためにブドウ糖や果糖が加えられている青汁もあり、妊娠中に糖分を摂り過ぎると妊娠糖尿病になるリスクが高くなります。
妊娠糖尿病は妊娠高血圧症候群や流産などを引き起こす原因になるので、できるだけ糖分の少ない青汁を選ぶようにすることが大切です。
外国産の原材料を使用した青汁や海外の工場で製造された青汁は、国内では認められていない農薬などが使用されている可能性もあります。
できるだけ国産の原料を使用し、徹底した品質管理がされている国内工場で製造された青汁を選ぶように心がけましょう。
また、妊娠中は無添加や無農薬、有機など妊婦にも胎児にも優しいものを選ぶようにすると安心でおすすめです。
<注意したい主な添加物>
香料、着色料、保存料、発色剤、人工甘味料、漂白剤、防かび剤、安定剤、酸化防止剤、膨張剤、乳化剤、酸味料、苦味料、光沢剤など。
妊娠中に必要不可欠な栄養素のひとつが葉酸です。
葉酸は赤ちゃんの先天性異常を防ぐといわれていて、厚生労働省が作成した「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、妊娠中は1日当たり480μgの葉酸の摂取が推奨されています。
青汁の原料であるケールや大麦若葉、明日葉には葉酸が豊富に含まれています。ただし、メーカーや商品により葉酸の含有量は大きく異なりますので、必ず成分表を確認して葉酸が多く含まれているものを選ぶようにしましょう。
女性はもともと便秘になりがちといわれていますが、妊婦の約70%が便秘を経験するといわれているとおり、それまで便秘とは無縁だった人も妊娠中は便秘になりがちになります。
青汁の主な原料であるケールや大麦若葉、明日葉は食物繊維を豊富に含んでいることで知られています。しかし、メーカーや商品により含有量は異なりますので、必ず成分表を確認することが大切です。
妊娠中は自分と赤ちゃんの2人分の栄養素を摂る必要がありますよね。
せっかく青汁で栄養補給するなら、栄養バランスがしっかり摂れるものを選ぶのがおすすめです。
成分表で栄養成分をチェックし、なるべくいろいろな栄養素が多く摂れるような青汁と選ぶことでしっかり栄養補給ができます。とくに妊娠中に不足しがちなカルシウム、鉄、葉酸の含有量をチェックしましょう。
青汁に使われている主な原材料にはケールや大麦若葉、明日葉がありますが、どのような食材で、どう妊婦によいのか知らない人も多いのではないでしょうか?
まずは、それぞれの特徴を知り、自分の体質や生活習慣、悩みにピッタリの青汁選びに役立てましょう。
スーパーフードとして日本のみならず世界中で注目されているケールは、ブロッコリーやキャベツと同じアブラナ科の野菜で、ビタミン、カルシウム、食物繊維、葉酸を豊富に含んでいます。
実は、アブラナ科の野菜には有害物質や添加物などを体外に排出してくれる作用があるのです。有害物質や添加物は気づかないうちに体内に入っていることも多く、とくに妊娠中は赤ちゃんへの影響が心配ですよね。
したがって、体に不要なものを排出をサポートしてくれる働きを持つケールは、妊娠中におすすめの野菜のひとつといえます。
大麦若葉はイネ科の穀物の若い葉の部分で、鉄分や食物繊維を多く含んでいて、大麦若葉100%の青汁も多く販売されているので、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
妊娠中は貧血や便秘になりがちなので、両方の改善が期待できる大麦若葉は妊婦におすすめの野菜です。
明日葉はセリ科の植物で、葉酸、食物繊維、カルシウムなど妊娠中に必要な栄養素が豊富に含まれています。
また、明日葉に含まれるカルコンという成分が体内の老廃物を排出したり、血液をサラサラにする働きがあるので、妊娠中の便秘やむくみの解消、体重管理、高血圧予防に効果的な野菜です。
<100g当たりの含有量比較>
妊娠中に不足しがちな栄養素を野菜100g当たりに含まれる量で比較しました。
ケール | 大麦若葉 | 明日葉 | |
---|---|---|---|
葉酸 | 1200μg | 40μg | 1000μg |
食物繊維 | 3.7g | 4.1g | 5.6g |
カルシウム | 220mg | 29mg | 65mg |
鉄 | 0.8mg | 4.2mg | 1mg |
商品選びのときに何を比較すればよいのか悩む人も多いですよね。今回は以下の3つのポイントに的を絞って選んでみました。
まず、商品を購入するときに多くの人がチェックする「内容量」。そして、妊娠中の青汁選びで大切なのは、「しっかり栄養素を補給できる体に優しい青汁」という点なので、それぞれの「原材料」と「添加物の有無」を比較しました。
*内容量
*主な原材料
*添加物
数ある青汁のなかで最もおすすめなのは、多くの著名人も慕う有名エスティシャンの高橋ミカさんがプロデュースしたMishii Listの「美力青汁」です。
妊婦と赤ちゃんに優しい青汁として知られ、数多くの有名雑誌で紹介されていて、ママタレや女性タレントからも絶大な人気で不動の地位を築いている青汁です。
*内容量:30包(各4g)
*主な原材料:大麦若葉
*添加物:不使用
美力青汁は九州産の大麦若葉を使用し、徹底した品質管理のもと国内製造されている100%天然成分のノンカフェイン青汁です。
安心・安全に徹底的にこだわり、放射能測定や残留農薬検査も実施しています。また、香料や着色料など添加物を一切使用していない100%無添加の青汁なので、妊婦も安心して栄養補給ができます。
美力青汁の特筆すべき点は、妊娠中に必要な栄養素である葉酸を1杯で200μgも摂取することができる栄養機能商品であること。
葉酸のなかでも、厚生労働省より推奨されている吸収力の高い天然型酵母葉酸を100%使用しているので、しっかり効率よく摂ることができるのも魅力です。
口コミでも「妊娠中に必要な葉酸をたくさん摂れる」ということで、「美力青汁」を選んでいる妊婦さんも多いようです。
そのほかにもガラクト、乳糖果糖、フラクト、イソマルトの4種のオリゴ糖や1包で5億個の乳酸菌を摂れるEC-12菌を配合しているので、妊娠中の便秘解消・予防にも効果が期待できます。
さらに、レタスの約27倍もの食物繊維やレバーの約15倍もの酵母鉄もプラスし、妊娠中に起こりがちな便秘や貧血を予防し、健康をしっかりサポートしてくれます。実際に口コミでは便秘が解消され肌の調子も良くなったという意見が多く見られました。
また、気になる「飲みやすさ」ですが、口コミによると「水でも豆乳でも溶けやすく、苦みもなく飲みやすい」と好評です。
ほかにも、妊婦が安心して飲めるおすすめの青汁があります。比較のポイントを参考に自分のライフスタイルや体調にぴったりの青汁を選びましょう。
*内容量:30スティック(各3g)
*主な原材料:大麦若葉
*添加物:不使用
農薬不使用で育てられた幻の大麦と呼ばれ、ビタミン、ミネラル、酵素、ポリフェノールなどの有効成分がたっぷり含まれた希少品種の国産大麦若葉のみを使用した青汁です。
また、甘味料、着色料、保存料、安定剤などの添加物を一切使用していないので、妊婦も安心して飲めます。
「ケンブリアの生エキス青汁」の大きな特徴のひとつは、生きた酵素や栄養素を補える点です。口コミをチェックしてみると、「美容・健康に役立つ酵素がしっかり摂れる」という点が魅力で購入を決めた人も多いようですよ。
健康や美容に役立つ酵素は熱に弱いため、通常の加熱製法だと失われてしまいます。しかし、「ケンブリアの生エキス青汁」は、独自の製法で生きた酵素をギュッと詰めこみ、しっかり栄養補給が可能なのです。
また、生絞りして吸収されずらい硬い繊維を取り除いた上で粉末化しているため、栄養素の吸収力が抜群なのも特質すべき点です。
甘味料などを加えていないナチュラルな青汁ですが、口コミでは「独特の苦みや臭みがないので、どんな飲み物と混ぜても違和感なく飲める」といった点も魅力のひとつのようです。
*内容量:30袋(各10g)
*主な原材料:大麦若葉、ケール、明日葉、ブロッコリー、モロヘイヤ
*添加物:不使用
大麦若葉、ケール、明日葉、ブロッコリー、モロヘイヤの5種類の野菜をブレンドしているので、摂れる栄養素が豊富で、しっかり栄養補給が可能な点がおすすめのポイントのひとつです。
実際に口コミでも「一度のたくさんの栄養素が摂れる」という点が魅力で購入されている人も多いようです。
厚生労働省が推奨する1日当たりの野菜摂取量目安量は350gですが、「粉末青汁」は、一般の青汁の約2.5倍の量である10g入りなので、1袋で野菜約100gに相当する量が摂取でき、食事が偏りがちな妊婦にぴったり!
また、すべて厳選された国産野菜だけを使用し、添加物を一切使用していないので、妊娠中も安心して飲むことができます。
さらに、5種類の野菜の絶妙なバランスにより、苦みもなく毎日続けられる美味しさに仕上がっていて、独自のマイクロパウダー製法により、混ざりやすく飲み物だけでなく、料理にもアレンジできる点も好評のようです。
「解約等の手間がかかる通販ではなく、手軽にドラッグストアで購入したい」と思っている人もいるのではないでしょうか?そこで、ドラッグストアなどで購入可能な青汁の中からおすすめの1品を紹介します。
*内容量:22パック(各3g)
*主な原材料:大麦若葉
*添加物:不使用
世界各地に足を運んで選んだ栽培地にて、徹底した無農薬栽培のもと通常の4倍の期間をかけて大切に育てた大麦若葉のみを使用したノンカフェインの青汁です。
安心・安全を徹底し、化学薬品や添加物を一切使用せず、自社工場で厳格な品質管理基準の基づいて製造されています。さらに、外部機関にて230種類もの残留農薬検査も行い、安全性が確認されているので安心です。
1パックでほうれん草2株分の鉄分、レタス1/3個分の食物繊維など妊婦に必要な栄養素が無理なく補えます。口コミでも便秘薬やビタミンサプリよりも便秘解消効果が高いと好評です。
また、匂いや味にクセがなく、毎日飲んでも飽きがこない抹茶風味のシンプルな味わいの青汁なので、続けやすいという声も多数見られました。
青汁は妊娠中の栄養補給に優れた飲み物ですが、気をつけなくてはいけない点もあります。
とくに妊娠中はさまざまな体の変化があるので、安全に健康維持するために大切なポイントを紹介します。
青汁に限ったことではないですが、食べ物や飲み物には適量というものがあります。いくら体によいものだからといって、摂り過ぎると健康を損ねる恐れがあるので注意が必要です。
栄養価が高く体のよい青汁ですが、お茶代わりに飲むのはおすすめできません。飲み過ぎると血糖値が急激に上がってしまったり、栄養が偏り過ぎて体調を崩す可能性もあります。
また、食物繊維が豊富に含まれているので、飲み過ぎると下痢になることも。必ずパッケージに記載されている目安摂取量をきちんと守り、栄養補給に役立てましょう。
なお、青汁はあくまでも栄養を補給してくれるものです。妊娠中はとくにバランスのよい食事を心がけ、足りない分を1日1杯程度の青汁で補うようにしましょう。
毎日継続して飲むのがおすすめですが、体が受けつけないときは無理して飲む必要はありません。そのときに体調に合わせて調整することが大切です。
妊娠中は血行不良、女性ホルモンの乱れ、運動不足などにより体が冷えやすくなるので、冷え対策が重要です。
体が冷えるとお腹が張りやすくなったり、足がむくむ、腰痛などさまざまな症状が出やすくなります。また、血行不良が悪化すると、循環不全から切迫早産や切迫流産の原因になることもあるので注意が必要です。
青汁を飲むときは体を冷やさないようにお湯で溶けるものは、温かくして飲むようにしましょう。温かくして飲むことが難しい場合も冷水は避け、常温で飲むように心がけましょう。
妊娠中は口に入れる物が赤ちゃんに影響するので、些細なことも気になりますよね。妊娠さんの青汁の関するよくある疑問をまとめました。
青汁に含まれているビタミンAは、多少摂り過ぎても体内に蓄積される心配がないので、安心して飲むことができます。
ビタミンAには動物性由来である「レチノール」と植物性由来である「ベータカロテン」の2種類があります。胎児に影響を与える可能性があるといわれているのは、体内に蓄積・吸収されやすいレチノールになります。
青汁に含まれているベータカロテンは、体内に必要な量のみビタミンAに変わるため、多く摂り過ぎても体内に蓄積・吸収される心配はありません。
消化機能の整っていない乳幼児に青汁を飲ませるのは、リスクが高いので控えましょう。
野菜などに含まれる硝酸塩を乳幼児が摂り過ぎるとチアノーゼを起こしたり、発がん物質を生成する恐れがあるといわれています。
また、ハチミツ入りの青汁も多く販売されていますが、ハチミツを食べてもよいのは1歳以降ですので、注意が必要です。
一般的に消化機能が整うといわれているのは3歳以降ですが、小さいうちは大人と同じ量ではなく、量を加減するようにしましょう。また、体に優しい無添加の安心・安全な青汁を選ぶことも大切なポイントです。
お腹にいる赤ちゃんの分もしっかり栄養を摂りたい妊娠中ですが、つわりの影響などで思うように食べられず、偏った食事になりがちな妊婦も少なくありません。そんなときに手軽に栄養補給してくれる味方が青汁です。
妊娠中は口に入れるものが赤ちゃんにも影響するので、まずは正しい青汁選びが欠かせません。ノンカフェインで無添加、葉酸や食物繊維が豊富に含まれている栄養バランスのよい青汁を選ぶことが大切なポイントです。
また、大麦若葉、ケール、明日葉など原材料によっても摂れる栄養素が違ってきますので、自分にとってベストなものを専門家が厳選したおすすめの青汁の中から選ぶようにしましょう。
ぜひ、青汁を賢く利用して健康的な妊娠生活を送ってくださいね。