マラソンシューズのおすすめ10選! クッション性とフィット感で選ぶ

ランニングの必需品といえばマラソンシューズですが、キャリアや走り方によっておすすめのシューズのタイプが違います。でも、スポーツ用品店を見ても色々なマラソンシュー...

ランニングの必需品といえばマラソンシューズですが、キャリアや走り方によっておすすめのシューズのタイプが違います。でも、スポーツ用品店を見ても色々なマラソンシューズが並んでいて、初心者にはどういった基準で自分にあったシューズを選んだらいいか非常に難しいのが現状です。マラソン、ランニングは自分の足で長い距離を走り続けるハードなスポーツです。走るペースの速い遅いの問題ではなく、足への負担は走れば確実に蓄積します。怪我なくランニングを楽しむ上で、大切で難しいマラソンシューズ選びのコツを、ベテラン市民ランナーに徹底リサーチ。そのポイントとおすすめマラソンシューズをご紹介します!

ママアイテム編集部

マラソンシューズのおすすめな選び方4つ

怪我なく安全にマラソン、ランニングに取り組むために是非こだわって選んでほしいマラソンシューズ。経験の浅い初心者でもわかりやすいシューズの選び方、着目点とは?まずは、シューズ個別の細かなスペックを調べる前に知っておくべき基本的なポイントをあげてみましょう。

1.ぴったりサイズを見つけるために自分の足型を知る

マラソンシューズに限らず靴を選んでいて、大きさはぴったりなはずなのに試着したり実際に歩いてみると窮屈だったりブカブカだったりすることはありませんか?その原因は足のサイズだけではない「足型」に靴が正しく合っていないのが原因かも知れません。実は足の形には、大きさだけではない型の「タイプ」があるのです。例えば日本人の足には「エジプト型」、「ギリシャ型」、「スクエア型」といった型による種別があります。スクエアはともかく、日本人なのに「エジプト型」とか「ギリシャ型」の足型とは何だろうと思われる方もいらっしゃるでしょう。これは実は、古代彫刻の足の形が由来になっているという話があります。「エジプト型」の足とは、どの指より親指が長い人の足を指します。歩いたり走ったりする際の身体のバランスが外側に傾きやすく外反母趾になりやすいとされています。日本人の7〜8割の人がこのエジプト型といわれています。次に「ギリシャ型」。こちらは人差し指が他の4本より長く、靴を選ぶ際には余裕を持ったサイズをチョイスしないとずっと指を曲げたまま履き続けることになります。結果的に指が曲がったまま硬直してしまうハンマートゥになりやすかったり、長い人差し指にばかり負担がかかるので、魚の目・タコの原因になります。「ギリシャ型」の日本人の比率は、25%ほどといわれています。あとは日本人では少数派、人口比率5%の「スクエア型」。こちらは指の長さがほぼ均等で、歩いたり走ったりする際には足の指や裏に均等に力がかかります。これにより、あまり窮屈なシューズを選ぶと足の指全体が締め付けられた状態で力がかかるので、指の間の魚の目の原因になります。このように日本人の足には単純なサイズ以外の要素があります。マラソンは自分の足で決められたペースや距離を走破するスポーツです。足への負担が楽しい競技の妨げになったり、重大な怪我に繋がったりします。マラソンシューズ選びの第一歩は、シューズの細かなスペックの検討の前に自分の足の型を知ることから始める必要がありそうです。

2.用途に適したランニングシューズの種類をチェック

マラソンシューズ、ランニングシューズは大別するとクッション系、トレーニング系、レース系と分けることができます。クッション系とはシューズの軽量化より、走る際の衝撃吸収を優先させたモデルです。レース系のマラソンシューズとは、そのものズバリ競技に出場し、より速いタイムで走れるよう軽量化や通気性などを重視したモデル。トレーニング系は、足への負担を考慮しつつも練習での走り込みなど競技用でないにしろアスリートの利用も見越したモデルです。ある程度クッション系とレース系の機能を折衷したものになります。ただ、例えば用途がレース用だからといって初心者が初マラソンに挑むのに競技用をチョイスするのは危険です。本格的なレース用はタイムのためにギリギリの軽量化がされているものが多く、クッション性やフィット感をある程度犠牲にした設計になっています。筋肉や骨格、ランニングフォームが完成していない初心者がそのようなマラソンシューズで長い時間、練習やレースをすれば膝や腰にかかる負担は計り知れません。例えば過去に何も本格的にスポーツに取り組んだことがない方は、競技に出る場合でもしっかりと足や腰にかかる衝撃、負担を吸収するクッション系のランニングシューズを選ぶべきです。そういった意味では本当にランニングシューズやマラソンシューズを用途によって履き別けるのは、しっかりトレーニングや経験を積み、足や身体を作ったあとだと言えます。

3.初心者はソールの厚さが大事

せっかく走る決意をし、取り組み始めたランニング。健康のためにも、今後の能力アップやタイムの短縮のためにも何より走ることを継続させることが大切です。それなのに、怪我のせいで走ることを中断したりやめてしまったりしなければならないなんて残念すぎます。そうならないために、まずは重量などを気にせずソールの厚い衝撃吸収の機能が高いモデルを選びましょう。ランニング中、足裏から膝への衝撃はランニングフォームにもよりますが最大で体重の3倍という研究結果があります。そのような大きな衝撃が筋力が充分に付いていないマラソン初心者の人の足にかかれば、たちまち怪我のリスクが高まります。何はともあれ、マラソン、ランニング初心者のシューズ選びは安全に怪我なく、しっかり走り続けられるものを基準としましょう。そのためにシューズ選びの際はソールをしっかりチェックし、厚さはもちろんできるだけ衝撃吸収の機能が高いものをチョイスしましょう。

4.安い価格帯って?価格相場と買うべき値段をチェック

スポーツ用品店の店頭に、さまざまなモデルが所狭しと並んでいるマラソンシューズ。機能やデザインだけではなく価格面でも幅が広くて、買うときに色々と迷ってしまいます。そこでここでは販売価格の面から「買いごろ」シューズをみていきましょう。
最安値売れ筋高級シューズ
3,000円〜5,000円
トレーニング用がほとんど
5,500円〜8,000円
モデルの層・選択肢が幅広い
8,500円〜17,000円
本格的なレースシューズが多い
通販サイトやシューズ量販店のディスカウント品、旧モデルで安くなっているものを含めて5,000円までのマラソンシューズにいわゆる本格的なレースモデルはほぼないといってよいでしょう。ランニング、マラソンの用に足るシューズもありますが機能は限定的です。ただ、トレーニングシューズとしては定価6,000円以上のモデルがディスカウントされてこの価格帯になっているものもあります。マラソン、ランニングを始めたい初心者が練習用の最初の一足を見つけるにはお得な価格帯です。8,000円前後の予算を出せば、ネット通販サイトでの一番人気に手が届く価格帯になります。この価格帯が売れ筋なのは、高価なレースモデルの旧型のディスカウント品があったりトレーニングシューズとしては高機能な商品があったりと選択肢が多くなることが挙げられます。初心者からベテランランナーまで、自分のスタイルにフィットしたマラソンシューズを見つけやすい価格帯です。8,500円あたりから20,000円近く、あるいはそれ以上するマラソンシューズはタイプを問わず高級品といって良いでしょう。記録を狙いにいく人が使うレースモデル、足のケアをしっかり考えた機能的なもの、各メーカーの技術がつまった一足が手に入ります。

マラソンシューズのおすすめメーカー・ブランド

大小さまざまなスポーツ用品メーカーがいろいろなマラソンシューズを出していますので、購入の際は吟味したり迷ったりするポイントも多いと思います。そんな時に、まず検討材料にしたいのが実績のある大手メーカーのマラソンシューズ。数多くのモデルを出し、有名選手のサポートをしているメーカーはそれだけマラソンシューズ作りについてのデータやノウハウを持っていると言えます。そこでここでは大手有名メーカーごとの特徴を紹介しましょう。

1.asics(アシックス)

ランナー間では日本人の足を一番よく研究していると評価されているメーカーです。昔は日本人の足といえば幅が広く甲が高いというイメージでしたが、昨今は日本人の体型にも多様性がうまれ、足の特徴にも広がりが出てきました。そんな中で、アシックスは多種多様な日本人の足にフィットするマラソンシューズの研究を重ねて作り続けてきたのです。また、アシックスのマラソンシューズの特徴にはソールに使われているクッション素材が挙げられます。アシックスのマラソンシューズのクッションはGEL(ゲル)と呼ばれるゼリー状のもので、通常は踵部分のソールの内部に組み込まれています。ソール自体ではなく、その中に入れるゼリー状のもので衝撃吸収をするのでGEL自体は摩耗せず、いつまでも高い衝撃吸収性を維持します。高級モデルには、つま先部分にも少量のGELが搭載されていますので着地の衝撃だけでなく蹴り出しの衝撃にも対応しています。GELの柔らかさを計算に入れてソール自体が多少硬く作ってありますので衝撃は和らげるのですが、地面を蹴る力は損なわずしっかり推進力に変えられるのもアシックス製シューズの特徴です。モデルにもよりますが、足の横方向のねじれを解消するため足裏にスタビライザーが搭載されているのも特徴といえるでしょう。

2.MIZUNO(ミズノ)

ミズノはアシックスと同じく国内メーカーですので、当然日本人の足へのフィット感に優れています。ミズノのマラソンシューズは初心者からアスリートまで幅広い層に対応したモデルが多数用意されています。さきほど日本人の足の形状に多様性が出てきたとお伝えしましたが、ミズノのマラソンシューズには同じモデルとサイズに足幅の広さによってバリエーションを設けているのが特徴です。かなり足幅の広い「スーパーワイド」、そこそこ広い人用の「ワイド」、そしてスリムな足幅をしている人用の「スリム」の3タイプが用意されているので、同モデル、同サイズのものの中から自分の足幅に最も合ったマラソンシューズをチョイスできます。ミズノのマラソンシューズのもうひとつの特徴は、独自技術のクッションシステムです。ミズノウェーブと呼ばれるもので、この技術の優れているところは高い衝撃吸収機能と安定性を両立させているところです。本来、ショックをよく吸収する柔らかい素材は反面で左右ブレなど安定性に欠ける傾向にあるのですが、このシステムは走るときの安定性にも着目されています。また、このミズノウェーブは高額モデルになると2枚以上を組み合わせた状態で使われており、さらに安定感が得られる構造になっています。筋力やフォームが完成されておらず、走りがブレやすい初心者には強い味方になるシューズが多いのもランニングを始めたばかりの人には嬉しい要素です。

3.new balance(ニューバランス)

ニューバランスも、アシックス、ミズノに並び日本人ランナーに定評のあるマラソンシューズメーカーです。もともと扁平足矯正靴を作っていたメーカーからスタートしたニューバランスのマラソンシューズには、ランニングをする際の足の動きをサポートする工夫がいろいろと施されています。シューズの横幅が広いモデルが多いので日本人の足にもフィットしやすいのがユーザーの多い理由です。カラーバリエーションも多彩で、サイズや形状だけでなくデザインまでトータルでお気に入りの一足を選ぶ楽しさがあります。ソールの減り具合はシューズ寿命のバロメーターですが、ニューバランスのソールには耐摩耗性に優れたコンパウンドが使われているので摩耗が抑えられ、お気に入りを長く履くことができる工夫がなされています。ニューバランスのマラソンシューズにも、ソールに衝撃吸収のクッション・システムが搭載されています。ニューバランスのクッション機能は「アブソーブ」と呼ばれていています。特徴は、着地時の衝撃吸収と同時にそのエネルギーを地面から足が離れる際のパワーに変える反発力が得られる作りになっていることです。また、踵だけでなくつま先にもアブソーブを搭載することで、着地時だけではなく地面を蹴る時にも足を衝撃から守る仕組みになっているのも特徴的。またソールには、特に初心者に多い過度に身体が内側に倒れ込むフォームの乱れを未然に防ぐための「メディアルポスト」と呼ばれる機構が盛り込まれています。ニューバランスのマラソンシューズは、初心者用のトレーニングタイプからアスリート用のレース用まで、ランナーの足を守る機能をふんだんに盛り込んだシューズといえます。

今回の商品の比較ポイント

メーカーごとにデザイン、価格帯、走りをサポートする機能がまちまちのマラソンシューズの中から、自分にぴったりな一足を見つけるのはなかなか大変です。ここでは各メーカーのモデルを下のポイントから比較をして、その違いを見ていきましょう。

  • サイズ展開
  • 重さ
  • カラーバリエーション

今、編集部がおすすめするマラソンシューズはコレ!

一番のおすすめを決める上でのポイントは、マラソンシューズとして幅広い層のランナーにおすすめできる機能を盛り込んでいること。そして何より、楽しくランニングに取り組むために怪我のないように足をサポートする仕組みが充実していることです。

asics(アシックス)「GEL-NIMBUS 19」

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  • サイズ展開 / ◎
  • 重さ / ◯
  • カラーバリエーション / ×

新素材で軽量化、クッション性、耐久性も高めたオールラウンドモデル!

高機能素材FlyteFoamをソールに搭載し、クッション性を高めたモデルです。本来、クッション性を高めるためにはソールを厚くする必要がありマラソンシューズが重くなる傾向があります。ただ、GEL-NIMBUS 19に使われているFlyteFoamは軽量化の工夫が施された素材で、これを使うことでシューズの軽量化にも配慮されています。また、足の運びのひずみに対応して強度配置した特別なメッシュ素材によって、足にしっかりフィットする作りになっています。特に初心者はフォームが崩れがちになるので、いつでもシューズがしっかりフィットしているのは怪我防止という意味でも大変安全で走りやすいシューズといえます。サイズも一般的なセンチメートルでの展開の他に、足の横幅にも対応したワイドサイズやスリムサイズもあります。日本人の多様な足の型にも対応したサイズ展開です。このようにアシックスのGEL-NIMBUS 19は、足へのフィット性においても重量においても、そして何より足の保護に一番大切なクッション性の面でも、キャリアに関わらず幅広いランナーにおすすめできるマラソンシューズ です。ただし、カラーバリエーションやデザインパターンは、そんなに多いモデルではありません。ファッション性より、しっかりマラソンシューズに求められる機能を押さえた「使える」モデルで、イチオシでおすすめできるマラソンシューズ です。

フルマラソン完走を目指す本格派向けのマラソンシューズ 4選

市民マラソンのような気軽にチャレンジできる大会でも、フルマラソンを走りきるとなると、日々のトレーニングに加えてより本格的な装備が必要になります。ウェアやウォッチなど必要なものはたくさんありますが、やはり一番に気にするべきはマラソンシューズ。ここでは、フルマラソン完走を目指すレベルのランナーにおすすめのマラソンシューズを見ていきましょう。

1.(アシックス)「TARTHERZEAL TS 4 TJR285」

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  • サイズ展開 / ◎
  • 重さ / ◎
  • カラーバリエーション / ×

地面を捉えるグリップ力と軽量化でスピードランラーの走りに応える本格派

まず、フルマラソン完走といっても目標完走タイムによってレース中の走りは全く変わります。このモデルは軽量化と地面を蹴って足を蹴り出す時のグリップ力に特に着目して作られており、想定ユーザーをフルマラソン3時間30分切りレベルで走りたいランナーとしているマラソンシューズ です。ターサージールTS4は、スピードに乗った安定した足の運びで地面を捉える際の衝撃吸収機能は充実しています。反面、ソールはトレーニングモデルより薄くフルマラソン想定タイム4時間台以上のランナーは、怪我防止のためにも他のソールの厚いものを選択した方が良さそうです。ただその分、3時間30分レベルの走力・筋力があるランナーには非常に強力なサポート機能が充実しています。まずターサージールTS4に衝撃吸収性を持たせるために採用されているspEVAは、単に柔らかいクッション材ではなく、しっかりと反発してパワーを身体・足を前に進めるための推進力に変える機能を持っています。また、足裏の着地時に一番最初に接地する踵のブレは走りに多大な影響を及ぼしますが、このターサージールTS4にはその踵部分の安定性を増すための機構を搭載しています。さらに、スピードを出して走るタフな使い方をしても長く愛用できるよう、耐久性にも目を向けた設計になっています。結論として、スピードを求めたある程度走力のあるランナーにとっては非常に高度な機能が搭載されたおすすめのマラソンシューズ といえます。

2.MIZUNO(ミズノ)「WAVE SPACER GL-J4」

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  • サイズ展開 / ◯
  • 重さ / ◎
  • カラーバリエーション / ◯

素材選びと匠の技がリンクしたミズノ最高レベルのレーシングタイプ

ミズノのウェーブスペーサー GL-J4はトップランナーにも支持され続けてきたミズノの最高峰レースモデルです。このマラソンシューズ も記録を狙うアスリートレベルのランナー用と考えて良いでしょう。踵部分にクッション性に優れた独自技術のミズノウェーブを搭載しているものの軽量化がなされていて、ソールが薄く初心者の筋力とフォームでは足裏や足への負担が大きいと思われます。このウェーブスペーサー GL-J4も適正なのは、フルマラソン3時間30分切りぐらいのランナーとなるでしょう。スピードがあり筋力の備わったランナーが使用する分には、ミズノの技術が存分に導入された非常に完成度の高いモデルです。まずアウトソールは衝撃吸収だけではなく、地面を蹴るときのエネルギーを逃すことなく地面に伝達するハイグリップなG3ソールを採用しています。一方、踵にはミズノウェーブを組み込み、クッション性と安定性を両立させています。微妙なシューズの前後方向へのズレを軽減し、よりスムーズな足運びができるようにフィット感を追求したこだわりの機能性で、スピードランナーの走りを支える最上位のレース用マラソンシューズ です。

3.NIKE(ナイキ)「ZOOM STREAK LT 3」

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  • サイズ展開 / ◯
  • 重さ / ◎
  • カラーバリエーション / △

幅広のつま先が生む弾力性で、路面を選ばず高いパフォーマンスを実現

ナイキ ズーム ストリーク LT3の最大の特徴は、幅が広く設定されたつま先のサイズ。つま先の動きがよくなり、キック時にしっかり路面を捉えてスピードに繋げていきます。また、それに加えて土踏まずのシャンクの形状も反発力に優れた形状を採用していて、さらに弾力性を高めます。通気性が欲しいところは粗く、耐久性が欲しいところは細かくメッシュを編むエンジニアードメッシュと呼ばれる加工は、足のホールド性も高め長時間走っても疲れにくいという効果も生み出します。靴底は膨らみのある形状をしていてグリップの強化が図られ、ランナーのキック力をしっかり推進力に変換します。初心者用なら衝撃吸収に着目すべきですが、競技でタイムを狙うレースタイプのマラソンシューズ にとってはもう一つ大事なことがあります。しっかりと地面を捉えて前に進む力がいかに効率よく発揮できるかが、フルマラソンをサブ3レベルで走る際にシューズに求められる機能です。そして同時にランナーの足の負担を減らす機能として、踵にはナイキの代名詞的な技術Airを搭載して衝撃からも足をまもります。10kmほどのスピードレースから駅伝、マラソンでサブ3(3時間切り)挑戦者レベルに到るまで幅広いランナーのニーズに合うオールマイティーモデルです。

4.adidas(アディダス)「adiZERO takumi sen BOOST 3」

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  • サイズ展開 / ◯
  • 重さ / ◎
  • カラーバリエーション / ×

随所に独自素材を使用し、快適性を追求したアディダス最高位レースモデル

adiZERO takumi sen BOOST 3の売りの一つは快適性です。アッパーにmin-lite MESH Xという独自素材を使用しシューズの中での足のズレを解消してフィット感を増し、同時に通気性もよくすることで快適さも実現します。長い時間を走り続けるマラソンという競技にとっては些細な違和感も蓄積していき、ランナーの疲労を進めてしまいます。マラソンシューズ にとっては足にフィットする感覚と蒸れないなどの快適さは非常に重要なファクターです。adiZERO takumi sen BOOST 3のソールは、長距離走にとって理想的なフォア・ミッド・フット走法と言われる前足部〜中足部にかけて着地する走り方をするときに、より反発力を得られるように設計されています。アディダスの独自素材BOOSTの高反発性能の恩恵を最大限受けられるため、足運びが自然とスムーズになります。そしてもう一つ、スムーズな足の回転を支えるのは地面を捉えるグリップ性能。adiZERO takumi sen BOOST 3は濡れた路面でも乾いた路面でも、しっかり地面を捉えて蹴り出しを力強くするソールのデザインを採用。同時に磨耗しやすい踵には独自素材adiWEARを使用して、ソールの安定性と寿命向上を実現しています。このように随所にアディダス独自の技術を盛り込むことで、adiZERO takumi sen BOOST 3は非常に機能的なマラソンシューズ に仕上がっています。

初心者から上級者まで愛用!クッション性に優れたマラソンシューズ おすすめ5選

レースタイプの高位モデルは筋力やフォームが整った上級者には適しています。でも、やはり初心者は足への負担のことを第一に考えてシューズ選びをしたいものです。ここでは初心者でも安心のクッション性に優れたマラソンシューズ を紹介します。

1.asics(アシックス)「GEL-NIMBUS 19」

情報が取得できなかったよ・・・
  • サイズ展開 / ◎
  • 重さ / ◯
  • カラーバリエーション / ×

走る機能と守る機能、快適性を兼ね備えた万人向けモデル!

イチオシのマラソンシューズ としても紹介したアシックスのGEL-NIMBUS 19ですが、そのおすすめの理由はやはりキャリアを問わず広い層のランナーが使えることです。マラソンは長い距離を長時間にわたって走るスポーツ。本来なら怪我防止のために足への衝撃や負担を軽減する機能と、軽量化などより速く快適に走れる機能が両立しているのがベストです。ただ、マラソンシューズ の世界ではそれらは相反する要素が多いので、「初心者用」や「トレーニング用」、「レース用」などと状況や用途によって使い分ける必要が生じます。アシックスのGEL-NIMBUS 19は、独自素材GELの使用をはじめ筋力やフォームが整っていない初心者の足にも優しいクッション性とフィット性を高めながら、軽量化や反発力にも配慮しています。足への負担軽減機能もレースに必要な機能も非常にバランスよく一足に盛り込んだGEL-NIMBUS 19は、対応するランナー層の広いマラソンシューズ に仕上がったおすすめの一足です。

2.NIKE(ナイキ)「WAFFLE RACER 881183」

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  • サイズ展開 / ◯
  • 重さ / △
  • カラーバリエーション / ×

70年代ランニングブーム時に登場した名作マラソンシューズ の復刻版!

空前のランニングブームの最中、1976年に登場した名作マラソンシューズ の復刻版。クラシカルなフォルムがおしゃれで見た目のファンも多い一足。ただ、少し細身のフォルムなので実際に購入する際は、ハーフサイズぐらい大きめを目安にしっかり試着してから購入しましょう。見た目で特徴的なつま先から土踏まずまで巻き上がったようなソールの形状は、しっかりと足を守るクッション性と足運びの安定性をサポートします。オリジナル発売当時主流だったワッフルソールを採用し、素材の軽量化も意識したモデルです。マラソンシューズ変遷の歴史を感じさせる存在感のあるシューズは、デザインにもこだわる実にナイキらしい一足。機能面でも多種多様なランナーの足の動きをカバーする衝撃吸収機能と安定性を兼ね備えているので、より個性的に楽しく走りたいランナーのためのマラソンシューズ です。

3.MIZUNO(ミズノ)「ウェーブ ライダー 21」

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  • サイズ展開 / ◎
  • 重さ / △
  • カラーバリエーション / ◯

クッションのバランスが絶妙。レースにもファンランにも使えるシューズ

日々のカジュアルランニングはもちろん、サブ4(フルマラソン4時間切り)クラスのランナーにはレース用にもおすすめのランニングシューズです。やはり、趣味で日々ランニングに取り組んでいるランナーや、サブ4レベルを目指す市民ランナーにとっては、足を守るクッション性能がシューズ選びにおいての第一検討材料。このクッション性は、実はある程度走り慣れてくると硬すぎても柔らかすぎても違和感が出てくる微妙な感覚。このウェーブランダー21は、このクッション性のバランスに着目したマラソンシューズ です。ですから、日々のトレーニングランにもマラソンにも使える幅広さが実現しているのです。その絶妙なクッション性を生み出す一番の特徴はクラウドウェーブというソールに搭載された波型のプレート。従来のモデルに採用されているミズノウェーブの中心部にくぼみを設けてクッション性のみならず、突き上げ時の衝撃や反発力のコントロールなどにも効果を発揮する形状にしています。趣味でのランニングや市民マラソンで記録を気にせず楽しく走りたい人にとっては、スピードを出すための細かな機能より、走っていて気持ちよく怪我のリスクが低いマラソンシューズ が一番。そういった意味からも幅広い層のランナーにおすすめしたいマラソンシューズ です。

4.new balance(ニューバランス)「W1040」

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  • サイズ展開 / ◎
  • 重さ / △
  • カラーバリエーション / ◎

「超」長距離にも対応、クッション・安定・フィットの三拍子揃ったモデル

シリーズ初代からLSD(ロング・スロー・ディスタンス=ゆっくり長い距離を走る)スタイルに最適なモデルを指標して作られたW1040。そのW1040がラストの形状を変更し、さらなるクッション性とフィット性、安定性の向上のための新機能を搭載してさらにフィット感を安定感を高めたモデルになりました。少し重々しかった従来モデルが軽量化に成功したのはミッドソール素材の「REV LITE」とクッション素材の「ABZORB」。この二つが、軽量にも関わらずフルマラソンを超えるウルトラマラソンなどにも対応できるほどのポテンシャルを発揮するシューズを作り上げました。長い距離を走っても足に優しいということは、脚力、筋力に不安のある初心者ランナーや趣味でファンランを楽しむ方が使っても負担が少ないということ。さらにサイズ選びの際に足囲でもサイズ選択ができ、メンズで4サイズ、レディースで3サイズの展開があります。W1040は、しっかりランナーの足に寄り添う設計をしたマラソンシューズ なので、これからフルマラソンに挑むランナーや、それこそウルトラマラソンなどにチャレンジするランナーにうってつけのモデルです。

5.UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)「UA DASH RN 2 4E SYN」

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  • サイズ展開 / △
  • 重さ / ◯
  • カラーバリエーション / ◎

走りによって柔軟に曲がるボディ。デザイン性にもこだわった用途多彩な一足

さまざまなスポーツシーンに個性的なグッズを出しているアンダーアーマーのランニングシューズは、足の動きによって柔軟に曲がるフィット感抜群のシューズ。しっかり足に追従するような一体感と軽さは、ランニングだけではなくウォーキングなど色々なトレーニングシーンで使えそうです。デザインに定評のあるアンダーアーマーのシューズだけあってデザインが格好良くカラーバリエーションも豊富なので、男女、年齢に問わず広い層のランナーが使えそうな一足。足入れがソフトなので初心者ならレースシーンでも使えそうですが、それ以外のランナーのトレーニングシューズとしても最適。足の動きに合わせて、非常にスムーズに伸縮・屈曲するのでマラソンランナーだけではなく、他の競技のアスリートのランニングトレーニングにも使える多目的な一面もありそう。マラソンシューズ というより、スポーツを知り尽くしたメーカーが作った優れたランニングトレーニングシューズとも呼ぶべき使い勝手のいいシューズです。

ドラマ「陸王」でも話題!おしゃれで足に優しい足袋型マラソンシューズ おすすめ1選

人気ドラマ「陸王」で話題になったのが、老舗足袋屋さんが作った足袋型のマラソンシューズ 。ネットではモデルと言われている会社のシューズが品薄になるなど大きな反響を呼んでいます。ただ、実際には足袋型マラソンシューズ はドラマ放映前から複数存在していて、すでに愛用者も多いのです。ここではそんな足袋型マラソンシューズ のうち特にランナーの評価の高いモデルを紹介します。

1.MARUGO(マルゴ)「hitoe」

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  • サイズ展開 / ◯
  • 重さ / ◎
  • カラーバリエーション / △

裸足感覚が運動能力の向上に!マラソンの枠を超え、全てのスポーツマンへ

ドラマ「陸王」で一躍脚光を浴びた足袋型マラソンシューズですが、ネット等でドラマのモデルと噂されているメーカー以外からも複数種リリースされています。知らない人にはユニークなシューズと映るかもしれませんが、足袋型シューズはスポーツ界ではすでに認知された存在といって良いでしょう。その中で特に機能的に高評価で、マラソンランナー以外のスポーツ選手にも愛用者がいるのがマルゴの「hitoe」です。ことマルゴの「hitoe」はレースで使うというよりも、裸足感覚でトレーニングをすることで運動能力が引き上げられる効果を狙い、トレーニングシューズとして使うアスリートが多いです。本来、人間は歩いたり走ったりする際には全ての足指の筋肉と足裏全体を使っていて、それでしっかりと地面を捉えていたといわれています。ただ、一般的なトレーニングシューズやマラソンシューズ だと個別の指の筋肉を自由に使うことができません。その結果うまく地面を捉えることが難しくなり足を蹴り出す力の多くが踵から抜けてロスしてしまうというのです。「hitoe」は、足袋を応用した形状で足指のそれぞれが自由に動けるようにし、裸足感覚で走れるようにデザインされています。足袋作りのノウハウを応用しているのでシューズ自体に無駄なパーツがなく、履くたびに足に馴染むように伸縮するアッパーが足を優しく包み込みます。そのアッパーに足袋と同じくソールが直接つく形状なので、ソールも足裏に寄り添うように馴染みます。裸足を超えた裸足感覚で、アスリートのパフォーマンス向上はもちろん健康と体力作りを目指す全ての人に一度は履いてみて欲しい一足です。ただ、一般的なマラソンシューズで走る時とは違った筋力を使うので使い始めは少し疲労を感じるかも知れません。まずは4週間をめどに様子をみながら使ってみましょう。

マラソンシューズ を購入時の気になる疑問・質問

マラソンは自分の足で長距離、長時間を走る競技ですので、怪我の防止やパフォーマンス向上のためマラソンシューズはしっかり選んで妥協なく正しい観点で購入したいもの。そんなシューズの購入、選択の際にためになる情報を紹介します。

Q1:マラソンシューズ の寿命はどう判断すればいい?

いつも快適に走るためにはシューズのコンディションは大事です。そして特に状態が悪い場合、摩耗等が激しい場合は買い替えが必要です。しかしこのタイミングは非常に難しく、中には破れたりするまで使い続けるランナーもいます。足へ負担を考えれば、しっかりと買い替えのポイントを知っておくと良いでしょう。買い替えの使用距離的な目安は500km〜700kmといわれていますが、マラソンシューズ にとって直接地面に接触するソールの状態は非常に重要。距離や買ってからの期間のみで判断するのではなく、ソールのコンディションで買い替えのタイミングを掴むことも必要です。一般的にアウトソールの減り、ミッドソール素材のシワ、踵のソールの摩耗によってシューズが地面に置いた時に歪むなどの状態になった時は、足への負担も考えて早期に買い替えを検討した方が良いでしょう。

まとめ

いろんなメーカーから色々なコンセプトのマラソンシューズが出ていて、ベテランランナーでもシューズ選びには相当迷う時があります。マラソン、ランニングは必要な道具がそう多くなく気軽に始められるスポーツです。長い時間と距離を自分の足を使って走破するのですから、良いタイムを出すため、怪我の防止のためにはマラソンシューズにはこだわりたいもの。それもデザイン性や見た目の問題だけではなく、しっかりと自分の足の形状や現在の走力や筋力、走り方、用途や取り組み方によって機能面においてもベストな選択をする必要があります。まずは自分の走り方や、どういうスタイルでマラソンやランニングに取り組むのかを振り返り、正しい知識で自分にぴったりなマラソンシューズ を見つけましょう。

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