マイクスタンドを選ぶ時、おすすめ商品の情報があると気が楽です。どんなブランドの評判がいいのか、選ぶ際のポイントはなにか。それを知っているだけで失敗のリスクは下が...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>マイクスタンドを選ぶ時、おすすめ商品の情報があると気が楽です。どんなブランドの評判がいいのか、選ぶ際のポイントはなにか。それを知っているだけで失敗のリスクは下がります。
後悔しないマイクスタンドを選ぶために専門家にリサーチしてきました!
ママアイテム編集部
いざマイクスタンドを買おうと思っても、わからないことだらけ。これだけは押さえたいポイントを解説します。
ストレートタイプ | ブームタイプ | 卓上タイプ |
上下の高さ調節ができる。ボーカリスト向け。 | 楽器をよけてセッティングできる。ギターを弾くボーカリストにおすすめ。 | デスクにそのままセッティングする。スピーチや会議でもよく使われるタイプ。 |
現場でハイペースで使用することを考えると、頑丈な作りになっているかどうかも大事なポイントです。マイクをセットした際不安定な感じはしないか、高さ調整の範囲が何mmあるか、パーツの耐久性は十分か……などなど、細かな部分もチェックしましょう。
せっかく購入したならガンガン使いたいと思っている人がほとんどだと思います。このような細かなチェックが、マイクスタンドの寿命を伸ばすことに繋がるということを忘れないようにしたいですね。
見落としがちですが、重量のチェックも欠かせません。もしも野外で使用するなら、できるだけ軽いほうがいいでしょう。
時には片手で持っても大丈夫なくらい重さに余裕があるほうがいいです。また、女性なら、あまりに重すぎるものは避けたほうがいいです。もちろんもしも持ち運びする予定がないなら、重くてもコスパが良くて機能性が高いものを選ぶのも一つの手です。
この重量確認をきちんとするかどうかで、経験値アップできるかどうかが決まります。購入の際は忘れずに、重量をきちんと確認することが大事です!
マイクスタンドで1番大事なのは、マイクの角度が上手く調整できるかどうかでしょう。ここが拙い作りになっていると、細かな角度調整ができなくて困ってしまいます。
マイクスタンドは重いマイクを支えてくれる大事なアイテムなので、これはとても大事なポイントです。
いざという時に、マイクが落ちてしまうこともあるからです。また、調整部分がガタガタしてしまうと振動がマイクに伝わって、クリアな音が出ないこともあるので注意が必要です。
マイクスタンドにはたくさんの会社がありますが、中でもおすすめの2ブランドを紹介します。
マイクスタンドブランドでは、1番人気とも言えるK&M。譜面台をはじめとした楽器用品の、ドイツ発信ブランドです。現在は、80ヶ国以上に商品を展開しています。
耐久性には評判があり、現場でガンガン使い込んでも壊れない安全性が魅力です。多くのミュージシャンやアーティストが現場で使用しています。失敗したくないならこのブランド性を選ぶのもアリです。
比較的コストを抑えたい場合は、プライベートブランドゆえの低価格を実現したクラシックプロもおすすめ。もちろんクオリティも申し分なく、操作性バツグン&スムーズな現場仕様が可能です。
マイクスタンドは消耗品なので、かしこく選びたいなら迷わずクラシックプロ!たくさんのマイクスタンドを一気に使ったり買わないといけない場合は、このようなプチプラブランドを選んで、賢いお買い物をするのもいいですね。
スタンドタイプ
高さ調整
重量
ネジインチ
まずは、とりあえずこれだけは手に入れておきたい定番のタイプから紹介。上下の高さ調節ができるタイプが多いので、その際の操作性のスムーズさなどがポイントになってきます。
スタンダードなタイプだからこそ、基本的な使いやすさに注目です。どんな種類のものを買えばいいのか分からない人は、このような定番タイプを選ぶのがおすすめです
スタンドタイプ:ストレート
高さ調整:890-1590mm
重量:2.02kg
ネジインチ:3/8
定番モデルから選ぶとしても、何を選べばいいのか全く見当がつかないという人もいるでしょう。このような人は、まずこれを選べば間違いはないでしょう!三脚タイプなので、固定したときの安定感は抜群です。
また、上下の高さの調節もカンタンで操作性十分なので、初めてマイクスタンドをカスタマイズする人にも優しい1品となっています。頑丈さで定評があるK&Mですから、ハイペースで使用しても安心なところも高評価のポイントです。
スタンドタイプ:ブーム
高さ調整:900-1605mm
重量:3.2kg
ネジインチ:3/8
こちらも定番中の定番商品。マイクを好きな位置に固定できるブームタイプだからこそ、しっかりと一定の高さで固定し続けてくれる力の強さが大事になってきます。このK&Mの人気商品は、女性の力でも一人できちんとマイクを固定できる操作性の良さが魅力。
弾き語りをする際も、楽器演奏時の身体の動きでスタンドがよろけることがありません。少ない労力でいい仕事をしてくれます。
テーブルの上にそのままセッティングできる卓上マイクスタンド。録音時はもちろん、ナレーションやミーティングなど、より実践的な場で使用できるのが特徴でしょう。
スピーチなどの時も使えますし、さまざまなシチュエーションで活躍してくれる機能性の高さも魅力です。ほかのマイクスタンドと違って大きさが小さめな分、小さな部品の安定性などのチェックがしやすいのもいいですね。
スタンドタイプ:卓上
高さ調整:175mm
重量:1.34kg
ネジインチ:3/8
卓上マイクスタンドといえばこれ!といえるほど人気の商品です。ずっしりとした重量感があるので、机の上に軽く置いただけで安心して使うことができます。口の高さにちょうど合うほどよい高さも、人気の秘密です。
ねじなどの細かな部品も精巧に作られているので、使用時のガタ付きの心配もありません。また、底がゴムでできているので、安定感も抜群。とくに自分だけのこだわりがない場合は、この商品を選べば大丈夫です!スピーチならではの独特な使用感も、これなら安心です。
スタンドタイプ:卓上
高さ調整:50cm+50cm
重量:不明
ネジインチ:3/8
こちらは、机に取り付けてアームで長さを調整するタイプなので、細かな長さを自分でカスタマイズすることができます。ただ机の上に置くだけでは安定性が不安だ……と感じる人は、ネジやクランプでしっかり固定できるこちらのタイプのほうがおすすめです。
アームの調整も、スプリングを使ったカンタン設定なので初心者さんでも心配ありません。スペースの節約にもなるので、机の上をできる限り綺麗にしておきたい人も買っておいて損はありません。
パソコンで実況やビデオをしたいユーザーさんも、これならかんたんに音声を届けることができますよ。
ストレートタイプは、上下の高さ調節が可能なタイプなので、楽器を持たないボーカリストにぜひ使ってほしいタイプです。いわゆる定番タイプのモデルなので、操作性が良くてカンタンに調整できる商品が多いようです。
その見た目はまさに「ボーカリスト!」といった感じで、使ったときの気持ちよさも魅力のひとつです。自分が使っていてテンションが上がるようなかっこいいマイクスタンドが、このストレートタイプなら実現できます。
スタンドタイプ:ストレート
高さ調整:870-1,575mm
重量:3.58kg
ネジインチ:3/8
円型ベースのスタイリッシュなマイクスタンドです。ヴォーカリストが使うと、足元がスッキリするのでパフォーマンスもよりクールに決まります!また、素材に防振ゴムを使用しているので、雑音防止にもなります。
プラスチック・クラッチを採用しているので、高さの調節もスムーズに行えます。足元がごちゃごちゃするのが嫌で、とにかく省スペースしたい人にはおすすめしたい商品です。
スタンドタイプ:ストレート
高さ調整:625/1,480mm
重量:1.5kg
ネジインチ:3/8
ストレートタイプは、シンプルなデザインだからこそ重さも重要です。この商品のメリットは、なんといってもその軽さ。片手で運べるくらいの驚きの軽さは、ほかに類を見ません。また、スタンドの高さが3段階で調整できるのも魅力です。
用途に合わせた、自分にピッタリの高さで使うことができるので、使用時の快適さは抜群です。ネジの固定もしっかりしているので、安心して使えるのがうれしいポイントですね。
スタンドタイプ:ストレート
高さ調整:898-1538mm
重量:2.4kg
ネジインチ:3/8→5/8インチ変換ネジ付
TAMAのブランド力が誇る、絶対的な安心感と安定感といえばこれでしょう。運搬の際も、多少の衝撃にはまったく影響がありません。現場でどんどんマイクスタンドを使いこんでいく予定なら、この頑丈さはかなり魅力です。
重さもそこまでありませんし、スタンダードな三脚タイプなので、使い方もかんたんです。コストパフォーマンスよりも、ブランド性や見栄えを重視したい人におすすめの商品です。
ブームタイプは、スタンドタイプと違ってアームの角度を自分で好きに変えることができます。楽器を演奏しながら歌うミュージシャンにおすすめのタイプです。
ほかのタイプと比較すると一般的な種類でもあるので、価格は高いものから安いものまでさまざまです。ストレートタイプのマイクスタンドは持っているけれど、もう一つ違ったタイプの種類が欲しいと感じている人は、とりあえずブームタイプに手を出してみましょう!
普段と違ったタイプの現場が巡ってきたとき、また新しい働きをしてくれるかもしれません!
スタンドタイプ:ブーム
高さ調整:960/1670mm
重量:2.4kg
ネジインチ:不明
なんといっても、機材車にも乗せやすい軽さが魅力です。それなのに、10年以上も使える頑丈さと使い勝手の良さもポイントです。カラーも黒なので照明に反射する心配もありません。
どんなものを買えばいいのか分からない初心者から目の肥えたベテランまで、どんな人も満足させる安心・安全のクオリティはさすがK&Mといったところ。とにかく軽くて持ち運びやすいものが欲しいなら、迷わずこれですね!
スタンドタイプ:ブーム
高さ調整:875-1475mm
重量:2.2Kg
ネジインチ:不明
こちらのブランドもかなり軽量で持ち運びやすいタイプですが、特徴的なのはその全体的な線の細さ。華奢なボディは一見不安定にも見えますが、そんな心配はありません。むしろ、女性でも少しの力で操作しやすく、見た感じもスマートで素敵な印象を与えてくれます。
耐久性にも優れているので、普通にライブやレコーディングで使用するぶんには、かなり長いあいだいい仕事をしてくれる商品です。
スタンドタイプ:ブーム
高さ調整:885/1,590mm
重量:2.4kg
ネジインチ:3/8→5/8への変換アダプター付き
コストパフォーマンスの良さが、この商品の一番の魅力です。1,000円台で買えるマイクスタンドはそう多くはありませんからね。変換ネジも付いているので、さまざまなマイクホルダーに対応できます。
また、ブラック・シルバーの2つのカラーバリエーションもほかにはあまりないポイントですね。消耗品のマイクスタンドだからこそ、しっかり使い倒せるものを選びたいもの。迷っているなら、これを選べば間違いなしです!
購入する際の疑問についてまとめました。
コンデンサーマイクは、基本的に大きくて重めなものが多いですよね。そのため、ネジ部分が頑丈でしっかり固定してくれるものをおすすめします。
ストレートタイプよりも、アームの可動域が大きいブームタイプのほうが、コンデンサーマイクには向いていると言えるでしょう。経験者も、そのような人が多いようです。
しっかり固定できないマイクスタンドを使ってしまうと、せっかく買ったコンデンサーマイクが傷ついたり壊れてしまうこともありますから、機能性と頑丈さを重視して選びたいですね。
コンデンサーマイク用のホルダーが必要です。一般的に、サスペンションホルダーと呼ばれているものですね。プロのミュージシャンも、このようなタイプでレコーディングをしている場面をよく見ますよね。
これを使えば、マイクスタンドにもしっかりとコンデンサーマイクを固定できます。マイクの大きさによって選ぶサイズが異なるので、事前に確認するのが大事です。
もしもこのホルダーを忘れてしまうと、いざという時にコンデンサーマイクが使えなくなってしまうので、忘れないようにしましょう!
マイクスタンドと言っても、多くの種類やサイズがあって目移りしそうですね。ストレートタイプ、ブームタイプ、はたまた卓上タイプ……。初めてマイクスタンドを選ぶ人は、その用語の多さにびっくりすることも多いです。
でも、最初はどれを選べばいいのか分からないのが当たり前です。そんな中でも、用途に合ったマイクスタンドがやっぱり欲しいもの。だからこそ、失敗をしない選び方が大事です。
今回紹介した商品を参考にしたうえで、自分がどんな理由でマイクスタンドを使いたいのかよく考えましょう。そうすれば、ベストな選択ができるはずです!