赤白だけじゃない、初心者におすすめのワインの選び方4つ
ワインを選ぶ時の第一歩と言えばまず赤ワインか白ワインかではないでしょうか。
しかし、専門家や食通の方はそれだけでなく、さまざまな要素を織り交ぜてワインを選定します。この時、選ぶポイントは大きく分けて4つあることがわかりました。これから詳しく説明していきます。
1.ワインと一緒に合わせる料理で選ぶ
まず1つ目は料理に合わせて選ぶ方法です。ふだん、その日の料理やおつまみによって飲み物を決めることも多いですよね。ワインも同様に料理それぞれに合ったものを選ぶことができます。では、どの料理にどのワインが合うのでしょうか。専門家にヒアリングし、まとめてみました。
赤ワイン | 白ワイン | スパークリングワイン |
---|
主に肉料理などメインディッシュにぴったり | カルパッチョやフリットなど魚料理によく合う | 料理を選ばずどんなものにも合う |
赤ワインはコクがあり、風味が強いのでワインに負けないメインディッシュの料理におすすめです。とくに肉料理は相性抜群で、味を引き立てるだけでなく、赤ワインに含まれるタンニンには肉の旨味を引き出す効果があるそうです。赤ワインと一緒に食べる事でよりおいしく肉料理を堪能できるでしょう。
白ワインはさっぱりした味わいの中に酸味がほどよく効いているので、カルパッチョやフリット(揚げ物)などの魚料理に最適。これらを食べる時に味のしっかりした赤ワインだと酸味が浮いてしまい料理を楽しみづらくなってしまいます。その点、白ワインは料理の味の邪魔をせず、魚の生臭さも消す効果があるのでよりおいしく料理を楽しむことができます。コースで食べる際は白→赤の順番で飲むと良いそうです。
スパークリングワインは、癖がなくどのような料理にも合うので迷ったらまずスパークリングワインを選んでみましょう。魚料理でも味の邪魔をしないさっぱりした飲み口で、肉料理にはこってりした後味を緩和させる効果があります。とくに、フリットと一緒に食べると炭酸が口の中をさっぱりさせて口に残りがちな油の後味を解消してくれます。よく混同されがちなスパークリングワインとロゼの違いについても聞いてみました。
- スパークリングワイン→発泡性のワイン
- ロゼ→意図的に色を付けたワイン
※ロゼの製造法は多々あり、白ワインと同じ手法で製造しブドウの果皮で色を付けたものや赤ワインと白ワインをミックスする手法などがあるそうです。因みに、料理とワインの組み合わせのことを「マリアージュ」と言うそう。素敵ですね。
2.甘口/辛口などの味わいで選ぶ
赤ワインにも白ワインにもそれぞれ味わいに違いがあります。赤ワインは味の濃い順にライトボディ→ミディアムボディ→フルボディとされています。これは酸味・渋みの度合いの違いです。
ライトボディはふだん夕食時に出される程軽く飲む事のできる赤ワイン。色合いも光が空ける程薄いのが特徴です。ミディアムボディはハンバーグなど一般的な肉料理に最適な程よい濃さ。フルボディはじっくり煮込んだ味の濃い肉料理にぴったりの重厚で酸味の強いワインです。フルボディになると光も通さない程濃く、飲みごたえもあるのでワインだけでおなかいっぱいになってしまうかもしれません。
白ワインは甘口か辛口かの違いです。ドイツワインを初めとした甘口のワインはデザートとして料理に出されるほど糖度の高いワインです。女性に好まれるのもこの甘口ワインが多いそう。辛口のワインは飲み口も後味もさっぱりとしていて、甘口よりもアルコール度数が低いことが特徴です。意外にも辛口よりも甘口の方がアルコール度数が高いので注意が必要ですね。赤ワインの酸味や渋みが苦手という方は白ワインを選ぶとよいでしょう。
3.ワインの産地で選ぶ!フランスだけじゃない、日本人好みの日本産ワインにも注目
ワインと言えばフランスやイタリアなどヨーロッパ諸国を連想します。このヨーロッパを始めとしたワインの歴史が長い国を業界では『旧世界』と呼んでいるそうです。
反対にアメリカ・チリ・オーストラリアなど新しい国々は『新世界』と呼ばれ、生産国の区分けがされているのだそうです。新世界に当たる日本でも、他の国に負けないおいしいワインがたくさん製造されています。日本人の舌に合った日本ワインについて調べてみました。
- 甲州:伊勢志摩サミットでも提供された日本ワイン。山梨県産で甘みが強く飲みごたえのあるブランドです。
- 富良野:北海道富良野産の日本ワイン。北国独特の涼しく安定した気候が芯のある飲みごたえとすっきりした後味を引き出しています。
この他にも日本ワインはたくさん製造されていますので、ぜひ自分好みのワインを探してみてください。参考までに、フランス産では『ボルドー』『ブルゴーニュ』がおすすめです。
4.値段に注目!初めてのワインは 1,000円以下より1,500円以上からを選ぼう
スーパーやコンビニで1,000円程度の安いワインが入手しやすいですが、1,000円のものと1,500円のものではワインの味わいに大きな差が出ます。物価がこのあたりに集中しているのもあり、この価格帯のワインは数多く販売されている分、良いものや舌に合うものの判別がとても難しいとのこと。そのため、最初に飲むワインは少し背伸びをして味の安定した1,500円以上のものを選びましょう。
初心者が選んで失敗しない!おすすめのワインの産地4つ
不慣れだとどれを選んだらいいのか見当もつかない程、種類豊富なワイン。値段もそれなりに高く失敗すると思うとなかなか手が出ないですよね。そんな時に役立つおすすめのワインの産地をヒアリングしてきました。ぜひ参考にしてください。
1.ボルドー
フランスの南西部に位置するワインの名産地ボルドー。赤ワインでよく耳にする地名ですね。世界で一番有名なワインの生産地です。2007年に世界遺産に認定され、2017年には有名旅行ガイドブックで『行くべき世界の都市ランキング』でNo.1に輝く程、魅力的な街です。この街で400年以上の歴史を持つワイナリー『シャトー・クーテ』からはさまざまな種類のワインが出荷されていて、世界中にファンがいる程有名なのだそう。『ボルドー』『シャトー』と聞いたら間違いなしと思って購入してみましょう。
こちらのサイトにもボルドーの様子が詳しく掲載されているのでぜひ参考にしてください。
赤ワイン | 白ワイン | スパークリングワイン |
---|
主に肉料理などメインディッシュにぴったり | カルパッチョやフリットなど魚料理によく合う | 料理を選ばずどんなものにも合う |
2.ブルゴーニュ
ブルゴーニュもフランスを代表するワインの名産地です。ボルドーとは反対側の南東に位置する細長い地方で、もっと南部に行くと早摘みで有名なボジョレー地方があります。8つの地域からなる地方を総称してブルゴーニュ地方と呼び、ワインの名産地とされます。ワインにブルゴーニュと名付けることができるのはこの地域だけだそうです。
ボルドーと並んで赤ワインでよく見かける地方名ですが、とくに有名なのが白ワインの王様シャブリです。フランスの白ワインと言えばシャブリという程その味は古くから親しまれていて、飲みやすさと味の奥深さが王様と言うに納得のワインとのこと。店先で見つけたらぜひ購入してみてください。
3.シャンパーニュ
名前の通りシャンパンで有名なフランスのシャンパーニュ地方。スパークリングワインの一種であるシャンパンはこの地方で作られたもののみが呼ぶことのできる称号です。
他のスパークリングワインに比べて値段も高価でなかなか手の出しづらいシャンパンですが、そのぶん風味や味わいはお墨付き。程よいアルコール度数と甘みの深くさっぱりした味わいなので、お祝いの席などにぴったりです。お呼ばれパーティーなど持っていくお酒に迷ったらシャンパンを選ぶと良いでしょう。
4.甲州
甲州は日本の山梨県北部にある甲州市の事です。ここは日本ワインの名産地で、最近では伊勢志摩サミットの食事会で提供されるほど、世界に誇るワインを製造しています。最近注目を集める日本ワインの中ではもっとも普及率・知名度が高く、日本古来からある甲州種のブドウから作られるワインは甘みと酸味が強く女性に人気があるそうです。
今回の商品の選定ポイント
今回厳選したワインの選定ポイントについては下記の3つに絞りました。
飲みやすく初心者におすすめ!肉料理に合わせたくなる赤ワイン3選
肉料理におすすめの赤ワイン。肉の旨味を引き立てたり、反対に赤ワインを美味しく感じさせるなど味の相乗効果が期待できる組み合わせですね。数ある赤ワインのなかでも肉料理におすすめのものを3つ専門家から教えてもらったのでお伝えします。
1.プリヴァーダ・マルベック/ ボデガ・ノートン【アルゼンチン メンドーサ】
画像出典:
AmazonAmazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 味わい:渋い
- アルコール度数:不明
- 産地:アルゼンチン/メンドーサ地区
マルベック100%で造られた渾身の一本
このワインは世界8大ワイン首都の一つに認められているアルゼンチンのメンドーサ地区で製造されている赤ワインです。マルベックというアルゼンチン産のブドウを100%使用していて、どっしりとした渋みと酸味がフルボディならではの味の奥深さを物語っています。リブステーキやラム肉などクセのある肉料理におすすめのワインです。ふだんの食事ではBBQや焼き肉などこってりした夕飯時にぴったりでしょう。
2.アルトス・イベリコス・レゼルヴァ/ トーレス【スペイン リオハ】
画像出典:
Amazon
Amazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 味わい:渋い
- アルコール度数:不明
- 産地:スペイン/リオハ地区
ジビエ料理のお供にぴったり!
『キング・オブ・スペイン』、『カタルーニャの星』と名高いスペイン最大手のワイナリー、トーレスで製造されている赤ワイン。140年以上の歴史を持つスペインきっての名門であるこのワイナリーでは年月と共によりまろやかな口当たりへと変化するワインを造る土着品種『テンプラニーリョ』が多く使用されていて、このワインも48年間熟成させたのち出荷しているそうです。他のワインに比べても酸味や渋みが濃厚で、牛肉の煮込み料理やジビエ料理、羊乳のハードチーズとの相性が抜群。ふだん用のハウスワインではなく、特別な日に飲みたい一本ですね。
3.ラスト―・ルージュ/ エスカラヴェイユ【フランス ローヌ】
画像出典:
楽天市場
楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 味わい:渋い
- アルコール度数:不明
- 産地:フランス/ローヌ地方
黒系果実の深みと複雑なアロマが奥深いフルボディ
フランスのローヌで製造されている自然派赤ワイン。カシスなどの黒系果実の味わいとコク・香りが凝縮され、フルボディなのに飲みやすいと評判の様子です。女性をはじめ、多くのワインファンに人気があり入荷と同時に完売してしまうことも多いそうなので、見つけたら手にしたい一本ですね。ビーフシチューなどの煮込み料理やキノコを使った料理に合うとのことなので、ぜひ試してみてください。
初心者におすすめの風味!魚料理に合う白ワイン3選
白ワインと言えば魚料理!しかし、具体的にどんな白ワインが合うのか分からない事ってありますよね。白ワインには甘口と辛口のどちらが合うのでしょうか。
また、どんな魚料理がおすすめなのでしょうか。調査してきました。
1.リースリング/トリンバック【フランス アルザス】
画像出典:
Amazon
Amazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 味わい:辛い
- アルコール度数:不明
- 産地:フランス/アンザス地方
癖がなく幅広い料理に合う万能ワイン
リースリングのトリンバックは緑のボトルに黄色いラベルが特徴の白ワインです。辛口独特の飲みにくさがほとんどなく、合わせる料理を選びません。前菜や肉料理にも合いますが、とくに魚料理におすすめ。すっきりした飲み口が魚の淡白な味とマッチしておいしくいただくことができます。焼き魚などで気になりがちな脂分もすっきり洗い流してくれます。
2.パスカル・ジョリヴェ【フランス ロワール】
画像出典:
Amazon
Amazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 味わい:辛い
- アルコール度数:不明
- 産地:フランス/ノワール地方
種類が豊富なパスカル・ジョリヴェのワインシリーズ
パスカル・ジョリヴェはフランスを代表するワイナリーの一つです。白ワインだけでなく赤ワインやロゼも製造していますが、なかでもおすすめなのが辛口の白ワイン。ノワール地方の涼しい気候のおかげで柑橘系のすっきりした香りが際立ち、ブドウの果皮に付着した天然酵母を利用した製造法により味に深みを出しています。ミネラル分が豊富で魚などの魚介系料理と相性抜群です。
3.トルマレスカ・シャルドネ/トルマレスカ【イタリア プーリア】
画像出典:
Amazon
Amazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 味わい:辛い
- アルコール度数:不明
- 産地:イタリア/プーリア地方
海沿いの畑で収穫された辛口ワイン
イタリアの南東部、ブーツの踵部分に当たるプーリア州で製造されているこのワイン。なかでもトルマレスカのワイナリーは海に面した畑で収穫されたブドウを使用しています。オーガニック栽培で育てられたブドウは柑橘系の香りにジャスミンやハーブの風味が感じられ、その繊細な味わいが多方面から好評を得ているそうです。味の繊細さから魚料理を始めとした魚介料理にぴったりとのこと。ムニエルやカルパッチョ、残ったワインで貝のワイン蒸しにしてもいいかもしれませんね。
初心者におすすめの飲みやすいフルーティーな甘口ワイン3選
ワインを飲みなれていない初心者には赤ワインの酸味や渋みが苦手という方も多いのでは。そんな方は無理せずに白ワインからチャレンジしてみましょう。白ワインのなかでも初心者におすすめなのが辛口よりも甘口のワイン。口当たりもよく飲みやすい甘口ワインは女性に人気のものが多くあります。その一部をお伝えします。
1.ヴィーニャ・エスメラルダ 【スペイン カタルーニャ】
画像出典:
Amazon
Amazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 味わい:甘い
- アルコール度数:11%
- 産地:スペイン/カタルーニャ地方
地中海のリラックスした雰囲気を味わえる甘口ワイン
このワインは地中海のエメラルドをイメージして造られた甘口ワイン。そのでき栄えは『エメラルドのワイン』という別名があるほど。ブドウのフレッシュな果実味をそのまま凝縮したフルーティーな味わいと香りの高さが世界中で人気を博しています。現在ではスペインだけでなく、チリやアメリカでも生産されているとのことなので手にしやすくなっているかもしれませんね。初心者におすすめの飲みやすい甘口ワインです。地中海をイメージしただけあって、魚などシーフード料理やマリネなどにぴったりです。
2.丹波ワイン スパークリング・デラウェア【日本 京都】
画像出典:
Amazon
Amazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 味わい:甘い
- アルコール度数:9%
- 産地:日本/京都府
国産デラウェアを使用したフレッシュなスパークリングワイン
日本の京都で栽培されている国産デラウェアを使用した甘口スパークリングワイン。アルコール度数もワインの中ではとても低く、アルコールが苦手でも飲みやすいワインです。まるでジュースを飲んでいるような口当たりの良さとブドウのフレッシュな酸味が炭酸との相性抜群。お刺身をはじめとした和食によく合うそうです。
3.モンテス・レイト・ハーヴェスト / モンテス【チリ】
- 味わい:甘い
- アルコール度数:不明
- 産地:チリ/クリコ・バレー地方
甘さと酸味が絶妙なチリのデザートワイン
現在では店頭に並ぶ新世界のチリワインですが、この地位を確立したといって過言ではないのがこのモンテス社。現在もトップメーカーであるここから製造されているのがこの甘口ワインです。自然に貴腐化した希少なブドウを使用し、より糖度の高く味わい深い白ワインはテーブルワインではなくもはやデザート。食後酒として好まれる甘みの強いワインです。コースデザートと共にクレームブリュレやリンゴのフランベなど、これも甘みの濃いデザートと合わせても負けない味わい深さを持っています。
初心者におすすめの飲みやすいキリッとした辛口ワイン3選
飲みなれていないと白ワインの辛口は飲み口がキツくてギブアップしがちという意見をよく耳にします。確かに、慣れていないと少々飲みづらいかもしれません。そんな方におすすめの飲みやすい辛口白ワインを専門家に聞いて調査してきました。
1.シャトー・サン・ロック・ブラン 【フランス ラングドック】
- 味わい:辛い
- アルコール度数:13%
- 産地:フランス/ランドック地方
クルミの香りがほのかに香る辛口ワイン
シャトー・サン・ロック・ブランはフランスのランドックで造られている辛口ワイン。樹齢70年の古樹から収穫したブドウを使っているのでスモーキーな香りが印象的とのこと。ブドウ本来の風味にほのかに香るクルミの香りが辛口の飲み口の鋭さを緩和させています。
2.2017 勝沼醸造甲州ヌーボー 【日本 勝沼醸造】
画像出典:
楽天市場
楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 味わい:辛い
- アルコール度数:12度
- 産地:日本/山梨県
新鮮さを楽しむ日本のヌーボーワイン
ボジョレーヌーボーで一気に知名度を上げたヌーボーワイン。早摘みのブドウで造るヌーボーワインはその新鮮さが魅力です。日本の山梨県で製造されているこのヌーボーワインは、日本のブドウならではの甘みとさっぱりとした後味が癖になる一品です。和食全般に合うので、夕飯時に一緒に飲むのも良いでしょう。ワインの中ではアルコール度数もそれほど高くないので初心者にぴったりです。
3.モンテマール ソーヴィニヨン・ブラン / アレスティ【チリ クリコ・ヴァレー】
- 味わい:フルーティー
- アルコール度数:13.5度
- 産地:チリ/クリコ・バレー
ライムが香るフレッシュな辛口ワイン
アンデス山脈と太平洋に挟まれたチリで製造された白ワイン。フレッシュなライムの香りとすっきりとした飲み心地がどんな食事にも合い、シーンを選ぶ事無く使うことができます。さっぱりとしていて癖がなく飲みやすいので、これからワインを覚えたい方や慣れていきたい方にぴったりです。
初心者が選んでも失敗しない!日本人向け「日本産ワイン」
国産のブドウのみを使用した『日本ワイン』と対になるのがこの『日本産ワイン』。外来種のブドウも使用し、よりおいしく製造された国産ワインのおすすめを調査しました。
1.ホンジョーオールド甲州【山梨 甲州】
- 味わい:辛い
- アルコール度数:12.5度
- 産地:日本/山梨県甲州市
日本ブランド甲州の古株
日本のワインブランドとして海外でも好評を得ている甲州ブランドの古株銘柄がこのホンジョーオールド甲州です。6~8℃くらいに冷やして飲むのがおすすめとのこと。購入後1日冷やしてキリっと飲むのがいいかもしれません。
2.鶴沼 ゲヴュルツトラミネール [2012]【北海道 鶴沼】
- 味わい:フルーティー
- アルコール度数:11%
- 産地:日本/北海道
北の大地が生んだフルーティーなワイン
アルザス山脈を原産地とする高級白ワイン用の品種:ゲヴュルツ・トラミネールを用いて北海道で造られたこのワイン。ライチ・マスカット・白桃などといった果実の甘みを感じさせる味わいとシナモンのスパイシーな香りを合わせ持った珍しいワインです。複雑ながら飲み口はすっきりしているので、意外と中華料理に合うそうです。あんかけなどと一緒に食べるのがおすすめとのこと。
3.高畠ゾディアック・ピノ・ノワール [2012]【山形 高畠】
- 味わい:酸っぱい
- アルコール度数:13.5%
- 産地:日本/山形
ブルゴーニュの宝石が日本でも!
ワインの名産地フランスのブルゴーニュ地方で生まれたピノ・ノワールは別名『ブルゴーニュの宝石と呼ばれるほど世界中に愛されています。この品種を日本でも使用し生まれたのがこのワインです。赤ワインのなかでも飲みやすいミディアムボディで、飲みなれていない方でもさらりと飲める軽さなので赤ワインにチャレンジしたい方にはぜひおすすめしたい1本です。
お手軽入手!コンビニで買える初心者むけワイン
昨今のワインブームで今やコンビニでもワインが買えるようになりました。仕事帰りにふらっと寄れる手軽さはもちろん、お買い求めやすいミニボトルも豊富に取り揃えているようです。次は、そんなコンビニでも買える初心者向けワインをお伝えします。
1.セブンプレミアム ヨセミテ・ロード カベルネ・ソーヴィニヨン 250ml
- 味わい:渋い
- アルコール度数:12.5%
- 産地:アメリカ/カリフォルニア州
カリフォルニアのおすすめ品種を贅沢に使用
アメリカ合衆国のカリフォルニア産カベルネ・ソーヴィニヨン品種を主体とした赤ワイン。赤ワインのなかでも軽めのミディアムボディで飲みやすく、価格も615円(税込)とお手頃に購入できるのが嬉しいですね。赤ワインなのにフレッシュでブドウの果実味が魅力的な飽きの来ないワインです。
2.サンタ・ヘレナ・アルパカ・カベルネ・メルロー 750ml
画像出典:
Amazon
Amazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
輸入ワイン市場売上No.1の実力派ワイン
海外からの輸入No.1でリピーターも多いアルパカ。輸入南米の暖かい気候とチリとアルゼンチンの国境にそびえるアンデス山脈の冷気から生まれる寒暖差を利用して栽培された質の高い品種を使用しています。ミディアムボディで赤ワインなのにさらりと飲みやすく、ブラックチェリーやカシスといったベリー系の果実味とまろやかな舌触りが癖になる1本です。
3.ユーフロリア アロマティックブレンド[2013]Eufloria Aromatic Blend[2013]
- 味わい:酸っぱい
- アルコール度数:12%
- 産地:アメリカ/ワシントン州
絵画のようなラベルが素敵な白ワイン
カラフルな絵画のようなラベルが素敵なアメリカ産の白ワイン。豊かな花の香りと強い酸味が特徴的で、白魚などに合うすっきりとした飲み心地なのだそう。洋ナシや青りんごの爽やかな風味があり、食事と一緒にたしなんでも味の邪魔をしない白ワイン。品種を絞って製造される従来のワインとは違って、複数の品種のブドウをブレンドして造られている珍しいワインなので、このワインにしかないフレーバーを堪能できます。
初心者向けワイン購入時の気になる疑問・質問
ワインに疎い初心者には気になる疑問が後を立ちません。なかでもとくに代表的な疑問・質問を選んで専門家に聞いてみました。
Q1:1,000円以下のワインは選んではいけない?
冒頭でも少し触れましたが、1,000円以下の安価なワインだと味にばらつきがあり合わないと悪酔いする可能性もありますので、あまりおすすめしません。安さよりも相性や味で選んだ方が結果的に後悔しないでしょう。チリワインなど新世界のワインは量販店で安価で売られている場合が多いので、今回調査した中で気になるものを選んで試してみてください。『モンテス・レイト・ハーヴェスト』や『モンテマール ソーヴィニヨン・ブラン』などは如何でしょう?
Q2:自宅でのワインはどこに保存するのが一番いい?
ワインの保存方法は基本高温多湿を避け、涼しく暗い場所で保存するようにしましょう。自宅では、手っ取り早く冷蔵庫に入れておくのが良いでしょう。赤ワインや白ワイン、スパークリングなどそれぞれ保存方法に大きな違いはありません。可能であれば、バキュバンというボトル内から空気を抜く器具を用いてボトル内を真空状態にし、酸化を防ぐと良いそうです。
Q3:ワインは一度開けたら飲みきらないといけない?
未開封のワインはほぼ賞味期限がありません。何百年と熟成しているワインもある位保存期間の長いことがワインの特徴です。
しかし、開封してからは一気に酸化が進み風味や味が急速に変化してしまいます。開けたての風味を維持できるのは持ちの良い赤ワインでも2~3日程度です。とくにスパークリングは炭酸が抜けやすく、白ワインは味が変化しやすいので注意が必要です。スパークリングワインと白ワインは2~3日、赤ワインは1週間程度を目安に飲み切るようにしましょう。
まとめ
ワインは体にもよく晩酌はもちろん、特別な日にも活用できる汎用性の高いお酒です。詳しくなれば楽しみの幅が広がり、私生活も豊かに充実したものとなるでしょう。初めは右も左も分からず戸惑ってしまうかもしれませんが、この記事でワインの基礎知識は把握できたのではないでしょうか。これを元に酒屋やスーパー、コンビニなどで好きなワインを見つけていきましょう。