ギターアンプのおすすめ13選!手ごろな小型アンプから王道のアンプまで徹底解説!

初心者向けのおすすめ小型ギターアンプから、自宅練習に最適なアンプまで、音の専門家がイチオシの商品をセレクトしました。はじめての人が「どれを買ったらいいの?」と迷...

初心者向けのおすすめ小型ギターアンプから、自宅練習に最適なアンプまで、音の専門家がイチオシの商品をセレクトしました。

はじめての人が「どれを買ったらいいの?」と迷いがちなアンプ選びの基本から、意外と知られていない真空管アンプを扱うコツも丁寧に解説。

さらに持ち運びの簡便さやデザインの観点からも多角的・総合的に徹底検証。

アンプの種類やメーカーごとの特徴などもわかりやすく完全解説した、最強のギターアンプガイドです。

ママアイテム編集部


ギターアンプのおすすめな選び方4つ


自分に合ったギターアンプを選ぶには、まずはある程度の知識が必要です。とは言っても難しいことは何一つありません。以下で述べるかんたんなアンプの種類や真空管、トランジスタの違いなどを把握しておけば充分です。


1.1台で複数のサウンドやエフェクトを奏でるモデリングアンプ!


モデリングアンプとは、1台で様々なアンプの音色をシミュレートすることが可能で、何と言っても多様な音作りが手軽にできることが強みです。マーシャル風サウンドやフェンダー風の音色など、有名メーカーの音を再現したり、60年代、70年代などのヴィンテージアンプを再現したりなど、数々のアンプシミュレートが可能です。「音作りはしたことがないけれども、○○みたいな音を出したい」という人には持って来いのアンプで、ハードロックやメタル、ジャズやブルースなど、ジャンルにおけるスタンダードな音をかんたんに出せるのも大きな魅力のひとつでしょう。他にも、有名アーティストのサウンドシュミレートもプリセットで入っていることが多く、コーラスやディストーションをはじめとした各種エフェクトが付属している機種も存在しています。


また、PCやスマホと連携したソフトウェアなどが付属されている機種もあります。現在のモデリングアンプの再現度はかなりのもので、技術の進歩により、より細部までシュミレートすることが可能になっているため、音質も年々向上しています。


2.真空管アンプとトランジスタアンプ!その魅力とは!?


アンプ購入を考えている人からの質問で特に多いのが「真空管アンプとトランジスタアンプ、どちらが良いのか?」というお悩みです。どちらも長所と短所がありますので、かんたんにおさらいしてみましょう。まず、真空管アンプは何といっても「暖かみのある柔らかい音」と形容されるように、聞き心地の良い周波数帯で音を構成してくれるのが一番の特徴です。短所としては、真空管の定期的なメンテナンスが必要で、トランジスタに比べ壊れやすいことです。他には、同じアンプを使っても真空管の状態により個体差が出やすいことが挙げられます。一方、トランジスタアンプの魅力は「安定感」です。真空管アンプに比べて耐久性が高く、個体差もほぼありません。このため、「どこでも同じ音が出せる」というメリットが生まれます。

また、音の素直さからリバーブやコーラスはもちろん、飛び道具系のエフェクターとの相性もバッチリ。短所としては、音が固い、単調である、ピッキングニュアンスが真空管アンプより出づらいなどが挙げられます。ただ、音の部分に関しての良い・悪いというジャッジには、多分に主観が入ります。真空管が好きな人もいればトランジスタの音が好きな人もいますので、ご自身の好みで選ぶのが良いでしょう。


3.ギターアンプといったらこれ!一度は欲しい王道のマーシャル!!


スタジオやライブハウスでは、必ずと言っていいほどマーシャルのJCMシリーズが置かれています。同じくよく置かれているローランドのJCシリーズと並び、マーシャルは世界的なスタンダードであり、アンプの王道と言っても言い過ぎではないでしょう。マーシャルアンプは真空管由来のふくよかで暖かみのある音が特徴で、なかでもボリュームとゲインを上げてギターを弾いた時の音色と独特の迫力は、他社のそれとは一線を画します。その音は1960年の創業以来、多くのギタリストを魅了しています。ライブ映像や写真などで、壁のようにうず高く積まれたマーシャルアンプをご覧になったことがある人も少なくないのではないでしょうか。ロックの歴史を支え続けてきたマーシャルのアンプは、ギタリストならば一度は手に入れたいブランドです。本記事のおすすめ商品の項目でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。


4.安い価格帯とは?価格相場と買うべき値段をチェック


ギターアンプの価格帯はピンキリで、ヴィンテージなども含めてしまうと本当に幅広いものです。

しかし、やはり目安があると便利ですよね。ざっくりですが現行品の平均価格を算出し、特徴とともに以下の表にまとめました。


低価格帯売れ筋価格帯高級価格帯
平均的な値段〜10,000円10,000〜50,000円50,000円〜
主な特徴小型の製品が多く、主に自宅練習に最適。自宅練習から小規模なイベントまで使え、汎用性が高い。ライブユースにも耐えられるプロ仕様。出力も大きいものが多い。

まず、低価格帯は値段なりの商品も多いですが、中には価格以上のクオリティを誇る名機も存在します。おすすめ商品でも紹介していますので、参考にしてみてくださいね。売れ筋価格帯は、初心者〜中級者にピッタリで、本格的な音作りをしてみたいならば、この価格帯の商品をご検討されるのが良いでしょう。高級価格帯はスタジオやライブハウスで見かけるようなスタンダードなアンプから、各社のこだわりと技術を集めたモデルまで、多用な製品が並びます。

しかし、高級だからといって初心者お断りというわけではありません。良い道具は上達への近道ですので、ギターをはじめたばかりの人も予算が合えば選択肢にいれたいところです。


ギターアンプのおすすめブランド・メーカー


ギターアンプのおすすめブランドとして、国内外問わず、多くのミュージシャンから支持されている信頼と実績のあるメーカーを選定しました。各社それぞれの特色を見ていきましょう。


1.Marshall(マーシャル)


創業者であるジム・マーシャルの名前を冠し、開業から今までに数々の名機を世に発表し続けている老舗メーカーがマーシャルです。その暖かみのある歪みと独特のドライブ感、何より音量の大きさは、ピート・タウンゼントやジミ・ヘンドリクス、ジミー・ペイジなど、多くのロックレジェンドたちに愛されました。ステージ後方に壁のように聳え立つ「マーシャル・ウォール」は、ロック好きにとって永遠の憧れです。まさにアンプ界の王様であると言えるでしょう。


2.Fender(フェンダー)


フェンダーは1964年にレオ・フェンダーが創業した、ギブソンと並ぶブランドです。ギター、ベース共に世界的に有名ですが、アンプも例外ではありません。先ほど「王様」と形容したマーシャルアンプも、最初はなんとフェンダーの「ベースマン」をコピーすることからはじまっています。「ツインリバーブ」や「ベースマン」などに代表されるフェンダー特有の枯れた音、美しく澄み切ったクリーントーンはまさに唯一無二の音色で、多くのファンを獲得しています。


3.VOX(ヴォックス)


イギリスが産んだ名門アンプメーカーがVOXです。同じくイギリス出身であるザ・ビートルズが愛用したアンプとして有名ですね。ヴィンテージ感のある暖い音と、独特のクランチ感もさることながら、クリーントーンも力強く、まさに「VOXの音」としか形容できないような、優しくてノスタルジックな音色が特徴です。代表的なひし形の布が表面に貼られたデザインは、インテリアとしても耐えうるクオリティで、美しくもどこかレトロでクラシカルなイメージを持っています。


4.YAMAHA(ヤマハ)


日本が世界に誇る楽器、音響機器メーカーであり、自動車部品製造やスポーツ用品まで、幅広く展開しているヤマハグループも、名機と呼ばれるギターアンプを多数製造していることで知られています。スピーカーの評価も高い会社ですから、そのノウハウを活かしたギターアンプのクオリティも言わずもがなで、無骨さすら感じさせる実直な音作りは高く評価されています。


5.Roland(ローランド)


1972年に設立された、日本を代表する楽器メーカーがローランドです。アナログ/デジタルシンセサイザーなど、電子楽器開発の明瞭期から数々の名機を作り続け、今や音楽の歴史とは切っても切り離せないブランドとなっています。ギターアンプでは世界中で愛好されているJCシリーズを筆頭に、技術力を活かしたラインナップがズラリと揃っています。


今回の商品の選定ポイント

初心者〜中級者以上にも対応するため、大きさ、出力など、多角的に選定しました。なかでも気になる以下の4項目を重点的にチェックし、おすすめ商品を紹介します。


  • 真空管
  • 出力
  • モデリングアンプ
  • ヘッドフォン端子 

今、編集部がおすすめするギターアンプはコレ!

今回の商品のなかでも、特におすすめなのが「VOX Pathfinder 10」です。伝統あるVOXアンプのなかでも、デザインとサウンドをしっかり継承しつつ、かつ持ち運びにも優れた入門用に最適なギターアンプです。


1.VOX Pathfinder 10


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  • 真空管:×
  • 出力:10W
  • モデリングアンプ:×
  • ヘッドフォン端子:あり

小型ながらも伝統と技術のバランスが取れた名アンプ


VOXアンプといえば、左上に輝くVOXのロゴマークに、丁寧に貼られたひし形の布が特徴ですが、本作「Pathfinder 10」も、その伝統的なデザインをしっかりと受け継いでいます。出力は10Wながらもパワフルで、ボリュームをしっかりと上げてみれば、自宅で弾くには大きすぎるほどです。もちろん、ヘッドフォン端子は付いているので安心してください。夜間の練習も問題ありません。パワフルさもメリットですが、それ以上に、音量を絞ったとしても出音のリッチさが失われない点は特筆するべきでしょう。家庭用として使うならば、これが一番大事な要素であると言っても言い過ぎではありません。VOXらしい暖かみのあるヴィンテージサウンドもよく再現されている商品ですので、「まずはVOXを試してみたい」という人には最適です。もちろん、2台目のアンプとして検討しても決して損はしないでしょう。

また、クリーン/オーバードライブスイッチも装備されており、これまたVOX特有のキレがありつつも艶やかなクリーンサウンドや、主張しすぎない適度なクランチまで、多種多様な幅広い音作りがこれ1台で可能です。

また、しっかりと弾き込んでエージングしてあげれば、どんどん音が変化していきます。小型タイプには珍しく、育てる楽しみもあるギターアンプです。


自宅用の最強な小型ギターアンプ!初心者でもかんたんセッティング!

自宅でギターの練習をしたい人や、はじめてのギターアンプ購入を考えている人は、こちらを参考にしてみてください。小型ながらもどれも特徴があり魅力的で、上位機種に負けるとも劣らない名機ばかりです。


1.YAMAHA GA15II


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  • 真空管:×
  • 出力:15W
  • モデリングアンプ:×
  • ヘッドフォン端子:あり

シンプル・イズ・ベストなビギナー向けギターアンプ


「YAMAHA GA15II」は、軽量で丈夫、小型かつ音質が良いというヤマハらしさとノウハウがぎっしりと詰まった家庭練習用ギターアンプです。家庭用と言っても、機能のほうは本格派で、ドライブ&クリーンの2チャン仕様、3バンドイコライザーなど、アンプとして基本的な要素は一通り揃っています。このシンプルさは、初心者にとって大きなメリットです。直感的に操作できますし、何よりプリセットや過剰なエフェクトに頼らずに、自分好みの音作りをする練習になります。基本ができていれば、多くの機能があるアンプを使った時でも応用が効きますから、初心者はぜひ選択基準の一つとして「シンプルであること」を覚えておいてください。

また、ヘッドフォン端子の他にAUX IN端子が付いているので、オーディオプレイヤーに接続して音を流しながら練習できるのも嬉しいですね。


2.Marshall MG10CF


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  • 真空管:×
  • 出力:10W
  • モデリングアンプ:×
  • ヘッドフォン端子:あり

小さくてもしっかりと、王道のマーシャルサウンドを再現


「Marshall MG10CF」は、マーシャルらしさを守りつつ小型軽量化に成功したモデルで、暖かさ、歪み方など、マーシャルサウンドの勘所を抑えた音が魅力です。外側がカーボンファイバーで覆われたデザインは剛健さが感じられます。ソリッドでいかにもマーシャルといった出で立ちは好感が持てますね。ツマミの数は少なく、ボリュームが2つ、ゲイン、CONTOURの4つしかありませんが、実はこれだけで驚くほど幅広い音作りが可能です。ツマミの他にもクリーンとオーバードライブを切り替えるチャンネルも付いていますし、エフェクターをかませることを考えれば充分過ぎるとも考えられます。マーシャルの音を体感してみたい、という人はぜひ一度お試しください。試奏ができる環境があるならば、弾き比べてみるのも良いでしょう。


3.Fender FRONTMAN 10G


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  • 真空管:×
  • 出力:10W
  • モデリングアンプ:×
  • ヘッドフォン端子:あり

フェンダー特有のベルトーンが楽しめる


「Fender FRONTMAN 10G」は人気シリーズ「FRONTMAN」で一番小さいエントリーモデルながら、クリーンはフェンダー特有のベルトーンがしっかりと感じられ、サイズ以上に豊かな音を楽しめます。フェンダーは何と言ってもクリーントーンの音色が命ですから、しっかりと再現できているというのはとても重要です。その点、本商品は使用者の多くが口を揃えて「よく出来ている」と絶賛しています。こちらも他機種と同様にAUX IN端子がありますので、iPhoneやオーディオプレイヤーから流す音と一緒に練習が可能です。

また、ベーシックなフェンダーアンプをそのまま小さくしたようなデザインも好感触で、「とりあえずフェンダーサウンドを体験してみたい」という人にはうってつけのアンプです。


4.VOX MINI3-G2-Ⅳ


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  • 真空管:×
  • 出力:3W
  • モデリングアンプ:○
  • ヘッドフォン端子:あり

デザインも秀逸な、小型モデリングアンプの決定版


「VOX MINI3-G2-Ⅳ」は11種類のアンプ・モデルと、8種類のエフェクトを搭載した小型モデリングアンプです。VOXはモデリング技術に定評があるブランドですから、その完成度は言わずもがな。透き通ったクリーントーンから強烈な歪みサウンドまで、自在な音作りが1台で楽しめます。オリジナル回路「ベーシレーター」により、重厚な音を実現していて、小さなアンプながらも出音の迫力は抜群です。レトロ調のデザインも秀逸で、部屋に置いても邪魔にならないどころか、インテリアとしても機能することでしょう。

また、バッテリー駆動にも対応しており、単三電池6個で最長10時間もプレイすることが可能と、場所を問わず使用できるのも大きな魅力です。スペックも取り回しも抜群であり、初心者から上級者まで、大いに「遊べる」名機です。


持ち運びがとってもかんたん!超小型のギターアンプ!

小型タイプのギターアンプよりも更に小さい、超小型ギターアンプのおすすめ商品です。手のひらサイズと侮ることなかれ、パワーも音もデザインも、しっかりとした機種が勢揃いです。


1.Marshall MS-2


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  • 真空管:×
  • 出力:1W
  • モデリングアンプ:×
  • ヘッドフォン端子:あり

小さくても侮れない。どこにでも持っていける「コマーシャル」


通称「コマーシャル」として親しまれている「Marshall MS-2」は、その愛称のごとく14cm×11cm×6cm(W×H×D)サイズの超小型ギターアンプです。マーシャルアンプをそのまま小さくしたデザインが人気で、初心者のみならず、ちょっとしたオモチャやインテリアとして買うマーシャルファンも少なくなくありません。この手の持ち運びしやすいギターアンプは、家での練習だけでなく、ライブ前にバックステージでかんたんな調整をしたり、軽めのリハーサルをする際にもとても便利ですので、1台持っておいて損はありません。肝心の出音も、出力の割に音が大きくマーシャルらしさを感じさせ、侮れない性能を持っています。

また、ベルトクリップが付属しているため、ストラップやベルトに装着して演奏することも可能です。


2.VOX AP2-CAB


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  • 真空管:×
  • 出力:2W
  • モデリングアンプ:×
  • ヘッドフォン端子:あり

まさかの卓上ミニ・スタック・アンプ


小型アンプは各社の人気モデルのデザインをそのまま継承し、ダウンサイズするものが多く、可愛らしい機種が多くありますが、なかでも「VOX AP2-CAB」のデザインは頭一つ抜けています。このあたりのデザインは「さすがVOX製品」といったところで、手のひらサイズで持ち運びにも便利です。本商品に限りませんが、超小型アンプは野外での使い勝手も良いことから、ちょっとしたスピーカー代わりにも使えるのも良いですね。そして、この機種の目玉は何と言っても次のおすすめ商品で紹介する「amPlug2」と組み合わせることで、卓上ミニ・スタック・アンプに進化することです。この遊び心はVOXならではだと言えるでしょう。インテリアにもピッタリです。


3.VOX amPlug 2


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  • 真空管:×
  • 出力:ヘッドフォン専用
  • モデリングアンプ:○
  • ヘッドフォン端子:あり

ヘッドフォン専用の変わり種小型アンプ


数ある小型アンプのなかでも、かなり特殊な商品が「VOX amPlug 2」です。アンプから直接音は出ず、ギターにジャックインし、ヘッドフォンから音を取る変わり種です。ギターに挿すだけという手頃さから「こんなのが欲しかった!」と多くのユーザーを獲得しています。往年の名機を再現した「AC30」、中域が程よくブーストできる「Classic Rock」、歪みに特化したその名も「Metal」など、バリエーション違いで販売されているので、コレクター心もくすぐられますね。他の超小型タイプと比べてもその小ささは目を引きますが、機能としては必要十分で、VOXの十八番である真空管アンプをアナログ仕様でシミュレートした音は本格的ですらあります。


4.キクタニ RMS-10


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  • 真空管:×
  • 出力:1W
  • モデリングアンプ:×
  • ヘッドフォン端子:あり

クセになる人が続出する、ちょっと変わった小型アンプ


ちょっと変わった小型アンプが欲しいという人には「キクタニ RMS-1」をおすすめします。一見、「Marshall MS-2」に似たシンプルな外観ですね。少々のチープさを感じさせる商品ですが、しかし、この「チープさ」こそがキモで、「RMS-1」の人気のポイントであるとも言えます。音量、音質は値段なりですが、音量は歪ませるならばかなりの出音が期待できます。なかには「このオモチャっぽい音がクセになる」とハマってしまう人もいるほどで、単純な音質だけでは測れない趣深さのある機種です。こういった「少々チープ」な変わり種の商品を手に入れて、自分好みの音を作ることもまた、アンプの楽しみ方の一つです。2台目にちょっと変わった商品が欲しいときには、ぜひとも試してみてください。


自宅だけではない!ちょっとしたイベントでも使える20Wギターアンプ!

20Wの出力ともなれば、自宅で音を出すには充分過ぎるほどのスペックです。そこまで大きなスペースでなければイベントなどでも使えるサイズで、入門編としても最適ですし、小型アンプから上位機種へのステップとして検討してみるのもおすすめです。


1.Fender CHAMPION 20


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  • 真空管:×
  • 出力:20W
  • モデリングアンプ:○
  • ヘッドフォン端子:あり

まさにスタンダード!充実のアンプモデリング機能が嬉しい


「Fender CHAMPION 20」は、自宅での練習や小規模なセッションに最適なモデルです。フェンダー特有のクリーントーンはもちろんのこと、良い意味でクセがないので、様々なジャンルに対応できる強みがあります。コーラス、ディレイ、トレモロ、リバーブなど、10種類以上のエフェクトタイプが内蔵されており、クラシックタイプのフェンダーサウンドからロック、メタルサウンドまで、アンプモデリング機能も標準搭載されています。20Wの他に40W、100Wの3モデルがラインナップされていますので、まずは入門編として20W、技術が上達したらその上のモデルを購入するなど、弾き手と一緒にグレードアップしていくような使い方も想定できます。


2.PEAVEY 6505 MH Mini Head


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  • 真空管:○
  • 出力:20W/5W/1W(選択可能)
  • モデリングアンプ:×
  • ヘッドフォン端子:あり

歪みならお任せ。憧れのサウンドが手軽に手に入ります


PEAVEYの代名詞とも言える地鳴りディストーションを完全再現し、大人気となった商品が「PEAVEY 6505 MH Mini Head」です。お得意の歪みのみならず、クリーン、クランチサウンドも素晴らしく、多彩な音作りが可能です。本製品には真空管の状態をモニタリングできる「T.S.I」という機能が搭載されており、真空管の状態をかんたんに確認することができます。真空管の状態はある程度ギターアンプに精通している人でも見極めが難しいものですから、これは嬉しい機能ですね。さらに出力が20W/5W/1Wと選択できるため、自宅での練習にも最適です。アンプヘッドのため、ポテンシャルを最大限に発揮するためにはキャビネットが必須ですが、中級者〜のアンプヘッド入門編として、選択肢に入れたい製品です。


3.ORANGE CRUSH 20


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  • 真空管:×
  • 出力:20W
  • モデリングアンプ:×
  • ヘッドフォン端子:あり

特徴的なデザインと、独特のクランチ音が魅力


可愛らしく、ポップでありながらも色味を抑えた外観と、メーカー名そのままにジューシーなオーバードライブが人気のオレンジが販売する「ORANGE CRUSH 20」は、同社の入門機としても、自宅練習用アンプとしてもおすすめです。良い意味で癖になりそうなチープさと、独特のクランチサウンドは他のメーカーには無い音色であり、オレンジが支持される理由のひとつ。マーシャルやフェンダーはもう持っていて、2台目を探しているときの候補にいかがでしょうか。なかなか弾く機会が無いメーカーの製品ですので、もし楽器店に足を運べるならば、ぜひ試奏してみてください。忌野清志郎やノエル・ギャラガーなど、名だたるミュージシャンから愛されたアンプの片鱗を味わうことができることでしょう。


4.VOX VT20X


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  • 真空管:×
  • 出力:20W
  • モデリングアンプ:○
  • ヘッドフォン端子:あり

PCやスマホともアプリで連携できる、最新のギターアンプ


VOXが販売しているVTXシリーズのなかで、一番小さなタイプでありながらも、充分なスペックを誇る名機が「VOX VT20X」です。33種類のプリセットプログラムが搭載されているため、自身で音作りをしなくとも、ボタンひとつで「あの名曲」の音を出すことができます。アンプモデルも10種類以上、エフェクトも13種類入っていますから、組み合わせを考えるだけでも楽しめます。これら機能を駆使することで、多様な音を作り出すことが可能ですが、もちろんストレートなVOXサウンドも健在です。エディター/ライブラリアン・ソフト「ToneRoom」を使うことにより、PC上、スマートフォン上でパラメーターカスタマイズが可能となっています。伝統的なVOXの技術と、現代のテクノロジーを上手くかけ合わせた秀逸な商品です。


ギターアンプを購入時の気になる疑問・質問


真空管ギターアンプの使い方やアンプの種類など、ギターアンプ購入を考えている人から良くいただく質問をQ&A形式でまとめました。


Q1:真空管のギターアンプは使い方が難しいと聞いたが本当なの?


「使い方が難しい」と巷間言われる真空管ですが、取り扱いさえ気を付けていれば決して難しいということはありません。


真空管を使用しているギターアンプはトランジスタアンプと比べて、使い方にコツが必要です。真空管アンプには「スタンバイスイッチ」と「パワースイッチ」という二種類のスイッチがあります。まずパワースイッチを押し、2〜3分ほど待ち、真空管を温めてからスタンバイスイッチを入れて音出しをはじめましょう。切り方は入れ方の逆です。真空管は割れやすいので、持ち運びをする際にはぶつけたりしないように注意しましょう。


Q2:ギターアンプの種類は?コンボタイプの他にも種類はあるの?


コンボタイプのアンプはアンプヘッド(パワーアンプ・プリアンプ、増幅する部分)とスピーカーが一体化されたものです。


スタックアンプは上述したアンプヘッドと、スピーカー(キャビネット)が別々になっているアンプを差します。


一般的な家庭ユースではコンボタイプの人気が高く、本格的なライブハウスやスタジオではスタックタイプを多く見かけます。


まとめ

ひとくちにギターアンプと言ってもトランジスタと真空管の違い、出力の大きさ、出音の違い、デザインなど、さまざまな差異があることがわかりました。どれもブランドの特性が出た個性的なギターアンプばかりでしたが、気になる製品はあったでしょうか?音の好みというものは、主観が大きく入ります。まずは自分が「どんな音を出したいか」を考えることが重要です。「○○みたいな音を出したい」、「○○のようなジャンルの音楽がやりたい」でも良いでしょう。実際に音を聞いてみたり、試奏をしてみたりして、気に入った音が出る製品を選ぶのも良い選択の仕方です。そのうえで、さらにデザインの良さや機能、どのようなシーンで使用するかなどを加味し、総合的に判断するのが失敗しないコツです。

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