電動工具のおすすめな選び方2つ
電動工具をまだ持っていない人は、何が必要なのか?そこから悩んでしまいますよね。そこで、まずはこの2つをチェックしてみてください。
1.日曜大工には必需品!電動工具の種類をチェック
まず当然ですが電動工具には、どんな種類があるのかをチェックしましょう。綿密に調べていけば、かなり多くの種類があります。
これから日曜大工を始めるという方には、まず切断工具・ドリル系工具・研磨工具をおすすめします。この3種類の電動工具があれば日曜大工の作業効率がグッとUP、仕上がりも美しくなります。
2.使い分けが大事!?電動工具の充電式とコード式をチェック
電動工具には充電式とコード式があり、工具の種類によって主流になるものが変わります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて工具をえらびましょう。
| コード式 | 充電式 |
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メリット | 電池残量の心配ない パワフル | どこでも作業できる 比較的軽い |
デメリット | コードが邪魔になる 作業場所が限られる | 連続使用に不向き 充電器に寿命がある |
電動工具のおすすめメーカー・ブランド3つ
電気工具のメーカーも1社や2社ではありません。聞いたことがないメーカーから、家電でも有名なメーカーまでさまざまです。その中から、とくにおすすめな日本のメーカーを3社紹介します。
1.マキタ
愛知県に本社を置くマキタは創業大正4年の日本を代表する電気工具メーカーです。今は主流になって来た電気工具のリチウムイオンバッテリーをいち早く取り入れ、さまざまな商品をラインナップ。
マキタは世界的にも大きなシェアを占めています。例外はありますが、プロ用電気工具は青色、DIY用電気工具は緑色と色分けされ、幅広いユーザーから支持されています。
2.日立工機
その名の通り、大手企業日立グループの会社です。日立工機はとくにプロ用電動工具に定評があり、プロの現場では商品品質の良さ、サポート体制の良さで信頼されています。
例外はありますが、プロ用電気工具は緑色、DIY用電気工具は青紫色に色分けされています。
3.リョービ
リョービはプロ用電気工具・DIY用電気工具の他に初心者用のエントリー用電気工具をラインナップし、比較的手頃の製品も多いことから、DIYユーザーに人気のメーカーです。
電気工具の他にも印刷機器や金型鋳造法のひとつであるダイカスト製品の製造をおこなっています。
今回の商品の比較ポイント
これから電気工具を買うなら、この3つのポイントを押さえておきましょう。実際に自分が使っているところをイメージしてみてください。
今、編集部がおすすめする電動工具はコレ!
数多ある電動工具の中から、1つおすすめするとしたらこの商品!
電動でなくてもDIYはできますが、この電動工具があればできる幅が広がりますよ。
マキタ「LXT601」
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インパクトドライバーLXDT04 18V Li-Ion
ドリルドライバーLXPH01 18V Li-Ion
丸ノコBSS611
レシプロソーBJR182Z
ディスクグラインダBGA452Z
フラッシュライトBML185W
全てを網羅!電動工具に迷ったらコレ!
電動工具6台セットです。すべてが18Vのリチウムイオンバッテリーを採用しているため、同じバッテリー1つを付け替えることで6台の電動工具全てを、使用することができます。
電動工具1種類ではできることが限られます。結局いくつかの電動工具を駆使することで作業効率が上がるというもの。この電動工具セットには、切断工具・ドリル系工具・研磨工具がすべて入っているので、DIYの一通りの作業を助けてくれます。
工具以外にも取扱説明書・急速充電器はもちろん全ての工具が入る大型バック、18Vのリチウムイオンバッテリーが2個付属されています。ただ米国マキタの製品なので、取扱説明書は英語です。
電動工具の基本!これがないと始まらない!インパクトドライバーのおすすめ3選
電動工具の最初の1つはやっぱりインパクトドライバーではないでしょうか。ドリルドライバーと同じようにねじ締に使われますが、ドリルドライバーと違い、回転と打撃の2つの力でより効率的な作業ができます。
それではおすすめインパクトドライバーを3つ紹介していきます。
1.マキタ「TD146DRFX XDT04」
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軽量で作業がらくらくのインパクトドライバー
米国マキタのインパクトドライバーセットです。次に紹介するインパクトドライバーに比べてパワーは劣るものの、回転力を表す最大トルクは約160N・mとDIYなどで使用するには十分なパワーです。軽量で作業しやすく、タフな環境でも耐えられる上位モデルですよ。米国仕様の製品ですが日本でも問題なく使用できます。ただ修理が必要になった場合、日本マキタでは対応していないようなので注意しましょう。
2.日立工機「WH36DA(2XPB)」
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プロ仕様の高性能インパクトドライバー
さすがのプロ仕様。インパクトドライバーのネジ締め能力はその回転力に左右されますが、回転力を表す最大トルクは約180N・mです。また日立のWH36DAは、回転力があるだけでなく、4つのモードに切り替えられるので、その作業にあった力でサポートしてくれます。さらにプロ仕様と言われると武骨な道具をイメージしてしまいますが、WH36DAはアグレッシブグリーンとストロングブラックの2種類があり、コンパクトでスタイリッシュ。形から入る人にもおすすめです。
3.BLACK+DECKER(ブラックアンドデッカー)「EXI18」
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プロ仕様に負けないパワフルなインパクトドライバー
ブラックアンドデッカーは世界で初めてピストル型の電動ドリルを発売した、アメリカのメーカーです。そのブラックアンドデッカーのEXI18はアメコミを連想させるような鮮やかなオレンジがクールなインパクトドライバー。比較的価格が安いため性能が不安になる人もいるかもしれませんが、ネジ締め能力は最大トルク170N・mと先に紹介した日立のWH36DAに引けをとらないパワーです。このパワーがあればサビで硬くなったネジの取り外しや、金属へ直接ネジを締めることも可能。DIYをパワフルに支えてくれます。
仕上げに必要!綺麗に研磨するサンダーのおすすめ2選
キレイな仕上がりに欠かせないサンダーですが、サンダーとひと口に言っても、実は色々な種類があります。
一般的なのが四角形で材料を小さな振動で研磨する「オービタルサンダー」、三角形で狭い部分の研磨もできる「デルタサンダー」等々。
そんな数あるサンダーの中から今回はおすすめの「ランダムサンダー」を紹介します。ランダムサンダーは丸形でディスク全体が回転します。その回転運動と偏心運動でより強い研磨が行えるサンダーです。
1.リョービ「RSE-125」
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ポリッシャーとしてもおすすめ、幅広く使えるサンダー
リョービRSE-125はランダムサンダーの中でもスタンダードタイプと言えるDIY用サンダーです。パワーも十分、回転運動と上下運動のダブルアクションで初心者にも扱いやすいサンダーです。6段階の回転調節ダイヤルが付いているので、作業に応じて回転力を調節できます。さらにディスクペーパーの粒度を変えたり、別売りのバフやスポンジに付け替えることで木材や金属の研削研磨はもちろん、錆とりや塗装はがし、自動車のワックスがけなどさまざまな用途に使用できますよ。
2.マキタ「BO180DZ」
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コードレスのパワフルサンダー
充電式コードレスサンダーのマキタBO180DZは小型・軽量のリチウムイオンバッテリーシリーズの1つです。ワンタッチ3段階変速は11,000min-1・9,500min-1・7,000min-1(回転/分)、コードレスでありながらコード式と変わらないパワーで、場所を選ばすストレスのない作業ができます。さらにBO180DZはモーターとバッテリーの位置を工夫したことで、低重心でコンパクト設計。作業のしやすさを追求したサンダーです。
材料を綺麗に切ることができるマルノコのおすすめ2選
名前の通り円形刃を回転させて材料を切断する電動工具です。切断工具の中でも直線に切ることを得意としていて、刃を交換することで木材だけでなく金属などさまざまな材料を切断することができます。
切断工具を購入するなら、まずはマルノコがおすすめです。材料を必要なサイズに切断するために、おすすめなマルノコを2つ紹介します。
1.日立工機「C3606DA(2XPB)」
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36Vクラス最強のコードレスマルノコ
36VのC3606DA(刃径165mm)は日立工機従来の18V製品に比べて切断性能が2倍にUPしています。1回の充電で45mm角の垂木を750カットできるのだとか。もちろん、さまざまな要因で前後するでしょうが、DIYで使用するなら十分すぎるパワーです。さらに軽量でコンパクト、充電式で操作性に優れたマルノコです。また付属のバッテリーはマルチボルト、従来の18V製品にも使えます。それ以外にもさまざまな独自の機能をもったC3606DAは道具に拘りたい人におすすめです。
2.マキタ「M585」
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スタンダードタイプのマルノコならコレ
マキタM585(刃径190mm)はコード式なのでパワーは十分、先に紹介した日立C3606DAのような機能は付いていないものの、切断工具としては申し分ありません。初心者の最初のマルノコとしておすすめです。ちなみに通常の作業内容が切り込み深さ58mm以下の場合は少しでも取り扱いが楽になる、M565(刃径165mm)のマルノコがおすすめです。
丸穴のくり抜きや曲線の加工に必要!ジグソーのおすすめ2選
ジグソーはマルノコと同じ切断工具ですが、直線を得意とするマルノコとは違い、曲線を得意とする電動工具です。ブレードと呼ばれる細いノコの刃を上下に動かし、曲線や細かい部分の切断ができます。
また、ブレードを交換することでさまざまな材料の切断が可能。ジグソーがあるとDIYの幅がぐっと広がります。それではおすすめなジグソーを2つ紹介します。
1.BOSCH(ボッシュ)「PST1000PEL」
薄暗い場所でも安心、ライト付きジグソー
赤いロゴでお馴染みのBOSCHは、ドイツで創業された電動工具と自動車部品のメーカーです。ここで紹介しているジグソーを最初に世に出したのもこのBOSCHですよ。
PST1000PELは最大切断能力が木材で100㎜と、プロ用ジグソーに引けを取らないパワーです。その他にも、スピード調整可能、ワンタッチでブレード交換、何より評判がいいのが切断部分を照らすライトを装備している事です。PST1000PELは薄暗い場所でも作業ができるなど、操作性が良く人気があります。
2.リョービ「J-650VDL」
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ジグソーのスタンダードタイプ
J-650VDLはリョービのプロ用ジグソーの1つです。便利な機能が盛りだくさんと言うより、大事なところをしっかり押さえたジグソーです。プロ仕様でパワーはしっかりあります。次にPST1000PELにも搭載されていますが、上下・前後運動を同時に行い直線切りをスムーズにするオービタル機能搭載。さらに結構面倒なブレード交換もワンタッチです。コード式ですがコンパクトで取り回しも楽に行えますよ。
タイヤ交換が自分でできる!インパクトレンチのおすすめ2選
レンチと言えばボルトやナットを回して締め付け固定する工具。手の力で行えばかなりの重労働です。ここで紹介するインパクトレンチは電気の力でアッと言う間に締め付けたり、緩めたりすることができます。インパクトレンチを使えばタイヤ交換も自分でできるようになります。
エアコンプレッサーに接続して使うタイプのインパクトレンチもありますが、今回は電気式のおすすめなインパクトレンチを2つ紹介します。
1.高儀「EARTH MAN IW-180LiA」
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軽量インパクトレンチならコレ
高儀は新潟県に本社を置く、電動工具や大工道具・園芸用品などを取り扱っているメーカーです。高儀EARTHMAN・IW-180LiAはタイヤ交換に使える、19mmと21mmのインパクトソケットが付属されています。保護スリーブ付のホイールを傷つけにくいインパクトソケットです。ARTHMAN・IW-180LiAの最大トルクは約200N・m、スイッチ引金の引き方で回転スピートを調整できます。車種によって違う規定トルクを確認してタイヤ交換をしましょう。
2.Powerland(パワーランド)「IW03」
ハイパワーのインパクトレンチならコレ
PowerlandのIW03は最大トルク約380N・mとハイパワーなのでホイールナットの締め付けやゆるめも楽々です。しかも、薄型ディープインパクトソケット(17mm・19mm・21mm ・23mm)が付属されているので、すぐにさまざまな場面で使用できます。ただ、重量4.66 Kgとかなり重いので長時間の作業は大変で、女性には不向きかもしれません。また、ハイパワーゆえにボルトが折れたり、ホイールを傷つける恐れもありますので十分注意しましょう。
電動工具を購入時の気になる疑問・質問
電動工具について、触ったことのない人にとっては疑問だらけですよね。そんな中から、とくによく聞く疑問についてお答えします。
Q1:一般用の工具とプロ用工具は何が違うのか?
一般用の工具とプロ用工具の違いは、プロ用工具の方が機能や性能・精度・耐久性が高いという事です。
プロ用工具は長時間作業を寒かったり暑かったり、大量のチリが舞っていたりと、過酷な環境で使用さることを想定して作られています。そのため、工具の部品は耐久性に優れ、精度の高い高品質な部品が使用されています。必然的に価格も高くなります。
もちろん一般用工具の品質が悪いという事ではありません。使用頻度が少なく、それほど過酷な状況下で使用することがない一般家庭では、プロ用工具ほど高品質な部品を必要としません。それよりも価格を抑え購入しやすいことに重点を置かれています。メーカによってはプロ用と一般用の工具が色分けをされていますので、参考にしてください。
Q2:ルーターとトリマーの違いは?使い方は違うのか?
ルーターとトリマーはどちらも溝切り・面取り・くりぬき・円切りなどができる電動工具ですが、その違いは大きさとパワーです。
まず大きくパワーのあるルーターのメイン用途は溝切りです。太い溝までしっかり彫れますが、大きく重いので両手で操作します。細かい作業には向きません。
また小型ルーターよりパワーが劣るトリマーは面取りがメイン用途です。片手で簡単に操作できるので、細かい部分の面取りも楽ですが、太い溝が必要な大掛かりな作業には向きません。自分のメイン用途にあった工具を選んでくださいね。
Q3:インパクトドライバーとドリルドライバーの違いは?
まず見た目の違いです。チャックと呼ばれる先端工具を取り付ける部分が違います。ドリルドライバーには3つの爪が付いていてチャックの先端を回すことで先端工具を装着します。インパクトドライバーはチャックの先端を引っ張り先端工具を差し込んで手を離すとロックされます。
次に機能の違いです。ドリルドライバーは回転のみの力、インパクトドライバーは回転と打撃の力があります。そのため、インパクトドライバーの方がパワフルでネジを強力に締め付けることができます。ただし、一般的なインパクトドライバーは力の調節ができないため、材料が割れたりする可能性もあります。
最後に適応の違いです。ドリルドライバーはその名の通り、穴あけや比較的柔らかい素材に向いています。またインパクトドライバーは、硬い素材や長いネジを締める場合に向いています。用途を穴あけと簡単なネジ締めに限定している場合を除いては、幅広い作業をカバーできるインパクトドライバーがおすすめです。
まとめ
専門家が選んだおすすめ電動工具を紹介してきました。同じ種類の電動工具でも、各メーカーから仕様の異なるものが幾つも出ているので、電動工具選びは本当に悩みますよね。
まずは、自分の作業にどの電動工具が必要かチェック。ネジを締めたいのか、何かを切断したいのか、キレイに磨きたいのか。そして、使用頻度はどのくらいでしょうか。良く使うならプロ仕様もいいかもしれませんね。
この記事を参考にしてDIYをもっと楽しいものにしてください。