おしゃぶりのおすすめな選び方7つ
赤ちゃんのおしゃぶりを選ぶ際には、何を基準に選べばよいのでしょうか。
おしゃぶり選びで失敗しないために、ママアイテム編集部からおすすめな選び方を7つ紹介します。
1.赤ちゃんの成長に合わせて使い分け!月齢で選ぼう
おしゃぶり選びのひとつめのポイントは「月齢」です。市販されているおしゃぶりを見ると、パッケージの分かりやすいところに、必ず対象月齢が記載されています。
赤ちゃんは首が座ったり、寝返りができるようになったりといった見た目に分かりやすい成長だけでなく、口やあごも月齢を経るごとに発達しています。そのため、赤ちゃんの月齢によって、合うおしゃぶりも異なるのです。
たとえば新生児期から使えるタイプは、生まれたばかりの赤ちゃんの小さな口にも合うコンパクトなつくりが基本です。また、あごや吸う力の発達目安に応じて硬さも変えてあります。
赤ちゃんが吸いやすいおしゃぶりを選ぶためにも、月齢に応じたものを選ぶのがおすすめです。
2.赤ちゃんもなじみやすい!哺乳瓶と同じメーカーで選ぼう
ママがおしゃぶりを使いたいと思っていても、実際には赤ちゃんがおしゃぶりを嫌がるというケースも少なくありません。
赤ちゃんが嫌がりにくいおしゃぶりを探すのであれば、自宅で使っている哺乳瓶と同じメーカーのおしゃぶりを選ぶのがおすすめです。哺乳瓶もまた、赤ちゃんの月齢や口の発達に応じたラインナップがありますが、同一メーカーであれば口に含む部分が似ているので失敗が少ないでしょう。
普段使っている哺乳瓶と同じであれば、赤ちゃんもなじみやすく、違和感なくおしゃぶりを吸いやすいようです。
3.天然ゴム製?シリコーン製?赤ちゃんの馴染みやすい素材で選ぼう
赤ちゃんのおしゃぶりの素材は、天然ゴム製とシリコーン製の2種類です。
天然ゴム製のおしゃぶりは、柔らかく赤ちゃんの口にもなじみやすいことが大きな特徴で、新生児でも問題なく使用しやすい素材となっています。一方、その柔らかさゆえに、天然ゴムは劣化しやすいのがデメリットです。
シリコーン製のおしゃぶりは、柔らかさは天然ゴムに劣るものの、硬さがあり弾力性には優れています。また、お手入れのしやすさもシリコーン製の大きな特徴で、殺菌消毒がしやすく、扱いやすいといったメリットもあります。
メリット・デメリットはもちろん、赤ちゃんの好みもありますので、なじみやすいものを選んであげるようにしましょう。
4.出っ歯が心配!歯の負担になりずらいものを選ぼう
「おしゃぶりは出っ歯になる」という話を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。
必ずしも出っ歯になるというわけではありませんが、とくに歯が生えそろう時期のおしゃぶりは、歯や顎の成長の妨げとなることがあるため、歯並びに影響することがあると言われています。
出っ歯だけでなく、噛み合せに悪影響を及ぼすこともあるようです。出っ歯を予防し、きれいな歯並びとなるよう試行錯誤されたおしゃぶりが多数出回っていますので、おしゃぶり選びのひとつのポイントとしておきましょう。
市販されているおしゃぶりの多くは、歯の発達に配慮された設計ですが、とくに歯や顎の負担になりにくいタイプが人気です。
ただし、どのおしゃぶりも「絶対出っ歯にならない」わけではありません。あくまでも「なりにくい」というだけですので、赤ちゃんの月齢や使用時間に関しては、ママやパパが気を付けてあげる必要があります。
5.付けているだけでおしゃれ!デザインで選ぼう
動物やキャラクターをあしらったものなど、赤ちゃんのファッションのひとつとして、デザイン性が高いおしゃぶりが増えています。
赤ちゃん向けグッズと言えば、ビビッドカラーも目をひきますが、パステルカラーのかわいらしいデザインのものも人気です。赤ちゃんの性別やママの好みなどにあわせて選んでみてください。
また、デザイン性だけでなく、暗いところで光ったり、クリップがついていたりと、使いやすさを重視した機能的なおしゃぶりもあります。プラスアルファのポイントとして、チェックしみてください。
6.洗浄や消毒のしやすさも重要!お手入れのしやすさで選ぼう
赤ちゃんが口に入れるものですので、おしゃぶりは使用後に必ず洗浄・消毒をし、清潔に保つ必要があります。そのため、おしゃぶり選びでは手入れのしやすさも重要なポイントです。
おしゃぶりの材質には、天然ゴム製とシリコーン製の2種類があることは先述しましたが、一般に天然ゴム製の方が熱湯や薬品に弱いため、洗浄・消毒を繰り返すと劣化しやすいのが特徴です。そのため、お手入れのしやすさという点では、シリコーン製のおしゃぶりがかんたんです。
また、製品によって、煮沸消毒や電子レンジ消毒の可否は異なります。哺乳瓶や赤ちゃんが舐めるおもちゃなど、普段家庭で行っている消毒方法と同じ方法で衛生的に保てるおしゃぶりを選ぶのがおすすめです。
7.価格相場と買うべき値段をチェック
購入時には欠かせないのがその価格です。市販されているおしゃぶりの価格帯は以下の通りです。
| 最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|
値段 | 400円~500円 | 600円~800円 | 1,200円~ |
特徴 | インターネットサイトなどを利用すると手に入る特価 | 日本で市販されているおしゃぶりの大半がこの価格帯 | 機能性に加え、デザイン性を重視したものが揃う価格帯 |
日本で売られているおしゃぶりは大体600円~800円あたりが相場価格です。
ただし、入手方法によっては500円以下で手に入れることも可能で、インターネットの通販サイトなどでは比較的安価で購入できます。
また、「2つセットで900円」というようなセット商品も見受けられますので、おすすめです。使用頻度にもよりますが、洗浄・消毒をして衛生的に保つためには予備として複数用意しておくのも無駄ではありません。
一方、1,000円以上という高い価格のおしゃぶりもあります。値段の違いはそのデザイン性で、高級価格帯のおしゃぶりはどれもデザイン性に富んだおしゃぶりが多いのが特徴です。
おしゃぶりのおすすめメーカー・ブランド
ベビー用品には色々なメーカーがあるように、おしゃぶりもいくつかのメーカーが手掛けています。
人気のおしゃぶりメーカー・ブランドは以下の5社です。
1.フィリップス
男性のシェーバーや電動歯ブラシの「ソニッケアー」で有名なフィリップスですが、おしゃぶりや哺乳瓶といったベビー用品メーカーでもあり、ヘルスケア分野で幅広く活躍する企業です。
後ほど紹介しますが、フィリップス社のおしゃぶりは、日本でも高い人気を集めています。
2.ヌーク
ドイツNo.1という哺乳瓶・おしゃぶりメーカーのヌークは、60年以上も昔から、「母乳育児を応援する」をテーマに研究・開発を行ってきたという歴史ある企業です。
日本だけでなく、世界的にも有名で、今や100か国以上で愛用されている人気ブランドとなっています。
3.チュチュベビー
さまざまなベビー用品を扱うチュチュベビーは、「出っ歯になりにくい」おしゃぶりが人気です。
そのシンボルマークに、親子・夫婦の絆が強いと言われるペンギンを用いることで、「家族の絆を深めてほしい」という願いを込めているそうです。
4.ピジョン
ベビー用品を扱うブランドとして、日本では最も知名度が高いです。
とくに哺乳瓶メーカーとしてビジョンを知っている人は多いかもしれませんが、おしゃぶりも人気商品のひとつです。品質の高い日本のベビー用品メーカーとして、海外でも人気を集めています。
5.ディフラックス
オランダ発のディフラックスは、ユニークなカーブが特徴的なデザインの哺乳瓶でよく知られているブランドです。
おしゃぶりもデザイン性が高いのが大きな特徴で、一味違う商品が欲しい人にはとくに人気を集めています。
今回の商品の選定ポイント
おすすめのおしゃぶりを紹介する前に、今回の選定のポイントを紹介します。
これから紹介する商品は、以下の4点をもとにピックアップしました。商品を比較する上での参考にしてみてください。
今、編集部がおすすめするおしゃぶりはコレ!
数あるおしゃぶりのなかから今回は10点ピックアップしましたが、そのなかでもまずは1つ厳選して紹介しましょう。
後ほど紹介するおしゃぶりももちろんおすすめですが、ママアイテム編集部が最もおすすめするおしゃぶりはこちらです。
フィリップス「Avent BPA フリー Soothie Pacifier」
画像出典:
Amazon.co.jpAmazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 材質:シリコーン製
- 歯科矯正型かどうか:✕
- おしゃぶりプラスα機能:―
- 月齢:3カ月~
病院グレードで安心して使える編集部おすすめのおしゃぶり
フィリップスの「Avent BPAフリー Soothie Pacifier」の大きな特徴は、BPA不使用で安心して使えることです。BPA(ビスフェノールA)は、多くのプラスチック製品に使用されている物質ですが、身体への悪影響が指摘されています。そのBPAが不使用というだけでなく、全米小児学会のガイドラインに準拠しているため、安心して使うことができます。
また、Avent Soothie Pacifierはシリコーン製ですが、このシリコーンも病院グレードのものが使用されています。耐久性があり、使い始めた時の硬さが維持できるので、赤ちゃんの口にフィットし続けてくれるのも大きなポイントです。
アメリカだけでなく、日本でも病院で採用されていることが多いのも特徴で、「NICUで使っていたので退院後の自宅用に」と購入する人も多いようです。
新生児の赤ちゃんの口にもフィットする独特の形で作られていて、口に咥える部分がストレートなのもポイントとなっています。「この形が吸いやすそう」「下手につぶれていなくて気に入っている」と人気のようです。
鮮やかなカラーラインナップも素敵ですが、いずれもクリアタイプなので、「赤ちゃんがちゅぱちゅぱ吸っているところが見えてとてもかわいい」という声もあります。とくに低月齢の赤ちゃんにはおすすめのおしゃぶりです。
新生児におすすめのおしゃぶり2選
赤ちゃんが生まれたばかりのころは、育児にも不慣れでなかなか泣き止まない赤ちゃんに途方に暮れることもあります。とくに、産後すぐはママの体も回復途中であるため、十分に休む時間が欲しいものです。
そこで、新生児期からでも使えるおしゃぶりを2点ピックアップしました。どれも、小さなお口でもしっかり咥えられて、赤ちゃんに安心を与えてくれるものばかりです。
出産に備えて購入したいという人にもおすすめのおしゃぶりを紹介しましょう。
1.ヌーク 「おしゃぶり ジーニアス 2.0」
画像出典:
Amazon.co.jpAmazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 材質:シリコーン製
- 歯科矯正型かどうか:〇
- おしゃぶりプラスα機能:―
- 月齢:0~6カ月(S)、6~18カ月(M)、18~24カ月(L)
授乳時のおっぱいに近い形状で歯への負担を最小限に
ヌークの長年にわたる口腔研究によってつくられたおしゃぶりのなかでも、最新モデルとされるのが「ジーニアス2.0」です。
赤ちゃんが口に含む先端部分をより曲がりやすくすることで、赤ちゃんの口にぴったりフィットするようにしてあります。ママのおっぱいに近い形のおしゃぶりなので、赤ちゃんの安心にもつながります。
また、授乳時と同じ口の動きを促すようなつくりにすることで、歯への負担を減らすだけでなく、鼻呼吸や発語など、正常な口腔発達のトレーニングを促すのもヌークのおしゃぶりの特徴です。
赤ちゃんからの支持も高く、「これ以外は使ってくれない」という赤ちゃんも多いようです。
ヌークのおしゃぶりは、デザインが豊富なのも人気の理由となっていますが、一方で落ち着いた色合いのパープル・ブルー・ナイトブルーもシンプルで人気を集めています。
2.ピジョン 「おしゃぶり」
画像出典:
Amazon.co.jpAmazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 材質:シリコーン製
- 歯科矯正型かどうか:〇
- おしゃぶりプラスα機能:―
- 月齢:0カ月以上(S)、3カ月以上(M)、6カ月以上(L)
人気の理由はメーカーの知名度による安心感とディズニーデザイン
ピジョンと言えば、日本で最も有名なベビー用品メーカーのひとつです。ピジョンの哺乳瓶があるご家庭も多いのではないでしょうか。
「多くの方に愛される大手メーカー」というその知名度が安心感となり、ピジョンのおしゃぶりを手に取る人も多いようです。おしゃぶりそのものも、赤ちゃんの小さい口にも負担なくおさまり、かつ吸いやすい形で、赤ちゃんにも安心を与えてくれるつくりとなっています。
歯への影響を少なくするために、柔らかいシリコーンゴム製で作られているのも特徴のひとつです。ピジョンのおしゃぶりが選ばれるのには、デザインにも理由があります。くるまやフラワーの他に、ミッキーとミニーをあしらったディズニーデザインが人気です。
歯並びを気にするママにおすすめのおしゃぶり2選
赤ちゃんのおしゃぶりを使用する上で、ママやパパが一番気になるのは歯への影響です。おしゃぶりは、出っ歯をはじめ、歯並びに影響を及ぼすことがあると言われています。
赤ちゃんの歯並びがとくに気になるというママやパパに、おすすめのおしゃぶりを3つ紹介します。
1.チュチュベビー「デンティスター」
画像出典:
Amazon.co.jpAmazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 材質:シリコーン製
- 歯科矯正型かどうか:〇
- おしゃぶりプラスα機能:蓄光タイプあり
- 月齢:0~6カ月(1授乳期用)、6~12カ月(2離乳期用)
自然な口腔発達を促すおしゃぶり
ドイツ医師によって開発されたデンティスターは、「出っ歯になりにくい」と書かれたパッケージが目を惹きます。その通り、歯並びはもちろん、口の中の発達に配慮して開発されたおしゃぶりです。
具体的には、口に含む部分を薄くし、前歯にかかる圧力を最小限にすることで、指しゃぶりに比べ歯に与える影響に配慮した作りとなっています。口に含む部分が薄いことで、舌の動きも制限しないので、出っ歯だけでなく、自然な歯並び・口腔発達を促してくれるのも、デンティスターのポイントです。
デンティスターには、かばんの中や暗いところで光る「蓄光デンティスター」もあります。「見つけやすい」というメリットだけでなく、そのデザインが気に入って蓄光タイプを選ぶ方も多いようです。
2.Eco Baby「おしゃぶり NATURSUTTEN ナチュアスッテン 歯科矯正型 M」
画像出典:
Amazon.co.jpAmazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 材質:天然ゴム
- 歯科矯正型かどうか:〇
- おしゃぶりプラスα機能:―
- 月齢:0~6カ月(S)、6~12カ月(M)、12カ月~(L)
赤ちゃんにも地球にも優しい天然ゴム製のおしゃぶり
デンマーク発のおしゃぶり「ナチュアスッテン」は、天然素材によるケミカルフリーな未来を考えるEco Baby(エコ ベビー)社による商品です。バラの木から採れる天然ゴム100%の製品で、ヨーロッパの安全基準をクリアしているだけでなく、ドイツのエコテストでも最高ランクの評価を得ています。
おしゃぶりとしても優秀で、赤ちゃんが母乳を吸う時の乳首に似せてあるので、歯への影響が少なく、赤ちゃんも抵抗なく咥えてくれます。
また、口に咥える部分だけでなく、おしゃぶり全体が天然ゴム製ですので、つなぎ目がなくお手入れがしやすいのもポイントです。
ナチュアスッテンには、オリジナルの丸枠と、上が少しへこんだバタフライ枠の2種類があります。バタフライ枠の方がおしゃぶりとしては一般的なかたちです。一方、丸枠は、赤ちゃんがおっぱいを吸う時のように鼻に枠がぶつかるので、安心感を与えるとも言われています。
5カ月・6カ月頃からの赤ちゃんにおすすめのおしゃぶり3選
日々成長する赤ちゃんは、月齢が進むにつれてぐずる回数が増えることも多いものです。なかには、5〜6カ月を過ぎてからおしゃぶりを検討する人も多いのではないでしょうか。
おしゃぶりデビューしたいという人や、これまで使っていたおしゃぶりからステップアップしたいという人にもおすすめの、5〜6カ月頃から使えるおしゃぶりを紹介しましょう。
1.Combi「テテオおしゃぶり 入眠ナビ サイズL プチケース付」
画像出典:
Amazon.co.jpAmazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 材質:シリコーン製
- 歯科矯正型かどうか:〇
- おしゃぶりプラスα機能:消毒・保管ができるケース付あり
- 月齢:0~3カ月(S)、3~10カ月(M)、8~18カ月(L)
寝かしつけの悩み解消!口からはずれにくいおしゃぶり
なかなか寝ない赤ちゃんの寝かしつけにおしゃぶりを使用したいという人にはとくにおすすめのおしゃぶりが、コンビの「テテオおしゃぶり 入眠ナビ」です。
寝かしつけている最中におしゃぶりが落ちることがないよう、コンパクト化・軽量化し、口からはずれにくくなっています。
口に咥える部分も、前歯に配慮した薄型設計で、舌の動きを妨げることもありません。また、欧米人に比べると、横に広い日本人の口の大きさにも配慮した作りというのも、入眠ナビの特徴です。「このおしゃぶりを使えば落ち着く」「ぐずっている時にありがたいおしゃぶり」と喜ぶママの声も多いようです。
専用のケース付き商品を選ぶと、ケースに入れてかんたんに電子レンジで消毒が可能なのも人気を集める理由です。「かんたんでいい」「保管に役立つ」と評判を集めています。
2.Eco Baby「NATURSUTTEN ラウンド型 L」
画像出典:
Yahoo!ショッピング楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 材質:天然ゴム
- 歯科矯正型かどうか:✕
- おしゃぶりプラスα機能:―
- 月齢0~6カ月(S)、6~12カ月(M)、12カ月~(L)
上下の区別がないので、どの方向からでもOK
寝返りも得意になってくる5~6カ月頃からは、好きな方を向いて寝る赤ちゃんもちらほら見受けられます。ラウンド型のこちらのおしゃぶりであれば、赤ちゃんの向きを問わずすぐ口に咥えさせることができるのが大きなポイントです。
赤ちゃんが自分で口に持っていく際にも便利です。先にも紹介したナチュアスッテン同様、アレルギーの原因となるたんぱく質は製造過程で除去されていて、100%天然ゴム製というオーガニックなおしゃぶりというのも魅力のポイントのひとつです。
おしゃぶり本体にはつなぎ目がないので、お手入れもかんたんで、衛生的に使えます。歯列矯正型ではありませんが、ナチュアスッテンのエコベビー社によると、2歳半くらいまでにおしゃぶりを辞めれば、歯並びへの悪影響を与えるとは考えにくいそうです。
シリコーン製よりも柔らかい天然ゴム製のおしゃぶりですので、赤ちゃんも吸いやすく、気に入ってくれる子が多いようです。
3.フィッシャープライス「おいしいおしゃぶりキット」
画像出典:
Amazon.co.jpAmazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 材質:シリコーン製
- 歯科矯正型かどうか:✕
- おしゃぶりプラスα機能:食べ物がいれられる
- 月齢:6カ月~
果物を入れて味や食感を楽しむ新感覚おしゃぶり
おしゃぶりというとただ赤ちゃんが咥えて吸うもの、という認識が一般的ですが、「おいしいおしゃぶりキット」は全く新しいタイプのおしゃぶりです。というのもおしゃぶりの中に果物や凍らせた果汁を入れて咥えさせることで、果汁を飲ませることができます。
付属のミニフリーザトレイを使って果汁などを凍らせた氷や、バナナやイチゴなどの常温のフルーツをおしゃぶりにセットします。離乳食をはじめたものの母乳やミルク以外を嫌がる赤ちゃんも、遊び感覚で色々な味を覚えることができます。
また、外出先でぐずった時や夏場の水分補給にもおすすめです。赤ちゃんが喜んでおしゃぶりしてくれるという声の他にも、「服や床が汚れにくく便利」といった声も聞かれます。食器洗い機が使えるので、お手入れが楽なのもうれしいポイントです。
デザインにもこだわりたいママにおすすめのおしゃぶり
市販されているおしゃぶりの多くは、赤ちゃんにぴったりのかわいらしいデザインのものがたくさんありますが、「もっとおしゃれなものが欲しい!」と探しているママにおすすめなおしゃぶりを紹介します。
今回ママアイテム編集部では、フォトジェニック間違いなしのおしゃぶりをピックアップしました。
BITTEN「ムスタッシュ パシファイアー おしゃぶり」
画像出典:
Amazon.co.jpAmazonで詳しく見る楽天市場で詳しく見るY!ショッピングで見る
- 材質:シリコーン製
- 歯科矯正型かどうか:✕
- おしゃぶりプラスα機能:―
- 月齢:―
とにかくかわいいと評判の「口ひげ」おしゃぶり
赤ちゃんらしいかわいいデザインが多いおしゃぶりですが、紳士の立派な口ひげが何ともかわいいのが「ムスタッシュ パシファイアーおしゃぶり」です。
赤ちゃんがおしゃぶりをくわえると、鼻の下にちょうど口ひげが生えたような姿になります。赤ちゃんのかわいい顔に口ひげという何ともアンバランスな姿には「ダンディベイビー」という声もあり、その姿にトリコになる人も多く人気を集めています。
一方、口髭の両端が頬にあたるのが気になるという人もいるようです。おしゃぶりの好みは赤ちゃんによっても異なりますが、赤ちゃんが気に入らなかったという人でも、「写真用」「お出かけ用」と特別な時に使用しているという人もいるようです。
生後5~6カ月というと、手で持ったおもちゃを口に運び、器用に遊べるようになる時期ですので、赤ちゃんのおもちゃとしての人気もあります。
おしゃぶりを購入時の気になる疑問・質問
赤ちゃんのおしゃぶりに関しては、色々なうわさがあります。
その代表的な例が「出っ歯になる」というものですが、実際はどの程度の影響があるのでしょうか。その他にも、おしゃぶりを買う際によくある疑問について回答しましょう。
Q1:おしゃぶりは歯並びに悪影響?出っ歯になるの?
赤ちゃんがおしゃぶりを使用したからといって、必ずしも歯並びが悪くなるというわけではありません。しかし、長期にわたって使用し続けると、出っ歯や噛み合わせの異常が出てくると言われています。
日本小児歯科学会では、おしゃぶりを使用している子どもは、使用していない子どもに比べ、上顎前突(出っ歯)や開咬(上下前歯が噛み合わず隙間が空いていること)の発現率が高いとしながらも、2歳頃までにおしゃぶりの使用を辞めれば、成長とともに改善するとしています。
また、赤ちゃんがおしゃぶりを好むのは、おっぱいや哺乳瓶に吸い付く反射の現れとも言われています。そのため、乳児期のおしゃぶりの使用は、過度に心配する必要はないという声も多く見受けられます。
使用する時間や使用期間に気を付けて使うようにし、気になるようであれば一度歯科医師に相談することをおすすめします。
Q2:そもそもおしゃぶりは必要なの?
赤ちゃんのおしゃぶりは絶対に必要というものではありませんが、使用することにはメリットもあります。
おしゃぶりを吸うことで赤ちゃんが精神的に安定し、泣き止んでくれたり、そのまま寝入ってくれたりするのが大きなメリットです。
その一方、デメリットもあります。先述した歯並びに対する悪影響が懸念されることもそのひとつです。また、おしゃぶりを与えることで泣き止ませることが定着してしまうと、赤ちゃんをあやしたり、話かけたりといったコミュニケーションの機会が減ってしまうのも、デメリットと言われています。
また、赤ちゃんはなんでも口に入れて舐めたり噛んだりして確認します。生後5カ月以降のこの行動は成長に必要なものですので、日頃から常におしゃぶりをしていると、その大切な成長の機会が損なわれる懸念もあります。
どんなものにもデメリットはつきものですが、メリットもデメリットも分かった上でうまく活用するのがおすすめです。
Q3:やめさせるのが大変そう!どうやって卒業させる?
おしゃぶりが定着してしまうと、やめさせるのが大変そうという懸念もあります。
おしゃぶりの卒業は、大体1歳を目途にはじめましょう。1歳を過ぎたころから、とくに昼間はおしゃぶり以外のおやつやお茶、おもちゃなどで赤ちゃんの気を引くようにし、おしゃぶりの時間を徐々に減らしていくのがおすすめの方法です。
また、まだ言葉は話せなくても、赤ちゃんは徐々にパパやママの話すことを理解し始めますので、言って聞かせるという方法もあります。
たとえば、「赤ちゃんじゃなくなったから、もうすぐおしゃぶりもバイバイだよ」と何度か言い聞かせたり、わざとハサミで小さな切込みを入れ「おしゃぶりは壊れてもうバイバイしたからないよ」といったふうに言葉で説明してみる、というのも効果が期待できるそうです。
すぐには受け止められない赤ちゃんでも、おしゃぶりがないことに気づくと、次第におしゃぶりが卒業できるようになります。
まとめ
おすすめのおしゃぶりを10選ピックアップして紹介しましたが、どんなに素敵なおしゃぶりでも、赤ちゃんが受け付けないということもよくあります。
とくに、母乳育児の場合は、ママのおっぱい以外は完全拒否という赤ちゃんも珍しくはありません。こればかりは赤ちゃんの好みですので、買ってみないと分からない難しい点なのですが、何度か試すうちに慣れてくれる赤ちゃんもいます。
少し時間をおいてから試してみるのもおすすめの方法です。おしゃぶりには歯並びへの影響も懸念されますが、必ずしも歯並びが悪くなるというわけでもありません。
赤ちゃんが安心できる、寝付きがよくなるなどのメリットもありますので、使用する時間に気を付けて、上手に使用してみてください。