保湿剤のおすすめ11選!保湿効果が高く肌に優しい商品を厳選

デリケートな肌への乾燥対策として保湿剤はおすすめですが、使い方や塗り方を間違えるとさらなる乾燥やトラブルを招いてしまうことも。一口に乾燥肌と言ってもその程度には...

デリケートな肌への乾燥対策として保湿剤はおすすめですが、使い方や塗り方を間違えるとさらなる乾燥やトラブルを招いてしまうことも。一口に乾燥肌と言ってもその程度には個人差があります。ママアイテム編集部では専門家の意見のもと、正しい保湿剤の選び方と効果的な使い方を徹底解説します。あわせて、今まで何を塗っても乾燥がおさまらなかったという人のための対処法やおすすめの保湿剤11選もピックアップしましたのでお見逃しなく。 

ママアイテム編集部

保湿剤のおすすめな選び方5つ


乾燥した肌を放置しておくと、キメが粗くなったり白く粉がふいたようになったり、最終的には湿疹などを引き起こしてしまう恐れもありとても厄介ですよね。

ドラッグストアへ行くと保湿剤の種類がとても多いことにおどろかされます。いざ保湿剤を買いに行こうとドラッグストアへ行ったものの「結局どれが良いのかわからなかった」ということも。

また自己判断で使用してしまうとさらなるトラブルを引き起こす恐れもあるため、保湿剤選びは慎重に行いたいものです。自分に合った保湿剤を見極めるためにも、知識をしっかりと深めて、正しい選び方と使い方をマスターしていきましょう。

1.あなたの肌はカサカサ?つっぱり?自分の肌の状態をチェック

肌の乾燥度合いは、人によってそれぞれ違います。カサカサやつっぱりはもちろん、肌表面が粉をふいたようにパサパサになる・かかとがひび割れる・赤くなってかゆくなるなどさまざまです。

乾燥がひどくなり角質層が乱れてくると、肌に炎症が起こり普段使っている化粧品でさえしみて使用できないレベルになってしまうこともあります。

カサカサやつっぱりなど乾燥レベルが軽いものであれば、好みのテクスチャーで選んでみてもOK。

しかし肌に炎症が起きていてかゆみなどがある乾燥レベルでは、成分にも十分気をつけなければいけません。保湿力が高いセラミドなどで肌のバリア機能を補いながら、医薬品などの消炎作用のある有効成分が配合されているものがベストです。

こってりしているから保湿力が高いとか、さらっとしているから保湿力が低いといったテクスチャーの違いだけでは保湿力の高さははかれません。きちんと自分の肌の乾燥度合いを確認した上で、それに適した保湿剤を選ぶようにしましょう。

2.保湿剤もタイプは色々!使用感や好みに合った種類をチェック

保湿剤のテクスチャーは大きく分けて「軟膏」「クリーム」「ローション」「スプレー」の4種類があります。これは正確には「基材」と呼ばれ、さまざまな成分を溶かして配合させます。以下で、それぞれの特徴について見てみましょう。

◆軟膏……固めのテクスチャーで油のようにべとつきますが、密着力にすぐれ水をはじくので、成分が流れ落ちずに保湿力も高めです。チューブに入っていることが多く半透明かもしくはクリーム色です。

◆クリーム……保湿剤としてはもっとも多い基材で、伸びがよく保湿力も高めなのが特徴です。密着力もあるため、成分が流れ落ちにくい性質です。パッケージもチューブタイプかジャータイプが多くなっています。

◆ローション……さらっとしたテクスチャーで、スルスルと伸びるのが特徴です。保湿力も高くべたつかないので、体全体に塗りやすいのが特徴です。

◆スプレー……さらっとした液状のテクスチャーでさっぱりと使えるのが特徴です。手をよごさずに使えるので、携帯するのに便利です。

軟膏やクリームはテクスチャーが固めでベタつきが気になるので、顔用や冬の乾燥対策におすすめです。ニキビのできやすいオイリー肌の人がクリームタイプなどを使用すると、毛穴をふさぎニキビを悪化させることがあるため、軽めのテクスチャーで対応するのが良いでしょう。

軟膏の保湿剤として代表されるのがワセリンですが、刺激が少ないためオールマイティに使用できます。ただしベタベタしやすいので、唇やまぶたの乾燥対策など小範囲に使うのが◎です。

ローションやスプレーはさらっとしているので、体全体に塗りやすく暑い季節でもベタつきがさほど気にならずに使用できます。

好みの使用感や季節によって使い分けるなどしながら最適なテクスチャーを選んでみましょう。

3.保湿効果が高い成分とは?配合されている保湿成分をチェック

保湿剤にもさまざまな保湿成分が使われており、それぞれの乾燥度合いによって適した保湿成分も異なります。以下の表で保湿剤に使用されている保湿成分と特徴を見てみましょう。


保湿成分特徴おすすめの肌
アルカン
・肌表面を保護
・水分の蒸発を防ぐ
・炎症のある肌でも◎
・乾燥レベル強
ワセリン(純度高)
・肌表面を保護
・水分の蒸発を防ぐ
・刺激が少ない
・アトピーや敏感肌にも◎
・乾燥レベル強
ヘパリン
・角質層を柔らかく保つ
・血行をサポート
・ベタつきが少ない
・傷の治療などにも用いられる
・乾燥レベル強
尿素
・古い角質除去のサポート
・角質層の水分保持をサポート
・ひじやかかとなどに◎
・乾燥レベル強

表の保湿成分は、おもに医薬品に配合されている成分なので皮膚の治療に用いられることもあります。

その他医薬品以外で保湿力の高い成分としては、水分保持力の高い「セラミド」「ヒアルロン酸」「トレハロース」などがあります。また植物由来の「ホホバオイル」や、動物由来の「馬油」なども刺激が少なく保湿力が高いのでおすすめです。

医薬品レベルなのか軽度の乾燥なのかも見極めながら、自分の乾燥レベルに合わせて成分を選ぶようにしましょう。

4.カサカサは顔?体?保湿したい部位をチェック

保湿剤にも「フェイス用」と「ボディ用」と部位ごとに専用のものがあります。「フェイス用」は薄い皮膚にも対応できるように成分も配合されていますが「ボディ用」を顔に使用してしまうと、刺激が強すぎることがあります。

「フェイス用」「ボディ用」と区別されているのであれば、その部分にのみ使用するようにしましょう。

とくにそのような表記がなければ基本目の周り以外ならどの部分に使ってもOKです。肌トラブルを避けるためにもその部位に適した保湿剤を使用するようにしましょう。

5.乾燥性敏感肌は要注意!低刺激かどうかをチェック

保湿剤を使用するときに注意しなければならないのは「乾燥性敏感肌」です。乾燥がどんどん進行すると、表皮がはがれやすくなり肌内側の水分が蒸発しやすくなってしまいます。

肌は自分を守る力が弱まり、肌のバリア機能が低下してしまい敏感にかたむいてしまいます。ちょっとした刺激にも反応してしまう敏感肌は、化粧品や保湿剤の成分にも反応してしまうことがあります。

なるべくならば刺激の少ないシンプルな成分のものを使用するようにしましょう。パラベン・鉱物油・合成着色料・合成香料・アルコールなどが含まれていない無添加設計のものがおすすめです。

また肌細胞の隙間を埋めるために水分保持力の高いセラミドなどを補ったうえで、肌表面を保護してあげましょう。

保湿剤のおすすめメーカー・ブランド


乾燥性敏感肌にも使える保湿剤をあつかっているメーカーなら、デリケートにかたむきがちな肌にもやさしく安心ですね。キュレルについて詳しく調べてみました。

1.キュレル

花王の皮膚科学を駆使しながら開発されたキュレルは、乾燥性敏感肌のことを考えて作られたシリーズです。

花王のキュレルでは、乾燥性敏感肌には「セラミド」が必要不可欠であると提唱しています。赤ちゃんから年配者まで、またクレンジングから汗拭きシートまで、生活のなかで直面する肌ケアすべてに対応する商品ラインナップが魅力です。

今回の商品の比較ポイント

これからおすすめする保湿剤は以下の2点に重点を置いて選定しています。おすすめの特徴と照らしあわせて参考にしてみてくださいね。

  • 主な保湿成分
  • 内容量

今、編集部がおすすめする保湿剤はコレ!

ママアイテム編集部イチオシの保湿剤がこちら。乾燥性敏感肌には専用の保湿剤が必要ですよね。乾燥性敏感肌にも最適な保湿力で、顔全体をうるおい肌へみちびいてくれる低刺激の商品です。

キュレル「潤浸保湿フェイスクリーム 」

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  • 主な保湿成分:セラミド
  • 内容量:40g


外部刺激から肌を守り抜く1本

乾燥性敏感肌になってしまうと、普段使っていた化粧品でさえ肌にしみて使えなくなってしまうことも。そんな時におすすめなのがキュレルの「潤浸保湿フェイスクリーム 」です。乾燥性敏感肌のために作られた肌にやさしいフェイス用クリームです。健康的な肌は肌細胞間にたっぷりとセラミドが満たされ、すき間が水分で埋め尽くされています。セラミドは外部刺激から肌を守り、バリア機能を高めてくれる健康的な肌になくてはならない存在です。しかし肌荒れやカサつきを何度も繰り返してしまう肌には、セラミドが不足しがち。このセラミドは年齢を重ねるたびに不足していくので、年齢肌による乾燥を和らげるためにもセラミドを補うことが重要とされています。キュレルではセラミドの力に着目し、セラミドを補うことによって肌細胞間のすき間を水分で満たすことのできるクリームです。うるおい成分にはセラミドとユーカリエキスを配合。角質の奥まで入り込み肌細胞の隙間に水分を抱え込みます。すき間をセラミドで埋めることにより、外部刺激からの影響を受けにくい肌へとみちびきます。クリームを塗ったあとはしっとりと吸い付くような感触で、ふっくらとうるおいに満ち溢れた肌へと。有効成分として消炎剤が配合されているので、ピリピリとした刺激もなく安心して使用できますね。弱酸性・無香料・無着色・アルコールフリーで肌へのやさしさにもとことんこだわりました。また、乾燥性敏感肌へのパッチテスト済みで肌への安全性も確認しています。同じキュレルのスキンケアシリーズの化粧水や乳液と一緒に使えば、相性も良くおすすめです。朝昼晩気になったらいつでも使える手軽さがうれしいポイントです。

カサカサ肌ともサヨナラ!市販もされている人気の保湿剤おすすめ3選

ちょっとしたカサカサ肌やつっぱりには市販の保湿剤でも十分対応できます。好みのテクスチャーで選べるのでおすすめです。自分にあった保湿成分で選んでみるのも良いですよね。市販で買えるおすすめの保湿剤3選をピックアップしました

1.キュレル「クリーム [ジャー]」

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  • 主な保湿成分:セラミド
  • 内容量:90g


赤ちゃんから年配者まで使えるクリーム

キュレルは乾燥性敏感肌だけでなく、ちょっとしたカサカサや冬の乾燥対策にも日常的に使えるので、一家に1個置いておくととても便利です。キュレルの「クリーム [ジャー]」は赤ちゃんから年配者まで幅広く使えるジャータイプのクリームです。家族全員で使ってもすぐには無くならない90gの大容量です。セラミドとユーカリエキスでしっかりと肌細胞の隙間を水分でおおい、ふっくらと乾燥に負けない肌へとサポートします。顔・からだどちらにも使用できるので、赤ちゃんの乾燥によるカサカサや、年配者のセラミド不足による乾燥肌にも使えます。冬場はとくに乾燥の激しくなる季節です。ローションタイプよりクリームタイプのほうが密着力があり適しています。塗る回数にとくに決まりはありませんが、入浴後などに水分の蒸発を防ぐために使用するのがおすすめです。アトピー肌は程度にもよりますので、皮膚専門医に相談のうえ使用するようにしましょう。

2.アクアレーベル「バランスアップクリーム」

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  • 主な保湿成分:D−アミノ酸
  • 内容量:50g


うるおい逃さない大人の女性のためのクリーム

肌は乾燥しているのになぜかできてしまう大人ニキビや肌のざらつき。女性の肌は複雑です。そんなうつろいやすい女性の肌におすすめなのがアクアレーベルの「バランスアップクリーム」です。しっとりとした使用感で肌に密着、うるおいを逃しません。肌自体は乾燥していても、ストレスや外的要因によってできてしまう大人ニキビ。実はその乾燥が関係しているのかもしれません。乾燥してくると、肌はさらにうるおいを取り戻そうと皮脂分泌が活発になります。結果過剰な皮脂分泌によって肌トラブルを起こしやすくなります。何はともあれ肌は保湿することが肝心です。D−アミノ酸配合でうるおいに満ちたしっとりへ。さらには肌トラブルを起こしにくい有効成分を配合。肌表面を整えなめらかな肌へとみちびきます。ライトローズの香りで毎日のリラックスタイムに使用してほしい保湿クリームです。

3.ニベア「ニベアクリーム」

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  • 主な保湿成分:ワセリン・スクワラン・ホホバオイル
  • 内容量:50g・56g・169g


世界の愛され保湿クリーム

ニベアの歴史は100年以上。長きにわたり世界中で愛されている定番の保湿クリームです。一時期はとある高級クリームがニベアクリームの成分とそっくりだ、ということで話題にもなりましたが、今も昔も変わらないパッケージで家族の保湿クリームとして愛されています。ニベアの保湿成分はおもにワセリン・スクワランとホホバオイルです。ワセリンは保湿剤として一般的に多く使用されている成分。水分の蒸発を防いでくれます。スクワランは非常にすべりが良く肌表面で皮脂膜の代わりとなり、外的刺激から肌を守る役割があります。ホホバオイルは、ホホバの実から抽出した植物性油脂で、非常に保湿性にすぐれた低刺激のオイルです。赤ちゃんにも使えるほどやさしいのが特徴です。真っ白なこっくりとしたクリームは、全身どこでも使用することができます。男性ならアフターシェーブクリームとしても使用できますよ。香りはニベア特有のベビーパウダーのような香りで、つけているとほっと心が落ちくような気分に。家族の乾燥対策にぴったりな保湿クリームです。缶のほか携帯に便利なチューブタイプもあります。

低刺激で保湿力が高い!アトピーの人も使える保湿剤おすすめ3選

アトピー性皮膚炎は一般的な乾燥肌とは違いアレルギー性のあるものなので、通常の保湿剤を自己判断で使用するとさらなる肌トラブルを招くことも。そんななかステロイドなどを使用せずに普段使いできる保湿剤があればありがたいですよね。アトピーにも安心な保湿剤3選をまとめました。

1.ソンバーユ「ソンバーユ 無香料 70ml」

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  • 主な保湿成分:馬油
  • 内容量:75ml


100%天然素材で低刺激

ソンバーユは馬油クリームとして非常に有名ですが、成分の100%が馬油だということは知っていましたか。ソンバーユにはいろいろな香りがありますが「ソンバーユ 無香料 70ml」は無香料。つまり正真正銘100%馬油です。この馬油の歴史はとても古く、中国4000年の歴史のなかで中国騎馬民族のときから治療薬として用いられてきたと言われています。馬油は脂肪酸と不飽和脂肪酸の比率が「4:6」だそうで、人間の脂肪とよく似ているそう。不飽和脂肪酸にはリノレン酸といった細胞膜の原料となる脂肪酸が豊富に含まれていることから、肌への浸透力も高いのが魅力です。昔は治療薬として使用されていたことだけあり、消炎もサポートしてくれるようで、かゆみを伴ったヒリヒリとした肌にも使用できます。血の巡りをサポートし体もポカポカしてくるのだそう。全身どこでも使えて乾燥レベルが強い人やアトピーの人にも日常使いできる保湿クリームです。

2.ドクターブロナー「ヴァージン ココナッツオイル」

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  • 主な保湿成分:ココナッツオイル
  • 内容量:414ml


天然油脂でアトピー肌にもやさしい

通常肌は約28日サイクルでターンオーバーを繰り返しますが、アトピー肌の場合は28日を待たずに肌の表皮がポロポロとはがれ落ちてしまいます。敏感になった肌がむきだしになってしまい、バリア機能が低下してしまうそう。医学的な治療も必要ですが、まず家庭でできることといえば肌の表面をやさしく保護してあげることです。しかしどんな保湿剤でも良いわけでなく、なるべくならば天然素材に近いものがおすすめです。アトピー肌の保護にはココナッツオイルが役立つかもしれません。ドクターブロナーの「ヴァージン ココナッツオイル」は低温圧搾したオーガニックのココナッツオイル。まじりっけなしで天然成分がそのまま凝縮されているため肌にやさしいのが特徴です。ココナッツオイルは料理に使うイメージですが、肌の乾燥にも役立ちます。ビタミンEが多く含まれており、肌に塗布する場合はアトピー肌に大敵な黄色ブドウ球菌を撃退する働きがあるとされています。テクスチャーはさらっとしたオイルという感じ。やさしい成分でかゆみを和らげるだけでも、かきむしったりする回数も少なくなるのでおすすめです。

3.ライスパワー「アトピスマイル クリーム」

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  • 主な保湿成分:ライスパワーNO.11
  • 内容量:25g・50g


ライスパワーですこやかな肌に

アトピー肌や乾燥性敏感肌は、まずは肌のバリア機能をととのえなければ肌に水分を蓄えることすらできません。ライスパワーの「アトピスマイル クリーム」はライスパワーエキスの働きで、かゆみや炎症などの起きにくい肌へとみちびくクリームです。ライスパワーエキスは米から作られますが、単なる栄養分ではなく独自の技術である「日本型バイオ技術」によって作られるまったく新しい機能性成分です。ライスパワーエキスは全部で36種類開発されていますが、製品化されているのはわずか11種類。そのなかでも水分保持機能にすぐれているのがライスパワーNO.11です。日本で唯一医薬部外品の有効成分として認められている成分です。ライスパワーエキスが肌の奥底までぐんぐん入り込み水分を抱え込みます。それによりセラミドを自ら生み出す力を高めて肌をすこやかにたもちます。同ラインの石鹸やローションと合わせて使用すれば相性抜群です。赤ちゃんから年配者まで安心して使える心地よさで、朝晩2回の使用がおすすめです。

しっかり保湿したい人に!医薬品の保湿剤おすすめ4選

かかとのひび割れやひじやヒザのガサガサは、角質が厚すぎてちょっとやそっとじゃ成分が浸透しませんよね。しっかりと保湿したいなら、医薬品の保湿剤がおすすめです。なかまでじっくりと浸透する医薬品の保湿剤4選をまとめました。

1.大洋製薬「白色ワセリン」

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  • 主な保湿成分:白色ワセリン
  • 内容量:30g・50g・500g


定番の成分でオールマイティに使える

保湿といえば定番というべき大洋製薬の「白色ワセリン」ですよね。白色ワセリンはさまざまな軟膏の基材として使用されている成分です。半透明でまさに軟膏といった少しベタつきのあるテクスチャーです。ワセリンはどんな肌にも刺激なく皮膚膜を保護してくれるので、乾燥性敏感肌やアトピー肌の皮膚保護剤として毎日の保湿ケアに使用できます。ただし、かなりベタつきますので外出前などは不向きかもしれませんね。全身に塗る場合は入浴後や就寝前など、ベタついても気にならない時間帯に使用するのが良さそうです。部分使いにも◎で、唇のかさつきやまぶたの乾燥など皮膚の薄い部分にも使用できます。医療機関でも処方される、医療保険が適用される医薬品なので安心して使用することができそうです。

2.丸石製薬「プロペトホーム」

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  • 主な保湿成分:プロペト
  • 内容量:100g


使用感の良い白色ワセリン

丸石製薬の「プロペトホーム」は、チューブ型の白色ワセリンですが、とても純度の高い白色ワセリンになります。ワセリンにも大きく分けて「白色ワセリン」「黄色ワセリン」「サンホワイト」「プロペト」の4種類がありそれぞれ純度が異なります。ワセリンは石油成分から不純物を取り除き高い純度で精製した油脂性の軟膏です。純度の高い順として、「サンホワイト」→「プロペト」→「白色ワセリン」→「黄色ワセリン」になります。ですので「プロペトホーム」は一般的な白色ワセリンよりも純度が高いのが特徴です。非常に使用感がよく白色ワセリンに比べ、ベタつきを抑えたテクスチャーになります。かかとのヒビやあかぎれなど、角質の厚い部分の治療に適しているようです。角質が厚くなってひび割れてしまった場合は、市販の保湿剤だけではなかなか難しいのもです。きちんと医療保険の適用された医薬品で改善していくことが必要ですね。

3.ケラチナミン「ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム」

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  • 主な保湿成分:尿素・ワセリン
  • 内容量:60g・150g


尿素の力でコチコチかかとも滑らかに

ケラチナミンの「ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム」は、尿素配合のクリームとしてあまりにも有名ですが、じつは第3類医薬品に分類される医薬品です。尿素を塗ると瞬時に肌がなめらかになったような感覚になりますが、これは尿素が体内の水分を抱え込んで、角質層付近に止まってくれている証拠です。長時間水分を保持したまま止まることによって、肌表面をふっくらとなめらかに。ひじやひざ、かかとの硬くなってしまった角質をなめらかに保ち、ザラザラとしたさめ肌や、手指の荒れを和らげます。軟膏タイプやローションタイプもあるので使用したい部位によって使い分けるのがおすすめです。尿素で気をつけたいのは、皮膚に炎症など傷がある場合はピリピリとしみますので、皮膚表面に炎症がないことを確認してから使用しましょう。

4.小林製薬「Saiki」

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  • 主な保湿成分:ヘパリン類似物質
  • 内容量:30g


繰り返す乾燥肌荒れにはこれ

乾燥性敏感肌は肌のバリア機能が低下して、通常の化粧水や乳液だけではしみてしまったりとなかなか肌質が安定せずに困りますよね。かゆみや粉ふき、ガサガサなどを何度も繰り返してしまう肌には、医薬品での治療が必要かもしれません。小林製薬の「Saiki」は、バリア機能が低下してしまった肌にヘパリン類似物質で肌内側の細胞に働きかけて、肌荒れをサポートする医薬品の治療乳液です。ヘパリン類似物質は乾燥肌の治療に50年以上使われてきた成分です。体内の「ヘパリン」に非常によく似た成分で「保湿」「血行促進」「抗炎症作用」の3つの働きがあるとされています。肌の基底細胞に働きかけ、弱った細胞を修復するため肌内部から肌荒れを治療していくとされています。もちろん医薬品なので使用する回数は定められています。1日1回〜数回患部に直接塗るかガーゼなどに伸ばして使用しましょう。顔にも体にも、また小さな子供の乾燥肌にも使用できます。本気で乾燥に負けないすこやかな肌を取り戻したい人に、おすすめの治療乳液です。

保湿剤を購入時の気になる疑問・質問


保湿剤を購入する前に解決しておきたい、疑問・質問をQ&A形式でまとめました。ちょっとした不安は購入前にスッキリと解決しておきましょう。

Q1:すごい乾燥肌だけど、どんなタイプの保湿剤がいいの?効果的な塗り方は?

さらっとしたローションやミルクタイプは密着力が弱く、何度塗っても肌表面から蒸発してしまうため、軟膏やクリーム状の密着性のある保湿力の高い成分のものを選ぶようにしましょう。たとえ保湿力の高い保湿剤を塗っても、すぐに乾燥してしまうのは塗る回数が少ないのかもしれません。1日1回ではなかなか乾燥は防げませんので、最低でも朝晩2回は塗るようにしましょう。とくにお風呂上りの肌は水分が蒸発しやすいので、入浴後すぐに塗るのがおすすめです。また日中手指などに塗る場合は手洗いによって保湿剤が取れてしまうので、外出先などではチューブタイプのものを携帯し、こまめに塗り直すのが良いでしょう。

Q2:乾燥がひどい時に、保湿剤を塗ったら塗っただけ効果が高くなる?

保湿剤は塗れば塗るほど効果が高くなる、というものでもありません。医薬品であればもちろん使う回数や使う量が定められているため、きちんと用法・用量を守って使用することが重要です。肌に合う保湿剤ならある程度塗り続けていても問題はありませんが、もう肌トラブルや乾燥がないのにもかかわらず塗り続けていると、サポート力が薄れたように感じたり、体の修復機能を邪魔してしまう恐れもあります。乾燥や肌トラブルがなくなったら日常的に使用するのは控えましょう。

Q3:ステロイドの危険性って?

ステロイド剤の外用薬の強さや危険性はランクによってさまざまです。強さのランクはweak(弱い)・Medium(中間)・Strong(強い)・Very strong(とても強い)・strongest(もっとも強い)まで5段階に分かれています。ステロイドと聞くといっけん危険だと思われがちですが、ランクによっては赤ちゃん用などもあります。Strong(強い)クラスまでなら、市販されている虫刺され用の軟膏などにも配合されているものもあってわりと身近な存在です。正しく使用すれば治療薬として症状を改善させるのに役立ちますが、自己判断で使用したり、用量を守らずに使用したりすると他の肌トラブルを招く恐れがあります。ステロイドの作用である免疫抑制作用はアレルギー反応などをおさえてくれますが、同時に正常な免疫反応もおさえてしまうという特徴も持っています。「とても強い」ランク以上のステロイド外用剤を使用するときは医師の診断をあおぎ、指定された部位にのみ塗布し用量・用法をしっかりと守った上で使用しましょう。

Q4:皮膚科で処方される保湿剤「ヒルドイド」に美容効果があるって本当?

皮膚の治療目的で使用するのは正当ですが、「ヒルドイド」を美容目的で使用するのは控えましょう。アトピー性皮膚炎などの治療薬として処方されている医療用の保湿剤「ヒルドイド」ですが、近頃「ヒルドイド」が美容アイテムとして取り上げられたりすることによって、美容目的で「ヒルドイド」を日常的に使用する女性も増えています。「ヒルドイド」に配合されている保湿成分はヘパリン類似物質です。ヘパリン類似物質の役割は、肌の基底細胞に働きかけ弱った細胞を修復するため、肌内部から肌荒れを治療することです。それが使用してみて「肌がスベスベになった」と感じる女性が多いことから、美容効果があると誤解されてきた理由です。もちろん「ヒルドイド」には美容成分は入っておらずあくまで治療薬です。医薬品なので長期間使用することはもちろん、日常的に使用するのはとても危険です。他の副作用や肌トラブルを招く要因となりかねません。この影響により、今まで医療機関で保険適用されてきた「ヒルドイド」が、美容目的で使用するなら保険適用を外すという危機に陥ったこともありました。

まとめ

ママアイテム編集部の調査のもと、正しい保湿剤の選び方と使いかた、またおすすめの11選を伝えてきました。保湿剤の中には日常的に使用して良いのもと、用量・用法を守って使用しなければいけないものがあることが分かったのではないでしょうか。環境の変化や季節の変わり目などによって肌はゆらぎやすいものです。そんなときは保湿剤を積極的に正しく活用して肌を乾燥から守り抜きたいものです。自分にぴったり合った保湿剤を手に入れて、トラブル知らずのすこやかな肌を手に入れてくださいね。

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