料理にコクや旨味をプラスしてくれるみりんのおすすめを厳選しました!今回は、定番おなじみのみりんから、いつもの料理がワンランクアップするかもしれない高級みりん、さ...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>料理にコクや旨味をプラスしてくれるみりんのおすすめを厳選しました!定番おなじみのみりんから、いつもの料理がワンランクアップするかもしれない高級みりん、さらにこだわりの原料で作られた本格みりんまで幅広くラインナップ。
また、いまさら聞けない「本みりん」と「みりん風」の違いなど、みりんの選び方も詳しく解説していきます。
野菜やお魚、お肉をもっと美味しく食べたいなら、調味料からこだわってみるのもいいかもしれません。そんなあなたに使ってみてほしいみりんが大集合!
ママアイテム編集部
スーパーや食料品店、酒屋などで買えるみりん。お店によってはいくつもの種類が並んでいるけれど、結局いつも同じものを選んでいませんか?
シンプルな味付けの和食だからこそ、調味料によって仕上がりをより美味しくすることができるはず。
早速美味しい和食を作るための、みりんの選び方をチェックしていきましょう。
パッと見た感じとてもよく似ている「本みりん」と「みりん風調味料」ですが、実は結構違いがあるのです。
<本みりん>
<みりん風調味料>
甘みや旨み、照りなどに関してはどちらも似ていますが、臭み消しや煮崩れ防止の働きはみりん風調味料にはありません。
さらにこの他、本みりんと同じように原料を発酵させて作るものに「みりんタイプ調味料」というものがあります。
こちらは、塩が入っているのが特徴です。この、塩が入ることで飲み物ではないということになり、酒税が非課税になります。
江戸時代、みりんは高級なお酒として飲まれていたと言います。ほんのり甘みのあるお酒は女性からも人気があったそうです。
みりんには、そんな古い時代から作られていた「伝統的製法」と、戦後調味料として一般家庭に普及してから大量に作られるようになった「工業的製法」の2種類があります。
<伝統的製法>
<工業的製法>
それぞれの違いをチェックして、製法にもこだわって選んでみてくださいね。
よく使うみりんだから、価格も気になりますよね。「本みりん」だけでなく「みりん風調味料」も合わせて見てみましょう。
今回は700ml〜1,000mlのタイプの価格で比較します。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格 | 300円以下 | 500〜1,000円 | 1,000円〜 |
特徴 | みりん風調味料 | 一般的な本みりん | こだわりの原料を使った本格派 |
高級価格帯でも、驚くほどの高額にはならないので一度試してみようかな……と思える
のではないでしょうか。
いつもの野菜の煮物や煮魚、照り焼きなどがグッと美味しくなるかもしれません。
ふだんからメーカーやブランドにこだわってみりんを選んでいるという方にはおなじみの、3つのメーカーを改めてご紹介します。
埼玉県狭山市でみりんとお酒の良いところを合わせ持った「味の母」を製造しているメーカーです。
業務用としても昭和30年から販売が始まった「味の母」。まろやかな甘みと素材の味を引き立ててくれる調味料として一般の家庭でも愛用されています。
料理のプロの間で愛用されている「三河みりん」は、九重味淋から広まっていったと言います。
みりんを専門として安永元年から続く歴史のあるお店です。築300年の蔵で作られるみりんは、品のある甘さと旨味、また独特の豊かな香りが特徴です。
豊かな田畑から生まれる穀物や、美しい水、そして微生物の力を受けて作る焼酎や清酒、調味料などを展開する老舗メーカーです。
中でも本みりんは、みりんといえば「タカラの本みりん」と言われるほど、トップブランドとして親しまれています。
今回はさまざまなタイプのみりんの中から、おすすめを厳選しました。その際に比較したポイントは以下の3つ。
我が家の定番になる、料理を美味しくしてくれるみりんが見つかるはずです!
みりんのおすすめと言いながら、編集部が一番におすすめしたいのが発酵調味料である「味の母」!
お酒とみりんのいいところを合わせたような調味料で、料理好きの方はもちろん、手軽に美味しい料理を作りたい方や健康に気を使う方にもおすすめです。
米と米麹を発酵させて「もろみ」という日本酒の元になる「おかゆ」のような状態のものを作ります。これを醸造して塩を足したのがこの「味の母」です。
<おすすめPOINT>
そもそも、料理にみりんと料理酒を使うのにはそれぞれに役割があります。
みりんは焼酎を使って作られますが、「味の母」は熱に強い日本酒がベースになっているので、料理酒を使う必要がないのです。
まろやかな甘味に加えて塩が加えられているので、塩加減を見ながら我が家に合う味付けにしていくといいですね。
ここからは、身近なスーパーで見かける「定番本みりん」の中から人気のものをご紹介。隠し味にこだわると、料理がもっと美味しく楽しくなりそうです。
全国味淋協会によると、平成26年に作られた本みりんの課税移出数量で「タカラ本みりん」は最大のシェアを占めているそうです。
原料をじっくりと熟成させることでできる黄金色のみりんは、毎日の料理をより美味しくしてくれます。
<おすすめPOINT>
定番人気のタカラ本みりんは、ニーズに合わせて選べるさまざまなパッケージやサイズのものが揃っています。
中でも、ペットボトルのこちらのタイプは大きすぎず手軽、リサイクルもできるエコなところが魅力です。
お酢やつゆ、たれ、お寿司の素など幅広い商品を展開するミツカンが作る本みりん。
和食の基本的な調味料のひとつだから、安心して使えるものを選びたい!という方に支持される定番の一本です。
><おすすめPOINT>
家族が和食好きだったり、食べ盛りなお子さんがいらっしゃったりすると、料理の際にみりんが登場する頻度が高くなり、たくさん消費するものです。
そんな時には気軽に使えて、料理が美味しく仕上がるこちらの本みりんがおすすめです!
しょうゆが有名なキッコーマンが作ったこだわりの本みりんは、米の魅力で素材の味がより良くなるおすすめの調味料です。
角が取れたまろやかな味わいに仕上がるので、料理上手に一歩近づけるかもしれません。
<おすすめPOINT>
また、こちらのみりんは「くびれプッシュボトル」を採用しているところにも注目です。ボトルのくびれている部分をキュッと押すと、必要な分だけが出てくる仕組み。
計量スプーンで測る時や、素材に直接ふりかけたいときに出しすぎることがなくて便利です。
料理の出来栄えを左右する隠し味として、ぜひ使ってみたいのが高級みりん。
今回は素材にも製法にもこだわりのある、歴史のあるメーカーばかり集めました。「本物のみりん」を使って素材の味を活かした料理を楽しみましょう。
本来のみりんの原料であるもち米、米麹、米焼酎だけを使った本格派。もち米の持っている甘味や旨味を感じることができる、飲んでも美味しいみりんです。
<おすすめPOINT>
自然な環境で育てられた原料を、昔ながらの釜を使って仕込んでいきます。
醸造から熟成まで、2年もの歳月をかけて作られる三河みりんは、体に優しい無添加調味料として料理をより美味しくしてくれます。
琥珀色のコクのあるこちらのみりんの美味しさは、一口飲んでみればわかるはず。
「本みりん」ならどれも同じかと思いきや、一度使ったらみりんの大切さを実感できる、本物のみりんです。
国産の米を麹にして、蒸したもち米と米焼酎を合わせて「もろみ」の状態にして90日間かけて糖化させていきます。
それをゆっくりと絞って出来たみりんをさらに3年熟成させて、料理のプロにも愛される美味しい本みりんが出来上がるのです。
<おすすめPOINT>
もち米の甘さはすっきりとキレが良く、料理の味を邪魔しません。そのため、和食以外にもホットケーキやどら焼きなどのお菓子やご飯を炊く時に少し足すと、美味しさがアップします。
一度使うと他のみりんには浮気できない!というリピーターが多い人気商品です。
きれいな水と美味しいお米が育つ土壌、そして温暖な気候でみりん作りに適している愛知県三河。
さらに船を使って江戸へ届けるためのルートがあるということから、多くの蔵が本みりんを作っていました。
この、三河で本みりんを作るということを始めたのが九重味淋の創業者である石川八郎左衛門信教という人物。
<おすすめPOINT>
もち米と米麹を合わせた「もろみ」を絞った時に出る液体の方がみりんになりますが、その残った「みりん粕」も香りが良く、お漬物の床に活用されるそうです。
熟成期間が2〜3ヶ月のこちらのみりんは、濃厚すぎず、さらっとした自然な味が特徴。甘すぎないみりんが好みの方におすすめです。
伝統的な製法で作られた甘強酒造の本みりんは、国産の原料を使ったまさに本物のみりん。自社で醸造した焼酎の香りがみりんの美味しさを引き上げてくれています。
こちらは、多くの料理店や食品工場でも使われている信頼の逸品です。
<おすすめPOINT>
糖類などを入れていない自然な甘味で、料理に砂糖を使う必要がなくなると言います。和食だけでなく、中華や洋食、お菓子作りなど気軽に取り入れることができます。
また、余計なものが入っていないすっきりとした美味しさで、そのまま飲んでもOK!
お米の甘味や旨味で食生活が豊かになりそうですね。
隠し味や臭み取り、照りを出すなど料理の主役ではないけれど欠かせない存在のみりん。
そんなお役立ち調味料だから、本格的なこだわり原料を使ったものを選びたい!というあなたにおすすめの3本をご紹介します。
愛知県三河地方に伝統的に続いている醸造スタイルで作られる本みりんです。
<おすすめPOINT>
タイ産のもち米と米麹を使用していて、価格は抑えめだけれど製法は本格的。
みりん風調味料やその他の本みりんと、三河みりんの違いを試してみたいという方にもおすすめです。
じっくりと時間をかけて仕込まれたみりんならではのコクと旨味、さらっとした甘さを感じることができるはずです。
こだわりの原料だけを使って愛知県三河にある蔵で醸造される本格的なみりんは、大正13年の創業から伝わる伝統的な製法を守って作られています。
<おすすめPOINT>
低温仕込みで作られるもろみを絞ってから1年間の熟成期間を経て完成する本みりんは、三河みりんならではの香りと甘味、旨味が際立ちます。
自家用としてはもちろん、贈り物にも喜ばれること間違いなしです!
石川県の酒蔵「福光屋」が作る本みりんは、石川県産のもち米とお酒造りに最適な米「フクノハナ」から作られる米麹を使った本格派。
<おすすめPOINT>
米麹の量を増やして、米の甘味や旨味をグッとアップさせているので、いつもの料理に少し加えるだけでも違いを実感できるはず。
煮物や焼き物、和食や中華、洋食など幅広い料理に大活躍してくれます。
米にこだわる日本酒の酒蔵だからこそ作ることができる、素材の味を引き立てる飲んでも美味しい本みりんです。
いつもなんとなく買っているみりん、改めて確認しておきたい二つの疑問について詳しく解説します!
開封後の保存方法は種類によって異なります。
アルコールが13〜14%ほどの本みりんは常温保存が可能。冷蔵保存をすると、糖分が固まってしまう場合があるので注意が必要です。
みりん風調味料はアルコールがほとんど含まれていないので、常温では傷んでしまいます。
こちらも種類によって異なります。
お酒の一種である本みりんは比較的消費期限は長めです。とはいえ、あまり長い期間置いておくより早く使ったほうが良いですね。
みりんは一升瓶から300mlほどの少量タイプまでさまざまあるので、使用頻度に合わせたサイズのみりんを選ぶのがおすすめです。
料理に風味や旨味、自然な甘味をプラスしてくれたり、見た目に美味しそうな美しい照りを出してくれるみりん。みりんをうまく使いこなせたら、料理上手に一歩近づけそうですね。
今回は、手軽に買えるおなじみブランドのみりんから、本格的なみりんまでさまざまな商品を紹介しました。試しに一度使ってみたい!というものが見つかったなら、ぜひ試してみてください。
美味しいみりんに変えることで、得意料理がひとつ増えるかもしれませんよ。