高圧洗浄機が人気のケルヒャー製品でおすすめのアイテムは?世界で初めて高圧洗浄機を開発したことで知られる「ケルヒャー」は、長い歴史に培われた確かな品質と、欲しい部...
山田貴史
某大手イヤホン・ヘッドホン専門ショップ元販売員です。10年間勤めていました。初心者から専門家レベルの接客経験があるので、読者様それぞれのニーズにあった情報をお届けします。
プロフィール詳細へ>>
高圧洗浄機が人気のケルヒャー製品でおすすめのアイテムは?
世界で初めて高圧洗浄機を開発したことで知られる「ケルヒャー」は、長い歴史に培われた確かな品質と、欲しい部品がいつでも手に入る融通性で人気のグローバルブランドです。
そんなケルヒャーの人気アイテムのうち、とくにユーザーの口コミで評価の高い2023年最新版のおすすめ11選を紹介します。
ホームクリーニング用や洗車用など、あると便利な付属品をまとめた高圧洗浄セットを中心に、静音タイプの人気商品や画期的なホームクリーナーなど、軽量コンパクトで掃除ができるケルヒャーの魅力がたっぷり。
あなたのライフスタイルにぴったりの高性能な一台がきっと見つかります。
ママアイテム編集部
ケルヒャーの高圧洗浄機を選ぶときに外せないポイントを、以下の7つにまとめました。
高い圧力で洗浄するタイプは汚れ落ちも強力ですが、洗浄したい場所や物によってはそれほどのパワーを必要としないこともあります。カーポートやベランダ、外壁など戸外の汚れはガンコなので、洗浄剤を使ってパワフルに。自転車や網戸などそれほど重量のないものは、吹き飛ばされない程度の水圧で洗浄しましょう。
ケルヒャーの高圧洗浄機には、コンパクトな小型タイプのものから広範囲の作業に適した大型タイプのものまであります。大型になるほどモーター音も高くなるため、集合住宅や静かな住宅街で騒音が気になるという場合は静音タイプの製品を選びましょう。
高圧洗浄機は、毎時数リットルの水を高圧で噴射して汚れを落とすマシーンです。いきおいよく飛び散った汚水が階下のベランダにまで届いて迷惑になったり、思わぬところに飛んで後始末が大変ということのないよう、マンションの清掃には専用のガード付きデッキクリーナーがおすすめです。
一般的な高圧洗浄機は、水道から出る水に圧力をかけることで勢いよく水を噴射します。これに対し、自吸機能をそなえたタイプは容器に溜まった水を自力で吸い上げ、高圧で噴射するという違いがあります。お風呂の残り湯やポリタンクの溜め水を効果的に利用することができて便利です。
日本の東と西では交流電流の周波数が異なります。東日本では50ヘルツ、西日本では60ヘルツで、境目にあたる長野県や新潟県では50ヘルツと60ヘルツが混在しています。周波数の合わない製品を使用してしまうと故障や火災の原因となるばかりか、故障した場合は保証期間中であっても対象とならないので注意しましょう。
いろいろなアクセサリーが付属されたセットはたしかに便利ですが、あまり使わないアイテムまで含まれている場合は結果的に無駄になってしまいます。
はじめて導入する場合はまず本体を購入し、欲しい機能をその都度オプションで追加するという方法もあります。
コンパクトな家庭用から業務用まで用途に合わせたグレードが選べるケルヒャーの高圧洗浄機。それぞれの価格帯と特徴は次のとおりです。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
製品名 | ・7,200円~K2クラッシック | ・3,1000円~K4 サイレント ホームキット | ・1,700,000円~HD9/50 Pe Cage |
特徴 | 軽量コンパクトな家庭用。1ジェットノズルを標準装備。 | 世界初の水冷式静音タイプで、集合住宅でも使える。 | エンジン式超高圧モデル(吐出圧力50Mpa) |
求めやすい価格の「K2クラッシック」は、ケルヒャーの家庭用モデルのなかでもっともコンパクトで、シンプルなノズルを装備した初心者向けです。窓・網戸・自転車・小型自動車の洗浄に適しています。高級モデルの「HD9/50 Pe Cage」は、ガソリンエンジンで動く超高圧の洗浄機。高い安全性と耐久性を備えたハードユーズタイプです。
「高圧洗浄機といえばケルヒャー」といわれる世界的に有名ブランド。その人気の理由をカンタンにまとめます。
ドイツ南西部の都市・バーデンに拠点を置くグローバル清掃機器メーカーで、1935年(昭和10年)創業の老舗。1950年に世界で初めて高圧洗浄機を開発し、特許を取得しています。歴史につちかわれた性能と使いやすさ、充実のアクセサリーで作業効率が良いのが魅力です。
1988年の上陸以来、日本でも家庭用モデルが市場シェア65%に達するほどの人気を誇るケルヒャー製品。高圧洗浄機のほか、スチームクリーナーやバキュームクリーナーも支持されています。以下は今回おすすめする製品の基本性能をまとめた比較ポイントです。
※吐出圧力は「Mpa」吐出水量は「L/h」重さは「Kg」稼働時の音は「db」で表示
「Mpa」は圧力の単位です。1Mpaは約9.87気圧で、数字が大きいほど高圧で水を噴射します。ちなみに、一般的な家庭の水道で約0.2Mpa(2気圧)です。
「db」は音の強さを表します。騒音周辺の環境にもよりますが、静かな図書館は40db、人の会話は50dbです。45dbに達すると「音が気になる」と感じ、55dbは「ややうるさい」と感じるレベルです。
ケルヒャーといえば用途によって幅広いラインナップから選べる「高圧洗浄機」が定番です。ノズルやランスなどの後付けアクセサリーが豊富なので、初心者にはスタンダードなタイプがおすすめ。ケルヒャーの高圧洗浄機は、おもにクイックコネクト接続(本体)・トリガーガン(ノズル接続部)・高圧ホース・給水口フィルター・ノズル・ランスなどのパーツで構成されています。
小型でコンパクトなものから電源がなくても使えるエンジン式のプロ仕様まで、いくつかのタイプがあるケルヒャーの高圧洗浄機。全機種とも自力で水を吸い上げて噴出する自吸タイプなので、水道がないところでも溜め水で高圧洗浄ができます。「K2」シリーズは、そんなケルヒャーの家庭用ラインのなかでもっとも軽量なコンパクトモデル。本体に広角ノズル「バリオスプレーランス」を標準装備したベーシックな「クラッシック」に、500mlの洗浄剤タンクをプラスした「ベーシックプラス」は、自由に圧力調節ができます。網戸や自転車・クルマの清掃はもとより、草木の水やりなどいろいろな場所で活躍します。本体はノズル格納ホルダー付きで、すっきりと保管・収納ができる省スペース設計。安全弁や緊急時のモーター停止機能も付いているので、はじめての人や女性でも安心して作業ができます。
別売りのアクセサリーには、水道の吐水口と本体を結ぶ水道ホースのほか、高くて見えないところや車のタイヤに便利なスプレーランス、しつこい汚れもしっかり落とす洗車用ブラシなどがあるので、必要に応じてカスタマイズしていきましょう。
高圧洗浄機は水に圧力をかけ、強い水流で汚れを落とすという安全でエコな掃除アイテム。用途別になった専用の洗浄剤を使えばガンコな油汚れにも効果的にアプローチができて節水効果も期待できます。ここでは、バリエーションも豊富なケルヒャーの高圧洗浄機のなかからおすすめの5選を紹介します。
先述のベーシックモデルに、扇状の水を噴出する「1ジェットノズル」と泡状の洗浄剤を吹き付ける「フォームノズル」、「ウォッシュブラシ」が付いて、さらに「洗浄剤(3 in 1カーシャンプー)」もセットになった洗車用の商品です。泥だらけになった自転車・バイクも、パーツが入り組んで手洗いが面倒だった部分までシュッとひと吹きで汚れを落とせます。さすがに水圧だけですべての汚れを落としきることは難しいですが、車体を細かい傷から守る余洗いに使うだけでも水の使用量を減らし、大幅な時短にもつながります。ケルヒャーのカーシャンプーは薄めずにそのまま使える弱アルカリ性。速乾性にすぐれ、ボディやホイールにこびりついた泥や油性の汚れを効果的に除去し、WAX効果でボディにツヤを与えます。
本体にプラスチック製のキャスターと大きな取っ手が付いて、移動もラクなK2シリーズのホームキットです。セットされているノズルは、水圧がコントロールできて洗浄剤も使える「バリオスプレーランス」と、直噴式高速回転で広角ノズルの1.5倍以上のパワーを発揮する「サイクロンジェットノズル」の頼りになる2本。給水温度は最大で40℃まで利用可能なので、網戸のようにデリケートなものから汚れのひどい外壁まで、幅広い用途に使えてたいへん便利です。水が周囲に飛び散らず力をかけずに汚れが落とせるデッキクリーナーと、あらゆる汚れを効果的に落とす多目的潜在「ユニバーサルクリーナー」も付いています。手にしたその日から家中ピカピカにすることができて、いそがしい年末の大掃除などには大助かりですね。
体感音を50%カットして、住宅地でも気兼ねなく使えるようになった新コンパクト&静かな高圧洗浄機。旧モデルとの互換性があるところは、さすがドイツのブランドです。静かさのヒミツはモーターまわりを水で冷やす静音構造で、従来品に比べて音が外にもれにくいだけでなく、耐久性が約3倍もアップ。なんと3年間のメーカー保証が付いています。持ち運びに便利なハンドル部分は本体に格納できるデザイン。使うときだけ引っ張り出せるので、コンパクトに保管できて収納場所を選びません。付属品の自吸用ホースは、フィルターと組み合わせて使えばポリタンクなどの溜め水から給水が可能。バルコニーや外壁など、水道ホースが届かないところでの作業に便利です。
静音設計の冷水式で、集合住宅でも心おきなく使える「サイレント」シリーズの中型モデルです。強力なインパクトでしつこい汚れを除去する「サイクロンジェットノズル」と、水圧をコントロールできる「バリオスプレーランス」の合わせ技で、自転車からブロック塀までパワフルに洗浄。デリケートな素材にも、こびりついたガンコな汚れにもしっかり対応できるので、ガーデニング周辺からお風呂の掃除までこれひとつで何でもこなせて大活躍です。付属品の「テラスクリーナー T 350」は、スプラッシュガードが水ハネを防ぎながら2つのジェットノズルが回転してムラのない洗浄を実現。水圧でランスがホバークラフト状態となるため、余計な力を入れずに広範囲の洗浄が可能です。垂直面の清掃にも便利な2つのハンドル付きで、先端部を外せば1本が40cmの延長ランスとしても利用できます。
モーター音を50%カットした静音モデルに、テラスクリーナー&洗浄剤のホームキットと、回転ブラシ&フォームノズルのカーキットを装備した夢のフルセットです。高圧ホースは余裕の12mで、広範囲の作業も無理なくカバー。世界初の水冷式モーターと充実の付属品で、さまざまな汚れを静かにそして確実に取り除きます。ケルヒャーの高圧洗浄機は、高圧ホースの取り付けもワンタッチのカンタン接続。準備も片づけもラクな掃除アイテムだから、自然と出番も増えるというものです。しかも、全モデルが水道の蛇口と本体をつなぐホースを付属していないので、今あるものをそのまま使えて無駄がないのも気持ちがいいですね。
ニューヨーク・スタテンアイランドにそびえる自由の女神像や、ドイツ・ベルリンのブランデンブグル門など、世界中の観光名所に建つシンボルをピカピカにしてきた実績をもつケルヒャーですが、優秀なのは高圧洗浄機だけではありません。家庭用なら以下のモデルがイチオシです。
結露や浴室の水滴など、湿気とカビの原因となる水分をボタンひとつで強力に吸い込み、手を汚すことなくワンタッチで汚水を排出できるクリーナーです。窓掃除をするときには、洗浄剤を吹き付けてマイクロファイバー製のワイプパッドで伸ばし、汚れを浮き上がらせてから吸引します。バキューム式なので水ダレして周囲を汚す心配もなく、拭き跡も残らないので面倒な窓拭きも一度で完結。洗車の仕上げ作業である水滴取りにもおすすめです。
リチウムイオンバッテリーを内蔵したコードレスの充電式で、いちどの充電で約20分の連続使用ができます。
きれいになったつもりでも、スチームで浮き上がらせればまだまだ落とせる!という心強いアイテム。約4分で143℃までヒートアップし、100℃の蒸気で汚れを落とすスチーム式のクリーナーです。本格的なボイラー式で安定した高温スチームを供給でき、給水タンクが着脱式なので連続使用も可能。洗剤を使用しないので、二度拭きや手荒れの心配もありません。洗たくができないソファやチャイルドシートに、梅雨の季節の防菌・防カビ対策として、しつこい油汚れが面倒なキッチンのお掃除に。洗剤不使用でいろいろな場所をスッキリと除菌できる人気アイテムです。
ケルヒャーのスチームクリーナーをもっと手軽に使いたいときは、よりコンパクトなスティックタイプがおすすめ。ボイラーで100℃のスチームを噴出する基本性能はそのままに、ヒートアップ時間3分でスタンバイ完了。使いたいときにいつでも使えて、すっきりコンパクトに収納できる点も毎日使いのアイテムとして合格点です。クリーナーとしてだけでなく、洋服のしわを伸ばすスチーマーとしてアイロン代わりにも重宝します。新しくなったフロアノズルは、日本の住宅にもピッタリの幅24cmというサイズ。先端ノズルの角度は自在に変えられるので、狭いスキマの汚れも逃さずキャッチすることができます。
3つの革新的なフィルターを通すことで、空気中の小さなチリやホコリを99.95%まで除去する画期的なホームクリーナーです。英国アレルギー協会も認めたアレルゲン除去率で、アレルギー症状で悩んでいる人にはとくにおすすめです。水フィルターで、ほとんどのハウスダストをキャッチし、さらに防虫フィルターと高性能HEPAフィルターを通すことでバクテリアやダニ、花粉などの微細な異物をパワフルに除去。サイクロン式よりも排気がクリーンで、集めたゴミを水と一緒に捨てるので一度吸ったチリが再び舞い上がることもありません。フィルターやパイプなどのパーツはすべて水洗いが可能なので、いつも清潔に使えるところも人気の理由です。
液体汚れから乾燥したゴミまで、フィルター交換なしで何でも一度に吸い込める乾湿両用のバキューム式クリーナーです。ボタンひとつでフィルターの目詰まりを防いで吸引力を持続するクリーニングシステムなどの高機能を備え、掃除したい場所に応じた豊富なアクセサリーが充実しています。
落ち葉などの大量のゴミは吸い込まずにブロワー機能で吹き飛ばし、一カ所に集めてから始末しましょう。特許を取得しているケルヒャー独自のフィルターは、取り外しのときにも手を汚すことなく簡単ワンタッチ。ほかにも作業がはかどるノズルスタンドや実用的なコード、キャリーハンドルなど、取り回しの良さが際立つディテールが満載です。多目的に使えるハイパワー掃除機でありながら、消費電力は900Wとパフォーマンスの面も申し分ありません。
初めてケルヒャーを導入するときや、買い替えを検討するときに気になるポイントをまとめます。
ケルヒャー製高圧洗浄機のコネクターは丸蛇口に対応しているので、それ以外の蛇口はそのままでは使えません。角蛇口につなぐ場合は、別売りの万能口金を取り付ける必要があります。ネジ式タイプにつなぐ場合は先端のネジ部分を取り外し、ネジ付蛇口アダプターを装着します。
表面がメッシュで補強された「耐圧タイプ」で内径は12mmから15mm、30m以内のホースであればメーカーによらず使用が可能です。
ケルヒャー高圧洗浄機の連続使用時間は、どのタイプでも60分です。実際には家庭用洗浄機で60分続けて作業するという場面は少ないかもしれませんが、もしクルマを続けて何台も洗うような場合には、60分使用したら30分休ませるようにしましょう。
高圧洗浄機の消費電力は1,000W〜1,400Wで、目安としては1kW/hあたり27円前後です。消費電力1,300Wのベランダクリーナーを30分間使った場合の電気代は、約17.5円(27×1.3×0.5=17.5)になります。
家庭用を業務利用することは故障の原因にもなるのでやめましょう。万が一故障した場合は、保証期間中であっても対象外となります。
油分を含んだ汚れや粘土質の土は水圧だけでは落ちにくいので、専用の洗剤やブラシを使って洗浄します。またカビによる黒ずみやサビによる色素の沈着などは落とせません。
標準装備の高圧ホースは10mまで延長することができます。その際、延長用ホースは高圧洗浄機の本体と標準ホースの間に取り付けて使用します。
泥だらけのクルマでもスピーディーに洗車できるのが高圧洗浄機ですが、高圧で水を噴射する特性上、いくつかの注意点があります。まず水圧ですが、あまり強すぎると塗装を痛める恐れがあるだけでなく、地面の小石などを飛ばしてボディに傷をつけることがあります。様子を見ながら、まずは低圧から始めましょう。
今回は高圧洗浄機でおなじみのブランド「ケルヒャー」の掃除アイテム11選を紹介しました。ケルヒャーは世界で初めて高圧洗浄機を開発したメーカーだけあって、その他のクリーナーも斬新で革新的ですね。高圧洗浄機を使っているユーザーの使用目的は、年末の大掃除に欠かせない雨どいの掃除や網戸の洗浄、洗車などです。ガソリンスタンドの洗車機ではキズが付きやすく、かといって小まめに手洗いする時間もないというユーザーにとって、節水と時短を両立できるケルヒャーは無くてはならないアイテムでしょう。爽快な洗浄力はストレス解消にもなっているようです。コンパクトで置き場所も選ばないケルヒャー製品の中から、自身のライフスタイルにピッタリの一台を見つけてくださいね。