コンタクトレンズを使用する際には、目の健康を保つために、コンタクトレンズ洗浄液をきちんと選んで使うのがおすすめ。どの商品もコンタクトレンズをきれいに洗浄できます...
中村史恵
テレビ通販で美容食を購入し、そこから美容食にどハマり。美容食使用歴10年の40代主婦です。美容食に関するレビューや記事執筆などのお仕事依頼を受託していて、美容食アドバイザーともいわれています。
プロフィール詳細へ>>コンタクトレンズを使用する際には、目の健康を保つために、コンタクトレンズ洗浄液をきちんと選んで使うのがおすすめ。
どの商品もコンタクトレンズをきれいに洗浄できますが、コンタクトレンズの種類によって洗浄方法にも違いがあります。
自分の使っているレンズの種類はどれか、ライフスタイルや自分に合った洗い方はどれかを考慮して洗浄液を選びましょう。
きっといつものコンタクトレンズを、より安心して便利に使用することができますよ!
日々、大事な目に装用するコンタクトレンズだからこそ、できる限りトラブルを避けられるよう、ケアをしっかりと行うことが大切です。
正しいケアで、快適なコンタクトライフを送りましょう!
ママアイテム編集部
さまざまな種類があるコンタクトレンズ洗浄液ですが、それぞれ特徴があります。洗浄液によって洗浄方法も異なるので、選び方のポイントを押さえつつ自分のコンタクトレンズに合うものを選びましょう。
MPSとは、「マルチ・バーバス・ソリューション」の略称で、ソフトレンズの洗浄液です。コンタクトレンズの洗浄・すすぎ・消毒・保存のすべてを1本の洗浄液で行うことが可能。MPSの使い方は、清潔な手のひらでレンズを片面20~30回のこすり洗いを行うことが必須です。
洗い終わったら、さらにMPSでレンズをすすぎ、MPSを入れたレンズケースで保存。一定の時間以上浸けると洗浄が完了し、新しいMPSでレンズをすすいで装用します。レンズケースは細菌繁殖防止のため、MPSでしっかりすすぎ洗いをした後、自然乾燥が必要です。
何種類も薬液を使わないですむため、旅行など持ち運ぶ際には、こちらのミニタイプのものが荷物も手間も少ないのでおすすめですよ。
過酸化水素の洗浄液は基本的に、こすり洗いなどをせずに、つけおきのみでケアが完了します。過酸化水素タイプは、そのままだと細胞を破壊するほど強い成分なので、各商品ごとに異なりますが、必ず中和する必要があります。
それぞれの洗浄液によりますが、おおよそ4~6時間程で中和が完了し、完了後はそのまま目に装用が可能。洗浄液によっては、装用前にすすぎが必要なものもありますので必ず確認を。
ただし、ゴミが入ったなど上手く装用できないからといって、過酸化水素の洗浄液では絶対にすすぎをしてはいけません!刺激が非常に強く、痛みや充血などのトラブルが起こってしまいます。別売りで、保存やすすぎ専用の液があるので、そちらを購入して利用しましょう。
ソフトレンズはすべての洗浄工程が一本で完了する、前述のMPSタイプの人気が高いです。洗浄方法が簡単なだけでなく、持続的に消毒効果があり、ソフトレンズへの影響が少ないことが特徴です。
また、誤用してしまった場合も、劇薬である過酸化水素タイプよりも危険は少なく、煮沸消毒なども不要なため、安全性が高く、子どもがいる家庭でも扱いやすいのでおすすめです。ただし、こすり洗いが不十分だったりレンズケースのケアを怠ると、細菌が繁殖してしまう可能性も。
いくら簡単に使えるといっても、使い方を誤ると思いがけないトラブルを起こしかねません。説明書通りにきちんとケアを行い、必ず3ヵ月に1度の定期健診を受けましょう。
コンタクトレンズ洗浄液は、それぞれ価格に差があります。どの価格帯がどのような特徴の洗浄液かを知り、自分のレンズに合う商品を選び、購入しましょう。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
特徴 | 洗浄から保存までが1本の洗浄液で完了。 | 洗浄力が高い、うるおい成分などを配合。 | 洗浄力が高く、中和剤などがセット。ポビドンヨードタイプ。 |
価格 | 599円以下 | 600円~1,199円 | 1,200円以上 |
1本でレンズのケアが完了するタイプは比較的手軽な価格で、洗浄後の着け心地も考慮した洗浄液がとくに人気です。また、洗浄液と中和剤がセットになったものや、独自の技術を駆使した商品、洗浄力の高さが特徴のものは、他の洗浄液に比べ、多少高めの価格の場合があります。
目に直接つけるコンタクトレンズなので、その洗浄液も安心して使えるものを購入したいですよね。各メーカー・ブランドの特徴を知り、自分の使うコンタクトレンズに合った洗浄液を選びましょう。
メニコンは、目に対する安全性にこだわりを持ちながら、お客様目線での製品・サービスの提供、新たなニーズへの対応に努めています。一人ひとりに”見える喜び”を届けるため、信頼できるパートナーとして視野を広げています。
アルコンは、1973年の創立以来、アイケアのグローバルリーダーとして、より良い視界の提供に日々取り組んでいます。コンタクトレンズやケア製品はもちろん、アイケア専門家と共に医療分野へも貢献しています。
ボシュロムは、高品質なアイヘルス製品を幅広く取り扱っているブランドです。「確かな視界で快適な暮らしを」という目標を掲げ、年齢に応じた視力を生涯にわたり維持・改善することに努めています。
AMOは、ジョンソンエンドジョンソンビジョンとして眼科製品事業を行っています。コンタクトケア用品においても、高い洗浄・消毒性だけでなく、安全性を追求し、適切な視機能の向上を支援しています。
コンタクトレンズ洗浄液はなんとなく選ぶのではなく、その特徴や性質を知ることが大切です。自分の使用しているコンタクトレンズのタイプや、どの洗浄方法が適切かなどを見極めて洗浄液を選びましょう。
洗浄液の種類はたくさんあるので、どれを選べばいいか分からない、使いやすいものが早く欲しい、などいろいろな希望がありますよね。そんなときには、最近はコンタクトの主流であるソフトレンズの、すべての素材に使えるタイプがおすすめです。
たんぱく除去成分が配合されている、高い洗浄力が特徴のコンタクトレンズ洗浄液です。普段、レンズのくもりや汚れが気になる方にぴったり!脂質汚れやたんぱく汚れを除去し、いつも視界をクリアに保ち快適に過ごせます。
1箱に1つ、専用のレンズケースが付いてくるため、定期的にケース交換が可能。国民生活センターの調査によると、こちらの製品はアメーバ殺菌にも有効なため、安心して使用できますね!また、洗浄力の高さだけでなく、レンズと目の間に涙のクッションをつくる、うるおい成分ポロキサミンも配合。
しっとりとした使い心地で、目のゴロゴロとした違和感や痛みを感じることがありません。それにも関わらず、ケアが1本でできるMPSタイプなので、一度使ったらリピートする方が多く、眼科でもよく勧められる洗浄液です。
さらに、目を清潔に保つためには、コンタクトの毎日の洗浄は欠かすことができません。こちらは透明なボトルなので、残量が分かりやすく買い忘れ防止にも役立ちます。ボトル表面はザラザラとした質感で、濡れた手でもボトルが滑りにくく持ちやすい!
簡単なケアで毎日安心して利用できる、トータルで魅力的なコンタクトレンズ洗浄液です。
1本で洗浄・消毒・保存ができるMPS洗浄液は、簡単にレンズケアができます。忙しい方や、毎日のレンズの洗浄に何種類ものケア用品を使うのが面倒、ついうっかり忘れてしまう、という方にもおすすめ。
また、旅行などで、意外と荷物になりがちなケア用品も、MPS洗浄液なら1つですみます。持ち運びやすく使いやすいので重宝しますよ!しっかりとこすり洗いをして、毎日清潔なレンズを装用しましょう。
同社の製品であるエピカゴールドの「ダブルのうるおい」に、新たに天然系の保湿成分が配合された洗浄液です。レンズのうるおいをよりしっかりと保つので、目の乾きがとくに気になる方におすすめ。
もちろん、微生物に効果的に働く塩酸ポリヘキサニドでしっかりと消毒されています。消毒性はどうしても体感しにくい部分が多いので、どの成分がどのように働いているのかを、こちらの洗浄液のようにきちんと表示されていると安心ですね。
2weekなどの使い捨てタイプでは、使用期間終了ごろになると、レンズがくもりがちだったり、汚れがひどい場合にはアレルギー症状の原因となってしまうことも。しかし、こちらは洗浄力と、たんぱく汚れの付着防止・除去・変性防止の3ステップで、不快感なく快適にレンズを使い続けることができます。
また、レンズケースはボトル1本に1つ付いており、右目用は「R」と書かれた青色で、左目用は透明になっています。視力が弱い方にとって、レンズを外した状態でも左右を間違えない工夫がされているのは嬉しいですね!
コンタクトレンズの乾きが気になる方におすすめな、「うるおいコーティング」で、ぷるっとしたうるおいが実感できる洗浄液。乾燥しやすい季節にも使いやすい製品です。自然な涙に近い性状なので、目にやさしい使い心地なのが魅力ですね。
眼感染症の原因となってしまう細菌・真菌などに対して、優れた消毒効果・洗浄効果を発揮します。その効果を十分に得るためにも、清潔な手で、こすり洗いとすすぎをしっかりと正しく行うことが大切!ケアが不十分だと、せっかくの効果を得ることができません。
ボトルから洗浄液が細めに出るため、ケースにすすぐ際もこぼれにくく、使い過ぎを防ぐことができます。また、たんぱく汚れも落としてくれるので、レンズがくもりやすい・目がゴロゴロする、などの不快感がありません。一日中クリアな視界が続くので快適!
こちらのボトルのキャップは、両手で回して開けるタイプなので、「キャップが半開きだった!」なんてこともなく、こぼしたり閉め忘れたりすることがないので安心です。
独自のうるおい成分「テロトニック」が、レンズ表面のドライスポットに水分を引き寄せてくれるので、長時間うるおいが続く洗浄液です。粘り気がなく、サラサラした使い心地なので違和感なくうるおい、ドライアイなど乾燥で悩む方も快適に使うことができます。
さらに「テロトニック」はレンズ上の脂質汚れを、クエン酸はタンパク汚れを除去してくれるので、いつでも新品のようなクリアな視界で過ごせます。コンタクトが見えにくい状態だと、何をしていても一日中気になってしまいますし、目の病気などトラブルの原因になりかねません。
また、これ1本で洗浄・すすぎ・消毒・保存ができるのに、目にやさしいという点もポイント!目に刺激の少ない消毒成分を採用しているため、強い成分では目のかゆみや目ヤニが気になる、デリケートな方にも使いやすい洗浄液です。
コンタクトは毎日直接目に装用するものだからこそ、目への負担は極力減らせる洗浄液を使いたいですよね。
コンタクトを専用容器に入れ、洗浄液に一定時間つけておくだけで洗浄が可能な過酸化水素洗浄液。MPSと異なり、こすり洗いが不要なので、こすり洗いがついつい雑になってしまう、こする摩擦力でレンズを破いてしまう、という方にもおすすめです。
過酸化水素洗浄液は、メーカーごとにケア方法が少し違うので、使用する製品の説明書通りに正しく洗浄しましょう。また、中和が不完全にならないように、一定の時間が経つまでは絶対に装用しないようにご注意を!
中和剤を入れる必要がなく、つけおきだけで消毒・中和が完了します。独自のトリプルアクション消毒・洗浄効果で、レンズはいつでもクリアで清潔。6時間つけておくため、寝る前にコンタクトを外して、睡眠時間が6時間以上ある方は、つけおき時間を気にせずに朝になったらすぐに使えますね!
毎日の洗浄が面倒だと感じワンデータイプのコンタクトレンズを使っていた方が、この洗浄液だと簡単にきれいになるため、2weekタイプに切り替えることも。毎日開けたてのレンズのような使い心地だと、気持ちよく一日を過ごせますね!
また、防腐剤フリーで、うるおい成分が配合されている目にやさしい洗浄液なので、乾燥しにくくなります。より清潔なレンズを使いたい場合には、消毒前にソフトコンタクトレンズ用保存液を使ってのこすり洗いがおすすめ。
保存液を1本持っておくと、レンズにゴミが入ってしまったり、ずれてしまったりするなど、一時的にレンズを外したい場合にも便利ですよ。
商品名の通り、ケア所要時間が20分と、素早く洗浄・消毒・中和が完了する洗浄液です。短時間なので不安に感じるかもしれませんが、高い消毒力でしっかりとケアするため、いつでも清潔でクリアなレンズを使用できて安心です。
また、専用のレンズケースはクルクル回転させることができます。これにより、レンズをすみずみまでくまなくケアすることが可能。こちらは2段階でケアを行う製品で、消毒液で10分おいたあと、中和液と入れ替えて10分おく作業が必要です。
しかし、いつもは正しくケアができていても、疲れてうっかりしていたときや、急いでいるときなどには、洗浄と中和のどちらをしていたか分からなくなってしまうことも。そんな時のために、専用のケースには、分かりやすく工夫がされています。
洗浄時はフタを赤印に合わせ、中和時はフタを青色に合わせるので、一目で判断可能!誤った使い方で、目に負担をかけてしまうこともないので安心ですよ。
消毒液と中和錠を、専用のワンステップケースに一緒に入れるだけの簡単なケアが魅力。中和が始まると、ビタミンB12によりケース内の洗浄液が薄いピンク色になるので、「中和錠を入れ忘れたかも!」というときもすぐに確認できます。
細菌や雑菌をしっかり消毒してくれるので、いつもレンズを清潔に保つことができ、目になじみやすい高分子HPMCでうるおいも持続。防腐剤や界面活性剤も入っていないので、デリケートな方でも安心して使用できます。
また、消毒液をこぼしてしまった、中和錠を無くしてしまった、など双方のバランスが合わなくなった場合は、それぞれ別売りもしているので無駄なく使い切ることが可能です。レンズのたんぱく除去については、「コンセプト酵素クリーナー」を、週1回を目安として使用しましょう。
レンズが一見きれいに見えても、目には見えにくい汚れが付着していることもあります。「これくらいで大丈夫だろう!」という自己判断ではなく、正しくケアすることで、毎日クリアで清潔なレンズを保てますよ!
ソフトレンズに比べて小さく、素材にほとんど水分のないハードレンズ。ハードレンズは、目にしっかりと酸素を届けるので、目への負担も少ないのが特徴です。さらに、耐久性があるため、2~3年は使用することができます。
長持ちするハードレンズだからこそ、しっかりとケアをして大切に使用していきたいですよね!ハードレンズ専用の洗浄液にも多くの種類があり、その特徴もさまざま。自分の使うレンズに合った製品を見つけて、丁寧にケアをしましょう。
高い洗浄効果で優れた使い心地のO2ケアは、ロングセラーの人気商品です。洗浄液と保存液をかね備えているため、簡単で手軽に使えるのが特徴。レンズ洗浄中には、ヌルヌルとした洗う感覚があるので、汚れが落ちていることを実感!
気になるたんぱく汚れには、専用のたんぱく除去用品「プロテオフ」を、あわせて使うことが必要です。とくに汚れが付着している場合には、強力タイプの「プロージェント」でたんぱく除去をしっかりと行い、毎日清潔な状態で装用しましょう。
また、レンズを外す時間がちょっと遅くなってしまった、という場合でも、2時間以上のつけおきで、寝ている間にケアが完了するので、朝にはきちんと装用可能。生活が不規則になりがちな方にもおすすめな使いやすい洗浄液です。
さらにこちらは、240mlと120mlがセットになったタイプなので、自宅用と持ち運び用に使い分けることもできて便利ですよ。
1本で強力洗浄ができるのにも関わらず、簡単に使える洗浄液です。オーツーワンオリジナルの洗浄液ボトルは、その使い方も独特。こちらのボトルは開栓時に、タンパク分解酵素と脂質溶解成分が混ざりあうので、そこで初めて酵素が働き始めるという独自の洗浄液を取り入れています。
その酵素の効果は、ボトルを使い終わるまで約1カ月間持続するため、最後まで強力な洗浄パワーでレンズを清潔に保つことが可能!買い置きをしていても、いつでも開けたてのフレッシュな洗浄液を使えるのは嬉しいですね。
洗浄力が高く、汚れがしっかりと落ちてピカピカなレンズになります。そのため、レンズの装用中も視界はクリアでくもりにくく、眼病予防にもなります。また、ハードレンズはソフトレンズとは異なり、使い捨てではなく、耐用年数が長いのも特徴です。
ずっと使い続けるので、レンズの汚れがうまく落ちていないと、目に負担がかかり続けてしまう恐れがあります。毎日徹底的なケアができるこちらの洗浄液は、安心してレンズを長期間使っていくことができますよ。
洗浄・保存・たんぱく除去が1本で可能な洗浄液です。しっかりと洗浄するだけでなく、保存液中の菌の繁殖を防ぐ、抗菌成分が配合されています。菌は目に見えないので、しっかり洗っているつもりでもその確認は難しいのが現状です。
菌が残っていると、角膜感染症という目の炎症が起こる可能性があり、症状がすすむと視力低下や酷い場合は失明に至る恐れもあります。そのようなトラブルを未然に防ぐためにも、こちらの製品のように抗菌作用があると安心ですね!
また、左右のレンズケースが独立しているので、間違って装用することもありません。左右反対に装用してしまうと、とくに度数に差がある場合は見え方が異なり、違和感があります。日常生活に支障をきたしてしまうだけでなく、周りが見えにくいことによって転倒などの危険もあります。
慌てているときにも、簡単に確認できるので、左右1つずつのケースは重宝しますよ。
研磨剤入りの強力なこすり洗いタイプの洗浄液です。洗浄力が高いので、レンズの気になる汚れをしっかり除去。くもりのない、クリアなレンズを装用することができます。眼脂が多い体質の方やレンズが汚れやすい場所によく行く方にもおすすめ。
また、つけおき洗いだとなかなかすっきりしない、汚れが落ちてるか不安という方もいるでしょう。こちらの洗浄液は、液を数滴レンズに落とし、自分の指でキュキュッとするまで洗うことで、レンズがきれいになったことを実感できます。
さらに、一回の使用量が少なく本体も小さく軽量となっています。そのため、ボトルを化粧ポーチやカバンの内ポケットなどに入れることができ、持ち運びやすいサイズとなっています。外出先でレンズを装用していて、目がゴロゴロしたり、不快感があったりする場合にも便利です。花粉の季節にも活躍しますよ!
コンタクトレンズ洗浄液の種類はたくさんありますし、とくに初めて使う方にとっては不安もありますよね。ケアの方法が間違っていると、思わぬ目への負担が生じることも!しっかりと納得したうえで、自分に合う洗浄液を購入して使いましょう。
ソフトレンズ用のMPSタイプの洗浄液であれば、目に入っても問題ありません。MPSタイプは洗浄・消毒だけでなく、普段から保存液としても使用可能な洗浄液なので、目に入っても安心です。しかし、過酸化水素タイプは、必ず中和が必要になります。
そのため、中和する前の洗浄液が目に入ってしまうと、目に激痛が走り炎症が起こるなどのトラブルにつながる可能性があります。過酸化水素タイプの洗浄液を取り扱う各メーカーも、中和前の洗浄液は絶対に目に入れないよう注意喚起を行っているので、使用方法には注意が必要です。
ソフトレンズはこすり洗いが基本ですが、ハードレンズはこすり洗いとつけおき洗いがあります。こすり洗いの場合、レンズの外側はソフトレンズと同じ洗い方で、手のひらにレンズを乗せ、反対の手の指で20~30回ほどこすり洗いをします。
しかし、目に触れるレンズの内側はソフトレンズとは異なり、親指・人差し指・中指の3本で、レンズを挟むようにして親指の腹を使ってこすり洗いをします。次に、つけおき洗いは、洗浄液の種類によって異なりますが、液を満たした専用の容器に、ホルダーに収納したレンズを入れて、一定時間以上おいておきます。
また、ハードレンズもソフトレンズも、洗浄液にたんぱく除去作用がない場合は、定期的に専用のたんぱく除去用品を使ってケアを行いましょう。たんぱく汚れをそのままにしておくと、目の違和感やくもりだけでなく、目に傷が入る恐れやアレルギーを引き起こす可能性があります。
カラーコンタクトレンズ専用の洗浄液はありません。カラーコンタクトレンズはソフトレンズと同じ扱いになるため、洗浄液も同じものを使います。しかし、ソフトレンズの洗浄液にはMPSタイプと過酸化水素タイプがあります。
MPSタイプはカラーコンタクトレンズにも使うことが可能ですが、過酸化水素タイプは使えないものもあります。それは、過酸化水素の作用により、カラーコンタクトレンズの色素が溶けてしまう可能性があるからです。
もしも色素が溶けたレンズを使用してしまうと、目が傷ついたり炎症が起こってしまったりと、トラブルになりかねません。できれば過酸化水素タイプの洗浄液は使わないか、使えるかどうかメーカーなどに確認することをおすすめします。
視力を上げてくれたり、乱視を矯正してくれたりと、コンタクトレンズはなくてはならない存在です。コンタクトレンズは、目に直接触れるものだからこそ、毎日清潔で気持ちよく使いたいですよね。
しかし、目は大切と分かっていても、ついつい「今日はいいかな」とレンズのケアが不十分になることも。もしも、目にトラブルが起きてしまったら、回復までにとても時間がかかるかもしれませんし、症状によってはコンタクトレンズを長期間使えなくなる可能性もあります。
便利なものだからこそ、毎日の正しい洗浄はとても大事です。そして、自分のコンタクトレンズやライフスタイルに合ったケア用品を選んで使いましょう。適切なレンズケアをすることで、レンズをより快適に使うことができますよ!