沖縄の地酒「泡盛(あわもり)」のおすすめ銘柄について、分かりやすくまとめました。産地ごとに違う味の特徴やそれぞれにピッタリな飲み方、お土産におすすめなブランドまで徹底解説しています。
泡盛で失敗しない選び方のポイントとおすすめ10選をご紹介します。
沖縄の地酒「泡盛(あわもり)」のおすすめ銘柄について、専門家の意見を聞きながら分かりやすくまとめました。
産地ごとに違う味の特徴やそれぞれにピッタリな飲み方、お土産におすすめのブランドについて、知りたい情報を網羅しました。
泡がないのになぜ泡盛?「古酒(クース)」と「花酒(はなさき)」との違いは?など、ちょっとした疑問も全て解決!
未経験者もきっと飲みたくなる、2022年最新版の泡盛おすすめの10選です。
ママアイテム編集部
泡盛を選ぶ時はどんなことを基準にすれば良いでしょう。泡盛で失敗しないためのポイントは、次の5つです。
沖縄原産の地酒として多くのファンに愛されている「泡盛(あわもり)」は、穀物を原料とする醸造酒を1度だけ蒸留したスピリッツです。
現在の日本では、酒税法によってアルコール度数45度以下のものが「泡盛」定められており、一般的には30度の製品が泡盛の主流となっています。近ごろ多く出回っているマイルドタイプは25度以下という規定です。
蒸留の段階で最初に取れる濃いところを集めたものは「花酒(初留取り)」と呼ばれ、アルコール度数は最高で60度以上にもなります。
製法上では「花酒」に水を加えて調整したものが「泡盛」ですが、度数が45度を超える花酒は酒税法では「スピリッツ」に分類されています。
このように、泡盛には銘柄によってアルコール度数に大きな開きがあるため、これまで飲んだことがないという方や、お酒に弱い体質の方はアルコール度数の低いタイプから試してみることをおすすめします。
アルコール度数の高い泡盛は、それ自体に殺菌作用があるため賞味期限が設けられていません。
とは言え、紫外線による劣化で品質が低下したり風味が損なわれることもあるので、保存場所に注意して最後までおいしく飲みたいものです。泡盛のパッケージには、賞味期限の代わりに瓶詰加工された「詰口年月日」が記載されています。
また、泡盛のパッケージには次の2タイプがあり、それぞれ特性が異なります。目的に合わせて選んでみてください。
・紙パック:紫外線を通さず軽量な紙パックは、持ち運びやすいためお土産にも最適。扱いやすく後始末が楽な点も人気です。
・瓶入り:透明ボトルのほか、日光を通さない色つきの瓶に入っていることもあります。
紙パックより重く持ち運びにくいという難がありますが、瓶入りの地酒には独特の雰囲気があり、適切に管理すれば熟成が進んでまろやかな味わいを楽しむことができます。
幕末の黒船来航で知られるアメリカ海軍のペリー提督も、沖縄(当時の琉球国)を訪れて泡盛を飲んだことがあるそうです。
ペリーがその味わいをフランスのブランデーに例えたとも伝えられているように、泡盛は熟成することで味わいが増す「古酒(クース)」の名でも知られるお酒です。
古酒には100%年代物からブレンドまで、さまざまなタイプがありますが、平成27年以降は全体の50%以上が3年以上貯蔵された泡盛だけが「古酒」と呼ばれるようになりました。
年数の違う古酒をブレンドした場合は、「若い古酒の年数を表記する」というのが決まりで、例えば3年物と10年物の泡盛をブレンドした場合のラベル表示は「3年以上熟成」「3年古酒」となります。
泡盛の仕込みが始まるのは毎年初秋で、新酒が飲めるようになるのは11月頃です。できたばかりの泡盛はアルコールが立ってガス臭がするため、少なくとも1か月は成熟されたものが出回ります。
ビールやワインと同じように、泡盛も製法を守れば全国どこでも製造することが可能で、同じ泡盛の中にも本場沖縄産とそうでないものがあります。
「本場沖縄泡盛」などと銘打った製品も多いですが、平成16年より沖縄で作られた泡盛に限り「琉球泡盛」と表示されるようになりました。
沖縄のお土産として購入する際や、沖縄県民が飲んでいるのと同じ泡盛を飲んでみたいという時は、ラベルに「琉球泡盛」と明示されたものを選ぶ必要があります。
ただし、与那国島で製造されている「花酒」などは例外で、アルコール度数が60度であるために泡盛の規定から外されています。
続いて、泡盛の主な価格帯と特徴です。ここではアルコール度数による分類はせず、泡盛の製法によって造られた製品をまとめています。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 | |
---|---|---|---|
価格と銘柄 | ・720円~ 比嘉酒造「まさひろ」30度 | ・1,500円~久米仙酒造「久米仙ブラック古酒」 35度 | ・12,000円~ 瑞穂酒造「20年熟成古酒」30度 |
主な特徴 | スッキリとした味わいと華やかな香りが特徴。 | 黒麹を使った芳醇な香りとまろやかな口当たり。 | 贈答用に便利な木箱入り古酒。 |
日本の醸造酒造りでは、古くから「黄麹」と呼ばれる麹菌による発酵が行われており、味噌や醤油にも使用されていますが、その源流はほとんどの泡盛に使用されている「黒麹」です。
重厚で力強く、キレのある味わいが特徴で、泡盛独特の個性を形作っているのが黒麹であり、そこから突然変異で生まれたのが、九州以北で焼酎造りに用いられている「白麹」です。
あまり知られていない泡盛のメーカーやブランドのうち、特に有名な酒造所を3つをご紹介します。
沖縄県石垣市に所在する1949年(昭和24年)創業の酒造メーカー。
麹づくりから直火式地釜蒸留まで、全工程を一貫して手作りしているこだわりの会社で、古酒のオーナー登録や見学ギャラリーは観光客にも人気です。
沖縄県那覇市に工場を構える朱里最古の蔵元で、創業は1848年(江戸嘉永元年)まで遡ります。
琉球王朝の歴史とともに育まれた味わいは、160年以上の歳月を経て今も多くのファンに愛されています。
沖縄本島の北那覇地区で琉球王朝時代から泡盛を作っているメーカーで、1949年に戦災から復興して製造を再開しました。
県下では唯一の伝統製法「甕仕込み」を採用しており、手間をかけた手作りの泡盛を提供しています。
今回おすすめの泡盛は、以下の2点で選定しています。
数ある泡盛の中で、いま一番おすすめしたい銘柄です。
石垣島の透き通った空気と爽やかな風が感じられる泡盛は、高嶺酒造所の定番とも言える銘柄で、雑味のないクリアな味わいが特徴です。
口に含むと、まずほのかな甘みが感じられ、あとに続いて心地良い苦みと渋みが追ってきます。さっぱりマイルドでクセのない飲み口はどの沖縄料理とも相性抜群で、飲み方は水割りがおすすめです。
仕込み水は沖縄最南端の八重山諸島に浮かぶ石垣島の、もっとも標高の高い於茂登連山から湧き出る天然水。その上品な風味は、かつて主流だった伝統製法「地窯式蒸留(単式蒸留)」によって作られています。
蒸留を繰り返してアルコール純度を高める「連続式蒸留」に比べ、素材の旨味を多く残しているのが単式の特徴ですが、その中でも「地窯式」は最も古く、古代メソポタミア時代から連綿と続く原始的でシンプルな製法です。
麹菌には時間をかけてじっくり培養した「古麹(ひねこうじ)」を使用し、濃厚で柔らか実のある酒質を実現しています。
続いて、沖縄の自然と古式製法によって生れた泡盛の、おすすめ銘柄4選の紹介です。
ギリシャの太陽神・ヘリオスの名を冠した泡盛は、沖縄県名護市のメーカー「ヘリオス酒造」の人気銘柄。
定番のロングセラー「古酒 くら」の20周年記念に生まれた新たな味わいの「ヘリオス くら」に、5年古酒が20%以上ブレンドされた商品です。
銅製蒸留器を使用し、北米産ホワイトオークの樽で熟成された泡盛は、「時代を変える旨さ」のキャッチコピーのとおり古酒ならではの甘味や旨味、まろやかな香りと味わいで人気を集めています。
クセがないので初心者にも飲みやすく、カクテルのベースとしても奥深い味わいが楽しめます。
樽で熟成されるタイプの泡盛は、洋酒のブランデーやウイスキーに例えられることがありますが、その特性は大きく異なります。
洋酒が木樽から移った成分によって熟成し、スモーク臭やバニラ香を帯びるのに対し、泡盛はそれ自体に含まれる成分によって自ら熟成し、樽から出した後も熟成が止まることはありません。
新酒と古酒をブレンドするという方法も洋酒に似ていますが、これは琉球王朝時代から「仕次ぎ(しつぎ)」と呼ばれている伝統的な製法です。
古い甕(かめ)から泡盛を抜いたら、少し新しい2番目の甕から減った分を継ぎ足し、さらの3番目の甕から2番目の甕に移すという具合に、リレー式で古酒に新酒を注ぎ足しながら育てます。
公正取引委員会による古酒の定義が「3年貯蔵酒が全量の50%を超えたもの」というちょっと複雑な表現になっているのもそのためです。
「古酒は沖縄の宝物」をスローガンに掲げる老舗・瑞穂酒造から、沖縄県限定で2012年に発売された泡盛。
「手軽な価格帯と女性にも飲みやすい味わい」がコンセプトで、木目調のラベルはエンボス加工されたユニークな手触りです。
25度の古酒を中心に製造している瑞穂酒造が、ユーザーからの要望で初めて売り出した30度の古酒で、しっかりとした飲み口の中にも古酒独特のまろやかさが感じられます。
紅型(びんがた)模様をあしらったシックなラベルデザインも沖縄らしく、気品があるのでお土産や贈り物にもピッタリです。
沖縄の古酒は「クース」と発音され、地元ではお祭りや特別な日に飲むプレミアムな泡盛です。熟成が長くなるほどアルコールの刺激が薄れ、フローラルでスパイシーと言われる複雑な香りが楽しめるようになります。
沖縄の本島北部地区を代表する風光明媚な観光名所「万座毛(まんざもう)」近くにある、恩納酒造所の定番商品です。
古くからの製法にこだわる恩納酒造所は、10名の村民によって1949年(昭和29年)に設立されたメーカーで、「萬座」のネーミングには「万人に愛される泡盛」との思いが込められています。
工場のそばにある「嘉真良井(かまらがー)」の湧水を仕込みに使い、製品の6割が地元で消費されるという地域密着型の酒造所です。
その土地の空気とともに、地元のために造られたお酒と料理を楽しむのは旅の醍醐味ですが、旅先で見つけた地酒を飲みながら余韻に浸るひとときも楽しいもの。
10年物の濃厚でまろやかなのどごしと、奥深い独特の旨味は、世の泡盛好きの間でも高く評価されています。泡盛通の方へのお土産としても喜ばれることでしょう。
沖縄本島の南西290kmに浮かぶ宮古島のメーカー「菊之露酒造」の県外限定商品で、琉球王国の民族衣装を思い出させるきれいな赤いラベルが印象的です。
ミネラルをたっぷり含んだ宮古島の水と、厳選された黒麹で作った2年ものの貯蔵種をベースに、軽やかな若麹の味わいと古酒のような柔らかさを備えています。
ろ過の工程に時間をかけているため、これまでの25度に比べてもより泡盛の風味が感じられる仕上がり。県外のユーザーにも飲みやすく、女性や泡盛ビギナーにおすすめです。
泡盛の起源は今から600年前の14世紀後半で、タイから琉球王国へと伝来した蒸留酒「ラオロン」がルーツです。
そんな日本最古のスピリッツとして、時代やニーズとともに味わいにも多くのバリエーションが生まれています。
泡盛と言えば一般に強いお酒と認識されがちですが、ここでは近ごろ話題の軽くて飲みやすい「マイルド」タイプから3つの銘柄を厳選してご紹介します。
1986年(昭和61年)に発売された人気ブランド「琉球王朝」シリーズのマイルドタイプ。香りと味わいはそのままに、アルコール度数を抑えて飲みやすくなっています。
高級感ただようゴールドラベルの30度とは打って変わって、冷酒を思わせる透明ボトルは清涼感たっぷりです。
「天・自然の恵みを活かし、人と時代に生きる」を企業理念に、1948年(昭和23年)から酒造り一筋の宮古島の株式会社 多良川は、飲み口と味わいにこだわった製品が特徴。
古酒をブレンドして最高の味に仕上げられた泡盛は、宮古島の地下を流れる伏流水が使われ、多良川で育った全ての泡盛は、地下貯蔵庫で1年以上かけて熟成されています。
業界初の缶入り泡盛や、水割り泡盛を販売したことでも有名なメーカーで、泡盛鑑評会やモンドセレクション最高金賞など、数々の受賞歴も光ります。
1985年(昭和60年)に登場した瑞穂酒造の定番「マイルド瑞穂」に、新しく5年古酒が加わりました。
それぞれ5年以上熟成された複数の厳選古酒をブレンドすることで生まれたオリジナルの味わい。古酒ならではの深みのあるコクと、マイルドで爽やかな口当たりが楽しめます。
アルコール度数は低いものの、力強い風味はそのまま。ストレートやロックはもちろん、水割りにしてもしっかりと力強い口当たりで、食中酒にもピッタリです。
「作る」ではなく「育てる」と言われる泡盛は、蒸留酒でありながら熟成が進む世界でも珍しいお酒で、一般の家庭でも熟成させることができます。
沖縄では、それぞれの家庭で仕次ぎしながら育てている自慢のホームメイド泡盛があるのだとか。
100年、200年を超える沖縄の古酒は、第二次世界大戦下の沖縄戦で惜しくも失われてしまったため、戦後になって作られた古酒は古くても数十年ですが、それでも豊かな香りが高く評価されている貴重なものです。
それまで一升瓶での製造が中心だった泡盛に、初めて卓上サイズのボトルを取り入れたのが「一歩進んだ泡盛づくり」をポリシーとする沖縄県那覇市の久米仙酒造株式会社です。
業界初のモダンでおしゃれなボトルデザインの泡盛「グリーンボトル」は当時の大ヒット商品で、いまも愛され続けているロングセラー。
1978年(昭和53年)の発売から30周年を迎えた2007年にはラベルがリニューアルされ、レシピには3年古酒が20%配合されるなど、よりおいしくなりました。
その味わいはバナナのような甘味と評されることもあり、女性にも飲みやすい飲み口にしあがっています。
お酒が好きな方へのお土産にも最適な、おすすめの高級銘柄です。
泡盛の命とも言える「熟成」にこだわり、県内初の試みとしてオリジナルの陶器「琉球城焼(りゅうきゅうぐすくやき)」入りの商品を作ったのは、豊見城(とみぐすく)市に所在する忠孝酒造です。
泡盛に最適な土作りにもこだわった甕の中身は、濃厚でコクのある43度の3年古酒。まろやかでキレの良い飲み口は、時に上質な吟醸酒にも例えられます。
内容量はたっぷりの三斗(5,400ml)で、容器にはオリジナルの字入れもできるのでプレゼントにぴったり。
新しいお酒を注ぎ足しながら、永遠になくならない自分だけのオリジナル泡盛を育てる「仕次ぎ」にチャレンジできます。
ちなみに、現在もっとも古いクースは沖縄県名護市の「識名酒造」で保存されている、150年古酒だそうです。
多くの酒造メーカーが泡盛の貯蔵にステンレスタンクを使用する中、昔ながらの甕(かめ)にこだわって酒造りをしているのが石川酒造場です。
県下で唯一の甕仕込みによる泡盛は、甕の中に住んでいるたくさんの微生物の働きによって泡盛の成分が変化します。
アルコールが強く独特のクセを持つ泡盛の新酒は、甕の表面にある無数の細かな孔から入ってくる空気で呼吸しながら、複雑で繊細な味わいの古酒へと育ちます。
甕の中に入ってる古酒はすでに5年の間熟成させたもので、そのまま飲めばまろやかで落ち着きのある琉球泡盛の味わいが堪能できますが、仕次ぎ用の泡盛を継ぎ足しながら次第に熟成する味わいを楽しむこともできます。
泡盛を実際に購入しようと思った時に、気になる疑問についてまとめました。
アイスで楽しむ時は、氷を入れてよく冷やしたグラスにお好みの量の泡盛を注ぎ、ソーダや水などの「割り材」で満たします。
割合としては、30度の泡盛と割り材で「3:7」を目安に、25度ならハーフ&ハーフがおすすめです。
お湯割りにしてホット泡盛として味わう場合は、泡盛とお湯を同量が基本です。先にお湯を注ぎ、その上から泡盛を足すと香りが立ちます。お好みの濃さを調整しながら楽しんでください。
古酒はまずストレートで麹の香りや原料の風味を楽しんでから、氷を入れてオン・ザ・ロックにしてみてください。常温の時とは全く違う口当たりと味が楽しめます。
温度の違いや濃度によって味わいが違うのは、成分に厚みのある古酒ならではの変化と言えるでしょう。また、クセの少ない泡盛はカクテルのベースとしても優秀です。
全国泡盛カクテルコンペティションでダブル受賞した「zawawa」は、巨峰ジュースと泡盛にグリーンティーのリキュールを加えたカクテルで、県内の有名ホテルで味わうこともできます。
原料や製法にはいくつかの違いがありますが、中でも大きな違いは泡盛が100年以上の長期熟成を経て「古酒」になるという点でしょう。
「泡盛」と聞いてビールのように泡だった地酒をイメージする方も多いですが、スピリッツなので実際には無色透明で、焼酎と同じ単式蒸留(旧 乙類焼酎)です。
泡盛(単式蒸留焼酎) | 焼酎 | |
---|---|---|
主原料 | ほとんどの泡盛でタイ米を使用。 | 米・麦・イモ類などの穀物。 |
麹付け | 伝統的に黒麹を使用する。 | 黒麹の突然変異である白麹を使用する。 |
発酵 | 泡盛酵母を使用。 | 焼酎酵母を使用。 |
仕込み | 全ての原料を米麹にして、水・酵母を加え発酵「全麹仕込み」 | 米麹に水・酵母を加え、発酵後に主原料を投入「二次仕込み」 |
蒸留(単式蒸留) | 原料の個性を生かす「常圧蒸留」 | 軽い口当たりを生む「減圧蒸留」 |
泡盛は歴史の古いお酒なので名前の由来は定かではありませんが、かつて原料に穀物の「粟(あわ)」を使っていたという説や、泡の量でアルコール度数を測ったことが由来という説があります。
今回は沖縄の地酒として知られる「泡盛」のおすすめ商品をご紹介しました。お気に入りの商品は見つかったでしょうか。
現在のところ沖縄県内に所在する泡盛の酒造所は48か所を数え、県内向けを中心に販売している小さなメーカーから国内外で知られる有名銘柄の蔵元までさまざまです。
いずれも伝統的な原料と製法を継承しつつ、酵母の酒類やメーカー独自のこだわりとコンセプトによって個性豊かな泡盛を提供しています。
そして、泡盛の飲み方には正解はありません。本場沖縄でも好きな割り材で思い思いに楽しまれている自由なお酒で、シークワーサーやレモンなどの柑橘類とも相性も◎。
沖縄の地で「島らっきょ」や青パパイヤの「パパイヤイリチー」と一緒に飲むクースの味わいに出会った旅行者の中には、思わず「永住しそうになった」という人も少なくないでしょう。
島らっきょに関しては、エシャレットに鰹節と醤油で近い味が再現できます。ちゅら島の風を感じたくなったら、ぜひ泡盛を手に入れて試してみてくださいね!