おすすめのアコースティックギターをお探しの人必見!
アコースティックギターを探しているけど、どんなものを買えばいいのかわからないという人のために、アコースティックギターを選ぶときのポイントや、おすすめ9選をご紹介します。
おすすめのアコースティックギターをお探しですか?
アコースティックギターを始めたいけれど、ブランドや価格が様々で何を買えばいいのかわからない。どれくらいの大きさのアコースティックギターが自分に合うのかわからない。楽器屋さんに行っても、緊張するし恥ずかしくて試奏なんてできないし、どうしていいかわからない…わからないことだらけで困ってしまいますよね。
そんなあなたにおすすめのアコースティックギターの選び方をご提案します。きっとあなた好みのアコースティックギターが見つかりますよ。
ママアイテム編集部
アコースティックギターにはさまざまなカタチがあり、使われている木の材質もそれぞれです。価格帯は5万円以下の入門用ギターから20万円以上の高級なギターまで幅広く販売されています。
アコースティックギターには、大きく分けてフォークタイプと呼ばれる小ぶりなものと、ドレッドノートタイプと呼ばれる大きなものの2種類があります。
これら2つのタイプは、アコースティックギターブランドで最も有名なMARTIN社が開発したものです。
フォークタイプはボディのサイズが小さく弾きやすいので初心者や女性、手が小さい人におすすめできます。
ドレッドノートタイプはフォークタイプよりもボディが大きく、ギターの空洞部分も深く広いので、アコースティックギターならではの大きく豊かな鳴りを楽しむことができます。
アコースティックギターの魅力は何と言っても、生楽器ならではの「美しい音色の響き」ではないでしょうか。
しかし、アコースティックギターはそれなりに大きな音が鳴る楽器ですので、自宅での練習の際は近隣への配慮が必要でしょう。
せっかくの楽しいアコースティックギターとの時間を騒音トラブルで台無しにしたくはありませんよね。
そんな時はサイレントギターがおすすめです。サイレントギターにはボディ(胴)がありません。弦の振動をギター専用マイク(ピックアップと呼ばれるもの)で拾って、別途接続したスピーカーやギターアンプなどから音を出します。エレキギターの原理と同じです。
スピーカーやギターアンプからはもちろん、ヘッドフォンを使用することができるので、夜間でも騒音を気にせず演奏に集中することができます。
アコースティックギターには様々な種類の木材が使われています。その木材によって音色が大きく違ってきます。
澄んだ響きが特徴の木材はローズウッド。爽やかに弾き語りがしたい時はローズウッドがおすすめです。
シャープな切れ味とパワフルな音圧が持ち味のメイプルは、ザクザクとワイルドにかき鳴らしたい時に最適の木材。丸く温かみを感じさせるマホガニーは、ブルースなどのシブい音楽をポロンと奏でる時にぴったりですよ。
人気のローズウッドはワシントン条約によって、自由に輸出入をすることが厳しくなりました。
ローズウッドが使われたアコースティックギターが今すぐに市場から消えてしまう!ということはありませんが、今後価格が高騰したり市場に出回る本数が減ってしまう可能性はあるかもしれません。
自分にぴったりのアコースティックギターを探す時、気になるのはやはり価格ではないでしょうか。
気軽にギターを始めてみたいけれど、安価なギターは初期不良や不具合がないかちょっと心配。でも、今後ギターを続けられるかどうか自信がないので、高品質で高価なギターには手が出せない……と考える人も多いのでは。
あくまでも目安ですが、ここでは販売価格帯による特徴とおすすめポイントを表にしました。
5万円以下のアコギ | 10万円前後のアコギ | 20万円以上のアコギ |
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初心者向け セット商品が多い 売れ筋NO.1 粗悪品も(当たり外れ有) | 中級者向け 有名ブランドの廉価版が多い やや中途半端な印象 | 上級者向け 海外有名ブランド 国内手工ギター 一生モノ |
国内にも海外にも、優れたギターブランドはたくさんあります。ブランドによってサウンドやデザインに特徴があります。
その中から厳選したブランドを3つ紹介します。
現代アコースティックギターの原点を築いたと言える、最も有名でミュージックシーンに多大なる影響力を持つアコースティックギターブランド。
世界トップクラスのミュージシャンやギタリストがこぞって愛用しています。飽きのこないシンプルなルックスとデザイン、弾き込むほどに育つMARTINならではの音色はアコースティックギターファンを魅了し続けています。
1966年に国産では初のフォークギター「FG-180」を発売したYAMAHA。当時の日本のフォークブームを支え、今もなお培ったノウハウと最先端の技術で進化を続けている国産ブランドです。
低価格ながらも個体差が少なく、初心者にもトッププロにも安心感を与えてくれるのがYAMAHAのアコースティックギターの特徴です。
1977年創業の国産ブランド。長野県の工房で一流のギター職人によって完全手工されています。
ギターを製作するための機械や工具なども独自に開発。ボディに長野県産のアロマティックシダーやソメイヨシノを使うなどアイデアも斬新。
創業40年の老舗ながらもバランスのよいサウンドに加えて新たなアコースティックギターの可能性を提案し続けているブランドです。
アコースティックギターは、以下の2点を比較すると選びやすくなるでしょう。
はじめてアコースティックギターを弾く方にも、プロを目指す本格派の方にも自信を持っておすすめしたいアコースティックギターは、クリアなサウンドがウリの「Martin 000X1AE/N」です。
MARTINはアコースティックギターの憧れブランドナンバーワンと言っても過言ではありません。国内を代表するYAMAHAやK.YAIRIも、MARTINから影響を受けています。
K.YAIRIの前代表で名工の矢入一男さんも、若かりし頃に渡米し手に入れたMARTIN製ギターを分解して徹底的に研究したという話は有名です。
今回おすすめしているこの「000X1AE/N」は、高い完成度を誇りつつも低価格を実現させたアコースティックギターです。
ギターのボディ側面と裏面には、ハイプレッシャーラミネイトというMARTIN独自の技術で圧縮されたマホガニーの合板材が使用されています。
そうすることで温度や湿度の左右されず、ギターのコンディションを安定させることに成功しています。日本は高温多湿なので、この「000X1AE/N」は特におすすめできる1本です。
ボディの大きさはフォークタイプなので初心者や女性、小柄な人にも抱えやすくなっています。
また、ギターアンプやPAスピーカーなどに接続できるように、ギター専用のマイク(ピックアップ)が標準装備されています。バンドマンや弾き語りをするならすぐにライブで使用することができますよ。
憧れのMARTINサウンドがこの価格で手に入れられるのは嬉しいですね。お部屋の片隅にそっと置いておくだけでも絵になるのがMARTINの魅力。
もし、買ったものの弾かなくなってしまった、という場合でもMARTINは有名ブランドですので、高値で買い取ってもらえる可能性が高いのも安心材料かもしれません。
三大ギタリストの一人、エリッククラプトンは1992年にライブアルバム『アンプラグド〜アコースティック・クラプトン』をリリースし、世界中で大ヒットとなりました。
ライブ中、エリッククラプトンは終始MARTIN製のフォークタイプのギターを弾いています。
ブルージーで繊細なアルペジオから丁寧でバランスのよいストロークまで、小さなボディながら様々な演奏スタイルを支えてくれるのがフォークタイプの特徴です。
これからアコースティックギターを始めようと考えている人におすすめの、まさに「全部盛り」されたエントリーセットがこちら。小ぶりのボディで弾きやすさは抜群です。
YAMAHAが新開発したスキャロップドブレイシングデザインが搭載されていますが、これはボディの中に仕込まれた木工加工技術で、木の鳴りをより豊かにするYAMAHA独自のものです。
長年のノウハウが惜しげも無く使われています。
サウンドに大きく影響するボディの表面には、単板のスプルース材が使われています。この価格帯だと、ラミネートトップ(合板、つまりベニヤ板)が使われていてもおかしくありませんが、単板を使うのはさすがYAMAHA。
よりよいサウンドを提供しようとしてくれています。
カラーは5種類から選べるのも楽しいですね。弦やチューナーやカポタストなど、必要なグッズが最初から用意されているのも嬉しい限りです。
低価格でありながら、よりよいサウンドを追求するS.Yairiのトラディショナルシリーズがこちら。
ボディの表面にはこだわりのソリッドスプルースが採用されています。もちろん単板です。単板が使われているアコースティックギターは、弾けば弾くほど育ちます。
育つ、ということは「より美しく、より豊かに響くようになる」ということです。
ギターの演奏においてチューニングを安定させるということは大切なことですが、YF-3M/3TSにはGROVERのペグが標準装備されています。
GROVERのペグは世界的に有名なブランドで、様々なブランドのギターにも採用されているほど信頼されています。
付属品には持ち運びに便利な軽いソフトケースと、自宅での保管や車などでの運搬に必須のハードケースが用意されています。チューナーは使いやすいKORGのGA-2をセレクト。
ギターを買い換えたとしても、ケースやチューナーは使えるのも嬉しいですね。
国産手工ギターブランドの中でトップクラスの人気を誇るK.YAIRIからはエンジェルシリーズ「RF-65」がおすすめです。
日本人にピッタリサイズの小ぶりなボディ。小さいながらもYAIRIならではの飽きのこないバランスのとれた音色を楽しむことができます。
つや消し塗装と透明のピックガードが木材のナチュラルさを強調し、見た目にもとてもおしゃれなギターです。
職人の技術と厳選された木材が定評のあるYAIRIですが、RF-65のボディの表面には単板スプルースが、ボデイの横と後ろにはマホガニーが使われています。
さらにK.YAIRIオリジナルのハードケースが付属されています。
永久保証をうたい、かつ超一流の専属リペアマンが在籍しているK.YAIRIですので、ボディが割れてもネックが折れても、どのような修理にも快く応じてくれます。もちろん、孫の代まで使えますよ。
国内外問わず、数え切れないくらいのミュージシャン・ギタリストを魅了し続けている代表的な国産ギターブランドのTakamineからは、シックな色合いがおしゃれなストレートアコースティックシリーズのSA741をおすすめします。
オーディトリアムボディーというTakamine独自の技術が注がれたサウンドは抜群のバランス。低音から高音まで綺麗に響かせることができます。
ボディはすべて単板が使われているのがとても贅沢。サイドバックにはサペリという種類の木材が使用されています。
サペリはマホガニーの代用品としてよく使われ、材質の硬さはマホガニーよりも少し柔らかめ。サウンドも少し優しい鳴りが特徴です。
Takamineオリジナルのハードケースが付属されます。ハードケースはショルダー付なのでハードケースでも楽に持ち運びができます。
大きなボディに分厚く深い胴が魅力的なドレッドノートタイプのアコースティックギター。ドレッドノートとは、イギリスの軍艦『ドレッドノート号』からとられたもの。
軍艦の名にふさわしく中低音の響きが豊かで、ストロークでかき鳴らすと迫力のあるサウンドを奏でることができる、アコースティックギターらしいボディがドレッドノートタイプです。
ドレッドノートタイプの生みの親である人気ブランド、MARTINから発売されているひとまわり小さいボディのドレッドノートタイプです。
従来のドレッドノートは大きくて弾きにくいと感じている人には打って付け。フレットの間隔が短くなっているので、手の小さい人や女性、小学生にもおすすめします。
ボディ内部に施されたブレーシングはMARTINの歴史が培った技術の結晶。小さなボディながらも確かなドレッドノートサウンドを実現しているのはさすがです。
つや消し塗装が施されたカラーリングは飽きのこないデザイン。長く付き合える良質のアコースティックギターです。
日本が誇る国産ギターブランドMORRISから、抜群のコスパを誇るアコースティックギターがこちら。
ボディの表面には単板のシダー材が、側面・裏面には単板のローズウッドが使われていますので、輪郭のはっきりした明瞭なサウンドを奏でることが可能です。
従来のMORRISギターよりも胴が深いので、よりふくよかな中低音の鳴りを楽しむことができます。音量が小さくなりがちな指弾き(アルペジオ奏法)の時に、威力を発揮するでしょう。
上質な木材を使ってハンドメイドされたアコースティックギターがこの価格。さすがMORRISですね。
アコースティックギターの代名詞、MARTINから、比較的安価な木材で作られたDシリーズのご紹介。安価、とは言ってもさすがはMARTIN。上位機種に勝るとも劣らないサウンドは保たれています。
ボディの表面・側面・裏面ともすべて単板の木が使用されているので、ボディ全体がよく鳴り響きます。ギラギラと主張するサウンドというよりは、甘くメロウで包み込むような優しさを感じることができるでしょう。
D-16GTのDとはドレッドノートを表しています。GTとはグロストップの略。グロストップとはMARTINの塗装方法で、高級感のある仕上がりが人気です。憧れのMARTIN、最初の1本としてぜひいかがでしょうか。
マンションなどで暮らしている人にとって、アコースティックギターによる騒音トラブルを懸念されている人も多くいるのではないでしょうか。
「楽器の演奏不可」の賃貸物件も少なくありません。マンションでも深夜でも、騒音を気にすることなくアコースティックギターを楽しみたい!という人はぜひサイレントギターを検討してはいかがでしょうか。
サイレントギターは従来のアコースティックギターのような「生音」を鳴らすためのボディがありません。
スピーカーやギターアンプ、ヘッドフォンなどから音を出すので、原理としてはエレキギターと同じですが、アコースティックギターの魅力を感じることができる「便利な」ギターですよ。
サイレントギターを最初に開発したのはYAMAHAです。発売当時、日本人トップギタリストの渡辺香津美さんや歌手の中島みゆきさんがポスターに出演されていたのを見た人もいるのではないでしょうか。
ご紹介するこの「SLG200S」は、デザインとサウンドに徹底的にこだわって開発されました。「ボディのないボディ」は抜群のインパクト。フレームを取り外すことでコンパクトに収納することができるのは嬉しいですね。
SRTパワードピックアップシステムによる高音質なサウンドは、リー・リトナーやポール・ロジャースといった一流有名ミュージシャンを納得させています。
ヘッドフォンを使えば、夜中でも極上のアコースティックギターサウンドを楽しむことができます。湿気などでコンディションが悪くなることもありません。
サイレントギターは自宅での練習用として購入する人が多いのですが、ライブやレコーディングでも使えるポテンシャルを有しています。
サイレントギターにはボディがないので、アコースティックギターには付き物の「ハウリング」の問題を回避することができるからです。
様々なデザインやタイプ、価格帯があるアコースティックギター。購入する時の疑問や質問にお答えします。
アコースティックギターの特徴でもあるボディの空洞部分がない、新しいタイプのギターです。空洞部分がないということは、音を共鳴させる部分がないということ。
近隣への騒音を気にされる人におすすめしたいタイプのギターです。ギターアンプやスピーティックギターは湿気に弱いので、弾き終わったあとはギター専用のクロス(布)で軽く拭いてあげるとよいですね。
アコースティックギターの作りはシンプルで頑丈に作られていますが、長く弾き続けると不具合が出てくるものです。
ネックが曲がってきたり、ナットやフレットといったパーツが消耗してきたり。そんな時は購入した楽器店やギターリペア(修理)専門店に問い合わせてみましょう。
アコースティックギターは木製の楽器なので、湿度に敏感です。音色にも影響してきます。転倒させるとネックが折れたりボディが割れることがあるので、弾かない時は湿度調整剤などを入れたギター専用ハードケースで保管すると安心ですね。
しかしギター職人さんの中には「湿度なんて気にしすぎないほうがいいよ。人間と同じ環境に置いておけばいいさ。」という人もいます。大切なギターですが、神経質になりすぎる必要はないのかもしれませんね。
手軽に、かつ割安で購入しやすいのがインターネットです。しかし、何か不具合を感じたり違和感を抱いた場合、馴染みの楽器屋さんやスタッフさんを知っておくとすぐに対応してもらえるので安心です。
ギターを全く弾けない、という人でも、購入前には店頭で実際に色合いを見て、実際に触ってみることをおすすめします。
弾けなくても、抱きかかえることでピンとくる場合もあるからです。そして店員さんに演奏してもらいましょう。喜んで弾いてくれるはずですよ。
お金は大切ですよね。まずは5万円以内の入門用のギターを検討してみてはいかがでしょうか。しばらく練習してみて「楽しいな!」と感じたら、予算に応じて改めてお気に入りを探すのもいいでしょう。
最初から高額の投資をするのは怖いですからね。
しかし、1万円のギターでも20万円以上のギターでも、樹齢100年前後の木材が使われています。木の気持ちを考えると、できれば長く弾いてあげたいところです。
小ぶりで体にフィットしやすいフォークタイプのアコースティックギターで繊細なプレイを満喫するか。
ドレッドノートタイプのアコースティックギターをかき鳴らして、迫力のあるギターサウンドを堪能するか。
近隣への騒音を気にせずに、いつでもアコースティックサウンドを楽しめるサイレントギターをチョイスするか。
材質も様々あり、それぞれに音色の違いがあるのがアコースティックギター。どれにしようか悩んでしまいますよね。でも「どれにしようかな」と悩むこともまた、アコースティックギターの楽しみ方の1つではないでしょうか。
この記事をしっかり読んでいただいた後は、ぜひ楽器屋さんへ足を運んでみてください。実際にアコースティックギターを見て、触って、抱えて、音色を確かめることをおすすめします。