「おすすめのクラシックギターってあるの?」初めてのクラシックギター選びにお困りではありませんか?価格だけで選ぶと、自分に合ったギターに出会えない可能性もあるんです。
今回は初心者も安心のクラシックギターの選び方の基準から、おすすめ9選をご紹介します。
「おすすめのクラシックギターってあるの?」
初めてのクラシックギター選びにお困りではありませんか?クラシックギターは決して安くない買い物ですから失敗はしたくありませんよね。
残念ながら価格だけを目安に選ぶと、本当に自分に合ったギターに巡り合うことができません。クラシックギターと呼ばれるギターでも音や材質や弦の種類によって、ひとつひとつ全く違うものなのです。
初めてでも安心して購入できる評判の高いメーカー品を紹介しています。
これを読めば初心者でもクラシックギターの選び方が丸わかりです。もう、迷うことはありませんよ!
ママアイテム編集部
どうやってクラシックギターを選んだらいいのか迷ってしまうのは初めてなら当然ですよね。そんなあなたに、選ぶポイントをお伝えします。
クラシックギターと一口にいってもさまざまな種類があります。
まず一番標準的なのがクラシックギターです。クラシックの曲だけでなくボサ・ノヴァでも使用されるので知っている方も多いでしょう。
次はフラメンコギター。文字通りフラメンコの伴奏に使われ、板が薄いので早くて鋭い音が特徴。
そして、最後はアルトギターです。中南米の民族音楽やポピュラー音楽でも使用されクラシックギターよりも高い音で調弦されています。
ギター本体に使われる木材の種類によって音質は大きく変わってきます。
ギターはトップ材・サイド材・バック材で製作されています。そのため、その材質の違いや組み合わせによって音質の違いが出てくるのです。
トップ材には伸びがあり深みもある音のシダー、または艶のある明るい音のスプルースが使われます。
サイド材とバック材には、芳醇な倍音と伸びのある音のローズウッド、音の立ち上がりに優れるマホガニー、小気味良い音のシープレス、最高の音を奏でるハカランダなどが使用されます。
弦の種類によって音色の印象が全く変わってきます。
安価なため一般的に一番多く普及しており、耐久性も高いナイロン弦。羊の腸から作られ豊かな倍音が特徴のガット弦。
カーボン(炭素)配合のため音がシャープに立ち上がるフロロカーボン弦。自分の技術や演奏する曲に合わせて弦を選びたいですね。
安いギターですと一万円以下の価格で購入することができますが、それだけの安さを実現しているのには理由があります。
材料のコストや組み立ての手間をできるだけ抑えているのです。ということは価格相応ということが分かるかと思います。
ある程度のしっかりとした品質のクラシックギターを手に入れたいのであれば売れ筋の価格帯以上のものをおすすめします。
売れ筋の価格帯はメーカー同士の競争があるので自然と品質が安定します。「どんな曲を弾きたいのか?」「どのレベルを目指すのか?」といったクラシックギターでの目標を確認してから検討するのがベストです。
自分の目的に合ったものを購入しましょう。
最安値価格帯 | 売れ筋価格帯 | 高級価格帯 |
---|---|---|
一万円以下 | 一万円から十万円くらいまで | 十万円以上 |
初心者入門用の価格帯です。手軽に購入できるのが魅力です。 | 一番売れている価格帯でメーカーも商品に力を入れています。 | 品質にこだわった価格帯。価格は高価ですがサウンドの質は最高です。 |
世界中でクラシックギターは作られていますがメーカーによってその特徴はさまざまです。それぞれのメーカーを比べて自分に合ったクラシックギターを見つけ出してくださいね。
日本を代表する総合楽器メーカーで、クラシックギターから電子楽器まで幅広いジャンルで展開しています。
クラシックギターの制作は1967年から製造を開始。半世紀の歴史を持っており日本全国での知名度は抜群のメーカーです。
長野県諏訪市に工房を構えるKODAIRA。ギター製作に適しているといわれる湿度が低い信州で、手作りで一本一本丁寧にクラシックギターを作っています。
大量生産によって製造するメーカーが多い中、職人がこだわりを持って丹念に作り上げています。
Alhambraは1965年創業のスペインのギターメーカーです。
伝統的な技術を代々腕利きの職人が引き継いでおり、品質の高さで世界中へ輸出されている程の人気。確かな技術への自信によって「ギター3年間保証」を行っています。
クラシックギターはどの商品も似ているように見えますが実は弾きやすさや音質などが大きく異なります。以下の4つの比較のポイントで比べてみましょう。
スケール(弦長)とは弦の長さのことで、弾きやすさに影響します。重量は持ち運びや演奏のしやすさに関係します。材質によって音質と響きが変化します。
ギターの種類はクラシック・フラメンコ・アルトの三種類です。
信頼できる国内トップ規模のヤマハのクラシックギターを一番におすすめします。日本のメーカーなので日本人の手や体型に合わせた丁寧な製品。
日本人の細やかな精神によって組み立てられているので信頼できる完成度を誇ります。
ギターは何といっても楽器ですから音が悪ければ話になりませんよね。できるだけ良い音で演奏したいのは誰もが思うことです。
しかし、良い音っていったい何でしょうか?クラシックギターの音は「ハリ」「伸び」「豊かさ」「ボディーの鳴り」などが良い音の基準と考えられてますがどうやって選んでいいのか迷ってしまいます。
あまり個性的な音では聴く人を選びますし、選び方が難しいですよね。自分が好きなサウンドが多くの人の心をつかむとは限りません。
そんな迷った時には初心者から上級者までを幅広く魅了出来るサウンドを選ぶのがいいのではないでしょうか。一部の人が熱狂的に納得するサウンドではなく、多くの人の耳を心地よくするサウンドです。
この魅力的なサウンドを奏でることができるクラシックギターがヤマハ「CG142C」です。シダーの甘くてリッチな音が表情豊かなサウンドを奏でるので初心者から上級者まで広く納得するサウンド。
バランスのよいボディの鳴りですのでクラシックギターの王道ともいえる音像が表現可能。音の良さは上達にもハッキリと直結しますので、一番に音質にはこだわりたいですよね。耳障りの悪い音ではギターに触るのさえイヤになってしまいます。
一人っきりで楽器を弾くのも楽しいですが、やはり、いつかは人前で披露したいですよね。その時に万人に受ける心地良いサウンドであれば自分の演奏が数倍よく聴こえるというもの。褒めてもらえるクラシックギターなのもおすすめポイントです。
「ギターうまいね!!」なんて声をかけてもらったら練習しがいがありますよ。気の進まない練習もステージ発表を意識することで集中できますし飽きません。
ぜひとも発表会を目標にギターに励んでくださいね。その方がやる気も持続できますよ。
国外のメーカーも良いのですが日本人には日本のメーカーの優れた点がお分かりでしょう。
勤勉で真面目な日本人の手で作られたギターは非常に信頼できる製品。国産のギターを購入することで日本の経済を応援できるうれしさもありますよね。
戦後欧米諸国に追いついた技術力の高さが楽器にも発揮されています。ここではとくに信頼できる国産メーカー3つ、「KODAIRA」「今井勇一」「ヤマハ」を紹介します。
ギター作りに最適な信州の環境で熟練の職人がこだわりを込めて丁寧に仕上げています。高い基準の中から厳選された良質な木材を納得のゆくまで乾燥させ、経験豊富なベテランの職人が確かな技術を用いて製造されています。
高貴なサウンドは聴く人を温かい気持ちにさせます。また、弾きやすさに徹底的にこだわり、製品の出荷時にはギター一本一本ごとにサドルとナットの調整を欠かしません。演奏にベストな弦の高さで工房を送り出されるのです。
演奏する人のことを第一に考えた製作理念に感動しますね。日本全国のギター教室やギター愛好会から推薦を受けるほどの信頼があるのもおすすめの理由。
本格的なクラシックまではいかないけど、ちょっとナイロン弦サウンドが欲しい。ふだんはエレキだけど、温かみのあるサウンドが欲しい、という人におすすめの一本。
クラシックギターとしては細めのネックグリップなので、宅録にもおすすめです。
指が短い、手が小さいからといってギターをあきらめる必要はありません。
このギターはショートスケールサイズなので通常のギタースケールの全長よりも7cmほど短いので扱いやすく、初心者にも弾きやすいのが特徴。優れた音色で伸びのある豊穣なサウンドです。
持ち運びにも優れており、専用ソフトケース付なので演奏する場所を選びません。コンパクトなサイズなので2台目のギターとしても大活躍しますね。購入者の満足度が高いモデルなので失敗する可能性が低いのもうれしいポイントです。
クラシックギターの本場は何といってもスペイン。クラシックギター発祥の地でもあり、憧れの音質にこだわりたいのならスペイン製のクラシックギターに限ります。
スペイン産のギターでなければ出せない音があり、プライドを感じるサウンドを手に入れることができますよ。おすすめの5つのモデルを見ていきましょう。
1965年創業のAlhambra社が発売している創立50周年をした記念モデル。スペインでも有数なギターメーカーのハイレベルな職人技術によって製造されています。
Mahoganyというモデル名の通り、経験豊富な職人によって厳選されたマホガニーをメインに使用したギターで、すべての工程は手作りによって製作されている逸品。
1970年代に評判だったモデルを元に設計され現代に復活させています。Alhambra製のギターファンなら喉から手が出るほどのモデルですね。伝統的なギターと最新の技術で生み出される音は圧巻のひと言。
このギターはエレガット(エレクトリックガットギター)です。エレガットというのはギター本体内に音量の増幅ができるアンプシステムを内蔵したものを指します。
アンプに手軽に繋ぐことができるのでコンサートには重宝されるモデルですね。
シンボディ(薄型の本体)ですが、深いボディの鳴りと艶やかな音色を力強く表現できます。弦高は低く設定されていますので音の出だしが素早く、ブライトで張りのあるサウンドを鳴らすことが可能。
叙情性のあふれるフラメンコ演奏には最適なモデルですね。
本場スペインの伝統を熟練の職人が支える「ホセ・アントニオ」社。誇り高きスペイン人の血を色濃く反映している会社です。日本産では実現不可能な陽気で強烈なサウンドを響かせます。
その秘密は表板を限りなく薄くした技術とダブルホールブリッジ。ダブルホールブリッジとは、ブリッジに2つの穴が空いており弦の鳴りを良くするブリッジのこと。
パワフルなサウンドを求めながらスペインの泥臭いサウンドを追求する方にはおすすめのモデルですね。
Aria (アリア)は愛知県にある荒井貿易株式会社の楽器ブランドですが、このギターは本場スペインで委託製作されています。
Ariaは理想のクラシックギターを作るために、日本ではなくスペインでの製作を選んだのですね。
日本の物づくりの考え方とスペインの伝統技術が上手く融合したギターです。それぞれのいいとこ取りをしたモデル。装飾部分にはプラスチックを使用せず高級手作りギターと同じように木象眼を用いています。
木象眼とは表面装飾技法のひとつで図柄を彫ったところに金属や貝殻をはめ込む技法。スペイン産ギターしか表現できない明るいサウンドを奏でます。
最後に、持ち運び用として便利なミニサイズのクラシックギターの紹介です。
口コミを見ると「高級感があってショートスケールギターとは思えない」「音質・音量にともに満足」「軽いから旅行のお供に良い」といった声が多く、見た目以上の性能があるようです。
クラシックギターを始めるにあたって疑問や質問を取り上げています。あなたの気になることは何でしょうか?
クラシックギターの曲というと「禁じられた遊び」が非常に有名ですが、「禁じられた遊び」は初心者にはややハードルが高い曲です。
超難曲というわけではないのですが、基礎の練習をしっかりとこなした人でないと難しい曲なのですね。ですから、初心者の人は単音弾きで非常に簡単な曲をおすすめします。
スペイン民謡の「ちょうちょう」や日本の童謡「うさぎ」などは、楽に習得することができるでしょう。まずは一曲でも弾けないとギター演奏は楽しくないですから。
超簡単な曲から徐々にレベルアップしていくのがギターが長続きするコツです。弾きたいからといって間違っても超難曲からトライしてはいけません。挫折する原因となってしまいます。
クラシックギターは主にナイロン弦を使用します。実はナイロン弦はとても伸びやすい性質なので音が劣化してきたら交換が必要です。
とはいえ、交換にはお金がかかりますしプロでなければ毎日変える必要はありません。
音の劣化とはいっても初心者には劣化の判断が難しいと思いますので、交換の目安は一ヶ月程度をみましょう。ナイロン弦の音の劣化に敏感になってくれば、一ヶ月以内でも自分の判断で交換するのがいいでしょう。
音のハリや伸びを注意深く聴いていれば、ギターも上達するのが早くなりますよ。
4つの大切な比較ポイントを元に、おすすめのクラシックギターおすすめ9選を紹介しました。多様な種類を紹介したので自分にあったクラシックギター選び方がお分かりになったのではないでしょうか?
クラシックギターは軽くて扱いやすい楽器なので手軽に始めることができます。バイオリンなどの弦楽器と比べても音を出すハードルは非常に低いので、ステキな音楽生活で毎日を充実させてくださいね。
発表会を開催してあなたの豊かなクラシックギターの音色で観客を感動させましょう。